JP2000124940A - 情報通信ネットワークシステムとその通信装置 - Google Patents

情報通信ネットワークシステムとその通信装置

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JP2000124940A
JP2000124940A JP10293706A JP29370698A JP2000124940A JP 2000124940 A JP2000124940 A JP 2000124940A JP 10293706 A JP10293706 A JP 10293706A JP 29370698 A JP29370698 A JP 29370698A JP 2000124940 A JP2000124940 A JP 2000124940A
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Katsunori Yoshihara
勝徳 吉原
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信制御プログラムの実行中に障害が発生し
た場合に、通信制御プログラムの切替えを自動的に行え
るようにして障害から迅速に復旧するようにし、しかも
システム全体への障害の波及を抑制して信頼性の向上を
図る。 【解決手段】 各ハブ装置H1〜H4及びルータ装置R
1,R2等の通信装置にあって、バージョンアップされ
た通信制御プログラムを使用して通信制御を実行してい
る状態で、自装置の障害の発生を監視し、自装置に障害
が発生したことが検出された場合に、通信制御プログラ
ムを実行中の最新の通信制御プログラムからバージョン
アップ前の通信制御プログラムに切り替えるとともに、
この障害に関する情報を他の通信装置へ通知して、最新
の通信制御プログラムからバージョンアップ前の通信制
御プログラムに切り替えさせるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばLAN
(Local Area Network)を中核とするネットワークに複
数の通信装置を収容してマルチメディア情報通信を可能
にする情報通信ネットワークシステムとその通信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の構内ネットワークシステムは、例
えば電話機等の音声通信端末装置をPBX(Private Br
anch Exchange )又はボタン電話主装置に内線端末とし
て収容し、これらの内線端末と公衆網等の外部通信網と
の間および内線端末相互間をPBX又はボタン電話主装
置により交換接続して通話を可能にしたり、パーソナル
・コンピュータ等のデータ端末をLAN(Local Area N
etwork)に接続し、このLANを介してパーソナル・コ
ンピュータ間で電子メールやデータの伝送を行うように
構成されている。また、PBX又はボタン電話主装置を
用いた音声通信系と、LANを用いたデータ通信系とを
ゲートウエイを用いることで連携させるシステムも提唱
されている。
【0003】ところが、このような従来の構内ネットワ
ークシステムでは、音声通信系とデータ通信系とで別々
の通信インフラを敷設する必要がある。また、音声通信
系はPBX等による集中制御型であるためシステムダウ
ンを生じ易く、これを回避するためにはPBXを二重化
する必要がある。このため、システムの構成が大掛かり
なものになると共に、ユーザの投資負担が大きくなると
いう問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明者は、特願平9−1617
22号において、LANを中核とするネットワークに複
数種の通信端末装置を収容してこれらにプログラム変換
機能を持たせ、このプログラム変換機能によりネットワ
ークと端末装置間のプログラム変換及びデータのフォー
マット変換等を行うことにより、通信端末装置間で情報
通信を可能にするシステムを提案した。このシステムで
あれば、各々プログラムの異なる複数種の通信端末装置
相互間では勿論のこと、各通信端末装置と外部通信網と
の間においてもマルチメディア情報通信を行うことがで
きる。
【0005】ところで、このようなシステムで使用され
る通信端末装置は、通信制御プログラム及び通信制御デ
ータにより通信制御を実行する。この通信制御プログラ
ム及び通信制御データは、サーバ装置等から各通信端末
装置に同報配信することによりインストール或いはバー
ジョンアップするのが一般的であるが、通信端末装置ご
とにインストール或いはバージョンアップすることも可
能である。
【0006】しかし、通信端末装置がバージョンアップ
された通信制御プログラム及びデータを使用して通信制
制御を行ったのち障害を起こした場合、この通信制御プ
ログラム及びデータをバージョンアップ前のものに戻す
か否かの判断はシステム管理者に委ねられている。この
ため、通信端末装置の使用者は障害の発生状況をシステ
ムの管理者に報告し、これに対しシステム管理者から対
策に関する指示があるまでは通信端末装置を使用できな
くなる不具合が発生する。また、バージョンアップされ
た通信制御プログラム及びデータを多数の通信端末装置
で使用している場合には、同じ障害が全ての通信端末装
置で発生する可能性があり、その結果システム全体の機
能が損なわれてシステムダウンに陥る恐れがある。
【0007】また通信端末装置で障害が発生し、通信制
御プログラム及びデータが喪失した場合、そのバックア
ップは一般にサーバ装置により行われる。しかし、サー
バ装置でも障害が発生するとバックアップは不可能にな
る。
【0008】さらに、上記したシステムにおいて、着信
拒否や転送等の呼処理サービスを提供することが提案さ
れている。これは、例えばサーバ装置に各通信端末装置
に係わる呼処理サービス情報を記憶しておき、各通信端
末装置は例えば発信時に上記サーバ装置から着信先の通
信端末装置に係わる呼処理サービス情報を検索して、こ
の情報を基に呼処理サービスを実行するものである。し
かし、サーバ装置で障害が発生すると、通信端末装置は
呼処理サービス情報を取得できなくなるため、呼処理サ
ービスは実行不可能となる。
【0009】そこで、サーバ装置を二重化することが提
案されている。しかし、二重化対策を施すとシステムが
高価になるため、特に小規模のネットワークシステムで
は採用が難しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように従来
提案されているシステムは、通信端末装置が障害を起こ
した場合に、通信端末装置の障害からの復旧に時間がか
かると共に、同じ障害が全ての通信端末装置で発生して
システム全体の機能が損なわれシステムダウンに陥る恐
れがある。
【0011】また、通信制御プログラム及びデータのバ
ックアップや、呼処理サービス情報の管理をサーバ装置
に一括して行わせているため、サーバ装置で障害が発生
すると上記通信制御プログラム及びデータのバックアッ
プや呼処理サービス情報の管理に支障を来し、これを防
止するにはサーバ装置の二重化等の設備投資が必要とな
る。
【0012】この発明は上記事情に着目してなされたも
ので、その第1の目的は、バージョンアップされた使用
中の通信制御情報に障害が発生した場合に、通信制御情
報の切替えを自動的に行えるようにして障害から迅速に
復旧できるようにし、しかもシステム全体への障害の波
及を抑制して信頼性の向上を図り得る情報通信ネットワ
ークシステムとその通信装置を提供することである。
【0013】また第2の目的は、サーバ装置等の管理装
置を二重化することなく通信制御情報のバックアップや
呼処理サービスを実現できるようにし、これによりシス
テムの信頼性向上を安価に実現できる通信装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るためにこの発明は、各々がプログラム及びデータを含
む通信制御情報に従って通信制御を実行する複数の通信
装置を通信ネットワークを介して接続し情報通信を行う
情報通信ネットワークシステムで使用される前記通信装
置にあって、更新した第2の通信制御情報を使用して通
信制御を実行している状態で、自装置の障害の発生を監
視し、自装置に障害が発生したことが検出された場合
に、通信制御情報を第2の通信制御情報から更新前の第
1の通信制御情報に切り替えるとともに、この障害に関
する情報を少なくとも同一の通信制御情報を使用してい
る他の通信装置へ通知して、第2の通信制御情報から第
1の通信制御情報への切り替えを行わせるようにしたも
のである。
【0015】上記通信制御情報の切替制御は、自装置で
障害が発生したことが検出された場合、及び他の通信装
置から障害の発生に関する情報が通知された場合に、こ
の障害の発生状態が予め設定したしきい値を超えるか否
かを判定し、しきい値を超えると判定された場合に通信
制御情報を上記第2の通信制御情報から第1の通信制御
情報に切り替えるものである。
【0016】従ってこの発明によれば、バージョンアッ
プされた最新の通信制御情報への切替え後に障害が発生
すると、この通信装置では通信制御情報がバージョンア
ップ前のものに切り替わり、かつ障害に関する情報が他
の通信装置にそれぞれ通知され、この通知を受けた各通
信装置でも通信制御情報はバージョンアップ前のものに
切り替わる。すなわち、システム中の任意の通信装置で
障害が発生すると、この障害が発生した通信装置を含め
システム内の同一の通信制御情報を使用している全ての
通信装置において、通信制御情報が自動的にバージョン
アップ前の情報に戻される。
【0017】従って、障害が発生した場合に、システム
管理者からの指示を待つことなく通信制御情報の切替え
が自動的になされるので、通信装置が長時間にわたって
使用できなくなることはなく、また同じ障害が全ての通
信装置で発生する不具合も未然に防止され、これにより
システムダウンに陥る心配がなくなる。
【0018】また、この発明に係わる情報通信ネットワ
ークシステムは、各通信端末装置に、第1の通信制御情
報とこの通信制御情報を更新した第2の通信制御情報と
をそれぞれ持たせ、このうちの第2の通信制御情報を使
用して通信制御を実行している状態で自装置の障害の発
生を監視し、自装置に障害が発生したことが検出された
場合にこの障害に関する情報を通信管理装置へ通知す
る。また通信管理装置には、上記複数の通信端末装置か
ら通知された障害に関する情報を例えば予め設定したし
きい値情報と比較することにより障害の状態を判定し、
障害の状態が所定の状態を超えた場合に、上記各通信端
末装置に対しそれぞれ切替指示を送出して、第2の通信
制御情報から第1の通信制御情報への切替えを行わせる
ように構成したものである。
【0019】したがってこの発明によれば、通信端末装
置で障害が発生した場合に、通信端末装置における通信
制御情報の切り替えが、通信管理装置の指示に従って統
括的に制御される。このため、各通信端末装置の制御負
担を軽減することが可能である。
【0020】また上記各通信端末装置に、任意のタイミ
ング又は一定時間ごとに通信管理装置が管理している最
新の通信制御情報のバージョンと自装置が使用中の第2
の通信制御情報のバージョンとを比較し、両者が異なる
場合に通信管理装置に対し最新の通信制御情報の送信要
求を送る手段をさらに設け、かつ上記通信管理装置に
は、通信端末装置から最新の通信制御情報の送信要求を
受信した場合に、最新の通信制御情報を要求元の通信端
末装置に配信してこれを第2の通信制御情報として実行
させる手段をさらに設けてもよい。
【0021】このように構成すると、各通信端末装置で
使用される通信制御情報が、通信管理装置の管理の下で
常に最新のものになるように制御される。このため、障
害発生時の通信制御情報の切替えは勿論のこと、通常時
における通信制御情報の管理についても、通信管理装置
において集中制御することができる。
【0022】さらに、この発明に係わる他の情報通信ネ
ットワークシステムは、複数の通信装置のうち、例えば
サーバ装置等の特定の第1の通信装置に、上記複数の通
信装置に対しそれぞれ通信制御情報を送信して設定させ
る送信制御手段と、この送信制御手段により最新の通信
制御情報が設定された上記複数の通信装置のうち任意の
第2の通信装置に対して、上記最新の通信制御情報の使
用開始指示を与えて通信制御を実行させる第1の実行制
御手段と、上記使用開始指示送出後の所定の時間内に上
記第2の通信装置における障害の発生を監視し、障害の
発生が検出されなかった場合に、上記複数の通信装置の
うち上記第2の通信装置を除いた通信装置に対し、上記
最新の通信制御情報の使用開始指示を与えて通信制御を
実行させる第2の実行制御手段とを設けたことを特徴と
する。
【0023】このように構成することで、最新の通信制
御情報を各通信装置に設定した場合、先ずそのうちの一
つの通信装置のみでこの最新の通信制御情報が実行さ
れ、この実行の結果障害が検出されなかった場合に他の
全ての通信装置で上記最新の通信制御情報が実行され
る。すなわち、任意の一つの通信装置において最新の通
信制御情報の実行試験がなされ、障害が発生しないこと
が確かめられたのちに、システム内の全ての通信装置で
最新の通信制御情報の実行が開始される。従って、最新
の通信制御情報にバグ等の不具合が存在した場合に、シ
ステム内の全ての通信装置で同時に障害が発生する心配
はなくなり、この結果システムダウンの発生は防止され
る。
【0024】またこの発明の別の構成として、サーバ装
置等の特定の第1の通信装置に、複数の通信装置のうち
任意の第2の通信装置に対して最新の通信制御情報を送
信して設定させ通信制御を実行させる第1の実行制御手
段と、上記最新の通信制御情報の実行開始後の所定の時
間内に上記第2の通信装置における障害の発生を監視
し、障害の発生が検出されなかった場合に、上記複数の
通信装置のうち上記第2の通信装置を除いた通信装置に
対し、上記最新の通信制御情報を送信して設定させ通信
制御を実行させる第2の実行制御手段とを備えるように
したものが考えられる。
【0025】このような構成によっても、先ず任意の一
つの通信装置において最新の通信制御情報の実行試験が
なされ、障害が発生しないことが確かめられたのちに、
システム内の全ての通信装置で最新の通信制御情報の実
行が開始される。従って、最新の通信制御情報にバグ等
の不具合が存在した場合に、システム内の全ての通信装
置で同時に障害が発生する心配はなくなり、この結果シ
ステムダウンの発生は防止される。
【0026】一方、前記第2の目的を達成するためにこ
の発明に係わる通信装置は、自装置が使用する通信制御
情報を、第1のバックアップ先として指定した通信装置
に転送し記憶しておき、自装置の障害を監視して、自装
置で障害が発生したことが検出された場合に、当該障害
の回復後に上記第1のバックアップ先の通信装置から自
装置の通信制御情報を取得して設定し直すように構成し
たものである。
【0027】このような構成であれば、各通信装置が互
いに通信制御情報のバックアップを行い合うことにな
る。このため、通信装置が障害を起こした場合に、サー
バ装置等に頼ることなく、この通信装置が必要とする通
信制御プログラム及び通信制御データを取得して再設定
することができる。したがって、サーバ装置を二重化す
る必要はなくその分システムを安価にし、かつ障害に強
く信頼性の高いシステムを提供することが可能となる。
【0028】また、自装置が使用中の通信制御情報が変
更された場合に、その変更通知情報を上記第1のバック
アップ先の通信装置へ送出して、当該通信装置に記憶さ
れている通信制御情報の内容を変更させる手段を、さら
に設けるとよい。このようにすると、他の通信装置に記
憶されているバックアップ用の通信制御情報を、常に最
新の情報に保持することができる。
【0029】さらに、第1のバックアップ先の通信装置
における障害を監視して、第1のバックアップ先の通信
装置に障害が検出された場合に、自装置が使用する通信
制御情報を第2のバックアップ先として指定した通信装
置に転送し記憶させる手段を、さらに設けるとよい。
【0030】このようにすると、バックアップ専用のサ
ーバ装置や通信装置を新たに設けることなく、バックア
ップ先を実質的に二重化することが可能となり、これに
よりシステムのコストアップを招くことなくシステムの
信頼性をさらに高めることが可能となる。
【0031】さらに、第1のバックアップ先の通信装置
が障害から復旧したことが検出された場合に、当該第1
のバックアップ先の通信装置に対し自装置が使用する通
信制御情報を転送して再記憶させると共に、第2のバッ
クアップ先の通信装置に対し削除指示を送出してバック
アップ記憶中の通信制御情報を削除させる手段を、さら
に設けるとよい。
【0032】このようにすると、第2のバックアップ先
の通信装置は、第1のバックアップ先の通信装置で障害
が発生している期間にのみ、その代理として通信制御情
報を記憶すればよいことになるので、バックアップ情報
を常時記憶する場合に比べてメモリの負担を低減するこ
とができる。
【0033】また前記第2の目的を達成するために他の
発明は、発着呼時に呼処理サービス情報を管理するデー
タ管理装置から通信ネットワークを介して必要な呼処理
サービス情報を取得して呼処理サービスを実行する機能
を備えた通信装置において、上記データ管理装置で管理
されている呼処理サービス情報のうち自装置に関する呼
処理サービス情報を管理する呼処理情報管理手段と、上
記データ管理装置の障害を監視する障害監視手段と、呼
処理サービス制御手段とを備えている。
【0034】そしてこの呼処理サービス制御手段によ
り、発着呼時に上記障害監視手段による障害の監視結果
をもとに障害の有無を判定し、データ管理装置に障害が
発生していない場合には当該データ管理装置から、一方
データ管理装置に障害が発生している場合には通信相手
となる通信装置から、それぞれ必要な呼処理サービス情
報を取得して呼処理サービスを実行するように構成した
ものである。
【0035】このように構成することで、呼処理サービ
ス情報はデータ管理装置だけではなく各通信装置におい
ても分散して監視されているため、データ管理装置で障
害が発生しても、通信装置で管理されている呼処理サー
ビス情報を基に呼処理サービスを実行することができ
る。すなわち、呼処理サービスを、サーバ装置を二重化
することなく安価に提供することが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、この
発明に係わる情報通信ネットワークシステムの第1の実
施形態を示す概略構成図である。
【0037】同図において、1はこのシステムの中核を
なすLANであり、例えば100Mbitあるいは1G
bitの伝送容量を持つイーサネット(Ethernet)によ
り構成される。このLAN1には、内線端末接続用の通
信インタフェース装置として、複数のハブ装置H1,H
2,H3,H4が接続されている。
【0038】ハブ装置H1は、例えばPHS(Personal
Handyphone System)の基地局の機能を備えたもので、
このハブ装置H1には無線チャネルを介して無線端末P
S1,PS2が接続される。ハブ装置H2はアナログ電
話インタフェース機能を備えたもので、このハブ装置H
2にはアナログ電話機TEL1,TEL2が接続され
る。ハブ装置H3はディジタル電話インタフェース機能
を備えたもので、このハブ装置H3にはディジタル電話
機DKT1,DKT2が接続される。ハブ装置H4はデ
ータインタフェース機能を備え、このハブ装置H4には
パーソナル・コンピュータPC1,PC2が接続され
る。
【0039】上記無線端末PS1,PS2、アナログ電
話機TEL1,TEL2、ディジタル電話機DT1,D
KT2及びパーソナル・コンピュータPC1,PC2は
いずれも内線通信端末として扱われる。
【0040】また上記LAN1には、公衆網INWに接
続するための通信インタフェース装置として、ISDN
ルータ装置R1およびPSTNルータ装置R2がそれぞ
れ接続してある。ISDNルータ装置R1は、上記LA
N1を公衆網INWの統合サービスディジタル網(IS
DN)NW1に接続する。PSTNルータ装置22は、
上記LAN1をアナログ公衆網(PSTN)NW2に接
続する。
【0041】さらに、上記LAN1にはサーバ装置SV
1が接続してある。サーバ装置SV1は、システムに収
容された各ハブ装置H1,H2,H3,H4及びルータ
装置R1,R2の通信管理を行うもので、各装置が使用
する通信制御プログラム及び通信制御データの更新機能
も備えている。
【0042】ところで、通信装置としての上記各ハブ装
置H1,H2,H3,H4、ルータ装置R1,R2及び
サーバ装置SV1にはそれぞれ記憶装置M1〜M7が付
設してある。これらの記憶装置M1〜M7には、通信制
御用プログラム及び通信制御用データが記憶される。
【0043】図2は、上記各通信装置の機能構成の一例
を示すもので、図ではハブ装置H1を示している。ハブ
装置H1は、基本的な機能として通信制御用プログラム
・データ管理部15と、通信制御部16と、入出力制御
部17とを備え、さらに障害対策用の機能として障害検
出部11と、障害判定部12と、障害通知部13と、障
害情報管理部14とを備えている。
【0044】このうち先ず通信制御用プログラム・デー
タ管理部15は、記憶装置M1に記憶されている通信制
御用プログラム及び通信制御用データのバージョン管理
を行う。記憶装置M1には、通信制御用プログラム記憶
部21と、通信制御用データ記憶部22とが設けてあ
り、これらの記憶部21,22には各々最新バージョン
のプログラム及びデータと、バージョンアップ前のプロ
グラム及びデータが記憶される。
【0045】通信制御部16は、上記通信制御用プログ
ラム及び通信制御用データに従って、無線端末PS1,
PS2と他の通信装置との間の通信制御を実行する。入
出力制御部17は、図示しないキー入力部からのデータ
及びコマンドの入力と、図示しない表示装置に対する各
種データの表示を制御する。
【0046】障害検出部11は自装置における障害の検
出を行う。障害判定部12は、上記障害検出部11で障
害が検出されたときに通信制御用プログラムの切り替え
を行うか否かを判定する。障害情報管理部14は、上記
障害判定部12の判定に必要な情報を管理するもので、
障害の発生回数を障害種別ごとにカウントすると共に、
通信制御プログラムの切り替えを行う判定基準となる障
害発生回数のしきい値を記憶している。障害通知部13
は、自装置において障害が発生した場合に、その旨のメ
ッセージをシステム内の他の全ての通信装置に通知す
る。
【0047】次に、以上のように構成されたシステムの
動作を説明する。まず通信装置において障害が検出され
たときの処理について説明する。図3はその手順及び内
容を示すフローチャートである。なお、ここではハブ装
置H1を例にとって説明する。
【0048】すなわち、ハブ装置H1は、自装置で障害
が発生しこれをステップ3aで検出すると、先ず障害情
報管理部14で管理している障害種別毎の障害発生回数
をステップ3bで更新する。次に、更新された障害発生
回数を、通信制御プログラムの切り替え判定を行うため
のしきい値とステップ3cで比較する。そして、障害発
生回数がしきい値よりも小さい場合には、ステップ3d
において障害種別及び使用中の通信制御プログラムのバ
ージョン情報を含んだ障害通知メッセージを作成し、こ
のメッセージを他の全ての通信装置へ送信する。
【0049】これに対し、一定時間内に障害発生回数が
しきい値を超えた場合には、通信制御プログラムの切り
替えが可能であるか否かをステップ3eで判定する。そ
して、例えば切り替えるための通信制御プログラムが存
在しない等の理由により、切り替えが不可である場合
は、通信制御プログラムの切り替えは行わず、他の通信
装置への障害通知メッセージの送信のみ行う(ステップ
3f)。一方通信制御プログラムの切り替えが可能であ
る場合は、ステップ3gにおいて自装置で使用している
通信制御プログラムを一つ前のバージョンのものに切り
替え、続いて他の全ての通信装置に対して障害通知メッ
セージの送信を行う(ステップ3h)。そして最後に、
自装置で管理している障害種別毎の障害発生回数をステ
ップ3iでリセットする。
【0050】次に、他の通信装置で障害が発生してこの
通信装置から障害通知メッセージを受信したときの処理
について説明する。図4はその手順及び内容を示すフロ
ーチャートである。
【0051】いま仮にハブ装置H2で障害が発生し、こ
のハブ装置H2から障害通知メッセージが到来すると、
ハブ装置H1はステップ4aでこの障害通知メッセージ
を受信する。そして、ステップ4bで障害通知メッセー
ジ中の通信制御プログラムのバージョンと自装置が使用
している通信制御プログラムとのバージョンを比較し、
両者が一致している場合には以下の処理を行う。
【0052】まず、障害種別毎の障害発生回数をステッ
プ4cで更新する。次に、更新された障害発生回数を、
予め設定された使用中の通信制御プログラムの切替判定
しきい値をステップ4cで比較し、障害発生回数がしき
い値よりも小さい場合には、通信処理等を継続する。こ
れに対し障害発生回数がしきい値を超えた場合には、通
信制御プログラムの切り替えが可能であるかをステップ
4dで判定する。この判定の結果、例えば切り替えるた
めの通信制御プログラムが存在しない等の理由により切
り替えが不可である場合は、通信制御プログラムの切り
替えは行わず、通信処理等を継続する。通信制御プログ
ラムの切り替えが可能である場合は、ステップ4eにお
いて、自通信装置で使用している通信制御プログラムを
一つ前のバージョンのものに切り替える。そして最後
に、自装置で管理している障害種別毎の障害発生回数を
ステップ4fでリセットする。
【0053】次に、通信制御プログラムを更新するとき
の処理について説明する。図5は、その手順及び内容を
示すフローチャートである。すなわち、ハブ装置H1
は、先ずステップ5aにおいて最新の通信制御プログラ
ムをインストールする。次にステップ5bで、通信制御
プログラムを即座に切替えるか、一定時間後に切替える
かを判定する。即座に切りかえる場合には、ステップ5
iにおいて通信制御プログラムの切り替えを行い、以後
最新の通信制御プログラムを使用して通信制御を実行す
る。
【0054】これに対し一定時間後に切替える場合に
は、ステップ5cで通信制御プログラムの切替時刻を設
定し、以後ステップ5dにおいて通信処理を継続する。
そして、一定時間毎にステップ5eで通信制御プログラ
ムの切替時刻になったか否かの判定を行い、切替時刻に
なっていない場合には通信制御を継続する。これに対し
切替時刻になった場合には、最新の通信制御プログラム
を使用している通信装置から障害通知メッセージを受信
しているか否かの判定をステップ5fで行う。障害通知
メッセージを受信していない場合には、ステップ5hで
通信制御プログラムの切替えを行い、一方障害通知メッ
セージを受信していた場合には、ステップ5gにおいて
通信制御プログラムの切り替えを中止して、現在使用中
の通信制御プログラムを使用した通信処理を継続する。
【0055】なお、最新の通信制御プログラムのインス
トールについては、通信装置が他の通信装置に対して通
信制御プログラムを送信することによって行ってもよ
い。例えば、任意の通信装置に対して通信制御プログラ
ムをインストールしておき、他の通信装置については、
通信制御プログラムを更新する時に前記通信装置から最
新の通信制御プログラムを転送して通信制御プログラム
の切り替えを行う。
【0056】次に、サーバ装置SV1により通信制御プ
ログラム及びデータを管理する場合について説明する。
サーバ装置SV1は、ハブ装置H1〜H4及びルータ装
置R1,R2等の通信装置が使用する通信制御プログラ
ム及びデータのバージョンを管理する機能、各通信装置
からの問い合わせに応じて前記バージョン情報を要求の
あった通信装置に通知する機能、通信制御プログラムの
バージョン毎の障害発生状況を管理するとともに各通信
装置への通信制御プログラムの送信機能を有している。
【0057】各通信装置は、一定周期毎にサーバ装置S
V1に対して自装置が使用すべき通信制御プログラムの
バージョンを問い合わせ、サーバ装置の管理するバージ
ョンと自装置が使用中の通信制御プログラムのバージョ
ンとを比較する。そして、両者が異なる場合には、サー
バ装置SV1に対して最新の通信制御プログラムの送信
を要求する。さらに各通信装置は、自装置において障害
発生を検出すると、障害種別及びいま使用している通信
制御プログラムのバージョン等の情報を含む障害通知メ
ッセージを作成して、この障害通知メッセージをサーバ
装置SV1に対し送信する機能を有する。
【0058】このような構成であるから、サーバ装置S
V1を使用して各通信装置の通信制御プログラムを更新
するには次のように行われる。まず、サーバ装置SV1
において最新の通信制御プログラムをインストールし、
サーバ装置SV1の管理下にある各通信装置が使用すべ
き通信制御プログラムのバージョンを、先にインストー
ルした最新の通信制御プログラムのバージョンに設定す
る。
【0059】これに対し各通信装置は、サーバ装置SV
1に対し一定周期毎に上記バージョンを問い合わせるこ
とにより、サーバ装置SV1に最新の通信制御プログラ
ムがインストールされたか否か判定する。そして、最新
の通信制御プログラムがインストールされたことを検出
すると、サーバ装置SV1に対して最新の通信制御プロ
グラムの送信を要求する。サーバ装置SV1は、この送
信要求に従い要求元の通信装置に対して最新の通信制御
プログラムを送信する。この最新の通信制御プログラム
を受信すると各通信装置は、受信した通信制御プログラ
ムをそれぞれ記憶装置に格納し、使用する通信制御プロ
グラムをこの受信した最新の通信制御プログラムに切り
替える。以後各通信装置は、この最新の通信制御プログ
ラムを使用して通信処理を行う。
【0060】さて、この状態で最新の通信制御プログラ
ムを使用した通信装置において障害が発生したとする。
そうするとこの障害の発生を検出した通信装置は、サー
バ装置SV1に対して障害発生を通知する。この障害発
生通知を受信するとサーバ装置SV1は、この障害発生
通知を基に自装置の管理下にある各通信装置が使用して
いる通信制御プログラムのバージョンを一つ前のものに
切り替える必要があるか否かを判定する。そして、バー
ジョンの切り替えを行う必要がある場合には、自己の管
理下にある各通信装置が使用すべき通信制御プログラム
のバージョンを一つ前のものに設定する。この結果、各
通信装置は通信制御プログラムを更新した場合と同様の
処理により、それぞれ自装置が使用する通信制御プログ
ラムを一つ前のバージョンのものに切り替える。
【0061】以上述べたようにこの発明に係わる第1の
実施形態では、各ハブ装置H1〜H4及びルータ装置R
1,R2等の通信装置にあって、バージョンアップされ
た通信制御プログラムを使用して通信制御を実行してい
る状態で、自装置の障害の発生を監視し、自装置に障害
が発生したことが検出された場合に、通信制御プログラ
ムを実行中の最新の通信制御プログラムからバージョン
アップ前の通信制御プログラムに切り替えるとともに、
この障害に関する情報を他の通信装置へ通知して、最新
の通信制御プログラムからバージョンアップ前の通信制
御プログラムに切り替えさせるようにしている。
【0062】したがって、バージョンアップされた最新
の通信制御プログラムへの切替え後に障害が発生する
と、この通信装置では通信制御プログラムがバージョン
アップ前のものに切り替わり、かつ障害に関する情報が
他の通信装置にそれぞれ通知され、この通知を受けた各
通信装置でも通信制御プログラムはバージョンアップ前
のものに切り替わる。すなわち、システム中のある通信
装置で障害が発生すると、この障害が発生した通信装置
を含めシステム内の同一の通信制御プログラムを使用し
ている全ての通信装置において、通信制御情報が自動的
にバージョンアップ前のプログラムに戻される。
【0063】従って、障害が発生した場合に、システム
管理者からの指示を待つことなく通信制御プログラムの
切り替えが自動的になされるので、通信装置が長時間に
わたって使用できなくなることはなく、また同じ障害が
全ての通信装置で発生する不具合も未然に防止され、こ
れによりシステムダウンに陥る心配がなくなる。
【0064】また第1の実施形態では、サーバ装置SV
1による通信制御プログラムの管理機能も備えている。
すなわち、サーバ装置SV1が各通信装置に対し通信制
御プログラムのインストールを行う。各通信装置は自装
置の障害監視を行い、障害が検出されると障害発生通知
をサーバ装置SV1へ送出する。サーバ装置SV1は、
通信装置から障害発生通知が到来すると、この障害発生
通知の内容を基に障害の状況を判定し、通信制御プログ
ラムの切替えが必要と判定すると、障害発生通知元の通
信装置を含む全ての通信装置に対しプログラム切替指示
をそれぞれ送出して、通信制御プログラムを最新の通信
制御プログラムからバージョンアップ前の通信制御プロ
グラムに戻すようにしている。
【0065】したがって、通信装置で障害が発生した場
合に、通信装置における通信制御情報の切替えが、サー
バ装置SV1の指示により統括的に制御される。このた
め、各通信端末装置の制御負担を軽減することが可能で
ある。
【0066】(第2の実施形態)図6は、この発明に係
わる情報通信ネットワークシステムの第2の実施形態を
示す概略構成図である。なお、同図において前記図1と
同一部分には同一符号を付して説明を行う。
【0067】図6において、1はこのシステムの中核を
なすLANであり、例えば100Mbitあるいは1G
bitの伝送容量を持つイーサネット(Ethernet)によ
り構成される。
【0068】このLAN1には、内線接続用の通信イン
タフェース装置として、複数(図では3個を例示)のハ
ブ装置H11,H21,H31が接続されている。これ
らのハブ装置H11,H21,H31にはそれぞれ電話
機TEL11,TEL21,TEL31およびパーソナ
ル・コンピュータPC11,PC21,PC31が接続
される。これらの電話機TEL11,TEL21,TE
L31およびパーソナル・コンピュータPC11,PC
21,PC31はいずれも内線端末として使用される。
なお、電話機TEL11,TEL21,TEL31とし
ては、アナログ電話機およびディジタル電話機のいずれ
も使用可能である。
【0069】また上記LAN1には、外線接続用の通信
インタフェース装置としてルータ装置R3が接続されて
いる。ルータ装置R3は、公衆網INWと本発明の情報
通信ネットワークシステムとの間のインタフェース処理
を行うもので、接続先の公衆網INWがISDNであれ
ばISDN対応のルータ装置が使用され、またPSTN
であればPSTN対応のルータ装置が使用される。
【0070】さらに上記LAN1にはサーバ装置SV2
が接続してある。サーバ装置SV2は、システムに収容
された各ハブ装置H11,H21,H31及びルータ装
置R3の通信管理を行うもので、呼処理サービスを実行
するために必要な呼処理サービス情報の管理機能も備え
ている。
【0071】なお、図6には図示していないが、前記図
1と同様にLAN1には他の通信インタフェース装置と
してPHS基地局の機能を備えた無線ハブ装置等も接続
可能である。
【0072】ところで、このシステムにおいて、各ハブ
装置H11,H21,H31、ルータ装置R3及びサー
バ装置SV2にはそれぞれ、LAN1上でこれらを識別
するためのIPアドレスが付与されている。また電話機
TEL11,TEL21,TEL31およびパーソナル
・コンピュータPC11,PC21,PC31等の各端
末装置にはそれぞれ、ユーザがこれらの端末装置を識別
するための電話番号(DN)が付与されている。例え
ば、ハブ装置H11にはIPアドレスとして“133.
114.131.100”が付与され、このハブ装置H
11に接続された電話機TEL11には電話番号として
“3000”が付与されている。
【0073】またこのシステムは、着信拒否や呼転送等
の呼処理サービスを提供する機能を備えている。そし
て、この呼処理サービスを実行するために必要な全ての
呼処理サービス情報がサーバ装置SV2に付設された記
憶装置M51に一括して記憶されている。これらの呼処
理サービス情報の管理は、サーバ装置SV2において行
われる。
【0074】図7は、このサーバ装置SV2で管理され
る呼処理サービス情報の一例を示すもので、各端末装置
の電話番号“3000”,“3001”,“3002”
にそれぞれ対応付けて、伝送する情報の種類ごとに「着
信拒否」又は「着信許容」が登録してある。
【0075】さらに、上記サーバ装置SV2の記憶装置
M51に記憶された呼処理サービス情報は、各ハブ装置
H11,H21,H31に付設された記憶装置M11,
M21,M31にも分散して記憶されている。このと
き、システムで使用される全ての呼処理サービス情報を
各記憶装置M11,M21,M31にそれぞれ記憶する
と、各記憶装置M11,M21,M31が大容量となる
ので、各記憶装置M11,M21,M31にはハブ装置
H11,H21,H31に対応する情報のみを記憶して
いる。図8、図9及び図10は、それぞれハブ装置H1
1,H21,H31が管理する呼処理サービス情報の一
例を示す。
【0076】次に、以上のように構成されたシステムに
おける呼処理サービスに係わる動作について説明する。
いま例えば電話機TEL21において、電話機TEL1
1との間で音声通信を行うために、電話番号「300
0」による発信動作が行われたとする。そうすると発信
元の電話機TEL21は、発信処理を行う前にサーバ装
置SV2をアクセスして呼処理サービス情報を検索し、
これにより着信先の電話機TEL11が音声通信を許容
しているか拒否しているかを判定する。この場合は、図
7に示すように音声通信が許容されるので、電話機TE
L21は電話機TEL11に対して発信処理を行う。
【0077】また、電話機TEL21のユーザが画像通
信を行うために、パーソナル・コンピュータPC21を
使用して電話番号「3002」が付与されたパーソナル
・コンピュータPC31に対する発信動作を行ったとす
る。この場合も同様に、発信元のパーソナル・コンピュ
ータPC21からサーバ装置SV2がアクセスされ、着
信先のパーソナル・コンピュータPC31に関する呼処
理サービス情報が検索される。この場合は、図7に示す
ように着信が拒否されているため、パーソナル・コンピ
ュータPC21は発信処理を行わず、画像通信が不可メ
ッセージを表示器に表示する等して、ユーザに対し着信
先のパーソナル・コンピュータPC31との画像通信が
不可能である旨を報知する。
【0078】さて、いま例えばサーバ装置SV2で障害
が発生し、この状態でパーソナル・コンピュータPC2
1のユーザがテキスト通信を行うために電話番号「30
00」が付与されたパーソナル・コンピュータPC11
に対する発信操作を行ったとする。そうすると発信元の
パーソナル・コンピュータPC21は、サーバ装置SV
2をアクセスしても着信先に関する呼処理サービス情報
を取得できないため、着信先のパーソナル・コンピュー
タPC11に対して呼処理サービス情報の送信を要求す
る。
【0079】これに対し着信先のパーソナル・コンピュ
ータPC11が収容されているハブ装置H11は、自己
の管理している呼処理サービス情報を記憶装置M11か
ら読み出して要求元のパーソナル・コンピュータPC2
1に対して通知する。
【0080】発信元のパーソナル・コンピュータPC2
1は、着信先のハブ装置H11からその呼処理サービス
情報を取得すると、この情報をもとに着信が許容されて
いるか拒否されているかを判定する。この場合は、図8
に示すように着信が拒否されているので、パーソナル・
コンピュータPC21はパーソナル・コンピュータPC
11に対する発信処理を行わず、テキスト通信の不可メ
ッセージを表示器に表示することで、ユーザに対してパ
ーソナル・コンピュータPC11とのテキスト通信が不
可能であることを報知する。
【0081】なお、以上の説明では呼処理サービスとし
て着信拒否を行う場合を例にとって説明したが、他に不
在転送処理を行う場合も同様に実施可能である。すなわ
ち、いま仮に電話番号「3001」が付与された電話機
TEL21において、電話番号「3000」が付与され
た電話機TEL11に対する発信操作が行われたとす
る。そして、いま例えば電話番号「3000」の電話機
TEL11のユーザが在席していたとすると、電話番号
「3001」の電話機TEL21から電話番号「300
0」の電話機TEL11に対し発信が行われ、この発信
処理により通信パスが設定されると以後両電話機TEL
21,TEL11は通信状態となる。
【0082】これに対し、電話番号「3000」の電話
機TEL11のユーザが不在だったとすると、電話機T
EL21は電話機TEL11を一定時間呼出した後に、
サーバ装置SV2から着信先の電話機TEL11の呼処
理サービスに関する情報を取得する。そして、いま仮に
着信先である電話番号「3000」の電話機TEL11
に対応付けて不在転送が設定され、その転送先として電
話番号「3002」が付与された電話機TEL31が登
録されていたとすると、発信元の電話番号「3001」
の電話機TEL21は、不在転送先である電話番号「3
002」の電話機TEL31への新たな発信処理を行
う。
【0083】一方、サーバ装置SV2において障害が発
生したとし、この状態で電話番号「3001」の電話機
TE21において電話番号「3000」の電話機TEL
11に対する発信操作が行われたとする。そして、いま
着信先である電話番号「3000」の電話機TEL11
のユーザが不在だったとすると、発信元の電話機TEL
21は着信先の電話機TEL11を一定時間呼出した
後、サーバ装置SV2から着信先の電話機TEL11の
呼処理サービスに関する情報を取得しようとする。しか
し、サーバ装置SV2の障害のために呼処理サービス情
報を取得できないため、電話機TEL21は着信先の電
話機TEL11に対して呼処理サービス情報を要求す
る。
【0084】これに対して、電話機TEL11は要求元
の電話機TEL21に対して、自己が管理している不在
転送先の電話番号「3002」を通知する。この情報を
受け取った電話機TEL21は、不在転送先である電話
番号「3002」が付与された電話機TEL31への新
たな発信処理を行う。そして、この着信先の電話機TE
L31が応答すれば、以後電話機TEL21と電話機T
EL31との間で通信が可能となる。
【0085】したがって第2の実施形態によれば、呼処
理サービス情報を集中管理しているサーバ装置SV2に
障害が発生した場合でも、着信拒否や不在転送等の呼処
理サービスを実行することが可能となる。すなわち、サ
ーバ装置SV2を二重化することなく、呼処理サービス
に関するシステムの信頼性を高く保つことができ、これ
により安価で信頼性の高いシステムを提供できる。ま
た、サーバ装置SV2を備えていないシステムや、サー
バ装置SV2を備えていてもこのサーバ装置SV2では
呼処理サービス情報の管理を行っていないシステムにお
いても、呼処理サービスを提供することが可能となる。
【0086】なお、上記第2の実施形態では、各ハブ装
置及びルータ装置はそれぞれ自装置に対応する呼処理サ
ービス情報のみを管理するようにしたが、サーバ装置S
V2に格納されている全ての通信装置に関する呼処理サ
ービス情報を管理するようにしてもよい。
【0087】(第3の実施形態)この発明に係わる第3
の実施形態は、各ハブ装置及びルータ装置がそれぞれ通
信制御プログラム及び通信制御データにより通信制御を
行うシステムにおいて、各ハブ装置及びルータ装置に他
のハブ装置又はルータ装置の通信制御データをバックア
ップ記憶させ、ハブ装置又はルータ装置で障害が発生し
た場合に、その障害復旧後に、他のハブ装置又はルータ
装置にバックアップ記憶されている自装置の通信制御デ
ータを転送させて自装置に再設定するようにしたもので
ある。
【0088】図11は、この第3の実施形態に係わる情
報通信ネットワークシステムの概略構成図である。同図
において、LAN1には通信装置としてのハブ装置H1
2,H22,H32がそれぞれ接続されている。これら
のハブ装置H12,H22,H32にはそれぞれ記憶装
置M12,M22,M32が付設してある。これらの記
憶装置M12,M22,M32には、それぞれ対応する
ハブ装置H12,H22,H32が使用する通信制御用
プログラムP12,P22,P32及び通信制御用デー
タD12,D22,D32と、他のハブ装置H32,H
12,H22が使用する通信制御用データD32,D1
2,D22とが記憶される。
【0089】図12は、上記ハブ装置H12,H22,
H32と、その記憶装置M12,M22,M32の構成
を示す機能ブロック図である。なお、同図において前記
図2と同一部分には同一符号を付して説明を行う。
【0090】ハブ装置H12,H22,H32は、障害
検出処理部18と、障害通知部13と、通信制御用プロ
グラム・データ管理部15と、通信制御用データ送受信
部19と、通信制御部16と、入出力制御部17とを備
えている。
【0091】障害検出処理部18は、自装置における障
害の検出と障害からの復旧処理を行う。障害通知部13
は、自装置において障害が発生した場合に、その旨のメ
ッセージをシステム内の他のハブ装置に通知する。
【0092】通信制御用プログラム・データ管理部15
は、記憶装置M12,M22,M32に記憶されている
通信制御用プログラムP12,P22,P32及び通信
制御用プログラムP12,P22,P32の管理を行う
とともに、他のハブ装置から転送された通信制御用デー
タのバックアップ管理を行なう。記憶装置M12,M2
2,M32には、通信制御用プログラム記憶部21及び
通信制御用データ記憶部22に加えて、バックアップ用
データ記憶部23が設けてあり、通信用プログラム記憶
部21及び通信制御用データ記憶部22にはそれぞれ自
装置が使用する通信制御プログラムP12,P22,P
32及び通信制御用データP12,P22,P32が記
憶され、またバックアップ用データ記憶部23には他の
ハブ装置が使用する通信制御用データD32,D12,
D22がバックアップ記憶される。
【0093】通信制御用データ送受信部19は、通信制
御用データのバックアップのために、自装置と他のハブ
装置との間で通信制御用データの転送処理を行う。通信
制御部16は、上記通信制御用プログラム及び通信制御
用データに従って、他のハブ装置との間の通信制御を実
行する。入出力制御部17は、図示しないキー入力部か
らのデータ及びコマンドの入力と、図示しない表示装置
に対する各種データの表示を制御する。
【0094】次に、以上の構成に基づきこの実施形態に
おける通信制御用データのバックアップ処理を説明す
る。図11に示したシステムにおいて、いま例えばハブ
装置H22で障害が発生したとする。ハブ装置H22の
記憶装置M22には、図11に示すようにハブ装置H2
2の通信制御用プログラムP22とデータD22が記憶
され、さらにハブ装置H12の通信制御用データD12
がバックアップ記憶されている。
【0095】ハブ装置H22は障害を検出すると、図1
3に示すようにシステム上の他のハブ装置H12,H3
2に対して障害発生を通知する。障害発生通知を受信し
た各ハブ装置H12,H32は、自装置の通信制御用デ
ータD12,D32が上記障害の発生したハブ装置H2
2でバックアップされているか否かを判定する。このと
き図11に示す構成では、上記障害の発生したハブ装置
H22においてハブ装置H12の通信制御用データD1
2がバックアップされている。このためハブ装置H12
は、自装置の通信制御用データD12のバックアップデ
ータを、上記障害が発生したハブ装置H22以外のハブ
装置H32に転送して記憶装置M32に記憶させる。
【0096】すなわち、バックアップ先のハブ装置で障
害が発生した場合には、バックアップ先が自動的に他の
ハブ装置に移行する。したがって、この状態でハブ装置
H12に障害が発生し、この障害が回復すると、ハブ装
置H12にはハブ装置H32でバックアップされている
通信制御用データが転送されて再設定される。すなわ
ち、データバックアップの二重化がなされることにな
り、信頼性の高いデータバックアップが可能となる。
【0097】次に、上記ハブ装置H22の障害回復時の
バックアップ処理を、図14を用いて説明する。上記障
害が発生したハブ装置H22において、障害が回復した
とする。そうするとハブ装置H22は、自装置の通信制
御用データD22が失われているか否かを先ず判定し、
失われていた場合にはハブ装置H32の記憶装置M32
に格納されている通信制御用データD22をもとに自己
の通信制御用データD22を再生する。
【0098】次に、ハブ装置H22の障害が回復したこ
とを他のハブ装置H12,H32に通知する。この障害
回復通知を受信したハブ装置H12,H32では、この
ハブ装置H22が自装置の通信制御用データD12,D
32のバックアップ先であるか否かを判定する。いま、
上記障害が回復したハブ装置H22はハブ装置H12の
データバックアップ先になっているため、ハブ装置H1
2はハブ装置H22に対し通信制御用データD12のバ
ックアップデータを送出して記憶装置M22内に再記憶
させる。またハブ装置H12は、ハブ装置H32の記憶
装置M32に格納しておいた自装置のバックアップデー
タD12を削除する。
【0099】したがって、このような構成のシステムで
あれば、サーバ装置に頼ることなく、またサーバ装置備
えていないシステムにおいても、各ハブ装置H12,H
22,H32の通信制御用データを互いにバックアップ
することが可能となる。しかも、先に述べたようにバッ
クアップ先のハブ装置で障害が発生した場合には、他の
正常なハブ装置にバックアップ先が自動的に移行するの
で、結果的に適応的な二重バックアップを行うことがで
きる。
【0100】なお、第3の実施形態では通信制御用デー
タのバックアップを行う場合を例にとって説明したが、
通信制御用プログラムやその他の応用プログラム等をバ
ックアップするように構成してもよい。このようにする
と、システムの信頼性をより一層高めることができる。
【0101】また、上記第3の実施形態では通信装置と
してハブ装置H12,H22,H32のみを備えたシス
テムを例にとって説明したが、通信装置としてルータ装
置を備えた場合には、このルータ装置の通信制御用プロ
グラムや通信制御データを他のルータ装置やハブ装置で
バックアップするようにしてもよい。
【0102】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明に係わる情
報通信ネットワークシステムとその通信装置では、更新
した第2の通信制御情報を使用して通信制御を実行して
いる状態で、自装置の障害の発生を監視し、自装置に障
害が発生したことが検出された場合に、通信制御情報を
第2の通信制御情報から更新前の第1の通信制御情報に
切り替えるとともに、この障害に関する情報を少なくと
も同一の通信制御情報を使用している他の通信装置へ通
知して、第2の通信制御情報から第1の通信制御情報へ
の切り替えを行わせるようにしている。
【0103】従ってこの発明によれば、バージョンアッ
プされた通信制御情報の使用中に障害が発生した場合
に、通信制御情報の切替えを自動的に行えるようにして
障害から迅速に復旧することができ、しかもシステム全
体への障害の波及を抑制して信頼性の向上を図り得る情
報通信ネットワークシステムとその通信装置を提供する
ことができる。
【0104】また他の発明に係わる通信装置では、自装
置が使用する通信制御情報を、第1のバックアップ先と
して指定した通信装置に転送し記憶しておき、自装置の
障害を監視して、自装置で障害が発生したことが検出さ
れた場合に、当該障害の回復後に上記第1のバックアッ
プ先の通信装置から自装置の通信制御情報を取得して設
定し直すように構成している。
【0105】さらに別の発明に係わる通信装置は、呼処
理サービス情報をデータ管理装置だけでなく、各通信装
置に分散して保有させ、発着呼時に障害監視手段による
障害の監視結果をもとに障害の有無を判定し、データ管
理装置に障害が発生していない場合には当該データ管理
装置から、一方データ管理装置に障害が発生している場
合には通信相手となる通信装置から、それぞれ必要な呼
処理サービス情報を取得して呼処理サービスを実行する
ように構成している。
【0106】したがってこれらの発明によれば、サーバ
装置等の管理装置を二重化することなく通信制御情報の
バックアップや呼処理サービスを実現することができ、
これによりシステムの信頼性向上を安価に実現できる通
信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる情報通信ネットワークシス
テムの第1の実施形態を示す図。
【図2】 第1の実施形態に係わるハブ装置の機能構成
を示すブロック図。
【図3】 第2図に示したハブ装置における障害検出処
理の手順と内容を示すフローチャート。
【図4】 障害通知メッセージを受信した場合に実行さ
れる処理手順及び内容を示すフローチャート。
【図5】 通信制御プログラムの変更処理手順とその内
容を示すフローチャート。
【図6】 この発明に係わる情報通信ネットワークシス
テムの第2の実施形態を示す図。
【図7】 図6に示したシステムのサーバ装置で管理さ
れる呼処理サービス情報の一例を示す図。
【図8】 図6に示したシステムのハブ装置H11で管
理される呼処理サービス情報の一例を示す図。
【図9】 図6に示したシステムのハブ装置H21で管
理される呼処理サービス情報の一例を示す図。
【図10】 図6に示したシステムのハブ装置H31で
管理される呼処理サービス情報の一例を示す図。
【図11】 この発明に係わる情報通信ネットワークシ
ステムの第3の実施形態を示す概略構成図。
【図12】 第3の実施形態に係わるハブ装置の機能構
成を示すブロック図。
【図13】 第3の実施形態における障害発生時のデー
タバックアップ処理を説明するための図。
【図14】 第3の実施形態における障害回復時のデー
タバックアップ処理を説明するための図。
【符号の説明】
1…中核通信ネットワーク(LAN) INW…公衆網 NW1…統合サービスディジタル網(ISDN) NW2…アナログ公衆網(PSTN) H1〜H4,H11,H21,H31,H12,H2
2,H32…ハブ装置 M1〜M7,M11,M21,M31,M41,M5
1,M12,M22,M32…記憶装置 R1,R2,R3…ルータ装置 SV1,SV2…サーバ装置 PS1,PS2…無線端末 TEL1,TEL2…アナログ電話機 TEL11,TEL21,TEL31…電話機(アナロ
グ電話機或いはディジタル電話機) DKT1,DKT2…ディジタル電話機 PC1,PC2,PC11,PC21,PC31…パー
ソナル・コンピュータ 11…障害検出部 12…障害判定部 13…障害通知部 14…障害情報管理部 15…通信制御用プログラム・データ管理部 16…通信制御部 17…入出力制御部 18…障害検出処理部 19…通信制御用データ送受信部 21…通信制御用プログラム記憶部 22…通信制御用データ記憶部 23…バックアップ用データ記憶部 P12,P22,P32…通信制御用プログラム D12,D22,D32…通信制御用データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 29/14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々がプログラム及びデータを含む通信
    制御情報に従って通信制御を実行する複数の通信装置を
    通信ネットワークを介して接続し情報通信を行う情報通
    信ネットワークシステムで使用される前記通信装置にお
    いて、 第1の通信制御情報とこの第1の通信制御情報を更新し
    た第2の通信制御情報とをそれぞれ記憶する記憶手段
    と、 前記第2の通信制御情報を使用して通信制御を実行して
    いる状態で、自装置の障害の発生を監視する障害監視手
    段と、 この障害監視手段により自装置に障害が発生したことが
    検出された場合に、この障害に関する情報を少なくとも
    同一の通信制御情報を使用している他の通信装置へ通知
    する障害通知制御手段と、 自装置に障害が発生したことが検出された場合、及び前
    記他の通信装置から障害に関する情報が通知された場合
    に、実行すべき通信制御情報を前記第2の通信制御情報
    から第1の通信制御情報に切り替える切替制御手段とを
    備えたことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記切替制御手段は、障害の発生状態を
    判定するためのしきい値を記憶する手段を備え、自装置
    に障害が発生したことが検出された場合、及び前記他の
    通信装置から障害の発生に関する情報が通知された場合
    に、この障害の発生状態が前記しきい値を超えるか否か
    を判定し、しきい値を超えると判定された場合に通信制
    御情報を前記第2の通信制御情報から第1の通信制御情
    報に切り替えることを特徴とする請求項1記載の通信装
    置。
  3. 【請求項3】 各々が通信制御情報に従って通信制御を
    実行する複数の通信端末装置及び通信管理装置を通信ネ
    ットワークを介して接続し情報通信を行う情報通信ネッ
    トワークシステムにおいて、 前記各通信端末装置は、 第1の通信制御情報とこの第1の通信制御情報を更新し
    た第2の通信制御情報とをそれぞれ記憶する記憶手段
    と、 前記第2の通信制御情報を使用して通信制御を実行して
    いる状態で、自装置の障害の発生を監視する障害監視手
    段と、 この障害監視手段により自装置に障害が発生したことが
    検出された場合に、この障害に関する情報を前記通信管
    理装置へ通知する障害通知制御手段とを備え、 かつ前記通信管理装置は、 前記各通信端末装置から通知された障害に関する情報を
    受信する障害情報受信手段と、 この障害情報受信手段で受信された障害に関する情報を
    基に障害の状態を判定し、障害の状態が所定の状態を超
    えた場合に、前記各通信端末装置に対しそれぞれ切替指
    示を送出して、前記第2の通信制御情報から第1の通信
    制御情報への切り替えを行わせる切替制御手段とを備え
    たことを特徴とする情報通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記各通信端末装置は、任意のタイミン
    グ又は一定時間ごとに、前記通信管理装置が管理してい
    る最新の通信制御情報のバージョンと自装置が実行中の
    第2の通信制御情報のバージョンとを比較し、両者が異
    なる場合に前記通信管理装置に対し最新の通信制御情報
    の送信要求を送る手段をさらに備え、 かつ前記通信管理装置は、前記通信端末装置から最新の
    通信制御情報の送信要求を受信した場合に、最新の通信
    制御情報を要求元の通信端末装置に配信して、この最新
    の通信制御情報を以後第2の通信制御情報として実行さ
    せる手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3記載
    の情報通信ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 各々が通信制御情報に従って通信制御を
    実行する複数の通信装置を通信ネットワークを介して接
    続し情報通信を行う情報通信ネットワークシステムにお
    いて、 前記複数の通信装置のうち、特定の第1の通信装置は、 自装置以外の前記複数の通信装置に対しそれぞれ通信制
    御情報を送信して設定させる送信制御手段と、 この送信制御手段により最新の通信制御情報が設定され
    た前記複数の通信装置のうち任意の第2の通信装置に対
    し、前記最新の通信制御情報の使用開始指示を与えて通
    信制御を実行させる第1の実行制御手段と、 前記使用開始指示送出後の所定の時間内に前記第2の通
    信装置における障害の発生を監視する障害監視手段と、 この障害監視手段により前記第2の通信装置の障害が検
    出されなかった場合に、前記第2の通信装置を除いた通
    信装置に対し、前記最新の通信制御情報の使用開始指示
    を与えて通信制御を実行させる第2の実行制御手段とを
    備えたことを特徴とする情報通信ネットワークシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 各々が通信制御情報に従って通信制御を
    実行する複数の通信装置を通信ネットワークを介して接
    続し情報通信を行う情報通信ネットワークシステムにお
    いて、 前記複数の通信装置のうち、特定の第1の通信装置は、 前記複数の通信装置のうち任意の第2の通信装置に対
    し、最新の通信制御情報を送信して設定させ通信制御を
    実行させる第1の実行制御手段と、 前記最新の通信制御情報の実行開始後の所定時間内に、
    前記第2の通信装置における障害の発生を監視する障害
    監視手段と、 この障害監視手段により障害の発生が検出されなかった
    場合に、前記第2の通信装置を除いた通信装置に対し、
    前記最新の通信制御情報を送信して設定させ通信制御を
    実行させる第2の実行制御手段とを備えたことを特徴と
    する情報通信ネットワークシステム。
  7. 【請求項7】 各々がプログラム及びデータを含む通信
    制御情報に従って通信制御を実行する複数の通信装置を
    通信ネットワークを介して接続し情報通信を行う情報通
    信ネットワークシステムで使用される前記通信装置にお
    いて、 自装置が使用する前記通信制御情報を、第1のバックア
    ップ先として指定した通信装置に転送し記憶させる第1
    のバックアップ記憶制御手段と、 自装置における障害を監視する障害監視手段と、 この障害監視手段により自装置で障害が発生したことが
    検出された場合に、当該障害の回復後に前記第1のバッ
    クアップ先の通信装置から自装置の通信制御情報を取得
    して設定し直す手段とを具備したことを特徴とする通信
    装置。
  8. 【請求項8】 自装置が使用中の通信制御情報が変更さ
    れた場合に、その変更通知情報を前記第1のバックアッ
    プ先の通信装置へ送出して、当該通信装置に記憶されて
    いる通信制御情報の内容を変更させるバックアップ記憶
    変更制御手段を、さらに具備したことを特徴とする請求
    項7記載の通信装置。
  9. 【請求項9】 前記第1のバックアップ先の通信装置に
    おける障害を監視するバックアップ先障害監視手段と、 このバックアップ先障害監視手段により第1のバックア
    ップ先の通信装置に障害が検出された場合に、自装置が
    使用する前記通信制御情報を第2のバックアップ先とし
    て指定した通信装置に転送し記憶させる第2のバックア
    ップ記憶制御手段とを、さらに具備したことを特徴とす
    る請求項7記載の通信装置。
  10. 【請求項10】 前記障害監視手段により第1のバック
    アップ先の通信装置が障害から復旧したことが検出され
    た場合に、当該第1のバックアップ先の通信装置に対し
    自装置が使用する前記通信制御情報を転送して再記憶さ
    せると共に、前記第2のバックアップ先の通信装置に対
    し削除指示を送出してバックアップ記憶中の自装置に係
    わる通信制御情報を削除させるバックアップ復旧制御手
    段を、さらに具備したとを特徴とする請求項9記載の通
    信装置。
  11. 【請求項11】 発着呼時に、呼処理サービス情報を管
    理するデータ管理装置から通信ネットワークを介して必
    要な呼処理サービス情報を取得して呼処理サービスを実
    行する機能を備えた通信装置において、 前記データ管理装置で管理されている呼処理サービス情
    報のうち自装置に関する呼処理サービス情報を管理する
    呼処理情報管理手段と、 前記データ管理装置の障害を監視する障害監視手段と、 発着呼時に、前記障害監視手段による障害の監視結果を
    もとに障害の有無を判定し、データ管理装置に障害が発
    生していない場合には当該データ管理装置から、一方デ
    ータ管理装置に障害が発生している場合には通信相手と
    なる通信装置から、それぞれ必要な呼処理サービス情報
    を取得して呼処理サービスを実行する呼処理サービス制
    御手段とを具備したことを特徴とする通信装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008243073A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Hitachi Ltd プラント制御システム
JP2009253743A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Ntt Docomo Inc 通信システム、伝送装置及び伝送方法
JP2011077803A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Oki Networks Co Ltd プログラム自動更新方法及びpbx装置

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