JP2000131394A - 診断機能付き論理集積回路 - Google Patents

診断機能付き論理集積回路

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JP2000131394A
JP2000131394A JP10308473A JP30847398A JP2000131394A JP 2000131394 A JP2000131394 A JP 2000131394A JP 10308473 A JP10308473 A JP 10308473A JP 30847398 A JP30847398 A JP 30847398A JP 2000131394 A JP2000131394 A JP 2000131394A
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Toyohito Iketani
豊人 池谷
Masatoshi Kawashima
正敏 川島
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 診断回路を内蔵した論理集積回路において、
回路規模を増大させることなユーザースキャンのような
各種スキャンテストを実行できるようにする。 【解決手段】 バウンダリスキャンテスト制御回路(2
0)とBIST方式のテストのためのスキャンパス(S
P1〜SPm)を利用して、ユーザーモードで内部論理
回路内の任意のフリップフロップ(FF11〜FFm
n)に保持されているデータを読み出せるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体論理集積回路に
おける診断技術に関し、特にバウンダリスキャン方式の
テスト制御回路を内蔵した論理集積回路におけるスキャ
ンテストに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、論理集積回路にはシフトスキャン
方式の診断機能を設けたものがある。シフトスキャン方
式の診断回路は、論理回路を構成する複数のフリップフ
ロップを直列形態に接続してシフトレジスタを構成可能
にし、診断時にこのシフトレジスタに入力ピンからテス
トデータをスキャンインして論理回路の内部に直接デー
タを入れて動作させるとともに、ある時点でフリップフ
ロップに保持されているデータを、シフトレジスタを利
用して出力ピンにスキャンアウトさせることで、効率の
良い診断を行なえるようにした技術である。
【0003】なお、初期のシフトスキャン方式の診断回
路は外部からテストパターンを入力してその結果を専用
の外部端子から直接出力させてテスタに読み込んで判定
するというものであった。しかしながら、近年において
は、論理集積回路の論理が大規模化されるようになって
きているため、所望の故障検出率を達成するのに必要な
テストパターンも非常に多くなり、外部から入力する方
式では対応できなくなってきた。そこで、論理集積回路
内に疑似乱数発生回路のようなテストパターン発生回路
を内蔵させたBIST(ビルトインセルフテスト)方式
の診断技術が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシフトスキャン
方式の診断回路は、一般的には、論理集積回路の開発時
の最終段階で試作されたチップの内部論理回路が期待ど
おりに動作するか検証し、不具合がある場合にはその個
所を検出するために利用する機能であり、ユーザーには
開放されていなかった。そのため、BIST方式の診断
回路を内蔵した論理集積回路のユーザーが、シフトスキ
ャン方式の診断回路を動作させて回路の検証を行なうよ
うなことはできなかった。
【0005】しかしながら、本発明者は、ユーザーが開
発したシステムを検証したり当該論理集積回路チップが
搭載されたシステムを制御するプログラムのデバッグ等
を行なう場合に、論理集積回路内の任意のフリップフロ
ップに保持されているデータを外部に読み出す機能(以
下、ユーザースキャン機能と称する)があると便利であ
る。そのため、ユーザーが要求する場合には、別途ユー
ザーのためのシフトスキャンパスを論理集積回路チップ
内に設ける必要があり、回路が複雑かつ大規模になると
いう課題があった。
【0006】この発明の目的は、診断回路を内蔵した論
理集積回路において、回路規模を増大させることなくユ
ーザースキャンのような各種スキャンテストを実行でき
るようにすることにある。
【0007】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述および添付図面
から明らかになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0009】すなわち、半導体集積回路にはボード間あ
るいはボード上の他の半導体集積回路チップとの間の接
続状態を診断するためのバウンダリスキャンテスト制御
回路が設けられているものがあり、外部からテストモー
ドを指定してこのバウンダリスキャンテスト制御回路に
インストラクションコードを入力するとその内容に応じ
た処理が実行されるように構成されている。
【0010】本発明は、バウンダリスキャンテスト制御
回路とBIST方式のテストのためのスキャンパスを利
用して、ユーザーモードで内部論理回路内の任意のフリ
ップフロップに保持されているデータを読み出せるよう
に構成したものである。
【0011】具体的には、内部回路内に設けられたスキ
ャンパスを用いて第1の動作モードで動作して上記内部
回路の診断を行なう第1の診断回路と、外部とのインタ
フェース部に設けられたスキャンパスを用いて第2の動
作モードで動作して外部との接続の診断を行なう第2の
診断回路とを備えた論理集積回路において、上記第2の
診断回路は上記第1の診断回路を制御して上記内部回路
内の任意のフリップフロップ回路の保持データを読出し
可能に構成するようにした。
【0012】上記した手段によれば、第2の診断回路で
あるバウンダリスキャン制御回路によりユーザースキャ
ンによるデータの読出しを行なうことができるため、第
1の診断回路と第2の診断回路とでハードウェア資源を
共有することができ、回路規模を増大させることなくユ
ーザースキャンのような各種スキャンテストを実行する
ことができるようになる。
【0013】また、上記第1の診断回路は、制御用レジ
スタと上記内部回路内のスキャンパスに供給するテスト
パターンを発生するパターン発生回路とを備えるととも
に、上記第2の診断回路が上記内部回路内の任意のフリ
ップフロップ回路の保持データを読み出す際には上記制
御用レジスタの設定データに基づいて動作するように構
成する。これにより、より複雑な診断制御を回路規模を
増大させることなく実現することができる。
【0014】さらに、上記第2の診断回路は、診断結果
の出力用外部端子に接続された選択回路を備え、上記内
部回路内の任意のフリップフロップ回路から読み出され
た保持データは上記選択回路を介して外部へ出力される
ように構成すると良い。これによって、診断結果を出力
する外部端子を第1の診断回路と第2の診断回路とで共
有できるため外部端子数を減らすことができる。
【0015】また、内部回路内に第1のスキャンパスが
設けられているとともに、外部とのインタフェース部に
第2のスキャンパスが設けられ、該第2のスキャンパス
を用いて外部との接続の診断を行なう診断回路を備え、
前記診断回路は上記内部回路内の第1のスキャンパスを
用いて上記内部回路の診断を実行可能に構成する。これ
により、内部回路の診断とインタフェースによる診断と
を共通の制御回路により制御することができ、回路規模
をさらに縮減することができる。
【0016】さらに、上記第1のスキャンパスは複数の
系列に分割され、各系列のスキャンパスは上記第2のス
キャンパスに接続されて、第1のスキャンパスは第2の
スキャンパスを介してテストパターンおよびテスト結果
のシフトが行なわれるように構成する。これによって、
回路規模の増大を防止しつつ診断効率を上げることがで
きるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を、図面
を用いて説明する。
【0018】図1は本発明に係る診断機能を備えた論理
LSIの診断回路部分の構成を示したものである。この
実施例において、FF11,FF12……FFmnで表
わされているのは、内部論理回路を構成するフリップフ
ロップ、11は診断時にテストパターンを発生する疑似
乱数発生器などからなるパターン発生器、12はテスト
結果を圧縮して出力するパターン圧縮器、13はこれら
のパターン発生器11やパターン圧縮器12、フリップ
フロップFF11〜FFmnを制御してスキャンテスト
を実行するセルフテスト制御回路である。
【0019】上記フリップフロップFF11〜FFmn
は、通常のラッチ機能の他に同図に示すようなスキャン
パスSP1,SP2……SPmを構成可能な形式の回路
が使用されており、各フリップフロップは、通常動作時
には、図示しない前段の論理ゲート回路等から出力され
るデータを取り込んで次段の論理ゲート回路に出力す
る。そして、スキャンテスト時には、シフトレジスタを
構成するように接続が切り替えられて、テストデータが
各スキャンパスに沿ってシフトされて行く。パターン圧
縮器12は、各スキャンパスを通して送られてくるビッ
トデータを符号圧縮してシリアルデータとして出力する
機能を有するとともに、この実施例ではユーザースキャ
ン機能を実現可能にするため制御信号によってシフトレ
ジスタとしても動作できるように構成されている。
【0020】セルフテスト制御回路13は、モード設定
レジスタ14が設けられており、外部よりこのモード設
定レジスタ14に所定のモードを示すデータが設定され
ると、その設定されたモードに従った制御を行ない、例
えば上記パターン発生器11を動作させてテストパター
ンを発生させ、このテストパターンをフリップフロップ
FF11〜FFmnにスキャンインさせたり、パターン
圧縮器12により圧縮されたテスト結果を出力させたり
する。上記パターン発生器11、パターン圧縮器12、
セルフテスト制御回路13およびモード設定レジスタ1
4によってセルフテスト回路10が構成されている。
【0021】図1に示されているように、この実施例の
論理LSIには、上記セルフテスト回路10以外に、ボ
ード間あるいはボード上の他の半導体集積回路チップと
の間の接続状態を診断するためのバウンダリスキャンテ
スト制御回路20が設けられている。このバウンダリス
キャンテスト制御回路20は、外部からテストモードを
指定してこのバウンダリスキャンテスト制御回路20に
インストラクションコードを入力するとその内容に応じ
た処理を実行するように構成されている。しかも、この
実施例の論理LSIでは、上記バウンダリスキャンテス
ト制御回路20によりセルフテスト回路10を制御し
て、ユーザーモードで任意のフリップフロップのデータ
を外部へ取り出すユーザースキャンも行なえるように構
成されている。
【0022】図2には、本発明を適用した論理LSIに
おけるバウンダリスキャンテスト制御回路20と、BI
ST制御回路13によって制御されるスキャンテスト回
路10との関係が、また図3にはバウンダリスキャンテ
スト制御回路20の概略構成が示されている。
【0023】バウンダリスキャンテスト制御回路20
は、図3に示されているように、外部から供給されるテ
ストモード制御信号TMSによって動作するランダムロ
ジック回路21と、該ランダムロジック回路21から出
力される制御コードを保持するフリップフロップFF1
〜FF4からなる制御用レジスタ22と、この制御用レ
ジスタ22に保持された制御コードをデコードして所定
の制御信号を出力する制御用デコータ23と、テストデ
ータ入力端子TDIから入力されるデータを制御用デコ
ータ23から出力される制御信号に基づいて取り込むイ
ンストラクションレジスタ24等から構成されている。
【0024】上記制御用レジスタ22および制御用デコ
ータ23は、特に制限されないが、外部から供給される
クロック信号TCKによってそれぞれ動作する。インス
トラクションレジスタ24は、シフトレジスタで構成さ
れ、制御用レジスタ22にインストラクションレジスタ
のシフト指令コードが保持されたときに制御用デコータ
23から出力される制御信号に基づいて保持データを1
ビットずつシフトしながら出力する。
【0025】また、ランダムロジック回路21は外部か
らのテストモード制御信号TMSと制御用レジスタ22
からのフィードバック信号とに基づいて次の制御コード
を生成し出力するように構成されている。このランダム
ロジック回路の代わりにマイクロ制御コードを記憶する
ROM(リードオンリメモリ)を使用することも可能で
ある。
【0026】なお、バウンダリスキャンテスト制御回路
20によって実行されるバウンダリスキャンテストは、
図4に示すように、当該論理LSI100が搭載された
ボード200上の他の論理LSI110と接続された入
出力端子30a〜30nに対応してそれぞれ設けられフ
リップフロップからなるバウンダリスキャンレジスタ4
0に、入出力端子30a〜30nを介して、テスタ等に
よりテストデータ入力端子TDIに入力されたテストデ
ータをバウンダリスキャンテスト制御回路20からスキ
ャンインして他の論理LSI110へ出力させたり、他
の論理LSI110から出力されバウンダリスキャンレ
ジスタ40に取り込まれた入力データをスキャンアウト
させてバウンダリスキャンテスト制御回路20へ読み込
んでテストデータ出力端子TDOより出力させてテスタ
等で判定するものである。
【0027】図2に示すように、この実施例の論理LS
Iには、バウンダリスキャンレジスタ40とBIST制
御回路13内のモード設定レジスタ14とパターン圧縮
器12に保持されているデータのいずれかを選択的にテ
ストデータ出力端子TDOよりLSI外部へ出力させる
セレクタ25が設けられている。
【0028】また、特に制限されないが、この実施例で
は、上記バウンダリスキャンテスト制御回路20へデー
タを入力するためのテストデータ入力端子TDIにセル
フテスト回路10を構成するモード設定レジスタ14や
パターン発生回路11が接続され、このテストデータ入
力端子TDIからモード設定データやパターン発生回路
11のイニシャライズ用データを取り込めるように構成
されている。これにより、外部端子数を節約することが
できる。
【0029】図5には、ユーザーモードにおいて、論理
LSI内部の任意のフリップフロップに保持されている
データを読み出すユーザースキャン動作時のデータ転送
の様子が示されている。
【0030】この実施例の論理LSIでは、先ず、テス
トモード制御信号TMSによってバウンダリスキャンテ
スト制御回路20内の制御レジスタ22に、インストラ
クションレジスタ24に対してインストラクションコー
ドを入力させる所定の制御コードを設定し、インストラ
クションレジスタ24にユーザースキャンテストを実行
するためのインストラクションコードを入力させる。ま
た、セルフテスト回路10内のモード設定レジスタ14
には読み出したいデータが入っているフリップフロップ
の位置(M,N)をテストデータ入力端子TDIより入
力して設定する。
【0031】次に、上記制御レジスタ22にインストラ
クションレジスタ24内のインストラクションコードを
有効にする制御コードを保持させる。すると、セレクタ
25はセルフテスト用のパターン圧縮器12をテストデ
ータ出力端子TDOに接続される状態に設定されるとと
もに、インストラクションレジスタ24内のインストラ
クションコードによって、BIST制御回路13が所定
の制御動作を開始し、スキャン用フリップフロップFF
11〜FFmnがスキャン動作してパターン圧縮器12
に向かってMビットだけデータをシフトする。そして、
所望の位置(M,N)のフリップフロップのデータがパ
ターン圧縮器12に達した時点でスキャン動作が停止さ
れ、パターン圧縮器12が制御信号によってシフトレジ
スタとして動作するように制御された状態でシフト動作
を開始し、Nビットだけシフトする。これによって、所
望の位置(M,N)のフリップフロップのデータがセレ
クタ25を通してテストデータ出力端子TDOより出力
される。
【0032】図6には、上記ユーザースキャンを可能に
するためすなわち圧縮機能の他にシフトレジスタ機能も
有する上記パターン圧縮器12の単位構成回路の具体例
が示されている。
【0033】図6の回路においては、入力端子MDTi
に前記各スキャンパスSPiからの信号が入力される。
入力端子MDTiから入力された信号はANDゲート回
路G1を介してエクスクルーシブOR(排他的論理和)
ゲート回路EORの一方の入力端子に供給される。この
エクスクルーシブORゲート回路EORの他方の入力端
子には、データ端子Dの入力信号と制御端子MCCUT
の入力信号を入力とするANDゲートG2の出力信号が
入力され、エクスクルーシブORゲート回路EORの出
力は、縦続接続されたD型フリップフロップFF1,F
F2のうち、前段のフリップフロップFF1のデータ端
子に入力され、FF1の出力が後段のフリップフロップ
FF2のデータ端子に入力されている。BMC1,BM
C2はフリップフロップFF1,FF2をラッチ動作さ
せる位相の異なるクロック信号である。
【0034】上記ANDゲート回路G1は制御信号BM
CUTによって制御され、データ入力端子DIには前段
の単位構成回路からの出力信号が入力されるように構成
されている。この実施例の単位構成回路は、ハッチング
が付されているANDゲート回路G2が新たに付加され
たもので、制御信号MCCUTがロウレベルにされると
ANDゲート回路G2の出力がロウレベルに固定される
ためエクスクルーシブORゲート回路EORが非反転の
バッファとして動作する。
【0035】従って、この実施例の単位構成回路は、制
御信号BMCUTをハイレベルにしてANDゲートG1
を開きかつMCCUTをロウレベルにしてANDゲート
G2を閉じてスキャンパスSPiからの信号を取込み、
その後制御信号BMCUTをロウレベルにしてANDゲ
ートG1を閉じかつMCCUTをハイレベルにしてAN
DゲートG2を開いた状態でクロックBMC1,BMC
2を供給することにより、スキャンパスSPiから当該
回路に取り込まれたデータを次段の回路にシフトさせる
ことができる。なお、制御信号BMCUTとMCCUT
を共にハイレベルにすると、ANDゲート回路G1とG
2がそれぞれ入力端子MDTiに入力されるスキャンパ
スSPiからの信号とデータ入力端子DIに入力される
前段の単位構成回路からの出力信号をエクスクルーシブ
ORゲート回路EORに供給することにより圧縮動作を
行なう。
【0036】上記のように、この実施例では、バウンダ
リスキャンテスト制御回路20によりセルフテスト回路
10を制御して、ユーザーモードで任意のフリップフロ
ップのデータを外部へ取り出すユーザースキャンも行な
えるように構成されている。しかも、ユーザースキャン
機能を実現可能にするための回路の変更は僅かで済むの
で、回路規模を増大させることなくユーザースキャンの
ような各種スキャンテストを実行することができる。つ
まり、バウンダリスキャンテスト制御回路20やセルフ
テスト回路10とは別個にユーザースキャンを実現する
ための回路を設ける場合に比べてハードウェアのオーバ
ーヘッド量を大幅に減らすことができる。
【0037】図7および図8は、本発明の他の実施例を
示す。このうち図7の実施例は、図1に示されているよ
うなパターン発生器11やパターン圧縮器12、BIS
T制御回13等からなるセルフテスト回路10を設ける
代わりに、図4に示されているバウンダリスキャン用レ
ジスタを利用して、内部論理回路内のフリップフロップ
FF11〜FFmnのスキャンテストを行なうとともに
テスト結果をスキャンアウトして、セレクタ25を介し
てテストデータ出力端子TDOより出力させるようにし
たものである。
【0038】また、図8の実施例は、内部論理回路内の
すべてのフリップフロップFF11〜FFmnをリンク
させて1つのシフトレジスタとし、このスキャンパスに
バウンダリスキャンテスト制御回路20のテストデータ
入力端子TDIよりテストデータをスキャンインさせ、
セレクタ25を介してテスト結果をテストデータ出力端
子TDOよりスキャンアウトさせるようにしたものであ
る。
【0039】図7の実施例も図8の実施例も制御は、バ
ウンダリスキャンテスト制御回路20内のインストラク
ションレジスタ24に設定されたインストラクションコ
ードに従って実行される。これらの実施例によれば、専
用のスキャンテスト回路を設けることなく論理回路部内
のフリップフロップのスキャンテストを実行することが
でき、より一層回路規模を減らすことができる。
【0040】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば上記
実施例では内部論理回路を構成するフリップフロップF
F11〜FFmnがm列のスキャンパスを構成するよう
に接続がなされている場合を説明したが、図6と同様
に、1本のスキャンパスを構成するように接続されてい
る場合にも適用することができる。
【0041】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である論理L
SIに適用したものについて説明したが、本発明はそれ
に限定されるものでなく、ディジタル回路とアナログ回
路が混在したLSIその他半導体集積回路一般に利用す
ることが出来る。
【0042】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0043】すなわち、本発明に従うと、診断回路を内
蔵した論理集積回路において、回路規模を増大させるこ
となく各種スキャンテストを実行することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る診断機能を備えた論理LSIの診
断回路部分の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用した論理LSIにおけるバウンダ
リスキャンテスト制御回路と、BIST制御回路によっ
て制御されるスキャンテスト回路との関係を示す説明図
である。
【図3】バウンダリスキャンテスト制御回路の概略構成
を示すブロック図である。
【図4】バウンダリスキャンテストを可能にするバウン
ダリスキャンレジスタの構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の診断回路を用いてユーザースキャンを
実行する場合のデータ転送の様子を示す説明図である。
【図6】実施例の診断回路においてユーザースキャン機
能を実現するのに好適な圧縮器の一実施例を示す回路構
成図である。
【図7】本発明に係る診断回路の他の実施例を示す概略
構成図である。
【図8】本発明に係る診断回路の他の実施例を示す概略
構成図である。
【符号の説明】
FF11〜FFmn スキャン用シフトレジスタを構成
可能なフリップフロップ 10 セルフスキャンテスト回路 11 パターン発生器 12 パターン圧縮器 13 BIST制御回路 14 モード設定レジスタ 20 バウンダリスキャンテスト制御回路 21 ランダムロジック回路 22 制御用レジスタ 23 制御用デコータ 24 インストラクションレジスタ 25 セレクタ 40 バウンダリスキャンレジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA01 AC10 AD05 AE07 AG05 AK16 AK19 5B048 AA20 BB05 CC18 DD06 DD10 5J056 AA00 BB59 BB60 CC00 CC18 FF01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路内に設けられたスキャンパスを
    用いて第1の動作モードで動作して上記内部回路の診断
    を行なう第1の診断回路と、外部とのインタフェース部
    に設けられたスキャンパスを用いて第2の動作モードで
    動作して外部との接続の診断を行なう第2の診断回路と
    を備えた論理集積回路であって、上記第2の診断回路は
    上記第1の診断回路を制御して上記内部回路内の任意の
    フリップフロップ回路の保持データを読出し可能に構成
    されていることを特徴とする診断機能付き論理集積回
    路。
  2. 【請求項2】 上記第1の診断回路は、制御用レジスタ
    と上記内部回路内のスキャンパスに供給するテストパタ
    ーンを発生するパターン発生回路とを備えるとともに、
    上記第2の診断回路が上記内部回路内の任意のフリップ
    フロップ回路の保持データを読み出す際には上記制御用
    レジスタの設定データに基づいて動作するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の診断機能付
    き論理集積回路。
  3. 【請求項3】 上記第2の診断回路は、診断結果の出力
    用外部端子に接続された選択回路を備え、上記内部回路
    内の任意のフリップフロップ回路から読み出された保持
    データは上記選択回路を介して外部へ出力されるように
    構成されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の診断機能付き論理集積回路。
  4. 【請求項4】 内部回路内に第1のスキャンパスが設け
    られているとともに、外部とのインタフェース部に第2
    のスキャンパスが設けられ、該第2のスキャンパスを用
    いて外部との接続の診断を行なう診断回路を備え、前記
    診断回路は上記内部回路内の第1のスキャンパスを用い
    て上記内部回路の診断を実行可能に構成されていること
    を特徴とする診断機能付き論理集積回路。
  5. 【請求項5】 上記第1のスキャンパスは複数の系列に
    分割され、各系列のスキャンパスは上記第2のスキャン
    パスに接続されて、第1のスキャンパスは第2のスキャ
    ンパスを介してテストパターンおよびテスト結果のシフ
    トが行なわれるように構成されていることを特徴とする
    請求項4に記載の診断機能付き論理集積回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109512A (ja) * 2001-02-15 2009-05-21 Syntest Technologies Inc 自己試験中または走査試験中にクロックドメインにまたがる故障を検出するか突き止める複数キャプチャdftシステム
JPWO2015198367A1 (ja) * 2014-06-25 2017-04-20 富士通株式会社 集積回路のテスト回路、情報処理装置および集積回路のテスト方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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