JPH11244573A - 洗濯機の槽体吊持装置 - Google Patents

洗濯機の槽体吊持装置

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JPH11244573A
JPH11244573A JP10047554A JP4755498A JPH11244573A JP H11244573 A JPH11244573 A JP H11244573A JP 10047554 A JP10047554 A JP 10047554A JP 4755498 A JP4755498 A JP 4755498A JP H11244573 A JPH11244573 A JP H11244573A
Authority
JP
Japan
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lubricant
receiving member
washing machine
sliding portion
sliding
Prior art date
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JP10047554A
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English (en)
Inventor
Koji Kuno
功二 久野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動部において潤滑剤切れが発生することを
極力防止する。 【解決手段】 吊持機構25の上部受け部材41に補給
路47、ゴム製のダンパ部材42の下面に潤滑剤収容部
49を設け、これら潤滑剤収容部49と補給路47とダ
ンパ部材42とにより潤滑剤補給機構51を構成する。
吊り棒24に掛かる荷重が増加すると、潤滑剤収容部4
9及び補給路47内のグリス50が、上部受け部材41
と補強板35の凹部36との間の上部摺動部48に補給
される。下部受け部材55側にも、上記と同様な構成の
潤滑剤補給機構66を設ける。吊り棒24に掛かる荷重
が増加すると、潤滑剤収容部65及び補給路62内のグ
リス50が、下部受け部材55と下部支持部39との間
の下部摺動部638に補給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯機の外箱内に
槽体を吊持するための、洗濯機の槽体吊持装置に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、全自動洗濯
機においては、外箱の四隅部において、吊り棒を備えた
吊持機構により槽体(外槽)を吊持し、その槽体内に、
洗濯槽と脱水槽を兼ねた回転槽(内槽)を配設して構成
されている。
【0003】図25には、吊持機構部分の従来構成の一
例が示されている。この図25において、洗濯機におけ
る外箱1上部の四隅部にはそれぞれ凹部2aを有する補
強板2が設けられていて(図25には1箇所のみ示
す)、各補強板2に、金属製の吊り棒3の上端部が上部
受け部材4を介して支持されるようになっている。各吊
り棒3の下部は、外箱1内に配設される槽体5の下部外
周部に一体に設けられた下部支持部6の挿通孔6aに挿
通されている。
【0004】吊り棒3の下端部にはワッシャ7を介して
下ばね受け具8が抜け止め状態に設けられ、その上方に
は、下から順に、圧縮コイルばね9、上ばね受け具1
0、ゴム製のダンパ部材11、及び下部受け部材12
が、それぞれ吊り棒3に通された状態で設けられてい
て、上部に位置する下部受け部材12が、上記下部支持
部6の下面に下方から摺動可能に当接する構成となって
いる。
【0005】しかして、吊り棒1と、上部受け部材4
と、下部受け部材12と、ダンパ部材11と、上ばね受
け具10と、圧縮コイルばね9と、下ばね受け具8と、
ワッシャ7とにより吊持機構13を構成していて、4組
の吊持機構13により槽体5を外箱1内において吊持し
ている。
【0006】そして、このような構成のものでは、少な
くとも、上部受け部材4と補強板2の凹部2aとの間の
摺動部、及び下部受け部材12と下部支持部6との間の
摺動部には、組立て時において潤滑剤であるグリスを塗
布するようにしている。
【0007】ところで、上記したような構成のもので
は、組立て時において、上部及び下部の各摺動部にグリ
スを塗布しているものの、使用に伴い摺動部におけるグ
リスが流出し、いわゆるグリス切れが発生するようにな
る。特に、近年では、全自動洗濯機においては、洗濯容
量を大きくするために大容量化が図られており、上記摺
動部に掛かる荷重も大きくなり、グリス切れが発生しや
すい。グリス切れが発生すると、摺動部での摺動性が低
下し、こすれ音やきしみ音が発生する。
【0008】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、摺動部において潤滑剤切れが発
生することを極力防止できて、摺動部での摺動性の低下
を極力防止することができる洗濯機の槽体吊持装置を提
供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、洗濯機における外箱の上部に
設けられた上部支持部と、前記外箱内に配設される槽体
の外周部に設けられた下部支持部と、これら上部支持部
と下部支持部とを貫通するように配置された吊り棒、こ
の吊り棒の上部に前記上部支持部の上面に対して摺動す
るように設けられた上部受け部材、前記吊り棒の下部に
前記下部支持部の下面に対して摺動するように設けられ
た下部受け部材を有し、これら吊り棒、上部受け部材及
び下部受け部材を介して前記槽体を吊持する吊持機構
と、前記上部支持部と上部受け部材との間の摺動部及び
前記下部支持部と下部受け部材との間の摺動部のうちの
少なくともどちらか一方の摺動部に、前記吊り棒に掛か
る荷重の変化に伴い潤滑剤を補給する、潤滑剤補給機構
とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】上記した手段によれば、吊持機構の吊り棒
に掛かる荷重の変化に伴い、潤滑剤補給機構から摺動部
に対して潤滑剤が補給されるようになるので、摺動部に
おいて潤滑剤切れが発生することを極力防止できるよう
になる。
【0011】また、同様な目的を達成するために、請求
項10の発明は、潤滑剤補給機構に代えて、上部受け部
材及び下部受け部材のうちの少なくともどちらか一方の
受け部材側に、当該受け部材とこれと接触する支持部と
の間の摺動部内の潤滑剤が外部へ流出することを規制す
る潤滑剤流出規制部を設けるようにしたところに特徴を
有している。
【0012】このような手段によれば、潤滑剤流出規制
部により、摺動部内の潤滑剤が外部へ流出することが規
制されるので、摺動部において潤滑剤切れが発生するこ
とを極力防止できるようになる。
【0013】さらに、同様な目的を達成するために、請
求項11の発明は、上部支持部及び下部支持部のうちの
少なくともどちらか一方の支持部に、当該支持部とこれ
と接触する受け部材との間の摺動部内の潤滑剤が外部へ
流出することを規制する潤滑剤流出規制部を設けるよう
したところに特徴を有している。
【0014】このような手段においても、請求項11の
発明と同様に、潤滑剤流出規制部により、摺動部内の潤
滑剤が外部へ流出することが規制されるので、摺動部に
おいて潤滑剤切れが発生することを極力防止できるよう
になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ないし図4を参照して説明する。まず、図2に
は、本実施例に係る全自動洗濯機からなる洗濯機21の
概略的な構成が示されている。この図2において、外箱
22はほぼ矩形箱状をなしていて、この外箱22内に、
槽体としての外槽23が、金属製の吊り棒24を備えた
後述する吊持機構25により吊持された状態で配設され
ている。吊持機構25は、図2には1組しか示されてい
ないが、外箱22の四隅部に対応して4組設けられてい
る。
【0016】外槽23内には、洗濯槽と脱水槽を兼ねた
内槽26が回転可能に設けられており、その内槽26内
の底部には、水流生成用の撹拌体27が配設されてい
る。外槽23の外底部には、モータ28が配設されてい
ると共に、そのモータ28の回転力がベルト29を介し
伝達されて前記内槽26及び撹拌体27を回転駆動する
機構部30が配設されている。なお、詳細な説明は省略
するが、これらモータ28及び機構部30により、洗い
やためすすぎの行程においては、撹拌体27が正逆回転
され、脱水やシャワーすすぎの行程においては、内槽2
6が撹拌体27と共に高速で回転されるようになってい
る。内槽26の上端部にはバランスリング31が設けら
れていると共に、脱水時に当該内槽26からの排水をそ
のバランスリング31との間を通して行うための脱水孔
32が形成されている。
【0017】さて、本発明の対象となる吊持機構25部
分について述べる。外箱22の上部における四隅部に
は、図1に示すように、上部支持部を構成する金属製の
補強板35が設けられている。この補強板35には、球
面凹状をなす凹部36が形成されていると共に、この凹
部36の中央部に挿通孔37が形成され、さらに隅部に
引掛け孔38が形成されている。
【0018】これに対して、外槽23は例えばプラスチ
ック製であり、これの外周部の下部に、下面が開放した
凹状の下部支持部39が、補強板35に対応して4個一
体に設けられている。この下部支持部39の上部に、挿
通孔40が形成されている。そして、吊り棒24は、上
端部が補強板35の挿通孔37に挿通されていると共
に、下端部が下部支持部39の挿通孔40に挿通されて
おり、これら補強板35と下部支持部39とを貫通して
いる。
【0019】吊り棒24の上端部側には、下から順に、
上部受け部材41と、弾性を有するゴム製のダンパ部材
42と、ワッシャ43とが通されていて、吊り棒24の
上端部には抜け止め部24aが形成されている。このう
ち、上部受け部材41は、下面が球面状をなし、下部中
央部に下方へ延びる筒部44、上面に環状壁45、側部
に引掛け部46を一体に有していて、吊り棒24が挿通
された筒部44が挿通孔37に挿通されていると共に、
引掛け部46が引掛け孔38に挿入された状態で、凹部
36に摺動可能に収容されている。
【0020】この上部受け部材41には、筒部44の周
囲に位置する部位に上下方向に貫通する貫通孔からなる
補給路47が、図3に示すように4個形成されている。
この上部受け部材41の下面と凹部36の上面との間を
上部摺動部48としていて、補給路47の下端部がこの
上部摺動部48に臨んでいる。
【0021】この上部受け部材41の上面側に配置され
たダンパ部材42は、短円筒状をなしていて、環状壁4
6内に配置されている。このダンパ部材42の下面に
は、吊り棒24が挿通される挿通孔42aの周りに位置
させて下面が開放した溝状の潤滑剤収容部49が環状に
形成されている。この潤滑剤収容部49と上記補給路4
7とは連通するように配置されていて、これら潤滑剤収
容部49と補給路47に、潤滑剤としてのグリス50が
注入されている。グリス50は、上部摺動部48にも塗
布されている。
【0022】したがって、これら潤滑剤収容部49と補
給路47は、潤滑剤溜め部として機能する。また、潤滑
剤収容部49と補給路47とダンパ部材42とにより、
吊り棒24に掛かる荷重の変化に伴い、上部摺動部48
にグリス50を補給する潤滑剤補給機構51を構成して
いる。
【0023】また、吊り棒24の下端部側には、上から
順に、下部受け部材55と、弾性を有するゴム製のダン
パ部材56と、このダンパ部材56を収容するダンパケ
ース57と、圧縮コイルばね58と、ばね受け部材59
と、ワッシャ60とが通されていて、吊り棒24の下端
部には抜け止め部24bが形成されている。
【0024】このうち、下部受け部材55は、上面が球
面状をなし、上部中央部に上方へ延びる筒部61を一体
に有していて、吊り棒24が挿通された筒部61が、下
部支持部39の挿通孔40に挿通された状態で、下部支
持部39内に摺動可能に収容されている。この下部受け
部材55にも、筒部61の周囲に位置する部位に上下方
向に貫通する貫通孔からなる補給路62が、図4に示す
ように4個形成されている。この下部受け部材55の上
面と下部支持部39の内面(下面)との間を下部摺動部
63としていて、補給路62の上端部がこの下部摺動部
63に臨んでいる。
【0025】この下部受け部材55の下面側に配置され
たダンパ部材56は、上記ダンパ部材42よりも上下方
向に長い筒状をなすと共に、上部外周部にフランジ部6
4を有している。このダンパ部材56のフランジ部64
の上面側には、吊り棒24が挿通される挿通孔56aの
周りに位置させて上面が開放した溝状の潤滑剤収容部6
5が環状に形成されている。この潤滑剤収容部65と上
記補給路62とは連通するように配置されていて、これ
ら潤滑剤収容部65と補給路62に、潤滑剤としてのグ
リス50が注入されている。グリス50は、下部摺動部
63にも塗布されている。
【0026】したがって、これら潤滑剤収容部65と補
給路62は、潤滑剤溜め部として機能する。また、潤滑
剤収容部65と補給路62とダンパ部材56とにより、
吊り棒24に掛かる荷重の変化に伴い、下部摺動部63
に潤滑剤としてのグリス50を補給する潤滑剤補給機構
66を構成している。
【0027】上記ダンパケース57の上部外周部にはフ
ランジ部67が形成されていて、このフランジ部67
と、ばね受け部材59との間に圧縮コイルばね58が配
置されている。
【0028】上記構成において、内槽26及び外槽2
3、並びにこれらに取り付けられた撹拌体27、モータ
28、機構部30などの重量は、吊持機構25及び下部
支持部39を介して、上部の補強板35において受けら
れることになる。このとき、補強板35の凹部36と上
部受け部材41との間の上部摺動部48、及び下部支持
部39と下部受け部材41との間の下部摺動部63に
は、それぞれグリス50が介在されているので、各部材
間の摺動性が確保される。
【0029】洗い行程時には、内槽26内に洗濯物が収
容されると共に、水が供給されるため、内槽26を含む
外槽23全体の重量が増加し、これに伴い吊持機構25
の吊り棒24に掛かる荷重が増加する。すると、吊り棒
24の上部側においては、ワッシャ43を介してダンパ
部材42が押圧され、これに伴い潤滑剤収容部49及び
補給路47に収容されていたグリス50が、各補給路4
7から上部摺動部48に補給されるようになる。また、
吊り棒24の下部側においては、ワッシャ60、ばね受
け部材59、圧縮コイルばね58及びダンパケース57
のフランジ部67を介してダンパ部材56のフランジ部
64が押圧され、これに伴い潤滑剤収容部65及び補給
路62に収容されていたグリス50が、各補給路62か
ら下部摺動部63に補給されるようになる。
【0030】一方、脱水時や、洗濯機を使用しない時
(内槽26から洗濯物が取り出されると共に、水が排出
された時)には、吊り棒24に掛かる荷重が減少する。
すると、吊り棒24の上部側においては、ダンパ部材4
2に対する押圧力が減少し、これに伴う潤滑剤収容部4
9の吸い込み作用により、余分なグリス50が各補給路
47から潤滑剤収容部49側へ回収されるようになる。
また、吊り棒24の下部側においても、ダンパ部材56
に対する押圧力が減少し、これに伴う潤滑剤収容部65
の吸い込み作用により、余分なグリス50が、各補給路
62から潤滑剤収容部65側へ回収されるようになる。
【0031】上記した第1実施例によれば、次のような
効果を得ることができる。まず、吊持機構25の吊り棒
24に掛かる荷重の変化に伴い、上部側の潤滑剤補給機
構51における潤滑剤収容部49及び補給路47から上
部摺動部48へ、また、下部側の潤滑剤補給機構66に
おける潤滑剤収容部65及び補給路62から下部摺動部
63へそれぞれグリス50が補給されるようになるの
で、各摺動部48,63においてグリス切れが発生する
ことを極力防止できるようになる。これにより、各摺動
部48,63における摺動性の低下、こすれ音やきしみ
音の発生を極力防止できるようになる。
【0032】また、上下の各補給路47,62は、それ
ぞれ複数設けられているので、それら補給路47,62
から摺動部48,63に対してグリス50を極力均等に
補給することができるようになる。
【0033】図5は本発明の第2実施例を示したもので
あり、この第2実施例は上記した第1実施例とは次の点
が異なっている。すなわち、上部側の潤滑剤収容部70
は、ダンパ部材42に形成することに代えて、上部受け
部材41の上面に形成している。また、下部側の潤滑剤
収容部71も、ダンパ部材56のフランジ部64に形成
することに代えて、下部受け部材55の下面に形成して
いる。これら潤滑剤収容部70,71も、それぞれ環状
をなしていて、対応する補給路47,62と連通してい
る。このような構成とした第2実施例においても、第1
実施例と同様な作用効果を得ることができる。
【0034】図6ないし図10は本発明の第3実施例を
示したものであり、この第3実施例は上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、上部受け部材
41における各補給路72は、図6〜図8に示すよう
に、上部摺動部48側となる下端部の開口部72aが上
端部の開口部72bよりも大きく形成されており、した
がって、下端部の開口部72aの開口面積が上端部の開
口部72bの開口面積よりも大に設定されている。
【0035】また、下部受け部材55における各補給路
73も、図9及び図10に示すように、下部摺動部63
側となる上端部の開口部73aが下端部の開口部73b
よりも大きく形成されており、したがって、上端部の開
口部73aの開口面積が上端部の開口部73bの開口面
積よりも大に設定されている。このような構成とした第
3実施例においては、各補給路72,73と、これと対
応する摺動部48,63との間で、グリス50が出入り
しやすくなるという利点がある。
【0036】図11は本発明の第4実施例を示したもの
であり、この第4実施例は上記した第3実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、上部受け部材41におけ
る補給路74は、上部から下部に向かうに従って開口面
積が大きくなるようにラッパ状に形成されており、この
場合も、下端部の開口部74a(上部摺動部48側の開
口部)の開口面積が上端部の開口部74bの開口面積よ
りも大に設定されている。
【0037】なお、図示はしないが、上部受け部材41
における補給路を、上記補給路74と同様に、下部摺動
部63側(上部側)の開口部が大きくなるラッパ状に形
成するようにしても良い。
【0038】図12は本発明の第5実施例を示したもの
であり、この第5実施例は第1実施例とは次の点が異な
っている。すなわち、上部受け部材41の下面(上部摺
動部48に臨む面)に、筒部44の周りに環状をなす流
通溝76を2本形成している。この場合、補給路47は
8個形成されており、これら流通溝76と補給路47と
は連通している。
【0039】このような構成とした第5実施例において
は、流通溝76にもグリス50が溜められるようになる
ので、その溜められたグリス50が上部摺動部48に補
給されるようになり、上部摺動部48におけるグリス切
れを一層防止できるようになる。また、流通溝76と補
給路47とが連通しているので、補給路47から流通溝
76へのグリス50の供給が一層良好に行われるように
なる。なお、流通溝76と補給路47とは連通していな
くても良い。
【0040】図13は本発明の第6実施例を示したもの
であり、この第6実施例は上記した第5実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、上部受け部材41の下面
(上部摺動部48に臨む面)における流通溝77は、筒
部44から上部受け部材41の外周部にかけて放射状に
延びるように複数本形成している。このような構成とし
ても、第5実施例と同様な作用効果を得ることができ
る。
【0041】ここで、第5実施例の流通溝76または第
6実施例の流通溝77を、下部受け部材55の上面(下
部摺動部63に臨む面)にも形成するようにしても良
い。
【0042】図14は本発明の第7実施例を示したもの
であり、この第7実施例は第1実施例とは次の点が異な
っている。すなわち、補強板35における凹部36の上
面(上部摺動部48に臨む面)に、流通溝78を複数本
形成している。これら流通溝78は、第6実施例におけ
る流通溝77と同様に、挿通孔37から凹部36の外周
部にかけて放射状に延びるように形成している。このよ
うな構成としても、第5実施例と同様な作用効果を得る
ことができる。
【0043】図15は本発明の第8実施例を示したもの
であり、この第8実施例は第1実施例とは次の点が異な
っている。すなわち、下部支持部39の内面(下部摺動
部63に臨む面)に、流通溝79を複数本形成してい
る。このような構成としても、上記した第7実施例と同
様な作用効果を得ることができる。
【0044】図16及び図17は本発明の第9実施例を
示したものであり、この第9実施例は第1実施例とは次
の点が異なっている。すなわち、上部受け部材41の上
面側に、球面凹状をなす凹部81を形成し、この凹部8
1にダンパ部材82が収容配置されている。このダンパ
部材82において、これの下面側の中央部に、挿通孔8
2aと連通するように環状の潤滑剤収容部83を形成
し、また、下面の中央部から外周部にかけて放射状に延
びる複数本の溝部84を形成している。各溝部84は、
一端部が潤滑剤収容部83と連通し、また、上部受け部
材41の各補給路47と連通させる。これら潤滑剤収容
部83及び溝部84も、潤滑剤溜め部を構成している。
【0045】図18は本発明の第10実施例を示したも
のであり、この第10実施例は第1実施例とは次の点が
異なっている。すなわち、下部受け部材55の下面側
に、ダンパ部材56に形成された環状の潤滑剤収容部6
5に対向して潤滑剤収容部86を環状に形成している。
そして、ダンパケース57のフランジ部67の上面に、
潤滑剤収容部65に対応させて押圧用凸部87を環状に
形成している。押圧用凸部87は、下部受け部材55に
おいて、下部摺動部63側とは反対側に位置している。
【0046】この構成においては、吊り棒24に掛かる
荷重が増加することに伴い、押圧用凸部87がダンパ部
材56を介して潤滑剤収容部65を相対的に下方から押
圧するようになり、これに伴い潤滑剤収容部65,86
に収容されたグリス50が補給路62を通して下部摺動
部63に対して押し出されるようになり、下部摺動部6
3に対するグリス50の補給作用が向上するようにな
る。
【0047】この場合、図示はしないが、上部側のワッ
シャ43に、ダンパ部材42の潤滑剤収容部49に対応
する部位に位置させて、下方へ突出する押圧用凸部を設
けるようにすることもできる。このようにしても、上記
押圧用凸部87と同様な作用効果を得ることができる。
【0048】図19及び図20は本発明の第11実施例
を示したものであり、この第11実施例は第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、上部受け部材41
において、補給路47は4箇所に形成され、各補給路4
7の上部に、凹状の潤滑剤収容部88がそれぞれ独立し
て形成されている。そして、ダンパ部材42の下面(上
部受け部材41に接触する面)に、環状をなす溝89を
同心状に複数本形成している。各溝89間は、ひれ部9
0になっている。
【0049】このような構成とした場合には、溝89に
もグリス50が溜められるようになり、また、溝89を
形成することによりダンパ部材42の下部側の弾性が豊
かになり、吊り棒24に掛かる荷重の変化に伴う、グリ
ス50の補給及び回収作用が促進されるようになる。な
お、溝89は、渦巻き状に連続させるようにしてもよ
い。
【0050】図21は本発明の第12実施例を示したも
のであり、この第12実施例は第2実施例とは次の点が
異なっている。すなわち、下部側のダンパ部材56の上
面(下部受け部材55に接触する面)に、第11実施例
の溝89と同様に、環状をなす溝91を同心状に複数本
形成している。各溝91間は、ひれ部92になってい
る。このような構成とした第12実施例においても、上
記した第11実施例と同様な作用効果を得ることができ
る。
【0051】図22及び図23は本発明の第13実施例
を示したものであり、この第13実施例は第1実施例と
は次の点が異なっている。すなわち、上部受け部材95
の上部外周部に、潤滑剤流出規制部を構成するヘラ状の
規制部材96を取り付けている。この規制部材96は、
図23に示すように環状をなし、上部受け部材95と補
強板35の凹部36との間の上部摺動部48の上部を上
方から覆う状態で、先端部が補強板35の上面に接触し
ていて、上部摺動部48内のグリス50が当該上部摺動
部48の上部から外部へ流出することを規制する。な
お、この場合、上部受け部材95及びダンパ部材42に
は、潤滑剤収容部や補給路は特には設けられていない。
【0052】また、下部側のダンパ部材56のフランジ
部64の外周部に、潤滑剤流出規制部を構成するヘラ状
の規制部97を一体に設けている。この規制部97も環
状をなしていて、下部受け部材55と下部支持部39と
の間の下部摺動部63の下部を下方から覆う状態で、先
端部が下部支持部39の内面に接触していて、下部摺動
部63内のグリス50が当該下部摺動部63の下部から
外部へ流出することを規制する。なお、この場合も、下
部受け部材55及びダンパ部材56には、潤滑剤収容部
や補給路は特には設けられていない。
【0053】このような構成とした第13実施例によれ
ば、規制部材96により上部摺動部48内のグリス50
が外部へ流出することが規制され、また、規制部97に
より下部摺動部63内のグリス50が外部へ流出するこ
とが規制されるようになるので、それら各摺動部48,
63においてグリス切れが発生することを極力防止でき
るようになり、これに伴い各摺動部48,63における
摺動性の低下、こすれ音やきしみ音の発生を極力防止で
きるようになる。
【0054】図24は本発明の第14実施例を示したも
のであり、この第14実施例は第1実施例とは次の点が
異なっている。すなわち、補強板35における凹部36
の下部に、挿通孔37の周縁部を上方側へ折り返すこと
により、潤滑剤流出規制部を構成する規制凸部98を形
成している。この規制凸部98は、挿通孔37の周囲に
グリス溜めとなる溝99を形成することになり、上部摺
動部48内のグリス50が当該上部摺動部48の下部か
ら外部へ流出することを規制する。
【0055】また、下部支持部39の挿通孔40の周縁
部に、下方へ向けて突出する規制凸部100を一体に形
成していて、この規制凸部100が潤滑剤流出規制部を
構成している。この規制凸部100は、挿通孔40の周
囲にグリス溜めとなる溝101を形成することになり、
下部摺動部63内のグリス50が当該下部摺動部63の
上部から外部へ流出することを規制する。
【0056】このような構成とした第14実施例におい
ても、規制凸部98により上部摺動部48内のグリス5
0が外部へ流出することが規制され、また、規制凸部1
00により下部摺動部63内のグリス50が外部へ流出
することが規制されるようになるので、それら各摺動部
48,63においてグリス切れが発生することを極力防
止できるようになる。
【0057】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。潤滑剤補給機構は、上部摺動部側及び下部摺
動部側の両方でなくても、どちらか一方のみでもよい。
また、潤滑剤流出規制部(規制部材96、規制部97、
規制凸部98,100)も、上部摺動部側及び下部摺動
部側の両方でなくても、どちらか一方のみでもよい。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を得ることができる。請求項
1の洗濯機の槽体吊持装置によれば、吊持機構の吊り棒
に掛かる荷重の変化に伴い、潤滑剤補給機構から摺動部
に対して潤滑剤が補給されるようになるので、摺動部に
おいて潤滑剤切れが発生することを極力防止できて、摺
動部での摺動性の低下、これす音やきしみ音の発生を極
力防止することができるるようになる。
【0059】請求項4の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、補給路が複数あるので、これら補給路から摺動部に
対して潤滑剤を極力均等に補給することができるように
なる。請求項5の洗濯機の槽体吊持装置によれば、補給
路の摺動部側の開口面積を大きく設定することにより、
補給路と摺動部との間で潤滑剤が出入りしやすくなる利
点がある。
【0060】請求項6の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、摺動部に臨む面に流通溝を設けることにより、流通
溝に潤滑剤を溜めることができ、また、その溜められた
潤滑剤が摺動部に補給されるようになり、摺動部での潤
滑剤切れを一層防止できるようになる。
【0061】請求項7の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、流通溝と補給路とを連通させることにより、補給路
から流通溝への潤滑剤の補給を一層良好に行うことがで
きるようになる。請求項8の洗濯機の槽体吊持装置によ
れば、摺動部への潤滑剤の補給を一層良好に行うことが
できる。
【0062】請求項9の洗濯機の槽体吊持装置によれ
ば、各溝にも潤滑剤が溜められるようになる。また、溝
を形成することによりダンパ部材の弾性が豊かになり、
吊り棒に掛かる荷重の変化に伴う、潤滑剤の補給作用が
促進されるようになる。
【0063】請求項10,11の洗濯機の槽体吊持装置
によれば、潤滑剤流出規制部により摺動部内の潤滑剤が
外部へ流出することが規制されるようになるので、摺動
部において潤滑剤切れが発生することを極力防止できる
ようになり、これに伴い摺動部における摺動性の低下、
こすれ音やきしみ音の発生を極力防止できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の縦断面図
【図2】洗濯機全体の縦断側面図
【図3】上部受け部材の平面図
【図4】下部受け部材の平面図
【図5】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第3実施例を示すもので、上部受け部
材の縦断面図
【図7】上部受け部材の底面図
【図8】補給路部分の拡大断面図
【図9】下部受け部材の縦断面図
【図10】下部受け部材の平面図
【図11】本発明の第4実施例を示す図8相当図
【図12】本発明の第5実施例を示す下部受け部材の底
面図
【図13】本発明の第6実施例を示す図12相当図
【図14】本発明の第7実施例を示す補強板の平面図
【図15】本発明の第8実施例を示す下部支持部の底面
【図16】本発明の第9実施例を示す要部の縦断面図
【図17】ダンパ部材の底面図
【図18】本発明の第10実施例を示す要部の縦断面図
【図19】本発明の第11実施例を示す要部の縦断面図
【図20】上部受け部材の平面図
【図21】本発明の第12実施例を示す要部の縦断面図
【図22】本発明の第13実施例を示す要部の縦断面図
【図23】要部の平面図
【図24】本発明の第14実施例を示す要部の縦断面図
【図25】従来例を示す分解斜視図
【符号の説明】
21は洗濯機、22は外箱、23は外槽(槽体)、24
は吊り棒、25は吊持機構、35は補強板(上部支持
部)、39は下部支持部、41は上部受け部材、42は
ダンパ部材、47は補給路(潤滑剤溜め部)、48は上
部摺動部、49は潤滑剤収容部(潤滑剤溜め部)、50
はグリス(潤滑剤)、51は潤滑剤補給機構、55は下
部受け部材、56はダンパ部材、62は補給路(潤滑剤
溜め部)、63は下部摺動部、65は潤滑剤収容部(潤
滑剤溜め部)、66は潤滑剤補給機構、70は潤滑剤収
容部(潤滑剤溜め部)、71は潤滑剤収容部(潤滑剤溜
め部)、72は補給路(潤滑剤溜め部)、73は補給路
(潤滑剤溜め部)、74は補給路(潤滑剤溜め部)、7
6は流通溝、77は流通溝、78は流通溝、79は流通
溝、82はダンパ部材、83は潤滑剤収容部(潤滑剤溜
め部)、84は溝部(潤滑剤溜め部)、86は潤滑剤収
容部(潤滑剤溜め部)、87は押圧用凸部、88は潤滑
剤収容部(潤滑剤溜め部)、89は溝、91は溝、95
は上部受け部材、96は規制部材(潤滑剤流出規制
部)、97は規制部(潤滑剤流出規制部)、98は規制
凸部(潤滑剤流出規制部)、100は規制凸部(潤滑剤
流出規制部)を示す。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機における外箱の上部に設けられた
    上部支持部と、 前記外箱内に配設される槽体の外周部に設けられた下部
    支持部と、 これら上部支持部と下部支持部とを貫通するように配置
    された吊り棒、この吊り棒の上部に前記上部支持部の上
    面に対して摺動するように設けられた上部受け部材、前
    記吊り棒の下部に前記下部支持部の下面に対して摺動す
    るように設けられた下部受け部材を有し、これら吊り
    棒、上部受け部材及び下部受け部材を介して前記槽体を
    吊持する吊持機構と、 前記上部支持部と上部受け部材との間の摺動部及び前記
    下部支持部と下部受け部材との間の摺動部のうちの少な
    くともどちらか一方の摺動部に、前記吊り棒に掛かる荷
    重の変化に伴い潤滑剤を補給する、潤滑剤補給機構とを
    備えたことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
  2. 【請求項2】 潤滑剤補給機構は、潤滑剤を溜める潤滑
    剤溜め部を有し、吊り棒に掛かる荷重が増加することに
    伴い、前記潤滑剤溜め部から摺動部に潤滑剤を補給する
    構成とされていることを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機の槽体吊持装置。
  3. 【請求項3】 潤滑剤補給機構は、潤滑剤を溜める潤滑
    剤溜め部を有し、吊り棒に掛かる荷重が減少することに
    伴い、摺動部における余分な潤滑剤を前記潤滑剤溜め部
    に回収する構成とされていることを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  4. 【請求項4】 潤滑剤溜め部は、摺動部に対して潤滑剤
    を補給するための補給路を複数有していることを特徴と
    する請求項2または3記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  5. 【請求項5】 補給路は、摺動部側の開口面積が摺動部
    とは反対側よりも大となるように設定されていることを
    特徴とする請求項4記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  6. 【請求項6】 摺動部に臨む面に潤滑剤が流通する流通
    溝を備えていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機
    の槽体吊持装置。
  7. 【請求項7】 摺動部に臨む面に潤滑剤が流通する流通
    溝を備え、この流通溝と補給路とが連通していることを
    特徴とする請求項4記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  8. 【請求項8】 上部受け部材及び下部受け部材のうちの
    少なくともどちらか一方の受け部材の摺動部側とは反対
    側に、吊り棒に掛かる荷重が増加することに伴い、潤滑
    剤溜め部を押圧して当該潤滑剤溜め部から摺動部に対し
    て潤滑剤を押し出す押圧用凸部を備えたことを特徴とす
    る請求項2記載の洗濯機の槽体吊持装置。
  9. 【請求項9】 上部受け部材及び下部受け部材のうちの
    少なくともどちらか一方の受け部材の摺動部側とは反対
    側に、弾性を有するダンパ部材を備え、このダンパ部材
    の前記受け部材に接触する側の面に、複数の溝を形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の洗濯機の槽体吊持装
    置。
  10. 【請求項10】 洗濯機における外箱の上部に設けられ
    た上部支持部と、 前記外箱内に配設される槽体の外周部に設けられた下部
    支持部と、 これら上部支持部と下部支持部とを貫通するように配置
    された吊り棒、この吊り棒の上部に前記上部支持部の上
    面に対して摺動するように設けられた上部受け部材、前
    記吊り棒の下部に前記下部支持部の下面に対して摺動す
    るように設けられた下部受け部材を有し、これら吊り
    棒、上部受け部材及び下部受け部材を介して前記槽体を
    吊持する吊持機構と、 前記上部受け部材及び下部受け部材のうちの少なくとも
    どちらか一方の受け部材側に設けられ、当該受け部材と
    これと接触する支持部との間の摺動部内の潤滑剤が外部
    へ流出することを規制する潤滑剤流出規制部とを備えた
    ことを特徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
  11. 【請求項11】 洗濯機における外箱の上部に設けられ
    た上部支持部と、 前記外箱内に配設される槽体の外周部に設けられた下部
    支持部と、 これら上部支持部と下部支持部とを貫通するように配置
    された吊り棒、この吊り棒の上部に前記上部支持部の上
    面に対して摺動するように設けられた上部受け部材、前
    記吊り棒の下部に前記下部支持部の下面に対して摺動す
    るように設けられた下部受け部材を有し、これら吊り
    棒、上部受け部材及び下部受け部材を介して前記槽体を
    吊持する吊持機構と、 前記上部支持部及び下部支持部のうちの少なくともどち
    らか一方の支持部に設けられ、当該支持部とこれと接触
    する受け部材との間の摺動部内の潤滑剤が外部へ流出す
    ることを規制する潤滑剤流出規制部とを備えたことを特
    徴とする洗濯機の槽体吊持装置。
JP10047554A 1998-02-27 1998-02-27 洗濯機の槽体吊持装置 Pending JPH11244573A (ja)

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