JP2000135352A - パチンコ遊技機における貯留球の検出装置 - Google Patents

パチンコ遊技機における貯留球の検出装置

Info

Publication number
JP2000135352A
JP2000135352A JP10326108A JP32610898A JP2000135352A JP 2000135352 A JP2000135352 A JP 2000135352A JP 10326108 A JP10326108 A JP 10326108A JP 32610898 A JP32610898 A JP 32610898A JP 2000135352 A JP2000135352 A JP 2000135352A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
sensing operation
unit
detection
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10326108A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3924707B2 (ja
Inventor
Nobuaki Mizukai
伸明 水貝
Masaki Haji
正樹 土師
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Newgin Co Ltd
Original Assignee
Newgin Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Newgin Co Ltd filed Critical Newgin Co Ltd
Priority to JP32610898A priority Critical patent/JP3924707B2/ja
Publication of JP2000135352A publication Critical patent/JP2000135352A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3924707B2 publication Critical patent/JP3924707B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流路部材内の各球通路内のパチンコ球の減
少を好適に検出し得るようにした小型で安価な貯留球の
検出装置を提供する。 【解決手段】 整流路部材18の上流部側に臨む部位
に、1つの検出部42を有して球補給部側に電気的に接
続される検出手段27と、並列状態で傾動可能に支持さ
れて球有りに対する第1の位置と球無しに対する第2の
位置とに変化し得、球受け部53を整流路部材18の各
球通路20,21に臨ませると共に、操作部52を前記
検出部42に操作可能に臨ませて付勢手段29により常
には第2の位置に向けて付勢した2つの球感知操作部材
28,28とを夫々設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ遊技機
における貯留球の検出装置に係り、更に詳しくは、パチ
ンコ遊技機裏側の球貯留部内に貯留されたパチンコ球の
貯留状況を検出する検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種の遊技機では、遊技ホール内の設置枠台(通
称「島」)に縦向きの姿勢で設置されて遊技に供され、そ
して機内の遊技盤内で展開されるパチンコゲーム中に成
立した入賞(例えばセーフ球の発生や図柄組合わせによ
る得点)に対する賞品として、機裏側のセット盤に形成
配置された球貯留供給部に貯留された所定数のパチンコ
球を、払出し装置の作動のもとに機前側の球皿側へ供給
するようになっている。前記球貯留供給部は、相当数の
パチンコ球を貯留して供給し得る球容器(球タンク)と、
この球タンクから供給された球を受入れて整列状態で流
出し得る整流路部材(整流樋)および送出樋からなり、同
送出樋の下流端に連設された前記払出し装置内に亘って
収容された前記パチンコ球が、該払出し装置の作動毎に
所定数単位の賞球として払出される。なお、球貸し用の
カードおよびカードユニットを利用して貯留球を貸出し
得るタイプの遊技機(一般に「カード式パチンコ遊技機」
ともいう)では、前述した賞球払出しとは別に、遊技者
による適正な球貸し操作に応答して前記払出し装置が作
動されることにより、所定数球が貸し球として払出され
て上の球皿側へ給出されるようになっている。
【0003】そして前述した遊技機においては、払出し
装置による賞球払出しおよび貸し球払出しにより、前記
球貯留供給部内の有限貯留量の球が減少されることに対
して、設置枠台側に設置されている球補給設備の駆動制
御により、相当数のパチンコ球が前記球タンク内に新た
に補充されるようになっている。すなわち何れの遊技機
においても、球貯留供給部内の貯留球の減少,有無を検
出するための手段として、前記球タンクの球出口に貯留
球の検出装置が設置されている。この検出装置は、例え
ば基本的な具体例として、前記球タンク内の貯留球の球
圧を受けて(感知して)変動する球感知部材と、この球感
知部材の変位状態に対応して電気的にオン・オフ条件に
作動変化して前記球補給設備の駆動制御部側に検出信号
を入力し得るための検出手段(検出スイッチ)とから構成
され、同装置が球減少を検出した場合には、「球無し,球
減少」の検出信号が球補給部側へ入力されることに基い
て、前記球補給設備の補給作動により新たなパチンコ球
が球貯留供給部に向けて補充される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したパ
チンコ遊技機(パチンコ機およびアレンジボール機)にお
いては、球払出し条件として、多数個と少数個との賞球
に対応する区分排出、賞球と貸し球との区分排出、多数
個および少数個の賞球と貸し球との区分排出等の各区分
排出形態が、必要に応じて実施されるようになってい
る。従って、これらの区分排出を実施可能にするには、
前記球貯留供給部において、開口面域の大小異なる球出
口を有する球タンクと、2列,3列,4列等の球通路に区
分した前記整流樋とが、所要条件に合わせて必要とな
る。これに関連して前記検出装置にあっては、各球通路
に対応する少なくとも2つの球感知部材と、各球感知部
材に対応する2つの検出スイッチを必要とする形態であ
ったため、検出装置全体が大型化すると共に構成部品点
数が多くなって製作コストが嵩む欠点を内在していた。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るために新規に提案されたもので、球貯留部の整流路部
材として、複数(具体的には、2列,3列,4列)の球通路
を有して賞品球の区分貯留流出や賞品球と貸し球との区
分貯留流出をなすことの前提にあって、各々の球通路内
のパチンコ球の減少を好適に検出し得るようにした小型
で安価な貯留球の検出装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため、本発明に係るパチンコ遊
技機における貯留球の検出装置は、縦向きの設置姿勢で
遊技に供されて機内の遊技盤内でパチンコゲームを展開
し得ると共に、機裏側に装備された整流路部材の各球通
路内に貯留されたパチンコ球を払出し装置から払出し得
るパチンコ遊技機において、前記整流路部材の上流部側
に臨む部位に、1つの検出部を有して球補給部側に電気
的に接続される検出手段と、並列状態で傾動可能に支持
されて球有りに対する第1の位置と球無しに対する第2
の位置とに変化し得、球受け部を前記整流路部材の各球
通路に臨ませると共に、操作部を検出手段の検出部に操
作可能に臨ませて付勢手段により常には第2の位置に向
けて付勢した2つの球感知操作部材とを夫々設け、前記
整流路部材の各球通路内に貯留されたパチンコ球の圧力
を受けて双方の球感知操作部材が第1の位置に保持され
ている状態では、各々の操作部で前記検出手段の検出部
を操作前に保持し、各球通路の少なくとも一方のパチン
コ球の減少によりその圧力から解放された当該側の球感
知操作部材が付勢手段の付勢力により第2の位置に保持
された状態では、その操作部で検出手段の検出部を操作
状態にして、検出手段が球無しの検出信号を前記球補給
部側へ発するように設定したことを特徴とする。
【0007】
【作用】検出装置は、整流路部材の各球通路に対応的に
配設される2つの球感知操作部材と、1つの検出部を有
する検出手段とから構成される。前記各球感知操作部材
は、球受け部を対応の球通路に臨ませると共に、操作部
を前記検出手段の検出部に臨ませた姿勢で配設され、貯
留された貯留球の圧力を受けて前記検出部を操作しない
第1の位置と、貯留球の減少により圧力から解放されて
付勢手段の付勢力のもとに前記検出部を操作する第2の
位置とに姿勢変化するようになっている。すなわち、各
球感知操作部材の操作部が、1つの検出手段における検
出部を共用し、別々に操作するよう構成されている。
【0008】従って、例えば前記整流路部材の各球通路
内に多数の貯留球が貯留されている場合には、両球感知
操作部材が共に第1の位置に変位して検出手段の操作部
が操作されないから、該検出手段は球有りの信号を球補
給部側へ入力する。そして、一方の球通路内の貯留球が
減少した場合には、該球通路に対応した球感知操作部材
が第2の位置に姿勢変位して検出手段の操作部を操作す
るから、該検出手段は球無しの信号を球補給部側へ入力
し、これにより球補給設備からパチンコ球が供給され
る。また、他方の球通路内の貯留球が減少した場合に
は、該球通路に対応した球感知操作部材が第2の位置に
姿勢変位して検出手段の操作部を操作するから、該検出
手段は球無しの信号を球補給部側へ入力し、これにより
球補給設備からパチンコ球が供給される。更に、両方の
球通路内の貯留球が同時に減少した場合には、夫々の球
通路に対応した両球感知操作部材が第2の位置に姿勢変
位して検出手段の操作部を操作するから、同じく該検出
手段は球無しの信号を球補給部側へ入力し、これにより
球補給設備からパチンコ球が供給される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機における貯留球の検出装置につき、好適な実施例を挙
げて添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。な
お本実施例では、機裏側の貯留パチンコ球を、パチンコ
ゲーム中の入賞成立(セーフ球発生)に対する賞球として
払出し得る一方、遊技用の球貸し操作に対する貸し球と
して払出し得るタイプのパチンコ機を例として示す。
【0010】そこで、先ず本実施例に係る貯留球の検出
装置が実施されるパチンコ機について、図1,図2およ
び図3を参照しながら要約説明する。本実施例のパチン
コ機Pは、その基本的な構成として、固定用の外郭枠と
される外枠Aの開口前面側に、開閉用の搭載枠とされる
前枠Bが、連結支持手段および施錠手段等を利用して着
脱および開閉可能に組付けられている。そして、この前
枠Bの前面側には、遊技機共通用の構成部材である横開
き式のガラス扉Dを組付けた窓枠Cと、このガラス扉D
の下部において窓枠Cに対して着脱および開閉可能に組
付けられる開閉セット盤の前側にセットされた上球皿E
および裏側にセットされた電動式の球送り装置Gと、下
段に位置する下球皿Fおよび打球発射装置H等が組付け
られ、また後面側に機構セット盤Jが装備されている。
また、前枠B裏側の収容枠体1の正面内部に、所要の遊
技領域3を構成した遊技盤Iが着脱交換可能にセットさ
れている。また、貸し球の払出し制御に必要とされる球
貸しユニット(カバー式)Kは、パチンコ機Pの側方(外
枠Aの隣接部位)に設置されて各電子制御部と接続され
ている。
【0011】前記機構セット盤Jは、前記前枠B裏側に
位置する前記遊技盤Iセット用の保持枠2の裏側に着脱
可能に装備され、前記保持枠2に対応し得る方形サイズ
に樹脂成形された本体10の中央部に遊技盤裏面の点検
用の窓口11が開口されて、これに裏カバー12が開閉
および着脱可能に取着されており、この窓口11の外周
囲部に球貯留供給部13等が配設されている。また、こ
の球貯留供給部13の下端部に、カセット形態とされる
電動制御式の払出し装置14が設置される一方、この払
出し装置14の下方に賞球を上下の球皿E,Fへ排出す
る賞球排出経路15が形成されており、前記球貯留供給
部13に貯留された所定数のパチンコ球が、払出し装置
14の作動により賞球として払出されるようになってい
る。なお、機構セット盤Jのその他の構成として、前記
窓口11の下方に、アウト球およびセーフ球そして抜出
し球を機外へ排出する経路が形成される他に、球抜き装
置,セーフ球検出処理装置,賞球満杯検出装置および貸し
球用の検出スイッチ(何れも図示せず)が夫々設置され、
そして本体10の上方隅端部に球補給部を構成するター
ミナル基盤(集中基盤ともいう)Tが設置されている。
【0012】前記球貯留供給部13は、機構セット盤J
の上部に外向き開口状態で凹部に合わせて設置される球
容器(「球タンク」とも云う)17と、この球容器17底面
の下流端に開口された球出口17aに合わせた下部に取
着される斜状レール形の整流樋(整流路部材)18と、こ
の整流樋18の下流端に連絡するように前記本体10に
形成された送出路19とから構成され、相当量のパチン
コ球を収容(貯留)し得るようになっている。なお実施例
の整流樋18は、図2,図5および図9に示すように、
幅方向中央部で上方へ突出しかつ長手方向へ延在する仕
切板18aにより、パチンコ球を2列整列状態で送出路
19へ送出案内する第1球通路20および第2球通路2
1とを並設した「4条タイプ」が例とされ、例えば第1球
通路20を賞球用、第2球通路21を球貸し用として実
施される。なお、これに伴い、球容器17の前記球出口
17aも、両球通路20,21に対応する幅広に開口形
成され(図3参照)、また前記送出路19も4条タイプと
して形成される。
【0013】前述したパチンコ機にあって、本実施例に
係る貯留球の検出装置25は、1つのケース単位に構成
されたもので、図4〜図7に示すように、前記球容器1
7の側壁17bに指先操作で着脱可能にセットされて、
該球容器17内の貯留球の減少,有無を好適に検出し得
る。すなわち検出装置25は、前記球容器17に対して
着脱可能に保持し得るケース26に、1つの本体43に
1つのアクチュエータレバー(検出部)42を有して球補
給部側に電気的に接続される検出スイッチ(検出手段)2
7と、並列状態で傾動可能に支持されて球有りに対する
第1の位置と球無しに対する第2の位置とに姿勢変化す
る2つの球感知操作部材28,28と、この各球感知操
作部材28を常には第2の位置に付勢する板バネ(付勢
手段)29とから構成され、全体がカセット形態の球検
出具として取扱い得るようになっている。そして、球容
器17にケース単位でセット保持したもとで、球感知操
作部材28を前記球出口17a側へ臨ませ、前記検出ス
イッチ27に接続した配線hを前記ターミナル基盤Tに
おける球補給情報端子部(球補給情報部)側に接続してい
る。
【0014】前記ケース26は、内部に前記検出スイッ
チ27および球感知操作部材28を横一列に収納設置し
得る方形バケット状に樹脂成形されたカバー体30と、
このカバー体30の開口部31に整合して内部を覆蓋す
る方形板状に樹脂成形された蓋体37とから構成され、
互いに整合する蓋体37の通孔37aとカバー体30の
ビス孔30aとの間にビス(図示せず)を締付けることに
より中空箱体に形成される。前記カバー体30では、前
記検出スイッチ27を両側から支持する支持片32,3
2が内部略中央に一体成形され、該検出スイッチ27お
よび両球感知操作部材28を貫通支持する支軸47用の
軸孔33,33が両側壁部に形成されている。また、前
記各球感知操作部材28の球受け部53をケース外方へ
延出させる横長の開口部34が下方隅角部に形成される
と共に、前記検出スイッチ27に接続される配線h用の
挿通孔35が下壁部に形成されている。一方、前記蓋体
37では、カバー体30の支持片32,32間にセット
された前記検出スイッチ27を上方から保持する庇状の
保持片38が内面上方に一体成形され、前記球容器17
の側壁17bに形成した凹部17cに整合するL形鉤状
のフック39が上縁部から外方へ延出した状態に形成さ
れている。また、略J形に成形した前記板バネ29,2
9をビス着するためにボス40,40が、内面中央で左
右に所定間隔をおいて突設されている。なお前記支持片
32,32には、支軸47の挿通を許容する溝32aが
形成されている。
【0015】前記検出スイッチ27は、例えば図24に
略示するように、検出部としてのアクチュエータレバー
42および接点46を有する常開タイプのマイクロ(リ
ミット)スイッチが使用されて、前記球感知操作部材2
8における各操作部52,52の直接操作により、該ア
クチュエータレバー42が弾性付勢力をもって出没変位
してオン・オフするように設定されている。すなわちこ
の検出スイッチ27は、図24(a)のように、球感知操
作部材28の操作部52によるアクチュエータレバー4
2の操作前では接点46が開いて電流がオフとなり、一
方の球感知操作部材28の操作部52がアクチュエータ
レバー42を操作している状態では、接点46が閉じて
電流がオン状態となり(図24(b)参照)、球無し信号が
発信される。そして、この検出スイッチ27における本
体43の上下隅角部には通孔44,44が形成されてお
り、該スイッチ27を前記カバー体30にセットした際
に下隅角部の通孔44に前記支軸47が貫通するように
なっている。また、前記ターミナル基盤Tの所定位置に
電気的に接続される配線hが前記挿通孔35を介して端
子45に接続されると共に、このターミナル基盤Tの球
補給情報端子部に球補給設備の駆動部を制御するホール
コンピュータが接続されており、検出スイッチ27から
の球無し信号(スイッチのオン信号)に基いて球補給設備
が駆動されて、パチンコ球が球容器17内に投入され
る。
【0016】前記球感知操作部材28,28は、図7お
よび図8に示すように、前記支軸47に上下縦向き状態
で支持され、該支軸47が貫通する支持孔51を形成し
たボス部50を中心にして、このボス部50から上方へ
延出して前記検出スイッチ27のアクチュエータレバー
42を押圧する倒立L形の操作部52と、前記ボス部5
0から下方へ延出して貯留球の圧力を受ける球受け部5
3と、前記ボス部50から側方へ延出して前記板バネ2
9に係合する係止部54とが一体成形されている。なお
説明の便宜上、図8において、右側を第1球感知操作部
材28Aとすると共に左側を第2球感知操作部材28B
とし、これら第1,第2球感知操作部材28A,28B
は、前記検出スイッチ27を挟んで左右対称形状に形成
され、夫々の操作部52における水平延出部が対向的に
近接して、検出スイッチ27の前記アクチュエータレバ
ー42の前面に臨んでいる。なお前記支軸47は、前記
カバー体30に嵌挿した際に、その一端に形成したフラ
ンジ47aと他端に形成した溝47bに係着されるEリ
ング48により、抜止め防止が図られている。
【0017】前記板バネ29は、側面J形に成形される
と共にその一端側に取着孔29aが形成され、この取着
孔29aを介してビス49を前記各ボス40,40に締
付けることにより、係止端29b側を水平に延出させた
姿勢で蓋体37に固定され、係止端29bを上下方向へ
弾性変形させ得る。これら板バネ29,29を固定した
前記蓋体37を前記カバー体30へビス着することによ
り、各板バネ29,29は、前記第1球感知操作部材2
8Aおよび第2球感知操作部材28Bへ対応的に臨み、
その係止端29bが係止部54の上方へ延出して適宜係
着した状態となる(図7参照)。すなわち各板バネ29
は、自体の復帰弾力により対応の球感知操作部材28
A,29Bにおける係止部54を常には下方へ押圧する
ように設定されており、球感知操作部材28A,29B
は支軸47を中心として図11における反時計方向へ揺
動付勢されている。
【0018】前述のように構成された本実施例の検出装
置25は、図4に示すように、前記球容器17の側壁1
7bに対して上方から差込んで凹部17cとフック39
とを整合させたセット保持状態にあって、前記ケース2
6の背面が球容器17の球出口17aに対する垂直案内
面として機能し、また第1球感知操作部材28Aの球受
け部53が前記第1球通路20へ臨み、第2球感知操作
部材28Bの球受け部53が前記第2球通路21へ臨む
ようになる(図5および図9参照)。このもとで貯留球検
出例として、球容器17内の貯留球が球出口17aから
整流樋18の上端部に供給される過程において、両球感
知操作部材28A,28Bの球受け部53が貯留球の当
接による圧力を受けている状態においては、図10に示
すように、係止部54に対する板バネ29の付勢力に抗
して各球感知操作部材28A,28Bが支軸47を中心
として図示時計方向へ揺動し、検出スイッチ27のアク
チュエータレバー42に対する非操作状態である第1の
位置に変位し「球有り(オフ)条件」とされる(図24(a)
参照)。また、両球感知操作部材28A,28Bの球受け
部53が貯留球の当接による球圧を受けていない状態に
おいては、図11に示すように、係止部54に対する板
バネ29の付勢力のもとに各球感知操作部材28A,2
8Bが支軸47を中心として図示反時計方向へ揺動し、
検出スイッチ27のアクチュエータレバー42を押圧し
た操作状態である第2の位置に変位して「球無し(オン)
条件」となるよう設定されている(図24(b)参照)。
【0019】また実施例の検出装置25では、前述する
と共に図7および図9に示すように、第1球感知操作部
材28Aと第2球感知操作部材28Bにおける各操作部
52の水平延出部が、検出スイッチ27の1つのアクチ
ュエータレバー42へ作用するようになっている。従っ
て、球容器17内のパチンコ球の減少により、例えば第
2球通路21側にパチンコ球が無くなった際には、対応
の第2球感知操作部材28Bが板バネ29の付勢のもと
に第2の位置へ揺動変位し、検出スイッチ27のアクチ
ュエータレバー42が操作状態となって「球無し条件」と
なる(図8参照)。またこれとは逆に、第1球通路20側
にパチンコ球が無くなった際には、対応の第1球感知操
作部材28Aが板バネ29の付勢のもとに第2の位置へ
揺動変位し、検出スイッチ27のアクチュエータレバー
42が同じく操作状態となって「球無し条件」となる。
【0020】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係るパチンコ遊技機における貯留球の検出装置の作
用につき説明する。
【0021】本実施例の検出装置25は、方形バケット
状に樹脂成形されたカバー体30側に、検出スイッチ2
7と第1球感知操作部材28Aおよび第2球感知操作部
材28Bを並列に位置決めし、直列に整合した該カバー
体30の軸孔33,33、各球感知操作部材28A,28
Bの支持孔51,51、検出スイッチ27の通孔44の
間に前記支軸47を嵌挿させる。そして、検出スイッチ
27の配線hを挿通孔35に位置させた状態で、前記板
バネ29,29をビス着した蓋体37を前記カバー体3
0の開口部31に整合させてビス着することにより、ケ
ース単位にユニット化される。すなわち、パチンコ機P
に搭載される1つのユニット部材として別工程で製造お
よび組立てが行なわれ、パチンコ機Pの組立て製造ライ
ンに合わせて管理されると共に取扱われる。
【0022】前述のように組立てられた検出装置25で
は、前記カバー体30側の支持片32,32と蓋体37
側の保持片38および支軸47により、前記検出スイッ
チ27ががたつきのない状態で好適に固定される。ま
た、カバー体30に支持された支軸47により、前記第
1球感知操作部材28Aおよび第2球感知操作部材28
Bが揺動変位可能に支持される。なお、第1球感知操作
部材28Aおよび第2球感知操作部材28Bにおいて
は、対応の板バネ29の付勢により第2の位置に揺動変
位しており、検出スイッチ27のアクチュエータレバー
42に対する操作状態となっている。
【0023】そして本実施例の検出装置25は、前記機
構セット盤Jの本体10にビス着した球容器17の側壁
17bに対して上方から差込んで凹部17cとフック3
9とを整合させることで、ケース26の背面が球容器1
7の球出口17aに対する垂直案内面として機能し、ま
た第1球感知操作部材28Aの球受け部53が前記第1
球通路20へ臨み、第2球感知操作部材28Bの球受け
部53が前記第2球通路21へ臨んだ状態にセットされ
る(図5および図9参照)。なお前記フック39は、適宜
弾性変形しながら側壁17bに係着されるので、検出装
置25全体ががたつくことなく球容器17に固定され
る。しかも本実施例では、上方へ開口した球容器17へ
検出装置25を嵌込む形態であるから、該球容器17の
側壁17bに対する検出装置25のセット作業は、機構
セット盤Jに対する球容器17および整流樋18の組付
け順に全く制約されることはない。すなわち、機構セッ
ト盤Jに球容器17および整流樋18を取着した後に検
出装置25を側壁17bにセットすることが可能であ
り、また球容器17に前もって検出装置25をセットし
た後に、該球容器17および整流樋18を取着すること
も可能であり、組付け作業工程の合理化や作業時間の短
縮化等を好適に図り得る。
【0024】また、前記検出スイッチ27に接続して挿
通孔35から引出された配線hは、ターミナル基盤Tの
所定位置にコネクタ接続することにより、球補給情報端
子部に回路接続される。これにより、検出装置25の検
出スイッチ27とホールコンピュータとが前記球補給情
報端子部を介して接続され、球容器17内の貯留球の減
少・有無による該検出装置25のオン・オフ信号がホール
コンピュータ側に入力される。
【0025】図示しない球補給設備からパチンコ球が供
給される前、すなわち球容器17内に貯留球が全く無い
状態においては、球受け部53に貯留球の圧力を受けな
いので、第1球感知操作部材28Aおよび第2球感知操
作部材28Bは、対応の板バネ29による付勢力のもと
に第2の位置に保持されて、操作部52が検出スイッチ
27側へ変位してアクチュエータレバー42に対する操
作状態となって「球無し(オン)条件」とされる(図11参
照)。従って、検出スイッチ27からの球無し信号が、
球補給情報端子を介してホールコンピュータ側へ入力さ
れるので、これに基いて球補給設備が駆動されてパチン
コ球が球容器17内へ投入される。
【0026】球補給設備から球容器17内へ供給された
パチンコ球は、底面上を転動しながら球出口17a側へ
移動し、整流樋18の第1球通路20および第2球通路
21へ流入し、送出路19の下端部から順次貯留され
る。そして、送出路19から整流樋18に亘って順次貯
留されたパチンコ球は、第1球通路20および第2球通
路21の上流部から球容器17の球出口17aを介して
球容器17内へ貯留されるに至る。この際に、球出口1
7a付近に貯留されたパチンコ球の重量により、第1球
通路20および第2球通路21の上端部に貯留したパチ
ンコ球が検出装置25側へ押され、各球受け部53に圧
力が加わる。これにより、第1球感知操作部材28Aお
よび第2球感知操作部材28Bは、図10,図12およ
び図15に示すように、板バネ29の付勢力に抗して共
に第1の位置へ揺動変位し、検出スイッチ27のアクチ
ュエータレバー42が非操作状態となって「球有り(オ
フ)条件」とされる(図24(a)参照)。従って、検出スイ
ッチ27からの球有り信号が、球補給情報端子部を介し
てホールコンピュータ側に入力される。
【0027】そして、整流樋18の第1球通路20へ送
出されたパチンコ球が賞球として前記払出し装置14か
ら払出され、第2球通路21へ送出されたパチンコ球が
貸し球として該払出し装置14から払出される前提にお
いて、例えば図13および図16に示すように、前記球
貸しユニットKにより多数個の貸し球が払出されて第2
球通路21側の貯留球が先に減少した場合には、第2球
感知操作部材28Bの球受け部53が貯留球の圧力から
解放されるので、該第2球感知操作部材28Bが板バネ
29の付勢力のもとに第2の位置に変位し、検出スイッ
チ27のアクチュエータレバー42が該部材28Bの操
作部52により操作状態となって「球無し(オン)条件」と
される(図24(b)参照)。従って、検出スイッチ27か
らの球無し信号が、球補給情報端子部を介してホールコ
ンピュータ側に入力され、これに基いて球補給設備が駆
動されてパチンコ球が球容器17内へ投入される。そし
て、貯留球の増加により第2球感知操作部材28Bの球
受け部53に球圧が再び付加されると、該球感知操作部
材28Bは第1の位置に揺動変位するので「球有り(オ
フ)条件」となる。
【0028】また、遊技盤Iにおける遊技により多数個
の賞球が払出されて第1球通路20側の貯留球が先に減
少した場合には、図14および図17に示すように、第
1球感知操作部材28Aの球受け部53が貯留球の圧力
から解放されるので、該第1球感知操作部材28Aが板
バネ29の付勢力のもとに第2の位置に変位し、検出ス
イッチ27のアクチュエータレバー42が該部材28A
の操作部52により操作状態となって「球無し(オン)条
件」とされる。従って、検出スイッチ27からの球無し
信号が、球補給情報端子部を介してホールコンピュータ
側に入力され、これに基いて球補給設備が駆動されてパ
チンコ球が球容器17内へ投入される。そして、貯留球
の増加により第1球感知操作部材28Aの球受け部53
に圧力が再び付加されると、該球感知操作部材28Aは
第1の位置に揺動変位するので「球有り(オフ)条件」とな
る。
【0029】更に、球容器17内の貯留球が減少した際
に、第1球通路20と第2球通路21の貯留球が同時に
減少した場合には、第1球感知操作部材28Aの球受け
部53が貯留球の球圧から解放されると共に、第2球感
知操作部材28Bの球受け部53も貯留球の球圧から解
放されるので、両球感知操作部材28A,28Bが板バ
ネ29の付勢力のもとに第2の位置に同時に揺動変位
し、検出スイッチ27のアクチュエータレバー42が両
部材28A,28Bの操作部52,52により操作状態と
なって「球無し(オン)条件」とされる。従って、検出スイ
ッチ27からの球無し信号が、球補給情報端子部を介し
てホールコンピュータ側に入力され、これに基いて球補
給設備が駆動されてパチンコ球が球容器17内へ投入さ
れる。そして、貯留球の増加により第1球感知操作部材
28Aの球受け部53および第2球感知操作部材28B
の球受け部53の両方に圧力が再び付加されると、両球
感知操作部材28A,28Bは共に第1の位置に揺動変
位するので「球有り(オフ)条件」となる。
【0030】このように本実施例の検出装置25では、
整流樋18における2つの整流路、すなわち第1整流路
20および第2整流路21に送出されるパチンコ球の減
少・有無を、1つの検出スイッチ27で検出して球有り
および球無しの信号を球補給情報端子部へ入力するよう
構成したので、第1整流路20の球の減少・有無を検出
する検出スイッチと、第2整流路21の球の減少・有無
を検出する検出スイッチとを装備した従来の検出装置と
比較して、小型コンパクトに構成される。また、検出ス
イッチを1つとしたことによる構成部品点数の削減に伴
い、製作コストの低減も図られる。
【0031】本実施例の検出装置25では、球容器17
の側壁17bに対してフック39を係止しただけで取着
されているので、ケース26を上方へ引上げれば該球容
器17から容易に取外すことが可能である。従って、検
出装置25の点検や修理等においては、各球感知操作部
材28A,28Bや検出スイッチ27を個別に取外した
り取付けることは勿論、球容器17や整流樋18の脱着
を必要としないから、メンテナンス作業時間の短縮化や
作業の合理化を図り得る。
【0032】
【第1変更例】図18および図19は、幅方向の所要位
置で上方へ突出しかつ長手方向へ延在する仕切板18a
により、パチンコ球を2列整列状態で送出路19へ送出
案内する第1球通路20と、パチンコ球を1列状態で送
出路19へ送出案内する第2球通路21とを並設した
「3条タイプ」の整流樋18が例とされ、例えば第1球通
路20を賞球用、第2球通路21を球貸し用として実施
されている。これに伴い、第1変更例に係る検出装置6
0では、検出スイッチ27および第1球感知操作部材2
8Aが前記実施例と同一のものが実施され、第2球感知
操作部材28Bは、球受け部53が第2球通路21に対
応した幅狭に形成されると共に、これによりボス部50
も適宜幅狭となっている。なお第2球感知操作部材28
Bでは、操作部52や係止部54等は前記実施例のもの
と同一形状に形成されており、また検出装置60の基本
的な作動形態も前記検出装置25と全く同一である。な
おケース26も、前記第2球感知操作部材28Bの幅寸
法の変更により適宜幅狭となっている。
【0033】
【第2変更例】また図20および図21は、パチンコ球
を1列状態で送出路19へ送出案内する第1球通路20
および第2球通路21とを並設した「2条タイプ」の整流
樋18が例とされ、例えば第1球通路20を賞球用、第
2球通路21を球貸し用として実施されている。これに
伴い、第2変更例に係る検出装置61では、検出スイッ
チ27が前記実施例と同一のものが実施され、第1球感
知操作部材28Aおよび第2球感知操作部材28Bは、
球受け部53が流通路20,21に対応した幅狭に形成
されると共に、これに伴いボス部50も適宜幅狭となっ
ている。なお、第1球感知操作部材28Aおよび第2球
感知操作部材28Bでは、操作部52や係止部54等は
前記実施例のものと同一形状に形成されており、また検
出装置61の基本的な作動形態も前記検出装置25と全
く同一である。なおケース26も、第1球感知操作部材
28Aおよび第2球感知操作部材28Bの幅寸法の変更
により適宜幅狭となっている。
【0034】また図22は、球容器17に対する検出装
置25の取着形態の変更例を示すもので、第1係合部6
3と第2係合部64の各係合作用下に、検出装置25が
球容器17の側壁17bに係止されるようになってい
る。すなわち、第1係合部63は、球容器17の側壁1
7bに係止した上方開口した係止溝65と、検出装置2
5の蓋体37の外面に突設した係止片66から構成さ
れ、該係止片66が係止溝65に対して上方から係合す
る形態となっている。なお係止片66には、側方へ突出
した突部66aが一体成形してあり、この突部66aと
側壁17bとの係止により検出装置25が球容器17の
内側へ変位しないよう規制する。また第2係合部64
は、球容器17の側壁内側に形成した上方開口の係止溝
67と、検出装置25のカバー体30の側面に突設した
係止片68とから構成され、該係止片68が係止溝67
に対して上方から係合する形態となっている。このよう
に構成することにより、第1係合部63における係止溝
65と係止片66の係合と、第2係合部64における係
止溝67と係止片68との係合下に、検出装置25は球
容器17に対してがたつきのない状態で好適に取着固定
される。
【0035】更に図23は、ケース26に対する検出ス
イッチ27の取着変更例と、球感知操作部材28に対す
る付勢手段の形態変更例を総合的に図示した説明図であ
る。すなわち検出スイッチ27については、蓋体37の
内面に取付片70を形成することを前提として、この取
付片70の一側面側にスイッチ27を位置決めして他側
面側からビス71を前記通孔44へねじ込むことによ
り、該蓋体37側へ取着するものであり、この場合も検
出スイッチ27はケース26に好適に固定される。また
付勢手段に関しては、前記実施例に示した蓋体37側へ
取着する板バネ29の他に、カバー体30の下端偶角部
にJ形に成形した板バネ72を配設し、この板バネ72
の係止端72aを前記球感知操作部材28の球受け部5
3の裏側に係合させる形態や、カバー体30の下側内面
と係止部54との間にコイル状の引張りバネ73を架設
して該係止部54を下方へ引張る形態も好適に実施し得
る。更に図示しないが、前記支軸47に捻りバネを配設
して、カバー体30と球感知操作部材28との間に係着
する形態としてもよい。
【0036】また検出手段に関しては、前記実施例に示
した常開タイプの検出スイッチ27の他に、図25に示
すように、常閉タイプの検出スイッチ75としてもよ
い。すなわちこの検出スイッチ75は、図25(a)に示
すように、球感知操作部材28の操作部52によるアク
チュエータレバー42の操作前では接点46が閉じて電
流がオンとなり、一方の球感知操作部材28の操作部5
2がアクチュエータレバー42を操作している状態で
は、接点46が開いて電流がオフ状態となり、これによ
り球無し信号が発信される。なお常開、常閉の何れのタ
イプの検出スイッチ27であっても、アクチュエータレ
バー42の位置および前記操作部52,52の位置を変
更することで、前記板バネ29の付勢力のもとに各球感
知操作部材28A,28Bの操作部52,52が、検出ス
イッチ27のアクチュエータレバー42から離間して第
2の位置に変位したときに、「球無し条件」となるよう設
定してもよい。そしてこの構成では、検出スイッチ27
のアクチュエータレバー42を操作部52,52が押圧
したときに、「球有り条件」となる。
【0037】更に検出手段に関しては、図26に示すリ
ードスイッチタイプ、図27に示すホール素子タイプ、
図28に示すフォトセンサタイプ等も好適に実施し得
る。このうちリードスイッチ77は、図26(a)に示す
ように、各球感知操作部材28の操作部52に磁石78
を取付け、該球感知操作部材28が貯留球の圧力により
第1の位置にあって操作部52(磁石78)が、リードス
イッチ77の本体77に配設した検出部としての接点9
1から離間している時は該接点91が開いて電流がオフ
となり、図26(b)に示すように、何れか一方の球感知
操作部材28が貯留球の減少により第2の位置に変位し
て操作部52(磁石78)が接点91に近接した時は、該
接点91が閉じて電流がオン状態となり、球無し信号が
発信される。
【0038】また、前記ホール素子スイッチ80は本体
93内部に検出部としてのホール素子81を有し、各球
感知操作部材28の操作部52に磁石82を取付け、実
線で示すように、該球感知操作部材28が貯留球の圧力
により第1の位置にあって操作部52(磁石82)がホー
ル素子81から離間している時は回路が開いて電流がオ
フとなり、2点鎖線で示すように、何れか一方の球感知
操作部材28が貯留球の減少により第2の位置に変位し
て操作部52(磁石82)がホール素子81に近接した時
は、回路が閉じて電流がオン状態となり、球無し信号が
発信される。
【0039】更に、前記フォトセンサスイッチ84は本
体95内部に、検出部としての発光部85および受光部
86を有し、各球感知操作部材28が貯留球の圧力によ
り第1の位置にあって、操作部52が発光部85と受光
部86との間から離間している時は遮光されないので回
路が閉じて電流がオンとなり、何れか一方の球感知操作
部材28が貯留球の減少により第2の位置に変位して操
作部52が発光部85と受光部86との間に臨んだ時
は、遮光により回路が開いて電流がオフ状態となり、球
無し信号が発信される。
【0040】なお、前記整流樋18に関しては、前記実
施例に例示した如く、第1流通路20を賞球用として第
2流通路21を貸し球用とする区分排出の他に、第1流
通路20を多数個の賞球用として第2流通路21を少数
個の賞球用とする区分排出、または第1流通路20を多
数個および少数個の賞球用として第2流通路21を貸し
球用とする区分排出形態としてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機における貯留球の検出装置では、整流路部材に
おける2つの球通路内のパチンコ球の減少・有無を1つ
の検出手段で検出し、この検出手段からの球有り信号お
よび球無し信号を球補給部側に入力するよう構成した。
従って、夫々の球通路内における球の減少・有無を検出
するための検出手段を個別に装備しないから、従来の検
出装置と比較して小型コンパクトに構成し得る利点があ
る。また、検出手段を1つとしたことによる構成部品点
数の削減に伴い、製作コストの低減も図り得る等の効果
も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ機を示す概略正面図であ
る。
【図2】本実施例のパチンコ機を示す概略背面図であ
る。
【図3】本実施例のパチンコ機を一部破断して示す概略
平面図である。
【図4】実施例に係る検出装置が配設された球容器およ
び整流樋を一部破断して示すパチンコ機の上部位の背面
図である。
【図5】球貯留供給部を含むパチンコ機の上部位の縦断
側面図である。
【図6】実施例に係る検出装置の構成部材を分解状態で
示す斜視図である。
【図7】実施例に係る検出装置の主要構成部品である検
出スイッチ,球感知操作部材および板バネを組付け状態
で示す斜視図である。
【図8】検出スイッチのアクチュエータレバーと球感知
操作部材の操作部との位置関係を拡大して示す斜視図で
ある。
【図9】球容器に取着した検出装置と整流樋とを一部破
断して示す側面図である。
【図10】球容器内に多数個の貯留球が貯留された状態
において球知操作部材が第1の位置に変位している状態
で示す検出装置の動作説明図である。
【図11】球容器内の貯留球が減少した状態において球
感知操作部材が第2の位置に変位している状態で示す検
出装置の動作説明図である。
【図12】整流路部材の第1球通路および第2球通路の
両方に貯留球が貯留されて状態において、両球通路に対
応の第1球感知操作部材および第2球感知操作部材が第
1の位置に変位している検出装置の側面図である。
【図13】整流路部材の第1球通路に貯留球が貯留され
ていると共に第2球通路に貯留球が無い状態において、
第1球通路に対応の第1球感知操作部材が第2の位置に
変位すると共に第2球感知操作部材が第1の位置に変位
している検出装置の側面図である。
【図14】整流路部材の第1球通路に貯留球が無いと共
に第2球通路に貯留球が貯留されている状態において、
第1球通路に対応の第1球感知操作部材が第1の位置に
変位すると共に第2球感知操作部材が第2の位置に変位
している検出装置の側面図である。
【図15】整流路部材の第1球通路および第2球通路の
両方に貯留球が貯留されている状態において、両球通路
に対応の第1球感知操作部材および第2球感知操作部材
が第1の位置に変位し、検出スイッチのアクチュエータ
レバーが非操作状態となっている検出装置の平面図であ
る。
【図16】整流路部材の第1球通路に貯留球が貯留され
ていると共に第2球通路に貯留球が無い状態において、
第1球感知操作部材が第2の位置に変位すると共に第2
球感知操作部材が第1の位置に変位し、検出スイッチの
アクチュエータレバーが操作状態となっている検出装置
の平面図である。
【図17】整流路部材の第1球通路に貯留球が無いと共
に第2球通路に貯留球が貯留されている状態において、
第2球感知操作部材が第2の位置に変位すると共に第1
球感知操作部材が第1の位置に変位し、検出スイッチの
アクチュエータレバーが操作状態となっている検出装置
の側面図である。
【図18】変更例に係る検出装置の主要構成部材である
検出スイッチ,球感知操作部材および板バネを分解状態
で示す斜視図である。
【図19】変更例に係る検出装置と整流樋とを一部破断
して示す側面図である。
【図20】別の変更例に係る検出装置の主要構成部材で
ある検出スイッチ,球感知操作部材および板バネを分解
状態で示す斜視図である。
【図21】別の変更例に係る検出装置と整流樋とを一部
破断して示す側面図である。
【図22】球容器に対する検出装置の取着形態の別例を
示す斜視図である。
【図23】検出スイッチの配設変更例および付勢手段の
形態変更例を総合的に示す説明図である。
【図24】検出手段として実施される常開タイプの検出
スイッチの概略構成図である。
【図25】検出手段として実施し得る常閉タイプの検出
スイッチの概略構成図である。
【図26】検出手段として実施し得るリードスイッチの
概略構成図である。
【図27】検出手段として実施し得るホール素子スイッ
チの概略構成図である。
【図28】検出手段として実施し得るフォトセンサスイ
ッチの概略構成図である。
【符号の説明】
14 払出し装置 18 清流樋(整流路部材) 20 第1流通路(球通路) 21 第2流通路(球通路) 27 検出スイッチ(検出手段) 28 球感知操作部材 29 板バネ(付勢手段) 42 アクチュエータレバー(検出部) 46 接点(検出部) 52 操作部 53 球受け部 77 リードスイッチ(検出手段) 80 ホール素子スイッチ(検出手段) 81 ホール素子(検出部) 84 フォトセンサスイッチ(検出手段) 85 発光部(検出部) 86 受光部(検出部) 91 接点(検出部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦向きの設置姿勢で遊技に供されて機内
    の遊技盤内でパチンコゲームを展開し得ると共に、機裏
    側に装備された整流路部材(18)の各球通路(20,21)内に
    貯留されたパチンコ球を払出し装置(14)から払出し得る
    パチンコ遊技機において、 前記整流路部材(18)の上流部側に臨む部位に、1つの検
    出部(42,46,81,85,86,91)を有して球補給部側に電気的
    に接続される検出手段(27,77,80,84)と、並列状態で傾
    動可能に支持されて球有りに対する第1の位置と球無し
    に対する第2の位置とに変化し得、球受け部(53)を前記
    整流路部材(18)の各球通路(20,21)に臨ませると共に、
    操作部(52)を検出手段(27,77,80,84)の検出部(42,46,8
    1,85,86,91)に操作可能に臨ませて付勢手段(29)により
    常には第2の位置に向けて付勢した2つの球感知操作部
    材(28,28)とを夫々設け、 前記整流路部材(18)の各球通路(20,21)内に貯留された
    パチンコ球の圧力を受けて双方の球感知操作部材(28,2
    8)が第1の位置に保持されている状態では、各々の操作
    部(52)で前記検出手段(27,77,80,84)の検出部(42,46,8
    1,85,86,91)を操作前に保持し、各球通路(20,21)の少な
    くとも一方のパチンコ球の減少によりその圧力から解放
    された当該側の球感知操作部材(28)が付勢手段(29)の付
    勢力により第2の位置に保持された状態では、その操作
    部(52)で検出手段(27,77,80,84)の検出部(42,46,81,85,
    86,91)を操作状態にして、検出手段(27,77,80,84)が球
    無しの検出信号を前記球補給部側へ発するように設定し
    たことを特徴とするパチンコ遊技機における貯留球の検
    出装置。
JP32610898A 1998-10-31 1998-10-31 パチンコ遊技機における貯留球の検出装置 Expired - Fee Related JP3924707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32610898A JP3924707B2 (ja) 1998-10-31 1998-10-31 パチンコ遊技機における貯留球の検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32610898A JP3924707B2 (ja) 1998-10-31 1998-10-31 パチンコ遊技機における貯留球の検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000135352A true JP2000135352A (ja) 2000-05-16
JP3924707B2 JP3924707B2 (ja) 2007-06-06

Family

ID=18184189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32610898A Expired - Fee Related JP3924707B2 (ja) 1998-10-31 1998-10-31 パチンコ遊技機における貯留球の検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3924707B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006116354A (ja) * 2006-01-27 2006-05-11 Newgin Corp 遊技機における検出スイッチの取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006116354A (ja) * 2006-01-27 2006-05-11 Newgin Corp 遊技機における検出スイッチの取付構造
JP4527066B2 (ja) * 2006-01-27 2010-08-18 株式会社ニューギン 遊技機における検出スイッチの取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP3924707B2 (ja) 2007-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4122401B2 (ja) 封入球式遊技機
JP2003225440A (ja) 遊技機
JP2000135352A (ja) パチンコ遊技機における貯留球の検出装置
JP2000135353A (ja) パチンコ遊技機の貯留球検出装置
JP2000197748A (ja) 弾球遊技機
JP2977936B2 (ja) 遊技機
JP3843625B2 (ja) パチンコ遊技機の貯留球検出装置
JP4851409B2 (ja) 遊技台
JP2000262708A (ja) 弾球遊技機
JP5125738B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2003225448A (ja) 遊技機
JPH08182840A (ja) 弾球遊技機
JP5125737B2 (ja) パチンコ遊技機
JP3707358B2 (ja) 遊技機
JP2020049385A (ja) 弾球遊技機の遊技盤
JP2020049384A (ja) 弾球遊技機
JP4247332B2 (ja) 遊技機
JP3347318B2 (ja) パチンコ遊技機における打球発射ユニット構造
JP3920935B2 (ja) 弾球遊技機
JP4300387B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2000262707A (ja) 弾球遊技機
JP3344974B2 (ja) 遊技機
JP4753687B2 (ja) 遊技機
JPH07323137A (ja) 弾球遊技機
JP2003225438A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061024

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100309

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130309

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160309

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees