JP2000135141A - ヘッドレストの取付構造 - Google Patents
ヘッドレストの取付構造Info
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- JP2000135141A JP2000135141A JP10326097A JP32609798A JP2000135141A JP 2000135141 A JP2000135141 A JP 2000135141A JP 10326097 A JP10326097 A JP 10326097A JP 32609798 A JP32609798 A JP 32609798A JP 2000135141 A JP2000135141 A JP 2000135141A
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Abstract
するようにヘッドレストをシートバック側に取付けるヘ
ッドレスト取付構造において、ヘッドレストが上下調節
でき、通常時及び追突時に着座者の頭部が確実に支持で
きるようにすることである。 【構成】ヘッドレスト(9)のステー(5)を、ホルダ
ー(4)に挿入し、該ホルダー(4)をシートバックの
バックフレーム(1)に前後方向に回動自在に取付け、
前記ホルダー(4)の下方より衝撃受圧プレート(2)
の後方への移動によってホルダー(4)の上部を前方に
回動させる押し上げロッド(3)を挿入してなることを
特徴とする。
Description
の衝撃を受けた際にヘッドレストを着座者の頭部に向け
て前方移動する自動車用シートのヘッドレスト取付構造
に関する。
身が後方に移動する。この動きによるシートバックの上
部に加えられる荷重でヘッドレストが前方に移動して着
座者の頭部を保持するものが開示されている(例えば、
特開平10ー 号公報)。
ックフレームにおける上部に、追突時において着座者の
上半身の後方移動による荷重を受ける衝撃受圧体を配設
し、この衝撃受圧体にヘッドレストのL字状のステーを
連結し、ステーをバックフレームの頂部に前後方向に回
動可能に連結する構造である。
ドレストのステーが衝撃受圧体に連結されているため、
ヘッドレストの高さ調節ができないし、また、シートバ
ックの構造が複雑になり、シートバックの組立性が損な
われる不具合があった。
体に確実に瞬時にヘッドレストが前方に移動し難い。
されていないため、衝撃受圧たいがシートバックの前面
側からの荷重によって誤作動する虞れがあった。
除去することを目的とする。
ための本発明に係るヘッドレストの取付構造は、シート
バックのバックフレームにおける頂部に、直交状且つ前
後方向に回動自在に枢着して内部にヘッドレストのステ
ーを挿入する筒状のホルダーと、前記バックフレームの
上部における左右間に配設してシートバックの前面側か
らの衝撃によって後方且つ上方に揺動する衝撃受圧プレ
ートと、この衝撃受圧プレートの後方且つ上方への揺動
に連動して前記ホルダー内のステーを上方に押し上げる
押し上げロッドと、前記衝撃受圧プレートを前方に付勢
するスプリングとを備えてなるものである。
が衝撃受圧プレートに対して別体で、ホルダー内に挿入
されているため、ヘッドレストの高さ調節が可能とな
る。
衝撃によって後方に移動した際に、上方に衝撃受圧プレ
ートを付勢するように配設してなることにより、衝撃受
圧プレートが後方に回動すると同時に、衝撃受圧プレー
トを前方に付勢するスプリングの弾力が衝撃受圧プレー
トを後方に付勢する力になり、衝撃受圧プレートが急激
に後方且つ上方に回動する。そのため、押し上げロッド
のステーの押し上げによりヘッドレストが上方且つ前方
に瞬時に移動する。
バネ部材をバックフレームの左右に渉って張架してなる
ことにより、バネ部材によって衝撃受圧プレートは保護
されている。そのため、バネ部材に一定以上の荷重が加
わった際に、バネ部材が撓み、衝撃受圧プレートが作動
する。従って、所定以上の荷重が加わった時のみに衝撃
受圧プレートが作動するため、誤作動を防止できるし、
衝撃受圧プレートによってシートバックのクッション性
も損なわれない。
が斜傾斜状に切欠した略フ字状のヘッドレストの高さ調
節用の切欠部を上下多段状に設け、この切欠部に係合す
るストッパを前記ホルダーの頂部に設けてなることによ
り、ヘッドレストのステーが所定の高さにロックした状
態で、追突を受けた際に、ヘッドレストのステーが押し
上げロッドによって押し上げられてヘッドレストが前方
に自動的に移動し得る。
ームはバックフレームに固着したブラケットに両端が上
下方向に回動自在に枢着されているため、衝撃受圧プレ
ートの僅かな後方移動により、ヘッドレストの前方且つ
上方への移動量が大になる。
ホルダーの下部内に挿入し、下端を回転軸に連結し、回
動軸の両端はバックフレームの左右に前後方向に回動自
在に枢着した回動片に固着し、該左右の回動片の端部に
前記衝撃受圧プレートの両端を取付けてなることによ
り、衝撃受圧プレートの後方への回動に伴い回動軸が移
動して押し上げロッドを確実に上方に押し上げることが
できるため、追突時のヘッドレストの前方移動が確実に
なる。
面に基づいて説明する。図1乃至図3は、追突前のヘッ
ドレストの通常使用状態、図4、図5は追突後のヘッド
レストの状態を各々示す。
なるシートバック(SB)のバックフレームを示し、バ
ックフレーム(1)の左右両側部には金属製プレートか
らなるサイドフレーム(13)(13)が前方に向けて
溶接されている。
状の頂部にはブラケット(11)(11)が溶接され、
この左右のブラケット(11)(11)間にコ字状のア
ーム(10)の折曲部がピン(10A)により上下方向
に回動自在に枢着され、このアーム(10)の左右に筒
状のホルダー(4)(4)が上下方向に向けて溶接(4
0)(40)されている。従って、ホルダー(4)
(4)はアーム(10)の枢着部であるピン(10A)
を回転中心に上下方向に回動する。
にシートバック(SB)の頂面より突出する個所に拡大
頭部(4A)(4A)が一体に形成され、この一方の拡
大頭部(4A)内にステー(5)の切欠部(50)に係
合するストッパ(41)が装着されている。
(9)と一体で、下部が前記ホルダー(4)(4)内に
挿入され、ストッパ(41)を有するホルダー(4)内
に挿入されるステー(5)には上下方向に間隔をあけて
多数の切欠部(50)が形成されている。
下辺が斜傾斜状に切欠した略フ字状に切欠され、前記ス
トッパ(51)が切欠部(50)に係合状態において上
方に対して摺動自在で、下方に対してストッパ(51)
によって制止されるように形成されている。
(5)のストッパ(51)によって所定の高さに保持さ
れ、且つ上方に抜出可能にホルダー(5)に取付けられ
ている。図中(5A)はステー(5)の下端部を示す。
衝撃受圧プレートを示し、この衝撃受圧プレート(2)
はバックフレーム側に前後方向に回動自在に枢着した回
動片(6)(6)に両端が取付けられている。
ドフレーム(13)(13)の内側からバックフレーム
(1)の左右両側部に渉って固着した取付ブラケット
(14)(14)に枢支ピン(6A)によって前後方向
に回動自在に枢着されている。
に引張バネからなるスプリング(7)が架張されてい
る。
(60)が固着され、回動軸(60)の前方には前記衝
撃受圧プレート(2)が配設されている。
字状に折曲され、ピン(2A)によって左右の回動片
(6)間に傾動自在に枢着されている。
ロッド(3)(3)がヒンジ(61)によって連結さ
れ、この押し上げロッド(3)(3)は各ホルダー
(4)の下方より上方に向けて挿入されている。
は、S形バネからなるバネ部材(8)が張設されてお
り、このバネ部材(8)はその両端がサイドフレーム
(13)(13)又はバックフレーム(1)の左右両側
部に掛止されている。
撃受圧プレート(2)に対して間隔をあけて張設し、シ
ートバック(SB)の通常使用状態において衝撃受圧プ
レート(2)に接触せず、追突時において図3に示すよ
うに衝撃受圧プレート(2)に接触するように取付けら
れている。
バネ部材(8)と共にバックフレーム(1)の前面側に
内蔵する発泡体製のクッション体(不図示)の裏面側を
支持するようにしている。
にヘッドレスト(9)の通常使用状態においては回動片
(6)を前方に付勢し、回動片(6)が衝撃受圧プレー
ト(2)に加わる荷重によって僅かに後方に回動した際
に、回動片(6)を後方且つ上方に付勢するように、回
動片(6)の端部に掛止されている。
ト(9)の動作について説明する。
て、ヘッドレスト(9)はホルダー(4)の頂部(4
A)に設けたストッパ(41)をホルダー(4)内に挿
入したステー(5)の適宜位置の切欠部(50)に係合
させることにより、所望の高さに調節されている。
す曲線のようにシートバック(SB)に作用しているた
め、バネ部材(8)の中央は僅かに着座者の上半身によ
る荷重で撓み、クッション性を付与している。
A2線に示すようにシートバック(SB)の内部方向で
ある後方に移動し、それによってバネ部材(8)が撓
み、衝撃受圧プレート(2)に、図2、図3に示すよう
に接触する。
に示すように、追突時の着座者の荷重により更に撓むた
めに、衝撃受圧プレート(2)がスプリング(7)の張
力に抗して後方に移動する。この衝撃受圧プレート
(2)の後方移動によって回動片(6)が後方に回動す
るため、スプリング(7)はその張力が図7の実線の状
態から鎖線に示すように回動片(6)の回動軸(60)
側を後方且つ上方に移動するように作用する。
る着座者の荷重による衝撃受圧プレート(2)による後
方への押動と、スプリング(7)の弾力とによって急激
に後方且つ上方に移動する。
よって押し上げロッド(3)がホルダー(4)(4)を
その上部が前方且つ上方に向けて傾動するように回動さ
せると同時に、ホルダー(4)(4)内のステー(5)
(5)が上方に押し上げられ、図4、図5の状態にな
る。
(4)の頂部に装着したストッパ(41)に係合してい
るが、ステー(5)の各切欠部(50)は前述の如くの
形状に形成されているため、ステー(5)は押し上げロ
ッド(3)によって押し上げられる。
上部前面側に加わる着座者の後方移動によってヘッドレ
スト(9)が瞬時に前方且つ上方に移動して着座者の頭
部を支持する。
節した状態において、追突を受けた場合には、ステー
(5)の下端部(5A)と押し上げロッド(3)との間
に空間部が生じているため、ステー(5)は押し上げロ
ッド(3)によって上方に押し上げられずに、ヘッドレ
スト(9)は前方且つ上方に移動して着座者の頭部を支
持する。
方及び上方の双方に移動しても、着座者の頭部を支持し
得るように、図3に示すように、着座者の頭部側である
前面を後面に対して拡大状に形成するのが好ましい。
ッドレストが前方に移動して着座者の頭部を支持するも
のにおいて、着座者の頭部に相応するように、ヘッドレ
ストの高さを自由に調節できるため、通常の使用時及び
追突時に着座者の頭部を確実に保護できる。
ングの弾力によって瞬時にヘッドレストが前方に移動す
るため、追突時における着座者の頭部の保護がより確実
になる。
前面側に一定以上の荷重が加わった際に、衝撃受圧プレ
ートが動作するため、衝撃受圧プレートによる誤作動を
防止できるし、また、衝撃受圧プレートの前方にバネ部
材が配設されているため、衝撃受圧プレートによってク
ッション性が損なわれずにシートバック上部のクッショ
ン性が良好になる。
がヘッドレストが最下位置にホルダーにロックされてい
ても押し上げロッドによって自動的に押し上げられて前
方に移動できる。
クフレーム側に上下方向に回動自在に枢着したコ字状の
アームに溶接されているため、衝撃受圧プレートの僅か
な後方移動によって、ヘッドレストが前方且つ上方に移
動し得る。
トと回動軸とが別体で、回動軸に押し上げロッドが連結
されているため、追突時に的確に作動してヘッドレスト
を前方に移動し得る。
面図である。
よる荷重によるバネ部材の動きを示す断面図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 シートバックのバックフレームにおける
頂部に、直交状且つ前後方向に回動自在に枢着して内部
にヘッドレストのステーを挿入する筒状のホルダーと、 前記バックフレームの上部における左右間に配設してシ
ートバックの前面側からの衝撃によって後方且つ上方に
揺動する衝撃受圧プレートと、 この衝撃受圧プレートの後方且つ上方への揺動に連動し
て前記ホルダー内のステーを上方に押し上げる押し上げ
ロッドと、 前記衝撃受圧プレートを前方に付勢するスプリングとを
備えてなるヘッドレストの取付構造。 - 【請求項2】 前記衝撃受圧プレートが衝撃によって後
方に移動した際に、上方に衝撃受圧プレートを付勢する
前記スプリングを、前記バックフレームと衝撃受圧プレ
ート側に配設してなる請求項1記載のヘッドレストの取
付構造。 - 【請求項3】 前記衝撃受圧プレートの前方には、バネ
部材をバックフレームの左右に渉って張架してなるヘッ
ドレストの取付構造。 - 【請求項4】 前記ステーには、上辺が水平状で下辺が
斜傾斜状に切欠した略フ字状のヘッドレストの高さ調節
用の切欠部を上下多段状に設け、この切欠部に係合する
ストッパを前記ホルダーの頂部に設けてなる請求項1記
載のヘッドレストの取付構造。 - 【請求項5】 前記ホルダーは、コ字状アームに溶接
し、該アームの両端はバックフレームの頂部左右に固着
したブラケットに上下方向に回動自在に枢着してなる請
求項1記載のヘッドレストの取付構造。 - 【請求項6】 前記押し上げロッドはその上端をホルダ
ーの下部内に挿入し、下端を回転軸に連結し、回動軸の
両端はバックフレームの左右に前後方向に回動自在に枢
着した回動片に固着し、該左右の回動片の端部に前記衝
撃受圧プレートの両端を取付けてなる請求項1記載のヘ
ッドレストの取付構造。
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- 1998-10-30 JP JP32609798A patent/JP3949298B2/ja not_active Expired - Fee Related
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