JP2000123703A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

Info

Publication number
JP2000123703A
JP2000123703A JP10294907A JP29490798A JP2000123703A JP 2000123703 A JP2000123703 A JP 2000123703A JP 10294907 A JP10294907 A JP 10294907A JP 29490798 A JP29490798 A JP 29490798A JP 2000123703 A JP2000123703 A JP 2000123703A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
contact
ground
armature
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10294907A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3019080B1 (ja
Inventor
Masahisa Saito
匡央 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10294907A priority Critical patent/JP3019080B1/ja
Priority to DE19949768A priority patent/DE19949768B4/de
Priority to US09/418,464 priority patent/US6078232A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP3019080B1 publication Critical patent/JP3019080B1/ja
Publication of JP2000123703A publication Critical patent/JP2000123703A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2272Polarised relays comprising rockable armature, rocking movement around central axis parallel to the main plane of the armature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/54Contact arrangements
    • H01H50/60Contact arrangements moving contact being rigidly combined with movable part of magnetic circuit

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁継電器の閉成・開放動作特性を安定さ
せ、さらに伝送路のインピーダンス低下を抑え、伝送路
の高周波特性を向上させる。 【解決手段】 電磁継電器は、ばね固定部24に支持さ
れた複数の可動ばね部と、電磁石ブロック(不図示)に
よってシーソーのように揺動され、各可動ばね部の接点
板ばねをリレー基板(不図示)に押圧させる接極子36
とを有する。各可動ばね部は、一方の端部に信号接点が
設けられた各信号接点板ばね21,22と、一方の端部
に地気接点が設けられた各地気接点板ばね23,23’
と、各信号接点板ばねと各地気接点板ばねとを接続し、
各接点板ばねよりも細く設けられたばね接続部50とに
より構成されている。各可動ばね部と接極子36とは、
各接点板ばねがリレー基板に押圧されたときに各接点板
ばねの反発力によって接極子36に作用する各トルクが
互いに相殺されるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接極子を揺動させ
る電磁石を制御することにより信号伝送路の接続が切り
替えられる電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の電磁継電器を示す断面図
である。
【0003】図9に示すように、従来の電磁継電器10
1は、電磁石138と永久磁石132とにより接極子1
36のシーソー動作を行う磁力発生部としての電磁石ブ
ロック130と、後述する各接点板ばねがばね固定部1
24に固定されて構成され、接極子136のシーソー動
作によって各接点ばねの端部が押圧される接点ばねブロ
ック120と、各接点板ばねの端部に設けられた接点が
接触される各固定端子(後述)および地気層115,1
16等が設けられたリレー基板110とを有する。電磁
石ブロック130および接点ばねブロック120はケー
ス140の内部に収容され、ケース140の下部の開口
部にはリレー基板110が嵌合されている。
【0004】電磁継電器101の電磁石ブロック130
は、各端部がそれぞれ磁極131a,131bとして作
用する略コの字型の鉄心131と絶縁体とが一体に成型
されてなるスプール134の溝部に、コイル133を巻
回することにより構成された電磁石138と、鉄心13
1の略中央部に配置された永久磁石132と、磁性体材
料からなり、中央部に設けられた支持部136cが永久
磁石132に着磁され、支持部136cを中心として電
磁石138に対してシーソーのように揺動される接極子
136とからなる。
【0005】接極子136は、各接点ばねを押圧するた
めのスタッド137a,138bがそれぞれ設けられた
押圧部としての腕部136a,136bを有する。さら
に、接極子136の中央部には、腕部136aの端部を
磁極131aに当接させるためのヒンジばね(不図示)
が備えられている。電磁石138の磁力は、ヒンジばね
の復元力と永久磁石132の磁力等とを合わせた力より
も大きく設定されている。従って、接極子136は、電
磁石138が非励磁状態のときには、ヒンジばねの復元
力および永久磁石132の磁力によって腕部136aの
端部が磁極131aに当接され、電磁石138が励磁状
態のときには、電磁石138の磁力によって腕部136
bの端部が磁極131bに当接される。
【0006】図10は、図9に示した従来の電磁継電器
の接点ばねブロックを示す透視平面図である。
【0007】図10に示すように、電磁継電器101の
接点ばねブロック120は、信号接点ばねとしてのメー
ク接点板ばね121と地気接点板ばね123、および信
号接点ばねとしてのブレーク接点板ばね122と地気接
点板ばね123’とがそれぞればね接続部150によっ
て接続されて構成された各可動ばね部と、その各可動ば
ね部を固定支持するばね固定部124とから構成されて
いる。
【0008】各可動ばね部の各接点板ばね121,12
2および各地気接点板ばね123,123’の一方の端
部、および各ばね接続部150は、ばね固定部124に
固定されている。また、メーク接点板ばね121および
地気接点板ばね123と、ブレーク接点板ばね122お
よび地気接点板ばね123’とは、互いに平行になるよ
うに配置された状態でばね固定部124に固定され、さ
らに、ばね固定部124はリレー基板110(図9参
照)の表面に固着されている。
【0009】メーク接点板ばね121の自由端はT字型
に形成されており、その先端部には2つのメーク接点1
21a,121a’が設けられている。これと同様に、
ブレーク接点板ばね122の自由端もT字型に形成され
ており、その先端部には2つのブレーク接点122a,
122a’が設けられている。また、各地気接点板ばね
123,123’の自由端には、それぞれ地気接点12
3a,123a’が設けられている。なお、各可動ばね
部は、導電性部材によって構成されている。
【0010】図11は、図9に示した従来の電磁継電器
のリレー基板を示す平面図である。
【0011】図11に示すように、電磁継電器101の
リレー基板110は、表面に地気層115が形成される
とともに裏面に地気層116が形成され、さらに、リレ
ー基板110の各側端部には、メーク接点端子111,
111’、地気接点端子113’およびコイル端子11
4と、ブレーク固定端子112,112’、地気接点端
子113およびコイル端子114’とがそれぞれ設けら
れている。
【0012】各メーク接点端子111,111’は、リ
レー基板110の表面に信号固定接点であるメーク固定
接点111a,111a’が設けられ、裏面には外部実
装基板(不図示)への実装に用いられるメーク半田接続
パッド111b,111b’が設けられている。これと
同様に、各ブレーク接点端子112,112’も、リレ
ー基板110の表面に信号固定接点であるブレーク固定
接点112a,112a’が設けられ、裏面にブレーク
半田接続パッド112b,112b’が設けられてい
る。また、各地気接点端子113,113’も、リレー
基板110の表面に地気固定接点113a,113a’
が設けられ、裏面に地気半田接続パッド113b,11
3b’が設けられている。さらに、各コイル接点端子1
14,114’も、リレー基板110の表面にコイル固
定接点114a,114a’が設けられ、裏面にコイル
半田接続パッド114b,114b’が設けられてい
る。なお、メーク接続端子111’のメーク固定接点1
11a’と、ブレーク固定接点112a’のブレーク固
定接点112a’とは、互いに接続されている。また、
各端子の固定接点と半田パッドとは、基板の内部を通さ
れた接続部によって互いに接続されており、各端子の固
定接点は信号伝送路の端子を構成している。
【0013】ここで、図10および図11を参照する
と、メーク接点板ばね121の各メーク接点121a,
121a’、ブレーク接点板ばね122の各ブレーク接
点122a,122a’および地気接点板ばね123,
123’の各地気接点123a,123a’は、それぞ
れ対応するメーク固定接点111,111’、ブレーク
固定接点112a,112a’および地気固定接点11
3a,113a’に対向するように配置されている。
【0014】図12は、図9等に示した接極子と接点ば
ねブロックとを示す透視平面図である。
【0015】電磁石138(図9参照)が非励磁状態の
ときには、接極子136の腕部136aの端部が磁極1
31aに着磁され、ばね固定部124に対して図示右側
に固定されたブレーク接点板ばね122および地気接点
板ばね123が、接極子136の腕部136bに設けら
れたスタッド137b(図9参照)によって押圧され
る。一方、電磁石138が励磁状態のときには、接極子
136の腕部136bの端部が磁極131bに着磁さ
れ、ばね固定部124に対して図示左側に固定されたメ
ーク接点板ばね121および地気接点板ばね123’
が、接極子136の腕部136aに設けられたスタッド
137a(図9参照)によって押圧される。
【0016】これにより、電磁石138の動作に応じ
て、各固定接点112a,112a’,113aに対す
る各接点122a,122a’,123aの閉成動作
と、各固定接点111a,111a’,113a’に対
する各接点121a,121a’,123a’の閉成動
作とが交互に行われ、電磁継電器101において所望の
接続状態が選択される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
説明した従来の電磁継電器では、例えば、図12に示す
ようにブレーク接点122a,122a’および地気接
点123aがリレー基板110の各固定端子(図11参
照)に閉成されている状態では、接極子136の長手方
向中心線と各接点123a,122a,122a’との
距離をそれぞれD21、D22、D22’とし、各接点123
a,122a,122a’に加えられる接点押圧力をそ
れぞれF21、F22、F22’とすると、次式(1)が成り
立つ。
【0018】 F22×D22+F22’×D22’>F21×D21…式(1) このため、各接点123a,122a,122a’が各
固定端子に閉成されているときには、接極子136の長
手方向中心線回りにトルクが発生し、接極子136がね
じれてしまう。すると、接極子136のシーソー動作が
阻害され、電磁継電器の閉成・開放動作特性に悪影響を
与えてしまうという問題があった。
【0019】また、上記に説明した従来の電磁継電器で
は、電磁石138が非励磁状態の場合、ブレーク接点ば
ね122は各接点122a,122a’が各固定接点1
12a,112a’に閉成されて伝送路の一部となる。
一方、ブレーク接点ばね122に接続された地気接点ば
ね123’の地気接点123a’はどこにも接続され
ず、開放状態となる。このため、ブレーク接点122
a,122a’間の伝送路の入力端から見た場合、地気
接点ばね123’の持つインピーダンスがその伝送路に
並列に接続された状態となるため、入力インピーダンス
が低下し、伝送路の高周波特性が劣化してしまうという
問題があった。
【0020】そこで本発明は、安定した閉成・開放動作
特性を得ることができる電磁継電器を提供することを目
的とする。
【0021】また、伝送路のインピーダンス低下を抑
え、伝送路の高周波特性を向上させることができる電磁
継電器を提供することを更なる目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電磁継電器は、信号伝送路の端子を構成す
る複数の信号固定接点と地気に接続された地気固定接点
とが備えられたリレー基板と、板状の導電性部材からな
り、ばね固定部に固定支持された複数の可動ばね部であ
って、前記各信号固定接点同士を接続するための信号接
点が一方の端部に設けられ、他方の端部が前記ばね固定
部の一方の側面に固定支持された信号接点ばねと、前記
地気固定接点に接続される地気接点が一方の端部に設け
られ、他方の端部が前記ばね固定部の他方の側面に固定
支持された地気接点ばねと、前記信号接点ばねの他方の
端部と前記地気接点ばねの他方の端部とを接続するばね
接続部とにより構成された複数の可動ばね部と、磁性体
材料により形成され、前記ばね固定部の近傍を中心とし
てシーソーのように揺動されるように配設された接極子
と、前記接極子の両端部がそれぞれ着磁される二つの磁
極が備えられた磁力発生部とを有し、前記接極子の一方
の端部を前記磁力発生部の一方の磁極に着磁させること
により、前記各可動ばね部のうちの前記ばね固定部の他
方の側面に固定支持された各接点ばねを前記リレー基板
に対して押圧させて前記各接点と前記各固定接点とを閉
成させる動作と、前記接極子の他方の端部を前記磁力発
生部の他方の磁極に着磁させることにより、前記各可動
ばね部のうちの前記ばね固定部の一方の側面に固定支持
された各接点ばねを前記リレー基板に対して押圧させて
前記各接点と前記各固定接点とを閉成させる動作とが交
互に行われる電磁継電器において、前記接極子と前記各
可動ばね部とは、前記各可動ばね部の各接点ばねが前記
リレー基板に対して押圧されたときに、前記各接点ばね
の反発力によって前記接極子に作用する各トルクが互い
に相殺されるように配置されていることを特徴とする。
【0023】これにより、各接点ばねの各接点がリレー
基板の各固定端子に閉成されているときに接極子がねじ
れることが防止されるので、接極子のシーソー動作が阻
害されることがなく、電磁継電器の閉成・開放動作特性
が向上する。
【0024】また、前記リレー基板の少なくとも表面に
は地気層が形成されているとともに、前記各可動ばね部
は前記地気層の上方に配置されており、前記ばね接続部
の幅は前記信号接点ばねおよび前記地気接点ばねの幅よ
りも細く設けられている構成とすることにより、可動ば
ね部と地気層との間に発生する静電容量が小さくなり、
ばね接続部が可動ばね部の持つインピーダンスを高める
働きをするため、伝送路における入力インピーダンスの
低下が抑えられ、伝送路の高周波特性の劣化が抑止され
る。
【0025】さらに、前記ばね固定部は絶縁性部材によ
って形成されており、前記各可動ばね部と前記ばね固定
部とは、前記信号接点ばねおよび前記地気接点ばねの前
記ばね固定部に支持固定される各端部と前記ばね接続部
とが前記ばね固定部の内部に埋封された状態で一体に成
形されている構成としてもよい。
【0026】さらには、前記磁力発生部は、両端に前記
磁極が設けられた磁心部と該磁心部の周囲に巻回された
コイルとを有する電磁石と、前記磁心部の略中央部に備
えられた永久磁石とにより構成されている構成とするこ
とにより、電磁石が非励磁状態の時には永久磁石の磁力
によって接極子の一方の端部が磁力発生部の一方の磁極
に着磁されて、ばね固定部の他方の側面に固定支持され
た各接点ばねがリレー基板に対して押圧されて各接点と
各固定接点とが閉成され、電磁石が励磁状態の時には電
磁石の磁力によって接極子の他方の端部が磁力発生部の
他方の磁極に着磁されて、ばね固定部の一方の側面に固
定支持された各接点ばねがリレー基板に対して押圧され
て各接点と各固定接点とが閉成される。
【0027】加えて、前記接極子には、前記電磁石が非
励磁状態のときに前記接極子の一方の端部を前記磁力発
生部の一方の磁極に当接させるためのヒンジばねが備え
られている構成とすることにより、電磁石が非励磁状態
とされると直ちに接極子の一方の端部が磁力発生部の一
方の磁極に当接されるため、電磁継電器を速やかに初期
状態にすることが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0029】(第1の実施形態)図1は、本発明の電磁
継電器の第1の実施形態を示す断面図である。
【0030】図1に示すように、本実施形態の電磁継電
器1は、電磁石38と永久磁石32とにより接極子36
をシーソーのように揺動させる磁気発生部としての電磁
石ブロック30と、後述する各接点板ばねがばね固定部
24に固定されて構成され、接極子36のシーソー動作
によって各接点板ばねの端部が押圧される接点ばねブロ
ック120と、各接点板ばねの端部に設けられた接点が
接触される各固定端子(後述)および地気層15,16
等が設けられたリレー基板10とを有する。電磁石ブロ
ック30および接点ばねブロック20はケース40の内
部に収容され、ケース40の下部の開口部にはリレー基
板10が嵌合されている。リレー基板10とケース40
の接合部は接着剤によって接着され、ケース40の内部
は気密封止されている。
【0031】ここで、電磁石ブロック30の磁心部とし
ての鉄心31、コイル33およびスプール34からなる
電磁石38および永久磁石32と、押圧部としての腕部
36a,36bおよびスタッド37a,37b、支持部
36c、ヒンジばね(不図示)を有する接極子36と
は、図9に示した従来の電磁継電器101の各構成と同
様であるので、詳しい説明は省略する。
【0032】図2は、図1に示した電磁継電器の接点ば
ねブロックを示す透視平面図である。
【0033】図2に示すように、電磁継電器1の接点ば
ねブロック20は、図10に示した従来の電磁継電器1
01の接点ばねブロック120と同様に、信号接点ばね
としてのメーク接点板ばね21と地気接点板ばね23、
および信号接点ばねとしてのブレーク接点板ばね22と
地気接点板ばね23’とがそれぞればね接続部50によ
って接続されて構成された導電性部材からなる各可動ば
ね部と、その各可動ばね部を固定支持するばね固定部2
4とから構成されている。なお、メーク接点板ばね21
は一方の端部にメーク接点21a,21a’を有し、ブ
レーク接点板ばね22は一方の端部にブレーク接点22
a,22a’を有し、各地気接点板ばね23,23は一
方の端部にそれぞれ地気接点23a,23a’を有す
る。本実施形態では、各地気接点板ばね23,23’は
一部が屈曲された状態に構成されている。
【0034】また、本実施形態では、各接点板ばねとば
ね固定部24とが、各接点板ばねの他方の端部およびば
ね接続部50がばね固定部24の内部に埋封された状態
で一体に構成されている。さらに、ばね接続部50の幅
は、各接点板ばねの幅よりも細く形成されている。
【0035】図3は、図1に示した電磁継電器のリレー
基板を示す平面図である。
【0036】図3に示すように、電磁継電器1のリレー
基板10は、図11に示した従来の電磁継電器101の
リレー基板110と同様に、表面に地気層15が形成さ
れるとともに裏面に地気層16が形成され、さらに、リ
レー基板10の各側端部にはメーク接点端子11,1
1’および地気接点端子13’と、ブレーク接点端子1
2,12’および地気接点端子13とが、それぞれ設け
られている。ただし、本実施形態では、コイル端子14
はリレー基板10の下端部に設けられ、コイル端子1
4’はリレー基板10の上端部に設けられている。
【0037】各接点端子および各コイル端子は、リード
フレームの一部が打ち抜かれて形成されたリードフレー
ム片を曲げ加工することにより、リレー基板10の表面
側には固定接点が配置され、裏面側には半田パッドが配
置され、固定接点と半田パッドとが基板の内部を通され
た接続部によって互いに接続されるように構成されてい
る。各半田パッドは、外部実装基板(不図示)への実装
に用いられる。また、各固定接点の表面には、貴金属メ
ッキが施されるか、あるいは貴金属が溶接されている。
なお、メーク接続端子11’のメーク固定接点11a’
と、ブレーク固定接点12a’のブレーク固定接点12
a’とは、互いに接続されている。また、地気接点端子
13,13’の地気固定接点13a,13a’は、それ
ぞれ地気層15に接続されている。
【0038】リレー基板10の表面側の地気層15は、
一枚のリードフレームから、各端子の固定接点が設けら
れる部分をプレス加工によって打ち抜くことにより形成
される。リレー基板10の裏面側の地気層16も同様
に、一枚のリードフレームから、各端子の半田パッドが
設けられる部分をプレス加工によって打ち抜くことによ
り形成される。
【0039】本実施形態におけるリード基板10は、上
記のように構成された各端子と各地気層とが絶縁性部材
によってインサート成型されることにより構成されてい
る。ここで、図2および図3を参照すると、メーク接点
板ばね21の各メーク接点21a,21a’、ブレーク
接点板ばね22の各ブレーク接点22a,22a’およ
び地気接点板ばね23,23’の各地気接点23a,2
3a’は、それぞれ対応する信号固定接点としてのメー
ク固定接点11a,11a’、信号固定接点としてのブ
レーク固定接点12a,12a’および地気固定接点1
3a,13a’に対向するように配置されている。
【0040】次に、上記に説明した電磁継電器1の動作
について説明する。
【0041】図4は本実施形態の電磁継電器の非動作時
における断面図、図5は本実施形態の電磁継電器の動作
時における断面図である。
【0042】電磁石38が非励磁状態の場合には、図4
に示すように、永久磁石32の磁力およびヒンジばねの
復元力によって接極子36の一方の腕部36aが磁極3
1aに当接される。このとき、ブレーク接点板ばね22
および地気接点板ばね23(図2参照)は、接極子36
の他方の腕部36bに設けられたスタッド37bによっ
て押し下げられ、ブレーク接点ばね22のブレーク接点
22a,22a’および地気接点ばね23の地気接点2
3aが、リレー基板10の各固定接点12a,12
a’,13a(図3参照)に閉成される。一方、メーク
接点板ばね21のメーク接点21a,21a’は開放さ
れるが、メーク接点板ばね21に接続されている地気接
点板ばね23の地気接点23aは閉成されているので、
メーク接点ばね21は接地されている。また、開放され
ているメーク固定接点11a,11a’間は、その上方
に近接して存在する接地されたメーク接点板ばね21お
よびリレー基板10の表裏面に設けられた地気層15,
16から遮蔽されているので、メーク固定接点間での信
号漏洩は抑制されている。
【0043】電磁石38が励磁状態の場合には、図5に
示すように、磁極31aに着磁されている接極子36の
腕部36aを通る永久磁石32の磁束を打ち消す方向
に、電磁石38の磁束が発生する。そのため、接極子3
6の腕部36aと磁極31aとの間の磁力は消滅する。
一方、接極子36の他方の腕部36bでは、電磁石38
の磁束と永久磁石32の磁束とが加算されて磁力が増加
するので、接極子36は反転して腕部36bが磁極31
bに着磁される。このとき、ブレーク接点板ばね22の
ブレーク接点22a,22a’と地気接点板ばね23の
地気接点23aとが開放される一方、メーク接点板ばね
21および地気接点板ばね23’は、接極子36の腕部
36aに設けられたスタッド37aによって押し下げら
れ、ブレーク接点22a,22a’および地気接点2
3’が閉成される。
【0044】なお、電磁石38を再び非励磁状態にする
と、接極子36を通る電磁石38の磁束が消滅するた
め、接極子36はヒンジばね(不図示)の復元力によっ
て初期状態(図4参照)に戻る。このようにヒンジばね
を備えることにより、電磁石38が非励磁状態とされる
と接極子36の腕部36aが直ちに磁極31aに当接さ
れるため、電磁継電器1を速やかに初期状態にすること
が可能となる。
【0045】図6は、図1等に示した接極子と接点ばね
ブロックとを示す透視平面図である。
【0046】例えば、ブレーク接点22a,22a’お
よび地気接点23aがリレー基板10の各固定端子(図
3参照)に閉成されている状態では、接極子36の長手
方向中心線と各接点23a,22a,22a’との距離
をそれぞれD1、D2、D2’とし、各接点23a,22
a,22a’に加えられる接点押圧力(すなわち押圧さ
れた各接点ばねの反発力)をそれぞれF1、F2、F2’
とすると、次式(2)が成り立つ。
【0047】 F2×D2+F2’×D2’=F1×D1…式(2) このように、本実施形態の電磁継電器1では、地気接点
板ばね23の一部が屈曲された状態に構成され、押圧さ
れた各接点ばねの反発力によって接極子36の長手方向
中心線回りに作用する各トルクが互いに相殺されるよう
に各接点22a,22a’,23aが配置されている。
そのため、各接点23a,22a,22a’が各固定端
子に閉成されているときに接極子36がねじれることが
防止されるので、接極子36のシーソー動作が阻害され
ることがなく、電磁継電器1の閉成・開放動作特性を向
上させることができる。
【0048】なお、地気接点板ばね23’も一部が屈曲
された状態に構成されており、メーク接点板ばね21の
メーク接点21a,21a’および地気接点板ばね2
3’の地気接点23a’が閉成されている場合にも、上
記と同様に、接極子36の長手方向中心線回りに作用す
る各トルクが互いに相殺されるように各接点21a,2
1a’,23a’が配置されている。そのため、各接点
23a’,21a,21a’が各固定端子に閉成されて
いるときにも、接極子36がねじれることが防止され
る。
【0049】また、前述したように、例えば電磁石38
が非励磁状態の場合には、ブレーク接点板ばね22は、
ブレーク固定接点12a,12a’間を短絡して伝送路
の一部として機能するが、ブレーク接点板ばね22に接
続された地気接点板ばね23’は、どこにも接続されて
いない開放状態となる。このため、伝送路の入力端から
見た場合、ブレーク接点板ばね22および地気接点板ば
ね23’の持つインピーダンスが伝送路に並列に接続さ
れた状態となり、伝送路の入力インピーダンスが低下し
てしまうこととなる。ブレーク接点板ばね22および地
気接点板ばね23’のインピーダンスZin[Ω]は、リ
レー基板10の表面に設けられた地気層15と、地気層
15の上方に配置された各接点板ばね22,23’およ
びばね接続部50との間で決定され、 Zin=1/jωC (L<λg/4のとき)…式(4) と表される。ただし、Lは接点板ばねの伝送路から地気
接点の先端までの長さ[mm]、Cは各接点板ばね2
2,23’とリレー基板10の地気層15との間に発生
する静電容量[F]、ωは角速度[rad/s]、λg
は波長[mm]である。
【0050】しかしながら、本実施形態の電磁継電器1
においては、ブレーク接点板ばね22と地気接点板ばね
23’との接続部50の幅が、各接点板ばね22,2
3’の幅よりも細くなっているため、可動ばね部と地気
層15との間に発生する静電容量を小さくすることがで
きる。このように、接続部50が可動ばね部の持つイン
ピーダンスを高める働きをするため、伝送路における入
力インピーダンスの低下が抑えられ、伝送路の高周波特
性の劣化を抑止することができる。
【0051】図7は、図1等に示した電磁継電器の変形
例を示す断面図である。ただし、図7に示す電磁継電器
1’の各構成のうち、図1等に示した電磁継電器1と同
じ構成には同符号を付して示し、それらの構成について
の説明は省略する。
【0052】図7に示すように、本変形例の電磁継電器
1’では、接極子36’の裏面であって支持部36cに
対して反対側の箇所に、ばね固定部24’が固定されて
いる。そのため、本変形例では、ばね固定部24’に固
定された可動ばね部が接極子36’と共に揺動されて、
各接点板ばねの接点がリレー基板10に押圧される。な
お、本変形例における接極子36’には、各接点板ばね
を押圧するためのスタッドが設けられていない。
【0053】従って、接点ばねブロック20が、リレー
基板10上にではなく接極子36’に固定されている電
磁継電器1’においても、図1等を参照して説明した電
磁継電器1と同様の作用および効果を得ることができ
る。
【0054】図8は、図2等に示した接点ばねブロック
の変形例と、図1等に示した接極子の変形例とを示す透
視平面図である。
【0055】図8に示すように、本変形例の接点ばねブ
ロックも、図2等に示した接点ばねブロック20と同様
に、信号接点ばねとしてのメーク接点板ばね71と地気
接点板ばね73、および信号接点ばねとしてのブレーク
接点板ばね72と地気接点板ばね73’とがそれぞれば
ね接続部60によって接続されて構成された各可動ばね
部と、その各可動ばね部を固定支持するばね固定部74
とから構成されている。本実施形態では、各地気接点板
ばねの本体部が、接極子36の長手方向中心線に対して
一定の角度に傾けられている。なお、メーク接点板ばね
71は一方の端部にメーク接点71a,71a’を有
し、ブレーク接点板ばね72は一方の端部にブレーク接
点72a,72a’を有し、各地気接点板ばね73,7
3は一方の端部にそれぞれ地気接点73a,73a’を
有する。
【0056】また、本変形例においても、各可動ばね部
とばね固定部74とは一体に構成されている。ばね固定
部74の内部では、メーク接点板ばね71と地気接点板
ばね73、ブレーク接点板ばね72と地気接点板ばね7
3’とが、それぞればね接続部60によって接続されて
いる。ばね接続部60の幅は、各接点板ばねの幅よりも
細く形成されている。
【0057】本変形例においても、各接点72a,72
a’,73aは、閉成されている時に各接点ばねの反発
力によって接極子86の長手方向中心線回りに作用する
トルクが互いに相殺されるように配置されている。例え
ばブレーク接点72a,72a’および地気接点73a
がリレー基板10の各固定端子(図3参照)に閉成され
ている状態では、接極子86の長手方向中心線と各接点
73a,72a,72a’との距離をそれぞれD11、D
12、D12’とし、各接点73a,72a,72a’に加
えられる接点押圧力をそれぞれF11、F12、F12’とす
ると、次式(5)が成り立つ。
【0058】 F12×D12+F12’×D12’=F11×D11…式(5) そのため、各接点72a,72a’,73aが各固定端
子に閉成されているときに接極子86がねじれることが
防止されるので、接極子86のシーソー動作が阻害され
ることがなく、電磁継電器の閉成・開放動作特性を向上
させることができる。なお、各接点71a,71a,7
3a’が各固定端子に閉成されているときにおいても同
様に、接極子86がねじれることが防止される。
【0059】また、本変形例においても、各接点板ばね
同士を接続する接続部60の幅が、各接点板ばねの幅よ
りも細くなっているため、各可動ばね部と地気層15と
の間に発生する静電容量を小さくすることができる。こ
のように、接続部60が各可動ばね部の持つインピーダ
ンスを高める働きをするため、伝送路における入力イン
ピーダンスの低下が抑えられ、伝送路の高周波特性の劣
化を抑止することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁継電
器は、各可動ばね部の各接点ばねが接極子によってリレ
ー基板に対して押圧されたときに、各接点ばねの反発力
によって接極子に作用する各トルクが互いに相殺される
ように接極子と各可動ばね部とが配置されているので、
各接点ばねの各接点がリレー基板の各固定端子に閉成さ
れているときに接極子がねじれることが防止され、接極
子のシーソー動作が阻害されることがなく、電磁継電器
の閉成・開放動作特性を向上させることができる。
【0061】また、リレー基板の少なくとも表面に地気
層を形成し、各可動ばね部を地気層の上方に配置し、ば
ね接続部の幅を信号接点ばねおよび地気接点ばねの幅よ
りも細く設けることにより、可動ばね部と地気層との間
に発生する静電容量が小さくなり、ばね接続部が可動ば
ね部の持つインピーダンスを高める働きをするため、伝
送路における入力インピーダンスの低下が抑えられ、伝
送路の高周波特性の劣化を抑止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁継電器の第1の実施形態を示す断
面図である。
【図2】図1に示した電磁継電器の接点ばねブロックを
示す透視平面図である。
【図3】図1に示した電磁継電器のリレー基板を示す平
面図である。
【図4】本実施形態の電磁継電器の非動作時における断
面図である。
【図5】本実施形態の電磁継電器の動作時における断面
図である。
【図6】図1等に示した接極子と接点ばねブロックとを
示す透視平面図である。
【図7】図1等に示した電磁継電器の変形例を示す断面
図である。
【図8】図2等に示した接点ばねブロックの変形例と、
図1等に示した接極子の変形例とを示す透視平面図であ
る。
【図9】従来の電磁継電器を示す断面図である。
【図10】図9に示した従来の電磁継電器の接点ばねブ
ロックを示す透視平面図である。
【図11】図9に示した従来の電磁継電器のリレー基板
を示す平面図である。
【図12】図9等に示した接極子と接点ばねブロックと
を示す透視平面図である。
【符号の説明】
1,1’ 電磁継電器 10 リレー基板 11,11’ メーク接点端子 11a,11a’ メーク固定接点 11b,11b’ メーク半田パッド 12,12’ ブレーク接点端子 12a,12a’ ブレーク固定接点 12b,12b’ ブレーク半田パッド 13,13’ 地気接点端子 13a,13a’ 地気固定接点 13b,13b’ 地気半田パッド 14,14’ コイル端子 14a,14a’ コイル固定接点 14b、14b’ コイル半田パッド 15,16 地気層 20 接点ばねブロック 21,71 メーク接点板ばね 21a,21a’,71a,71a’ メーク接点 22,72 ブレーク接点板ばね 22a,22a’,72a,72a’ ブレーク接点 23,23’73,73a’ 地気接点板ばね 23a,23a’,73a,73a’ 地気接点 24,24’,74 ばね固定部 30 電磁石ブロック 31 鉄心 31a,31b 磁極 32 永久磁石 33 コイル 34 スプール 36,36’ 接極子 36a,36b 腕部 36c 支持部 37a,37b スタッド 38 電磁石 40 ケース 50,60 ばね接続部
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月27日(1999.9.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】削除
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号伝送路の端子を構成する複数の信号
    固定接点と地気に接続された地気固定接点とが備えられ
    たリレー基板と、 板状の導電性部材からなり、ばね固定部に固定支持され
    た複数の可動ばね部であって、前記各信号固定接点同士
    を接続するための信号接点が一方の端部に設けられ、他
    方の端部が前記ばね固定部の一方の側面に固定支持され
    た信号接点ばねと、前記地気固定接点に接続される地気
    接点が一方の端部に設けられ、他方の端部が前記ばね固
    定部の他方の側面に固定支持された地気接点ばねと、前
    記信号接点ばねの他方の端部と前記地気接点ばねの他方
    の端部とを接続するばね接続部とにより構成された複数
    の可動ばね部と、 磁性体材料により形成され、前記ばね固定部の近傍を中
    心としてシーソーのように揺動されるように配設された
    接極子と、 前記接極子の両端部がそれぞれ着磁される二つの磁極が
    備えられた磁力発生部とを有し、 前記接極子の一方の端部を前記磁力発生部の一方の磁極
    に着磁させることにより、前記各可動ばね部のうちの前
    記ばね固定部の他方の側面に固定支持された各接点ばね
    を前記リレー基板に対して押圧させて前記各接点と前記
    各固定接点とを閉成させる動作と、前記接極子の他方の
    端部を前記磁力発生部の他方の磁極に着磁させることに
    より、前記各可動ばね部のうちの前記ばね固定部の一方
    の側面に固定支持された各接点ばねを前記リレー基板に
    対して押圧させて前記各接点と前記各固定接点とを閉成
    させる動作とが交互に行われる電磁継電器において、 前記接極子と前記各可動ばね部とは、前記各可動ばね部
    の各接点ばねが前記リレー基板に対して押圧されたとき
    に、前記各接点ばねの反発力によって前記接極子に作用
    する各トルクが互いに相殺されるように配置されている
    ことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】 前記リレー基板の少なくとも表面には地
    気層が形成されているとともに、前記各可動ばね部は前
    記地気層の上方に配置されており、前記ばね接続部の幅
    は前記信号接点ばねおよび前記地気接点ばねの幅よりも
    細く設けられている請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】 前記ばね固定部は絶縁性部材によって形
    成されており、前記各可動ばね部と前記ばね固定部と
    は、前記信号接点ばねおよび前記地気接点ばねの前記ば
    ね固定部に支持固定される各端部と前記ばね接続部とが
    前記ばね固定部の内部に埋封された状態で一体に成形さ
    れている請求項1または2に記載の電磁継電器。
  4. 【請求項4】 前記磁力発生部は、両端に前記磁極が設
    けられた磁心部と該磁心部の周囲に巻回されたコイルと
    を有する電磁石と、前記磁心部の略中央部に備えられた
    永久磁石とにより構成されている請求項1から3に記載
    の電磁継電器。
  5. 【請求項5】 前記接極子には、前記電磁石が非励磁状
    態のときに前記接極子の一方の端部を前記磁力発生部の
    一方の磁極に当接させるためのヒンジばねが備えられて
    いる請求項4に記載の電磁継電器。
  6. 【請求項6】 信号伝送路の端子を構成する複数の信号
    固定接点と地気に接続された地気固定接点とが備えられ
    たリレー基板と、 板状の導電性部材からなり、ばね固定部に固定支持され
    た複数の可動ばね部であって、前記各信号固定接点同士
    を接続するための信号接点が一方の端部に設けられ、他
    方の端部が前記ばね固定部の一方の側面に固定支持され
    た信号接点ばねと、前記地気固定接点に接続される地気
    接点が一方の端部に設けられ、他方の端部が前記ばね固
    定部の他方の側面に固定支持された地気接点ばねと、前
    記信号接点ばねの他方の端部と前記地気接点ばねの他方
    の端部とを接続するばね接続部とにより構成された複数
    の可動ばね部と、 磁性体材料により形成され、前記ばね固定部の近傍を中
    心としてシーソーのように揺動されるように配設された
    接極子と、 前記接極子の両端部がそれぞれ着磁される二つの磁極が
    備えられた磁力発生部とを有し、 前記接極子の一方の端部を前記磁力発生部の一方の磁極
    に着磁させることにより、前記各可動ばね部のうちの前
    記ばね固定部の他方の側面に固定支持された各接点ばね
    を前記リレー基板に対して押圧させて前記各接点と前記
    各固定接点とを閉成させる動作と、前記接極子の他方の
    端部を前記磁力発生部の他方の磁極に着磁させることに
    より、前記各可動ばね部のうちの前記ばね固定部の一方
    の側面に固定支持された各接点ばねを前記リレー基板に
    対して押圧させて前記各接点と前記各固定接点とを閉成
    させる動作とが交互に行われる電磁継電器において、 前記リレー基板の少なくとも表面には地気に接続された
    地気層が形成されているとともに、前記各可動ばね部は
    前記地気層の上方に配置されており、前記ばね接続部の
    幅は前記信号接点ばねおよび前記地気接点ばねの幅より
    も細く設けられていることを特徴とする電磁継電器。
JP10294907A 1998-10-16 1998-10-16 電磁継電器 Expired - Fee Related JP3019080B1 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10294907A JP3019080B1 (ja) 1998-10-16 1998-10-16 電磁継電器
DE19949768A DE19949768B4 (de) 1998-10-16 1999-10-15 Elektromagnetisches Relais
US09/418,464 US6078232A (en) 1998-10-16 1999-10-15 Electromagnetic relay

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10294907A JP3019080B1 (ja) 1998-10-16 1998-10-16 電磁継電器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27229299A Division JP3385242B2 (ja) 1999-09-27 1999-09-27 電磁継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3019080B1 JP3019080B1 (ja) 2000-03-13
JP2000123703A true JP2000123703A (ja) 2000-04-28

Family

ID=17813808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10294907A Expired - Fee Related JP3019080B1 (ja) 1998-10-16 1998-10-16 電磁継電器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6078232A (ja)
JP (1) JP3019080B1 (ja)
DE (1) DE19949768B4 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004013215A (ja) * 2002-06-03 2004-01-15 Hitachi Ltd ストレージシステム、ストレージサブシステム、および、それらを含む情報処理システム
JP2004102374A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Hitachi Ltd データ移行装置を有する情報処理システム
DE102004039985A1 (de) * 2004-08-12 2006-02-23 Alcoa Fujikura Gesellschaft mit beschränkter Haftung Relais
RU2713475C1 (ru) * 2018-08-23 2020-02-05 Игорь Александрович Тимофеев Поляризованное малогабаритное электромагнитное реле
US11555855B2 (en) * 2019-09-30 2023-01-17 Rockwell Automation Technologies, Inc. Systems and methods for utilizing pow switching to synchronize with a rotating load
RU2742722C1 (ru) * 2020-02-03 2021-02-10 Владиян Федорович Шумилов Поляризованное однообмоточное электромагнитное реле

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225448A (ja) * 1987-03-13 1988-09-20 オムロン株式会社 電磁継電器
JPH05174689A (ja) * 1991-12-24 1993-07-13 Matsushita Electric Works Ltd 有極リレー
JPH0612958A (ja) * 1992-06-25 1994-01-21 Matsushita Electric Works Ltd 高周波リレー
JPH07211212A (ja) * 1994-01-26 1995-08-11 Matsushita Electric Works Ltd リレー
EP0780870A3 (de) * 1995-12-21 1998-10-07 Siemens Aktiengesellschaft Elektromagnetisches, monostabiles Kleinrelais
JP2998680B2 (ja) * 1997-02-27 2000-01-11 日本電気株式会社 高周波リレー
DE19713659C1 (de) * 1997-04-02 1998-06-25 Siemens Ag Elektromagnetisches Relais

Also Published As

Publication number Publication date
DE19949768A1 (de) 2000-06-21
US6078232A (en) 2000-06-20
JP3019080B1 (ja) 2000-03-13
DE19949768B4 (de) 2004-04-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009212094A (ja) 有極リレー
JP3019080B1 (ja) 電磁継電器
JP2998680B2 (ja) 高周波リレー
WO2001084577A1 (fr) Relais haute frequence
JP2000123704A (ja) 電磁継電器
JPH09153325A (ja) 電磁リレー
JP2623665B2 (ja) 電磁継電器
JPH06231665A (ja) 電磁リレー
JP2930465B2 (ja) 電磁継電器
JPH11219649A (ja) 高周波信号開閉装置
JPH09288954A (ja) 電磁リレー
JPH0218913Y2 (ja)
JPH06267389A (ja) 電磁継電器
JPS6318818B2 (ja)
JPH11134993A (ja) 端子装置
JPH03269927A (ja) 電磁継電器
JP2000057925A (ja) 信号開閉装置
JP2001043787A (ja) 接点開閉装置
JPH11219650A (ja) 高周波信号開閉装置
JPH09129108A (ja) 接点開閉装置
JPH0653033A (ja) 電磁石装置
JPH09153324A (ja) 電磁リレー
JPH09259726A (ja) 電磁リレー
JP2000057923A (ja) 高周波信号開閉装置
JP2000195403A (ja) 高周波リレー

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees