JP2000125547A - 直流コンバータ - Google Patents

直流コンバータ

Info

Publication number
JP2000125547A
JP2000125547A JP10289589A JP28958998A JP2000125547A JP 2000125547 A JP2000125547 A JP 2000125547A JP 10289589 A JP10289589 A JP 10289589A JP 28958998 A JP28958998 A JP 28958998A JP 2000125547 A JP2000125547 A JP 2000125547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
rectifying
output
circuit
smoothing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10289589A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Usui
浩 臼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP10289589A priority Critical patent/JP2000125547A/ja
Publication of JP2000125547A publication Critical patent/JP2000125547A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流コンバータの整流平滑回路から出力され
る直流電圧に含まれるリプル成分を効率よく低減する。 【解決手段】 本発明による直流コンバータでは、第2
の整流平滑回路23から出力される直流電圧VCO2に含
まれるリプル電圧と逆位相のリプル電圧を含む直流電圧
CO4をチョッパ回路27からコンデンサ28を介して
出力し、第1の整流平滑回路7からコンデンサ10を介
して出力される直流電圧VCO3に加算する。これによ
り、直流電圧VCO3に含まれるリプル電圧を一定値に制
御し、直列接続されたコンデンサ10、28の両端から
リプル成分の少ない定電圧の直流出力電圧VOを負荷1
1に供給できる。したがって、チョッパ回路27により
直流電圧VCO3に含まれるリプル電圧のみを定電圧制御
するため、チョッパ回路27での電力損失は極めて少な
く、第1の整流平滑回路7から出力される直流電圧VCO
1に含まれるリプル成分を効率よく低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は力率改善機能を有す
る直流コンバータ、特に整流平滑回路から出力される直
流電圧に含まれるリプル成分を効率よく低減できる直流
コンバータに属する。
【0002】
【従来の技術】スイッチングレギュレータ等の直流コン
バータの入力電源部には整流ダイオード及び平滑コンデ
ンサから成るコンデンサ入力型の整流回路が一般的に使
用されている。しかしながら、コンデンサ入力型の整流
回路では正弦波交流入力電流の最大値付近のみに入力平
滑コンデンサへ充電電流が流れるため、入力電流波形の
導通角が狭く、入力力率が0.6前後と低い問題点があ
った。そこで、例えば図6に示すように入力力率低下の
原因となる入力電源部の入力平滑コンデンサを省略して
入力力率の改善を図ったフライバック型の直流コンバー
タが提案されている。図6に示す直流コンバータは、商
用交流電源1に接続されたブリッジ整流回路2と、1次
巻線3a及び2次巻線3bを有するトランス3と、ブリッ
ジ整流回路2の整流出力端子に直列に接続されたトラン
ス3の1次巻線3a及びスイッチング素子としてのMO
S-FET4と、トランス3の2次巻線3bに接続された
出力整流ダイオード5及び出力平滑コンデンサ6から成
る整流平滑回路7と、整流平滑回路7の出力電圧に応じ
てMOS-FET4のオン・オフ期間を制御する制御回
路8とを備えている。また、整流平滑回路7の出力側に
は定電圧レギュレータ9及びコンデンサ10が接続さ
れ、コンデンサ10と並列に負荷11が接続されてい
る。
【0003】図6に示す直流コンバータにおいて、図7
(A)に示す商用交流電源1の交流入力電圧VACはブリッ
ジ整流回路2により全波整流され、図7(C)に示す脈流
電圧VRCに変換される。図7(C)に示すブリッジ整流回
路2の脈流電圧VRCはMOS-FET4のオン・オフ動
作によりトランス3の1次巻線3aに断続的に印加さ
れ、これにより2次巻線3bに発生する電圧が整流平滑
回路7により整流平滑される。このとき、整流平滑回路
7の出力平滑コンデンサ6の両端に図7(D)に示す直流
電圧VCO1が発生する。図7(D)に示す出力平滑コンデ
ンサ6の直流電圧VC O1は制御回路8に帰還され、直流
電圧VCO1が一定値となるようにMOS-FET4のオン
・オフ期間が制御回路8により制御される。これと同時
に、商用交流電源1の交流入力電流IACを図7(B)に示
すように正弦波状にして入力力率を改善するため、制御
回路8は図7(C)に示す脈流電圧VRCの周波数の1周期
以上の応答遅れをもって制御される。その結果、出力平
滑コンデンサ6の直流電圧VCO1は図7(D)に示すよう
に交流入力周波数の多くのリプル成分を含んだ波形とな
る。このため、図6に示す直流コンバータでは定電圧レ
ギュレータ9により出力平滑コンデンサ6の直流電圧V
CO1を安定化し、図7(E)に示す直流出力電圧VOをコン
デンサ10を介して負荷11に供給している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図6に示す
従来の直流コンバータでは、整流平滑回路7の出力平滑
コンデンサ6から出力される全電力を定電圧レギュレー
タ9にて定電圧制御することにより、出力平滑コンデン
サ6の直流電圧VCO1に含まれるリプル成分を低減して
いる。このため、定電圧レギュレータ9において過大な
電力損失が発生し、効率が低下する欠点があった。
【0005】そこで、本発明は整流平滑回路から出力さ
れる直流電圧に含まれるリプル成分を効率よく低減でき
る直流コンバータを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による直流コンバ
ータは、交流電源に接続された整流回路と、1次巻線及
び2次巻線を有するトランスと、前記整流回路に直列に
接続された前記トランスの1次巻線及びスイッチング素
子と、前記トランスの2次巻線に接続された第1の整流
平滑回路とを備え、前記スイッチング素子のオン・オフ
動作により前記整流回路の整流電圧を前記トランスの1
次巻線に断続的に印加し、これにより前記トランスの2
次巻線に発生する電圧を前記第1の整流平滑回路により
整流平滑して第1の直流出力を取り出す。この直流コン
バータでは、前記トランスに設けた3次巻線に第2の整
流平滑回路を接続し、前記第1の直流出力に含まれるリ
プル電圧と逆位相のリプル電圧を含む直流電圧を出力す
る定電圧手段を前記第2の整流平滑回路の出力端子に接
続し、前記定電圧手段の出力端子を前記第1の整流平滑
回路の出力端子と直列に接続し、前記定電圧手段及び前
記第1の整流平滑回路の出力端子から定電圧の第2の直
流出力を取り出す。
【0007】スイッチング素子のオン・オフ動作により
トランスの3次巻線に発生した電圧を第2の整流平滑回
路で整流平滑して第1の直流出力と同様の直流出力を
得、この直流出力に含まれるリプル電圧と逆位相のリプ
ル電圧を含む直流電圧を定電圧手段から出力し、第1の
整流平滑回路の第1の直流出力に加算する。これによ
り、第1の直流出力に含まれるリプル電圧を一定値に制
御し、直列接続された定電圧手段及び第1の整流平滑回
路の出力端子からリプル成分の少ない定電圧の第2の直
流出力を発生できる。したがって、定電圧手段により第
1の直流出力に含まれるリプル電圧のみを定電圧制御す
るため、定電圧手段での電力損失は極めて小さく、第1
の整流平滑回路から出力される直流電圧に含まれるリプ
ル成分を効率よく低減できる。
【0008】また、本発明によるもう一つの直流コンバ
ータは、1次巻線及び2次巻線を有する第1及び第2の
トランスと、交流電源に接続された第1の整流素子及び
前記第1のトランスの1次巻線及び第1のスイッチング
素子の直列回路と、該直列回路と逆極性で並列に接続さ
れた第2の整流素子及び前記第2のトランスの1次巻線
及び第2のスイッチング素子の直列回路と、前記第1及
び第2のトランスの2次巻線にそれぞれ接続されかつそ
れぞれの出力端子が並列に接続された第1及び第2の整
流平滑回路とを備え、前記交流電源の電圧の半周期毎に
前記第1及び第2のスイッチング素子を交互にオン・オ
フ動作させることによりそれぞれに接続された前記第1
及び第2のトランスの1次巻線に前記交流電源の半周期
間の電圧を交互に印加し、これにより前記第1及び第2
のトランスの2次巻線に発生する電圧を前記第1及び第
2の整流平滑回路により整流平滑して並列に接続された
前記各整流平滑回路の出力端子から第1の直流出力を取
り出す。この直流コンバータでは、前記第1又は第2の
トランスに設けた3次巻線に第3の整流平滑回路を接続
し、前記第1の直流出力に含まれるリプル電圧と逆位相
のリプル電圧を含む直流電圧を出力する定電圧手段を前
記第3の整流平滑回路の出力端子に接続し、前記定電圧
手段の出力端子を並列接続された前記第1及び第2の整
流平滑回路の出力端子と直列に接続し、前記定電圧手段
と前記第1及び第2の整流平滑回路の出力端子から定電
圧の第2の直流出力を取り出す。
【0009】第1及び第2のスイッチング素子のオン・
オフ動作により第1又は第2のトランスの3次巻線に発
生した電圧を第3の整流平滑回路で整流平滑して第1の
直流出力と同様の直流出力を得、この直流出力に含まれ
るリプル電圧と逆位相のリプル電圧を含む直流電圧を定
電圧手段から出力し、第1の整流平滑回路の第1の直流
出力に加算する。これにより、第1の直流出力に含まれ
るリプル電圧を一定値に制御し、直列接続された定電圧
手段と第1及び第2の整流平滑回路の出力端子からリプ
ル成分の少ない定電圧の第2の直流出力を発生できる。
したがって、この直流コンバータにおいても第1の整流
平滑回路から出力される直流電圧に含まれるリプル成分
を効率よく低減できる。特に、この直流コンバータで
は、交流電源の電圧の半周期毎に第1及び第2のスイッ
チング素子を交互にオン・オフ動作し、それぞれに接続
された第1及び第2のトランスの1次巻線に交流電源の
半周期間の電圧を交互に印加する構成であるので、1次
側の整流素子の数を最小限に抑えることができる。した
がって、入力電源部における電力損失を低減できるの
で、第1の整流平滑回路から出力される直流電圧に含ま
れるリプル成分を更に効率よく低減できる。また、定電
圧手段により第2の直流出力を定電圧制御する場合は、
安定な第2の直流出力が得られる利点がある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明による直流コンバー
タの一実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。
但し、これらの図面では図6及び図7に示す箇所と実質
的に同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略
する。図1に示すように、本実施の形態の直流コンバー
タは、図6に示す直流コンバータにおいて、定電圧レギ
ュレータ9を省略してトランス3の2次側に3次巻線3
cを設け、第2の出力整流ダイオード21及び第2の出
力平滑コンデンサ22から成る第2の整流平滑回路23
をトランス3の3次巻線3cに接続し、2つのトランジ
スタ24、25及びリアクトル26から成る定電圧手段
としてのチョッパ回路27を第2の整流平滑回路23の
出力端子に接続し、チョッパ回路27の出力端子にコン
デンサ28を接続すると共にコンデンサ28を第1の整
流平滑回路7の出力端子に接続されたコンデンサ10と
直列に接続して、コンデンサ10、28の直列回路から
負荷11に第2の直流出力としての直流出力電圧VO
供給するように構成したものである。チョッパ回路27
を構成する2つのトランジスタ24、25は定電圧制御
回路29により直流出力電圧VOに応じてそれぞれ交互
にオン・オフ制御される。その他の回路構成は図6に示
す直流コンバータと略同様である。
【0011】次に、図1に示す直流コンバータの動作に
ついて説明する。図2(A)に示す商用交流電源1の交流
入力電圧VACはブリッジ整流回路2により全波整流さ
れ、図2(C)に示す脈流電圧VRCに変換される。図2
(C)に示すブリッジ整流回路2の脈流電圧VRCはMOS
-FET4のオン・オフ動作によりトランス3の1次巻
線3aに断続的に印加され、これにより2次巻線3bに発
生する電圧が第1の整流平滑回路7により整流平滑され
る。このとき、第1の整流平滑回路7の第1の出力平滑
コンデンサ6の両端には第1の直流出力として図2(D)
に示す直流電圧VCO 1が発生する。図2(D)に示す第1
の出力平滑コンデンサ6の直流電圧VCO1は制御回路8
に帰還され、直流電圧VCO1が一定値となるようにMO
S-FET4のオン・オフ期間が制御回路8により制御
される。これと同時に、商用交流電源1の交流入力電流
ACを図2(B)に示すように正弦波状にして入力力率を
改善するため、制御回路8は図2(C)に示す脈流電圧V
RCの周波数の1周期以上の応答遅れをもって制御され
る。その結果、第1の出力平滑コンデンサ6の直流電圧
CO1は図2(D)に示すように交流入力周波数の多くの
リプル成分を含んだ波形となる。したがって、第1の整
流平滑回路7の出力端子に接続されたコンデンサ10の
両端には図2(D)に示す直流電圧VCO1と同様の直流電
圧VCO3が発生する。
【0012】一方、MOS-FET4のオン・オフ動作
によりトランス3の3次巻線3cにも電圧が発生し、3
次巻線3cの電圧が第2の整流平滑回路23により整流
平滑される。このとき、第2の整流平滑回路23の第2
の出力平滑コンデンサ22の両端に第1の出力平滑コン
デンサ6の直流電圧VCO1と同様の直流電圧VCO2が発生
する。このため、第2の出力平滑コンデンサ22の直流
電圧VCO2に含まれるリプル電圧は第1の出力平滑コン
デンサ6の直流電圧VCO1に含まれるリプル電圧と同位
相である。第2の出力平滑コンデンサ22の直流電圧V
CO2はチョッパ回路27に入力され、チョッパ回路27
内の2つのトランジスタ24、25のオン・オフ動作に
より、図2(E)に示すように第2の出力平滑コンデンサ
22の直流電圧VCO2に含まれるリプル電圧と逆位相の
リプル電圧を含む直流電圧VCO4がリアクトル26を介
してコンデンサ28の両端から出力される。図2(E)に
示すコンデンサ28の両端に発生する直流電圧VCO4
コンデンサ10の両端に発生する直流電圧VCO3に加算
され、これにより図2(F)に示すようにリプル成分の極
めて少ない直流出力電圧VOがコンデンサ10、28の
直列回路から負荷11に供給される。これと同時に、図
2(F)に示す直流出力電圧VOは定電圧制御回路29に
帰還され、負荷11に供給される直流出力電圧VOが一
定値となるようにチョッパ回路27内の各トランジスタ
24、25のオン・オフ期間が定電圧制御回路29によ
りそれぞれ制御される。
【0013】図1に示す実施の形態の直流コンバータで
は、第2の整流平滑回路23から出力される直流電圧V
CO2に含まれるリプル電圧と逆位相のリプル電圧を含む
直流電圧VCO4をチョッパ回路27からコンデンサ28
を介して出力し、第1の整流平滑回路7からコンデンサ
10を介して出力される直流電圧VCO3に加算する。こ
れにより、直流電圧VCO3に含まれるリプル電圧を一定
値に制御し、直列接続されたコンデンサ10、28の両
端からリプル成分の少ない定電圧の直流出力電圧VO
負荷11に供給できる。したがって、チョッパ回路27
により直流電圧VCO3に含まれるリプル電圧のみを定電
圧制御するため、チョッパ回路27での電力損失は極め
て少なく、第1の整流平滑回路7から出力される直流電
圧VCO1に含まれるリプル成分を効率よく低減できる。
また、この実施の形態ではチョッパ回路27により負荷
11に供給する直流出力電圧VOを一定値に制御するた
め、安定な直流出力電圧VOを負荷11に供給できる利
点がある。
【0014】図1に示す実施の形態の直流コンバータは
変更が可能である。例えば、図3に示す実施の形態の直
流コンバータは、図1に示す直流コンバータにおいて、
ブリッジ整流回路2を省略して商用交流電源1に第1の
入力整流ダイオード30及び第1のトランス3の1次巻
線3a及び第1のMOS-FET4の直列回路を接続し、
前記の直列回路と逆極性で並列に第2の入力整流ダイオ
ード31及び第2のトランス32の1次巻線32a及び
第2のMOS-FET33の直列回路を接続し、第2の
トランス32の2次巻線32bと第1の出力平滑コンデ
ンサ6との間に第3の出力整流ダイオード34を接続し
て主コンバータ部の回路構成を変更したものである。即
ち、第3の出力整流ダイオード34及び第1の出力平滑
コンデンサ6は第2のトランス32の2次巻線32bに
接続される整流平滑回路を構成する。その他の回路構成
は図1に示す直流コンバータと略同様である。図3に示
す直流コンバータでは、商用交流電源1の電圧VACの半
周期毎に第1及び第2のMOS-FET4、33を交互
にオン・オフ動作させることにより、それぞれに接続さ
れた第1及び第2のトランス3、32の1次巻線3a、
32aに商用交流電源1の半周期間の電圧VACを交互に
印加し、これにより第1及び第2のトランス3、32の
2次巻線3b、32bに発生する電圧をそれぞれ第1の出
力整流ダイオード5及び第3の出力整流ダイオード34
により整流して第1の出力平滑コンデンサ6の両端から
先述の図1に示す実施の形態と略同様の直流電圧V CO1
を得ている。これ以降の動作については、先述の図1に
示す実施の形態と略同様であるので説明は省略する。し
たがって、図3に示す実施の形態においても図1に示す
実施の形態と同様に第1の整流平滑回路7から出力され
る直流電圧V CO1に含まれるリプル成分を効率よく低減
できる。また、チョッパ回路27により負荷11に供給
する直流出力電圧VOを一定値に制御するため、安定な
直流出力電圧VOを負荷11に供給できる利点がある。
特に、図3に示す直流コンバータでは図1に示す場合に
比較して入力電源部の入力整流ダイオードの数を少なく
できるので、入力電源部における電力損失を低減でき、
第1の整流平滑回路7から出力される直流電圧VCO1
含まれるリプル成分を図1に示す実施の形態よりも更に
効率よく低減することが可能となる。
【0015】本発明の実施態様は前記の各実施の形態に
限定されず、更に種々の変更が可能である。例えば、上
記の各実施の形態では1次〜3次巻線3a〜3cがそれぞ
れ独立してコアに巻装された一般的な巻線構造のトラン
ス3を使用した形態を示したが、図4又は図5に示すよ
うにコアに巻装された単一の巻線間に少なくとも1つの
中間タップが設けられた単巻線トランス(オートトラン
ス)やチョークコイル又は空芯のコイルを使用すること
も可能である。図4は、トランス3の代わりに中間タッ
プ35aを有する単巻線トランス35を使用した実施の
形態を示し、単巻線トランス35の巻線の一端35bと
他端35cとの間を1次巻線、中間タップ35aと一端3
5bとの間を2次巻線、他端35cと中間タップ35aと
の間を3次巻線として使用している。図5は、トランス
3の代わりに2つの中間タップ36a、36bを有する空
芯のコイル36を使用した実施の形態を示し、コイル3
6の巻線の一端36cと中間タップ36aとの間を1次巻
線、中間タップ36bと一端36cとの間を2次巻線、他
端36dと中間タップ36bとの間を3次巻線として使用
している。また、上記の各実施の形態では定電圧手段と
して2つのトランジスタ24、25及びリアクトル26
から成るチョッパ回路27を使用した形態を示したが、
定電圧レギュレータ等のドロッパ回路も使用可能であ
る。更に、上記の各実施の形態ではフライバック型の直
流コンバータに本発明を適用した形態を示したが、フラ
イバック型に限定することなく、フォワード型又は共振
型等の他方式の直流コンバータにも本発明を適用するこ
とが可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、チョッパ回路やドロッ
パ回路等の定電圧手段により整流平滑回路の直流出力に
含まれるリプル電圧のみが定電圧制御されるので、定電
圧手段の電力損失による効率の低下が少なく、整流平滑
回路から出力される直流電圧に含まれるリプル成分を効
率よく低減できる。したがって、低損失で高安定な直流
出力が得られると共に入力力率が1に極めて近い直流コ
ンバータを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による直流コンバータの一実施の形態
を示す電気回路図
【図2】 図1に示す直流コンバータの各部の電圧及び
電流を示す波形図
【図3】 図1に示す直流コンバータの変更実施の形態
を示す電気回路図
【図4】 単巻線トランスを使用した本発明の変更実施
の形態を示す電気回路図
【図5】 空芯のコイルを使用した本発明の変更実施の
形態を示す電気回路図
【図6】 従来の直流コンバータを示す電気回路図
【図7】 図6に示す直流コンバータの各部の電圧及び
電流を示す波形図
【符号の説明】
1...商用交流電源(交流電源)、2...ブリッジ
整流回路、3...トランス、3a...1次巻線、3
b...2次巻線、3c...3次巻線、4...MOS
-FET(スイッチング素子)、5...第1の出力整
流ダイオード、6...第1の出力平滑コンデンサ、
7...第1の整流平滑回路、8...制御回路、
9...定電圧レギュレータ、10...コンデンサ、
11...負荷、21...第2の出力整流ダイオー
ド、22...第2の出力平滑コンデンサ、23...
第2の整流平滑回路、24,25...トランジスタ、
26...リアクトル、27...チョッパ回路(定電
圧手段)、28...コンデンサ、29...定電圧制
御回路、30...第1の入力整流ダイオード(第1の
整流素子)、31...第2の入力整流ダイオード(第
2の整流素子)、32...第2のトランス、32
a...1次巻線、32b...2次巻線、33...第
2のMOS-FET(第2のスイッチング素子)、3
4...第3の出力整流ダイオード、35...単巻線
トランス、35a...中間タップ、35b...一端、
35c...他端、36...コイル、36a,36
b...中間タップ、36c...一端、36d...他
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G065 AA05 AA06 DA06 DA07 EA06 HA04 HA13 JA01 KA02 KA05 LA01 MA01 MA03 MA10 NA09 5H730 AA14 AA18 BB14 BB43 BB57 BB82 BB85 CC04 DD04 EE02 EE07 EE23 EE24 EE73 EE76 FD01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に接続された整流回路と、該整
    流回路に直列に接続された1次巻線及び2次巻線を有す
    るトランスと、前記1次巻線に直列に接続されたスイッ
    チング素子と、前記トランスの2次巻線に接続された第
    1の整流平滑回路とを備え、前記スイッチング素子のオ
    ン・オフ動作により前記整流回路の整流電圧を前記トラ
    ンスの1次巻線に断続的に印加し、これにより前記トラ
    ンスの2次巻線に発生する電圧を前記第1の整流平滑回
    路により整流平滑して第1の直流出力を取り出す直流コ
    ンバータにおいて、 前記トランスに設けた3次巻線に第2の整流平滑回路を
    接続し、前記第1の直流出力に含まれるリプル電圧と逆
    位相のリプル電圧を含む直流電圧を出力する定電圧手段
    を前記第2の整流平滑回路の出力端子に接続し、前記定
    電圧手段の出力端子を前記第1の整流平滑回路の出力端
    子と直列に接続し、前記定電圧手段及び前記第1の整流
    平滑回路の出力端子から定電圧の第2の直流出力を取り
    出すことを特徴とする直流コンバータ。
  2. 【請求項2】 1次巻線及び2次巻線を有する第1及び
    第2のトランスと、交流電源に接続された第1の整流素
    子及び前記第1のトランスの1次巻線及び第1のスイッ
    チング素子の直列回路と、該直列回路と逆極性で並列に
    接続された第2の整流素子及び前記第2のトランスの1
    次巻線及び第2のスイッチング素子の直列回路と、前記
    第1及び第2のトランスの2次巻線にそれぞれ接続され
    かつそれぞれの出力端子が並列に接続された第1及び第
    2の整流平滑回路とを備え、前記交流電源の電圧の半周
    期毎に前記第1及び第2のスイッチング素子を交互にオ
    ン・オフ動作させることによりそれぞれに接続された前
    記第1及び第2のトランスの1次巻線に前記交流電源の
    半周期間の電圧を交互に印加し、これにより前記第1及
    び第2のトランスの2次巻線に発生する電圧を前記第1
    及び第2の整流平滑回路により整流平滑して並列に接続
    された前記各整流平滑回路の出力端子から第1の直流出
    力を取り出す直流コンバータにおいて、 前記第1又は第2のトランスに設けた3次巻線に第3の
    整流平滑回路を接続し、前記第1の直流出力に含まれる
    リプル電圧と逆位相のリプル電圧を含む直流電圧を出力
    する定電圧手段を前記第3の整流平滑回路の出力端子に
    接続し、前記定電圧手段の出力端子を並列接続された前
    記第1及び第2の整流平滑回路の出力端子と直列に接続
    し、前記定電圧手段と前記第1及び第2の整流平滑回路
    の出力端子から定電圧の第2の直流出力を取り出すこと
    を特徴とする直流コンバータ。
  3. 【請求項3】 前記定電圧手段により前記第2の直流出
    力を定電圧制御する請求項1又は2に記載の直流コンバ
    ータ。
JP10289589A 1998-10-12 1998-10-12 直流コンバータ Pending JP2000125547A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10289589A JP2000125547A (ja) 1998-10-12 1998-10-12 直流コンバータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10289589A JP2000125547A (ja) 1998-10-12 1998-10-12 直流コンバータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000125547A true JP2000125547A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17745199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10289589A Pending JP2000125547A (ja) 1998-10-12 1998-10-12 直流コンバータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000125547A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006094585A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Mels Corp 絶縁型dc−dcコンバータ
JP2013042565A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Matsusada Precision Inc 電源回路及びそれを用いたパルス出力回路
CN103259437A (zh) * 2012-02-15 2013-08-21 欧司朗股份有限公司 负载驱动器和用于减小负载驱动器的输出纹波电流的方法
CN104054226A (zh) * 2011-10-17 2014-09-17 金斯顿女王大学 具有高功率系数的脉动抵消变换器
JP5982050B1 (ja) * 2015-06-03 2016-08-31 財團法人工業技術研究院Industrial Technology Research Institute 電力調整回路
CN107196514A (zh) * 2017-06-29 2017-09-22 上海电气富士电机电气技术有限公司 一种功率单元的电源系统
EP3255768A1 (en) * 2016-06-10 2017-12-13 Power Integrations, Inc. Power supply with power factor correction and output-referenced energy reservoir
WO2023213613A1 (en) * 2022-05-06 2023-11-09 Signify Holding B.V. Driver arrangement including power factor correction circuitry

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4486458B2 (ja) * 2004-09-21 2010-06-23 株式会社電設 絶縁型dc−dcコンバータ
JP2006094585A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Mels Corp 絶縁型dc−dcコンバータ
JP2013042565A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Matsusada Precision Inc 電源回路及びそれを用いたパルス出力回路
US10015849B2 (en) 2011-10-17 2018-07-03 Queen's University At Kingston Ripple cancellation converter with high power factor
CN104054226A (zh) * 2011-10-17 2014-09-17 金斯顿女王大学 具有高功率系数的脉动抵消变换器
US9419510B2 (en) 2011-10-17 2016-08-16 Queen's University At Kingston Ripple cancellation converter with high power factor
CN103259437A (zh) * 2012-02-15 2013-08-21 欧司朗股份有限公司 负载驱动器和用于减小负载驱动器的输出纹波电流的方法
JP5982050B1 (ja) * 2015-06-03 2016-08-31 財團法人工業技術研究院Industrial Technology Research Institute 電力調整回路
EP3255768A1 (en) * 2016-06-10 2017-12-13 Power Integrations, Inc. Power supply with power factor correction and output-referenced energy reservoir
US10033284B2 (en) 2016-06-10 2018-07-24 Power Integrations, Inc. Power supply with power factor correction and output-referenced energy reservoir
CN107196514A (zh) * 2017-06-29 2017-09-22 上海电气富士电机电气技术有限公司 一种功率单元的电源系统
CN107196514B (zh) * 2017-06-29 2023-07-14 上海电气富士电机电气技术有限公司 一种功率单元的电源系统
WO2023213613A1 (en) * 2022-05-06 2023-11-09 Signify Holding B.V. Driver arrangement including power factor correction circuitry

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0993922A (ja) 共振型dc−dcコンバータ
JP2000125547A (ja) 直流コンバータ
JP2001169550A (ja) 多出力電源装置
JPS6323563A (ja) 電源装置
JP3324096B2 (ja) クロス・レギュレーション・チョークコイルを用いた多出力直流電源装置
JP3096229B2 (ja) スイッチング電源
JP3027284B2 (ja) スイッチング電源
JP2001197752A (ja) インバータ装置
JPH0340757A (ja) スイッチング電源装置
JP2002218753A (ja) スイッチング電源装置
JPH07327366A (ja) 電源装置
JP2003052175A (ja) 多出力スイッチング電源回路
JPH06284723A (ja) 電源装置
JP2000102251A (ja) ダブルフォワードコンバータ
JP2000102246A (ja) 圧電トランスを用いたac−dcコンバータ回路
JP2001333581A (ja) インバータ装置
JPH0715967A (ja) スイッチング電源
JPH0866038A (ja) スイッチング電源
JP3301147B2 (ja) 電源装置
JP3306484B2 (ja) スイッチング電源回路
JPH065387U (ja) スイッチング電源装置
JP3081417B2 (ja) スイッチング電源
JPH02131365A (ja) 電源回路
JPH0576168A (ja) Ac−dcコンバータ
JP2002354814A (ja) スイッチング電源装置