JP3263549B2 - 列車用通信装置 - Google Patents

列車用通信装置

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JP3263549B2 JP28444194A JP28444194A JP3263549B2 JP 3263549 B2 JP3263549 B2 JP 3263549B2 JP 28444194 A JP28444194 A JP 28444194A JP 28444194 A JP28444194 A JP 28444194A JP 3263549 B2 JP3263549 B2 JP 3263549B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は列車用通信装置に係り、
特に、伝送路の通信環境状態に合わせて通信方式を切替
えて高品質の通信が行えるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地上側と車上側とで通信を行う列
車通信装置としては、搬送波を送信データで周波数変調
(FSK)等により変調処理して送信信号を生成し、そ
の送信信号を地上側に布設したループ状のアンテナを介
して通信が行われている。
【0003】
【発明が解決するための手段】しかしながら、上記従来
のループ状のアンテを用いた列車用通信装置において
は、1200〜4800BPSなどのような高速通信が
可能であるが、アンテナのループが長くなるとノイズが
大きくなり、安定した通信が損なわれるおそれがあっ
た。
【0004】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、耐ノイズ性に
優れたスペクトラム拡散(SS)通信とFSK通信とを
組合わせて、品質の高い通信ができる列車用通信装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る列車通信装
置は、上記目的を達成するために、地上側に設けられた
地上送受信器と車上に搭載された車上送受信器との間で
データの授受を行う列車用通信装置において、前記車上
送受信器には、地上側に送信すべきデータをFSK等に
より変調処理して第1の送信信号を生成する第1の送信
信号生成手段と、前記地上側に送信すべきデータを所定
のPN符号を用いて拡散処理して第2の送信信号を生成
する第2の送信信号生成手段と、前記第1の送信信号又
は前記第2の送信信号を選択して地上側に送信する送信
手段とを有することを特徴としている。また、前記第1
の送信信号又は前記第2の送信信号の選択は、地上側か
らの切替信号に基づいて行うことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成において、送信手段は、第1の送信信
号が選択されたとき、地上側に送信すべきデータをFS
K等により変調された通信により、また第2の送信信号
が選択されたとき、地上側に送信すべきデータを所定の
PN符号を用いて拡散処理したSS通信により通信が行
なわれる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、一実施例装置の概略構成図であって、駅
ホームHの近傍のレールRには、そのレールRに沿っ
て、ループ長の長い複数(図示の例では4個)の長大ル
ープアンテナP1 〜P4 が布設されているとともに、こ
れら長大ループアンテナP1 〜P4 の前後の位置にルー
プ長の短い短小ループアンテナp1 ,p2 が布設されて
いる。短小ループアンテナp1 は左端に位置する長大ル
ープアンテナP1 と重設され、また短小ループアンテナ
p2 は右端に位置する長大ループアンテナP4 の右側に
布設されている。
【0008】各長大ループアンテナP1 〜P4 及び各短
小ループアンテナp1 ,p2 は、地上送受信器aに接続
されている。この地上送受信器aは、周知のFSK通信
方式の受信器、すなわち、車上側から受信した信号を復
調処理して車上側からのデータを抽出する機能を有する
受信設備が設けられている。
【0009】また、この地上送受信器aには、例えば特
開平5−254434号公報あるいは同254435号
公報に示されているように、車上側に送信するデータを
PN符号を用いて拡散処理して送信信号を生成し、その
生成された送信信号を車上側に向けて送信する機能を有
する送信設備が設けられているとともに、車上側から受
信した拡散信号を逆拡散処理して車上側からのデータを
抽出する機能を有する受信設備が設けられている。
【0010】列車イに搭載されている車上送受信器b
は、地上側から送出されてくる拡散信号を受信する受信
設備と、地上側に送出するデータをFSK通信方式又は
SS通信方式のいずれかを選択して地上側に送信する送
信設備とが設けられている。
【0011】先ず、受信設備から説明すると、車上アン
テナA1 が地上側から信号を受けると、その信号はバン
ドパスフィルタ(以下、BPFという)及び増幅回路か
らなる受信器1で受信される。
【0012】受信器1の出力信号は2分され、その一方
の出力信号は、復調回路2で地上送受信器aで用いられ
た搬送波(fc)と同一の信号を用いて復調処理され
る。したがって、この復調回路2からは、地上送受信器
aで用いられたPN符号(PNi)と同じPN符号(P
Ni)が抽出され、次の相関器3に入力される。
【0013】相関器3は、地上送受信器aで用いられた
PN符号(PNi)と同じPN符号(PNi)を用い、
両PN符号(PNi)の一致度、つまり相関を検出し、
その相関が得られたときのトリガ信号を地上送受信器a
で用いられたPN符号(PNi)と同じPN符号(PN
i)を発生させるPN符号発生器(以下、PNGとい
う)4に出力する。したがって、PNG4は、相関器3
からトリガ信号を受けたときにPN符号(PNi)を発
生して、つまり地上送受信器a側と同期したPN符号
(PNi)を逆拡散回路5に出力することができる。
【0014】逆拡散回路5には、上記受信器1の他方の
出力が入力されているので、逆拡散回路5からは、地上
送受信器aからの送信データを含む信号、すなわちFS
K信号が出力される。この出力信号はBPF6を介して
フィルタ処理されたのちFSK復調器7に入力される。
【0015】復調器7では、地上送受信器aで用いられ
た搬送波fcと同じ信号を用いて復調処理され、地上側
から車上側に送出されたデータが抽出される。
【0016】抽出されたデータは、データ解析器8に予
め記憶されているデータに基づいて、抽出されたデータ
がどの種類のデータであるかが判定される。すなわち、
この抽出されるデータには、従来と同様に、速度情報や
停止情報等の各種の列車制御用データが含まれていると
ともに、本実施例装置では、後述の切替器の切替制御デ
ータも含まれている。
【0017】以上のように、本実施例装置における車上
送受信器bは、地上側からのデータをSS通信で受信す
るようにしているので、伝送環境が悪くても耐ノイズ性
に優れた受信を行うことができる。
【0018】次に、車上送受信器bの送信設備について
説明する。この送信設備は、地上側に送信するデータを
SS通信で送出する設備と、従来と同様のFSK通信で
送出する設備とから構成されている。
【0019】先ず、SS通信設備から説明すると、列車
番号あるいは、列車種別等の地上側に送出すべきデータ
を生成する送信データ生成回路10からのデータは、第
1FSK変調器11に出力される。
【0020】第1FSK変調器11では、搬送波fc′
が地上側に送出するデータでFSK変調されて次の拡散
回路12に出力される。この拡散回路12には、PNG
13から発生されたPN符号(PNi′)が入力されて
いるので、FSK変調された信号はPN符号(PN
i′)で拡散処理される。PNG13は、上述の相関器
3が相関を検出したときのトリガ信号でPN符号(PN
i′)を出力するように構成されているので、地上送受
信器aでは、車上側からの拡散信号を受信して逆拡散処
理するときのPN符号(PNi′)の同期を簡単に生成
することができる。
【0021】拡散回路12からの拡散信号は、上述の受
信データ解析器8の出力で切替動作を行う切替器13、
BPF及び増幅回路からなる送信器14及び車上アンテ
ナA2 を介して地上側に送出される。
【0022】第2FSK変調器15は、上記FSK変調
器11と同じく、搬送波fcを列車番号等のデータでF
SK変調処理し、FSK変調処理された信号を切替器1
3に出力するように構成されている。なお、第1FSK
変調器11と第2FSK変調器15とを一個にし、その
出力の一方を拡散回路12に、またその出力の他方を切
替器13に接続するようにしてもよい。
【0023】切替器13は、上述の受信データ解析器8
が地上側へ送信する形式のデータがSS通信であるとき
は、図1の実線で示されるように切替えられ、またその
通信形式のデータがFSK通信であるときは、図1の鎖
線で示されるように切替えられる。
【0024】さらに具体的に説明すると、ノイズが多く
伝送環境が悪い場所では、地上側から車上に向けて、耐
ノイズ性の優れているSS通信でデータを送出するよう
に要求し、また、ノイズが少なく伝送環境が良好な場所
では、伝送速度の優れているFSK通信でデータを送出
するように要求する。
【0025】図1の例では、列車イが矢印方向に進行し
てきて、短小アンテナp2 で車上からの高速データがF
SK変調で地上に伝送される。その後、長大ループP4
,P3 ,P2 に入ると、地上らの指示によりSS通信
により車上から地上に伝送が行われる。したがって、長
大ループアンテナP1 〜P4 であるためにノイズが発生
しやすいところでも、地上側では車上からの正確なデー
タを受信することができる。
【0026】また、短小ループアンテナp1 は、駅ホー
ムHに停車した列車イの列車番号データ等多量のデータ
を高速のFSK伝送で地上側へ送出するときなどに用い
られる。この場合も地上からの指示によりSSからFS
Kへの切替信号が送られる。
【0027】以上のように、本実施例装置は、車上送受
信器bにSS通信方式とFSK方式の2種類の送信設備
を設けて地上側へ送信できるようにしたので、同一の周
波数帯域を使用し伝送環境の悪い場所でも品質の優れた
通信を行うことができる。
【0028】なお、上述の実施例では、地上側へ送信す
るデータはFSK変調処理したが、振幅(AM)変調処
理又は位相(PM)変調処理にすることもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明に係る列車用通信装置は、車上送
受信器に、地上側に送信すべきデータをFSK等により
変調処理して第1の送信信号を生成する第1の送信信号
生成手段と、地上側に送信すべきデータを所定のPN符
号を用いて拡散処理して第2の送信信号を生成する第2
の送信信号生成手段と、前記第1の送信信号又は前記第
2の送信信号を選択して地上側に送信する送信手段とか
らなるので、伝送環境の悪い場所では、SS通信方式に
切替えて地上側へ送信でき、品質の優れた通信を行うこ
とができる。また、第1の送信信号又は第2の送信信号
の選択は、地上側からの切替信号に基づいて行うように
したときは、地上側の伝送環境に的確に合わせて通信形
式を選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成図である。
【符号の説明】
a 地上送受信器 b 車上送受信器 1 受信器 2 変調回路 3 相関器 4 PN符号発生器(PNG) 5 逆拡散回路 6 BPF 7 FSK復調器 8 受信データ解析器 10 送信データ生成回路 11 第1FSK変調器 12 拡散回路 13 切替器 14 送信器 15 第2FSK変調器 A1 ,A2 車上アンテナ P1 〜P4 長大ループアンテナ p1 〜p2 短小ループアンテナ R レール イ 列車

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上側に設けられた地上送受信器と車上
    に搭載された車上送受信器との間でデータの授受を行う
    列車用通信装置において、 前記車上送受信器には、 地上側に送信すべきデータを周波数変調等により変調処
    理して第1の送信信号を生成する第1の送信信号生成手
    段と、 前記地上側に送信すべきデータを所定のPN符号を用い
    て拡散処理して第2の送信信号を生成する第2の送信信
    号生成手段と、 前記第1の送信信号又は前記第2の送信信号を選択して
    地上側に送信する送信手段と、 を有することを特徴とする列車用通信装置。
  2. 【請求項2】 第1の送信信号又は第2の送信信号の選
    択は、地上側からの切替信号に基づいて行うことを特徴
    とする請求項1記載の列車用通信装置。
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