JP2000122822A - 出力装置及びその出力制御方法並びに記憶媒体 - Google Patents

出力装置及びその出力制御方法並びに記憶媒体

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JP2000122822A
JP2000122822A JP10304740A JP30474098A JP2000122822A JP 2000122822 A JP2000122822 A JP 2000122822A JP 10304740 A JP10304740 A JP 10304740A JP 30474098 A JP30474098 A JP 30474098A JP 2000122822 A JP2000122822 A JP 2000122822A
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Tsunahito Nakashita
綱人 中下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定したデータサンプリングを行うことがで
きる出力装置及びその出力制御方法並びに記憶媒体を提
供する。 【解決手段】 プリンタ制御ユニット1000は、転送
速度測定回路51と、現状比較回路52と、可変サンプ
リング回路53とを有する。転送速度測定回路51は、
現状値としてパラメータを記憶するための第1ブロック
と、転送速度測定回路51で測定された値からパラメー
タを演算する第2ブロックと、現状値と測定された値と
を比較する第3ブロックとからなる。第3ブロックにお
ける比較の結果がイコールでない場合には、測定値のパ
ラメータが、現状値として記憶媒体に記憶され、記憶さ
れた値が可変サンプリング回路53へ出力される。可変
サンプリング回路53は、データサンプリング時のデー
タ有効時間を、現状比較回路52から出力されたパラメ
ータ(現状値)に基づいて設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、双方向性インター
フェースを介してホストコンピュ−タに接続される印刷
装置等の出力装置及びその出力制御方法並びに記憶媒体
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホストコンピュータに接続され該
ホストコンピュータから送られてくるデータを出力す
る、例えば印刷装置等の出力装置は、ホストコンピュー
タから送られてくるデータをサンプリングする際のデー
タ有効時間を、平均的なホストコンピュータのデータ転
送速度に合わせて固定値に設定し、ソフトウェア処理に
よってホストコンピュータ間の転送速度のばらつきを吸
収して、データを取り込むように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手法によれば、データ有効時間を固定値としたので、そ
の設定値より速いデータ転送速度を有するホストコンピ
ュータからはデータを取り込むことができないという不
具合が生じる一方、設定値よりデータ転送速度が遅いホ
ストコンピュータではデータ転送タイミングを合わせる
ためにソフト的にウェイトをかけるという行程が入るた
めにソフトウェアの負荷が重くなるという問題があっ
た。
【0004】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、安定したデータサンプリングを行うこ
とができる出力装置及びその出力制御方法並びに記憶媒
体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の出力装置は、双方向性インターフェース
を介してホストコンピュータに接続されて使用される出
力装置において、前記出力装置の動作を制御する制御手
段と、前記制御手段のハードウェアにより、前記ホスト
コンピュータから前記出力装置へのデータ転送速度を測
定する測定手段と、前記測定されたデータ転送速度に応
じて、前記出力装置のデータサンプリング時のデータ有
効時間を変更する変更手段と、前記変更手段により変更
されたデータ有効時間を用いて、前記ホストコンピュー
タから送られてくるデータを取り込むデータ取得手段
と、前記データ取得手段により取得されたデータを出力
する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0006】請求項2の出力装置は、上記請求項1記載
の出力装置において、前記測定手段により測定されたデ
ータ転送速度と所定値とを比較する比較手段を備え、前
記変更手段は、前記比較手段による比較の結果、前記測
定されたデータ転送速度が所定値と等しくない場合に、
前記データ有効時間を変更するように構成されることを
特徴とする。
【0007】請求項3の出力装置は、上記請求項2記載
の出力装置において、前記比較手段は、前記測定された
データ伝送速度が前記所定値と等しくない場合に、前記
測定されたデータ転送速度を前記所定値として記憶する
記憶手段を有することを特徴とする。
【0008】請求項4の出力装置は、上記請求項1〜3
のいずれか1項記載の出力装置において、前記測定され
たデータ転送速度に応じて、前記出力装置のクロック周
波数を変更するクロック周波数変更手段を備えることを
特徴とする。
【0009】請求項5の出力装置の出力制御方法は、双
方向性インターフェースを介してホストコンピュータに
接続されて使用される出力装置の出力制御方法におい
て、前記出力装置の動作を制御する制御手段のハードウ
ェアにより、前記ホストコンピュータから前記出力装置
へのデータ転送速度を測定し、前記測定されたデータ転
送速度に応じて、前記出力装置のデータサンプリング時
のデータ有効時間を変更し、前記変更されたデータ有効
時間を用いて、前記ホストコンピュータから送られてく
るデータを取り込んで出力することを特徴とする。
【0010】請求項6の出力装置の出力制御方法は、上
記請求項5記載の出力制御方法において、前記測定され
たデータ転送速度と所定値とを比較し、前記比較の結
果、前記測定されたデータ転送速度が所定値と等しくな
い場合に、前記データ有効時間を変更することを特徴と
する。
【0011】請求項7の出力装置の出力制御方法は、上
記請求項2記載の出力制御方法において、前記測定され
たデータ伝送速度が前記所定値と等しくない場合に、前
記測定されたデータ転送速度を前記所定値として記憶す
ることを特徴とする。
【0012】請求項8の出力装置の出力制御方法は、上
記請求項5〜7のいずれか1項記載の出力制御方法にお
いて、前記測定されたデータ転送速度に応じて、前記出
力装置のクロック周波数を変更することを特徴とする。
【0013】請求項9の記憶媒体は、前記出力装置の動
作を制御する制御手段のハードウェアにより、前記ホス
トコンピュータから前記出力装置へのデータ転送速度を
測定する工程と、前記測定されたデータ転送速度に応じ
て、前記出力装置のデータサンプリング時のデータ有効
時間を変更する工程と、前記変更されたデータ有効時間
を用いて、前記ホストコンピュータから送られてくるデ
ータを取り込んで出力する工程とからなるプログラム
を、双方向性インターフェースを介してホストコンピュ
ータに接続されて使用される出力装置のコンピュータに
よって読み取り可能な形式で記憶したことを特徴とす
る。
【0014】請求項10の記憶媒体は、上記請求項9記
載の記憶媒体において、前記プログラムは、前記測定さ
れたデータ転送速度と所定値とを比較する工程を有し、
前記前記データ有効時間を変更する工程では、前記比較
の結果、前記測定されたデータ転送速度が所定値と等し
くない場合に、前記データ有効時間を変更するものであ
ることを特徴とする。
【0015】請求項11の記憶媒体は、上記請求項10
記載の記憶媒体において、前記プログラムは、前記測定
されたデータ伝送速度が前記所定値と等しくない場合
に、前記測定されたデータ転送速度を前記所定値として
記憶する工程を含むことを特徴とする。
【0016】請求項12の記憶媒体は、上記請求項9〜
11のいずれか1項記載の記憶媒体において、前記プロ
グラムは、前記測定されたデータ転送速度に応じて、前
記出力装置のクロック周波数を変更する工程を含むこと
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。
【0018】まず、本発明を適用するに好適な出力装置
として、レーザビームプリンタ及びインクジェットプリ
ンタの構成について説明する。なお、本発明を適用する
出力装置は、レーザビームプリンタやインクジェットプ
リンタに限られるものではなく、他の手法を採用した出
力装置でも良いことは言うまでもない。また、複数の機
器から構成される出力システムに適用しても、1つの機
器から成る出力装置に本発明を適用してもよい。また、
本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給す
ることによって実施される場合にも適用できることはい
うまでもない。この場合、本発明に係るプログラムを格
納した記憶媒体が本発明を構成することになる。そし
て、該記憶媒体からそのプログラムをシステムあるいは
装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装
置が、予め定められた手法で動作する。
【0019】図1は、本発明を適用可能な出力装置であ
るレーザビームプリンタ(以下、「LBP」という)の
概略構成を示す断面図である。
【0020】同図において、1500はLBP本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷情報(文字コード等)やフォーム情報あるい
はマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それらの
情報に従って対応する文字パターンやフォームパターン
等を作成し、記録媒体である記録紙等に像を形成する。
LBP本体1500の上面には、操作のためのスイッチ
およびLED表示器等が配されている操作パネル150
1が設けられている。
【0021】1000は、LBP本体1500の制御お
よびホストコンピュータから供給される文字情報等を解
析するプリンタ制御ユニットである。このプリンタ制御
ユニット1000は、主に文字情報を対応する文字パタ
ーンのビデオ信号に変換してレーザドライバ1502に
出力する。また、プリンタ制御ユニット1000は、後
述する手法により、データ転送速度に応じたデータ有効
時間の変更を自動的に行う機能を有している。
【0022】レーザドライバ1502は、半導体レ−ザ
1503を駆動するための回路であり、入力されたビデ
オ信号に応じて半導体レーザ1503から発射されるレ
ーザ光1504をオン・オフ切り換えする。
【0023】レーザ光1504は回転多面鏡1505で
左右方向に振らされて静電ドラム1506上を走査露光
する。これにより、静電ドラム1506上には文字パタ
ーンの静電潜像が形成されることになる。この潜像は、
静電ドラム1506周囲に配設された現像ユニット15
07により現像された後、記録紙に転写される。この記
録紙にはカットシートが用いられる。カットシート記録
紙は、LBP1500に装着された用紙カセット150
8に収納され、給紙ローラ1509および搬送ローラ1
510と搬送ローラ1511とにより装置内に取り込ま
れて、静電ドラム1506に供給される。
【0024】また、LBP本体1500には、図示しな
いカードスロットを少なくとも1個以上備え、内蔵フォ
ントに加えてオプションフォントカード,言語系の異な
る制御カード(エミュレーションカード)を接続できる
ように構成されている。
【0025】図2は、本発明を適用可能な出力装置であ
るインクジェット記録装置IJRAの概略構成を示す斜
視図である。
【0026】同図において、駆動モータ5013の正逆
回転に連動して駆動力伝達ギア5011及び5009を
介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝50
04に対して係合するキャリッジHCは、図示しないピ
ンを有しており、矢印a又はb方向に往復移動される。
このキャリッジHCには、インクジェットカートリッジ
IJCが搭載されている。
【0027】5002は紙押え板であり、キャリッジH
Cの移動方向に亘って記録紙Pをプラテン5000に対
して押圧する。5007及び5008はフォトカプラで
あり、キャリッジHCのレバー5006のこの域での存
在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を
行うためのホームポジションを検知する。
【0028】5016は記録ヘッドの全面をキャップす
るキャップ部材5022を支持する部材である。501
5は、このキャップ5022内を吸引する吸引手段であ
り、キャップ内開口5023を介して記録ヘッドの吸引
回復を行う。5017はクリーニングブレードであり、
部材5019により前後方向に移動可能に構成されてい
る。5018は本体支持板で、上記クリーニングブレー
ド5017及び部材5019は、本体支持板5018に
よって支持されている。5021は、吸引回復の吸引を
開始するためのレバーであり、キャリッジHCと係合す
るカム5020の移動に伴って移動し、駆動モータ50
13からの駆動力がクラッチ切り換え等の公知の伝達手
段で伝えられ、これによって移動制御される。
【0029】これらの構成要素によって行われるキャッ
ピング、クリーニング、吸引回復は、キャッリジHCが
ホームポジション側領域にきたときにリードスクリュー
5005の作用によってそれらの対応位置で所望の処理
が行えるように構成されているが、周知のタイミングで
所望動作を行うように構成されていればよい。
【0030】図3は、図2に示したインクジェット記録
装置IJRAの制御系の概略構成を示すブロック図であ
る。
【0031】同図において、インクジェット記録装置I
JRAの制御部は、MPU1701と、MPU1701
が実行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格納す
るROM1702と、各種データ(上記記録信号やヘッ
ドに供給される記録データ等)を保存するDRAM17
03と、記録ヘッド1708に対する出力データの供給
制御を行うゲートアレイ(G.A.)1704とから構
成されている。ゲートアレイ1704は、ホストコンピ
ュータ等から送られてくる記録信号を入力するインタフ
ェース1700に接続されており、インタフェース17
00、MPU1701及びDRAM1703間のデータ
の転送制御を行う。
【0032】上記制御部には、記録ヘッド1708を搬
送するためのキャリアモータ1710を駆動するモータ
ドライバ1707、記録用紙搬送のための搬送モータ1
709を駆動するモータドライバ1706及び前記記録
ヘッドを駆動するヘッドドライバ1705が接続されて
おり、制御部は各ドライバ1705〜1707の駆動制
御を行う。
【0033】このように構成されたインクジェット記録
装置IJRAにおいて、インタフェース1700を介し
て後述するホストコンピュータから入力情報が入力され
ると、ゲートアレイ1704とMPU1701との間で
入力情報がプリント用の出力情報に変換される。そし
て、モータドライバ1706及び1707が駆動される
とともに、ヘッドドライバ1705に送られた出力情報
に従って記録ヘッドが駆動され、印字処理が実行され
る。
【0034】なお、MPU1701はインタフェース1
700を介して後述するホストコンピュータとの通信処
理が可能となっており、DRAM1703に関するメモ
リ情報および資源データ等やROM1702内のホスト
印刷情報を後述するホストコンピュータ100に通知可
能に構成されている。
【0035】(第1の実施形態)図4〜図6を参照し
て、本発明の第1実施形態について説明する。
【0036】図4は、本実施形態に係る出力装置を採用
するプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図
である。以下の説明では、図1に示したLBP1500
を出力装置として採用した場合について説明する。な
お、本発明の機能が実行されるのであれば、出力装置と
して単体の機器を適用しても、複数の機器からなるプリ
ンタシステムを適用してもよく、更に、LAN等のネッ
トワークを介して処理が行われる出力システムにも本発
明を適用可能であることは云うまでもない。
【0037】同図において、プリンタ制御システムは、
ホストコンピュータ3000及びLBP1500を双方
向性のインターフェース21を介して接続することによ
って構成されている。
【0038】ホストコンピュータ3000は、システム
バス4に接続される各デバイスを総括的に制御する中央
処理部(以下、「CPU」という)1と、CPU1の主
メモリ及びワークエリア等として機能するランダムアク
セスメモリ(以下、「RAM」という)2と、フォント
ROM、プログラムROM及びデータROMからなるリ
ードオンリーメモリ(以下、「ROM」という)3と、
キーボード9や不図示のポインティングデバイスからの
キー入力を制御するキーボードコントローラ(KBC)
5と、CRTディスプレイ(以下、「CRT」という)
10の表示を制御するCRTコントローラ(CRTC)
6と、ブートプログラム,種々のアプリケーション、フ
ォントデータ、ユーザファイル又は編集ファイル等を記
憶するハードディスク(HD)、フロッピーディスク
(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御するデ
ィスクコントローラ(DKC)7と、所定の双方向性イ
ンタフェース(インタフェース)21を介してLBP1
500に接続されて、LBP1500との通信制御処理
を実行するプリンタコントローラ(PRTC)8とから
なる制御部2000を有する。
【0039】ROM3のプログラム用ROMにはCPU
1の制御プログラム等が記憶され、ROM3のフォント
用ROMには上記文書処理の際に使用するフォントデ−
タ等が記憶され、ROM3のデ−タ用ROMは上記文書
処理等を行う際に使用する各種デ−タが記憶される。
【0040】CPU1は、ROM3のプログラム用RO
Mに記憶された文書処理プログラム等に基づいて図形、
イメージ、文字、表(表計算等を含む)等が混在した文
書処理を実行する。また、CPU1は、例えばRAM2
上に設定された表示情報RAMへのアウトラインフォン
トの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上
でのWYSIWYGを可能としている。また、CPU1
は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等で指示さ
れたコマンドに基づいて登録された種々のウインドウを
開き、種々のデータ処理を実行する。
【0041】LBP1500は、システムバス15に接
続される各デバイスを総括的に制御するプリンタCPU
12と、フォントROM、プログラムROM、データR
OMからなるROM13と、CPU12の主メモリ、ワ
ークエリア等として機能するRAM19と、ハードディ
スク(HD)、ICカ−ド等の外部メモリ14のアクセ
スを制御するディスクコントローラ(DKC)20とか
らなるプリンタ制御ユニット1000を有している。
【0042】プリンタCPU12は、ROM13のプロ
グラム用ROMに記憶された制御プログラム等或いは外
部メモリ14に記憶された制御プログラム等に基づいて
システムバス15に接続される各種のデバイスとのアク
セスを総括的に制御し、印刷部インタフェース(I/
F)16を介して接続される印刷部17に出力情報とし
ての画像信号を出力する。上記ROM13のプログラム
ROMには、プリンタCPU12の制御プログラム等が
記憶され、ROM13のフォント用ROMには上記出力
情報を生成する際に使用するフォントデ−タ等が記憶さ
れ、ROM13のデ−タ用ROMには、ハードディスク
等の外部メモリ14が無いプリンタの場合には、ホスト
コンピュ−タ3000上で利用される情報等が記憶され
る。
【0043】また、プリンタCPU12は、入力部18
を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可
能となっており、LBP1500内の情報等をホストコ
ンピュータ3000に通知可能に構成されている。
【0044】RAM19は、図示しない増設ポートに接
続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張する
ことができるように構成されている。なお、RAM19
は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRA
M等に用いられる。
【0045】外部メモリ14は、オプションとして接続
され、フォントデ−タ、エミュレ−ションプログラム、
フォ−ムデ−タ等を記憶する。操作部18には、操作の
ためのスイッチおよびLED表示器等が配されている。
なお、外部メモリ14は1個に限らず、少なくとも1個
以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカ
ード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプロ
グラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構
成されていても良い。さらに、図示しないNVRAMを
有し、操作パネル1501からのプリンタモード設定情
報を記憶するようにしても良い。
【0046】本実施形態では、図4に示したように構成
されたプリンタ制御システムのハードウェアによって、
ホストコンピュータ3000のLBP1500へのデー
タ転送速度を測り、その値からデータサンプリング時の
データ有効時間を自動的に変化させ、これにより安定し
たデータサンプリングを実現する。
【0047】具体的には、本実施形態では、プリンタ制
御ユニット1000のハードウェアにデータ転送速度測
定回路と可変サンプリング回路を持たせる。そして、デ
ータ転送速度測定回路によりホストコンピュータ300
0−LBP1500間のデータ転送速度を測定し、その
測定値に基づいて、上記可変サンプリング回路によりデ
ータサンプリング時のデータ有効時間を最適値に設定す
る。
【0048】図5は、図4に示したプリンタ制御ユニッ
ト1000の機能構成を示すブロック図である。
【0049】同図において、プリンタ制御ユニット10
00は、転送速度測定回路51と、現状比較回路52
と、可変サンプリング回路53とを有している。
【0050】転送速度測定回路51は、ホストコンピュ
ータ3000とLBP1500との間のデータ転送速度
を測定する回路であり、カウンタ及びシフトレジスタ等
で構成されている。
【0051】現状比較回路52は、フラッシュメモリ等
の記憶媒体を有する回路であり、現状値としてパラメー
タを記憶するための第1ブロックと、転送速度測定回路
51で測定された値からパラメータを演算する第2ブロ
ックと、現状値と測定された値とを比較する第3ブロッ
クとから構成されている。かかる構成において、第3ブ
ロックにおける比較の結果がイコールでない場合に測定
された値のパラメータが、現状値として記憶媒体に記憶
され、その現状値が可変サンプリング回路53へ出力さ
れる。このように測定値を用いて現状値を更新すること
により、出力処理の度にデータ有効時間が変更されるこ
とがなくなるのでよりスムーズな出力処理を実現するこ
とができる。尚、第1ブロックは平均的なホストコンピ
ュータの転送速度に合わせた値をパラメータの初期値と
して持ち、最初の現状値はこのパラメータを用いるよう
に構成されている。
【0052】可変サンプリング回路53は、シフトレジ
スタ、カウンタ及びセレクタから構成されており、デー
タサンプリング時のデータ有効時間を、現状比較回路5
2から出力されたパラメータ(現状値)に基づいて設定
する。
【0053】図6は、上記プリンタ制御ユニット100
0において実行されるデータ有効時間の設定手順をしめ
すフローチャートである。
【0054】まず、ホストコンピュータ3000とLB
P1500間のデータ転送速度が、転送速度測定回路5
1により測定され(ステップS1)、測定されたデータ
転送速度に基づいて、現状比較回路52の第2ブロック
によりデータ有効時間のパラメータが演算される(ステ
ップS2)。そして、ステップS2で得られたパラメー
タと現状値として第1ブロックに記憶されているパラメ
ータとが比較され(ステップS3)、両パラメータが異
なる値であるか否かが判別される(ステップS4)。
【0055】ステップS4の判別で、演算されたパラメ
ータと現状値としてのパラメータとが等しい場合は、デ
ータ有効時間を変更する必要がないので、直ちに本手順
が終了される。一方、この判別で、演算されたパラメー
タと現状値としてのパラメータとが異なる場合は、演算
されたパラメータが現状値のパラメータとして記憶媒体
に記憶され(ステップS5)、その記憶されたパラメー
タに基づいてデータ有効時間が設定される(ステップS
6)。
【0056】このように、本実施形態によれば、プリン
タ制御ユニット1000のハードウエアにおいて、ホス
トコンピュータ3000からプリンタ1500へのデー
タ転送速度が測定され、測定された値に基づいてデータ
有効時間が自動的に変化される。従って、ソフトウエア
に負荷をかけることなく、安定したデータサンプリング
を実現することができる。
【0057】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態について、図7及び図8を参照して説明する。
【0058】本実施形態は、第1実施形態で述べた出力
装置に、更に可変クロック生成回路を追加することによ
って構成されている。
【0059】図7は、本実施形態に係る出力装置に採用
されるプリンタ制御ユニット1000の機能構成を示す
ブロック図である。同図に示すように、本実施形態にか
かる出力装置に採用されるプリンタ制御ユニット100
0は、現状比較回路52と可変サンプリング回路53と
の間に可変周波数生成回路71を設けた点で、第1実施
形態におけるプリンタ制御ユニットと相違する。
【0060】可変周波数生成回路71は、現状比較回路
72から出力されるパラメータに基づいて、データサン
プリングタイミングを制御するクロック周波数を設定
し、その設定した周波数を有するクロック信号を出力す
る。可変周波数生成回路71の出力側は、可変サンプリ
ング回路53に接続されており、可変周波数生成回路7
1により周波数が変更されたクロック信号が可変サンプ
リング回路53に入力される。可変サンプリング回路5
3は、現状値として記憶された転送速度測定値に応じ
て、データ有効時間を設定する。
【0061】図8は、図7に示したプリンタ制御ユニッ
トにおいて実行されるデータ有効時間の設定手順を示す
フローチャートである。
【0062】まず、ホストコンピュータ3000とLB
P1500間のデータ転送速度が、転送速度測定回路5
1により測定され(ステップS21)、測定されたデー
タ転送速度に基づいて、現状比較回路52の第2ブロッ
クによりデータ有効時間のパラメータが演算される(ス
テップS22)。そして、ステップS22で得られたパ
ラメータと現状値として第1ブロックに記憶されている
パラメータとが比較され(ステップS23)、両パラメ
ータが異なる値であるか否かが判別される(ステップS
24)。
【0063】ステップS24の判別で、演算されたパラ
メータと現状値としてのパラメータとが等しい場合は、
データ有効時間を変更する必要がないので、直ちに本手
順が終了される。一方、この判別で、演算されたパラメ
ータと現状値としてのパラメータとが異なる場合は、演
算されたパラメータが現状値のパラメータとして記憶媒
体に記憶され(ステップS25)、その記憶されたパラ
メータに応じてクロック周波数が設定され(ステップS
26)、更に、記憶されたパラメータに応じて、データ
有効時間が設定される(ステップS27)。
【0064】このように、本実施形態によれば、プリン
タ制御ユニット1000のハードウエアにおいて、ホス
トコンピュータ3000からプリンタ1500へのデー
タ転送速度が測定され、測定された値に基づいて、デー
タ有効時間だけでなく、クロック周波数も自動的に変化
される。従って、ソフトウエアに負荷をかけることな
く、第1実施形態と比較して、より細かいデータ有効時
間の設定が可能となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1若しくは
請求項2の出力装置または請求項5若しくは請求項6の
出力装置の出力制御方法によれば、双方向性インターフ
ェースを介してホストコンピュータに接続されて使用さ
れる出力装置の出力制御方法において、前記出力装置の
動作を制御する制御手段のハードウェアにより、前記ホ
ストコンピュータから前記出力装置へのデータ転送速度
を測定し、前記測定されたデータ転送速度に応じて、前
記出力装置のデータサンプリング時のデータ有効時間を
変更し、前記変更されたデータ有効時間を用いて、前記
ホストコンピュータから送られてくるデータを取り込ん
で出力するようにしたので、従来のようにソフトウエア
に負荷をかけることなく、安定したデータサンプリング
を実現することができるという効果が得られる。
【0066】請求項3の出力装置または請求項7の出力
装置の出力制御方法によれば、前記測定されたデータ伝
送速度が前記所定値と等しくない場合に、前記測定され
たデータ転送速度を前記所定値として記憶するようにし
たので、出力処理の度にデータ有効時間が変更されるの
を抑え、従って、よりスムーズな出力処理を実現するこ
とができるという効果が得られる。
【0067】請求項4の出力装置または請求項8の出力
装置の出力制御方法によれば、前記測定されたデータ転
送速度に応じて、前記出力装置のクロック周波数を変更
するようにしたので、出力装置のソフトウエアに負荷を
かけることなく、より細かいデータ有効時間の設定が可
能となるという効果が得られる。
【0068】請求項9又は請求項10の記憶媒体によれ
ば、前記出力装置の動作を制御する制御手段のハードウ
ェアにより、前記ホストコンピュータから前記出力装置
へのデータ転送速度を測定する工程と、前記測定された
データ転送速度に応じて、前記出力装置のデータサンプ
リング時のデータ有効時間を変更する工程と、前記変更
されたデータ有効時間を用いて、前記ホストコンピュー
タから送られてくるデータを取り込んで出力する工程と
からなるプログラムを、双方向性インターフェースを介
してホストコンピュータに接続されて使用される出力装
置のコンピュータによって読み取り可能な形式で記憶し
たことにより、そのプログラムを読取可能なコンピュー
タを備える従来の出力装置にも、ソフトウエアに負荷を
かけることなく安定したデータサンプリングを実現させ
る機能を容易に持たせることができるという効果が得ら
れる。
【0069】請求項11の記憶媒体によれば、前記プロ
グラムは、前記測定されたデータ伝送速度が前記所定値
と等しくない場合に、前記測定されたデータ転送速度を
前記所定値として記憶する工程を含むようにしたので、
上記請求項9または10の記憶媒体が奏する効果に加え
て、従来の出力装置に、よりスムーズな出力処理を可能
とさせることができるという効果が得られる。
【0070】請求項12の記憶媒体によれば、前記プロ
グラムは、前記測定されたデータ転送速度に応じて、前
記出力装置のクロック周波数を変更する工程を含むよう
にしたので、従来の出力装置に対して、出力装置のソフ
トウエアに負荷をかけることなく、より細かいデータ有
効時間の設定を可能とさせることができるいう効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な出力装置であるレーザビー
ムプリンタの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明を適用可能な出力装置であるインクジェ
ット記録装置の概略構成を示す外観斜視図である。
【図3】図2に示したインクジェット記録装置IJRA
の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る出力装置を採用す
るプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図で
ある。
【図5】図4に示したプリンタ制御ユニットの機能構成
を示すブロック図である。
【図6】図5に示したプリンタ制御ユニットにおいて実
行されるデータ有効時間の設定手順を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の第2実施形態に係る出力システムに採
用されるプリンタ制御ユニットの機能構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7に示したプリンタ制御ユニットにおいて実
行されるデータ有効時間の設定手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
12 プリンタCPU 13 ROM 17 印刷部 18 入力部 19 RAM 21 双方向性インターフェース 51 転送速度測定回路 52 現状比較回路 53 可変サンプリング回路 1000 プリンタ制御ユニット 3000 ホストコンピュータ 1500 レーザビームプリンタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方向性インターフェースを介してホス
    トコンピュータに接続されて使用される出力装置におい
    て、 前記出力装置の動作を制御する制御手段と、 前記制御手段のハードウェアにより、前記ホストコンピ
    ュータから前記出力装置へのデータ転送速度を測定する
    測定手段と、 前記測定されたデータ転送速度に応じて、前記出力装置
    のデータサンプリング時のデータ有効時間を変更する変
    更手段と、 前記変更手段により変更されたデータ有効時間を用い
    て、前記ホストコンピュータから送られてくるデータを
    取り込むデータ取得手段と、 前記データ取得手段により取得されたデータを出力する
    出力手段とを備えることを特徴とする出力装置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段により測定されたデータ転
    送速度と所定値とを比較する比較手段を備え、 前記変更手段は、前記比較手段による比較の結果、前記
    測定されたデータ転送速度が所定値と等しくない場合
    に、前記データ有効時間を変更するように構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の出力装置。
  3. 【請求項3】 前記比較手段は、前記測定されたデータ
    伝送速度が前記所定値と等しくない場合に、前記測定さ
    れたデータ転送速度を前記所定値として記憶する記憶手
    段を有することを特徴とする請求項2記載の出力装置。
  4. 【請求項4】 前記測定されたデータ転送速度に応じ
    て、前記出力装置のクロック周波数を変更するクロック
    周波数変更手段を備えることを特徴とする請求項1〜3
    のいずれか1項記載の出力装置。
  5. 【請求項5】 双方向性インターフェースを介してホス
    トコンピュータに接続されて使用される出力装置の出力
    制御方法において、 前記出力装置の動作を制御する制御手段のハードウェア
    により、前記ホストコンピュータから前記出力装置への
    データ転送速度を測定し、 前記測定されたデータ転送速度に応じて、前記出力装置
    のデータサンプリング時のデータ有効時間を変更し、 前記変更されたデータ有効時間を用いて、前記ホストコ
    ンピュータから送られてくるデータを取り込んで出力す
    ることを特徴とする出力装置の出力制御方法。
  6. 【請求項6】 前記測定されたデータ転送速度と所定値
    とを比較し、 前記比較の結果、前記測定されたデータ転送速度が所定
    値と等しくない場合に、前記データ有効時間を変更する
    ことを特徴とする請求項5記載の出力制御方法。
  7. 【請求項7】 前記測定されたデータ伝送速度が前記所
    定値と等しくない場合に、前記測定されたデータ転送速
    度を前記所定値として記憶することを特徴とする請求項
    2記載の出力制御方法。
  8. 【請求項8】 前記測定されたデータ転送速度に応じ
    て、前記出力装置のクロック周波数を変更することを特
    徴とする請求項5〜7のいずれか1項記載の出力制御方
    法。
  9. 【請求項9】 前記出力装置の動作を制御する制御手段
    のハードウェアにより、前記ホストコンピュータから前
    記出力装置へのデータ転送速度を測定する工程と、 前記測定されたデータ転送速度に応じて、前記出力装置
    のデータサンプリング時のデータ有効時間を変更する工
    程と、 前記変更されたデータ有効時間を用いて、前記ホストコ
    ンピュータから送られてくるデータを取り込んで出力す
    る工程とからなるプログラムを、双方向性インターフェ
    ースを介してホストコンピュータに接続されて使用され
    る出力装置のコンピュータによって読み取り可能な形式
    で記憶したことを特徴とする記憶媒体。
  10. 【請求項10】 前記プログラムは、前記測定されたデ
    ータ転送速度と所定値とを比較する工程を有し、前記前
    記データ有効時間を変更する工程では、前記比較の結
    果、前記測定されたデータ転送速度が所定値と等しくな
    い場合に、前記データ有効時間を変更するものであるこ
    とを特徴とする請求項9記載の記憶媒体。
  11. 【請求項11】 前記プログラムは、前記測定されたデ
    ータ伝送速度が前記所定値と等しくない場合に、前記測
    定されたデータ転送速度を前記所定値として記憶する工
    程を含むことを特徴とする請求項10記載の記憶媒体。
  12. 【請求項12】 前記プログラムは、前記測定されたデ
    ータ転送速度に応じて、前記出力装置のクロック周波数
    を変更する工程を含むことを特徴とする請求項9〜11
    のいずれか1項記載の記憶媒体。
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CN109976266B (zh) * 2017-12-28 2022-05-03 欧姆龙株式会社 控制系统以及控制装置

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