JP2000127809A - 自動車用シート装置のスライドロック機構 - Google Patents

自動車用シート装置のスライドロック機構

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JP2000127809A
JP2000127809A JP10297267A JP29726798A JP2000127809A JP 2000127809 A JP2000127809 A JP 2000127809A JP 10297267 A JP10297267 A JP 10297267A JP 29726798 A JP29726798 A JP 29726798A JP 2000127809 A JP2000127809 A JP 2000127809A
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JP
Japan
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fixed
seat
rail
guide
engaging
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Withdrawn
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JP10297267A
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English (en)
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Yasushi Terabayashi
泰 寺林
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で後面衝突時の衝撃を低減できる
自動車用シート装置のスライドロック機構を提供する。 【解決手段】 フロア2に固定された固定レール3にシ
ート4が固定された可動レール5を車両前後方向に移動
可能に配置してなる自動車用シート装置の上記可動レー
ル5を固定レールの所望位置に固定するようにしたスラ
イドロック機構において、上記固定レール3に係合孔3
aを車両前後方向に所定間隔をあけて形成し、車両前後
方向に延びるガイド孔11aが形成されたガイドステー
11を上記可動レール5に固定し、ロックピン13を上
記ガイド孔11a内に前後方向に相対移動可能にかつ上
記係合孔3aに係脱可能に装着し、上記ロックピン13
に大して上記ガイドステーをばね部材15により車両前
方に向けて付勢し、上記ガイドステー11に上記係合孔
3aに係合しかつ所定値以上の衝撃力が後方から作用し
たときには上記係合を解除してシート4の後方移動を許
容する係合手段16を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両前後方向に移
動可能に配設された自動車のシート装置に関し、詳細に
は後面衝突時に乗員が受ける衝撃力を緩和できるように
したスライドロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のシート装置では、シートの車両
前後方向位置を調整可能とするのが一般的である。この
ようなシート装置として、図5及び図6に示すように、
フロアに固定された固定レール50にシート52が固定
された可動レール51を車両前後方向に移動可能に配設
し、該可動レール51に支持部材53,54を介して操
作レバー55を回動可能に装着し、該操作レバー55に
上記固定レール50に形成された何れかの係合孔50a
に係合するロック片56を固着した構造のものがある
(例えば、特開平8−67180号公報参照)。
【0003】ところで、上記シート装置は、乗員をシー
ト52に確実に拘束し、かつ該シート52を車体に確実
に固定するように構成されている。そのため例えば被追
突時には衝撃力が乗員に伝わり易いという問題がある。
このような被追突時に乗員が受ける衝撃力を緩和するも
のとして、従来、実開平4−95527号公報には、固
定レールと可動レールとをショックアブソーバにより連
結し、追突された時の衝撃力を上記ショックアブソーバ
により減衰させるようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来公報に記載されたショックアブソーバで減衰させる構
造の場合は、複雑な減衰機構を必要とすることから、コ
ストが上昇するという問題がある。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、簡単な構造で後面衝突時に乗員が受ける衝撃
力を緩和できる自動車用シート装置のスライドロック機
構を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フロアに固定
された固定レールにシートが固定された可動レールを車
両前後方向に移動可能に配置してなる自動車用シート装
置の上記可動レールを固定レールに対して車両前後方向
の所望位置に固定するようにしたスライドロック機構に
おいて、上記固定レールに係合孔を車両前後方向に所定
間隔をあけて形成し、車両前後方向に延びるガイド孔が
形成されたガイドステーを上記可動レールに固定し、ロ
ックピンを上記ガイド孔内に前後方向に相対移動可能に
かつ上記係合孔に係脱可能に装着し、該ロックピンに対
して上記ガイドステーをばね部材により車両前方に向け
て付勢し、上記ガイドステーに上記係合孔に係合しかつ
所定値以上の衝撃力が後方から作用したときには上記係
合を解除してシートの後方移動を許容する係合手段を設
けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の作用効果】本発明のスライドロック機構は、通
常の着座状態では、可動レールに固定されたガイドステ
ーがロックピン及び係合手段を介して固定レールの係合
孔に係合しており、これによりシートは車体に対して前
後移動不能に固定されている。
【0008】そして、被追突等により所定値以上の衝撃
力が後方から作用すると、この衝撃力により上記係合手
段の係合が外れ、シートは可動レールとともにばね部材
の弾性力に抗して後方に移動する。この場合、ロックピ
ンは係合孔に係合したままであるから、シートはガイド
孔の前端面にロックピンが当たるまで移動することとな
る。
【0009】このように本発明によれば、所定値以上の
衝撃力が作用するとシートは乗員とともにばね部材の弾
性力に抗して後方移動することから、乗員が受ける衝撃
力を緩和できる。
【0010】そして本発明では、ガイドステーにばね部
材を介してロックピンを装着するとともに係合手段を設
けるだけの構造であるので、従来の減衰機構を備えたシ
ョックアブソーバを採用する場合に比べて構造を簡単に
でき、コストを低減できる効果がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1ないし図4は、本発明の
一実施形態による自動車用シート装置のスライドロック
機構を説明するための図であり、図1は通常着座時のス
ライドロック機構を示す断面平面図(図3のI−I線断
面図)、図2は後面衝突時のスライドロック機構の動作
を示す断面平面図、図3は斜め後方から見たスライドロ
ック機構の斜視図、図4はスライドロック機構が配設さ
れたシート装置の側面図である。
【0012】図において、1は自動車のシート装置であ
り、このシート装置1は、フロア2上に固定された固定
レール3上に可動レール5を車両前後方向に移動可能に
配設し、該可動レール5上にシート4を固定した概略構
造のものである。
【0013】上記シート4は、乗員の大腿部,臀部を支
持するシートクッション4aと、背中,腰部を支持する
シートバック4bとを備え、該シートバック4bに頭部
を支持するヘッドレスト4cを配設した構造のものであ
り、上記シートクッション4aの底壁に上記可動レール
5が固定されている。
【0014】上記固定レール3の側面には多数の係合孔
3aが車両前後方向に所定の間隔をあけて形成されてい
る。また、上記可動レール5には操作ロッド8が配設さ
れており、該操作ロッド8は可動レール5に固定された
前,後一対の支持部材9,10により回動可能に支持さ
れている。この操作ロッド8は操作ノブ8aを上下方向
に回動させることにより、シート4を固定レール3にロ
ック,あるいはアンロックするものである。なお、上記
操作ロッド8は不図示のリターンスプリングによりロッ
ク方向に付勢されている。
【0015】上記操作ロッド8には固定板12を介して
帯板状のガイドステー11が固定されており、このガイ
ドステー11は固定レール3の係合孔3aに対向するよ
うに位置している。このガイドステー11には車両前後
方向に延びる長孔状のガイド孔11aが形成されてお
り、該ガイドステー11の後端部にはばね支持部11b
が外方に屈曲形成されている。
【0016】上記ガイドステー11のガイド孔11a内
にはこれに沿って前後方向に相対移動可能にロックピン
13が装着されている。このロックピン13の軸方向中
央部には一対のフランジ部13a,13bが形成されて
おり、該各フランジ部13a,13bは上記ガイド孔1
1aの両面縁部に摺接している。これによりロックピン
13が脱落するのを防止している。
【0017】また上記ロックピン13とばね支持部11
bとの間にはスプリング15が架設されており、該スプ
リング15によりロックピン13はガイド孔11aの後
端面に位置するように常時付勢されている。なお、換言
すれば上記ガイドステー11は車両前方に向けて付勢さ
れていることとなる。
【0018】上記ガイドステー11の前端には係合爪1
6が配設されている。この係合爪16は、ガイドステー
11の前端面に固着された有底筒状の円筒体17内に配
設され、該円筒体17の開口には蓋体18が装着されて
いる。
【0019】上記係合爪16は、くさび形状の逃げ斜面
16cが形成された爪部16aにストッパ部16bを一
体形成した構造のものであり、該爪部16aは上記円筒
体17の底壁に形成された開口17aから出没可能に突
出している。また上記ストッパ部16bは円筒体17内
の開口17aの周縁部に当接しており、該ストッパ部1
6bと蓋体18との間には爪部16aを突出方向に付勢
するコイルスプリング20が配設されている。このよう
にして上記係合爪16を係合孔3aに係合するよう付勢
する係合手段が構成されている。
【0020】そして上記ロックピン13及び係合爪16
は固定レール3の何れかの係合孔3aに係合しており、
これによりシート4は前後方向移動不能にロックされて
いる。上記係合爪16の爪部16aはこれの逃げ斜面1
6cが車両後方を向くように配置されており、これによ
り被追突時に所定値以上の衝撃力が後方から作用にする
と係合孔3aから外れて円筒体17内に没入するように
構成されている。
【0021】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。通常の着座状態では、ロックピン13,係合爪16
はそれぞれ係合孔3aに係合しており、もってシート4
は固定レール3を介してフロア2に固定されている。
【0022】上記シート4の前後位置を調整するには、
まず操作ロッド8を上方に回動する。すると操作ロッド
8と共にガイドステー11が上方に回動し、これにより
ロックピン13,係合爪16の係合が解除される。この
状態でシート4を前後移動させて位置調整を行い、この
後操作ロッド8を元に戻すことによりロックピン13,
係合爪16を係合孔3aに係合させてシート4を固定す
る。
【0023】そして、追突されることによって所定値以
上の衝撃力Fが作用すると、シート4には相対的に後方
への荷重fが作用し、該荷重fが係合爪16の逃げ斜面
16Cに作用し、係合爪16が円筒体17内に没入す
る。これにより係合爪16が係合孔3aから外れて可動
レール5とともにシート4が後方移動し、該移動に伴っ
てスプリング15が伸張しつつ荷重fを吸収する。シー
ト4がさらに後方に移動するとロックピン13にガイド
孔11aの前端面が当たり、これによりさらなる後方移
動が阻止される。
【0024】このように本実施形態によれば、可動レー
ル5の操作ロッド8にガイド孔11aが形成されたガイ
ドステー11を固定し、該ガイド孔11a内にロックピ
ン13を相対移動可能にかつ後端に位置するようにスプ
リング15により常時付勢して装着し、上記ガイドステ
ー11に被追突時の衝撃力が作用したときに係合孔3a
から外れる係合爪16を配設したので、通常着座時には
シート4を確実にロックでき、また被追突時にはシート
4が後方に移動しつつスプリング15が伸張することか
ら、乗員が受ける衝撃力を緩和できる。
【0025】また本実施形態のスライドロック機構で
は、主として、ガイドステー11にロックピン13をス
プリング15を介して装着するとともに、係合ピン16
を円筒体17を介して出没可能に配設する構造であるの
で、従来の減衰機構を備えたショックアブソーバを採用
する場合に比べて構造を簡単にでき、部品コストを低減
できる。
【0026】なお、上記実施形態では、円筒体17内に
係合爪16を出没可能に配設した場合を例に説明した
が、本発明は、例えばガイドステーに係合爪を一体に形
成し、該係合爪を衝撃力が作用したときに弾性変形して
係合が外れるように構成してもよく、あるいは樹脂製の
係合爪を設け、衝撃力により係合爪が折れて係合が外れ
るように構成することも可能であり、この場合にも上記
実施形態と同様の効果が得られるとともに、構造をさら
に簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自動車用シート装置
のスライドロック機構を説明するための断面平面図(図
3のI−I線断面図)である。
【図2】上記シート装置の後面衝突時の動作を示す断面
平面図である。
【図3】上記シート装置の斜視図である。
【図4】上記スライドロック機構が配設されたシート装
置の側面図である。
【図5】従来の一般的なシート装置を示す斜視図であ
る。
【図6】従来のシート装置の概略図である。
【符号の説明】
1 シート装置 2 フロア 3 固定レール 3a 係合孔 4 シート 5 可動レール 11 ガイドステー 11a ガイド孔 13 ロックピン 15 スプリング 16 係合爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロアに固定された固定レールにシート
    が固定された可動レールを車両前後方向に移動可能に配
    置してなる自動車用シート装置の上記可動レールを固定
    レールに対して車両前後方向の所望位置に固定するよう
    にしたスライドロック機構において、上記固定レールに
    係合孔を車両前後方向に所定間隔をあけて形成し、車両
    前後方向に延びるガイド孔が形成されたガイドステーを
    上記可動レールに固定し、ロックピンを上記ガイド孔内
    に前後方向に相対移動可能にかつ上記係合孔に係脱可能
    に装着し、該ロックピンに対して上記ガイドステーをば
    ね部材により車両前方に向けて付勢し、上記ガイドステ
    ーに上記係合孔に係合しかつ所定値以上の衝撃力が後方
    から作用したときには上記係合を解除してシートの後方
    移動を許容する係合手段を設けたことを特徴とする自動
    車用シート装置のスライドロック機構。
JP10297267A 1998-10-19 1998-10-19 自動車用シート装置のスライドロック機構 Withdrawn JP2000127809A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308117A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Honda Motor Co Ltd 車両用シート
CN113002377A (zh) * 2021-03-01 2021-06-22 宁波精成车业有限公司 一种座椅电机驱动设备
CN115402167A (zh) * 2022-09-14 2022-11-29 湖北三江航天万山特种车辆有限公司 一种减震机构及减震座椅

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Effective date: 20060110