JP2000126877A - 樹脂成形品のレーザマーキング法 - Google Patents

樹脂成形品のレーザマーキング法

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JP2000126877A
JP2000126877A JP10305072A JP30507298A JP2000126877A JP 2000126877 A JP2000126877 A JP 2000126877A JP 10305072 A JP10305072 A JP 10305072A JP 30507298 A JP30507298 A JP 30507298A JP 2000126877 A JP2000126877 A JP 2000126877A
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Naoto Ikegawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離によるマークの脱落や欠損を防ぐことが
できると共に材料の無駄を少なくすることができる樹脂
成形品のレーザマーキング法を提供する。 【解決手段】 樹脂成形品1の表面に凹部2を設けると
共に凹部2内に着色した樹脂からなる成形層3を設け
る。成形層3にレーザビームLを照射してマーキングす
る。成形層3は凹部2の底面や内側面に密着して剥離し
難く、特に成形層3の端面は凹部2内にあって露出して
いず、端面の露出する端部から剥離されるようなことを
防ぐことができる。また成形層3はマーキングを行なう
箇所の凹部2においてのみ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂成形品にレー
ザビームを照射して文字等のマークを形成するレーザマ
ーキング法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂成形品に文字などのマークを形成す
るには、例えばマークを印刷したシールを貼るというよ
うな簡便な方法もあるが、この場合には手間がかかった
り、表面に凹凸がある樹脂成形品の場合には貼ってもす
ぐに剥がれてしまうなどの欠点がある。
【0003】一方、別の方法として、樹脂成形品にレー
ザビームを照射して文字等のマークを形成するレーザマ
ーキング法がある。この方法では、樹脂成形品の表面に
レーザビームを照射することによってマークを形成する
ことができるが、この場合にはマーキングは単色にな
る。
【0004】そこで、特開昭62−203692号公報
に多色でマーキングを行なうことができるようにしたレ
ーザマーキング法が提供されている。このものは図12
に示すように、樹脂成形品1の表面に種々の異なる色の
塗料を複数層にコーティングすることによって、複数層
のコーティング層10a,10b,10c…を設け、こ
のコーティング層10a,10b,10c…にレーザビ
ームLを照射して、所望のパターンで所望のコーティン
グ層10a,10b,10c…まで貫通して除去するこ
とによって、貫通孔4の底に露出する色の違いで複数色
のマーキングを行なうことができるようにしたものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この特開昭6
2−203692号公報のものでは、コーティング層1
0a,10b,10c…は樹脂成形品1の表面の全面に
設けられており、コーティング層10a,10b,10
c…の端部が樹脂成形品1の表面に露出している。従っ
てコーティング層10a,10b,10c…は端面が露
出している端部からめくられて、樹脂成形品1の表面か
ら剥離し易く、マークの脱落や欠損となってマークが認
識できなくなるおそれがあった。またコーティング層1
0a,10b,10c…はこのように樹脂成形品1の表
面の全面に設けられているために、マーキングを施す必
要のない部分にもコーティング層10a,10b,10
c…が存在し、材料の無駄が大きいという問題があっ
た。
【0006】また、多色のマーキングを行なう場合に
は、必要とする色数と同じ層数でコーティング層10
a,10b,10c…を形成する必要があり、コーティ
ング層10a,10b,10c…を形成する工数が増加
するという問題もあった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、剥離によるマークの脱落や欠損を防ぐことができ
ると共に材料の無駄を少なくすることができる樹脂成形
品のレーザマーキング法を提供することを目的とするも
のであり、加えて少ない工数で多色のマーキングを行な
うことができる樹脂成形品のレーザマーキング法を提供
することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る樹脂成形品
のレーザマーキング法は、樹脂成形品1の表面に凹部2
を設けると共に凹部2内に着色した樹脂からなる成形層
3を設け、成形層3にレーザビームLを照射してマーキ
ングすることを特徴とするものである。
【0009】また請求項2の発明は、成形層3にレーザ
ビームLを照射して、成形層3の表面の一部を発泡ある
いは変色させることによってマーキングすることを特徴
とするものである。
【0010】また請求項3の発明は、成形層3にレーザ
ビームLを照射して、成形層3の一部を貫通して除去す
ることによってマーキングすることを特徴とするもので
ある。
【0011】また請求項4の発明は、成形層3にレーザ
ビームLを照射して、成形層3の表面の一部を発泡ある
いは変色させると共に成形層3の一部を貫通して除去す
ることによってマーキングすることを特徴とするもので
ある。
【0012】また請求項5の発明は、樹脂成形品1の凹
部2内に異なる色の樹脂で複数層の着色層3a,3b,
3c…からなる成形層3を設け、成形層3にレーザビー
ムLを照射して、成形層3の一部において所定の着色層
3a,3b,3c…まで貫通して除去することによって
マーキングすることを特徴とするものである。
【0013】また請求項6の発明は、成形層3にレーザ
ビームLを照射して、成形層3の一部において所定の着
色層3a,3b,3c…まで貫通して除去すると共に所
定の着色層3a,3b,3c…の表面の一部を発泡ある
いは変色させることによってマーキングすることを特徴
とするものである。
【0014】また請求項7の発明は、樹脂成形品1の一
部と成形層3の一部にそれぞれレーザビームLを照射し
てマーキングすることを特徴とするものである。
【0015】また請求項8の発明は、成形層3を熱硬化
性樹脂の成形によって形成することを特徴とするもので
ある。
【0016】また請求項9の発明は、成形層3を紫外線
硬化型樹脂の成形によって形成することを特徴とするも
のである。
【0017】また請求項10の発明は、成形層3を凹部
2の周縁の樹脂成形品1の表面から凹むように形成する
ことを特徴とするものである。
【0018】また請求項11の発明は、成形層3にレー
ザビームLを照射して成形層3の一部を貫通して除去す
るにあたって、成形層3に形成される貫通孔4の内側面
の少なくとも一部を開口側へ向けて外方に傾斜するテー
パ面4aにすることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0020】図1は請求項1の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、まず、樹脂成形品1を成形するにあ
たって、樹脂成形品1のマーキングを施す必要のある一
部において、樹脂成形品1の表面に凹部2を図1(a)
のように形成しておく。凹部2は樹脂成形品1の端部に
至らないように形成されるものである。次にこの凹部2
内に成形層3を図1(b)のように設ける。成形層3は
顔料を含有して着色された樹脂によって形成されるもの
であり、樹脂は凹部2以外に流れ出にくいために、マー
キングが不要な箇所へのはみ出しを防止することがで
き、成形層3を凹部2に確実に形成することができるも
のである。また成形層3は凹部2の底面の他に凹部2の
内側面にも密着しており、密着面積が大きくて剥離し難
いものである。特に成形層3の端面は凹部2内にあって
露出していないので、端面の露出する端部から剥離され
るようなことを防ぐことができるものである。尚、樹脂
成形品1の複数箇所にマーキングを施す場合には、その
複数箇所に凹部2を形成すると共に凹部2内に成形層3
を設けるようにすればよく、凹部2や成形層3の数は制
限されるものではない。
【0021】そして、成形層3の表面にレーザビームL
を図1(c)のように照射すると共に所定のパターニン
グで走査させることによって、図1(d)のように成形
層3の表面に文字などのマークMを施すことができるも
のである。凹部2に設けた成形層3は上記のように剥離
され難いので、成形層3の剥離によってマークMが脱落
したり欠損したりすることがなくなり、マークMが認識
できなくなるようなことを防ぐことができるものであ
る。またマーキングを施す成形層3は樹脂成形品1の一
部の凹部2においてのみ設けられているので、樹脂成形
品1の全面に設ける場合のような材料の無駄がなくなる
ものである。
【0022】図2は請求項2の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図1(c)のようにレーザビームL
を照射するにあたって、例えば炭酸ガスレーザやYAG
レーザなどの波長の長い赤外線レーザ、あるいは可視域
のYAGレーザの第2高周波等の可視光レーザビームを
用いるようにしてある。このように赤外線(または可視
光)レーザビームLiを成形層3の表面に照射すると共
に所定のパターニングで走査させることによって、成形
層3の表面は照射部分が局所的に熱せられて図2(a)
(b)に示すようにマークMが形成されるが、このとき
照射部分はいわゆる熱加工により高温となって樹脂の成
形層3の表面が発泡し、小さな気泡を含んだ表面状態に
なる。このように小さな気泡を含むと成形層3の色より
も白っぽくなり、成形層3の他の部分と異なる色になっ
てマークM1を形成することができるものである。例え
ば成形層3が黒であれば、マークM1はグレー色で、成
形層3が赤色であればマークM1は淡赤色で形成される
ものであり、つまり成形層3の色と白色の中間明度の色
でマークM1を形成することができるものである。ま
た、成形層3を形成する樹脂に含有される顔料の選択に
よって、赤外線(または可視光)レーザビームLiの照
射によって化学変化を誘発させ、成形層3の色と全く異
なる色に変色させてマークM1を形成することもでき
る。
【0023】このように、赤外線(または可視光)レー
ザビームLiを照射して成形層3の表面の一部を発泡あ
るいは変色させることによって、成形層3の色と異なる
色でマーキングを行なうことができ、大きなコントラス
トでマークM1を鮮明に形成することができるものであ
る。
【0024】図3は請求項3の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図1(c)のようにレーザビームL
を照射するにあたって、例えばエキシマレーザなどの波
長の短い紫外線レーザを用いるようにしてある。このよ
うに紫外線レーザビームLuを成形層3の表面に照射す
ると共に所定のパターニングで走査させると、成形層3
の照射部分は光化学的に分解され、マークMが形成され
るが、このとき樹脂の成形層3の照射部分には非熱加工
によって分解除去が起こり、照射部分の成形層3が削り
取られて成形層3を貫通する貫通孔4が形成される。こ
の結果、貫通孔4の底面に樹脂成形品1の表面が露出
し、樹脂成形品1の色と成形層3の色違いで、マークM
2を形成することができるものである。
【0025】樹脂成形品1の色と成形層3の色をコント
ラスト差が大きな組み合わせで選択すれば、大きなコン
トラストでマークM2を鮮明に形成することができるも
のである。また紫外線レーザビームLuの照射で非熱加
工によって成形層3の一部を除去するだけであるので、
樹脂成形品1には熱的なダメージが与えられることは殆
どなく、樹脂成形品1から成形層3の剥離も起こりにく
く、マークM2が認識できなくなるようなこともないも
のである。
【0026】図4は請求項4の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図2の方法と図3の方法を組み合わ
せてマークMを形成するようにしたものである。すなわ
ち、図2のように赤外線(または可視光)レーザビーム
iを成形層3の表面に照射すると共に所定のパターニ
ングで走査させることによって、成形層3の表面の一部
を発泡させるか変色させてマークM1を形成すると共
に、図3のように紫外線レーザビームLuを成形層3の
表面に照射すると共に所定のパターニングで走査させる
ことによって、成形層3の一部に貫通孔4を形成してマ
ークM2を形成するようにしたものである。さらに、貫
通孔4の底面に露出する樹脂成形品1の表面の一部に赤
外線(または可視光)レーザビームLiを照射すると共
に所定のパターニングで走査させることによって、樹脂
成形品1の表面の一部を発泡させるか変色させてマーク
3を形成することもできる。
【0027】このようにして、一層の成形層3を設ける
だけで、成形層3の表面の一部を発泡させるか変色させ
て形成されるマークM1と、成形層3の貫通孔4を通し
て樹脂成形品1の表面が露出することによって形成され
るマークM2と、貫通孔4の底面において樹脂成形品1
の表面の一部を発泡させるか変色させて形成されるマー
クM3の、最大3種類の色の複数色でマーキングを行な
うことができるものである。
【0028】図5は請求項5の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図5(a)に示すように樹脂成形品
1の凹部2内に異なる色の顔料で異なる色に着色した樹
脂で着色層3a,3b,3c…を複数層設け、この複数
層の着色層3a,3b,3c…で成形層3を形成するよ
うにしてある。そして紫外線レーザビームなどのレーザ
ビームLを成形層3の一部に照射すると共に所定のパタ
ーニングで走査させるにあたって、レーザビームLの照
射条件を変えて図5(b)のように所定の着色層3a,
3b,3c…まで到達するように照射することによっ
て、図5(c)のように成形層3の一部を所定の着色層
3a,3b,3c…まで貫通して除去するようにしてあ
る。レーザビームLのエネルギー密度や走査速度、走査
回数などの照射条件を変えることによって、所定の着色
層3a,3b,3c…まで到達するようにレーザビーム
Lを照射することができるものであり、例えば、同じエ
ネルギー密度、走査速度でレーザビームLを照射する場
合、1回の照射では着色層3a,3b,3c…の1層分
の厚さより少し薄い深さまで成形層3を除去できるとす
ると、1回の走査の照射によって最上段の着色層3aを
除去する深さまでレーザビームLは達して最上段の着色
層3aの一部を除去することができ、同じ場所の2回の
走査の照射によって最上段の着色層3a及びその下の着
色層3bを除去する深さまでレーザビームLは達して着
色層3a,3bの一部を除去することができ、同じ場所
の3回の走査の照射によって最上段の着色層3a及びそ
の下の着色層3bとさらにその下の着色層3cを除去す
る深さまでレーザビームLは達して着色層3a,3b,
3cの一部を除去することができる。
【0029】このように、最上段の着色層3aの一部を
除去して着色層3aを貫く貫通孔4を形成することによ
って、貫通孔4の底面にその下の着色層3bを露出させ
て着色層3aと着色層3bの色違いによるマークM21
形成することができ、最上段の着色層3aとその下の着
色層3bの一部を除去して着色層3a,3bを貫く貫通
孔4を形成することによって、貫通孔4の底面にさらに
その下の着色層3cを露出させて着色層3aと着色層3
cの色違いによるマークM22を形成することができ、最
上段の着色層3aとその下の着色層3b及びさらにその
下の着色層3cの一部を除去して着色層3a,3b,3
cを貫く貫通孔4を形成することによって、貫通孔4の
底面に樹脂成形品1を露出させて着色層3aと樹脂成形
品1の色違いによるマークM23を形成することができ、
成形層3を構成する着色層3a,3b,3c…の層数の
複数色でマーキングを行なうことができるものである。
【0030】図6は請求項6の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図5の方法において、図2の方法と
図3の方法を組み合わせてマークMを形成するようにし
たものである。まず、図5(a)と同様に樹脂成形品1
の凹部2内に異なる色の顔料で異なる色に着色した樹脂
で着色層3a,3b,3c…を複数層設けて成形層3を
形成する。そして図3の方法、すなわち、紫外線レーザ
ビームLuを成形層3に照射すると共に所定のパターニ
ングで走査させてマーキングを行なうにあたって、図5
(b)と同様に紫外線レーザビームLuの照射条件を変
えて所定の着色層3a,3b,3c…まで到達するよう
に照射することによって、図5(c)と同様に成形層3
の一部を所定の着色層3a,3b,3c…まで貫通して
除去し、所定の着色層3a,3b,3c…まで貫く貫通
孔4を形成してマーキングを行なうことができる。また
図2の方法、すなわち、赤外線(または可視光)レーザ
ビームLiを成形層3に照射すると共に所定のパターニ
ングで走査させてマーキングを行なうにあたって、最上
段の着色層3aの表面に、着色層3aに上記のように形
成された貫通孔4を通して着色層3bの表面に、着色層
3a,3bを貫いて上記のように形成された貫通孔4を
通して着色層3cの表面に、着色層3a,3b,3cを
貫いて上記のように形成された貫通孔4を通して樹脂成
形品1の表面に、それぞれ赤外線(または可視光)レー
ザビームLiを照射することによって、着色層3a,3
b,3c…や樹脂成形品1の表面の一部を発泡させるか
変色させてマーキングを行なうことができる。尚、この
ように紫外線レーザビームLuで貫通孔4を形成した後
に、赤外線(または可視光)レーザビームLiで貫通孔
4の底面を発泡させるか変色させることによってマーキ
ングを行なう他に、赤外線(または可視光)レーザビー
ムLiで着色層3を溶融蒸発させて貫通孔4を形成しな
がら、貫通孔4の底面を発泡させるか変色させることに
よってマーキングを行なうようにしてもよい。
【0031】このようにして図6に示すように、最上段
の着色層3aの表面に発泡あるいは変色によって形成さ
れるマークM11、最上段の着色層3aを貫く貫通孔4の
底面に露出する着色層3bと着色層3aの色違いによっ
て形成されるマークM21、最上段の着色層3aを貫く貫
通孔4の底面に露出する着色層3bの表面に発泡あるい
は変色によって形成されるマークM12、最上段の着色層
3aとその下の着色層3bを貫く貫通孔4の底面に露出
する着色層3cと着色層3aの色違いによって形成され
るマークM22、最上段の着色層3aとその下の着色層3
bを貫く貫通孔4の底面に露出する着色層3cの表面に
発泡あるいは変色によって形成されるマークM13、最上
段の着色層3aとその下の着色層3b及びさらにその下
の着色層3cを貫く貫通孔4の底面に露出する樹脂成形
品1と着色層3aの色違いによって形成されるマークM
23、最上段の着色層3aとその下の着色層3b及びさら
にその下の着色層3cを貫く貫通孔4の底面に露出する
樹脂成形品1の表面に発泡あるいは変色によって形成さ
れるマークM14をそれぞれマーキングすることができる
ものであり、紫外線レーザビームLuの照射による3色
と赤外線(または可視光)レーザビームLiの照射によ
る4色の最大7色でマーキングを行なうことができるも
のである。すなわち成形層3を構成する着色層3a,3
b,3c…の層数をnとすると、最大で、n×2+1の
色でマーキングを行なうことができるものであり、着色
層3a,3b,3c…の層数を少なくしても多色でマー
キングを行なうことができるものである。
【0032】図7は請求項7の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図1(b)と同様にして凹部2に成
形層3を設けた樹脂成形品1にマーキングを施すにあた
って、成形層3の表面にレーザビームLを照射してマー
キングを行なう他に、樹脂成形品1の表面にもレーザビ
ームLを照射してマーキングを行なうようにしてある。
成形層3に照射するレーザビームLは赤外線(または可
視光)レーザビームであっても紫外線レーザビームであ
ってもよく、赤外線(または可視光)レーザビームを用
いる場合には成形層3の表面に発泡あるいは変色によっ
て形成されるマークM1を設けることができ、紫外線レ
ーザビームを用いる場合には成形層3の一部を除去して
貫通孔4を設けることによって形成されるマークM2
設けることができる。しかし樹脂成形品1は除去によっ
てはマーキングをおこなうことができないので、赤外線
(または可視光)レーザビームLi用いて、樹脂成形品
1の表面に発泡あるいは変色によって形成されるマーク
1を設けるようにするものである。
【0033】樹脂成形品1へのマーキングは複数色で行
なうことができず単色のマーキングになるが、成形層3
を設けた箇所に制限されず樹脂成形品1の任意の箇所に
マーキングを施すことができるものであり、例えば凹部
2や成形層3を設けることができない箇所にマーキング
を行なうことが可能になると共に、複数色のマーキング
を行なう必要のある箇所にだけ凹部2や成形層3を設
け、複数色のマーキングが必要ない箇所には凹部2や成
形層3を設けずに樹脂成形品1の表面に直接マーキング
を行なうというように、効率良く成形層3を利用したマ
ーキングが可能になるものである。
【0034】図8(a)は請求項10の発明の実施の形
態の一例を示すものである。成形層3を表面が凹部2の
周縁の樹脂成形品1の表面と面一に設ける場合、図8
(b)のように樹脂成形品1を上下に重ねると下の樹脂
成形品1の成形層3の表面に上の樹脂成形品1が接触し
てこすれ、成形層3の表面に設けたマークMが脱落した
り欠損したりするおそれがある。特に成形層3の表面を
発泡させて形成したマークM1の場合には、このマーク
1は成形層3の表面から隆起しているので、上の樹脂
成形品1が干渉して脱落や欠損が発生し易い。そこで図
8(a)の実施の形態では、成形層3を凹部2の周縁の
樹脂成形品1の表面から凹むように形成するようにして
あり、樹脂成形品1を上下に重ねる際に下の樹脂成形品
1の成形層3の表面に上の樹脂成形品1が接触してこす
れるようなことを防ぎ、成形層3の表面に設けたマーク
Mが脱落したり欠損したりすることを防止するようにし
てある。特に成形層3の表面を発泡させて隆起するよう
に形成したマークM1であっても上の樹脂成形品1が干
渉して脱落や欠損が発生することを防ぐことができる。
【0035】図9乃至図11は請求項11の発明の実施
の形態を示すものであり、図1(b)と同様にして凹部
2に成形層3を設けた樹脂成形品1にレーザビームLを
照射してマーキングを施すにあたって、紫外線レーザビ
ームLuを用い、成形層3の一部を除去して貫通孔4を
形成することによってマークM2を設けるようにしてあ
る。そしてこのとき、紫外線レーザビームLuの照射条
件を調整することによって、貫通孔4が開口側程幅広に
なるように貫通孔4の内側面を外方へ向けて傾斜させ
て、図9(a)(b)のように貫通孔4の内側面をテー
パ面4aとして形成するようにしてある。例えばエネル
ギー分布が中央で高く周部で低いレーザビームを用いる
ことによって、このような断面形状の貫通孔4を形成す
ることができる。このものでは、貫通孔4の底面に露出
する樹脂成形品1の色と成形層3の表面の色の違いによ
ってマークM2を形成することができるのであるが、貫
通孔4の内側面はテーパ面4aになっているために、貫
通孔4の上方から見ると、貫通孔4内で陰になって成形
層3の表面より暗い色になるテーパ面4aの色がマーク
2の縁取りになり、図9(c)のようにマークM2の周
囲に縁取り11が設けられた袋文字が形成されるもので
ある。このように袋文字に形成することによって、文字
スタイルを強調してマーキングの認識性を高めることが
できるものである。
【0036】図9(a)(b)のように貫通孔4の全周
に亘って内側面をテーパ面4aに形成すると袋文字にな
るが、図10(a)のように貫通孔4の対向する一方の
内側面は成形層3の表面と垂直な面に形成すると共に他
方の内側面をテーパ面4aに形成することによって、マ
ークM2の片側に影12が設けられた影付き文字を形成
することができるものである。影付き文字は貫通孔4の
対向する一方のテーパ面4aの傾斜角度と他方のテーパ
面4aの傾斜角度を変えることによっても形成すること
ができる。このように影付き文字に形成することによっ
て、文字スタイルを強調してマーキングの認識性を高め
ることができるものである。
【0037】尚、図11のように、貫通孔4の底面やテ
ーパ面4aに赤外線(または可視光)レーザビームを照
射して、発泡又は変色部13を形成するようにしてもよ
い。
【0038】ここで、上記の各実施の形態のように、樹
脂成形品1の凹部2内に成形層3を形成するにあたっ
て、既述の特開昭62−203692号公報の場合のよ
うに塗料をコーティングして成形層3を形成する場合に
は、乾燥に時間を要して生産能率が悪くなる。特に図5
(a)のように複数層の着色層3a,3b,3c…で成
形層3を形成する場合には、コーティングと乾燥を繰り
返して行なう必要があるために、生産能率が非常に悪く
なる。そこで請求項8の発明では、熱硬化性樹脂を凹部
2に注入硬化して成形することによって、成形層3を形
成するようにしてある。熱硬化性樹脂はこのように成形
工程で注入と硬化を同時に行わせることができ乾燥工程
が不要であって、成形層3を短時間で生産能率良く形成
することができるものである。複数層の着色層3a,3
b,3c…で成形層3を形成する場合には一層有利にな
るものである。
【0039】さらに請求項9の発明では、紫外線硬化型
の熱硬化性樹脂を凹部2に注入し、紫外線を照射して硬
化させる成形を行なうことによって、成形層3を形成す
るようにしてある。紫外線硬化型樹脂は紫外線を照射す
ることによって非常に短時間で硬化させることができ乾
燥工程が不要であって、成形層3を短時間で生産能率良
く形成することができるものである。複数層の着色層3
a,3b,3c…で成形層3を形成する場合には一層有
利になるものである。
【0040】
【発明の効果】上記のように本発明は、樹脂成形品の表
面に凹部を設けると共に凹部内に着色した樹脂からなる
成形層を設け、成形層にレーザビームを照射してマーキ
ングするようにしたので、成形層は凹部の底面の他に凹
部の内側面にも密着して剥離し難く、特に成形層の端面
は凹部内にあって露出していず、端面の露出する端部か
ら剥離されるようなことを防ぐことができるものであ
り、成形層の剥離によってマークが脱落したり欠損した
りすることを防止することができるものである。しか
も、成形層はマーキングを行なう箇所の凹部においての
み設けられているものであり、材料の無駄を少なくする
ことができるものである。
【0041】また請求項2の発明は、成形層にレーザビ
ームを照射して、成形層の表面の一部を発泡あるいは変
色させることによってマーキングするようにしたので、
成形層の色と異なる色でマーキングを行なうことがで
き、色のコントラストでマークを鮮明に形成することが
可能になるものである。
【0042】また請求項3の発明は、成形層にレーザビ
ームを照射して、成形層の一部を貫通して除去すること
によってマーキングするようにしたので、成形層を貫通
する貫通孔の底面に露出する樹脂成形品の色と成形層の
色違いでマーキングを行なうことができ、色のコントラ
ストでマークを鮮明に形成することが可能になるもので
ある。
【0043】また請求項4の発明は、成形層にレーザビ
ームを照射して、成形層の表面の一部を発泡あるいは変
色させると共に成形層の他の一部を貫通して除去するこ
とによってマーキングするようにしたので、一層の成形
層を設けるだけで、成形層の表面の一部を発泡させるか
変色させて形成されるマークと、成形層の貫通孔を通し
て樹脂成形品の表面が露出することによって形成される
マークと、貫通孔の底面において樹脂成形品の表面の一
部を発泡させるか変色させて形成されるマークの、最大
3種類の色の複数色でマーキングを行なうことができる
ものである。
【0044】また請求項5の発明は、樹脂成形品の凹部
内に異なる色の樹脂で複数層の着色層からなる成形層を
設け、成形層にレーザビームを照射して、成形層の一部
において所定の着色層まで貫通して除去することによっ
てマーキングするようにしたので、貫通孔の底面に各着
色層や樹脂成形品を露出させてマーキングを行なうこと
ができ、成形層を構成する着色層の層数の複数色でマー
キングを行なうことができるものである。
【0045】また請求項6の発明は、成形層にレーザビ
ームを照射して、成形層の一部において所定の着色層ま
で貫通して除去すると共に所定の着色層の表面の一部を
発泡あるいは変色させることによってマーキングするよ
うにしたので、貫通孔の底面に各着色層や樹脂成形品を
露出させてマーキングを行なうことができると共に各着
色層や樹脂成形品の表面に発泡あるいは変色によるマー
キングを行なうことができ、成形層を構成する着色層の
層数×2+1の種類の色でマーキングを行なうことが可
能になり、着色層の層数を少なくしても多色でマーキン
グを行なうことができ、着色層を成形する工数を少なく
することができるものである。
【0046】また請求項7の発明は、樹脂成形品の一部
と成形層の一部にそれぞれレーザビームを照射してマー
キングするようにしたので、成形層を設けた箇所に制限
されず樹脂成形品の任意の箇所にマーキングを施すこと
ができるものであり、効率良く成形層を利用したマーキ
ングが可能になるものである。
【0047】また請求項8の発明は、成形層を熱硬化性
樹脂の成形によって形成するようにしたので、熱硬化性
樹脂は成形工程で注入と硬化を同時に行わせることがで
き、乾燥工程が不要であって、成形層を短時間で生産能
率良く形成することができるものである。
【0048】また請求項9の発明は、成形層を紫外線硬
化型樹脂の成形によって形成するようにしたので、紫外
線硬化型樹脂は紫外線を照射することによって非常に短
時間で硬化させることができ、乾燥工程が不要であっ
て、成形層を短時間で生産能率良く形成することができ
るものである。
【0049】また請求項10の発明は、成形層を凹部の
周縁の樹脂成形品の表面から凹むよう形成するようにし
たので、樹脂成形品を上下に重ねる際に成形層の表面に
上の樹脂成形品が接触してこすれるようなことを防ぐこ
とができ、成形層の表面に設けたマークが脱落したり欠
損したりすることを防止することができるものである。
【0050】また請求項11の発明は、成形層にレーザ
ビームを照射して成形層の一部を貫通して除去するにあ
たって、成形層に形成される貫通孔の内側面の少なくと
も一部を開口側へ向けて外方に傾斜するテーパ面にする
ようにしたので、貫通孔の底面で形成されるマークの周
囲にテーパ面によって縁取りや影を設けることができ、
袋文字や影付き文字としてマーキングを行なうことがで
きるものであって、文字スタイルを強調してマーキング
の認識性を高めることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a),(b),(c)は断面図、(d)は平
面図である。
【図2】請求項2の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図3】請求項3の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図4】請求項4の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
【図5】請求項5の発明の実施の形態の一例を示すもの
であり、(a),(b),(c)は断面図である。
【図6】請求項6の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図7】請求項7の発明の実施の形態の一例を示す断面
図である。
【図8】(a)は請求項8の発明の実施の形態の一例を
示す断面図、(b)はその比較例を示す断面図である。
【図9】請求項11の発明の実施の形態の一例を示すも
のであり、(a)は断面図、(b)は平面図、(c)は
袋文字を示す図である。
【図10】請求項11の発明の実施の形態の他の一例を
示すものであり、(a)は断面図、(b)は袋文字を示
す図である。
【図11】請求項11の発明の実施の形態の他の一例を
示す断面図である。
【図12】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 樹脂成形品 2 凹部 3 成形層 3a,3b,3c 着色層 4 貫通孔 4a テーパ面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月16日(1998.11.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】図2は請求項2の発明の実施の形態の一例
を示すものであり、図1(c)のようにレーザビームL
を照射するにあたって、例えば炭酸ガスレーザやYAG
レーザなどの波長の長い赤外線レーザ、あるいは可視域
のYAGレーザの第2高調波等の可視光レーザビームを
用いるようにしてある。このように赤外線(または可視
光)レーザビームLiを成形層3の表面に照射すると共
に所定のパターニングで走査させることによって、成形
層3の表面は照射部分が局所的に熱せられて図2(a)
(b)に示すようにマークMが形成されるが、このとき
照射部分はいわゆる熱加工により高温となって樹脂の成
形層3の表面が発泡し、小さな気泡を含んだ表面状態に
なる。このように小さな気泡を含むと成形層3の色より
も白っぽくなり、成形層3の他の部分と異なる色になっ
てマークM1を形成することができるものである。例え
ば成形層3が黒であれば、マークM1はグレー色で、成
形層3が赤色であればマークM1は淡赤色で形成される
ものであり、つまり成形層3の色と白色の中間明度の色
でマークM1を形成することができるものである。ま
た、成形層3を形成する樹脂に含有される顔料の選択に
よって、赤外線(または可視光)レーザビームLiの照
射によって化学変化を誘発させ、成形層3の色と全く異
なる色に変色させてマークM1を形成することもでき
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】請求項11の発明の実施の形態の他の一例を
示すものであり、(a)は断面図、(b)は影付き文字
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 策雄 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 池川 直人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4E068 AB01 DB10 4F073 AA06 AA15 BA34 BB02 BB10 CA46 CA53

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂成形品の表面に凹部を設けると共に
    凹部内に着色した樹脂からなる成形層を設け、成形層に
    レーザビームを照射してマーキングすることを特徴とす
    るレーザマーキング法。
  2. 【請求項2】 成形層にレーザビームを照射して、成形
    層の表面の一部を発泡あるいは変色させることによって
    マーキングすることを特徴とする請求項1に記載のレー
    ザマーキング法。
  3. 【請求項3】 成形層にレーザビームを照射して、成形
    層の一部を貫通して除去することによってマーキングす
    ることを特徴とする請求項1に記載のレーザマーキング
    法。
  4. 【請求項4】 成形層にレーザビームを照射して、成形
    層の表面の一部を発泡あるいは変色させると共に成形層
    の一部を貫通して除去することによってマーキングする
    ことを特徴とする請求項1に記載のレーザマーキング
    法。
  5. 【請求項5】 樹脂成形品の凹部内に異なる色の樹脂で
    複数層の着色層からなる成形層を設け、成形層にレーザ
    ビームを照射して、成形層の一部において所定の着色層
    まで貫通して除去することによってマーキングすること
    を特徴とする請求項1に記載のレーザマーキング法。
  6. 【請求項6】 成形層にレーザビームを照射して、成形
    層の一部において所定の着色層まで貫通して除去すると
    共に所定の着色層の表面の一部を発泡あるいは変色させ
    ることによってマーキングすることを特徴とする請求項
    5に記載のレーザマーキング法。
  7. 【請求項7】 樹脂成形品の一部と成形層の一部にそれ
    ぞれレーザビームを照射してマーキングすることを特徴
    とする請求項1に記載のレーザマーキング法。
  8. 【請求項8】 成形層を熱硬化性樹脂の成形によって形
    成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記
    載のレーザマーキング法。
  9. 【請求項9】 成形層を紫外線硬化型樹脂の成形によっ
    て形成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
    に記載のレーザマーキング法。
  10. 【請求項10】 成形層を凹部の周縁の樹脂成形品の表
    面から凹むように形成することを特徴とする請求項1乃
    至9のいずれかに記載のレーザマーキング法。
  11. 【請求項11】 成形層にレーザビームを照射して成形
    層の一部を貫通して除去するにあたって、成形層に形成
    される貫通孔の内側面の少なくとも一部を開口側へ向け
    て外方に傾斜するテーパ面にすることを特徴とする請求
    項3乃至10のいずれかに記載のレーザマーキング法。
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