JP2000134838A - 永久磁石回転子 - Google Patents

永久磁石回転子

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JP2000134838A
JP2000134838A JP10302457A JP30245798A JP2000134838A JP 2000134838 A JP2000134838 A JP 2000134838A JP 10302457 A JP10302457 A JP 10302457A JP 30245798 A JP30245798 A JP 30245798A JP 2000134838 A JP2000134838 A JP 2000134838A
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JP
Japan
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permanent magnet
magnet rotor
outer periphery
gaps
lap welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP10302457A
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English (en)
Inventor
Yasutaka Kitagawa
泰隆 北川
Hideyuki Taniguchi
英之 谷口
Yoshihiro Igarashi
吉広 五十嵐
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重ね溶接することで形成した非磁性金属管を
永久磁石回転子へ採用することにより、永久磁石回転子
を低コストで得ることを目的とする。 【解決手段】 非磁性金属帯、あるいは板を重ね溶接す
ることで非磁性金属管5を形成し、非磁性金属管5に存
在する重ね溶接部4を積層鉄板鉄心2の外周に配置され
た隣合う弓状の永久磁石3間に介設した空隙6の一つと
合致するように圧入した構造の永久磁石回転子1とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機に用いられ
る永久磁石回転子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の永久磁石回転子7は図3に示すよ
うに、積層鉄板鉄心2と、前記積層鉄板鉄心2の外周に
複数個の弓状の永久磁石3を配置し、非磁性金属を突合
せ溶接することで形成した突合せ非磁性金属管9を焼き
ばめ、あるいは圧入し構成されている。したがって、突
合せ非磁性金属管9に存在する突合せ溶接部8は、積層
鉄板鉄心2の外周に配置した弓状の永久磁石3に対して
任意の位置で焼きばめ、あるいは圧入されている。
【0003】図4に示すように、空隙6と合致した突合
せ非磁性金属管9の外周(未溶接部)には凹部10が発
生している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この永久磁石回転子に
は、非磁性金属管を焼きばめ、あるいは圧入により装着
した状態において、非磁性金属管に存在する溶接部が永
久磁石回転子外周から突出することを抑制することが重
要であり、これを低コストで実現させることが要求され
ている。したがって、溶接部の永久磁石回転子外周への
突出に対する要求を満たすため、溶接部に発生する凸部
高さを最小とする必要があり、そのため、非磁性金属管
は突合せ溶接により形成されている。
【0005】しかしながら、電動機の効率追求の観点か
ら非磁性金属の厚みは0.2mm程度であり、今後さらな
る薄板化が予想される。前記薄板化された非磁性金属
帯、あるいは板を突合せで溶接することは困難であり、
高度な溶接技術を必要とする。したがって、材料歩留ま
りの低下、あるいは加工費の高騰をまねき、非磁性金属
管のコスト増加につながり、高コストの永久磁石回転子
となる。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、重ね溶接することで形成した非磁性金属
管を永久磁石回転子へ採用することにより、永久磁石回
転子を低コストで得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、非磁性金属帯、あるいは板を重ね溶接する
ことで非磁性金属管を形成し、非磁性金属管に存在する
重ね溶接部を積層鉄板鉄心の外周に配置された隣合う弓
状の永久磁石間に介設した空隙の一つと合致するように
焼きばめ、あるいは圧入(以下“圧入”という)された
構造の永久磁石回転子である。
【0008】上記手段によって、容易に非磁性金属管を
形成することができ、また、重ね溶接部の永久磁石回転
子外周への突出が抑制され、重ね溶接することで形成し
た非磁性金属管を永久磁石回転子へ採用することが可能
となる。したがって、永久磁石回転子を低コストで得る
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、積層鉄板鉄心と、前記積層鉄板鉄心の外周に配置さ
れた複数個の弓状の永久磁石と、前記複数個の弓状の永
久磁石の外周に非磁性金属帯、あるいは板を重ね溶接す
ることで形成した非磁性金属管を圧入により装着した永
久磁石回転子において、非磁性金属管に存在する重ね溶
接部を積層鉄板鉄心の外周に配置された隣合う弓状の永
久磁石間に介設した空隙の一つと合致するように圧入し
た構造であり、積層鉄板鉄心の外周に配置された隣合う
弓状の永久磁石間に介設した空隙の一つと、非磁性金属
管に存在する重ね溶接部に発生する凸部を合致させるこ
とで、重ね溶接部の永久磁石回転子外周への突出を抑制
することができるものである。
【0010】
【実施例】図1は本発明における非磁性金属管を圧入に
より装着した状態の永久磁石回転子を示し、1は永久磁
石回転子、2は外周に4個の突出部を有する積層鉄板鉄
心、3は弓状の永久磁石、4は重ね溶接部、5は非磁性
金属管、6は前記突出部により、永久磁石3により形成
される空隙である。
【0011】積層鉄板鉄心2と、前記積層鉄板鉄心2の
外周に4個の弓状の永久磁石3を空隙6を介設するよう
に配置し、重ね溶接部4を空隙6の一つと合致するよう
に非磁性金属管5を圧入により装着した状態の永久磁石
回転子1である。非磁性金属管5は板厚0.2mmのステ
ンレス鋼帯(SUS304−BA)を切断し、ワイヤ電
極シーム溶接を行うことで形成されている。ワイヤ電極
シーム溶接は製缶業界において広く使用されている溶接
施工法である。また、ワイヤ電極シーム溶接は被溶接物
に対して加圧しながら溶接を行うため、溶接後の重ね溶
接部4は塑性変形を起す。したがって、重ね溶接部4の
厚みは被溶接物板厚の2倍とはならない。本実施におけ
る重ね溶接部厚みは板厚(0.2mm)の1.5倍(0.
3mm)であった。適正な溶接条件においては、重ね溶接
部の厚みは板厚の1.3〜1.7程度になることが知ら
れている。
【0012】図2は重ね溶接部4を空隙6の一つと合致
させた状態を示してある。重ね溶接部4を空隙6に合致
させることにより、重ね溶接部4は空隙6に落ち込み、
重ね溶接部4の永久磁石回転子外周への突出を抑制する
ことが可能となる。重ね溶接部4の突出量は、従来の永
久磁石回転子7に存在する突合せ溶接部8の突出量と同
等であった。すなわち、重ね溶接部4を空隙6に合致さ
せない場合と比較して40〜60μmの抑制が可能とな
った。
【0013】なお、以上の説明では隣合う弓状の永久磁
石3間に空隙6を介設する場合について説明を行った。
しかし、一般的に磁石のかけを防止するため弓状の永久
磁石3角部はr形状、あるいは面取りされており、隣合
う前記形状の弓状の永久磁石3を積層鉄板鉄心2外周に
接するように配置した場合に形成される磁石間溝(空
隙)の一つと、重ね溶接部4が合致するように非磁性金
属管5を圧入により装着した状態の永久磁石回転子とし
た場合においても、本発明と同様の効果を得ることが可
能である。
【0014】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、重ね溶接することで形成した非磁性金属管を永久磁
石回転子へ採用することが可能となり、永久磁石回転子
を低コストで得ることができるという有利な効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非磁性金属管を装着した状態の永久磁
石回転子の部分断面斜視図
【図2】本発明の重ね溶接部を空隙の一つと合致させた
状態の断面図
【図3】従来の非磁性金属管を装着した状態の永久磁石
回転子の部分断面斜視図
【図4】従来の永久磁石回転子において非磁性金属管外
周に発生する凹部断面図
【符号の説明】
1 永久磁石回転子 2 積層鉄板鉄心 3 弓状の永久磁石 4 重ね溶接部 5 非磁性金属管 6 空隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五十嵐 吉広 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5H622 CA02 CA07 CA10 CA13 CB04 PP03 PP10 PP12 PP13 PP18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層鉄板鉄心と、前記積層鉄板鉄心の外
    周に配置された複数個の弓状の永久磁石と、前記複数個
    の弓状の永久磁石の外周に非磁性金属帯、あるいは板を
    重ね溶接することで形成した非磁性金属管を焼きばめ、
    あるいは圧入により装着した永久磁石回転子であって、
    非磁性金属管に存在する重ね溶接部を積層鉄板鉄心の外
    周に配置された隣合う弓状の永久磁石間に介設した空隙
    の一つと合致するように焼きばめ、あるいは圧入したこ
    とを特徴とする永久磁石回転子。
JP10302457A 1998-10-23 1998-10-23 永久磁石回転子 Pending JP2000134838A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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