JPH07186494A - 印刷装置及びその制御方法並びに該印刷装置を用いた情報処理装置 - Google Patents

印刷装置及びその制御方法並びに該印刷装置を用いた情報処理装置

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JPH07186494A
JPH07186494A JP6252506A JP25250694A JPH07186494A JP H07186494 A JPH07186494 A JP H07186494A JP 6252506 A JP6252506 A JP 6252506A JP 25250694 A JP25250694 A JP 25250694A JP H07186494 A JPH07186494 A JP H07186494A
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Takaaki Akiyama
孝明 秋山
Naohiko Koakutsu
直彦 小圷
Mitsuaki Terahira
光明 寺平
Masayo Miyasaka
昌代 宮坂
Takuya Heinaga
卓也 兵永
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】信頼性の高い情報処理装置と、ホストコンピュ
ータの負擔を軽減し、使用者に使いやすい印字装置。 【構成】データ受信62と同時に制御コマンドを解析し
66、印字装置がオフライン状態でも機能するリアルタ
イムコマンド解析手段64を設け、これにより印字装置
が停止していても、印字装置の状態を知ることができ
る。リアルタイムコマンド解析手段64により単票用紙
の挿入待ちを解除可能とした。リアルタイムコマンド解
釈手段64によりエラーから回復可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホストコンピュータに
接続され、ホストコンピュータからの指令により印字を
行う印字装置に関し、特にPOS/ECRなど金銭を扱
う情報処理装置に最適な印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の印字装置においては、印字用紙が
なくなった場合、印字装置のカバーが開けられた場合、
エラーが発生した場合など、印字動作の続行が不適当な
場合には、印字ヘッドを含む印字メカニズムを停止し、
且つホストコンピュータとのインターフェースをオフラ
イン(論理的な切断状態)とすることにより、印字装置
および通信データの保全及び使用者の安全を確保しよう
としている。この時、印字装置内部の制御が停止するた
め、すでに印字装置が受信済のデータはオフラインの発
生した時点以降は処理されなくなる。また、オフライン
発生以降はデータの受信を行わないのでこのデータは処
理されなくなり、印字装置からの応答は全く無くなるこ
とになる。
【0003】また、印字装置は紙送りスイッチが押され
紙送り中の場合や、受信データを格納する受信バッファ
が満杯(以下、バッファフルという)になったりした場
合にもオフラインとなり、前述の印字動作の続行が不適
当な場合のオフライン状態とを区別するのは困難であ
る。
【0004】印字装置がオフラインになると、ホストコ
ンピュータは印字データを送信できなくなり、POSや
ECRなどのシステム全体が停止することになる。この
場合、ホストコンピュータは表示装置に「印字装置が異
常です。点検してください。」などのメッセージを表示
し、使用者が印字装置を調べてオフラインの原因を除去
しなければならない。しかし、一般のPOSやECRの
使用者には、この原因をを調べることは困難であり、長
時間を要する。
【0005】一方、受信バッファの中に格納されている
制御コマンドは、古いもの(先に格納された制御コマン
ド)から順に解析され、コマンド処理が実行される。そ
して処理の終わった制御コマンドは、受信バッファから
消去される。従って、連続してホストコンピュータから
制御コマンドが送られてくる場合は、受信バッファに制
御コマンドが次々に格納され、格納されている制御コマ
ンドのうち古いものから順に処理されるのでホストコン
ピュータが制御コマンドを送信してから、印字装置が実
際に処理を行うまでには、時差(以下、タイムラグとい
う)が発生する。
【0006】また、単票紙を扱う従来の印字装置におい
ては、ホストコンピュータが単票用紙を選択して印字を
実行させようとすると、印字ヘッド等の印字メカニズム
を停止し単票用紙挿入待ちとなる。この時、印字装置内
部の制御が停止するため単票用紙選択以降の受信データ
は、単票用紙が挿入されるか、あるいは所定の単票用紙
挿入待ち時間が満了するまで処理されなくなり、印字装
置からの応答は全く無くなることになる。従って、使用
者が誤って単票用紙を選択してしまうと、当該時間の間
レジの精算処理ができなくなり遅くなり、利用者を長時
間待たせてしまうことにもなった。また、印字装置をリ
セットするか、もしくは電源を入れ直した場合には、そ
れまで印字装置内に蓄えられた印字装置の状態を設定す
るためのデータが消去されてしまい、金銭を扱うPOS
/ECR用の印字装置としては、非常に大きな問題であ
った。
【0007】さらに、印字装置において発生するエラー
の中には、用紙搬送経路内に用紙が詰まること(いわゆ
る紙ジャム)等に起因する回復可能なエラーと、AC−
DC変換機から供給される電源電圧の異常や印字ヘッド
のヘッド温度検出器の破損などに起因する回復不可能な
エラーとがあり、それらへの対処は大きく異なるため
に、それらを区別することが必要であるが、使用者には
その判断は困難である。
【0008】また、従来の印字装置では、エラーとなっ
た原因を取り除いたとしても、その状態から脱出するた
めには、印字装置をリセットするかもしくは電源を入れ
直すしかなく、それまで印字装置内に蓄えられたデータ
が消えてしまう事になる。
【0009】このような不具合による影響を少なくする
ために、従来の印字装置を用いた情報処理システムにお
いては、ホストコンピュータは複数行の印字データを送
らずに、1行毎にステータス応答要求コマンドを添付し
て、印字装置の状態を確認していた。その為、ホストコ
ンピュータにとって大きな負担となり、情報処理システ
ムのスループットの低下を招いていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情から、従来
POS/ECR分野においては、データ入力装置、処理
装置及び印字装置が一体となった、スタンドアロン型の
専用情報処理システムが広く用いられ、ホストコンピュ
ータと印字装置とが汎用のインタフェースで接続されて
いるシステムは、その高い柔軟性は評価されながらも、
データの信頼性(いわゆるセキュリティ)への不安から
普及が進んでいない。そして、当該データの信頼性を向
上させ、同時に操作性を更に高めるために、印字装置の
動作が停止している場合でも、その原因をホストコンピ
ュータが知り、またその停止状態を速やかに解除できる
ような情報処理システムの実現が待望されている。
【0011】本発明の目的は、上記の従来技術の有する
課題を解決し、信頼性の高い情報処理装置を実現可能な
印字装置を提供するとともに、ホストコンピュータの負
担を軽減し、使用者に使いやすい印字装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の印刷装置は、制御コマンド及び印刷データ
を受信する受信手段と、少なくとも制御コマンドを格納
する受信データ格納手段と、受信手段で受信された制御
コマンドを解析する第1の制御コマンド解析手段と、こ
の受信データ格納手段に格納された制御コマンドを先着
順に読みだして解析する第2の制御コマンド解析手段
と、第1及び第2の制御コマンド解析手段の解析結果に
基づいて当該制御コマンドに応じた処理を実行する処理
実行手段とを有し、この処理実行手段は、第1の制御コ
マンド解析手段の解析結果に対応する処理を、第2の制
御コマンド解析手段の解析結果に対応する処理に優先し
て実行することを特徴とする。
【0013】この処理実行手段は、第1の制御コマンド
解析手段の解析結果に基づいて当該制御コマンドに応じ
た処理を実行する第1の処理実行手段と、第2の制御コ
マンド解析手段の解析結果に基づいて当該制御コマンド
に応じた処理を実行する第2の処理実行手段とから構成
し、第1の処理実行手段が、第2の処理実行手段の動作
を中断して、当該処理を実行するようにしてもよい。
【0014】ホスト装置が印刷装置の動作停止の原因を
知り得るようにするために、本発明の印刷装置は、印刷
装置の状態を検出する装置状態検出手段と、その検出結
果に応じて受信データ格納手段の動作を禁止又は許可す
る受信データ格納制御手段と、ホスト装置にデータを送
信する送信手段とを更に有し、第1の処理実行手段は、
装置状態検出手段によって得られたデータを送信手段に
渡す装置状態報告手段を含むことを特徴とする。
【0015】また、印刷装置のエラー状態からの回復
を、ホスト装置によって実行し得るようにするために、
本発明の印刷装置は、異常状態の発生に対応してセット
される異常フラグを格納する異常フラグ格納手段を有
し、第2の処理実行手段は、異常フラグがセットされて
いる期間では処理の実行を停止し、第1の処理実行手段
は、異常フラグをリセットする異常フラグリセット手段
を含むことを特徴とする。
【0016】更にまた、ホスト装置によって、印刷装置
の単票紙挿入待機状態を解除し得るようにするために、
本発明の印刷装置は、単票紙を搬送し、印刷手段に供給
する単票紙搬送手段と、この単票紙搬送手段への単票紙
の供給を待って、単票紙搬送手段による搬送を開始せし
める単票紙搬送制御手段と、この単票紙搬送制御手段の
状態を検出する単票紙搬送状態検出手段とを有し、第1
の処理実行手段は、単票紙搬送状態検出手段により単票
紙搬送制御手段の単票紙供給待ち状態が検出された場合
において、単票紙搬送制御手段の動作をキャンセルす
る、単票紙給紙待ちキャンセル手段を含むことを特徴と
する。
【0017】上記の本発明の印刷装置を用いた本発明の
情報処理装置は、印刷装置に、ホスト装置にデータを送
信する送信手段と、制御コマンド及び印刷データを受信
する受信手段と、少なくとも制御コマンドを格納する受
信データ格納手段と、印刷装置の状態を検出する装置状
態検出手段と、この装置状態検出手段の検出結果に応じ
て受信データ格納手段の動作を禁止又は許可する受信デ
ータ格納制御手段と、受信手段で受信された制御コマン
ドを解析する第1の制御コマンド解析手段と、この受信
データ格納手段に格納された制御コマンドを先着順に読
みだして解析する第2の制御コマンド解析手段と、第1
の制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて装置状態
検出手段によって得られたデータを送信手段に渡す装置
状態報告手段と、第2の制御コマンド解析手段の解析結
果に基づいて当該制御コマンドに応じた処理を実行する
通常処理実行手段とを備えると共に、装置状態報告手段
は、通常処理実行手段の動作を中断して、当該処理を実
行し、また、ホスト装置に、受信データ格納制御手段の
状態を検出する受信データ格納状態検出手段と、印字装
置に装置状態検出データの送信を要求する制御コマンド
であって、第1の制御コマンド解析手段で解析可能な装
置状態報告コマンドを送信するコマンド送信手段とを備
えたことを特徴とする。
【0018】
【作用】上記の本発明によれば、印字装置がオフライン
になった時でも、その原因を特定し、ホストコンピュー
タ側で判断できる。そしてホストコンピュータがその原
因を使用者にメッセージ等で知らせることにより、使用
者がその原因となる要因を取り除けば、ホストコンピュ
ータからの操作によりオフライン状態からの回復が可能
となる。また、単票用紙の挿入待ちになった時、使用者
がホストコンピュータから単票用紙挿入待ち解除コマン
ドを送信することにより、単票用紙の挿入待ちを解除す
ることができる。
【0019】さらに、印字装置にエラーが発生している
場合、どんなエラーがどこで発生し、そのエラーは回復
可能であるか回復不可能であるか等がホストコンピュー
タ側で判断できる。さらには、回復可能なエラーの場
合、使用者がその原因となる要因を取り除けば、エラー
からの回復および印字再開が可能となる。また、エラー
発生した印字行から印字を再開するか、送信済のデータ
を全て抹消した後エラーから回復するかを選択すること
もできる。
【0020】
【実施例】以下、本発明による一実施例を、図面に従っ
て説明する。
【0021】一般に流通業界で使用される記録紙として
は単票用紙と連続紙が有り、単票用紙にはスリップ紙と
呼ばれる不定形の伝票用紙や、バリデーション紙と呼ば
れる比較的定形で何枚かの複写紙を有するものが有る。
連続紙としては店舗の記録用として保存する為のジャー
ナル紙と、領収証としてのレシート紙がある。
【0022】図1は、これらの記録紙のスリップ紙、ジ
ャーナル紙、レシート紙に印字可能な印字装置の全体図
である。
【0023】1は印字ヘッド本体であり、複数本のワイ
ヤーが縦に並んだいわゆるワイヤードットヘッドであ
る。この印字ヘッド1が矢印1A、1B方向に往復移動
しながら印字を行う。3はインクリボンである。
【0024】レシート紙17、ジャーナル紙18はロー
ル紙の状態で、図の様に印字機構部の後ろから挿入し上
部へ排出される。また、スリップ紙19は、印字機構部
の前から挿入し(矢印19A)、上部へ排出される(矢
印19B)。
【0025】レシート紙、ジャーナル紙ともに、紙の終
りを検出するニアエンド検出器20が装備されている。
ニアエンド検出器20は、ロール紙の外径により矢印2
0A方向に回動するニアエンド検出レバー20aとニア
エンド検出レバー20aによりオン、オフするプッシュ
スイッチ20bで構成される。ロール紙が終わりに近づ
くとその外径が小さくなり、ロール紙の中心に達すると
ニアエンド検出レバー20aが矢印20B方向に回動
し、プシュスイッチ20bがオフして紙の終わり間近を
検出する。
【0026】レシート紙17は、印字後カッタユニット
14によりカットされ、客に手渡される。
【0027】印字装置は、図示しない本体ケースに覆わ
れており、図示しないカバーと下ケース15とに分かれ
る。21は、カバー検出器であり、対向型のフォトセン
サからなる。カバーが閉じているとカバー検出器21の
光が遮断され、カバークローズが検出できる。
【0028】図2は、本発明の印字装置において、連続
紙と単票用紙を印字する場合の動作を示す機構図であ
る。図2において(a)は連続用紙(図ではレシート
紙)に印字する場合、(b)は単票用紙(スリップ紙)
に印字する場合を示す。
【0029】印字ヘッド1は、ワイヤー支持部1aの中
に図示しないワイヤーピンが有り、プラテン2との間に
インクリボン3を介在してレシート紙17に印字を行
う。
【0030】レシート紙17は、ガイドローラ5を介し
て紙案内板4a、4bの間に挿入され、紙送りローラ6
a、6bにより紙送りされる。紙送りローラ6aはモー
タ等の駆動源(図示しない)と結合している。紙案内板
4a,4bの途中にレシート紙検出器12が配置されて
いる。レシート紙検出器12は、対向型のフォトセンサ
もしくは、レバースイッチなどで構成される。図では対
向型のフォトセンサの例を示す。紙送りローラ6a,6
bにより送られたレシート紙17は、インクリボン3と
プラテン2の間を通り、紙押さえローラ7a,7b、カ
ッタユニット14を介して印字装置上部へ排出される。
カッタユニット14は、カッタ刃14aとカッタカバー
14bから構成され、カッタ刃14aが図示しないモー
タなどの駆動源により矢印14A方向へ移動し、レシー
ト紙17を切断する。
【0031】図では、レシート紙の場合を示したが、ジ
ャーナル紙の場合もカッタユニットを除いては同じ構成
である。
【0032】スリップ紙を印字する場合(図2
(b))、スリップ紙19は、印字装置の手前のスリッ
プ紙挿入開口部21から用紙を矢印19A方向に挿入す
る。ロール紙印字中は、スリップ送りローラ9aは、図
2(a)の様にプランジャ10により矢印10A方向に
引っ張られており、対向するスリップ送りローラ9bと
は離れている。よって、スリップ紙19が挿入可能であ
る。スリップ紙19を挿入すると、スリップ紙19はス
リップ紙案内11a,11bを経てスリップ送りローラ
8a,8bに突き当たる。この時スリップ紙検出器13
によって紙が挿入されたかどうかを検出する。紙が挿入
されたら、プランジャ10が解除されレバー10aは、
矢印10B方向に回動し、スリップ送りローラ9bがス
リップ送りローラ9aに押圧され、スリップ紙19が保
持される。スリップ送りローラ8b,9bは図示しない
モータなどの駆動源と結合しており、対向するスリップ
送りローラ8a,9aとともに、矢印8A,8B,9
A,9B方向にそれぞれ回転し、スリップ紙19を紙送
りする。印字が終了すると、スリップ紙19は矢印19
B方向に排出され、プランジャ10が駆動されてスリッ
プ送りローラ9aはスリップ送りローラ9bと離れ、次
のスリップ用紙が挿入可能となる。
【0033】レシート紙17は図のように装着したまま
スリップ紙19に印字可能であり、また、スリップ紙1
9に複写紙を添付すれば、スリップ紙19とレシート紙
17を同時に、同じ内容を印字することも可能である。
【0034】スリップ紙検出器13は、レシート紙検出
器12と同様に対向型のフォトセンサを用いている。
【0035】15は本体下ケースであり、16はヘッド
機構を支持するケースである。
【0036】図3は、本発明の一実施例である印字装置
の印字部構成図である。
【0037】図によりヘッドキャリッジ駆動モータの脱
調を検出する方法を示す。
【0038】ヘッド1は、ワイヤーホルダ1aととも
に、ヘッドキャリッジ1b上に固定されていて、このヘ
ッドキャリッジ1bは、キャリッジ伝達ベルト32とキ
ャリッジ駆動歯車31a、31bにより左右に移動す
る。キャリッジ駆動歯車31aは図示しないヘッドキャ
リッジ駆動モータと結合している。このモータは、一般
的にはパルスモータが用いられており、実施例でもパル
スモータを使用している。キャリッジ駆動歯車31a
は、伝達歯車33を介して回転検出板34を回転させ
る。回転検出板34を挟むように対向型のフォトセンサ
からなるキャリッジ検出器35が配置されており、ヘッ
ドキャリッジ1bの移動に従って、回転検出板34が回
転し、これをキャリッジ検出器35が検出する。回転検
出板34はプロペラ状に形成され、これが回転すると、
キャリッジ検出器35の出力が周期的にオン、オフす
る。すなわち、図示しないヘッドキャリッジ駆動モータ
によって、ヘッドキャリッジ1bが左右に移動すると、
キャリッジ検出器35によって、ヘッドキャリッジ1b
の移動を検出する。
【0039】印字ヘッド1とプラテン2の間にあるレシ
ート紙、ジャーナル紙もしくはスリップ紙が、よれてワ
イヤーホルダ1aとプラテン2との間につまってしまう
と紙ジャムとなり、ヘッドキャリッジ1bは、キャリッ
ジ駆動モータの回転に追従せず、キャリッジ駆動モータ
は脱調する。これを、キャリッジ検出器35により検出
する。これをキャリッジエラーと称す。
【0040】印字ヘッド1は、印字位置の基準位置を特
定する為、ホームポジションが必要である。ホームポジ
ション検出器36は、対向型のフォトセンサであり、ヘ
ッドキャリッジ1bを検出する。すなわち、ヘッドキャ
リッジ1bが左に移動し、ホームポジション検出器36
の光を遮断する位置がホームポジションの基準位置とな
る。
【0041】ヘッドキャリッジ1bが、ホームポジショ
ンに移動しようとしたとき、紙ジャムなどによりホーム
ポジションに到達しないことをホームポジション検出器
36により検出することができる。これをホームポジシ
ョンエラーと称す。
【0042】図4は、本発明を実現する制御回路の回路
ブロック図である。
【0043】印字ヘッド40、モータ類41、プランジ
ャ類42により上述の印字装置の機構部を成しており、
これらの印字機構部を駆動する印字機構部駆動回路43
を有している。また、印字機構部には、キャリッジ検出
器44、ホームポジション検出器45、オートカッタ検
出器46、各用紙検出器47、カバー検出器54などの
検出器類が装備され中央制御装置(以下、CPUと称
す)50と接続している。オートカッタ検出器46は、
図2におけるカッタ刃14aのポジション検出を行う検
出器であり、図示しないカッタ刃駆動モータを駆動し所
定の位置で検出信号を発生する。カッタ刃において紙ジ
ャムなどが発生するとカッタ刃が所定の位置に移動せ
ず、検出信号が発生しないためエラーとなる。これをカ
ッタエラーと称す。
【0044】用紙検出器47は、ニアエンド検出器20
(図1)、レシート紙検出器12、スリップ紙検出器1
3(図2)などを含む。
【0045】印字装置全体を制御するCPU50には、
LEDなどで構成する表示装置48、紙送りなどを手動
で行う為のパネルスイッチ49、ホストコンピュータと
の通信を行うインターフェース51、制御プログラムや
印字文字パターンなどを格納するROM52、受信バッ
ファや印字バッファなどを格納するRAM53が接続し
ている。
【0046】印字データがインターフェース51から入
力されるとRAM53内の受信バッファに格納され、C
PU50はこのデータを解読し、データコードに対応し
た文字パターンをROM52から読みだし、印字機構駆
動部制御回路43を介して印字ヘッド40、モータ類4
1、プランジャ類42を駆動し印字を実行する。
【0047】キャリッジエラー、ホームポジションエラ
ー、カッタエラーなどが発生すると、CPU50は、表
示装置48を駆動して使用者にエラーの発生を知らせる
ことができる。
【0048】図5は、本発明の全体構成を示す機能ブロ
ック図であり、各機能手段の関係を示している。
【0049】61はホストコンピュータであり、コマン
ドデータや印字データなどを印字装置に送信する。62
は、インターフェイス51を介してホストコンピュータ
61からのデータコードを受信するデータ受信手段であ
り、インターフェース51により起動される割込みであ
る。64は受信した時点で受信データを解析し、実行す
るリアルタイムコマンド解析手段であり、データ受信手
段62とともに割込みの中で処理される。リアルタイム
コマンド解析手段64は、受信データがリアルタイム制
御コマンドであるかどうかを判断し、リアルタイム制御
コマンドであればそのコマンド指令に従って所定の処理
を実行する。リアルタイムコマンド解析手段64を介し
た受信データは、全て一旦受信バッファ65に蓄えられ
る。受信バッファ65内の受信データは、コマンド解析
手段66により1データづつ取り出され、このデータコ
ードを解析し、印字データと印字装置に対して様々な指
令を設定するコマンドデータとを判別する。コマンドデ
ータであれば、それを制御手段68によって、そのコマ
ンドコードに従って所定の設定もしくは、所定の動作を
実行する。印字データであればそのデータコードに従っ
て文字パターンを印字バッファ67内に格納する。制御
手段68により印字実行を行う場合、この印字バッファ
67から印字パターンを読み出して印字機構各機能部7
0を制御して印字を行う。
【0050】本実施例では、インターフェースは双方向
のシリアルインターフェースであるRS−232Cを用
いており、RS−232Cではオフラインの状態でもホ
ストコンピュータとの通信は可能である。一般にRS−
232Cの双方向シリアルインターフェースでは、一方
の装置がオフラインとなっても他方の装置がそれを検出
し通信データの送信を停止するまでの間、数バイトのデ
ータが回線上に乗っている可能性がある為、オフライン
とした側の装置はオフライン後もデータを受信しなけれ
ばならない。よって、受信バッファがいっぱいになる前
にオフラインとすることが必要である。従って、印字装
置にエラーが発生しオフラインとなっても受信バッファ
に空きが有る間、通信データは受信され、受信バッファ
に蓄えられる。そして、受信バッファがいっぱいになっ
た場合、その後の受信データは捨てられてしまうことに
なる。しかし、本実施例では、受信割込みで起動される
リアルタイムコマンド解析手段64により受信バッファ
に記憶する前にコマンドの解析を行う為、たとえ捨てら
れても、コマンドとしての処理は行われる。
【0051】リアルタイムコマンドには、印字装置の状
態を要求するコマンドがあり、このコマンドが受信され
ると、リアルタイムコマンド解析手段64により印字装
置の状態をデータ送信手段63を介してホストコンピュ
ータ61に回答する。エラー発生状態であっても、デー
タ受信手段62とデータ送信手段63とリアルタイムコ
マンド解析手段64は動作しているため、印字装置の状
態を送信することが可能である。
【0052】コマンド解析手段66で単票用紙選択コマ
ンドであると判断された場合、制御手段68に通知す
る。制御手段68は、単票用紙が選択されたことを表示
手段72に通知し、単票用紙挿入待ちの表示を行うと同
時に、単票用紙状態記憶手段79により、RAM53内
部に単票用紙が選択されたことと、単票用紙挿入待ちに
入ったことを単票用紙情報として記憶する。単票用紙が
選択されると単票用紙検出器73により単票用紙の挿入
を検出し、制御手段68に通知する。制御手段68は単
票用紙挿入待ち情報を監視し、単票用紙挿入待ち情報の
内容が消去されるか、単票用紙の挿入が検出されるまで
印字装置の駆動を停止する。制御手段68が停止するこ
とにより、コマンド解析手段66も制御手段68を起動
できずに停止するが、リアルタイムコマンド解析手段6
4は、単票用紙挿入待ちに関係なく動作することができ
る。
【0053】リアルタイムコマンドには、単票用紙の挿
入待ちを解除するコマンドがあり、このコマンドが受信
されると、リアルタイムコマンド解析手段64によって
RAM53内に記憶された単票用紙挿入待ち情報および
単票用紙選択情報を消去する。この単票用紙挿入待ち状
態を監視していた制御手段68は、単票用紙挿入待ち情
報が消去されたことを確認すると、単票用紙挿入待ちを
解除し印字バッファ67を消去し、初期値の用紙を選択
する。単票用紙の挿入待ちを解除する方法としてタイム
アウトがあり、制御手段68はタイマ78を制御する。
【0054】印字や紙送り、用紙のカットなどにおいて
紙ジャムなどのエラーが発生した場合、エラー検出手段
71によりエラーを検出し、制御手段68に通知すると
ともに、状態記憶手段77に記憶される。制御手段68
は、エラーが発生したことを表示手段72に通知し、エ
ラーの表示を行うと同時に、エラー状態記憶手段69に
よりRAM53内部にエラーの発生をエラー情報として
記憶する。制御手段68は、エラー情報を監視し、この
内容が消去されるまで印字装置の駆動を停止する。制御
手段68が停止することにより、コマンド解析手段66
も制御手段68を起動できずに停止するが、インターフ
ェース51の受信割込みで起動されるリアルタイムコマ
ンド解析手段64は、エラーの発生に関係なく動作する
ことができる。ただし、コマンド解析手段65が停止し
ているため、インターフェース51で受信される受信デ
ータは、受信バッファ65内のデータは貯まっていく一
方なので、エラー発生と同時に制御手段68によりイン
ターフェースを制御して印字装置がデータを受け取れな
い事をホストコンピュータに通知する(いわゆるオフラ
イン)。
【0055】リアルタイムコマンドには、エラーのから
の回復コマンドがあり、このコマンドが受信されると、
リアルタイムコマンド解析手段64によってRAM内に
記憶されたエラー情報を消去する。このエラー状態を監
視していた制御手段68は、エラー情報が消去されたこ
とを確認すると、印字装置を再度起動し印字を再開す
る。
【0056】エラーからの回復コマンドのもう1つに、
受信済のデータを消去した後印字を再開するコマンドが
あり、このコマンドが受信されるとリアルタイムコマン
ド解析手段により受信バッファ65、印字バッファ67
が消去された後、RAM内に記憶されたエラー情報を消
去する。
【0057】用紙検出器73による紙無し、カバー検出
器74によるカバーオープンの検出、スイッチ検出器7
5による紙送りスイッチによる紙送り中の時も印字装置
がオフラインとなって、その状態が状態記憶手段77に
記憶され、リアルタイムコマンド解析手段64によって
その情報をホストコンピュータ61に回答する。
【0058】図6は、リアルタイムコマンドの一実施例
のコマンドコードを示す。
【0059】図6において、「GS」「R」「n」はそ
れぞれ1バイトの受信データで、それぞれ16進表記で
1Dh、52h、nを示す。「GS」「R」がリアルタ
イムコマンドであることを示し、nの値により実行する
内容を選択する。
【0060】本実施例では、nの値により表1の様に実
行する内容を定めている。
【0061】
【表1】
【0062】nが0の場合、表2に従う印字装置ステー
タス情報1バイトをホストコンピュータに送信する。
【0063】
【表2】
【0064】印字装置ステータス情報によりドロワの状
態、印字装置のオンライン/オフラインの状態がホスト
コンピュータ側で判断できる。また、印字装置がオフラ
インの場合には、nを1としてさらに詳細なオフライン
情報を取得することができる。
【0065】nが1の場合、表3に従うオフライン情報
1バイトをホストコンピュータに送信する。
【0066】
【表3】
【0067】これにより、オフラインの情報をホストコ
ンピュータ側で識別できる。
【0068】ホストコンピュータは識別した結果によっ
て、使用者に注意を促すことができる。また、エラーの
場合には、nを2として引き続き詳細なエラー情報を取
得することができる。
【0069】nが2の場合、表4に従うエラー情報1バ
イトをホストコンピュータに送信する。
【0070】
【表4】
【0071】表4の中でメカニカルエラーとは、主に紙
ジャムによるエラーの場合であって、キャリッジエラ
ー、ホームポジションエラーを含む。これらは、印字ヘ
ッド回りの紙ジャムであり、オートカッタエラーと区別
している。これにより、印字ヘッド回りでの紙ジャム
か、オートカッタでの紙ジャムかをホストコンピュータ
側で識別することができる。識別した結果により、ホス
トコンピュータの表示手段によって使用者にエラー発生
の箇所を的確に指示し、紙ジャムの除去を促す事ができ
る。
【0072】紙ジャムなどのエラーの場合には、原因と
なる紙ジャムを取り除けば印字再開が可能である。しか
し、外部電源の異常や印字ヘッドのヘッド温度検出器の
破損など印字再開が困難なエラーもあるため、これらを
識別する必要がある。紙ジャム以外で発生したエラーは
回復不可能エラーとしてビット5に割り当てている。
【0073】nが3の場合、表5に従うレシートやジャ
ーナルなどの連続用紙検出器情報1バイトをホストコン
ピュータに送信する。
【0074】
【表5】
【0075】nが4の場合、表6に従うスリップ用紙検
出器情報1バイトをホストコンピュータに送信する。
【0076】
【表6】
【0077】表6において、スリップ用紙の選択によ
り、連続用紙やバリデーション用紙が選択されているか
スリップ用紙が選択されているかが判断できる。また、
スリップ用紙選択中において、用紙の挿入待ちである
か、すでに用紙があり印字可能な状態であるかが判断で
きる。
【0078】nが5の場合、表7に従うバリデーション
用紙検出器情報1バイトをホストコンピュータに送信す
る。
【0079】
【表7】
【0080】表7において、バリデーション用紙の選択
により、連続用紙やスリップ用紙が選択されているかバ
リデーション用紙が選択されているかが判断できる。ま
た、バリデーション用紙選択中において、用紙の挿入待
ちであるか、すでに用紙があり印字可能な状態であるか
が判断できる。
【0081】次に、図7、図8でリアルタイムコマンド
のデータ受信手段とリアルタイムコマンド解析手段につ
いて説明する。
【0082】図7は、印字装置の初期化行程を示し、電
源オンと同時に処理が開始される(ステップ120)。
初期化においては、印字機構の初期化(ステップ12
1)、単票用紙状態フラグ、エラー情報、バッファクリ
アフラグ、GSフラグ、GSRフラグなどを含め、一般
的にはRAM53内の全ての情報を初期化する(ステッ
プ122)。バッファクリアフラグ、GSフラグ、GS
Rフラグは、受信割込み処理で使用するフラグで、リア
ルタイムコマンド解析手段で用いる。最後にステップ1
24でインターフェースの受信割込みを許可して初期化
行程を終了する(ステップ124)。
【0083】図8は、インターフェースの受信割込み処
理の行程を示し、データ受信手段とリアルタイムコマン
ド解析手段を示している。インターフェースを介して、
ホストコンピュータからの受信データは、1バイトづつ
受信されるため、各バイト受信毎に図8の処理が起動さ
れる。リアルタイムコマンドは、図6に示した様に「G
S」「R」「n」の3バイトで構成されるため、「G
S」を受信した時にセットされるGSフラグ、GSがセ
ットされている場合に「R」を受信した時にセットされ
るGSRフラグ、GSRフラグがセットされている時に
受信した「n」によって制御される。また、「n」の値
によってバッファをクリアするかどうかを記憶するバッ
ファクリアフラグがある。
【0084】ステップ125でデータが受信され受信割
込みが起動される。ステップ126で受信データをイン
ターフェースから読みだし、ステップ127でGSRフ
ラグがセットされているかどうかを判断する。GSRフ
ラグがセットされている場合、すなわち既に「GS」
「R」まで受信済の場合、受信データ(ここではCとす
る)を「n」として処理を行う。ステップ136でGS
Rフラグをクリアし、受信データ(C)の値により、以
下の動作を行う(ステップ137)。
【0085】C=0の時、送信手段63によりRAM5
3内に記憶したプリンタ情報をインターフェースを介し
てホストコンピュータに送信する(ステップ138)。
【0086】C=1の時、送信手段63によりRAM5
3内に記憶したオフライン情報をインターフェースを介
してホストコンピュータに送信する(ステップ13
9)。
【0087】C=2の時、送信手段63によりRAM5
3内に記憶したエラー情報をインターフェースを介して
ホストコンピュータに送信する(ステップ140)。
【0088】C=3の時、送信手段63によりRAM5
3内に記憶した連続用紙情報をインターフェースを介し
てホストコンピュータに送信する(ステップ141)。
【0089】C=4の時、送信手段63によりRAM5
3内に記憶したスリップ状態情報をインターフェースを
介してホストコンピュータに送信する(ステップ14
2)。
【0090】C=5の時、送信手段63によりRAM5
3内に記憶したバリデーション状態情報をインターフェ
ースを介してホストコンピュータに送信する(ステップ
143)。
【0091】C=6の場合、単票用紙待ち状態かどうか
を判断し(ステップ144)、待ち状態であれば、単票
用紙待ちフラグをクリアする(ステップ145)。図9
で示すように、単票用紙待ちフラグをクリアすることに
より、単票用紙待ち状態から回復することができる。
【0092】C=8の場合バッファクリアフラグをセッ
トし(ステップ146)、RAM53内のエラー情報を
クリアする(ステップ147)。バッファクリアフラグ
をクリアすると、図10で示すようにエラーからの回復
時に受信バッファと印字バッファをクリアされる。C=
7の場合、単にエラー情報をクリアする(ステップ14
7)。
【0093】受信データは、リアルタイムコマンドであ
っても、一旦受信バッファに記憶される(ステップ13
2)。
【0094】ステップ127においてGSRフラグがク
リアされている場合、ステップ128でGSフラグがセ
ットされているかを判断する。すなわち、既に「GS」
まで受信済の場合GSフラグがセットされており、ステ
ップ129でGSフラグをクリアし、受信データ(C)
が「R」かどうかを判断する(ステップ129)。C=
「R」の場合GSRフラグをセットし(ステップ13
1)、受信バッファに受信データを記憶する(ステップ
132)。
【0095】ステップ128においてGSフラグがクリ
アされている場合、ステップ134において受信データ
(C)が「GS」コードかどうか判断する。C=「G
S」の場合、GSフラグをセットし、そうでなければそ
のまま受信バッファに記憶して(ステップ132)、受
信割込み処理を終了する(ステップ133)。
【0096】次に、図9で単票用紙の設定を行う制御手
段について説明する。
【0097】図9で単票用紙が選択されてから設定され
るまでと、単票用紙解除の行程を示す。
【0098】コマンド解釈手段66で単票用紙選択コマ
ンドであると判断されたときに処理が開始する(ステッ
プ151)。単票用紙選択フラグをセットし、単票用紙
挿入待ちフラグをセットする(ステップ152)。メカ
動作が停止したのを確認してから(ステップ153)、
単票用紙挿入待ちタイマ78を起動し、表示手段72に
より表示装置48を点滅させる(ステップ155)。ス
テップ156で単票用紙挿入待ちフラグがクリアされて
いるか判断する。単票用紙挿入待ちフラグがクリアされ
ている場合、すなわちリアルタイムコマンド「GS」
「R」「6」により単票用紙の挿入待ちをキャンセルし
た場合、単票用紙挿入待ちタイマを停止し(ステップ1
57)、表示示手段72により表示装置48を消灯する
(ステップ158)。単票用紙選択フラグと、単票用紙
挿入待ちフラグをクリアし(ステップ159)、初期値
の用紙をセットし(ステップ160)、単票用紙選択処
理を終了する(ステップ161)。
【0099】ステップ156で単票用紙挿入待ちフラグ
がクリアされていない場合、単票用紙挿入待ち時間がす
ぎていないか判断し(ステップ162)、単票用紙待ち
時間がすぎていた場合、ステップ158の処理へ飛ぶ。
【0100】ステップ162で単票用紙挿入待ち時間が
過ぎていない場合、ステップ163で単票用紙が挿入さ
れたか判断する。単票用紙が挿入されていないと判断さ
れた場合、再び単票用紙挿入待ちフラグがクリアされて
いるかステップ156に判断にいき、単票用紙挿入待ち
フラグがクリアされるか、単票用紙挿入待ち時間が切れ
るか、単票用紙が挿入されるまで以上の動作が繰り返さ
れる。
【0101】ステップ163で単票用紙が挿入さたと判
断された場合、単票用紙挿入待ちタイマ78を停止し
(ステップ164)、表示装置48を点灯し(ステップ
165)、動作開始待ち時間待つ(ステップ166)。
ステップ167で単票用紙が挿入されていないと判断さ
れた場合、ステップ154の処理へに戻り、以上の動作
を繰り返す。
【0102】ステップ167で単票用紙が挿入されてい
ると判断された場合、単票用紙挿入待ちフラグをクリア
し(ステップ168)、単票用紙を正位置にセットし
(ステップ169)、単票用紙選択の処理を終了する
(ステップ161)。
【0103】以上述べた様に、受信割込み処理の中にデ
ータ受信手段とリアルタイムコマンド解析手段を含める
ことにより、印字装置が単票用紙挿入待ちにより停止し
た場合でも、コマンドを解析し、単票用紙挿入待ちを解
除できる。
【0104】図10に、エラーを検出する一実施例とし
てキャリッジエラーを検出する場合について説明する。
【0105】ステップ101で印字指令が開始され、ス
テップ102で1行印字分の印字装置の初期化を行う。
ステップ103から105において1行分の印字を行
う。ステップ103では、1ドット列の印字を行い印字
キャリッジを1ドット列分移動する。104では、キャ
リッジが移動することにより、キェリッジ検出器35か
らの検出パルスがあるかどうかを調べる。通常は、キャ
リッジが正常に移動するため検出パルスが周期的に発生
する。ステップ105において、1行分の印字が終了し
たかどうかを調べ、終了していない場合ステップ103
から繰り返す。1行分の印字が終了していれば、ステッ
プ106で印字終了となる。
【0106】ここで紙ジャムなどによりキャリッジが停
止した場合、ステップ104において、検出パルスが検
出されず、ステップ107に移行する。すなわち、ステ
ップ107以降は、キャリッッジエラーが発生した場合
の処理となり、まず、ステップ107において、印字装
置が通信データを受け取れないことをホストコンピュー
タに通知する、いわゆるオフラインとする。ステップ1
08においてキャリッジエラーが発生した事をRAM5
3内に記憶する。キャリッッジエラーは回復可能なエラ
ーであるから、回復可能エラーとして情報を記憶する。
同時に109において印字機構を停止する。その後、ス
テップ111において上記エラー情報が消去されるま
で、ステップ110においてエラー表示装置にエラーが
発生した事を表示する。リアルタイムコマンドが受信さ
れると、エラー情報が消去されステップ112におい
て、受信したリアルタイムコマンドがバッファクリアを
指令しているかにより、指令している場合、113にお
いてバッファをクリアする。この場合のバッファとは、
受信バッファと印字バッファの両方を示す。その後、ス
テップ114で印字装置の回復処理を行い、ステップ1
15で印字装置が受信可能になったことをホストコンピ
ュータに知らせる、いわゆるオンラインとする。
【0107】以上述べた様に、受信割込み処理の中にデ
ータ受信手段とリアルタイムコマンド解析手段を含める
ことにより、印字装置がエラー発生により停止した場合
でも、コマンドを解析し、エラーからの回復が可能とな
る。
【0108】次にホストコンピュータ側から見た場合の
印字装置の制御について説明する。
【0109】図11は、本発明の情報処理装置の概念図
であって、印字装置300はホストコンピュータ61と
RS−232Cの通信ケーブル305により接続してい
る。ホストコンピュータ61内には、通信手段304と
してRS−232Cインターフェース制御回路が組み込
まれている。また、CRTなどの表示装置302とキー
ボードなどの入力装置303がホストコンピュータ61
に接続している。
【0110】図12は、ホストコンピュータにおいて、
単票用紙挿入待ちを解除することを考慮した制御行程を
示すフローチャート図である。ここでは、単票用紙の例
としてスリップ紙に印字する場合を示す。
【0111】スリップ用紙に印字する場合(ステップ2
50)、まず、スリップ用紙選択コマンドを送信する
(ステップ251)。次に、スリップ用紙の状態を調べ
るためリアルタイムコマンド「GS」「R」「4」を送
信し(ステップ252)、これに対する応答を受信する
(ステップ253)。この応答は、表6に示した情報が
含まれている。この情報により、スリップ用紙が選択さ
れたかどうかを判断する(ステップ254)。
【0112】スリップ用紙が選択された場合、ステップ
253における情報により、スリップの挿入待ちかどう
かを判断する(ステップ255)。挿入待ちでない場
合、スリップ用紙のありを確認後(ステップ256)、
印字データを送信して(ステップ257)、スリップ用
紙の印字を終了する(ステップ258)。
【0113】ステップ255において、スリップ挿入待
ちのとき、入力装置303の特定のキー、たとえば「ス
リップキャンセルキー」を監視しこのキーが押されてい
るかどうかを判断する(ステップ259)。このキー
は、スリップ挿入待ちキャンセルの機能を割り当てられ
たキーであり、オペレータにより操作される。
【0114】キーが押されている場合、スリップ挿入待
ちキャンセルコマンド「GS」「R」「6」を送信する
ことによりスリップ挿入待ちを解除することができる
(ステップ260)。
【0115】また、ステップ254とステップ256に
おいて、それぞれスリップが非選択の場合と用紙がない
場合においても、このキーを監視することにより、スリ
ップ印字を終了することができる(ステップ259)。
この場合、スリップキャンセルコマンド「GS」「R」
「6」を送信しても、印字装置側では単票用紙の挿入待
ち状態でないため無視される(ステップ260)。キー
が押されていない場合、ステップ252に戻り、スリッ
プの選択(ステップ254)もしくは、用紙あり(ステ
ップ256)を待つことになる。
【0116】図13は、ホストコンピュータにおいて、
エラーからの回復を考慮した印字行程を示すフローチャ
ート図である。
【0117】印字開始後(ステップ200)、1行分の
印字データを送信する毎に(ステップ201)、印字装
置がオフラインになったかどうかを監視する(ステップ
202)。一般に、RS−232Cインターフェースで
は、受信側(ここでは印字装置)がオフラインになる
と、CTS(Clear To Send)信号もしく
は、DSR(Data Set Ready)信号、も
しくはXOFFコードにより知ることができる。印字装
置がオンラインであれば、印字データを送信し続け、印
字データが終了すれば(ステップ203)、印字終了と
なる(ステップ204)。
【0118】ステップ202において、印字装置がオフ
ラインになると、印字装置がエラーを発生したか、その
他の原因(たとえば、印字用紙が無くなったなど)によ
り印字ができなくなったと考えられる。そこで、エラー
が発生したかどうかを確認するため、ステップ205で
リアルタイムコマンド「GS」「R」「2」を送信す
る。これに対する応答をステップ206で受信し、エラ
ーが発生しているかを判断する(ステップ207)。エ
ラーが発生していない場合、エラー以外の原因でオフラ
インになったと考えれるので、その他の原因を調べ(ス
テップ208)、それに対する処理を行う(ステップ2
09)。その他の原因の取得は、「GS」「R」「1」
により、カバーが開いている、印字用紙が無くなったな
どの情報を取得することによる。ホストコンピュータ
は、「カバーを閉じてください」とか「紙をセットして
ください」などと表示装置302に表示し、使用者に注
意を促すことができる。
【0119】これを印字装置がオンラインになるまで繰
り返し(ステップ210)、オンラインになったところ
で、印字を再開する(ステップ201)。
【0120】ステップ207でエラーが発生した場合、
そのエラーが回復可能かどうかを判断する(ステップ2
11)。回復可能エラーかどうかは、表4に示したビッ
ト5で判断できる。回復可能エラーの場合、エラーが発
生したことを使用者に知らせ、エラーの原因と予想され
る紙ジャムなどを取り除くことを指示する。この時、紙
ジャムの発生箇所を表4のビット2とビット3により、
キャリッジかオートカッタかを使用者に知らせる事がで
きる。使用者が紙ジャムを取り除いた後、ホストコンピ
ュータの入力装置303(たとえばキーボード)によ
り、確認の入力を行なわせることにより、エラー原因の
除去を確認する(ステップ213)。その後、リアルタ
イムコマンド「GS」「R」「6」もしくは「7」によ
り、印字装置をエラーから回復させる。使用者が、エラ
ーの原因を完全に取り除いていない場合や、複数のエラ
ーが同時に発生している場合を考慮して、再度ステップ
205から、エラーの発生を確認することが望ましい。
【0121】ステップ211において回復不可能なエラ
ーの場合は、印字装置に異常が有り、使用者では修復で
きない場合である。この場合は、印字装置が異常である
ことを使用者に知らせて(ステップ215)、印字処理
を中止する(ステップ216)。
【0122】金銭を扱うPOS/ECRなどの情報処理
装置としては、データの欠落、重複は絶対あってはなな
らい。印字装置にエラーが発生した場合、受信済のデー
タを抹消すること無くエラーから回復し、印字を再開す
ることは重要である。ただし、従来の印字装置を用いた
情報処理装置にも対応するため、受信済のデータを抹消
してから回復するモードを可能にし、ホストコンピュー
タからの制御コマンドにより選択可能とした。すなわ
ち、従来の印字装置を用いた情報処理装置では、印字装
置がエラーから回復した後は必ず受信済データは抹消し
ていた為、エラー発生前と同一データを印字する場合
は、2度目の印字データであることを明示するために特
殊な文字を行の先頭などに印字させていた。これに対応
するため、受信済データを抹消してから回復するモード
が必要であった。
【0123】
【発明の効果】以上述べた様に本発明によれば、印字装
置がオフラインになった時でも、その原因をホストコン
ピュータ側で知る事ができる。
【0124】また、受信割込み処理の中にデータ受信手
段とリアルタイムコマンド解析手段を含めることによ
り、単票用紙挿入待ちのときでも、コマンドを解析し、
単票用紙挿入待ちからの回復が可能となる。
【0125】また、オフラインの原因がエラーの発生で
あった場合、そのエラーが回復可能であるかどうかをホ
ストコンピュータ側で知る事ができ、回復可能な場合に
は、原因となる箇所を使用者に通知するとともに、その
原因を取り除けば受信済のデータを抹消すること無く印
字再開が可能となる。
【0126】また、回復する場合に、既に送信したデー
タを消去して再開すること、エラーが発生した行から印
字を再開することが選択可能となる。
【0127】これにより、金銭を扱う流通業界の印字装
置として、信頼性の高い高スループットの印字装置を提
供するとともに、ホストコンピュータの負担を軽減し、
使用者に扱い易い印字装置およびこれを用いた情報処理
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を説明する印字装置の全体
図。
【図2】本発明の一実施例を説明する印字装置の機構
図。
【図3】本発明の一実施例を説明する印字装置の印字部
構成図。
【図4】本発明の一実施例を説明する制御回路の回路ブ
ロック図。
【図5】本発明の一実施例を説明する機能ブロック図。
【図6】本発明に用いるコマンドの一実施例の説明図。
【図7】本発明の印字装置の制御方法の一実施例の行程
を示すフローチャート。
【図8】本発明の印字装置の制御方法の一実施例の行程
を示すフローチャート。
【図9】本発明の印字装置の制御方法の一実施例の行程
を示すフローチャート。
【図10】本発明の印字装置の制御方法の一実施例の行
程を示すフローチャート。
【図11】本発明の情報処理装置の概念図。
【図12】本発明の印字装置を用いたホストコンピュー
タの制御行程の一実施例を示すフローチャート。
【図13】本発明の印字装置を用いたホストコンピュー
タの制御行程の一実施例を示すフローチャート。
【符号の説明】
61 ホストコンピュータ 62 データ受信手段 63 データ送信手段 64 リアルタイムコマンド解析手段 66 制御コマンド解析手段 68 制御手段 69 エラー状態記憶手段 79 単票用紙状態記憶手段 71 エラー検出手段 72 表示手段 73 用紙検出手段 74 カバー検出手段 75 スイッチ検出手段 76 周辺機器状態検出手段 77 状態記憶手段 300 印字装置 302 表示装置 303 入力装置
フロントページの続き (72)発明者 宮坂 昌代 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 兵永 卓也 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置に接続され、前記ホスト装置
    から送信される制御コマンドと印刷データとに従って印
    刷手段を制御し、印刷媒体に印刷を行う印刷装置におい
    て、 前記制御コマンド及び前記印刷データを受信する受信手
    段と、 少なくとも前記制御コマンドを格納する受信データ格納
    手段と、 前記受信手段で受信された制御コマンドを解析する第1
    の制御コマンド解析手段と、 該受信データ格納手段に格納された制御コマンドを先着
    順に読みだして解析する第2の制御コマンド解析手段
    と、 前記第1及び第2の制御コマンド解析手段の解析結果に
    基づいて当該制御コマンドに応じた処理を実行する処理
    実行手段とを有し、 該処理実行手段は、前記第1の制御コマンド解析手段の
    解析結果に対応する処理を、前記第2の制御コマンド解
    析手段の解析結果に対応する処理に優先して実行するこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷装置において、前記
    処理実行手段は、 前記第1の制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて
    当該制御コマンドに応じた処理を実行する第1の処理実
    行手段と、 前記第2の制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて
    当該制御コマンドに応じた処理を実行する第2の処理実
    行手段とを有し、 前記第1の処理実行手段は、前記第2の処理実行手段の
    動作を中断して、当該処理を実行することを特徴とする
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、 印刷装置の状態を検出する装置状態検出手段と、 該装置状態検出手段の検出結果に応じて前記受信データ
    格納手段の動作を禁止又は許可する受信データ格納制御
    手段と、 前記ホスト装置にデータを送信する送信手段とを更に有
    し、 前記第1の処理実行手段は、前記装置状態検出手段によ
    って得られたデータを前記送信手段に渡す装置状態報告
    手段を含むことを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、閉状態では前記印刷手段を覆い開状態
    では前記印刷手段を露出させる印刷手段カバー部材を有
    し、 前記装置状態検出手段は、前記印刷手段カバー部材の開
    閉状態を検出する印刷手段カバー検出手段を含むことを
    特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、前記制御コマンドに基づいて制御すべ
    き周辺装置を接続する周辺装置接続手段を有し、 前記装置状態検出手段は、前記周辺装置接続手段の状態
    を検出する周辺装置接続検出手段を含むことを特徴とす
    る印刷装置。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の印刷装置において、前記
    装置状態検出手段は、 前記印刷媒体の有無及び/又は残量を検出する印刷媒体
    検出手段を含むことを特徴とする印刷装置。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の印刷装置において、前記
    装置状態検出手段は、 印刷装置の設定状態を検出する設定状態検出手段を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、 連続紙を搬送し、前記印刷手段に供給する連続紙搬送手
    段と、 単票紙を搬送し、前記印刷手段に供給する単票紙搬送手
    段と、 前記単票紙搬送手段の動作を禁止又は許可する単票紙選
    択手段とを有し、 前記設定状態検出手段は、前記単票紙選択手段の状態を
    検出する単票紙選択検出手段を含むことを特徴とする印
    刷装置。
  9. 【請求項9】 請求項3記載の印刷装置において、前記
    装置状態検出手段は、 印刷装置の動作状態を検出する動作状態検出手段を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、 単票紙を搬送し、前記印刷手段に供給する単票紙搬送手
    段と、 該単票紙搬送手段への前記単票紙の供給を待って、前記
    単票紙搬送手段による搬送を開始せしめる単票紙搬送制
    御手段とを有し、 前記動作状態検出手段は、前記単票紙搬送制御手段の状
    態を検出する単票紙搬送状態検出手段を含むことを特徴
    とする印刷装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の印刷装置において、 前記動作状態検出手段は、前記受信データ格納制御手段
    の状態を検出するデータ格納状態検出手段を含むことを
    特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項12】 請求項9記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、前記制御コマンドと独立に前記印刷媒
    体の搬送動作の実行を指示するための印刷媒体搬送スイ
    ッチを有し、 前記動作状態検出手段は、前記印刷媒体搬送スイッチの
    状態を検出する搬送スイッチ検出手段を含むことを特徴
    とする印刷装置。
  13. 【請求項13】 請求項9記載の印刷装置において、前
    記動作状態検出手段は、 印刷装置の異常状態を検出する異常状態検出手段を含む
    ことを特徴とする印刷装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の印刷装置において、
    前記異常状態検出手段は、当該異常状態が回復可能か否
    かの判定を行う回復判定手段を含むことを特徴とする印
    刷装置。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の印刷装置において、 前記印刷装置は前記異常状態の発生に対応してセットさ
    れる異常フラグを格納する異常フラグ格納手段を有し、 前記第2の処理実行手段は、前記異常フラグがセットさ
    れている期間では処理の実行を停止し、 前記第1の処理実行手段は、前記異常フラグをリセット
    する異常フラグリセット手段を含むことを特徴とする印
    刷装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の印刷装置において、
    前記第1の処理実行手段は、前記受信データ格納手段に
    格納された、少なくとも制御コマンドを含む受信データ
    をキャンセルする受信データキャンセル手段を含むこと
    を特徴とする印刷装置。
  17. 【請求項17】 請求項2記載の印刷装置において、 前記印刷装置は、 単票紙を搬送し、前記印刷手段に供給する単票紙搬送手
    段と、 該単票紙搬送手段への前記単票紙の供給を待って、前記
    単票紙搬送手段による搬送を開始せしめる単票紙搬送制
    御手段と、 該単票紙搬送制御手段の状態を検出する単票紙搬送状態
    検出手段とを有し、 前記第1の処理実行手段は、前記単票紙搬送状態検出手
    段により前記単票紙搬送制御手段の単票紙供給待ち状態
    が検出された場合において、前記単票紙搬送制御手段の
    動作をキャンセルする、単票紙給紙待ちキャンセル手段
    を含むことを特徴とする印刷装置。
  18. 【請求項18】 ホスト装置に接続され、前記ホスト装
    置から送信される制御コマンドと印刷データとに従って
    印刷手段を制御し、印刷媒体に印刷を行う印刷装置の制
    御方法において、 前記制御コマンド及び前記印刷データを受信する受信工
    程と、 少なくとも前記制御コマンドを格納する受信データ格納
    工程と、 受信された制御コマンドを解析する第1の制御コマンド
    解析工程と、 格納された制御コマンドを先着順に読みだして解析する
    第2の制御コマンド解析工程と、 前記第1及び第2の制御コマンド解析工程における解析
    結果に基づいて当該制御コマンドに応じた処理を実行す
    る処理実行工程とを有し、 該処理実行工程では、前記第1の制御コマンド解析工程
    における解析結果に対応する処理を、前記第2の制御コ
    マンド解析工程における解析結果に対応する処理に優先
    して実行することを特徴とする印刷装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の印刷装置の制御方法
    において、前記処理実行工程は、 前記第1の制御コマンド解析工程における解析結果に基
    づいて当該制御コマンドに応じた処理を実行する第1の
    処理実行工程と、 前記第2の制御コマンド解析工程における解析結果に基
    づいて当該制御コマンドに応じた処理を実行する第2の
    処理実行工程とを有し、 前記第1の処理実行工程は、前記第2の処理実行工程を
    中断して、行われることを特徴とする印刷装置の制御方
    法。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の印刷装置の制御方法
    において、 印刷装置の状態を検出する装置状態検出工程と、 該装置状態検出工程における検出結果に応じて前記受信
    データ格納工程を禁止又は許可する工程とを有し、 前記第1の処理実行工程は、前記装置状態検出工程にお
    いて得られたデータを前記ホスト装置に送信する送信工
    程を含むことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の印刷装置の制御方法
    において、 前記装置状態検出工程において異常状態が検出された場
    合に、異常フラグをセットし格納する異常フラグ格納工
    程を有し、 前記第2の処理実行工程は、前記異常フラグがセットさ
    れている期間では処理の実行を停止し、 前記第1の処理実行工程は、前記異常フラグをリセット
    する異常フラグリセット工程を含むことを特徴とする印
    刷装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の印刷装置の制御方法
    において、前記第1の処理実行工程は、格納されている
    少なくとも制御コマンドを含む受信データをキャンセル
    する受信データキャンセル工程を含むことを特徴とする
    印刷装置の制御方法。
  23. 【請求項23】 請求項19記載の印刷装置の制御方法
    において、 単票紙の供給を待って単票紙の搬送を開始し、前記印刷
    手段に供給する単票紙搬送工程を有し、 前記第1の処理実行工程は、前記単票紙搬送工程が単票
    紙供給待ち状態となっている場合において、前記単票紙
    搬送工程をキャンセルする、単票紙給紙待ちキャンセル
    工程を含むことを特徴とする印刷装置の制御方法。
  24. 【請求項24】 印刷装置と、該印刷装置に制御コマン
    ド及び印刷データを含むデータを送信するホスト装置と
    を有し、前記印刷装置が前記データに従って印刷手段を
    制御し、印刷媒体に印刷を行う、情報処理装置におい
    て、 前記印刷装置は、 前記ホスト装置にデータを送信する送信手段と、 前記制御コマンド及び前記印刷データを受信する受信手
    段と、 少なくとも前記制御コマンドを格納する受信データ格納
    手段と、 印刷装置の状態を検出する装置状態検出手段と、 該装置状態検出手段の検出結果に応じて前記受信データ
    格納手段の動作を禁止又は許可する受信データ格納制御
    手段と、 前記受信手段で受信された制御コマンドを解析する第1
    の制御コマンド解析手段と、 該受信データ格納手段に格納された制御コマンドを先着
    順に読みだして解析する第2の制御コマンド解析手段
    と、 前記第1の制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて
    前記装置状態検出手段によって得られたデータを前記送
    信手段に渡す装置状態報告手段と、 前記第2の制御コマンド解析手段の解析結果に基づいて
    当該制御コマンドに応じた処理を実行する通常処理実行
    手段とを有すると共に、 前記装置状態報告手段は、前記通常処理実行手段の動作
    を中断して、当該処理を実行し、 前記ホスト装置は、 前記受信データ格納制御手段の状態を検出する受信デー
    タ格納状態検出手段と、 前記印字装置に前記装置状態検出データの送信を要求す
    る制御コマンドであって、前記第1の制御コマンド解析
    手段で解析可能な装置状態報告コマンドを送信するコマ
    ンド送信手段とを有することを特徴とする情報処理装
    置。
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