JP2000127310A - コート原反用多層延伸ポリプロピレンフィルム - Google Patents

コート原反用多層延伸ポリプロピレンフィルム

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JP2000127310A
JP2000127310A JP30976298A JP30976298A JP2000127310A JP 2000127310 A JP2000127310 A JP 2000127310A JP 30976298 A JP30976298 A JP 30976298A JP 30976298 A JP30976298 A JP 30976298A JP 2000127310 A JP2000127310 A JP 2000127310A
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JP30976298A
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Gen Kanai
玄 金井
Takao Kuno
貴雄 久野
Yasushi Itaba
康 板場
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Japan Polychem Corp
Original Assignee
Japan Polychem Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明性、滑り性、耐ブロッキング性、耐スク
ラッチ性などに優れ、かつフィルムとPDVC膜等のバ
リアー層との接着力が強固で、バリアー層コート時の作
業性が良好であり、さらにコート後の印刷などの2次加
工適性に優れるコート原反用多層延伸ポリプロピレンフ
ィルムの提供。 【解決手段】 少なくとも一つのスキン層に、MFRが
1〜100g/10分、エチレン含量が0.2〜4.0
重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合体100
重量部に対して、体積平均粒径0.5〜5.0μmの有
機ポリマー微粒子0.01〜1.0重量部を含むポリプ
ロピレン系樹脂組成物を用い、かつ該スキン層表面を特
定の形状に制御したコート原反用多層延伸ポリプロピレ
ンフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層延伸ポリプロ
ピレンフィルムに関し、詳しくは食品等を包装するため
に用いられるポリ塩化ビニリデン系樹脂等のバリアー層
を積層するコート原反用多層延伸ポリプロピレンフィル
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】菓子、肉類、鮮魚、漬け物等の食品を包
装するためのフィルムは防湿性、ガスバリア性が必要と
されるが、これらの機能を満たすために、例えばポリ塩
化ビニリデン(PVDC)系樹脂が積層されたポリエチ
レンテレフタレート(PET)フィルムや二軸延伸ポリ
プロピレンフィルム、無延伸ポリプロピレンフィルム等
が知られている。上記積層体において基材フィルムとP
VDC系樹脂層との間の剥離強度を向上させるため、基
材フィルムにコロナ放電、高周波、火炎、クロム混液処
理などを施し、フィルム表面を活性化する方法や、特開
平8−224834号公報に示される方法が知られてい
るが、充分な剥離強度は得られなかった。
【0003】また、延伸ポリプロピレン系フィルムは、
その優れた透明性、機械的特性の故に食品包装、繊維包
装等広範囲な用途に使用されている。しかし、延伸ポリ
プロピレン系フィルム自身は、耐ブロッキング性に劣る
という欠点を有している。このような問題点を解決する
ため、従来から多くの検討がなされており、無機系の微
粒子を添加する方法(特公昭52−16134号公
報)、有機系の微粒子を添加する方法(特公昭50−3
6262号公報)等のアンチブロッキング剤を添加する
方法が提案されている。
【0004】無機系の微粒子をアンチブロッキング剤と
して用いた場合、フィルム表面の突起形状ならびに硬度
に由来するフィルム同士の擦れ合いによる表面傷つき
性、いわゆる耐スクラッチ性が不良になる問題がある。
更に、粒子の2次凝集により、平均粒径より遥かに大き
くなった粒子を含み、延伸フィルム表面上に大きな突起
物を形成し易く、PVDCコートにピンホールが発生し
たり、コート後の印刷抜けなどを引き起こす問題もあっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、PVDC系
樹脂等のバリアー層のコート適性に優れ、且つ透明性、
滑り性、耐ブロッキング性、耐ヒートシール性、耐スク
ラッチ性、コート後の印刷適性に優れたコート原反用多
層延伸ポリプロピレンフィルムを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定の粒径の有機
微粒子をアンチブロッキング剤として、特定の組成のプ
ロピレン−エチレンランダム共重合体中に特定量分散さ
せた樹脂組成物を多層延伸ポリプロピレンフィルムの少
なくとも一つのスキン層に用い、かつスキン層表面を特
定の形状に制御することによって上記課題を解決するコ
ート原反用延伸ポリプロピレンフィルムが得られること
を見出し、本発明に到達した。すなわち、本発明は、少
なくとも一つのスキン層に、MFRが1〜100g/1
0分、エチレン含量が0.2〜4.0重量%のプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体100重量部に対して、
体積平均粒径0.5〜5.0μmの有機ポリマー微粒子
0.01〜1.0重量部を含むポリプロピレン系樹脂組
成物を用い、かつ該スキン層表面が次の特徴を有するコ
ート原反用多層延伸ポリプロピレンフィルムである。 (1)中心線平均粗さ(Ra)が0.010〜0.05
0μm、自乗平均値(Rq)が0.010〜0.100
μmであり、かつRq/Raが、1≦Rq/Ra≦5。 (2)スキン層フィルム表面1mm×1mmの範囲内に
平均線山高さ0.2μm以上の山が10〜300個。 (3)中心線山高さ(Rp)が3.0μm以下。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、基材のポリプロピレン
系フィルム層上にスキン層、バリアー層を有するバリア
ー性フィルムの原反となるコート原反用多層延伸ポリプ
ロピレンフィルムであり、該スキン層がバリアー層との
接着力が強固で、成形加工性の優れたプロピレン−エチ
レンランダム共重合体組成物からなる。以下に、各構成
について詳述する。
【0008】1.基材ポリプロピレン系フィルム層 本発明の基材ポリプロピレン系フィルム層は、光学特
性、機械特性、及び包装適性に優れるポリプロピレン系
樹脂で構成されており、プロピレンの単独重合体であっ
てもプロピレンとエチレン、ブテン−1等との共重合体
であってもよいが、結晶性ポリプロピレン系樹脂である
のが好ましい。また、ポリプロピレン系樹脂のアイソタ
クチック指数は、90%以上であるのが好ましく、MF
R(メルトフローレート、230℃、2.16kg荷
重)は、0.5〜20g/10分であるのが好ましい。
なお、基材ポリプロピレン系フィルム層は、ブリード等
によってスキン層との密着性を損なわない範囲で、種々
の添加剤、例えば酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止
剤、核剤、可塑剤、充填剤、ブロッキング防止剤、更に
他の樹脂を含有することができる。また、基材ポリプロ
ピレン系フィルム層は、単層フィルムであってもよく、
2種以上のポリプロピレン系樹脂層が積層されたフィル
ムでもよい。その厚みは、特に制限されず、好ましくは
5〜80μmである。
【0009】2.スキン層 上記の基材ポリプロピレン系フィルム層の少なくとも一
方の面に、バリアー層との接着のためにプロピレン−エ
チレンランダム共重合体に有機ポリマー微粒子を配合し
た組成物からなるスキン層が積層される。
【0010】(1)プロピレン−エチレンランダム共重
合体 本発明でスキン層として用いるプロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体のMFR(230℃、2.16kg荷
重)は、1〜100g/10分、好ましくは3〜30g
/10分である。また、エチレン含量は、0.2〜4.
0重量%、好ましくは1.0〜3.0重量%である。M
FRが、1g/10分未満では、表面形状を制御でき
ず、バリヤー層との密着性が悪化し、100g/10分
を超えると、製膜作業性が悪化する。また、エチレン含
量が0.2重量%未満では、透明性が悪化したり、PD
VC系樹脂等のバリアー層との接着性が劣り好ましくな
く、4.0重量%を超えると、延伸フィルムにPDVC
系樹脂等をコートする時に、例えば加熱ロールに粘着す
るトラブル等が起こりやすくなるので好ましくない。
【0011】(2)有機ポリマー微粒子 上記プロピレン−エチレンランダム共重合体に配合する
有機ポリマー微粒子は、体積平均粒径が0.5〜5.0
μmであり、好ましくは1.0〜3.0μmである。体
積平均粒径が0.5μm未満であると、フィルムの滑り
性、アンチブロッキング性が悪化するので好ましくな
い。また、体積平均粒径が5.0μmを超えると、印刷
抜けが起こり好ましくない。また、有機ポリマー微粒子
の添加量は0.01〜1.0重量部、好ましくは0.0
5〜0.5重量部であり、0.01重量部未満である
と、フィルムの滑り性、耐ブロッキング性が悪化するの
で好ましくなく、1.0重量部を超えると、フィルムの
透明性が悪化するとともに、滑り性が過剰となり好まし
くない。本発明で用いる有機ポリマー微粒子の種類は、
特に限定しないが、例えば架橋ポリメチルメタクリレー
ト(PMMA)、ポリスチレンビーズ、メチルメタクリ
レート(MMA)−スチレン共重合体などが例示でき
る。
【0012】(3)スキン層表面 本発明の多層延伸ポリプロピレンフィルムのスキン層表
面は、下記の特定の形状を有している必要がある。 中心線平均粗さ(Ra)と自乗平均値(Rq) 中心線平均粗さ(Ra)は0.010〜0.050μ
m、自乗平均値(Rq)は0.010〜0.100μm
であり、かつRq/Raが、1≦Rq/Ra≦5であ
る。中心線平均粗さ(Ra)が0.010μm未満であ
ると、PDVC系樹脂等のバリアー層との接着性が劣り
好ましくなく、0.050μmより大きいと透明性が悪
化し、好ましくない。また、自乗平均値(Rq)は、
0.010μm〜0.100μmの範囲であり、0.0
10μm未満であると、滑り性が不足し好ましくなく、
0.100μmを超えると、滑り性が過剰となりフィル
ムの製膜時に巻きずれなどのトラブルが発生し、好まし
くない。また、Rq/Raが1未満であると、滑り性と
透明性のバランスが悪くなり好ましくなく、Rq/Ra
が5を超えると、製膜時や二次加工時に有機ポリマー微
粒子の脱落が起こりやすくなり、好ましくない。
【0013】 平均線山高さ0.2μm以上の山の個
数 スキン層フィルム表面1mm×1mmの範囲内に平均線
山高さ0.2μm以上の山の個数は、10〜300個で
ある。個数が10個未満であると滑り性が不足し、30
0個を超えると滑り性が過剰となり、フィルム製膜時に
巻きずれなどのトラブルが発生し易く好ましくない。
【0014】 中心線山高さ(Rp) 中心線山高さ(Rp)は、3.0μm以下である。Rp
が3.0μmを超えると、バリアー層コート後のフィル
ムを印刷する際、特にグラビア半調印刷時に印刷抜けが
起こり易く、好ましくない。
【0015】(4)スキン層表面形状の制御方法 本発明の多層延伸ポリプロピレンフィルムのスキン層表
面の形状を制御する方法としては、特に限定しないが、
例えば下記の方法が挙げられる。Raを制御する方法と
しては、延伸時の温度を制御する方法を例示できる。例
えば逐次二軸延伸法の場合、TD方向延伸時の予熱温
度、延伸温度を変化させることによりRaを制御するこ
とが可能である。TD方向延伸時の予熱温度、延伸温度
を変化させる方法では、本発明の範囲内の表面形状を得
るためには、スキン層の樹脂ごとに予熱温度、延伸温度
を特定の範囲内に制御する必要があり、特定の範囲を逸
脱すると、Raが本発明の範囲を逸脱する。また、スキ
ン層の厚みを適宜調整することによってもRaを制御す
ることが可能である。Rqを制御する方法としては、R
aを制御する方法も効果があるが、より効果的な方法と
しては添加する有機微粒子の平均粒径、添加量を適宜調
整することによりRqを制御する方法が挙げられる。平
均線山高さ0.2μm以上の山の個数を制御する方法と
しては、Raを制御する方法も効果があるが、添加する
有機微粒子の平均粒径、添加量を適宜調整する方法も効
果的である。Rpを制御する方法としては、スキン層の
厚みと添加する有機微粒子の平均粒径を適宜調整する方
法が挙げられる。
【0016】(5)多層延伸フィルムの製造 基材ポリプロピレン系フィルムへのスキン層の積層は、
例えばチタン系、ポリエチレンイミン系、ウレタン系等
のアンカーコート剤を用いて、基材ポリプロピレン系フ
ィルム層に積層するドライラミネート法、基材のポリプ
ロピレン系樹脂組成物とスキン層を構成する樹脂組成物
とを共押出しする共押出成形法等により行うことができ
る。得られた多層フィルムは、延伸工程に供される。共
押出し成形には、Tダイ、リングダイ等を備えた押出し
成形機を用い、基材樹脂組成物とスキン層を構成する樹
脂組成物とを個別に投入し、押出機によりダイ内に溶融
押出しすることにより、ダイ内の流路で合流し複合化さ
れる。スキン層は基材のポリプロピレン系フィルム層の
片面または両面に積層され、ダイから溶融押出しされた
多層フィルムを冷却・延伸することにより、多層延伸フ
ィルムが得られる。
【0017】延伸法としては、慣用の延伸法、例えばロ
ール延伸、テンター延伸、チューブ延伸やこれらを組合
せた延伸法等が挙げられる。延伸倍率は、所望するフィ
ルムの特性に応じて適宜設定でき、少なくとも一方の方
向に2倍以上、好ましくは5〜10倍程度である。スキ
ン層の厚みは、特に規定されないが、5.0μm以下が
好ましい。また多層延伸フィルム全体の厚みは、特に規
定されないが、10〜80μmが好ましい。また、本発
明における多層延伸ポリプロピレンフィルムの他の層と
して、本発明の効果を損なわない範囲において、他のホ
モポリプロピレン、プロピレン−エチレンランダムポリ
プロピレン、プロピレン−エチレンブロックポリプロピ
レン等のポリプロピレン系樹脂やその他のポリオレフィ
ン系樹脂を単独もしくはブレンドして用いることができ
る。
【0018】(6)表面処理 スキン層表面上にバリアー層をコーティングして、バリ
アー性フィルムを得るが、コーティングに先だって、ス
キン層を表面処理してバリアー層との密着性を増すのが
好ましい。表面処理は、慣用の表面処理、例えばコロナ
放電処理、火炎処理、プラズマ処理、オゾンや紫外線照
射処理等が採用でき、好ましい表面処理としては、コロ
ナ放電処理が挙げられる。表面処理は、フィルムの延伸
処理に先だって行ってもよいが、通常延伸処理後に行
う。
【0019】3.バリアー層 バリアー層は、本発明の多層延伸ポリプロピレンフィル
ムにコーティングされるバリアー性を有する樹脂や金属
酸化物からなる層である。本発明で使用するバリアー層
としては、ポリ塩化ビニリデン系ポリマー、エチレン−
ビニルアルコール系ポリマー、ビニルアルコール系ポリ
マー、ポリアミド系ポリマー、ポリアクリロニトリル系
ポリマー等のガスバリアー性樹脂層や、珪素酸化物、酸
化アルミニウム、酸化錫、酸化インジウム等の金属酸化
物層が挙げられる。これらの中では、バリアー性効果の
大きい塩化ビニリデン系ポリマー及びエチレン−ビニル
アルコール系ポリマーが好ましい。塩化ビニリデン系ポ
リマー(PVDC系樹脂)とは、塩化ビニリデンの単独
重合体又は塩化ビニリデンと共重合可能な不飽和結合を
有する単量体との共重合体であり、該単量体としては、
塩化ビニル、アクリロニトリル、アクリル酸、メタクリ
ル酸、アルキル基の炭素数が1〜18個のメタクリル酸
アルキルエステル、無水マレイン酸、マレイン酸、マレ
イン酸アルキルエステル、酢酸ビニル、エチレン、プロ
ピレン、イソブチレン、ブタジエン等が例示でき、これ
らは一種又は二種以上選択して用いることができる。エ
チレン−ビニルアルコール系ポリマーとは、エチレンと
ビニルアルコールの共重合体で、エチレン含量が3〜5
0モル%、分子量が1万〜10万、ケン化度が99,5
%以上の溶媒可溶性の樹脂が好ましい。
【0020】バリアー層のコート法は、特に限定され
ず、エアーナイフコート法、ロールコート法、グラビア
コート法、ブレードコーター法、ディップコート法、ス
プレー法等の慣用の方法を採用できる。例えばPVDC
系樹脂のコート法としては、延伸されたポリプロピレン
フィルム面にウレタン系の接着剤をコート、乾燥後PV
DC系樹脂の分散液又は溶液を塗布してPVDC系樹脂
層を形成させる方法が挙げられる。また、珪素酸化物等
の金属酸化物のコート法としては、例えば真空蒸着法、
スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理的
方法やCVD法、プラズマCVD法等の化学的方法や物
理的方法と化学的方法を組み合わせた方法などが挙げら
れる。
【0021】
【実施例】以下、実施例、及び比較例によって本発明を
更に詳しく説明するが、本発明は、以下の実施例によっ
て特に限定を受けるものではない。なお、本発明の詳細
な説明及び実施例中の各項目の測定値は、下記の方法で
測定し、また、各試料を下記の方法で作成した。
【0022】分析・評価方法 (1)MFR:JIS K7210に準拠し、230
℃、2.16kg荷重にて測定した。 (2)ヘイズ(単位%):JIS K7105に準拠し
て測定し、透明性の尺度として用いた。 (3)滑り性:ASTM D−1894に準拠してスキ
ン層の静摩擦係数(μs)および動摩擦係数(μd)を
測定した。操業性の観点から、0.25≦μs≦0.4
5、かつ0.18≦μd≦0.45の範囲が好ましい。
【0023】(4)耐ヒートシール性:バリアー層コー
ト前の2枚の延伸ポリプロピレンフィルムのスキン層の
コロナ処理面同士を向かい合わせにし、2枚一組にした
ものを50mm×250mmの大きさに切り出した。次
いで、前記2枚一組にしたサンプルを厚さ12μmの二
軸延伸PETフィルムでサンドイッチにし、(株)安田
精機製No138熱傾斜式ヒートシーラー(7連)を用
い、ヒートシール温度130℃、シール圧力2kg/c
、シール時間1秒の条件でヒートシールを行った。
シールしたサンプルを平滑なガラス板に乗せ、15mm
幅にカットし、前記二軸延伸PETフィルムを取り除
き、引張試験器を用いてクロスヘッド速度500mm/
minの条件でヒートシール部の剥離強度を測定した。
ヒートシール強度が高いと、バリアー層コート時にフィ
ルムが金属ロールに融着する可能性があるため、バリア
ー層コート作業性に劣る。ヒートシール強度が低いほど
良好である。
【0024】(5)ブロッキング性(単位g/10cm
):2枚のフィルムのスキン層のコロナ処理面同士を
接触面積が40cmになるように重ねて、2枚のガラ
ス板の間に置き、2kgの荷重をかけて50℃、湿度5
0%の雰囲気下24時間放置した後、引張試験機を用い
て引張速度150mm/minにて引き剥がして、その
最大荷重を読みとって評価した。
【0025】(6)耐スクラッチ性:100×300m
mのフィルム(フィルムA)をガラス板にたるみ、しわ
がないように固定した。さらに、100×300mmの
フィルム(フィルムB)をスキン層同士が接触するよう
にフィルムAに乗せ、フィルムBの中央部に200gの
おもりを5×5cmの面積で接触させるように乗せた。
次に、フィルムBを水平移動させることによって、10
cmの間を100回擦りあわせた。フィルムAの擦りあ
わせ前後のヘイズを測定し、その差であるΔヘイズをフ
ィルムの耐スクラッチ性の尺度とした。数値が小さい方
が良好である。
【0026】(7)巻きずれ性:フィルム巻き取り機に
巻き取られたフィルムの端部のそろい方を目視で観察
し、次の基準で巻きずれ性を評価した。 ○:フィルム端面がきれいにそろっている。 ×:フィルム端面が明らかにずれている。
【0027】(8)耐脱落性:フィルム巻き取り機のス
キン層面が当たる金属ロールへの白粉の付着状況を目視
で観察し、次の基準で耐脱落性を評価した。 ○:白粉の付着が認められない。 ×:白粉の付着が認められる。
【0028】(9)フィルム表面形状(Ra、Rq、R
q/Ra、Rp、山の個数):測定機器として、(株)
東京精密製サーフコム575A−3DF3次元表面粗さ
形状測定機(除振台付き)を用い、触針として、形式番
号E−DT−S03A ダイヤモンド製2μmR90°
円錘を用い下記の測定条件及び解析条件で測定・解析し
た。表面粗さ測定条件 測定範囲(X): 1.0mm 測定範囲(Y): 1.0mm X方向測定方法: 最大測定点数指定 測定点数(X): 2000点 測定ピッチ(Y): 0.004mm ピックアップ: 標準 測定倍率: 20000倍 測定スピード: 0.3mm/s カットオフ値: P 0.0−0.0mm
【0029】表面粗さ解析条件 X方向間引き: 1/4 Y方向間引き: 1/2 フィルター形式: 位相補償 位相補償フィルター: 粗さ(R) 波長: 0.050mm 傾斜補正: 全データ(三次元) 傾斜角計算: しない 極性反転: しない 切断面高さ: 0.100μm 山の定義: 一連 表示単位: スケール単位 基準レベル: ゼロ 分割間隔: 0.100μm 最小山間隔: 0.000μm
【0030】(10)剥離強度:PVDCをコートした
場合とエチレン−ビニルアルコール共重合体をコートし
た場合について次の方法で測定した。 PVDCコート 多層延伸ポリプロピレンフィルムのスキン層面に、イソ
シアネート系アンカーコート剤(東洋モロトン社製、商
品名EL220と同CAT200を混合し、希釈したも
の)を硬化後0.2g/mとなるように塗布し、80
℃で1分間乾燥硬化させた。このアンカーコート剤で処
理した面に、塩化ビニリデンと塩化ビニルとの共重合体
であるPVDC系エマルジョン(旭化成社製、商品名サ
ランラテックスL−501)を、乾燥後の厚さが3μm
となるように塗布し、100℃で1分間、50℃で24
時間乾燥し、PVDC積層体サンプルを作成した。幅1
5mmの積層体のバリアー層コート面に粘着テープ(剥
離強度600g/15mm)を貼り、幅15mmのサン
プルとし、ポリプロピレンフィルムと粘着テープ間を引
張試験機を用いて90℃の方向に引っ張り速度500m
m/minで引張り、バリアー層とポリプロピレンフィ
ルムが剥がれたときの力を測定し、バリアー層コート性
の尺度として用いた。剥離強度が大きいほどバリアー層
コートに優れる。
【0031】エチレン−ビニルアルコール共重合体
(EVOH)コート 上記と同様な方法で多層延伸ポリプロピレンフィルム
をアンカーコート剤で処理し、アンカーコート処理面に
エチレン−ビニルアルコール共重合体(日本合成化学工
業(株)製、商品名ソアノール30L)を水/イソプロ
パノール混合溶媒に溶かしたものを乾燥後の厚さが3μ
mとなるように塗布し、50℃で24時間乾燥し、エチ
レン−ビニルアルコール共重合体積層体サンプルを作成
した。得られた積層体を上記と同様な方法で剥離強度
を測定した。
【0032】(11)印刷適性:PVDCコート後の延
伸積層フィルムのPVDCコート面を165メッシュ、
版深10μm、20μm、30μm、40μm、のグラ
ビアロールを持つ東洋インキ製卓上ハンドグラビア印刷
機にて、白色インキ(GNC−ST 東洋インキ製)を
印刷した。版深10μmの部分(面積8.8cm×2.
2cm)の印刷抜けの数を数えて、次の基準で印刷適性
を評価した。 ○:印刷抜け箇所が0〜5箇所のもの。 △:印刷抜け箇所が5〜20箇所のもの。 ×:印刷抜け箇所が21箇所以上のもの。
【0033】2.試料 (1)ポリプロピレン系樹脂組成物 PP−1 メルトフローレート4.0g/10分のポリプロピレン
パウダー100重量部に対して、ステアリン酸カルシウ
ムを0.1重量部、BHT(2,6−ジターシャリブチ
ルヒドロキシトルエン)を0.2重量部、チバガイギー
社製Irganox1010を0.05重量部及びアン
チブロッキング剤として、平均粒径1.5μmの不定形
シリカ0.12重量部をヘンシェルミキサーで混合した
後、65mm単軸押出機で造粒し、ペレット化した。
【0034】PP−2 メルトフローレート15g/10分、エチレン含量2.
0重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(ラ
ンダムPP)100重量部に対して、ステアリン酸カル
シウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジターシャリ
ブチルヒドロキシトルエン)を0.05重量部、アンチ
ブロッキング剤として日本触媒(株)製エポスターMA
1002(架橋PMMA、平均粒径2μm)を0.1重
量部をヘンシェルミキサーで混合した後、65mm単軸
押出機で造粒し、ペレット化した。
【0035】PP−3 メルトフローレート15g/10分、エチレン含量3.
0重量%のランダムPP100重量部に対して、ステア
リン酸カルシウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエン)を0.05重
量部、アンチブロキング剤として日本触媒(株)製エポ
スターMA1002(架橋PMMA、平均粒径2μm)
を0.1重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、6
5mm単軸押出機で造粒し、ペレット化した。
【0036】PP−4 メルトフローレート20g/10分、エチレン含量2.
0重量%のランダムPP100重量部に対して、ステア
リン酸カルシウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエン)を0.05重
量部、アンチブロキング剤として日本触媒(株)製エポ
スターMA1002(架橋PMMA、平均粒径2μm)
を0.1重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、6
5mm単軸押出機で造粒し、ペレット化した。
【0037】PP−5 メルトフローレート15g/10分、エチレン含量2.
0重量%のランダムPP100重量部に対して、ステア
リン酸カルシウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエン)を0.05重
量部、アンチブロキング剤として日本触媒(株)製エポ
スターMA1002(架橋PMMA、平均粒径2μm)
を0.2重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、6
5mm単軸押出機で造粒し、ペレット化した。
【0038】PP−6 メルトフローレート15g/10分のホモポリプロピレ
ン100重量部に対して、ステアリン酸カルシウムを
0.1重量部、BHT(2,6−ジターシャリーブチル
ヒドロキシトルエン)を0.05重量部、アンチブロキ
ング剤として日本触媒(株)製エポスターMA1002
(架橋PMMA、平均粒径2μm)を0.1重量部をヘ
ンシェルミキサーで混合した後、65mm単軸押出機で
造粒し、ペレット化した。
【0039】PP−7 メルトフローレート15g/10分、エチレン含量4.
2重量%のランダムPP100重量部に対して、ステア
リン酸カルシウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエン)を0.05重
量部、アンチブロキング剤として日本触媒(株)製エポ
スターMA1002(架橋PMMA、平均粒径2μm)
を0.1重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、6
5mm単軸押出機で造粒し、ペレット化した。
【0040】PP−8 メルトフローレート15g/10分、エチレン含量2.
0重量%のランダムPP100重量部に対して、ステア
リン酸カルシウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエン)を0.05重
量部、アンチブロキング剤として日本触媒(株)製エポ
スターMA1006(架橋PMMA、平均粒径6μm)
を0.1重量部をヘンシェルミキサーで混合した後、6
5mm単軸押出機で造粒し、ペレット化した。
【0041】PP−9 メルトフローレート15g/10分、エチレン含量2.
0重量%のランダムPP100重量部に対して、ステア
リン酸カルシウムを0.1重量部、BHT(2,6−ジ
ターシャリーブチルヒドロキシトルエン)を0.05重
量部、アンチブロキング剤として水澤化学工業(株)製
ミズカシルP707(不定形シリカ、平均粒径2.2μ
m)を0.15重量部をヘンシェルミキサーで混合した
後、65mm単独押出機で造粒し、ペレット化した。
【0042】実施例1 コア層樹脂としてPP−1、スキン層樹脂としてPP−
2を用い、2層の全厚20μmの延伸フィルムにしたと
きのスキン層厚みが1.1μmとなるようにTダイから
共押出しし、冷却ロールで急冷することにより、厚さ約
0.8mmのシートとした。このシートをテンター式逐
次二軸延伸装置にて140℃で縦方向に5倍、引き続き
テンター炉内で160℃の予熱をかけた後155℃で横
方向に8倍の延伸倍率で延伸し、スキン層面をコロナ放
電処理して厚さ20μm、スキン層厚み1.1μmの二
軸延伸ポリプロピレンフィルムを得た。評価結果を表1
に示す。
【0043】実施例2 実施例1のスキン層樹脂をPP−3に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す。
【0044】実施例3 実施例1のスキン層樹脂をPP−4に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す
【0045】実施例4 実施例1のスキン層樹脂をPP−5に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す。
【0046】比較例1 実施例1のスキン層樹脂をPP−6に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す。実施例に比べフィルムの
透明性、剥離強度が悪化した。また、フィルムの巻きず
れが発生した。
【0047】比較例2 実施例1のスキン層樹脂をPP−7に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す。実施例に比べてフィルム
の耐ヒートシール性が悪化した。
【0048】比較例3 実施例1のスキン層樹脂をPP−8に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す。実施例に比べて印刷適性
が悪化した。また、フィルムの巻きずれ、アンチブロッ
キング剤の脱落が発生した。
【0049】比較例4 実施例1のスキン層樹脂をPP−9に代えた以外は、実
施例1と同様にして二軸延伸ポリプロピレンフィルムを
得た。評価結果を表1に示す。実施例に比べてフィルム
の耐スクラッチ性が悪化した。
【0050】比較例5 コア層樹脂としてPP−1、スキン層樹脂としてPP−
2を用い、全厚20μmの延伸フィルムにしたときのス
キン層厚みが1.1μmとなるようにTダイから共押出
しし、冷却ロールで急冷することにより、厚さ約0.8
mmのシートとした。このシートをテンター式逐次二軸
延伸装置にて140℃で縦方向に5倍、引き続きテンタ
ー炉内で157℃の予熱をかけた後155℃で横方向に
8倍の延伸倍率で延伸し、スキン層面をコロナ放電処理
して厚さ20μm、スキン層厚み1.1μmの二軸延伸
ポリプロピレンフィルムを得た。評価結果を表1に示
す。実施例に比べてフィルムの透明性が悪化した。
【0051】比較例6 コア層樹脂としてPP−1、スキン層樹脂としてPP−
2を用い、全厚20μmの延伸フィルムにしたときのス
キン層厚みが1.1μmとなるようにTダイから共押出
しし、冷却ロールで急冷することにより、厚さ約0.8
mmのシートとした。このシートをテンター式逐次二軸
延伸装置にて140℃で縦方向に5倍、引き続きテンタ
ー炉内で165℃の予熱をかけた後155℃で横方向に
8倍の延伸倍率で延伸し、スキン層面をコロナ放電処理
して厚さ20μm、スキン層厚み1.1μmの二軸延伸
ポリプロピレンフィルムを得た。評価結果を表1に示
す。実施例に比べて剥離強度が悪化した。
【0052】
【表1】
【0053】
【発明の効果】本発明のコート原反用多層延伸ポリプロ
ピレンフィルムは、スキン層に特定の樹脂組成物を用
い、かつその表面が特定の形状に制御されているので、
バリアー性樹脂との接着力が強固で、特にPVDCコー
ト性に優れ、かつ、耐ヒートシール性、アンチブロッキ
ング性、滑り性、透明性、耐スクラッチ性、印刷適性に
優れ、バリアー性フィルムのコート用原反として好適に
用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板場 康 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 日 本ポリケム株式会社川崎技術センター内 Fターム(参考) 3E086 AA23 AD01 BA15 BA24 BA33 BB01 BB51 CA07 CA17 CA22 CA25 4F100 AK01B AK01C AK07A AK64B AK64C BA02 BA03 BA06 BA15 DE01B DE01C EH20 EJ38 GB23 JA06B JA06C JK02 JK06 JK14B JK14C JK16 JL00 JN01 YY00B YY00C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのスキン層に、MFRが
    1〜100g/10分、エチレン含量が0.2〜4.0
    重量%のプロピレン−エチレンランダム共重合体100
    重量部に対して、体積平均粒径0.5〜5.0μmの有
    機ポリマー微粒子0.01〜1.0重量部を含むポリプ
    ロピレン系樹脂組成物を用い、かつ該スキン層表面が次
    の特徴を有するコート原反用多層延伸ポリプロピレンフ
    ィルム。 (1) 中心線平均粗さ(Ra)が0.010〜0.0
    50μm、自乗平均値(Rq)が0.010〜0.10
    0μmであり、かつRq/Raが、1≦Rq/Ra≦
    5。 (2) スキン層フィルム表面1mm×1mmの範囲内
    に平均線山高さ0.2μm以上の山が10〜300個。 (3) 中心線山高さ(Rp)が3.0μm以下。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010111400A (ja) * 2008-11-04 2010-05-20 Hosokawa Yoko Co Ltd 高速横ピロー包装方法
WO2018142983A1 (ja) * 2017-02-01 2018-08-09 東洋紡株式会社 二軸配向ポリプロピレン系フィルム

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KR20190111975A (ko) 2017-02-01 2019-10-02 도요보 가부시키가이샤 이축배향 폴리프로필렌계 필름
JPWO2018142983A1 (ja) * 2017-02-01 2019-11-21 東洋紡株式会社 二軸配向ポリプロピレン系フィルム

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