JP2000132491A - デバイス制御方法及びシステム - Google Patents

デバイス制御方法及びシステム

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JP2000132491A
JP2000132491A JP10299898A JP29989898A JP2000132491A JP 2000132491 A JP2000132491 A JP 2000132491A JP 10299898 A JP10299898 A JP 10299898A JP 29989898 A JP29989898 A JP 29989898A JP 2000132491 A JP2000132491 A JP 2000132491A
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Hideki Hara
英樹 原
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも一部のアドレスレジスタの仕様を
共通化した複数nのデバイスに対しての、一回のライト
サイクルのみで同一ライトデータを格納することがで
き、アクセス効率を向上できるデバイス制御システムを
提供する。 【解決手段】 デバイス制御システムは、ホストバス2
と各デバイス(A)3,デバイス(B)4及びデバイス
(C)5との間に、コントローラ(A)100,コント
ローラ(B)101,コントローラ(C)102を備え
る。これらのコントローラ(A)100,コントローラ
(B)101,コントローラ(C)102は、各デバイ
スにそれぞれライトアクセスするための3個のアドレス
空間とは異なる共通のアドレス空間に対して一回のライ
トサイクルのみで、3個のデバイスに同一ライトデータ
を格納させる制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バスに接続された
複数nのデバイスを制御するデバイス制御方法及びシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、図15に示すように、中央処理装
置(CPU)1にホストバス2を介して、同一仕様の複
数例えば3個のデバイス(A)3,デバイス(B)4及
びデバイス(C)5を接続し、CPU1から各デバイス
にデータ信号のアクセスを可能とするシステムが利用さ
れている。ただし、このシステムでは、それらのデバイ
スにライトアクセスする際には、各デバイス毎に割り当
てられたアドレス空間に対して、一回一回アクセスを行
っていた。
【0003】以下に、各デバイス毎に割り当てられたア
ドレス空間に対する、一回一回のアクセス動作について
説明する。
【0004】先ず、ホストバス2と各デバイスとの間に
は、上記制御信号、及びアドレスを解読するためのコン
トローラ(A)6,コントローラ(B)7,コントロー
ラ(C)8が設けられている。コントローラ(A)6,
コントローラ(B)7,コントローラ(C)8は、ホス
トバス2側からドライブされるアドレス、及び、その他
の制御信号をデコード(解読)して、自分が接続される
デバイス(A)3,デバイス(B)4,デバイス(C)
5へのアクセスか否かを判断する。
【0005】図16には、各コントローラ(A)6,コ
ントローラ(B)7,コントローラ(C)8のデコード
すべきアドレス空間の例を挙げる。アドレス0x0000_100
0〜0x0000_11ff(16進数)の範囲にあるのがデバイス
(A)3のアドレス空間11であり、アドレス0x0000_1
200〜0x0000_13ff(16進数)の範囲にあるのがデバイ
ス(B)4のアドレス空間12であり、アドレス0x0000
_1400〜0x0000_15ff(16進数)の範囲にあるのがデバ
イス(C)4のアドレス空間である。
【0006】ここで、アドレス0x0000_1000〜0x0000_11
ff(16進数)の範囲にあるアドレス空間11に対する
アクセスであるとコントローラ(A)6がアドレス、及
び、その他の制御信号をデコードして判断すると、適切
なアクセスをデバイスAに対して行う。
【0007】同様に、アドレス0x0000_1200〜0x0000_13
ff(16進数)の範囲にあるアドレス空間12に対する
アクセスはデバイスBに対するアクセスとして、アドレ
ス0x0000_1400〜0x0000_15ff(16進数)の範囲にある
アドレス空間13に対するアクセスはデバイスCに対す
るアクセスとしてコントローラ(B)7及びコントロー
ラ(C)8がそれぞれアドレス、及び、その他の制御信
号をデコードして判断すると、適切なアクセスをデバイ
ス(B)4、及び、デバイス(C)5に対して行うこと
になる。
【0008】コントローラ(A)6,コントローラ
(B)7,コントローラ(C)8内部のデコード回路例
を、図17、図18及び図19に示す。これらのデコー
ド回路例において、デコードの対象としているのは、ア
ドレスビットの15〜8である。
【0009】先ず、図17に示す、コントローラ(A)
6のデコード回路は、アドレスビット15〜アドレスビ
ット13までをインバータ15〜インバータ17を介し
てアンド(AND)ゲート21に入力し、またアドレス
ビット12をそのままANDゲート21に、さらにアド
レスビット11〜アドレスビット9をインバータ18〜
20を介してANDゲート21に入力している。このた
め、15〜8までの8ビットが、0001_0000(2進数)
又は、0001_0001(2進数)の場合にはデバイス(A)
3を選択するための選択信号が有効になる。
【0010】また、図18に示す、コントローラ(B)
7のデコード回路は、アドレスビット15〜アドレスビ
ット13までをインバータ22〜インバータ24を介し
てアンド(AND)ゲート27に入力し、またアドレス
ビット12をそのままANDゲート21に、さらにアド
レスビット11,アドレスビット12をインバータ2
5,インバータ26を介してANDゲート21に、さら
にまた、アドレスビット9をそのままANDゲート27
に入力している。このため、15〜8までの8ビット
が、0001_0010(2進数)又は、0001_0011(2進数)の
場合にはデバイス(B)4を選択するための選択信号が
有効になる。
【0011】また、図19に示す、コントローラ(C)
8のデコード回路は、アドレスビット15〜アドレスビ
ット13までをインバータ28〜インバータ30を介し
てアンド(AND)ゲート33に入力し、またアドレス
ビット12をそのままANDゲート33に、さらにアド
レスビット11,アドレスビット9をインバータ31,
インバータ32を介してANDゲート33に、さらにま
た、アドレスビット10をそのままANDゲート33に
入力している。このため、15〜8までの8ビッが0001
_0100(2進数)又は0001_0101(2進数)の場合にはデ
バイス(C)5を選択するための選択信号が有効にな
る。
【0012】各デバイスの選択信号は、Highレベルで有
効、すなわち、そのデバイスが選択されたことを示し、
Lowレベルで無効、すなわち、そのデバイスが選択され
ていないことを示している。
【0013】このように、従来では、ホストバス上に同
一のデバイスが複数個存在していた場合、それらのデバ
イスにライトアクセスする際には、各デバイス毎に割り
当てられたアドレス空間に対して、一回一回アクセスを
行っていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、各
デバイスへの設定などを行う場合、それらの設定値が同
じであることが多々あるが、そういった場合に毎回全て
のデバイスに対して同じ値の設定のためのライトアクセ
スを行うことになり、実質的には無駄なサイクルを発生
させてしまっていることになる。そのためにアクセス効
率が低下し、最終的にはシステムとしての性能が低下す
る可能性が出てくる。
【0015】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、少なくとも一部のアドレスレジスタの仕様を共
通化した複数nのデバイスに対しての、一回のライトサ
イクルのみで同一ライトデータを格納することができ、
アクセス効率を向上できるデバイス制御方法及びシステ
ムの提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るデバイス制
御方法は、上記課題を解決するために、少なくとも一部
のアドレスレジスタの仕様を共通化した複数nのデバイ
スをバスを介して制御するデバイス制御方法において、
上記複数nのデバイスにそれぞれライトアクセスするた
めの複数nのアドレス空間とは異なる共通のアドレス空
間に対して一回のライトサイクルのみで、上記複数nの
デバイスの一部仕様が共通化されたアドレスレジスタに
同一ライトデータを格納する。
【0017】また、本発明に係るデバイス制御システム
は、上記課題を解決するために、少なくとも一部のアド
レスレジスタの仕様を共通化した複数nのデバイスを制
御するデバイス制御システムにおいて、上記複数nのデ
バイスを接続するバス手段と、上記バス手段と上記複数
nのデバイスとの間で、上記複数nのデバイスにそれぞ
れライトアクセスするための複数nのアドレス空間とは
異なる共通のアドレス空間に対して一回のライトサイク
ルのみで、上記複数nのデバイスの一部共通化されたア
ドレスレジスタに同一ライトデータを格納するアクセス
制御を行うアクセス制御手段とを備える。
【0018】このように、バス上に一部仕様が共通化さ
れたアドレスレジスタを備えるデバイスが複数個存在し
た場合、各デバイスにライトアクセスするためのアドレ
ス空間とは別のアドレス空間を一つ設けることにより、
その新たに設けたアドレス空間への1回のライトアクセ
スで、同時に全てのデバイスに対してライトアクセスを
行う。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、中央処理装置
(CPU)1にホストバス2を介して、同一仕様の複数
例えば3個のデバイス(A)3,デバイス(B)4及び
デバイス(C)5を接続し、CPU1から各デバイスに
データ信号のアクセスを可能とするデバイス制御システ
ムである。
【0020】このデバイス制御システムは、ホストバス
2と各デバイス(A)3,デバイス(B)4及びデバイ
ス(C)5との間に、コントローラ(A)100,コン
トローラ(B)101,コントローラ(C)102をさ
らに備える。
【0021】これらのコントローラ(A)100,コン
トローラ(B)101,コントローラ(C)102は、
各デバイスにそれぞれライトアクセスするための3個の
アドレス空間とは異なる共通のアドレス空間に対して一
回のライトサイクルのみで、3個のデバイスに同一ライ
トデータを格納させる制御を行う。
【0022】図2には、上記共通アドレス空間を設けた
アドレスマップを示す。上記図2*の例に対して、アド
レス空間0x0000_1600〜0x0000_17ff(16進数)である
全てのデバイスのアドレス空間14を追加したアドレス
マップとなっている。このアドレス空間14に対するラ
イトアクセスが行われると、各コントローラは自身のア
ドレス空間の他にこの空間14に対してもアドレスデコ
ードを行った結果として、選択信号を有効にする。
【0023】すなわち、コントローラ(A)100,コ
ントローラ(B)101、及びコントローラ(C)10
2は、このアドレス空間14へのライトアクセスをデバ
イス(A)3,デバイス(B)4,デバイス(C)5に
対して有効にする。これにより、ホストバス側2から発
行されたこのアドレス空間14への1回のライトサイク
ルで、デバイス(A)3,デバイス(B)4,デバイス
(C)5に対して同時にライトアクセスを実行すること
が可能となる。
【0024】図2では、各コントローラでデコードすべ
きアドレス空間の例を挙げているが、ここで、コントロ
ーラ(A)100が、アドレス、及び、その他の制御信
号をデコードして、0x0000_1000〜0x0000_11ff(16進
数)の範囲にあるアドレス空間11、及び、アドレス0x
0000_1600〜0x0000_17ff(16進数)の範囲にあるアド
レス空間14に対するアクセスと判断すると、デバイス
(A)3に対する適切なリード/ライトアクセス、及
び、ライトアクセスを行う。
【0025】同様にコントローラ(B)101がアドレ
ス、及び、その他の制御信号をデコードして、アドレス
0x0000_1200〜0x0000_13ff(16進数)の範囲にあるア
ドレス空間12、及び、アドレス0x0000_1600〜0x0000_
17ff(16進数)の範囲にあるアドレス空間14に対す
るアクセスと判断すると、デバイス(B)4に対する適
切なリード/ライトアクセス、及び、ライトアクセスを
行う。
【0026】同様にコントローラ(C)102がアドレ
ス、及び、その他の制御信号をデコードして、アドレス
0x0000_1400〜0x0000_15ff(16進数)の範囲にあるア
ドレス空間13、及び、アドレス0x0000_1600〜0x0000_
17ff(16進数)の範囲にあるアドレス空間14に対す
るアクセスと判断すると、デバイス(C)5に対する適
切なリード/ライトアクセス、及び、ライトアクセスを
行う。
【0027】これらのコントローラ(A)100,コン
トローラ(B)101,コントローラ(C)102の内
部のデコード回路例について説明する。これらのデコー
ド回路例において、デコードの対象としているのは、ア
ドレスビットの15〜8である。
【0028】先ず、コントローラ(A)100のデコー
ド回路例を図3及び図4に示す。図3に示す、デコード
回路は、アドレスビット15〜アドレスビット13とア
ドレスビット11をインバータ35〜インバータ37と
インバータ38を介してアンド(AND)ゲート44に
入力し、またアドレスビット12をそのままANDゲー
ト44に入力している。さらにアドレスビット10とア
ドレスビット9をノア(NOR)ゲートの等価組み合わ
せ回路、及びANDゲート42に供給している。上記等
価組み合わせ回路は、二つのインバータ39,インバー
タ40からの出力をANDゲート41に入力してなる。
ANDゲート41のAND出力はANDゲート42から
のAND出力が供給されているオア(OR)ゲート43
に供給される。ORゲート43からのOR出力はAND
ゲート44に供給される。
【0029】このため、15〜8までの8ビットが、00
01_0000(2進数)、又は、0001_0001(2進数)、又
は、0001_0110(2進数)、又は、0001_0111(2進数)
の場合には、デバイスAを選択するための選択信号が有
効になる。
【0030】図4に示す、デコード回路は、アドレスビ
ット15〜アドレスビット13と、アドレスビット11
とをインバータ45〜47と、インバータ48を介して
ANDゲート50に入力し、アドレスビット12をその
ままANDゲート50に入力している。さらにアドレス
ビット10とアドレスビット9とをイクスクルーシブN
ORゲート49を介してANDゲート50に入力してい
る。このデコード回路は上記図3に示した回路と等価で
あり、上記図3に示したデコード回路と同様に15〜8
までの8ビットが、0001_0000(2進数)、又は、0001_
0001(2進数)、又は、0001_0110(2進数)、又は、0
001_0111(2進数)の場合には、デバイスAを選択する
ための選択信号を有効にする。これらのデコード回路が
上記図17に示したデコード回路と異なるのはアドレス
ビット9及び10の部分に変更が加わっている点であ
る。
【0031】次に、コントローラ(B)101のデコー
ド回路を図5に示す。このデコード回路は、アドレスビ
ット15〜アドレスビット13と、アドレスビット11
とをインバータ51〜53と、インバータ54を介して
ANDゲート55に入力し、アドレスビット12とアド
レスビット9とをそのままANDゲート55に入力して
いる。上記図18に示したデコード回路例と異なるのは
アドレスビット10を削除している点である。
【0032】このため、このデコード回路では、0001_0
010(2進数)、又は、0001_0011(2進数)、又は、00
01_0110(2進数)、又は、0001_0111(2進数)の場合
には、デバイス(B)4を選択するための選択信号が有
効になる。
【0033】次に、コントローラ(C)102のデコー
ド回路を図6に示す。このデコード回路は、アドレスビ
ット15〜アドレスビット13と、アドレスビット11
とをインバータ56〜58と、インバータ59を介して
ANDゲート60に入力し、アドレスビット12とアド
レスビット10とをそのままANDゲート60に入力し
ている。上記図19に示したデコード回路例と異なるの
はアドレスビット9を削除している点である。
【0034】このため、このデコード回路では、0001_0
100(2進数)、又は、0001_0101(2進数)、又は、00
01_0110(2進数)、又は、0001_0111(2進数)の場合
には、デバイスCを選択するための選択信号が有効にな
る。
【0035】各デバイスの選択信号は、上記図17〜図
19と同様にHighレベルで有効、すなわち、そのデバイ
スが選択されたことを示し、Lowレベルで無効、すなわ
ち、そのデバイスが選択されていないことを示してい
る。
【0036】次に、具体的なライトサイクルの例を挙げ
て、従来の方式と本発明の方式との動作の説明を行う。
【0037】図7では、従来の方式による同種のデバイ
ス、すなわち、同一のレジスタ仕様等を持っているデバ
イスに対するライトアクセスの動作例を示している。デ
バイス(A)3、デバイス(B)4、デバイス(C)5
に対して、同一の設定(ライトアクセス)を行うのに、
各デバイスごとにコントローラ(A)6,コントローラ
(B)7,コントローラ(C)8が一回一回ライトサイ
クルを発行することになる。したがって、図8のサイク
ル例に示すようなライトサイクルが3回発行されること
で、各デバイスに対する設定が終了するまでに無駄な時
間が介在してしまうことになる。
【0038】図8におけるデバイス(A)に対するライ
トアドレスは、図16における0x0000_1000〜0x0000_11
ff(16進数)の範囲の値であり、ライトデータは、デ
バイス(A)に対して設定したい、もしくは、書き込み
たいデータである。
【0039】同様に図8におけるデバイス(B)に対す
るライトアドレスは、図16における0x0000_1200〜0x0
000_13ff(16進数)の範囲の値であり、ライトデータ
は、デバイス(B)に対して設定したい、もしくは、書
き込みたいデータである。
【0040】図8におけるデバイス(C)に対するライ
トアドレスは、図16における0x0000_1400〜0x0000_15
ff(16進数)の範囲の値であり、ライトデータは、デ
バイス(C)に対して設定したい、もしくは、書き込み
たいデータである。
【0041】図8における制御信号WR*は、Lowレベルで
ライトが有効であることを示す信号であり、例えば、一
定期間(時間)Lowレベルであればライト動作が完了する
場合や、あるいは、一定期間(時間)Lowレベルにして
からHighレベルにする(ネゲートする)時の立ち上がり
時にライト動作が完了する場合などが考えられる。
【0042】このような従来の方式に対して、本発明の
方式による同種デバイスに対するライトアクセスの動作
例を図9に、同じく同種デバイスに対するライトアクセ
スのサイクル例を図10に示す。
【0043】図9では、本発明のデバイス制御方法によ
る同種のデバイス、すなわち、同一のレジスタ仕様等を
持っているデバイスに対するライトアクセスの動作例を
示している。デバイス(A)3,デバイス(B)4、デ
バイス(C)5に対して、同一の設定(ライトアクセ
ス)を行うのに、各デバイスごとに一回一回ライトサイ
クルを発行することなく、上記図2に示した全てのデバ
イスのアドレス空間14に一回のライトサイクルのみで
一度に設定が終了する。
【0044】すなわち、図10に示すようにライトサイ
クルが1回発行されるだけで、全てのデバイスに対する
設定が終了するので、無駄な時間が介在する余地がない
ことになる。図10におけるデバイス(A),(B),
(C)に対する共通ライトアドレスは、図2における0x
0000_1600〜0z0000_17ff(16進数)の範囲の値であ
り、ライトデータは、デバイス(A)3,デバイス
(B)4,デバイス(C)5に対して同時に設定した
い、もしくは、書き込みたい共通の同一データである。
【0045】次に本発明でいうところの同種デバイスの
例を以下に説明する。同種デバイスとしては、全く同じ
デバイスである場合、例えば、画像処理用のLSI,S
CSIやIDE用のLSI、シリアルインターフェース
やパラレルインターフェース用のLSIなどである場合
が考えられる。この場合は、それらのデバイス(LS
I)が全く同一なものなので、設定等を行う対象となる
内部レジスタ等は、同一のオフセットアドレスで同一の
設定を持つことになり、同一の値のデータを全デバイス
に一度にライトするメリットがある。すなわち、本発明
における方式の対象として適していることになる。
【0046】図11には、デバイス(A)、デバイス
(B)、デバイス(C)を画像処理用LSI103、画
像処理用LSI104、画像処理用LSI105とした
デバイス制御システムの具体例を示す。画像処理用LS
I103には、画像用メモリ106と、画像データI/
O107とが接続されている。同様に、画像処理用LS
I104には、画像用メモリ108と、画像データI/
O109とが接続されている。また、画像処理用LSI
105には、画像用メモリ110と、画像データI/O
111が接続されている。
【0047】画像処理用LSI103、画像処理用LS
I104、画像処理用LSI105のアドレスレジスタ
仕様は共通化している。ここでは、1回のライトアクセ
スで全てのLSIのレジスタ5に対して同一値の設定を
行う例を示している。
【0048】また、図12には、デバイス(A)、デバ
イス(B)、デバイス(C)をハードディスクドライブ
(HDD)用LSI112、HDD用LSI113、H
DD用LSI114としたデバイス制御システムの具体
例を示す。HDD用LSI112には、HDD115が
接続されている。同様に、HDD用LSI113には、
HDD116が接続されている。また、HDD用LSI
114には、HDD117が接続されている。
【0049】HDD用LSI112、HDD用LSI1
13、HDD用LSI114のアドレスレジスタ仕様は
共通化している。ここでは、1回のライトアクセスで全
てのLSIのレジスタ3に対して同一値の設定を行う例
を示している。
【0050】また、図13には、デバイス(A)、デバ
イス(B)、デバイス(C)をシリアルインターフェー
ス(I/F)用LSI118、シリアルI/F用LSI
119、シリアルI/F用LSI120としたデバイス
制御システムの具体例を示す。シリアルI/F用LSI
118には、シリアルI/F121が接続されている。
同様に、シリアルI/F用LSI119には、シリアル
I/F122が接続されている。また、シリアルI/F
用LSI120には、シリアルI/F123が接続され
ている。
【0051】シリアルI/F用LSI118、シリアル
I/F用LSI119、シリアルI/F用LSI120
のアドレスレジスタ仕様は共通化している。ここでは、
1回のライトアクセスで全てのLSIのレジスタ8に対
して同一値の設定を行う例を示している。
【0052】なお、全く同じデバイスでなくても、内部
のレジスタ仕様が統一されていれば、機能の異なるデバ
イスでも本発明の方式による同種デバイスとして、その
効果を発揮することができる。
【0053】例えば、図14に示すように、機能的に異
なるデバイスとして、1個の画像処理用LSI124
と、2個のHDD用LSI125及び126を接続した
デバイス制御システムがその例である。画像処理用LS
I124には、画像用メモリ127と、画像データI/
O128が接続している。また、HDD用LSI125
にはHDD129が、HDD用LSI126にはHDD
130が接続している。
【0054】各デバイスにおいて、レジスタ1〜レジス
タ5は、仕様が共通化されている。このため、1回のラ
イトアクセスで全てのデバイスのレジスタ1に対して同
一値の設定を行うことができる。
【0055】レジスタの共通仕様の例としては、「IEEE
Std 1212-1991,IEEE Standard Control and Status Re
gister(CSR) Architecture for Microcomputer Buse
s.」という標準規格が存在する。
【0056】このように、上記実施の形態によれば、少
なくとも一部のアドレスレジスタの仕様を共通化した3
個のデバイスに、一回のライトサイクルのみで同一ライ
トデータを格納することができる。
【0057】バス上での1回のライトサイクルのみで、
複数の同種デバイスに対する同時ライトアクセスが可能
となるので、アクセス効率の向上につながる。さらに、
複数デバイスも全くの同一である必要はなく、例えば、
レジスタ仕様(どこのアドレスにどんな設定項目がある
というような内容)の全体、もしくは、一部が同じに設
計され、揃えられていれば、全く異なるデバイスでも同
様のアクセスが可能となり、同様の効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも一部のアドレスレジスタの仕様を共通化した
複数nのデバイスに対しての、一回のライトサイクルの
みで同一ライトデータを格納することができので、アク
セス効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となるデバイス制御システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】共通アドレス空間を設けたアドレスマップを示
す図である。
【図3】上記デバイス制御システムを構成する第1のコ
ントローラ内部のデコード回路の具体例を示す回路図で
ある。
【図4】上記デバイス制御システムを構成する第1のコ
ントローラ内部のデコード回路の他の具体例を示す回路
図である。
【図5】上記デバイス制御システムを構成する第2のコ
ントローラ内部のデコード回路の具体例を示す回路図で
ある。
【図6】上記デバイス制御システムを構成する第3のコ
ントローラ内部のデコード回路の具体例を示す回路図で
ある。
【図7】従来の方式による同種のデバイス、すなわち、
同一のレジスタ仕様等を持っているデバイスに対するラ
イトアクセスの動作例を示す図である。
【図8】上記図7に示すライトアクセスの動作例におけ
る、ライトサイクルを示すタイミングチャートである。
【図9】本発明のデバイス制御方法による同種のデバイ
ス、すなわち、同一のレジスタ仕様等を持っているデバ
イスに対するライトアクセスの動作例を示す図である。
【図10】上記図9に示すライトアクセスの動作例にお
ける、ライトサイクルを示すタイミングチャートであ
る。
【図11】同種デバイスとして画像処理用のLSIを用
いたデバイス制御システムの動作を説明するための図で
ある。
【図12】同種デバイスとしてHDD用のLSIを用い
たデバイス制御システムの動作を説明するための図であ
る。
【図13】同種デバイスとしてシリアルI/F用のLS
Iを用いたデバイス制御システムの動作を説明するため
の図である。
【図14】機能的に異なるデバイスとして、1個の画像
処理用LSIと、2個のHDD用LSIを接続したデバ
イス制御システムの動作を説明するための図である。
【図15】従来のデバイス制御システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図16】上記従来のデバイス制御システムを構成する
3つのコントローラがデコードすべきアドレス空間の例
を示すアドレスマップを示す図である。
【図17】上記従来のデバイス制御システムを構成する
第1のコントローラ内部のデコード回路の具体例を示す
回路図である。
【図18】上記従来のデバイス制御システムを構成する
第2のコントローラ内部のデコード回路の具体例を示す
回路図である。
【図19】上記従来のデバイス制御システムを構成する
第3のコントローラ内部のデコード回路の具体例を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置、2 ホームバス、3 デバイス
(A)、4 デバイス(B)、5 デバイス(C)、1
00 コントローラ(A)、101 コントローラ
(B)、102 コントローラ(C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一部のアドレスレジスタの仕
    様を共通化した複数nのデバイスをバスを介して制御す
    るデバイス制御方法において、 上記複数nのデバイスにそれぞれライトアクセスするた
    めの複数nのアドレス空間とは異なる共通のアドレス空
    間に対する一回のライトサイクルのみで上記複数nのデ
    バイスの一部仕様が共通化されたアドレスレジスタに同
    一ライトデータを格納することを特徴とするデバイス制
    御方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも一部のアドレスレジスタの仕
    様を共通化した複数nのデバイスを制御するデバイス制
    御システムにおいて、 上記複数nのデバイスを接続するバス手段と、 上記バス手段と上記複数nのデバイスとの間で、上記複
    数nのデバイスにそれぞれライトアクセスするための複
    数nのアドレス空間とは異なる共通のアドレス空間に対
    する一回のライトサイクルのみで、上記複数nのデバイ
    スの一部共通化されたアドレスレジスタに同一ライトデ
    ータを格納するアクセス制御を行うアクセス制御手段と
    を備えることを特徴とするデバイス制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011096163A (ja) * 2009-11-02 2011-05-12 Fujitsu Ltd レジスタアクセス制御方法およびレジスタアクセス制御回路
JP2013196652A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Ricoh Co Ltd 制御装置及び画像形成装置

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