JP2000129128A - 硬化性シリコーン組成物 - Google Patents

硬化性シリコーン組成物

Info

Publication number
JP2000129128A
JP2000129128A JP30204698A JP30204698A JP2000129128A JP 2000129128 A JP2000129128 A JP 2000129128A JP 30204698 A JP30204698 A JP 30204698A JP 30204698 A JP30204698 A JP 30204698A JP 2000129128 A JP2000129128 A JP 2000129128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
composition
curable silicone
silicone composition
curable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30204698A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiki Nakada
稔樹 中田
Masayuki Onishi
正之 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dow Corning Toray Silicone Co Ltd filed Critical Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
Priority to JP30204698A priority Critical patent/JP2000129128A/ja
Priority to US09/409,504 priority patent/US6268432B1/en
Priority to TW89103380A priority patent/TWI280967B/zh
Publication of JP2000129128A publication Critical patent/JP2000129128A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 縮合反応により硬化して、表面のタックが少
なく、艶消しされた硬化物を形成できる硬化性シリコー
ン組成物を提供する。 【解決手段】 (A)空気酸化硬化性の不飽和高級脂肪
酸、不飽和炭化水素、もしくはそれらの重合体を含有す
ることを特徴とする縮合反応により硬化する硬化性シリ
コーン組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化性シリコーン
組成物に関し、詳しくは、縮合反応により硬化して、表
面のタックが少なく、艶消しされた硬化物を形成できる
硬化性シリコーン組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】縮合反応により硬化する硬化性シリコー
ン組成物は、空気中の湿気により硬化させることができ
ることから、電気・電子機器等のシーリング剤やポッテ
ィング剤等の充填剤、あるいは接着剤として好適に使用
されている。
【0003】しかし、このような硬化性シリコーン組成
物を硬化して得られる硬化物は、その表面にタックがあ
ったり、また、その表面に光沢があるために、LED表
示装置等の防水処理のためのポッティング剤として用い
た場合にはLEDや外部からの光を反射してしまい視認
性が悪いという問題があった。
【0004】このため、硬化性シリコーン組成物に無機
系充填剤を配合して、得られる硬化物の表面のタックを
小さくしたり、また、艶消しを行う例も見られるが、十
分な効果を有するものではなく、また、表面のタックを
十分に少なくしたり、表面を十分に艶消しするためには
多量の充填剤を配合しなければならないが、そうすると
得られる硬化性シリコーン組成物の流動性が低下してし
まい、その取扱作業性が悪くなるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
課題について鋭意検討した結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明の目的は、縮合反応により硬化して、表
面のタックが少なく、艶消しされた硬化物を形成できる
硬化性シリコーン組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)空気酸化
硬化性の不飽和高級脂肪酸、不飽和炭化水素、もしくは
それらの重合体を含有することを特徴とする縮合反応に
より硬化する硬化性シリコーン組成物に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の硬化性シリコーン組成物
を詳細に説明する。本組成物は、縮合反応により硬化す
る硬化性シリコーン組成物であり、(A)空気酸化硬化性
の不飽和高級脂肪酸、不飽和炭化水素、もしくはそれら
の重合体を含有することを特徴とする。このような本発
明の縮合反応により硬化性する硬化性シリコーン組成物
の硬化機構としては、例えば、脱アルコール型、脱オキ
シム型、脱酢酸型、脱アミド型、脱アセトン型、脱ヒド
ロキシルアミン型が挙げられる。このような硬化性シリ
コーン組成物としては、例えば、(A)空気酸化硬化性の
不飽和高級脂肪酸、不飽和炭化水素、もしくはそれらの
重合体、(B)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結
合加水分解性基もしくはシラノール基を有するポリオル
ガノシロキサン、および(C)架橋剤から少なくともなる
組成物が挙げられる。
【0008】上記(A)成分は、空気酸化硬化性を有す
る、不飽和高級脂肪酸、不飽和炭化水素、もしくはそれ
らの重合体であり、上記組成物を硬化して得られる硬化
物表面のタックを少なくし、艶消しするための成分であ
る。このような(A)成分は、空気中の酸素により分子内
の不飽和結合が酸化して硬化する、一分子中に少なくと
も2個の脂肪族不飽和炭素−炭素結合を有する化合物で
あることが好ましく、例えば、リノレン酸、リノール酸
等の不飽和高級脂肪酸;ブタジエン、1,3−ペンタジ
エン、1,4−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン、
1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン、1,
3,5−ヘキサトリエン等の直鎖不飽和炭化水素化合
物;1,3−シクロペンタジエン、1,4−シクロペン
タジエン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シク
ロヘキサジエン、1,5−シクロヘキサジエン、1,3
−シクロヘプタジエン、1,4−シクロヘプタジエン、
1,5−シクロヘプタジエン、1,3,5−シクロヘプ
タトリエン、1,3,6−シクロヘプタトリエン等の環
状不飽和炭化水素化合物;それらの重合体;あるいは、
それらの二種以上の混合物が挙げられ、特には、リノレ
ン酸、リノール酸、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサ
ジエン、シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、シ
クロヘプタトリエン、またはそれらの二種以上の混合物
であることが好ましく、さらには、リノレン酸、リノー
ル酸、ブタジエン、ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエ
ン、1,3,5−シクロヘプタトリエン、またはそれら
の二種以上の混合物であることが好ましい。
【0009】上記組成物において、(A)成分の含有量
は、上記組成物中の0.01〜30重量%の範囲内であ
ることが好ましく、さらには、上記組成物中の0.05
〜20重量%の範囲内であることが好ましく、特には、
上記組成物中の0.1〜10重量%の範囲内であること
が好ましい。これは、(A)成分の含有量が、上記範囲の
下限未満であると、得られる硬化物の表面のタックを十
分に減少させたり、艶消しすることができなくなる傾向
があるからであり、一方、上記範囲の上限をこえると、
得られる硬化物の機械的特性が低下する傾向があるから
である。
【0010】また、上記(B)成分は、上記組成物の主成
分であり、一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合
加水分解性基もしくはシラノール基を有するポリオルガ
ノシロキサンである。このケイ素原子結合加水分解性基
としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基等のアルコキシ基;ビニロキシ基等のアルケノキシ
基;メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、メトキ
シプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ基;アセトキ
シ基、オクタノイルオキシ基等のアシロキシ基;ジメチ
ルケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基等のケ
トオキシム基;イソプロペニルオキシ基、1−エチル−
2−メチルビニルオキシ基等のアルケニルオキシ基;ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基等
のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエチルアミノキ
シ基等のアミノキシ基;N−メチルアセトアミド基、N
−エチルアセトアミド基等のアミド基が挙げられる。ま
た、(B)成分中のケイ素原子結合加水分解性基およびシ
ラノール基以外のケイ素原子結合の基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル
基、ナフチル基等のアリール基;2−フェニルエチル基
等のアラルキル基;これらの基の水素原子の一部もしく
は全部をハロゲン原子で置換した基が挙げられる。
【0011】このような(B)成分の分子構造は限定され
ず、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、分岐鎖
状、環状、樹脂状が挙げられ、特に、直鎖状であること
が好ましい。また、(B)成分の粘度は限定されないが、
25℃において20〜100,000mPa・sの範囲内であ
ることが好ましく、特に、100〜100,000mPa・s
の範囲内であることが好ましい。これは、25℃におけ
る粘度が上記範囲の下限未満であると、得られる硬化物
の物理的特性が低下する傾向があるからであり、一方、
上記範囲の上限をこえると、得られる組成物の取扱作業
性が悪化する傾向があるからである。
【0012】また、上記(C)成分の架橋剤は、上記組成
物を硬化させるための成分であり、また、上記組成物を
一液型の硬化性シリコーン組成物とした場合には、その
組成物の貯蔵安定性を向上させるための成分である。こ
のような(C)成分の架橋剤としては、例えば、一般式: RaSiX4-a で示されるシラン化合物、もしくはその部分加水分解縮
合物が挙げられる。上式中のRは一価炭化水素基、エポ
キシ官能性一価有機基、およびアクリル官能性一価有機
基からなる群から選択される少なくとも一種の基であ
り、Rの一価炭化水素基としては、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、
オクタデシル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリ
ル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネ
チル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;3−ク
ロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基
等のハロゲン化アルキル基が挙げられ、また、Rのエポ
キシ官能性一価有機基としては、例えば、4−オキシラ
ニルブチル基、8−オキシラニルオクチル基等のオキシ
ラニルアルキル基;3−グリシドキシプロピル基、4−
グリシドキシブチル基等のグリシドキシアルキル基;2
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基が挙げら
れ、また、Rのアクリル官能性一価有機基とては、例え
ば、3−メタクリロキシプロピル基、4−メタクリロキ
シブチル基が挙げられる。また、上式中のaは0、1、
または2であり、特に、1であることが好ましい。ま
た、上式中のXはケイ素原子結合の加水分解性基であ
り、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等
のアルコキシ基;メトキシエトキシ基、エトキシエトキ
シ基、メトキシプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ
基;アセトキシ基、オクタノイルオキシ基等のアシロキ
シ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオキ
シム基等のケトオキシム基;イソプロペニルオキシ基、
1−エチル−2−メチルビニルオキシ基等のアルケニル
オキシ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基等のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエ
チルアミノキシ基等のアミノキシ基;N−メチルアセト
アミド基、N−エチルアセトアミド基等のアミド基が挙
げられる。また、(C)成分中のケイ素原子の結合加水分
解性基Xは、上記(B)成分中のケイ素原子結合加水分解
性基と同一、あるいは同種のものであることが好まし
い。
【0013】上記組成物において、(C)成分の含有量
は、上記(B)成分100重量部に対して0.01〜20
重量部の範囲内であることが好ましく、特に、上記(B)
成分100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲内
であることが好ましい。これは、(C)成分の含有量が上
記範囲の下限未満の量であると、得られる組成物の貯蔵
安定性が低下したり、また、接着性が低下する傾向があ
るからであり、一方、上記範囲の上限をこえる量である
と、得られる組成物の硬化が著しく遅くなったりする傾
向があるからである。
【0014】上記の組成物には、その他任意の成分とし
て、縮合反応を促進するための触媒を添加することがで
きる。この縮合反応用触媒は、上記(C)成分の種類によ
って異なるが、例えば、アミノキシ基、アミノ基、ケト
オキシム基などを有する架橋剤を含有する場合には、必
須ではない。このような縮合反応用触媒としては、例え
ば、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタ
ネート等の有機チタン酸エステル;ジイソプロポキシビ
ス(アセチルアセテート)チタン、ジイソプロポキシビス
(エチルアセトアセテート)チタン等の有機チタンキレー
ト化合物;アルミニウムトリス(アセチルアセトネー
ト)、アルミニウムトリス(エチルアセトアセテート)等
の有機アルミニウム化合物;ジルコニウムテトラ(アセ
チルアセトネート)、ジルコニウムテトラブチレート等
の有機アルミニウム化合物;ジブチルスズジオクトエー
ト、ジブチルスズジラウレート、ブチルスズ−2−エチ
ルヘキソエート等の有機スズ化合物;ナフテン酸スズ、
オレイン酸スズ、ブチル酸スズ、ナフテン酸コバルト、
ステアリン酸亜鉛等の有機カルボン酸の金属塩;ヘキシ
ルアミン、燐酸ドデシルアミン等のアミン化合物、およ
びその塩;ベンジルトリエチルアンモニウムアセテート
等の4級アンモニウム塩;酢酸カリウム、硝酸リチウム
等のアルカリ金属の低級脂肪酸塩;ジメチルヒドロキシ
ルアミン、ジエチルヒドロキシルアミン等のジアルキル
ヒドロキシルアミン;グアニジル基含有有機ケイ素化合
物等が挙げられる。
【0015】さらに、上記の組成物には、その他任意の
成分として、例えば、ヒュームドシリカ、湿式シリカ微
粉末、石英微粉末、炭酸カルシウム微粉末、炭酸マグネ
シウム微粉末、酸化鉄、二酸化チタン微粉末、ケイ藻土
微粉末、酸化アルミニウム微粉末、水酸化アルミニウム
微粉末、酸化亜鉛微粉末、炭酸亜鉛微粉末等の無機質充
填剤;これらの無機質充填剤をメチルトリメトキシシラ
ン等のオルガノアルコキシシラン、トリメチルクロロシ
ラン等のオルガノハロシラン、ヘキサメチルジシラザン
等のオルガノシラザン、分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチ
ルシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端水酸基封鎖メチ
ルフェニルシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端水酸基
封鎖メチルビニルシロキサンオリゴマー等のシロキサン
オリゴマーにより表面処理した疎水性無機質充填剤;ト
ルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ヘキサン、ヘプタン等の有機溶
剤;分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチ
ルシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ポリメチルフェニルシロキサン等の非架橋性オルガノポ
リシロキサン;カーボンブラック、ベンガラ等の顔料;
その他、難燃性付与剤、耐熱性付与剤、増感剤、重合禁
止剤、酸化防止剤、内部添加離型剤、可塑剤、チクソ性
付与剤、接着促進剤、防カビ剤を配合することができ
る。
【0016】このような本発明の硬化性シリコーン組成
物は、縮合反応により硬化して、タックが少なく、艶消
し性に優れる硬化物を形成することができるが、この硬
化物は、熱膨張収縮によるクラックが生じ難く、また傷
つき難くいことから、ゲル状、あるいはゴム状であるこ
とが好ましく、特に、ゴム状であることが好ましい。ま
た、この硬化物の色彩は、外部からの入射光の乱反射が
少なく、得られる表示装置の視認性が優れることから黒
色であることが好ましい。このような本発明の硬化性シ
リコーン組成物は、複数のLEDを搭載した基板を枠材
等のパッケージの中に配置し、次いで、該LEDの防
水、あるいは防振のためのLED表示装置用充填・接着
剤として有用である。
【0017】
【実施例】本発明の硬化性シリコーン組成物を実施例に
より詳細に説明する。なお、実施例中の粘度は25℃に
おける値であり、また、シリコーン硬化物の光沢度は、
JIS Z 8741に規定される、光源の入射角が6
0°であり、受光角が60°である、60度鏡面光沢度
Gs(60°)により示し、シリコーン硬化物表面のタッ
クは指で応圧の後、指紋の付着の有無により評価した。
【0018】[実施例1]粘度15,000mPa・sの分子
鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ポリジメチルシロ
キサン100重量部、ヘキサメチルジシラザンで表面処
理されたBET法による比表面積が200m2/gであ
るヒュームドシリカ10重量部、カーボンブラック5重
量部を均一に混合した後、ジイソプロポキシビス(エチ
ルアセトアセテート)チタン2重量部、メチルトリメト
キシシラン2重量部、リノレン酸0.5重量部を混合し
て硬化性シリコーン組成物を調製した。次に、この硬化
性シリコーン組成物を温度25℃、湿度55%RHの空
気中に1週間静置して形成したシリコーンゴムの60度
鏡面光沢度Gs(60°)は0%であり、また、このシリ
コーンゴム表面への指紋の転写はなく、タックは小さか
った。
【0019】[実施例2]粘度15,000mPa・sの分子
鎖両末端シラノール基封鎖ポリジメチルシロキサン10
0重量部、ヘキサメチルジシラザンで表面処理されたB
ET法による比表面積が200m2/gであるヒューム
ドシリカ10重量部、カーボンブラック5重量部を均一
に混合した後、ジブチル錫ジラウレート0.5重量部、
メチルトリ(メチルエチルケトオキシム)シラン15重
量部、1,3−ヘキサジエン0.5重量部を混合して硬
化性シリコーン組成物を調製した。次に、この硬化性シ
リコーン組成物を実施例1と同様にして硬化させて得ら
れたシリコーンゴムの60度鏡面光沢度Gs(60°)は
0%であり、また、このシリコーンゴム表面への指紋の
転写はなく、タックは小さかった。
【0020】[比較例1]実施例1において、リノレン
酸を添加しない以外は実施例1と同様にして硬化性シリ
コーン組成物を調製した。この硬化性シリコーン組成物
を実施例1と同様に硬化させて得られたシリコーンゴム
の60度鏡面光沢度Gs(60°)は60%であり、この
シリコーンゴム表面へ指紋が転写され、タックは大きか
った。
【0021】
【発明の効果】本発明の硬化性シリコーン組成物は、縮
合反応により硬化して、表面のタックが少なく、艶消し
された硬化物を形成できるという特徴がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC022 AC032 AC142 BK002 CP051 CP061 CP091 CP141 EA016 EA026 EF056 EX017 EX027 EX037 EX067 EX077 FD010 FD090 FD147 FD150 GJ01 GJ02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)空気酸化硬化性の不飽和高級脂肪
    酸、不飽和炭化水素、もしくはそれらの重合体を含有す
    ることを特徴とする縮合反応により硬化する硬化性シリ
    コーン組成物。
  2. 【請求項2】 硬化性シリコーン組成物が、(A)空気酸
    化硬化性の不飽和高級脂肪酸、不飽和炭化水素、もしく
    はそれらの重合体、(B)一分子中に少なくとも2個のケ
    イ素原子結合加水分解性基もしくはシラノール基を有す
    るポリオルガノシロキサン、および(C)架橋剤から少な
    くともなる組成物であることを特徴とする、請求項1記
    載の硬化性シリコーン組成物。
  3. 【請求項3】 (A)成分が、一分子中に少なくとも2個
    の脂肪族不飽和炭素−炭素結合を有する化合物であるこ
    とを特徴とする、請求項1記載の硬化性シリコーン組成
    物。
  4. 【請求項4】 (A)成分が、リノレン酸、リノール酸、
    ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、シクロペン
    タジエン、シクロヘキサジエン、およびシクロヘプタト
    リエンからなる群より選択される少なくとも一種の化合
    物であることを特徴とする、請求項3記載の硬化性シリ
    コーン組成物。
  5. 【請求項5】 (A)成分の含有量が、硬化性シリコーン
    組成物中の0.01〜30重量%であることを特徴とす
    る、請求項1記載の硬化性シリコーン組成物。
JP30204698A 1998-10-01 1998-10-23 硬化性シリコーン組成物 Pending JP2000129128A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30204698A JP2000129128A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 硬化性シリコーン組成物
US09/409,504 US6268432B1 (en) 1998-10-01 1999-09-30 Filler/adhesive agent for display units containing a curable silicone composition
TW89103380A TWI280967B (en) 1998-10-01 2000-02-25 Filler/adhesive agent for display units containing a curable silicone composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30204698A JP2000129128A (ja) 1998-10-23 1998-10-23 硬化性シリコーン組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000129128A true JP2000129128A (ja) 2000-05-09

Family

ID=17904267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30204698A Pending JP2000129128A (ja) 1998-10-01 1998-10-23 硬化性シリコーン組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000129128A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000191915A (ja) * 1998-12-22 2000-07-11 Dow Corning Corp 織布コ―ティング用組成物
JP2002265785A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Shin Etsu Chem Co Ltd 型取り用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2007039485A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Ge Toshiba Silicones Co Ltd 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2007119568A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Shin Etsu Chem Co Ltd 高分子量オルガノポリシロキサンの製造方法、該高分子量オルガノポリシロキサンを含む組成物およびその硬化物で封止された光半導体装置
JP2007119569A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Shin Etsu Chem Co Ltd 光関連デバイス封止用樹脂組成物およびその硬化物ならびに半導体素子の封止方法
WO2009075087A1 (ja) 2007-12-11 2009-06-18 Momentive Performance Materials Japan Llc 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
US8142698B2 (en) 2006-06-07 2012-03-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for reducing a surface glossiness of an organopolysiloxane-cured article

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000191915A (ja) * 1998-12-22 2000-07-11 Dow Corning Corp 織布コ―ティング用組成物
JP2002265785A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Shin Etsu Chem Co Ltd 型取り用室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2007039485A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Ge Toshiba Silicones Co Ltd 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP4744972B2 (ja) * 2005-08-01 2011-08-10 モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2007119568A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Shin Etsu Chem Co Ltd 高分子量オルガノポリシロキサンの製造方法、該高分子量オルガノポリシロキサンを含む組成物およびその硬化物で封止された光半導体装置
JP2007119569A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Shin Etsu Chem Co Ltd 光関連デバイス封止用樹脂組成物およびその硬化物ならびに半導体素子の封止方法
KR101289960B1 (ko) * 2005-10-27 2013-07-26 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 광학 장치 밀봉용 수지 조성물, 그의 경화물 및 반도체소자의 밀봉 방법
US8142698B2 (en) 2006-06-07 2012-03-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Method for reducing a surface glossiness of an organopolysiloxane-cured article
WO2009075087A1 (ja) 2007-12-11 2009-06-18 Momentive Performance Materials Japan Llc 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物
JP2009138166A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Momentive Performance Materials Japan Kk 室温硬化性ポリオルガノシロキサン組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3846640B2 (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP5371981B2 (ja) 有機ケイ素化合物を基礎とする架橋可能な組成物
JPS6319540B2 (ja)
JPS625943B2 (ja)
JP2006342327A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP6583114B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物及び物品
JPH08269337A (ja) 硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2004197097A (ja) オルガノポリシロキサン組成物、その製造方法、前記組成物から製造された架橋可能な材料、及び前記材料から製造された成形品
JPH05262989A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH06329914A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物およびその製造方法
CN1651517A (zh) 室温固化性有机聚硅氧烷组合物
JP2021515066A (ja) 湿気硬化性シリコーンポリマー、及びその使用
US6878769B2 (en) Room temperature curable organopolysiloxane compositions
JP5285892B2 (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2000129128A (ja) 硬化性シリコーン組成物
US5244938A (en) Room temperature curable organopolysiloxane composition
JPH01282262A (ja) 室温でエラストマーに架橋する材料、その製造方法および該材料を含有する塗料相溶性封止剤
JP3855041B2 (ja) 硬化性シリコーン組成物
JP7327212B2 (ja) 二成分型室温縮合硬化性オルガノポリシロキサン組成物
US6268432B1 (en) Filler/adhesive agent for display units containing a curable silicone composition
JP2006131824A (ja) 室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JP2006022277A5 (ja)
JP2000129240A (ja) 表示装置用充填・接着剤
JPH07113082B2 (ja) 1包装型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物
JPH0572424B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20050930

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20071116

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20071127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02