JP2000122441A - 画像形成装置、転写定着装置、および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、転写定着装置、および画像形成方法

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JP2000122441A JP10299864A JP29986498A JP2000122441A JP 2000122441 A JP2000122441 A JP 2000122441A JP 10299864 A JP10299864 A JP 10299864A JP 29986498 A JP29986498 A JP 29986498A JP 2000122441 A JP2000122441 A JP 2000122441A
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Takayuki Yamashita
孝幸 山下
Tsukasa Matsuda
司 松田
Yuichi Fukuda
雄一 福田
Tetsuo Yamada
哲夫 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写定着同時方式の画像形成装置において、
高光沢で色バランスが良くかつトナーの透明性に優れた
高画質の画像を得ることのできる画像形成装置、転写定
着装置、および画像形成方法を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 中間転写体1上のトナー像を記録媒体P
に転写するとともに定着する加熱ロール51および加圧
ロール53を有する転写定着装置50を備えた画像形成
装置において、加熱ロール51および加圧ロール53
の、ロール軸方向の中央部におけるニップ領域NのA方
向の長さaと、ロール軸方向の両端部におけるニップ領
域NのA方向の長さbとの比a/bが、0.8以上であ
るニップ領域Nを形成する加熱ロール51および加圧ロ
ール53を用いて転写するとともに定着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式のプ
リンタや複写機などに用いられる転写定着装置、その転
写定着装置を用いた画像形成装置、およびその画像形成
装置を用いて画像形成を行う画像形成方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体上に静電潜像を形成し、そ
れを乾式トナーで現像した後、そのトナー像を記録媒体
に静電的に転写し定着する画像形成装置が広く用いられ
ている。このような画像形成装置において、記録媒体で
ある紙の表面の凹凸のために、紙と感光体が完全に密着
せず紙と感光体との間に不均一なギャップが生じ、転写
電界が乱れたりトナー同士のクーロン反発力を招いたり
するために画像が乱れるなどの問題がある。
【0003】この問題に対して、無端ベルト状の中間転
写体に複数色のトナー像を静電的に重ね転写して多色の
多重トナー像を形成し、この多重トナー像を中間転写体
上で溶融した後、溶融した多重トナー像を記録媒体に転
写すると同時に定着してカラーコピーを得る画像形成装
置や、無端ベルト状の感光体上に形成した多色の多重ト
ナー像を溶融した後、溶融した多重トナー像を記録媒体
に転写すると同時に定着してカラーコピーを得る画像形
成装置が提案されている。これらの、いわゆる転写定着
同時方式のカラー画像形成装置では、記録媒体へのトナ
ー像の転写は非静電的に行われるので、前述のような静
電転写による画質劣化が生じにくいという利点がある。
【0004】この画像形成装置を改良したものとして、
特開平5−19642号公報、特開平5−107950
号公報、特開平5−249798号公報などには、無端
ベルト状の中間転写体あるいは感光体の表面に形成した
トナー像の記録媒体への転写性をさらに良好なものとす
るため、トナー像を担持した中間転写体あるいは感光体
と紙とを密着させた状態で加熱および加圧した後、中間
転写体あるいは感光体と記録媒体とを重ね合わせたまま
でトナー像を冷却固化し、その後トナー像が転写定着さ
れた記録媒体を中間転写体あるいは感光体から剥離する
方式の画像形成装置が開示されている。
【0005】この方式の画像形成装置では、トナー間の
凝集力がトナーと媒体との接着力より大きくなった後に
トナー像を中間転写体あるいは感光体から剥離するの
で、トナー像の一部が中間転写体あるいは感光体上に残
るいわゆるオフセットの発生を防止することができる。
従って、画像形成装置をオイルレス化することが可能と
なり、また、トナーの転写効率が向上するので画像の色
バランスが良好となる。さらに、表面が平滑な中間転写
体あるいは感光体を用いてトナー像をこれら平滑な表面
を介して固化させることにより高光沢かつトナーの透明
性に優れた高級感のある高画質画像を得ることができ
る。
【0006】しかし、この方式の画像形成装置では、転
写定着装置による加熱加圧後の記録媒体上に記録媒体搬
送方向に平行な多数のしわが発生し、トナー像が冷却固
化する前に中間転写体あるいは感光体からトナー像が部
分的に剥離してしまう現象が生じることがある。このよ
うな現象が起こると記録媒体にしわがよるだけではなく
画質が著しく悪化する。
【0007】図9は、従来の転写定着装置による加熱加
圧後の記録媒体にしわが発生した状態を示す平面図
(a)およびそのB−B断面図(b)である。
【0008】図9(a)に示すように、従来の転写定着
装置により加熱加圧された後の記録媒体P上には、記録
媒体搬送方向Aに平行な多数のしわ9が発生することが
ある。このようなしわ9が発生すると、図9(b)に示
すように、トナー像tが冷却固化する前に中間転写体1
から記録媒体Pが剥離してしまい、トナー像tの一部は
中間転写体1と密着しない状態で固化する。そのため、
固化したトナー像tの表面は、低光沢部分Cと高光沢部
分Dとが混在した凸凹状態となり画像の光沢度が低下し
画質が著しく悪化する。
【0009】このような記録媒体搬送方向Aに平行なし
わは、従来のロール方式の定着装置においても発生する
ことがあるが、定着装置の場合は、例えば、特開平8−
146806号公報に開示されているように、一対の定
着ロールが互いに加圧し合うニップ領域のロール軸方向
両端部におけるニップ幅を、ロール軸方向中央部におけ
るニップ幅よりも広くすることによりしわの発生を抑え
る工夫がなされている。
【0010】図10は、一対の弾性体層を有するロール
により形成されるニップ領域を示す模式図である。
【0011】図10に示すように、定着装置に備えられ
た加熱ロール2および加圧ロール3が互いに加圧し合う
ニップ領域Nにおいて、加圧ロール3の表面に形成され
た弾性体層3aには圧縮変形が生じる。この状態で一対
のロール2,3がそれぞれC方向およびD方向に回転す
ると、定常状態が維持されるためには圧縮変形が生じて
いる部分A(右上がり斜線部分)および圧縮変形が生じ
ていない部分B(右下がり斜線部分)を同一重量の弾性
体が通過しなければならない。従って、圧縮変形が生じ
て断面積が小さくなっている部分Aの周速度は、部分B
の周速度よりも大きくなる。特に、部分Aのなかでも層
表面に近い部分ほど周速度の増加量が大きくなる。この
周速度の増加量は圧縮変形の大きさに依存し変形量が大
きくなるほど増大する。
【0012】図11は、従来の定着装置におけるしわ防
止の原理を示す模式図である。
【0013】図11に示すように、従来のロール方式の
定着装置では、通常、加熱ロール2および加圧ロール3
のロール軸方向両端部の径を中央部の径よりも太くする
ことによりロール軸方向両端部におけるロールの圧縮変
形量を大きく、ロール軸方向中央部におけるロールの圧
縮変形量を小さく設定してある。従って、記録媒体Pの
ニップ領域の中央部付近の周速度S1よりも両端部付近
の周速度S2の方が速くなっている。そのため、ニップ
領域に入る前の記録媒体Pの、ロール軸方向中央部付近
には記録媒体搬送方向Aと反対方向に向かう大きな抵抗
力R1が生じ、ロール軸方向両端部付近には小さな抵抗
力R2が生じる。その結果、ニップ領域に入る前の記録
媒体Pには外向きのモーメントMが働き、左右に伸ばさ
れながらニップ領域に入っていくので記録媒体Pにはし
わが発生しない。
【0014】そこで、前述のように、従来の定着装置で
は、一対のロール2,3が互いに加圧し合うニップ領域
のロール軸方向両端部におけるニップ幅を、ロール軸方
向中央部におけるニップ幅よりも広くすることによりし
わの発生を抑えている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、転写定着同時
方式の画像形成装置における加熱加圧時においては、一
対のロールのロール軸方向両端部におけるニップ領域の
記録媒体搬送方向の長さを、ロール軸方向中央部におけ
るニップ領域の記録媒体搬送方向の長さよりも広くする
と、すなわち、図11に示した定着装置と同様の形状の
ロールを用いると、前述の記録媒体搬送方向に平行なし
わの発生が抑えられず、かえって悪化することがあり高
画質の画像を得ることができない。
【0016】図12は、従来の転写定着同時方式の画像
形成装置の概要図である。
【0017】図12に示すように、この画像形成装置に
は、画像情報を読み取る画像読取装置30と、読み取っ
た画像情報を処理する画像処理装置40と、矢印A方向
に循環移動する無端ベルト状の像担持体である中間転写
体1と、黒、イエロー、マゼンタ、シアン色にそれぞれ
対応する感光体4_1,4_2,4_3,4_4、これ
らの各感光体上に画像情報に基づくトナー像を形成する
光ビーム走査装置20、および黒、イエロー、マゼン
タ、シアン色のトナーが収納された現像器11_1,1
1_2,11_3,11_4からなるトナー像形成装置
と、感光体4_1,4_2,4_3,4_4上に形成さ
れたトナー像を中間転写体1上に転写する転写器15_
1,15_2,15_3,15_4と、中間転写体1上
に転写されたトナー像を溶融する加熱部Hと、トレイ6
から供給された記録媒体Pに中間転写体1上のトナー像
を転写すると同時に定着する転写定着装置Tと、トナー
像を冷却固化する冷却装置7と、中間転写体1を支持す
るロール5_1,5_2と、中間転写体1に所定の張力
を付与する張力ロール5_3と、記録媒体Pを中間転写
体1から剥離する剥離ロール5_4とが備えられてい
る。
【0018】転写定着装置Tは、加熱ロール2および加
圧ロール3を有しており、これら2本のロールが互いに
加圧し合うニップ領域において中間転写体1とトナー像
と記録媒体Pを加熱するとともに加圧する。中間転写体
1とトナー像と記録媒体Pは転写定着装置Tにおいて一
体となり密着状態で加熱されるとともに加圧され、粉体
トナーが溶融状態となり個々のトナー粒子が融着して一
枚のフィルム状となる。この時、トナー像への効率的な
熱伝達のためには中間転写体1と記録媒体Pの密着が必
要であり、密着が不十分でところどころに空気が入った
りすると、空気のあるところとないところとで熱容量が
変わりトナー像が均一に溶融せず、転写定着ムラやいわ
ゆるオフセット現象が起こり画像品質が劣化する。トナ
ー像を挟んだ状態での中間転写体1と記録媒体Pの密着
度を高めるために、中間転写体1の表面には弾性体層が
設けられる。また、加熱ロール2および加圧ロール3も
相互に均一な圧力を印加することのできるように表面に
は弾性体層が形成されている。
【0019】図13は、従来の転写定着同時方式の画像
形成装置において記録媒体にしわが発生する様子を示す
模式図である。
【0020】通常、加熱ロール2および加圧ロール3
は、ロール軸方向の両端部で支持されているために、両
ロールが互いに加圧し合ったときに両ロールの中央部付
近が互いに遠ざかる方向に撓み、ロール両端部付近のニ
ップ領域の幅がロール中央部付近のニップ領域の幅より
も広くなる。すなわち、ロール両端部付近の圧縮変形量
がロール中央部付近の圧縮変形量よりも多くなる。従っ
て、ロール両端部付近における記録媒体Pと中間転写体
1の周速度S2は、ロール中央部の周速度S1よりも速
くなる。しかし、中間転写体1は無端ベルトであり張力
ロール5_3により所定の張力が付与されているため、
ロール表面の弾性体層の圧縮変形によるニップ領域内で
の速度分布による影響は少ない。一方、記録媒体Pは、
ニップ領域前では前述のロール方式の定着装置の場合
(図11参照)と同様、外向きのモーメントが働き左右
に伸ばされながらニップ領域に入っていくが、ニップ領
域通過後は中央部よりも両端部付近の方がニップ領域内
をより速い速度で通過するので内向きのモーメントM'
を受ける。その結果、記録媒体Pの一部が中間転写体1
から剥離されてしわが発生し画像の光沢むらの原因とな
る。
【0021】本発明は、上記の事情に鑑み、転写定着同
時方式の画像形成装置において、高光沢で色バランスが
良くかつトナーの透明性に優れた高画質の画像を得るこ
とのできる画像形成装置、その画像形成装置に用いられ
る転写定着装置、および上記画像形成装置を用いて高画
質の画像を形成する画像形成方法を提供することを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の第1の画像形成装置は、所定の移動方向に循環移
動する無端ベルト状の像担持体と、その像担持体上にト
ナー像を形成するトナー像形成装置と、その像担持体上
に形成されたトナー像と所定の記録媒体とを重ね合わせ
て加熱しながら加圧することにより像担持体上のトナー
像を上記記録媒体に転写するとともに定着する一対の加
圧部材を有する転写定着装置とを備えた画像形成装置に
おいて、上記一対の加圧部材が、像担持体移動方向に交
わる方向の中央部における、上記一対の加圧部材が互い
に加圧し合うニップ領域の像担持体移動方向の長さa
と、上記移動方向に交わる方向の両端部における上記ニ
ップ領域の像担持体移動方向の長さbとの比a/bが
0.8以上であるニップ領域を形成するものであること
を特徴とする。
【0023】また、上記の目的を達成する本発明の第2
の画像形成装置は、所定の移動方向に循環移動する無端
ベルト状の感光体と、その感光体上に画像情報に基づく
静電潜像を形成する静電潜像形成装置と、その感光体上
に形成された静電潜像をトナーで現像して感光体上にト
ナー像を形成する現像装置と、その現像装置により形成
されたトナー像を担持する感光体と所定の記録媒体とを
重ね合わせて加熱しながら加圧することにより感光体上
のトナー像を上記記録媒体に転写するとともに定着する
一対の加圧部材を有する転写定着装置とを備えた画像形
成装置において、上記一対の加圧部材が、上記移動方向
に交わる方向の中央部における、上記一対の加圧部材が
互いに加圧し合うニップ領域の感光体移動方向の長さa
と、感光体移動方向に交わる方向の両端部における上記
ニップ領域の感光体移動方向の長さbとの比a/bが
0.8以上であるニップ領域を形成するものであること
を特徴とする。
【0024】また、上記の目的を達成する本発明の画像
形成方法は、表面にトナー像を担持して所定の移動方向
に循環移動する無端ベルト上にトナー像を形成するトナ
ー像形成工程と、一対の加圧部材を備えた転写装置を用
い上記無端ベルト上に形成されたトナー像と所定の記録
媒体とを重ね合わせて加熱しながら加圧することにより
上記無端ベルト上のトナー像を上記記録媒体に転写する
とともに定着する転写定着工程とを有する画像形成方法
において、上記転写定着工程が、上記一対の加圧部材と
して、上記移動方向に交わる方向の中央部における、上
記一対の加圧部材が互いに加圧し合うニップ領域の上記
移動方向の長さaと、上記移動方向に交わる方向の両端
部における上記ニップ領域の上記移動方向の長さbとの
比a/bが0.8以上であるニップ領域を形成する一対
の加圧部材を用いて転写するとともに定着する工程であ
ることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0026】図1は、本発明の第1の画像形成装置の一
実施形態を示す概略構成図である。
【0027】図1に示すように、この画像形成装置に
は、画像情報を読み取る画像読取装置30と、読み取っ
た画像情報を処理する画像処理装置40と、矢印A方向
に循環移動する無端ベルト状の像担持体である中間転写
体1と、黒、イエロー、マゼンタ、シアン色にそれぞれ
対応する感光体ドラム4_1,4_2,4_3,4_
4、これらの各感光体ドラム上に画像情報に基づくトナ
ー像を形成する光ビーム走査装置20、帯電器10_
1,10_2,10_3,10_4、および黒、イエロ
ー、マゼンタ、シアン色のトナーが収納された現像器1
1_1,11_2,11_3,11_4からなるトナー
像形成装置と、感光体ドラム4_1,4_2,4_3,
4_4上に形成されたトナー像を中間転写体1上に転写
する転写器15_1,15_2,15_3,15_4
と、中間転写体1上に形成されたトナー像を加熱する加
熱板8と、トレイ6から供給された記録媒体Pと中間転
写体1上のトナー像とを重ね合わせて加熱しながら加圧
することにより中間転写体1上のトナー像を記録媒体P
に転写するとともに定着する転写定着装置50と、トナ
ー像を冷却固化する冷却装置7と、中間転写体1に所定
の張力を付与する張力ロール5_3と、記録媒体Pを中
間転写体1から剥離する剥離ロール5_4と、中間転写
体1を支持するロール5_1,5_2,5_5とが備え
られている。
【0028】転写定着装置50は、加熱ロール51およ
び加圧ロール53を有しており、これら2本のロールが
互いに加圧し合うニップ領域において中間転写体1とト
ナー像と記録媒体Pを加熱するとともに加圧する。加熱
ロール51と加圧ロール53とを互いに位置を入れ替え
て配置してもよい。また、加圧ロール53の内部に熱源
を配備して加熱加圧ロールとして構成してもよい。加熱
板8は、熱源を内蔵した板状部材で構成される。
【0029】なお、本実施形態における加熱ロール51
および加圧ロール53は、本発明にいう一対の加圧部材
に相当するものである。本発明における一対の加圧部材
は、本実施形態におけるように一対のロールで構成して
もよいが、一対の板状部材などで構成してもよく、ある
いはロールと板状部材などを組み合わせて構成してもよ
い。
【0030】なお、第1の実施形態における加熱ロール
51および加圧ロール53としては、金属ロール、また
は、金属ロール上にシリコーンゴムなどの耐熱弾性層を
形成したものを用いることができる。加熱ロール51の
内部には熱源が配置されており、その加熱温度は、ニッ
プ領域Nでのトナー温度がトナー溶融温度(Tm)以上
となるように制御される。
【0031】図1に示すように、この画像形成装置の加
熱ロール51および加圧ロール53には、押圧装置5
2,54がそれぞれ備えられている。
【0032】図2は、第1の実施形態における押圧装置
を示す概要図である。
【0033】図2に示すように、一対の加圧部材である
加熱ロール51および加圧ロール53の、一方の加圧部
材の中間転写体1移動方向Aに交わる方向の中央部を、
他方の加圧部材に接触する側とは反対側から他方の加圧
部材に向けて押圧する押圧装置52,54が備えられて
いる。押圧装置52,54は、バックアップロール5
5,56およびバックアップロール55,56を加熱ロ
ール51および加圧ロール53に押圧する押圧ユニット
57,58からなる。
【0034】なお、加圧ロール53は、加圧ユニット5
9により加熱ロール51に向かって所定のロール加重が
付与されており、このロール加重により加熱ロール51
と加圧ロール53との間にニップ領域Nが形成される。
【0035】図3は、図2に示す一対の加圧部材の斜視
図(a)、側面図(b)、およびニップ領域の平面図
(c)である。
【0036】図2、図3(a)および図3(b)に示す
ように、第1の実施形態では一対の加圧部材として加熱
ロール51および加圧ロール53が用いられている。こ
れら一対のロールに、バックアップロール55,56を
介して、図2に示した押圧装置により所定のロール加重
が付与されることにより、図3(c)に示すような形状
のニップ領域Nが形成される。このニップ領域Nは、こ
れら一対のロールが、中間転写体の移動方向Aに交わる
B方向(ロール軸方向)の中央部におけるニップ領域N
の移動方向Aの長さaと、移動方向Aに交わるB方向の
両端部におけるニップ領域Nの移動方向Aの長さbとの
比a/b(以下、ニップ形状指数という)が0.8以上
となるように形成される。
【0037】なお、本発明において、上記のニップ形状
指数a/bを0.8以上と定めた理由については実施例
の説明の際に詳細に説明する。
【0038】次に、この画像形成装置による画像形成方
法について、図1を参照しながら工程順に説明する。
【0039】第1の工程としてトナー像形成が行われ
る。このトナー像形成工程では、感光体ドラム4_1,
4_2,4_3,4_4が、帯電器10_1,10_
2,10_3,10_4により一様に帯電された後、画
像読取装置30からの画像情報に基づき画像信号処理装
置40から出力された濃度信号に応じ光ビームパルス幅
変調装置によってオンオフされる光ビーム走査装置20
により露光され、各感光体ドラム上に黒、イエロー、マ
ゼンタ、シアンの各色に対応する静電潜像が形成され
る。各感光体ドラム上の静電潜像は、現像器11_1,
11_2,11_3,11_4に収納された上記の各色
のトナーによりそれぞれ現像され、面積変調により濃度
を表す、いわゆるディジタル画像の各色トナー像が各感
光体ドラム上に形成される。これらの各色トナー像は、
転写器15_1,15_2,15_3,15_4によ
り、矢印Aで示す移動方向に循環移動する無端ベルト状
の中間転写体1上に順次転写され、中間転写体1上に複
数色のトナー像が重ね合わされた多色トナー像が形成さ
れる。
【0040】次に、第2の工程として転写定着が行われ
る。この転写定着工程では、中間転写体1上に形成され
た多色トナー像は、加熱板8と接触して加熱され溶融す
る。多色トナー像が転写定着装置50に搬送されるタイ
ミングに合わせてトレイ6から記録媒体Pが転写定着装
置50に送紙される。加圧ロール53は、多色トナー像
および記録媒体Pが転写定着装置50に到達するタイミ
ングに先立ち、加熱ロール51と離間していたスタンバ
イ位置から加圧位置に移動し、一対の加圧部材を構成す
る加熱ロール51および加圧ロール53が互いに加圧し
合うニップ領域Nが形成される。多色トナー像を担持し
た中間転写体1と記録媒体Pが重ね合わされた状態でニ
ップ領域Nに供給されると、中間転写体1上の多色トナ
ー像は溶融温度以上に加熱されて軟化溶融し、記録媒体
Pに浸透し次いで冷却固化することにより転写定着が行
われる。これら一対のロール51,53が形成するニッ
プ領域Nは、中間転写体の移動方向Aに交わる方向(ロ
ール軸方向)の中央部におけるニップ領域Nの移動方向
Aの長さaと、移動方向Aに交わるB方向の両端部にお
けるニップ領域Nの移動方向Aの長さbとの比a/b
(ニップ形状指数)が0.8以上となるように形成され
る。
【0041】記録媒体Pに転写定着された多色トナー像
は冷却装置7により凝集固化し、記録媒体Pとの間に強
い接着力が生じる。冷却装置7により冷却された中間転
写体1および記録媒体Pは曲率半径の小さな剥離ロール
5_4に搬送され、記録媒体P自体の腰の強さにより記
録媒体Pは中間転写体1からトナーとともに剥離されて
カラー画像が完成する。記録媒体Pに転写定着されたト
ナー像の表面は中間転写体1の表面にならい平滑化され
高光沢となる。
【0042】なお、感光体ドラム4_1,4_2,4_
3,4_4としては、各種の無機感光体(Se、a−S
i、a−SiC、CdSなど)の他に、各種の有機感光
体を用いることができる。
【0043】トナーはイエロー、マゼンタ、シアンなど
の色素を含有した熱可塑性のバインダで構成され、公知
の材料を用いることができる。本実施形態では、重量平
均分子量(Mw)54000、溶融温度(Tm)120
℃、溶融温度での粘度(η)4000Pasのトナーを
用いている。なお、これらのトナーの平均粒径は7μm
である。また、記録媒体上の各色のトナー量は、その色
素の含有量によりおおよそ0.4mg/cm2 〜0.7
mg/cm2 になるように露光条件および現像条件が設
定される。本実施形態では、各色とも0.65mg/c
2 に設定してある。
【0044】中間転写体1は、ベース層と表面層よりな
る2層構造のものを用いている。
【0045】ベース層には、カーボンブラックを添加し
た厚さ70μmのポリイミドフィルムを用いている。本
実施形態では、トナー像を感光体ドラムから中間転写体
に静電的に画像乱れなく転写するために、ベース層の体
積抵抗率はカーボンブラックの添加量を変化させること
により1010Ω・cmに調整してある。なお、ベース層
として、ポリイミドフィルムのほかに、厚さ10〜30
0μmの耐熱性の高いシート、例えばポリエステル、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、
ポリエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリイミドアミ
ド、ポリアミドなどのポリマーシートなどを用いること
も可能である。
【0046】また、表面層としては、トナー像を感光体
ドラムから中間転写体に静電的に画像乱れなく転写する
ために、その体積抵抗率を1014Ω・cmに調整してい
る。また、中間転写体から紙への同時転写定着を行うと
きに、トナー像を挟んだ状態での中間転写体紙との密着
度を高めるために、ゴム硬度30度、厚さ50μmのシ
リコーン共重合体を用いている。シリコーン共重合体
は、適度の弾性を有するとともにその表面が常温でトナ
ーに対して粘着性を有しており、さらに、溶融して流動
化したトナーを離しやすい特性を有しているため記録媒
体へのトナーの転写効率を向上させる効果があり、表面
層として最適である。
【0047】加熱板8としては、厚さ2mm、中間転写
体1移動方向Aの長さ220mmのアルミニウム板の裏
にシリコンラバーヒーターを貼付したものを用いてい
る。加熱温度は、中間転写体1が記録媒体Pと接するニ
ップ領域Nにおけるトナー温度がトナー溶融温度(T
m)以上となるように制御される。加熱板8としては、
上記材料の外に、セラミックヒーターなどを用いること
もできる。
【0048】次に、本発明の画像形成方法の実施例につ
いて説明する。
【0049】
【実施例1】本実施例においては、表1に示すような種
々のロールを用い、ロール加重を種々変化させることに
よりニップ形状指数a/bを変化させて画像形成テスト
を行った。
【0050】表1には、加熱ロール51および加圧ロー
ル53(図3参照)のロール中央部および両端部外径、
金属ロールの中央部および両端部外径、弾性体(ゴム)
層厚さおよび硬度、ロール加重、およびニップ形状指数
a/bが示されている。
【0051】ニップ形状指数a/bは、図3(c)を参
照して説明したニップ領域Nにおけるロール軸方向中央
部のニップ幅aに対する、両端部におけるニップ幅bの
比a/bである。
【0052】
【表1】
【0053】記録媒体には、普通紙として富士ゼロック
ス(株)製J紙を用い、薄紙として富士ゼロックス
(株)製S紙を用い、また、厚紙として大昭和製紙
(株)製の白老紙を用いた。J紙、S紙、および白老紙
の十点平均厚さの測定値は、それぞれおおよそ96μ
m、76μm、および210μmであった。スクリーン
には垂直万線を用い線数は200線とした。中間転写体
の移動速度(トナー像の転写定着速度)は260mm/
sに設定した。
【0054】以上のテスト条件下で、J紙、S紙、およ
び白老紙についてそれぞれ100枚ずつ画像出力し、紙
しわと光沢ムラの評価を行った。
【0055】評価には、肉眼判定による次の3段階の評
価グレードを用いた。
【0056】G0:紙しわ、光沢むらともに発生なし。
【0057】G1:記録媒体に少し波打ちがみられるが
光沢むらの発生はない。
【0058】G2:紙しわ、光沢むらともに発生。
【0059】許容グレードはG1以下である。
【0060】図4は、表1に示したテスト条件下におけ
るニップ形状指数a/bと紙しわ・光沢むら評価グレー
ドとの関係を示すグラフである。
【0061】図4に示すように、ニップ形状指数a/b
がおおよそ0.8以上であれば、許容グレードG1を満
足させる紙しわ・光沢むら評価グレードを得ることがで
きる。
【0062】このように、一対の加圧部材の中央部と両
端部における、加圧部材表面層の圧縮変形量の比率を調
整してニップ形状指数a/bを0.8以上とすることに
より、中央部と両端部での記録媒体の速度差を適正に制
御してニップ領域通過後の内向きのモーメントM(図1
3参照)を小さくすることが可能であり、こうすること
により中間転写体から記録媒体が部分的に剥離するのを
防止し、しわの発生を抑え光沢むらを防止することがで
きる。
【0063】次に、本発明の第1の画像形成装置の第2
の実施形態について説明する。
【0064】図5は、第2の実施形態における加圧部材
の形状を示す図である。
【0065】図5に示すように、第2の実施形態に用い
られる加熱ロール51および加圧ロール53からなる一
対のロールが、ともにロール軸方向の両端部から中央部
にかけて外径が次第に増加する形状を有している。
【0066】このような形状のロールを用いて一対のロ
ール相互間に所定のロール加重を加えた時にロール中央
部が撓んで、図3(c)に示したような形状を有するニ
ップ領域Nが形成される。この時形成されるニップ領域
Nの形状指数a/bを、図4に示すように、0.8以上
とすることにより、図11を参照して説明した定着装置
におけると同様に、記録媒体のニップ領域の中央部付近
の周速度よりも両端部付近の周速度の方が速くなり、そ
のため、ニップ領域に入る前の記録媒体の、ロール軸方
向中央部付近には記録媒体搬送方向Aと反対方向に向か
う大きな抵抗力が生じ、ロール軸方向両端部付近には小
さな抵抗力が生じる。その結果、ニップ領域に入る前の
記録媒体には外向きのモーメントが働き、左右に伸ばさ
れながらニップ領域に入っていくので記録媒体にはしわ
が発生しない。
【0067】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0068】図6は、第3の実施形態における加圧部材
の形状を示す図である。
【0069】図6に示すように、この加圧部材は、弾性
体層61と金属層62の2層が積層されてなる積層ロー
ル60であり、これら2層のうちの金属層62のロール
軸方向の両端部から中央部にかけて層厚が次第に増加し
てなる層として形成されている。
【0070】このような加圧部材を用い、ロールの撓み
などを補正し、ロールの中央部と両端部におけるロール
表面層の圧縮変形量の比率を調整してニップ形状指数a
/bを0.8以上とすることにより、中間転写体から記
録媒体が部分的に剥離するのを防止し、図4に示したよ
うに、しわの発生を抑え光沢むらを防止することができ
る。
【0071】図7は、本発明における一対の加圧部材を
一対の板状部材で構成した例および板状部材とロールと
を組み合わせて構成した例を示す図である。図7(a)
に示すように、この加圧部材71は一対の板状部材7
2,72で構成され、図7(b)に示すように、この加
圧部材73は板状部材74とロール75とを組み合わせ
て構成されている。これらの加圧部材71,73は、そ
れぞれ、一対の加圧部材のうちの少なくとも一方の加圧
部材が、中間転写体移動方向Aに交わる方向の両端部か
ら中央部にかけて徐々に、他方の加圧部材側に膨らんだ
形状を有している。このような加圧部材71,73を用
いこれら加圧部材71,73によるニップ領域のニップ
形状指数a/bを0.8以上とすることにより、図4に
示したように紙しわの発生を防止することができる。
【0072】次に、本発明の第2の画像形成装置の実施
形態について説明する。
【0073】図8は、本発明の第2の画像形成装置の一
実施形態を示す概略構成図である。
【0074】図8に示すように、この画像形成装置は、
図1に示した本発明の第1の画像形成装置の第1実施形
態とは異なり、ドラム状の感光体および無端ベルト状の
中間転写体を備えておらず、その代わりに無端ベルト状
の感光体が備えられている。この感光体ベルト4は、ロ
ール5_1,5_2,5_5、張力ロール5_3、剥離
ロール5_4、加熱板8により支持されて矢印A方向に
循環移動する。感光体ベルト4を一様帯電する帯電器1
0は、1台のみが配備されている。これら以外の構成は
図1に示した本発明の第1の画像形成装置の第1実施形
態と同様であるので、以下には、本発明の第1の画像形
成装置の第1実施形態と相違する点についてのみ説明す
る。
【0075】感光体ベルト4は、帯電器10により一様
に帯電された後、画像読取装置30からの画像情報に基
づき画像処理装置40から出力された、黒色に対応する
濃度信号に応じ光ビームパルス幅変調装置によってオン
オフされる光ビーム走査装置20により露光され、感光
体ベルト4上には黒色に対応する静電潜像が形成され
る。黒色に対応する静電潜像は黒色のトナーが収納され
た現像器11_1により現像され、面積変調により濃度
を表すいわゆるディジタル画像の黒のトナー像が感光体
ベルト4上に形成される。次いで、感光体ベルト4上に
形成された黒のトナー像の上にイエローに対応する静電
潜像が形成され現像器11_2により現像されてイエロ
ーのトナー像が形成される。さらに、順次、マゼンタ、
シアン色のトナー像が感光体ベルト4上に重ね合わされ
るように形成され、感光体ベルト4上に多色トナー像が
形成される。
【0076】感光体ベルト4上に形成された多色トナー
像は、加熱板8と接触して加熱され溶融する。以下、転
写定着装置50による転写定着以降の工程は図1に示し
た本発明の第1の画像形成装置の第1実施形態と同様で
あるので説明を省略する。
【0077】なお、感光体ベルト4としては、耐熱性を
有する各種の無機感光体(Se、a−Si、a−Si
C、CdSなど)を用いることができる。
【0078】次に、この画像形成装置を用いて行った画
像形成テストの結果について説明する。
【0079】加熱ロール51および加圧ロール53とし
ては外径50mmの金属ロールの上に、ゴム硬度30で
厚さ2mmの表面層を被覆したものを用いた。また、金
属ロールの中央部における外径を両端部における外径よ
り800μm太くすることにより、ニップ形状指数a/
bを0.9になるように調整した。
【0080】その他のテスト条件は、本発明の第1の画
像形成装置の第1実施形態と同様である。
【0081】上記のテスト条件下で、普通紙(J紙)、
薄紙(S紙)、および厚紙(白老)についてそれぞれ1
00枚ずつ画像出力し、紙しわと光沢ムラの評価を行っ
た。その結果は、いづれの場合も評価グレードはG0で
あり、紙しわ、光沢むらのな
【0082】い良好な画像が得られた。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の転写定着
装置およびその転写定着装置を用いた画像形成装置によ
れば、高光沢で色バランスが良くかつトナーの透明性に
優れた高画質の画像を得ることのできる転写定着同時方
式の転写定着装置および画像形成装置を実現することが
できる。また、本発明の画像形成方法によれば、高光沢
で色バランスが良くかつトナーの透明性に優れた高画質
の画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の画像形成装置の一実施形態を示
す概略構成図である。
【図2】第1の実施形態における押圧装置を示す概要図
である。
【図3】第1の実施形態における一対の加圧部材の斜視
図(a)、側面図(b)、およびニップ領域の平面図
(c)である。
【図4】表1に示したテスト条件下におけるニップ形状
指数a/bと紙しわ・光沢むら評価グレードとの関係を
示すグラフである。
【図5】第2の実施形態における加圧部材の形状を示す
図である。
【図6】第3の実施形態における加圧部材の形状を示す
図である。
【図7】本発明における一対の加圧部材を一対の板状部
材で構成した例および板状部材とロールとを組み合わせ
て構成した例を示す図である。
【図8】本発明の第2の画像形成装置の一実施形態を示
す概略構成図である。
【図9】従来の転写定着装置による加熱加圧後の記録媒
体にしわが発生した状態を示す平面図(a)およびその
B−B断面図(b)である。
【図10】一対の弾性体層を有するロールにより形成さ
れるニップ領域を示す模式図である。
【図11】従来の定着装置におけるしわ防止の原理を示
す模式図である。
【図12】従来の転写定着同時方式の画像形成装置の概
要図である。
【図13】従来の転写定着同時方式の画像形成装置にお
いて記録媒体にしわが発生する様子を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 中間転写体 2 加熱ロール 3 加圧ロール 3a 弾性体層 4 感光体ベルト 4_1,4_2,4_3,4_4 感光体ドラム 5_1,5_2,5_5 ロール 5_3 張力ロール 5_4 剥離ロール 6 トレイ 7 冷却部 8 加熱板 9 しわ 10,10_1,10_2,10_3,10_4 帯
電器 11_1,11_2,11_3,11_4 現像器 15_1,15_2,15_3,15_4 転写器 20 光ビーム走査装置 30 画像読取装置 40 画像処理装置 50 転写定着装置 51 加熱ロール 52,54 押圧装置 53 加圧ロール 55,56 バックアップロール 57,58 押圧ユニット 59 加圧ユニット 60 積層ロール 61 弾性体層 62 金属層 71,73 加圧部材 72,72,74 板状部材 75 ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 雄一 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 山田 哲夫 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA14 AA15 BA01 BA18 2H033 AA10 AA11 BA11 BB12 BB15 BB30 BB33 BE09

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の移動方向に循環移動する無端ベル
    ト状の像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成する
    トナー像形成装置と、該像担持体上に形成されたトナー
    像と所定の記録媒体とを重ね合わせて加熱しながら加圧
    することにより該像担持体上のトナー像を前記記録媒体
    に転写するとともに定着する一対の加圧部材を有する転
    写定着装置とを備えた画像形成装置において、 前記一対の加圧部材が、像担持体移動方向に交わる方向
    の中央部における、該一対の加圧部材が互いに加圧し合
    うニップ領域の像担持体移動方向の長さaと、前記移動
    方向に交わる方向の両端部における前記ニップ領域の像
    担持体移動方向の長さbとの比a/bが0.8以上であ
    るニップ領域を形成するものであることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 所定の移動方向に循環移動する無端ベル
    ト状の感光体と、該感光体上に画像情報に基づく静電潜
    像を形成する静電潜像形成装置と、該感光体上に形成さ
    れた静電潜像をトナーで現像して該感光体上にトナー像
    を形成する現像装置と、該現像装置により形成されたト
    ナー像を担持する該感光体と所定の記録媒体とを重ね合
    わせて加熱しながら加圧することにより該感光体上のト
    ナー像を前記記録媒体に転写するとともに定着する一対
    の加圧部材を有する転写定着装置とを備えた画像形成装
    置において、 前記一対の加圧部材が、前記移動方向に交わる方向の中
    央部における、該一対の加圧部材が互いに加圧し合うニ
    ップ領域の感光体移動方向の長さaと、感光体移動方向
    に交わる方向の両端部における前記ニップ領域の感光体
    移動方向の長さbとの比a/bが0.8以上であるニッ
    プ領域を形成するものであることを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】 前記一対の加圧部材のうちの少なくとも
    一方の加圧部材が、前記移動方向に交わる方向の両端部
    から中央部にかけて徐々に、他方の加圧部材側に膨らん
    だ形状を有するものであることを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記一対の加圧部材のうちの少なくとも
    一方の加圧部材の前記移動方向に交わる方向の中央部
    を、該他方の加圧部材に接触する側とは反対側から該他
    方の加圧部材に向けて押圧する押圧装置を備えたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の加圧部材のうちの少なくとも
    一方の加圧部材がロールであることを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ロールが、ロール軸方向の両端部か
    ら中央部にかけて外径が次第に増加する形状に形成され
    たものであることを特徴とする請求項5記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 前記ロールが、複数の層が積層されてな
    る積層ロールであり、該複数の層のうちの少なくとも1
    層が、ロール軸方向の中央部の層厚が、ロール軸方向の
    両端部の層厚よりも厚い層であることを特徴とする請求
    項5記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の加圧部材を構成する一方の加
    圧部材であるロールの、該ロールと対をなす他方の加圧
    部材と接触する側とは反対側のロール面に接触して、該
    ロールを前記他方の加圧部材に向けて押圧する押圧装置
    を備えたことを特徴とする請求項5記載の画像形成装
    置。
  9. 【請求項9】 所定の移動方向に循環移動する無端ベル
    ト上に担持されたトナー像と所定の記録媒体とを重ね合
    わせて加熱しながら加圧することにより該無端ベルト上
    のトナー像を前記記録媒体に転写するとともに定着する
    一対の加圧部材を備えた転写定着装置において、 前記一対の加圧部材が、前記移動方向に交わる方向の中
    央部における、該一対の加圧部材が互いに加圧し合うニ
    ップ領域の前記移動方向の長さaと、前記移動方向に交
    わる方向の両端部における前記ニップ領域の前記移動方
    向の長さbとの比a/bが0.8以上であるニップ領域
    を形成するものであることを特徴とする転写定着装置。
  10. 【請求項10】 前記一対の加圧部材のうちの少なくと
    も一方の加圧部材が、前記移動方向に交わる方向の両端
    部から中央部にかけて徐々に、他方の加圧部材側に膨ら
    んだ形状を有するものであることを特徴とする請求項9
    記載の転写定着装置。
  11. 【請求項11】 前記一対の加圧部材のうちの少なくと
    も一方の加圧部材の前記移動方向に交わる方向の中央部
    を、該他方の加圧部材に接触する側とは反対側から該他
    方の加圧部材に向けて押圧する押圧装置を備えたことを
    特徴とする請求項9記載の転写定着装置。
  12. 【請求項12】 前記一対の加圧部材のうちの少なくと
    も一方の加圧部材がロールであることを特徴とする請求
    項9記載の転写定着装置。
  13. 【請求項13】 前記ロールが、該ロール軸方向の両端
    部から中央部にかけて外径が次第に増加する形状を有す
    るものであることを特徴とする請求項12記載の転写定
    着装置。
  14. 【請求項14】 前記ロールが、複数の層が積層されて
    なる積層ロールであり、該複数の層のうちの少なくとも
    1層が、ロール軸方向の両端部から中央部にかけて層厚
    が次第に増加してなる層であることを特徴とする請求項
    12記載の転写定着装置。
  15. 【請求項15】 前記一対の加圧部材を構成する一方の
    加圧部材であるロールの、該ロールと対をなす他方の加
    圧部材と接触する側とは反対側のロール面に接触して、
    該ロールを前記他方の加圧部材に向けて押圧する押圧装
    置を備えたことを特徴とする請求項12記載の転写定着
    装置。
  16. 【請求項16】 表面にトナー像を担持して所定の移動
    方向に循環移動する無端ベルト上にトナー像を形成する
    トナー像形成工程と、一対の加圧部材を備えた転写装置
    を用い前記無端ベルト上に形成されたトナー像と所定の
    記録媒体とを重ね合わせて加熱しながら加圧することに
    より該無端ベルト上のトナー像を前記記録媒体に転写す
    るとともに定着する転写定着工程とを有する画像形成方
    法において、 前記転写定着工程が、前記一対の加圧部材として、前記
    移動方向に交わる方向の中央部における、該一対の加圧
    部材が互いに加圧し合うニップ領域の前記移動方向の長
    さaと、前記移動方向に交わる方向の両端部における前
    記ニップ領域の前記移動方向の長さbとの比a/bが
    0.8以上であるニップ領域を形成する一対の加圧部材
    を用いて転写するとともに定着する工程であることを特
    徴とする画像形成方法。
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