JP2000124554A - 高消光比半導体光増幅器及びそれを用いた光スイッチ - Google Patents

高消光比半導体光増幅器及びそれを用いた光スイッチ

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JP2000124554A
JP2000124554A JP10291010A JP29101098A JP2000124554A JP 2000124554 A JP2000124554 A JP 2000124554A JP 10291010 A JP10291010 A JP 10291010A JP 29101098 A JP29101098 A JP 29101098A JP 2000124554 A JP2000124554 A JP 2000124554A
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semiconductor optical
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active layer
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JP10291010A
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高利得で、より高消光比の高消光比半導
体光増幅器及びそれを用いた光スイッチを提供する。 【解決手段】 半導体基板1の上にスラブ状の下部クラ
ッド層2と活性層3とが順次積層され、この活性層3の
上にこの活性層3より幅が狭くかつ長さ方向の少なくと
も1箇所で幅方向に曲った上部クラッド層13が積層さ
れ、この上部クラッド層13の上にコンタクト層14が
積層され、これら上部クラッド層13及びコンタクト層
14の幅方向両側部に酸化膜15とポリマ層16とが設
けられ、このコンタクト層14の上に上部電極9が設け
られ、前記半導体基板1の下に下部電極8が設けられて
いる。活性層3内の信号光は、上部クラッド層13の直
下の活性層3内に閉じ込められて伝搬する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、注入電流によりオ
ン状態とオフ状態とを切り替える半導体光増幅器に係
り、特に、より高利得で、より高消光比の高消光比半導
体光増幅器及びそれを用いた光スイッチに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】半導体光増幅器を光伝送路の途中に挿入
し、その半導体光増幅器に注入電流を流したいわゆるオ
ン状態と注入電流を流さないいわゆるオフ状態とを切り
替え、オフ状態における高い消光比特性を利用したゲー
ト型光スイッチが注目されている。
【0003】図11は、従来の埋込型半導体光増幅器の
概略構造を示したものである。この半導体光増幅器は、
半導体基板である所定の幅及び長さを有するInP(n
+ )基板1上に下部クラッド層としてのInP(n)ク
ラッド層2が積層され、このInP(n)クラッド層2
上にInP(n+ )基板1及びInP(n)クラッド層
2よりも幅の狭い略矩形断面形状を有する活性層3が積
層され、この活性層3上に上部クラッド層としてのIn
P(p)クラッド層4及びInGaAsPコンタクト層
5が順次積層され、これら活性層3、InP(p)クラ
ッド層4及びInGaAsPコンタクト層5の幅方向両
側部にInP(p)埋込み層6及びInP(n)埋込み
層7が順次積層された構造を有している。そして、In
GaAsPコンタクト層5及びInP(n)埋込み層7
の上面を覆うように上部電極9が設けられ、InP(n
+ )基板1の下には下部電極8が設けられている。信号
光を入出射するための長さ方向の両端面には、無反射コ
ーティング層(図示せず)が設けられている。
【0004】この半導体光増幅器の動作は、上部電極9
に設けた電流注入端子10より下部電極8方向にしきい
値電流以下の順方向電流Ikを注入しておき、無反射コ
ーティング層が設けられた両端面にそれぞれ光伝送路の
光ファイバ(図示せず)を突き合わせ、一方の光ファイ
バから信号光を入射させると、この信号光が活性層3内
を伝搬し、他方の光ファイバから増幅された信号光が取
り出されることになる。このように信号光が取り出せる
状態をオン状態と言う。これに対し、オフ状態は、注入
電流を断にした状態であり、このオフ状態では、入射さ
れた信号光が半導体光増幅器内で光吸収されて減衰して
しまう。オン状態で取り出される信号光とオフ状態で取
り出される信号光との比を消光比と呼び、半導体光増幅
器では高い消光比が実現される。この特性により半導体
光増幅器をゲート型光スイッチ(光ゲートスイッチ、ゲ
ート回路とも言う)として用いることができる。
【0005】ところが、この消光比は活性層3の形状に
よって値が大きく異なることが知られている。即ち、図
11の半導体光増幅器のInP(n+ )基板1の基板面
に平行なA−A断面を図12(a)に示すと、活性層3
は長さ方向の両端間に一直線状に形成されていることが
分かる。このような活性層3の構造の場合、光ファイバ
内(図示せず)を伝搬してきた信号光11−1が活性層
3内に入射し、増幅された信号光11−2が取り出され
るが、入射された信号光11−1は活性層3内ばかりで
なく、InP(n)クラッド層2やInP(p)クラッ
ド層4やInP(n+ )基板1を通って出射側の光ファ
イバに取り込まれる。このようにクラッド層2,4や基
板1内を伝搬する信号光は、ゲート回路がオフ状態のと
きには漏れ光となる。漏れ光があると消光比は劣化す
る。この結果、例えば消光比が35dB〜45dBにな
ってしまう。これに対して図12(b)に示すように、
活性層3を略S字状に形成し、入射側の光ファイバと出
射側の光ファイバとが一直線上に位置しないようにして
おくと、クラッド層2,4や基板1内を伝搬する不要光
は、出射側の光ファイバに取り込まれることがない。こ
のため、消光比は図12(a)の構造とした場合より改
善され、50dB以上の値が得られると報告されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体光増幅器
には、まだ、次のような課題が残されている。
【0007】(1)クラッド層2よりも幅の狭い矩形断
面形状を有する活性層3を形成するには、ドライエッチ
ング技術が用いられる。その際、活性層3の幅方向両側
の側面がエッチングにより荒れてしまう。側面の荒れは
光散乱損失を誘引し、この光散乱損失が半導体光増幅器
の高利得化を妨げている。また、側面の荒れにより、活
性層3内への信号光の閉じ込めが低下し、このことが半
導体光増幅器の高利得化の妨げになると共にクラッド層
2,4内の不要光の増大につながり、消光比の向上を妨
げている。
【0008】(2)幅の狭い活性層3を形成した後で、
この活性層3を覆うようにクラッド層4を結晶成長によ
り形成することになる。このとき、クラッド層4で活性
層3を埋め込むことが難しく、界面での不均一性を招き
やすい。界面での不均一性が生じると、高利得化や高消
光比化の妨げになる。また、費用のかかる結晶成長を2
回も行なわなければならないために、半導体光増幅器は
高価な光部品になってしまう。
【0009】(3)高消光比化を図るために図12
(b)のように活性層3をS字状に形成すると、活性層
3の幅方向両側の側面が不連続になる。即ち、活性層3
が幅方向に折れ曲っていると光軸ずれが生じてしまい、
このように光軸ずれが生じた状態を側面が不連続である
と言う。曲り方が連続的(曲線的)であっても厳密には
側面が不連続となる。このように活性層3の側面が不連
続であると、半導体光増幅器の高利得化の妨げとなる。
【0010】(4)活性層3をクラッド層2よりも幅の
狭い矩形断面形状に加工するためには、活性層3の上に
フォトマスクを形成して加工しなければならない。ま
た、活性層3の表面は、一度、大気にさらされる。この
ため、不純物が活性層3の表面に付着することがある。
活性層3に不純物が付着すると、半導体光増幅器の高利
得化の妨げとなる。
【0011】(5)半導体光増幅器の長さは500μm
〜700μm、幅は500μm程度である。活性層3を
S字状に形成するには、曲げの曲率半径Rが200μm
〜300μm程度の小さい曲率半径Rとなる。このため
曲率は大きくなる。このような大きい曲率で活性層3が
曲げられ、しかも、活性層3の側面が荒れていて、不均
一な場合には、光散乱損が大きくなり、半導体光増幅器
の高利得化は難しくなる。
【0012】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、より高利得で、より高消光比の高消光比半導体光増
幅器及びそれを用いた光スイッチを提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の高消光比半導体光増幅器は、半導体基板の上
にスラブ状の下部クラッド層と活性層とが順次積層さ
れ、この活性層の上にこの活性層より幅が狭くかつ長さ
方向の少なくとも1箇所で幅方向に曲った上部クラッド
層が積層され、この上部クラッド層の上にコンタクト層
が積層され、これら上部クラッド層及びコンタクト層の
幅方向両側部に酸化膜とポリマ層とが設けられ、信号光
の入射端面および出射端面に無反射コーティング層が形
成され、このコンタクト層の上に上部電極が設けられ、
前記半導体基板の下に下部電極が設けられているもので
ある。
【0014】前記活性層と前記上部クラッド層との間に
スラブ状の上部クラッド層が挿入されていてもよい。
【0015】前記上部クラッド層が前記1箇所とは異な
る箇所で反対方向に曲げられ、この上部クラッド層の長
さ方向両端が互いに平行となる方向に向けられていても
よい。
【0016】前記酸化膜にSiO2 が用いられ、前記ポ
リマ層にポリイミドが用いられていてもよい。
【0017】前記上部クラッド層と前記スラブ状の上部
クラッド層との間に、これらの上部クラッド層とは異な
る材質からなるエッチングストップ層が挿入されていて
もよい。
【0018】前記上部クラッド層及びコンタクト層の長
さ方向両端の幅がテーパ状に細くなっていてもよい。
【0019】前記活性層がバルク構造或いは多重量子井
戸構造で構成されていてもよい。
【0020】前記活性層の上下に光導波路層が設けられ
ていてもよい。
【0021】前記上部電極が電極分離溝によって長さ方
向に分離され、これら分離されたそれぞれの上部電極に
独立して電流を注入可能又は電圧を印加可能に構成され
ていてもよい。
【0022】前記分離された一方の上部電極には前記活
性層を伝搬する信号光を増幅するための電流が注入さ
れ、他方の上部電極には前記活性層を伝搬する雑音光を
低減させるための電圧が印加されてもよい。
【0023】前記各層の長さ方向両端面が幅方向両側面
との直交面に対し所定角度に傾斜させて設けられていて
もよい。
【0024】また、本発明の光スイッチは、N(Nは整
数≧1)個の入力ポートとM(Mは整数≧2)個の出力
ポートとを有する光分岐回路の前記M個の出力ポートの
側にそれぞれ上記いずれかの高消光比半導体光増幅器を
設けたものである。
【0025】また、本発明の光スイッチは、N(Nは整
数≧1)個の入力ポートとM(Mは整数≧2)個の出力
ポートとを有する第一光分岐回路の前記M個の出力ポー
トと、M個の入力ポートとN個の出力ポートとを有する
第二光分岐回路の前記M個の入力ポートとの間に、それ
ぞれ上記いずれかの高消光比半導体光増幅器を設けたも
のである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0027】図1に本発明の第一の実施形態による半導
体光増幅器を示す。図1(a)は、長さ方向の端面に対
して平行な断面を示す横断面図、図1(b)は、基板面
に対して平行な断面、即ちA−A断面を示す平断面図、
図1(c)は長さ方向に沿った断面、即ちB−B断面を
示す側断面図である。
【0028】この半導体光増幅器は、半導体基板である
所定の幅及び長さの四辺形に形成されたInP(n+
基板1上に約1.3μmの厚さのInP(n)下部クラ
ッド層2が積層され、このInP(n)クラッド層2上
に約250nmの厚さの活性層(InGaAsP層)3
が積層されている。これら下部クラッド層2及び活性層
3は、基板1と同幅同長の平坦な形状、即ちスラブ状に
形成されている。この活性層3上には、活性層3より幅
が狭い上部クラッド層13がリッジを形成するように積
層されている。上部クラッド層13の幅は直線部19−
1,19−2及び斜め直線部20において、2〜5μm
とするのが好ましく、約3μm程度とするのが最も好ま
しい。上部クラッド層13の高さは約1.3μmとし
た。この上部クラッド層13は、活性層3上の長さ方向
の一端より活性層3の側辺と平行な方向に延出され、途
中の1箇所で幅方向に屈曲されて活性層3の側辺に対し
て斜めに延出され、さらに他の箇所で反対方向に屈曲さ
れ、長さ方向の反対端まで活性層3の側辺と平行な方向
に延出されている。また、上部クラッド層13は、長さ
方向両端において幅がテーパ状に漸減されて細く形成さ
れている。上部クラッド層13は、テーパ部18−1、
直線部19−1、斜め直線部20、直線部19−2、テ
ーパ部18−2により構成されていることになる。テー
パ部18−1,18−2の長さは、それぞれ50〜30
0μmの範囲とするのが好ましく、直線部19−1,1
9−2及び斜め直線部20を合計した長さは300〜8
00μmの範囲とするのが好ましい。テーパ部18−
1.18−2先端の上部クラッド層の幅は、0〜1μm
の範囲とするのが好ましい。
【0029】この上部クラッド層13上には、InGa
AsPコンタクト層14が積層され、さらにこのコンタ
クト層14上には、上部電極9が設けられている。これ
らコンタクト層14及び上部電極9は、上部クラッド層
13の曲げ形状に沿わせて曲げられている。上記活性層
3より幅が狭い上部クラッド層13の幅方向両側面には
耐湿性向上用のSiO2 層(酸化膜)15が形成され、
このSiO2 層は上部クラッド層13の側面から連続し
て活性層3の上面にも形成されている。SiO2 層の側
面及び上面に沿わせてポリイミド膜(ポリマ層)16が
設けられている。基板1の下には下部電極8が設けられ
ている。信号光を入出射するための長さ方向の両端面に
は、無反射コーティング層17−1,17−2が設けら
れている。
【0030】この半導体光増幅器の動作を説明する。半
導体光増幅器の無反射コーティング層17−1,17−
2が設けられた両端面にそれぞれ光伝送路の光ファイバ
(図示せず)を突き合わせる。各光ファイバは、上部ク
ラッド層13の直下位置において活性層3に接続される
ことになる。上部電極9に設けた電流注入端子10より
下部電極8方向にしきい値電流以下の順方向電流Ikを
注入すると、一方の端面より活性層3内に入射した信号
光11−1は、上部クラッド層13の直下の活性層3内
に閉じ込められて伝搬し、増幅される。増幅された信号
光11−2が他方の端面から出射される。活性層3内で
の幅方向の閉じ込めは、上部クラッド層13の幅で制御
される。
【0031】この構成による利点を列記すると、まず、
下部クラッド層2及び活性層3がスラブ状に形成されて
いるので、従来問題になっていたクラッド層4と活性層
3とによる界面の不整(不均一性)がほとんどない。
【0032】また、従来のように活性層3をクラッド層
2よりも幅の狭い矩形断面形状に加工する必要がないの
で、散乱損失を小さくすることができ、結果的に高利得
化が期待できる。
【0033】また、埋込み層にSiO2 層とポリイミド
膜16とを用いているので、この埋込み層は従来のIn
P系の埋込み層に比して低誘電率であり、この半導体光
増幅器を光スイッチとして用いる場合に高速スイッチン
グ特性を実現することができる。
【0034】また、上部クラッド層13が活性層3より
幅の狭い矩形断面形状に形成され、かつ長さ方向の一端
から他端までの間で一直線状にならないように少なくと
も1箇所で幅方向に曲げて形成されている。信号光は、
上部クラッド層13の直下の活性層3内に閉じ込められ
て伝搬するので、実質上、上部クラッド層13と同じ幅
の光ガイドが上部クラッド層13を上から見た形状に形
成されたことになる。この構成により、高い消光比を実
現することができる。従来のように活性層3の幅を狭く
しかつ活性層3を上から見て曲がっているようにする
と、活性層3に不連続部が多く生じるので、散乱損失や
曲げ損失が増えて結果的に高利得化が実現困難になる。
これに対し、本発明では、活性層3はスラブ状に形成
し、その上の上部クラッド層13の幅を狭くしかつ上部
クラッド層13を上から見て曲がっているようにしてい
る。この場合、上部クラッド層13には不連続部が生じ
るが、活性層3内を伝搬する信号光の不連続は大幅に緩
和され、信号光は連続的に伝搬するので、不要な散乱損
失や曲げ損失はほとんど生じない。よって、高利得特性
を得ることができる。そして、信号光が直線部19−1
から斜め直線部20を経て直線部19−2へと伝搬し、
一端から他端まで一直線状には伝搬しないので、入射側
の光ファイバから活性層3内以外に入射してクラッド層
内や基板内を伝搬していった信号光が出射側の光ファイ
バ内へ漏れ込むことがほとんどない。このため、70d
B以上の消光比を得ることができる。
【0035】また、上部クラッド層13の両端にテーパ
部18−1,18−2を設けたことにより、このテーパ
部18−1,18−2がモードフィールド径を広げるた
めのスポットサイズ変換部として作用する。従来は、活
性層3にテーパ部を設けていたので、製造プロセスが複
雑になると共にこのテーパ形状を所望したとおりに形成
することが難しく、テーパ部表面の荒れによる散乱損失
の増大等を招いていた。本発明では、活性層3はスラブ
状とし、上部クラッド層13にテーパ部18−1,18
−2を設けたので、上部クラッド層13の下の活性層3
内を伝搬している信号光の界分布を幅方向だけでなく、
厚み方向にも広げることができる。しかも、テーパ部1
8−1,18−2におけるテーパ形状の多少の不均一は
活性層3内を伝搬している信号光の散乱損失を誘発しな
い。
【0036】図2に本発明の第二の実施形態による半導
体光増幅器を示す。
【0037】この半導体光増幅器は、図1の半導体光増
幅器において、活性層3と上部クラッド層13との間に
約70nmの厚みで形成されてなるスラブ状のInP
(p)上部クラッド層12を設けたものである。ここ
で、スラブ状の上部クラッド層12を上部第一クラッド
層と呼び、上部クラッド層13を上部第二クラッド層と
呼ぶことにする。なお、上部第一クラッド層12と上部
第二クラッド層13との間には図示しないがエッチング
ストップ層としてInGaAsP層が設けられている。
また、この半導体光増幅器では、上部第二クラッド層1
3が幅方向に曲線的に曲げられ、テーパ部18−1、直
線部19−1、S字状曲線部21、直線部19−2、テ
ーパ部18−2により構成されている。
【0038】まず、スラブ状の上部第一クラッド層12
を設けたことによって、下部クラッド層2、活性層3及
び上部第一クラッド層12が全てスラブ状であり、これ
らの層は同一プロセスで高真空中において順次積層する
ことができる。これにより層間の界面の不均一性はほと
んどなくなり、極低散乱損失特性を得ることができる。
また、活性層3の上下全面にクラッド層2,12がある
ので、厚み方向への光の閉じ込めがよくなり、幅方向の
閉じ込めは上部第二クラッド層13の幅によって制御す
ることができる。
【0039】このような活性層3と上部第二クラッド層
13との間に上部第一クラッド層12を設けるに際し、
上部第二クラッド層13と上部第一クラッド層12との
間にエッチングストップ層を10数nmの厚みで設け
た。このエッチングストップ層により、上部第二クラッ
ド層13をエッチングにより幅方向に狭く加工する際
に、上部第一クラッド層12までエッチングが進行しな
いようにエッチングストップを図ることができる。
【0040】また、S字状曲線部21は、斜め直線部2
0に比し、直線部19−1,19−2との接続を滑らか
にして不連続を緩和することができる。
【0041】図3に本発明の第三の実施形態による半導
体光増幅器を示す。
【0042】この半導体光増幅器は、図1の半導体光増
幅器に対し2つの相違を有する。まず、図3(b)に示
されるように、信号光を入出射させる長さ方向の両端面
が、幅方向両側面との直交面に対し角度θ傾斜させて設
けられている。ちなみに図1(b)では、信号光を入出
射させる長さ方向の両端面は幅方向両側面との直交面で
ある。この角度θは、3°から10°の範囲が好まし
い。このように端面に角度θを持たせることにより、端
面に接続される光ファイバと端面との間で生じた反射光
を光ファイバや半導体光増幅器内へ逆方向に伝搬させる
のを抑えることができる。
【0043】次に、図3(b)に示されるように、上部
クラッド層13の曲げ箇所が増やされ、2つのS字状曲
線部21−1,21−2及び3つの直線部19−1,1
9−2,19−3が設けられていると共に、入射端と出
射端との幅方向の間隔Sが光ファイバの外径125μm
よりも大きくなっている。間隔Sが光ファイバ径よりも
大きいことにより、不要な経路(クラッド層内や基板
内)を伝搬してきた信号光が出射側の光ファイバに取り
込まれることがない。また、曲げ箇所を増やしたことに
より、間隔Sを非常に大きくしても不要な散乱損失や曲
げ損失の急激な増大を招くことがなく、高利得特性を得
ることができる。
【0044】図4に本発明の第四の実施形態による半導
体光増幅器を示す。
【0045】この半導体光増幅器は、図1の半導体光増
幅器の上部第二クラッド層13の曲げ形状を変えずに、
活性層3と上部第二クラッド層13との間に上部第一ク
ラッド層12を設けたものである。
【0046】図5に本発明の第五の実施形態による半導
体光増幅器を示す。
【0047】この半導体光増幅器は、図1の半導体光増
幅器において、上部電極に電極分離溝22を設けて上部
電極を長さ方向に2つの上部電極9−1,9−2に分離
し、それぞれの上部電極9−1,9−2に独立して電流
Ik1 ,Ik2 を端子10−1,10−2より注入する
ようにしたものである。2つの上部電極9−1,9−2
に独立して電流を注入することによって増幅利得を制御
することができる。
【0048】図6に本発明の第六の実施形態による半導
体光増幅器を示す。
【0049】この半導体光増幅器は、図5の半導体光増
幅器と同様に電極分離溝22によって上部電極が長さ方
向に2つの上部電極9−1,9−2に分離されている。
ここでは、一方の端子10−1からはしきい値以下の順
方向電流Ikを注入し、他方の端子23には逆方向電圧
−Vkを印加する。この半導体光増幅器は、順方向電流
Ikが注入された部分が、活性層3を伝搬する信号光を
増幅する光増幅部となり、逆方向電圧−Vkが印加され
た部分が、光増幅部で増幅された信号光に含まれている
雑音成分を低減させる可飽和吸収部となる。可飽和吸収
部は、クラッド層内や基板内を漏れて伝搬する不要光の
低減にも有効に作用し、その結果、半導体光増幅器の高
消光比、低雑音特性が実現される。
【0050】図7に本発明の第七の実施形態による半導
体光増幅器を示す。
【0051】この半導体光増幅器は、活性層3として多
重量子井戸構造を用いた活性層24を設けたものであ
る。このように活性層にバルク構造ではなくて多重量子
井戸構造を用いると、偏波依存性の小さい半導体光増幅
器を実現することができる。多重量子井戸構造として、
例えば、7周期構造を用いるものとし、信号光の波長帯
を1.5μm帯とする。7周期構造の詳細は、井戸層
(膜厚約7nm、InGaAs層)とバリア層(膜厚約
8nm、InGaAsP層)との7周期構造とする。な
お、活性層の層数を増やすと利得が高くなるが、反面、
層数をあまりに増やすとキャリアが注入されにくくな
る。
【0052】本発明の実施形態として活性層の上下に光
導波路層を設けてもよい。活性層の上下に光導波路層を
設けることにより、モードフィールド径を広げることが
できる。例えば、活性層の上の光導波路層には、バンド
ギャップ波長が1.15μmで厚さが約0.05μmの
ものを用い、活性層の下の光導波路層には、バンドギャ
ップ波長が1.15μmで厚さが約0.15μmのもの
を用いることにより、より大きなモードフィールド径を
得ることができる。
【0053】本発明は以上の実施形態に限定されるもの
ではない。半導体基板1には、InP以外の材料、例え
ば、GaAsを用いることができる。酸化膜であるSi
215には、F,B,Nなどを添加してもよい。ポリ
マ層であるポリイミド膜16にもFを添加して、いっそ
うの低誘電率化を図ることができる。このように低誘電
率化を図ると、寄生容量をさらに小さくすることができ
るので、半導体光増幅器を光ゲートスイッチとして用い
た場合に、より高速の光スイッチングを実現することが
できる。また、図1〜図7において、上部電極9はポリ
イミド膜16の上にまで広げて形成してもよい。
【0054】次に、本発明の高消光比半導体光増幅器を
用いた光デバイスについて説明する。
【0055】図8に本発明の実施形態による光スイッチ
を示す。
【0056】この光スイッチは、1入力2出力のゲート
型光スイッチであり、1個の入力ポート28と2個の出
力ポート29−1,29−2とを有する光分岐回路27
の2個の出力ポート29−1,29−2にそれぞれ、こ
れまでに説明した高消光比半導体光増幅器26−1,2
6−2が設けられている。
【0057】光分岐回路27の入力ポート28に入射し
た信号光25−1は、出力ポート29−1,29−2に
ほぼ等分配され、高消光比半導体光増幅器26−1,2
6−2より矢印25−2のごとく出力されるか、或いは
矢印25−3のごとく出力される。矢印25−2,25
−3のどちらに信号光を出力させるかの切り替えは、高
消光比半導体光増幅器26−1,26−2をオン状態か
オフ状態かに制御することにより行われる。オン状態と
オフ状態との制御は、高消光比半導体光増幅器26−
1,26−2に順方向電流を注入するか、しないかによ
って行う。
【0058】この光スイッチによれば、オフ状態の高消
光比半導体光増幅器の出力側には前述したように不要光
が漏れてこないので、この光スイッチから信号光がほと
んど出力されない。他方、オン状態の出力側には、より
高利得で増幅された信号光が出力されるので、消光比は
70dB以上にもなる。このような1入力2出力のゲー
ト型光スイッチを多段に接続してマトリクス光スイッチ
を構成すると、40dB以上の高消光比を実現すること
ができる。
【0059】図9に別の実施形態による光スイッチを示
す。
【0060】この光スイッチは、2入力2出力のマトリ
クス型光スイッチであり、2個の入力ポートと2個の出
力ポートとを有する第一光分岐回路27A,27Bの2
個の出力ポートと、2個の入力ポートと2個の出力ポー
トとを有する第二光分岐回路27C,27Dの2個の入
力ポートとの間に、それぞれ高消光比半導体光増幅器2
6−1,26−2,26−3,26−4が設けられてお
り、2つの信号光25A−1,25B−1を種々の組み
合わせで信号光25A−2,25B−2として出力する
ことができる。
【0061】信号光25A−1(25B−1)は、第一
光分岐回路27A(27B)の入力ポート28A(28
B)に入射され、2個の出力ポート29A−1,29A
−2(29B−1,29B−2)にほぼ等分配され、高
消光比半導体光増幅器26−1,26−2(26−3,
26−4)へ入射される。ここで各半導体光増幅器へ順
方向電流を注入するか、しないかによって各半導体光増
幅器がオン状態かオフ状態かに制御され、各半導体光増
幅器から信号光を出力させるか、させないかが制御され
る。高消光比半導体光増幅器26−1,26−3の出力
は第二光分岐回路27Cで合波され、出力ポート28C
より信号光25A−2が出力される。半導体光増幅器2
6−2,26−4の出力は第二光分岐回路27Dで合波
され、出力ポート28Dより信号光25B−2が出力さ
れる。
【0062】本発明は、上記実施形態に限定されず、N
入力N出力のゲート型マトリクス光スイッチに適用する
ことができる。
【0063】図10に本発明の高消光比半導体光増幅器
を用いた光デバイスを示す。
【0064】この光デバイスは、波長多重された信号光
から所望の波長の信号光を取り出す光波長選択フィルタ
であり、1入力4出力の光分波器33と4入力1出力の
光分波器36(光合波器として使用)との間に半導体光
増幅器26−1,26−2,26−3,26−4を挿入
したものである。
【0065】波長多重された信号光(波長λ1 ,λ2
λ3 ,λ4 )30−1を光分波器33の入力ポート31
に入射させると、それぞれの波長の信号光が出力ポート
32−1,32−2,32−3,32−4へ取り出さ
れ、各半導体光増幅器26−1,26−2,26−3,
26−4に入射される。選択したい波長に対応する半導
体光増幅器(光ゲート部)をオン状態に制御する。オン
状態に制御された半導体光増幅器のみから信号光が取り
出され、光分波器36へ送られる。このようにして所望
の波長の信号光30−2を光分波器36の出力ポート3
4から出力させることができる。
【0066】この例では、4波長の波長多重信号光を用
いたが、8波長、16波長、32波長、40波長、64
波長、128波長などのように多波長の波長多重信号光
を用いることもできる。
【0067】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0068】(1)スラブ状の活性層がスラブ状の下部
クラッド層及び上部第一クラッド層で覆われ、しかもこ
れら3つの層は高真空に保たれた環境下で順次形成され
るので、層間の界面の不均一性がない。このため散乱損
失が誘引されることがほとんどなく、高利得増幅特性を
得ることができる。
【0069】(2)活性層内を伝搬する信号光の厚み方
向への閉じ込めが下部クラッド層及び上部第一クラッド
層によって維持され、幅方向への閉じ込めが上部第二ク
ラッド層の幅によって制御される。
【0070】(3)上部第二クラッド層の上から見た形
状パターンが信号光の入射端から出力端へ向けて一直線
状に形成されないので、高消光比を実現することができ
る。また、従来のように幅の狭い活性層を幅方向に曲げ
る構成に比べ、低散乱損失、低曲げ損失、低反射損失が
実現でき、結果的に高利得特性、低反射損失特性が実現
できる。
【0071】(4)簡単なプロセスで製造することがで
きるので、低コスト化を図ることができる。
【0072】(5)活性層への加工がないので、従来の
ように活性層への加工の途中で不純物が付着したり、表
面が凹凸状に荒れたりして散乱損失を誘引するおそれが
ない。この点でも、高利得特化を図ることができる。
【0073】(6)埋込み層として低誘電率の酸化膜と
ポリマ膜とを用いているので、従来のように高誘電率の
InPを用いたものに比し、より高速の光スイッチング
特性を持った光ゲート型スイッチを実現することができ
る。
【0074】(7)本発明の高消光比半導体光増幅器を
用いて光ゲート型スイッチや光波長選択フィルタを構成
することにより、高消光比の光デバイスを実現すること
ができる。
【0075】(8)上部電極を電極分離溝によって分離
し、それぞれの上部電極に独立して電流を注入して利得
を制御することにより、利得制御型で高消光比の半導体
光増幅器を実現することができる。
【0076】(9)半導体光増幅器に光増幅部と可飽和
吸収部とを設けることにより、より高消光比で低雑音の
半導体光増幅器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図2】本発明の第二の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図3】本発明の第三の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図4】本発明の第四の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図5】本発明の第五の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図6】本発明の第六の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図7】本発明の第七の実施形態を示す半導体光増幅器
の構造図であり、(a)は横断面図、(b)はA−A断
面を示す平断面図、(c)はB−B断面を示す側断面図
である。
【図8】本発明の実施形態による光スイッチを示す光回
路図である。
【図9】本発明の実施形態による光スイッチを示す光回
路図である。
【図10】本発明の実施形態による光波長選択フィルタ
を示す光回路図である。
【図11】従来の半導体光増幅器の斜視図である。
【図12】従来の半導体光増幅器の平断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(基板、InP(n+ )基板) 2 下部クラッド層(クラッド層、InP(n)クラッ
ド層) 3 活性層(InGaAsP層) 8 下部電極 9 上部電極 12 スラブ状の上部クラッド層(クラッド層、上部第
一クラッド層) 13 上部クラッド層(クラッド層、上部第二クラッド
層) 14 コンタクト層(InGaAsPコンタクト層) 15 酸化膜(SiO2 層) 16 ポリマ層(ポリイミド膜) 18−1,18−2 テーパ部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の上にスラブ状の下部クラッ
    ド層と活性層とが順次積層され、この活性層の上にこの
    活性層より幅が狭くかつ長さ方向の少なくとも1箇所で
    幅方向に曲った上部クラッド層が積層され、この上部ク
    ラッド層の上にコンタクト層が積層され、これら上部ク
    ラッド層及びコンタクト層の幅方向両側部に酸化膜とポ
    リマ層とが設けられ、信号光の入射端面および出射端面
    に無反射コーティング層が形成され、このコンタクト層
    の上に上部電極が設けられ、前記半導体基板の下に下部
    電極が設けられていることを特徴とする高消光比半導体
    光増幅器。
  2. 【請求項2】 前記活性層と前記上部クラッド層との間
    にスラブ状の上部クラッド層が挿入されていることを特
    徴とする請求項1記載の高消光比半導体光増幅器。
  3. 【請求項3】 前記上部クラッド層が前記1箇所とは異
    なる箇所で反対方向に曲げられ、この上部クラッド層の
    長さ方向両端が互いに平行となる方向に向けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の高消光比半導体
    光増幅器。
  4. 【請求項4】 前記酸化膜にSiO2 が用いられ、前記
    ポリマ層にポリイミドが用いられていることを特徴とす
    る請求項1〜3いずれか記載の高消光比半導体光増幅
    器。
  5. 【請求項5】 前記上部クラッド層と前記スラブ状の上
    部クラッド層との間に、これらの上部クラッド層とは異
    なる材質からなるエッチングストップ層が挿入されてい
    ることを特徴とする請求項2記載の高消光比半導体光増
    幅器。
  6. 【請求項6】 前記上部クラッド層及びコンタクト層の
    長さ方向両端の幅がテーパ状に細くなっていることを特
    徴とする請求項1〜5いずれか記載の高消光比半導体光
    増幅器。
  7. 【請求項7】 前記活性層がバルク構造或いは多重量子
    井戸構造で構成されていることを特徴とする請求項1〜
    6いずれか記載の高消光比半導体光増幅器。
  8. 【請求項8】 前記活性層の上下に光導波路層が設けら
    れていることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の
    高消光比半導体光増幅器。
  9. 【請求項9】 前記上部電極が電極分離溝によって長さ
    方向に分離され、これら分離されたそれぞれの上部電極
    に独立して電流を注入可能又は電圧を印加可能に構成さ
    れていることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の
    高消光比半導体光増幅器。
  10. 【請求項10】 前記分離された一方の上部電極には前
    記活性層を伝搬する信号光を増幅するための電流が注入
    され、他方の上部電極には前記活性層を伝搬する雑音光
    を低減させるための電圧が印加されることを特徴とする
    請求項9記載の高消光比半導体光増幅器。
  11. 【請求項11】 前記各層の長さ方向両端面が幅方向両
    側面との直交面に対し所定角度に傾斜させて設けられて
    いることを特徴とする請求項1〜10いずれか記載の高
    消光比半導体光増幅器。
  12. 【請求項12】 N(Nは整数≧1)個の入力ポートと
    M(Mは整数≧2)個の出力ポートとを有する光分岐回
    路の前記M個の出力ポートの側にそれぞれ請求項1〜1
    0いずれか記載の高消光比半導体光増幅器を設けたこと
    を特徴とする光スイッチ。
  13. 【請求項13】 N(Nは整数≧1)個の入力ポートと
    M(Mは整数≧2)個の出力ポートとを有する第一光分
    岐回路の前記M個の出力ポートと、M個の入力ポートと
    N個の出力ポートとを有する第二光分岐回路の前記M個
    の入力ポートとの間に、それぞれ請求項1〜10いずれ
    か記載の高消光比半導体光増幅器を設けたことを特徴と
    する光スイッチ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007073631A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Mitsubishi Electric Corp 半導体レーザ装置
JP2009016883A (ja) * 2003-03-31 2009-01-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光半導体素子および光半導体集積回路
JP2009152605A (ja) * 2007-12-18 2009-07-09 Korea Electronics Telecommun 光増幅器が集積されたスーパーミネッセンスダイオード及びこれを利用した外部共振レーザー
JP2012028588A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Fujitsu Ltd 光増幅モジュール及び光スイッチ装置

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