JP2000125238A - プリンタ付きカメラ - Google Patents

プリンタ付きカメラ

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JP2000125238A
JP2000125238A JP10313948A JP31394898A JP2000125238A JP 2000125238 A JP2000125238 A JP 2000125238A JP 10313948 A JP10313948 A JP 10313948A JP 31394898 A JP31394898 A JP 31394898A JP 2000125238 A JP2000125238 A JP 2000125238A
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JP10313948A
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Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像情報と該画像情報の付加情報をプリント
出力した記録紙を容易に作成可能にする。 【解決手段】 撮影された画像情報を記憶する第1の記
憶手段と、前記画像情報を記録紙に視認可能にプリント
出力するプリンタ手段と、所定のモードが選択されて撮
影操作が行われることにより、前記記録紙の、所定の位
置にプリント出力する為の付加情報の撮影を行う付加情
報撮影制御手段と、該付加情報撮影制御手段により撮影
された前記付加情報を記憶する第2の記憶手段と、所定
のプリントモードが選択されることにより、前記第1の
記憶手段に記録された画像情報と前記第2の記憶手段に
付加情報を合成し、前記プリント手段を駆動して一枚の
記録紙にプリント出力させるプリント制御手段(#20
1〜#209)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報を記録紙
に視認可能にプリント出力するプリンタ手段を有するプ
リンタ付きカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、撮影したその場で写真プリン
トを見たいという要望があった。これらに対して、米国
特許第3709122号,第3727529号,第40
00500号,第4249811号,第4212524
号等の装置や、同じく米国特許第3707116号のフ
ィルムカートリッジ等、いわゆるインスタントカメラ及
びインスタントフィルムによって撮影後の短い時間で、
プリントが鑑賞できるシステムが開示されている。
【0003】しかし、上記提案の装置においては以下の
様な欠点を有していた。
【0004】1)撮影された瞬間の画像はすべてインス
タントフィルム上に記録されるのみであり、特に複数枚
数のプリントを得ようとしても、インスタントフィルム
上に形成された画像をコピーするしかなく、その原画の
保存方法等、銀塩フィルムに比べて不便である。
【0005】2)すべてのシーンがその場でプリントア
ウトする必要が高いとは限らない。しかしインスタント
写真ではその場ではプリントアウトしないで後でまとめ
てプリントアウトするといった事が出来ない。
【0006】この様なインスタント写真の欠点を補う方
法として、固体撮像素子等の電子的な撮像手段によって
撮影した画像情報をメモリに取り込んで、これを任意に
プリントアウトする様にしたプリンタ付きカメラが考え
られる。
【0007】こうした特にカラーの画像情報をプリント
アウトするのに用いられるプリンタ装置は一般的に、 1)溶融型熱転写プリンタ 2)昇華型熱転写プリンタ 3)インクジェット型プリンタ 等がある。この中でもインクジェット型プリンタは、ラ
ンニングコストや小型化,省電力,出力スピード等に優
れており、携帯性を必要とするプリンタ付カメラとして
大変有効なものである。
【0008】プリンタ付きカメラの例として、米国特許
4074324号,特開昭54−136325号公報等
の装置においては、固体撮像素子等によって電気的に撮
影した情報をプリントアウトするプリンタ付きカメラが
開示されている。
【0009】また、特開平4- 200181号に記載の
装置においては、数種類のインクリボン及び数種類の記
録紙に対応したプリンタ付きカメラが開示されている。
又特開平4−200181号、特開平4−200182
号に記載の装置においては、手差し用紙を外部から挿入
してプリントする様に構成されている。一方、特開平5
−64045号,特開平4−77183号に記載の装置
においては、ロール状の記録用紙を引き出してプリント
する様に構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、静止画を撮影する装置と、紙等の記録媒体
に画像情報を出力するプリンタ装置とを、一体的に構成
した事による操作性の複雑化を防止したり、装置の構成
やコスト等、使用者が簡単に意図した撮影及びプリント
出力を行うのに十分な解決方法を与えるものではなかっ
た。
【0011】プリンタ付きのカメラであれば、撮影動作
直後にすぐにプリント出力を得られるのでその場でプリ
ントの仕上がり状態を確認したり、所定の画像処理を加
えた画像をその場で確認できたり、人にあげたりする事
が可能であり、今までと違った写真の楽しみ方ができ
る。例えば、旅先から撮った写真を出力してそれに送り
たい相手先の住所を書いて送るといった事が容易にでき
る。
【0012】ここで、例えば旅先からきれいな風景の中
での自分が写った絵柄を葉書として人に送るといった場
合を考えてみる。
【0013】旅先から何枚かの葉書を出そうとした時、
自分の現在いる場所や、コメント,特徴ある別の画像等
を送りたい画像と一緒に葉書に印刷しておくとアクセン
トのついた葉書になって好ましい。
【0014】しかし、従来複数の画像を選択して出力す
るいわゆる異画面プリントという機能がビデオプリンタ
装置等で見られるが、こうした色々な画像から選択する
やり方は、TV画面やパソコン等の大きなモニタ画面を
見ながら行うという様な場合には良いが、プリンタ付き
撮影装置の様な携帯機器を前提にすると、例えば小さな
モニタ画面で確認しなければならない、毎回画像を選択
しなければならない等煩雑且つ複雑な操作系になって好
ましくない。
【0015】また、場合によっては文字を入力したいと
いう場合もあるが、もちろんプリンタ付き撮影装置に任
意文字の入力を可能な様にしても構わないが、先程と同
じ様に、携帯機器で煩雑な操作系になるのは好ましくな
く、又漢字等にすべて対応するのはキーボード等の入力
手段が無いと現実的にならない。
【0016】こうした事に対しては、手書きで文字を書
いて、それをカメラで撮影してこの情報を画像情報とし
て扱うのが簡単で良い。しかしこの場合、文字である事
を前提にした画像の処理を行っておかないと、最悪の場
合何が書いてあるのかわからないという場合もあり、撮
影に知識が必要になる等、こうしたやり方も煩わしく、
一般的には有効に使用できなかった。
【0017】(発明の目的)本発明の第1の目的は、画
像情報と該画像情報の付加情報をプリント出力した記録
紙を容易に作成することのできるプリンタ付きカメラを
提供しようとするものである。
【0018】本発明の第2の目的は、記録紙上での付加
情報のプリント位置,大きさ,色を任意に決定すること
のできるプリンタ付きカメラを提供しようとするもので
ある。
【0019】本発明の第3の目的は、付加情報である文
字情報を読み易くすることのできるプリンタ付きカメラ
を提供しようとするものである。
【0020】
【問題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1〜6記載の本発明は、撮影された画
像情報を記憶する第1の記憶手段と、前記画像情報を記
録紙に視認可能にプリント出力するプリンタ手段とを有
するプリンタ付きカメラにおいて、所定のモードが選択
されて撮影操作が行われることにより、前記記録紙の、
所定の位置にプリント出力する為の付加情報の撮影を行
う付加情報撮影制御手段と、該付加情報撮影制御手段に
より撮影された前記付加情報を記憶する第2の記憶手段
と、所定のプリントモードが選択されることにより、前
記第1の記憶手段に記録された画像情報と前記第2の記
憶手段に付加情報を合成し、前記プリント手段を駆動し
て一枚の記録紙にプリント出力させるプリント制御手段
とを有するプリンタ付きカメラとするものである。
【0021】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項3及び4記載の本発明は、プリント制御手段を、
付加情報を一枚の記録紙にプリント出力させる際の態様
を、外部入力される情報に応じて決定する手段とした請
求項1又は2記載のプリンタ付きカメラとするものであ
る。
【0022】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項5記載の本発明は、付加情報撮影制御手段を、所
定のモードが選択されて撮影操作が行われた際、撮影モ
ードが近接撮影のモードであれば、付加情報として文字
情報が選択されていると判定し、該文字情報の撮影に適
した画像処理を施す手段とした請求項2記載のプリンタ
付きカメラとするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0024】図1〜図7を用いて、本発明の実施の一形
態に係るプリンタ付きカメラについて説明する。本カメ
ラは、プリンタ部にインクジェット記録方式を採用し、
電子的な信号(光電変換信号)を画像情報としてメモリ
に蓄えると共に、任意のメモリに蓄えられた画像情報を
任意なプリント枚数分、プリントアウトすることが出来
るものである。
【0025】図1は本発明の実施の一形態に係るプリン
タ付きカメラの主要部分の回路構成を示すブロック図で
ある。
【0026】図1において、1はカメラの各種動作を制
御する制御回路、2は被写体像を光電変換するCCD等
の撮像部、3は前記撮像部2を制御する撮像制御部であ
る。4は前記光電変換された信号を視認可能に記録媒体
に出力する、つまり記録紙にプリントするプリンタ部
(詳細は図2に示す)、5は前記プリンタ部4を制御す
るプリンタ制御部である。6はプリント出力のモードを
設定する為のプリントモード設定部材、7は近接撮影等
の撮影モードや葉書作成モードを設定する為の撮影モー
ド設定部材、8は液晶より成る表示装置、9は画像情報
を記憶するメモリ装置、10は葉書プリント時に出力さ
れる画像又は文字情報を記憶する葉書メモリ装置、13
は所望の画像をプリントする際に使用されるプリントボ
タン、14は電源スイッチである。SW1,SW2は後
述するレリーズボタンの半押し、全押しによってONす
るスイッチである。
【0027】図2は、上記構成のプリンタ付きカメラの
概略構成を示す斜視図であり、図1と同じ部分は同一符
号を付してある。
【0028】8aは前記表示装置8に設けられた液晶表
示板であり、画像情報の表示や警告表示も行うものであ
る。15はレリーズボタンであり、該レリーズボタン1
5の半押しにより図1に示したスイッチSW1がON
し、全押しによりスイッチSW2がONする。16はズ
ーム状態を設定する為のズームレバーである。17は画
像送りボタンであり、18は画像戻しボタンであり、前
記液晶表示板8aに表示された画像情報を見ながらこれ
らボタンを操作することにより、プリントしたい所望の
画像を選択することができる。
【0029】次に、プリンタ部4の構成について説明す
る。
【0030】HCは、駆動モータ101の正転,逆転に
連動して駆動力伝達ギア102,103,104を介し
て回転するリードスクリュー105の螺旋溝106に対
して係合するピン(不図示)を有し、矢印a,b方向に
往復運動されるキャリッジである。このキャリッジHC
には、インク保持部と一体の記録ヘッド107が装着さ
れる。108はガイド棒、109は紙押さえ板であり、
キャリッジHCの移動方向にわたって紙をプラテン11
0に対して押圧する。111,112はフォトカプラで
あり、キャリッジHCのレバー113のこの域での存在
を確認してモータ101の回転方向の切り換え等を行う
為のホームポジション検知部である。
【0031】114は記録ヘッド107の前面をキャッ
プするキャップ部材115を支持する部材、116はこ
のキャップ内を吸引する吸引手段であり、キャップ内開
口117を介して記録ヘッド107の吸引回復を行う。
119はクリーニング用ブレード、120はこのブレー
ド119を前後方向に移動可能にする部材であり、本体
支持板121にこれらは支持されている。前記ブレード
119はこの形態でなく、周知のクリーニング方法が本
例に適用できるのは言うまでもない。122は吸引回復
の吸引を開始する為のレバーであり、吸引手段の面12
3と当接する。このレバー122はキャリッジHCと係
合するカム124の移動に伴って移動し、駆動モータ1
01からの駆動力がクラッチ切換え等の公知の伝達手段
で移動制御される。
【0032】これらのキャッピング,クリーニング,吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側領域に
位置づけられた時にリードスクリュー106の作用によ
ってそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成
されているが、周知のタイミングで所望の動作を行う様
にすれば、本例にはいずれにも適用できる。
【0033】図3は、上記構成のプリンタ付きカメラの
概略を示す中央断面図であり、図1及び図2と同じ部分
は同一符号を付してある。
【0034】カメラ部は、沈胴型の2段式の鏡筒15
1,152について各々撮影光学系のレンズユニット1
53a及び153bが配置されている。154は撮影光
束を制御すると共に、露光量の制御を兼用する絞りユニ
ットであり、同じく鏡筒151に配置されている。15
5は鏡筒152を回動させるヘリコイド部材であり、鏡
筒152のカム凸部152aと係合している。該ヘリコ
イド部材152は図不示のヘリコイド駆動モータによっ
て駆動される。
【0035】上記した撮影光学系153a及び153b
並びにシャッタユニット154を通った光束は、撮像部
156(図1の撮像部2に相当する)上に結像する。
【0036】157a,157b,157c,157
d,157eはファインダを構成する光学系レンズであ
る。これらのうち,157b,157c,157dは撮
影光学系の画角調整(図2に示すズームレバー15の操
作)に伴って移動し、撮影光学系の画角と略同じ画角を
確認する事ができる。この光学式ファインダは画像表示
用の液晶表示板158(図1及び図2の液晶表示板8a
に相当する)を用いる事で、電力が消費されるのを防ぐ
時等に有効である。前記絞りユニット154は、撮像部
156の露出量をフィードバック制御によって適正に保
つように駆動される。
【0037】撮像された信号は、画像処理基板159で
処理される。処理された信号はプリンタ制御基板160
(図1の撮像制御部2を有する)へ送出され、プリンタ
部4の記録ヘッド107の位置制御信号等の情報と合わ
せて印刷動作に必要な駆動モータ等へ伝達される。
【0038】プリント動作は、プリントボタン13によ
って開始され、ロール状に巻かれたプリンタ用紙部12
5からプラテン110を介してプリント用紙125aが
引き出され、印刷される。126は外装カバーで形成さ
れた紙カッター部であり、印刷後のプリント用紙125
aを切り離すのに用いられる。127はカメラの電源で
ある。
【0039】次に、上記構成におけるプリント機能付き
カメラの基本的な撮影とプリントに関わる制御手段1が
実行する処理について、図5及び図6のフローチャート
を用いて説明する。
【0040】ステップ#1において、撮影者により電源
スイッチ14がONされるとステップ#2へ進み、ここ
では該カメラが前回使用された後、電源がOFFされて
から3日以上(72時間以上)経過しているか否かを判
定する。もし3日以上経過していなければステップ#4
へ進むが、3日以上経過していた場合にはステップ#3
へ進み、プリンタ部4の制御を受け持つプリンタ制御部
5に回復ポンピングの指示を出してプリンタ部4を駆動
する。
【0041】ここで、回復ポンピングとは、後述するイ
ンクジェット記録方式の装置においてより記録を有効に
するものであって、プリント用紙への記録を行う事前に
記録ヘッド107を吸引ポンプ等の手段によってクリー
ニングする動作である。このクリーニングの目安とし
て、本実施の形態では、3日間以上の未使用期間があっ
た場合の電源入力時にこれを行うものとしている。
【0042】次のステップ#4においては、撮影者によ
り撮影モード設定部材7を用いて選択された撮影モード
の設定を行う。本実施の形態では、通常の撮影モード
や、ポートレートモード等の数種類のモードを選択可能
とし、該撮影モード設定部材7の操作位置から制御回路
1は撮影モードを判定し、設定する。
【0043】その後、撮影者が撮影に際してズームレバ
ー16による画角の調整後、レリーズボタン15の半押
し操作を行い、スイッチSW1がONすると、制御回路
1はステップ#5においてこの事を検知してステップ#
6へ進み、ここでは撮像制御部3を介して撮像部2を駆
動し、露出制御値の決定や、測距情報の決定,ストロボ
発光の有無等、露出動作に必要な諸条件の決定を行う。
そして、次のステップ#6において、レリーズボタン1
5の全押し操作が行われてスイッチSW2がONしたか
否かを判定し、ONしていればステップ#8へ進む。
【0044】ステップ#8においては、撮像制御部3を
介して撮像部2を駆動して焦点合わせの為のレンズ駆動
や、シャッタの速度制御,絞りの開口量制御、又必要で
あればストロボ発光等の一連の露光動作を行い、続くス
テップ#9において、撮像部2にて光電変換された信
号、つまり画像情報を一時保存する為にメモリ装置9に
取り込む。そして、次のステップ#10において、表示
装置8を駆動して今撮影された画像情報を液晶表示板8
aに表示する。
【0045】撮影動作としては、以上を繰り返すことに
なる。
【0046】次のステップ#11においては、撮影した
画像のプリント出力を所望して、撮影者によりプリント
出力のモード設定がモード設定部材6によって行われた
か否かを判定し、該モードが設定されていなければこの
フローを終了する。
【0047】一方、該プリントモードが設定されていた
場合は、撮影者がメモリ装置9に取り込まれた画像情報
を、画像送りボタン17,画像戻りボタン18によって
液晶表示板8aを見ながら検索して、プリント出力した
い画像情報を表示し、プリントボタン13がONされた
か否かを判定する。ここで、該プリントボタン13がオ
ンされない間は、上記の操作によって所望の画像情報を
選択している状態であるので、このステップでONする
まで待機する。その後、前記プリントボタン13がON
すると、ステップ#13以降のプリント動作へと移行す
る。
【0048】プリント動作へ移行すると、まずステップ
#13において、プリンタ制御部5を介して記録ヘッド
107のホームポジション位置でプリント動作をより有
効にする為に、予備吐出を行い、該記録ヘッド107の
目詰まりを解消したり、蒸発しているノズルの回復等を
行う。そして、次のステップ#14において、プリンタ
制御部5を介してメモリ装置9に蓄えられた画像情報に
プリンタ出力用の画像処理を加えた上で、プリンタ部4
より出力する。これにより、プリンタ部4によってプリ
ンタ用紙125aに画像がプリントされる。そして、次
のステップ#15において、プリントされた印画済みプ
リンタ用紙125aはロール状に巻かれたプリント用紙
部125と切り離される位置まで自動的に給紙され、排
出されると共に、紙カッター部126によってカットさ
れる。
【0049】次に、葉書を作成する際の制御回路1の処
理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0050】ここで、本実施の形態のプリンタ付きカメ
ラは、葉書作成を行う為の葉書作成モードを有してお
り、これは撮影モード設定部材7によって設定可能であ
る。
【0051】制御回路1は、前記撮影モード設定部材7
によって葉書作成モードが選択されると、ステップ#1
11において、この葉書作成モードを設定する。これに
より、葉書作成の為の画像入力が可能な状態になる。次
のステップ#112においては、近接撮影(以下、マク
ロ撮影と記す)モードが選択されているか否かを判定す
る。もしマクロ撮影モードが選択されている場合はステ
ップ#113へ進み、手書き等した文字を撮影したい場
合であると解釈して文字入力モードを設定し、次のステ
ップ#116において、制御回路1は手書き等された文
字を撮影する。この際、撮影文字を明確に再現する為
に、文字の際を目立つ様にシャープ処理(撮像制御部3
からの光電変換信号に対して)を強めに施し、且つ画面
内の色の分布をチェックして背景から文字をなるべく浮
き出す様に階調数も制限をかける処理等を行い、文字を
見やすくする。
【0052】一方、上記ステップ#112にてマクロ撮
影モード以外であると判定した場合はステップ#114
へ進み、画像情報が撮影されると解釈して一般的な撮影
モードを設定し、次のステップ#115において、通常
の撮影を実行する。
【0053】次のステップ#117においては、上記の
様にして撮影された文字や画像の情報を、主に一般撮影
を行うのに用いられるメモリ装置9とは別の、葉書メモ
リ装置10に記憶する。勿論、この際メイン画像とは対
応がとれる様に記憶されることは言うまでもない。ここ
で、葉書メモリ装置10として、不揮発性の内臓メモリ
を用いる事で、電源のON,OFFにかかわらず、文字
や画像の情報を保存可能である。
【0054】次に、葉書に対してのプリント出力時につ
いて、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0055】制御回路1は、プリントモード設定部材6
によって葉書プリントモードが選択されると、ステップ
#201において、この葉書プリントモードを設定す
る。ここで一般的には、メモリ装置9に取り込まれた画
像情報を画像送りボタン17,画像戻りボタン18によ
って液晶表示板8aを見ながら検索して、プリント出力
したい画像情報を表示して、所望のメイン画像が選択す
ることになる。次のステップ#203においては、葉書
に対する画像の位置(縦,横)を変更したり、メモリさ
れた情報の大きさを変更する為に、撮影者によりプリン
トモード設定部材6で葉書プリントモードの変更操作が
なされたか否かを判定する。ここで変更操作がなされな
ければステップ#205へ進むが、変更操作がなされた
場合にはステップ#204へ進み、変更操作に応じた変
更を行う。
【0056】本実施の形態では、葉書に対する情報の
縦,横の位置、メモリ情報の大きさを大中小と3種類変
更するという変更モードを想定している。しかしこれに
限るものではなく、例えば文字情報であれば、文字の色
や書体を変更する等を加える変更を行えるようにしても
良い。
【0057】メイン画像の選択や葉書に対する情報のモ
ード変更が終了したので、撮影者により葉書プリントを
行うべくプリントボタン12がONされると、制御回路
1は次のステップ#205においてその事を判定し、ス
テップ#206へと動作を進め、ここでプリント動作を
開始する。ますここでは、選択された所望の画像(メイ
ン画像)と共に葉書メモリ装置10に保存された画像も
しくは文字の情報を、設定された出力形態に従って合成
処理し、続くステップ#207〜#209において、図
5のステップ#13〜#15と同様の動作を行って、メ
イン画像と共に、自分の現在いる場所や、コメント,特
徴ある別の画像等を所定の位置に付加した葉書の作成を
実行する。
【0058】ここで、本実施の形態に係る前述のプリン
タ部4は、前述から明らかな様に、インクジェット記録
方式を想定しており、特にインクジェット記録方式の中
でもインク吐出を行わせる為に利用されるエネルギーと
して、熱エネルギーを発生する手段(例えば、電気熱変
換体やレーザー光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式の記録ヘッド,記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0059】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号の明細書、同第474
0796号の明細書に開示されている基本的な原理を用
いて行うのものが好ましい。この方式は特にオンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対して配置されている電気熱変換体に、記録
情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与
える少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号
に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来るの
で有効である。この気泡の成長、収縮により、吐出用開
口を介して液体(インク)を吐出させて少なくとも一つ
の滴を形成する。
【0060】この駆動信号をパルス形状とすると、即時
適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優
れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第446
3359号の明細書、同第4345262号の明細書に
記載されている様なものが適している。尚、上記熱作用
面の温度上昇率に関する発明の米国特許第431312
4号の明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行うことが出来る。
【0061】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液路又は直角液流路)の他
に、熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号の明細書、米国特許
4459600号の明細書を用いた構成も本発明に含ま
れるものである。
【0062】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号や、熱エネルギーの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号に基づいた構成として
も本発明は有効である。
【0063】更に、プリント部で記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されている様な
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された一個の記録ヘッドとしての
構成のいずれかでもよいが、これらの構成をとることで
本発明をいっそう有効に発揮することができる。
【0064】加えて、カメラ本体に装着されることで、
カメラ本体との電気的な接続や該カメラ本体からのイン
クの供給が可能になる交換自在のチップタンクの記録ヘ
ッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカ
ートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明
は有効である。又、本発明のプリンタ部の構成として設
けられている、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的
な補助手段等を付加することは、本発明の効果をいっそ
う安定できるので好ましいものである。
【0065】これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対しての、キャッピング手段、クリーニング手段、加圧
あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の
加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別に吐出を行う予備吐出モードを行うこと
も安定した記録を行う為に有効である。
【0066】更にプリンタ部の記録モードとしては、黒
色等の主流色のみの記録だけではなく、記録ヘッドを一
体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも良い
が、異なる色の複色カラー又は混色によるフルカラーの
少なくとも一つを備えたものであることが極めて有効に
なる。
【0067】以上の実施の形態によれば、葉書作成モー
ドで、コメント等の文字又は画像の付加情報を撮影し、
葉書プリントモードを選択して、メイン画像を選択する
事で、プリント用紙の、所定の位置に、メインの画像と
は別の文字又は画像の付加情報をプリント出力すること
ができる。よって、簡単に誰でも、コメント等の入った
葉書を作成する事ができる。
【0068】また、前記画像もしくは文字情報をプリン
ト画面上のどの位置に印画するかを自由に選択する事が
できるので、つまり撮影された画像情報もしくは、文字
情報の位置を所定の位置,大きさに変更できるので、所
望とする葉書を容易に作成できる事になる。
【0069】更に、マクロ撮影モードが設定されている
か否かで、葉書の付加情報として、文字情報が選択され
たか画像情報が付加情報として選択されたかを判定し
て、これに適した撮影処理を進めるようにしているの
で、画像情報は勿論、文字の場合にも読み易い情報とし
てプリント出力する事ができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜6記載
の本発明によれば、画像情報と該画像情報の付加情報を
プリント出力した記録紙を容易に作成することができる
プリンタ付きカメラを提供できるものである。
【0071】また、請求項3及び4記載の本発明によれ
ば、記録紙上での付加情報のプリント位置,大きさ,色
を任意に決定することができるプリンタ付きカメラを提
供できるものである。
【0072】また、請求項5記載の本発明によれば、付
加情報である文字情報を読み易くすることができるプリ
ンタ付きカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るプリンタ付きカメ
ラの主要部分の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の一形態に係るプリンタ付きカメ
ラの概略構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係るプリンタ付きカメ
ラの概略を示す中央断面図である。
【図4】本発明の実施の一形態に係るプリント機能付き
カメラの撮影とプリントに関わる動作の一部を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図4の動作の続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の実施の一形態に係るプリント機能付き
カメラの葉書撮影モード時の動作を示すフローチャート
である。
【図7】本発明の実施の一形態に係るプリント機能付き
カメラの葉書プリントモード時の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 制御回路 2 撮像部 3 撮像制御部 4 プリンタ部 5 プリンタ制御部 6 プリントモード設定部材 7 撮影モード設定部材 8 表示装置 9 メモリ装置 10 葉書メモリ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影された画像情報を記憶する第1の記
    憶手段と、前記画像情報を記録紙に視認可能にプリント
    出力するプリンタ手段とを有するプリンタ付きカメラに
    おいて、 所定のモードが選択されて撮影操作が行われることによ
    り、前記記録紙の、所定の位置にプリント出力する為の
    付加情報の撮影を行う付加情報撮影制御手段と、該付加
    情報撮影制御手段により撮影された前記付加情報を記憶
    する第2の記憶手段と、所定のプリントモードが選択さ
    れることにより、前記第1の記憶手段に記録された画像
    情報と前記第2の記憶手段に付加情報を合成し、前記プ
    リント手段を駆動して一枚の記録紙にプリント出力させ
    るプリント制御手段とを有することを特徴とするプリン
    タ付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記付加情報は、画像情報もしくは文字
    情報であることを特徴とする請求項1記載のプリンタ付
    きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記プリント制御手段は、前記付加情報
    を前記一枚の記録紙にプリント出力させる際の態様を、
    外部入力される情報に応じて決定する機能を有すること
    を特徴とする請求項1又は2記載のプリンタ付きカメ
    ラ。
  4. 【請求項4】 前記一枚の記録紙にプリント出力させる
    際の態様とは、前記一枚の記録紙上の前記付加情報の位
    置,大きさ,文字色のうちの少なくとも一つであること
    を特徴とする請求項3記載のプリンタ付きカメラ。
  5. 【請求項5】 前記付加情報撮影制御手段は、所定のモ
    ードが選択されて撮影操作が行われた際、撮影モードが
    近接撮影のモードであれば、付加情報として文字情報が
    選択されていると判定し、該文字情報の撮影に適した画
    像処理を施すことを特徴とする請求項2記載のプリンタ
    付きカメラ。
  6. 【請求項6】 前記一枚の記録紙は、葉書であることを
    特徴とする請求項1記載のプリンタ付きカメラ。
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