JP4237624B2 - ラックアンドピニオン式ステアリング装置用の一体のブッシュアッセンブリ - Google Patents

ラックアンドピニオン式ステアリング装置用の一体のブッシュアッセンブリ Download PDF

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Description

本願は、2001年9月24日に出願された、本発明の譲受人に譲渡された現在継続中の米国特許出願第09/961,838号の一部継続出願である。
本発明は、ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置に関し、更に詳細にはラックアンドピニオン式パワーステアリング装置用のブッシュアッセンブリに関する。
従来の車輛用液圧ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置は、液圧シリンダ又はハウジング内のチャンバを通って軸線方向に延びるラックを含む。このラックの端部は、ハウジングの末端から軸線方向外方に突出しており、操向可能な車輛ホイールに連結されたステアリングリンクに連結されている。
ピストンがチャンバ内のラックに固定されている。車輛のハンドルを回すことによって液圧バルブを作動し、加圧液圧流体をピストンに作用する。液圧流体によって及ぼされた力により、チャンバ内のピストンを移動し、ラックを軸線方向に移動する。ラックの軸線方向移動により、ステアリングリンクを移動し、これにより操向可能な車輛ホイールを旋回させる。
液圧流体がチャンバから流出しないようにするため、ラックが通過して突出するチャンバ端部をシールする必要がある。シールの一体性を失わずにラックをチャンバ内で軸線方向に移動するように支持するのが望ましい。代表的には、この用途でブッシュアッセンブリが使用される。更に、水分、汚れ、又は他の汚染物がハウジングに侵入しないようにするため、ハウジングに取り付けられたベローズでチャンバの端部を包囲することが知られている。
機械加工が施してない平らなハウジング端部及びベローズにブッシュを固定的に連結できる、別々の部品の数が最少のブッシュ構造により、ブッシュ装置の使用寿命を延ばすと同時に、組み立て時間を短くし、製造費用を減少する。
本発明の一つの特徴によれば、自動車用ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置は、車輛の操向可能なホイールに連結できるラック、このラックを部分的に包囲し、流体チャンバを画成するハウジング、ラックを取り囲み、軸線方向両端を持つブッシュ、ラックをブッシュに対して摺動するように支持するスリーブ、及び流体チャンバをシールするための流体密シール部材を含む。ラックは長さ方向軸線を有し、操向可能なホイールを両方向に旋回するために軸線方向両方向に移動できる。ブッシュは、ブッシュの外面とハウジングの内面との間の締まり嵌めによってハウジングに固定されている。スリーブは、半径方向に延びる少なくとも一つのタブを有し、このタブは、ブッシュの対応する少なくとも一つの凹所に受け入れられる。半径方向に延びる少なくとも一つのタブは、スリーブをブッシュに対して軸線方向に及び回転について配置する。
本発明の別の特徴によれば、自動車用ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置は、車輛の操向可能なホイールに連結できるラック、ラックを部分的に包囲し、流体チャンバを画成するハウジング、ラックを取り囲むブッシュ、ラックをブッシュに対して摺動するように支持するスリーブ、及び流体チャンバをシールするための流体密シール部材を含む。ラックは長さ方向軸線を有し、操向可能なホイールを両方向に旋回するために軸線方向両方向に移動できる。ハウジングは、内径が一定の円筒形の内面を持つ少なくとも一つの末端部分を有する。ブッシュの外面はハウジングの内面と係合する。ブッシュは、第1端部分及び軸線方向反対側の第2端部分を有する。スリーブは、半径方向に延びる少なくとも一つのタブを有し、このタブは、ブッシュの第2端部分の対応する少なくとも一つの凹所に受け入れられる。半径方向に延びるタブは、スリーブをブッシュに対して軸線方向に及び回転についての両方で固定する。シール部材は、ブッシュの第1端部分の凹所に配置される。
本発明の以上の及び他の特徴は、添付図面を参照して以下の説明を読むことにより、本発明が属する技術分野の当業者に明らかになるであろう。
本発明は、ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置に関し、詳細にはラックアンドピニオン式パワーステアリング装置用ブッシュアッセンブリに関する。しかしながら、本発明は、様々なステアリング装置構造に適用できる。本発明の例示として、図1はラックアンドピニオン式パワーステアリング装置10を示す。ステアリング装置10は、操向可能な一対の車輛ホイール(図示せず)に、ステアリング装置の一端に設けられたステアリングリンク12によって、及びステアリング装置の他端に設けられた同様のステアリングリンク(図示せず)によって、周知の方法で連結される。
ステアリング装置10は、長さ方向軸線21を持つハウジング20、ピニオン14、ハウジングと同じ長さ方向軸線を持つラック40、及び本発明の一つの特徴によるブッシュアッセンブリ60を含む。ハウジング20は、ラック部分22及び横方向に延びるピニオン部分24を含む。ピニオン14はハウジング20のピニオン部分24内に配置されており、ピニオン部分とラック部分22との間の交差部のところでハウジング内部のラック40の歯(図示せず)と噛み合い係合する歯(図示せず)を有する。
図2及び図3に示すように、ハウジング20のラック部分22は、円筒形の内面26及び外面28を有する。内面及び外面は、長さ方向軸線21上に中心を有する。ハウジング20は、更に、第1末端部分31及びこの第1末端部分とは反対側の第2末端部分32を有する(図1参照)。内面26及び外面28は、両方とも一定の直径を有し、これらの表面は、両方とも、ハウジング20の末端部分31、32のところに均等な円筒体を画成する。ハウジング20の環状端面30は、ハウジング20の第1末端31のところで内面26と外面28との間を延びる。ラック部分22の内面26は、更に、ハウジング20内に流体チャンバ39を画成する。
ラック40は軸線21上に中心を有し、ハウジング20の流体チャンバ39を通って軸線方向に延びる。ラック40の両側に配置された先端42、44(図1参照)は、ハウジング20の末端部分31、32の夫々を越えて軸線方向に突出しており、操向リンク(一方だけを示す)に連結されている。ラック40は円筒形の外面46を有する。この外面は、一部が流体チャンバ39内にあり、一部がハウジング20によって包囲されている。ラック40の先端部分42、44の各々は、ハウジング20から軸線方向外方に延びている。
ピストン(図示せず)が流体チャンバ39の内側でラック40に固定されている。車輛のハンドル(図示せず)を回すと、流体チャンバ39内の加圧流体がピストンに作用し、ラック40をハウジング20内で軸線方向に移動する。周知のように、ラック40をこのように軸線方向両方向に移動させることにより、ステアリングリンク12を両方向に移動し、及びかくして操向可能な車輛ホイールを両方向に旋回する。
ブッシュアッセンブリ60は、ハウジング20の第1末端部分31のところに配置される。同様のブッシュアッセンブリ(図示せず)がハウジング20の第2末端部分32のところに配置されていてもよい。ブッシュアッセンブリ60は、ラック40を取り囲んでおり、軸線21上に中心を有する。このブッシュアッセンブリ60はハウジング20に連結され、ラック40をハウジングに対して軸線方向に移動するように支持する。ブッシュアッセンブリ60は、更に、流体チャンバ39を流体がハウジング20から漏出しないようにシールする。ブッシュアッセンブリ60は、環状シール部材70、環状ブッシュ90、及び円筒形ライナ即ちスリーブ110を含む。
ブッシュ90は流体チャンバ39内に配置されており、ハウジング20とスリーブ110との間を半径方向に延びる。ブッシュ90は、更に、ハウジング20の端面30から流体チャンバ39内に一方の軸線方向で、及びラック40の先端42に沿って外方に別の逆の軸線方向で軸線方向に延びている。ブッシュ90は、ラック40の外面46を取り囲んでいるが、この外面と係合しない。ブッシュ90は、円筒形の内面92及び外面94の夫々を含む。かくして、ブッシュ90の内面はラック40の外面46と係合せず、ここから半径方向に離間されている。
ブッシュ90は、更に、第1区分91及びこの区分とは軸線方向反対側の第2区分112を有する。第1区分91は、ハウジングの端面30からハウジング20の内面26に沿って軸線方向に延びている。ブッシュ90の第1区分91は、ブッシュ90の外面94とハウジングの内面26との間の締まり嵌めのみでハウジング20に固定されていてもよい。ブッシュ90の第1区分91は、これによって、流体チャンバ39の軸線方向端部を画成する。
締まり嵌めにより、ブッシュアッセンブリ60をハウジング20に他の係止装置(即ち係止ワイヤ、係止リング、ハウジングのクリンプ、等)を必要とせずに固定できる。更に、ハウジング20の末端部分31、32は、何らかの他の変更(即ち機械加工、テーパ形成、形成、クリンプ、等)を必要とせずに平らな円筒形チューブ端として形成できる。しかしながら、末端部分31、32は、随意であるが、締まり嵌めによって提供される連結を強化するため、クラッシュパッド等を含むように変更されてもよい。締まり嵌めは、代表的には、ブッシュ90の外径が、公称で、ハウジング20の内径よりも約0.2mm大きいことによって提供される。
ブッシュ90の第1区分91は、更に、シール部材70を受け入れるための第1凹所93を画成する。ブッシュ90は、亜鉛、又は亜鉛合金(即ちZAMAK 5)、粉末金属、又は鋳造アルミニウム等の金属材料で形成されていてもよい。
スリーブ110を、好ましくは、ブッシュ90の円筒形内面92の第2凹所95にプレス嵌めし、ブッシュとの単一の一体の部品を形成する。スリーブ110は、ラック40をハウジング20及びブッシュ90に対して摺動するように支持する。スリーブ110は、更に、軸線方向に移動するラック40と相対的に定置のブッシュ90との間に支承面を提供し、これによって相対的に移動する部品間の磨耗を減少する。スリーブ110は、ガラスを35%含有するポリエステル(ライナイト(RYNITE)商標のポリエステル又はケブラー/テフロン(登録商標)。これらは両方ともE.I.デュポン社から入手できる)等のポリマー複合材料とすることができる。
環状流体密シール部材70がブッシュ90の第1区分91に取り付けられており、ハウジング20の流体チャンバ39に対して流体密シールを提供する。シール部材70は、代表的には、ヴィトン(ヴィトン(VITON)は登録商標である)又は水素化ニトリル(ニトリル(NITRILE)は登録商標である)等のエラストマー材料で形成されている。シール部材70は、円筒形の内シール面72及び外シール面74の夫々を含む。シール部材70の外面74はハウジング20の内面26と密封をなして係合する。シール部材70の内面72は、シール部材に対して軸線方向に移動自在のラック40の外面46と密封をなして係合する。
シール部材70は、第1、第2、及び第3の表面81、82、及び83の夫々を含み、これらの表面は、ブッシュ90の第1区分91の軸線方向端部の第1環状面101、凹所をなした第2環状面102、及び凹所をなした第3円筒形面103に夫々当接する。シール部材70は、好ましくは、表面101、102、103によって画成されたブッシュの第1区分91の凹所93にシール部材を押し込むことによって、ブッシュ90に固定される。
シール部材70の第1面81は、ブッシュ90の第1面101と密封をなして係合する。シール部材70の第2面82は、ブッシュ90の第2面102と密封をなして係合する。シール部材70の第3面83は、ブッシュ90の第3面103と密封をなして係合する。好ましくは、シール部材70の第2面82とスリーブ110との間には小さな隙間が残り、そのため、スリーブは(ラック40の軸線方向移動中に)シール部材に軸線方向に力を加えることはなく、これにより、シール部材がブッシュ90の凹所93内にあるその位置から外れることがない。
シール部材70は、更に、金属製ガーターばね86が配置される環状溝85を含む。ガーターばね86は、力をシール部材70の一部に半径方向内方に及ぼし、シール部材の内面72をラック40の外面46に押し付け、シール部材と断続的に移動するラックとの間に流体密シールを維持する。
ブッシュ90の第1及び第2の区分91、112は、一部品をなして一緒に形成される。このことは、第1及び第2の区分が、互いに接合される別々の部品でなく、単一の均質な材料から単一のユニットとして形成されるということを意味する。ブッシュ90の第2区分112は、ハウジング20の端面30を越えて軸線方向に突出する。第2区分112は、ブッシュ位置決め表面として作用する環状表面113を含む。表面113はハウジング20の端面30に当接し、これによってハウジング20に対するブッシュ90の位置を決定する。第2区分112は、更に、ハウジング20の末端31の外面28の直径とほぼ等しい直径を持つ円筒形の外面115を有する。ブッシュ90の第2区分112には、周方向に延びる環状保持押縁(隆起縁)114(図2参照)が設けられている。保持押縁114は外面115から半径方向に延びており、半円筒形形状の断面を有する。保持押縁114は、代表的には、ブッシュ90と一体の部分として形成される。
操向装置10は、更に、ラック40を取り囲み且つブッシュ90の第2区分112及びラック40の先端42を包囲するベローズ部材200を含む。このベローズ部材200は、ゴム等の適当な可撓性材料で形成されている。ベローズ部材200はブッシュ90の第2区分112に取り付けられる。ベローズ部材200は内面202及び外面204の夫々及び端部206を含む。代表的には、周方向に延びる溝208がベローズ部材200の内面202に形成されており、この溝は、ベローズ部材をブッシュに、及びこれによってハウジング20に固定するのを補助するため、ブッシュ90の保持押縁114を受け入れる。
リング状バンドクランプ210がハウジング20の末端31の外面28を取り囲んでいてもよい。バンドクランプ210は、ベローズ部材200の端部206をハウジング20に押し付け、ベローズ部材をブッシュ90及びハウジングに固定するのを補助する。ベローズ部材200をハウジング20の平らな外面28及びブッシュ90それ自体に取り付けることによって、ハウジングの製造が簡単になる。これは、ベローズ保持装置をハウジングの末端31に組み込む必要がないためである。かくして、本発明は、流体チャンバ39をシールし、ラック40を摺動自在に支持し、ベローズ部材200を固定的に保持する一体のブッシュアッセンブリ60を提供する。
図4及び図5は、本発明の別の特徴によるブッシュアッセンブリ360を示す。ブッシュアッセンブリ360は、ハウジング20の第1末端36に配置される。同様のブッシュアッセンブリ(図示せず)がハウジング20の第2末端部分32に配置されていてもよい。ブッシュアッセンブリ360はラック40を取り囲み、軸線21上に中心を有する。ブッシュアッセンブリ360はハウジング20に連結されており、ラック40をハウジングに対して軸線方向に移動するように支持する。ブッシュアッセンブリ360は更に、流体がハウジング20から漏出しないように流体チャンバ39をシールする。ブッシュアッセンブリ360は、第1環状シール部材370、第2環状シール部材380、環状ブッシュ390、及び円筒形ライナ即ちスリーブ420を含む。
ブッシュ390は流体チャンバ39内に配置されており、ハウジング20とスリーブ420との間を半径方向に延びている。ブッシュ390は、亜鉛、又は亜鉛合金(即ちZAMAK 5)、粉末金属、又は鋳造アルミニウム等の金属材料で形成されていてもよい。ブッシュ390は、更に、ハウジング20の端面30から軸線方向一方向で流体チャンバ39内に軸線方向に延びており、別の軸線方向逆方向でラック40の先端42に沿って外方に延びている。ブッシュ390はラック40の外面46を取り囲むが、外面と係合しない。ブッシュ390は円筒形の内面392及び外面394の夫々を含む。ブッシュ390の内面392は、ラック40の外面46と係合せず、これから半径方向に離間されている。
ブッシュ390は、更に、第1区分391及び軸線方向反対側の第2区分412を有する。第1区分391は、ハウジングの端面30からハウジング20の内面26に沿って軸線方向に延びている。ブッシュ390の第1区分391は、ブッシュ390の外面394とハウジングの内面26との間の締まり嵌めによってハウジング20に固定されている。ブッシュ390の第1区分391は、流体チャンバ39の軸線方向端部を画成する。
ブッシュ390は、このブッシュ390の外面394に形成された二つの環状凹所即ち溝396、398を含んでもよい。第1溝396は、ブッシュ390の第1区分391に配置されており、第2溝398はブッシュの第1区分で第1溝から軸線方向に間隔が隔てられている。これらの溝396、398はブッシュ390の外周に亘って周方向に延びている。
締まり嵌めにより、他の係止装置(即ち係止ワイヤ、係止リング等)を必要としないでブッシュアッセンブリ360をハウジング20に固定できる。しかしながら、図4に示すように、ブッシュアッセンブリ360は、ハウジング20をクリンプすることによってハウジング20に補助的に固定されていてもよい。
ハウジング20の材料は、ブッシュ390をハウジング内に固定するため、半径方向内方に変形できる。詳細には、ハウジング20の材料は、ハウジングの周囲の別々の位置29(二つが示してある)でブッシュ390の第1区分391の第2溝398内に半径方向内方にクリンプされている。ハウジング20の変形させた材料29をブッシュ390の第2溝398に係合することにより、ブッシュをハウジングに軸線方向で更に固定する。
更に、締まり嵌め(及びハウジングのクリンプ)により、ハウジング20の末端部分31、32を、更に変更する(即ち機械加工、テーパ加工、二次成形、等)必要なしに、平らな円筒形チューブ端として形成できる。締まり嵌めは、代表的には、ブッシュ390の外径が、公称で、ハウジング20の内径よりも約0.2mm大きいことによって提供される。
ブッシュ390の第1区分391は、更に、第1シール部材370及びスリーブ420の部分を受け入れるための円筒形凹所393を含む。第1凹所393は、円筒形シール面399及び半径方向に延びる環状支持面395によって画成される。
スリーブ420は、好ましくは、ブッシュ390の内面392にクリップ止めされ、ブッシュと一体の単一の部品を形成する。スリーブ420は、ラック40をハウジング20及びブッシュ390に対して摺動するように支持する。スリーブ420は、更に、軸線方向に移動するラック40と定置のブッシュ390との間に支承面を提供し、相対的に移動する部品間の磨耗を減少する。スリーブ420は、ガラスを35%含有するポリエステル(ライナイト(RYNITE)商標のポリエステル又はケブラー/テフロン(登録商標)。これらは両方ともE.I.デュポン社から入手できる)等のポリマー複合材料で形成することができる。
スリーブ420は全体に円筒形形状であり、第1端部分421及び軸線方向反対側の第2端部分422を含む。第1端部分421は半径方向に延びるフランジ424を有する。このフランジ424は環状第1面426及び第1面とは反対側の環状第2面428を有する。図5に示すように、スリーブ420の第2端部分422は半径方向に延びる第1タブ431、及び第1タブから直径方向反対側の位置に配置された半径方向に延びる第2タブ432を有する。
第1タブ431は、半径方向に延びる第1面441(図4参照)、及びこの第1面から軸線方向に間隔が隔てられた軸線方向及び半径方向に延びる(即ち角度をなした)第2端面442を有する。第2タブ432は、半径方向に延びる第1面451、及びこの第1面から軸線方向に間隔が隔てられた軸線方向及び半径方向に延びる(即ち角度をなした)第2端面452を有する。
組み立て中、スリーブ420をブッシュ390に挿入する。タブ431、432は、スリーブ420がブッシュ390に対して軸線方向に移動するときに半径方向内方に変形する。スリーブ420を第1区分391に挿入し、タブ431、432が第2区分に達してブッシュ390の対応するスロット418に受け入れられるまで第2区分412に向かって軸線方向に移動する。タブ431、432は、ブッシュ390のスロット418に半径方向外方にスナップ嵌めする。これらのタブ431、432及びスロット418は、タブがスロットにぴったりと嵌まるように大きさが定められている。タブ431、432とスロット418との間の製造許容差は、0.127mm乃至0.254mm(0.005インチ乃至0.010インチ)程度である。
タブ431、432の角度をなした表面442、452は、ブッシュ390内へのスリーブ420の挿入、及びブッシュ390を通したスリーブ420の軸線方向移動を容易にする。角度をなした表面442、452は、最初、ブッシュ390の支持面395と係合する。支持面395は、スリーブ420をブッシュ390に挿入するときにタブ431、432を半径方向内方に押圧する。タブ431、432の両側には軸線方向スロット433が設けられており、これにより、ブッシュ390へのスリーブ420の挿入中のタブの半径方向変形が更に容易になる。
スリーブ420は、好ましくは、タブ431、432がブッシュのスロット418にスナップ嵌めすると同時にスリーブのフランジ424の第2面428がブッシュ390の支持面395と当接(即ち軸線方向)係合するように寸法が定められている。フランジ424の第2面428とタブ431、432の第1面441、451との間の距離は、ブッシュ390の支持面395とブッシュのスロット418との間の距離と等しい。
かくして、スリーブ420は、フランジ424の第2面428及びスリーブのタブ431、432の第1面441、451によってブッシュ390に対して軸線方向で固定され且つ配置される。更に、スリーブ420は、ブッシュのスロット418にぴったりと嵌まるタブ431、432によってブッシュ390に対して回転に関して固定され且つ位置決めされる。
流体密第1シール部材370は、ブッシュ390の第1区分391に取り付けられており、ハウジング20の流体チャンバ39に対して流体密シールを提供する。第1シール部材370は、代表的には、ヴィトン(ヴィトン(VITON)は登録商標である)又は水素化ニトリル(ニトリル(NITRILE)は登録商標である)等のエラストマー材料で形成されている。第1シール部材370は、円筒形内シール面372を有する。第1シール部材370の内面372は、シール部材に対して軸線方向に移動自在のラック40の外面46と密封をなして係合する。
第1シール部材370は、更に、第1及び第2の表面374、376の夫々を更に有する。第1面374は円筒形であり、第1凹所393の円筒形シール面399と密封係合する。第2面376は半径方向に延びており、環状である。第2面376はスリーブ420のフランジ424の環状第1面426と当接する。操向装置10の作動中、チャンバ39からの流体圧力により、第1シール部材370がスリーブ420のフランジ424と当接(即ち軸線方向)係合した状態を維持するのが補助される。
第1シール部材370は、更に、環状溝378を含んでもよく、ここに金属製ガーターばね379が配置される。このガーターばね379は、第1シール部材370の一部に力を半径方向内方に及ぼし、第1シール部材の内面372をラック40の外面46に押し付け、第1シール部材と断続的に移動するラックとの間に流体密シールを維持する。
ブッシュ390の第1及び第2の区分391、412は互いに一部品をなして形成されている。これは、第1及び第2の区分が、互いに接合された別体の部品でなく単一の均質な材料から単一のユニットをなして形成されているということを意味する。
ブッシュ390の第2区分412は、ハウジング20の端面30を越えて軸線方向に突出している。第2区分412は、ブッシュ位置決め表面として作用する環状面413を含む。この表面413はハウジング20の端面30に当接し、これによってハウジング20に対するブッシュ390の位置を決定する。第2区分412は、更に、ハウジング20の末端31の外面28とほぼ同じ直径を持つ円筒形の外面415を有する。ブッシュ390の第2区分412は、ベローズ部材200を上文中に説明したように受け入れるため、周方向に延びる環状保持押縁414を含む(図4参照)。保持押縁414は外面415から半径方向に延びており半円筒形形状の断面を有する。保持押縁414は、ブッシュ390とともに単一の部品として形成されている。
第2シール部材380は、ブッシュ390の第1区分391の外面394の環状第1溝396に配置されたO−リングとすることができる。第2シール部材380は、第1溝396を画成する表面及びハウジング20の内面26と密封をなして係合し、チャンバ39からハウジングの内面に沿って流出する流体をブロックする。O−リングは、ネオプレン又は任意の他の適当な材料で形成することができる。
図6及び図7は本発明の更に別の特徴によるブッシュアッセンブリ560を示す。このブッシュアッセンブリ560はハウジング20の第1末端36に配置されている。同様のブッシュアッセンブリ(図示せず)がハウジング20の第2末端部分32に配置されていてもよい。ブッシュアッセンブリ560はラック40を取り囲み、軸線21上に中心を備えている。ブッシュアッセンブリ560はハウジング20に連結されており、ラック40をハウジングに対して軸線方向に移動するように支持する。ブッシュアッセンブリ560は、更に、流体チャンバ39を流体がハウジング20から漏出しないようにシールする。ブッシュアッセンブリ560は、第1環状シール部材570、第2環状シール部材580、環状ブッシュ590、及び円筒形ライナ即ちスリーブ620を含む。
ブッシュ590は流体チャンバ39内に配置されており、ハウジング20とスリーブ620との間を半径方向に延びている。ブッシュ590は、亜鉛、又は亜鉛合金(即ちZAMAK 5)、粉末金属、又は鋳造アルミニウム等の金属材料で形成することができる。ブッシュ590は、更に、ハウジング20の端面30から軸線方向一方向で流体チャンバ39内に軸線方向に延びており、別の軸線方向逆方向でラック40の先端42に沿って外方にハウジングの端面から延びている。ブッシュ590はラック40の外面46を取り囲むが、外面46と係合しない。ブッシュ590は円筒形の内面592及び外面594の夫々を含む。かくして、ブッシュ590の内面592は、ラック40の外面46と係合せず、これから半径方向に離間されている。
ブッシュ590は、更に、第1区分591及び軸線方向反対側の第2区分612を有する。第1区分591は、ハウジング20の内面26に沿ってハウジングの端面30から軸線方向に延びている。ブッシュ590の第1区分591は、ブッシュ590の外面594とハウジングの内面26との間の締まり嵌めによってハウジング20に固定することができる。ブッシュ590の第1区分591は、流体チャンバ39の軸線方向端部を画成する。
ブッシュ590は、ブッシュ590の外面594に形成された二つの環状凹所即ち溝596、598を含むことができる。第1溝596は、ブッシュ590の第1区分591に配置されており、第2溝598もブッシュの第1区分に配置されている。これらの溝596、598はブッシュ590の外周に亘って周方向に延びている。
締まり嵌めにより、他の係止装置(即ち係止ワイヤ、係止リング等)を必要としないでブッシュアッセンブリ560をハウジング20に固定できる。しかしながら、図6に示すように、ブッシュアッセンブリ560は、ハウジング20をクリンプすることによってハウジング20に補助的に固定されていてもよい。詳細には、ハウジング20の材料は、ブッシュ590をハウジングに固定するため、半径方向内方に変形できる。
ハウジング20の材料は、ハウジングの周囲の別々の位置29(二つが示してある)でブッシュ590の第1区分591の第2溝598内に半径方向内方にクリンプされている。ハウジング20の変形させた材料29をブッシュ590の第2溝598に係合することにより、ブッシュをハウジングに軸線方向で更に固定する。
更に、締まり嵌め(及びハウジングのクリンプ)により、ハウジング20の末端部分31、32を、更に変更する(即ち機械加工、テーパ加工、二次成形、等)必要なしに、平らな円筒形チューブ端として形成できる。締まり嵌めは、代表的には、ブッシュ590の外径を、公称で、ハウジング20の内径よりも約0.2mm大きくすることによって提供される。
ブッシュ590の第1区分591は、更に、第1シール部材570及びスリーブ620の部分を受け入れるための円筒形凹所593を含む。第1凹所593は、円筒形シール面599及び半径方向に延びる環状支持面595によって画成される。
スリーブ620は、好ましくは、ブッシュ590の内面592上に型成形され、ブッシュと一体の単一の部品を形成する。スリーブ620は、ラック40をハウジング20及びブッシュ590に対して摺動するように支持する。スリーブ620は、更に、軸線方向に移動するラック40と比較的定置のブッシュ590との間に支承面を提供し、これによって相対的に移動する部品間の磨耗を減少する。スリーブ620は、ガラスを35%含有するポリエステル(ライナイト(RYNITE)商標のポリエステル又はケブラー/テフロン(登録商標)。これらは両方ともE.I.デュポン社から入手できる)等のポリマー複合材料で形成することができる。
スリーブ620は全体に円筒形形状であり、第1端部分621及び軸線方向反対側の第2端部分622を含む。第1端部分621は半径方向に延びるフランジ624を有する。このフランジ624は環状第1面626及び第1面とは反対側の環状第2面628を有する。図7に示すように、スリーブ620の第2端部分622は、半径方向に延びる複数の(図7には8個が示してある)タブ631を含み、これらのタブは対をなして(4対が示してある)互いから直径方向反対側の位置に配置されている。
タブ631は、軸線方向及び半径方向に延びる(即ち角度をなした)第1面641及び半径方向に及び軸線21に対して垂直方向に延びる第2面642を含む。この第2面642は、スリーブ620の末端面の部分を形成する。スリーブ620の材料をブッシュ590の内面592及びブッシュの支持面595上に型成形する。スリーブ620の材料は、型成形中、ブッシュの内面から半径方向に遠ざかるように延びる複数のスロット618(図7参照)を充填する。スリーブ620の寸法は、かくして、スリーブのフランジ624がブッシュ590の支持面595に形成され且つタブ631がブッシュのスロット618に形成されるように、ブッシュ590の形状により定められる。
かくして、スロット618は、スリーブ620の型成形時にタブ631の形状を決定する。スリーブ620は、これによって、スリーブのフランジ624の第2面628及びスリーブのタブ631の第1面641によって、ブッシュ590に対して軸線方向で固定され且つ位置決めされる。更に、スリーブ620は、ブッシュのスロット618を充填するタブ631によって、ブッシュ590に対して回転について固定され且つ位置決めされる。
流体密第1シール部材570は、ブッシュ590の第1区分591に取り付けられており、ハウジング20の流体チャンバ39に対して流体密シールを提供する。第1シール部材570は、代表的にはヴィトン(ヴィトン(VITON)は登録商標である)又は水素化ニトリル(ニトリル(NITRILE)は登録商標である)等のエラストマー材料で形成されている。第1シール部材570は、円筒形内シール面572を有する。第1シール部材570の内面572は、シール部材に対して軸線方向に移動自在のラック40の外面46と密封をなして係合する。
第1シール部材570は、更に、第1及び第2の表面574、576の夫々を更に有する。円筒形第1面574は、第1凹所593の円筒形シール面599と密封係合する。環状第2面576は、第1シール部材570(及びスリーブ620のフランジ624)を第1凹所593に軸線方向で固定するようにフランジ624の環状第1面626と当接する。更に、チャンバ39からの流体圧力により、操向装置10の作動中に第1シール部材570がスリーブ620のフランジ624と当接(即ち軸線方向)係合した状態を維持するのが補助される。
第1シール部材570は、更に、環状溝578を含んでもよく、ここに金属製ガーターばね579が配置される。このガーターばね579は、第1シール部材570の一部に力を半径方向内方に及ぼし、第1シール部材の内面572をラック40の外面46に押し付け、第1シール部材と断続的に移動するラックとの間に流体密シールを維持する。
ブッシュ590の第1及び第2の区分591、612は互いに一部品をなして形成されている。これは、第1及び第2の区分が、互いに接合された別体の部品でなく単一の均質な材料から単一のユニットをなして形成されているということを意味する。
ブッシュ590の第2区分612は、ハウジング20の端面30を越えて軸線方向に突出している。第2区分612は、ブッシュ位置決め表面として作用する環状面613を含む。表面613はハウジング20の端面30に当接し、これによってブッシュ590の位置をハウジング20に対して決定する。第2区分612は、更に、ハウジング20の末端31の外面28とほぼ同じ直径を持つ円筒形の外面615を有する。ブッシュ590の第2区分612は、ベローズ部材200を上文中に説明したように受け入れるため、周方向に延びる環状保持押縁614を含む(図6参照)。保持押縁614は外面615から半径方向に延びており半円筒形形状の断面を有する。保持押縁614は、代表的には、ブッシュ590とともに単一の部品として形成されている。
第2シール部材580は、ブッシュ590の第1区分591の外面594の環状第1溝596に配置されたO−リングでよい。第2シール部材580は、第1溝596及びハウジング20の内面26と密封をなして係合し、チャンバ39からハウジングの内面に沿って流出する流体をブロックする。O−リングは、ネオプレン又は任意の他の適当な材料で形成することができる。
本発明の以上の説明から、当業者には改良、変更、及び変形がわかる。当該技術分野の範疇のこのような改良、変更、及び変形は、特許請求の範囲に含まれる。
本発明を具体化したラックアンドピニオン式パワーステアリング装置の概略図である。 本発明の一つの特徴に従って形成されたブッシュアッセンブリを示す、図1のパワーステアリング装置の一部の拡大断面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 本発明の別の特徴に従って形成されたブッシュアッセンブリを示す、図1のパワーステアリング装置の一部の拡大断面図である。 図4の5−5線に沿った断面図である。 本発明の更に別の特徴に従って形成されたブッシュアッセンブリを示す、図1のパワーステアリング装置の一部の拡大断面図である。 図6の7−7線に沿った断面図である。
符号の説明
10 ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置
12 ステアリングリンク
14 ピニオン
20 ハウジング
21 長さ方向軸線
22 ラック部分
24 ピニオン部分
40 ラック
60 ブッシュアッセンブリ

Claims (11)

  1. 自動車用の流体でパワーアシストを行うラックアンドピニオン式ステアリング装置において、
    車輛の操向可能なホイールに連結できる、長さ方向軸線(21)を有する、前記操向可能なホイールを両方向に旋回するために軸線方向両方向に移動できるラック(40)、
    前記ラック(40)を部分的に包囲し、流体チャンバ(39)を画成するハウジング(20)、
    前記ラック(40)を取り囲み、軸線方向両端を持ち、外面(394;594)と前記ハウジング(20)の内面との間の締まり嵌めによって前記ハウジング(20)に固定されるブッシュ(390;590)、
    前記ラック(40)を前記ブッシュ(390;590)に対して摺動するように支持するスリーブ(420;620)であって、このスリーブ(420;620)は前記ブッシュ(390;590)と前記ラック(40)との間を延びており、前記ラック(40)と係合し、半径方向に延びる少なくとも一つのタブ(431,432;631)を有し、このタブ(431,432;631)は、前記ブッシュ(390;590)の軸線方向両端の何れかの端部において対応する少なくとも一つの半径方向に延びる凹所(418;618)に受け入れられ、これにより前記半径方向に延びる少なくとも一つのタブ(431,432;631)は、前記スリーブ(420;620)を前記ブッシュ(390;590)に対して軸線方向に及び回転について位置決めする、スリーブ(420;620)、及び
    前記軸線方向両端の何れかに配置され、前記流体チャンバ(39)をシールするための第1流体密シール部材(70;370;570)を含む、装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記ブッシュ(390;590)は前記ラック(40)から半径方向に離間されており、前記スリーブ(420;620)は前記ブッシュ(390;590)及び前記ラック(40)と係合する、装置。
  3. 請求項1に記載の装置において、前記ハウジング(20)は少なくとも一つの末端部分を有し、この末端部分は、前記ブッシュ(390;590)の表面(413;613)と当接し且つ前記ブッシュ(390;590)を前記ハウジング(20)に対して位置決めするための環状面(30)を有する、装置。
  4. 請求項1に記載の装置において、前記スリーブ(420;620)は、前記スリーブ(420;620)を前記ブッシュ(390;590)に軸線方向で固定するための半径方向に延びるフランジ(424;624)を含む、装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、前記スリーブ(420;620)は、前記スリーブ(420;620)及び前記ブッシュ(390)の組み立て中に前記ブッシュ(390)にスナップ嵌めするタブ(431,432)を有する、装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、前記スリーブ(420;620)は前記装置の組み立て前に前記ブッシュ(590)に型成形される、装置。
  7. 請求項1に記載の装置において、前記軸線方向両端の間において前記ブッシュ(390;590)の外周面(394;594)の周りに配置され、前記流体チャンバをシールするための第2流体密シール部材(380;580)を更に含む、装置。
  8. 自動車用の流体でパワーアシストを行うラックアンドピニオン式ステアリング装置において、
    車輛の操向可能なホイールに連結できる、長さ方向軸線(21)を有する、操向可能なホイールを両方向に旋回するために軸線方向両方向に移動できるラック(40)、
    前記ラック(40)を部分的に包囲し、流体チャンバ(39)を画成する、内径が一定の円筒形の内面を持つ少なくとも一つの末端部分を有するハウジング(20)、
    前記ラック(40)を取り囲み、外面(394;594)が前記ハウジング(20)の前記内面(26)と係合し、第1端部分及び軸線方向反対側の第2端部分を持つ、ブッシュ(390;590)、
    前記ラック(40)を前記ブッシュ(390;590)に対して摺動するように支持するスリーブ(420;620)であって、このスリーブ(420;620)は、半径方向に延びる少なくとも一つのタブ(431,432;631)を有し、このタブ(431,432;631)は、前記ブッシュ(390;590)の前記第2端部分の対応する少なくとも一つの半径方向に延びる凹所(418;618)に受け入れられ、これにより前記半径方向に延びる少なくとも一つのタブ(431,432;631)は、前記スリーブ(420;620)を前記ブッシュ(390;590)に対して軸線方向に及び回転についての両方で固定する、スリーブ(420;620)、及び
    前記ブッシュ(390;590)の前記第1端部分の凹所(93;393;593)に配置された、前記流体チャンバ(39)をシールするための流体密シール部材(70;370;570)を含む、装置。
  9. 請求項8に記載の装置において、前記ブッシュ(390;590)はベローズ部材(200)を前記ブッシュ(390;590)に固定するための保持押縁(114;414;614)を含み、前記保持押縁(114;414;614)は前記ブッシュ(390;590)と一部品で形成されている、装置。
  10. 請求項8に記載の装置において、前記スリーブ(420;620)はポリマー材料から形成される、装置。
  11. 請求項10に記載の装置において、前記ブッシュ(390;590)は金属材料から形成される、装置。
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