JP2000131248A - X線分析方法および装置 - Google Patents

X線分析方法および装置

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JP2000131248A
JP2000131248A JP10299603A JP29960398A JP2000131248A JP 2000131248 A JP2000131248 A JP 2000131248A JP 10299603 A JP10299603 A JP 10299603A JP 29960398 A JP29960398 A JP 29960398A JP 2000131248 A JP2000131248 A JP 2000131248A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に薄膜を形成した試料における薄膜の
組成と厚さを十分正確に求めることができるX線分析方
法等を提供する。 【解決手段】 波長分散型蛍光X線分析方法により、ま
ず、薄膜の組成と付着量量を得る。さらに、得られた付
着量と、同一の薄膜について臨界角およびX線の波長と
の関係から算出した密度とを用いて薄膜の厚さを算出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板上に薄膜を形
成した試料における薄膜の組成と厚さを求めるX線分析
方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体ウエハ等の基板上に薄
膜を形成した試料について、薄膜の組成と厚さを求めて
薄膜を評価する方法のひとつに、波長分散型蛍光X線分
析がある。この波長分散型蛍光X線分析では、まず、試
料に1次X線を照射して発生する2次X線を分光器で分
光し、その分光された2次X線すなわち薄膜中の各成分
(元素)から発生する蛍光X線の強度を測定し、各測定
強度から各成分が基板の単位面積あたりに付着した重量
である付着量を算出し、各成分の付着量およびそれらの
総計たる薄膜全体の付着量から薄膜の組成を算出する。
そして、代表的な試料における薄膜の密度(既知であ
る)で、前記算出した薄膜の付着量を除して、薄膜の厚
さを算出する。ここで、波長分散型蛍光X線分析は、エ
ネルギー分散型蛍光X線分析よりも、分光分解能が高
く、薄膜の組成がより正確に求められる。
【0003】一方、いわゆるX線反射率計を用い、試料
に入射角を変化させながら単色X線を照射して、全反射
する臨界角から薄膜の密度、入射角に対する反射率の変
化の周期から薄膜の厚さを求めることもできる。ただ
し、X線反射率の測定によって薄膜の組成を求めること
はできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の波長分
散型蛍光X線分析では、分析対象の試料における薄膜の
密度と必ずしも一致しない代表的な試料における薄膜の
密度を用いるので、薄膜の厚さを十分正確に求めること
ができない。また、従来のX線反射率測定では、薄膜の
厚さが増すにつれ、前記周期が短くなり、しかも下層ま
たは基板からの反射X線がその上の層で吸収されて強度
が低下するので、膜厚の検出が困難となり、やはり薄膜
の厚さを十分正確に求めることができない。
【0005】本発明は前記従来の問題に鑑みてなされた
もので、基板上に薄膜を形成した試料における薄膜の組
成と厚さを十分正確に求めることができるX線分析方法
および装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1のX線分析方法では、まず、基板上に薄膜
を形成した試料に1次X線を照射し、試料から発生する
2次X線を分光器で分光し、その分光された2次X線の
強度を測定し、その測定強度から、薄膜の組成と、薄膜
が基板の単位面積あたりに付着した重量である付着量と
を算出する。一方、試料表面に所定の角度で連続X線を
照射し、前記所定の角度を臨界角として照射後試料表面
に沿って進むX線の波長を検出し、その検出波長から薄
膜の密度を算出する。そして、その密度で前記付着量を
除して薄膜の厚さを算出する。
【0007】請求項1の方法によれば、波長分散型蛍光
X線分析方法により、まず、薄膜の正確な組成と付着量
が得られる。さらに、得られた付着量と、同一の薄膜に
ついて臨界角およびX線の波長との関係から算出した密
度とを用いて薄膜の厚さを算出することにより、薄膜の
厚さを十分正確に求めることができる。
【0008】請求項2のX線分析装置は、請求項1の方
法に用いる装置であり、まず、基板上に薄膜を形成した
試料が固定される試料台と、試料に1次X線を照射する
第1X線源と、試料から発生する2次X線を分光する分
光器と、その分光器で分光された2次X線の強度を測定
する第1検出器とを備えている。そして、この装置は、
さらに、試料表面に所定の角度で連続X線を照射する第
2X線源と、前記所定の角度を臨界角として照射後試料
表面に沿って進むX線の波長を検出する第2検出器と、
以下の算出手段とを備えている。算出手段は、前記第1
検出器による測定強度から薄膜の組成と薄膜が基板の単
位面積あたりに付着した重量である付着量とを算出し、
前記第2検出器による検出波長から薄膜の密度を算出
し、その密度で前記付着量を除して薄膜の厚さを算出す
る。請求項2の装置によっても、請求項1の方法と同様
の作用効果がある。
【0009】請求項3のX線分析装置は、まず、請求項
2の装置と同様に、試料台と、第1X線源と、分光器
と、第1検出器と、第2X線源とを備えている。そし
て、この装置は、さらに、第2X線源から照射後のX線
を通過させるスリットと、前記所定の角度を臨界角とし
て照射後試料表面に沿って進む表面進行X線、または前
記所定の角度が臨界角よりも大きく照射後反射する種々
の波長の反射X線が前記スリットを通過するように、前
記スリットを試料表面に略垂直に移動させる移動手段
と、前記スリットを通過するX線の波長に対する反射率
を検出する第2検出器と、以下の第1算出手段と、第2
算出手段とを備えている。
【0010】第1算出手段は、前記第1検出器による測
定強度から薄膜の組成と薄膜が基板の単位面積あたりに
付着した重量である付着量とを算出し、前記第2検出器
で検出した前記表面進行X線の波長から薄膜の密度を算
出し、その密度で前記付着量を除して薄膜の厚さを算出
する。前記第2算出手段は、前記第1検出器による測定
強度から薄膜の組成を算出し、前記第2検出器で検出し
た前記反射X線の波長に対する反射率の変化の周期から
薄膜の厚さを算出する。請求項3の装置によれば、請求
項2の装置と同様の作用効果がある他、薄膜が薄い場合
には、第2算出手段によって、請求項2の装置と同様に
正確な薄膜の組成を算出することができるとともに、反
射X線の波長に対する反射率の変化の周期から十分正確
な薄膜の厚さを算出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態のX線
分析方法について説明する。まず、この方法に用いる装
置について、図1にしたがって説明する。この装置は、
半導体ウエハ等のように基板1上に薄膜2を形成したも
のを試料3とするが、まず、従来の波長分散型蛍光X線
分析装置と同様に、試料3が固定される試料台4と、試
料3に1次X線5を照射する第1X線源6と、試料3か
ら発生する2次X線7を分光する分光器8と、その分光
器8で分光された2次X線9の強度を測定する第1検出
器10とを備えている。
【0012】ここで、この装置は多元素同時分析型であ
り、第1X線源6は、試料台4の直上に設置され、試料
3に含まれる複数の元素から発生する蛍光X線7のそれ
ぞれ9A,9B…を、第1X線源6の周囲に設置した複
数の分光器8A,8B…および第1検出器10A,10
B…を用いて分析する。ただし、本発明においてはこれ
に限らず、単一の分光器および検出器を用い、検出器に
入射する蛍光X線の波長が変化するように分光器と検出
器を連動させるゴニオメータを備えたスキャン型であっ
てもよい。
【0013】この装置は、さらに、試料3の表面(薄膜
2の表面でもある)3aに例えば0.15度程度の小さ
な所定の角度θで連続X線11を照射する第2X線源1
2と、第2X線源12から照射後のX線13,18を通
過させるスリット17とを備えている。スリット17
は、例えば板状で、X線13,18を通過させる孔17
aを有する。
【0014】そして、この装置は、前記所定の角度θを
臨界角として照射後試料表面3aに沿って進む表面進行
X線13、または前記所定の角度θが臨界角よりも大き
く照射後反射する種々の波長の反射X線18がスリット
17を通過するように、スリット17を試料表面3aに
略垂直に移動させる移動手段19と、スリット17を通
過するX線13,18の波長に対する反射率を検出する
第2検出器14とを備えている。移動手段19は、例え
ばモータならびにラックおよびピニオン等からなり、第
2検出器14は、SSDのようにエネルギー分解能を有
するものである。
【0015】さらに、この装置は、以下の第1算出手段
15と、第2算出手段16とを備えている。第1算出手
段15は、第1検出器10による測定強度から薄膜2の
組成と薄膜2が基板の単位面積あたりに付着した重量で
ある付着量とを算出し、第2検出器14で検出した前記
表面進行X線13の波長から薄膜2の密度を算出し、そ
の密度で前記付着量を除して薄膜2の厚さを算出する。
前記第2算出手段16は、第1検出器10による測定強
度から薄膜2の組成を算出し、第2検出器14で検出し
た前記反射X線18の波長に対する反射率の変化の周期
から薄膜2の厚さを算出する。
【0016】次に、この装置を用いる本実施形態の方法
について説明する。今、分析対象の試料3における薄膜
2の組成と厚さを求めるとすると、まず、従来の波長分
散型蛍光X線分析方法と同様に、試料3を試料台4に固
定し、第1X線源6から1次X線5を照射し、試料3か
ら発生する蛍光X線7を分光器8A,8B…で分光し、
その分光された各蛍光X線すなわち薄膜2中の各成分
(元素)から発生する蛍光X線9A,9B…の強度を測
定し、第1算出手段15で各測定強度から各成分が基板
1の単位面積あたりに付着した重量である付着量を算出
し、各成分の付着量およびそれらの総計たる薄膜全体の
付着量wから薄膜の組成を算出する。これらの算出は、
いわゆる検量線法やファンダメンタルパラメータ法によ
る。
【0017】また、本実施形態の方法では、移動手段1
9により、前記表面進行X線13がスリット17を通過
して第2検出器14に入射するように、スリット17を
第1の低い位置に設定しておき(図1に示す状態)、試
料表面3aに所定の角度θで第2X線源12から連続X
線11を照射し、第2検出器14により、入射する表面
進行X線13において波長に対する反射率が最大となる
波長を表面進行X線13の波長として検出し、第1算出
手段15でその検出波長から薄膜2の密度を算出し、さ
らに、その密度で前記薄膜の付着量wを除して薄膜2の
厚さを算出する。より具体的に説明すると、まず、試料
表面3aにX線を照射した場合に、そのX線が全反射さ
れるか否かは、試料表面3aへの入射角が臨界角よりも
小さいか否かによるが、その臨界角θC は、X線の波長
λおよび薄膜2の密度ρによって異なり、次式(1)で
表される。
【0018】θC =0.51ρ1/2 λ …(1)
【0019】したがって、所定の角度θで種々の波長の
X線を含む連続X線11を照射すると、その所定の角度
θが臨界角よりも小さくなるような波長のX線は全反射
し、所定の角度θが臨界角よりも大きくなるような波長
のX線は一部が反射して残部が薄膜2に入射し、所定の
角度θが臨界角θC と一致した波長λのX線13は一部
が反射して残部が試料表面3aに沿って進む(以後、こ
のX線13を表面進行X線という)。そこで、この表面
進行X線13をエネルギー分解能を有する第2検出器1
4に入射させれば、波長に対する反射率が最大となる波
長λを表面進行X線13の波長λとして検出でき、前式
(1)により薄膜2の密度ρを正確に算出できる。そし
て、次式(2)に示すように、その密度ρで前記薄膜の
付着量wを除せば、薄膜2の厚さdが算出できる。
【0020】d=w/ρ …(2)
【0021】このように、本実施形態の方法によれば、
波長分散型蛍光X線分析方法によりまず、薄膜2の正確
な組成と付着量wが得られる。さらに、得られた付着量
wと、同一の薄膜2について臨界角θC およびX線の波
長λとの関係から算出した密度ρとを用いて薄膜2の厚
さdを算出することにより、薄膜2の厚さdを十分正確
に求めることができる。
【0022】さらに、この装置を用いれば、上述したの
とは別の方法で薄膜2の厚さdを求めることもできる。
まず、その原理について、説明する。前述したように、
一般に、1次X線が臨界角θC よりも小さい角度で試料
に照射されると、1次X線は全反射する。図2(a)に
3種類の波長λ1 ,λ2 ,λ3 における1次X線の角度
に対する反射率の特性を対数表示で示す。波長λ1 の1
次X線の反射率R1は、臨界角θC1よりも大きい入射角
度では低下する。波長λ1 よりも長い波長λ2のX線の
反射率R2 は、臨界角θC2よりも大きい入射角度で低下
し、この臨界角θC2は臨界角θC1よりも大きい。波長λ
2 よりもさらに長い波長λ3 のX線の反射率R3 は、臨
界角θC3よりも大きい入射角度で低下し、この臨界角θ
C3は臨界角θC2よりも大きい。すなわち、臨界角θC
照射するX線の波長に依存し、X線の波長が大きいほど
臨界角θC は大きい。
【0023】ここで、入射角度θがθf で固定されてい
るとすると、波長λ1 ,λ2 ,λ3の入射角度θf にお
ける反射率P1 ,P2 ,P3 は、図2(b)の1次X線
の波長に対する反射率としてプロットされ、波長が短い
ほど反射率が低下する曲線Rで示す特性が得られる。本
実施形態の方法は、この波長に対する反射率特性を利用
したものである。
【0024】次に、この原理を利用した本実施形態の方
法を具体的に説明する。まず、図1において、移動手段
19により、前記所定の角度θが臨界角θC よりも大き
く照射後反射する種々の波長の反射X線18がスリット
17を通過して第2検出器14に入射するように、スリ
ット17を第2の高い位置に設定しておく。このとき前
記表面進行X線13はスリット17により遮断される。
なお、所定の角度θが0.15度で、試料表面3aの中
心(入射X線11の入射点)からスリット17までの距
離が50cmであるとすると、移動手段19によるスリ
ット17の移動距離は、わずか1.3mm程度でよいこ
とになる。また、第2検出器14に受光面が5mm×5
mm程度のものを用いれば、第2検出器14は固定した
ままでよい。
【0025】薄膜2の組成については、第2算出手段1
6により、前述した第1算出手段15による場合と同様
に、薄膜2の正確な組成が得られる。なお、第2算出手
段16による場合は、薄膜2の厚さdを求めるために、
薄膜2の付着量wや薄膜の密度ρを得ておく必要はな
い。
【0026】一方、薄膜2の厚さdを求めるために、試
料表面3aに所定の角度θで第2X線源12から連続X
線11を照射し、第2検出器14により、反射X線18
の波長に対する反射率を検出する。図3に、このように
して得られた、鏡面状表面3aの試料3の波長に対する
反射率Hと、粗い面3aを有する試料3の波長に対する
反射率Jを示す。いずれにおいても、反射X線18の波
長に対する反射率の変化の周期、すなわち、うねりの周
期は、約500eVで、第2検出器14の分解能が例え
ば200eVであれば測定が可能である。第2算出手段
16によれば、この周期から薄膜2の厚さdが算出でき
る。これは、前述の原理に基づき、従来のX線反射率計
を用い、試料に入射角を変化させながら単色X線を照射
して、入射角に対する反射率の変化の周期から薄膜の厚
さを求めることができることに対応する。
【0027】この第2算出手段16による方法は、特に
薄膜の厚さdが約2000Å以下の場合に適し、その場
合には、第2算出手段16によっても、第1算出手段1
5による場合と同様に正確な薄膜2の組成を算出するこ
とができるとともに、反射X線18の波長に対する反射
率の変化の周期から十分正確な薄膜2の厚さdを算出す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、基板上に薄膜を形成した試料における薄膜の組成
と厚さを十分正確に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のX線分析方法に用いる装
置を示す概略図である。
【図2】(a)は1次X線の入射角度に対する反射X線
の反射率を示す図であり、(b)は1次X線の波長に対
する反射X線の反射率を示す図である。
【図3】厚さ約2000Åの薄膜を有する試料における
波長に対する反射率を示す図である。
【符号の説明】
1…基板、2…薄膜、3…試料、3a…試料表面、4…
試料台、5…1次X線、6…第1X線源、7…試料から
発生する2次X線、8…分光器、9…分光された2次X
線、10…第1検出器、11…連続X線、12…第2X
線源、13…表面進行X線、14…第2検出器、15…
第1算出手段、16…第2算出手段、17…スリット、
18…反射X線、19…移動手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 AA10 BA04 BA15 CA01 DA02 DA06 EA01 EA03 EA08 GA13 JA11 KA01 KA11 LA11 MA05 SA01 2G088 EE29 FF02 FF03 GG01 GG09 GG21 JJ11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に薄膜を形成した試料に1次X線
    を照射し、 試料から発生する2次X線を分光器で分光し、 その分光された2次X線の強度を測定し、 その測定強度から、薄膜の組成と、薄膜が基板の単位面
    積あたりに付着した重量である付着量とを算出してお
    き、 試料表面に所定の角度で連続X線を照射し、 前記所定の角度を臨界角として照射後試料表面に沿って
    進むX線の波長を検出し、 その検出波長から薄膜の密度を算出し、 その密度で前記付着量を除して薄膜の厚さを算出するX
    線分析方法。
  2. 【請求項2】 基板上に薄膜を形成した試料が固定され
    る試料台と、 試料に1次X線を照射する第1X線源と、 試料から発生する2次X線を分光する分光器と、 その分光器で分光された2次X線の強度を測定する第1
    検出器とを備えたX線分析装置であって、 試料表面に所定の角度で連続X線を照射する第2X線源
    と、 前記所定の角度を臨界角として照射後試料表面に沿って
    進む表面進行X線の波長を検出する第2検出器と、 前記第1検出器による測定強度から薄膜の組成と薄膜が
    基板の単位面積あたりに付着した重量である付着量とを
    算出し、前記第2検出器による検出波長から薄膜の密度
    を算出し、その密度で前記付着量を除して薄膜の厚さを
    算出する算出手段とを備えたX線分析装置。
  3. 【請求項3】 基板上に薄膜を形成した試料が固定され
    る試料台と、 試料に1次X線を照射する第1X線源と、 試料から発生する2次X線を分光する分光器と、 その分光器で分光された2次X線の強度を測定する第1
    検出器とを備えたX線分析装置であって、 試料表面に所定の角度で連続X線を照射する第2X線源
    と、 その照射後のX線を通過させるスリットと、 前記所定の角度を臨界角として照射後試料表面に沿って
    進む表面進行X線、または前記所定の角度が臨界角より
    も大きく照射後反射する種々の波長の反射X線が前記ス
    リットを通過するように、前記スリットを試料表面に略
    垂直に移動させる移動手段と、 前記スリットを通過するX線の波長に対する反射率を検
    出する第2検出器と、 前記第1検出器による測定強度から薄膜の組成と薄膜が
    基板の単位面積あたりに付着した重量である付着量とを
    算出し、前記第2検出器で検出した前記表面進行X線の
    波長から薄膜の密度を算出し、その密度で前記付着量を
    除して薄膜の厚さを算出する第1算出手段と、 前記第1検出器による測定強度から薄膜の組成を算出
    し、前記第2検出器で検出した前記反射X線の波長に対
    する反射率の変化の周期から薄膜の厚さを算出する第2
    算出手段とを備えたX線分析装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020003675A1 (ja) * 2018-06-27 2020-01-02 株式会社リガク 全反射蛍光x線分析装置及び測定方法
EP3885758A1 (en) 2020-03-27 2021-09-29 Jeol Ltd. Analysis method and x-ray fluorescence analyzer

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EP3885758A1 (en) 2020-03-27 2021-09-29 Jeol Ltd. Analysis method and x-ray fluorescence analyzer
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