JP2000129240A - 表示装置用充填・接着剤 - Google Patents
表示装置用充填・接着剤Info
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- JP2000129240A JP2000129240A JP10302047A JP30204798A JP2000129240A JP 2000129240 A JP2000129240 A JP 2000129240A JP 10302047 A JP10302047 A JP 10302047A JP 30204798 A JP30204798 A JP 30204798A JP 2000129240 A JP2000129240 A JP 2000129240A
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- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Led Device Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示部に該充填・接着剤の硬化物が露呈する
構造を有する表示装置の充填・接着剤であって、縮合反
応により硬化して、艶消し性に優れる該硬化物を形成で
きる表示装置用充填・接着剤を提供する。 【解決手段】 (A)空気酸化硬化性の不飽和化合物を含
有する縮合反応硬化性シリコーン組成物からなり、該組
成物の硬化物が表示部に露呈する構造を有する表示装置
を充填・接着するための表示装置用充填・接着剤。
構造を有する表示装置の充填・接着剤であって、縮合反
応により硬化して、艶消し性に優れる該硬化物を形成で
きる表示装置用充填・接着剤を提供する。 【解決手段】 (A)空気酸化硬化性の不飽和化合物を含
有する縮合反応硬化性シリコーン組成物からなり、該組
成物の硬化物が表示部に露呈する構造を有する表示装置
を充填・接着するための表示装置用充填・接着剤。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置用充填・
接着剤に関し、詳しくは、表示部に該充填・接着剤の硬
化物が露呈する構造を有する表示装置の充填・接着剤で
あって、縮合反応により硬化して、艶消し性に優れる該
硬化物を形成できる表示装置用充填・接着剤に関する。
接着剤に関し、詳しくは、表示部に該充填・接着剤の硬
化物が露呈する構造を有する表示装置の充填・接着剤で
あって、縮合反応により硬化して、艶消し性に優れる該
硬化物を形成できる表示装置用充填・接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】基板上に複数のLED(発光ダイオード)
が搭載されたLED表示装置は、信号機、交通標識、あ
るいは広告表示板等として利用されており、特に、屋外
で使用されるLED表示装置においては、防水のため、
該LED同士の間隙がシリコーン硬化物により充填・接
着されている(特開平5−190905号公報参照)。
が搭載されたLED表示装置は、信号機、交通標識、あ
るいは広告表示板等として利用されており、特に、屋外
で使用されるLED表示装置においては、防水のため、
該LED同士の間隙がシリコーン硬化物により充填・接
着されている(特開平5−190905号公報参照)。
【0003】しかし、特開平5−190905号公報に
より提案されるようなLED表示装置において、LE
D、および該LED同士の間隙を充填・接着しているシ
リコーン硬化物が露呈している場合には、外部からの入
射光、例えば、太陽光によって、点灯したLEDと点灯
していないLEDとの視認性が悪くなるという問題があ
った。
より提案されるようなLED表示装置において、LE
D、および該LED同士の間隙を充填・接着しているシ
リコーン硬化物が露呈している場合には、外部からの入
射光、例えば、太陽光によって、点灯したLEDと点灯
していないLEDとの視認性が悪くなるという問題があ
った。
【0004】このため、例えば、縮合反応硬化性シリコ
ーン組成物に無機系充填剤を配合して、得られる硬化物
を艶消ししようとする試みがなされているが、十分な艶
消し性を付与することができず、また、艶消し性を付与
するために多量の充填剤を配合しなければならないが、
そうすると得られる硬化性シリコーン組成物の流動性が
低下してしまい、その取扱作業性が悪くなるという問題
があった。
ーン組成物に無機系充填剤を配合して、得られる硬化物
を艶消ししようとする試みがなされているが、十分な艶
消し性を付与することができず、また、艶消し性を付与
するために多量の充填剤を配合しなければならないが、
そうすると得られる硬化性シリコーン組成物の流動性が
低下してしまい、その取扱作業性が悪くなるという問題
があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、上記の
課題について鋭意検討した結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明の目的は、表示部に充填・接着剤の硬化
物が露呈する構造を有する表示装置の充填・接着剤であ
って、縮合反応により硬化して、艶消し性に優れる該硬
化物を形成できる表示装置用充填・接着剤を提供するこ
とにある。
課題について鋭意検討した結果、本発明に到達した。す
なわち、本発明の目的は、表示部に充填・接着剤の硬化
物が露呈する構造を有する表示装置の充填・接着剤であ
って、縮合反応により硬化して、艶消し性に優れる該硬
化物を形成できる表示装置用充填・接着剤を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)空気酸化
硬化性の不飽和化合物を含有する縮合反応硬化性シリコ
ーン組成物からなり、該組成物の硬化物が表示部に露呈
する構造を有する表示装置を充填・接着するための表示
装置用充填・接着剤に関する。
硬化性の不飽和化合物を含有する縮合反応硬化性シリコ
ーン組成物からなり、該組成物の硬化物が表示部に露呈
する構造を有する表示装置を充填・接着するための表示
装置用充填・接着剤に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の表示装置用充填・接着剤
を詳細に説明する。本発明の充填・接着剤を適用するこ
とのできる表示装置は、該表示装置の表示部に該充填・
接着剤の硬化物が露呈する構造を有するものであり、例
えば、図1(断面図)、および図2(上面図)に示したよう
なLED表示装置が挙げられる。図1で示されるLED
表示装置は、枠材1の中に基板2が配置され、該基板2
上には複数のLED3が搭載されている。そして、この
複数のLED3同士の間隙、およびLED3と枠材1の
間隙は、該LEDの防水、あるいは防振のためにシリコ
ーン硬化物4により充填・接着されている。また、この
LED表示装置は、図2で示されるように、LED3が
規則的に基板上に搭載されていてもよく、また、象形的
に搭載されていてもよく、基板上に搭載された複数のL
ED3同士の間隙、およびLED3と枠材1の間隙を充
填しているシリコーン硬化物4が露呈しているものであ
る。
を詳細に説明する。本発明の充填・接着剤を適用するこ
とのできる表示装置は、該表示装置の表示部に該充填・
接着剤の硬化物が露呈する構造を有するものであり、例
えば、図1(断面図)、および図2(上面図)に示したよう
なLED表示装置が挙げられる。図1で示されるLED
表示装置は、枠材1の中に基板2が配置され、該基板2
上には複数のLED3が搭載されている。そして、この
複数のLED3同士の間隙、およびLED3と枠材1の
間隙は、該LEDの防水、あるいは防振のためにシリコ
ーン硬化物4により充填・接着されている。また、この
LED表示装置は、図2で示されるように、LED3が
規則的に基板上に搭載されていてもよく、また、象形的
に搭載されていてもよく、基板上に搭載された複数のL
ED3同士の間隙、およびLED3と枠材1の間隙を充
填しているシリコーン硬化物4が露呈しているものであ
る。
【0008】このような本発明の表示装置用充填・接着
剤は、(A)空気酸化硬化性の不飽和化合物を含有する縮
合反応硬化性リコーン組成物からなることを特徴とす
る。この縮合反応硬化性シリコーン組成物の硬化機構と
しては、例えば、脱アルコール型、脱オキシム型、脱酢
酸型、脱アミド型、脱アセトン型、脱ヒドロキシルアミ
ン型が挙げられる。このような縮合反応硬化性シリコー
ン組成物としては、例えば、(A)空気酸化硬化性の不飽
和化合物、(B)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子
結合加水分解性基もしくはシラノール基を有するポリオ
ルガノシロキサン、および(C)架橋剤から少なくともな
る組成物が挙げられる。
剤は、(A)空気酸化硬化性の不飽和化合物を含有する縮
合反応硬化性リコーン組成物からなることを特徴とす
る。この縮合反応硬化性シリコーン組成物の硬化機構と
しては、例えば、脱アルコール型、脱オキシム型、脱酢
酸型、脱アミド型、脱アセトン型、脱ヒドロキシルアミ
ン型が挙げられる。このような縮合反応硬化性シリコー
ン組成物としては、例えば、(A)空気酸化硬化性の不飽
和化合物、(B)一分子中に少なくとも2個のケイ素原子
結合加水分解性基もしくはシラノール基を有するポリオ
ルガノシロキサン、および(C)架橋剤から少なくともな
る組成物が挙げられる。
【0009】上記(A)成分は、空気酸化硬化性を有する
不飽和化合物であり、上記組成物を硬化して得られる硬
化物に十分な艶消し性を付与するための成分である。こ
のような(A)成分は空気中の酸素により分子内の不飽和
結合が酸化して硬化する、一分子中に少なくとも2個の
脂肪族不飽和炭素−炭素結合を有する化合物であること
が好ましく、例えば、不飽和高級脂肪酸、不飽和高級脂
肪酸エステル、不飽和炭化水素、およびそれらの重合体
からなる群より選択される少なくとも一種の化合物であ
ることが好ましく、より具体的には、例えば、リノレン
酸、リノール酸等の不飽和高級脂肪酸;桐油、亜麻仁
油、大豆油等の不飽和高級脂肪酸とグリセリンとのエス
テルからなる油脂;リノレン酸メチル、リノール酸メチ
ル等の不飽和高級脂肪酸とアルコールのエステル;ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエ
ン、1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、
1,5−ヘキサジエン、1,3,5−ヘキサトリエン等
の直鎖不飽和炭化水素化合物;1,3−シクロペンタジ
エン、1,4−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘ
キサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,5−シ
クロヘキサジエン、1,3−シクロヘプタジエン、1,
4−シクロヘプタジエン、1,5−シクロヘプタジエ
ン、1,3,5−シクロヘプタトリエン、1,3,6−
シクロヘプタトリエン等の環状不飽和炭化水素化合物;
それらの重合体;あるいは、それらの二種以上の混合物
が挙げられ、特には、リノレン酸、リノール酸、桐油、
亜麻仁油、大豆油、リノレン酸メチル、リノール酸メチ
ル、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、シクロ
ペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタトリ
エン、またはそれらの二種以上の混合物であることが好
ましく、さらには、リノレン酸、リノール酸、桐油、亜
麻仁油、大豆油、リノレン酸メチル、リノール酸メチ
ル、ブタジエン、ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエ
ン、1,3,5−シクロヘプタトリエン、またはそれら
の二種以上の混合物であることが好ましい。
不飽和化合物であり、上記組成物を硬化して得られる硬
化物に十分な艶消し性を付与するための成分である。こ
のような(A)成分は空気中の酸素により分子内の不飽和
結合が酸化して硬化する、一分子中に少なくとも2個の
脂肪族不飽和炭素−炭素結合を有する化合物であること
が好ましく、例えば、不飽和高級脂肪酸、不飽和高級脂
肪酸エステル、不飽和炭化水素、およびそれらの重合体
からなる群より選択される少なくとも一種の化合物であ
ることが好ましく、より具体的には、例えば、リノレン
酸、リノール酸等の不飽和高級脂肪酸;桐油、亜麻仁
油、大豆油等の不飽和高級脂肪酸とグリセリンとのエス
テルからなる油脂;リノレン酸メチル、リノール酸メチ
ル等の不飽和高級脂肪酸とアルコールのエステル;ブタ
ジエン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペンタジエ
ン、1,3−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、
1,5−ヘキサジエン、1,3,5−ヘキサトリエン等
の直鎖不飽和炭化水素化合物;1,3−シクロペンタジ
エン、1,4−シクロペンタジエン、1,3−シクロヘ
キサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,5−シ
クロヘキサジエン、1,3−シクロヘプタジエン、1,
4−シクロヘプタジエン、1,5−シクロヘプタジエ
ン、1,3,5−シクロヘプタトリエン、1,3,6−
シクロヘプタトリエン等の環状不飽和炭化水素化合物;
それらの重合体;あるいは、それらの二種以上の混合物
が挙げられ、特には、リノレン酸、リノール酸、桐油、
亜麻仁油、大豆油、リノレン酸メチル、リノール酸メチ
ル、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、シクロ
ペンタジエン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタトリ
エン、またはそれらの二種以上の混合物であることが好
ましく、さらには、リノレン酸、リノール酸、桐油、亜
麻仁油、大豆油、リノレン酸メチル、リノール酸メチ
ル、ブタジエン、ペンタジエン、1,3−ヘキサジエ
ン、シクロペンタジエン、1,3−シクロヘキサジエ
ン、1,3,5−シクロヘプタトリエン、またはそれら
の二種以上の混合物であることが好ましい。
【0010】上記組成物において、(A)成分の含有量
は、上記組成物中の0.01〜30重量%の範囲内であ
ることが好ましく、さらには、上記組成物中の0.05
〜20重量%の範囲内であることが好ましく、特には、
上記組成物中の0.1〜10重量%の範囲内であること
が好ましい。これは、(A)成分の含有量が、上記範囲の
下限未満であると、得られる硬化物に十分な艶消し性を
付与できなくなる傾向があるからであり、一方、上記範
囲の上限をこえると、得られる硬化物の機械的特性が低
下する傾向があるからである。
は、上記組成物中の0.01〜30重量%の範囲内であ
ることが好ましく、さらには、上記組成物中の0.05
〜20重量%の範囲内であることが好ましく、特には、
上記組成物中の0.1〜10重量%の範囲内であること
が好ましい。これは、(A)成分の含有量が、上記範囲の
下限未満であると、得られる硬化物に十分な艶消し性を
付与できなくなる傾向があるからであり、一方、上記範
囲の上限をこえると、得られる硬化物の機械的特性が低
下する傾向があるからである。
【0011】また、上記(B)成分は、上記組成物の主成
分であり、一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合
加水分解性基もしくはシラノール基を有するポリオルガ
ノシロキサンである。このケイ素原子結合加水分解性基
としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基等のアルコキシ基;ビニロキシ基等のアルケノキシ
基;メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、メトキ
シプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ基;アセトキ
シ基、オクタノイルオキシ基等のアシロキシ基;ジメチ
ルケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基等のケ
トオキシム基;イソプロペニルオキシ基、1−エチル−
2−メチルビニルオキシ基等のアルケニルオキシ基;ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基等
のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエチルアミノキ
シ基等のアミノキシ基;N−メチルアセトアミド基、N
−エチルアセトアミド基等のアミド基が挙げられる。ま
た、(B)成分中のケイ素原子結合加水分解性基およびシ
ラノール基以外のケイ素原子結合の基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル
基、ナフチル基等のアリール基;2−フェニルエチル基
等のアラルキル基;これらの基の水素原子の一部もしく
は全部をハロゲン原子で置換した基が挙げられる。
分であり、一分子中に少なくとも2個のケイ素原子結合
加水分解性基もしくはシラノール基を有するポリオルガ
ノシロキサンである。このケイ素原子結合加水分解性基
としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基等のアルコキシ基;ビニロキシ基等のアルケノキシ
基;メトキシエトキシ基、エトキシエトキシ基、メトキ
シプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ基;アセトキ
シ基、オクタノイルオキシ基等のアシロキシ基;ジメチ
ルケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基等のケ
トオキシム基;イソプロペニルオキシ基、1−エチル−
2−メチルビニルオキシ基等のアルケニルオキシ基;ジ
メチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチルアミノ基等
のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエチルアミノキ
シ基等のアミノキシ基;N−メチルアセトアミド基、N
−エチルアセトアミド基等のアミド基が挙げられる。ま
た、(B)成分中のケイ素原子結合加水分解性基およびシ
ラノール基以外のケイ素原子結合の基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、プロピル基等のアルキル基;
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキ
ル基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;フェニル
基、ナフチル基等のアリール基;2−フェニルエチル基
等のアラルキル基;これらの基の水素原子の一部もしく
は全部をハロゲン原子で置換した基が挙げられる。
【0012】このような(B)成分の分子構造は限定され
ず、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、分岐鎖
状、環状、樹脂状が挙げられ、特に、直鎖状であること
が好ましい。また、(B)成分の粘度は限定されないが、
25℃において20〜100,000mPa・sの範囲内であ
ることが好ましく、特に、100〜100,000mPa・s
の範囲内であることが好ましい。これは、25℃におけ
る粘度が上記範囲の下限未満であると、得られる硬化物
の物理的特性が低下する傾向があるからであり、一方、
上記範囲の上限をこえると、得られる組成物の取扱作業
性が悪化する傾向があるからである。
ず、例えば、直鎖状、一部分岐を有する直鎖状、分岐鎖
状、環状、樹脂状が挙げられ、特に、直鎖状であること
が好ましい。また、(B)成分の粘度は限定されないが、
25℃において20〜100,000mPa・sの範囲内であ
ることが好ましく、特に、100〜100,000mPa・s
の範囲内であることが好ましい。これは、25℃におけ
る粘度が上記範囲の下限未満であると、得られる硬化物
の物理的特性が低下する傾向があるからであり、一方、
上記範囲の上限をこえると、得られる組成物の取扱作業
性が悪化する傾向があるからである。
【0013】また、上記(C)成分の架橋剤は、上記組成
物を硬化させるための成分であり、また、上記組成物を
一液型の硬化性シリコーン組成物とした場合に、その組
成物の貯蔵安定性を向上させるための成分である。この
ような(C)成分の架橋剤としては、例えば、一般式: RaSiX4-a で示されるシラン化合物、もしくはその部分加水分解縮
合物が挙げられる。上式中のRは一価炭化水素基、エポ
キシ官能性一価有機基、およびアクリル官能性一価有機
基からなる群から選択される少なくとも一種の基であ
り、Rの一価炭化水素基としては、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、
オクタデシル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリ
ル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネ
チル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;3−ク
ロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基
等のハロゲン化アルキル基が挙げられ、また、Rのエポ
キシ官能性一価有機基としては、例えば、4−オキシラ
ニルブチル基、8−オキシラニルオクチル基等のオキシ
ラニルアルキル基;3−グリシドキシプロピル基、4−
グリシドキシブチル基等のグリシドキシアルキル基;2
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基が挙げら
れ、また、Rのアクリル官能性一価有機基とては、例え
ば、3−メタクリロキシプロピル基、4−メタクリロキ
シブチル基が挙げられる。また、上式中のaは0、1、
または2であり、特に、1であることが好ましい。ま
た、上式中のXはケイ素原子結合の加水分解性基であ
り、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等
のアルコキシ基;メトキシエトキシ基、エトキシエトキ
シ基、メトキシプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ
基;アセトキシ基、オクタノイルオキシ基等のアシロキ
シ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオキ
シム基等のケトオキシム基;イソプロペニルオキシ基、
1−エチル−2−メチルビニルオキシ基等のアルケニル
オキシ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基等のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエ
チルアミノキシ基等のアミノキシ基;N−メチルアセト
アミド基、N−エチルアセトアミド基等のアミド基が挙
げられる。この(C)成分中のケイ素原子の結合加水分解
性基Xは、上記(B)成分中のケイ素原子結合加水分解性
基と同一、あるいは同種のものであることが好ましい。
物を硬化させるための成分であり、また、上記組成物を
一液型の硬化性シリコーン組成物とした場合に、その組
成物の貯蔵安定性を向上させるための成分である。この
ような(C)成分の架橋剤としては、例えば、一般式: RaSiX4-a で示されるシラン化合物、もしくはその部分加水分解縮
合物が挙げられる。上式中のRは一価炭化水素基、エポ
キシ官能性一価有機基、およびアクリル官能性一価有機
基からなる群から選択される少なくとも一種の基であ
り、Rの一価炭化水素基としては、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、
オクタデシル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基等のシクロアルキル基;ビニル基、アリ
ル基等のアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリ
ル基、ナフチル基等のアリール基;ベンジル基、フェネ
チル基、フェニルプロピル基等のアラルキル基;3−ク
ロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基
等のハロゲン化アルキル基が挙げられ、また、Rのエポ
キシ官能性一価有機基としては、例えば、4−オキシラ
ニルブチル基、8−オキシラニルオクチル基等のオキシ
ラニルアルキル基;3−グリシドキシプロピル基、4−
グリシドキシブチル基等のグリシドキシアルキル基;2
−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基が挙げら
れ、また、Rのアクリル官能性一価有機基とては、例え
ば、3−メタクリロキシプロピル基、4−メタクリロキ
シブチル基が挙げられる。また、上式中のaは0、1、
または2であり、特に、1であることが好ましい。ま
た、上式中のXはケイ素原子結合の加水分解性基であ
り、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等
のアルコキシ基;メトキシエトキシ基、エトキシエトキ
シ基、メトキシプロポキシ基等のアルコキシアルコキシ
基;アセトキシ基、オクタノイルオキシ基等のアシロキ
シ基、ジメチルケトオキシム基、メチルエチルケトオキ
シム基等のケトオキシム基;イソプロペニルオキシ基、
1−エチル−2−メチルビニルオキシ基等のアルケニル
オキシ基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ブチ
ルアミノ基等のアミノ基;ジメチルアミノキシ基、ジエ
チルアミノキシ基等のアミノキシ基;N−メチルアセト
アミド基、N−エチルアセトアミド基等のアミド基が挙
げられる。この(C)成分中のケイ素原子の結合加水分解
性基Xは、上記(B)成分中のケイ素原子結合加水分解性
基と同一、あるいは同種のものであることが好ましい。
【0014】上記組成物において、(C)成分の含有量
は、上記(B)成分100重量部に対して0.01〜20
重量部の範囲内であることが好ましく、特に、上記(B)
成分100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲内
であることが好ましい。これは、(C)成分の含有量が上
記範囲の下限未満の量であると、得られる組成物の貯蔵
安定性が低下したり、また、接着性が低下する傾向があ
るからであり、一方、上記範囲の上限をこえる量である
と、得られる組成物の硬化が著しく遅くなったりする傾
向があるからである。
は、上記(B)成分100重量部に対して0.01〜20
重量部の範囲内であることが好ましく、特に、上記(B)
成分100重量部に対して0.1〜10重量部の範囲内
であることが好ましい。これは、(C)成分の含有量が上
記範囲の下限未満の量であると、得られる組成物の貯蔵
安定性が低下したり、また、接着性が低下する傾向があ
るからであり、一方、上記範囲の上限をこえる量である
と、得られる組成物の硬化が著しく遅くなったりする傾
向があるからである。
【0015】このような縮合反応硬化性シリコーン組成
物には、その他任意の成分として、縮合反応を促進する
ための触媒を添加することができる。この縮合反応用触
媒は、上記(C)成分の種類によって異なるが、例えば、
アミノキシ基、アミノ基、ケトオキシム基などを有する
架橋剤を含有する場合には、必須ではない。このような
縮合反応用触媒としては、例えば、テトラブチルチタネ
ート、テトライソプロピルチタネート等の有機チタン酸
エステル;ジイソプロポキシビス(アセチルアセテート)
チタン、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテー
ト)チタン等の有機チタンキレート化合物;アルミニウ
ムトリス(アセチルアセトネート)、アルミニウムトリス
(エチルアセトアセテート)等の有機アルミニウム化合
物;ジルコニウムテトラ(アセチルアセトネート)、ジル
コニウムテトラブチレート等の有機アルミニウム化合
物;ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウ
レート、ブチルスズ−2−エチルヘキソエート等の有機
スズ化合物;ナフテン酸スズ、オレイン酸スズ、ブチル
酸スズ、ナフテン酸コバルト、ステアリン酸亜鉛等の有
機カルボン酸の金属塩;ヘキシルアミン、燐酸ドデシル
アミン等のアミン化合物、およびその塩;ベンジルトリ
エチルアンモニウムアセテート等の4級アンモニウム
塩;酢酸カリウム、硝酸リチウム等のアルカリ金属の低
級脂肪酸塩;ジメチルヒドロキシルアミン、ジエチルヒ
ドロキシルアミン等のジアルキルヒドロキシルアミン;
グアニジル基含有有機ケイ素化合物等が挙げられる。
物には、その他任意の成分として、縮合反応を促進する
ための触媒を添加することができる。この縮合反応用触
媒は、上記(C)成分の種類によって異なるが、例えば、
アミノキシ基、アミノ基、ケトオキシム基などを有する
架橋剤を含有する場合には、必須ではない。このような
縮合反応用触媒としては、例えば、テトラブチルチタネ
ート、テトライソプロピルチタネート等の有機チタン酸
エステル;ジイソプロポキシビス(アセチルアセテート)
チタン、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテー
ト)チタン等の有機チタンキレート化合物;アルミニウ
ムトリス(アセチルアセトネート)、アルミニウムトリス
(エチルアセトアセテート)等の有機アルミニウム化合
物;ジルコニウムテトラ(アセチルアセトネート)、ジル
コニウムテトラブチレート等の有機アルミニウム化合
物;ジブチルスズジオクトエート、ジブチルスズジラウ
レート、ブチルスズ−2−エチルヘキソエート等の有機
スズ化合物;ナフテン酸スズ、オレイン酸スズ、ブチル
酸スズ、ナフテン酸コバルト、ステアリン酸亜鉛等の有
機カルボン酸の金属塩;ヘキシルアミン、燐酸ドデシル
アミン等のアミン化合物、およびその塩;ベンジルトリ
エチルアンモニウムアセテート等の4級アンモニウム
塩;酢酸カリウム、硝酸リチウム等のアルカリ金属の低
級脂肪酸塩;ジメチルヒドロキシルアミン、ジエチルヒ
ドロキシルアミン等のジアルキルヒドロキシルアミン;
グアニジル基含有有機ケイ素化合物等が挙げられる。
【0016】さらに、上記の組成物には、その他任意の
成分として、例えば、ヒュームドシリカ、湿式シリカ微
粉末、石英微粉末、炭酸カルシウム微粉末、炭酸マグネ
シウム微粉末、酸化鉄、二酸化チタン微粉末、ケイ藻土
微粉末、酸化アルミニウム微粉末、水酸化アルミニウム
微粉末、酸化亜鉛微粉末、炭酸亜鉛微粉末等の無機質充
填剤;これらの無機質充填剤をメチルトリメトキシシラ
ン等のオルガノアルコキシシラン、トリメチルクロロシ
ラン等のオルガノハロシラン、ヘキサメチルジシラザン
等のオルガノシラザン、分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチ
ルシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端水酸基封鎖メチ
ルフェニルシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端水酸基
封鎖メチルビニルシロキサンオリゴマー等のシロキサン
オリゴマーにより表面処理した疎水性無機質充填剤;ト
ルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ヘキサン、ヘプタン等の有機溶
剤;分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチ
ルシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ポリメチルフェニルシロキサン等の非架橋性オルガノポ
リシロキサン;カーボンブラック、ベンガラ等の顔料;
その他、難燃性付与剤、耐熱性付与剤、増感剤、重合禁
止剤、酸化防止剤、内部添加離型剤、可塑剤、チクソ性
付与剤、接着促進剤、防カビ剤を配合することができ
る。
成分として、例えば、ヒュームドシリカ、湿式シリカ微
粉末、石英微粉末、炭酸カルシウム微粉末、炭酸マグネ
シウム微粉末、酸化鉄、二酸化チタン微粉末、ケイ藻土
微粉末、酸化アルミニウム微粉末、水酸化アルミニウム
微粉末、酸化亜鉛微粉末、炭酸亜鉛微粉末等の無機質充
填剤;これらの無機質充填剤をメチルトリメトキシシラ
ン等のオルガノアルコキシシラン、トリメチルクロロシ
ラン等のオルガノハロシラン、ヘキサメチルジシラザン
等のオルガノシラザン、分子鎖両末端水酸基封鎖ジメチ
ルシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端水酸基封鎖メチ
ルフェニルシロキサンオリゴマー、分子鎖両末端水酸基
封鎖メチルビニルシロキサンオリゴマー等のシロキサン
オリゴマーにより表面処理した疎水性無機質充填剤;ト
ルエン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、ヘキサン、ヘプタン等の有機溶
剤;分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖ポリジメチ
ルシロキサン、分子鎖両末端トリメチルシロキシ基封鎖
ポリメチルフェニルシロキサン等の非架橋性オルガノポ
リシロキサン;カーボンブラック、ベンガラ等の顔料;
その他、難燃性付与剤、耐熱性付与剤、増感剤、重合禁
止剤、酸化防止剤、内部添加離型剤、可塑剤、チクソ性
付与剤、接着促進剤、防カビ剤を配合することができ
る。
【0017】本発明の表示装置用充填・接着剤は、縮合
反応により硬化して、艶消し性に優れる硬化物を形成す
ることができるが、この硬化物は、熱膨張収縮によるク
ラックが生じ難く、また傷つき難くいことから、ゲル
状、あるいはゴム状であることが好ましく、特に、ゴム
状であることが好ましい。また、この硬化物の色彩は、
外部からの入射光の乱反射が少なく、得られる表示装置
の視認性が優れることから黒色であることが好ましい。
反応により硬化して、艶消し性に優れる硬化物を形成す
ることができるが、この硬化物は、熱膨張収縮によるク
ラックが生じ難く、また傷つき難くいことから、ゲル
状、あるいはゴム状であることが好ましく、特に、ゴム
状であることが好ましい。また、この硬化物の色彩は、
外部からの入射光の乱反射が少なく、得られる表示装置
の視認性が優れることから黒色であることが好ましい。
【0018】本発明の表示装置用充填・接着剤により表
示装置を製造する方法としては、例えば、複数のLED
を搭載した基板を枠材等のパッケージの中に配置し、次
いで、該LEDの防水、あるいは防振のために、該LE
Dを該充填・接着剤により充填した後、該組成物を室温
で放置するか、あるいは加熱する方法が挙げられる。
示装置を製造する方法としては、例えば、複数のLED
を搭載した基板を枠材等のパッケージの中に配置し、次
いで、該LEDの防水、あるいは防振のために、該LE
Dを該充填・接着剤により充填した後、該組成物を室温
で放置するか、あるいは加熱する方法が挙げられる。
【0019】本発明の表示装置用充填・接着剤による
と、表示部に該充填・接着剤の硬化物が露呈されている
にもかかわらず、外部からの入射光によっても、表示素
子の視認性が優れるので、信号機、交通標識、あるいは
広告表示板等の屋外で使用されるLED表示装置用充填
・接着剤として有用である。
と、表示部に該充填・接着剤の硬化物が露呈されている
にもかかわらず、外部からの入射光によっても、表示素
子の視認性が優れるので、信号機、交通標識、あるいは
広告表示板等の屋外で使用されるLED表示装置用充填
・接着剤として有用である。
【0020】
【実施例】本発明の表示装置用充填・接着剤を実施例に
より詳細に説明する。なお、実施例中の粘度は25℃に
おける値であり、また、シリコーン硬化物の光沢度は、
JIS Z 8741に規定される、光源の入射角が6
0°であり、受光角が60°である、60度鏡面光沢度
Gs(60°)により示した。
より詳細に説明する。なお、実施例中の粘度は25℃に
おける値であり、また、シリコーン硬化物の光沢度は、
JIS Z 8741に規定される、光源の入射角が6
0°であり、受光角が60°である、60度鏡面光沢度
Gs(60°)により示した。
【0021】[実施例1]粘度15,000mPa・sの分子
鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ポリジメチルシロ
キサン100重量部、ヘキサメチルジシラザンにより表
面処理されたBET法による比表面積が200m2/g
であるヒュームドシリカ10重量部、カーボンブラック
5重量部を均一に混合した後、ジイソプロポキシビス
(エチルアセトアセテート)チタン2重量部、メチルトリ
メトキシシラン2重量部、桐油2重量部を混合してシリ
コーンゴム組成物を調製した。このシリコーンゴム組成
物を、温度25℃、湿度55%RHの空気中に1週間静
置することにより硬化させて得られたシリコーンゴムの
60度鏡面光沢度Gs(60°)は0%であった。
鎖両末端トリメトキシシロキシ基封鎖ポリジメチルシロ
キサン100重量部、ヘキサメチルジシラザンにより表
面処理されたBET法による比表面積が200m2/g
であるヒュームドシリカ10重量部、カーボンブラック
5重量部を均一に混合した後、ジイソプロポキシビス
(エチルアセトアセテート)チタン2重量部、メチルトリ
メトキシシラン2重量部、桐油2重量部を混合してシリ
コーンゴム組成物を調製した。このシリコーンゴム組成
物を、温度25℃、湿度55%RHの空気中に1週間静
置することにより硬化させて得られたシリコーンゴムの
60度鏡面光沢度Gs(60°)は0%であった。
【0022】次に、LEDを16個×16個のマトリク
ス上に搭載した基板を枠材に配置した後、該LEDが露
出するように上記のシリコーンゴム組成物を充填した。
このシリコーンゴム組成物を温度25℃、湿度55%R
Hの空気中に1週間静置することにより硬化させてLE
D表示装置を製造した。このLED表示装置の表示面に
太陽光を入射させ、太陽光が表示面によって正反射され
る方向から目視した状態でLEDの一部を点灯させたと
ころ、点灯しているLEDと点灯していないLEDとの
視認性は良好であった。
ス上に搭載した基板を枠材に配置した後、該LEDが露
出するように上記のシリコーンゴム組成物を充填した。
このシリコーンゴム組成物を温度25℃、湿度55%R
Hの空気中に1週間静置することにより硬化させてLE
D表示装置を製造した。このLED表示装置の表示面に
太陽光を入射させ、太陽光が表示面によって正反射され
る方向から目視した状態でLEDの一部を点灯させたと
ころ、点灯しているLEDと点灯していないLEDとの
視認性は良好であった。
【0023】[実施例2]実施例1において、桐油の代
わりにリノレン酸メチル0.5重量部を添加する以外は
実施例1と同様にしてシリコーンゴム組成物を調製し
た。このシリコーンゴム組成物を実施例1と同様にして
硬化させて得られたシリコーンゴムの60度鏡面光沢度
Gs(60°)は0%であった。
わりにリノレン酸メチル0.5重量部を添加する以外は
実施例1と同様にしてシリコーンゴム組成物を調製し
た。このシリコーンゴム組成物を実施例1と同様にして
硬化させて得られたシリコーンゴムの60度鏡面光沢度
Gs(60°)は0%であった。
【0024】次に、実施例1と同様にしてLED表示装
置を製造した。このLED表示装置の表示面に太陽光を
入射させ、太陽光が表示面によって正反射される方向か
ら目視した状態でLEDの一部を点灯させたところ、点
灯しているLEDと点灯していないLEDとの視認性は
良好であった。
置を製造した。このLED表示装置の表示面に太陽光を
入射させ、太陽光が表示面によって正反射される方向か
ら目視した状態でLEDの一部を点灯させたところ、点
灯しているLEDと点灯していないLEDとの視認性は
良好であった。
【0025】[実施例3]粘度15,000mPa・sの分子
鎖両末端シラノール基封鎖ポリジメチルシロキサン10
0重量部、ヘキサメチルジシラザンで表面処理されたB
ET比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ
10重量部、カーボンブラック5重量部を均一に混合し
た後、ジブチル錫ジラウレート0.5重量部、メチルト
リ(メチルエチルケトオキシム)シラン15重量部、1,
3−ヘキサジエン0.5重量部を混合してシリコーンゴ
ム組成物を調製した。このシリコーンゴム組成物を実施
例1と同様に硬化させて得られたシリコーンゴムの60
度鏡面光沢度Gs(60°)は0%であった。
鎖両末端シラノール基封鎖ポリジメチルシロキサン10
0重量部、ヘキサメチルジシラザンで表面処理されたB
ET比表面積が200m2/gであるヒュームドシリカ
10重量部、カーボンブラック5重量部を均一に混合し
た後、ジブチル錫ジラウレート0.5重量部、メチルト
リ(メチルエチルケトオキシム)シラン15重量部、1,
3−ヘキサジエン0.5重量部を混合してシリコーンゴ
ム組成物を調製した。このシリコーンゴム組成物を実施
例1と同様に硬化させて得られたシリコーンゴムの60
度鏡面光沢度Gs(60°)は0%であった。
【0026】次に、実施例1と同様にしてLED表示装
置を製造した。このLED表示装置の表示面に太陽光を
入射させ、太陽光が表示面によって正反射される方向か
ら目視した状態でLEDの一部を点灯させたところ、点
灯しているLEDと点灯していないLEDとの視認性は
良好であった。
置を製造した。このLED表示装置の表示面に太陽光を
入射させ、太陽光が表示面によって正反射される方向か
ら目視した状態でLEDの一部を点灯させたところ、点
灯しているLEDと点灯していないLEDとの視認性は
良好であった。
【0027】[比較例1]実施例1において、桐油を添
加しない以外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム組
成物を調製した。このシリコーンゴム組成物を実施例1
と同様に硬化させすることにより硬化させて得られたシ
リコーンゴムの60度鏡面光沢度Gs(60°)は60%
であった。
加しない以外は実施例1と同様にしてシリコーンゴム組
成物を調製した。このシリコーンゴム組成物を実施例1
と同様に硬化させすることにより硬化させて得られたシ
リコーンゴムの60度鏡面光沢度Gs(60°)は60%
であった。
【0028】次に、実施例1と同様にしてLED表示装
置を製造した。このLED表示装置の表示面に太陽光を
入射させ、太陽光が表示面によって正反射される方向か
ら目視した状態でLEDの一部を点灯させたところ、部
分的に点灯しているLEDと点灯していないLEDとの
区別がはっきりせず、視認性は悪かった。
置を製造した。このLED表示装置の表示面に太陽光を
入射させ、太陽光が表示面によって正反射される方向か
ら目視した状態でLEDの一部を点灯させたところ、部
分的に点灯しているLEDと点灯していないLEDとの
区別がはっきりせず、視認性は悪かった。
【0029】
【発明の効果】本発明の表示装置用充填・接着剤は、表
示部に該充填・接着剤の硬化物が露呈する構造を有する
表示装置の充填・接着剤であって、縮合反応により硬化
して、艶消し性に優れる該硬化物を形成できるので、表
示装置の視認性が向上するという特徴がある。
示部に該充填・接着剤の硬化物が露呈する構造を有する
表示装置の充填・接着剤であって、縮合反応により硬化
して、艶消し性に優れる該硬化物を形成できるので、表
示装置の視認性が向上するという特徴がある。
【図1】 実施例で評価したLED表示装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】 実施例で評価したLED表示装置の上面図で
ある。
ある。
1 枠材 2 基板 3 LED 4 シリコーン硬化物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J040 EK031 FA021 FA061 FA091 FA311 KA16 NA05 NA17 5F041 AA31 DB01 DC07 DC23 DC83 FF06 5G435 AA00 BB04 EE02 EE34 FF00 HH08 HH14 KK00
Claims (6)
- 【請求項1】 (A)空気酸化硬化性の不飽和化合物を含
有する縮合反応硬化性シリコーン組成物からなり、該組
成物の硬化物が表示部に露呈する構造を有する表示装置
を充填・接着するための表示装置用充填・接着剤。 - 【請求項2】 縮合反応硬化性シリコーン組成物が、
(A)空気酸化硬化性の不飽和化合物、(B)一分子中に少
なくとも2個のケイ素原子結合加水分解性基もしくはシ
ラノール基を有するポリオルガノシロキサン、および
(C)架橋剤から少なくともなる組成物であることを特徴
とする、請求項1記載の表示装置用充填・接着剤。 - 【請求項3】 (A)成分が、一分子中に少なくとも2個
の脂肪族不飽和炭素−炭素結合を有する化合物であるこ
とを特徴とする、請求項1記載の表示装置用充填・接着
剤。 - 【請求項4】 (A)成分が、不飽和高級脂肪酸、不飽和
高級脂肪酸エステル、不飽和炭化水素、およびそれらの
重合体からなる群より選択される少なくとも一種の化合
物であることを特徴とする、請求項3記載の表示装置用
充填・接着剤。 - 【請求項5】 (A)成分が、リノレン酸、リノール酸、
桐油、亜麻仁油、大豆油、リノレン酸メチル、リノール
酸メチル、ブタジエン、ペンタジエン、ヘキサジエン、
シクロペンタジエン、シクロヘキサジエン、およびシク
ロヘプタトリエンからなる群より選択される少なくとも
一種の化合物であることを特徴とする、請求項4記載の
表示装置用充填・接着剤。 - 【請求項6】 (A)成分の含有量が、硬化性シリコーン
組成物中の0.01〜30重量%であることを特徴とす
る、請求項1記載の表示装置用充填・接着剤。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302047A JP2000129240A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 表示装置用充填・接着剤 |
US09/409,504 US6268432B1 (en) | 1998-10-01 | 1999-09-30 | Filler/adhesive agent for display units containing a curable silicone composition |
TW89103380A TWI280967B (en) | 1998-10-01 | 2000-02-25 | Filler/adhesive agent for display units containing a curable silicone composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302047A JP2000129240A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 表示装置用充填・接着剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000129240A true JP2000129240A (ja) | 2000-05-09 |
Family
ID=17904280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10302047A Pending JP2000129240A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-23 | 表示装置用充填・接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000129240A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000191915A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-11 | Dow Corning Corp | 織布コ―ティング用組成物 |
JP2002161206A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 防振性シリコーンコンパウンド |
JP2007039485A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Ge Toshiba Silicones Co Ltd | 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 |
JP2008078638A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-04-03 | Mitsubishi Chemicals Corp | 半導体デバイス用部材、並びに半導体デバイス用部材形成液及び半導体デバイス用部材の製造方法、並びに、それを用いた半導体発光デバイス、半導体デバイス用部材形成液、及び蛍光体組成物 |
JP2008277828A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Neovison Pnv Co Ltd | 電光板に設置される発光ダイオード |
US8142698B2 (en) | 2006-06-07 | 2012-03-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for reducing a surface glossiness of an organopolysiloxane-cured article |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP10302047A patent/JP2000129240A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000191915A (ja) * | 1998-12-22 | 2000-07-11 | Dow Corning Corp | 織布コ―ティング用組成物 |
JP2002161206A (ja) * | 2000-11-28 | 2002-06-04 | Dow Corning Toray Silicone Co Ltd | 防振性シリコーンコンパウンド |
JP4723080B2 (ja) * | 2000-11-28 | 2011-07-13 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | 防振性シリコーンコンパウンド |
JP2007039485A (ja) * | 2005-08-01 | 2007-02-15 | Ge Toshiba Silicones Co Ltd | 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 |
JP4744972B2 (ja) * | 2005-08-01 | 2011-08-10 | モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社 | 建築用硬化性ポリオルガノシロキサン組成物 |
US8142698B2 (en) | 2006-06-07 | 2012-03-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Method for reducing a surface glossiness of an organopolysiloxane-cured article |
JP2008078638A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-04-03 | Mitsubishi Chemicals Corp | 半導体デバイス用部材、並びに半導体デバイス用部材形成液及び半導体デバイス用部材の製造方法、並びに、それを用いた半導体発光デバイス、半導体デバイス用部材形成液、及び蛍光体組成物 |
JP2008277828A (ja) * | 2007-05-07 | 2008-11-13 | Neovison Pnv Co Ltd | 電光板に設置される発光ダイオード |
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