JP3095480B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP3095480B2 JP3095480B2 JP03271128A JP27112891A JP3095480B2 JP 3095480 B2 JP3095480 B2 JP 3095480B2 JP 03271128 A JP03271128 A JP 03271128A JP 27112891 A JP27112891 A JP 27112891A JP 3095480 B2 JP3095480 B2 JP 3095480B2
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Description
各色トナー像を順次中間転写体に1次転写した後、中間
転写体上の多色トナー像を記録材に転写同時定着する画
像形成装置に関するものである。
の転写例として、以下のものがある。特公昭49−20
9号公報によれば、1次転写において静電転写を行な
い、2次転写において圧力転写を行なうようにしてい
る。つまり、布、紙等の伸縮性のある可撓性物質に多色
刷りを行なう場合、各色を重ねて転写する際に画像がず
れるという欠点を改良したものである。各色画像を中間
的ブランケットドラムに転写して1度に転写するように
し、色ずれを少なくし、高速多色を印画することを目的
としている。
転写部において加圧と加熱の手段を有するものとしてい
る。転写工程と定着工程とが別かれている場合、転写工
程において紙粉が感光ドラムに悪影響を与える。定着時
に熱効率が悪い。転写部から定着部へ転写材が搬送中に
画像が乱れるなどを改良したものである。つまり、感光
体表面に形成された現像像を忠実に鮮明な画像のまま転
写材上に転写定着することを目的としている。
転写を圧力転写で行ない、2次転写を転写同時定着する
ようにしている。同一の複写紙に多重転写を行なうと、
レジスト合わせが困難であるという点、複写紙は転写さ
れるトナー像を保持する力が不十分であって、次の転写
時の搬送中に先のトナー像が剥離するという点を改良し
たものである。中間転写体上へ各トナー像を転写してい
るから、中間転写体上への各トナー像の転写位置の合わ
せ精度をとり易く、常に高品質の画像を再現性よく、次
の転写材に形成することができるとある。また中間転写
体への各トナー像の転写後に次の転写材へ更に転写して
いるため、とくに、複写紙の搬送時にその同期の余裕が
大きくなって搬送機構を簡素化でき、信頼性が向上する
とある。さらに、中間転写体は転写されるトナー像を強
力に保持できる転写層(とくにゴム系)を有しているの
で、転写特性に優れているとある。
写体から転写材への転写位置よりも中間転写体の移動方
向手前位置に、中間転写体上の画像を帯電させるように
している。転写材に静電的に再転写するのに、最初に転
写された色のトナー像の帯電状態が、その後に他の色の
画像を中間転写体に転写する間に減じられるため、色む
らが発生するという問題点を解決したものである。再転
写時に画像の単色部分を含めて均一で高い転写効率が得
られ、色むらのない安定した多色画像を得ることができ
るとある。
特開平1−284883号公報では、1次転写、2次転
写にコロナチャージを用いた場合の補助プロセス手段に
ついて述べている。特開平2−108072号公報で
は、1次転写において静電転写を行ない、2次転写部に
おいて圧力ローラと熱源をもつ搬送ローラにより転写同
時定着を行なうようにしている。色ずれやぼけ、転写抜
けのない高品位な画像を得ることができるとある。
のがある。特開昭49−78559号公報では、中間転
写体の表面自由エネルギー(付着力)、硬度、熱量の規
定をしている。特開昭50−23234号公報では、前
述したとおり、2次転写において加圧、加熱手段を有し
ており、これについては、中間転写体を用いた多色トナ
ー像の転写に関する従来技術として既に述べたとおりで
ある。
昭59−50473号公報では、付加重合タイプのシリ
コンゴムを含有する中間転写層を特徴としている。付加
重合タイプのシリコンゴムは未反応部分、浸出成分が少
ないため、感光層汚染が少なく、転写層の膜強度、加工
性も優れ、良好な画像が得られるとある。特開昭59−
139070号公報では、1次転写を静電転写によって
行ない、2次転写で圧力定着するようにしている。そし
て、発明の目的として、低抵抗磁性トナーを用いた普通
紙コピーにおいても、また多湿時でも、良好なコピー画
像が得られ、かつ、コンパクト化の容易な装置を提供す
るとある。
間転写体がポリアミド繊維織布基材にシリコンゴムの転
写層を有している。中間転写体の基材にポリアミド繊維
織布を使用しているので、可撓性があり、像担持体や記
録体との密着性がよいので、転写効率が向上し、またシ
リコンゴム等の転写層との接着性も良好で、エンドレス
ベルト化が容易であるとある。以上のように、多色トナ
ー像の場合の中間転写体の例および転写同時定着の例は
数多く提案されている。
および離型性を有する中間転写体を用い、一たん、感光
ドラム上のトナー像を中間転写体上に粘着転写し、つぎ
に、中間転写体から記録紙上に溶融、定着させる方式で
ある。粘着(1次)転写部では、シリコンゴムからなる
中間転写体と感光ドラムとを圧接し、トナー像を粘着性
により中間転写体に付着する。溶融(2次)転写部で
は、熱ローラと中間転写体とが圧接され、トナー像は熱
ローラにより記録紙を介して加熱溶融される。溶融した
トナーは、圧力により記録紙の繊維内に浸透する。これ
と同時に中間転写体の離型性により中間転写体から剥離
する。
るのは困難であるため、静電転写を用いている例が多く
みられている。転写同時定着装置は、静電転写の転写効
率が80〜90%にとどまっていること、転写紙の含水
量変化に伴なう抵抗、容量変化が転写効率に影響を与え
ること、飛び散り等の問題を解決するために提案されて
いる。
後、シリコンゴムからなる中間転写体に転写した後、こ
のトナー像を最終転写材に熱を加えて転写定着するもの
は前記例のごとくである。
色、複数層のトナー像を形成し、転写定着時に加熱、溶
融および混色を行なわなければならないために、軟化点
の低いシャープメルト性のトナーが一般に使われてい
る。このようなトナーは低い粘度を示し、よく溶融混色
し、カラー画像として必要な発色性、光沢性が得られる
ものの、離型性に乏しく、転写定着不良(オフセット現
象)が発生しやすい。その主たる原因は加熱後の中間転
写体の冷却工程が十分にされていないこと、またされた
としても、冷却工程がシャープに実現されていないこと
にある。
は2色目以上は困難である。そこで、静電転写を行なう
ことが必須技術となる。
いた転写技術の例を図2ないし図5に示す。同図はカラ
ー電子写真複写装置等で用いられる中間転写方式装置の
転写部を模式的に示したものである。感光ドラム5上に
形成した画像状の静電潜像は現像部にてネガトナーによ
り反転現像された後、中間転写体21への1次転写部に
至る。
トナーによる顕画像に密着し、トナーが有する電荷と逆
極性の電界を該中間転写体21の背面より転写ローラ2
2Cまたはコロナ放電器等により印加することで、感光
ドラム5面上のトナーは中間転写体21に静電力により
転写される。
ている1次転写部の模式図であり、図3は第2色目のシ
アントナー転写している1次転写部の模式図であり、図
4は第3色目のイエロートナーを転写している1次転写
部の模式図であり、図5は3色のトナー層を転写材に転
写している2次転写部の模式図である。
間転写体21上のトナーによる顕画像に密着し、ヒータ
内蔵の転写ローラ26によって中間転写体21上のトナ
ーが加熱溶融され、同時に加圧ローラ14によって加圧
され、転写紙25に各色トナー像が転写定着される。
間転写体21上に転写される。つぎに、図3の第2色目
の転写工程でシアントナーを転写するのであるが、中間
転写体21上に負極性マゼンタトナーが既に転写されて
いるため、転写ローラ22Cに、第1色目と同じ値の電
圧を印加した場合、転写電界が弱められる。図4の第3
色目の転写工程においては、負極性電荷を帯びたマゼン
タトナー、シアントナーが中間転写体21上に転写され
ている。したがって、第1色目、第2色目と同じ値の電
圧を転写ローラ22Cに印加した場合、イエロートナー
像を転写するための電界はさらに弱められることにな
る。以上の結果、第2色目以降の転写効率が低下する。
模式図を示す。コロナ帯電器22Aは同図の曲線Aのご
とき放電分布で感光ドラム5に作用している。中間転写
体21は幅aで感光ベルトに接触する。そして、感光ド
ラム5上のトナー像は上記転写用コロナ帯電器による強
電界により、中間転写体21に転写される。この放電幅
bが接触幅aを越えると、感光ドラム5と中間転写体2
1とが接触する前にトナーが感光ドラム5から中間転写
体21に飛翔し、鮮明なトナー像の転写を阻害する。
題点として、加圧ローラが昇温することは、充分な冷却
工程の妨げとなり、高温オフセット(転写定着不良)を
発生しやすい。よって、ここでは、加圧ローラ、中間転
写体(ベルト、フィルム)の材質の選択にあたっての注
意が必要である。また冷却工程、発熱体の構成には工夫
が必要である。さらに、転写定着不良が発生した場合の
対処が必要となる。
列記する。第1に、中間転写体を用いた多重転写定着装
置を有する画像形成装置において、カラー画像を形成す
るには、定着時に加熱溶融しなければならない。このた
めに軟化点の低いシャープメルト性のトナーが一般的に
使用される。この種のトナーはよく軟化溶融されてしま
うため、完全に冷却固化できず、依然軟化状態にあるト
ナーは、一部中間転写体上に転移するいわゆる転写定着
不良(オフセット現像)が発生する。第2に、1次転写
工程において、静電転写を実行した場合、2色目以降の
転写効率が減少してしまう。第3に、1次転写工程にお
いて、静電転写を実行した場合、飛び散り転写むらが発
生し易い。第4に、転写定着工程において、加圧ローラ
が昇温することは、冷却工程の妨げとなり、高温オフセ
ットが発生し易い。第5に、転写定着不良が発生した場
合には、中間転写体を清掃する工程が必要となる。
うとするものである。すなわち、本発明は、中間転写体
上の温度分布をシャープに実現し、転写定着不良の発生
を低減することができる画像形成装置を提供することを
目的とするものである。
中間転写体と、前記中間転写体上に複数色のトナー像を
順次重ねて形成する像形成手段と、前記中間転写体上の
複数色のトナー像を転写材に転写定着するとき、前記中
間転写体上の複数色のトナー像を加熱する線状発熱体
と、を有する画像形成装置において、転写材の搬送方向
と直交する方向において、転写材の長さに応じて前記線
状発熱体による加熱幅は可変であることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、トナー像を担持する像担持体
と、中間転写体と、前記像担持体上のトナー像を前記中
間転写体に静電的に転写する転写手段と、前記中間転写
体上のトナー像を転写材に転写定着するとき、前記中間
転写体上のトナー像を加熱する線状発熱体と、を有する
画像形成装置において、前記像担持体から前記中間転写
体にトナー像を転写するとき、前記転写手段から前記中
間転写体に流れる電流を定電流制御することを特徴とす
る。
写体から転写材に複数色のトナー像を転写するとき、転
写材の搬送方向と直交する方向における転写材が通過し
ない中間転写体の領域の昇温を抑制することができる。
また、請求項6に係る発明によれば、中間転写体上のト
ナー像を転写定着するとき、線状発熱体により加熱され
て中間転写体が昇温しても、像担持体から中間転写体に
トナー像を良好に転写することができる。
すなわち、カラー画像形成装置の構成図である。図1に
おいて、OPC感光ドラム5の周辺には、コロナ1次帯
電器6と、前露光ランプ7と、ドラムクリーナ8と、各
色信号に応じてレーザ光を照射するレーザスキャナ1
と、第1ミラー2および第2ミラー3によって構成され
る露光部と、マゼンタ色、シアン色、イエロー色、黒色
のトナーを収容する4つの現像器を有する現像ユニット
4とが配置されている。各色の現像器は、図示されてい
ない現像シリンダと非磁性体のブレードで構成されてい
る。
れ、一定比率で混合されている。トナーとキャリアは、
摩擦帯電により、トナーはマイナスに、キャリアはプラ
スに帯電される。この現像剤は、固定マグネットの磁界
により、シリンダ表面でブラシに穂立ちされ、かつ、ブ
レードにより均一な現像剤層に形成される。
加されている。そのため、現像バイアスのマイナス成分
はプラス成分より多くなっている。そして、トナーは、
ドラム表面電位と現像バイアスのマイナス成分により感
光ドラムの明部に引きつけられ、静電潜像を可視像にす
る。たとえば、マゼンタ使用の潜像が形成された場合、
現像ユニット4が移動し、マゼンタ現像器が現像位置に
きて、マゼンタ色の現像のみが行なわれる。そして、感
光ドラム5上に形成されたマゼンタのトナー像は、感光
ドラムの対向電極、1次転写帯電器22Aにプラス電圧
を印加することによって、中間転写フィルム上に静電転
写される。
給紙ローラ10は解除されており、上記マゼンタトナー
像は複写紙へは転写されず、中間転写体(フィルム)2
1上に保持されたまま、同転写体21の移動に伴なって
再び転写部へと搬送される。
転写体21上に転写された後、感光ドラム5上の残留ト
ナーはドラムクリーナ8にてクリーニングされる。また
次の色の潜像形成の前に、前露光ランプ7からの光が感
光ドラム5の表面に照射され、該ドラム表面上の残留電
荷を消去する。
現像、1次転写、ドラムクリーナの一連のプロセスは、
シアントナー、イエロートナー、黒トナーについても同
様に繰り返され、中間転写体(フィルム)21上には、
上記のマゼンタトナー像、シアントナー像、イエロート
ナー像および黒トナー像の4色像が重ねて形成される。
に形成されると、給紙ローラ10が作動し、転写紙29
がレジストローラ11を経て、上記4色像の位置と同期
して加圧ローラ14、線状ヒータ13の部分へ送られ
る。この時、転写紙29が転写定着部に接近すると、加
圧ローラ14が付勢される。線状ヒータ13により、中
間転写体上のトナー像は軟化溶融されるとともに、加圧
ローラ14により加圧されて転写同時定着される。
し、ファン24により、転写紙上のトナーが冷却固化さ
れる。転写紙29は排紙ローラ16,17を経て中間転
写体21と分離し、排出される。中間転写体21上の残
留トナーはヒータ18とウエブ19によって除去され
る。
するためのもので、加圧ローラ14が加圧状態の時また
は圧解除の時に加圧ローラ14に接触し、回転する。ま
た図1の12はテンションローラ、20は固定ローラで
ある。
帯電器からなる1次転写帯電器22Aは定電流電源25
に接続されている。図示されていないコントローラのマ
イクロコンピュータから1次転写部で次に第何色目を転
写するかを報知する信号を出力する。図示されていない
DCバイアス値設定回路は転写回数に応じた電圧値を出
力し、その設定電圧値は転写回数が増すほど、出力電圧
値が大きくなるように設定されている。DCバイアス値
設定回路より電圧が出力されると、図示されていない差
動増幅回路、パルス幅可変発振回路、トランスが作動
し、整流回路を経て、転写帯電器22Aに直流電流が印
加される。印加電流は中間転写体(フィルム)21の体
積抵抗率、表面抵抗、該帯電器22Aのインピーダンス
により最適値は変わる。本実施例においては、第1色目
100μA、第2色目125μA、第3色目150μ
A、第4色目175μAに設定してある。
体積抵抗率が1011Ω−cmの場合であり、コロナ電流
値と転写効率の関係を調べた。図8のような、マゼンタ
M、シアンC、イエローY、ブラックBkが、同一部分
に2色以上色重ねをしないプリント出力を行なった。ま
た転写効率は、中間転写フィルム上と感光ドラム上のト
ナーを回収し、トナー重量によって決定した。
ィルム上のトナー重量をT11(g)とし、感光ドラム残
のトナー重量T12(g)とすると、転写効率ηは数1の
式で示すようになる。
も100μAと一定の場合、転写効率が2色目以降低下
していることが明白である。この2色目以降転写効率の
ダウンは中間転写体フィルムの体積抵抗率が大きいほど
顕著となる。これは体積抵抗率が大きいと、帯電電位の
減衰が遅いためである。したがって、中間転写体フィル
ムの体積抵抗率を小さくすれば、該フィルムのチャージ
アップを軽減できるが、そうすると、画像にじみの問題
が発生する。そこで、転写電流を第2色目以降大きくし
て、実効的なドラム方向電流の減少をおさえた結果を表
2に示す。
流値を大きくすることによって、1次転写部における転
写効率の減少を防ぐことができた。
1を感光ドラム5に、弾性シート23によって押し付け
ることによって、トナー飛散の防止を可能としている。
のトナー飛散量を1とし、弾性シート23を用いた場合
とを比較したものである。図9の縦軸はトナー飛散量を
とり、横軸は上記弾性シートによる中間転写体フィルム
の感光ドラムに対する押圧力をとっている。上記トナー
飛散量はライン原稿を用い、ラインの間に飛散トナー部
の面積対全測定面積の比を求めた。図9からも明らかな
ように、ある条件下では転写時のトナーの飛散を極力小
さくできることがわかる。
ても、トナー飛散量が従来の場合よりも改善されている
ことから、上記弾性シートが転写幅内の転写開始側に中
間転写体フィルムに接して存在するだけで、トナー飛散
の問題を改善していることがわかる。弾性シート23の
ようなシートを用いても、この先端が、中間転写体フィ
ルムと離れた状態にあると、転写コロナがこの裏側にま
わり込み、それほどの効果は得られない。
〜50g/cmの範囲とすることが最も好ましいことが
理解できる。この押圧力の設定は、弾性シートの弾性力
や取付け角度、フィルムの腰の強さを考慮して設定す
る。たとえば、フィルムの腰が強ければ押圧力が大きく
なり、逆に弱ければ小さくなる。ここで注意しなければ
ならないことは、約50g/cmを越える押圧力を作用
させると、現像された像のうちで、とくに、線画像にお
いて転写画像の中央部が転写されない現象を発生し易い
ので、注意を要する。
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレンテレ
フタレートなどの、好ましくは、体積抵抗率が1014Ω
−cm以上であるような合成樹脂フィルムで構成され
る。弾性シート23は上述のように、弾性シートへ適当
な押圧力を与え、転写電界に大きな影響を及ぼさない等
の理由から、厚みは75〜200μmとするのが好まし
い。
からなっているものを示している。図11は転写むら防
止を目的とした弾性シートを改良したものの斜視図であ
る。
あるようなカバー部材23Aとその内側に形成される導
電性部材(低抵抗部材)23Bからなる2重構造をなし
ている。カバー部材23Aとしては、先に述べた弾性シ
ートと同じ材質を用いるが、本実施例ではポリエチレン
テレフレートを用いた。カバー部材23Aの厚みは75
〜200μmとするのが好ましい。
3Aより薄い金属箔とすることが好ましい。導電性部材
23Bは、カバー部材23Aの先端よりほぼ1mm離れ
た位置から幅7mmにて1次転写部の全域に渡って設け
た。ただし、導電性部材23Bの長手方向の両端部は、
カバー部材23Aの端部よりほぼ1mmずつ内側になる
ように形成した。これは充分な絶縁を得るためである。
端部を延長し、装置本体の導体部と接続する部分23
C,23Dを設け、この部分を介して導電的に接続し、
接地を行なった。この接地部は転写用コロナ放電が直接
当らないような領域に設けることが好ましい。
シートの場合の転写工程中の誘電体シート押圧部近傍の
表面電位を比較したグラフを示す。二重構造型弾性シー
トのほうが、誘電体弾性シート単体よりも、その表面電
位の大きさ、振れ幅とも小さくなっていることがわか
る。転写むらが発生するのは誘電体弾性シートの押圧部
の表面電位が部分的に大きく異なる部分である。誘電体
弾性シート単体の場合の画像上に転写むらが発生してい
ない領域を対応させると、良好な転写が可能な領域は、
2本の実線で示した内側の領域であり、転写むらの発生
に関しては、誘電体弾性シートの表面電位の絶対値より
も、その振れ幅の影響が大きい。
発生しない表面電位の振れ幅を改良型弾性シートにあて
はめてみると(図12中2本の点線の内側)、転写むら
の発生しない転写像が中間転写体フィルムに形成するこ
とができた。
電器)22Aの作動によりコロナ帯電され、電荷が蓄積
されるが、内部に設けた導電性部材23Bにより、蓄積
電荷の放電や移動が行なわれ易く、表面電位の大きさ、
変動ともに小さくすることが可能となる。
バー部材23Aは中間転写体フィルム21との摩擦帯電
のために部分的に異常に大きな電荷が蓄積されたりする
ことがあるが、導電性部材23Bの働きにより表面電位
は小さく、振れ幅を小さくすることができる。
上に重ねて転写するために、前述のように、順次転写電
流をアップしなければならない系において、飛び散り、
転写むらのない良好な転写像を形成することができる。
5 Ω−cm以下の低抵抗部材を用いた場合にも同様の効
果がある。
は一体成形されているようなものとしたが、2つのシー
ト状部材に低抵抗部材を挟み、絶縁性接着剤などにより
張り合わせた構成にしても、同様の効果が得られる。
状ヒータ13のヒータ部は中間転写体(フィルム)21
の背面に位置しており、その対向位置に加圧ローラ14
が配置されている。1次転写中はソレノイド27がON
し、アーム60が回動しており、加圧ローラ14は中間
転写体21に接することはない。各色トナー像が中間転
写体21に形成されると、給紙ローラ10がONし、レ
ジストローラ11が中間転写体上の多色画像に同期して
ONし、転写紙29が転写、定着部に導入される。レジ
ストローラ11の作動と同期してソレノイド27がOF
Fし、線状ヒータ13のヒータ部と加圧ローラ14によ
って転写紙29と中間転写体21は密着挟着する。
時に、ソレノイド27がONし、加圧ローラ14による
圧力は解除され、該加圧ローラは、再び中間転写体に対
して非接触の状態となる。
エステル樹脂またはスチレン−アクリルエステル樹脂の
ごときトナー形成用材料を溶融混練、粉砕、分級するこ
とにより製造される。必要とあらば、トナーに各種の添
剤、たとえば、疎水性コロイダルシリカを添加する加添
工程を付加してもよい。
ルト性を考慮すると、結着樹脂としてポリエステル樹脂
を使用したものが好ましい。シャープメルト性ポリエス
テル樹脂としては、ジオール化合物とジカルボン酸とか
ら合成される分子の主鎖にエステル結合を有する高分子
化合物が例示される。
はその置換体をジオール成分とし、2価以上のカルボン
酸またはその酸無水物またはその低級アルキルエステル
とからなるカルボン酸成分(たとえば、フマル酸、マレ
イン酸、無水マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、ト
リメリット酸、ピロメリット酸など)とを少なくとも共
縮重合したポリエステル樹脂がシャープな溶融特性を有
するので、好ましい。なお化1の式中、Rはエチレンま
たはプロピレン基であり、xとyはそれぞれ1以上の正
の整数であり、かつ、xとyの和の平均値は2〜10で
ある。
℃、好ましくは80〜120℃がよい。ポリエステル樹
脂を結着樹脂として含有するトナーの軟化特性を図14
に示す。フローテスターCFT−500A型(島津製作
所製)を使用し、ダイ(ノズル)の直径0.2mm、厚
み1.0mmとして20kgの押出荷重を加え、初期設
定温度70℃で、予熱時間300秒の後、6℃/分の速
度で等速昇温した時、描かれるトナーのプランジャ降下
量対温度曲線(以後、軟化S字曲線という。)を求め
る。試料となるトナーは1〜3g精秤した微粉末を用
い、プランジャ断面積は10cm2 とする。軟化S字曲
線は図14のようなカーブとなる。
され、流出が開始される(プランジャ降下A→B)。さ
らに昇温すると、溶融状態となったトナーは大きく流出
し(B→C→D)、プランジャ降下が停止し、終了する
(D→E)。S字曲線の高さHは全流出量を示し、H/
2のC点に対応する温度T0 はその試料(たとえば、ト
ナーまたは樹脂)の軟化点を示す。
を有するか否かは、トナーまたは結着樹脂の見かけの溶
融粘度を測定することにより判定できる。
着樹脂とは、見かけの溶融粘度が103 ポアズを示す時
の温度をT1 ,5×102 ポアズを示す時の温度をT2
とした時、
ープメルト樹脂は加熱されることにより極めてシャープ
に粘度低下を起こすことが特徴である。このような粘度
低下が最上部トナー層と最下部トナー層との適度な混合
を生じせしめ、さらに、トナー層自体の透明性を急激に
増加させ、良好な減色混合を起こす。
ーは親和力が大きく転写定着不良を起こし易すい。
る。該フィルムは耐熱性、離型性、耐久性のある単層あ
るいは複合層フィルムからなる。複合層フィルムの場
合、耐熱層である基層上に離型層を積層してある。
0μm厚のポリイミドを使用した。離型層30はRTV
(室温加硫タイプ)シリコンゴムを10μm厚で被膜し
た。被膜方法としては、ポリイミド表層をブラスト処理
等により荒らし、RTVシリコンゴム用のプライマをス
プレ塗工により塗膜し、同じくRTVシリコンゴムをス
プレ塗布してなしたものである。
が難しく、経験的に10μm以下のフィルムを使用する
のは困難であり、15〜40μm程度の厚みが中間転写
体フィルムとしては妥当である。
間転写体フィルムは、高温状態で、高弾性率、低クリー
プ耐摩耗性を維持できるだけの耐熱性が必要である。使
用時の最高温度、すなわち、小サイズ紙連続通紙中の非
通紙部温度まで考慮する必要がある。一方、高弾性率、
低クリープ性は安定したフィルム走行するために必要な
特性である。
要特性は、耐熱温度が約250℃以上(温調温度190
℃)、弾性率が400kg/mm2 以上、クリープが耐
久枚数使用後伸びが0.4%以下である。中間転写体フ
ィルム表面は離型性が必要であり、上記示すように、シ
リコンゴムを被膜してある。
ーラと剥離を繰り返す中間転写体フィルムは帯電し易
く、帯電オフセットを生じる。したがって、コーティン
グ材の中に帯電防止材を分散させることはオフセット防
止に有効である。
ーティング材にカーボンを分散させ、中抵抗化すること
によって帯電を防止している。またフィルムの体積抵抗
率は、1次転写工程での静電転写の画像特性とのかねあ
いから、108 〜1016Ω−cmが好ましく、とくに、
好ましくは1010〜1014Ω−cmである。108 Ω−
cm未満では静電転写時に画像にじみが発生し、とく
に、細線に太りが生じ、解像度が低下する。また1016
Ω−cmを越えると、飛び散りが発生し易く、解像度の
低下、階調性の低下となる。
型性のよいゴム弾性層を有し、中間転写体フィルム21
と転写紙29の上行側を挟ませて線状ヒータ13のヒー
タ部の上面に対してソレノイド27の付勢手段により、
たとえば、総圧4〜7kgの当圧接をもって対向圧接さ
せてある。これを越える圧を与えた場合、中間転写体フ
ィルム21の寄り皺等の問題が発生する。
熱性と離型性とに優れているからである。ふっ素ゴムは
耐熱性においてシリコンゴムより優れているが、離型性
やコストの面で劣っている。EPDMはコスト的に安価
である。しかし、耐熱性において上記2種類のゴムに劣
り、離型性も悪く、直接に離型剤を塗布すると、オイル
膨潤してしまい、形状が変化してしまうという欠点があ
る。
Temperature Vulcanizing)
シリコンゴムのローラ表面にふっ素ゴムとふっ素樹脂を
混入したふっ素ゴム塗料(ふっ素ゴムラテックス)を塗
布し、焼成する方法は、焼成によりそれ自体優れた離型
性を持ち、ふっ素樹脂が表面に多く集まるため、離型性
の高いローラが得られる。
ローラ14は転写紙通過時にのみ加圧状態にあり、それ
以外は中間転写体フィルム21を介して線状ヒータ13
と接触する機会はない。よって、加圧ローラ14は軟化
点T0 以下の温度に保持される。必要とあらば、該ロー
ラ14をファン等によって冷却してもよい。
れて溶融状態にあるトナー像は転写紙の背面に加圧ロー
ラ14が接触すると、冷却固化するため、転写定着が確
実に行なうことができる。
はウエブ15が加圧ローラ14に接触する構成をとって
ある。ウエブ15は加圧ローラ14を清掃するためのも
のであり、ウエブ15の回転巻き取りはステッピングモ
ータ28によって行なわれる。
1つの例を示す。加圧ローラ14の加圧時に該ローラ1
4はウエブ15に接触することによって清掃される。該
ウエブ15はモータ28によって回転している。
状ヒータ13のヒータ部と加圧ローラ14の間を通過す
る時、トナーと逆極性の電圧が印加される。導電性また
は誘電性加圧ローラに1.5kVの電圧を印加する。転
写、定着において、静電力を用いて転写、定着の不良を
防止するものである。
圧ローラ14によって、転写、定着された後、ファン2
4によって中間転写体フィルム21と転写紙29は密着
走行し、この間にトナーは十分に固化される。その後、
排紙ローラ16,17によって曲率分離されて排紙され
る。また中間転写体フィルム21の清掃のために、ヒー
タ18とウエブ19が設けられている。
程の拡大図を示す。転写、定着終了後、ヒータ18がO
Nと同時にソレノイド33がOFFする。ウエブ19が
中間転写体フィルム21に接触し、該フィルム21上に
残留している冷却固化したトナーを軟化点以上の温度に
することにより溶融させ、ウエブ19によりふきとる。
ステッピングモータ34によって巻き取り、スピードが
制御される。
ータ18がOFF、ソレノイド33がONし、ウエブ1
9が中間転写体フィルム21から離れ、清掃工程が終了
する。またこの清掃工程は1次転写工程前に実行しても
よい。
る各部品の構成図を示す。ヒータユニットは、ヒータ3
8、ヒータを断熱支持するヒータ支持台36、ヒータの
温度を検知するサーミスタなどの検温素子37およびこ
れらの部材を支持するステー35からなっている。ヒー
タ38は厚み1mmのアルミナ基板上に発熱抵抗層をス
クリーン印刷し、その上にオーバーコート層を設けたも
のである。耐熱性樹脂からなる該支持台36はヒータ3
8の熱が圧接部以外に逃げるのを防いでいる。
38のON信号が加わると、フォトトライアック61が
ONし、ヒータ38に通電される。図中のリレー信号は
検温素子37が異常温度検知した時に発生し、リレー6
2によって強制的にヒータ38の通電を遮断する。
F通電方式で温調した時のヒータ温度を示す。図21に
位相制御方式で温調した時のヒータ温度を示す。
低熱容量ヒータは急激に温度変化するので、熱ロール方
式のような通電をON,OFFする温度制御方式では大
きな温度リップルを生じ、転写、転着および中間転写体
フィルムの清掃が不均一になることがある。したがっ
て、ヒータ温度に応じて電力を変化させる位相制御方式
を採用した。
る。すなわち、1次転写に転写ローラを用いた場合のカ
ラー画像形成装置の実施例を示している。カラー画像形
成工程は、図1で説明した工程と同様である。前記実施
例において、1次転写をコロナ帯電器を用いた。コロナ
帯電器を用いた場合、通常6〜8kVの高電圧で100
〜200μAの電流を放電器のワイヤに印加する必要が
ある。コロナ電流の約10%程度しか感光ドラム方向へ
流れず、他はアースされている放電器のシールドへと流
れてしまう。よって実際に転写に寄与する転写コロナ電
流以上の電流が必要となる。またコロナ放電器を用いる
ため、コロナ放電が生成されるとともに、オゾンが発生
し、感光ドラム等の劣化を促進することがある。
す。矢印方向に回転する感光ドラム5に平行に配置され
た転写ローラ22Bは中間転写体フィルム21を介して
感光ドラム5に圧接配置されていて、感光ドラム5、中
間転写体フィルム21に従動して、これらとほぼ同一の
周速度で回転している。
芯金22Cに、たとえば、カーボンなどの導電材を分散
させたシリコンスポンジからなる内層22bと、同じく
カーボンを分散させたソリッド状のシリコンゴムからな
る外層22aとからなっており、全体として導電性に形
成されている。
ものが使用可能で、好ましくは108 Ω−cm以下がよ
い。
写体フィルム21が感光ドラム5に接触し終った位置
で、転写ローラ22Bが中間転写体フィルム21を押圧
当接するようにしてある。
ラ表面のトナー汚れを落し、中間転写体フィルム21の
裏汚れ、転写ローラ22Bの電極効果の低下を阻止する
ものである。
れており、先のコロナ帯電器の場合と同様に、1色目よ
り2色目、2色目より3色目と、順次電流値アップす
る。
た転写ローラ22Bから発生する転写電界を規制するた
めのものである。
にべた画像を現像した後、感光ドラム5と中間転写体フ
ィルム21を静止した状態で転写ローラ22Bに電流を
印加した場合、転写ニップ範囲を越えてトナー像が転写
されていることが観察される。これは転写電界の回りこ
みが影響しているのであって、とくに、転写前の電界は
飛び散りの原因となっている。
構造タイプの弾性シート23を用いた場合の模式図を示
す。転写ローラ22Bに接触している弾性シート23は
チャージアップするが、これによって誘電体弾性シート
の押圧部の表面電位が部分的に大きく変動するのを押
え、転写むらの発生を防止している。
る。すなわち、1次転写部の電極として導電性ブラシを
使用した多色画像形成装置の概観図を示している。導電
性ブラシ23Eとしてアクリル細繊維を硫化銅で染色
し、導電化処理した繊維を用いたが、導電性繊維として
は直径8〜15μm程度のステンレススチール繊維やア
クリル、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の樹脂繊
維に金属メッキしたものや樹脂中にカーボン、金属粉等
の導電性微粉を混練したものや複合化したもの、さらに
は、樹脂繊維を炭化して導電性を付与した炭素繊維等の
導電または半導電性のものが使用できる。体積抵抗率と
しては1010Ω−cm以下のものが使用可能であるが、
好ましくは108 Ω−cm以下がよい。
ラシ23Eが中間転写体フィルム21の導入側から、そ
の移動方向下流側に向けて伸び、該フィルム21が感光
ドラム5に接触し終えた位置もしくは接触を開始する位
置で、弾性を有した導電性ブラシ23Eが該フィルム2
1を押圧当接するようにしてある。
を用いた時の1次転写部の拡大図を示す。中間転写体フ
ィルム21と導電性ブラシ23Eの接触状態は導電性を
有した細繊維各々の独立した接触であるため、感光ドラ
ム5と中間転写体フィルム21の当接圧の傾きや、該フ
ィルム21の表面粗さの違い等に関係なく、個々の繊維
の接触状態は均一、かつ、ソフトに維持できるものであ
る。
繊維密度を考慮することにより、均一でソフトな接触状
態を達成できる。
Eの中間転写体フィルム21への当接位置をそろえるた
めのものである。また転写ローラにおける場合と同じよ
うに、導電性ブラシ23Eの当接位置前における電界の
回りこみによるニップ前での転写による飛び散りを規制
するものである。導電性ブラシ23Eは定電流源25に
接続されており、8μA,10μA,12μA,14μ
Aと、転写回数を増すごとに、転写電流を大きくする。
印加電圧としては、1〜3kVの範囲である。
の弾性シート23を用いた例を示した。これによって長
手方向の転写むら防止を実現している。
清掃方法として他の例を示す。図13のウエブ巻き取り
式を簡易化したものがウエブ回転式であるが、その回転
式を簡易化したものが図27に示す押しあて式である。
この方法であると、転写、定着時に清掃する構成となっ
ている。
時に、該ローラ14を清掃する巻き取りウエブ方式の模
式図を示す。図31に回転型ウエブ方式、図32にパッ
ド15’を用いた押しあてパッド方式の模式図を示す。
以上は圧解除時の加圧ローラ14の清掃に関する例であ
るが、加圧ローラと清掃部材を一体型として、加圧時、
圧解除時共に清掃できる構成方法をとってもよい。
部、図16の回転式ウエブを用いた場合の模式図を示
す。
間転写体フィルム21上に静電的に多重転写された後、
転写、定着部において、線状ヒータ13によって加熱、
溶融され、加圧ローラ14によって中間転写体フィルム
21上の溶融トナーは転写紙29上に冷却、固化され
る。中間転写体フィルム21と転写紙29は吸収ファン
24によって密着走行し、十分に冷却、固化された後、
排紙ローラ16,17によって転写紙29は中間転写体
フィルム21と分離し、機外へ排出される。以上の1次
転写工程、転写定着工程の間、図中のソレノイド33が
ON状態、ヒータ18はOFF状態にあり、ウエブ19
は中間転写体フィルム21と離接している。
がONすると同時にソレノイド33がOFFし、ウエブ
19が中間転写体フィルム21に接触し、清掃工程を開
始する。中間転写体フィルム21が1周する間、この清
掃工程が行なわれ、1周後、ヒータ18がOFFし、ソ
レノイドがONし、清掃工程が終了する。モータ34は
中間転写体フィルム21の走行速度と異にするように回
転する。
をVm、ウエブ19の周速をVwとするとき、数4また
は数5程度とするのが好ましい。
写体フィルム上に冷却、固化した残留トナーを、加熱、
溶融し、かつ、ウエブ19と中間転写体フィルム21間
の摺擦作用によって、中間転写体フィルム21の清掃を
実現する。
実現する他の例を示す。この例は図31に示したものを
簡易化した方法であり、回転式ウエブの代替えとして押
しあてパッド19’を用いる。ソレノイド33は該パッ
ド19’を中間転写体フィルム21に接触させたり、離
接させたりするためのものであり、その動作タイミング
は先の例と同じである。
る。すなわち、多色画像形成装置の概略図を示してい
る。本実施例では、装置本体内と、第1、第2、第3お
よび第4画像形成部が並設されている。感光ドラム41
a,41b,41c,41dが具備し、感光ドラム41
a,41b,41c,41dは、その外周側に潜像形成
部39a,40a,39b,40b,39c,40c,
39d,40d、現像部42a,42b,42c,42
dおよびクリーニング部43a,43b,43c,43
dが配置される。
の感光ドラム41a上に潜像形成部39a,40aによ
り原稿画像におけるマゼンタ成分色の潜像が形成され
る。該潜像は現像部42aのマゼンタトナーを有する現
像剤で可視画像とされ、転写部44aにて該マゼンタト
ナー像は中間転写体フィルム45上に転写される。
が中間転写体フィルム上に転写されている間に、第2画
像形成部では、シアン成分色の潜像が形成され、続いて
現像部42bで、シアントナーによるトナー像が得られ
る。該シアントナー像は、上記第1画像形成部での転写
が終了した中間転写体フィルム45が転写部44bに搬
入されたとき、該中間転写体フィルム45の所定位置に
転写される。
4画像形成部によって、イエロー色、ブラック色の画像
形成が行なわれ、上記同一の中間転写体フィルム45に
該イエロー色、ブラック色が所定位置に転写される。こ
のような画像プロセスが終了する。給紙ローラが作動
し、転写紙48がレジストローラ49を経て、上記4色
像の位置と同期して、転写、定着部へ送られる。転写紙
48が転写、定着部に接近すると、ヒータ50がON
し、加圧ローラ51が付勢される。線状ヒータからなる
ヒータ部50により、中間転写体上のトナー像は軟化、
溶融されるとともに、加圧ローラ51により加圧されて
転写同時定着される。
がONし、ウエブ56が中間転写体フィルム45に接触
し、中間転写体フィルム45に冷却固化した残留トナー
を加熱、溶融し、ウエブ56によって清掃される。これ
は中間転写体フィルム45が1周する間、または画像形
成領域のフィルム長、実行される。
多重転写、定着装置において、カラー画像を形成するに
は、第2の転写位置で、加熱、溶融しなければならない
ので、カラー用トナーとして軟化点の低いシャープメル
ト性のものが使用される。この種のトナーはよく、軟
化、溶融されてしまうため、完全に冷却固化できず、依
然軟化状態にあるトナーは、一部中間転写体に転移また
は残留するいわゆる転写、定着不良(オフセット現象)
が発生し易い。
して線状発熱体を用いることによって、中間転写体フィ
ルムの温度勾配を急峻に実現できる。このため、転写、
定着部における加熱、冷却工程が瞬時に実現され、多色
トナー像において、転写、定着不良の生じにくい転写、
定着が可能となった。
めには、粘着または押圧転写で行なうことは困難であ
り、どうしても、静電的に転写する必要がある。2色目
以降の転写においては、中間転写体フィルム上に転写さ
れたトナーの電荷により、転写電界が弱められ、転写効
率が低下する傾向にある。
より、転写効率のダウンを防止することが可能となる。
したカラー画像形成装置の構成の概略図である。図36
では、前述の図1の装置の中間転写体(フィルム)21
を直接清掃するためのヒータ18およびウエブ19を省
略し、また加圧ローラ14の清掃のためのウエブ70の
ほかに、離型剤を塗布するためのウエブ75を追加して
いるが、その他は図1の場合と同様である。
ある。図37において、加圧ローラ14が加圧中はウエ
ブ70が加圧ローラ14に接触する構成をとってある。
ウエブ70は加圧ローラ14を清掃するためのものであ
り、ウエブ70の回転巻き取りはステッピングモータ7
1によって行なわれる。
75a,ウエブ押圧ローラ75b,巻き取りローラ75
c,ステッピングモータ78から構成する。耐熱性不織
布(反物状)にオイルをしみ込ませたものを定量的に巻
き上げる。本実施例では、オイルにシリコンオイルを使
用する。
ット現象)を軽減するために、中間転写体フィルム21
の表面および加圧ローラ14の表面に、シリコンゴム等
の離型性に優れた素材をコーティングしているが、現実
には、これでは不十分であり、さらに、離型性を高める
ような素材を塗布しなければならない。この素材を離型
剤という。
ポリジメチルシロキシン)を指し、メチル基の一部が他
の官能基と置き換わることで、様々な変性オイルが得ら
れる。またn数(分子量)が異なるオイルが得られる。
のグレードをもつが、それらを区別する際は、分子量で
はなく、動粘性率で表現する。オイルの粘度と動粘性率
には一定の関係があり、分子量が大きいものほど粘度が
高い。
のがよいが、流動性がよいため、ローラから流れ落ちて
機内を汚したり、低分量成分が揮発して、1次帯電、1
次転写等に使用しているコロナ帯電器のワイヤ等の汚れ
が発生し、画像劣化に直接影響を与える結果となる。本
実施例においては、300CSのものを使用している。
シリコンオイルの引火点は300℃以上であり、よほど
の高温下にないかぎり発火することはなく、凝固点は−
50℃である。このように、きわめて幅広い温度下で使
用できるのが、シリコンオイルの第1の特徴である。一
般にオイルは温度が高くなると急激に粘度が下がるが、
シリコンオイルはその変化が小さいので、塗布量の制御
が容易である。他のオイルに比べて表面張力が著しく小
さい(〜21dyne/cm)ので、ローラ表面に塗れ
易い。また離型が優れている。100℃以上の高温下で
は、きわめて良好な絶縁性を示す。金属をはじめ多くの
材料を腐食しない。生理的に不活性であり、人体に無害
である等の優れた特性をもつ。
ませたウエブ75aによって加圧ローラ14に該オイル
が塗布される。中間転写体フィルム21に残留したトナ
ー、ちり、ほこり等は、加圧ローラ14に転移する。該
加圧ローラ14に転したトナー等は、金属、たとえば、
ニッケルを含有するウエブ70によって削り落され、中
間転写体フィルム21の表面、加圧ローラ14の表面は
常に清浄な状態が維持される。またウエブ75aはシリ
コンオイルを加圧ローラ14へ供給し、オフセットの発
生を防止している。
b,75cの回転方向に対してウエブ70,75aの送
り方は、加圧ローラ14に準ずる方向(実線)に送られ
ているが、カウンタ方向(破線)に送ってもよい。加圧
ローラ14のクリーニング効果を高めることを考慮すれ
ば、カウンタ方向(破線)送りが好ましい。
の押圧ローラ70a,75bとしては、発泡ゴムを巻い
たローラを使用している。ウエブ70,75aの押しあ
て部を、あまり強く押しあてすぎると、ウエブ70,7
5aに皺ができたり、該ローラ70a,75bが変形し
たりして、回転しなくなり、ウエブ70,75aが送ら
れなくなってしまう。発泡ゴムとしては、シリコンゴム
を使用した。ウエブそのものとしては、耐熱性繊維の不
織布を巻きつけたものであり、基材は芳香族ポリアミド
系耐熱繊維で、厚さ0.05〜0.06mm、引張り強
度縦目1.8kg/15mm以上の特性をもつ。上記の
特性を有する基布をローラ対ではさみ、ローラに添って
オイルを供給しながら含浸させる。
るためのクリーニング装置は、押圧ローラ70aにより
加圧ローラ14にウエブ70を接触させるものからな
る。この清掃部材である繊維状のクリーニングウエブの
クリーニング面側にニッケルメッキを施したウエブ70
により加圧ローラ14の表面を清掃する。このニッケル
ウエブ70は耐熱性不織布ノーメックス(商品名)に無
電解メッキ法により、ノーメックスより表面エネルギー
の高い物質であるニッケルをメッキしたので、ウエブの
クリーニング側の繊維の表面は数μ程度の厚さでウエブ
1cm3 当り3gになるようにニッケルがコートされて
いる。
の作り方について説明する。ノーメックス(商品名)か
らなる不織布繊維を溶剤により脱脂し、さらに、化学エ
ッチングを行なう。この脱脂と化学エッチングにより繊
維表面を清掃し、かつ、粗らす。さらに、還元剤として
の白金を塗布し、この後、かかる繊維を無電解メッキ用
のニッケルメッキ浴中を一定速度で浸漬通過させること
により繊維上にニッケル金属が無電解メッキされる。ニ
ッケルの繊維上の付着量は上記工程中全ての条件で作用
されるものであるが、とくに、無電解ニッケルメッキ浴
の浴濃度とノーメックス繊維の浴中の通過速度に大きく
依存する。当然、浴濃度が高いほど、ノーメックス繊維
1m2 当りのニッケル金属の付着量が多くなり、また浴
中の繊維の通過速度が速くなるほど、ニッケル金属の付
着量は少なくなる。こうして、ニッケルが無電解メッキ
された繊維は、この後、水洗され、乾燥され、クリーニ
ングウエブとして完成する。本実施例においては、この
浴濃度と繊維の浴中通過速度を適度に調整することによ
り1m3 当り3gのニッケルが付着するようになされて
いる。
写紙(転写材)29に熱転写、定着されるわけである
が、未転写、定着トナー像が少しずつ中間転写体フィル
ム面上にオフセットされるが、オフセットされたトナー
はクリーニング装置のウエブ70により、該フィルム2
1から以下工程を経て除去される。
動する中間転写フィルム21の周速をVm、加圧ローラ
14の周速をVpとした時に、
を設定する。中間転写体フィルム21と加圧ローラ14
との摺擦により、中間転写体フィルム表面上のオフセッ
トトナーは、加圧ローラ14に転移する。
0aにより押圧されながらスッテピングモータ71によ
り巻き取りローラ70bに所定の速度で巻き取られてい
く。たとえば、転写材100枚につき5mmほど巻き取
られる。
4の回転に伴なって加圧ローラ14の表面を摺擦し、加
圧ローラ表面のクリーニングが行なわれる。この場合、
ニッケルメッキウエブ70は繊維状になっているため、
金属ローラのような平滑で固いクリーニング部材と違っ
て加圧ローラ14との接触状態がよい。したがって、加
圧ローラ表面に転移したオフセットトナーはウエブ70
の繊維間に吸着されるため、部分的にトナーの堆積が多
くなることなく、加圧ローラ14とニッケルメッキウエ
ブ70との接触状態は良好である。該ウエブ70は繊維
状であるので、加圧ローラ14からのトナーの拭き取り
の効果が大きい。
ラ14に接触する側に含有されたニツケルは、表面エネ
ルギーが高く、トナーとの親和力が大きいため、加圧ロ
ーラ14上のトナーをよく吸着する。この結果、ニッケ
ルメッキウエブ70による加圧ローラ14からトナーを
離脱するクリーニング能力は、格段に向上する。
ローラ14の表面に対する摺擦の際、ニッケルメッキウ
エブ70の繊維に付着しているニッケルが適度に脱落
し、摺擦部に滞留する。このように繊維から脱落して摺
擦部に滞留するニッケルは粒子状であり、このニッケル
粒子は加圧ローラ14の表面の研磨剤として作用し、加
圧ローラ14の表面に転移したトナーを削り落す。
ネルギーが高い金属であるので、トナーとの親和力が大
きい。金属の研磨粒子は繊維間に沿って加圧ローラ14
上をころがり、ローラから削り落とされ、繊維間に強く
吸着される。
コンゴムやふっ素ゴム等のゴムの場合は、中間転写体フ
ィルム21から転移したトナーがゴムの表層中に入り込
むことがあるが、金属粒子による研磨効果によりゴムの
表層が削られるので、残留トナーは確実にローラから離
脱する。このローラから離れたトナーはウエブ70の繊
維間に吸着されて運び去られる。このため、加圧ローラ
14とウエブ70との接触部にトナーが溜ることなく、
加圧ローラ表層は常に清浄状態に保たれる。
めには、繊維への金属の付着方法は無電解メッキにより
行なうことが好ましい。これは無電解メッキによれば、
粉末状の金属粒子が集合した形で繊維に付着するためで
ある。
少により不具合を生じる場合がある。ニッケル金属が1
5gを越えると、ニッケルウエブのこしおよびかささが
増し、加圧ローラを傷つけることになる。これより、加
圧ローラ表面が粗れ、その粗さにより、転写、定着画像
が粗れたり、転写、定着不良が生じる原因となる。
ニッケルウエブを使用して熱転写、定着を行なった場
合、初期のローラの粗さがRz1μmであったが、通紙
5万枚を越えるとRz5μmになり、加圧ローラの粗面
形状が、最終画像上に現われて、コピー品質を低下させ
たり、早期に転写、定着不良が発生したりする。
後、50μmが適性であるのに対し、16g/m2 のニ
ッケル量ウエブの場合、180μm削れる。よって、加
圧ローラの離型性層が減少し、離型性が低下する。また
ローラ径が小さくなるため、ニップ(加熱量)が減少す
る等の不具合が生じる。したがって、ニッケル量の多い
ウエブを使用すると、上述した理由により、加圧ローラ
の寿命が短くなる。
合には、ローラ上のトナーのクリーニング能力が低下す
る。0.3g/m2 のニッケルメッキウエブを使用して
転写定着試験を行なったところ、8000枚で転写定着
不良が生じた。ニッケル量が0.5g/m2 を下回る
と、ノーメックス繊維の多くの部分が金属付着していな
い状態となったり、ニッケルの遷移への付着力が弱ま
り、容易に繊維から脱落してしまう不具合が生じる。
15g/m2 の範囲である3g/m2 に設定した場合、
クリーニング性能が向上し、転写定着不良が発生しな
く、中間転写体フィルムおよび加圧ローラがオフセット
トナーにより使用不可能となるまでの寿命を向上させる
ことができた。
塗布とクリーニングの拡大図である。図38において、
100aはクリーニング用ニッケルメッキウエブ、10
0bはウエブ押圧ローラ、100cは巻き上げ軸、10
1aはオイル塗布用ウエブ、101bはウエブ押圧ロー
ラ、101cは巻き取りローラである。
は、1次転写時、転写定着時には、中間転写体フィルム
21と非接触状態であり、中間転写体フィルム面とに形
成された画像を乱さない。非転写時の適宜期間、たとえ
ば、コピー動作前の前回転時、コピー動作後の後回転時
に、塗布、清掃部材のウエブ押圧ローラ100b,10
1bは中間転写体フィルム21に接触し、中間転写体フ
ィルム21へのオイル塗布、清掃が行なわれる。
1つの実施例を示している。加圧ローラ14の加圧時、
該ローラ14はウエブ78aに接触することによってオ
イル塗布される。該ウエブ78aはモータ78によって
回転している。
ータ部13、加圧ローラ14間通過時、トナーと逆極性
の電圧が印加される。導電性または誘電性加圧ローラに
1.5kVの電圧を印加する。転写、定着において静電
力を用いて転写、定着不良を防止するものである。
ラの周囲にアラミッド繊維のフエルトを巻き付け、シリ
コンオイルを含浸させたものである。
の場合も定着ローラとの摩擦力で回転するため、塗布量
が安定しない。
ニングのもう1つの拡大図である。1次転写時、転写お
よび定着時は、中間転写体フィルム21上に形成された
トナー像を乱さないように、クリーニングローラ100
およびオイル塗布ローラ101は中間転写体フィルム2
1と非接触状態にある。非転写時の適宜期間、たとえ
ば、コピー動作前の前回転時、コピー動作終了後の後回
転時にクリーニングローラ100、オイル塗布ローラ1
01は中間転写体フィルム21と接触し、オイル塗布と
清掃工程を実行する。
ーラ101は、図39で説明したものと同様である。
部材としてノーメックスからなるウエブにニッケルメッ
キしたニッケルメッキウエブを用いた場合について述べ
たが、本発明は、これに限らず、表面エネルギーの高い
物質である銅をメッキしたものを用いてもよい。銅メッ
キウエブのクリーニング部材を用いた転写、定着装置に
ついて、耐久試験を行なったところ、ニッケルメッキウ
エブの場合と同様の効果が得られた。
ニッケルメッキウエブを製造する方法は、前述の無電解
メッキに限らない。溶射成型方法等を用いて、ウエブに
金属被膜を施すようにしてもよい。
て、ハイメックスの繊維状部材を使用したものを説明し
たが、ポリエチレンやポリエステルなどの耐熱性のある
フィルム上に金属を付着させてもよく、クリーニング効
果はフィルム上の金属によるトナーの吸着効果により充
分に得られる。またフィルムのために、加圧ローラ表面
との追随性は充分に得られる。
オイル等の離型剤を含浸させてもよい。
して使用してもよい。無電解メッキしたニッケルメッキ
ウエブを一対の押圧ローラ間等に通し、ニッケルメッキ
ウエブをプレスするもので、これにより当初丸い繊維形
状を保っていたニッケルメッキウエブは偏平状となり、
クリーニングウエブとして使用した場合、相手のローラ
を傷つけにくくなる。
ニングのさらにもう1つの拡大図である。転写時、転写
定着時には、フエルトパッド102は中間転写体フィル
ム21と非接触状態にあり、中間転写体フィルム面上に
形成されたトナー像が乱されないようにしてある。非転
写時の適宜期間、たとえば、コピー動作前の前回転時、
コピー動作終了後の後回転時にフエルトパッド102は
中間転写体フィルム21に接触し、オイル塗布、清掃を
実行する。
画像形成装置の構成の概略図である。図42の装置は、
図35の装置と殆んど同様であるが、この第6実施例で
は、ヒータ55とウエブ56がなく、中間転写体フィル
ム45に対するオイル塗布、清掃装置103が設けられ
ている。1次転写時、転写定着時に、中間転写体フィル
ム45のオイル塗布、清掃装置103は、中間転写体フ
ィルム45と非接触状態であり、中間転写体フィルム面
上に形成されたトナー像を乱さない。非転写時に、オイ
ル塗布、清掃装置103は中間転写体フィルム45と接
触し、オイル塗布と清掃工程を実施して、次の転写、定
着工程に備える。本多色画像形成装置において、金属含
有の清掃部材を使用したところ、約10万枚まで、転
写、定着不良なく、カラー画像を出力することができ
た。オイル塗布、清掃部材103がない場合と比較し
て、約10倍ほど中間転写体フィルム45の寿命を向上
することができた。
14に離型剤を塗布する1つの実施例を示している。オ
イルパン80から耐熱性のフエルト81にオイルをしみ
込ませて塗布する。ブレード82は加圧ローラ14に当
接して残留トナーを除去する役割をもつ。ブレード82
に使用した材質はふっ素ゴムであり、以下の特性を満足
するものとする。耐熱性200℃以上、対摩耗性、滑り
性、引き裂き強度等、図44のごとく、ばね性のあるり
ん青銅の薄板82aをふっ素ゴムのブレード82に差し
込んだものを使用する。りん青銅の薄板82aの板厚は
0.3mmである。加圧ローラ14のクリーニングに際
し、ブレード82のエッジ部82bが重要であり、長手
方向にわたって直角度がでていることが要求される。
加圧ローラ14の回転方向で見て上流側にシリコンオイ
ルを塗布するフエルト81があり、その下流側にブレー
ド82が薄板82aに固定して取り付けられている。
ローラ14に対してその回転方向下流側で鋭角に設定さ
れており、その角度は30℃である。また加圧ローラ1
4への侵入量0.8でブレード82が加圧ローラ14に
与える全加圧量は3.0kg程度である。このように設
定することにより、オフセットトナーをクリーニングし
つつ上流側で供給されたシリコンオイルが加圧ローラ1
4に適量、かつ、均一に塗布されるように制御する。こ
れに不図示のニッケルメッキウエブ、クリーニングロー
ラとを併用することにより、クリーニング性能が向上す
る。なお加圧ローラ14への中間転写体フィルムへの接
離機構の説明については省略する。
ル塗布と清掃方法として、図43のフエルト81および
ブレード82を用いた実施例を示している。オイル塗布
フエルト81とブレード82は転写時、転写定着時に、
中間転写体フィルム21と非接触状態であり、中間転写
体フィルム面上のトナー像を乱さないようにしてあり、
非転写時に、中間転写体フィルム21と接触し、オイル
塗布工程、清掃工程を実行する。
上げ、塗布ローラ85によって加圧ローラ14に塗布す
る実施例を示している。また図48はその塗布部を拡大
して示している。加圧ローラ14と接する塗布ローラ8
5は加圧ローラ14と同じ周速で回るように、該塗布ロ
ーラ85にモータを接続して強制回転する。強制回転方
式では加圧ローラ14への塗布量が安定に行なえるとい
う特徴をもつ。
に回転をはじめる従動方式を採用してもよいが、この場
合、加圧ローラ14との摩擦係数に依存して塗布量が決
定されるため、強制回転方式と比較して不安定である。
オイルパン80のシリコンオイル89は鉄製の汲み上げ
ローラ83,84により汲み上げられ、塗布ローラ85
に転移する。
シリコンゴム表層を付けてなり、加圧ローラ14に当接
し、順方向に同期回転しながらオイル塗布していく。ブ
レード82は該塗布ローラ85に対し、図48のように
順方向に当接しており、回転軸86の周りに回転自在
で、両端から加圧ばね87で塗布ローラ85に押圧され
ている。このブレード82の押圧は前記実施例と同様
に、総圧3.5kg程度である。
イルは、ブレード82を通過する際に、該ローラ85の
長手方向に均一になるようにならされ、かつ、加圧ロー
ラ14に適量塗布されるように規制される。
に接触し、該ローラの残留トナーを清掃するためにあ
る。これに不図示のニッケルメッキウエブ等を併用する
ことによりクリーニングが向上する。なお加圧ローラ1
4の中間転写体フィルム21への接離機構については説
明を省略する。
ル塗布および清掃方法として、図47で説明した塗布ロ
ーラ85、クリーナ88を用いた実施例を示している。
塗布ローラ85とクリーナ88は、転写時、転写定着時
に、中間転写体フィルム21と非接触状態であり、中間
転写体フィルム面上のトナー像を乱さないようにしてあ
る。非転写時の適宜期間に両部材は中間転写体フィルム
21と接触し、オイル塗布工程、清掃工程を実行する。
し、かつ、該ローラ14を清掃する実施例を示してい
る。押し出し成型されたポアフロンロッド90は、ふっ
素樹脂多孔質体にオイルをしみこませたものである。本
実施例においては、多孔質PTFEシートでPTFE粉
末に造孔剤(たとえば、ふっ素オイル)を混合し、押し
出し成型後、加熱焼成して作製した。厚みは0.05〜
1mm、気孔率40〜90%、孔径0.03〜0.1μ
m程度が製造可能であり、上記3者の設定により、オイ
ルの表面へのしみ出し量が制御される。なおブレート8
2の構造、設定方法は、図44、図45による説明と同
様である。不図示のニッケルウエブ等を併用することに
より、クリーニング性能が向上する。
82を用いた中間転写体フィルム21のオイル塗布と清
掃の実施例を示す。ポアフロンロッド90、ブレード8
2は、転写時、転写定着時に、中間転写体フィルム21
と非接触状態であり、中間転写体フィルム面上のトナー
像を乱さないようにしてあり、非転写時の適宜期間に接
触し、オイル塗布、清掃工程を実行する。
脂皮膜、つまり、フロロポア91を付け、皮膜を介して
オイルを塗布する実施例を示している。
る。不図示のニッケルウエブ等を併用することによりク
リーニング性能が向上する。なお加圧ローラ14の中間
転写体フィルム21への接離機構の説明については省略
する。
塗布と清掃にフロロポア91、ブレード82を用いた実
施例を示している。図54は図40で説明したニッケル
メッキウエブを外装したクリーニングローラ100にト
ナー電荷と逆極性の電圧を印加した実施例を示してい
る。これにより、中間転写体フィルム21の表面上の残
留トナーのクリーニングは、さらに向上する。
る部材と清掃する部材とを有し、該清掃部材が金属を含
有した清掃部材であることにより、転写、定着後、中間
転写体上に残留トナーの清掃が格段に向上し、また離型
剤を塗布することによって、転写、定着不良を防止する
ことができる。
ー画像形成装置の構成の概略図である。図55では、前
述の図1の装置のヒータ18およびウエブ19を省略
し、そのかわり、ウエブ15は加圧ローラ14にオイル
を塗布し、かつ、清掃するようになっている。また転写
帯電器22Aと弾性シート93の間にヒータ92を設け
ている。
る。弾性シート93によって感光ドラム5と中間転写体
フィルム21との接触幅を大きくとってある。感光ドラ
ム上に現像されたトナー像はヒータ92によって加熱変
形をして凝集力をもった後、転写帯電器22Aによって
正極のコロナ放電により、トナー画像が中間転写体フィ
ルム21に転写する。
21が感光ドラム5に密着していない空隙cに転写電界
が回り込む量はごくわずかであること、転写位置dにお
いて、微量の感光ドラム5、中間転写体フィルム21間
に生じていたとしても、トナー画像を構成するトナー粒
子がばらばらに飛翔転写することなく、トナー画像全体
が中間転写体フィルム上に転写されるので、飛び散り画
像は生じない。
行される。後に説明するが、転写前加熱は、中間転写体
表面上の温度がトナー軟化点となるように、ヒータ92
が温調される。
転写工程をする。図57は図56の1次転写部を改良し
たもので、転写むらが生じないように、ヒータ92と転
写帯電器22Aの間に、図11に示した2重構造タイプ
の弾性シート23を追加したものである。
ー画像形成装置の構成の概略図である。図55では転写
帯電器22Aを用いているが、この第8実施例では、1
次転写に転写ローラ22Bを用いている。カラー画像形
成工程は、図55と同様である。しかし、コロナ放電が
ないため、オゾンの発生がなく、感光ドラムなどの劣化
が防止される長所がある。
図である。矢印方向に回転する感光ドラム5に平行に配
置された転写ローラ22Bは中間転写体フィルム21を
介して感光ドラム5に圧接配置されていて、感光ドラム
5、中間転写体フィルム21に従動して、これらとほぼ
同一の速度で回転している。
りである。転写ローラ22Bは定電流源25に接続され
ており、さきのコロナ帯電器の場合と同様に、1色目よ
り2色目、2色目より3色目と、順次電流値をアップす
る。
体フィルム21とを接触させた後、ヒータ92によって
感光体上のトナー像表面を加熱変形させ、トナー粒子間
の凝集力を高めた後、上述のように、ローラ転写を行な
う。ヒータ92の温調は100℃であり、前述のヒータ
13の150℃と比較して低く設定してある。前記実施
例と同様に、カラー画像の出力を行なったところ、飛び
散り画像等画像劣化のないカラー画像を得ることができ
た。
拡大図であり、図57のような2重構造タイプの弾性シ
ート23を用いている。転写ローラ22Bに接触してい
る弾性シート23はチャージアップするが、これによっ
て中間転写体フィルム21の押圧部の表面電位が部分的
に大きく変動するのを押え、転写むらの発生を防止して
いる。
つ、1次転写直前で感光体面上のトナー像を加熱変形さ
せ、凝集力を高めた後、1次転写を実行することによ
り、飛び散り画像、転写むら等のない良好なカラー画像
を得ることができた。
ー画像形成装置の構成の概略図である。図61では、1
次転写部の電極として導電性ブラシ23Eを使用したも
ので、導電性ブラシ23Eについては、図26ないし図
28で説明したものと同様である。またヒータ92およ
び弾性シート93についても、図55および図58の場
合と同様である。この第9実施例において、1次転写直
前で感光体面上のトナー像を加熱変形させ、凝集力を高
めた後、1次転写を実行することにより、飛び散り画像
等のない良好なカラー画像を得ることができた。
色画像形成装置の構成の概略図である。この第10実施
例は、図42の場合と殆んど同様であるが、各転写部4
4a,44b,44c,44dに隣接させてヒータ55
a,55b,55c,55dを設けてある。すなわち、
各ヒータ55a,55b,55c,55dで、それぞれ
におけるトナー粒子が加熱変形され、凝集力を高めた
後、中間転写体フィルム45上にそれぞれ転写される。
したがって、飛び散り画像等の画像劣化のない良好なカ
ラー画像を得ることができる。
とした1つの実施例の平面図である。アルミナ板上に発
熱体94をスクリーン印刷し、乾燥焼成する。図示のよ
うに、発熱体94は1.5mm幅に形成される。同様に
銀電極95,96,97、オーバーコートの順に形成す
る。筋発生防止のため、表面研磨した後、カプトンテー
プをつける。これは中間転写体フィルムとの絶縁耐圧を
もたせるためである。フルサイズ紙、たとえば、A3サ
イズの場合はJ−L間に通電し、小サイズ紙の場合、た
とえばA4サイズ縦送りの場合にはJ−K間に通電す
る。このように、紙サイズに応じてヒータ38の通電距
離を変えることによって、小サイズ紙転写、定着時の非
通紙部における中間転写体フィルム21の昇温を防止す
ることが可能となる。
を示す。基本的には、図19に示した制御回路と同じ
で、J−L間通電用のトライアック98aの他にJ−L
間通電用のトライアック99aを追加してある。S1 ヒ
ータオン信号が入力されると、フォトトライアック98
がオン、トライアック98aがオン、ヒータ38のJ−
L間に通電される。S2 ヒータオン信号が加わると、フ
ォトトライアック99がオン、トライアック99aがオ
ン、ヒータ38のJ−K間に通電される。ただし、S1
ヒータオン信号とS2ヒータオン信号が同時に入力され
ることのないように、紙サイズに応じて各信号が制御さ
れる。
示した制御回路を用いて、A4縦送りによるカラー画像
の出力を行ないながら、非通紙部における中間転写体フ
ィルム表面の温度を測定した。150℃温調ヒータで、
100℃以下の温度に保持できた。従来例では、190
℃まで昇温していたものと比較すると、格段に改良する
ことができた。
としたもう1つの実施例の平面図である。図65の実施
例では、発熱体がJの部分とKの部分とLの部分との、
3つの部分からなり、フルサイズ紙通紙時には発熱体の
Jの部分に通電し、中サイズ紙通紙時には発熱体のKの
部分に通電し、小サイズ紙通紙時には発熱体のLの部分
に通電する。図19の制御回路は1つのヒータ38につ
いてのものであるが、図65の3つに分割された発熱体
を有するヒータ38の制御回路は、図19に示した制御
回路を3つ必要とする。
て、図65のヒータ38を用いて非通紙部における中間
転写体フィルムの昇温試験を行なったところ、最高10
0℃の結果を得た。従来例の190℃昇温と比較して格
段に中間転写体フィルムの昇温を抑えることが実現でき
た。
の断面を示し、その構成についても説明したが、とりわ
け、次のように構成されたものは、離型性が向上し、か
つ、定着不良になるまでの寿命が向上する。
弗化エチレン樹脂の多孔質フィルム20μm厚に、2液
性RTV(室温硬化タイプ)シリコンゴムを含浸させた
ものを使用する。かかるフィルムとしての4弗化エチレ
ン樹脂の多孔質フィルムは孔径10μm、多孔度85%
となるように製造されており、このフィルムにゴムを含
浸することにより、孔にシリコンゴムが浸入する。その
後、ゴムを加硫することにより、4弗化エチレン樹脂の
孔の中にゴムがうめ込まれた形となり、表層は4弗化エ
チレンゴムが混在する状態となっている。
15に示したようなベースフィルム31の耐熱層と離型
層30からなるものとし、ベースフィルム31は多孔質
の4弗化エチレン樹脂にシリコンゴムを含浸させて加硫
させ、離型層30は1液型RTV(室温加硫タイプ)シ
リコンゴムを10μm厚で被膜したものでもよい。
体フィルム21のオイル塗布、クリーニングの他の実施
例を示している。さきに、図38で説明したのと同様
に、図66および図67でも、1次転写の転写、定着時
は、中間転写体フィルム21上に形成されたトナー像を
乱さないように、ウエブ押圧ローラ100b、クリーニ
ングローラ100は、中間転写体フィルム21と非接触
にあり、転写時以外の適宜期間に中間転写体フィルム2
1に接触して、オイル塗布、清掃工程を実行する。
がシャープに実現され、中間転写体上の残留トナー、紙
粉、ほこり等が蓄積されないようにするため、次のよう
にすることが好ましい。
ィルム21の背向面に位置させ、該ヒータ13の対向に
加圧ローラ14を配置し、各色トナー像が該中間転写体
上に1次転写された後、加圧ローラ14が付熱され、加
圧ローラと線状ヒータ支持体との間で該中間転写体と転
写材とをともに挟着し、転写、定着を行なうが、1次転
写または転写定着実行外の期間の適宜期間、加圧ローラ
14の周速を該中間転写体の周速と異ならしめることに
より、加圧ローラ表面と中間転写体表面の摺擦作用によ
って中間転写体表面上の残留トナーを加圧ローラ14に
転移せしめる。さらに、加圧ローラ14にトナー電荷と
逆極性の電圧を印加することによって、中間転写体上の
残留トナーを加圧ローラ14に積極的に転移せしめるよ
うにする。
体から転写材に複数色のトナー像を転写するとき、転写
材の搬送方向と直交する方向における転写材が通過しな
い中間転写体の領域の昇温を抑制することができる。請
求項6に係る発明によれば、中間転写体上のトナー像を
転写定着するとき、線状発熱体により加熱されて中間転
写体が昇温しても、像担持体から中間転写体にトナー像
を良好に転写することができる。
置の構成の概略図である。
ンタトナーを転写している1次転写部の模式図である。
1次転写部の模式図である。
る1次転写部の模式図である。
る2次転写部の模式図である。
図である。
めに使用したチャートの説明図である。
量との関係をグラフで示した説明図である。
使用した場合の1次転写部の拡大図である。
図である。
弾性シートの場合の押圧部の表面電位の変動および大き
さをグラフで表わした説明図である。
である。
る。
る。
図である。
で温調した時のヒータ温度の時間推移の説明図である。
間推移の説明図である。
装置の構成の概略図である。
る。
置の構成の概略図である。
る。
る。
ーラを清掃する巻き取りウエブ方式の模式図である。
ーラを清掃する回転型ウエブ方式の模式図である。
ーラを清掃する押しあてパッド方式の模式図である。
て回転式ウエブを用いた場合の模式図である。
押しあてパッドを用いた場合の模式図である。
置の構成の概略図である。
装置の構成の概略図である。
つの拡大図である。
示した拡大図である。
う1つの拡大図である。
らにもう1つの拡大図である。
置の構成の概略図である。
布する1つの実施例の説明図である。
る。
図43のフエルトとブレードを用いた実施例の説明図で
ある。
ラに塗布する実施例を示した説明図である。
図47の塗布ローラとクリーナを用いた実施例の説明図
である。
ラを清掃する実施例の説明図である。
写体のオイル塗布と清掃の実施例の説明図である。
てオイル塗布をする実施例の説明図である。
とブレードを用いた実施例の説明図である。
リーニングローラ100にトナー電荷荷逆極性の電圧を
印加した実施例の説明図である。
装置の構成の概略図である。
る。
装置の構成の概略図である。
る。
装置の構成の概略図である。
装置の構成の概略図である。
施例の平面図である。
の実施例の平面図である。
う1つの拡大図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 中間転写体と、前記中間転写体上に複数
色のトナー像を順次重ねて形成する像形成手段と、前記
中間転写体上の複数色のトナー像を転写材に転写定着す
るとき、前記中間転写体上の複数色のトナー像を加熱す
る線状発熱体と、を有する画像形成装置において、 転写材の搬送方向と直交する方向において、転写材の長
さに応じて前記線状発熱体による加熱幅は可変であるこ
とを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 転写材の搬送方向と直交する方向におい
て、転写材の長さに応じて前記線状発熱体に通電する幅
は可変であることを特徴とする請求項1の画像形成装
置。 - 【請求項3】 転写材の搬送方向と直交する方向におい
て、前記中間転写体の長さは、転写材の長さよりも長い
ことを特徴とする請求項1または2の画像形成装置。 - 【請求項4】 前記像形成手段はトナー像を担持する像
担持体を備え、前記像担持体から前記中間転写体に複数
色のトナー像が順次重ねて転写されることを特徴とする
請求項1乃至3のいずれかの画像形成装置。 - 【請求項5】 前記像形成手段は複数色のトナー像をそ
れぞれ担持する複数の像担持体を備え、前記複数の像担
持体上の複数色のトナー像は前記中間転写体に順次重ね
て転写され、前記中間転写体上の複数色のトナー像は転
写材に転写されることを特徴とする請求項1乃至3のい
ずれかの画像形成装置。 - 【請求項6】 トナー像を担持する像担持体と、中間転
写体と、前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体に
静電的に転写する転写手段と、前記中間転写体上のトナ
ー像を転写材に転写定着するとき、前記中間転写体上の
トナー像を加熱する線状発熱体と、を有する画像形成装
置において、 前記像担持体から前記中間転写体にトナー像を転写する
とき、前記転写手段から前記中間転写体に流れる電流を
定電流制御することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項7】 前記転写手段は、前記中間転写体のトナ
ー像が転写される側とは反対側に接触する接触部材を備
え、前記接触部材から前記中間転写体に流れる電流を定
電流制御することを特徴とする請求項6の画像形成装
置。 - 【請求項8】 前記中間転写体は樹脂を備えることを特
徴とする請求項6又は7の画像形成装置。 - 【請求項9】 前記転写手段は、前記像担持体から前記
中間転写体に複数色のトナー像を順次転写することを特
徴とする請求項6乃至8のいずれかの画像形成装置。 - 【請求項10】 前記像担持体は、複数色のトナー像を
それぞれ担持するために複数設けられ、前記転写手段は
前記複数の像担持体から前記中間転写体に複数色のトナ
ー像を順次転写することを特徴とする請求項6乃至8の
いずれかの画像形成装置。
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