JP4527691B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機 Download PDF

Info

Publication number
JP4527691B2
JP4527691B2 JP2006198365A JP2006198365A JP4527691B2 JP 4527691 B2 JP4527691 B2 JP 4527691B2 JP 2006198365 A JP2006198365 A JP 2006198365A JP 2006198365 A JP2006198365 A JP 2006198365A JP 4527691 B2 JP4527691 B2 JP 4527691B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
washing machine
suspension rod
suspension
rolling element
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006198365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008023042A (ja
Inventor
奨 藤原
宏 安藤
浩也 原
博 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2006198365A priority Critical patent/JP4527691B2/ja
Publication of JP2008023042A publication Critical patent/JP2008023042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4527691B2 publication Critical patent/JP4527691B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

本発明は、筐体内の脱水槽を任意の角度で傾斜させる洗濯機に関するものである。
従来から、脱水槽を筐体上部から吊り棒を介して吊り下げるようにした形式の全自動洗濯乾燥機(以下、単に洗濯機と称する)が存在する。このような形式の洗濯機は、一般的に、脱水槽を予め一定の角度で傾斜させた状態で筐体内に常時配置されるようになっている。脱水槽を傾斜させる利点としては、洗濯物の出し入れを容易に行なえることや、洗濯物の洗浄効率及び乾燥効率の向上を図れることが挙げられる。
そのような例として、「ケースと、前記ケースの内部に、前方上側部が前記ケースの前面部側に一定角度に傾いて取り付けられ、洗濯水を貯蔵する外槽及び前記外槽の内部に設けられ、洗濯物を洗濯する内槽からなる洗濯槽と、前記内槽を回転させる駆動手段とを含んでなる、傾斜式洗濯槽を有する洗濯機において、前記ケースの後面部に設けられた開口部と、外側に膨出部が形成され、前記開口部に被せられるバックカバーとを含んでなる傾斜式洗濯槽を有する洗濯機」が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−160259号公報(第4頁、第1図)
脱水槽を傾斜させる場合に注意しなければならないことは、吊り棒及び吊り棒の下側に設けられている防振部(サスペンションやダンパー等)に脱水槽を接触させないようにすることである。この吊り棒や防振部が脱水槽に接触してしまうと、想定していない振動や騒音が発生してしまうからである。この振動や騒音は、ユーザに不快感を与えるだけでなく、洗濯機の故障の原因にもなりかねないのである。
上記の洗濯機は、筐体の前方突出部を取り除くことで脱水槽が直立する洗濯機の筐体を共用することができるようにしたものである。しかしながら、このような構造では、通常の筐体内において脱水槽を傾斜させなければならず、吊り棒及び防振部に脱水槽を接触させないようにするためには予め一定の角度で脱水槽を傾斜させるように設計しなければならないことになる。つまり、脱水槽の傾斜角度に自由度がないのである。また、何らの対策も講じずに脱水槽を強制的に傾斜させるようにすると、吊り棒及び防振部に脱水槽が接触してしまう可能性が高くなってしまう。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、脱水槽を任意の角度で傾斜させることができるようにした洗濯機を提供するものである。また併せて、脱水槽の傾斜角度にかかわらずその脱水槽に吊り棒及び防振部を接触させないようにした洗濯機を提供するものである。
本発明に係る洗濯機は、筐体と、筐体内に吊り下げ収容される脱水槽と、脱水槽を吊り下げる複数の吊り棒と、吊り棒を支持し、該吊り棒を上下方向に移動させる可動ユニット部と、脱水槽に設けられ、吊り棒を受け入れて該吊り棒と脱水槽とを連動可能に連結する継ぎ手部と、継ぎ手部の下側で吊り棒に固定され、継ぎ手部を介して脱水槽を弾性支持する防振部とを備え、継ぎ手部に、吊り棒を貫通させて該吊り棒の移動に応じて回転する回転部を設けたことを特徴とする。
本発明に係る洗濯機は、筐体と、筐体内に吊り下げ収容される脱水槽と、脱水槽を吊り下げる複数の吊り棒と、吊り棒を支持し、該吊り棒を上下方向に移動させる可動ユニット部と、脱水槽に設けられ、吊り棒を受け入れて該吊り棒と脱水槽とを連動可能に連結する継ぎ手部と、継ぎ手部の下側で吊り棒に固定され、継ぎ手部を介して脱水槽を弾性支持する防振部とを備え、継ぎ手部に、吊り棒を貫通させて該吊り棒の移動に応じて回転する回転部を設けたので、容易に脱水槽を任意の角度で傾斜させることができる。また、脱水槽の傾斜角度にかかわらずその脱水槽に吊り棒及び防振部を接触させないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る洗濯機100を側面から見た概略構成を示す縦断面図である。この洗濯機100は、脱水槽20を筐体10の上部から吊り下げて筐体20の内部に配置するようになっている。ここでは、脱水槽20が直立している状態を示している。なお、洗濯機100が、脱水槽20に収容された洗濯物の洗浄工程や脱水工程、乾燥工程等を自動で行なうことが可能な全自動洗濯乾燥機である場合を例に説明するものとする。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図の右側を洗濯機前方とし、左側を洗濯機後方として説明する。
図1に示すように、洗濯機100は、筐体10内に脱水槽20を吊り棒30で吊り下げる形式となっている。筐体10は、上部筐体11と、下部筐体12とで構成されている。脱水槽20は、内部に衣類等の洗濯物を収容するようになっており、その洗濯物の洗浄や脱水、乾燥等を行なう役目を果たす。この脱水槽20は、一般的に内槽と外槽とで構成されている。つまり、外槽が筐体10内に支持固定され、その内部に設けられている内槽が回転することで洗浄や脱水、乾燥が行なわれるようになっているのである。
そして、脱水槽20の外側下部には、この脱水槽20を回転駆動するためのモータ21が設けられている。なお、筐体10内には、モータ21の回転数を制御するための図示省略の制御手段が設けられている。この制御手段は、ユーザからの指示に基づいて洗濯機100全体の動作(洗浄工程や脱水工程、乾燥工程)を統括制御するようになっており、たとえばマイクロコンピュータ等で構成される。
吊り棒30は、筐体10の前後方向に少なくとも1つずつ設けられており、その上側が下部筐体12の上部に設けられている前方可動ユニット部31及び後方可動ユニット部32に貫通して支持されるようになっている。この吊り棒30は、前後方向に少なくとも1つずつ備えられていればよく、特に本数を限定するものではない。また、前後方向で吊り棒30の本数を変化させてもよい。さらに、吊り棒30の長さを前後方向で異なるようにしてもよい。
前方可動ユニット部31及び後方可動ユニット部32は、下部筐体12に固定されており、吊り棒30を貫通支持するとともに、この吊り棒31を上下方向に移動可能になっている。この前方可動ユニット部31及び後方可動ユニット部32が吊り棒30を上下方向に移動することによって、脱水槽20を任意の角度で傾斜可能になっている。つまり、前方可動ユニット部31及び後方可動ユニット部32は、制御手段からの指示に基づいて吊り棒30を移動させて脱水槽20を任意の角度に傾斜させるようになっているのである。なお、前方可動ユニット部31及び後方可動ユニット部32は、吊り棒30を支持でき、吊り棒30を上下方向に駆動できるものであればよい。
脱水槽20の下部には、吊り棒30と脱水槽20とを連結するための継ぎ手部50が脱水槽20の外周より突出させて設けられている。この継ぎ手部50は、脱水槽20の前後に設けられており、内部に吊り棒30を貫通させて脱水槽20と吊り棒30とを連結するようになっている。つまり、この継ぎ手部50は、吊り棒30を受け入れて吊り棒30と脱水槽20とを連動可能に連結しているのである。なお、継ぎ手部50の構造及び機能の詳細については、図3〜図7で説明する。この継ぎ手部50の下側には、吊り棒30が抜けてしまうのを防止するとともに、継ぎ手部50を下側から支持するための防振部34が設けられている。
この防振部34は、吊り棒30を貫通支持するようになっており、防振バネ35と、防振バネの両端に配置された上側バネ押さえ36と、下側バネ押さえ37とで構成されている(図3参照)。防振部34は、吊り棒30が上側に抜けてしまうのを防止するようになっている。つまり、防振部34、特にその上側バネ押さえ36が継ぎ手部50の下側面に係止されて吊り棒30が上側に抜けないようになっているのである。したがって、吊り棒30は、上側が前部可動ユニット部31及び後部可動ユニット部32で支持され、下側が防振部34で支持されており、継ぎ手部50を貫通することで脱水槽20と連結するようになっているのである。
このように、吊り棒30と脱水槽20とを連結するようになっているのである。すなわち、防振部34は、継ぎ手部50を介して脱水槽20を下側から支持し、継ぎ手部50を介して伝播する脱水槽20で発生した振動を吸収する役目を果たすようになっている。なお、防振部34は、脱水槽20で発生した振動を吸収できるものであればよく、種類を特に限定するものではない。たとえば、ダンパーやサスペンション、コイルバネ、防振用バネ、空気バネ等で構成するとよい。
図2は、洗濯機100を側面から見た概略構成を示す縦断面図である。ここでは、脱水槽20が任意の角度で傾斜している状態を示している。つまり、脱水槽20が洗濯機100の前方側に傾斜しているのである。この洗濯機100は、運転状況に応じて脱水槽20を任意の角度に傾斜させることが可能になっている。なお、洗濯機100が運転を行なっていないときに傾斜させておいてもよいし、ユーザからの指示に基づいて脱水槽20を傾斜させてもよい。
脱水槽20を傾斜させると、洗濯物の出し入れを容易に行なえたり、洗濯物の洗浄効率及び乾燥効率を向上させたりできるという効果が得られる。この効果を更に向上させるためには、運転に応じた任意の傾斜角度に脱水槽20を調整することが望ましい。たとえば、洗濯物の脱水効率は、脱水槽20を傾斜させない方が高くなるために脱水槽20を直立状態にした方がよい。また、洗濯の目的に応じて脱水槽20の傾斜角度を調整可能にすることが望ましい。
脱水槽20の傾斜は、前後に設けられている吊り棒30の長さを変更することによって行なわれる。たとえば、脱水槽20を洗濯機100の前方側に傾斜させたいときには、後部可動ユニット部32は、吊り棒30を上に引き上げるようにするとともに、前部可動ユニット部31は、吊り棒30を下に引き下げるようにする。つまり、前部可動ユニット部31及び後部可動ユニット部32を制御する制御手段は、脱水槽20を傾斜させる角度に応じて吊り棒30の引き上げ、引き下げを調整するようになっている。
脱水槽20を任意の角度で傾斜させる場合に注意しなければならないことは、吊り棒30及び防振部34が脱水槽20に接触してしまうことである。吊り棒30及び防振部34が脱水槽20に接触してしまうと、想定していない振動が吊り棒30を介して筐体10に伝播してしまうことになる。そうすると、ユーザに不快感を与えるだけでなく、洗濯機100の故障の原因にもなりかねない。この洗濯機100は、脱水槽20を任意の角度で傾斜可能なので、いずれの傾斜角度によっても吊り棒30及び防振部34を脱水槽20に接触させないようにしなければならない。
吊り棒30及び防振部34が脱水槽20に接触してしまうことを防止するためには、吊り棒30の長さ、継ぎ手部50の大きさ、回転部53の位置及び吊り棒用貫通穴部56の径の大きさ等を計算し調整しなければならない。しかしながら、吊り棒30の横断面形状よりもやや大きいだけの貫通穴を形成しただけでは、吊り棒30の上下方向の自由度が制限されてしまい、狭い範囲の角度でしか脱水槽20を傾斜させることができない。また、貫通穴の径を極端に大きくすれば、吊り棒30の上下方向の自由度を大きくすることは可能になるが、脱水槽20が大きくぐらつき安定しないことになってしまう。
脱水槽20の傾斜角度が常時一定の場合には、その傾斜角度に基づいて吊り棒30の長さ、継ぎ手部50の大きさ、回転部53の位置及び吊り棒用貫通穴部56の径の大きさ等を設定すればよいが、脱水槽20を傾斜可能な範囲内における任意の角度で傾斜させる場合には、それだけでは足りない。つまり、脱水槽20をいずれの任意の角度で傾斜させたとしても、脱水槽20を安定的に保持できるとともに、吊り棒30及び防振部34が脱水槽20に接触させないことが要求されるのである。
そこで、この実施の形態に係る洗濯機100は、回転部53の回転可能な範囲、すなわち脱水槽20の傾斜可能な範囲において吊り棒30及び防振部34が脱水槽20に接触しないように吊り棒30の長さ、継ぎ手部50の大きさ、回転部53の位置及び吊り棒用貫通穴部56の径の大きさ等を設定している。こうすることによって、脱水槽20をいずれの任意の角度で傾斜させたとしても、吊り棒30及び防振部34が脱水槽20に接触することなく、脱水槽20を安定的に保持できるようになっているのである。
ここで、洗濯機100の特徴部分である継ぎ手部50について説明する。
図3は、継ぎ手部50を拡大して示す縦断面図である。ここでは、洗濯機100の後方側の継ぎ手部50を示している。この継ぎ手部50は、脱水槽20の後方下側に固定されている。この継ぎ手部50の内部には、吊り棒30が貫通しており、脱水槽20と吊り棒30とを連結するようになっている。また、継ぎ手部50は、その下側に設けられている防振部で支持されるようになっている。
図4は、継ぎ手部50を上から見た状態を示す横断面図である。図4に基づいて、継ぎ手部50の構成について説明する。この継ぎ手部50は、脱水槽20に固定するための平行配置された一対の固定端部51と、吊り棒30を貫通させるための吊り棒用貫通穴部56が形成された回転部53とで構成されている。つまり、回転部53は、複数個の転動体55を介して固定端部51に挟持されるようになっているのである。そして、回転部53は、固定端部51を直交する軸58を中心として吊り棒30に移動に応じた回転ができるようになっている。
この固定端部51は、回転部53を挟持するために継ぎ手部50内に2つ設けられている。また、固定端部51には、転動体用溝部52がリング形状に形成されており、転動体55が転動可能になっている。つまり、この転動体用溝部52を転動体55が転動することによって、回転部53が固定端部51を直交する軸58を中心として回転するようになっているのである。さらに、回転部53は、継ぎ手部50に挿抜可能になっており、固定端部51の転動体用溝部52を転動する複数個の転動体55を装着する転動体用受け部54が形成されている。
転動体用受け部54は、転動体55が外れないようにその転動体55の大きさに応じて形成すればよい。また、転動体用受け部54には、グリース等の油が潤滑油として充填されている。つまり、転動体用受け部54に収容された転動体55が固定端部51に形成された転動体用溝部52を転がり動くことによって、回転部53が継ぎ手部50内で回転自在となっているのである。回転部53を回転自在とすることで、吊り棒30の駆動に応じた任意の角度で脱水槽20を傾斜できるようになっている。なお、転動体用溝部52にも油が充填されている。
継ぎ手部50には、脱水槽20で発生する振動が伝播する。この振動は、吊り棒30に伝播し、吊り棒30の下側に設けられている防振部34で吸収されるようになっている。吊り棒30に伝播する振動が大きいと、その振動を防振部34だけで吸収することはできないことになる。こうなると、振動が吊り棒30を介して筐体10に伝播することになる。そこで、転動体用受け部54及び転動体用溝部52に充填されている油によって、吊り棒30に伝播する前段階で振動を減衰するようにしている。
図5は、継ぎ手部50を拡大した状態を示す縦断面図である。図6は、固定端部51を上から見た横断面図である。図5及び図6に基づいて、回転部53の固定端部51への挿入について説明する。図5及び図6に示すように、継ぎ手部50の固定端部51には、挿入ガイド57が形成されている。この挿入ガイド57に回転部53を継ぎ手部50の下側から挿入し、継ぎ手部50が完成するようになっている。この挿入ガイド57は、上部が閉塞されており回転部53が上側に抜けないようになっている。
こうすることで、回転部53を継ぎ手部50内に容易に保持することができるとともに、吊り棒30の駆動に応じた回転動作をすることが可能になる。したがって、継ぎ手部50を複雑な構造にすることなく、簡易な構造で容易に脱水槽20の角度調節が可能になる。また、吊り棒30を吊り棒用貫通穴部56に貫通させることで、吊り棒30のぐらつきを防止することができる。さらに、継ぎ手部50と防振部34とによって、脱水槽20をその傾斜角度にかかわらず安定的に保持することが可能になる。
図7は、回転部53の回転した状態を説明するための説明図である。図7に基づいて、回転部53の吊り棒30の駆動に応じた回転動作について説明する。図7(a)は、脱水槽20を直立させたときの状態を、図7(b)は、脱水槽20を任意の角度で傾斜させたときの状態をそれぞれ示している。図7(a)及び図7(b)に示すように、継ぎ手部50の回転部53は、吊り棒30の駆動に応じて回転するようになっている。
すなわち、脱水槽20を任意の角度で傾斜させるときの吊り棒30の駆動に応じて、回転部53も回転し、どのような傾斜角度であっても脱水槽20を安定的に保持することができるようになっているのである。こうすることによって、洗濯機100の運転に応じて脱水槽20を任意の角度で傾斜可能であるとともに、吊り棒30及び防振部34に脱水槽20を接触させないことができる。したがって、吊り棒30及び防振部34に脱水槽20が接触することを原因とする振動や騒音を発生させないようにできる。
また、継ぎ手部50内の転動体用受け部54及び転動体用溝部52には油が充填されており、この油で継ぎ手部50に伝播してきた振動を吸収することができ、振動を減衰させるという効果も併せて実現することができる。したがって、この実施の形態に係る洗濯機100は、その運転に応じた任意の角度で脱水槽20を傾斜させることができ、洗濯物の出し入れ容易化、洗浄効率及び乾燥効率の向上を実現することができるのである。
次に、洗濯機100の動作について説明する。ここでは、洗濯機100が全自動運転する場合を例に説明するものとする。まず、ユーザが洗濯物を脱水槽20内に収容する。そして、図示省略の操作パネルに設けられているスタートボタンを操作することによって洗濯機100が運転を開始する。このとき、スタートボタンが操作される前の段階から脱水槽20を任意の角度で傾斜させておけば、洗濯物の出し入れが容易となる。なお、傾斜ボタンを操作パネルに設けておき、その傾斜ボタンが操作されたときに脱水槽20を傾斜させるようにしてもよい。
制御手段は、洗浄工程を実行するようにモータ21の回転数を制御するとともに、脱水槽20を任意の角度で傾斜させる。脱水槽20の傾斜は、前部可動ユニット部31及び後部可動ユニット部32を制御することで行なう。この脱水槽20の傾斜角度は、洗濯物の量や種類、汚れ具合、洗濯時間等の洗濯条件に応じて設定するとよい。また、ユーザが脱水槽20の傾斜角度を調整可能にしてもよい。脱水槽20を傾斜させて洗浄工程を実行すれば、洗浄効率が向上することが分かっているので、洗濯条件に応じて洗浄効率がより向上する角度で脱水槽20を傾斜させるとよい。
洗浄工程が終了すると、制御手段は脱水工程を実行する。この脱水工程では、脱水槽20が傾斜していないことが好ましい。脱水槽20を傾斜させた状態で脱水工程を行なうと、脱水にバラツキが生じてしまうからである。つまり、制御手段は、脱水槽20を直立状態にするように前部可動ユニット部31及び後部可動ユニット部32を制御するのである。そして、脱水槽20が直立状態になったら、脱水工程を実行する。なお、すすぎ工程については説明していないが、洗浄工程と同様に行えばよい。
脱水工程が終了すると、制御手段は乾燥工程を実行する。この乾燥工程についても脱水槽20を傾斜させて実行すれば、乾燥効率が向上することが分かっている。したがって、洗濯条件に応じて乾燥効率がより向上する角度で脱水槽20を傾斜させるとよい。そして、乾燥工程が終了すると、全工程が終了したことを報知して、ユーザからの指示を待つようになっている。なお、このとき洗濯物を出し易くするために任意の角度で脱水槽20を傾斜させておくとよい。
この実施の形態では、転動体55の個数を示していないが、回転部53を回転できる個数であればよく、特に限定するものではない。また、転動体用受け部54及び転動体用溝部52に充填する油の種類を特に限定するものではなく、潤滑油及び振動吸収としての役目を果たすことができるものであればよい。さらに、吊り棒30は角柱形状であってもよく、円柱形状であってもよい。そして、この吊り棒30に応じた形状で吊り棒用貫通穴部56を形成するとよい。
実施の形態に係る洗濯機を側面から見た概略構成を示す縦断面図である。 洗濯機を側面から見た概略構成を示す縦断面図である。 継ぎ手部を拡大して示す縦断面図である。 継ぎ手部を上から見た状態を示す横断面図である。 継ぎ手部を拡大した状態を示す縦断面図である。 固定端部を上から見た横断面図である。 転動体本体部の回転した状態を説明するための説明図である。
符号の説明
10 筐体、11 上部筐体、12 下部筐体、20 脱水槽、21 モータ、30 吊り棒、31 前部可動ユニット部、32 後部可動ユニット部、34 防振部、35 防振バネ、36 上側バネ押さえ、37 下側バネ押さえ、50 継ぎ手部、51 固定端部、52 転動体用溝部、53 回転部、54 転動体用受け部、55 転動体、56 吊り棒用貫通穴部、57 挿入ガイド、58 固定端部と直交する軸、100 洗濯機。

Claims (7)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に吊り下げ収容される脱水槽と、
    前記脱水槽を吊り下げる複数の吊り棒と、
    前記吊り棒を支持し、該吊り棒を上下方向に移動させる可動ユニット部と、
    前記脱水槽に設けられ、前記吊り棒を受け入れて該吊り棒と前記脱水槽とを連動可能に連結する継ぎ手部と、
    前記継ぎ手部の下側で前記吊り棒に固定され、前記継ぎ手部を介して前記脱水槽を弾性支持する防振部とを備え、
    前記継ぎ手部に、
    前記吊り棒を貫通させて該吊り棒の移動に応じて回転する回転部を設けた
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記回転部には、
    前記吊り棒を貫通させる吊り棒用貫通穴と、該回転部を回転させる複数個の転動体が装着された転動体用受け部とが形成されており、
    前記回転部は、
    前記転動体を介して前記脱水槽に固定される平行配置された一対の固定端部に挟持されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記転動体受け部は、
    前記回転部が前記固定端部に挟持されるように該回転部の両側に形成されており、
    前記回転部は、
    前記一対の固定端部を直交する軸を中心に該吊り棒の移動に応じて回転する
    ことを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記固定端部の内側には、
    前記回転部を挿入し保持するための上部が閉塞された挿入ガイドが形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記挿入ガイドには、
    前記転動体を受け入れ、該転動体を回転自在に転動させるリング形状の転動体用溝部が形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の洗濯機。
  6. 前記転動体用受け部及び前記転動体用溝部に油を充填させた
    ことを特徴とする請求項5に記載の洗濯機。
  7. 前記吊り棒、前記可動ユニット部及び前記継ぎ手部を前記筐体の前後方向に少なくとも1つずつ設けた
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の洗濯機。
JP2006198365A 2006-07-20 2006-07-20 洗濯機 Expired - Fee Related JP4527691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006198365A JP4527691B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006198365A JP4527691B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008023042A JP2008023042A (ja) 2008-02-07
JP4527691B2 true JP4527691B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=39114302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006198365A Expired - Fee Related JP4527691B2 (ja) 2006-07-20 2006-07-20 洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4527691B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148567U (ja) * 1976-05-07 1977-11-10
JPS62236594A (ja) * 1986-04-08 1987-10-16 松下電器産業株式会社 自動洗濯機
JP2000126490A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Toshiba Corp 洗濯機の槽体吊持装置
JP2001239089A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Hitachi Ltd ドラム式洗濯機

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148567U (ja) * 1976-05-07 1977-11-10
JPS62236594A (ja) * 1986-04-08 1987-10-16 松下電器産業株式会社 自動洗濯機
JP2000126490A (ja) * 1998-10-27 2000-05-09 Toshiba Corp 洗濯機の槽体吊持装置
JP2001239089A (ja) * 2000-02-29 2001-09-04 Hitachi Ltd ドラム式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008023042A (ja) 2008-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2755567B2 (ja) ドラム型洗濯機の洗濯槽
KR100877643B1 (ko) 드럼식 세탁기
KR100388883B1 (ko) 세탁기
JP2008036225A (ja) 洗濯機
JP2016202444A (ja) 洗濯機
RU2497991C2 (ru) Стиральная машина
JP6750162B2 (ja) 洗濯機
KR102315657B1 (ko) 세탁물 처리기기
JP4527691B2 (ja) 洗濯機
TWI613342B (zh) 洗衣機
EP0811716A2 (en) Washing machine
JP2006034755A (ja) ドラム式洗濯機
JP2015154879A (ja) 洗濯機
JP2008178653A (ja) 洗濯機
JP2009153651A (ja) 洗濯機
JP6818197B2 (ja) 洗濯機
JP2007319172A (ja) 洗濯機
JP6650135B2 (ja) 洗濯機
WO2015063982A1 (ja) 洗濯機
KR102323054B1 (ko) 세탁물 처리기기
JP4792437B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR102323053B1 (ko) 세탁물 처리기기
JP4589893B2 (ja) 洗濯機
JP6736804B2 (ja) 洗濯機
JP6803649B2 (ja) 洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100402

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100603

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4527691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees