JP2005323223A - 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 タグ側で、受信周波数f0を所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせて、反射波を送り返す。
【解決手段】 アンテナと高周波スイッチで構成されるバックススキャッタ方式の直交変調器のベースバンド入力のIとQに、中心周波数fsのデジタル変調された送信データIと、送信データIと位相が90°異なる送信データQをそれぞれ掛け算した信号を与え、アンテナから直交変調器に入力された無変調キャリアの周波数foから+fs、又は、−fsのどちらか一方にデジタル変調された反射波の変調波を生成し、アンテナより送出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特定周波数帯のマイクロ波を用いた電波通信方式による無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に係り、特に、比較的近距離の機器間において低消費電力の通信動作を実現する無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
さらに詳しくは、本発明は、読取装置側からの無変調キャリヤの送信と、送信装置側におけるアンテナの終端操作に基づく受信電波の吸収と反射を利用したバック・スキャッタ方式によりデータ通信を行なう無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に係り、特に、読取装置側における送信機雑音の影響を除去して受信感度を向上させるとともに通信距離を拡張する無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
局所でのみ適用可能な無線通信手段の一例として、RFIDを挙げることができる。RFIDとは、タグとリーダとから構成されるシステムで、タグに格納された情報をリーダで非接触に読み取るシステムである。他の呼び方として、「IDシステム、データ・キャリヤ・システム」などがあるが、世界的に共通なのが、このRFIDシステムである。略してRFIDという場合もある。日本語に訳すると「高周波(無線)を使用した認識システム」となる。タグとリーダライタの間の通信方法には、電磁結合方式、電磁誘導方式、電波通信方式などが挙げられる(例えば、非特許文献1を参照のこと)。
RFIDタグは、固有の識別情報を含んだデバイスであり、特定周波数の電波を受信したことに応答して識別情報に相当する変調周波数の電波を発振する動作特性を持ち、読み取り装置側でRFIDタグの発振周波数を基にそれが何であるかを特定することができる。したがって、RFIDを用いたシステムでは、RFIDタグに書き込まれている固有のIDを利用して、物品の判別や所有者の判別などを行なうことができる。現在、RFIDシステムは、入退室を管理するシステムや、物流における物品識別システム、食堂などでの料金清算のシステム、CDやソフトウェアなどの販売店での無断持ち出し防止システムなど、多数のシステムで利用されている。
例えば、送受信及びメモリ機能を備えたICチップと、該チップの駆動源と、アンテナとをパッケージ化して無線識別装置を小型に製作することができる(例えば、特許文献1を参照のこと)。この無線識別装置によれば、物品などに関するさまざまのデータをアンテナ経由でICチップの受信手段に送信し、その出力をメモリに蓄積しておくとともに、必要に応じてメモリ内のデータを読み出して、アンテナを介して無線で外部に供給することができる。したがって、物品などの存在や位置を迅速且つ容易に確認したり追跡したりすることが可能である。
RFIDシステムは、RFIDのタグと、タグ・リーダで構成される。タグは、タグ・リーダより送信された無変調の電波foを受信すると、整流され、直流電源に変換され、この直流電源を動作電源に用いることができる。そして、タグ側では、送信データのビット・イメージに従ってアンテナの終端操作を行ない、受信電波の吸収と反射を利用してデータを表現する。すなわち、データが1の場合は、アンテナをアンテナ・インピーダンスで終端し、タグ・リーダからの電波を吸収される。また、データが0の場合は、アンテナの終端をオープン状態とすることで、タグ・リーダからの電波を反射する。タグからは、バック・スキャッタ方式による反射により、タグ・リーダからの送信信号と同一周波数の信号が戻されることになる。このように到来した電波の反射又は吸収のパターンによってデータを表現する通信方法は「バック・スキャッタ方式」と呼ばれる。このようにして、タグは無電源で内部の情報をリーダ側に送ることが可能となる。
従来、バック・スキャッタ方式の無線通信システムは、通信範囲が比較的近距離に限定されることから、RFIDタグに代表されるように、物品や人などの識別や認証に適用されることが多かった。
他方、RFIDのタグは一般的に無電源で、電力はリーダからの電波により供給される。この電力を装置内のバッテリから供給することにより、バック・スキャッタ方式による低消費電力の無線データ伝送を実現することができる。すなわち、バック・スキャッタ方式の無線通信は、通信距離を限定するならば、極めて消費電力の低い無線伝送路を確立することができるという特徴も備えている。最近では、実装技術の向上とも相俟ってメモリ機能を搭載したICチップが出現し、さらにこのメモリ容量が増大してきている。したがって、識別・認証情報のように比較的短いデータの通信を行なうだけでなく、一般的なデータ伝送にもバック・スキャッタ方式の通信を採り入れたいという要望がある。例えば、デジタル・カメラ、携帯電話から、PC、プリンタ、TVなどへの画像伝送に有効である。
ところで、バック・スキャッタ方式に基づく通信システムは、アンテナの終端操作に基づく受信電波の吸収と反射を利用してデータ通信を行なうことを基本動作としており、通常はリーダからのキャリヤの周波数と反射波の中心周波数は同じであるが、リーダ側では送信受信を同一周波数で行なうことになる。
このような場合、受信部では、送信側から回り込んだ送信周波数の影響を受ける上、電力強度が弱い反射波を処理しなければならない。すなわち、受信部では、DCオフセット、送信機雑音の影響を受け易く、伝送距離を伸ばすことが困難となる。また、バック・スキャッタ方式での変調方式は一般的にはASK、PSKによるものがほとんどで、高速化するのが困難である。
図7には、従来のバック・スキャッタ方式の無線通信システムの構成例を示している。
参照番号500はモバイル機器側の無線送信装置、参照番号510はリーダ側の無線送受信装置であり、無線送信装置500から無線送受信装置510にバック・スキャッタ方式によってデータ伝送を行なうものとする。
無線送信装置500は、デジタル・カメラなどのアプリケーション部503に接続される。同様に、無線送受信装置510は、プリンタなどのアプリケーケーション部519に接続されている。
無線送受信装置510は、アンテナ511、送信波と受信波を分離するサーキュレータ512、受信部514、受信部514と送信部517との送受共通のローカル発振器513とベースバンド処理部518で構成される。図示の例では、受信部514、送信部516ともにダイレクト・コンバージョン方式を用いるとする。さらに、受信部514は直交復調部515とAGCアンプ514で構成される。無線送信部500への無変調キャリヤの送信は、ベースバンド処理部518より送信部517をオンにすることにより、ローカル発振器513の周波数foをサーキュレータ512経由でアンテナ511から送信することにより行なわれる。
送信された無変調キャリヤfoは、無線送信部500に到達する。無線送信部500は、アンテナ501と、バック・スキャッタ変調器502で構成される。 バック・スキャッタ変調器502は、アプリケーション部503の送信データに従って、バック・スキャッタによるASK又は、PSK、QPSK変調を行なう。 変調は、ダイオード、GaAsスイッチなどのオン/オフ操作により簡単に構成することができる。このようして、最終的にアンテナ501から反射される変調波は、無変調キャリヤの中心周波数foを中心に生成される。
無線送受信装置510では、中心周波数foのバック・スキャッタされた変調波がアンテナ511、サーキュレータ512、及び受信部514で受信される。 直交復調部515には、ローカル発振器513の周波数foが入力され、ダイレクト・コンバージョン受信が行なわれ、ベースバンド信号のI'、Q'の各信号が生成される。
このベースバンド信号のI'、Q'信号は、後段のAGCアンプ516で所望のレベルに増幅され、ベースバンド信号のI、Q信号が得られ、ベースバンド処理部518に渡される。ベースバンド処理部518では復調が行なわれ、受信データと受信クロックがアプリケーション部519に送られる。
ここで、送信部117からの無変調キャリヤfoは、サーキュレータ112を通ってアンテナ111より放射されるが、受信部511側にも回り込む。この回り込みは、サーキュレータ512である程度は軽減することができるが、その値は無限ではなく、20dB程度のアイソレーションが現実的な値である。
図7には、リーダ側における周波数スペクトラムを併せて示している。参照番号520は直交復調部515の入力端での周波数スペクトラムである。参照番号521はバック・スキャッタで反射された変調波で、例えばBPSK変調波であり、参照番号522が無変調キャリヤである。変調信号521が小さいときには、無変調キャリヤ521の方が大きな値となる。
この無変調キャリヤfoは、直交復調部515に入り、ローカル発振器513のローカル周波数foとミックスされ、大きな直流電圧を生成する。これがDCオフセットとなり、直交復調器515の動作に大きな悪影響を与える。このため、微小な変調信号は歪んでしまい復調が困難となり、伝送距離を伸ばすことを阻害する大きな原因となる。
このような問題を解決する1つの方法として、タグ側で、受信周波数foを所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせて、反射波を送り返すという方法が挙げられる。この場合、タグ・リーダ側では、受信反射波の周波数は送信周波数と同一ではなくなるので、DCオフセット、送信機雑億の影響を回避して、感度よく反射波を受信処理することができるので、伝送距離を伸ばすことが可能となる。
例えば、一度サブキャリヤでQPSK変調を行ない、その後、2次変調としてASK、PSKによりバック・スキャッタ方式で変調を掛ける方法について提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。
図5には、タグ側で、受信周波数foを所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせて、反射波を送り返すRFIDシステムの構成例を示している。
参照番号100はモバイル機器側の無線送信装置、参照番号110はリーダ側の無線送受信装置であり、無線送信装置100から無線送受信装置110にバック・スキャッタ方式によってデータ伝送を行なうものとする。無線送信装置100は、デジタル・カメラなどのアプリケーション部105に接続される。同様に、無線送受信装置110は、無線受信装置104は、プリンタなどのアプリケーケーション部119に接続されている。
無線送受信装置110は、アンテナ111、送信波と受信波を分離するサーキュレータ112、受信部114、受信部114のローカル発振器115、送信部116、送信部116のローカル発振器117と、ベースバンド処理部118で構成される。ここでは、受信部114、送信部116ともにダイレクト・コンバージョン方式を用いるとする。
無線送信装置100への無変調キャリヤの送信は、ベースバンド処理部118より送信部116をオンにし、ローカル発振器117の周波数foをバンドパス・フィルタ113、サーキュレータ112経由でアンテナ111から送信することにより行なわれる。送信された無変調キャリヤfoは、無線送信装置100に到達する。ここでバンドパス・フィルタ113は、受信部114への送信機雑音の影響を軽減するために設けられる。
無線送信装置100は、アンテナ101、バック・スキャッタ変調器102、サブキャリヤQPSK変調器103、サブキャリヤ発振器104で構成される。
サブキャリヤQPSK変調器103では、サブキャリヤ周波数fsでQPSK変調を行なう。QPSK変調を行なうデータは、アプリケーション部105より、送信データ(TXDATA)及び送信クロック(TXCLK)として、受け取る。
一般的にQPSK変調には90°移相器が必要になるが、デジタル回路で行なう場合なら、fsの4倍のクロックから容易に作り出すことが可能である。また、アナログ遅延線を用いることも可能である。
生成された中心周波数fsのQPSK変調波は、バック・スキャッタ変調器102でASK変調される。バック・スキャッタ変調は、ダイオードやGaAsスイッチなどを用いて簡単に構成することができる(周知)。このようして、最終的にアンテナ101から反射されるQPSK変調波は、無変調キャリヤの周波数foの両サイドバンド、すなわち中心周波数fo+fs、及びfo−fsの2つの帯域に生成されることになる。
図5に示した例では、両サイドバンドに分割された変調波のうちfo+fsの方を用いるものとする。fo−fsの変調波は、例えばアンテナ101とバック・スキャッタ変調器102の間に挿入するバンドパス・フィルタ106を用いて除去することが可能である。但し、バンドパス・フィルタ106の挿入損失が2倍効いてしまい、反射効率を低下させる原因になる。また、バンドパス・フィルタ106を挿入することに伴い、装置コストが増大してしまう。
無線送受信装置110では、fo+fsのバック・スキャッタされたQPSK変調波がアンテナ111、サーキュレータ112、受信部114により受信される。
受信部114では、ローカル発振器115の周波数fo+fsによりダイレクト・コンバージョン受信が行なわれ、QPSK変調波はベースバンド信号I、Qに変換され、ベースバンド処理部118に送られる。
ベースバンド処理部118では、QPSKの復調処理(キャリヤ同期、シンボル同期)が行なわれ、受信データRXDATAと、受信クロックRXCLKが生成され、アプリケーション部119に渡される。
しかしながら、このようにタグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返すという上記の方法では、以下のような問題がある。
(1)リーダからの無変調キャリヤを中心にサブキャリヤ周波数分+側と−側の両サイドバンドに分割されて反射波の変調波が現われてしまう。実際に必要な変調波は片側だけなので、片側をフィルタでカットする必要がある。しかしながら、バック・スキャッタ方式でフィルタを用いると、往復で挿入損失が効いてしまい、反射効率を下げることになる。また、フィルタのコストアップも問題となる。
(2)反射波のエネルギが両サイドバンドに分割される。このため、片側しか用いない場合には、使用しないもう片側に配分されるエネルギは電力ロスとなり、反射波の電力を低下させることになる。例えば、最低3dBは低下してしまうと考えられる。ASKによるバック・スキャッタ方式を用いるとさらにその低下分は大きくなる。
図6は、図5に示したRFIDシステムにおける反射波のスペクトラムを示している。バック・スキャッタの変調方式はASKとする。
参照番号200は、無線送受信装置110より送信された周波数foの無変調キャリヤの戻り分である。また、参照番号201は、中心周波数fo+fsのQPSK変調波であり、参照番号202は、中心周波数fo−fsのQPSK変調波である。
図示のように、無線送受信装置110より送信された無変調キャリヤは、200、201、202の各成分に分解されて反射されるため、片側の変調信号は、レベルの低いものとなってしまう。すなわち、そもそも微弱な反射波のレベルがさらに低下することから、通信距離を短くする一因となる。
特開平6−123773号公報 特開平10−209914号公報 クラウス・フィンケンツェラー著(ソフト工学研究所訳)「RFIDハンドブック 非接触ICカードの原理と応用」(日刊工業新聞社)
本発明の目的は、読取装置側からの無変調キャリヤの送信と、送信装置側におけるアンテナの終端操作に基づく受信電波の吸収と反射を利用したバック・スキャッタ方式によりデータ通信を好適に行なうことができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、読取装置側における送信機雑音の影響を除去して受信感度を向上させるとともに通信距離を拡張することができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、タグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返すことにより、タグ・リーダ側でのDCオフセットや送信機雑音の影響を除去し、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、タグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返す際に、反射効率を向上させるとともに反射波の電力ロスを防ぐことにより、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、受信電波の吸収と反射を利用したバック・スキャッタ方式によりデータ通信を行なう無線通信システムであって、
データ読取装置が周波数foの無変調キャリヤを送信し、
データ送信装置が、中心周波数fsにより送信データを1次変調し、該1次変調信号をバック・スキャッタ方式の無変調キャリヤの入力と掛け算して、周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調波を生成するように2次変調し、
前記データ読取装置が、前記データ送信装置からの周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方が抑制された反射波信号を受信処理する、
ことを特徴とする無線通信システムである。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない。
本発明に係る無線通信システムは、例えばバック・スキャッタ方式によりタグが無電源でデータ通信を行なうことができるRFIDシステムに適用することができ、データ送信装置はタグに、データ読取装置はタグ・リーダに、それぞれ相当する。
通常のRFIDシステムにおいては、リーダからのキャリヤの周波数と反射波の中心周波数は同じであり、リーダ側では送信受信を同一周波数で行なうことになるから、タグ・リーダの受信部では、DCオフセットや送信機雑音の影響を受けながら、電力強度の弱い反射波を処理しなければならない、という問題がある。
これに対し、本発明に係る無線通信システムでは、タグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返すことにより、タグ・リーダ側でのDCオフセットや送信機雑音の影響を除去し、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる。
また、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返す場合には、無変調キャリヤを中心にサブキャリヤ周波数分+側、並びに−側の両サイドバンドに分割されて反射波の変調波が現われてしまうことから、両サイドバンドに反射波のエネルギが分割されることによる電力ロスと、片側をフィルタでカットすることによるコストアップの問題がある。
これに対し、本発明では、データ送信装置が、中心周波数fsにより送信データを1次変調し、該1次変調信号を前記無変調キャリヤと掛け算して2次変調し、このとき周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方が抑制された反射波の変調信号を生成して送信するようにしたので、反射効率を向上させるとともに反射波の電力ロスを防ぎ、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる。また、両サイドバンドに分割された片側の反射波をフィルタで取り除く必要がなくなるので、コストアップを抑制することができる。
データ送信装置は、送信データをBPSK又はQPSK方式により、中心周波数fsを用いて送信データを1次変調し、送信データIを生成するとともに、該送信データと90度だけ位相差を与えて送信データQを生成する。
さらに、データ送信装置は、該送信データをバック・スキャッタ方式で前記無変調キャリヤを直交変調するI及びQとそれぞれ掛け算することにより、周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方が抑制された反射波の変調信号を生成する。
ここで、前記の直交変調する無変調キャリヤの入力I及びQを前記の1次変調した送信データI及びQとを掛け合わせる組み合わせを切り替えることにより、周波数fo+fs又はfo−fsいずれか一方からなる反射波の変調波を選択的に生成することができる。
例えば、直交変調する無変調キャリヤの入力Iと1次変調した送信データIとを掛け算するとともに、直交変調する無変調キャリヤの入力Qと1次変調した送信データQとを掛け算することにより、周波数fo−fsからなる反射波をデータ読取装置に返すことができる。あるいは、直交変調する無変調キャリヤの入力Iと1次変調した送信データQとを掛け算するとともに、直交変調する無変調キャリヤの入力Qと1次変調した送信データIとを掛け算することにより、周波数fo+fsからなる反射波をデータ読取装置に返すことができる。
また、データ送信装置は、1次変調の中心周波数fsを変化させるようにしてもよい。
また、送信データのクロックを1次変調用の周波数fsを分周して得る場合、クロック統一により同期獲得が容易となる。
本発明によれば、読取装置側において送信周波数と送信装置側から反射波として返される受信周波数とを分離し、受信感度を向上させるとともに通信距離を拡張することができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。
また、本発明によれば、タグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返すことにより、タグ・リーダ側でのDCオフセットや送信機雑音の影響を除去し、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。
また、本発明によれば、タグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返す際に、反射効率を向上させるとともに反射波の電力ロスを防ぐことにより、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる、優れた無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。また、両サイドバンドに分割された片側の反射波をフィルタで取り除く必要がなくなるので、コストアップを抑制することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、バック・スキャッタ方式によりタグが無電源でデータ通信を行なうことができるRFIDシステムに関する。
通常のRFIDシステムにおいては、リーダからのキャリヤの周波数と反射波の中心周波数は同じであり、リーダ側では送信受信を同一周波数で行なうことになるから、タグ・リーダの受信部では、DCオフセットや送信機雑音の影響を受ける、という問題がある。
これに対し、本発明に係る無線通信システムでは、タグ・リーダ側からの周波数foの無変調キャリヤに対し、タグ側でfsだけシフトさせて反射波を返すことにより、タグ・リーダ側でのDCオフセットや送信機雑音の影響を除去するようにしている。
図1には、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成を模式的に示している。図示の無線通信装置は、RFIDシステムにおけるタグに相当し、タグ・リーダから送られてくる周波数foの無変調キャリヤを受信し、バック・スキャッタ方式により周波数fsだけシフトするとともに、両サイドバンドfo+fs又はfo−fsのうち一方を抑制した反射波の変調信号を生成して送信する。
図1に示すように、無線通信装置10は、周波数生成部11と、1次変調部12と、2次変調部13とを備えている。
周波数生成部11は、1次変調の中心周波数fsを生成する。周波数生成部11は、1次変調の中心周波数fsを変化させるようにしてもよい。
1次変調部12は、送信データをBPSK又はQPSK方式により、中心周波数fsを用いて送信データを1次変調し、送信データのI軸信号を生成する。さらに、この送信データのI軸信号に90度の位相差を与えて、送信データのQ軸信号も生成する。
2次変調部13は、1次変調された送信データに対し2次変調を施す。本実施形態では、2次変調部は、タグ・リーダから送信される周波数foの無変調キャリヤに対するバック・スキャッタ方式の直交変調器で構成される。すなわち、2次変調部13では、入力される無変調キャリヤのI軸信号及びQ軸信号に、上記の1次変調された送信データのI軸信号及びQ軸信号とそれぞれ掛け算する。
通常、2つの異なる周波数foと周波数fsとを周波数演算すると、foの両サイドバンドの周波数成分fo+fs及びfo−fsが生成され、一方が他方に対する妨害波となり得る。これに対し、上述したように、それぞれの周波数信号のI軸信号とQ軸信号とを掛け算して直交変調をかけることにより、周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調信号を生成することができる。すなわち、所望の周波数成分の信号のみを生成し、妨害波を除去することができる。
この結果、反射効率を向上させるとともに反射波の電力ロスを防ぎ、受信感度を向上させて伝送距離を伸ばすことができる。また、タグ・リーダ側では、両サイドバンドに分割された片側の反射波をフィルタで取り除く必要がなくなるので、コストアップを抑制することができる。
図2には、図1に示したRFIDタグとしての無線通信装置の変形例を示している。図示の無線通信装置は、さらに切り替え部14を備えている。
この切り替え部14は、無変調キャリヤのI軸信号及びQ軸信号と、上記の1次変調された送信データのI軸信号及びQ軸信号とを掛け合わせる組み合わせを切り替えるようになっている。
無変調キャリヤの入力I及びQを前記の1次変調した送信データI及びQとを掛け合わせる組み合わせを切り替えることにより、周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調信号を選択的に生成することができる。
すなわち、直交変調する無変調キャリヤの入力Iと1次変調した送信データIとを掛け算するとともに、直交変調する無変調キャリヤの入力Qと1次変調した送信データQとを掛け算することにより、周波数fo−fsからなる反射波信号をタグ・リーダに返すことができる。あるいは、直交変調する無変調キャリヤの入力Iと1次変調した送信データQとを掛け算するとともに、直交変調する無変調キャリヤの入力Qと1次変調した送信データIとを掛け算することにより、周波数fo+fsからなる反射波信号をタグ・リーダに返すことができる。
図3には、本発明の実施形態に係る無線通信装置の具体的構成を示している。図示の無線通信装置は、RFIDシステムにおけるタグとして動作し、反射効率と不要スペクトラムを抑えたバック・スキャッタ方式によるQPSK無線伝送を行なうことができる。この無線通信装置の特徴は、イメージ・リジェクション型のバック・スキャッタ変調器を用い、変調波の片側のみの周波数成分を取り出すことにある。
参照番号300は、イメージ・リジェクション型のバック・スキャッタ変調器である。このバック・スキャッタ変調器300は、アンテナ301と、分波/合成器302と、高周波スイッチ303並びに305と、λ/8の移相器304である。一般的に高周波スイッチ303並びに305はダイオード又はGaAsスイッチなどで構成され、移相器304はストリップラインなどで構成される。この301〜305までが、直交変調部を構成する。
アンテナ301の受信信号は、分波/合成器302により2つに分岐される。一方は、高周波スイッチ303のスイッチ・オンによりアンテナ301をアンテナ・インピーダンスで終端してタグ・リーダからの電波を吸収し、同スイッチのオフによりタグ・リーダからの電波を反射する。すなわち、高周波スイッチ303は、データに応じてオープン状態とショート状態の全反射を作り出し、位相が180度異なるBPSK変調器として動作する。
また、他方の高周波スイッチ305側でも同様に、スイッチのオン/オフ操作によりタグ・リーダからの電波の吸収又は反射を行なうが、λ/8の移相器304が途中に入っているため、往復でλ/4すなわち、90°位相の進んだBPSK変調器として動作する。
すなわち、2つの高周波スイッチ303と305と、移相器304によりバック・スキャッタ型の直交変調器を構成することができる。ここで、高周波スイッチ303の制御信号をI軸信号、高周波スイッチ305の制御信号をQ軸信号とする。このIとQに送信データを与えることにより、バック・スキャッタ型のQPSK変調器となるが、反射波の周波数シフトは実現できない。このため、周波数をfsだけシフトさせる機能が必要となる。
図3において、参照番号306〜311は、周波数をfsだけシフトさせるための送信データのI軸信号、並びにQ軸信号を生成する。
まず、送信データ(TX DATA)と送信クロック(TX CLK)によりグレイコード化を含むシリアル−パラレル変換が、S/P変換部309で行なわれる。この出力をP1及びP2とする。すなわち、送信データ00は(P1=0、P2=0)、送信データ01は(P1=0、P2=1)、送信データ10は(P1=1、P2=1)、送信データ11は(P1=1、P2=1)と変換される。
周波数をfsだけシフトするためにはシフトクロック発振器310が必要となる。この発振器はfs、又は4倍のfsで発振し、90°移相器308において、0°と90°の2つの信号に分けられる。
90°移相器308は、デジタル回路で行なう場合なら、fsの4倍のクロックから容易に作り出すことが可能である。また、4倍をせずにアナログ遅延線を用いることも可能である。90°位相の異なる2つの信号は、QPSK変調器306に入力される。
QPSK変調器306では、例えばfsの90°ずつ位相の異なる4つの信号を位相器308からの2つの信号から生成し、送信データP1、P2に応じて、4つの信号を選択することでデジタルのQPSK信号を生成する。これをI軸信号312とする。さらに、このI軸信号312を90°位相器307で位相を90°だけ遅らせたものをQ軸信号313とする。
QPSK変調器306は、変調方式QPSKとBPSKを切り替えられるように変調切替信号(MOD CONT)314で変調方式を制御される。例えば、BPSK変調時は、MOD CONT=0、QPSK変調時は、MOD CONT=1となる。
以上のI軸信号312とQ軸信号313を上述した直交変調部でバック・スキャッタ変調することにより、キャリヤ周波数の両側に発生するQPSKスペクトラムの片側が減衰したスペクトラムを得ることができる。
計算上P1及びP2のデータをA(=±1)、B(=±1)とし、X=2πfs、Y=2πfoとすれば、QPSK変調されたI軸信号312と、それより90°だけ位相が遅れたQ軸信号313は、次のように表すことができる。
Figure 2005323223
上記の信号は、直交変調部においてタグ・リーダからの無変調キャリヤfoによって直交変調される。ここで、アンテナ301に反射される変調波の信号は、下式の通りとなる。
Figure 2005323223
上式より、反射波の変調波は、foの両サイドバンドのうちfo−fs側だけに現われることが分かる。また、IとQを逆に接続することにより、fo+fs側だけに変調波を生成することも可能である。
一方、I側のみで変調をかけると、アンテナ301端での変調波は、下式の通りとなる。
Figure 2005323223
この場合、fo−fs、fo+fsの両サイドバンドに変調波が発生することが分かる。また、信号レベルも半分になってしまうことが分かる。
上記の計算例では、QPSK変調であるが、図3において、P2を常に0とし、P1を送信データ(TX DATA)とし、MOD CONT=0として、BPSK変調が掛かるようにすれば、上式(3)は、Acos(X−Y)となり、同様にfo−fs側のBPSK信号が得られる。
図3において、参照番号311は分周器であり、シフトクロック発振器310を分周する。分周比nとして1、2、4などに選び、送信クロックをこの分周器出力の信号を用いることにより、QPSK変調器306、移相器307のEXOR出力では、同期したI軸信号及びQ軸信号を生成することが可能となる。但し、データの変化点とクロックの変化点が同じになるため、ハザードが発生する。この対策については、本発明の要旨には直接関連しないので、ここでは説明しない。
送信データのクロックを1次変調用の周波数fsを分周して得る場合、クロック統一により同期獲得が容易となる。
図4には、このようして生成された反射波のスペクトラムを示している。
参照番号401は、中心周波数fo−fsのQPSK変調波である。また、参照番号400は中心周波数foのQPSK変調波の漏れ成分、参照番号402は中心周波数fo+fsのQPSK変調波の漏れ成分をそれぞれ示しており、ともにfo及びfsのぞれぞれの直交性のアンバランスにより発生する成分であり、理想的には、生じない。
上述したfo+fsの変調波の受信、復調を行なうタグ・リーダには、図5に示した送受信装置110をそのまま利用することができるので、ここでは、重複を避けるため説明を行なわない。
以上の方法により、反射効率と不要スペクトラムを抑えたバック・スキャッタ方式によるPSK又はQPSK変調の無線伝送装置を実現することが可能となる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、冒頭に記載した特許請求の範囲の欄を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置の構成を模式的に示した図である。 図2は、図1に示したRFIDタグとしての無線通信装置の変形例を示した図である。 図3は、本発明の実施形態に係る無線通信装置の具体的構成を示した図である。 図4は、図3に示した無線通信装置における反射波のスペクトラムを示した図である。 図5は、タグ側で、受信周波数foを所定の中心周波数fsだけ正負いずれかの方向に周波数シフトさせて、反射波を送り返すRFIDシステムの構成例を示した図である。 図6は、図5に示したRFIDシステムにおける反射波のスペクトラムを示した図である。 図7は、従来のバック・スキャッタ方式の無線通信システムの構成例を示した図である。
符号の説明
10…無線通信装置
11…周波数生成部
12…1次変調部
13…2次変調部
14…切り替え部
300…バック・スキャッタ変調器
301…アンテナ
302…分波/合成器
303,305…高周波スイッチ
304…移相器
306…QPSK変調器
307,308…位相器
309…S/P変換器
310…シフトクロック発振器
311…分周器

Claims (18)

  1. 受信電波の吸収と反射を利用したバック・スキャッタ方式によりデータ通信を行なう無線通信システムであって、
    データ読取装置が周波数foの無変調搬送波を送信し、
    データ送信装置が、中心周波数fsにより送信データを1次変調し、該1次変調信号をバック・スキャッタ方式の無変調搬送波の入力と掛け算して、周波数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調波を生成するように2次変調し、
    前記データ読取装置が、前記データ送信装置からの周波数fo+fs又はfo−fsいずれか一方の反射波を受信処理する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記データ送信装置は、送信データをBPSK又はQPSK方式により1次変調する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記データ送信装置は、
    中心周波数fsにより送信データを1次変調して送信データI及び該送信データと90度だけ位相が異なる送信データQを生成し、
    無変調搬送波に対するバック・スキャッタ型の直交変調により得られた入力I及びQを該送信データI及びQとそれぞれ掛け算して2次変調し、周波数fo+fs又はfo−fsいずれか一方を抑制した反射波の変調信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  4. 前記データ送信装置は、前記の直交変調する無変調搬送波の入力I及びQを前記の1次変調した送信データI及びQとを掛け合わせる組み合わせを切り替える切り替え手段を備え、周波数数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調信号を選択的に生成する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 1次変調の中心周波数fsを変化させる周波数制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  6. 前記データ送信装置は、送信データのクロックを前記1次変調用の周波数fsを分周して得る、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  7. 受信電波の吸収と反射を利用したバック・スキャッタ方式によりデータ通信を行なう無線通信装置であって、
    中心周波数fsにより送信データを1次変調する1次変調手段と、
    該1次変調信号を前記無変調搬送波と掛け算して2次変調し、周波数数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調波を生成する2次変調手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  8. 前記1次変調手段は、送信データをBPSK又はQPSK方式により1次変調する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  9. 前記1次変調手段は、中心周波数fsにより送信データを1次変調して送信データI及び該送信データと90度だけ位相が異なる送信データQを生成し、
    前記2次変調手段は、バック・スキャッタ方式の直交変調器を備え、前記直交変調器に対する無変調搬送波の入力I及びQを前記の送信データI及びQとそれぞれ掛け算して、周波数数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調波を生成する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  10. 前記の直交変調する無変調搬送波の入力I及びQを前記の1次変調した送信データI及びQとを掛け合わせる組み合わせを切り替える切り替え手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 1次変調の中心周波数fsを変化させる周波数制御手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  12. 前記1次変調手段は、送信データのクロックを前記1次変調用の周波数fsを分周して得る、
    ことを特徴とする請求項7に記載の無線通信装置。
  13. 受信電波の吸収と反射を利用したバック・スキャッタ方式によりデータ通信を行なう無線通信方法であって、
    中心周波数fsにより送信データを1次変調する1次変調ステップと、
    該1次変調信号を前記無変調搬送波と掛け算して2次変調し、周波数数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調波を生成する2次変調ステップと、
    を具備することを特徴とする無線通信方法。
  14. 前記1次変調ステップでは、送信データをBPSK又はQPSK方式により1次変調する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信方法。
  15. 前記1次変調ステップでは、中心周波数fsにより送信データを1次変調して送信データI及び該送信データと90度だけ位相が異なる送信データQを生成し、
    前記2次変調ステップでは、バック・スキャッタ方式の直交変調器を備え、前記無変調搬送波の入力I及びQを前記の送信データI及びQとそれぞれ掛け算して、周波数数fo+fs又はfo−fsのいずれか一方を抑制した反射波の変調波を生成する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信方法。
  16. 前記の直交変調する無変調搬送波の入力I及びQを前記の1次変調した送信データI及びQとを掛け合わせる組み合わせを切り替える切り替えステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項15に記載の無線通信方法。
  17. 1次変調の中心周波数fsを変化させる周波数制御ステップをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信方法。
  18. 前記1次変調ステップでは、送信データのクロックを前記1次変調用の周波数fsを分周して得る、
    ことを特徴とする請求項13に記載の無線通信装置。
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