JPH0961934A - 複合カメラ - Google Patents

複合カメラ

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JPH0961934A
JPH0961934A JP7242378A JP24237895A JPH0961934A JP H0961934 A JPH0961934 A JP H0961934A JP 7242378 A JP7242378 A JP 7242378A JP 24237895 A JP24237895 A JP 24237895A JP H0961934 A JPH0961934 A JP H0961934A
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camera
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recording
unit
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JP7242378A
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Etsuro Suzuki
悦郎 鈴木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント動作中にカメラが動作することによ
るプリンタのプリント不良の発生をなくし、しかもプリ
ント出力したい場合は、直ちにプリント動作を行うこと
ができる複合カメラを提供する。 【解決手段】 カメラ部55のフィルムを給送中にプリ
ンタエンジン部52による記録用紙へのプリント出力を
開始した場合には、制御手段50の制御により、前記フ
ィルムの給送を停止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像情報を銀塩フィ
ルム等の記録媒体へ記録するスチルカメラのような撮影
手段と、映像情報を記録紙へプリント出力するプリンタ
手段を一体化した複合カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、撮影したその場で写真プリントが
見たいとの要望から、撮影した映像をその場で見られる
ようにしたインスタントカメラが米国特許第3,70
9,122号や、米国特許第3,727,529号、米
国特許第4,000,500号、米国特許第4,24
9,811号、米国特許第4,212,524号等で提
案され、またそれに使用するインスタントフィルム等が
米国特許第3,707,116号等で提案され、実用化
されている。
【0003】しかし、上記従来のインスタントカメラで
は、撮影された画像がインスタントフィルム上に記録さ
れるため、記録媒体に銀塩フィルムを使用したスチルカ
メラに比べて画質や保存性が劣ると共に、焼き増しがで
きないため、同じ映像の写真プリントを得ようとした場
合、インスタントフィルムを複写するしか手段がないた
め、さらに画質や保存性が低下する不具合があった。
【0004】また、従来のインスタントカメラでは、撮
影された映像が全てインスタントフィルムにプリント出
力されるため、撮影に失敗して不要となった映像や不必
要な映像があった場合は、フィルムが無駄になると共
に、撮影したその場ではプリント出力せず、後で必要な
画像のみをまとめてプリント出力する等の操作ができな
い等の不具合もあった。
【0005】かかる不具合を改善するため、CCD等の
固体撮像素子等で撮影した画像情報を銀塩フィルムに露
光するのとほぼ等価のタイミングでメモリに記憶し、こ
れを任意な時期にプリント出力できるようにしたプリン
タ機能付のカメラが提案されている。
【0006】そして、このカメラのプリンタには、溶融
型熱転写プリンタや、昇華型熱転写プリンタ、インクジ
ェット型プリンタ等が一般に採用されており、中でもイ
ンクジェット型プリンタは小型、省電力、出力速度等が
優れていることから、プリンタ機能付カメラのプリンタ
として有望視され、米国特許第4,074,324号
や、特開昭54−136325号公報等でも、このプリ
ンタを使用したプリンタ機能付カメラが提案されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリンタ機能付
カメラに使用されているプリンタのうち、昇華型熱転写
プリンタは、記録用ヘッドの熱によりインクシートの材
料を直接的に気化させて転写する構成のため、プリント
幅全体の長さの記録ヘッドに、ほぼ同時にエネルギーを
投入する必要があるため、プリントする際に非常に大き
な電力を必要とするという不具合がある。
【0008】また、溶融型熱転写プリンタでは、インク
シートの材料を液化させて記録用紙上に転写する方式の
ため、昇華型熱転写プリンタに比べて消費電力は少ない
が、記録用紙の送り方向へある幅だけ記録する動作を繰
り返すため、プリント出力に時間がかかるという不具合
がある。
【0009】この点、インクジェット型プリンタは、イ
ンクを記録ヘッドで発泡させてノズルより飛ばす方式の
ため、上記両プリンタに比べて消費電力が少ないため、
上述したようにプリンタ機能付カメラのプリンタとして
有望視されている。
【0010】しかし、いずれの場合も連続して記録ヘッ
ドにエネルギーを投入して記録用紙へ記録するために、
プリント動作中は電源電圧が安定していなければならな
い。また、逆にプリント動作中に装置の電源から他の機
能を動作させるために電力を供給すると、電圧の変動等
によって他の機能が動作できなくなるケースも考えられ
る。
【0011】ここで、プリンタ機能付カメラにおいて、
プリント動作中にカメラの記録媒体であるフィルムやビ
デオテープの給送動作を考えると、記録媒体の終端で突
っ張った状態になると、モータを起動力とする駆動系も
動けなくなり、モータに過大な電流が流れる場合があ
る。このような場合に記録ヘッドへ十分なエネルギーの
供給ができないと、その部分の記録用紙への記録が適性
でなくなり、記録不良になる可能性が高い。
【0012】上記と同様な状態は、フィルムの1コマ分
の給送を行った場合にも起こり得る。例えば、マイクロ
コンピュータがフィルムの給送量を検出していて、その
規定量に達した場合にモータを強制的に停止させること
で、1コマ分の給送を行う場合にも、逆起電力の発生で
記録ヘッド側の電源も不安定になり、記録が正常でなく
なる場合がある。
【0013】一方、フィルムの巻き戻しやビデオテープ
の早送り、または早戻し等のある程度長い時間、給送動
作を行っている際に、プリント動作を行いたい場合、そ
の給送動作が終了するまでプリント動作を待っているの
は煩わしい。しかし、給送動作中にプリント動作を開始
させると、上述したような不具合が起こる可能性があっ
た。
【0014】本発明はかかる不具合を改善するためにな
されたもので、プリント動作中にカメラが動作すること
によるプリンタのプリント不良の発生をなくし、しかも
プリント出力したい場合は、直ちにプリント動作を行う
ことができる複合カメラを提供することを目的とするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の複合カメラは、映像情報を記録媒体へ記録
する撮影手段と、映像情報を記録紙へプリント出力する
プリンタ手段とを一体化した複合カメラにおいて、上記
撮影手段の記録媒体を給送中に上記プリンタ手段のプリ
ント出力動作を開始する信号が入力した場合に、上記撮
影手段の記録媒体の給送を停止するよう制御する制御手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0016】
【実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づ
き説明する。
【0017】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図6を参照して詳述する。
【0018】図1は本発明の第1の実施の形態に係る複
合カメラにおけるプリンタ部の構成を示す斜視図、図2
は同複合カメラにおけるスチルカメラ部の構成を示す縦
断面図である。両図において、1は本発明の第1の実施
の形態に係る複合カメラで、図1に示すインクジェット
記録方式を採用したプリンタ部Pと、図2に示すスチル
カメラ部Cとより構成されている。
【0019】まず、プリンタ部Pの構成を図1に基づき
説明する。図1中、1aは複合カメラ1のハウジング
で、その内部下方には互いに平行にしてガイド杆2とリ
ードスクリュウ3が設けられている。これらガイド杆2
とリードスクリュウ3との間に、キャリッジ4を介して
インクジェットヘッドカートリッジよりなる記録ヘッド
5が移動自在に支承されている。リードスクリュウ3
は、正逆回転自在な駆動モータ6にギヤ7、8を介して
噛合されていて、駆動モータ6によりリードスクリュウ
3を正逆回転させることにより、ガイド杆2に沿って記
録ヘッド5を矢印a、b方向へ移動できるようになって
いる。
【0020】リードスクリュウ3の下方には紙押え板9
とロール状のプラテン10が設けられている。そして、
紙押え板9によりプラテン10へ記録紙11を押え付け
て記録紙11の給紙を行う。キャリッジ4にはレバー4
aが突設されていて、キャリッジ4のホームポジション
に設けられたフォトカプラよりなる検出手段12でこの
レバー4aを検出することにより、駆動モータ6の回転
方向が制御されるようになっている。
【0021】また、図1中、13は支持部材で、記録ヘ
ッド(図示せず)の前面をキャップするキャップ部材1
4を支持している。15はこのキャップ部材14内を吸
引する吸引手段で、キャップ部材14内の開口16を介
して記録ヘッド5の吸引回復を行うようになっている。
17はクリーニングブレード、18はこのクリーニング
ブレード17を前後方向に移動可能にする部材で、本体
支持板19に支持されている。20は吸引回復の吸引を
開始するためのレバーで、キャリッジ4と係合するカム
21の移動に伴って移動し、駆動モータ6からの駆動力
がクラッチ等の公知の切換手段で切り換えられることに
より、その移動が制御される。
【0022】これらキャップ部材14によるキャッピン
グ、クリーニングブレード17によるクリーニング、レ
バー20による吸引回復は、キャリッジ4がホームポジ
ション側領域に位置しているときに、リードスクリュウ
3の作用によって所望の動作が行えるように構成されて
いるが、周知のタイミングで所望の動作を制御してもよ
い。
【0023】以上がインクジェット方式を採用したプリ
ンタ部Pの構成であるが、その記録方式としては、例え
ば米国特許第4,723,129号明細書、同第4,7
40,796号明細書に開示されている基本的な原理を
用いて行うことが好ましい。この方式は特にオンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記
録情報に対応し且つ核沸騰を越える急速な温度上昇を与
える少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号
に1対1で対応し、液体(インク)内の気泡を形成出来
るので有効である。
【0024】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成するようにしたものである。
【0025】この駆動信号をパルス形状とすると即時適
切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れ
た液体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0026】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4,463,359号明細書、同第4,345,
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。
【0027】なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4,313,124号明細書に記載さ
れている条件を採用すると、さらに優れた記録を行うこ
とができる。
【0028】記録ヘッド5の構成としては上述の各米国
特許明細書に開示されているような吐出口、液路、電気
熱変換体の組み合わせ構成(直線状液流路、または直角
液流路)の他に、熱作用部が屈曲する領域に配置されて
いる構成を開示する米国特許第4,558,333号明
細書、米国特許第4,459,600号明細書を用いた
構成も採用することが可能である。
【0029】さらに、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や、熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成を採用するようにしてもよい。
【0030】一方、記録装置部が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッド5としては、上記各明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満
たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとし
ての構成のいずれも採用することができる。
【0031】また、装置本体に装着されることで、装置
本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給が
可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、或は
記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッジタイ
プの記録ヘッド5を用いるようにしてもよい。
【0032】さらに、記録装置部の構成として設けられ
る記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等
を付加することによって、効果を一層安定させることも
できる。
【0033】これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧、
或は吸引手段、電気熱変換体、或はこれとは別の加熱素
子、或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段による
処理、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを行うこ
とも、安定した記録を行うために有効である。
【0034】なお、記録装置部の記録モードとしては、
黒色等の主流色のみの記録モードだけでなく、記録ヘッ
ド5を一体的に構成するか複数個の組み合わせによって
でもよいが、異なる色の複色カラー、または混色による
フルカラーの少なくとも1つを備えた装置であってもよ
い。
【0035】なお、図1中、61はシャッターボタン、
62はプリントボタンである。
【0036】以上は複合カメラ1のハウジング1a内に
設けられたプリンタ部Pであるが、次にスチルカメラ部
Cの構成を図2に基づき説明する。
【0037】スチルカメラ部Cは撮影光学系とは別に、
被写体を視認するファインダを有するいわゆる2眼レフ
式カメラをプリンタ部Pの上部に配置し、スチルカメラ
部Cとプリンタ部Pとの間にプリンタ画像形成用の固体
撮像素子を用いた第2の撮影光学系を配置したものであ
る。
【0038】図2において、スチルカメラ部Cは沈胴型
の2段式の鏡筒29、30を有し、これら鏡筒29、3
0には各々撮影光学系のレンズユニット28a及び28
bが配置されている。また、鏡筒29には撮影光束を制
御すると共に、露光量の制御を兼用するシャッタユニッ
ト31が配置されている。32は鏡筒30を回動させる
ヘリコイド部材であり、鏡筒30のカム凸部30aと係
合していると共に、このヘリコイド部材32は図示しな
いヘリコイド駆動モータによって駆動されるようになっ
ている。撮影光学系28a、28b及びシャッタユニッ
ト31を通った光束はフィルム33上に結像するように
なっている。
【0039】33は銀塩化フィルムよりなるフィルム
で、平面性を保つために圧板バネ34によって付勢され
た圧板35に押圧されて光学的な位置関係を保ってい
る。36はスチルカメラ部Cの背蓋であり、フィルム3
3の交換等の際に開閉される。37a、37b、37
c、37d、37eはファインダーの光学系を構成する
レンズである。これらのレンズのうち、37b、37
c、37dは撮影光学系の画角調整(ズーム操作)に伴
って移動し、撮影光学系の画角と略同じ画角を確認する
ことができる。
【0040】また、図2中、38a及び38bはプリン
タ部Pに画像情報を送出するための画像形成用撮影光学
系を構成するレンズユニットである。39は絞りユニッ
トで、固体撮像素子(CCD)40の露出量をフィード
バック制御によって適正に保つように駆動される。これ
らのレンズユニット38a及び38bもスチルカメラ部
Cの撮影用光学系の画角調整(ズーム操作)に伴って移
動し、撮影用光学系の画角と略同一の画角で撮像するこ
とができる。
【0041】そして、プリンタ部Pの画像形成用の固体
撮像素子40からの画像信号は、信号処理基板26で処
理されると共に、信号処理が行われてプリンタ部Pの制
御信号が生成されると、その信号はプリンタ制御基板2
7へ送出され、プリンタ部Pの記録ヘッド5の位置制御
信号等の情報と合せてプリント動作に必要な駆動モータ
6(図1参照)等へ供給されるようになっている。
【0042】次に上記のように構成された複合カメラ1
の制御系の構成及びその動作を、図3〜図6を参照して
説明する。
【0043】図3は図1及び図2で説明したプリンタ部
P及びスチルカメラ部Cを制御する制御系の構成を示す
ブロック図である。同図において、50は制御手段で、
プリンタ制御部51、カメラ制御部54がそれぞれ接続
されている。プリンタ制御部51には、プリンタエンジ
ン部52、撮像部53及びメモリ部56がそれぞれ接続
されている。また、カメラ制御部54には、カメラ部5
5及び給送用モータ57が接続されている。また、制御
手段50には、3つの接点SW1、SW2及びPRがそ
れぞれ接続されている。
【0044】図4は制御系の動作を示すフローチャート
である。図4のステップS401で制御手段50は、撮
影者がメインスイッチをオンしたか否かをオンするまで
判断する。そして、メインスイッチがオンとなった場
合、ステップS402で制御手段50は、複合カメラ1
が前回使用されて電源がオフされてから3日以上(72
時間以上)経過しているか否かを判断する。そして、3
日以上経過している場合に制御手段50は、ステップS
403でプリンタ部Pの制御を受け持つプリンタ制御部
51に回復ポンピングの指示を出して回復ポンピングを
行い、プリンタ部Pのプリンタエンジン部52を駆動し
た後、次のステップS404へ進む。また、前記ステッ
プS402において3日以上経過していない場合に制御
手段50は、前記ステップS403をスキップしてステ
ップS404へ進む。
【0045】前記回復ポンピングとは、前述したインク
ジェット記録方式のプリンタ部Pにおいて、記録をより
一層有効にするために行うものであって、記録用紙への
記録を行う前に記録ヘッド5を吸引ポンプ等のクリーニ
ング手段によってクリーニングするものである。このク
リーニングを行う目安として、第1の実施の形態では3
日間以上の未使用期間があった場合に電源入力時にこれ
を行うものとした。
【0046】ステップS404で制御手段50は、接点
SW1がオンしたか否かをオンするまで判断する。そし
て、撮影者が撮影に際して図1に示すシャッターボタン
61を第1ストロークまで押し込むことにより接点SW
1がオン(導通)して信号が発生すると、ステップS4
05で制御手段50は、カメラ制御部54を介してカメ
ラ部55を駆動し、露出制御値の決定や測距情報の決
定、ストロボ発光の有無等、露出動作に必要な諸条件
(露光条件)の決定を行う。
【0047】これと同時に制御手段50はプリンタ制御
部51を介して撮像部53を駆動し、ステップS406
で撮像部53の固体撮像素子40に入力する光量を適正
に保つように絞りユニット39を制御してプリント出力
するための画像情報の撮像条件を決定する。
【0048】次にステップS407で制御手段50は、
接点SW2がオンされたか否かを判断し、オンされない
場合は前記ステップS405へ戻る。また、撮影者が実
際に撮影を実行するためにシャッターボタン61をさら
に押し込むことにより、接点SW2がオン(導通)して
信号が発生すると制御手段50は、ステップS408で
カメラ制御部54を介してカメラ部55を駆動して、焦
点合わせのためのレンズ駆動やシャッターの速度制御、
絞りの開口量制御及び必要であればストロボの発光等の
一連の露光動作を行う。
【0049】これと同時に制御手段50は、プリンタ制
御部51を介して撮像部53を駆動し、ステップS40
9で固体撮像素子40に入力している画像情報を、この
接点SW2の信号のタイミングでメモリ部56に取り込
む。その後、撮影者がシャッターボタン61を離すと、
ステップS410でフィルム105の巻き上げ(給送)
が開始される。次にステップS411で制御手段50
は、プリントするか否かを判断し、プリントしない場合
は、フィルム1コマ分の給送を行った後、本処理動作を
終了する。
【0050】一方、フィルム105の給送中に撮影者が
プリントを望む場合には、図1に示すプリントボタン6
2を押すと、接点PRが導通し、プリント信号が発生す
る。これを受けて制御手段50は、プリンタ制御部51
を介してプリンタエンジン部52を制御し、プリント動
作を行うが、この際、図5のステップS412で制御手
段50は、カメラ制御部54を介してカメラ部55の給
送用モータ57への通電を中止して、カメラ部55のフ
ィルム105の給送を中止する。この時、その時点まで
のフィルム給送量を制御手段50内のメモリに記憶させ
ておき、再開時点でこの記憶させたデータから残りのフ
ィルム給送量を算出して給送する。
【0051】そして、このプリンタ制御部51は記録ヘ
ッド5のホームポジション位置でのプリント動作をより
確実にするために図5の処理へ進み、同図のステップS
413で予備吐出を行い、記録ヘッド5の目づまりを解
消したり、蒸発しているノズルの回復等を行う。
【0052】次にプリンタ制御部51は、ステップS4
14でプリント動作を開始して、メモリ部56に蓄えら
れた画像情報を、プリンタ出力用の画像処理を加えた上
でプリンタエンジン部52から出力する。そして、所定
のプリント動作が終了すると、ステップS415でプリ
ンタエンジン部52でプリントされた記録用紙11は、
図2のロール状に巻かれた記録用ロール紙24より切り
離される位置まで自動的に給紙される。次にプリンタ制
御部51はプリント終了の信号を制御手段50へ送出
し、これを受けて制御手段50はステップS416でカ
メラ制御部54を介してカメラ部55を制御し、給送用
モータ57への通電を再開して、カメラ部55のフィル
ム105の給送を再開した後、本処理動作を終了する。
【0053】上記説明は、フィルムの巻き上げ動作に関
してであるが、撮影完了後のフィルムの巻き戻し動作に
おいても適用される。
【0054】図6はフィルムの巻き戻し動作の制御手順
を示すフローチャートである。
【0055】図4のフローチャートのステップS401
〜ステップS410を繰り返して実行することにより、
撮影可能な枚数だけフィルム105が巻き上げられ、図
6のステップS601で撮影動作が行われ、次のステッ
プS602でフィルム105の全てのコマが撮影済みか
否かを制御手段50が判断する。
【0056】なお、撮影可能枚数はフィルム105が突
張り状態になったことを給送用モータ(図不示)の電流
や回転数から判断したり、フィルム105のDXコード
から撮影可能枚数を計算したりする方法等がある。
【0057】そして、全てのコマが撮影済みでない場合
は、前記ステップS601へ戻って撮影動作が行われ、
また、全てのコマが撮影済みの場合は、制御手段50は
ステップS603でカメラ制御部54を介してカメラ部
55の給送用モータ57を巻き上げ時とは逆方向に通電
することで巻き戻しを開始する。次にステップS604
で制御手段50は、この巻き戻し中にプリント動作を行
うか否かを判断する。そして、プリント動作を行う場
合、即ち撮影者がプリント動作を開始するプリントボタ
ン62を押すと、接点PRがオン(導通)し、プリント
信号が発生する。これを受けて制御手段50はプリンタ
制御部51を介してプリンタエンジン部52を制御して
プリント動作を行うが、この際ステップS605で制御
手段50は、カメラ制御部54を介してカメラ部55の
給送用モータ57への通電を中止して、カメラ部55の
フィルム巻き戻し動作を停止する。
【0058】そして、このプリンタ制御部51は記録ヘ
ッド5のホームポジション位置でのプリント動作をより
確実にするためにステップS606で予備吐出を行い、
記録ヘッド5の目づまりを解消したり、蒸発しているノ
ズルの回復等を行う。
【0059】次にプリンタ制御部51は、ステップS6
07でプリント動作を開始して、メモリ部56に蓄えら
れた画像情報を、プリンタ出力用の画像処理を加えた上
でプリンタエンジン部52から出力する。そして、所定
のプリント動作が終了すると、ステップS608でプリ
ンタエンジン部52でプリントされた記録用紙11は、
図2のロール状に巻かれた記録用ロール紙24より切り
離される位置まで自動的に給紙される。次にプリンタ制
御部51はプリント終了の信号を制御手段50へ送出
し、これを受けて制御手段50はステップS609でカ
メラ制御部54を介してカメラ部55を制御し、給送用
モータ57への通電を再開して、カメラ部55のフィル
ム105の巻き戻しを再開した後、本処理動作を終了す
る。
【0060】一方、前記ステップS604においてプリ
ントしない場合は、制御手段50はステップS610で
巻き戻しを継続した後、本処理動作を終了する。
【0061】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図7〜図9に基づき説明する。
【0062】図7は本発明の第2の実施の形態に係る複
合カメラの一部切欠斜視図である。なお、図7におい
て、上述した第1の実施の形態における図1と同一部分
には同一符号が付してある。
【0063】第2の実施の形態に係る複合カメラ1は、
プリンタ部Pにインクジェットプリンタを採用し、カメ
ラ部Cに動画像をビデオテープに記録するビデオカメラ
を採用し、これらを一体化して構成したものである。こ
の複合カメラ1によれば、ビデオ録画中に任意なタイミ
ングの画像を、その場でプリント出力することができ
る。
【0064】図7において、カメラ部Cの左側面部にプ
リンタ部Pを有している。このプリンタ部Pは、上述し
た第1の実施の形態に係る複合カメラ1のプリンタ部P
と同一であるから、図面の同一部分に同一符号を付し
て、その説明は省略する。
【0065】図7中、63は、カメラ部Cの録画をスタ
ート/ストップするトリガーボタン、64はカメラ部C
の撮影光学系をズームするためのズームボタン、65は
電子ビューファインダである。66はビデオテープの早
送りボタン、67はビデオテープの再生ボタン、68は
ビデオテープの停止ボタン、69はビデオテープの逆再
生ボタン、70はビデオテープの巻き戻しボタンであ
る。71はプリント取り込みボタンで、これをプリント
出力したい時に押すことにより、このタイミングでプリ
ント用画像を取り込むことができる。
【0066】このプリント取り込みボタン71を押した
時、ビデオテープにプリント用の画像取り込みを行った
ことを示す信号を記録したり、ビデオ動画記録と共に、
プリント用画像と同一の情報を静止画像情報としてビデ
オテープに記録すると、より有効である。
【0067】第2の実施の形態に係る複合カメラ1にお
いては、プリント取り込みボタン71の第1ストローク
で画像の取り込み、第2ストロークでプリント開始とな
るように構成されている。また、非記録時には、プリン
ト取り込みボタン71の第1ストロークでプリントを開
始するように構成されている。
【0068】第2の実施の形態に係る複合カメラ1にお
いては、ビデオテープを記録媒体としているため、例え
ばビデオテープを最後から最初まで巻き戻すまでに、長
時間テープの場合には、数分間費やしてしまう。この間
にプリントを行おうとした場合に巻き戻しが完了するま
でプリントできずに待っているのは非常に煩わしい。
【0069】そこで第2の実施の形態に係る複合カメラ
1においては、プリントが開始された場合には、ビデオ
テープの巻き戻しを停止してプリント動作を行うように
構成したものであり、この動作を図8及び図に基づき説
明する。
【0070】図8は、第2の実施の形態に係る複合カメ
ラ1における制御系の構成を示すブロック図であり、同
図において、80は制御手段で、プリンタ制御部84、
ビデオカメラ制御部81及びメモリ部86がそれぞれ接
続されている。プリンタ制御部84には、プリンタエン
ジン部85が接続されている。また、ビデオカメラ制御
部81には、ビデオカメラ部82及びビデオテープ巻き
上げ/巻き戻しモータ83が接続されている。また、制
御手段80には、2つの接点M及びPRがそれぞれ接続
されている。
【0071】次にビデオテープの巻き戻しを停止してプ
リントを行う動作について、図9のフローチャートに基
づき説明する。
【0072】撮影者がビデオテープの巻き戻しを行うた
めに巻き戻しボタン70を押すと、接点Mがオン(導
通)し、制御手段80に巻き戻し信号が発生する。これ
を受けて制御手段80はステップS901でビデオカメ
ラ制御部81を介してビデオカメラ部82のビデオテー
プ巻き上げ/巻き戻しモータ83を駆動し、ビデオテー
プの巻き戻しを開始する。次にステップS902で制御
手段80は、この巻き戻し中にプリント動作を行うか否
かを判断する。そして、プリント動作を行う場合、即ち
撮影者がプリント動作を開始するプリント取り込みボタ
ン71を押すと接点PRがオン(導通)し、プリント指
示信号が発生する。これを受けて制御手段80はプリン
タ制御部84を介してプリンタエンジン部85を制御し
てプリント動作を行うが、この際ステップS903で制
御手段80は、ビデオカメラ制御部81を介してビデオ
カメラ部82のビデオテープ巻き上げ/巻き戻しモータ
83への通電を中止して、ビデオカメラ部82のビデオ
テープ巻き戻しを停止する。
【0073】そして、このプリンタ制御部84は記録ヘ
ッド5のホームポジション位置でのプリント動作をより
確実にするためにステップS904で予備吐出を行い、
記録ヘッド5の目づまりを解消したり、蒸発しているノ
ズルの回復等を行う。
【0074】次にプリンタ制御部84は、ステップS9
05でプリント動作を開始して、メモリ部86に蓄えら
れた画像情報を、プリンタ出力用の画像処理を加えた上
でプリンタエンジン部85から出力する。そして、所定
のプリント動作が終了すると、ステップS906でプリ
ンタエンジン部85でプリントされた記録用紙11は、
図7のロール状に巻かれた記録用ロール紙24より切り
離される位置まで自動的に給紙される。次にプリンタ制
御部84はプリント終了の信号を制御手段80へ送出
し、これを受けて制御手段80はステップS907でビ
デオカメラ制御部81を介してビデオカメラ部82を制
御し、ビデオテープ巻き上げ/巻き戻しモータ83への
通電を再開して、ビデオカメラ部82のビデオテープの
巻き戻しを再開した後、本処理動作を終了する。
【0075】一方、前記ステップS902においてプリ
ントしない場合は、制御手段80はステップS908で
巻き戻しを継続した後、本処理動作を終了する。
【0076】なお、上記説明は、ビデオテープの巻き戻
し動作の場合について例示したが、ビデオテープの巻き
戻し中や再生中等においても、同様の動作が可能であ
る。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の複合カメ
ラによれば、撮影手段の記録媒体を給送中にプリンタ手
段による記録用紙へのプリント出力を開始した場合に
は、前記記録媒体の給送を停止するようにしたから、記
録媒体の給送中の電源電圧の変化によって、プリント動
作不良が発生することなく、適正なプリント出力を得る
ことができる。
【0078】また、本発明の複合カメラによれば、記録
媒体の巻き戻しや早送り或は早戻し等、比較的時間の長
い給送中であっても、プリント動作が優先して行われる
ので、長時間プリント動作を開始するまで待たされるこ
とがないという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る複合カメラに
おけるプリンタ部の構成を示す斜視図である。
【図2】同複合カメラのスチルカメラ部の構成を示す縦
断面図である。
【図3】同複合カメラの制御系の構成を示すブロック図
である。
【図4】同複合カメラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】同複合カメラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】同複合カメラの動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る複合カメラの
構成を示す一部切欠斜視図である。
【図8】同複合カメラの制御系の構成を示すブロック図
である。
【図9】同複合カメラの動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 記録用紙 33 記録媒体 50 制御手段 51 プリンタ制御部 52 プリンタエンジン部(プリンタ手段) 53 撮像部(撮影手段) 54 カメラ制御部 55 カメラ部(撮影手段) 56 メモリ部 57 情報表示部 58 電子ビューファインダ C スチルカメラ部(撮影手段) P プリンタ部(プリンタ手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像情報を記録媒体へ記録する撮影手段
    と、映像情報を記録紙へプリント出力するプリンタ手段
    とを一体化した複合カメラにおいて、上記撮影手段の記
    録媒体を給送中に上記プリンタ手段のプリント出力動作
    を開始する信号が入力した場合に、上記撮影手段の記録
    媒体の給送を停止するよう制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする複合カメラ。
JP7242378A 1995-08-29 1995-08-29 複合カメラ Pending JPH0961934A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7242378A JPH0961934A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 複合カメラ

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JPH0961934A true JPH0961934A (ja) 1997-03-07

Family

ID=17088285

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