JP2000126490A - 洗濯機の槽体吊持装置 - Google Patents

洗濯機の槽体吊持装置

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JP2000126490A
JP2000126490A JP10305490A JP30549098A JP2000126490A JP 2000126490 A JP2000126490 A JP 2000126490A JP 10305490 A JP10305490 A JP 10305490A JP 30549098 A JP30549098 A JP 30549098A JP 2000126490 A JP2000126490 A JP 2000126490A
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damper
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 潤滑剤の枯渇による騒音の発生を少なくす
る。 【解決手段】 吊り棒39に対するダンパ部材41の摺
動面である内周面41aを、梨地状に形成することによ
り、ダンパ部材41の内周面41aと吊り棒39の外周
面との間に、その梨地による無数の凹凸によってグリス
51を貯えるスペースができ、ダンパ部材41が摺動し
ても、グリス51がダンパ部材41の内周面41aと吊
り棒39の外周面との間に保たれるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の外箱に槽
体を吊持する、洗濯機の槽体吊持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】いわゆる脱水兼用洗濯機においては、一
般に、外箱の上部の四隅部から、吊り棒を具えた吊持機
構によって槽体が吊持されており、この槽体の内部に、
洗濯槽と脱水槽とを兼ねる内槽が配設されている。図7
及び図8は、その吊持機構部分の従来構成を示すもの
で、洗濯機における外箱1の上部の四隅部(1か所のみ
代表して図示)に、それぞれ、凹部2aを有する支持板
2が設けられ、一方、外箱1内に配設される槽体3の下
部の外周部には、挿通孔4aを有する下部支持部4が一
体に設けられている。
【0003】そして、その下部支持部4の挿通孔4aに
は、吊り棒5の下部が挿通されている。吊り棒5の下端
部には、ワッシャ6を介してスプリング受け部材7が抜
け止め状態に装着されており、その上方に、下から順
に、圧縮コイルばねから成るスプリング8、ダンパケー
ス9、ゴム製のダンパ部材10、及び下部受け部材11
が、それぞれ吊り棒5に挿通された状態で装着され、そ
の最上部に位置する下部受け部材11が、前記下部支持
部4の下面に下方から摺動可能に当接するようになって
いる。又、ダンパ部材10の内周面と、これに対応する
吊り棒5の下部外周面との間には、潤滑剤であるグリス
12が介在されている。
【0004】他方、吊り棒5の上端部には上部受け部材
13が装着されており、この上部受け部材13が支持板
2の凹部2aに摺動可能に当接して支持されるようにな
っている。そして、それら、吊り棒5と、上部受け部材
13、下部受け部材11、ダンパ部材10、ダンパケー
ス9、スプリング8、スプリング受け部材7、ワッシャ
6、並びにグリス12により吊持機構14が構成され、
4組の吊持機構14により、槽体3が外箱1に上下動可
能に吊持されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、特に、脱水時に内槽の回転に伴い振動する槽体3に
対し、ダンパ部材10がグリス12を介して吊り棒5と
の間で摺動することにより、槽体3の振動を減衰する減
衰力(摩擦力)が発生する。しかしながら、定常回転の
脱水時のような13〜16〔Hz〕程度の周波数の振動
域では、吊り棒5に対するダンパ部材10の摩擦によ
り、グリス12がそれらの接触面から押し出され、ダン
パ部材10と吊り棒5との間に保たれにくくなって、減
衰力が大きくなる傾向がある。このため、定常回転時で
の槽体3から床への振動の伝達が大きくなり、騒音が発
生する。
【0006】又、グリス12は、長期間の使用によって
も、ダンパ部材10と吊り棒5との間から徐々にはみ出
るものであり、この結果、上述同様に減衰力が大きくな
って、騒音が発生する。一方、スプリング8は、座屈し
やすいもので、特に、スプリング受け部材7には、上面
にリング状の凸部7aがあり、これにスプリング8の下
端が乗り上げたり入り込んだりすることで、座屈しやす
い。座屈すれば、スプリング8は、近辺の他の部材、例
えば槽体3の外面等に当たり、擦過による騒音が発生す
る。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、騒音の発生を少なくできる
洗濯機の槽体吊持装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機の槽体吊持装置は、第1に、洗濯機
の外箱上部に設けられた上部支持部と、前記外箱の内部
に配設される槽体の外周部に設けられた下部支持部と、
これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の内
周面と前記吊り棒の下部外周面との間に介在された潤滑
剤を有し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部材、
及び潤滑剤を介して前記槽体を上下動可能に吊持する吊
持機構とを具備するものおいて、前記ダンパ部材の内周
面を梨地状に形成したことを特徴とする(請求項1の発
明)。
【0009】梨地は細かい凹凸を無数に有するものであ
り、この梨地状に形成されたダンパ部材の内周面と吊り
棒の外周面との間には、その無数の凹凸によって潤滑剤
を貯えるスペースができ、潤滑剤が保たれるようにな
る。かくして、槽体の振動を減衰する減衰力を適度に保
つことができ、定常回転時での槽体から床への振動の伝
達が少なくなるから、騒音が減少する。
【0010】本発明の洗濯機の槽体吊持装置は、第2
に、洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持部と、前記
外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた下部
支持部と、これら下部支持部及び上部支持部間にわたっ
て配設された吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部
支持部の下面に対して摺動するように設けられた下部受
け部材、この下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外
周に摺動可能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材
を収容したダンパケース、並びに前記ダンパ部材の内周
面と前記吊り棒の下部外周面との間に介在された潤滑剤
を有し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部材、ダ
ンパケース、及び潤滑剤を介して前記槽体を上下動可能
に吊持する吊持機構とを具備するものおいて、前記下部
受け部材の下面部とダンパ部材の上面部との間に、潤滑
剤を溜め得る潤滑剤溜め部を設けると共に、ダンパ部材
の外周面とダンパケースの内周面との間に、前記吊り棒
の下部外周面とダンパ部材の内周面との接触部分に連な
る隙間を設け、この隙間と前記潤滑剤溜め部とを、ダン
パ部材に形成した連通孔により連通させたことを特徴と
する(請求項2の発明)。
【0011】このものによれば、潤滑剤が、吊り棒に対
するダンパ部材の摩擦によりそれらの間からはみ出て
も、それは潤滑剤溜め部に溜められ、この潤滑剤溜め部
から連通孔を通ってダンパ部材の外周面とダンパケース
の内周面との間の隙間に至り、そして、その隙間から吊
り棒の下部外周面とダンパ部材の内周面との接触部分に
戻る。これにより、吊り棒の下部外周面とダンパ部材の
内周面との接触部分の潤滑が良好に行われ続け、槽体の
振動を減衰する減衰力を適度に保つことができるから、
上述同様に定常回転時での槽体から床への振動の伝達が
少なくなって、騒音が減少する。
【0012】この場合、下部受け部材が、吊り棒との接
触部分に潤滑剤の漏れを阻止するリップを有するとなお
良い(請求項3の発明)。このものによれば、潤滑剤
の、必要な部分からのはみ出しが一層少なくなって、吊
り棒の下部外周面とダンパ部材の内周面との接触部分の
潤滑が更に良好に行われ続けるから、騒音が一段と減少
する。
【0013】本発明の洗濯機の槽体吊持装置は、第3
に、洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持部と、前記
外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた下部
支持部と、これら下部支持部及び上部支持部間にわたっ
て配設された吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部
支持部の下面に対して摺動するように設けられた下部受
け部材、この下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外
周に摺動可能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材
を収容したダンパケース、並びにこのダンパケースの下
側に設けられたスプリングを有し、これら吊り棒、下部
受け部材、ダンパ部材、ダンパケース、及びスプリング
を介して前記槽体を上下動可能に吊持する吊持機構とを
具備するものおいて、前記ダンパケースに前記スプリン
グを外方より囲う囲い壁を形成したことを特徴とする
(請求項4の発明)。
【0014】このものによれば、スプリングが座屈しよ
うとしたとき、囲い壁に当たることで、それ以上の座屈
が阻止され、近辺の他の部材に当たることが防止される
から、スプリングの擦過による騒音の発生がなくなる。
【0015】この場合、スプリングが圧縮コイルばね
で、囲い壁の内周面とダンパケースの外周面との間の間
隙寸法を、スプリングの線径の1.0〜1.5倍とする
となお良い(請求項5の発明)。このものによれば、ス
プリングが座屈しようとしたときのそれ以上の座屈を、
囲い壁がより早期の段階で阻止するから、スプリングの
擦過による騒音の発生がより確実になくなる。
【0016】本発明の洗濯機の槽体吊持装置は、第4
に、洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持部と、前記
外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた下部
支持部と、これら下部支持部及び上部支持部間にわたっ
て配設された吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部
支持部の下面に対して摺動するように設けられた下部受
け部材、この下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外
周に摺動可能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材
の下側に設けられた圧縮コイルばねから成るスプリン
グ、並びにこのスプリングの下端を受けたスプリング受
け部材を有し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部
材、スプリング、及びスプリング受け部材を介して前記
槽体を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するもの
おいて、前記スプリング受け部材の上面部に、前記スプ
リングの内径よりも径小で、該スプリングを嵌合する筒
状リブを設けたことを特徴とする(請求項6の発明)。
【0017】このものによれば、スプリングの下部を嵌
合する相手部が筒状リブであることにより、従来のもの
のような低いリング状凸部と違って、スプリングの下端
が容易に乗り上げたり入り込んだりすることがなくな
り、それらを原因としたスプリングの座屈が防止される
から、スプリングの擦過による騒音の発生がなくなる。
【0018】この場合、筒状リブの外径を、スプリング
の内径からスプリングの線径を差し引いた寸法よりも大
きくするとなお良い(請求項7の発明)。このものによ
れば、筒状リブへの嵌合状態で、スプリングが座屈しよ
うとしたとき、スプリングが筒状リブに直ちに当接して
下部を支えられ、座屈が防止されるから、スプリングの
擦過による騒音の発生がより確実になくなる。
【0019】本発明の洗濯機の槽体吊持装置は、第5
に、洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持部と、前記
外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた下部
支持部と、これら下部支持部及び上部支持部間にわたっ
て配設された吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部
支持部の下面に対して摺動するように設けられた下部受
け部材、この下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外
周に摺動可能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材
の下側に設けられた圧縮コイルばねから成るスプリン
グ、並びにこのスプリングの下端を受けたスプリング受
け部材を有し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部
材、スプリング、及びスプリング受け部材を介して前記
槽体を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するもの
おいて、前記スプリングの巻回数を、自然数に0.5を
加えた数としたことを特徴とする(請求項8の発明)。
【0020】このものによれば、スプリングが上下から
平衡に圧縮力を受けるようになり、不平衡に受けること
による座屈が防止されるから、スプリングの擦過による
騒音の発生がなくなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき、
図1ないし図6を参照して説明する。まず、図2には、
洗濯機(脱水兼用洗濯機)21の全体的構成を示してお
り、外箱22の内部に、槽体としての外槽23を、吊持
機構24により吊持して配設している。この場合、吊持
機構24は、1組しか図示していないが、4組あり、そ
の1組ずつが直方体の箱状を成す外箱22の四隅部にそ
れぞれ対応している。
【0022】外槽23内には、洗濯槽と脱水槽を兼ねる
内槽25を回転可能に配設しており、内槽25内の底部
には、水流生成用の撹拌体26を配設している。外槽2
3の外底部には、モータ27を配設すると共に、モータ
27の回転力がベルト28を介し伝達されて内槽25及
び撹拌体26を回転駆動する駆動機構部29を配設して
いる。
【0023】なお、詳細な説明は省略するが、上記モー
タ27及び駆動機構部29により、洗い及びためすすぎ
の行程においては、撹拌体26を正逆回転させ、脱水及
びシャワーすすぎの行程においては、内槽25を撹拌体
26と共に一方向に高速回転させるようになっている。
内槽25の上端部にはバランスリング30を取付けると
共に、シャワーすすぎ及び脱水時に内槽25からの排水
をバランスリング30との間を通して行う脱水孔31を
形成している。
【0024】ここで、前述の吊持機構24につき、詳細
に述べる。前記外箱22の上部における四隅部には、図
1に示すように、上部支持部を構成する金属製の支持板
32を取付けている。この支持板32には、上方に開放
する球面状の凹部33を形成すると共に、この凹部33
の中央部に挿通孔34を形成し、更に、その挿通孔34
から外箱22の内方に通じる切欠部35を形成してい
る。
【0025】これに対して、外槽23は例えばプラスチ
ック製であり、これの外周部の下部には、下部支持部3
6を上述の支持板32に対応して4個一体に設けてい
る。この下部支持部36は、支持板32の凹部33と対
称的に下方に開放する球面状の凹部37を有するもので
あり、この凹部37の中央部に挿通孔38を形成してい
る。
【0026】そして、吊り棒39は、金属製にて、下端
部を下部支持部36の挿通孔38に挿通しており、上端
部を支持板32の挿通孔34に挿通していて、これら支
持板32と下部支持部36とを貫通し、その両者間にわ
たっている。吊り棒39の下端部側には、上から順に、
例えばプラスチック製の下部受け部材40と、弾性を有
する例えばゴム製のダンパ部材41、このダンパ部材4
1を収容するダンパケース42、スプリング43、スプ
リング受け部材44、及びワッシャ45を、それぞれ吊
り棒39に摺動可能に挿通された状態で装着し、吊り棒
39の下端部にはそれらの抜止めをする抜止め部39a
を形成している。
【0027】上記下部受け部材40は、球面部46を上
面に有する部分を主体部47としており、この主体部4
7の中央部の上方に筒部48を有していて、吊り棒39
が貫通したその筒部48を、下部支持部36の挿通孔3
8に下方より挿通した状態で、主体部47の球面部46
を下部支持部36の凹部37内に摺動可能に当接させて
いる。
【0028】又、ダンパ部材41は、内周面の上部が吊
り棒39の対応する下部の外周面に当接して外槽23の
振動の減衰のための適度な摩擦力を及ぼす筒状を成して
おり、その内周面、特に吊り棒39の下部外周面に当接
する部分、この場合、上部の内周面41aを、梨地状に
形成している。
【0029】ここで、梨地は細かい凹凸を無数に有する
ものであり、図3はそれの一部を拡大して表している。
この図3において、Oは基準線を示しており、凹凸の境
界位置、すなわち、ダンパ部材41の内周面が梨地状で
はなく平滑に形成されていた場合の表面である。これに
対して、49は梨地の凸部、50は梨地の凹部を示して
おり、Ro は多数ある凸部49の高さと多数ある凹部5
0の深さとのそれぞれ絶対値の平均、すなわち、平均粗
さであり、この平均粗さRo を、この場合、5〜20
〔μm〕としている。しかして、上記吊り棒39の内周
面と吊り棒39の下部外周面との間には、潤滑剤である
グリス51を介在させている。
【0030】加えて、ダンパ部材41の上部の外周部に
は、下部受け部材40の主体部47に接するフランジ部
52を形成しており、このフランジ部52の上面部と下
部受け部材40の主体部47の下面部との間には、この
場合、双方の凹部により、潤滑剤溜め部53を形成して
いる。又、フランジ部52には連通孔54を複数形成し
ており、下部受け部材40の吊り棒39との接触部分で
ある主体部47の下部内周には、グリス51の漏れを阻
止するリップ55を装着している。このリップ55は、
詳細には図4に示すように、吊り棒39の下部外周面に
圧接するリップエッジ55aを、上下に有するものであ
る。
【0031】ダンパケース42はダンパ部材41よりも
径大な筒状を成しており、それらの間には、ダンパ部材
41の内周面41aと吊り棒39の下部外周面との接触
部分に連なる隙間56が存在し、この隙間56と前記潤
滑剤溜め部53とを、連通孔54が連通させている。更
に、ダンパケース42の上部の外周部にはフランジ部5
7を形成しており、このフランジ部57の周囲部から下
方へは、円筒状を成す囲い壁58を形成している。
【0032】スプリング43は、上記ダンパケース42
のフランジ部57と前記スプリング受け部材44との間
に介在されて、外槽23を弾性支持するものであり、こ
のスプリング43を囲い壁58が外方より囲っている。
更に詳細には、スプリング43は圧縮コイルばねから成
るものであり、囲い壁58の内周面とダンパケース42
の外周面との間の間隙寸法Gは、このスプリング43の
線径(直径)dの1.0〜1.5倍としている。
【0033】そして、スプリング受け部材44は、スプ
リング43の下端を受けるものであり、これの上面部に
は筒状リブ59を設けている。この筒状リブ59は、外
径D1 がスプリング43の内径D2 よりも径小で上方に
延びる例えば円筒状を成すもので、外側にスプリング4
3を嵌合している。又、この場合、筒状リブ59の外径
D1 は、詳細には、スプリング43の内径D2 からスプ
リング43の線径dを差し引いた寸法よりも大きくして
いる。
【0034】更に、図5の(a)はスプリング43を単
独の状態で示しており、nはこのスプリング43の1巻
回であって、スプリング43はその全体の巻回数を、自
然数、この場合、8(8n)に0.5(0.5n)を加
えた数としている。
【0035】一方、吊り棒39の上端部側には、下から
順に、例えばプラスチック製の上部受け部材60と、弾
性を有するゴム製のダンパ部材61、及びワッシャ62
を、吊り棒39に挿通された状態で装着しており、吊り
棒39の上端部にはそれらの抜止めをする抜止め部39
bを形成している。
【0036】上記上部受け部材60は、球面部63を下
面に有する部分を主体部64としており、この主体部6
4の中央部の下方に筒部65、上方部に環状壁66、側
部に引掛け部67を有していて、図1に示すように、吊
り棒39が貫通した筒部65を前記支持板32の切欠部
35から入れて挿通孔34に位置させ、引掛け部67を
切欠部35内に位置させた状態で、主体部64の球面部
63を凹部33に摺動可能に収容させており、もって、
吊り棒39、下部受け部材40、ダンパ部材41、ダン
パケース42、スプリング43、スプリング受け部材4
4、ワッシャ45、グリス51、上部受け部材60、ダ
ンパ部材61、及びワッシャ62から成る吊持機構24
により外槽23を上下動可能に吊持するようにしてい
る。
【0037】なお、吊持機構24には、そのほかの摺動
部にも潤滑剤であるグリスを介在させている。又、引掛
け部67は、上部受け部材60を上述のごとく支持板3
2に組付けるまでの間、外槽23の上端部に係合させ
て、吊持機構24を外槽23に仮組みするのに使用する
ものである。又、上部受け部材60の上面側に配置した
ダンパ部材61は、前述のダンパ部材41よりも上下の
軸方向に短い短円筒状を成しており、環状壁66内に配
置している。
【0038】次に、上記構成のものの作用並びに効果を
述べる。特に、内槽25の回転に伴って外槽23が振動
する脱水時、ダンパ部材41がグリス51を介して吊り
棒39との間で摺動することにより、外槽23の振動を
減衰する減衰力(摩擦力)が発生する。このとき、上記
構成のものでは、ダンパ部材41の摺動面である内周面
41aを、細かい凹凸を無数に有する梨地状に形成して
いるので、ダンパ部材41の内周面41aと吊り棒39
の外周面との間には、その無数の凹凸によってグリス5
1を貯えるスペースができており、ダンパ部材41が摺
動しても、グリス51はダンパ部材41の内周面41a
と吊り棒39の外周面との間に保たれる。従って、外槽
23の振動を減衰する減衰力を適度に保つことができ
る。
【0039】図6は、槽体23の振動とダンパ部材41
の減衰力(ダンパ変換エネルギー)との関係を、発明者
の実験結果に基づいて表しており、内槽25の定常回転
時の振動域(周波数で15〔Hz〕)での減衰力が、ダ
ンパ部材41の内周面41aを梨地状(この場合、平均
粗さRo で10〔μm〕)に形成したものでは、40
〔kgfmm〕であり、そうでないもの(平滑なもの)
では、50〔kgfmm〕で、梨地状に形成したものが
小さいことが証明されている。
【0040】かくして、上記構成のものの場合、定常回
転時での外槽23から床への振動の伝達を少なくできる
ものであり、騒音の発生を少なくすることができる。な
お、梨地状に形成するのは、ダンパ部材41の内周面4
1aではなく、吊り棒39の下部外周面とすることも考
えられるが、しかし、吊り棒39の下部外周面を梨地状
に形成したものでは、ダンパ部材41の摩耗が激しく、
実際の使用に適さない。
【0041】一方、吊り棒39に対するダンパ部材41
の摩擦により、それらの間からグリス15がはみ出て
も、上記構成のものの場合、それは下部受け部材40の
下面部とダンパ部材41の上面部との間の潤滑剤溜め部
53に溜められ、この潤滑剤溜め部53から連通孔54
を通ってダンパ部材42の外周面とダンパケース42の
内周面との間の隙間56に至り、そして、その隙間56
から吊り棒39の下部外周面とダンパ部材41の内周面
41aとの接触部分に戻る。これにより、吊り棒39の
下部外周面とダンパ部材41の内周面41aとの接触部
分の潤滑がやはり良好に行われ続け、槽体23の振動を
減衰する減衰力を適度に保つことができる。従って、こ
れによっても、定常回転時での槽体23から床への振動
の伝達を少なくでき、騒音の発生を少なくすることがで
きる。
【0042】しかも、この場合、下部受け部材40は、
吊り棒39との接触部分にグリス51の漏れを阻止する
リップ55を有している。これにより、グリス51の、
必要な部分からのはみ出しが一層少なくなって、吊り棒
39の下部外周面とダンパ部材41の内周面41aとの
接触部分の潤滑が更に良好に行われ続けるから、定常回
転時での槽体23から床への振動の伝達を更に少なくで
きて、騒音の発生を一段と少なくすることができる。
【0043】又、ダンパ部材41を収容したダンパケー
ス42には、スプリング43を外方より囲う囲い壁58
を形成している。これにより、スプリング43が座屈し
ようとしたとき、囲い壁58に当たるから、それ以上の
座屈が阻止され、近辺の他の部材、例えば槽体23の外
面等にスプリング43が当たることが防止される。よっ
て、その近辺の他の部材に対するスプリング43の擦過
による騒音の発生なくすことができる。
【0044】しかも、槽体23が振動で上昇したとき、
それに伴って、下部受け部材40、ダンパ部材41、ダ
ンパケース42も、スプリング43のばね力により上昇
し、それによって、吊り棒39の、それまでダンパケー
ス42に覆われていた部分がダンパケース42から露出
することにより、それにほこりや水が付着することが心
配されるが、囲い壁58はその露出部分を外方より覆い
続けるものでもあり、その部分へのほこりや水の付着を
防止する。これにより、吊り棒39に対するダンパ部材
41の摺動を、ほこりや水の付着に阻害されずに適正に
保つことができ、減衰性能を良好に維持することができ
る。
【0045】更に、囲い壁58の内周面とダンパケース
42の外周面との間の間隙寸法Gを、スプリング(圧縮
コイルばね)43の線径dの1.0〜1.5倍としてお
り、これにより、スプリング43が座屈しようとしたと
きのそれ以上の座屈を、囲い壁58にて、より早期の段
階で阻止できるから、スプリング43の擦過による騒音
の発生をより確実になくすことができる。
【0046】加えて、スプリング43の下端を受けるス
プリング受け部材44の上面部には、スプリング43の
内径よりも径小な筒状リブ59を設けており、これにス
プリング43を嵌合している。この場合、スプリング4
3の下部を嵌合する相手部が、従来のもののような低い
リング状凸部7aと違って、筒状リブ59であることに
より、スプリング53の下端が容易に乗り上げたり入り
込んだりすることがなく、それらを原因としたスプリン
グ43の座屈が防止されるから、上述同様、スプリング
43の擦過による騒音の発生をなくすことができる。
【0047】しかも、この場合、筒状リブ59の外径D
1 を、スプリング43の内径D2 からスプリング43の
線径dを差し引いた寸法よりも大きくしていることによ
り、筒状リブ59への嵌合状態で、スプリング43が座
屈しようとしたとき、スプリング43が筒状リブ59に
直ちに当接して下部を支えられ、座屈が防止されるか
ら、スプリング43の擦過による騒音の発生をより確実
になくすことができる。
【0048】そして、スプリング43は、その巻回数
を、自然数に0.5を加えた数としている。図5の
(b)は、従来の、スプリング8の巻回数を自然数(図
示例は9)としたものを示しており、このものでは、ス
プリング8が上下の一方の片側(図中右側)をそれぞれ
ダンパケース9及びスプリング受け部材7に当接させて
いるため、その上下の一方の片側から不平衡に圧縮力P
を受けることになって、二点鎖線で示すように座屈す
る。これに対して、スプリング43の巻回数を、自然数
に0.5を加えた数(図示例は8.5)とした上記構成
のものでは、図5の(a)に示すように、スプリング4
3が、上端は一方の片側(図中右側)でダンパケース4
2に当接し、下端は他方の片側(図中左側)でスプリン
グ受け部材44に当接するので、上下から平衡に圧縮力
Pを受けるようになって、座屈せずに縮み、従って、こ
れによっても、スプリング43の擦過による騒音の発生
をなくすことができる。なお、本発明は上記し且つ図面
に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
【0049】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機の槽体吊持装置
によれば、ダンパ部材の摺動に対し、ダンパ部材の内周
面と吊り棒の下部外周面との間に潤滑剤が保たれ、外槽
の振動を減衰する減衰力を適度に保ち得るから、定常回
転時での外槽から床への振動の伝達を少なくできて、騒
音の発生を少なくすることができる。
【0050】請求項2の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、ダンパ部材の内周面と吊り棒の下部外周面との間か
ら潤滑剤がはみ出ても、それを循環させて、吊り棒の下
部外周面とダンパ部材の内周面との接触部分の潤滑を良
好に行い続け得るので、これによっても、外槽の振動を
減衰する減衰力を適度に保ち得、定常回転時での外槽か
ら床への振動の伝達を少なくできて、騒音の発生を少な
くすることができる。
【0051】請求項3の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、潤滑剤の必要な部分からのはみ出しを一層少なくで
きて、吊り棒の下部外周面とダンパ部材の内周面との接
触部分の潤滑を更に良好に行い続け得るから、定常回転
時での槽体から床への振動の伝達を更に少なくできて、
騒音の発生を一段と少なくすることができる。
【0052】請求項4の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、ダンパケースに形成した囲い壁によりスプリングの
座屈を防止できるから、スプリングが近辺の他の部材に
当たることを回避できて、スプリングの擦過による騒音
の発生なくすことができる。しかも、この場合、吊り棒
の常時はダンパケースに覆われる部分へのほこりや水の
付着も防止できて、吊り棒に対するダンパ部材の摺動を
適正に保つことができ、減衰性能を良好に維持すること
ができる。
【0053】請求項5の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、スプリングが座屈しようとしたときのそれ以上の座
屈を、より早期の段階で阻止できて、スプリングの擦過
による騒音の発生をより確実になくすことができる。請
求項6の洗濯機の槽体吊持装置によれば、スプリングの
スプリング受け部材に対する組付けの誤りを原因とした
スプリングの座屈を防止できて、上述同様、スプリング
の擦過による騒音の発生をなくすことができる。
【0054】請求項7の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、スプリングをスプリング受け部材に組付けた後、使
用状態でのスプリングの座屈を効果的に防止できて、ス
プリングの擦過による騒音の発生をより確実になくすこ
とができる。請求項8の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、スプリングが上下から平衡に圧縮力を受けるように
なって、座屈を防止できるから、これによっても、スプ
リングの擦過による騒音の発生をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す主要部分の、一部を省
略した縦断面図
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】ダンパ部材の内周面の一部の拡大縦断面図
【図4】リップ部分の拡大縦断面図
【図5】スプリング単体を、従来のものとの比較で示す
側面図
【図6】槽体の振動とダンパ部材の減衰力との関係を従
来のものと併せて示す特性図
【図7】従来例を示す主要部分の、一部を省略した分解
斜視図
【図8】図1相当図
【符号の説明】
21は洗濯機、22は外箱、23は外槽(槽体)、24
は吊持機構、32は支持板(上部支持部)、36は下部
支持部、39は吊り棒、40は下部受け部材、41はダ
ンパ部材、41aはダンパ部材の内周面、42はダンパ
ケース、43はスプリング、44はスプリング受け部
材、51はグリス(潤滑剤)、53は潤滑剤溜め部、5
4は連通孔、55はリップ、56は隙間、58は囲い
壁、Gは間隙寸法、dはスプリングの線径、59は筒状
リブ、D1 は筒状リブの外径、D2 はスプリングの内径
を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、並びにこのダンパ部材の内
    周面と前記吊り棒の下部外周面との間に介在された潤滑
    剤を有し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部材、
    及び潤滑剤を介して前記槽体を上下動可能に吊持する吊
    持機構とを具備するものおいて、 前記ダンパ部材の内周面を梨地状に形成したことを特徴
    とする洗濯機の槽体吊持装置。
  2. 【請求項2】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材を収容した
    ダンパケース、並びに前記ダンパ部材の内周面と前記吊
    り棒の下部外周面との間に介在された潤滑剤を有し、こ
    れら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部材、ダンパケー
    ス、及び潤滑剤を介して前記槽体を上下動可能に吊持す
    る吊持機構とを具備するものおいて、 前記下部受け部材の下面部とダンパ部材の上面部との間
    に、潤滑剤を溜め得る潤滑剤溜め部を設けると共に、 ダンパ部材の外周面とダンパケースの内周面との間に、
    前記吊り棒の下部外周面とダンパ部材の内周面との接触
    部分に連なる隙間を設け、 この隙間と前記潤滑剤溜め部とを、ダンパ部材に形成し
    た連通孔により連通させたことを特徴とする洗濯機の槽
    体吊持装置。
  3. 【請求項3】 下部受け部材が、吊り棒との接触部分に
    潤滑剤の漏れを阻止するリップを有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  4. 【請求項4】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材を収容した
    ダンパケース、並びにこのダンパケースの下側に設けら
    れたスプリングを有し、これら吊り棒、下部受け部材、
    ダンパ部材、ダンパケース、及びスプリングを介して前
    記槽体を上下動可能に吊持する吊持機構とを具備するも
    のおいて、 前記ダンパケースに前記スプリングを外方より囲う囲い
    壁を形成したことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
  5. 【請求項5】 スプリングが圧縮コイルばねで、囲い壁
    の内周面とダンパケースの外周面との間の間隙寸法を、
    スプリングの線径の1.0〜1.5倍としたことを特徴
    とする請求項4記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  6. 【請求項6】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材の下側に設
    けられた圧縮コイルばねから成るスプリング、並びにこ
    のスプリングの下端を受けたスプリング受け部材を有
    し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部材、スプリ
    ング、及びスプリング受け部材を介して前記槽体を上下
    動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおいて、 前記スプリング受け部材の上面部に、前記スプリングの
    内径よりも径小で、該スプリングを嵌合する筒状リブを
    設けたことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
  7. 【請求項7】 筒状リブの外径を、スプリングの内径か
    らスプリングの線径を差し引いた寸法よりも大きくした
    ことを特徴とする請求項6記載の洗濯機の槽体吊持装
    置。
  8. 【請求項8】 洗濯機の外箱上部に設けられた上部支持
    部と、 前記外箱の内部に配設される槽体の外周部に設けられた
    下部支持部と、 これら下部支持部及び上部支持部間にわたって配設され
    た吊り棒、この吊り棒の下部外周に前記下部支持部の下
    面に対して摺動するように設けられた下部受け部材、こ
    の下部受け部材の下方で前記吊り棒の下部外周に摺動可
    能に設けられたダンパ部材、このダンパ部材の下側に設
    けられた圧縮コイルばねから成るスプリング、並びにこ
    のスプリングの下端を受けたスプリング受け部材を有
    し、これら吊り棒、下部受け部材、ダンパ部材、スプリ
    ング、及びスプリング受け部材を介して前記槽体を上下
    動可能に吊持する吊持機構とを具備するものおいて、 前記スプリングの巻回数を、自然数に0.5を加えた数
    としたことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
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