JPH11120114A - データ受渡装置 - Google Patents
データ受渡装置Info
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- JPH11120114A JPH11120114A JP28335697A JP28335697A JPH11120114A JP H11120114 A JPH11120114 A JP H11120114A JP 28335697 A JP28335697 A JP 28335697A JP 28335697 A JP28335697 A JP 28335697A JP H11120114 A JPH11120114 A JP H11120114A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、旧機種のCPU等に対応したI/
Oデバイス、およびそのI/Oデバイスに対するアクセ
スを制御するソフトウェアを変更することなく利用する
ことができるデータ受渡装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 データ受渡部には、セレクタ信号に従っ
て動作するマルチプレクサ20が備えられており、レジ
スタ11,12からの出力データがマルチプレクサ20
によってアドレスに関わらず選択され、その選択された
出力データは外部データバスのうちの、I/Oデバイス
のデータポートに接続された部分に出力される。
Oデバイス、およびそのI/Oデバイスに対するアクセ
スを制御するソフトウェアを変更することなく利用する
ことができるデータ受渡装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 データ受渡部には、セレクタ信号に従っ
て動作するマルチプレクサ20が備えられており、レジ
スタ11,12からの出力データがマルチプレクサ20
によってアドレスに関わらず選択され、その選択された
出力データは外部データバスのうちの、I/Oデバイス
のデータポートに接続された部分に出力される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUやDMAコ
ントローラ等に備えられ外部とのデータの受渡しを担う
データ受渡装置に関する。
ントローラ等に備えられ外部とのデータの受渡しを担う
データ受渡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI技術の向上等に伴って、旧機種の
CPU等で取り扱うことができるデータのビット長より
も長いビット長のデータを取り扱うことができる新機種
のCPU等が開発されており、この長いビット長のデー
タがCPU等のレジスタに受け渡されるための外部デー
タバスのバス幅が広くなっている。例えば、8ビットC
PUに対して16ビットCPUや32ビットCPUが開
発されており、16ビットCPUでは16ビットのバス
幅を有する外部データバスが用いられて16ビットのデ
ータの受渡しが行われる。
CPU等で取り扱うことができるデータのビット長より
も長いビット長のデータを取り扱うことができる新機種
のCPU等が開発されており、この長いビット長のデー
タがCPU等のレジスタに受け渡されるための外部デー
タバスのバス幅が広くなっている。例えば、8ビットC
PUに対して16ビットCPUや32ビットCPUが開
発されており、16ビットCPUでは16ビットのバス
幅を有する外部データバスが用いられて16ビットのデ
ータの受渡しが行われる。
【0003】しかし、16ビットCPUや32ビットC
PUが用いられているマイクロコンピュータ等であって
も、一般に、使用されるメモリ等のアドレスは8ビット
のデータ長単位で設定されており、16ビットCPUが
用いられているマイクロコンピュータの場合には、偶数
アドレス専用の8ビットのメモリと奇数アドレス専用の
8ビットのメモリに対してデータの同時入力または同時
出力が行われることによって実質的に16ビットのデー
タ長のメモリが実現されている。従って、外部データバ
スのうちの上位側の部分は奇数アドレス専用のメモリに
接続されて奇数アドレスに対する入出力専用の部分とし
て用いられ、下位側の部分は偶数アドレス専用のメモリ
に接続されて偶数アドレスに対する入出力専用の部分と
して用いられる。
PUが用いられているマイクロコンピュータ等であって
も、一般に、使用されるメモリ等のアドレスは8ビット
のデータ長単位で設定されており、16ビットCPUが
用いられているマイクロコンピュータの場合には、偶数
アドレス専用の8ビットのメモリと奇数アドレス専用の
8ビットのメモリに対してデータの同時入力または同時
出力が行われることによって実質的に16ビットのデー
タ長のメモリが実現されている。従って、外部データバ
スのうちの上位側の部分は奇数アドレス専用のメモリに
接続されて奇数アドレスに対する入出力専用の部分とし
て用いられ、下位側の部分は偶数アドレス専用のメモリ
に接続されて偶数アドレスに対する入出力専用の部分と
して用いられる。
【0004】ところで、CPU等には一般にパラレルI
/OやシリアルI/OやカウンタタイマといったI/O
デバイスが接続されており、上記外部データバスを介し
てI/OデバイスとCPU等との間でデータの受渡しが
行われている。このようなI/Oデバイスが接続されて
いる旧機種のCPUの利用者が新機種のCPU等を導入
する際に、旧機種のCPU等に対応したソフトウェアが
新機種のCPU等でもそのまま動くことが望ましい。
/OやシリアルI/OやカウンタタイマといったI/O
デバイスが接続されており、上記外部データバスを介し
てI/OデバイスとCPU等との間でデータの受渡しが
行われている。このようなI/Oデバイスが接続されて
いる旧機種のCPUの利用者が新機種のCPU等を導入
する際に、旧機種のCPU等に対応したソフトウェアが
新機種のCPU等でもそのまま動くことが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CPUデータ幅は年々
拡張される方向にあるが、使用されるI/Oデバイスの
データ幅は拡張されていない昔のままのものが多い。従
って、使用するデバイスが従来のままであっても、CP
Uを新機種にする場合には、これまでのプログラムを変
更する必要性がある。
拡張される方向にあるが、使用されるI/Oデバイスの
データ幅は拡張されていない昔のままのものが多い。従
って、使用するデバイスが従来のままであっても、CP
Uを新機種にする場合には、これまでのプログラムを変
更する必要性がある。
【0006】例えば8ビットのデータポートを有し、そ
のデータポートを介してCPUとのデータの受渡しを行
うI/Oデバイスが、16ビットCPUに接続される場
合を考えてみる。この16ビットCPUには、16ビッ
トのビット幅を有する外部データバスが備えられてお
り、その外部データバスの上位側の8ビット部分あるい
は、下位側の8ビット部分にI/Oデバイスのデータポ
ートが接続されることとなる。このため、このI/Oデ
バイスを正常に動作させるためには、CPUにとってみ
ればI/Oデバイスには偶数アドレスおよび奇数アドレ
スのうちのいずれか一方のみを用いて入出力を行わなけ
ればならないこととなり、これはI/Oデバイスに対す
るアクセスを制御するソフトウェアの変更が必須である
ことを意味している。なお、この場合には、I/Oデバ
イスが受け取るアドレスは、CPUから出力されたアド
レスの最下位ビットが除かれて下位側に1ビットシフト
されたアドレスとなる。
のデータポートを介してCPUとのデータの受渡しを行
うI/Oデバイスが、16ビットCPUに接続される場
合を考えてみる。この16ビットCPUには、16ビッ
トのビット幅を有する外部データバスが備えられてお
り、その外部データバスの上位側の8ビット部分あるい
は、下位側の8ビット部分にI/Oデバイスのデータポ
ートが接続されることとなる。このため、このI/Oデ
バイスを正常に動作させるためには、CPUにとってみ
ればI/Oデバイスには偶数アドレスおよび奇数アドレ
スのうちのいずれか一方のみを用いて入出力を行わなけ
ればならないこととなり、これはI/Oデバイスに対す
るアクセスを制御するソフトウェアの変更が必須である
ことを意味している。なお、この場合には、I/Oデバ
イスが受け取るアドレスは、CPUから出力されたアド
レスの最下位ビットが除かれて下位側に1ビットシフト
されたアドレスとなる。
【0007】また、外部データバスの上位側の部分およ
び下位側の部分それぞれに2つのI/Oデバイスが接続
されれば、CPUにとって偶数アドレスおよび奇数アド
レスの双方を用いて入出力が可能となる。しかし、この
場合には2つのI/Oデバイスのうちの一方のI/Oデ
バイス(IO#1)に対しては偶数アドレスが用いられ
て入出力が行われ、2つのI/Oデバイスのうちの他方
のI/Oデバイス(IO#2)に対しては奇数アドレス
が用いられて入出力が行われることとなる(図5参
照)。このため、パラレルI/Oのように、2つのI/
OデバイスのいずれのI/Oデバイスのいずれのアドレ
スに対してデータの入出力が行われても正常に動作する
I/Oデバイスである場合には、旧機種のCPU等に対
応したI/Oデバイス、およびそのI/Oデバイスに対
するアクセスを制御するソフトウェアを変更することな
く利用することもできるが、2つのI/Oデバイスのう
ちの一方のI/Oデバイスに対して選択的にデータの入
出力が行われる必要がある場合や、特定のアドレスへの
入出力によって特定の動作が行われるI/Oデバイスで
ある場合等にはソフトウェアの変更が必須となる。
び下位側の部分それぞれに2つのI/Oデバイスが接続
されれば、CPUにとって偶数アドレスおよび奇数アド
レスの双方を用いて入出力が可能となる。しかし、この
場合には2つのI/Oデバイスのうちの一方のI/Oデ
バイス(IO#1)に対しては偶数アドレスが用いられ
て入出力が行われ、2つのI/Oデバイスのうちの他方
のI/Oデバイス(IO#2)に対しては奇数アドレス
が用いられて入出力が行われることとなる(図5参
照)。このため、パラレルI/Oのように、2つのI/
OデバイスのいずれのI/Oデバイスのいずれのアドレ
スに対してデータの入出力が行われても正常に動作する
I/Oデバイスである場合には、旧機種のCPU等に対
応したI/Oデバイス、およびそのI/Oデバイスに対
するアクセスを制御するソフトウェアを変更することな
く利用することもできるが、2つのI/Oデバイスのう
ちの一方のI/Oデバイスに対して選択的にデータの入
出力が行われる必要がある場合や、特定のアドレスへの
入出力によって特定の動作が行われるI/Oデバイスで
ある場合等にはソフトウェアの変更が必須となる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑み、旧機種のCP
U等に対応したI/Oデバイス、およびそのI/Oデバ
イスに対するアクセスを制御するソフトウェアを変更す
ることなく利用することができるデータ受渡装置を提供
することを目的とする。
U等に対応したI/Oデバイス、およびそのI/Oデバ
イスに対するアクセスを制御するソフトウェアを変更す
ることなく利用することができるデータ受渡装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のデータ受渡装置は、所定のビット幅のレジスタ複数
を有し、その所定のビット幅と同じビット幅のデータポ
ートを有するI/Oデバイスとレジスタとの間のデータ
の受渡しを担うデータ受渡装置において、I/Oデバイ
スのデータポートに接続される外部データバスと、レジ
スタそれぞれに接続される部分複数からなる内部データ
バスと、内部データバスの、レジスタ複数のうちのいず
れか1つのレジスタに接続された部分と外部データバス
との間を、外部デバイスのアクセス先を定めるアドレス
とは独立に定められてなる制御信号に応じて切換自在に
接続する接続切換回路とを備えたことを特徴とする。
明のデータ受渡装置は、所定のビット幅のレジスタ複数
を有し、その所定のビット幅と同じビット幅のデータポ
ートを有するI/Oデバイスとレジスタとの間のデータ
の受渡しを担うデータ受渡装置において、I/Oデバイ
スのデータポートに接続される外部データバスと、レジ
スタそれぞれに接続される部分複数からなる内部データ
バスと、内部データバスの、レジスタ複数のうちのいず
れか1つのレジスタに接続された部分と外部データバス
との間を、外部デバイスのアクセス先を定めるアドレス
とは独立に定められてなる制御信号に応じて切換自在に
接続する接続切換回路とを備えたことを特徴とする。
【0010】なお、本発明において「アドレスとは独立
に定められてなる制御信号」とは、アドレスとは独立に
生成された制御信号のみならず、一旦アドレスに依存し
て生成された信号からアドレス依存性がキャンセルされ
て生成された制御信号も含む意味である。
に定められてなる制御信号」とは、アドレスとは独立に
生成された制御信号のみならず、一旦アドレスに依存し
て生成された信号からアドレス依存性がキャンセルされ
て生成された制御信号も含む意味である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て説明する。本実施形態のデータ受渡装置は、2つの8
ビットのレジスタを備えた16ビットCPUに内蔵さ
れ、それらのレジスタと、外部データバスのうちの上位
側の8ビット部分に接続された、I/Oデバイスの8ビ
ットのデータポートとの間のデータの受渡しを担う装置
であり、CPUからI/Oデバイスへのデータの出力を
担う出力受渡部と、I/OデバイスからCPUへのデー
タの入力を担う入力受渡部とで構成されている。
て説明する。本実施形態のデータ受渡装置は、2つの8
ビットのレジスタを備えた16ビットCPUに内蔵さ
れ、それらのレジスタと、外部データバスのうちの上位
側の8ビット部分に接続された、I/Oデバイスの8ビ
ットのデータポートとの間のデータの受渡しを担う装置
であり、CPUからI/Oデバイスへのデータの出力を
担う出力受渡部と、I/OデバイスからCPUへのデー
タの入力を担う入力受渡部とで構成されている。
【0012】図1は、本発明のデータ受渡装置の一実施
形態における出力受渡部を示す図である。この出力受渡
部には、本発明にいう内部データバスの一例である出力
内部バスDOと、本発明にいう外部データバスの一例で
ある出力外部バスDOUTとが備えられており、出力内
部バスDOを構成する、8ビットのバス幅を有する2つ
の部分は、CPUの2つのレジスタ11,12それぞれ
に接続されている。また出力外部バスDOUTの上位側
の部分はI/Oデバイスのデータポートに接続されてい
る。なお、出力外部バスDOUTの下位側の部分につい
ては図1では省略されている。また、出力受渡部には、
セレクタ信号に従って動作するマルチプレクサ20と、
1ビットの制御信号に従って動作するマルチプレクサ3
0と、論理ゲート40が備えられており、これらによっ
て本発明にいう接続切換回路の一例が構成されている。
マルチプレクサ20によって、出力内部バスDOのうち
のいずれか一方の部分からの出力データが、後述するセ
レクタ信号に従って選択され、出力外部バスDOUTの
上位側の部分へ出力される。また、マルチプレクサ30
によって、後述する、上位側用のセレクタ信号および下
位側用のセレクタ信号のうちのいずれかのセレクタ信号
が制御信号に従って選択されてマルチプレクサ20に入
力される。
形態における出力受渡部を示す図である。この出力受渡
部には、本発明にいう内部データバスの一例である出力
内部バスDOと、本発明にいう外部データバスの一例で
ある出力外部バスDOUTとが備えられており、出力内
部バスDOを構成する、8ビットのバス幅を有する2つ
の部分は、CPUの2つのレジスタ11,12それぞれ
に接続されている。また出力外部バスDOUTの上位側
の部分はI/Oデバイスのデータポートに接続されてい
る。なお、出力外部バスDOUTの下位側の部分につい
ては図1では省略されている。また、出力受渡部には、
セレクタ信号に従って動作するマルチプレクサ20と、
1ビットの制御信号に従って動作するマルチプレクサ3
0と、論理ゲート40が備えられており、これらによっ
て本発明にいう接続切換回路の一例が構成されている。
マルチプレクサ20によって、出力内部バスDOのうち
のいずれか一方の部分からの出力データが、後述するセ
レクタ信号に従って選択され、出力外部バスDOUTの
上位側の部分へ出力される。また、マルチプレクサ30
によって、後述する、上位側用のセレクタ信号および下
位側用のセレクタ信号のうちのいずれかのセレクタ信号
が制御信号に従って選択されてマルチプレクサ20に入
力される。
【0013】ここで、上位側用のセレクタ信号および下
位側用のセレクタ信号について説明する。上記で説明し
たように、従来技術では、外部データバスのうちの下位
側の部分は偶数アドレスとのデータの入出力専用とさ
れ、上位側の部分は奇数アドレスとのデータの入出力専
用とされている。従って、CPUの一方のレジスタから
のデータが出力される場合には、外部データバスのうち
のアドレスに応じた部分に、内部データバスのうちの2
つの部分から出力データが選択されて出力されている。
この選択をマルチプレクサに行わせるためのセレクタ信
号が上位側用のセレクタ信号および下位側用のセレクタ
信号である。従って、I/Oデバイスへのアクセスを行
わせる8ビット命令が実行された場合には、上位側用の
セレクタ信号が入力されたマルチプレクサによって、デ
ータを出力するアドレスが奇数アドレスである場合に出
力データが選択されてそのマルチプレクサから出力され
る。また、下位側用のセレクタ信号が入力されたマルチ
プレクサによって、データを出力するアドレスが偶数ア
ドレスである場合に出力データが選択されてそのマルチ
プレクサから出力される。
位側用のセレクタ信号について説明する。上記で説明し
たように、従来技術では、外部データバスのうちの下位
側の部分は偶数アドレスとのデータの入出力専用とさ
れ、上位側の部分は奇数アドレスとのデータの入出力専
用とされている。従って、CPUの一方のレジスタから
のデータが出力される場合には、外部データバスのうち
のアドレスに応じた部分に、内部データバスのうちの2
つの部分から出力データが選択されて出力されている。
この選択をマルチプレクサに行わせるためのセレクタ信
号が上位側用のセレクタ信号および下位側用のセレクタ
信号である。従って、I/Oデバイスへのアクセスを行
わせる8ビット命令が実行された場合には、上位側用の
セレクタ信号が入力されたマルチプレクサによって、デ
ータを出力するアドレスが奇数アドレスである場合に出
力データが選択されてそのマルチプレクサから出力され
る。また、下位側用のセレクタ信号が入力されたマルチ
プレクサによって、データを出力するアドレスが偶数ア
ドレスである場合に出力データが選択されてそのマルチ
プレクサから出力される。
【0014】以下、本実施形態の説明を続ける。出力デ
ータが出力されるI/Oアドレスが偶数アドレスであれ
ば下位側用のセレクタ信号を選択し、奇数アドレスであ
れば上位側用のセレクタ信号を選択する1ビットの制御
信号が、I/Oデバイスへのアクセスを行わせる8ビッ
ト命令が実行された場合に論理ゲート40によって生成
される。このような制御信号がマルチプレクサ30へ入
力され、上位側用のセレクタ信号および下位側用のセレ
クタ信号からアドレスに応じて1つのセレクタ信号が選
択されることによって2つのセレクタ信号が合成され
て、アドレスに対する依存性がキャンセルされたセレク
タ信号が生成されることとなる。このセレクタ信号が入
力されることで、レジスタ11,12からの出力データ
がマルチプレクサ20によってアドレスに関わらず選択
され、その選択された出力データは8ビットのデータポ
ートを介してI/Oデバイスに出力されることとなる。
ータが出力されるI/Oアドレスが偶数アドレスであれ
ば下位側用のセレクタ信号を選択し、奇数アドレスであ
れば上位側用のセレクタ信号を選択する1ビットの制御
信号が、I/Oデバイスへのアクセスを行わせる8ビッ
ト命令が実行された場合に論理ゲート40によって生成
される。このような制御信号がマルチプレクサ30へ入
力され、上位側用のセレクタ信号および下位側用のセレ
クタ信号からアドレスに応じて1つのセレクタ信号が選
択されることによって2つのセレクタ信号が合成され
て、アドレスに対する依存性がキャンセルされたセレク
タ信号が生成されることとなる。このセレクタ信号が入
力されることで、レジスタ11,12からの出力データ
がマルチプレクサ20によってアドレスに関わらず選択
され、その選択された出力データは8ビットのデータポ
ートを介してI/Oデバイスに出力されることとなる。
【0015】図2は、本発明のデータ受渡装置の一実施
形態における入力受渡部を示す図である。この入力受渡
部には、本発明にいう内部データバスの一例である入力
内部バスDIと、本発明にいう外部データバスの一例で
ある入力外部バスDINが備えられている。また、入力
受渡部には、入力内部バスDIの下位側の部分用のマル
チプレクサ51と、入力内部バスDIの上位側の部分用
のマルチプレクサ52と、2つの論理ゲート61,62
が備えられており、これらによって本発明にいう接続切
換回路の一例が構成されている。図1の場合と同様に入
力内部バスDIはレジスタ11,12に接続されてお
り、入力外部バスDINのうちの上位側の部分はI/O
デバイスのデータポートに接続されている。2つのマル
チプレクサ51,52は、入力内部バスDIのうちの、
それぞれのマルチプレクサ51,52が接続されている
部分に、入力外部バスDINを構成する2つの部分のう
ちの一方の部分からの入力データを、1ビットの制御信
号に応じて選択して出力する。
形態における入力受渡部を示す図である。この入力受渡
部には、本発明にいう内部データバスの一例である入力
内部バスDIと、本発明にいう外部データバスの一例で
ある入力外部バスDINが備えられている。また、入力
受渡部には、入力内部バスDIの下位側の部分用のマル
チプレクサ51と、入力内部バスDIの上位側の部分用
のマルチプレクサ52と、2つの論理ゲート61,62
が備えられており、これらによって本発明にいう接続切
換回路の一例が構成されている。図1の場合と同様に入
力内部バスDIはレジスタ11,12に接続されてお
り、入力外部バスDINのうちの上位側の部分はI/O
デバイスのデータポートに接続されている。2つのマル
チプレクサ51,52は、入力内部バスDIのうちの、
それぞれのマルチプレクサ51,52が接続されている
部分に、入力外部バスDINを構成する2つの部分のう
ちの一方の部分からの入力データを、1ビットの制御信
号に応じて選択して出力する。
【0016】この入力受渡部には、2つのマルチプレク
サ51,52それぞれに対応して2つの論理ゲート6
1,62が備えられており、I/Oデバイスへのアクセ
スを行わせる8ビット命令が実行された場合には、これ
らの論理ゲートによって、以下に述べるような制御信号
が生成され各マルチプレクサ51,52へ出力される。
論理ゲート61,62によって生成される制御信号は、
入力外部バスDINのうちの上位側からの入力データ
を、その入力データが読まれるアドレスに関わらず選択
する制御信号である。なお、I/Oデバイスへのアクセ
スを行わせる8ビット命令以外の命令が実行された場合
には、従来技術同様にアドレスに応じた入力データの選
択が行われるためのセレクタ信号がマルチプレクサ5
1,52に入力される。
サ51,52それぞれに対応して2つの論理ゲート6
1,62が備えられており、I/Oデバイスへのアクセ
スを行わせる8ビット命令が実行された場合には、これ
らの論理ゲートによって、以下に述べるような制御信号
が生成され各マルチプレクサ51,52へ出力される。
論理ゲート61,62によって生成される制御信号は、
入力外部バスDINのうちの上位側からの入力データ
を、その入力データが読まれるアドレスに関わらず選択
する制御信号である。なお、I/Oデバイスへのアクセ
スを行わせる8ビット命令以外の命令が実行された場合
には、従来技術同様にアドレスに応じた入力データの選
択が行われるためのセレクタ信号がマルチプレクサ5
1,52に入力される。
【0017】以上説明したように、本実施形態のデータ
受渡装置によれば、16ビットCPUに、8ビットのデ
ータポートを有するI/Oデバイスが接続される場合で
あっても、I/Oデバイスへのアクセスを行わせる8ビ
ット命令が実行された場合には、アドレスに関わらず、
外部データバスのうちの、I/Oデバイスのデータポー
トに接続されている部分を介してデータの入出力が行わ
れるので、8ビットのデータポートを有するI/Oデバ
イス、およびそのI/Oデバイスへのアクセスを制御す
るソフトウェアをそのまま使用することができる。
受渡装置によれば、16ビットCPUに、8ビットのデ
ータポートを有するI/Oデバイスが接続される場合で
あっても、I/Oデバイスへのアクセスを行わせる8ビ
ット命令が実行された場合には、アドレスに関わらず、
外部データバスのうちの、I/Oデバイスのデータポー
トに接続されている部分を介してデータの入出力が行わ
れるので、8ビットのデータポートを有するI/Oデバ
イス、およびそのI/Oデバイスへのアクセスを制御す
るソフトウェアをそのまま使用することができる。
【0018】以上の説明では、I/Oデバイスのデータ
ポートのビット幅のビット数と同じビット数のレジスタ
長を有するレジスタが2つ備えられている場合について
説明したが、本発明のデータ受渡装置においては、レジ
スタの数は2つに限定される必要はなく、I/Oデバイ
スのデータポートのビット幅のビット数と同じビット数
のレジスタ長を有するレジスタが4つあるいは8つ備え
られたものであってもよい。
ポートのビット幅のビット数と同じビット数のレジスタ
長を有するレジスタが2つ備えられている場合について
説明したが、本発明のデータ受渡装置においては、レジ
スタの数は2つに限定される必要はなく、I/Oデバイ
スのデータポートのビット幅のビット数と同じビット数
のレジスタ長を有するレジスタが4つあるいは8つ備え
られたものであってもよい。
【0019】以下、データ受渡装置に4つのレジスタが
備えられている場合の一実施形態について説明する。図
3は、本実施形態における出力受渡部を示す図である。
図4は、本実施形態における入力受渡部の一部分を示す
図である。この図には、入力受渡部のうちの、1つのレ
ジスタに対応した部分だけが示されており、入力受渡部
のうちの、他の3つのレジスタそれぞれに対応した部分
については同じ構成であるので図示を省略する。
備えられている場合の一実施形態について説明する。図
3は、本実施形態における出力受渡部を示す図である。
図4は、本実施形態における入力受渡部の一部分を示す
図である。この図には、入力受渡部のうちの、1つのレ
ジスタに対応した部分だけが示されており、入力受渡部
のうちの、他の3つのレジスタそれぞれに対応した部分
については同じ構成であるので図示を省略する。
【0020】これらの図に示す出力受渡部および入力受
渡部には、8ビットのレジスタ13,14,15,16
が4つ備えられているので、内部データバスDO,DI
および外部データバスDOUT,DINそれぞれが、8
ビットのバス幅を有する部分を4つずつ有し、セレクタ
信号の種類は4種類である。また、4つの入出力データ
から1つの入出力データをマルチプレクサ21,53に
よって選択するためのセレクタ信号等、および4種類の
セレクタ信号から1つのセレクタ信号をマルチプレクサ
31によって選択するための制御信号は2ビットであ
る。また、2ビットの制御信号等を生成するために、論
理ゲート41,42,63,64が2つずつの組で用い
られている。
渡部には、8ビットのレジスタ13,14,15,16
が4つ備えられているので、内部データバスDO,DI
および外部データバスDOUT,DINそれぞれが、8
ビットのバス幅を有する部分を4つずつ有し、セレクタ
信号の種類は4種類である。また、4つの入出力データ
から1つの入出力データをマルチプレクサ21,53に
よって選択するためのセレクタ信号等、および4種類の
セレクタ信号から1つのセレクタ信号をマルチプレクサ
31によって選択するための制御信号は2ビットであ
る。また、2ビットの制御信号等を生成するために、論
理ゲート41,42,63,64が2つずつの組で用い
られている。
【0021】このように、図3および図4示す出力受渡
部および入力受渡部を構成する各構成部分等の数は、図
1および図2に示す出力受渡部および入力受渡部を構成
する各構成部分等の数よりも多い。しかし、図3および
図4に示す出力受渡部および入力受渡部の各構成部分の
動作や役割は、図1および図2に示す出力受渡部および
入力受渡部の各構成部分の動作や役割と基本的に同じで
ある。即ち、出力受渡部では、4種類のセレクタ信号が
合成されることによってアドレスへの依存性がキャンセ
ルされたセレクタ信号が生成され、そのセレクタ信号が
マルチプレクサ21に入力されることによって、アドレ
スに関わらず出力データが選択されて、出力外部バスD
OUTのうちの最上位の8ビット部分にその出力データ
が出力される。また、入力受渡部では、I/Oデバイス
へのアクセスを行わせる8ビット命令が実行された場合
には、アドレスに関わらず入力外部バスDINのうちの
最上位の8ビット部分からの入力データが選択されて、
入力内部バスDIのうちのマルチプレクサに接続された
部分に入力される。
部および入力受渡部を構成する各構成部分等の数は、図
1および図2に示す出力受渡部および入力受渡部を構成
する各構成部分等の数よりも多い。しかし、図3および
図4に示す出力受渡部および入力受渡部の各構成部分の
動作や役割は、図1および図2に示す出力受渡部および
入力受渡部の各構成部分の動作や役割と基本的に同じで
ある。即ち、出力受渡部では、4種類のセレクタ信号が
合成されることによってアドレスへの依存性がキャンセ
ルされたセレクタ信号が生成され、そのセレクタ信号が
マルチプレクサ21に入力されることによって、アドレ
スに関わらず出力データが選択されて、出力外部バスD
OUTのうちの最上位の8ビット部分にその出力データ
が出力される。また、入力受渡部では、I/Oデバイス
へのアクセスを行わせる8ビット命令が実行された場合
には、アドレスに関わらず入力外部バスDINのうちの
最上位の8ビット部分からの入力データが選択されて、
入力内部バスDIのうちのマルチプレクサに接続された
部分に入力される。
【0022】上記説明した構成および動作によって、デ
ータ受渡装置に4つのレジスタが備えられている場合で
あっても、常にデータの入出力が、外部データバスのう
ちの、I/Oデバイスのデータポートに接続されている
部分を介して行われることとなるので、旧機種のCPU
等に対応したソフトウェアおよびI/Oデバイスを変更
することなく利用することができる。
ータ受渡装置に4つのレジスタが備えられている場合で
あっても、常にデータの入出力が、外部データバスのう
ちの、I/Oデバイスのデータポートに接続されている
部分を介して行われることとなるので、旧機種のCPU
等に対応したソフトウェアおよびI/Oデバイスを変更
することなく利用することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ受
渡装置によれば、旧機種のCPU等に対応したソフトウ
ェアおよびI/Oデバイスを変更することなく利用する
ことができる。
渡装置によれば、旧機種のCPU等に対応したソフトウ
ェアおよびI/Oデバイスを変更することなく利用する
ことができる。
【図1】本発明のデータ受渡装置の一実施形態における
出力受渡部を示す図である。
出力受渡部を示す図である。
【図2】本発明のデータ受渡装置の一実施形態における
入力受渡部を示す図である。
入力受渡部を示す図である。
【図3】本発明のデータ受渡装置の他の実施形態におけ
る出力受渡部を示す図である。
る出力受渡部を示す図である。
【図4】本発明のデータ受渡装置の他の実施形態におけ
る入力受渡部の一部分を示す図である。
る入力受渡部の一部分を示す図である。
【図5】I/Oデバイスが2つ用いられる場合の、アド
レスとI/Oデバイスとの対応を示す図である。
レスとI/Oデバイスとの対応を示す図である。
DO 出力内部バス DI 入力内部バス DOUT 出力外部バス DIN 入力外部バス 11,12 レジスタ 20,21,30,31,51,52,53 マルチ
プレクサ 40,41,42,61,62,63,64 論理ゲ
ート
プレクサ 40,41,42,61,62,63,64 論理ゲ
ート
Claims (1)
- 【請求項1】 所定のビット幅のレジスタ複数を有し、
前記所定のビット幅と同じビット幅のデータポートを有
するI/Oデバイスと前記レジスタとの間のデータの受
渡しを担うデータ受渡装置において、 前記I/Oデバイスのデータポートに接続される外部デ
ータバスと、 前記レジスタそれぞれに接続される部分複数からなる内
部データバスと、 前記内部データバスの、前記レジスタ複数のうちのいず
れか1つのレジスタに接続された部分と前記外部データ
バスとの間を、外部デバイスのアクセス先を定めるアド
レスとは独立に定められてなる制御信号に応じて切換自
在に接続する接続切換回路とを備えたことを特徴とする
データ受渡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28335697A JPH11120114A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | データ受渡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28335697A JPH11120114A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | データ受渡装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11120114A true JPH11120114A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17664434
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28335697A Withdrawn JPH11120114A (ja) | 1997-10-16 | 1997-10-16 | データ受渡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11120114A (ja) |
-
1997
- 1997-10-16 JP JP28335697A patent/JPH11120114A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |