JP2000124366A - 電子部品の実装構造 - Google Patents

電子部品の実装構造

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JP2000124366A
JP2000124366A JP10293460A JP29346098A JP2000124366A JP 2000124366 A JP2000124366 A JP 2000124366A JP 10293460 A JP10293460 A JP 10293460A JP 29346098 A JP29346098 A JP 29346098A JP 2000124366 A JP2000124366 A JP 2000124366A
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electronic component
relay board
connection
connection portion
mounting structure
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JP10293460A
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Harufumi Bandai
治文 萬代
Norio Sakai
範夫 酒井
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/10Bump connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/15Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process
    • H01L2224/16Structure, shape, material or disposition of the bump connectors after the connecting process of an individual bump connector
    • H01L2224/161Disposition
    • H01L2224/16151Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/16221Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/16225Disposition the bump connector connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being non-metallic, e.g. insulating substrate with or without metallisation

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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、撓み強度の大きなセラミック
電子部品の実装構造を提供すること。 【解決手段】 セラミック電子部品2と樹脂基板4とを
第1接続部で接続し、樹脂基板4とプリント配線基板6
とを第2接続部で接続してなる電子部品の実装構造であ
って、電子部品の裏面中央を基準として、第1接続部を
第2接続部よりも内側にのみ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末機器のフ
ロントエンドやコンピュータの入出力モジュール等の電
子部品の実装構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器に対する小型化、高性能
化、高信頼化、低コスト化への要求は極めて大きく、こ
れに応じて半導体ICは、高密度集積化、高速化の方向
へめざましく発展している。
【0003】特に、半導体ICの高速化に伴い、回路を
伝搬する信号の遅れは大きな問題となっており、多層モ
ジュールや多層デバイス等のセラミック基板用材料とし
て従来用いられていたアルミナの代わりに、セラミック
組成物とガラス成分との複合材料である低温焼結セラミ
ック材料の研究、開発が活発に進められている。
【0004】低温焼結セラミック材料は、母材となるセ
ラミック組成物にガラス成分を加えた材料であり、焼成
温度が低く、誘電率が小さいので、材料物性や焼成温度
に対する設計の自由度を大幅に広げることが可能となっ
た。特に、低温焼結セラミック材料は、比抵抗の小さな
銀、銅等の低融点金属を電極材料として同時焼成可能な
ことから、高周波特性に優れたセラミック基板を形成で
きる。
【0005】一方、セラミック基板に印刷技術等によっ
て回路を形成し、半導体ICやコンデンサ等のチップ部
品を搭載したハイブリッドIC(混成集積回路)が、ノ
イズや電磁妨害の影響を受け難く、プリント配線基板上
への実装が容易など数々の利点を有していることから、
携帯端末機器のフロントエンドやコンピュータの入出力
モジュール等に多用されている。
【0006】ここで、図7を参照に、従来のハイブリッ
ドICを説明する。
【0007】図7(A)に示すハイブリッドIC21
は、セラミック基板27の主面及び側面25に帯状の配
線26aが印刷法により形成され、該主面の所定位置に
チップコンデンサ22、チップコイル23、半導体IC
24等のチップ部品が搭載されてなる、いわゆる側面帯
状電極タイプのハイブリッドICである。
【0008】また、図7(B)に示すハイブリッドIC
28は、セラミック基板30の主面に配線26bが印刷
法により形成され、その側面25には、スルーホール2
9中への絶縁材料の埋め込みによって形成された側面電
極26cが設けられており、該主面の所定位置にチップ
コンデンサ22、チップコイル23、半導体IC24等
のチップ部品が搭載されてなる、いわゆるスルーホール
電極タイプのハイブリッドICである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、図7(A)及
び図7(B)に示した外部端子電極構造のハイブリッド
ICをプリント配線基板に実装する場合、プリント配線
基板上にハイブリッドICを直接に実装するので、プリ
ント配線基板が撓むと、そのストレスがハイブリッドI
Cに直接伝わり、ハイブリッドICが割れてしまうこと
がある。
【0010】特に、近年、ハイブリッドICはますます
複合化されており、より高密度の実装構造、基板面積の
増大化(図7におけるL及びWの増大化)、基板の低背
化(図7におけるTの薄層化)が要求されている。つま
り、ハイブリッドIC用のセラミック基板やセラミック
パッケージには、薄く広面積であることが求められてい
る。
【0011】ここで、ハイブリッドIC用の基板材料に
は、上述した理由から、低温焼結セラミック材料の利用
が検討されているが、低温焼結セラミック材料はガラス
成分を多量に含む材料であるが故に脆く、屈折強度(撓
み強度又は曲げ強度)が小さいという問題があり、プリ
ント配線基板に直接に実装することは困難であった。
【0012】そこで、図7(C)に示すように、セラミ
ック基板上にチップコンデンサ22やチップコイル23
等のチップ部品を搭載してなるハイブリッドIC32
を、その裏面に形成したバンプ34によって中継基板3
3に接続し、さらに、ハイブリッドIC32と中継基板
33との間隙にアンダーフィル樹脂36を充填、封止し
てなるチップサイズパッケージ構造31が知られてい
る。
【0013】チップサイズパッケージ構造31によれ
ば、ハイブリッドIC32はプリント配線基板(図示省
略)からある程度の距離をおいて配置され、また、中継
基板33を介し、バンプ35によってプリント配線基板
に実装されており、バンプ材質である半田やAuは弾性
変形作用を有しているので、プリント配線基板の撓みに
対する屈折強度が向上する。
【0014】しかしながら、バンプ形成は複雑かつ高価
な手法であり、また、外観ではその接続検査が困難であ
る。さらに、バンプを精度良く形成するためには、バン
プ下面、ひいては基板下面に高い平坦性(コプラナリテ
ィ)が要求されるが、単なる配線基板ではなく、高周波
回路等が内蔵された高密度実装用のセラミック電子部品
で高いコプラナリティ(特に10μm以下)を出すのは
難しい。
【0015】本発明は、上述した従来の問題点を解決す
るものであり、その目的は、簡易な構成であって、撓み
に対する強度が大きな電子部品の実装構造を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、電子部
品と配線基板とを中継基板を介して接続してなり、前記
電子部品と前記中継基板とを第1接続部で接続し、前記
中継基板と前記配線基板とを第2接続部で接続してなる
電子部品の実装構造であって、前記電子部品の中央を基
準として、前記第1接続部を前記第2接続部よりも内側に
のみ形成することを特徴とする電子部品の実装構造に係
るものである。
【0017】本発明の電子部品の実装構造は、前記電子
部品の裏面中央部近傍に形成した接続端子と、前記中継
基板の表面中央部近傍に形成した接続端子とを接続し
て、前記第1接続部を形成することを特徴とする。
【0018】また、本発明の電子部品の実装構造は、前
記中継基板において、前記第2接続部を構成する接続端
子を前記中継基板の側面に形成し、前記第1接続部を構
成する接続端子と前記第2接続部を構成する接続端子と
を配線で接続することを特徴とする。
【0019】また、本発明の電子部品の実装構造は、前
記配線基板と前記中継基板とを所定の間隙をもって接続
することを特徴とする。
【0020】さらに、本発明の電子部品の実装構造は、
前記電子部品を低温焼結セラミック基板を用いてなるセ
ラミック電子部品とし、前記配線基板をプリント配線基
板とし、前記中継基板を平板状の樹脂基板とすることを
特徴とする。
【0021】本発明の電子部品の実装構造によれば、前
記電子部品の中央を基準として、前記第1接続部を前記
第2接続部よりも内側にのみ形成するので、前記配線基
板が撓んでも、そのストレスが前記中継基板で十分に緩
和されると同時に、前記第1接続部に伝わるストレスが
小さくなり、従って、簡易な構成であって、撓みに対す
る強度が大きな実装構造が形成できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態例
を図面を参照に説明する。
【0023】図1〜図4に示すように、本実施の形態に
よる実装構造1は、セラミック電子部品等の電子部品2
とプリント配線基板等の配線基板6とが、平板状の樹脂
基板等の中継基板4を介して接続された構造である。
【0024】また、電子部品2と中継基板4とを接続す
る第1接続部は、電子部品2の裏面中央部近傍に形成さ
れた接続端子3a、3b…と中継基板の表面中央部近傍
に形成された接続端子8a、8b…とをそれぞれ接続す
ることによって形成されており、他方、中継基板4と配
線基板6とを接続する第2接続部は、中継基板4の側面
に形成された接続端子9a、9b…と配線基板6に設け
られた半田フィレット等の接続端子7a、7b…とをそ
れぞれ接続することによって形成されている。
【0025】さらに、中継基板4において、第1接続部
を構成する接続端子8a、8b…と第2接続部を構成す
る接続端子9a、9b…とは、配線5a、5b…を介し
て接続されており、配線基板6上の接続端子7a、7b
…とより良い導通を達成するために、接続端子9a、9
b…は中継基板4の裏面にまで至っている。
【0026】そして、中継基板4の中央を基準として、
第1接続部は第2接続部よりも内側にのみ形成されてい
るので、配線基板6の撓み(特に、図3中矢印B方向の
撓み)によるストレスを中継基板4にて十分に吸収し、
かつ、電子部品2に伝わるストレスが最小限に抑えられ
るように構成されている。
【0027】即ち、図1(B)に示すように、配線基板
6’が図中矢印A方向に撓むと、中継基板4’も同方向
に撓むことになるが、そのストレスは、第2接続部であ
る半田フィレット7a’、7b’…、及び、弾性変形作
用を有する中継基板4’にて十分に緩和され、さらに、
第1接続部は第2接続部よりも中継基板4及び電子部品
2の中央を基準として内側に、一定の距離Dを置いて形
成されているので、中継基板4の撓みによるストレスが
電子部品2に伝わるのが最小限に抑えられる。
【0028】従って、実装工程中の外力による配線基板
6の撓みや、電子部品2の動作時の配線基板6と電子部
品2の熱膨張差による撓み等により、電子部品2にクラ
ックが発生するのが抑制され、また、第1接続部や第2
接続部での断線が防止される。
【0029】また、第1接続部を構成する電子部品2の
接続端子3a、3b…は、電子部品2の裏面中央部近傍
に形成されているので、任意のサイズの電子部品を実装
することができるうえ、電子部品2と中継基板4とをほ
ぼ同サイズに形成することも可能であり、配線基板6上
での実装密度が向上する。即ち、電子部品2と中継基板
4とは、例えばLGA(ランドグリッドアレイ)接続で
きるため、電子部品2と中継基板4とを同じ基板面積に
形成することが可能である。また、中継基板4は、開口
部の無い平板状の基板であるから剛性が大きく、また、
配線基板6の撓みに対してなだらかに撓むので撓み強度
が大きい。
【0030】また、中継基板4と配線基板6との間には
所定の間隙が形成されているので、配線基板6の撓みが
中継基板4に直接には伝わらず、さらに、該間隙によっ
て電子部品2の熱放散性が向上するので、熱膨張差によ
る撓みが最小限に抑えられると共に、動作安定性に優れ
た電子部品2が得られる。
【0031】例えば、電子部品2が低温焼結セラミック
基板で形成されてなるセラミック多層基板であり、該セ
ラミック多層基板の面積が12mm四方、厚みが1.2
mmであって、その抗折強度が1500〜2000kg
f/cm2の場合、セラミック多層基板における第1接続
部は12mm四方以内に形成することが望ましい。
【0032】なお、本実施の形態において、第1接続部
及び第2接続部は電子部品の固定及び電気的な接続を行
う接続部であるが、第1接続部は電子部品の固定のみを
行う接続部であって、第2接続部は中継基板の固定のみ
を行う接続部等であってもよい。その場合、電気的な接
続はワイヤボンディング等で行ってもよい。
【0033】次に、本実施の形態による電子部品の実装
構造の作製手順を説明する。
【0034】まず、第1接続部を構成する接続端子(外
部電極)3a、3b…を有する電子部品2と、第1接続
部を構成する接続端子8a、8b…、第2接続部を構成
する接続端子9a、9b…、及び、接続端子8a、8b
…と接続端子9a、9b…とを接続する配線5a、5b
…を有する中継基板4と、所定パターンの配線を有する
配線基板6とをそれぞれ作製する。
【0035】ここで、電子部品2は、例えば、ハイブリ
ッドIC、半導体ICベアチップ、ICパッケージ、チ
ップコンデンサ、チップコイル等のセラミック電子部品
であってよく、また、キャビティの有無を問わない。但
し、高密度実装が可能となり、また、裏面中央部近傍に
外部電極を形成することが望ましいので、電子部品2
は、ハイブリッドIC用のセラミック基板や半導体IC
用のセラミックパッケージが特に好適である。
【0036】ここで、電子部品2における外部電極3
a、3b…は、図5(A)に示すように、電子部品のセ
ラミック基板11中のビアホール13aを介して電子部
品2の裏面中央部近傍に接続用ランドで形成することが
できる。或いは、図5(B)に示すように、セラミック
基板12内部からビアホール13bを露出させ、これを
外部端子としてもよい。さらに、図示しないが、外部電
極3a、3b…には、リフロー用の半田ボールを予め形
成しておいてもよい。
【0037】なお、電子部品2の裏面に設けられる外部
電極3a、3b…は、例えば、裏面面積が15mm四方
以上(例えば、30mm四方、40mm四方)の電子部
品2に対し、その中心から12mm四方のエリア内に形
成すれば、十分な撓み強度が得られる。また、中継基板
4の材質は特に限定されるものではないが、例えば、ポ
リイミド系樹脂、BT(ビスマレイミドトリアジン)系
樹脂、PPE(ポリフェニレンエーテル)系樹脂、エポ
キシ系樹脂、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)
系樹脂等の樹脂フィルムが望ましく、強度維持や低背化
の点から、その厚みは0.05〜0.2mm程度が望ま
しい。また、中継基板4は平板状であるので各接続端子
及び配線の形成を容易に行うことができる。また、チッ
プサイズパッケージのように、中継基板4は電子部品2
とほぼ同サイズに形成することも可能である。
【0038】さらに、中継基板4における各接続端子及
び配線は、例えば、単層の樹脂フィルムに銅等の導体膜
を形成した後、これをフォトリソグラフィ及びエッチン
グによってパターニングすることによって、第1接続部
を構成する接続端子(受けランド)8a、8b…、第2
接続部を構成する接続端子(側面電極)9a、9b…、
及び、これらの接続端子をそれぞれ接続する配線5a、
5b…として形成できる。或いは、第2接続部を構成す
る接続端子構造は、図4(B)に示すように、中継基板
14上に接続端子18a、18b…及び配線15a、1
5b…をパターン形成し、これらの導体パターンと導通
したスルーホールタイプの側面電極19a、19b…と
してもよい。
【0039】なお、これら導体のパターニングは、スク
リーン印刷やフォトリソグラフィ、アディティブメッキ
など、種々の手法を適用してよい。また、場合によって
は、中継基板4の裏面に第2接続部を構成する接続端子
としてのランドや半田ボールを形成してもよい。
【0040】そして、上述したような構成の電子部品2
と中継基板4とを、半田、導電性接着剤等で接続する。
この際、必要に応じて、接続検査を実施してもよい。引
き続いて、通常の半田によるSMD(surface mounted
device)実装と同様に、電子部品2が設けられた中継基
板4を配線基板6に実装する。
【0041】このようにして得られる実装構造は、バン
プ形成やアンダーフィル樹脂封止するコストよりはるか
に安価である。また、図7(C)に示したように、ハイ
ブリッドICにバンプ形成したチップサイズパッケージ
は、基本的にはハイブリッドICがプリント配線基板の
撓みに追従するため、プリント配線基板の大きさが例え
ば縦横50mm四方(50mm□)以上の基板になる
と、アンダーフィル樹脂、ひいてはハイブリットICが
割れてしまうことがあるが、これに対して本実施の形態
による実装構造では、実装する電子部品がハイブリッド
ICやICパッケージであっても、特にそのサイズに上
限なく、種々のサイズに適用できる。
【0042】また、中継基板4の側面に位置するよう
に、配線基板6上に半田フィレットを形成するので、こ
の箇所の接続の外観検査を行うことができる。また、ハ
イブリッドICを半導体ICのベアチップとすれば、チ
ップサイズパッケージとしても有効に機能する。さら
に、セラミック電子部品の熱膨張係数と配線基板の熱膨
張係数が著しく異なる場合は、中継基板としてそれらの
中間の熱膨張係数を有する基板を選択することにより、
ヒートサイクル等の接続信頼性が大きく向上する。
【0043】特に、高周波特性に優れた低温焼結セラミ
ック材料を基板材料として用いたセラミック基板やセラ
ミックパッケージ等のセラミック電子部品は、その撓み
強度が小さくなり易いが、本実施の形態のような実装構
造をとることによって、実装時の撓みや動作時の発熱に
よる熱収縮差による撓み等によるクラックの発生を十分
に防止できる。
【0044】以上、本発明を実施の形態について説明し
たが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではな
い。
【0045】例えば、電子部品と中継基板とは、ボンデ
ィングワイヤで導通をとってもよいし、また、フリップ
チップ実装のようなフェースダウン実装の手法に基づい
て接続してもよい。また、電子部品と中継基板とは、B
GA(ボールグリッドアレイ)等の手法に基づいて接続
してもよい。また、電子部品にかかるストレスをさらに
緩和し、第1接続部を保護する目的で、電子部品と中継
基板の間に封止用アンダーフィル樹脂を配してもよい。
【0046】また、中継基板と配線基板とは、弾性変形
作用を有する半田等で接続することが望ましいが、その
他、ボンディングワイヤで導通をとってもよいし、リフ
ロー用の半田ボール等を介して導通してもよい。また、
第2接続部をポッティング樹脂等で封止すると、当該部
分にかかるストレスが更に良好に緩和される。
【0047】また、配線基板は、プリント配線基板、ビ
ルドアップ配線板、フレキシブル基板等であってよく、
その材質も樹脂、セラミックなど限定されない。また、
単層基板でもよいし、多層基板でもよい。
【0048】さらに、中継基板において、第1接続部を
構成する接続端子と第2接続部を構成する配線は、中継
基板表面にパターニングにより形成してもよいが、中継
基板を多層構造として内層配線してもよい。内層配線す
れば、配線基板が撓んだときにも配線が良好に保護され
る。また、中継基板に形成する配線は、高周波特性の向
上を目的として、ストリップラインやマイクロストリッ
プライン、コプレーナ配線等としてもよい。
【0049】また、本実施の形態による実装構造は、両
面実装型構造にも適用可能であり、その場合、図6に示
すように、配線基板4aの両主面に実装構造体1a、1
bを配し、さらに撓み強度の向上を目的として、各実装
構造体における第2接続部の位置が重ならないよう、交
互に設置することが望ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明の電子部品の実装構造によれば、
電子部品と配線基板とを中継基板を介して接続してな
り、前記電子部品と前記中継基板とを第1接続部で接続
し、前記中継基板と前記配線基板とを第2接続部で接続
してなる電子部品の実装構造であって、前記電子部品の
中央を基準として、前記第1接続部が前記第2接続部より
も内側にのみ形成されているので、前記配線基板が撓ん
でも、そのストレスが前記中継基板で十分に緩和される
と共に、前記第1接続部が受けるストレスが小さくな
り、簡易な構成で撓みに対する強度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による実装構造の概略断面
図(A)、該実装構造において配線基板が撓んだときの
様子を示す概略断面図(B)である。
【図2】本発明の実施の形態による実装構造の分解断面
図である。
【図3】本発明の実施の形態による実装構造の分解平面
図である。
【図4】本発明の実施の形態による中継基板の構造例の
概略斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態によるセラミック電子部品
の外部電極構造の概略側面図である。
【図6】本発明の実施の形態による実装構造を両面実装
構造に適用した場合の概略断面図である。
【図7】側面帯状電極タイプのハイブリッドICの概略
斜視図(A)、スルーホールタイプのハイブリッドIC
の概略斜視図(B)、BGAタイプのチップサイズパッ
ケージの概略側面図(C)である。
【符号の説明】
1…実装構造、 2…電子部品(ハイブリッドIC)、 3a、3b…第1接続端子用の接続端子(外部電極)、 4…中継基板(樹脂基板)、 5a、5b…配線、 6…配線基板(プリント配線基板)、 7a、7b…接続端子(半田フィレット)、 8a、8b…第1接続部用の接続端子、 9a、9b…第2接続部用の接続端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品と配線基板とを中継基板を介し
    て接続してなり、前記電子部品と前記中継基板とを第1
    接続部で接続し、前記中継基板と前記配線基板とを第2
    接続部で接続してなる電子部品の実装構造であって、 前記電子部品の中央を基準として、前記第1接続部を前
    記第2接続部よりも内側にのみ形成することを特徴とす
    る、電子部品の実装構造。
  2. 【請求項2】 前記電子部品の裏面中央部近傍に形成し
    た接続端子と、前記中継基板の表面中央部近傍に形成し
    た接続端子とを接続して、前記第1接続部を形成するこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の電子部品の実装構
    造。
  3. 【請求項3】 前記中継基板において、前記第2接続部
    を構成する接続端子を前記中継基板の側面に形成し、前
    記第1接続部を構成する接続端子と前記第2接続部を構
    成する接続端子とを配線で接続することを特徴とする、
    請求項1に記載の電子部品の実装構造。
  4. 【請求項4】 前記配線基板と前記中継基板とを所定の
    間隙をもって接続することを特徴とする、請求項1に記
    載の電子部品の実装構造。
  5. 【請求項5】 前記電子部品を低温焼結セラミック基板
    を用いてなるセラミック電子部品とし、前記配線基板を
    プリント配線基板とし、前記中継基板を平板状の樹脂基
    板とすることを特徴とする、請求項1に記載の電子部品
    の実装構造。
JP10293460A 1998-10-15 1998-10-15 電子部品の実装構造 Pending JP2000124366A (ja)

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