JPH06308839A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH06308839A
JPH06308839A JP10076993A JP10076993A JPH06308839A JP H06308839 A JPH06308839 A JP H06308839A JP 10076993 A JP10076993 A JP 10076993A JP 10076993 A JP10076993 A JP 10076993A JP H06308839 A JPH06308839 A JP H06308839A
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JP
Japan
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intermediate transfer
transfer medium
toner
roller
recording paper
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Application number
JP10076993A
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English (en)
Inventor
Shinji Hayakawa
慎司 早川
Takayuki Takeda
高幸 竹田
Shinichi Ito
眞一 伊東
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷画像の光沢ムラや濃度ムラを除去し、高
い転写効率が得られる優れた装置を提供する。 【構成】 加熱ローラ18と加圧ローラ19の圧接部で
あるニップ部の中間転写媒体1の搬送方向下流側に前記
中間転写媒体を急角度で屈曲させるガイドローラ21を
配することにより、前記中間転写媒体及び記録紙2を加
圧ローラに圧接しながら進行させ、加圧ローラに対し前
記記録紙を挟んで中間転写媒体の張力による圧力が働く
ように、加熱ローラと加圧ローラとガイドローラとを配
置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光体上に形成されたト
ナーを中間転写体上に転写し、その後中間転写体上のト
ナーと記録紙を重ねた状態で加熱して記録紙にトナーを
転写すると同時に定着する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の中間転写媒体を利用した画像形成
装置として、例えば、特開昭62−95568に開示さ
れるものがある。この装置における加熱転写・定着装置
の構成を、図4に示す。この装置では、加熱ローラ18
に加圧ローラ19を圧接したニップ部分を通過するとす
ぐに、中間転写媒体1から記録紙2を剥離している。ニ
ップ部通過直後の中間転写媒体1と記録紙2との剥離
は、トナー溶融状態で行われるため、トナー15は中間
転写媒体1と記録紙2の両方に付着して分断される。そ
のため、転写効率が悪く、中間転写媒体1にもトナー1
5が残留するため、残留トナー除去用のクリーナーが必
要となっていた。
【0003】また、図4の装置の転写率を向上させる例
としては、特公平3−63756に示されるものがあ
り、図5に転写・定着部の構成例を示す。この装置によ
れば、ニップ部分通過後も、記録紙2と中間転写媒体1
とを密着させた状態で搬送し、トナー15が冷却され固
化した後で両者を剥離するものである。
【0004】図5の装置によれば、加熱ローラに18よ
って与えられる熱量により、トナー15を溶融し、加熱
ローラ18と加圧ローラ19の接触したニップ部分を通
過後、しばらく記録紙2と中間転写媒体1とを密着させ
ておき、トナーが冷却されて固化した後で、中間転写媒
体が急角度で屈曲するガイドローラ21の位置で記録紙
の腰の強さを利用し、中間転写媒体から記録紙を分離す
る。分離部分では、固化することで凝集力を増したトナ
ーが、離型性を良くしてある中間転写媒体から離れ、ト
ナーとの接着力の強い記録紙上に一体となって転写する
ため、転写効率が向上する。
【0005】しかし、中間転写媒体1には、加熱ローラ
付近で、中間転写媒体走行方向と平行なシワが多数発生
する。そのシワは、加熱ローラ18と加圧ローラ19と
の接触したニップ部分では、加熱ローラ18に加圧ロー
ラ19が強い線圧で押しつけられているため、一時的に
伸び、ニップ内のトナーは、加熱ローラ18から熱量を
受けて溶融し、均一な厚さで記録紙と中間転写媒体とに
密着した状態になる。
【0006】中間転写媒体がニップ部分を通過すると、
加熱ローラ18と加圧ローラ19との押しつけ力から開
放されるため、中間転写媒体上には、前記のシワが再発
する。ここでニップ部分を通過した直後の中間転写媒体
1と記録紙2との関係を、記録紙の挿入方向から見る
と、図6に示す様になる。中間転写媒体1上のシワの凹
部分では、記録紙2の搬送方向下流側にある急角度に屈
曲した部分に達する前に、記録紙と剥離する。ニップ部
分通過直後の凹部分では、トナー15は溶融状態にあ
り、粘度を持つ液状物体であるトナーは、凝集力が弱
く、中間転写媒体上のトナー面は、記録紙2と中間転写
媒体1との間で引き延ばされ、ついには中間媒体表面か
ら糸を引く様な状態で離され、冷却されて固まるため、
記録紙2に付着したトナー15の表面は、非常に粗いも
のとなる。
【0007】それに対して、凸部分ではトナーを挟んで
記録紙2と中間転写媒体1が密着した状態で前記の屈曲
部まで搬送され、その搬送途中でトナー15が冷却さ
れ、固化するので、記録紙上のトナーは、中間転写媒体
表面同様の滑面となる。この、中間転写媒体の凹凸部で
の表面粗さの違いが光沢ムラとして印字画像に現れる。
【0008】また、凹部の剥離では、図7の様に、記録
紙2と中間転写媒体1との間で溶融したトナー15が、
記録紙と中間転写媒体との間で引き延ばされた際、凝集
力の弱さのため、中間転写媒体表面から離れるのではな
く、記録紙と中間転写媒体の両方に分断することもあ
り、この場合は、先ほど述べた理由から、トナーの分断
面が粗くなり、更に、分断されることにより、中間転写
媒体上にトナーが残り、その分、記録紙に付着するトナ
ー量が減るため、凸部で記録紙に転写されるトナー量に
較べ、凹部から記録紙に転写されるトナー量の方が少な
くなってしまう。この、中間転写媒体からの転写不良で
起こる記録紙上のトナー付着量の違いが、濃度ムラとな
り、トナーの表面粗さの違いによる光沢ムラと共に印刷
画像に現れる。更に、中間転写媒体の凹部にもトナーが
残るため、クリーナーが必要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来の装
置では、印刷画像に光沢ムラが現れたり、場合によって
は、光沢ムラに加えて濃度ムラも生じるという問題点が
発生した。また、中間転写媒体上にも、転写不良のトナ
ーが残ってしまうという問題点もあった。
【0010】この発明は、印刷画像の光沢ムラや濃度ム
ラを除去し、高い転写効率が得られる優れた装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決するために、静電潜像担持体上に形成されたトナー像
が転写された無端ベルト状の中間転写媒体のトナー像の
転写されていない裏側に配置された加熱ローラと、記録
紙を間に挟んで前記中間転写媒体のトナー像が転写され
た表側に配置された加熱ローラとを有し、前記加熱ロー
ラと加圧ローラとにより加熱及び加圧することにより、
トナー像の転写と定着とを同時に行う加熱転写定着手段
を備えた画像形成装置において、前記加熱ローラと加圧
ローラの圧接部であるニップ部の中間転写媒体の搬送方
向下流側に前記中間転写媒体を急角度で屈曲させるガイ
ドローラを配することにより、前記中間転写媒体及び記
録紙を加圧ローラに圧接しながら進行させ、加圧ローラ
に対し前記記録紙を挟んで中間転写媒体の張力による圧
力が働くように、加熱ローラと加圧ローラとガイドロー
ラとを配置したことを特徴とする。
【0012】
【作用】この発明の画像形成装置によれば、加熱転写定
着手段としての加熱ローラと加圧ローラ及びガイドロー
ラを前述のように構成したので、ニップ部を通過した中
間転写媒体には、自らを加圧ローラに押しつける様な力
が働くため、その反作用で、中間転写媒体は加圧ローラ
によって伸ばされる。この作用で、中間転写媒体にはシ
ワが発生せず、記録紙と中間転写媒体は、間に溶融トナ
ーを挟んだ形で密着する。この状態でトナーが冷却され
て固化し、中間転写媒体を急角度で屈曲させるガイドロ
ーラ部分で、記録紙の腰の強さを利用して中間転写媒体
から記録紙を剥離すると、トナー面が中間転写媒体表面
と同等の平滑さになり、画像部におけるトナー付着量も
均一となり、転写不良による濃度ムラや、トナー面の表
面粗さの違いによる光沢ムラの無い印刷画像が得られ
る。
【0013】
【実施例】本発明の画像形成装置における加熱転写定着
手段では、図1のように、加熱ローラ18と加圧ローラ
19とのニップ部分を通過後も、中間転写媒体1が加圧
ローラ表面を押し付けながら、加圧ローラに添って進行
するようにガイドローラ21を設けて、加圧ローラと加
熱ローラの間の中間転写媒体の走行経路を設定する。こ
の様な設定にすると、ニップ部を通過した中間転写媒体
には、自らを加圧ローラに押しつける様な力が働くた
め、その反作用で、中間転写媒体は加圧ローラによって
伸ばされる。この作用で、中間転写媒体にはシワが発生
せず、記録紙2と中間転写媒体1は、間に溶融トナーを
挟んだ形で密着する。この状態でトナー15が冷却され
て固化し、中間転写媒体1が急角度で屈曲するガイドロ
ーラ21の部分で、記録紙の腰の強さを利用して中間転
写媒体から記録紙を剥離すると、トナー面が中間転写媒
体表面と同等の平滑さになり、画像部におけるトナー付
着量も均一となり、転写不良による濃度ムラや、トナー
面の表面粗さの違いによる光沢ムラの無い印刷画像が得
られる。また、中間転写媒体にもトナーが残らないた
め、高い転写効率が得られ、クリーナーレス化も実現で
きる。
【0014】ところで、ニップ部通過後の中間転写媒体
1の加圧ローラ19への巻き付け角としては、中間転写
媒体が加圧ローラからの反発力でシワを伸ばされている
間に、記録紙と中間転写媒体の間のトナー温度が融点以
下になるよう、できるだけ大きく巻き付けた方がよい。
よって、上記の構成以外にも、図2の様に加圧ローラ1
9を加熱ローラ18に押し付けるだけでなく、ガイドロ
ーラ21にも押し付けるような配置にすると、記録紙
は、中間転写媒体と加圧ローラが接触している部分の終
わりと同時に中間転写媒体から剥離する。中間転写媒体
が加圧ローラに添って走行しているときには、前記した
様に、中間転写媒体は加圧ローラから反力を受けて伸ば
されるので、中間転写媒体にはシワが発生しない。よっ
て、図の様な装置構成にすると、加熱ローラと加圧ロー
ラのニップ部分から、記録紙と中間転写媒体が剥離する
まで、中間転写媒体にはシワが発生せず、図1よりも確
実に、光沢ムラや濃度ムラを無くすことができる。
【0015】図3は本発明の画像形成装置の一実施例を
示す概略構成図である。1は中間転写媒体であり、この
中間転写媒体は後で説明するように、加熱され160゜
C前後に達するので、その材質は耐熱性が必要で、ベル
ト基材として、ポリエステル、ポリイミド、ポリエーテ
ルイミド、ポリエーテルサルフォン、ポリエーテルエー
テルケトン、等の材料を用いたフィルムが用いることが
できる。また、ベルトの帯電を避けるため、カーボンを
分散したものを用いると好適である。ベルトの抵抗値は
1011Ωより大きい場合は転写後の放電が大きくトナー
の飛散、像乱れが大きく、また104Ω以下の場合には
充電電荷が接触部材へ逃げ易く転写電位が低下して転写
率の低下を引き起こす。したがって、105〜1010Ω
が良く、好ましくは107〜109Ωがよい。厚さは10
0μm以下で、引っ張り強度とその取扱性を考慮すると
5μm以上が望ましい。本実施例では、カーボンを分散
したポリイミドの基材上に離型性に優れたPFA、FE
P等のフッ素樹脂をコーティングして用いた。
【0016】この中間転写媒体の周辺には、イエロー、
マジェンタ、シアン、ブラックの色のトナ−を収容した
画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kが配
置されている。この画像形成ユニットは静電潜像担持体
としての感光体ドラム11Y、11M、11C、11K
と、その周辺に帯電手段12Y、12M、12C、12
Kと露光手段13Y、13M、13C、13Kと現像手
段14Y、14M、14C、14Kが順に設けられてい
る。現像手段のトナ−収容槽内にはそれぞれ、トナ−1
5Y、15M、15C、15Kが収納されている。
【0017】ドラム状に形成された感光体11は導電性
支持体上に光導電層を設けたもので、セレン感光体、有
機系感光体、酸化亜鉛感光体、アモルファスシリコン感
光体などいずれも使用できる。帯電手段としての帯電装
置12は、感光体の表面に対持して設ける。本実施例で
は、図3に示すような接触型の帯電ブレ−ドが設けられ
る。この帯電ブレ−ドはたとえば金属性の板金に導電性
のゴムを積層したものから構成されるものである。この
他に導電性の帯電ロ−ラや、非接触型のコロナ放電器も
利用できる。露光手段としての露光装置13は、画像信
号を光に変換して感光体に照射する。露光装置として
は、レーザあるいはLEDアレイ等の光源と作像光学系
を組み合わせたものが利用できる。本実施例では、光源
としてLEDアレイを用い、作像光学系としてセルフォ
ックレンズを用いた。
【0018】現像手段としての現像装置14は、トナー
担持体141上にトナー15を吸着して、これを図示矢
印方向に搬送し、感光体上に形成された静電潜像を現像
するものである。現像装置としては、二成分磁気ブラシ
現像器、一成分磁気ブラシ現像器、一成分非磁性現像器
など公知の技術がいずれも利用できる。
【0019】中間転写媒体1を間に挟んで各感光体ドラ
ムに対抗して転写ローラ16Y、16M、16C、16
Kが設けられる。転写ローラとしては静電的にトナ−を
転写できるものならいずれでもよく、コロナ放電器、あ
るいは接触型の導電性の材質が用いられ、形状しては
ローラ型、ブレ−ド型いずれでもよく、本実施例では図
の如く導電性ローラを用いた。このローラは金属製支持
体にゴム、もしくはスポンジ等の弾性の性質を持つ抵抗
材が積層されて構成される。また、必要に応じて抵抗材
の表面を保護材などかぶせてもよい。転写時には、これ
らの複数の転写ローラの金属支持体にはトナー電荷と逆
極性の電位が印加される。
【0020】この画像形成ユニットの中間転写媒体の搬
送方向下流側には加熱加圧手段が設けられている。この
加熱加圧手段は中間転写媒体1を挟んで一対となって対
向して設けられる。それらのうち、中間転写媒体のトナ
ー像が転写されていない裏側に加熱手段としての加熱ロ
ーラ18が設けられており、一定の加圧力で圧接され
る。この加熱ローラ18は金属性中空部材にハロゲンラ
ンプを内蔵したものである。また、ガラス、セラミック
等の基材の表面にNi−P等で構成される発熱抵抗層を
形成し、さらにその上に、Ta25、フッ素樹脂等の保
護層で形成したものも利用できる。これに対抗して、中
間転写媒体1のトナー像が転写されている表側に、弾性
体状のローラで構成された加圧手段としての加圧ローラ
19が設けられている。この加圧ローラ19は金属パイ
プにゴムを積層したもので、ゴムとしてはシリコーンな
どがよい。
【0021】加熱加圧手段の下流側には中間転写媒体を
走行させるための駆動ローラ20と、記録紙2を中間転
写媒体1から分離するためのガイドローラ21が設けて
ある。ガイドローラ21は、記録紙が腰の強さで中間転
写媒体と分離できるように、中間転写媒体が急な角度で
屈曲するように配置されている。
【0022】中間転写媒体1は更に中間転写媒体を一定
の張力に張るための引っ張りローラ22と、その他のロ
ーラ23、24に掛けられている。
【0023】画像形成ユニットの上方側には記録紙の挿
入手段がもうけてあり、これは記録紙2を積層して収納
した記録紙カセット25とこれに納められた記録紙2を
順に中間転写媒体に給送する給紙ローラ26と、給紙さ
れた記録紙2を案内する一対の給紙ガイド27、28
と、送紙する一対の送紙ローラ31、32と、加熱加圧
手段まで案内する給紙ガイド33、34で構成される。
【0024】次に、この画像形成装置の動作、作用を説
明する。中間転写媒体を駆動する駆動ローラ20とそれ
ぞれの感光体ドラム11とが図示しない駆動手段によ
り、図示矢印方向に一定周速度で同速度で回転する。記
録スタート信号に基づいて、感光体ドラム11に帯電装
置12を用いて一様均一に帯電する。次に、露光装置1
3によって、画像信号に対応した光が感光体に照射され
て、静電潜像が形成される。ここでは、画像に対応する
箇所に光が照射する。画像部は帯電電荷が消去し、非画
像部は帯電電荷がそのまま残されるように画像信号が形
成されている。感光体に接触もしくは近接して設けられ
た現像装置14により静電潜像は可視化される。本発明
では反転現像を用いるから、感光体の導電性支持体とト
ナー担持体141間にはバイアス電位が印加されてい
る。このため、トナー担持体上の帯電したトナー15は
静電気力により、感光体ドラム上に付着し、現像され
る。以上のように、各画像形成ユニットにおいて、画像
信号に基づいた記録がそれぞれの色のトナ−により現像
される。
【0025】感光体ドラムに現像されたトナ−は感光体
ドラムと対抗する転写ローラ16に印加された転写電位
により中間転写媒体上に静電的に転写される。転写ロー
ラにはトナ−の帯電極性とは逆極性の電位が図示しない
電圧印加手段により印加されている。中間転写媒体上の
記録の先頭位置がイエロートナーで現像された感光体1
1Y上に搬送されると感光体上のトナーが中間転写媒体
の移動に応じてイエロトナーが次々と転写される。さら
に、ベルトの先頭がマゼンタトナーで現像された感光体
11Mに搬送されると同様にイエロートナー像が転写さ
れたベルト上にマゼンタトナーが転写されていく。同様
にシアン、ブラックトナーが転写されていく。そして、
各トナーの転写はY、M、C、BKの順で終了し、中間
転写媒体上に多色画像が形成される。
【0026】次に、中間転写媒体上のカラートナ−画像
は加熱加圧手段に移動する。図3の加圧ローラ19は待
機状態であり、実際の印刷時には、図1の様に加熱ロー
ラ18に圧接される。ここでカセット25に収容された
記録紙2は給紙ローラ26により、給紙され、ガイド2
7、28に案内され、送紙ローラ31、32により送ら
れる。加熱加圧手段の手前で中間転写媒体上のトナ−像
と重ねられ、加熱加圧手段により加熱とともに加圧され
る。
【0027】このプロセスでは、図1の通り、記録紙は
トナー像が形成された中間転写媒体に重ねられ、加熱加
圧手段の両ローラに挟まれて、加熱および、加圧され
る。中間転写媒体上のトナーはローラ18より熱がトナ
ーに伝達され、トナーを加熱溶融する。記録紙は加熱加
圧手段の中間転写媒体の搬送方向下流方向へ中間転写媒
体と重なって、搬送される。この時、加圧ローラ19と
加熱ローラ18に対して、中間転写媒体の走行経路を図
の様に設定することで、ニップ部分を通過した後も、中
間転写媒体には、自らをローラ19に押しつける力が働
くため、ローラ19からの反作用により、中間転写媒体
は引き延ばされ、しわの再発生が防止される。中間転写
媒体は、間にトナーを挟んだ状態で記録紙と密着する。
記録紙と中間転写媒体は、間に溶融トナーを挟み、密着
した状態で搬送される。この状態でトナーは冷却され、
再び固体状態に戻るため、トナ−の凝集力は大きくな
り、一体となって中間転写媒体からトナ−との接着力が
強い記録紙に転写し、同時に定着される。その後、ロー
ラ21の中間転写媒体が急角度で屈曲するところまで、
中間転写媒体と記録紙は重なって搬送され、ここで記録
紙はその腰の強さで中間転写媒体と分離する。この様に
して記録紙に転写したトナ−の表面は、中間転写媒体表
面の平滑な粗さにならって非常に滑らかな表面が均一に
形成でき光沢ムラは無く、かつ、転写不良による濃度ム
ラも無い、光沢面となる。
【0028】中間転写媒体から剥離した記録紙は装置外
へ図示しないスタッカへ排出される。転写後の中間転写
媒体上にはその表面のフッ素樹脂の離型性と、トナ−が
固体状態となって凝集力が大きいという性質のためトナ
−はほとんど残留することはない。従って、次の画像に
おいて、記録紙に残像が発生することは全く無い。
【0029】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、光沢ムラや濃度ムラの無い印刷画像と、同時に、非
常に転写効率の高い画像形成装置を得ることができる。
本発明は、フィルムやベルト状の媒体を用いた加熱加圧
手段によって、中間転写体上のトナーを記録紙上に転
写、定着を行うものであり、本実施例で説明したカラー
以外にもモノクロの画像形成装置にも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置における加熱転写定着装
置の概略図である。
【図2】本発明の画像形成装置における加熱転写定着装
置の変形例の概略図である。
【図3】実施例の画像形成装置の概略構成図である。
【図4】従来の加熱転写定着装置の概略構成図である。
【図5】転写効率向上の為の従来の装置構成図である。
【図6】ニップ通過後のトナー層の状態図である。
【図7】ニップ通過後のトナー層の状態図である。
【符号の説明】
1 中間転写媒体 2 記録紙 15 トナー 18 加熱ローラ 19 加圧ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像担持体上に形成されたトナー像
    が転写された無端ベルト状の中間転写媒体のトナー像の
    転写されていない裏側に配置された加熱ローラと、記録
    紙を間に挟んで前記中間転写媒体のトナー像が転写され
    た表側に配置された加熱ローラとを有し、前記加熱ロー
    ラと加圧ローラとにより加熱及び加圧することにより、
    トナー像の転写と定着とを同時に行う加熱転写定着手段
    を備えた画像形成装置において、 前記加熱ローラと加圧ローラの圧接部であるニップ部の
    中間転写媒体の搬送方向下流側に前記中間転写媒体を急
    角度で屈曲させるガイドローラを配することにより、前
    記中間転写媒体及び記録紙を加圧ローラに圧接しながら
    進行させ、加圧ローラに対し前記記録紙を挟んで中間転
    写媒体の張力による圧力が働くように、加熱ローラと加
    圧ローラとガイドローラとを配置したことを特徴とする
    画像形成装置。
JP10076993A 1993-04-27 1993-04-27 画像形成装置 Pending JPH06308839A (ja)

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JP10076993A JPH06308839A (ja) 1993-04-27 1993-04-27 画像形成装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7643767B2 (en) 2006-03-02 2010-01-05 Ricoh Co., Ltd. Transfer-fixing unit and image forming apparatus for enhanced image quality
US7711301B2 (en) 2006-03-10 2010-05-04 Ricoh Company, Ltd. Image transfer device for image forming apparatus

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US7643767B2 (en) 2006-03-02 2010-01-05 Ricoh Co., Ltd. Transfer-fixing unit and image forming apparatus for enhanced image quality
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