JP2000127361A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000127361A
JP2000127361A JP10304273A JP30427398A JP2000127361A JP 2000127361 A JP2000127361 A JP 2000127361A JP 10304273 A JP10304273 A JP 10304273A JP 30427398 A JP30427398 A JP 30427398A JP 2000127361 A JP2000127361 A JP 2000127361A
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forming apparatus
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cover
ink
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Takeshi Nakamura
武志 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジに対してヘッドカートリッジを着
脱させる際の操作性を向上させる。 【解決手段】 画像形成装置には、記録媒体に対して走
査され、記録媒体にインクを吐出して記録を行うインク
ジェット記録ヘッド(不図示)を有するヘッドカートリ
ッジ15が搭載されるキャリッジ(不図示)が備えられ
ている。画像形成装置のキャリッジ等の各構成は筐体
(不図示)内に収容され、その筐体には、記録ヘッドの
交換を筐体の外部から行うことができるように、開閉自
在に設けられたカバー(不図示)が備えられている。画
像形成装置には、カバーの開閉状態を検知するカバーセ
ンサ25と、キャリッジに対するヘッドカートリッジ1
5の着脱状態やヘッドカートリッジ15の異常を検知す
るヘッドI/F回路16とが備えられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像が形成される
記録媒体に対して走査されるキャリッジに、記録ヘッド
およびインク保持部材からなる記録ヘッドカートリッ
ジ、あるいは記録ヘッドとインク保持部材とが一体に備
えられた記録ヘッドカートリッジが交換可能もしくは着
脱可能に搭載される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−70962号公報や特開平9
−295410号公報に開示されている画像形成装置の
ように、画像形成装置の筐体に設けられたカバーを開け
ると、キャリッジがホームポジションと呼ばれる印字待
機位置から交換ポジションと呼ばれるカートリッジ交換
位置まで自動的に移動され、また、そのカバーを閉じる
とキャリッジが交換ポジションからホームポジションま
で自動的に移動されるように構成された画像形成装置が
知られている。また、上記のようにカバーの開閉に伴っ
てキャリッジが自動的に移動する構成の他にも、画像形
成装置に備えられた交換キースイッチをユーザーが押す
度に、キャリッジがホームポジションと交換ポジション
との間を往復移動するように構成された画像形成装置も
知られている。
【0003】上記のように構成された従来の画像形成装
置では、キャリッジを交換ポジションへ移動させて記録
ヘッドカートリッジの装着や交換を行う。その後、キャ
リッジがホームポジションへ移動されると、記録ヘッド
の吸引回復やキャッピング等の吸引回復処理が行われ
る。このように、記録ヘッドカートリッジの装着や交換
を行う際にはキャリッジが交換ポジションへ移動するの
で、ユーザーは記録ヘッドカートリッジの装着や交換を
容易に行うことができる。
【0004】なお、記録ヘッドカートリッジをキャリッ
ジに装着する場合としては、例えば、購入した画像形成
装置の本体部と記録ヘッドカートリッジとが別々に梱包
されていた場合に、本体の電源を投入した後に上述した
ようにキャリッジを交換ポジションへ移動させ、キャリ
ッジに初めて記録ヘッドカートリッジを装着する場合等
がある。また、キャリッジに搭載された記録ヘッドカー
トリッジを交換する場合としては、「インク切れ」等に
よって記録ヘッドカートリッジを交換する必要が生じ、
画像形成装置に備えられたブザーやLED等によってそ
の旨がユーザーに知らされた場合等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カバー
の開閉に伴ってキャリッジが自動的に移動するように構
成された従来の画像形成装置では、誤ってカバーを開け
たときでもキャリッジが交換ポジションヘ移動してしま
う。さらに、交換ポジションヘ移動したキャリッジに対
して記録ヘッドカートリッジを交換せずにカバーを閉じ
たときでも、キャリッジがホームポジションへ移動した
後に、記録ヘッドに対する吸引回復処理が行われてしま
う。これは、記録ヘッドカートリッジがインク保持部材
と記録ヘッドとが相互に独立している構成である場合
に、交換ポジションでインク保持部材だけが交換されて
も、画像形成装置のCPUによっては、本当にインクタ
ンクだけが交換されたかどうかを判断することができな
いので、記録ヘッドカートリッジの交換モードが終了し
た後に吸引回復処理を画一的に実行するように制御され
ているためである。このように、従来の画像形成装置
は、無駄な動作をすることによって印字時間を長引かせ
てしまうという課題があった。
【0006】また、ユーザーが画像形成装置に備えられ
た交換キースイッチを押すことで、キャリッジがホーム
ポジションと交換ポジションとの間を往復移動するよう
に構成された従来の画像形成装置は、印字動作中にカバ
ーが開かれた場合でもキャリッジの移動動作が継続され
るため、安全上の観点からは好ましくなかった。特に、
新しい機種の画像形成装置では、記録ヘッドカートリッ
ジが大型化され、キャリッジの移動速度も速くなってい
るので、安全性をより配慮する必要があった。
【0007】さらに、上記に説明した従来の画像形成装
置では、印字動作中に誤ってカバーを開けると、記録中
の用紙を装置の外に排出するように制御されていた。そ
のため、ユーザーにとって貴重なインクや用紙の資源を
無駄にしてしまう。さらに、吸引回復処理が行われてい
る間は何も印字することができず、記録時間を浪費して
しまうという課題があった。
【0008】なお、従来の画像形成装置では、例えば、
購入した画像形成装置の本体部と記録ヘッドカートリッ
ジとが別々に梱包されていた場合に、キャリッジに記録
ヘッドカートリッジが装着されていない状態で本体部の
電源を投入してもエラーにはならず、印字動作を実行し
てはじめてエラーが表示される。ユーザーは、その段階
でそのエラー表示の内容を調べ、その結果記録ヘッドカ
ートリッジがキャリッジに装着されていないことを確認
し、記録ヘッドカートリッジをキャリッジに装着した後
に再び印字動作を実行する必要があった。また、何らか
のエラーが生じた場合に、LEDとブザーだけでは、例
えば、インクがなくなったのか、記録用紙がなくなった
のか、記録用紙が詰まったのか、あるいは記録ヘッドカ
ートリッジがキャリッジに装着されていないのか等を区
別してユーザーに知らせることが困難であり、ユーザー
がエラーの原因を迅速に把握することができなかった。
【0009】本発明は上記の課題を鑑みてなされたもの
であり、キャリッジに対してインクジェット記録手段を
着脱させる際の操作性がよく、より安全で、かつイン
ク、記録媒体および記録時間等を無駄にしない画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、記録媒体にインクを吐出
して記録を行うインクジェット記録手段が搭載され、前
記記録媒体に対して走査されるキャリッジと、前記キャ
リッジを内部に収容する筐体であって、前記キャリッジ
に対する前記インクジェット記録手段の着脱を外部から
行うためのカバー部が開閉自在に設けられた筐体と、前
記カバー部の開閉状態を検知するカバー部開閉検知手段
とを有する画像形成装置であって、前記インクジェット
記録手段の異常を検知するための異常検知手段が備えら
れていることを特徴とする。
【0011】このように構成された本発明の画像形成装
置によれば、インクジェット記録手段に異常があるか否
かが異常検知手段によって検知されるため、例えばイン
クジェット記録手段に異常がないにもかかわらずユーザ
ーが誤ってカバー部を開けてしまった場合に、キャリッ
ジを所定の位置に停止させたり、キャリッジの走査速度
を減速させたりすることが可能となる。さらに、誤って
開けたカバー部を閉じた後に、インクジェット記録手段
に対する吸引回復処理が行われてしまうことや、画像形
成途中の記録媒体が画像形成装置の外部に排出されてし
まうこと等を防止することが可能となる。
【0012】さらに、前記異常検知手段によって前記イ
ンクジェット記録手段の異常が検知された後に、前記カ
バー部開閉検知手段によって前記カバー部が開かれたこ
とが検知されたときには、前記キャリッジが前記インク
ジェット記録手段の着脱が行われる所定の着脱位置へ移
動される構成とすることにより、例えば何らかの原因で
画像形成装置の動作が停止した場合に、ユーザーが画像
形成装置のカバー部を開けたときにキャリッジが着脱位
置へ移動すれば、インクジェット記録手段に異常がある
ことをすぐに知ることができるので、画像形成装置のエ
ラー解除動作を迅速に行うことが可能となる。
【0013】さらには、前記カバー部開閉検知手段によ
って画像形成動作中に前記カバー部が開かれたことが検
知されたときには、前記キャリッジが所定の速度以下の
速度で所定の待機位置へ移動される構成とすることによ
り、画像形成装置の安全性が向上する。
【0014】また、前記異常検知手段によって前記イン
クジェット記録手段の異常が検知された場合に、前記イ
ンクジェット記録手段に異常があることを表示するため
の異常表示手段が備えられている構成としてもよい。
【0015】さらに、前記キャリッジに対する前記イン
クジェット記録手段の着脱動作を開始させるための指示
が入力される着脱動作指示手段が備えられている構成と
してもよい。
【0016】また、前記異常検知手段が、少なくとも前
記画像形成装置の電源を投入した時に、前記キャリッジ
に前記インクジェット記録手段が搭載されているか否か
を検知するように構成されていることにより、キャリッ
ジにインクジェット記録手段が搭載されていない状態で
画像形成動作を開始させようとした場合であっても、従
来技術のように画像形成動作を実際に開始させた後では
なく、画像形成装置の電源を投入した段階でキャリッジ
にインクジェット記録手段が搭載されていないことを知
ることが可能となる。
【0017】さらに、前記インクジェット記録手段に供
給されるインクを保持するインク保持手段が備えられ、
さらに前記インク保持手段のインク残量を検知するため
のインク残量検知手段が備えられている構成としてもよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0019】図1は、本発明の画像形成装置の一実施形
態を示すブロック図である。
【0020】図1に示すように、本実施形態の画像形成
装置は、装置全体を制御するCPU10と、CPU10
を動かすためのプログラムが記憶されたROM11と、
前記のプログラムを実行する際に使用されるRAM12
と、後述するヘッドカートリッジ15におけるインク吐
出回数(ドットカウント)を記憶してインク残量を検知
するインク残量検知手段としてのNVRAM13とを有
する。これらのCPU10、ROM11、RAM12お
よびNVRAM13は、それぞれCPUバス14に接続
されている。
【0021】さらに、本画像形成装置は不図示のキャリ
ッジを有し、そのキャリッジにはノズルからインクを吐
出して記録用紙等の記録媒体に画像を形成するインクジ
ェット記録手段である記録ヘッド(不図示)と、その記
録ヘッドに供給されるインクを収容するインク保持手段
であるインクタンク(不図示)とが一体に、あるいは相
互に独立して設けられたヘッドカートリッジ15が装着
されている。ヘッドカートリッジ15は、キャリッジへ
のヘッドカートリッジ15の着脱状態や記録ヘッドの異
常を検出することができる異常検知手段であるヘッドI
/F回路16を介してCPUバス14に接続されてい
る。キャリッジは画像が形成される記録用紙に対して走
査され、記録用紙は不図示の搬送ローラ等によって搬送
される。キャリッジや搬送ローラ等のメカは駆動系17
によって駆動される。駆動系17は、駆動系I/F回路
18を介してCPUバス14に接続されている。
【0022】CPUバス14には、通信用I/F回路2
0を介してホストコンピュータ19が接続されており、
記録用紙に記録される画像データはホストコンピュータ
19からCPUバス14に送信される。ホストコンピュ
ータ19から送られてきた画像データは、CPUバス1
4に接続された受信バッファ23に格納される。また、
ヘッドカートリッジ15で記録用紙に印字する印字デー
タは、印字バッファ24に格納される。
【0023】また、本画像形成装置には、カートリッジ
15の着脱交換動作を開始させるための指示がユーザー
によって入力される着脱動作指示手段として、また、カ
ートリッジ15の異常をユーザーへ通知するための異常
表示手段としてのパネル操作部21が備えられている。
パネル操作部21は、LED、ブザーおよびキースイッ
チ等で構成されており、パネルI/F回路22によって
CPUバス14に接続されている。
【0024】上述したキャリッジおよびヘッドカートリ
ッジ15を始めとする各構成(ホストコンピュータ19
を除く)は、画像形成装置の筐体(不図示)内に収容さ
れている。筐体の外部からヘッドカートリッジ15を交
換できるように、筐体には、後述する交換ポジションに
キャリッジが移動されたときにヘッドカートリッジ15
に対向する部分に、開閉自在に設けられたカバー(不図
示)が備えられている。さらに、本画像形成装置には、
カバーの開閉状態を検知するカバー部開閉検知手段であ
るカバーセンサ25が備えられている。また、本画像形
成装置には、ヘッドカートリッジ15の吸引回復処理
や、記録ヘッドの保護のためのキャピング処理を行うた
めの回復装置(不図示)が備えられている。
【0025】なお、本実施形態の画像形成装置は、上記
のようなインクジェットプリンタとしての形態の他に、
例えば複写機やファクシミリ装置にも適用されるもので
ある。
【0026】ここで、上記に説明した画像形成装置によ
る画像記録動作(印字動作)について簡単に説明する。
【0027】ホストコンピュータ19から送られてきた
画像データは、通信I/F回路20を介して受信バッフ
ァ23に格納される。CPU10は、受信バッファ23
に格納された画像データを解析し、そのコマンドを解釈
して、ヘッドカートリッジ15で記録用紙に印字する印
字データを印字バッファ24へ転送する。
【0028】印字バッファ24に1走査分の印字データ
が転送されたら、CPU10はヘッドI/F回路16を
介してヘッド15に印字動作を行うように指示し、駆動
系17を制御してキャリッジを走査させる。このように
して、印字バッファ24の1走査分毎の印字データに従
って、ヘッドカートリッジ15から記録用紙へ印字を行
う。なお、その際には、インクタンク内のインク残量を
検知するために、ヘッドカートリッジ15から吐出した
インクのドット数をカウントし、そのドット数をNVR
AM13において加算して記憶する。
【0029】次に、上記に説明した画像形成装置におけ
るヘッドカートリッジの交換シーケンスについて、図2
および図3を参照して説明する。図2および図3は図1
に示した画像形成装置におけるヘッドカートリッジの交
換シーケンスを示すフローチャートであり、図2はその
交換シーケンスの前半部を、図3はその交換シーケンス
の後半部を示す。
【0030】本実施形態の画像形成装置におけるヘッド
カートリッジの交換シーケンスでは、まず、カバーセン
サ25の検知結果に基づいて、画像形成装置のカバーが
開かれたかどうかがCPU10によって判断される(S
20)。ヘッドカートリッジの交換動作は、カバーが開
かれたと判断されるまで待機される。
【0031】カバーが開けられたら、CPU10は画像
形成装置が印字動作中かどうかを判断し(S21)、印
字動作中であれば、キャリッジの速度を、移動中のキャ
リッジにユーザーが万一触れた場合でもユーザーが怪我
をしない程度の速度よりも遅くして、ホームポジション
と呼ばれる所定の印字待機位置へ移動させる(S2
2)。これにより、印字動作中にカバーが開けられた場
合でも、従来例のようにキャリッジが高速移動をするこ
とが防止されるので、本実施形態の画像形成装置はユー
ザーに対してより安全となる。また、印字動作中でない
場合には、キャリッジの減速動作および印字待機位置へ
の移動動作(S22)は行われない。
【0032】次に、パネル操作部21上のキースイッチ
がユーザーによって押し下げられるまで待機する(S2
4)。この待機中に、カバーが閉じられたことがカバー
センサ25によって検知されると(S23)、カバーが
開けられる前の状態(S20)へ復帰する。このとき、
画像形成装置のカバーが開けられる前の状態が印字動作
中であれば、印字動作を再開することができる。これに
より、ユーザーが誤ってカバーを開けた場合でも、従来
例のようにユーザーにとって貴重なインク、記録用紙お
よび時間等を無駄にすることがなくなる。
【0033】ユーザーによってキースイッチが押し下げ
られたら、画像形成装置のカバーが開けられる前の状態
が印字動作中かどうかがCPU10によって判断される
(S25)。印字動作中であった場合には搬送ローラを
駆動して記録用紙の排紙を行い(S26)、印字動作中
でなかった場合には記録用紙の排紙動作(S26)は行
わない。
【0034】次に、図3に示すように、CPU10によ
って駆動系17が制御され、ヘッドカートリッジ15が
取り付けられているキャリッジが、ユーザーがカートリ
ッジを交換することができる所定の位置(交換ポジショ
ン)へ移動される(S27)。キャリッジが交換ポジシ
ョンヘ移動された後に、ユーザーによってカートリッジ
15が交換される(S28)。
【0035】次に、カバーセンサ25の検知結果に基づ
いて、画像形成装置のカバーが閉じられたかどうかがC
PU10によって判断される(S29)。ヘッドカート
リッジの交換動作は、カバーが閉じられたと判断される
まで待機される。このとき、所定の時間が経過してもカ
バーが閉じられなければ、記録ヘッドの保護のために回
復装置によるキャッピングを行ってもよい。
【0036】ユーザーによってカバーが閉められると、
CPU10によって駆動系17が制御され、ヘッドカー
トリッジ15が取り付けられているキャリッジがホーム
ポジションへ移動される(S30)。なお、カバーを閉
める代わりに、キースイッチを押すことによっても、ホ
ームポジションへの移動動作(S30)が行われる。
【0037】最後に、CPU10の指示によって、カー
トリッジ15の交換終了処理が行われる(S31)。こ
の交換終了処理は、CPUl0によって駆動系17が制
御され、ヘッドカートリッジ15の吸引回復処理や、N
VRAM13に保持されたドットカウントのリセット処
理や、ヘッドの保護のためのキャピング処理等の一連の
処理をいう。
【0038】次に、本実施形態の画像形成装置の、異常
時におけるヘッドカートリッジ交換シーケンスの詳細を
図4を参照して説明する。図4は、図1に示した画像形
成装置の異常時におけるヘッドカートリッジ交換シーケ
ンスを示すフローチャートである。
【0039】画像形成装置の異常時におけるヘッドカー
トリッジ交換シーケンスでは、まず、カートリッジ15
の異常が発生しているか否かの異常判断を、ヘッドI/
F回路16によって所定のタイミングで行う(S5
0)。異常判断とは、例えば所定のタイミングでインク
残量検知を行い、NVRAM13に記憶されているドッ
トカウント値が規定量を超えていた場合に、インクタン
ク内のインクが切れていることを検知したり、また所定
のタイミング(例えば電源投入時等)でヘッドI/F回
路16を通じてキャリッジへのカートリッジ15の装着
の有無を検出し、カートリッジ15が検出されなかった
ときにカートリッジ15が未装着であることを検知した
り、さらにカートリッジ15がキャリッジに装着されて
いるときは、カートリッジ15の温度を測定し、その温
度が規定値以上の場合にはヘッド関係に異常が発生して
いることを検知して、カートリッジ15の装着あるいは
交換の必要があるかどうかを判断することである。
【0040】次に、カートリッジ15に異常があると判
断された場合は、CPU10の指示により、パネル操作
部21のLEDやブザーによってカートリッジ15に異
常があることがユーザーに表示される(S51)。この
とき、異常の種類が、LEDの点滅回数やブザーの鳴動
回数等によって表現される。続いて、カバーセンサ25
の検知結果に基づいて、画像形成装置のカバーが開けら
れたかどうかがCPU10によって判断される(S5
2)。カバーが開かれたと判断されるまで、ヘッドカー
トリッジ交換動作の開始が待機される。
【0041】ユーザーによってカバーが開けられると、
CPU10によって駆動系17が制御され、ヘッドカー
トリッジ15が取り付けられているキャリッジが交換ポ
ジションへ移動される(S53)。なお、上述したよう
に、カートリッジ15の異常の種類はLEDの点滅回数
やブザーの鳴動回数等によって表現されるが、従来の技
術で述べたように、ユーザーにとってはその異常が何な
のかはすぐにはわからず、ユーザーはとりあえずカバー
を開ける場合が多い。しかしながら、本実施形態は、カ
バーを開けると、ヘッドカートリッジ15に異常がある
場合にはカートリッジが自動的に交換ポジションへ移動
されるように構成されているので、カートリッジに異常
原因があるとすぐに理解できる。カバーを開けたとき
に、カートリッジが交換ポジションへ移動されなかった
場合には、記録用紙関係の異常(例えば用紙切れや紙ジ
ャム等)をチェックすればいいので、異常の原因を突き
止めやすい。そのため、画像形成装置に発生したエラー
の解除を迅速に行うことができる。さらに、上記のよう
にヘッドI/F回路16によって異常判断を行うことに
より、ヘッドカートリッジ15に異常がないにもかかわ
らず誤って開けられたカバーが閉じられた後に、記録ヘ
ッドに対する吸引回復処理が行われてしまったり、印字
途中の記録用紙が外部に排出されてしまうことを防止す
ることが可能となる。
【0042】次に、キャリッジが交換ポジションヘ移動
した後に、ユーザーによってカートリッジ15の交換が
行われる(S54)。続いて、カバーセンサ25の検知
結果に基づいて、画像形成装置のカバーが閉じられたか
どうかがCPU10によって判断される(S55)。カ
バーが閉じられたと判断されるまで、ヘッドカートリッ
ジ交換動作の開始が待機される。
【0043】ユーザーによってカバーが閉められると、
CPU10によって駆動系17が制御され、ヘッドカー
トリッジ15が取り付けられているキャリッジがホーム
ポジションへ移動される(S56)。次に、CPU10
の指示によって、ヘッドカートリッジ15の吸引回復、
NVRAM13に保持されたドットカウントのリセット
およびヘッドの保護のためのキャッピング等のカートリ
ッジ交換終了処理を行う(S57)。最後に、CPUl
0の指示により、パネル操作部21におけるカートリッ
ジの異常表示を解除する(S58)。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置は、記録媒体にインクを吐出して記録を行うインク
ジェット記録手段の異常を検知するための異常検知手段
が備えられているので、キャリッジに対してインクジェ
ット記録手段を着脱させる際の操作性を向上させ、より
安全化を図り、かつインク、記録媒体および記録時間等
を無駄にすることを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施形態を示すブロ
ック図である。
【図2】図1に示した画像形成装置におけるヘッドカー
トリッジの交換シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図3】図1に示した画像形成装置におけるヘッドカー
トリッジの交換シーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図4】図1に示した画像形成装置の異常時におけるヘ
ッドカートリッジ交換シーケンスを示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 NVRAM 14 CPUバス 15 ヘッドカートリッジ 16 ヘッドI/F回路 17 駆動系 18 駆動系I/F回路 19 ホストコンピュータ 20 通信用I/F回路 21 パネル操作部 22 パネルI/F回路 23 受信バッファ 24 印字バッファ 25 カバーセンサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体にインクを吐出して記録を行う
    インクジェット記録手段が搭載され、前記記録媒体に対
    して走査されるキャリッジと、前記キャリッジを内部に
    収容する筐体であって、前記キャリッジに対する前記イ
    ンクジェット記録手段の着脱を外部から行うためのカバ
    ー部が開閉自在に設けられた筐体と、前記カバー部の開
    閉状態を検知するカバー部開閉検知手段とを有する画像
    形成装置であって、 前記インクジェット記録手段の異常を検知するための異
    常検知手段が備えられていることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検知手段によって前記インクジ
    ェット記録手段の異常が検知された後に、前記カバー部
    開閉検知手段によって前記カバー部が開かれたことが検
    知されたときには、前記キャリッジが前記インクジェッ
    ト記録手段の着脱が行われる所定の着脱位置へ移動され
    るように構成されている請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記カバー部開閉検知手段によって画像
    形成動作中に前記カバー部が開かれたことが検知された
    ときには、前記キャリッジが所定の速度以下の速度で所
    定の待機位置へ移動されるように構成されている請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記異常検知手段によって前記インクジ
    ェット記録手段の異常が検知された場合に、前記インク
    ジェット記録手段に異常があることを表示するための異
    常表示手段が備えられている請求項1から3のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリッジに対する前記インクジェ
    ット記録手段の着脱動作を開始させるための指示が入力
    される着脱動作指示手段が備えられている請求項1から
    4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記異常検知手段が、少なくとも前記画
    像形成装置の電源を投入した時に、前記キャリッジに前
    記インクジェット記録手段が搭載されているか否かを検
    知するように構成されている請求項1から5のいずれか
    1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェット記録手段に供給され
    るインクを保持するインク保持手段が備えられ、さらに
    前記インク保持手段のインク残量を検知するためのイン
    ク残量検知手段が備えられている請求項1から6のいず
    れか1項に記載の画像形成装置。
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