JP2000127968A - 自動列車制御装置 - Google Patents

自動列車制御装置

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JP2000127968A
JP2000127968A JP30406398A JP30406398A JP2000127968A JP 2000127968 A JP2000127968 A JP 2000127968A JP 30406398 A JP30406398 A JP 30406398A JP 30406398 A JP30406398 A JP 30406398A JP 2000127968 A JP2000127968 A JP 2000127968A
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JP
Japan
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speed control
train
spectrum
speed
track circuit
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JP30406398A
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English (en)
Inventor
Toshiro Okajima
利郎 岡島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接の軌道回路からの影響を除去し、耐雑音
性能の向上を図る。 【解決手段】 隣接する軌道回路1〜6にはスペクトラ
ム拡散通信の異なるPN符号によりそれぞれスペクトラ
ム拡散させた各速度制御信号17〜20を地上装置16
から送信し、スペクトラム拡散された速度制御信号17
〜20を後続列車8の車上装置10で受信して、送信時
と全く同一のPN符号を全く同一のタイミングで発生さ
せてスペクトラム逆拡散し、スペクトラム逆拡散により
得られた速度制御信号17〜20で速度制御を行うよう
にしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は地上装置から軌道
回路を介して列車に搭載された車上装置へ速度制御信号
を送信するようにした自動列車制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動列車制御装置は列車が走行
する線路をそれぞれ閉塞可能な複数の軌道回路に分離
し、地上装置が先行列車の在線状況を検知する。そし
て、地上装置は先行列車の後方の各軌道回路内で後続列
車が走行可能な速度に対応した各速度制御信号を、制限
速度に応じた周波数信号として各軌道回路に出力する。
これによって、隣接した軌道回路から洩れてきた速度制
御信号を誤って受信するのを防止する。後続列車に搭載
された車上装置は軌道回路と電磁的に結合されたアンテ
ナを介して速度制御信号を受信し、速度制御信号に応じ
て列車の速度制御を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動列車制御装
置は以上のように構成されているので、隣接の軌道回路
から洩れてきた速度制御信号を誤って受信するのを防止
するには、隣接した軌道回路間では異なる周波数信号を
採用する必要があるため、速度制御信号を設定する周波
数の選定が困難になるという問題点があった。さらに、
列車に搭載されたVVVFインバータ等の電子制御装置
が発生した種々の周波数帯の雑音避けるために、速度制
御信号を設定する周波数の選定が困難になるという問題
点があった。この発明は以上のような問題点を解消する
ためになされたもので、隣接の軌道回路からの影響を除
去すると共に、耐雑音性能の向上を図ることができる自
動列車制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる自動列
車制御装置は、複数の閉塞された軌道回路からなる線路
上を走行している先行列車が在線している軌道回路を地
上装置が検知して、先行列車の後方の軌道回路内で後続
列車が走行可能な速度に対応した各速度制御信号を各軌
道回路に出力し、後続列車の車上装置が速度制御信号を
受信して速度制御を行うようにした自動列車制御装置に
おいて、隣接する軌道回路にはスペクトラム拡散通信の
異なるPN符号によりそれぞれスペクトラム拡散させた
各速度制御信号を地上装置から送信し、スペクトラム拡
散された速度制御信号を後続列車の車上装置で受信し
て、送信時と全く同一のPN符号を全く同一のタイミン
グで発生させてスペクトラム逆拡散し、スペクトラム逆
拡散により得られた速度制御信号で速度制御を行うよう
にしたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は実施の形態
1の構成図である。図1において、1〜6は閉塞可能に
複数に分離された軌道回路で、後述の各列車7、8が走
行する。7は先行列車で、軌道回路1に在線している。
8は後続列車で、軌道回路6に在線している。9は後続
列車8に搭載された受電器で、各軌道回路1〜6と電磁
的に結合され、後述のスペクトラム拡散された速度制御
信号17〜20を受信する。10は後続列車8に搭載さ
れた車上装置で、受電器9から入力された後述のスペク
トラム拡散された速度制御信号17〜20をスペクトラ
ム逆拡散し、得られた速度制御信号17〜20により自
車の速度制御を行う。11〜15は在線検知手段で、各
列車7、8の在線を検知してそれぞれ在線信号11a〜
15aを出力する。例えば先行列車7が軌道回路1に在
線している場合には、在線検知手段11が「在線あり」
の在線信号11aを出力する。16はスペクトラム拡散
通信を行う地上装置で、在線信号11aにより先行列車
7が軌道回路1に在線していることを検知した場合、後
方の各軌道回路2〜6へ後続列車8が走行可能な速度に
対応した各速度制御信号17〜20をそれぞれ異なるP
N符号でスペクトラム拡散して出力する。17は軌道回
路2の制限速度を指令する速度制御信号で、先行列車7
が軌道回路1に在線している場合に軌道回路2内で後続
列車8を停止させる「0信号」である。18は軌道回路
3の制限速度を指令する速度制御信号で、例えば許容最
高速度が55km/hの「55信号」である。13は軌
道回路4の制限速度を指令する速度制御信号で、例えば
許容最高速度が75km/hの「75信号」である。1
2は軌道回路5、6の制限速度を指令する速度制御信号
で、許容最高速度が90km/hの「90信号」であ
る。
【0006】次に動作について説明する。図1におい
て、先行列車7が軌道回路1に在線している場合、在線
検知手段11が先行列車7の在線を検知して「在線あ
り」の在線信号11aが出力される。在線信号11aが
入力された地上装置16は後方の各軌道回路2〜6内で
後続列車8が走行可能な許容最高速度に対応した各速度
制御信号17〜20を演算して各軌道回路2〜6へ対応
した各速度制御信号17〜20をそれぞれ異なるPN符
号(Pseudo Noise;擬似雑音符号)により
スペクトラム拡散して出力する。ここで、スペクトラム
拡散通信(Spread Spectrum:以下、S
S通信)について説明する。図2はSS通信の動作を説
明したフローチャートである。SS通信とは、情報信号
(速度制御信号17〜20)が有する固有の帯域幅(ス
ペクトラム幅)よりも広い帯域幅を持つSS信号に変換
し、情報伝達帯域幅を増加させて伝送することにより、
妨害波に対する耐干渉性を向上させるものである。
【0007】図2において、情報信号を搬送波で変調し
て(a)に示すような変調信号21が得られる(ステッ
プS1 )。次に、変調信号21にPN符号を乗じてスペ
クトラム拡散を行う(ステップS2 )ことにより、
(b)に示すように変調信号21より帯域幅が広げられ
たSS信号22が得られる。このようにして得られたS
S信号22は伝送路を介して送信される(ステップ
3 )。伝送路でSS信号2に雑音となる妨害波23が
混入した例を(c)に示す。受信側では送信側と全く同
一のPN符号を全く同一のタイミングで発生させて逆拡
散することにより、拡散された変調信号22を(d)に
示すように元の周波数帯域まで圧縮する。これにより、
ステップS1で変調された変調信号21と同じ占有周波
数帯域Bdの変調信号24が得られる。そして、妨害波
23は帯域幅Bcが拡散された妨害波25となる(ステ
ップS4 )。ステップS4 で得られた出力信号を帯域幅
Bdの帯域通過フィルタを通すことにより(e)に示す
ように情報信号26が復調される。この結果、妨害波電
力はBd/Bcの処理利得の分だけ入力側のSN比より
改善される。
【0008】このようにSS通信では、情報信号を搬送
波で変調した変調信号21にPN符号を乗じてSS信号
22を作成し、送信されてきたSS信号を受信側で逆拡
散して復調する。この場合、異なるPN符号によりスペ
クトラム拡散された情報信号は、受信側で逆拡散される
ときにPN符号が一致したもののみが元の周波数帯域ま
で圧縮される。従って、PN符号を変えることにより同
一の周波数帯域で複数の情報信号を送信することが可能
になる。上記のSS通信により送信されてきたスペクト
ラム拡散された速度制御信号17〜20を後続列車8の
車上装置10が受電器9を介して受信する。車上装置1
0ではスペクトラム拡散された各速度制御信号17〜2
0を送信時と全く同一のPN符号を全く同一のタイミン
グで発生させて逆拡散することにより、90信号、75
信号、55信号及び0信号の制限速度に対応した速度制
御信号17〜20が得られる。
【0009】例えば図1に示すように先行列車7が軌道
回路1に在線している場合、後続列車8が軌道回路6に
進入してきたとする。この場合、軌道回路6及び軌道回
路5は「90信号」となっているので、後続列車8が9
0km/h以上の速度の場合には自動的にブレーキが作
用して減速される。後続列車8が進んで軌道回路4に進
入したとき速度が75km/h以上であれば、ブレーキ
が作用して減速する。そして、速度が75km/h以下
になるとブレーキが解除される。先行列車7が軌道回路
1に在線している状態で後続列車8がさらに進んで軌道
回路3に進入すれば、「55信号」により速度が55k
m/h以下になるまで減速される。そして、先行列車7
が軌道回路1に在線している状態で後続列車8が軌道回
路2に進入すると、軌道回路2内で停止するように後続
列車8にブレーキが作用する。以上のように、各速度制
御信号17〜20を異なるPN符号でスペクトラム拡散
して地上装置16から送信し、車上装置10で受信して
送信時と全く同一のPN符号を全く同一タイミングで発
生させてスペクトラム逆拡散する。受信側ではスペクト
ラム逆拡散されるときにPN符号が一致したもののみが
元の周波数帯域まで圧縮されるので、隣接した軌道回路
の速度制御信号を受信しても影響を除去することができ
る。さらに、スペクトラム逆拡散時に妨害波電力に対す
るSN比が改善されるので、耐雑音性能の向上を図るこ
とができる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、各速度制御信号を異
なるPN符号でスペクトラム拡散して地上装置から送信
し、車上装置で受信して送信時と全く同一のPN符号を
全く同一タイミングで発生させてスペクトラム逆拡散す
ることにより、受信側ではPN符号が一致したもののみ
が元の周波数帯域まで圧縮されるので、隣接した軌道回
路の速度制御信号を受信しても影響を除去することがで
きる。さらに、スペクトラム逆拡散時に妨害波電力に対
するSN比が改善されるので、耐雑音性能の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 SS通信の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1〜6 軌道回路、7 先行列車、8 後続列車、10
車上装置、16 地上装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H115 PA03 PG01 SF06 SJ07 SL01 SL06 SL07 5H161 AA01 BB03 CC04 CC13 DD02 EE07 5K022 EE02 EE22 EE32 5K067 BB28 BB41 CC10 DD27 EE02 EE10

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の閉塞された軌道回路からなる線路
    上を走行している先行列車が在線している上記軌道回路
    を地上装置が検知して、上記先行列車の後方の上記軌道
    回路内で後続列車が走行可能な速度に対応した各速度制
    御信号を上記各軌道回路に出力し、上記後続列車の車上
    装置が上記速度制御信号を受信して速度制御を行うよう
    にした自動列車制御装置において、隣接する上記軌道回
    路にはスペクトラム拡散通信の異なるPN符号によりそ
    れぞれスペクトラム拡散させた上記各速度制御信号を上
    記地上装置から送信し、スペクトラム拡散された上記速
    度制御信号を上記後続列車の上記車上装置で受信して、
    送信時と全く同一のPN符号を全く同一のタイミングで
    発生させてスペクトラム逆拡散し、スペクトラム逆拡散
    により得られた上記速度制御信号で速度制御を行うよう
    にしたことを特徴とする自動列車制御装置。
JP30406398A 1998-10-26 1998-10-26 自動列車制御装置 Pending JP2000127968A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341775A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 列車制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341775A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 列車制御装置
JP4698293B2 (ja) * 2005-06-10 2011-06-08 株式会社京三製作所 列車制御装置

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