JP2000122961A5 - - Google Patents
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】JavaBeansTMを使用したプラグアンドプレイを提供するネットワーク型のビークル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビークルネットワークに接続する通信バスと、
前記通信バスに接続するデバイスであって、前記通信バスの状態に応答するデバイスコントローラを含んで構成されて、前記バスを介して制御されるデバイスと、
前記通信バスに接続するビークル中央制御部であって、プロセサとメモリとを有し、前記メモリが、前記デバイスを制御するための制御JavaBean TM を含むように適合されるとともに、前記制御JavaBean TM が、前記プロセサに前記デバイスを制御するための機能性を提供させるように定義されたビークル中央制御部と、を含んで構成され、
前記プロセサが、前記通信バスへの前記デバイスの接続を検出して、前記制御JavaBean TM 及び前記デバイスからのJavaBeanTMインタフェースを得るように構成され、
前記ビークル中央制御部が、前記制御JavaBean TM を介して前記デバイスに関する処理を可能とする自動車。
【請求項2】
前記プロセサが、前記通信バスに接続された新規なデバイスを定期的に点検する請求項1記載の自動車。
【請求項3】
前記ビークル中央制御部が、接続されたデバイスのデータ構造を含み、
前記プロセサが、新規なデバイスを検出したときに、この新規なデバイスを前記データ構造に追加する請求項2記載の自動車。
【請求項4】
前記データ構造が、前記プロセサ上で動作するオブジェクトデータ構造である請求項3記載の自動車。
【請求項5】
前記データ構造が、オブジェクトについての情報のデータベースである請求項3記載の自動車。
【請求項6】
前記データベースが、オブジェクトと対応付けられたデバイス形式についての情報を含み、
前記オブジェクトが、その形式のオブジェクトについての情報を含む請求項5記載の自動車。
【請求項7】
前記データベースが、前記オブジェクトが同一形式の他のオブジェクトより好ましいかについての情報を含む請求項5記載の自動車。
【請求項8】
前記データベースが、特定のデバイス形式と対応付けられた制御JavaBeans TM 及びJavaBean TM インタフェースについての情報のためのフィールドを含む請求項5記載の自動車。
【請求項9】
前記通信バスに新たに接続されたデバイスが、前記通信バスへのアクセスを主張し、アクセスが得られたときに、1以上のJavaBeanTMインタフェースを前記プロセサにダウンロードする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項10】
前記ビークル中央制御部が、接続されたデバイスのデータ構造を含み、
前記データ構造が、これにリストされたデバイスを走査する際に使用され、リストされたデバイスが前記通信バスにまだ接続されているかを判定する請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項11】
前記ビークル中央制御部が、前記データ構造にリストされた特定のデバイスがもはや接続されなくなったときに、その特定のデバイスと対応付けられたJavaBeanTMインタフェースを除去するか、又は前記データ構造にリストされた特定のデバイスがもはや接続されなくなったときに、重ね書きのために、その特定のデバイスと対応付けられたJavaBean TM インタフェースを印する請求項10記載の自動車。
【請求項12】
前記ビークル中央制御部が、タッチスクリーンディスプレイを有し、
前記JavaBeanTMが、前記タッチスクリーンディスプレイとインタラクトするためのグラフィカルユーザインタフェースを含む請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項13】
前記グラフィカルユーザインタフェースが、前記ビークル中央制御部内の前記プロセサに前記グラフィカルユーザインタフェースを提供させるように定義されたJavaBeanTMであり、このグラフィカルユーザインタフェースを介して、前記デバイスを前記制御JavaBean TM により指示されるように制御するための機能性が実行される請求項12記載の自動車。
【請求項14】
ビークルコンピュータシステムの一部となるデバイスをインストールする方法であって、
ここにおいて、前記デバイスが、デバイスコントローラを有し、また前記ビークルコンピュータシステムが、前記デバイスに関する処理を可能とするように構成された制御エレメントを有し、
前記デバイスが、前記ビークルコンピュータシステムの1以上のビークルネットワークに接続された通信バスに接続されたことを検出するステップと、
前記デバイスからインタフェースを受け取るステップと、
前記デバイスと対応付けられた他の格納されたインタフェースを点検するステップと、
前記デバイスとともに使用するのに望ましいインタフェースを選択するステップと、を含んで構成され、
前記デバイスコントローラが、前記通信バスの状態に応答する方法。
【請求項15】
前記インタフェースを格納するステップと、
前記インタフェースについての情報をデータ構造に入力するステップと、を更に含んで構成される請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記デバイスが、前記ビークルコンピュータシステムに接続されたときに、前記ビークルコンピュータシステムに対してそれ自身を自動的に識別する請求項14又は15記載の方法。
【請求項17】
前記ビークルコンピュータシステムが、このビークルコンピュータシステムに新たに追加されたデバイスを点検する請求項14〜16のうちいずれか1つに記載の方法。
【請求項18】
データ構造を使用して、デバイスが前記ビークルコンピュータシステムにまだ接続されているかを点検する請求項14〜17のうちいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
前記ビークルコンピュータシステムから前記デバイスをアンインストールするステップを更に含んで構成される請求項14〜18のうちいずれか1つに記載の方法であって、
前記アンインストールするステップが、
前記デバイスが除去されたことを検出するステップと、
前記除去されたデバイスと対応付けられた1以上のインタフェースを除去するステップと、を含んで構成される方法。
【請求項20】
前記検出するステップが、前記デバイスが前記ビークルコンピュータシステムにまだ接続されているかを判定する際に、データ構造にリストされた各デバイスを点検するステップを含む請求項19記載の方法。
【請求項21】
制御エレメントを有する自動車のコンピュータシステムを制御するための製品であって、
コンピュータが実行可能な一連の命令の保存に適合された、コンピュータにより読取可能な媒体を含んで構成され、
前記命令が、
前記自動車のコンピュータシステムへのデバイスの接続を検出するための命令と、
前記デバイスから制御JavaBean TM を受け取るための命令と、
前記デバイスからグラフィカルユーザインターフェースJavaBean TM を受け取るための命令と、
前記制御JavaBean TM を実行して、前記自動車のコンピュータシステムに前記デバイスを制御するための機能性を提供させるための命令と、
前記グラフィカルユーザインタフェースJavaBean TM を実行して、前記自動車のコンピュータシステムにグラフィカルユーザインタフェースを提供させるための命令であって、このグラフィカルユーザインタフェースを介して、前記制御JavaBean TM により指示されるように前記デバイスを制御するための機能性が実行される命令と、を含んで構成される製品。
【請求項22】
前記コンピュータにより読取可能な媒体が、
前記デバイスが前記システムから除去されたことを検出するための命令と、
前記デバイスと対応付けられた前記制御JavaBean TM 及び前記グラフィカルユーザインタフェースJavaBean TM を除去するための命令と、を更に含んで構成される請求項21記載の製品。
【請求項23】
前記デバイスが、キャビン照明インタフェース、アンプ/スピーカ、CDプレイヤ、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ、GPS、暖房/空調、レーダ、エアバッグ起動及び現状表示、ビデオカメラ、緊急救難、アラーム、盗難警告システム、走行積算距離計、ジャイロスコープ、ルート案内、アクセス制御、位置応答器、ビデオゲーム、インターネット接続、デジタルマルチメディア放送受信器、受話器、デジタルビデオ復号器及び記録器、デジタルオーディオ放送受信器、音声確認システム、直接接続されるか又は赤外線を介してリンクされるセルラ電話送受器、デジタル方式セル音声モジュール、ならびに他のバスへのゲートウェイのうちの1つである請求項1〜13のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項24】
前記デバイスが、キャビン照明インタフェース、アンプ/スピーカ、CDプレイヤ、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ、GPS、暖房/空調、レーダ、エアバッグ起動及び現状表示、ビデオカメラ、緊急救難、アラーム、盗難警告システム、走行積算距離計、ジャイロスコープ、ルート案内、アクセス制御、位置応答器、ビデオゲーム、インターネット接続、デジタルマルチメディア放送受信器、受話器、デジタルビデオ復号器及び記録器、デジタルオーディオ放送受信器、音声確認システム、直接接続されるか又は赤外線を介してリンクされるセルラ電話送受器、デジタル方式セル音声モジュール、ならびに他のバスへのゲートウェイのうちの1つである請求項14〜20のうちいずれか1つに記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザデバイスのコンピュータ制御に関し、詳細には、ビークルネットワークに付加されたデバイスの中央制御を提供するためのJavaBeans TM の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ制御されるデバイスは益々普及しており、このようなデバイスが自動車等の従来の機械分野に広がっていくことが期待される。ネットワークビークルは、1997年11月にコムデックス(Comdex)トレードショーにおいて展示された。そのビークルは、幾つかの付加デバイスを制御するために使用される中央コンピュータを備えるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
幾多の製造業者が、ビークルでの使用に適合するバスアーキテクチャを開発し、また展開してきている。
【0004】
コンピュータシステムは、プラグアンドプレイオペレーションを可能にすることが知られている。新規なデバイスがコンピュータバスに付加されると、その存在が検出され、バス上にあることがCPUに認識されるデバイスのリストに自動的に付加される。
【0005】
当該技術分野において、オブジェクト指向プログラミング言語やオブジェクト指向開発環境が知られている。JavaBeansTMやJava Development KitTM(JDK)は、Sun Microsystemsから発表された周知な製品である。JavaBeansTMは、動的なJavaコンポーネントを生成し、また使用するためのアーキテクチャ及びプラットフォームのニュートラルアプリケーションプログラミングインタフェースである。アプリケーションデベロッパは、全く軽便なJavaBeansTMからカスタムアプリケーションを組み立てるために、Java Development KitTM 等の多様な開発ツールを使用することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ビークルのコンピュータシステムにおいてデバイスインタフェースを提供するための、JavaBeansTMを使用した方法、装置、システム及びコンピュータプログラム装置に関する。このようなシステムでは、ビークル中央制御部(Vehicle control center:VCC)は、プロセサ及びメモリを備えており、ビークル内でオペレートするデバイスへのアクセスを提供する。このようなデバイスの製造業者は、デバイスに格納されるJavaBeanTMインタフェースを提供する。ビークルにデバイスがインストールされると、プロセサ又はビークル中央制御部の他の制御エレメントがその導入を検出し、デバイスからの格納されたJavaBeanTMインタフェースを要求するか、又はそうでなければ受け取る。インタフェースに関する情報が格納される際に、データ構造が使用される。ビークル中央制御部は、そのデータ構造を使用して、インタフェースのうちの1つを受け取ると使用することができ、又はそれを既にメモリに格納されている異なるインタフェースと置き換えることができる。この方法では、プラグアンドプレイ及びホットプラグアンドプレイの機能性(functionality)が達成されうる。
【0007】
本発明の上記の及び他の特徴、形態、ならびに利点は、添付の図面を参照して、以下の詳細な説明により更に明らかとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下の詳細な説明は、コンピュータ又はコンピュータのネットワークにおいて実行されるプログラム手順に関して示される。これらの手順に関する説明又は表現は、当該技術分野に精通する他の者に対し、これらの手順の内容を最も効果的に伝えるために、当該技術分野に精通する者により使用される手段である。
【0009】
手順は、ここにおいて、また一般的に、所望の結果を導く自己調和的な(Self-consistent)連続ステップであると考えられる。これらのステップは、物理量の物理的操作を要するものである。通常、必ずしもそうではないが、これらの量は、格納され、転送され、組み合わされ、比較され、またそうでなければ操作されることができる電気信号又は磁気信号の形態をなす。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語又は数等として見故すことは、共通使用の理由により、原則として時には便利である。しかしながら、これらの全て、及び類似の用語は、適宜な物理量と関連しており、かつこれらの量に対して適用される単なる便宜上のラベルに過ぎないことに留意するべきである。
【0010】
また、実行された操作は、しばしば付加又は比較等の用語で参照され、これは、一般的にオペレータにより実行される精神的操作と対応付けられる。本発明の一部を形成する、ここで説明されるあらゆる操作において、たいていの場合は、人間であるオペレータのこのような能力は不要であり、即ち望まれるものではなく、操作は、機械による操作である。本発明の操作を実行するために有効な機械は、汎用デジタルコンピュータ又は類似の装置を含む。
【0011】
本発明はまた、これらの操作を実行するための装置に関する。この装置は、必要な目的のために特別に構成されるか、又はコンピュータ内部に格納されるコンピュータプログラムにより選択的に起動され若しくは再構築されるような汎用コンピュータを含んで構成されてもよい。ここで示される手順は、本来的に特定のコンピュータ又は他の装置と関連するものではない。様々な汎用機械がここでの教示に基づいて書かれるプログラムとともに使用されてよく、又は必要な方法ステップを達成するためにより特殊化された装置を構成することがより便利であることが判明しうる。これらの様々な機械に対して要求される構造は、以下の説明により明らかとなる。
【0012】
図1は、本発明に係るネットワークビークルにおける構成要素の配置例を示す自動車の概略図である。ビークル100は、バス120に対してマスタとして作用するビークル中央制御部110を備える。複数の付加ビークルデバイス130もバスに接続されて、ビークル中央制御部により制御される。
【0013】
図2は、本発明に係るビークルネットワークの一例のブロック図である。図1に関連して示されるように、ビークル中央制御部110は、バス120を制御する。ネットワークビークルにおいて共通して見受けられる付加デバイスの例として、複数のデバイス200,210,220,230,240及び250が示されている。デバイス200は、キャビン照明インタフェースを示し、このインタフェースによりビークル中央制御部が使用されて、ビークルのキャビン内の照明が制御されうる。娯楽としては、CDプレイヤ220と、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ230とが示されている。これらの各デバイスは、アンプ/スピーカユニット210の補助を享受する。アンプ/スピーカユニット210は、乗客用キャビン内の乗客にCDプレイヤや、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ230からの音響出力を増幅して提供する。ビークルの運転者や他の同乗者にナビゲーション情報を提供するために、グローバル位置決定衛星システム受信器(GPS)240が使用されうる。乗客用キャビン内の適切な環境状態を設定するために、暖房/空調ユニット250がビークル中央制御部を使用して制御されうる。ネットワークビークルでは、他の付加デバイスが使用されうる。これらは、レーダ、エアバッグ起動及び現状表示、ビデオカメラ、緊急救難、アラーム、盗難警告システム、走行積算距離計、ジャイロスコープ、ルート案内、アクセス制御、位置応答器、ビデオゲーム、インターネット接続、デジタルマルチメディア放送受信器、受話器、デジタルビデオ復号器及び記録器、デジタルオーディオ放送受信器、音声確認システム、直接接続されるか又は赤外線を介してリンクされるセルラ電話送受器、デジタル方式セル音声モジュール、ならびに他のバスへのゲートウェイを含む。これらは、バスに接続されて、本発明の原理を使用して制御されうる多くの異なる種類の付加デバイスの単なる例示である。
【0014】
図3は、図2に示される本発明に係るビークル中央制御部110の一例のブロック図である。CPU300及びメモリ310は、バス120に接続される。タッチスクリーンディスプレイ330は、ディスプレイインタフェース320を介してバスに接続される。コンピュータバス120は、付加デバイスへのインタフェースを介して、1以上のビークルネットワークに任意に接続されうる。また、これらの付加デバイスは、コンピュータバスに直接接続されてもよい。他の構成も可能であるが、この構成は、ビークル中央制御部についての基本的な機能性を提供する。
【0015】
図4は、図3に示される本発明に係るビークル中央制御部のソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。パーソナルJava(Personal Java)400は、オペレーティングシステム430の上位で動作し、通常のJavaマナーにおいて仮想マシーンを提供する。複数のJavaBeansTM410は、格納され、また本発明による制御機能を実施するために任意に起動されうる。1以上のアプリケーションも、仮想マシーン上で実行されうる。
【0016】
図5は、ビークルネットワークに付加されるデバイスの第1の例のブロック図である。ネットワークバス120に付加される付加ビークルデバイス130等のデバイスは、一般的にデバイスコントローラ500により実行される。デバイスコントローラは、有限状態のマシーンとして、又はバス状態に応答する簡易な論理として提供されうる。ここに示される最も簡易な実装形態では、ROM510等のメモリデバイスが、このデバイスについての情報を格納し、また一実施形態においては、ビークル中央制御部にバス120を介してアップロードするための複数のJavaBeansTM520を含む。
【0017】
図6(A)及び(B)は、本発明に係るビークルネットワークに付加される他のデバイスの例、及び前記他のデバイスのための対応ソフトウェアアーキテクチャをそれぞれ示す。より洗練された付加デバイス600は、バス120に接続されるそれ自体のCPU又はコントローラ、及びメモリ620を備える。この特定の実装形態においては、組み込みJava(Embedded Java)630がCPU610を使用して実行されうる。自動車用アプリケーションのための標準アプリケーションプログラミングインタフェース(API)が形成されて、自動車用デバイスに対するプログラミングインタフェースを標準化しうる。APIに適合する1以上のJavaTMオブジェクト(以下、標準デバイスインタフェース640という。)は、付加デバイスのメモリ空間にJavaBeansTMとして格納される。
【0018】
組み込みJavaプラットフォームは、一般的にディスプレイ及び限定されたユーザ入出力能力を有しない組み込みデバイスについてカスタマイズされたJavaプラットフォームの実装形態である。パーソナルJavaは、ディスプレイ及びよりよいユーザ入出力装置を有するデバイスについてのJavaのより広域に及ぶサブセットである。図5のデバイスは、付加デバイスにおいてJavaのバージョンを全く必要としない。
【0019】
図7は、情報がROM(図5)又はメモリ(図6)に格納されうる本発明による好ましい方法を示す。一般的には、デバイスID700が格納される。このデバイスIDは、製造業者710の識別子、モデル番号720、デバイスのシリアル番号730等の情報及び他の情報を含むものであってよい。一実施形態では、標準デバイスインタフェース1又は標準デバイスインタフェースN等の1以上の標準デバイスインタフェース740が格納されうる。好ましい実施形態では、前記各標準デバイスインタフェースは、デバイスを制御するビークル中央制御部において達成されるべき機能性を実行するための制御Beanを含み、その制御Beanの制御機能性が実行されうるグラフィカルユーザインタフェースを提供するGUIBeanと同様に、制御Beanが前記デバイスに対応付けられる。
【0020】
制御Bean750及びGUIBean760、又は標準デバイスインタフェース740と対応付けられる他のBeansを格納する代わりに、メモリデバイス又はROMが、適切な製造業者のインタフェースがダウンロードされうるURL(Uniform resource locator)等のネットワークアドレスを格納してもよい。このことは、製造業者がユーザインタフェースを動的な基礎上で更新し、デバイスがインストールされたときに、最新のバージョンの製造業者デバイスインタフェースを確実にダウンロードするのを可能にする。このことはまた、製造業者のインタフェース情報を格納するために要求されるROM空間を削減し、付加端末デバイスのコストを削減する。
【0021】
標準デバイスインタフェース又はカスタムインタフェースがビークル中央制御部にインストールされうる方法は、多数存在することに留意するべきである。これらは、ビークルにインストールされるときは、ビークル中央制御部に予めインストールされうる。また、これらは、以下に更に説明されるように、付加デバイスから要求され、またダウンロードされうる。これらは、ディスケット、CDROM、EPROM又は他のメモリ媒体からビークル中央制御部にロードされうる。これらは、付加デバイスからダウンロードされるか、又はマニュアルで入力されるURLアドレスからネットワークリンクを介して受け取られ、ビークル中央制御部への赤外線ポート等の入出力リンクを介して入力されうる。
【0022】
図8は、JavaBeansTMを開発し、また格納するための本発明による好ましいプロセスを示す。デベロッパは、例えばJava Development KitTMを使用して、Beanに導入されるソフトウェアを開発する。Beanの状態及びBeanと対応付けられるコードは、Java Development KitTMが提供される標準コールを使用して直列化され、また格納される。この目的のために他のものにより開発されたソフトウェアを使用しても同様になされうることは勿論である。ここで、直列化されたBeanは、本明細書において開示される使用のために、メモリに格納される(820)。
【0023】
図9は、ネットワークビークルにおいて使用される本発明によるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の一例の概略図である。好ましい実施形態では、ビークル中央制御部は、タッチスクリーンディスプレイ330を使用する。タッチスクリーンディスプレイは、再構成可能なダッシュボードを形成する複数の異なる方法で構成される。この図に示されるGUIを実装した例では、多数のインタフェースが、底列に組み合わされたボタンをタッチすることにより選択可能である。底列のボタンのうちの1つの起動によって、底列上方のスペースに表示される特定のインタフェースが選択される。図9に示される例では、音響システムのためのインタフェースが、ボタン910をタッチすることにより起動されている。ボタン910が起動された事実は、ボタン周囲における強調された輪郭により表示される。他のボタンが選択されると、これらのボタンは同様に強調され、音響システムボタン910周囲の輪郭が通常のアウトラインに復帰する。タッチスクリーン330に示される各ボタンは、個々のJavaBeanとして提供されうる。JavaBeansTMは、階層様式において他のJavaBeansTMを含みうる。従って、タッチスクリーン330のグラフィカルインタフェース表示領域全体は、1つのグラフィカルユーザインタフェースJavaBeanに含まれるJavaBeansTMを使用して提供されうる。
【0024】
グラフィカルインタフェース表示領域の左側マージンに沿って、適切な音響機能を選択するための複数のボタンが存在する。この例では、ボタン920周囲の強調された輪郭により表示されるように、FMフロントエンドソースが選択されている。他の選択としては、CDプレイヤソース、テーププレイヤソース及びAMラジオフロントエンドを含む。音量制御、高音部及び低音部の調整、チャンネル選択、ならびに走査機能も提供される。表示エレメント940は、選択された特定のソースを示し、ウィンドウ930は、このモードにおいて選択されたステーションの周波数を示す。このグラフィカルユーザインタフェースを提供するために使用されるBeansの多くが、CD、テープ及びAMラジオ選択のための他のインタフェースを提供する際に再利用されうることに留意するのは、特に有益である。このように、JavaBeansTMのユーザは、グラフィカルユーザインタフェースを構成する強力な方法を提供される。音量及び同調等の各制御機能は、グラフィカルインタフェース表示領域を提供する際に使用されるグラフィカルユーザインタフェースBeanと対応付けられた制御Beanの一部であるのが一般的な、根本的な機能性を呼出すことにも留意すべきである。
【0025】
図10(A)〜(D)は、ビークル中央制御部が付加デバイスから標準デバイスインタフェースを得ることができる本発明によるステージを示す。(A)は、2つのデバイスA及びBがバス120に付加された状態を示す。JavaBean1000AがデバイスAへのインタフェースを表し、またJavaBean1000BがデバイスBへのインタフェースを表す。(B)では、新規なデバイスがバス120に追加されて示されている。これは、前記のように、製造業者により提供されるような、新規なデバイスのための標準デバイスインタフェースをその内部に含む。しかしながら、標準デバイスインタフェース1000Cは、ビークル中央制御部110にロードされていない。ここに開示されるように、ビークル中央制御部は、標準デバイスインタフェースのダウンロードを要求する新たに接続されたデバイスCに、バス120を介して要求を送信する。この要求に応答して、標準デバイスインタフェース1000Cが、付加デバイスからビークル中央制御部110にアップロードされて格納される。(D)は、バスを介してデバイスCを制御する際の使用のために制御Beans1000Cがビークル中央制御部に格納される最終状態を示す。
【0026】
図11及び12は、図10(A)〜(D)に関連して表されるプロセスを実施するために使用される本発明によるプロセスのフローチャートである。図11では、ビークル中央制御部が新規なデバイスを検出する(1100)。これは、通常のプラグアンドプレイ検出と関連して使用されるいかなる方法によっても達成されうる。これは、一般的にブートアップ(boot-up)すると起こる。ここで、ビークル中央制御部は、新規なデバイスに要求を送信して標準デバイスインタフェースをダウンロードする(1110)。そして、新規なデバイスは、1以上の標準デバイスインタフェースをビークル中央制御部に送信する(1120)。ビークル中央制御部は、図13に関連して更に説明されるように、この1以上の標準デバイスインタフェースを受け取り、格納する(1130)。この本発明に係る特定の形態は、バス構成の最新の適応が望まれない場合に好ましい。
【0027】
図12は、バスの最新の再構成が望まれる場合に好ましいプロセスを示す。即ち、再ブートを伴わないデバイスのバスへの追加である。これを、ホットプラグアンドプレイと称する。オペレーションの間にデバイスがバスに接続されると(1140)、そのデバイスは、バスにアクセスしてデバイスIDを送信する(1150)。ここで、付加デバイスは、ビークル中央制御部からの要求を待ち、この要求が受け取られると、ビークルデバイスは、1以上の標準デバイスインタフェースをビークル中央制御部に送信する(1160)。
【0028】
ビークル中央制御部は、デバイスIDにより識別される特定のデバイスのための標準の又はカスタムインタフェースを既に含んでいる。この場合は、付加デバイスからのインタフェースのダウンロードを要求する必要はない。しかしながら、ビークル中央制御部が識別されたデバイスを実行するためのインタフェースを含まない場合は、ダウンロードが要求され、付加デバイスからビークル中央制御部にダウンロードされうる。
【0029】
図13は、ネットワーク又はバスを介して受け取られる1以上の標準デバイスインタフェースを取り扱うための本発明による好ましいプロセスのフローチャートである。ビークル中央制御部は、好ましくは1以上のJavaBeansTMとして1以上の標準デバイスインタフェースを受け取ると(1200)、デバイスにとって好ましいインタフェースが既に格納されているかを点検する(1210)。格納されていれば(1210−Y)、その好ましいインタフェースが使用され、アップロードされたインタフェースは任意に放棄される(1220)。デバイスにとって好ましいインタフェースが既に格納されていないときは(1210−N)、ビークル中央制御部は、複数のインタフェースが受け取られているかを判定する(1230)。1つのインタフェースのみが受け取られているときは(1230−N)、このインタフェースが使用されて付加デバイスを制御する(1240)。複数のインタフェースが受け取られているときは(1230−Y)、図14に示されるインタフェース選択機構を起動して(1250)、選択されたインタフェースを使用する(1260)。
【0030】
このプロセスは、特定のデバイスのためにカスタマイズされたインタフェースが、標準デバイスインタフェースに優先して使用されるのを可能とする。例えば、ある特定のCDプレイヤは、標準インタフェースパッケージとなりうるが、それが、例えばゼネラルモーターズのCadillacTM 等のビークルに搭載される場合に、そのビークル製造業者が、全ての付加デバイスに一貫して備えたい外観や触感についての一定の基準を持つかもしれない。この場合は、そのビークルの製造業者は、付加デバイスの製造業者により提供されたGUIBeanに優先して使用されるGUIBeansをビークル中央制御部にインストールする。これらのGUIBeansは、デバイスの能力にアクセスするためにデバイスにより提供された制御Beansを使用可能である。また、製造業者は、ビークルのユーザにより、そのユーザの好みに応じて選択的に適用されうる複数の標準デバイスインタフェースを予めインストールすることを望む場合もある。
【0031】
図14は、複数のインタフェースから1つのインタフェースを選択するために使用されるプロセスのフローチャートである。これを達成するために、デバイスに格納された各インタフェースのリストが表示され(1300)、またリストに挙げられたインタフェースのうちの1つを選択するように、ユーザに指示メッセージが出される。好ましい実施形態では、格納された各インタフェースは、図17に関連して以下に更に説明されるように、拡張データ構造にリストされる。ここで、ユーザは、使用のための所望のデバイスインタフェースを選択し(1310)、プロセスがリターンされる(1320)。
【0032】
図15は、ネットワークからデバイスを除去するためのプロセスのフローチャートである。デバイスがそのバス接続部から除去されると(1400)、ビークル中央制御部は、以前にインストールされたデバイスがもはや接続されていないことを検出する(1410)。デバイスが除去されたことを検出する幾つかの一般的に知られた方法があるが、これは、図18と関連して説明されるプロセスを使用してなされるのが好ましい。デバイスが除去されていることが検出されると、以前にデバイスから受け取られたデバイスインタフェースがメモリから除去され(1420)、またデータ構造が更新されてデバイスエントリを除去する(1430)。
【0033】
図16は、JavaBeansTMに関連して使用されるシングルデータ構造の概略図である。この例では、データ構造1500は、キー−値のペアからなるシンプルテキストリストである。これは、オブジェクトネーム(キー)を記述するフィールド1510と、そのオブジェクトネームと対応付けられた値を含むフィールド1520とを含んでいる。この例において、値は、コラム1510に命名されたオブジェクトについてのリファレンス又はハンドルでありうる。ここに説明されるように、このデータ構造は、オブジェクトのバスからの除去を検出し、又は付加デバイスからバスを介して受け取られたオブジェクトを付加するために使用されうる。本発明によるデータ構造の使用は、標準デバイスインタフェースが付加デバイスからアップロードされてビークル中央制御部に格納されたときに、データ構造にネームを追加するだけでなく、デバイスがバスにまだ付加されているかを認識する際に走査するためのデータ構造の使用を含む。
【0034】
図17は、本発明の実施における使用に好ましい拡張データ構造の概略図である。この拡張データ構造は、キー−値ペアからなるシンプルリストを超えたものである。この実装形態では、デバイス形式が識別されうるフィールド1610と、制御Beanリファレンスが含まれうるフィールド1620と、GUIBeanリファレンスがリストされうるフィールド1630と、制御及び/又はGUIを目的とする複数のBeansが提供されている場合に使用される好ましいインタフェースを表示するフィールド1640とが設けられる。このデータ構造がテーブル形態で表示される一方で、同一の情報が、階層式のツリー等の他の方法で格納されうる。インタフェースは、Javaソースファイルに形成される特定のオブジェクト形式である。これは、メソッドコールの組についてのラベルを形成するが、メソッドコールを実行する具体例又はコードは分離している。具体化コードは、JavaBeanの形態であるのが好ましい。従って、1620に示されるような1以上のインタフェースが特定のデバイス形式と組み合わされ(1610)、またこれらのインタフェースがコラム1630にリストされる1以上のJavaBeansTMにより具体化されうる。
【0035】
例えば、Javaインタフェースは、次の態様となる。
【数1】
インタフェースからのスタートファンクションは、次のように提供される。
【0036】
【数2】
この例のCDプレイヤを提供するためのビジュアルコンポーネントは、次のように提供される。
【0037】
【数3】
インタフェースは、実行コードを含まないが、インタフェースとともに使用されるコール又はコマンドを形成することに留意するべきである。実際のJavaBeanTMオブジェクトは、インタフェースを提供する。従って、たいていのAPIは、付加デバイスの製造業者により定義付けられた実コードにより実現され、付加デバイスからアップロードされる制御Bean及びGUIBeansの部分として提供されるインタフェース定義から構成される。
【0038】
図18は、ネットワークからデバイスを自動的に除去するための本発明によるプロセスのフローチャートである。通常のプラグアンドプレイが使用される場合は、スタートアップすると、その後は随意に、(ホットプラグアンドプレイが使用される場合は、)定期的に(1700)、データ構造においてデバイスを表示する各オブジェクトについて(1710)、デバイスがまだ付加されているか点検が行われる(1740)。付加されていれば、次のオブジェクトが考慮される(1730)。付加されていなければ(1740−N)、オブジェクトがデータ構造から削除される(1750)。
【0039】
図19は、インタフェース又はインタフェースのコンポーネントをエディットするためのプロセスのフローチャートである。インタフェース機能が選択されると(1800)、選択が行われうるデバイス形式のリストが提示される。選択が行われると(1810)、選択されたデバイス形式に対応付けられたJavaBeansTMのリストが表示される(1820)。これらは、図17に示される強調されたデータ構造から得られうる。ここで、デバイスインタフェースを具体化するために望まれる特定のBeansが選択され(1830)、強調されたデータ構造は、ユーザ選択を反映するために修正される(1840)。
【0040】
このように、JavaBeansTMを使用してプラグアンドプレイ及びホットプラグアンドプレイの機能性を提供し、またビークル中央制御部がバスに付加されるデバイスの形式を予め通知されていない場合でもプラグアンドプレイオペレーションを可能にする技術を開示した。
【0041】
本発明は、詳細に説明され、また図示されたが、本発明は、図示及び例のみにより説明されたものであって、これに限定されるものではなく、本発明の趣旨及び範囲は、添付の請求項及びその均等物によってのみ限定されることが明らかに理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワークビークルにおける構成要素の配置例を示す自動車の概略図
【図2】本発明に係るビークルネットワークの一例のブロック図
【図3】図2に示される本発明に係るビークル中央制御部の一例のブロック図
【図4】図3に示される本発明に係るビークル中央制御部のソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図
【図5】本発明に係るビークルネットワークに付加されるデバイスの第1の例のブロック図
【図6】本発明に係るビークルネットワークに付加される他のデバイスの例及びその対応ソフトウェアアーキテクチャを示す図
【図7】情報が付加デバイスにおいてROM(図5)又はメモリ(図7)に格納されうる本発明による好ましい方法を示す図
【図8】JavaBeansTMを開発し、また格納するための本発明による好ましいプロセスを示す図
【図9】ネットワークビークルにおいて使用される本発明によるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の一例の概略図
【図10】ビークル中央制御部が付加デバイスから標準デバイスインタフェースを得ることができる本発明によるステージを示す図
【図11】図10に関連して表されるプロセスを実施するために使用される本発明による第1のプロセスのフローチャート
【図12】図10に関連して表されるプロセスを実施するために使用される本発明による第2のプロセスのフローチャート
【図13】ネットワーク又はバスを介して受け取られる1以上の標準デバイスインタフェースを取り扱うための本発明による好ましいプロセスのフローチャート
【図14】複数のインタフェースから1つのインタフェースを選択するために使用される本発明によるプロセスのフローチャート
【図15】本発明の一実施形態によるネットワークからデバイスを除去するためのプロセスのフローチャート
【図16】オブジェクトについての情報を格納するための、JavaBeansTMに関連して使用されるシンプルデータ構造の概略図
【図17】本発明の実施における使用に好ましい拡張データ構造の概略図
【図18】ネットワークからデバイスを自動的に除去するための本発明によるプロセスのフローチャート
【図19】インタフェース又はインタフェースのコンポーネントを変更するためのプロセスのフローチャート
【符号の説明】
100 ビークル
110 ビークル中央制御部
120 バス
130 付加ビークルデバイス
330 タッチスクリーンディスプレイ
340 インタフェース
【発明の名称】JavaBeansTMを使用したプラグアンドプレイを提供するネットワーク型のビークル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビークルネットワークに接続する通信バスと、
前記通信バスに接続するデバイスであって、前記通信バスの状態に応答するデバイスコントローラを含んで構成されて、前記バスを介して制御されるデバイスと、
前記通信バスに接続するビークル中央制御部であって、プロセサとメモリとを有し、前記メモリが、前記デバイスを制御するための制御JavaBean TM を含むように適合されるとともに、前記制御JavaBean TM が、前記プロセサに前記デバイスを制御するための機能性を提供させるように定義されたビークル中央制御部と、を含んで構成され、
前記プロセサが、前記通信バスへの前記デバイスの接続を検出して、前記制御JavaBean TM 及び前記デバイスからのJavaBeanTMインタフェースを得るように構成され、
前記ビークル中央制御部が、前記制御JavaBean TM を介して前記デバイスに関する処理を可能とする自動車。
【請求項2】
前記プロセサが、前記通信バスに接続された新規なデバイスを定期的に点検する請求項1記載の自動車。
【請求項3】
前記ビークル中央制御部が、接続されたデバイスのデータ構造を含み、
前記プロセサが、新規なデバイスを検出したときに、この新規なデバイスを前記データ構造に追加する請求項2記載の自動車。
【請求項4】
前記データ構造が、前記プロセサ上で動作するオブジェクトデータ構造である請求項3記載の自動車。
【請求項5】
前記データ構造が、オブジェクトについての情報のデータベースである請求項3記載の自動車。
【請求項6】
前記データベースが、オブジェクトと対応付けられたデバイス形式についての情報を含み、
前記オブジェクトが、その形式のオブジェクトについての情報を含む請求項5記載の自動車。
【請求項7】
前記データベースが、前記オブジェクトが同一形式の他のオブジェクトより好ましいかについての情報を含む請求項5記載の自動車。
【請求項8】
前記データベースが、特定のデバイス形式と対応付けられた制御JavaBeans TM 及びJavaBean TM インタフェースについての情報のためのフィールドを含む請求項5記載の自動車。
【請求項9】
前記通信バスに新たに接続されたデバイスが、前記通信バスへのアクセスを主張し、アクセスが得られたときに、1以上のJavaBeanTMインタフェースを前記プロセサにダウンロードする請求項1〜8のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項10】
前記ビークル中央制御部が、接続されたデバイスのデータ構造を含み、
前記データ構造が、これにリストされたデバイスを走査する際に使用され、リストされたデバイスが前記通信バスにまだ接続されているかを判定する請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項11】
前記ビークル中央制御部が、前記データ構造にリストされた特定のデバイスがもはや接続されなくなったときに、その特定のデバイスと対応付けられたJavaBeanTMインタフェースを除去するか、又は前記データ構造にリストされた特定のデバイスがもはや接続されなくなったときに、重ね書きのために、その特定のデバイスと対応付けられたJavaBean TM インタフェースを印する請求項10記載の自動車。
【請求項12】
前記ビークル中央制御部が、タッチスクリーンディスプレイを有し、
前記JavaBeanTMが、前記タッチスクリーンディスプレイとインタラクトするためのグラフィカルユーザインタフェースを含む請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項13】
前記グラフィカルユーザインタフェースが、前記ビークル中央制御部内の前記プロセサに前記グラフィカルユーザインタフェースを提供させるように定義されたJavaBeanTMであり、このグラフィカルユーザインタフェースを介して、前記デバイスを前記制御JavaBean TM により指示されるように制御するための機能性が実行される請求項12記載の自動車。
【請求項14】
ビークルコンピュータシステムの一部となるデバイスをインストールする方法であって、
ここにおいて、前記デバイスが、デバイスコントローラを有し、また前記ビークルコンピュータシステムが、前記デバイスに関する処理を可能とするように構成された制御エレメントを有し、
前記デバイスが、前記ビークルコンピュータシステムの1以上のビークルネットワークに接続された通信バスに接続されたことを検出するステップと、
前記デバイスからインタフェースを受け取るステップと、
前記デバイスと対応付けられた他の格納されたインタフェースを点検するステップと、
前記デバイスとともに使用するのに望ましいインタフェースを選択するステップと、を含んで構成され、
前記デバイスコントローラが、前記通信バスの状態に応答する方法。
【請求項15】
前記インタフェースを格納するステップと、
前記インタフェースについての情報をデータ構造に入力するステップと、を更に含んで構成される請求項14記載の方法。
【請求項16】
前記デバイスが、前記ビークルコンピュータシステムに接続されたときに、前記ビークルコンピュータシステムに対してそれ自身を自動的に識別する請求項14又は15記載の方法。
【請求項17】
前記ビークルコンピュータシステムが、このビークルコンピュータシステムに新たに追加されたデバイスを点検する請求項14〜16のうちいずれか1つに記載の方法。
【請求項18】
データ構造を使用して、デバイスが前記ビークルコンピュータシステムにまだ接続されているかを点検する請求項14〜17のうちいずれか1つに記載の方法。
【請求項19】
前記ビークルコンピュータシステムから前記デバイスをアンインストールするステップを更に含んで構成される請求項14〜18のうちいずれか1つに記載の方法であって、
前記アンインストールするステップが、
前記デバイスが除去されたことを検出するステップと、
前記除去されたデバイスと対応付けられた1以上のインタフェースを除去するステップと、を含んで構成される方法。
【請求項20】
前記検出するステップが、前記デバイスが前記ビークルコンピュータシステムにまだ接続されているかを判定する際に、データ構造にリストされた各デバイスを点検するステップを含む請求項19記載の方法。
【請求項21】
制御エレメントを有する自動車のコンピュータシステムを制御するための製品であって、
コンピュータが実行可能な一連の命令の保存に適合された、コンピュータにより読取可能な媒体を含んで構成され、
前記命令が、
前記自動車のコンピュータシステムへのデバイスの接続を検出するための命令と、
前記デバイスから制御JavaBean TM を受け取るための命令と、
前記デバイスからグラフィカルユーザインターフェースJavaBean TM を受け取るための命令と、
前記制御JavaBean TM を実行して、前記自動車のコンピュータシステムに前記デバイスを制御するための機能性を提供させるための命令と、
前記グラフィカルユーザインタフェースJavaBean TM を実行して、前記自動車のコンピュータシステムにグラフィカルユーザインタフェースを提供させるための命令であって、このグラフィカルユーザインタフェースを介して、前記制御JavaBean TM により指示されるように前記デバイスを制御するための機能性が実行される命令と、を含んで構成される製品。
【請求項22】
前記コンピュータにより読取可能な媒体が、
前記デバイスが前記システムから除去されたことを検出するための命令と、
前記デバイスと対応付けられた前記制御JavaBean TM 及び前記グラフィカルユーザインタフェースJavaBean TM を除去するための命令と、を更に含んで構成される請求項21記載の製品。
【請求項23】
前記デバイスが、キャビン照明インタフェース、アンプ/スピーカ、CDプレイヤ、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ、GPS、暖房/空調、レーダ、エアバッグ起動及び現状表示、ビデオカメラ、緊急救難、アラーム、盗難警告システム、走行積算距離計、ジャイロスコープ、ルート案内、アクセス制御、位置応答器、ビデオゲーム、インターネット接続、デジタルマルチメディア放送受信器、受話器、デジタルビデオ復号器及び記録器、デジタルオーディオ放送受信器、音声確認システム、直接接続されるか又は赤外線を介してリンクされるセルラ電話送受器、デジタル方式セル音声モジュール、ならびに他のバスへのゲートウェイのうちの1つである請求項1〜13のうちいずれか1つに記載の自動車。
【請求項24】
前記デバイスが、キャビン照明インタフェース、アンプ/スピーカ、CDプレイヤ、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ、GPS、暖房/空調、レーダ、エアバッグ起動及び現状表示、ビデオカメラ、緊急救難、アラーム、盗難警告システム、走行積算距離計、ジャイロスコープ、ルート案内、アクセス制御、位置応答器、ビデオゲーム、インターネット接続、デジタルマルチメディア放送受信器、受話器、デジタルビデオ復号器及び記録器、デジタルオーディオ放送受信器、音声確認システム、直接接続されるか又は赤外線を介してリンクされるセルラ電話送受器、デジタル方式セル音声モジュール、ならびに他のバスへのゲートウェイのうちの1つである請求項14〜20のうちいずれか1つに記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザデバイスのコンピュータ制御に関し、詳細には、ビークルネットワークに付加されたデバイスの中央制御を提供するためのJavaBeans TM の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータ制御されるデバイスは益々普及しており、このようなデバイスが自動車等の従来の機械分野に広がっていくことが期待される。ネットワークビークルは、1997年11月にコムデックス(Comdex)トレードショーにおいて展示された。そのビークルは、幾つかの付加デバイスを制御するために使用される中央コンピュータを備えるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
幾多の製造業者が、ビークルでの使用に適合するバスアーキテクチャを開発し、また展開してきている。
【0004】
コンピュータシステムは、プラグアンドプレイオペレーションを可能にすることが知られている。新規なデバイスがコンピュータバスに付加されると、その存在が検出され、バス上にあることがCPUに認識されるデバイスのリストに自動的に付加される。
【0005】
当該技術分野において、オブジェクト指向プログラミング言語やオブジェクト指向開発環境が知られている。JavaBeansTMやJava Development KitTM(JDK)は、Sun Microsystemsから発表された周知な製品である。JavaBeansTMは、動的なJavaコンポーネントを生成し、また使用するためのアーキテクチャ及びプラットフォームのニュートラルアプリケーションプログラミングインタフェースである。アプリケーションデベロッパは、全く軽便なJavaBeansTMからカスタムアプリケーションを組み立てるために、Java Development KitTM 等の多様な開発ツールを使用することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ビークルのコンピュータシステムにおいてデバイスインタフェースを提供するための、JavaBeansTMを使用した方法、装置、システム及びコンピュータプログラム装置に関する。このようなシステムでは、ビークル中央制御部(Vehicle control center:VCC)は、プロセサ及びメモリを備えており、ビークル内でオペレートするデバイスへのアクセスを提供する。このようなデバイスの製造業者は、デバイスに格納されるJavaBeanTMインタフェースを提供する。ビークルにデバイスがインストールされると、プロセサ又はビークル中央制御部の他の制御エレメントがその導入を検出し、デバイスからの格納されたJavaBeanTMインタフェースを要求するか、又はそうでなければ受け取る。インタフェースに関する情報が格納される際に、データ構造が使用される。ビークル中央制御部は、そのデータ構造を使用して、インタフェースのうちの1つを受け取ると使用することができ、又はそれを既にメモリに格納されている異なるインタフェースと置き換えることができる。この方法では、プラグアンドプレイ及びホットプラグアンドプレイの機能性(functionality)が達成されうる。
【0007】
本発明の上記の及び他の特徴、形態、ならびに利点は、添付の図面を参照して、以下の詳細な説明により更に明らかとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下の詳細な説明は、コンピュータ又はコンピュータのネットワークにおいて実行されるプログラム手順に関して示される。これらの手順に関する説明又は表現は、当該技術分野に精通する他の者に対し、これらの手順の内容を最も効果的に伝えるために、当該技術分野に精通する者により使用される手段である。
【0009】
手順は、ここにおいて、また一般的に、所望の結果を導く自己調和的な(Self-consistent)連続ステップであると考えられる。これらのステップは、物理量の物理的操作を要するものである。通常、必ずしもそうではないが、これらの量は、格納され、転送され、組み合わされ、比較され、またそうでなければ操作されることができる電気信号又は磁気信号の形態をなす。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語又は数等として見故すことは、共通使用の理由により、原則として時には便利である。しかしながら、これらの全て、及び類似の用語は、適宜な物理量と関連しており、かつこれらの量に対して適用される単なる便宜上のラベルに過ぎないことに留意するべきである。
【0010】
また、実行された操作は、しばしば付加又は比較等の用語で参照され、これは、一般的にオペレータにより実行される精神的操作と対応付けられる。本発明の一部を形成する、ここで説明されるあらゆる操作において、たいていの場合は、人間であるオペレータのこのような能力は不要であり、即ち望まれるものではなく、操作は、機械による操作である。本発明の操作を実行するために有効な機械は、汎用デジタルコンピュータ又は類似の装置を含む。
【0011】
本発明はまた、これらの操作を実行するための装置に関する。この装置は、必要な目的のために特別に構成されるか、又はコンピュータ内部に格納されるコンピュータプログラムにより選択的に起動され若しくは再構築されるような汎用コンピュータを含んで構成されてもよい。ここで示される手順は、本来的に特定のコンピュータ又は他の装置と関連するものではない。様々な汎用機械がここでの教示に基づいて書かれるプログラムとともに使用されてよく、又は必要な方法ステップを達成するためにより特殊化された装置を構成することがより便利であることが判明しうる。これらの様々な機械に対して要求される構造は、以下の説明により明らかとなる。
【0012】
図1は、本発明に係るネットワークビークルにおける構成要素の配置例を示す自動車の概略図である。ビークル100は、バス120に対してマスタとして作用するビークル中央制御部110を備える。複数の付加ビークルデバイス130もバスに接続されて、ビークル中央制御部により制御される。
【0013】
図2は、本発明に係るビークルネットワークの一例のブロック図である。図1に関連して示されるように、ビークル中央制御部110は、バス120を制御する。ネットワークビークルにおいて共通して見受けられる付加デバイスの例として、複数のデバイス200,210,220,230,240及び250が示されている。デバイス200は、キャビン照明インタフェースを示し、このインタフェースによりビークル中央制御部が使用されて、ビークルのキャビン内の照明が制御されうる。娯楽としては、CDプレイヤ220と、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ230とが示されている。これらの各デバイスは、アンプ/スピーカユニット210の補助を享受する。アンプ/スピーカユニット210は、乗客用キャビン内の乗客にCDプレイヤや、AM/FMラジオ及びテーププレイヤ230からの音響出力を増幅して提供する。ビークルの運転者や他の同乗者にナビゲーション情報を提供するために、グローバル位置決定衛星システム受信器(GPS)240が使用されうる。乗客用キャビン内の適切な環境状態を設定するために、暖房/空調ユニット250がビークル中央制御部を使用して制御されうる。ネットワークビークルでは、他の付加デバイスが使用されうる。これらは、レーダ、エアバッグ起動及び現状表示、ビデオカメラ、緊急救難、アラーム、盗難警告システム、走行積算距離計、ジャイロスコープ、ルート案内、アクセス制御、位置応答器、ビデオゲーム、インターネット接続、デジタルマルチメディア放送受信器、受話器、デジタルビデオ復号器及び記録器、デジタルオーディオ放送受信器、音声確認システム、直接接続されるか又は赤外線を介してリンクされるセルラ電話送受器、デジタル方式セル音声モジュール、ならびに他のバスへのゲートウェイを含む。これらは、バスに接続されて、本発明の原理を使用して制御されうる多くの異なる種類の付加デバイスの単なる例示である。
【0014】
図3は、図2に示される本発明に係るビークル中央制御部110の一例のブロック図である。CPU300及びメモリ310は、バス120に接続される。タッチスクリーンディスプレイ330は、ディスプレイインタフェース320を介してバスに接続される。コンピュータバス120は、付加デバイスへのインタフェースを介して、1以上のビークルネットワークに任意に接続されうる。また、これらの付加デバイスは、コンピュータバスに直接接続されてもよい。他の構成も可能であるが、この構成は、ビークル中央制御部についての基本的な機能性を提供する。
【0015】
図4は、図3に示される本発明に係るビークル中央制御部のソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。パーソナルJava(Personal Java)400は、オペレーティングシステム430の上位で動作し、通常のJavaマナーにおいて仮想マシーンを提供する。複数のJavaBeansTM410は、格納され、また本発明による制御機能を実施するために任意に起動されうる。1以上のアプリケーションも、仮想マシーン上で実行されうる。
【0016】
図5は、ビークルネットワークに付加されるデバイスの第1の例のブロック図である。ネットワークバス120に付加される付加ビークルデバイス130等のデバイスは、一般的にデバイスコントローラ500により実行される。デバイスコントローラは、有限状態のマシーンとして、又はバス状態に応答する簡易な論理として提供されうる。ここに示される最も簡易な実装形態では、ROM510等のメモリデバイスが、このデバイスについての情報を格納し、また一実施形態においては、ビークル中央制御部にバス120を介してアップロードするための複数のJavaBeansTM520を含む。
【0017】
図6(A)及び(B)は、本発明に係るビークルネットワークに付加される他のデバイスの例、及び前記他のデバイスのための対応ソフトウェアアーキテクチャをそれぞれ示す。より洗練された付加デバイス600は、バス120に接続されるそれ自体のCPU又はコントローラ、及びメモリ620を備える。この特定の実装形態においては、組み込みJava(Embedded Java)630がCPU610を使用して実行されうる。自動車用アプリケーションのための標準アプリケーションプログラミングインタフェース(API)が形成されて、自動車用デバイスに対するプログラミングインタフェースを標準化しうる。APIに適合する1以上のJavaTMオブジェクト(以下、標準デバイスインタフェース640という。)は、付加デバイスのメモリ空間にJavaBeansTMとして格納される。
【0018】
組み込みJavaプラットフォームは、一般的にディスプレイ及び限定されたユーザ入出力能力を有しない組み込みデバイスについてカスタマイズされたJavaプラットフォームの実装形態である。パーソナルJavaは、ディスプレイ及びよりよいユーザ入出力装置を有するデバイスについてのJavaのより広域に及ぶサブセットである。図5のデバイスは、付加デバイスにおいてJavaのバージョンを全く必要としない。
【0019】
図7は、情報がROM(図5)又はメモリ(図6)に格納されうる本発明による好ましい方法を示す。一般的には、デバイスID700が格納される。このデバイスIDは、製造業者710の識別子、モデル番号720、デバイスのシリアル番号730等の情報及び他の情報を含むものであってよい。一実施形態では、標準デバイスインタフェース1又は標準デバイスインタフェースN等の1以上の標準デバイスインタフェース740が格納されうる。好ましい実施形態では、前記各標準デバイスインタフェースは、デバイスを制御するビークル中央制御部において達成されるべき機能性を実行するための制御Beanを含み、その制御Beanの制御機能性が実行されうるグラフィカルユーザインタフェースを提供するGUIBeanと同様に、制御Beanが前記デバイスに対応付けられる。
【0020】
制御Bean750及びGUIBean760、又は標準デバイスインタフェース740と対応付けられる他のBeansを格納する代わりに、メモリデバイス又はROMが、適切な製造業者のインタフェースがダウンロードされうるURL(Uniform resource locator)等のネットワークアドレスを格納してもよい。このことは、製造業者がユーザインタフェースを動的な基礎上で更新し、デバイスがインストールされたときに、最新のバージョンの製造業者デバイスインタフェースを確実にダウンロードするのを可能にする。このことはまた、製造業者のインタフェース情報を格納するために要求されるROM空間を削減し、付加端末デバイスのコストを削減する。
【0021】
標準デバイスインタフェース又はカスタムインタフェースがビークル中央制御部にインストールされうる方法は、多数存在することに留意するべきである。これらは、ビークルにインストールされるときは、ビークル中央制御部に予めインストールされうる。また、これらは、以下に更に説明されるように、付加デバイスから要求され、またダウンロードされうる。これらは、ディスケット、CDROM、EPROM又は他のメモリ媒体からビークル中央制御部にロードされうる。これらは、付加デバイスからダウンロードされるか、又はマニュアルで入力されるURLアドレスからネットワークリンクを介して受け取られ、ビークル中央制御部への赤外線ポート等の入出力リンクを介して入力されうる。
【0022】
図8は、JavaBeansTMを開発し、また格納するための本発明による好ましいプロセスを示す。デベロッパは、例えばJava Development KitTMを使用して、Beanに導入されるソフトウェアを開発する。Beanの状態及びBeanと対応付けられるコードは、Java Development KitTMが提供される標準コールを使用して直列化され、また格納される。この目的のために他のものにより開発されたソフトウェアを使用しても同様になされうることは勿論である。ここで、直列化されたBeanは、本明細書において開示される使用のために、メモリに格納される(820)。
【0023】
図9は、ネットワークビークルにおいて使用される本発明によるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の一例の概略図である。好ましい実施形態では、ビークル中央制御部は、タッチスクリーンディスプレイ330を使用する。タッチスクリーンディスプレイは、再構成可能なダッシュボードを形成する複数の異なる方法で構成される。この図に示されるGUIを実装した例では、多数のインタフェースが、底列に組み合わされたボタンをタッチすることにより選択可能である。底列のボタンのうちの1つの起動によって、底列上方のスペースに表示される特定のインタフェースが選択される。図9に示される例では、音響システムのためのインタフェースが、ボタン910をタッチすることにより起動されている。ボタン910が起動された事実は、ボタン周囲における強調された輪郭により表示される。他のボタンが選択されると、これらのボタンは同様に強調され、音響システムボタン910周囲の輪郭が通常のアウトラインに復帰する。タッチスクリーン330に示される各ボタンは、個々のJavaBeanとして提供されうる。JavaBeansTMは、階層様式において他のJavaBeansTMを含みうる。従って、タッチスクリーン330のグラフィカルインタフェース表示領域全体は、1つのグラフィカルユーザインタフェースJavaBeanに含まれるJavaBeansTMを使用して提供されうる。
【0024】
グラフィカルインタフェース表示領域の左側マージンに沿って、適切な音響機能を選択するための複数のボタンが存在する。この例では、ボタン920周囲の強調された輪郭により表示されるように、FMフロントエンドソースが選択されている。他の選択としては、CDプレイヤソース、テーププレイヤソース及びAMラジオフロントエンドを含む。音量制御、高音部及び低音部の調整、チャンネル選択、ならびに走査機能も提供される。表示エレメント940は、選択された特定のソースを示し、ウィンドウ930は、このモードにおいて選択されたステーションの周波数を示す。このグラフィカルユーザインタフェースを提供するために使用されるBeansの多くが、CD、テープ及びAMラジオ選択のための他のインタフェースを提供する際に再利用されうることに留意するのは、特に有益である。このように、JavaBeansTMのユーザは、グラフィカルユーザインタフェースを構成する強力な方法を提供される。音量及び同調等の各制御機能は、グラフィカルインタフェース表示領域を提供する際に使用されるグラフィカルユーザインタフェースBeanと対応付けられた制御Beanの一部であるのが一般的な、根本的な機能性を呼出すことにも留意すべきである。
【0025】
図10(A)〜(D)は、ビークル中央制御部が付加デバイスから標準デバイスインタフェースを得ることができる本発明によるステージを示す。(A)は、2つのデバイスA及びBがバス120に付加された状態を示す。JavaBean1000AがデバイスAへのインタフェースを表し、またJavaBean1000BがデバイスBへのインタフェースを表す。(B)では、新規なデバイスがバス120に追加されて示されている。これは、前記のように、製造業者により提供されるような、新規なデバイスのための標準デバイスインタフェースをその内部に含む。しかしながら、標準デバイスインタフェース1000Cは、ビークル中央制御部110にロードされていない。ここに開示されるように、ビークル中央制御部は、標準デバイスインタフェースのダウンロードを要求する新たに接続されたデバイスCに、バス120を介して要求を送信する。この要求に応答して、標準デバイスインタフェース1000Cが、付加デバイスからビークル中央制御部110にアップロードされて格納される。(D)は、バスを介してデバイスCを制御する際の使用のために制御Beans1000Cがビークル中央制御部に格納される最終状態を示す。
【0026】
図11及び12は、図10(A)〜(D)に関連して表されるプロセスを実施するために使用される本発明によるプロセスのフローチャートである。図11では、ビークル中央制御部が新規なデバイスを検出する(1100)。これは、通常のプラグアンドプレイ検出と関連して使用されるいかなる方法によっても達成されうる。これは、一般的にブートアップ(boot-up)すると起こる。ここで、ビークル中央制御部は、新規なデバイスに要求を送信して標準デバイスインタフェースをダウンロードする(1110)。そして、新規なデバイスは、1以上の標準デバイスインタフェースをビークル中央制御部に送信する(1120)。ビークル中央制御部は、図13に関連して更に説明されるように、この1以上の標準デバイスインタフェースを受け取り、格納する(1130)。この本発明に係る特定の形態は、バス構成の最新の適応が望まれない場合に好ましい。
【0027】
図12は、バスの最新の再構成が望まれる場合に好ましいプロセスを示す。即ち、再ブートを伴わないデバイスのバスへの追加である。これを、ホットプラグアンドプレイと称する。オペレーションの間にデバイスがバスに接続されると(1140)、そのデバイスは、バスにアクセスしてデバイスIDを送信する(1150)。ここで、付加デバイスは、ビークル中央制御部からの要求を待ち、この要求が受け取られると、ビークルデバイスは、1以上の標準デバイスインタフェースをビークル中央制御部に送信する(1160)。
【0028】
ビークル中央制御部は、デバイスIDにより識別される特定のデバイスのための標準の又はカスタムインタフェースを既に含んでいる。この場合は、付加デバイスからのインタフェースのダウンロードを要求する必要はない。しかしながら、ビークル中央制御部が識別されたデバイスを実行するためのインタフェースを含まない場合は、ダウンロードが要求され、付加デバイスからビークル中央制御部にダウンロードされうる。
【0029】
図13は、ネットワーク又はバスを介して受け取られる1以上の標準デバイスインタフェースを取り扱うための本発明による好ましいプロセスのフローチャートである。ビークル中央制御部は、好ましくは1以上のJavaBeansTMとして1以上の標準デバイスインタフェースを受け取ると(1200)、デバイスにとって好ましいインタフェースが既に格納されているかを点検する(1210)。格納されていれば(1210−Y)、その好ましいインタフェースが使用され、アップロードされたインタフェースは任意に放棄される(1220)。デバイスにとって好ましいインタフェースが既に格納されていないときは(1210−N)、ビークル中央制御部は、複数のインタフェースが受け取られているかを判定する(1230)。1つのインタフェースのみが受け取られているときは(1230−N)、このインタフェースが使用されて付加デバイスを制御する(1240)。複数のインタフェースが受け取られているときは(1230−Y)、図14に示されるインタフェース選択機構を起動して(1250)、選択されたインタフェースを使用する(1260)。
【0030】
このプロセスは、特定のデバイスのためにカスタマイズされたインタフェースが、標準デバイスインタフェースに優先して使用されるのを可能とする。例えば、ある特定のCDプレイヤは、標準インタフェースパッケージとなりうるが、それが、例えばゼネラルモーターズのCadillacTM 等のビークルに搭載される場合に、そのビークル製造業者が、全ての付加デバイスに一貫して備えたい外観や触感についての一定の基準を持つかもしれない。この場合は、そのビークルの製造業者は、付加デバイスの製造業者により提供されたGUIBeanに優先して使用されるGUIBeansをビークル中央制御部にインストールする。これらのGUIBeansは、デバイスの能力にアクセスするためにデバイスにより提供された制御Beansを使用可能である。また、製造業者は、ビークルのユーザにより、そのユーザの好みに応じて選択的に適用されうる複数の標準デバイスインタフェースを予めインストールすることを望む場合もある。
【0031】
図14は、複数のインタフェースから1つのインタフェースを選択するために使用されるプロセスのフローチャートである。これを達成するために、デバイスに格納された各インタフェースのリストが表示され(1300)、またリストに挙げられたインタフェースのうちの1つを選択するように、ユーザに指示メッセージが出される。好ましい実施形態では、格納された各インタフェースは、図17に関連して以下に更に説明されるように、拡張データ構造にリストされる。ここで、ユーザは、使用のための所望のデバイスインタフェースを選択し(1310)、プロセスがリターンされる(1320)。
【0032】
図15は、ネットワークからデバイスを除去するためのプロセスのフローチャートである。デバイスがそのバス接続部から除去されると(1400)、ビークル中央制御部は、以前にインストールされたデバイスがもはや接続されていないことを検出する(1410)。デバイスが除去されたことを検出する幾つかの一般的に知られた方法があるが、これは、図18と関連して説明されるプロセスを使用してなされるのが好ましい。デバイスが除去されていることが検出されると、以前にデバイスから受け取られたデバイスインタフェースがメモリから除去され(1420)、またデータ構造が更新されてデバイスエントリを除去する(1430)。
【0033】
図16は、JavaBeansTMに関連して使用されるシングルデータ構造の概略図である。この例では、データ構造1500は、キー−値のペアからなるシンプルテキストリストである。これは、オブジェクトネーム(キー)を記述するフィールド1510と、そのオブジェクトネームと対応付けられた値を含むフィールド1520とを含んでいる。この例において、値は、コラム1510に命名されたオブジェクトについてのリファレンス又はハンドルでありうる。ここに説明されるように、このデータ構造は、オブジェクトのバスからの除去を検出し、又は付加デバイスからバスを介して受け取られたオブジェクトを付加するために使用されうる。本発明によるデータ構造の使用は、標準デバイスインタフェースが付加デバイスからアップロードされてビークル中央制御部に格納されたときに、データ構造にネームを追加するだけでなく、デバイスがバスにまだ付加されているかを認識する際に走査するためのデータ構造の使用を含む。
【0034】
図17は、本発明の実施における使用に好ましい拡張データ構造の概略図である。この拡張データ構造は、キー−値ペアからなるシンプルリストを超えたものである。この実装形態では、デバイス形式が識別されうるフィールド1610と、制御Beanリファレンスが含まれうるフィールド1620と、GUIBeanリファレンスがリストされうるフィールド1630と、制御及び/又はGUIを目的とする複数のBeansが提供されている場合に使用される好ましいインタフェースを表示するフィールド1640とが設けられる。このデータ構造がテーブル形態で表示される一方で、同一の情報が、階層式のツリー等の他の方法で格納されうる。インタフェースは、Javaソースファイルに形成される特定のオブジェクト形式である。これは、メソッドコールの組についてのラベルを形成するが、メソッドコールを実行する具体例又はコードは分離している。具体化コードは、JavaBeanの形態であるのが好ましい。従って、1620に示されるような1以上のインタフェースが特定のデバイス形式と組み合わされ(1610)、またこれらのインタフェースがコラム1630にリストされる1以上のJavaBeansTMにより具体化されうる。
【0035】
例えば、Javaインタフェースは、次の態様となる。
【数1】
インタフェースからのスタートファンクションは、次のように提供される。
【0036】
【数2】
この例のCDプレイヤを提供するためのビジュアルコンポーネントは、次のように提供される。
【0037】
【数3】
インタフェースは、実行コードを含まないが、インタフェースとともに使用されるコール又はコマンドを形成することに留意するべきである。実際のJavaBeanTMオブジェクトは、インタフェースを提供する。従って、たいていのAPIは、付加デバイスの製造業者により定義付けられた実コードにより実現され、付加デバイスからアップロードされる制御Bean及びGUIBeansの部分として提供されるインタフェース定義から構成される。
【0038】
図18は、ネットワークからデバイスを自動的に除去するための本発明によるプロセスのフローチャートである。通常のプラグアンドプレイが使用される場合は、スタートアップすると、その後は随意に、(ホットプラグアンドプレイが使用される場合は、)定期的に(1700)、データ構造においてデバイスを表示する各オブジェクトについて(1710)、デバイスがまだ付加されているか点検が行われる(1740)。付加されていれば、次のオブジェクトが考慮される(1730)。付加されていなければ(1740−N)、オブジェクトがデータ構造から削除される(1750)。
【0039】
図19は、インタフェース又はインタフェースのコンポーネントをエディットするためのプロセスのフローチャートである。インタフェース機能が選択されると(1800)、選択が行われうるデバイス形式のリストが提示される。選択が行われると(1810)、選択されたデバイス形式に対応付けられたJavaBeansTMのリストが表示される(1820)。これらは、図17に示される強調されたデータ構造から得られうる。ここで、デバイスインタフェースを具体化するために望まれる特定のBeansが選択され(1830)、強調されたデータ構造は、ユーザ選択を反映するために修正される(1840)。
【0040】
このように、JavaBeansTMを使用してプラグアンドプレイ及びホットプラグアンドプレイの機能性を提供し、またビークル中央制御部がバスに付加されるデバイスの形式を予め通知されていない場合でもプラグアンドプレイオペレーションを可能にする技術を開示した。
【0041】
本発明は、詳細に説明され、また図示されたが、本発明は、図示及び例のみにより説明されたものであって、これに限定されるものではなく、本発明の趣旨及び範囲は、添付の請求項及びその均等物によってのみ限定されることが明らかに理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワークビークルにおける構成要素の配置例を示す自動車の概略図
【図2】本発明に係るビークルネットワークの一例のブロック図
【図3】図2に示される本発明に係るビークル中央制御部の一例のブロック図
【図4】図3に示される本発明に係るビークル中央制御部のソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図
【図5】本発明に係るビークルネットワークに付加されるデバイスの第1の例のブロック図
【図6】本発明に係るビークルネットワークに付加される他のデバイスの例及びその対応ソフトウェアアーキテクチャを示す図
【図7】情報が付加デバイスにおいてROM(図5)又はメモリ(図7)に格納されうる本発明による好ましい方法を示す図
【図8】JavaBeansTMを開発し、また格納するための本発明による好ましいプロセスを示す図
【図9】ネットワークビークルにおいて使用される本発明によるグラフィカルユーザインタフェース(GUI)の一例の概略図
【図10】ビークル中央制御部が付加デバイスから標準デバイスインタフェースを得ることができる本発明によるステージを示す図
【図11】図10に関連して表されるプロセスを実施するために使用される本発明による第1のプロセスのフローチャート
【図12】図10に関連して表されるプロセスを実施するために使用される本発明による第2のプロセスのフローチャート
【図13】ネットワーク又はバスを介して受け取られる1以上の標準デバイスインタフェースを取り扱うための本発明による好ましいプロセスのフローチャート
【図14】複数のインタフェースから1つのインタフェースを選択するために使用される本発明によるプロセスのフローチャート
【図15】本発明の一実施形態によるネットワークからデバイスを除去するためのプロセスのフローチャート
【図16】オブジェクトについての情報を格納するための、JavaBeansTMに関連して使用されるシンプルデータ構造の概略図
【図17】本発明の実施における使用に好ましい拡張データ構造の概略図
【図18】ネットワークからデバイスを自動的に除去するための本発明によるプロセスのフローチャート
【図19】インタフェース又はインタフェースのコンポーネントを変更するためのプロセスのフローチャート
【符号の説明】
100 ビークル
110 ビークル中央制御部
120 バス
130 付加ビークルデバイス
330 タッチスクリーンディスプレイ
340 インタフェース
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