JP2000134482A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000134482A
JP2000134482A JP10302923A JP30292398A JP2000134482A JP 2000134482 A JP2000134482 A JP 2000134482A JP 10302923 A JP10302923 A JP 10302923A JP 30292398 A JP30292398 A JP 30292398A JP 2000134482 A JP2000134482 A JP 2000134482A
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JP
Japan
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image signal
image
signal
circuit
difference
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JP10302923A
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English (en)
Inventor
Keitoku Ito
敬徳 伊東
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の種類を判定することなく、簡単な構成
で精度良く原稿の種類に応じた色再現が可能な画像処理
装置を提供すること。 【解決手段】 本発明に係る画像処理装置の色修正回路
では、差分算出回路401は画像信号(R’,G’,
B’)と画像信号(R”,G”,B”)との差分を算出
して差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)として出力し、決定
回路402は差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)に基づき補
正係数(a11〜a33)を算出し、そして、画像信号
変換回路403は、当該補正係数(a11〜a33)を
使用して画像信号(R’,G’,B’)に基づいて画像
信号(Rs,Gs,Bs)を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像処理装置に
関し、詳細には、原稿を異なった色分解特性で各々読み
取り、読み取った画像信号に対して色補正処理を行う画
像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿を色分解して読み取る画像読み取り
装置においては、原稿の種類、すなわち、原稿に使用さ
れている色材の種類によって、人間の目では同一の色に
見えても、異なる色として読み取られることが知られて
いる。従って、原稿の種類に依らず安定した色再現を実
現するためには、原稿の種類に応じた画像処理を行う必
要がある。
【0003】原稿の種類に応じて画像処理を行う画像処
理装置としては、例えば、特開平9−46533号公報
「画像処理装置」に開示されたものがある。かかる「画
像処理装置」は、原稿に光を照射するハロゲンランプ
と、該ハロゲンランプで照明した原稿からの反射光を色
分解するダイクロイックプリズムと、該ダイクロイック
プリズムで色分解した反射光を受光して光電変換し、画
像信号として読み取るCCDと、CCDで読み取った画
像信号に基づいて、原稿に使用されている色材の種類を
判定するシステム制御ユニットと、システム制御ユニッ
トの判定結果に基づいて、各CCDで読み取った画像信
号に色補正処理を施す色補正回路とを備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9−46533号公報に記載された「画像処理装
置」にあっては、判定された原稿の種類に応じて色補正
処理パラメータを即座に切り換える必要があるため、判
定すべき原稿の種類に対応するパラメータを、予めメモ
リ等に記憶して置かなければならない。これにより、新
たに原稿の種類を追加しようとすると、メモリ等の容量
を増やさなければならず、実質的に原稿の種類を追加で
きないという問題がある。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
り、原稿の種類を判定することなく、簡単な構成で精度
良く原稿の種類に応じた色再現が可能な画像処理装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、原稿の同一箇所もしくは近
傍箇所を互いに異なる色分解特性で読み取り、夫々第1
の画像信号および第2の画像信号として出力する読取手
段と、前記第1の画像信号および第2の画像信号に基づ
き色修正を行い第3の画像信号を生成する色修正手段と
を備えたものである。
【0007】また、請求項2に係る画像処理装置は、請
求項1に係る画像処理装置において、前記色修正手段
は、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との相違
を評価し、評価結果として出力する評価手段と、前記評
価結果を使用して、前記第1の画像信号または前記第2
の画像信号に基づき前記第3の画像信号を生成する画像
信号変換手段とを備えたものである。
【0008】また、請求項3に係る画像処理装置は、請
求項1に係る画像処理装置において、前記色修正手段
は、前記第1の画像信号または前記第2の画像信号を選
択して出力する選択手段と、前記選択手段の選択動作に
応じて、前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との
相違を評価し、評価結果として出力する評価手段と、前
記評価結果を使用して、前記選択手段から出力される画
像信号に基づき前記第3の画像信号を生成する画像信号
変換手段とを備えたものである。
【0009】また、請求項4に係る画像処理装置は、請
求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
前記評価手段は、前記第1の画像信号と前記第2の画像
信号との差分を算出して、差分信号として出力する差分
算出手段と、前記差分信号に基づき前記評価結果を決定
して出力する決定手段とを備えたものである。
【0010】また、請求項5に係る画像処理装置は、請
求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
前記評価手段は、前記第1の画像信号または第2の画像
信号が示す色の色相を判定して、色相判定信号を出力す
る色相判定手段と、前記第1の画像信号と前記第2の画
像信号との差分を算出して、差分信号として出力する差
分算出手段と、前記色相判定信号および前記差分信号に
基づき前記評価結果を決定して出力する決定手段とを備
えたものである。
【0011】また、請求項6に係る画像処理装置は、請
求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
前記評価手段は、前記第1の画像信号と前記第2の画像
信号との差分を算出して、差分信号として出力する差分
算出手段と、前記差分信号、および前記第1の画像信号
または前記第2の画像信号に基づき前記評価結果を決定
して出力する決定手段とを備えたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る画像形成装置を適用した複写機の好適な実施の
形態を、実施の形態1〜実施の形態4について詳細に説
明する。
【0013】(実施の形態1)図1は実施の形態1に係
る複写機の機構部の概略構成を示す図である。同図に示
す複写機の機構部は大別すると、原稿を読み取るスキャ
ナユニット101と、読み取った画像に対して画像処理
を行う画像処理ユニット111と、記録紙に画像を記録
するプリンタユニット102とから構成される。
【0014】まず、スキャナユニット101について説
明する。スキャナユニット101は、プラテン104、
ハロゲンランプ105A,105B、第1ミラー10
6,第2ミラー107,第3ミラー108、レンズ10
9、CCD110等を備える。
【0015】スキャナユニット101では、原稿103
はプラテン104上の所定の位置に裁置され、ハロゲン
ランプ105A、105Bにより照明される。原稿10
3からの反射光は、第1ミラー106、第2ミラー10
7、第3ミラー108、およびレンズ109を経て3ラ
イン型カラーラインイメージセンサであるCCD110
に結像され、CCD110により画像信号に光電変換さ
れる。
【0016】ここで、ハロゲンランプ105A、105
B,および第1ミラー106は図示しない第1キャリッ
ジに、第2ミラー107および第3ミラー108は図示
しない第2キャリッジにそれぞれ搭載されており、原稿
読み取り時は、図示しないキャリッジ駆動モータにより
第1および第2キャリッジが2:1の速度比で左から右
へ移動する。これにより、プラテン104上に置かれた
原稿103の全面が走査される。
【0017】CCD110で光電変換された画像信号
は、画像処理ユニット111等で各種処理を施されたの
ち、プリンタユニット102の図示しないLD(レーザ
・ダイオード)に入力され、ここでレーザ光に変換され
る。
【0018】次に、プリンタユニット102について説
明する。プリンタユニット102は、ポリゴンミラー1
12、fθレンズ113、第4ミラー114、感光体ド
ラム115、ポリゴンモータ116、帯電チャージャ1
17、現像ユニット118、転写ベルト119、給紙カ
セット120A,120B、記録紙121A、121
B、給紙コロ122A,122B、レジストローラ12
3A,123B、転写チャージャ124、熱定着ユニッ
ト125A,125B、クリーニングユニット127等
を備える。
【0019】LDから出射されたレーザ光は、ポリゴン
ミラー112で反射され、fθレンズ113および第4
ミラー114を経て、反時計方向に回転している感光体
ドラム115表面上に結像照射される。ここで、ポリゴ
ンミラー112はポリゴンモータ116の回転軸に固着
されており、ポリゴンモータ116は一定速度で回転し
てポリゴンミラー112を回転駆動している。またポリ
ゴンミラー112の回転により上述のレーザ光は、感光
体ドラム115の回転移動方向と垂直な方向、すなわち
ドラム軸に沿う方向に走査される。
【0020】感光体ドラム115の表面は、図示しない
高圧発生装置に接続された帯電チャージャ117によ
り、予め一様な正電位に帯電されている。また、レーザ
光が感光体ドラム115に照射されると、光導電現象で
表面の電荷がドラム本体の機器アースに流れて消滅す
る。ここで、原稿濃度の淡い部分はLDを弱く点灯し、
原稿濃度の濃い部分はLDを強く点灯する。これにより
感光体ドラム115の表面には、ポリゴンミラー112
による主走査と感光体ドラム115の回転による副走査
とで、原稿の濃淡に応じた静電潜像が形成される。
【0021】現像ユニット118は、ブラック,シア
ン,マゼンタおよびイエローの正帯電したトナーをそれ
ぞれ収容する現像部K,C,M、およびYを有してお
り、何れか1つの現像部が選択されている。選択された
現像部は、図示しない高圧発生装置により所定の正電位
にバイアスされ、上記静電潜像を現像して、原稿の濃淡
に応じたトナー像を感光体ドラム115の表面に形成す
る。
【0022】転写ベルト119は、図示しない高圧発生
装置により所定の負電位にバイアスされており、感光体
ドラム115と同速度で時計方向に回転している。また
上記トナー像は、感光体ドラム115と転写ベルト11
9が接近する間に、バイアスの作用により引き寄せられ
て転写ベルト119の表面に転写される。
【0023】尚、原稿の読み取り,静電潜像の形成,ト
ナー像の形成およびトナー像の転写動作は、必要な回数
繰り返される。すなわち、フルカラー,原稿色および登
録色の各モードの場合は4回行われ、それぞれK,C,
M、およびYの順で現像部が選択され、形成されたトナ
ー像は位置合わせをした上で、転写ベルト119の表面
で重ね合わされる。またブラック,シアン,マゼンタ、
およびイエローの各モードの場合は1回だけ行われ、そ
れぞれ現像部K,C,M、およびYが選択される。また
レッド,グリーン、およびブルーの各モードの場合は2
回行われ、それぞれ現像部がMとY,CとY、およびC
とMの順で選択され、形成されたトナー像は位置合わせ
をした上で、転写ベルト119の表面で重ね合わされ
る。
【0024】一方、給紙カセット120A,120Bに
は、それぞれ記録紙121A,121Bが収納されてお
り、どちらかの給紙カセットが選択されている。選択さ
れている給紙カセット、例えば給紙カセット120Aの
記録紙121Aは、給紙コロ122Aの給紙動作により
繰り出され、レジストローラ123A,123Bに到達
する。レジストローラ123A,123Bは始め停止し
ており、回転する転写ベルト119上のトナー像の位置
に応じて所定のタイミングで回転を開始し、記録紙を送
り出す。
【0025】転写チャージャ124は、図示しない負電
圧の高圧発生装置に接続されており、転写ベルト119
上のトナー像は、転写チャージャ124の作用により、
送り出された記録紙に再転写される。尚、記録紙にトナ
ー像を再転写する時は、転写ベルト119のバイアスを
解除して、再転写を促進している。
【0026】トナー像が再転写された記録紙は、熱定着
ユニット125A,125Bに送られ、そこでトナー像
が記録紙に固着され、機外に排出される。
【0027】尚、転写後も感光体ドラム115の表面に
残留したトナーはクリーニングユニット126で除去さ
れ、感光体ドラム115は次の動作に備えられる。また
再転写後も転写ベルト119の表面に残留したトナーは
クリーニングユニット127で除去され、転写ベルト1
19も次の動作に備えられる。
【0028】スキャナユニット101の原稿照明回路を
図2〜図4を参照して説明する。図2はハロゲンランプ
105A,105Bを含む原稿照明回路の概略構成例を
示すブロック図、図3は原稿照明回路の動作を説明する
ためのタイミングチャート、図4はハロゲンランプ10
5A,105Bの発光強度分布特性を示す。
【0029】原稿照明回路は、図2に示す如く、ライン
同期信号201が入力される毎にトグル変化する制御信
号202を出力する色分解特性回路205と、色分解特
性回路205から入力される制御信号202に応じてハ
ロゲンランプ105A、105Bを駆動するための駆動
電流203を出力する照明駆動回路206と、照射光を
発するハロゲンランプ105A、105Bとから構成さ
れる。
【0030】上記原稿照明回路の動作を図3のタイミン
グチャートを参照して説明する。同図において、(A)
はライン同期信号201、(B)は制御信号202、
(C)は駆動電流203(IaまたはIb)、(D)は
ハロゲンランプの平均色温度204(TaまたはTb)
を示す。この平均色温度204(TaまたはTb)の相
対発光強度特性は図4に示されている。
【0031】まず、色分解特性回路205には、上述し
たレーザ光による感光体ドラム115の走査に応じて生
成される図4(A)の如きライン同期信号201が入力
される。色分解特性回路205は、ライン同期信号20
1に同期して変化し1ライン毎にトグル変化する、原稿
を色分解する際の色分解条件を指示する図4(B)の如
き制御信号202を照明駆動回路206出力する。
【0032】照明駆動回路206は、入力される制御信
号202に応じて、所定の駆動電流203(Iaまたは
Ib)でハロゲンランプ105A,105Bを駆動す
る。この駆動電流203は1ライン毎にIaとIbに変
化する。これにより、ハロゲンランプ105A,105
Bの平均色温度204は、図4(D)に示す如く各ライ
ン毎にTaとTbに変わる。この場合、各ラインにおけ
るハロゲンランプ105A,105Bの発光強度分布の
平均は、図4に示す如くとなり、ライン毎に異なる発光
強度分布の光で原稿を照明することができる。従って、
これらの光で照明された原稿の反射光を色分解すること
により、異なった色分解特性での読み取りが可能とな
る。
【0033】尚、原稿照明用の照明源は、発光強度分布
を異ならせることができればハロゲンランプに限らず他
の照明源、例えば蛍光燈等の放電ランプを使用しても良
い。
【0034】次にスキャナユニット101における信号
処理を図5〜図11を参照して説明する。図5は原稿の
読み取りを説明するための説明図、図6は読取信号処理
回路の構成例を示すブロック図、図7は図6のシェーデ
ィング補正回路の構成例を示すブロック図、図8は図6
の遅延補正回路の構成例を示すブロック図、図9は図8
の補間処理回路の構成例を示すブロック図、図10は図
6の色修正回路の構成例を示すブロック図、図11は図
10の決定回路のメモリテーブルを示す。
【0035】本実施の形態のCCD110は、図5に示
す如く、R(赤),G(緑),B(青)のフィルタでそ
れぞれ覆われた3つのCCDラインセンサ301〜30
3が等間隔に配置された構造となっている。従って、各
CCDラインセンサ301〜303には、原稿上の異な
る位置(ライン)304〜306の反射光が投影され
る。一方、画像処理を行うには、同一箇所を色分解して
読み取った画像信号を処理した方が都合が良い。本実施
の形態では、各CCDラインセンサ301〜303から
出力された画像信号を適宜遅延して、同一ラインを読み
取った画像信号が得られるように構成している。
【0036】読取信号処理回路は、図6に示す如く、C
CD110(CCDラインセンサ301〜303)、ア
ナログ増幅回路307〜309、A/D変換器310〜
312、シェーディング補正回路316〜318、遅延
補正回路328、色修正回路350とから構成されてい
る。
【0037】同図において、CCDラインセンサ301
〜303からの出力信号は、それぞれアナログ増幅回路
307〜309により増幅された後、A/D変換器31
0〜312によってデジタルの画像信号313〜315
に変換され、シェーディング補正回路316〜318に
入力される。
【0038】シェーディング補正回路316〜318
は、上述のハロゲンランプ105A、105Bの原稿照
明むら、CCDラインセンサ301〜303内部の受光
素子の感度むら等を補正するためのものであり、シェー
ディング補正した信号を遅延補正回路328に出力す
る。各シェーディング補正回路316〜318は、同一
のハードウエア構成となっている。
【0039】遅延補正回路328は、上述した読み取り
位置のずれを画像信号の遅延により補正し、同一箇所の
画像信号を生成する回路であり、それぞれ所望の色分解
特性(Ta、Tb)で読み取った画像信号(R2’,R
2”),(G2’,G2”),(B2’,B2”)を、
色修正回路350に出力する。
【0040】色修正回路350は、異なる色分解特性で
読み取られた、すなわち、異なる色として読み取られた
画像信号(R’,G’,B’)および画像信号(R”,
G”,B”)を、色分解特性の違いによるこれらの画像
信号の差異に着目して処理し、人の知覚に合致する色分
解特性で読み取った画像信号(Rs,Gs,Bs)とな
るように変換して後段の画像処理ユニット111に出力
する。
【0041】図7は上記シェーディング補正回路316
〜318の詳細な構成例を示す。各シェーディング補正
回路316〜318は、図7に示す如く、補正回路32
0と、メモリ321、322、323とを備えている。
【0042】同図において、319は上述したA/D変
換後のデジタル画像信号(図6の313,314,31
5に対応する)であり、補正回路320に入力される。
補正回路320には、画像信号をそれぞれ1ライン分記
憶するメモリ321,322が接続されている。
【0043】これらのメモリ321,322には、原稿
部分の読み取りを開始する前に、原稿照明源により異な
った色分解特性(Ta、Tb)で夫々、白色基準板12
6(第1図参照)を読み取った際の画像信号319が、
それぞれ記憶されている。
【0044】更に、補正回路320には、画像信号を1
ライン分記憶するメモリ323も接続されており、この
メモリ323には、原稿部分の読み取りを開始する前に
原稿照明源を非点灯にした状態で、白色基準板126を
読み取った際の画像信号319が記憶される。
【0045】ここで、補正回路320は、原稿部分の読
み取りが開始されると、上述した色分解特性の切り換
え、すなわち、上述した制御信号202に応じてメモリ
321または322を選択し、ライン同期信号201に
同期してメモリ321または322と、メモリ323の
読出しを始める。そして、読出した値に応じて画像信号
319を補正して、補正済みの画像信号324(図6の
325,326、327に対応する)を遅延補正回路3
28に出力する。
【0046】以上の動作により、色分解特性毎に異なる
シェーディング補正が行われ、例えば白板基準板と同一
な色を読み取った場合は、色分解特性が変わっても、あ
るいは読み取り位置が異なっても、画像信号324を同
じ値にすることができる。
【0047】図8は、上記遅延補正回路328の詳細な
構成例を示すものであり、また、CCDラインセンサ3
01〜303との関係を模式的に示している。同図にお
いて、CCDラインセンサ301〜303と遅延補正回
路320間に存するアナログ増幅回路307〜309、
A/D変換器310〜312、およびシェーディング補
正回路316〜318は説明を簡単にするために省略し
ている。
【0048】遅延補正回路328は、同図に示す如く、
遅延処理回路329,330と、補間処理回路331〜
333とを備えている。
【0049】同図において、01〜011は原稿103
上の読み取りラインをそれぞれ示している。以下、CC
Dラインセンサ301〜303が、それぞれ09,0
6,03のラインを読み取って、ライン09のR画像信
号R9、ライン06のG画像信号G6およびライン03
のB画像信号B3を出力する場合を例に挙げて説明す
る。この場合は、CCDラインセンサ301〜303の
読み取り位置がそれぞれ3ラインづつずれていることに
なる。
【0050】遅延処理回路329,330は、CCDラ
インセンサ301,302が出力し、上述したような処
理(増幅・A/D変換・シェーディング補正)が施され
た画像信号を、それぞれ6,3ライン分遅延する回路で
あり、これにより上述の読み取り位置のずれが補正され
る。すなわち、図示のXの位置では同一ラインのを読み
取った画像信号が得られていることになる。
【0051】ところで、本実施の形態では、色分解特性
の切り換えをライン単位で行っているため、Xの位置で
得られる画像信号R3,G3,B3は、色分解特性の本
来の組合せになっていない(この場合はGがRおよびB
と異なっている)。このため本来の組合せに戻す処理
を、補間処理回路331〜333によって行う。
【0052】図9は上記補間処理回路331〜333の
詳細な構成例を示す図である。補間処理回路は、図9に
示す如く、ラインバッファ334,335、平均化回路
339、セレクタ341,342、Exclusive
−ORゲート346を備えている。
【0053】同図において、ラインバッファ334,3
35は、入力された画像信号336,337をそれぞれ
ライン同期信号201に同期させて1ライン分遅延し、
画像信号337,338として出力する。平均化回路3
39は、入力された画像信号336と画像信号338と
を平均し画像信号340として、セレクタ341,34
2に出力する。尚、画像信号336は、上述した遅延処
理後の画像信号(R,Gの場合)、あるいはシェーディ
ング補正後の画像信号(Bの場合)に対応している。
【0054】上述したように本実施の形態では、1ライ
ン毎に交互に異なる色分解特性で原稿を読み取ってい
る。従って、平均化回路339が出力する画像信号34
0は、画像信号337と同じラインを他方の色分解特性
で読み取った時の画像信号とみなすことができる。すな
わち、他方の色分解特性で読み取ったその前後のライン
の画像信号336,338から、平均化という方法で予
測したとみなすことができる。よって、画像信号337
または画像信号340を適宜選択することで、特定の色
分解特性で読み取った画像信号を抽出することができ
る。
【0055】セレクタ341,342は、このような選
択動作を上述した制御信号202に応じて行う回路であ
り、それぞれ抽出した色分解特性の画像信号343,3
44を出力する。すなわち、選択信号345は、セレク
タ341,342が所望の色分解特性の画像信号を選択
するように設定される信号であり、制御信号202およ
び選択信号345はExclusive−ORゲート3
46を介してセレクタ341,342に入力される。こ
れにより、上述した選択動作を実現している。
【0056】以上のように、補間処理回路331〜33
3は、それぞれ所望の色分解特性で読み取った画像信号
(R2’,R2”),(G2’,G2”),(B2’,
B2”)を選択出力でき、図6の遅延補正回路328が
出力する画像信号(R’,G’,B’)および画像信号
(R”,G”,B”)を、原稿の同一ラインをそれぞれ
異なった色分解特性で読み取った場合の組合せにでき
る。
【0057】遅延補正回路328が出力する画像信号
(R’,G’,B’)および画像信号(R”,G”,
B”)は、色修正回路350に入力される。
【0058】尚、図8では、CCDラインセンサ301
〜303の読み取り位置のずれがそれぞれ3ラインの場
合の遅延補正回路328を説明したが、ずれのライン数
は幾つでも良い。実際、複写機等では、原稿を走査する
速度を変更することで副走査方向の変倍処理を実現こと
が多く、この場合の読み取り位置の実質的なずれは、変
倍率によって変化する。このため遅延処理回路329,
330における遅延ライン数は、必要に応じて制御でき
ることが望ましい。また、この際の読み取り位置の実質
的なずれのライン数が、自然数でなく端数が生じる場
合、平均化回路339における演算を単純な平均ではな
く端数に応じた重み付け加算にすると、より正確な予測
が可能となる。尚、この場合は、画像信号337に関し
てもそのまま選択するのではなく、同様な重み付け加算
を行った方がより好ましい。
【0059】図10は上記色修正回路350の詳細な構
成例を示す図である。色修正回路350は、同図に示す
如く、差分算出回路401と、決定回路402と、画像
信号変換回路403とを備えている。
【0060】色修正回路350は、遅延補正回路328
から入力される画像信号(R’,G’,B’)および画
像信号(R”,G”,B”)に基づいて、人の知覚に対
応した画像信号(Rs,Gs,Bs)に変換する回路で
ある。すなわち、原稿の種類(正確には原稿に使用され
ている色材の種類)によって、人間の目では同一の色に
見えても、異なる色として読み取られてしまった画像信
号(R’,G’,B’)および画像信号(R”,G”,
B”)を、色分解特性の違いによるこれらの画像信号の
差異に着目して処理し、人の知覚に合致する色分解特性
で読み取った画像信号(Rs,Gs,Bs)になるよう
に変換する。
【0061】同図において、差分算出回路401には、
原稿の同一箇所(ライン)をそれぞれ異なった色分解特
性で読み取った画像信号(R’,G’,B’)および画
像信号(R”,G”,B”)が入力される。差分算出回
路401は、画像信号(R’,G’,B’)および画像
信号(R”,G”,B”)に対して、下式(1)の如き
演算を行って、画像信号(R’,G’,B’)と画像信
号(R”,G”,B”)との差分を算出し,差分信号
(ΔR,ΔG,ΔB)として決定回路402に出力す
る。
【0062】 ΔR=R’−R” ΔG=G’−G” ΔB=B’−B” ・・・(1) 但し、ΔR<Δmin ならばΔR=Δmin ,ΔR>Δmax
ならばΔR=Δmax ΔG<Δmin ならばΔG=Δmin ,ΔG>Δmax ならば
ΔG=Δmax ΔB<Δmin ならばΔB=Δmin ,ΔB>Δmax ならば
ΔB=Δmax
【0063】決定回路402は、例えば、図11に示す
如きメモリテーブルを備えており、、差分算出回路40
1から入力される差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)の組合
せに基づいて補正係数を決定し、補正係数信号a11〜
a33を画像信号変換回路403に出力する。
【0064】図11に示すメモリテーブルは、アドレス
毎に差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)と補正係数を対応づ
けて記憶している。すなわち、差分信号(ΔR,ΔG,
ΔB)をアドレス信号とし、対応するアドレスのデータ
として予め決定しておいた補正係数を記憶している。従
って、メモリテーブルを差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)
によりアクセスすることで、所望の補正係数信号aij
(i,j=1〜3)を得ることができる。決定回路40
2は、入力される差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)に対応
した補正係数信号aijを画像信号変換回路403に出
力する。
【0065】尚、異なった色分解特性で読み取っても、
画像信号(R’,G’,B’)と画像信号(R”,
G”,B”)の各成分の差は、元の画像信号の大きさに
比べて小さい値となる。上記(1)式において、差分信
号(ΔR,ΔG,ΔB)の値を下限値Δmin および上限
値Δmax で制限しているのはこの理由によるもので、か
かる制限を加えても実質的な影響は殆ど無い。他方で、
かかる制限を加えることでメモリテーブルのアドレス数
を大幅に減少させる効果があるので、決定回路402に
おけるメモリテーブルのサイズを小さくできる。
【0066】また、メモリテーブルのアドレス信号とし
て使用する信号は、(1)式で得られる差分信号(Δ
R,ΔG,ΔB)の上位ビットに限定しても良い。これ
は、下位ビットを無視しても、最終的な処理結果への影
響が少ないと判断される場合に適用できる。尚、この場
合も、メモリテーブルのアドレス数を大幅に減少させる
効果があるので、決定回路402におけるメモリテーブ
ルのサイズを小さくできる。
【0067】また、図10において、画像信号変換回路
403には、補正係数信号a11〜a33と画像信号
(R’,G’,B’)が入力される。画像信号変換回路
403は、補正係数信号a11〜a33および画像信号
(R’,G’,B’)に対して、下式(2)の如き行列
演算を施し、画像信号(Rs,Gs,Bs)を生成して
画像処理ユニット111に出力する。
【0068】
【数1】
【0069】すなわち、画像信号変換回路403は、実
質的に人の知覚に対応した画像信号(Rs,Gs,B
s)に変換する回路である。例えば、原稿の種類が異な
るために人間の目では違う色に見えても、画像信号
(R’,G’,B’)が同じ値になってしまう2つの色
がある場合がある。この場合には、別な色分解特性で読
み取った画像信号(R”,G”,B”)は異なる値とな
る。従って、この違いを評価して画像信号(R’,
G’,B’)を補正することにより、これら2つの色を
別な色として扱うことができる。
【0070】上述した差分算出回路401および決定回
路402は、この違いを評価する部分に対応しており、
得られた補正係数信号a11〜a33を用いて画像信号
(R’,G’,B’)を補正することにより、画像信号
変換回路403は別な色を示す画像信号(Rs,Gs,
Bs)に変換する。
【0071】逆に、原稿の種類が違っており、人間の目
では同じ色に見えても、画像信号(R’,G’,B’)
が異なる値になってしまう2つの色がある場合を考え
る。この場合、別な色分解特性で読み取った画像信号
(R”,G”,B”)も異なる値となる可能性が高い
が、それぞれの色の画像信号(R’,G’,B’)と画
像信号(R”,G”,B”)の値の間には、原稿の種類
による特徴がある。従って、これらの特徴の差を評価し
て画像信号(R’,G’,B’)を補正することによ
り、これら2つの色を同じ色として扱うことができる。
【0072】上述した差分算出回路401および決定回
路402は、この特徴の差に評価する部分にも対応する
ので、得られた補正係数信号a11〜a33を用いて画
像信号(R’,G’,B’)を補正することにより、画
像信号変換回路403は同じ色を示す画像信号(Rs,
Gs,Bs)に変換する。
【0073】以上のように、色修正回路350によれ
ば、異なる色分解特性で読み取った画像信号(R’,
G’,B’)および画像信号(R”,G”,B”)を処
理して、人の知覚に合致する色分解特性で読み取った画
像信号(Rs,Gs,Bs)を生成することができる。
【0074】尚、画像信号(R’,G’,B’)と画像
信号(Rs,Gs,Bs)の各成分同士(例えば、R’
とRs)は相関が高く、その他の成分に対しては(例え
ば、G’とRs)相関が低い。すなわち、補正係数信号
a11,a22,a33の値は1に近く、補正係数信号
a12,a13,a21,a23,a31,a32の値
は0に近くなる。従って、上述した決定回路402にお
ける補正係数信号a12,a13,a21,a23,a
31,a32用のメモリテーブルのデータ幅(ビット
数)は、補正係数信号a11,a22,a33に比べて
小さくすることができる。これにより、決定回路402
におけるメモリテーブルの総容量を小さくできる。さら
に、この場合は、画像信号変換回路403における乗算
処理や加算処理の幅も小さくなるので、色修正回路全体
の規模を小さくすることができる。
【0075】ところで、以上で説明したスキャナユニッ
ト101では、異なる色分解特性で読み取った画像信号
(R’,G’,B’)および画像信号(R”,G”,
B”)を得るために、ハロゲンランプ105A,105
Bの平均色温度を異ならせている。この場合、読み取り
を行う部分の原稿面照度もそれぞれ異なってくるが、一
般に、原稿面照度が高い方がS/N比の高い画像信号を
得ることができる。従って、画像信号変換回路403へ
の入力は、原稿面照度が高い、すなわち、平均色温度が
高い方の画像信号を使用した方が、良好な変換を行うこ
とができる。
【0076】次に、画像処理ユニット111およびプリ
ンタユニット102について図12を参照して説明す
る。図12は画像処理ユニット111およびプリンタユ
ニット102の概略構成例を示すブロック図である。
【0077】画像処理ユニット111は、同図に示す如
く、γ変換回路601と、像域分離回路602と、色補
正回路603と、領域制御回路604と、階調処理回路
605とを備え、プリンタユニット102は、LD制御
回路606と、LD607とを備える。
【0078】同図において、γ変換回路601には、読
取信号処理回路の色修正回路350ら画像信号(Rs,
Gs,Bs)が入力される。γ変換回路601は、画像
信号(Rs,Gs,Bs)を濃度等に比例した画像信号
に階調変換し、像域分離回路602および色補正回路6
03に出力する。
【0079】像域分離回路602は、γ変換回路601
から入力される画像信号に基づいて、処理を行っている
画像部分が文字等の線画か否か、白黒画像もしくはカラ
ー画像のいずれかか等を判定する回路であり、その判定
結果を示す判定信号を色補正回路603に出力する。
【0080】領域制御回路604は、画像の部分領域毎
に異なる画像処理を施すための切り換え信号を発生する
ための回路であり、その切り換え信号を色補正回路60
3に出力する。
【0081】色補正回路603は、γ変換回路601か
らの画像信号を、上述の如く選択される現像器に応じた
トナーの記録量に変換する色補正処理や、エッジ強調や
平滑化等の2次元フィルタ処理等を行うものである。こ
れらの処理は、上記判定信号や切り換え信号により制御
されている。例えば判定信号が線画であればエッジ強調
の、非線画であれば平滑化のフィルタ処理を行う。また
切り換え信号により、判定信号に拘らずエッジ強調や平
滑化のフィルタ処理を行うこともある。色補正処理も同
様で、例えば切り換え信号に応じてフルカラーモードや
ブラックモードに適したトナー記録量に変換したり、フ
ルカラーモードにおいて判定信号が線画且つ白黒画像で
あればUCR率を100%に、非線画またはカラー画像
であればUCR率を70%にする変換を行うこともあ
る。色補正回路603は、トナー記録量に変換された1
種類の画像信号,判定信号および切り換え信号を階調処
理回路605に出力する。
【0082】階調処理回路605は、温湿度等で変動す
るプリンタユニット102の記録特性(画像信号対トナ
ー記録量特性)を補正するためのγ補正処理や、主走査
方向の1または数画素と副走査方向の1または数画素と
を1単位とし、解像度または階調性を重視した階調表現
をするための階調処理や主走査方向の変倍処理等を行
い、処理後の信号をプリンタユニット102のLD制御
回路606に出力する。
【0083】ここで、γ補正処理および階調処理は、上
記判定信号や切り換え信号により制御されており、例え
ば判定信号が線画であれば解像度を重視した階調処理
を、非線画であれば階調性を重視した階調処理を行う。
また階調処理の種類により上述の記録特性が変化するた
め、階調処理に連動して異なるγ補正処理を行う。更に
切り換え信号により、判定信号に拘らず所定の階調処理
またはγ補正処理を行うこともある。
【0084】さて、プリンタユニット102のLD制御
回路606は、入力された画像信号に応じてパルス幅変
調やパワー変調等を行ってLD607を駆動し、これに
よってLD607の点灯強度を調節している。
【0085】上述したように、本実施の形態の複写機で
は、スキャナユニット101が、人の知覚に合致する色
分解特性で読み取った画像信号(Rs,Gs,Bs)を
出力している。従って、上述の色補正回路603は、原
稿の種類を考慮することなく選択される現像器に応じた
処理を行っている。
【0086】尚、スキャナユニット101の色修正回路
350が有する機能と同等の機能を色補正回路603に
取り込むことにしても良い。この場合、原稿の同一ライ
ンをそれぞれ異なった色分解特性で読み取った画像信号
から、人の知覚に合致したトナーの記録量への変換が可
能となる。
【0087】以上説明したように、実施の形態1によれ
ば、色修正回路350は、入力される色分解特性の異な
る画像信号(R’,G’,B’)および画像信号
(R”,G”,B”)に基づき、人間の知覚に対応した
色分解特性で読み取った画像信号(Rs,Gs,Bs)
を生成することとしたので、原稿の種類を判定すること
なく、簡単な構成で精度良く原稿に応じた色再現が可能
となる。これにより、判定すべき原稿の種類に対応する
パラメータを予めメモリ等に記憶する必要がなくなり、
原稿の種類の追加が容易となる。
【0088】また、実施の形態1によれば、色修正回路
350では、差分算出回路401および決定回路402
が、画像信号(R’,G’,B’)および画像信号
(R”,G”,B”)との相違を評価して、補正係数
(a11〜a33)を算出し、画像信号変換回路403
が、当該補正係数(a11〜a33)を使用して画像信
号(R’,G’,B’)に基づいて画像信号(Rs,G
s,Bs)を生成することとしたので、回路規模を小さ
くすることができ、安価な構成とすることができる。
【0089】また、実施の形態1によれば、色修正回路
350では、差分算出回路401が画像信号(R’,
G’,B’)と画像信号(R”,G”,B”)との差分
を算出して差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)として出力
し、決定回路402が差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)に
基づき補正係数(a11〜a33)を算出することとし
たので、差分信号の値を小さくすることができ、決定回
路402のメモリテーブルの容量を小さくすることが可
能となる。これにより、決定回路402が小規模な構成
となり安価な構成とすることができる。
【0090】(実施の形態2)実施の形態2による色修
正回路を図13を参照して説明する。図13は実施の形
態2による色修正回路の構成を示すブロック図である。
他の構成は実施の形態1と同様であるのでその説明は省
略する。
【0091】実施の形態1による色修正回路(図10参
照)においては、画像信号変換回路403の画像信号入
力として、画像信号(R’,G’,B’)のみを使用し
ていたが、実施の形態2では、画像信号変換回路405
の画像信号入力として、画像信号(R’,G’,B’)
および画像信号(R”,G”,B”)のいずれかを選択
して使用する。
【0092】実施の形態2による色修正回路は、図13
に示す如く、セレクタ404と、差分算出回路407
と、決定回路406と、画像信号変換回路405とを備
えている。
【0093】同図において、セレクタ404には、画像
信号(R’,G’,B’)および画像信号(R”,
G”,B”)が入力されている。セレクタ404は、画
像信号(R’,G’,B’)または画像信号(R”,
G”,B”)を、上述した制御信号202に応じて選択
し、画像信号変換回路405に出力する。
【0094】また、制御信号202は、決定回路406
にも入力されており、この制御信号202は、決定回路
406におけるメモリテーブルのアドレス信号として使
用される。すなわち、決定回路406におけるメモリテ
ーブルでは、差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)に加えて制
御信号202もアドレス信号とし、対応するアドレスの
データとして予め決定しておいた補正係数を記憶してい
る。従って、セレクタ404により画像信号(R’,
G’,B’)または画像信号(R”,G”,B”)のど
ちらが選択されても、それに応じた補正係数信号a11
〜a33を出力することができる。
【0095】尚、画像信号変換回路405および差分算
出回路407は、実施の形態1(図10参照)の画像信
号変換回路403および差分算出回路401と同様の構
成および機能を有しているのでその説明は省略する。
【0096】ところで、上述した実施の形態1では、1
ライン毎に交互に異なる色分解特性で原稿を読み取って
いるため、画像信号(R’,G’,B’)および画像信
号(R”,G”,B”)は、それぞれ1ライン毎に、実
際に読み取った値と、前後のラインから予測した値とに
切替わる。
【0097】従って、画像信号変換回路403の画像信
号入力として、画像信号(R’,G’,B’)のみを使
用しているため、実質的に1ラインおきに原稿を読み取
って、画像信号(Rs,Gs,Bs)を生成しているこ
とになり、解像度が1/2になってしまう。
【0098】これに対して、実施の形態2による色修正
回路(図13参照)では、画像信号変換回路405の画
像信号入力として、画像信号(R’,G’,B’)と画
像信号(R”,G”,B”)の両方を使用しているの
で、実質的に全ラインを読み取って画像信号(Rs,G
s,Bs)を生成していることになり、かかる解像度の
劣化が少ないという利点を有している。但し、実施の形
態2による色修正回路は、メモリテーブルのアドレス信
号が増える関係で、回路規模が大きくなり、この点では
実施の形態1による色修正回路の方が優れているという
ことができる。
【0099】以上説明したように、実施の形態2によれ
ば、色修正回路350では、セレクタ404は画像信号
(R’,G’,B’)または画像信号(R”,G”,
B”)を選択して出力し、決定回路406は差分信号
(ΔR,ΔG,ΔB)および制御信号202に基づき、
補正係数(a11〜a33)を算出し、画像信号変換回
路405は、補正係数(a11〜a33)を使用して、
セレクタ404から出力される画像信号(R’,G’,
B’)または画像信号(R”,G”,B”)に基づき画
像信号(Rs,Gs,Bs)を生成することとしたの
で、画像信号(R’,G’,B’)または画像信号
(R”,G”,B”)を適宜選択でき、人の知覚に合致
する色分解特性で読み取った、解像度の劣化が少ない画
像信号を生成することが可能となる。
【0100】(実施の形態3)実施の形態3による色修
正回路を図14を参照して説明する。図14は実施の形
態3による色修正回路の構成を示すブロック図である。
他の構成は実施の形態1と同様であるのでその説明は省
略する。
【0101】実施の形態1による色修正回路(図10参
照)においては、決定回路402における補正係数a1
1〜a33を決定するに際して、差分信号(ΔR,Δ
G,ΔB)のみを使用していたが、実施の形態2による
色修正回路では、決定回路409における補正係数a1
1〜a33を決定するに際して、差分信号(ΔR,Δ
G,ΔB)に加えて色相判定信号HUEも使用する。
【0102】実施の形態3による色修正回路は、図14
に示す如く、色相判定回路408と、、差分算出回路4
10と、決定回路409と、画像信号変換回路411と
を備えている。
【0103】同図において、色相判定回路408には画
像信号(R”,G”,B”)が入力されている。色相判
定回路408は、画像信号(R”,G”,B”)が示す
色の色相を判定して、色相判定信号HUEを決定回路4
09に出力する。具体的には、色相判定回路408は、
例えば下式〜により画像信号同士を比較して色相判
定信号HUEを決定している。
【0104】 R”≧G”≧B” ならば HUE=0 (赤〜イエロー領域) G”≧R”≧B” ならば HUE=1 (イエロー〜緑領域) G”≧B”≧R” ならば HUE=2 (緑〜シアン領域) B”≧G”≧R” ならば HUE=3 (シアン〜青領域) B”≧R”≧G” ならば HUE=4 (青〜マゼンタ領域) R”≧B”≧G” ならば HUE=5 (マゼンタ〜赤領域) 但し、,,,・・・,の順に結果を優先する。
【0105】また、色相判定信号HUEは、決定回路4
09においてメモリテーブルのアドレス信号として使用
される。すなわち、決定回路409におけるメモリテー
ブルでは、差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)に加えて色相
判定信号HUEもアドレス信号とし、対応するアドレス
のデータとして予め決定しておいた補正係数を記憶して
いる。従って、画像信号(R”,G”,B”)が示す色
の色相にも応じた補正係数信号a11〜a33を出力す
ることができる。
【0106】尚、画像信号変換回路411および差分算
出回路410は、実施の形態1(図10参照)の画像信
号変換回路403および差分算出回路401と同様の構
成および機能を有しているのでその説明は省略する。
【0107】ところで、異なる色分解特性で原稿を読み
取った画像信号(R’,G’,B’)と画像信号
(R”,G”,B”)との違いは、原稿の種類によって
異なるが、これは原稿に使用されている色材の種類によ
って分光特性が異なることが原因である。このことは、
原稿の色によっても、影響を受け易い色材と影響を受け
難い色材とが違ってくることを意味している。例えばイ
エロー系統の色は、イエロー色材の使用量が多いため、
使用されているイエロー色材の種類による影響を強く受
けるようになる。実施の形態3による色修正回路はこの
点に着目した回路であり、画像信号(R”,G”,
B”)が示す色の色相に応じた補正係数信号a11〜a
33を使用することにしている。これにより、影響を受
け易い色材の色に応じて補正係数信号a11〜a33の
値を設定できるので、人の知覚に対応した画像信号(R
s,Gs,Bs)への変換をより正確にできる。
【0108】尚、上記実施の形態3では、画像信号
(R”,G”,B”)が示す色の色相を6通りに分ける
場合を説明したが、6通りに限らず、必要に応じて分割
数を増減しても良い。
【0109】また、上記実施の形態3では、色相判定回
路408の入力として、画像信号(R”,G”,B”)
を使用する場合を説明したが、画像信号(R’,G’,
B’)を入力するようにしても良い。すなわち、色相判
定回路408への入力と画像信号変換回路411への入
力は、同じであっても異なっていても良い。
【0110】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、色修正回路350では、画像信号(R’,G’,
B’)または画像信号(R”,G”,B”)が示す色の
色相を判定して色相判定信号(HUE)を出力し、決定
回路406は差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)および色相
判定信号(HUE)に基づき、補正係数(a11〜a3
3)を算出することとしたので、影響を受け易い色材の
色に応じて、人の知覚に対応した画像信号への変換がで
き、より正確に、人の知覚に合致する色分解特性で読み
取った画像信号を生成することが可能となる。
【0111】(実施の形態4)実施の形態4による色修
正回路を図15を参照して説明する。図15は実施の形
態4による色修正回路の構成を示すブロック図である。
他の構成は実施の形態1と同様であるのでその説明は省
略する。
【0112】実施の形態1による色修正回路(図10参
照)においては、決定回路402における補正係数信号
a11〜a33を決定するに際して、差分信号(ΔR,
ΔG,ΔB)のみを使用していたが、実施の形態4によ
る色修正回路では、決定回路412おける補正係数信号
a11〜a33を決定するに際して、差分信号(ΔR,
ΔG,ΔB)に加えて画像信号(R’,G’,B’)も
使用する。
【0113】実施の形態4による色修正回路は、図15
に示す如く、差分算出回路413と、決定回路412
と、画像信号変換回路414とを備えている。
【0114】同図において、決定回路412には、差分
信号(ΔR,ΔG,ΔB)に加えて画像信号(R’,
G’,B’)も入力されている。決定回路412は、メ
モリテーブルのアドレス信号として、差分信号(ΔR,
ΔG,ΔB)に加えて画像信号(R’,G’,B’)も
使用する。決定回路412におけるメモリテーブルで
は、差分信号(ΔR,ΔG,ΔB)に加えて画像信号
(R’,G’,B’)もアドレス信号とし、対応するア
ドレスのデータとして予め決定しておいた補正係数を記
憶している。従って、画像信号(R’,G’,B’)が
示す色にも応じた補正係数信号a11〜a33を出力す
ることができる。
【0115】尚、画像信号変換回路414および差分算
出回路413は、実施の形態1(図10参照)の画像信
号変換回路403および差分算出回路401と同様の構
成および機能を有しているのでその説明は省略する。
【0116】上述したように、原稿の色によって影響を
受け易い色材と影響を受け難い色材とがあるが、例え
ば、同じイエロー系統の色でも、その濃さに応じて使用
されるイエロー色材の使用量が異なるため、使用されて
いるイエロー色材の種類による影響の強さも異なってく
る。実施の形態4による色修正回路によれば、この点に
着目した回路であり、画像信号(R’,G’,B’)が
示す色に応じた補正係数信号a11〜a33を使用する
こととしている。これにより、影響を受け易い色材の色
とその強さに応じて補正係数信号a11〜a33の値を
設定できるので、人の知覚に対応した画像信号(Rs,
Gs,Bs)への変換をより正確に行うことができる。
【0117】尚、メモリテーブルのアドレス信号として
使用する画像信号(R’,G’,B’)は、その上位ビ
ットに限定しても良い。これは、下位ビットを無視して
も、最終的な処理結果への影響が少ないと判断される場
合に適用できる。またこの場合は、メモリテーブルのア
ドレス数を大幅に減少させる効果があるので、決定回路
412におけるメモリテーブルのサイズを小さくするこ
とができる。
【0118】また、上記実施の形態4では決定回路41
2への入力として、画像信号(R’,G’,B’)を使
用する場合を説明したが、画像信号(R”,G”,
B”)を入力するようにしても良い。すなわち、決定回
路412への入力と画像信号変換回路414への入力
は、同じであっても異なっていても良い。
【0119】以上説明したように、実施の形態4によれ
ば、色修正回路350では、差分算出回路413は画像
信号(R’,G’,B’)と画像信号(R”,G”,
B”)との差分を算出して差分信号(ΔR,ΔG,Δ
B)として出力し、決定回路412が、差分信号(Δ
R,ΔG,ΔB)、および画像信号(R’,G’,
B’)または画像信号(R”,G”,B”)に基づき補
正係数(a11〜a33)を算出することとしたので、
影響を受け易い色材の色とその強さに応じて、人の知覚
に対応した画像信号への変換ができ、より正確に人の知
覚に合致する色分解特性で読み取った画像信号を生成す
ることが可能となる。
【0120】尚、実施の形態3、4による色修正回路
(図14,図15参照)では、画像信号変換回路403
の画像信号入力として、画像信号(R’,G’,B’)
のみを使用しているが、実施の形態2による色修正回路
(図11参照)と同様に、画像信号(R”,G”,
B”)も画像信号入力として使用しても良い。またこの
場合は、実質的に全ラインを読み取って画像信号(R
s,Gs,Bs)を生成していることになるので、実施
の形態2による色修正回路(図13参照)と同様に、解
像度の劣化を少なくすることができる。
【0121】また、上記実施の形態1〜4では、人が原
稿や複製画を観察する際の照明条件を一定として説明を
行ってきた。すなわち、人が知覚する色は、原稿等を観
察する際の照明条件によっても左右されるため、標準的
な照明条件で観察されるものとして処理を行っている。
従って、複写機等においては、観察する照明条件を選択
可能にし、これに応じて、例えば上述した色修正回路の
決定回路のメモリテーブルを書き換える構成とすれば照
明条件に応じた処理を実行することが可能となる。
【0122】尚、本発明は、上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適
宜変形して実施可能である。
【0123】
【発明の効果】請求項1記載の画像形成装置によれば、
読取手段は原稿の同一箇所もしくは近傍箇所を互いに異
なる色分解特性で読み取り、夫々第1の画像信号および
第2の画像信号として出力し、色修正手段は第1の画像
信号および第2の画像信号に基づいて色修正を行い第3
の画像信号を生成することとしたので、原稿の種類を判
定することなく、簡単な構成で精度良く原稿の種類に応
じた色再現が可能となる。この結果、判定すべき原稿の
種類に対応するパラメータを予めメモリ等に記憶する必
要がなくなり、原稿の種類の追加が容易となる。
【0124】請求項2に係る画像処理装置によれば、請
求項1に係る画像処理装置において、色修正手段は、第
1の画像信号と第2の画像信号との相違を評価し、評価
結果として出力する評価手段と、評価結果を使用して、
第1の画像信号または第2の画像信号に基づき第3の画
像信号を生成する画像信号変換手段とを備えたこととし
たので、回路規模を小さくすることができ、安価な構成
とすることができる。
【0125】また、請求項3に係る画像処理装置によれ
ば、請求項1に係る画像処理装置において、色修正手段
は、第1の画像信号または第2の画像信号を選択して出
力する選択手段と、選択手段の選択動作に応じて、第1
の画像信号と第2の画像信号との相違を評価し、評価結
果として出力する評価手段と、評価結果を使用して、選
択手段から出力される画像信号に基づき第3の画像信号
を生成する画像信号変換手段とを備えたこととしたの
で、第1の画像信号または第2の画像信号を適宜選択で
き、人の知覚に合致する色分解特性で読み取った解像度
の劣化が少ない画像信号を生成することが可能となる。
【0126】また、請求項4に係る画像処理装置は、請
求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
評価手段は、第1の画像信号と第2の画像信号との差分
を算出して、差分信号として出力する差分算出手段と、
差分信号に基づき評価結果を決定して出力する決定手段
とを備えたこととしたので、決定手段を小規模で安価な
構成とすることが可能となる。
【0127】また、請求項5に係る画像処理装置は、請
求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
評価手段は、第1の画像信号または第2の画像信号が示
す色の色相を判定して、色相判定信号を出力する色相判
定手段と、第1の画像信号と第2の画像信号との差分を
算出して、差分信号として出力する差分算出手段と、色
判定信号および差分信号に基づき、評価結果を決定して
出力する決定手段とを備えたこととしたので、影響を受
け易い色材の色に応じて、人の知覚に対応した画像信号
への変換ができるので、より正確に、人の知覚に合致す
る色分解特性で読み取った画像信号を生成することが可
能となる。
【0128】また、請求項6に係る画像処理装置は、請
求項2または請求項3に記載の画像処理装置において、
評価手段は、第1の画像信号と第2の画像信号との差分
を算出して、差分信号として出力する差分算出手段と、
差分信号、および第1の画像信号または第2の画像信号
に基づき評価結果を決定して出力する決定手段とを備え
たこととしたので、影響を受け易い色材の色とその強さ
に応じて、人の知覚に対応した画像信号に変換でき、よ
り正確に人の知覚に合致する色分解特性で読み取った画
像信号を生成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る複写機の機構部の概略構成
を示す図である。
【図2】スキャナユニットの原稿照明回路の概略構成例
を示すブロック図である。
【図3】図2の原稿照明回路の動作を説明するためのタ
イミングチャートである。
【図4】図3のハロゲンランプの発光強度分布特性を示
す図である。
【図5】原稿の読み取りを説明するための説明図であ
る。
【図6】読取信号処理回路の構成例を示すブロック図で
ある。
【図7】図6のシェーディング補正回路の詳細な構成例
を示すブロック図である。
【図8】図6の遅延補正回路の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図9】図8の補間処理回路の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図10】図6の色修正回路の詳細な構成例を示すブロ
ック図である。
【図11】メモリテーブルの構成例を示す図である。
【図12】画像処理ユニットおよびプリンタユニットの
概略構成例を示すブロック図である。
【図13】実施の形態2における色修正回路の構成例を
示すブロック図である。
【図14】実施の形態3における色修正回路の構成例を
示すブロック図である。
【図15】実施の形態4における色修正回路の構成例を
示すブロック図である。
【符号の説明】
101 スキャナユニット 102 プリンタユニット 104 プラテン 105A、B ハロゲンランプ 106 第1ミラー 107 第2ミラー 108 第3ミラー 109 レンズ 110 CCD 111 画像処理ユニット 112 ポリゴンミラー 113 fθレンズ 114 第4ミラー 115 感光体ドラム 116 ポリゴンモータ 117 帯電チャージャ 118 現像ユニット 119 転写ベルト 120A、B 給紙カセット 121A、B 記録紙 122A、B 給紙コロ 123A、B レジストローラ 124 転写チャージャ 125A、B 熱定着ユニット 127 クリーニングユニット 205 色分解特性回路 206 照明駆動回路 110 CCD 301、302、303 ラインセンサ 307、308、309 アナログ増幅回路 310、311、312 A/D変換器 316、317、318 シェーディング補正回路 328 遅延補正回路 320 補正回路 321、322、323 メモリ 329、330 遅延処理回路 331、332、333 補間処理回路 334、335 ラインバッファ 339 平均化回路 341、342 セレクタ 346 Exclusive−ORゲート 350 色修正回路 401、407、410、413 差分算出回路 402、406、409、412 決定回路 403、405、411、414 画像信号変換回路 404 セレクタ 408 色相判定回路 601 γ変換回路 602 像域分離回路 603 色補正回路 604 領域制御回路 605 階調処理回路 606 LD制御回路 607 LD

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の同一箇所もしくは近傍箇所を互い
    に異なる色分解特性で読み取り、夫々第1の画像信号お
    よび第2の画像信号として出力する読取手段と、 前記第1の画像信号および第2の画像信号に基づいて色
    修正を行い第3の画像信号を生成する色修正手段と、 を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記色修正手段は、 前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との相違を評
    価し、評価結果として出力する評価手段と、 前記評価結果を使用して、前記第1の画像信号または前
    記第2の画像信号に基づき前記第3の画像信号を生成す
    る画像信号変換手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  3. 【請求項3】 上記色修正手段は、 前記第1の画像信号または前記第2の画像信号を選択し
    て出力する選択手段と、 前記選択手段の選択動作に応じて、前記第1の画像信号
    と前記第2の画像信号との相違を評価し、評価結果とし
    て出力する評価手段と、 前記評価結果を使用して、前記選択手段から出力される
    画像信号に基づき、前記第3の画像信号を生成する画像
    信号変換手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記評価手段は、 前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との差分を算
    出して、差分信号として出力する差分算出手段と、 前記差分信号に基づき前記評価結果を決定して出力する
    決定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記評価手段は、 前記第1の画像信号または第2の画像信号が示す色の色
    相を判定して、色相判定信号を出力する色相判定手段
    と、 前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との差分を算
    出して、差分信号として出力する差分算出手段と、 前記色相判定信号および前記差分信号に基づき前記評価
    結果を決定して出力する決定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記評価手段は、 前記第1の画像信号と前記第2の画像信号との差分を算
    出して、差分信号として出力する差分算出手段と、 前記前記差分信号および前記第1の画像信号または前記
    第2の画像信号に基づき前記評価結果を決定して出力す
    る決定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項2または3に記載の画
    像処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010026738A (ja) * 2008-07-18 2010-02-04 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP2020061721A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 株式会社リコー 画像処理装置、色変換方法およびプログラム

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