JP2000123000A - サイズ可変離散フーリエ変換処理装置 - Google Patents

サイズ可変離散フーリエ変換処理装置

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JP2000123000A
JP2000123000A JP29370898A JP29370898A JP2000123000A JP 2000123000 A JP2000123000 A JP 2000123000A JP 29370898 A JP29370898 A JP 29370898A JP 29370898 A JP29370898 A JP 29370898A JP 2000123000 A JP2000123000 A JP 2000123000A
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Taku Suga
卓 須賀
Kenji Sawada
健志 沢田
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小規模な回路構成で、任意のポイント数のデー
タが得られ、さらに装置全体として低コスト化を図り得
るサイズ可変離散フーリエ変換処理装置を提供する。 【解決手段】互いに同一構成で、入力データを特定ポイ
ント数のデータに変換する離散フーリエ変換装置11〜
1Lを並列に接続して用い、これら離散フーリエ変換装
置11〜1Lの個数を切替制御回路14で切換制御する
とともに、この切換状態に基づいて位相生成回路15に
て位相データを生成し、この位相データをそれぞれ離散
フーリエ変換装置11〜1Lに与えて、離散フーリエ変
換装置11〜1L各々の出力の位相を制御してデータセ
レクタ回路13により順次導出することにより、任意の
ポイント数のデータを得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばデジタル
FM放送、デジタルテレビジョン放送及びデジタル音声
放送の変復調器に使用されるサイズ可変離散フーリエ変
換処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばデジタルFM放送、デジ
タルテレビジョン放送及びデジタル音声放送の変復調器
においては、データ数を任意に設定可能なサイズ可変離
散フーリエ変換処理装置が使用されている。このサイズ
可変離散フーリエ変換処理装置は、1K、2K、4K、
8K(1K当たり1024個のデータ数)というよう
に、専用の出力ポイント数のデータを出力する複数の離
散フーリエ変換装置を並列に配置して構成している。そ
して、選択回路によりそれぞれの離散フーリエ変換装置
の出力を選択的に切換導出することにより、任意のポイ
ント数のデータを得るようにしている。
【0003】しかし、上記サイズ可変離散フーリエ変換
処理装置では、ポイント数を変更するために、複数の離
散フーリエ変換装置それぞれにROMまたはRAM等で
構成されるデータテーブルを備えなければならないた
め、回路規模が大きくなる。また、任意のポイント数の
データを得るために、それぞれ異なるポイント数が設定
された離散フーリエ変換装置を並列に使用しているた
め、装置全体としては高価格となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、デー
タのポイント数を変更するために、複数の離散フーリエ
変換装置それぞれにROMまたはRAM等で構成される
データテーブルを備えなければならず、また、任意のポ
イント数のデータを得るために、それぞれ異なるポイン
ト数が設定された離散フーリエ変換装置を並列に使用し
ているため、装置全体としては高価格となるという問題
を有している。
【0005】この発明の目的は、小規模な回路構成で、
任意のポイント数のデータが得られ、さらに装置全体と
して低コスト化を図り得るサイズ可変離散フーリエ変換
処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るサイズ可
変離散フーリエ変換処理装置は、入力データを特定のポ
イント数のデータに変換する可変ポイント変換手段と、
この可変ポイント変換手段の出力に対して高速フーリエ
変換処理を実行するポイント数固定の高速フーリエ変換
手段とを有する第1の離散フーリエ変換装置と、この第
1の離散フーリエ変換装置に、並列に配置して接続さ
れ、同じく入力データを特定のポイント数のデータに変
換する可変ポイント変換手段と、この可変ポイント変換
手段の出力に対して高速フーリエ変換処理を実行するポ
イント数固定の高速フーリエ変換手段とを有する第2の
離散フーリエ変換装置と、第1及び第2の離散フーリエ
変換装置から任意のポイント数のデータを得るように、
選択的に第1の離散フーリエ変換装置単独もしくは前記
第1及び第2の離散フーリエ変換装置を組み合わせた状
態に切換制御する切換制御手段と、この切換制御手段の
切換結果に基づいて、第1及び第2の離散フーリエ変換
装置の動作タイミングを決定するタイミング決定手段
と、このタイミング決定手段の出力及び切換制御手段の
切換結果に基づいて、第1及び第2の離散フーリエ変換
装置の出力の位相制御を実行するための位相データを生
成し、この位相データを第1及び第2の離散フーリエ変
換装置各々に対応する可変ポイント変換手段に与えるこ
とで、第1及び第2の離散フーリエ変換装置の出力の位
相をそれぞれ制御する位相制御手段と、切換制御手段の
切換結果に基づいて、第1の離散フーリエ変換装置単独
の出力、及び第1及び第2の離散フーリエ変換装置を組
み合わせた出力を選択的に切換導出する選択導出手段と
を備えるようにしたものである。
【0007】この構成によれば、互いに同一構成で、そ
れぞれ入力データを特定ポイント数のデータに変換する
第1及び第2の離散フーリエ変換装置を並列に接続して
用い、これら第1及び第2の離散フーリエ変換装置を単
独もしくは組み合わせた状態に切換制御するとともに、
この切換状態に基づいて位相データを生成し、この位相
データをそれぞれ第1及び第2の離散フーリエ変換装置
に与えて、第1及び第2の離散フーリエ変換装置各々の
出力の位相を制御することにより、任意のポイント数の
データを得るようにしている。この場合、位相制御され
た第1及び第2の離散フーリエ変換装置各々の出力を選
択導出手段により順次導出することにより、任意のポイ
ント数のデータを生成している。
【0008】この結果、上記第1及び第2の離散フーリ
エ変換装置が同一構成であることにより、第1及び第2
の離散フーリエ変換装置をワンボード化もしくはワンチ
ップ化でき、これにより小規模な回路構成を実現でき、
また装置全体の低コスト化にも寄与できる。また、切替
状態に応じた位相データを生成して第1及び第2の離散
フーリエ変換装置にそれぞれ与えることで、任意のポイ
ント数のデータを得るようにしているので、第1及び第
2の離散フーリエ変換装置それぞれにポイント数変更の
ための制御回路等を設けずに済み、これにより回路構成
の複雑化もしくは大型化させずに済む。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1は、この発明
の一実施の形態を示している。図1において、互いに同
一構成であるL(Lは整数)個の離散フーリエ変換装置
11〜1Lを並列に接続している。これらL個の離散フ
ーリエ変換装置11〜1Lは、それぞれ入力信号処理回
路12から出力される入力信号を特定のポイント数のデ
ータに変換する可変ポイント変換回路111〜1L1
と、可変ポイント変換回路111〜1L1の出力に対し
て高速フーリエ変換処理を実行するポイント数固定(1
K)の1KポイントFFT回路112〜1L2とにより
構成されている。そして、これらL個の離散フーリエ変
換装置11〜1Lの各々の出力は、例えばRAM等によ
り構成されるデータセレクタ回路13にて、選択的に順
次導出され、これにより任意のポイント数のデータが得
られる。なお、入力信号処理回路12は、入力信号のデ
ータ順序の並び替えとデータレートを高速化するための
回路であり、例えばRAMが用いられている。
【0010】また、L個の離散フーリエ変換装置11〜
1L、入力信号処理回路12及びデータセレクタ回路1
3は、切替制御回路14によりそれぞれ制御されてい
る。切替制御回路14は、任意のポイント数のデータを
データセレクタ回路13から出力するように、例えば離
散フーリエ変換装置11〜1Lの個数を切り替えてお
り、この切替結果に基づいて、入力信号処理回路12か
ら出力される入力信号のポイント数を変化させたり、デ
ータセレクタ回路13から導出する離散フーリエ変換装
置11〜1Lの出力の個数を切り替えて導出するように
している。
【0011】さらに、離散フーリエ変換装置11〜1L
各々に対応する可変ポイント変換回路111〜1L1に
は、位相生成回路15から発生される位相データθ0 〜
θL-1 がそれぞれ対応して与えられる。この位相生成回
路15は、離散フーリエ変換装置11〜1Lの動作タイ
ミングを決定するカウンタ回路16のカウント結果に基
づいて、離散フーリエ変換装置11〜1Lの出力の位相
を互いに同一にするための位相データθ0 〜θL-1 を生
成している。また、これら位相生成回路15及びカウン
タ回路16は、切替制御回路14の切替結果に基づい
て、動作している。
【0012】次に、上記可変ポイント変換回路111〜
1L1について図2を参照して説明する。なお、図2に
おいて、可変ポイント変換回路111〜1L1は、互い
に同一構成であるので、可変ポイント変換回路111を
代表して説明する。
【0013】すなわち、可変ポイント変換回路111
は、大別すると、複素演算器111a,複素累積器11
1b及びRAM等からなる回転子データテーブル111
cにより構成されている。このうち、回転子データテー
ブル111cは、位相生成回路15から与えられる位相
データθ0 に基づいて、入力信号に含まれるI軸データ
及びQ軸データに対して位相変化を与えるための実軸及
び虚軸の回転子データIr ,Qr を発生させる。
【0014】また、複素演算器111aは、例えば乗算
器111a1〜111a4及び加算器111a5,11
1a6により構成されている。そして、複素演算器11
1aは、入力信号処理回路12から出力されるI軸デー
タ及びQ軸データを入力し、これらI軸データ及びQ軸
データに対して複数の乗算器111a1〜111a4で
回転子データIr ,Qr をそれぞれ乗算し、これら乗算
器111a1〜111a4の出力をそれぞれ加算器11
1a5,111a6で加算することにより、位相制御さ
れたI軸データD1、Q軸データD2を生成する。
【0015】また、複素累積器111bは、入力信号に
対し、設定されるポイント数に相当する時間保持するラ
ッチ回路111b1,111b2と、これらラッチ回路
111b1,111b2により保持された信号と入力信
号とを加算する加算器とにより構成されている。そし
て、複素演算器111aから出力されるI軸データD
1、Q軸データD2を入力して、設定されるポイント数
に応じた累算処理を実行することにより、1Kポイント
FFT回路112に与えるI軸データD3、Q軸データ
D4を生成する。なお、複素累積器111b内のラッチ
回路111b1,111b2は、クリア回路111dか
ら発生するクリア信号CLRにより入力信号の出力保持
タイミングが設定されており、また、クリア回路111
dは、切替制御回路14から発生される制御信号により
動作される。
【0016】以後、複素累積器111bから出力される
I軸データD3、Q軸データD4は、1KポイントFF
T回路112により高速フーリエ変換処理が施され、1
Kポイントの出力データに生成されることになる。
【0017】次に、上記カウンタ回路16について図3
を参照して説明する。すなわち、カウンタ回路16は、
切替制御回路16による切替結果に基づいて、L個の離
散フーリエ変換装置11〜1Lの動作タイミングを決定
するカウンタ161と、このカウンタ161の出力をデ
コードする例えばデータテーブルから成るデコーダ16
2とにより構成されている。また、デコーダ162に
は、カウンタ161によりカウントされたポイント数と
このポイント数に対応するデコードビットとの関係を示
すテーブル163が内蔵されている。
【0018】そして、カウンタ161は、切替制御回路
16による切替結果が2Kを示す場合に0〜2047カ
ウント値までカウントし、4Kを示す場合に0〜409
5カウント値、8Kを示す場合に0〜8191カウント
値までカウントする。そして、デコーダ162は、カウ
ンタ161からのカウント値に基づいて、テーブル16
3を参照することにより、上位複数ビットと下位複数ビ
ットとを位相生成回路15に出力する。
【0019】次に、上記位相生成回路15について図4
〜図6を参照して説明する。図4は、切替制御回路15
の切替結果が2Kを示す場合の位相生成回路15の構成
を示している。
【0020】図4において、デコーダ162から出力さ
れる下位1ビットの信号(B0 )は、LSB10bit
付加回路15a1にて符号「0」を示す下位10ビット
付加されて11ビットの信号に生成され、加算器15a
3の一方の入力端に供給される。また、デコーダ162
から出力される上位10ビットの信号(C9 〜C0 )
は、MSB1bit付加回路15a2にて符号「0」を
示す最上位ビット付加されて11ビットの信号に生成さ
れて加算器15a3の他方の入力端に供給される。加算
器15a3は、それぞれ入力された11ビットの信号を
加算することにより、11ビットの2進符号(20 、2
1 、22 、…211)で表現されるポイント数2Kの位相
データθ1 を生成する。なお、位相データθ0 は0とな
る。
【0021】図5は、切替制御回路15の切替結果が4
Kを示す場合の位相生成回路15の構成を示している。
図5において、デコーダ162から出力される下位2ビ
ットの信号(B1 、B0 )は1bitシフト回路15b
1にて符号「11」が「10」に変換された後、加算器
15b2の一方の入力端に供給される。この加算器15
a2は、下位2ビットの信号(B1 、B0 )を供給して
加算し、この加算出力をLSB10bit付加回路15
b3に出力する。LSB10bit付加回路15b3
は、加算器15b2の出力に符号「0」を示す下位10
ビットを付加して12ビットの信号を生成して加算回路
15b4に出力する。また、1bitシフト回路15b
1及びデコーダ162の出力も同様に、LSB10bi
t付加回路15b5,15b6にて12ビットの信号に
生成されて加算回路15b4にそれぞれ出力される。
【0022】一方、デコーダ162から出力される上位
10ビットの信号C9 〜C0 は、1bitシフト回路1
5b7にて例えば符号「1111111111」を「1
111111110」に変換されたのち、MSB2bi
t付加回路15b8にて符号「0」を示す上位2ビット
が付加されて加算器15b9の一方の入力端に入力され
る。また、上位10ビットの信号C9 〜C0 は、MSB
2bit付加回路15b10にて符号「0」を示す上位
2ビットが付加されて加算器15b9の他方の入力端に
入力される。そして、加算器15b9は、入力された1
2ビットの信号をそれぞれ加算し、この加算結果を加算
回路15b4に出力する。また、MSB2bit付加回
路15b8,15b10のそれぞれの出力も同様に、加
算回路15b4に出力される。
【0023】加算回路15b4は、それぞれ入力された
12ビットの信号に対して、加算処理を実行することに
より、12ビットの位相データθ1 〜θ3 を生成する。
図6は、切替制御回路15の切替結果が8Kを示す場合
の位相生成回路15の構成を示している。
【0024】図6において、位相生成回路15は、大別
すると、シフト回路15c1、組み合わせ加算回路15
c2及び加算回路15c3により構成されている。な
お、図6において、各回路の演算処理が上記図4に示す
各回路の演算処理と同様であるので、詳細な説明を省略
する。また、上記図4と異なる点において、シフト回路
15c1は、デコーダ162から出力される下位3ビッ
トの信号(B2 〜B0 )に対して、0ビット、1ビッ
ト、2ビットの3通りのシフト値を生成している。ま
た、シフト回路15c1は、デコーダ162から出力さ
れる上位10ビットの信号(C9 〜C0 )に対しても同
様に3通りのシフト値を生成している。
【0025】そして、組み合わせ加算回路15c2は、
シフト回路15c1で得られた3通りのシフト値を用い
て、8通りの組み合わせパターンを生成して加算回路1
5c3に出力する。そして、加算回路15c3は、8通
りの組み合わせパターンを入力して、加算処理を実行す
ることにより13ビットの位相データθ0 〜θ7 を生成
する。
【0026】なお、上記図4〜図6に示す位相生成回路
15によれば、切替制御回路14による切替結果に基づ
いて、全てデジタル信号処理により実行するようにして
いる。このため、1つの位相生成回路15でいくつもの
パターンの回路構成を実現することができ、装置全体の
小型化にも寄与することができる。
【0027】したがって、上記実施の形態によれば、互
いに同一構成で、入力データを特定ポイント数のデータ
に変換する離散フーリエ変換装置11〜1Lを並列に接
続して用い、これら離散フーリエ変換装置11〜1Lの
個数を切替制御回路14にて切換制御するとともに、こ
の切換状態に基づいて位相生成回路15にて位相データ
を生成し、この位相データをそれぞれ離散フーリエ変換
装置11〜1Lに与えて、離散フーリエ変換装置11〜
1L各々の出力の位相を制御することにより、任意のポ
イント数のデータを得るようにしている。この場合、位
相制御された離散フーリエ変換装置11〜1L各々の出
力をデータセレクタ回路13により順次導出することに
より、任意のポイント数のデータを生成している。
【0028】この結果、まず、離散フーリエ変換装置1
1〜1Lが同一構成であることにより、離散フーリエ変
換装置11〜1Lをワンボード化もしくはワンチップ
(IC)化でき、これにより小規模な回路構成を実現で
き、また装置全体の低コスト化にも寄与できる。また、
1つの位相生成回路15により離散フーリエ変換装置1
1〜1Lの個数に対応したパターンの位相データを生成
して離散フーリエ変換装置11〜1Lにそれぞれ与える
ことで、任意のポイント数のデータを得るようにしてい
ることで、離散フーリエ変換装置11〜1Lそれぞれに
ポイント数変更のための制御回路等を設けずに済み、こ
れにより回路構成の複雑化もしくは大型化させずに済
む。
【0029】なお、上記実施の形態では、離散フーリエ
変換装置11〜1L内に、1Kポイントに固定された1
KポイントFFT回路112〜1L2を備えるようにし
た例について説明しているが、この1Kポイント以外の
ポイント数に設定するようにしても実現できる。
【0030】図7には任意のポイント数に設定されたF
FT回路を備えた離散フーリエ変換装置の一例のブロッ
ク構成を示している。なお、図1と同一機能を有する部
分には同一符号を付して説明し、ここでは異なる部分の
みを説明する。
【0031】図7において、図中符号21〜2Lは互い
に同一構成であるL個の離散フーリエ変換装置で、各々
N(Nは整数)/M(Mは整数)ポイント変換回路21
1〜2L1と、MポイントFFT回路212〜2L2と
により構成されている。すなわち、MポイントFFT回
路212〜2L2は、固定ポイント数をMに設定してお
り、それに伴ってN/Mポイント変換回路211〜2L
1は、入力信号処理回路12により出力されるポイント
数Nの入力データに対して、ポイント数をN/Mに設定
するようにしている。
【0032】ここで、位相生成回路15は、図8(a)
に示す位相生成テーブルを参照することにより、各N/
Mポイント変換回路211〜2L1に与える位相データ
θ0〜θL-1 を生成している。まず、位相データθ0
は、l(lはL分割した離散フーリエ変換装置の番号)
=0で図8(a)に示す位相生成テーブルを計算するこ
とにより求められる(図8(b)参照)。次に、位相デ
ータθ1 は、l=1で図8(a)に示す位相生成テーブ
ルを計算することにより求められる(図8(c)参
照)。最後に位相データθL-1 は、l=L−1で図8
(a)に示す位相生成テーブルを計算することにより求
められる(図8(d)参照)。
【0033】すなわち、位相生成回路15は、N/Mポ
イント変換回路211に位相データθ0 を与え、N/M
ポイント変換回路221に位相データθ1 を与え、L個
目のN/Mポイント変換回路2L1に位相データθL-1
を与えるようにしている。そして、離散フーリエ変換装
置21〜2Lの各々の出力は、データセレクタ回路13
により順次切替導出されることにより、任意のポイント
数のデータに変換される。なお、位相生成テーブルにお
いて、iは離散フーリエ変換装置21〜2Lの順番に対
応しており、mはMポイントFFT回路212〜2L2
に設定されるポイント数(1K単位)に対応している。
【0034】すなわち、上記の例によれば、上記実施の
形態と同様の効果が得られるとともに、離散フーリエ変
換装置21〜2Lに使用されるFFT回路の固定ポイン
ト数を自由に設定することも可能である。なお、図8に
示す位相生成テーブルは、例えば位相生成回路15内に
設定される。
【0035】また、この発明は、上記実施の形態に必ず
しも限定されるものではなく、その他この発明の要旨を
逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはもちろ
んのことである。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
小規模な回路構成で、任意のポイント数のデータが得ら
れ、さらに装置全体として低コスト化を図り得るサイズ
可変離散フーリエ変換処理装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るサイズ可変離散フーリエ変換処
理装置の一実施の形態を示すブロック構成図。
【図2】同実施の形態における可変ポイント変換回路の
具体的構成を示すブロック構成図。
【図3】同実施の形態におけるカウンタ回路の具体的構
成を示すブロック構成図。
【図4】同実施の形態における位相生成回路の構成例を
示す図。
【図5】同じく位相生成回路の構成例を示す図。
【図6】同じく位相生成回路の構成例を示す図。
【図7】この発明の離散フーリエ変換装置の他の例を示
すブロック構成図。
【図8】同じく離散フーリエ変換装置の他の例に適用さ
れる位相生成テーブルを示す図。
【符号の説明】
11〜1L,21〜2L…離散フーリエ変換装置、 12…入力信号処理回路、 13…データセレクタ回路、 14…切替制御回路、 15…位相生成回路、 16…カウンタ回路、 111〜1L1…可変ポイント変換回路、 112〜1L2…1KポイントFFT回路、 211〜2L1…N/Mポイント変換回路、 212〜2L2…Mポイント変換回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B056 AA01 BB13 DD03 FF02 HH05 5C057 AA06 CC00 DA05 DA09 DA10 EA02 EA07 EA11 EL01 EM07 GF05 GF08 GG03 GG04 GJ01 5C059 KK06 LA00 MA21 PP16 RD03 SS01 UA02 UA05 UA25 UA38 5K022 DD01 DD23 DD33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データを特定のポイント数のデータ
    に変換する可変ポイント変換手段と、この可変ポイント
    変換手段の出力に対して高速フーリエ変換処理を実行す
    るポイント数固定の高速フーリエ変換手段とを有する第
    1の離散フーリエ変換装置と、 この第1の離散フーリエ変換装置に、並列に配置して接
    続され、同じく入力データを特定のポイント数のデータ
    に変換する可変ポイント変換手段と、この可変ポイント
    変換手段の出力に対して高速フーリエ変換処理を実行す
    るポイント数固定の高速フーリエ変換手段とを有する第
    2の離散フーリエ変換装置と、 前記第1及び第2の離散フーリエ変換装置から任意のポ
    イント数のデータを得るように、選択的に前記第1の離
    散フーリエ変換装置単独もしくは前記第1及び第2の離
    散フーリエ変換装置を組み合わせた状態に切換制御する
    切換制御手段と、 この切換制御手段の切換結果に基づいて、前記第1及び
    第2の離散フーリエ変換装置の動作タイミングを決定す
    るタイミング決定手段と、 このタイミング決定手段の出力及び前記切換制御手段の
    切換結果に基づいて、前記第1及び第2の離散フーリエ
    変換装置各々の出力の位相制御を実行するための位相デ
    ータを生成し、この位相データを前記第1及び第2の離
    散フーリエ変換装置各々に対応する可変ポイント変換手
    段に与えることで、前記第1及び第2の離散フーリエ変
    換装置の出力の位相をそれぞれ制御する位相制御手段
    と、 前記切換制御手段の切換結果に基づいて、前記第1の離
    散フーリエ変換装置単独の出力、及び前記第1及び第2
    の離散フーリエ変換装置を組み合わせた出力を選択的に
    切換導出する選択導出手段とを具備してなることを特徴
    とするサイズ可変離散フーリエ変換処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の離散フーリエ変換装
    置各々に対応する前記可変ポイント変換手段は、前記位
    相制御手段から出力される位相データに基づいて、前記
    入力データに含まれるI軸データ及びQ軸データに対し
    て位相変化を与えるための回転子データを発生させる回
    転子データ発生手段と、前記I軸データ及びQ軸データ
    と前記回転子データ発生手段から発生される回転子デー
    タとを複素演算する複素演算手段と、この複素演算手段
    の出力を累算する累算手段とを有し、 前記ポイント数固定の高速フーリエ変換手段は、前記累
    算手段の出力を高速フーリエ変換処理する手段を有して
    なることを特徴とする請求項1記載のサイズ可変離散フ
    ーリエ変換処理装置。
  3. 【請求項3】 前記位相制御手段は、前記タイミング決
    定手段の出力及び前記切換制御手段の切換結果に基づい
    て、第1及び第2の離散フーリエ変換装置各々の出力の
    位相を互いに同一位相にするための位相データを演算す
    る演算手段を有してなることを特徴とする請求項1記載
    のサイズ可変離散フーリエ変換処理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1及び第2の離散フーリ
    エ変換装置と同じ離散フーリエ変換装置をL(Lは整
    数)個並列に接続しており、 前記切換制御手段は、L個の離散フーリエ変換装置から
    任意のポイント数のデータを得るように、前記離散フー
    リエ変換装置の個数を切り換えるようにし、 前記選択導出手段は、前記切換制御手段により切り換え
    られた個数の離散フーリエ変換装置各々の出力を順次切
    換導出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    サイズ可変離散フーリエ変換処理装置。
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