JP2000130596A - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JP2000130596A JP2000130596A JP10321458A JP32145898A JP2000130596A JP 2000130596 A JP2000130596 A JP 2000130596A JP 10321458 A JP10321458 A JP 10321458A JP 32145898 A JP32145898 A JP 32145898A JP 2000130596 A JP2000130596 A JP 2000130596A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil seal
- shaft
- outer diameter
- seal lip
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
Abstract
が発生しないオイルシールを使用した密封装置を提供す
ること。 【解決手段】 環状板部と該環状板部の外径から軸方向
に延びる筒部から形成される芯金により保持されるとと
もに、往復動するシャフト表面に摺動接触させるシール
リップ部を形成したオイルシールと、上記シールリップ
部の背後からシャフトの表面に該シールリップ部を付勢
するコイルスプリングと、上記シールリップ部に隣接し
かつ該シールリップ部を保持するように配置されるバッ
クアップリングとを有する密封装置であって、上記オイ
ルシールの本体外径部が芯金の筒部外表面を覆うととも
に、該芯金の筒部に外径方向の凹凸部が形成されている
ことを特徴とする。
Description
ック・ピニオン式パワーステアリング装置のラックシャ
フトのシール用に用いられる密封装置に関する。
アリング装置は、車輪の操舵機構となるリンク機構に操
舵力を付与する装置であるが、このリンク機構は、ステ
アリングシャフトの端部にピニオンを設け、該ピニオン
をシリンダチューブ内を貫通するシャフトに設けたラッ
クに噛み合せ、シャフトを密封装置でシールして往復動
させるように構成される。
に、図示しないギヤハウジングの端部に固定して設けら
れたシリンダチューブ20と、該シリンダチューブ20
中を貫通するシャフト100との間に配置されるもので
あるが、この密封装置の構成は、環状板部40aと該環
状板部40aの外径から軸方向に延びる筒部40bから
形成される芯金40により保持されるとともに、往復動
するシャフト100表面に摺動接触させるシールリップ
部60を形成したオイルシール30と、上記シールリッ
プ部60の背後からシャフト100の表面に該シールリ
ップ部60を付勢するコイルスプリング70と、上記シ
ールリップ部60に隣接しかつ該シールリップ部60を
保持するように配置されるバックアップリング80とを
有している。また、上記オイルシール30の本体50の
外径部50aは芯金40の筒部40b外表面を覆い、こ
のオイルシール本体50の外径部50aがシリンダチュ
ーブ20内周に圧入固定されている。
シール30は、高温、高圧下で使用されるため、劣化に
よりオイルシール本体50の外径部50aのシリンダチ
ューブ20に対する嵌合代低下が発生し、オイルシール
30のシリンダチューブ20からの抜けが生じる恐れが
ある。この嵌合代の低下や保持力の低下を防ぐため、オ
イルシール本体50の外径部50aの径方向厚みを大き
くして初期締め代の増加が行われている。しかし、単に
厚みを大きくして締め代を増加させた場合、芯金40の
筒部40bが平坦状であるため、オイルシール30をシ
リンダチューブ20に組込む際、オイルシール本体50
の外径部50aの圧縮率が低く、図2に示すように、オ
イルシール本体50の外径部50aの角部(A部)にか
じりが発生することがある。このかじりが発生すると、
オイルシール30からの油の漏れにつながりやすい。
ても組込み時のかじりが発生しないオイルシールを使用
した密封装置を提供することを目的とする。
決するため、環状板部と該環状板部の外径から軸方向に
延びる筒部から形成される芯金により保持されるととも
に、往復動するシャフト表面に摺動接触させるシールリ
ップ部を形成したオイルシールと、上記シールリップ部
の背後からシャフトの表面に該シールリップ部を付勢す
るコイルスプリングと、上記シールリップ部に隣接しか
つ該シールリップ部を保持するように配置されるバック
アップリングとを有する密封装置であって、上記オイル
シールの本体の外径部が芯金の筒部外表面を覆うととも
に、該芯金の筒部に外径方向の凹凸部が形成されている
ことを特徴とする。
態について図面を参照して説明する。図1において、図
2と同様に、図示しないギヤハウジングの端部に固定し
て設けられたシリンダチューブ2と、このシリンダチュ
ーブ2中を貫通するシャフト1との間に密封装置が配置
されている。この密封装置は、環状板4aとこの環状板
4aの外形から軸方向に延びる筒部4bから形成される
芯金4により保持されるとともに、往復動するシャフト
1表面に摺動接触させるシールリップ部6を形成したオ
イルシール3と、上記シールリップ部6の背後からシャ
フト1の表面にこのシールリップ部6を付勢するコイル
スプリング7と、上記シールリップ部6に隣接しかつシ
ールリップ部6を保持するように配置されるバックアッ
プリング8とを有している。また、上記オイルシール3
の本体5の外径部5aは芯金4の筒部4b外表面を覆
い、このオイルシール本体5の外径部5aがシリンダチ
ューブ2内周に圧入固定されている。
向に離間して円周凸部9,10が形成されて、この凸部
9,10以外の筒部4b外径部が凹部11,12,13
とされ、結果として筒部4bに外径方向の凹凸部9,1
0,11,12,13が形成された形状とされている。
上記円周凸部9,10は、筒部4b内周から、外径側へ
図示しない工具にて押し出されて形成されている。な
お、凸部9,10または凹部11,12,13の形状は
任意であり、要するに凹凸部9,10,11,12,1
3が形成されていればよい。この上記筒部4bの形状に
より、オイルシール3の組込み側のオイルシール本体5
外径部5aの凹部位置11でのゴム厚T1を特別に大き
くしなくても、オイルシール本体5外径部5aの凸部
9,10位置でのゴム厚T2は薄くできるため、オイル
シール本体5の外径部5aの径方向圧縮率が大きくな
り、残留締め代が大きくなる。従って、オイルシール3
と組込み時のA部のかじりが防止される。
を外径方向に凹凸とし、凹部位置でのゴム層の厚みを特
別に大きくしなくても、凸部位置でのゴム層の厚みを薄
くできるため、オイルシール本体の外径部の径方向の圧
縮率が大きくなり、オイルシールの組込み時のゴム層の
かじりを防止するとともに、嵌合力の増大によりオイル
シールの抜けを防止できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 環状板部と該環状板部の外径から軸方向
に延びる筒部から形成される芯金により保持されるとと
もに、往復動するシャフト表面に摺動接触させるシール
リップ部を形成したオイルシールと、上記シールリップ
部の背後からシャフトの表面に該シールリップ部を付勢
するコイルスプリングと、上記シールリップ部に隣接し
かつ該シールリップ部を保持するように配置されるバッ
クアップリングとを有する密封装置であって、上記オイ
ルシールの本体外径部が芯金の筒部外表面を覆うととも
に、該芯金の筒部に外径方向の凹凸部が形成されている
ことを特徴とする密封装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321458A JP2000130596A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10321458A JP2000130596A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 密封装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000130596A true JP2000130596A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=18132801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10321458A Pending JP2000130596A (ja) | 1998-10-27 | 1998-10-27 | 密封装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000130596A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196795A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | キーパー株式会社 | たわみ継手用シール |
CN111946826A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-11-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 油封装置和变速器 |
-
1998
- 1998-10-27 JP JP10321458A patent/JP2000130596A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014196795A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-16 | キーパー株式会社 | たわみ継手用シール |
CN111946826A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-11-17 | 珠海格力电器股份有限公司 | 油封装置和变速器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040604 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040622 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040820 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050407 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050616 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20050621 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20050715 |