JP2000128311A - スタッカクレーン及びスタッカクレーン用マスト - Google Patents

スタッカクレーン及びスタッカクレーン用マスト

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JP2000128311A
JP2000128311A JP10304232A JP30423298A JP2000128311A JP 2000128311 A JP2000128311 A JP 2000128311A JP 10304232 A JP10304232 A JP 10304232A JP 30423298 A JP30423298 A JP 30423298A JP 2000128311 A JP2000128311 A JP 2000128311A
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mast
balance weight
stacker crane
carriage
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Mitsusachi Sakurai
光幸 櫻井
Akihiko Mototani
彰彦 本谷
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バランスウェイトを含むマスト部分の前後寸
法をできるだけ抑え、しかも、バランスウェイト及び巻
き掛け伝達部材等の可動部に対する点検、交換作業等を
容易とする。 【解決手段】 マスト本体17を水平面において開断面
形状に形成して、キャリッジ16側と反対側に開口する
凹部26を形成する。凹部26は、バランスウェイト1
9が昇降可能な状態で収容されるように形成する。マス
ト本体17は、案内溝25が設けられた1つの前側部材
30と、前側部材30と共に凹部26を形成する一対の
後側部材31a,31bとによって形成する。マスト本
体17の後側には、凹部26の開口部27を形成する両
端部を連結固定する連結部材32,33を上下方向の3
箇所に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫に備えら
れるスタッカクレーン及びスタッカクレーン用マストに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動倉庫に使用するスタッカクレ
ーンは、例えば、図9に示すように、走行レール50上
を走行する走行基台51、走行基台51に支持されたマ
スト52、マスト52の上端に設けられ案内レール53
に案内される案内部54、マスト52に昇降可能に支持
されたキャリッジ55、キャリッジ55に設けられた移
載装置56等によって構成されている。
【0003】このようなスタッカクレーンには、マスト
52に昇降可能に支持されたバランスウェイト57によ
って、キャリッジ55のある程度の重量がバランスされ
る構造のものがある。詳述すると、マスト52の上端と
下端とに掛装されたワイヤ58等の巻き掛け伝達部材に
よってキャリッジ55とバランスウェイト57とが環状
に連結されている。そして、キャリッジ55は、バラン
スウェイト57によってある程度の重量がバランスされ
た状態で、ワイヤ58を介してバランスウェイト57と
互いに反対方向に昇降するように図示しない昇降用モー
タによって駆動される。従って、昇降用モータとしてト
ルクのより小さい小型のものを使用することができる。
【0004】従来、このようなスタッカクレーンでは、
図9,10に示すように、マスト52の一方の側にキャ
リッジ55を設けるとともに、その反対側にバランスウ
ェイト57を設けている。そして、マスト52の両側
で、キャリッジ55とバランスウェイト57とを交互に
昇降させている。
【0005】このようにキャリッジ55をワイヤ58等
でバランスウェイト57と釣り合わせる構造では、ワイ
ヤ58の伸びや摩耗による動作不良が発生しないよう
に、定期的にワイヤ58の張力点検、張力調整、さらに
は、交換を行う必要がある。また、バランスウェイト5
7とワイヤ58との接続部品も定期的に交換する必要が
ある。
【0006】ところで、自動倉庫には、収納効率を高め
ることが要求されている。スタッカクレーンにおいて
も、その進行方向における全長が大きいと走行レール5
0を長くする必要があり、自動倉庫の設置面積が大きく
なるので、その全長をできるだけ小さくする必要があ
る。従来は、マスト52の背面側に配置されたバランス
ウェイト57が、スタッカクレーンの全長を長くする原
因となっている場合があった。このスタッカクレーンで
全長を少しでも短くするためには、バランスウェイト5
7を上下に長くして重量を確保しながら薄くすることが
考えられる。しかし、バランスウェイト57を上下に長
くすると、バランスウェイト57の昇降可能なストロー
クが短くなることから、キャリッジ55の有効ストロー
クが制限されることになる。
【0007】そこで、図11,12に示すように、バラ
ンスウェイト60をマスト61の内側に収容した構造の
スタッカクレーンが考えられる。このようなスタッカク
レーンによれば、走行レール50の延長方向におけるマ
スト61の寸法を小さくして、スタッカクレーンの最大
長さを小さくし、自動倉庫の設置面積を小さくすること
ができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マスト
61の内側にバランスウェイト60を設けると、バラン
スウェイト60とワイヤ62とがマスト61の内側に隠
れてしまうので、前述のような、ワイヤ62の張力点
検、張力調整、交換、ワイヤ62とバランスウェイト6
0との接続部品の点検、交換等の作業を容易に行うこと
が困難になる。
【0009】また、同じスタッカクレーンを使用する場
合でも、自動倉庫に収納する物品の重量によって、バラ
ンスウェイト60として必要な重量が違っている。この
ため、顧客の要求によっては、標準で装備しているバラ
ンスウェイト60を重量がより軽いもの、あるいは、よ
り重いものに交換する場合がある。この場合、バランス
ウェイト60をマスト61の内側に設けたスタッカクレ
ーンでは、重量をより重いものに交換することができる
ようにすると、マスト61を予め十分な大きさの寸法で
形成しておく必要がある。しかし、重量の小さいバラン
スウェイト60を使用するスタッカクレーンでは、マス
ト61内の無用な空間部によってスタッカクレーンの寸
法が大きくなる問題がある。そこで、重量が異なるバラ
ンスウェイト60を使用するスタッカクレーン毎に、寸
法が異なる複数のマスト61を用意しておくようとする
と、各マスト61の製造原価が高くなる問題がある。
【0010】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その第1の目的は、バランスウェ
イトを含むマスト部によってスタッカクレーンの進行方
向における全長が大きくならないようにし、しかも、バ
ランスウェイト及び巻き掛け伝達部材等の可動部に対す
る点検、交換作業等を容易に行うことができるスタッカ
クレーン及びスタッカクレーン用マストを提供すること
にある。
【0011】また、第2の目的は、第1の目的に加え
て、異なる重量のバランスウェイトに適合する寸法のマ
ストをより安価に提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、走行レールを走行可能な
走行基台に、上下方向に延びるように形成されたマスト
が支持され、該マストには、物品が載置されるキャリッ
ジと、前記キャリッジとバランスさせるためのバランス
ウェイトとが、前記マストに設けられた支持部材に案内
された巻き掛け伝達部材によって、交互に昇降するよう
に互いに連結されているスタッカクレーンにおいて、前
記マストは、水平面内で開断面形状に形成されることに
より、その内側に上下方向に延びるとともに前記マスト
の一側に開口する凹部が形成され、該凹部には、前記バ
ランスウェイトの少なくとも一部が収容されている。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記凹部は、前記バランスウェイトの
全体を前記マストの内側に収容するように形成され、前
記マストは、前記キャリッジを案内するための案内部が
設けられた第1部材と、前記第1部材と組み合わされて
前記凹部を形成する第2部材とからなっている。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の発明において、前記マストには、前記凹
部の両開口端を連結固定する連結部材が、上下方向の複
数箇所に設けられている。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3のいずれか一項に記載のスタッカクレーンに使用さ
れるスタッカクレーン用マストとした。 (作用)請求項1に記載の発明によれば、マストに設け
られた凹部にバランスウェイトの少なくとも一部が収容
されるので、バランスウェイトを含めたマスト部分の寸
法が、マストとバランスウェイトとが重なることによっ
て小さくなる。また、バランスウェイト及び巻き掛け伝
達部材等の可動部の少なくとも一部がマストの開口部か
ら露出する状態となるので、可動部の少なくとも一部に
対する点検や交換作業等が容易となる。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、バランスウェイトの全体
がマストの内側に収容されるので、バランスウェイトを
含むマスト部分の寸法が最小にとどまる。ここで、異な
る重量のバランスウェイト毎の断面形状に合わせた形状
の凹部を形成できる第2部材を使用することにより、異
なる重量のバランスウェイト全体を収容可能で、しかも
バランスウェイトに適合した寸法の凹部を備えたマスト
が構成される。従って、マスト部分の寸法の増大に繋が
る無用な空間部を凹部内に形成することなく、マストの
構成部品の一部のみの変更によって、一部を共通部品と
して異なる断面形状のバランスウェイトが使用可能なマ
ストが構成される。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、凹部の開口
端同士が連結部材により、マストの上下方向の少なくと
も1箇所で連結固定されるので、凹部の開口端間の幅が
拡がるような、あるいは狭まるようなマストの断面の変
形が防止される。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3のいずれか一項に記載のスタッカクレーンの
マストの作用を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図1〜図6に従って説明する。図2に示すよう
に、スタッカクレーン10は、床面に配設された走行レ
ール11上を走行可能な走行基台12と、鉛直方向に延
びるように走行基台12に支持されたマスト13と、マ
スト13の上端に設けられ、天井側に配設された案内レ
ール14に案内される案内部15と、マスト13に昇降
可能に案内されたキャリッジ16とを備えている。
【0020】図1,3,4に示すように、マスト13
は、構造材としてのマスト本体17と、該マスト本体1
7を覆う覆体18とからなっている。マスト本体17の
前側(図1,4における右側)には、前記キャリッジ1
6が上下方向に昇降可能に案内されている。また、マス
ト本体17の内側には、キャリッジ16とバランスさせ
るためのバランスウェイト19が昇降可能に設けられて
いる。
【0021】キャリッジ16とバランスウェイト19と
は、マスト本体17の上側と下側とにそれぞれ設けられ
た支持部材としての支持ローラ20,21に案内された
巻き掛け伝達部材としての一対のベルト22a,22b
によって、交互に昇降するように互いに環状に連結され
ている。すなわち、キャリッジ16の上側とバランスウ
ェイト19の上側とが、支持ローラ20に掛装された一
対のベルト22aによって連結され、キャリッジ16の
下側とバランスウェイト19の下側とが、支持ローラ2
0に掛装された一対のベルト22bによって連結されて
いる。各ベルト22aは、接続部材23aによってバラ
ンスウェイト19の上側に接続され、各ベルト22b
は、接続部材23bによってバランスウェイト19の下
側に接続されている。
【0022】覆体18の後側には、等しい幅で上下方向
に延びる開口部18aが設けられている。開口部18a
には、透明な合成樹脂で形成された蓋24が、脱着可能
に設けられている。また、覆体18の前側には、キャリ
ッジ16との接続部に、上下方向に延びる一対の案内溝
18bが形成されている。
【0023】図5に示すように、マスト本体17は、同
一の断面形状で上下に延びるように形成されている。図
6に示すように、マスト本体17の前側には、上下に延
びる案内部としての案内溝25が形成されている。前記
キャリッジ16は、マスト本体17側に延出された腕部
36に設けられた一対の案内ローラ37a,37bがそ
れぞれ案内溝25に係合することで、水平面内でX軸及
Y軸方向における相対移動が規制されている。
【0024】また、マスト本体17は、水平面内で断面
が開断面形状に形成され、マスト本体17の後側に開口
部27を有する凹部26が形成されている。前記バラン
スウェイト19は、凹部26内に昇降可能に収容されて
いる。バランスウエイト19は、マスト本体17の平断
面において凹部26内に殆ど無駄な空間部を形成しない
ように設けられている。
【0025】各ベルト22a,22bは、キャリッジ1
6の側では、覆体18の各案内溝18bに配置され、バ
ランスウェイト19の側では、凹部26内に設けられて
いる。
【0026】また、図1、図6に示すように、凹部26
内には、バランスウェイト19を上下方向に案内するた
めの案内溝28が形成されている。バランスウェイト1
9には、案内溝28に係合する案内ローラ29a,29
bが設けられている。そして、バランスウェイト19
は、案内ローラ29a,29bが案内溝28に係合され
ることにより、凹部26内で昇降可能に収容されてい
る。
【0027】図6に示すように、マスト本体17は、第
1部材としての1つの前側部材30と、第2部材として
の一対の後側部材31a,31bからなっている。本実
施の形態では、前側部材30及び各後側部材31a,3
1bはアルミニウム材の押し出し成形によって形成さ
れ、水平面内の断面形状は同一となっている。前記案内
溝25は、前側部材30に設けられている。
【0028】前記凹部26は、前側部材30に対して両
後側部材31a,31bが組み合わされることで形成さ
れている。案内溝28は、各後側部材31a,31bに
それぞれ設けられている。
【0029】前側部材30は、凹部26の底部を形成す
る平板部30aと、案内溝25を有する突出部30bと
からなっている。平板部30aと突出部30bの連結部
分は、複数(本実施の形態では3つ)の五角形構造が隣
接し合う略ハニカム構造に形成されている。各連結部3
2,33は、開口部27によって、バランスウェイト1
9の長さよりも十分に長い開口部が形成されている。
【0030】図5に示すように、マスト本体17の後側
には、上下方向の複数箇所(本実施の形態では3箇所)
に、前記開口部27を形成する両端部を連結固定する連
結部材32,33が設けられている以上詳述したよう
に、本実施の形態によれば、以下に記載の各作用及び効
果を得ることができる。
【0031】(1)マスト本体17を開断面形状として
内側に凹部26を形成し、この凹部26内にバランスウ
ェイト19を昇降可能に収容した。従って、バランスウ
ェイト19を含めたマスト部分の前後方向における寸法
が、バランスウェイト19がマスト本体17と重なるこ
とにより小さくなるので、自動倉庫の設置面積を小さく
することができる。また、凹部26の開口部27からバ
ランスウェイト19、ベルト22a,22b、連結部材
32,33等に対する点検、調整及び交換作業を容易に
行うことができる。
【0032】(2)マスト本体17を、キャリッジ16
の案内溝25が設けられた前側部材30と、バランスウ
ェイト19全体を収容する凹部26を、前側部材30と
共に形成する後側部材31a,31bとから構成した。
従って、後側部材31a,31bを、異なる重量のバラ
ンスウェイト19の断面形状に合わせた凹部26を形成
することができる複数の種類だけ用意することにより、
マスト部分の寸法の増大に繋がる無用な空間部を凹部6
2内に形成することなく、異なる重量のバランスウェイ
ト16全体を収容する凹部26を備えたマスト本体17
が構成される。その結果、後側部材31a,31bのみ
の変更によって異なる重量のバランスウェイト19を使
用可能なマスト本体17を、前側部材30を共通部材と
して構成することができるので、マスト部分の前後寸法
を最小にとどめることができ、しかも、異なる重量のバ
ランスウェイト16に使用するマスト本体17の製造原
価を低減することができる。
【0033】(3)凹部26の開口端同士を、水平方向
に連結固定する連結部材32,33を設けたので、マス
ト本体17の断面形状の変形が防止される。従って、設
置のための運搬時等に、マスト本体17に変則的な力が
加わったとしても、バランスウェイト19の昇降に支障
が起きるようなマスト本体17の変形が起きることはな
い。
【0034】(4)前側部材30を押し出し成形で断面
がハニカム構造となるように形成したので、マスト本体
17を軽量化するとともに高い剛性を流ることができ
る。尚、実施の形態は上記に限らず、以下に記載の各別
例のように変更してもよい。
【0035】○ 凹部は、バランスウェイト19の全体
を収容するように形成されたものに限らず、バランスウ
ェイト19の少なくとも一部を収容することができるも
のであってもよい。この場合にも、バランスウェイト1
9の一部がマスト本体29に重なることでマスト部分の
前後寸法を抑えることができ、また、開口部からマスト
本体内の可動部に対する点検、交換作業等を容易に行う
ことができる。
【0036】○ マスト本体17は、平板状に形成した
一対の後側部材31a,31bと、前側部材30とによ
って凹部26を形成されるものに限らない。例えば、第
2部材を、断面U字形状の1部材で構成し、その底面が
前側部材30に連結固定して凹部を形成するようにして
もよい。この場合にも、第1部材を共通部材として、異
なる重量のバランスウェイト16に適合したマストの製
造原価を低減することができる。
【0037】○ マスト本体17を構成する各部材3
0,31a,31bを、金属板のプレス成形によって形
成してもよい。 ○ 1本のマスト13を備えたスタッカクレーン10に
限らず、2本のマストでキャリッジを昇降可能に案内
し、各マストにそれぞれバランスウェイトが設けられた
スタッカクレーンに実施してもよい。
【0038】○ バランスウェイト19とキャリッジ1
6とを、互いに反対方向に昇降するように吊り下げる巻
き掛け伝達部材は、環状に連結されていることに限定さ
れない。マストの上側に設けた支持ローラに掛装された
巻き掛け伝達部材の両端部に、キャリッジとバランスウ
ェイトとが吊り下げられただけの構造のスタッカクレー
ンに実施してもよい。
【0039】○ 巻き掛け伝達部材は、平ベルトに限ら
ず、Vベルト、ワイヤ、チェーン、ロープ等であっても
よい。 ○ マストに設けられる案内部は、案内溝25に限ら
ず、キャリッジ16に設けた複数の案内ローラ対によっ
て、水平面内でx軸,y軸方向に相対移動不能に係合さ
れる案内突条部であってもよい。
【0040】○ 図7,8に示すように、マスト本体4
0に、凹部26に代えて、マスト本体40の後側に開口
しない収容部41を設け、収容部41内にバランスウェ
イト19及びベルト22a,22bを収容したスタッカ
クレーンとする。すなわち、このスタッカクレーンで
は、バランスウェイト19、ベルト22a,22b等の
点検、調整等の作業をマスト本体40の外側から行うこ
とができないようにする。そして、このマスト本体40
を、案内溝42を備えた前側部材43と、前側部材43
と共に収容部41を形成する中央部材44a,44b及
び後側部材45を組み合わせて構成するものとする。
【0041】このような構成では、重量に応じたバラン
スウェイト19の断面形状に合わせた形状の中央部材4
4a,44bを用意することにより、異なる重量のバラ
ンスウェイト19を収容可能な収容部41を備えたマス
ト本体40が構成される。従って、前側部材43及び後
側部材45を共通とし、中央部材44a,44bのみの
変更によって、異なる断面形状のバランスウェイト19
を使用可能なマスト本体40が構成される。その結果、
バランスウェイト19を含めたマスト本体40の進行方
向における寸法をできるだけ小さくすることができ、し
かも、異なる重量のバランスウェイト19に適合した収
容部41を備えたマスト本体40の製造原価を低減する
ことができる。
【0042】以下、特許請求の範囲に記載された各発明
の外に前述した各実施の形態及び各別例から把握される
技術的思想をその効果とともに記載する。 (1)請求項2、請求項3及び請求項5のいずれか一項
に記載の発明において、前記第1部材は、水平面内での
断面がハニカム構造で形成されている。このような構成
によれば、マストが軽量化されるとともに高い剛性が確
保される。
【0043】(2)走行レールを走行可能な走行基台
に、上下方向に延びるように形成されたマストが支持さ
れ、該マストには、物品が載置されるキャリッジと、前
記キャリッジとバランスさせるためのバランスウェイト
とが、前記マストに設けられた支持部材に掛装された巻
き掛け伝達部材によって、交互に昇降するように互いに
連結されるとともに、前記マストには、上下方向に延び
るように形成され、前記バランスウェイトを昇降可能な
状態で収容する収容部41が形成されているスタッカク
レーンにおいて、前記マストは、前記キャリッジを上下
方向に案内する案内部(案内溝42)が設けられた第1
部材(前側部材43)と、前記収容部41を形成する第
2部材(前側部材43、中央部材44、後側部材45)
とを備えたスタッカクレーン。
【0044】このような構成によれば、バランスウェイ
トを含めたマスト部分の、前後方向における寸法をでき
るだけ抑えてスタッカクレーンの前後寸法を抑えること
ができ、しかも、第2部材のみの変更で異なる重量のバ
ランスウェイトに適合するマストを構成することができ
るので、第1部材を共通で使用してマストの製造原価を
低減することができる。
【0045】(3)上記(2)のスタッカクレーンに使
用されるスタッカクレーン用マスト。このような構成に
よれば、スタッカクレーンにおいて上記(2)の効果を
得ることができる。
【0046】
【発明の効果】請求項1〜請求項4に記載の発明によれ
ば、スタッカクレーンの進行方向におけるマスト部分の
寸法をできるだけ小さくすることができ、しかも、可動
部の点検、交換作業等を容易に行うことができる。
【0047】請求項2〜請求項4に記載の発明によれ
ば、マストの構成部材の一部を共通部材としその他の部
材の変更によって異なる断面形状のバランスウェイトに
適合するマストが構成されるので、異なる重量のバラン
スウェイト毎に適合した寸法の凹部を備えたマストを安
価に提供することができる。
【0048】請求項3又は請求項4に記載の発明によれ
ば、凹部を設けたことによるマストの断面形状の変化が
防止されるので、バランスウェイトの昇降に支障が起き
ることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 マストの模式平断面図。
【図2】 スタッカクレーンの模式斜視図。
【図3】 スタッカクレーンの一部を省略した概略背面
図。
【図4】 同じく概略側面図。
【図5】 マスト本体を示す概略斜視図。
【図6】 マスト本体の概略平断面図。
【図7】 別例のマスト本体を示す概略平断面図。
【図8】 同じくマスト本体を示す概略斜視図。
【図9】 従来例のスタッカクレーンの模式側面図。
【図10】 同じくマストの模式平断面図。
【図11】 従来例のスタッカクレーンの模式側面図。
【図12】 同じくマストの模式平断面図。
【符号の説明】
10…スタッカクレーン、11…走行レール、12…走
行基台、13…マスト、16…キャリッジ、19…バラ
ンスウェイト、20,21…支持部材としての支持ロー
ラ、22a,22b…巻き掛け伝達部材としてのベル
ト、25…案内部としての案内溝、26…凹部、30…
第1部材としての前側部材、31a,31b…第2部材
としての後側部材、32,33…連結部材、40…マス
ト本体、41…収容部、43…第1部材としての前側部
材、44a,44b…第2部材を構成する中央部材、4
5…同じく後側部材。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行レールを走行可能な走行基台に、上
    下方向に延びるように形成されたマストが支持され、該
    マストには、物品が載置されるキャリッジと、前記キャ
    リッジとバランスさせるためのバランスウェイトとが、
    前記マストに設けられた支持部材に案内された巻き掛け
    伝達部材によって、交互に昇降するように互いに連結さ
    れているスタッカクレーンにおいて、 前記マストは、水平面内で開断面形状に形成されること
    により、その内側に上下方向に延びるとともに前記マス
    トの一側に開口する凹部が形成され、該凹部には、前記
    バランスウェイトの少なくとも一部が収容されているス
    タッカクレーン。
  2. 【請求項2】 前記凹部は、前記バランスウェイトの全
    体を前記マストの内側に収容するように形成され、前記
    マストは、前記キャリッジを案内するための案内部が設
    けられた第1部材と、前記第1部材と組み合わされて前
    記凹部を形成する第2部材とからなっている請求項1に
    記載のスタッカクレーン。
  3. 【請求項3】 前記マストには、前記凹部の両開口端を
    連結固定する連結部材が、上下方向の複数箇所に設けら
    れている請求項1又は請求項2に記載のスタッカクレー
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記
    載のスタッカクレーンに使用されるスタッカクレーン用
    マスト。構成されている請求項4に記載のスタッカクレ
    ーン用マスト。
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