JP2008048288A - 無線通信システム及び無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な回路構成でバックスキャッタ変調の多値化変調を実現して、データ伝送速度を向上させる。
【解決手段】反射器側では、受信中心周波数に対するシフト量を送信系統毎に変えて反射波信号を返す。反射波読取器側では、各受信系統において反射器のそれぞれ対応する送信系統からの周波数帯の異なる反射波信号を受信処理して、周波数多重化した反射波伝送を行なう。また、反射波読取器側において、送受信でアンテナを共用するアンテナを共用する受信系統では、送信キャリア周波数から周波数シフトされた反射波を受信して、回り込みの影響を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、比較的近距離の機器間において低消費電力の通信動作を実現する無線通信システム及び無線通信装置に係り、特に、反射波読取器側からの無変調キャリアの送信と、送信装置側におけるアンテナの終端操作に基づく受信電波の吸収と反射を利用したバックスキャッタ通信方式によりデータ通信を行なう無線通信システム及び無線通信装置に関する。
さらに詳しくは、本発明は、バックスキャッタ通信方式において、反射波読取器側における送信機雑音の影響を除去して受信感度を向上させるとともに通信距離を拡張する無線通信システム及び無線通信装置に係り、特に、簡易な回路構成でバックスキャッタ変調の多値化変調を実現してデータ伝送速度を向上させた無線通信システム及び無線通信装置に関する。
旧来の有線通信方式における配線から解放するシステムとして、無線通信システムが注目されている。しかしながら、無線LAN(Local Area Network)システムでは、通信時に数百mW〜数W程度の電力を消費するため、バッテリ駆動式の携帯機器においては消費電力にとって大きな負担となる。また、Bluetooth通信は、消費電力こそ無線LANに比べれば負担が軽減されるものの、実質的な通信速度が数百kbpsと低いため、大容量化したコンテンツを携帯機器から読み取り機器へ移すには非常に時間がかかるという問題がある。
これに対し、RFID(Radio Frequency IDentifier)などに使用される非接触通信方式を利用したデータ通信システムについて提案がなされている。非接触の通信方法には、静電結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などが挙げられる。このうち電波通信方式のRFIDシステムは、受信した無変調キャリアに対し変調処理を施した反射波によりデータを送信する反射器と、反射器からの変調反射波信号からデータを読み取る反射波読み取り器で構成され、「バックスキャッタ」とも呼ばれる反射波伝送を行なう。
反射器は、反射波読み取り器から無変調キャリアが送られてくると、アンテナ負荷インピーダンスの切り替え操作などに基づいてその反射波に変調を施してデータを重畳する。すなわち、反射器側ではキャリア発生源が不要であることから、低消費でデータ伝送動作を駆動することができる。アンテナの負荷インピーダンスを変化させるためのアンテナ・スイッチは一般的にガリウム砒素(GaAs)のIC(Integrated Circuit)で構成され、その消費電力は数10μW以下である。したがって、反射波伝送では数10μWでデータ伝送が可能であり、これは一般的な無線LANの平均消費電力と比較すると圧倒的な性能差である(例えば、特許文献1を参照のこと)。
反射器を搭載した端末は受信したキャリアを反射する動作を行なうだけであるから、無線局とはみなされず、電波通信に課される法規制の対象外として扱われる。また、電磁誘導方式など他の非接触通信システムでは数MHz〜数百MHzの周波数を用いるのに対し、バックスキャッタ通信方式では例えばISM(Industrory Science and Medical Band)と呼ばれる24GHz帯の高帯域を用いた高速なデータ伝送を実現することができる。
図3には、バックスキャッタ方式の無線通信システムの構成例(従来技術)を示している。同図において、参照番号500はモバイル機器側の無線送信装置、参照番号510はリーダ側の無線送受信装置であり、無線送信装置500から無線送受信装置510にバックスキャッタ通信方式によってデータ伝送を行なうものとする。無線送信装置500は、デジタルカメラなどのアプリケーション部503に接続されている。同様に、無線送受信装置510は、プリンタなどのアプリケーケーション部519に接続されている。
無線送信装置500への無変調キャリアの送信は、ベースバンド処理部518より送信部517をオンにし、ローカル発振器513の周波数foをサーキュレータ512経由でアンテナ511から送信することにより行なわれる。送信された無変調キャリアfoは、無線送信装置500のアンテナ501に到達する。
送信された無変調キャリアfoは、無線送信部500のアンテナ501に到達する。無線送信部500は、アンテナ501と、バックスキャッタ変調器502で構成される。バックスキャッタ変調器502は、アプリケーション部503の送信データに従って、バックスキャッタによるASK又は、PSK、QPSK変調を行なう。変調は、ダイオードによる整流、あるいはGaAsスイッチなどのオン/オフ操作により簡単に構成することができる。このようして、最終的にアンテナ501から反射される変調波は、無変調キャリアの中心周波数foを中心に生成される。
無線送受信装置510では、中心周波数foのバックスキャッタされた変調波がアンテナ511、サーキュレータ512、及び受信部514で受信される。直交復調部515には、ローカル発振器513の周波数foが入力され、ダイレクト・コンバージョン受信が行なわれ、ベースバンド信号のI'、Q'の各信号が生成される。
このベースバンド信号のI'、Q'信号は、後段のAGC(Automatic Gain Controll:自動利得制御)アンプ516で所望のレベルに増幅され、ベースバンド信号のI軸及びQ軸の信号が得られ、ベースバンド処理部518に渡される。ベースバンド処理部518では復調が行なわれ、受信データと受信クロックがアプリケーション部519に送られる。
上述したように、バックスキャッタ通信方式に基づく通信システムは、アンテナの終端操作に基づく受信電波の吸収と反射を利用してデータ通信を行なうことを基本動作とし、通常はリーダからのキャリアの周波数foと反射波の中心周波数は同じであるから、リーダ側では送信受信を同一周波数で行なうことになる。
このような場合、無線送受信装置510側の受信部514では、送信部517側から回り込んだ送信周波数の影響を受ける上、電力強度が弱い反射波を処理しなければならない。すなわち、送信部517からの無変調キャリアfoは、サーキュレータ512を通ってアンテナ511より放射されるが、一部は受信部511側にも回り込む。この回り込みは、サーキュレータ512である程度は軽減することができるが、その値は無限ではなく、20dB程度のアイソレーションが現実的な値である。このため、リーダ側の受信部では、DCオフセット、送信機雑音の影響を受け易く、伝送距離を伸ばすことが困難となる。
図3には、リーダ側における周波数スペクトラムを併せて示している。参照番号520は直交復調部515の入力端での周波数スペクトラムである。参照番号521はバックスキャッタで反射された変調波で、例えばBPSK変調波であり、参照番号522が無変調キャリアである。変調信号521が小さいときには、無変調キャリア521の方が大きな値となる。この無変調キャリアfoは、直交復調部515に入り、ローカル発振器513のローカル周波数foとミックスされ、大きな直流電圧を生成する。これがDCオフセットとなり、直交復調器515の動作に大きな悪影響を与える。このため、微小な変調信号は歪んでしまい復調が困難となり、伝送距離を伸ばすことを阻害する大きな原因となる。
このような問題を解決する1つの方法として、反射器側で、受信周波数foを所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせて、反射波を送り返すという方法が挙げられる。この場合、反射波読取器側では、受信反射波の周波数は送信周波数と同一ではなくなるので、DCオフセット、送信機雑億の影響を回避して、感度よく反射波を受信処理することができるので、伝送距離を伸ばすことが可能となる。
図4には、反射器側で、受信周波数foを所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせて、反射波を送り返すバックスキャッタ通信システムの構成例を示している。同図において、参照番号100は反射器を備えた無線送信装置、参照番号110は反射波読取器を備えた無線送受信装置であり、無線送信装置100から無線送受信装置110にバックスキャッタ通信方式によってデータ伝送を行なうものとする。無線送信装置100は、デジタルカメラなどのアプリケーション部105に接続される。同様に、無線送受信装置110は、無線受信装置104は、プリンタなどのアプリケーケーション部119に接続されている。
無線送受信装置110は、アンテナ111、送信波と受信波を分離するサーキュレータ112、受信部114、受信部114のローカル発振器115、送信部116、送信部116のローカル発振器117と、ベースバンド処理部118で構成される。ここでは、受信部114及び送信部116ともにダイレクト・コンバージョン方式を用いるとする。
無線送信装置100への無変調キャリアの送信は、ベースバンド処理部118より送信部116をオンにし、ローカル発振器117の周波数foをバンドパス・フィルタ113、サーキュレータ112経由でアンテナ111から送信することにより行なわれる。送信された無変調キャリアfoは、無線送信装置100のアンテナ101に到達する。ここで、バンドパス・フィルタ113は、受信部114への送信機雑音の影響を軽減するために設けられている。
無線送信装置100は、アンテナ101、バックスキャッタ変調器102、サブキャリアQPSK変調器103、サブキャリア発振器104で構成される。
サブキャリアQPSK変調器103では、サブキャリア周波数fsでQPSK変調を行なう。QPSK変調を行なうデータは、アプリケーション部105より、送信データ(TXDATA)及び送信クロック(TXCLK)として、受け取る。一般的にQPSK変調には90°移相器が必要になるが、デジタル回路で行なう場合なら、fsの4倍のクロックから容易に作り出すことが可能である。また、アナログ遅延線を用いることも可能である。
生成された中心周波数fsのQPSK変調波は、バックスキャッタ変調器102でASK変調される。バックスキャッタ変調は、ダイオードやGaAsスイッチなどを用いて簡単に構成することができる(周知)。このようして、最終的にアンテナ101から反射されるQPSK変調波は、無変調キャリアの周波数foの両サイドバンド、すなわち中心周波数fo+fs、及びfo−fsの2つの帯域に生成されることになる。図4に示した例では、両サイドバンドに分割された変調波のうちfo+fsの方を用いるものとする。fo−fsの変調波は、例えばアンテナ101とバックスキャッタ変調器102の間に挿入するバンドパス・フィルタ106を用いて除去することが可能である。
無線送受信装置110では、fo+fsのバックスキャッタされたQPSK変調波がアンテナ111、サーキュレータ112、受信部114により受信される。受信部114では、ローカル発振器115の周波数fo+fsによりダイレクト・コンバージョン受信が行なわれ、QPSK変調波はベースバンド信号のI軸及びQ軸に変換され、ベースバンド処理部118に送られる。ベースバンド処理部118では、QPSKの復調処理(キャリア同期、シンボル同期)が行なわれ、受信データRXDATAと、受信クロックRXCLKが生成され、アプリケーション部119に渡される。
ところで、バックスキャッタ通信方式におけるデータ伝送速度は、バックスキャッタ変調による2次変調の変調方式や1次変調の変調方式に依存する。バックスキャッタ通信方式での変調方式は一般的にはASK並びにPSKによるものがほとんどで、データ伝送を高速化するのが困難である。
データ伝送速度を向上させるためには、1次変調において、位相変化をより多値化し(例えば8PSKなど)、あるいは位相と振幅の両方を使った多値化のASKによる直交振幅変調(QAM:Quadrature Amplitude Modulation)などを適用する方法が考えられる。例えば、一度サブキャリアでQPSK変調を行ない、その後で2次変調としてASK又はPSKによりバックスキャッタ方式で変調を掛ける方法について提案がなされている(例えば、特許文献3を参照のこと)。
しかしながら、多値化変調方式は一般に、変調回路及び復調回路ともに複雑になるため、バックスキャッタ通信方式が本来持つ、簡素に実現できるという特徴に相反するものである。
また、QAMは、所要C/N(キャリア対ノイズ比)がPSKなどに比べて高いという欠点があり、反射器側からは自ら安定した強度の電波を送信しないバックスキャッタ通信方式での実現は難しい、という問題もある。
特開2005−64822号公報 特開2005−323223号公報、段落0009〜0034 特開平10−209914号公報
本発明の目的は、反射波読取器側からの無変調キャリアの送信と、送信装置側におけるアンテナの終端操作に基づく受信電波の吸収と反射を利用したバックスキャッタ方式により好適にデータ通信を行なうことができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、バックスキャッタ通信方式において、反射波読取器側における送信機雑音の影響を除去して受信感度を向上させるとともに通信距離を拡張することができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、簡易な回路構成でバックスキャッタ変調の多値化変調を実現して、データ伝送速度を向上させることができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、反射器を備えたデータ送信装置が、データ受信装置に搭載された反射波読取器から送出される無変調キャリアに対し、前記反射器において送信データに従って変調処理した信号を反射することによりデータ送信を行なう無線通信システムであって、
前記データ送信装置は、受信した無変調キャリアの中心周波数に対してそれぞれ異なる周波数シフトを行なって変調反射波信号を送信する複数のアンテナ及び複数の送信系統を備え、
前記データ受信装置は前記中心周波数からなる無変調キャリアを送信する無変調キャリア送信部と、前記データ送信装置において異なる周波数シフトが施された各変調反射波信号を前記中心周波数から該当する周波数だけシフトした帯域においてそれぞれ読み取る複数のアンテナ及び複数の受信系統を備える、
を特徴とする無線通信システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない(以下、同様)。
反射波読取器からの無変調キャリアに対し反射器から変調反射波信号によりデータを送るというバックスキャッタ通信方式は、無線LANなどの既存の無線通信システムに対して極めて低い消費電力によりデータ伝送が可能であり、圧倒的な性能差を持つ。
しかしながら、バックスキャッタ通信方式では、反射波読取器側において、送信するキャリア周波数と、反射器から返される変調反射波信号の反射波信号の中心周波数が同じであることから、受信部では、送信側からの回り込みの影響を受けながら電力強度が弱い反射波を処理しなければならないため、DCオフセットや送信機雑音の影響を受け易く、伝送距離を伸ばすことが困難である。また、データ伝送速度の高速化のためにQAMなどの多値化変調方式を適用すると、簡素な回路構成で実現できるというバックスキャッタ通信方式が本来持つ特徴が失われる。
これに対し、本発明に係る無線通信システムでは、反射器側では複数のアンテナ及び複数の送信系統(反射波信号の送信系統)を備えるとともに、反射波読取器側では、反射器に対応した複数の受信系統を備え、反射器側の各送信系統からは、無変調キャリアの中心周波数から周波数シフトした周波数を用いて反射波信号を送信するので、反射波読取器側での送信系統から受信系統への回り込みによるDCオフセットや送信機雑音の影響を除去することができる。
また、本発明に係る無線通信システムでは、対応する送受信系統の組み合わせ毎に無変調キャリアの中心周波数から周波数シフト量を変えることにより、複数の送受信系統において干渉を起こすことなく並行して反射波伝送を行なうことができることから、周波数多重化によるデータ伝送速度の向上を実現することができる。
本発明によれば、バックスキャッタ通信方式において、反射波読取器側における送信機雑音の影響を除去して受信感度を向上させるとともに通信距離を拡張することができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することができる。
また、本発明によれば、簡易な回路構成でバックスキャッタ変調の多値化変調を実現して、データ伝送速度を向上させることができる、優れた無線通信システム及び無線通信装置を提供することができる。
本発明に係る無線通信システムは、反射器及び反射波読取器がともに複数のアンテナを備え、反射器側ではアンテナ毎に受信周波数からシフトする周波数を変えて変調反射波信号を送り返すという周波数多重化した構成を備えることにより、バックスキャッタ通信における伝送速度を向上させることができる。
また、このような周波数多重化バックスキャッタ通信を行なう際、反射波読取器側からは、単一の中心周波数からなる無変調キャリアを送出するだけでよく、反射器からデータを読み出すための送信電波の電力を増やすことなく、データ伝送速度を増加することができる。
また、本発明に係る無線通信システムでは、反射器は、複数の送信系統を用いて複数の周波数帯により反射波伝送を行なうことから、使用周波数帯のうち一部が近隣の他の無線通信システムからの妨害を受けるような通信環境下では、妨害を受けない他の周波数帯を用いることによって通信を継続することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、バックスキャッタ通信方式により、とりわけデータ供給元となる反射器側では極めて低い消費電力でデータ送信を行なうことができる無線通信システムに関する。
通常のバックスキャッタ通信システムでは、反射波読取器からの無変調キャリアの周波数と反射器からの反射波信号の中心周波数は同じであることから、反射波読取器側では送信受信を同一周波数で行なうことになり、その受信部ではDCオフセットや送信機雑音の影響を受けるという問題がある。
これに対し、本発明に係る無線通信システムでは、反射器側では複数のアンテナ及び複数の送信系統(反射波信号の送信系統)を備えるとともに、反射波読取器側では、反射器に対応した複数の受信系統を備えている。反射波読取器からの周波数foの無変調キャリアに対し、反射器側では受信した無変調キャリアの中心周波数に対するシフト量を送信系統毎に変えて反射波信号を返す。そして、反射波読取器側の各受信系統において、反射器側のそれぞれ対応する送信系統から送られてくる周波数帯の異なる反射波信号を受信処理するので、周波数多重化した反射波伝送を行なうことができる。また、反射波読取器側において、無変調キャリアの送信系統とアンテナを共用する受信系統では、反射器側の該当する送信系統からは無変調キャリアの周波数に対し周波数シフトされた反射波を受信するので(若しくは、すべての受信系統において、送信した無変調キャリアの中心周波数から周波数シフトした帯域で反射波信号の受信処理を行なうので)、DCオフセットや送信機雑音の影響を除去することができる。
図1には、本発明の一実施形態に係るバックスキャッタ通信方式の無線通信システムの構成を模式的に示している。同図において、参照番号300はデータ送信装置であり、参照番号330はデータ受信装置である。
データ受信装置330は、複数の反射波信号受信系統を備えた反射波読取器に相当し、アプリケーション部331と、通信制御機能部332と、搬送波送信部333と、搬送波送信部333のローカル発振器334と、サーキュレータ335と、2組のアンテナ340及び350と、バンドパス・フィルタ341及び351と、受信部342及び352と、ローカル発振器343及び353と、復調部344及び354を備えている。
同図に示した例では、受信系統のブランチ数は2本であるが、3本以上であっても各受信系統を同様に構成することができる。また、図示の例では受信部3432及び352、並びに送信部333ともにダイレクト・コンバージョン方式を用いるとする。
無変調キャリアの送信に際しては、従来の方式(図3並びに図4を参照のこと)と同様、通信制御機能部332によって送信部333を稼働状態にさせることにより、ローカル発振器334で発振したキャリアの中心周波数foで、サーキュレータ335を経由してアンテナ340から送信される。送信された無変調キャリアfoは、データ送信装置300へと到達する。
データ送信装置300は、複数の反射波信号送信系統を備えた反射器に相当し、アプリケーション部301と通信制御機能部302と、2組のサブキャリア変調器310及び320と、サブキャリア発振器311及び321と、バックスキャッタ変調器312及び322と、バンドパス・フィルタ313及び323と、アンテナ314及び324で構成される。
同図に示した例では、送信系統のブランチ数は2本であるが、3本以上であっても各送信系統を同様に構成することができる。以下では、アプリケーション部301から受けたデータを、通信制御機能部302にて2つに分割して送信する例について説明する。
2つに分割されたデータのうちの1つは、サブキャリア変調器310にてサブキャリア周波数fs×2でQPSK変調画適用される。また、もう一方は、サブキャリア変調器320にてサブキャリア周波数fsでQPSK変調が適用される。そして、生成された中心周波数のfs×2及びfsのQPSK変調波は、バックスキャッタ変調器312及び322にてそれぞれASK変調される。
バックスキャッタ変調器312から生成される変調波はfo+fs×2とfo−fs×2であり、バンドパス・フィルタ313によりどちらかのみをアンテナ314から反射させる。同様に、バックスキャッタ変調器322から生成される変調波はfo+fsとfo−fsであり、バンドパス・フィルタ323によりどちらかのみをアンテナ324から反射させる。
なお、データ送信装置300は、バックスキャッタ通信方式をベースに周波数のシフトを行なっているが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。例えば、本出願人に既に譲渡されている特開2005−323223号公報(特許文献2)に記載されているように、中心周波数fsのデジタル変調されたIデータと、それの位相を90度ずらしたQデータをバックスキャッタ方式の直交変調器の入力とすることで、周波数シフト方式を行なうことも可能である
ここで、アンテナ314及び324からそれぞれ反射波送信される電波に関して、図2に示すスペクトラムを参照しながら考察する。
アンテナ314では、データ受信装置330から送信されている搬送波401の他に、バックスキャッタ変調器322にて反射した反射波402も受信してしまう。そこで、バンドパス・フィルタ313に対して、図2Bに示すようなフィルタ特性404を持たせており、所望の周波数foを受信するとともに、所望の周波数fo+fs×2のみを反射させることができる。
同様に、アンテナ324では、データ受信装置330から送信されている搬送波401の他に、バックスキャッタ変調器312にて反射した反射波403を受信するために、バンドパス・フィルタ323に対して、図2Cに示すようなフィルタ特性405を持たせており、所望の周波数foを受信するとともに、所望の周波数fo+fsのみを反射させることができる。
この結果、アンテナ314及び324からそれぞれ反射波送信される電波のスペクトラムは図2Aに示す通りとなり、反射波信号はキャリアの中心周波数と同じ成分を含まず、所望の周波数fo+fs及びfo+fs×2の帯域のみとなる。
データ送信装置300の2系統の送信系統によりそれぞれ反射されたこれらの反射波360及び361は、データ受信装置330にて受信される。データ受信装置330では、2種類の周波数の反射波を受信するために2つの受信系統を備えている。
アンテナ340及び350は同じ電波(図2Aを参照のこと)を受信するが、後段のバンドパス・フィルタ341と351がそれぞれfo+fs×2及びfo+fsを中心とする周波数のみを通過させることで、各々において所望でない反射波からの影響を低減するようになっている。
すなわち、受信部342では、ローカル発振器343による発振周波数fo+fs×2によりダイレクト・コンバージョン受信が行なわれ、ベースバンド信号のI軸及びQ軸の各信号が生成される。同様に、受信部352では、ローカル発振器353による発振周波数fo+fsによりダイレクト・コンバージョン受信が行なわれ、ベースバンド信号のI軸及びQ軸の各信号が生成される。
復調部344及び354では、それぞれのI軸及びQ軸信号に対してベースバンド信号の復調処理が行なわれる。そして、復調された各受信データは通信制御機能部332へと到達し、ここで結合され、アプリケーション部331へと到達する。
図1に示した構成例では、データ受信装置330には参照番号334、343、353でそれぞれ示される3つの発振器が搭載されているが、実際には中心周波数foの発振器と、中心周波数fsの発振器を用い、fsの逓倍及びそれらの掛け合わせにより周波数を作成することで発振器の数を減らすことができる。データ送信装置300に関しても同様である。
また、図1に示した構成例では、送受信のブランチ数は2本であるが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、ブランチ数が3本以上であっても、同様にデータ送信装置300及びデータ受信装置330を構成するとともに、周波数シフトするサブキャリアの周波数を同じ数だけ用意すればよい。
また、図1及び図2に示した通信方式は、複数の周波数帯域を同時に使用する周波数多重通信システムに相当する。したがって、使用周波数帯のうち一部が近隣の他の無線通信システムからの妨害を受けるときには、妨害を受けない他の周波数帯を用いて通信を継続することができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るバックスキャッタ通信方式の無線通信システムの構成を模式的に示した図である。 図2Aは、アンテナ314及び324からそれぞれ反射波送信される電波のスペクトラムを示した図である。 図2Bは、バンドパス・フィルタ313に与えたフィルタ特性を説明するための図である。 図2Cは、バンドパス・フィルタ323に与えたフィルタ特性を説明するための図である。 図3は、バックスキャッタ方式の無線通信システムの構成例(従来技術)を示した図である。 図4は、受信したキャリア周波数foを所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせた反射波信号を反射器から送り返すバックスキャッタ通信システムの構成例を示した図である。
符号の説明
300…データ送信装置
301…アプリケーション部
302…通信制御部
310、320…サブキャリア変調器
312、322…バックスキャッタ変調器
313、323…バンドパス・フィルタ
314、424…アンテナ
330…データ受信装置
331…アプリケーション部
332…通信制御部
333…搬送波送信部
334…ローカル発振器
335…サーキュレータ
340、350…アンテナ
342、352…受信部
343、353…ローカル発振器
344、354…復調部

Claims (8)

  1. 反射器を備えたデータ送信装置が、データ受信装置に搭載された反射波読取器から送出される無変調キャリアに対し、前記反射器において送信データに従って変調処理した信号を反射することによりデータ送信を行なう無線通信システムであって、
    前記データ送信装置は、受信した無変調キャリアの中心周波数に対してそれぞれ異なる周波数シフトを行なって変調反射波信号を送信する複数のアンテナ及び複数の送信系統を備え、
    前記データ受信装置は前記中心周波数からなる無変調キャリアを送信する無変調キャリア送信部と、前記データ送信装置において異なる周波数シフトが施された各変調反射波信号を前記中心周波数から該当する周波数だけシフトした帯域においてそれぞれ読み取る複数のアンテナ及び複数の受信系統を備える、
    を特徴とする無線通信システム。
  2. 受信した無変調キャリアの反射波に対して送信データに従った変調処理を施してデータ伝送を行なう無線通信装置であって、
    複数のアンテナと、
    前記無変調キャリアの中心周波数に対してそれぞれ異なる所定周波数だけシフトした帯域において変調反射波信号を生成して、対応するアンテナを介して送出する複数の送信系統と、
    送信データを生成するデータ処理部と、
    送信データを分割して各送信系統に分配して、送信系統毎のデータ送信動作を制御する通信制御部と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  3. 前記無変調キャリアの中心周波数に対して周波数シフトした帯域において近隣の他の無線システムから妨害を受け又は妨害を与えるときには、当該周波数シフトした帯域以外を使用する1以上の送信系統を用いて無線通信動作を継続する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 各送信系統は、前記無変調キャリアの中心周波数の帯域及び該中心周波数に対してそれぞれの所定周波数だけシフトした帯域のみを通過するバンドパス・フィルタを備え、該バンドパス・フィルタを通じて無変調キャリアを受信するとともに、該無変調キャリアの中心周波数からそれぞれの所定周波数だけシフトした帯域において反射波信号の送信を行なう、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 変調反射波信号を受信処理する無線通信装置であって、
    複数のアンテナと、
    所定の中心周波数からなる無変調キャリアを送出する無変調キャリア送信部と、
    前記無変調キャリアの中心周波数に対してそれぞれ異なる所定周波数だけシフトした帯域において変調反射波信号を受信してデータを復調する複数の受信系統と、
    前記の受信系統毎のデータ受信動作を制御するとともに、復調されたデータを結合して送信データを再現する通信制御部と、
    該再現された送信データを処理するデータ処理部と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  6. 前記無変調キャリアの中心周波数に対して周波数シフトした帯域において近隣の他の無線システムから妨害を受け又は妨害を与えるときには、当該周波数シフトした帯域以外を使用する1以上の受信系統を用いて無線通信動作を継続する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  7. 前記無変調キャリア送信部は前記複数の受信系統のうち1つとアンテナを共用し、該受信系統は、前記無変調キャリアの中心周波数の帯域及び該中心周波数に対して所定周波数だけシフトした帯域のみを通過するバンドパス・フィルタを備え、該バンドパス・フィルタを通じて無変調キャリアを送信するとともに、該無変調キャリアの中心周波数から所定周波数だけシフトした帯域において反射波信号の受信を行なう、
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信装置。
  8. 前記無変調キャリア送信部とアンテナを共用しない他の受信系統は、該中心周波数に対してそれぞれの所定周波数だけシフトした帯域のみを通過するバンドパス・フィルタを備え、該バンドパス・フィルタを通じて該無変調キャリアの中心周波数からそれぞれの所定周波数だけシフトした帯域において反射波信号の受信を行なう、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
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