JP2000122130A - カメラのフラッシュ回路およびカメラの組立方法 - Google Patents

カメラのフラッシュ回路およびカメラの組立方法

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JP2000122130A
JP2000122130A JP11251111A JP25111199A JP2000122130A JP 2000122130 A JP2000122130 A JP 2000122130A JP 11251111 A JP11251111 A JP 11251111A JP 25111199 A JP25111199 A JP 25111199A JP 2000122130 A JP2000122130 A JP 2000122130A
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B41/00Circuit arrangements or apparatus for igniting or operating discharge lamps
    • H05B41/14Circuit arrangements
    • H05B41/30Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp
    • H05B41/32Circuit arrangements in which the lamp is fed by pulses, e.g. flash lamp for single flash operation

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  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 最小限の残存電荷電圧レベルをフラッシュコ
ンデンサ上に維持し、補助回路を作動するためのエネル
ギー源を保証する。 【解決手段】 電池25から充電回路30及びフラッシ
ュ電力整流ダイオード28を介してフラッシュコンデン
サ29(コンデンサと略す)に至るDC回路によって、
コンデンサの最小限の電荷電圧レベルが維持される。フ
ラッシュトリガスイッチ46(トリガスイッチと略す)
を閉じると、自動的にフラッシュ充電回路30を再始動
させることは、充電回路始動端末を、逆方向にバイアス
されている再始動ダイオード55を利用してトリガスイ
ッチに接続して保証され、ダイオード55により、始動
端末は、トリガスイッチが開かれている時はトリガ回路
上にあるコンデンサの電圧から分離している。電池25
を装填する際、コンデンサを予め充電して再始動ダイオ
ード55を逆方向のバイアスモードに維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低価格の使い切り
カメラ等に採用されるフラッシュ回路の分野、特に、光
学データビットを記録する回路に作動エネルギーを供給
するために用いられるフラッシュ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】1996年11月12日に発行された同
一出願人による米国特許第5,574,337号には、
使い切りカメラに有用な「ワンタッチ」フラッシュ回路
が開示されている。フラッシュ充電回路は、最初、「ワ
ンタッチ」ボタンを押すことによって始動され、このボ
タンは、発振トランジスタのベース端末に結合された入
力端末に順方向バイアスの電位を働かせてフラッシュコ
ンデンサの充電に用いられる自家再発生の発振を開始す
る。 この充電回路は「ワンタッチ」ボタンが解除され
た後でも発振を継続する。フラッシュコンデンサが十分
に充電された場合、フラッシュコンデンサ上の電荷電位
に反応するフィードバック回路が発振を停止する。フラ
ッシュを作動させて写真が取られた場合、フラッシュコ
ンデンサの放電からのエネルギーは、始動変圧器の二次
巻線を介してフラッシュ充電回路の発振トランジスタの
ベースにフィードバックされて、発振トランジスタに誘
導をかけ、この様にして自家再発生の発振を再始動す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】1997年5月27日
に発行された同一出願人による米国特許第5,634,
153号には、同様の回路が開示されており、その回路
では、抵抗器が発振器回路のベース入力端末とアースと
の間に結合されていて、静電気の電圧が望ましくない時
に発振器の作動を開始する可能性を抑制している。この
カメラが、使用中ではあるが、例えば2時間、フラッシ
ュを使わずにそのままに放置される場合、フラッシュコ
ンデンサの電圧は低下して、例えば200−240ボル
トになる。この電圧はフラッシュ管の点灯を引き起こす
のに十分ではあるが、発振器内のベース抵抗器が、ある
場合には発振器の再始動を防止することがある。この様
な状況下でフラッシュ操作の後、発振器を確実に再始動
するためには、適当なサイズのフィードバックコンデン
サが、フラッシュ電荷コンデンサの放電端末から直接に
充電回路の始動入力端末に結合される。この回路は、フ
ラッシュ管の点灯を引き起こすのに十分な電荷がフラッ
シュコンデンサに存在する場合には発振を再始動するの
に完全に有効ではあるが、フラッシュコンデンサにフラ
ッシュ管の点灯には不十分な電荷しか存在しない時期に
写真が取られる場合がある。これは、例えば数ヶ月の様
な長期間使用しなかった後にフラッシュコンデンサを充
電しないでカメラが最初に使われた時に起こり得る。フ
ラッシュ管の点灯がないと、即ち、フラッシュコンデン
サが放電しないと、発振器のトランジスタのベースに対
するフィードバックのためのエネルギーパルスがないこ
とになり、従ってフラッシュ充電サイクルの自動再始動
も起こらない。
【0004】この問題に対する解決法は周知のものであ
り、その方法では、抵抗器・コンデンサ再始動フィード
バック経路が、フラッシュトリガ回路と充電回路始動の
入力端末との間に結合されている。この配置によって、
8ボルトの様な低いフラッシュコンデンサ上の残存電荷
電圧でも、この電圧は又トリガにもあらわれるが、十分
であり、シャッタに同調するトリガスイッチが閉じられ
た時に抵抗器・コンデンサ再始動フィードバック経路に
より識別されて、充電回路内の発振器を再始動し、それ
によりフラッシュコンデンサの再充電を保証する。長期
間使用しなかった後に取られた最初の写真はフラッシュ
の恩恵を受けないであろうが、少なくとも次の写真は、
フラッシュの充電回路の自動再始動のためにフラッシュ
が使えるであろうことは真実である。
【0005】この自動再始動回路の適切な作動は、長期
の不使用の後でさえ、フラッシュコンデンサには十分な
残存電荷があり、フィードバックパルスを創り出して充
電器を再始動させるであろうという事実を推定しそれを
前提としている。しかしながら、フラッシュコンデンサ
の自家放電は、フラッシュコンデンサ上のいかなる残存
電荷も悉く除去して、遂に残存電荷ゼロに迄してしまう
ことが見出されている。この場合には、最初の写真が撮
られた場合、フィードバック再始動パルスを創り出すに
は不十分な電荷電圧しかない。
【0006】1999年2月9日発行の米国特許第5,
870,639号には、データビット記録回路が記載さ
れており、その中で、記録を作動するエネルギーはフラ
ッシュコンデンサ内に蓄えられたエネルギーから供給さ
れている。この記録回路は、非常に低い残存のフラッシ
ュコンデンサの電荷電圧レベルでも作動することが出来
る。しかしながら、もし、フラッシュコンデンサが自家
放電して残存電荷電圧がゼロに迄低下したならば、記録
回路は、最初の写真が撮られた後にフラッシュコンデン
サが再充電される迄作動しないことになる。
【0007】それ故、この様なカメラには、そのカメラ
の長期の不使用の結果、フラッシュ蓄電コンデンサ上の
残存電荷がゼロとなった状況においてさえフラッシュの
充電発振が自動的に再始動することを保証する手配が必
要である。更に、もし、フラッシュ回路が使用されてデ
ータビット記録回路を作動するならば、そのカメラの長
期不使用の後でさえ、記録回路を作動させるのに十分な
残存充電荷電圧があることを保証する必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】それ故、本発明に従い、
使い切りフラッシュカメラ等で使用されるフラッシュ回
路が提供され、そのカメラでは、フラッシュ回路は、第
一及び第二の電力出力端末を持つDC電圧の電力源と、
整流ダイオードに接続された第一DC端末およびDC電
圧の電力源に接続された第二DC端末とを有するフラッ
シュ蓄電コンデンサと、自家発振回路及び整流ダイオー
ドを含むフラッシュ充電回路とから構成される。本発明
のこの形態において、前記の自家発振回路は、電力源と
整流ダイオードの間にDC回路の接続をもって提供され
ており、又、整流ダイオードは自家発振回路と蓄電コン
デンサの間に接続され、蓄電コンデンサ上の電荷電位が
自家放電により電力源の第一電力出力端末の電位以下に
低下した場合に、電力源と蓄電コンデンサ間のDC回路
の接続を維持するようにされている。この様にして、カ
メラが長期間不使用の後でも、蓄電コンデンサの最小限
の電荷電圧が、電力源の第一電力出力端末の電圧と略同
等に維持される。
【0009】本発明の更なる形態において、フラッシュ
回路は更に、トリガスイッチと、前記のフラッシュ蓄電
コンデンサ及びトリガスイッチに跨って結合された光学
データ記録回路とを持つフラッシュトリガ回路を含み、
この記録回路は、前記のトリガスイッチの閉鎖に反応し
て前記のフラッシュ蓄電コンデンサに蓄えられたエネル
ギーを利用して光学データ記録を実施する。本発明のこ
の形態において、前記のフラッシュ蓄電コンデンサ上に
維持されている最小限の電荷レベルが、カメラが前記の
ように長期間不使用の後前記のフラッシュコンデンサが
自家放電した後においても、光学データ記録回路に電力
を供給するために利用できる。
【0010】本発明の更にもう一つの形態において、ト
リガスイッチは、前記のフラッシュ蓄電コンデンサ上の
電荷蓄積によって決定される電圧レベルにある端末を有
する。フラッシュ充電回路は、充電開始入力端末を含
み、更に、前記のトリガスイッチ端末と前記の充電開始
入力端末との間に、通常は逆方向にバイアスされた状態
で結合された充電回路再始動ダイオードを含み、フラッ
シュ照明を創出するための前記のフラッシュ回路の作動
が、少なくとも瞬間的には前記の再始動ダイオードを順
方向にバイアスして、前記のフラッシュ蓄電コンデンサ
を再充電するように前記のフラッシュ充電回路における
発振を再始動させる。
【0011】本発明のこれらの及び他の形態、目的、特
徴、並びに利点は、以下の好適な実施の形態と付随する
特許請求の範囲の詳細な記述を校閲することにより、
又、添付の図面を参照することによって更に明瞭に理解
され評価されるであろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を引用すると、この図には、
カメラ本体14、光学系16、ファインダ20、及びフ
ラッシュ管24を含むフラッシュ装置22を包含する安
価な使い切りのカメラ10が描かれている。シャッタボ
タン18は、写真撮影の連続動作を開始して、シャッタ
(図示されていない)を開閉してフィルムを光学系16
を通じて露出する。シャッタを開くと、又、内部のフラ
ッシュ同調スィッチを作動してそれを閉鎖位置にするこ
とによってフラッシュ管24から場面の補助照明を開始
する。「ワンタッチ」ボタン19は、カメラの使用者に
よって操作することが出来、フラッシュ充電回路を始動
してフラッシュコンデンサを充電し、フラッシュ管24
の作動エネルギーを提供する。カメラはファインダー2
0を利用して所望の被写体に向けられる。スィッチ21
は、以下に更に詳細に説明されるように、カメラ使用者
により、フイルム上に記録すべき画像枠の縦横比のデー
タを選択するために用意されている。
【0013】今度は図2に目を向けると、自動再始動の
フラッシュ回路12、及び光学データ記録回路60から
成るカメラ10に対する回路の配置が示されている。此
の図に示されているように、フラッシュ回路12は、自
家発振のフラッシュ充電回路30、及びフラッシュ照明
回路40を含む。フラッシュ充電回路30は、第一と第
二の発振トランジスタ31と32、一次巻線34とと二
次巻線35を持つ逓昇発振変圧器33、及び整流ダイオ
ード28から成っている。手動で通常は開いている瞬時
スィッチ36は、カメラ10の上の「ワンタッチ」ボタ
ン19を押すことによって閉じることが出来、3ボルト
の電力供給源である電池25の陰極端末から、抵抗器3
7を介して第一発振トランジスタ31のベースに連結さ
れている。瞬時スィッチ36が閉じられると、負の電位
がPNPトランジスタ31のベースにかけられてトラン
ジスタ31及び32の両方を点じて(turn o
n)、一次巻線34を通じて発振パルスを始動する。こ
れらのパルスは二次巻線35において逓昇され、ダイオ
ード28によって整流されてメインのフラッシュコンデ
ンサ29を充電する。二次巻線35からのフィードバッ
ク電流は、「ワンタッチ」ボタンが解除されてスィッチ
36が開くことによりトランジスタ31のベースにかけ
られていた負のバイアスが除かれた場合でさえ、発振状
態を持続させる。抵抗器38は、トランジスタ31のベ
ースと電池25の陽極端末の間に接続されていて、発振
回路30が静電気に曝された場合に充電を開始するのを
防止するのに役立つ。抵抗器38は、発振回路が休止さ
れた場合、トランジスタ31のベース上のDC電位を電
池25の正の端末の電位に保持する。この様にして、さ
もなくばトランジスタ31と32との接続点を通して流
れるかも知れない静電気によって誘導される如何なる電
流も電池の陽極端末に迂回されて、思いかけず充電回路
を始動することがない。抵抗器38の数値は抵抗器37
の数値に相関して選ばれ、トランジスタ31と32のベ
ースが、スィッチ36が閉じられた時に順方向にバイア
スされることを保証する。ダイオード52はトランジス
タ31のベース・エミッタの接続を逆方向バイアスのノ
イズスパイクから保護する。
【0014】フラッシュ照明回路40は、フラッシュコ
ンデンサ29、フラッシュ管24、及びフラッシュトリ
ガ回路42を含み、この回路42は、トリガコンデンサ
43、分離抵抗器47、電圧変換変圧器44、フラッシ
ュ起動電極45及びフラッシュトリガスィッチ46を含
み、このスィッチは、シャッタ/フラッシュ同調スィッ
チから成ることがあり、カメラのシャッタがシャッタボ
タン18を押すことによって開かれた場合に閉鎖され
る。トリガコンデンサ43は、充電変圧器の二次巻線3
5を通じる電流によって、同時に、又、フラッシュコン
デンサ29と同様にして充電される。スィッチ46が撮
影の連続動作の間に閉じられた場合、フラッシュコンデ
ンサ29の正の電荷電位にあるスィッチの端末56は、
一時的に電池25の負(グランド)の電位レベル迄負に
引っ張られる。トリガコンデンサ43が、次いで、電圧
変換変圧器44の一次巻線を通じて放電して、二次巻線
に約4.0キロボルトの高電圧のパルスを誘導し、これ
が起動電極45に適用される。このことはフラッシュ放
電管24内にガスのイオン化を引き起こし、フラッシュ
管24を通じてフラッシュコンデンサ29の放電をもた
らし、ガスを励起してフラッシュの照明を生成する。
【0015】フラッシュコンデンサの両側に渡って並列
で連結されているネオン燈50及び電流制限抵抗器51
は、準備完了燈回路を構成して、フラッシュ管24から
のフラッシュ照明を維持するのに十分な電荷、例えば、
+270ボルトがコンデンサ29に蓄えられた時、これ
をカメラの使用者に知らせる。フラッシュ回路40は、
又、320ボルトのツェナーダイオード48及びNPN
スィッチング(開閉)トランジスタ49から成る発振拘
束回路を含む。フラッシュコンデンサの電荷電圧が+3
20ボルトの最大限電圧に達した場合、ツェナーダイオ
ード48は抵抗を失って一時的に導電してトランジスタ
49のベースに順方向のバイアスを与える。このこと
は、トランジスタ49を誘導に導き、発振トランジスタ
31のベースを電池25の陽極端末へと切り替える。こ
れによりトランジスタ31と32は止められて充電回路
30における発振を停止する。撮影後、フラッシュ充電
回路30における発振を自動的に再始動するために、ダ
イオード55は、その陽極は抵抗器37を介してトラン
ジスタ31のベースに接続され、又、その陰極はトリガ
スィッチ46の通常は開いている接触側の端末56に接
続されている。カメラを普通に使用している間は、端末
56には、常に、電池の電位からダイオード28の正方
向の電位低下を差し引いた電位に等しいか、それより大
きな正の電位が存在するので、ダイオード55は、通常
は逆方向にバイアスされた「オープン(開放)」状態に
ある。トリガスィッチ46が閉じられてフラッシュ撮影
を開始する場合、ダイオード55の陰極は一時的にグラ
ンドに接続されてダイオードを順方向にバイアスし、
又、トランジスタ31のベース・エミッタ接続を通じて
電流を引き寄せ、それによってフラッシュ充電回路30
における発振を開始する。
【0016】アドバンスト・フォト・システム(Adv
anced Photo System)においては、
光学データビットをフイルム上に記録してカメラの使用
者が希望する結果として得られるフォトプリントの体裁
(format)を示すための装備がある。この目的の
ために、図2の回路は光学データ記録回路60を含み、
この回路はフラッシュコンデンサ29に蓄えられたエネ
ルギーからその作動エネルギーを引き出す。このため
に、回路60は発光ダイオード(LED)61を含み、
その陰極はトリガ回路の端末56に、又、その陽極はP
NP電流切り替えトランジスタ62のコレクタ(集電
極)に接続されている。トランジスタ62のエミッタ
は、バイアスをかける抵抗器63及びデータビット選択
スィッチ21を介して、フラッシュコンデンサ29の正
電荷蓄積側にある端末57に接続されている。3ボルト
のツェナーダイオード64は、トランジスタ62のベー
ス及びエミッタに跨って接続されている。ツェナーダイ
オードのバイアス抵抗器65は、トランジスタ62のベ
ースから、LEDの陰極とトリガ回路42の間にある共
通の端末56に接続されている。抵抗器67は、直接L
EDの両側に跨って接続されていて、もし、選択スィッ
チが、フラッシュコンデンサ29の短い間隔の充電の間
に、思いがけず閉じられた場合光学データビットが誤っ
て記録されることを抑制する。
【0017】選択スィッチ21が閉じられたまま記録回
路60が正常に作動する際に、トリガスィッチ46が撮
影に引き続いて閉じられた場合、フラッシュコンデンサ
29の両側間の電圧は一時的に回路60に渡って適用さ
れる。ツェナーダイオード64は、トランジスタ62の
ベース・エミッタ回路に渡って一定の3ボルトの順方向
バイアスを維持して、LED61を通じてコレクタの電
流が光学データビットをフイルム片上に記録するように
し向ける。
【0018】通常は、フラッシュコンデンサ29上の
2.5ボルトのような低い残存電圧でも十分であり、デ
ータビット記録回路を作動する。しかしながら、長期間
の、例えば数ヶ月、或いはそれ以上の期間使わないでい
た後では、フラッシュコンデンサが自家放電して残存電
圧がゼロになることもあり得る。この様なことが起きた
場合、もし、カメラの使用者が、「ワンタッチ」ボタン
19を押して一時的に瞬時スィッチ36を閉じることに
よってフラッシュコンデンサを予め充電することを怠れ
ば、使用者が所望するプリントの様式を示す選択スィッ
チ21を閉じたままで思いかけず写真を撮ることにな
り、その写真枠に対応するデータビットがフイルム上に
記録されないことがあり得る。その上、フラッシュ照明
を得ることにも失敗する。しかしながら、トリガスィッ
チを閉じるとダイオード55を順方向にバイアスするの
で、電流はトランジスタ31のベース・エミッタ接続を
通じて支給され、自動的にフラッシュ充電回路を再始動
してコンデンサ29を再充電し、次の撮影サイクルの準
備をする。長期間カメラを使用しなかった後の最初の撮
影サイクルに対してさえも光学データビットの記録回路
を作動する能力を温存するために、フラッシュ回路12
は、電池25の陽極端末からフラッシュコンデンサ29
へのDC経路を提供するように構築されている。この様
にして、フラッシュコンデンサは常に最低限の電荷電圧
レベルに維持されていて、使用者がカメラについている
「ワンタッチ」ボタン19を用いてフラッシュコンデン
サを予め充電することを怠った場合でさえも、光学デー
タ記録回路が常に作動することを保証する。図示されて
いる実施の形態において、此のDC経路は電池25の陽
極端末、抵抗器38、二次巻線35、及び整流ダイオー
ド28から成り、フラッシュコンデンサ29を通って電
池25の陰極端末に戻る。ダイオード28はフラッシュ
コンデンサ29を正電荷電圧に充電するように接続され
ている。もし、コンデンサの両側間の電荷電圧が電池2
5の電圧のレベル以下に低下し始めたならば、ダイオー
ド28は順方向にバイアスされ、又、コンデンサの電圧
は最低限の電荷レベルとなり、整流ダイオード28の両
側間で電池の電圧より1ダイオード低下分少ない値に等
しくなる。電池25が典型的な新品のアルカリ電池で
3.2ボルトの未負荷の出力電圧を持つと仮定すれば、
コンデンサ29上の最低限電荷電圧は約2.8ボルトに
維持されることになり、此の値は電池の電圧より整流ダ
イオード28の両端間で約0.4ボルトのダイオード低
下だけ少ない値である。この最低限の電荷電圧を維持す
るための電池上の電流の流出は無視出来るものであっ
て、5マイクロアンペアの桁である。
【0019】フラッシュコンデンサ29上の2.8ボル
トという最小限の電荷電圧は光学データ記録回路60を
作動するには十分であるが、抵抗器・コンデンサパルス
を発生するフィードバック経路を駆使してフラッシュ充
電回路に発振を再始動するには不十分である。この理由
で、ダイオード55が採用されてトランジスタ31のベ
ースをトリガスイッチ46に接続している。通常にカメ
ラを作動する間、フラッシュコンデンサ29に十分な正
の電圧があれば、ダイオード55は逆方向にバイアスさ
れ、それによってフラッシュ充電回路をフラッシュ照明
回路から分離し、その間トリガスイッチ46は開かれた
ままである。トリガスイッチを閉じた途端に、ダイオー
ド55は順方向にバイアスされて前述のように自家発振
回路を再始動する。
【0020】上述のことから、これ迄記述されたのは、
長期間カメラを使用しなかった間にフラッシュコンデン
サが通常は自家放電して残存の電荷電圧がゼロになった
後でさえもフラッシュコンデンサに最小限の電荷電圧を
提供して光学データ記録回路の作動を保証する簡単で安
価な回路であることが分かるであろう。同時に、フラッ
シュトリガスイッチからの単純な、ダイオードを連結し
た接続を利用して、トリガスイッチが閉じられた場合、
フラッシュ充電回路の作動を自動的に再始動する準備を
し、一方、常に、フラッシュ充電回路をフラッシュ照明
トリガ回路から分離している。
【0021】本明細書に開示されたフラッシュ回路は、
都合よくフラッシュコンデンサ上に最小限の電荷レベル
を維持して光学データビット記録回路の作動を保証し、
又、通常は逆方向にバイアスされているダイオードを利
用して、トリガスイッチが閉じられた場合の自家発振回
路の再始動を保証するが、その一方で、電池のカメラへ
の装填は充電回路の不必要な始動を引き起こしてフラッ
シュコンデンサの完全充電にもちこみ、ネオン準備完了
燈を点燈するという不利な点がカメラ組立の間に起こる
可能性がある。ある状況下では、このことは組立の間に
不利となり得る。本発明の別の特色に従って、このこと
は、フラッシュコンデンサが、予め充電されて電池25
の電圧を超過する電圧になる様にし、その様にして電池
或いは複数の電池が装填された場合、最初のフラッシュ
コンデンサの充電電流がトランジスタ31のベース・エ
ミッタを通じては創生されず、その様にしてカメラ組立
のこの段階における充電回路の始動を避けるようにす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が特に有用な使い切りカメラの模式図
である。
【図2】 カメラフラッシュ回路の回路模式図である。
【符号の説明】
24 フラッシュ管、25 電池、28 整流ダイオー
ド、29 フラッシュコンデンサ、30 フラッシュ充
電回路、46 トリガスイッチ、55 再始動ダイオー
ド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに使用するためのフラッシュ回路
    であって、 第一及び第二の電力出力端末を持つDC電圧の電力源
    と、 整流ダイオードと、 整流ダイオードに接続された第一DC端末およびDC電
    圧の電力源に接続された第二DC端末とを有するフラッ
    シュ蓄電コンデンサと、 フラッシュ充電回路とから成り、 このフラッシュ充電回路は自家発振回路を含み、自家発
    振回路は電力源と整流ダイオードの間にDC回路の接続
    を持ち、整流ダイオードは、蓄電コンデンサ上の電荷電
    圧が自家放電により電力源の第一電力出力端末の電圧に
    実質的に達した場合には電力源と蓄電コンデンサとの間
    にDC回路を確立するように自家発振回路と蓄電コンデ
    ンサとの間に接続されており、それによって長期間カメ
    ラを使用しなかった後であっても蓄電コンデンサ上の最
    小限の電荷電圧を電力源の第一電力出力端末の電圧と略
    同等に維持することを特徴とするフラッシュ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフラッシュ回路であっ
    て、更にフラッシュトリガ回路を含み、このフラッシュ
    トリガ回路は、トリガスイッチと、フラッシュ蓄電コン
    デンサ及びトリガスイッチに跨って結合された光学デー
    タ記録回路とを持ち、トリガスイッチの閉鎖に反応して
    フラッシュ蓄電コンデンサに蓄積されているエネルギー
    を利用して光学データ記録を実施し、 それによって、フラッシュ蓄電コンデンサ上に維持され
    ている最小限の電荷電圧が、長期間のカメラの不使用後
    であってフラッシュ蓄電コンデンサが自家放電していた
    後においても光学データ記録回路を作動するために利用
    できることを特徴とするフラッシュ回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフラッシュ回路であっ
    て、更にトリガスイッチを持つフラッシュトリガ回路を
    含み、このトリガスイッチは、フラッシュ蓄電コンデン
    サ上の電荷によって決定される電圧にある端末を持ち、
    フラッシュ充電回路は、充電開始入力端末と、通常は逆
    方向にバイアスされた状態でトリガスイッチ端子と充電
    開始入力端末との間に結合されている充電回路再始動ダ
    イオードとを含み、フラッシュ照明を創出するためのフ
    ラッシュ回路の作動が、少なくとも瞬間的には再始動ダ
    イオードを順方向にバイアスして、フラッシュ蓄電コン
    デンサを再充電するように充電回路がフラッシュ充電回
    路における発振を再始動させることを特徴とするフラッ
    シュ回路。
  4. 【請求項4】 所定の電圧値の電源、フラッシュ蓄電コ
    ンデンサおよびフラッシュ充電回路を持つカメラの組立
    方法であって、このフラッシュ充電回路は、フラッシュ
    蓄電コンデンサ上に最小限レベルの電荷を維持すべく電
    源からフラッシュ充電回路を通じてフラッシュ蓄電コン
    デンサに至るDC回路の経路を含んでいるカメラの組立
    方法であって、前記の方法は、 カメラに電源を装填した途端にフラッシュ充電回路が始
    動することを防止するために、電源の装填前にフラッシ
    ュ蓄電コンデンサを電源の電圧を超過する充電電圧に予
    め充電することを特徴とするカメラの組立方法。
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