JP2000122006A - 多焦点型眼用レンズ - Google Patents

多焦点型眼用レンズ

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JP2000122006A
JP2000122006A JP10294999A JP29499998A JP2000122006A JP 2000122006 A JP2000122006 A JP 2000122006A JP 10294999 A JP10294999 A JP 10294999A JP 29499998 A JP29499998 A JP 29499998A JP 2000122006 A JP2000122006 A JP 2000122006A
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lens
area
lens power
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JP10294999A
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Hiroyuki Oyama
博幸 大山
Hideaki Kondo
英明 近藤
Kazuya Miyamura
一哉 宮村
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Menicon Co Ltd
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    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • G02C7/041Contact lenses for the eyes bifocal; multifocal
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    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
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    • G02C7/02Lenses; Lens systems ; Methods of designing lenses
    • G02C7/04Contact lenses for the eyes
    • G02C7/041Contact lenses for the eyes bifocal; multifocal
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    • G02C7/041Contact lenses for the eyes bifocal; multifocal
    • G02C7/043Translating type
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    • G02C2202/00Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
    • G02C2202/04Lenses comprising decentered structures

Abstract

(57)【要約】 【課題】 距離の異なる二つの点(遠点と近点)の視認
明瞭性を損なうことなく、それらの中間距離にある点で
の視認性が有利に、且つ安定して確保される、新規な構
造を有する多焦点型眼用レンズを提供すること。 【解決手段】 遠用視力矯正域に設定された遠用レンズ
度数と近用視力矯正域に設定された近用レンズ度数の中
間のレンズ度数が設定された第一の中間視力矯正域14
を、視力矯正域12の中央部分に位置せしめ、そして、
この第一の中間視力矯正域14の外周側に、遠用視力矯
正域および近用視力矯正域16,18を配した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、コンタクトレンズや眼内レンズ
等、眼球の表面や内部に装着乃至は埋殖されるレンズ
(以下、眼用レンズという。)であって、互いに異なる
度数が設定された複数の視力矯正域を有する多焦点型眼
用レンズに関するものである。
【0002】
【背景技術】従来から、老視眼等の視力調節能力に劣る
眼に適用されて、視力調節力を補うため等に用いられる
眼用レンズとして、一つのレンズ内に互いに異なる度数
が設定された複数の視力矯正域を存在せしめた多焦点型
眼用レンズが提案されている。具体的には、多焦点型眼
用レンズとしては、例えば、特開昭63−95415号
公報や特開平1−319729号公報等に記載されてい
るように、視軸の移動によって度数の異なる視力矯正領
域を使い分ける視軸移動型のコンタクトレンズや、特開
昭59−208524号公報や特開平2−217818
号公報等に記載されているように、度数の異なる視力矯
正域を同時に使用して脳の判断で必要な像を選別するよ
うにした同時視型のコンタクトレンズ等が、知られてい
る。
【0003】そして、視軸移動型と同時視型の何れのタ
イプのレンズでも、近方観察のためのレンズ度数が設定
された近用視力矯正域と、遠方観察のためのレンズ度数
が設定された遠用視力矯正域の二つの異なる度数領域を
有するバイフォーカルレンズと、近用視力矯正域と遠用
視力矯正域の間に中間の視力矯正域を形成して三つ以上
の異なるレンズ度数領域を設けたマルチフォーカルレン
ズが、提案されている。
【0004】ところが、バイフォーカルレンズでは、焦
点が二つしかないために中間距離で鮮明な像を得難く、
イメージジャンプ等を生じやすいという問題があり、境
界部の大きな段差によって装用感が悪いという問題もあ
った。また、マルチフォーカルレンズでは、レンズ度数
が径方向に狭い幅で多段階に変化しているために、近用
視力矯正域および遠用視力矯正域の何れにおいても充分
な面積が確保され難く、明瞭な像が得難いという問題が
あることに加えて、中間の視力矯正域でも多段階のレン
ズ度数が存在するために、中間距離での像の明瞭性が悪
く、ゴーストイメージが出現し易いという問題もあっ
た。
【0005】なお、特開平5−181096号公報に
は、近用視力矯正域と中間視力矯正域と遠用視力矯正域
を、径方向で連続的にレンズ度数が変化するように形成
することによって、装用感や中間距離での視認性を向上
させたマルチフォーカルレンズが開示されているが、か
かるレンズでも、近方観察時と遠方観察時の両方で充分
に明瞭な視認性を得ることが難しい場合があった。
【0006】また、特開平9−26559号公報には、
近用視力矯正域と遠用視力矯正域を径方向に交互に配し
たバイフォーカルレンズが開示されているが、かかるレ
ンズでも、近用視力矯正域と遠用視力矯正域が各一つの
ゾーンからなる一般的なバイフォーカルレンズと同様、
中間距離で鮮明な像を得難く、イメージジャンプ等を生
じやすいという問題があった。
【0007】
【解決課題】ここにおいて、本発明は、上述の如き事情
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、近方観察時および遠方観察時における明瞭
な視認性を確保しつつ、中間距離でも良好な視認性を得
ることの出来る多焦点型眼用レンズであって、特に、中
間距離における視認性が安定して確保され得る新規な構
造の多焦点型眼用レンズを提供することにある。
【0008】
【解決課題】そして、このような課題を解決するため
に、本発明の特徴とするところは、遠方観察用の遠用レ
ンズ度数が設定された遠用視力矯正域と、近方観察用の
近用レンズ度数が設定された近用視力矯正域を、それぞ
れ少なくとも一つ設けた視力矯正域を有する多焦点型眼
用レンズにおいて、前記遠用レンズ度数と前記近用レン
ズ度数の間のレンズ度数が設定された第一の中間視力矯
正域を、前記視力矯正域の中央部分に位置して設けて、
該第一の中間視力矯正域の外周側に、前記遠用視力矯正
域および前記近用視力矯正域を配したことにある。
【0009】このような本発明に従う構造とされた多焦
点型眼用レンズにおいては、遠用視力矯正域と近用視力
矯正域にそれぞれ設定された遠用レンズ度数と近用レン
ズ度数によって、それぞれ、特に必要とされる特定の距
離点(遠方観察点および近方観察点)における視認性が
何れも有利に確保され得る。また、それら遠用レンズ度
数と近用レンズ度数の間のレンズ度数が設定された第一
の中間視力矯正域によって、遠方観察点と近方観察点の
間の中間距離点においても良好な視認性を得ることが出
来るのである。なお、遠用レンズ度数および近用レンズ
度数は、遠方観察点および近方観察点における視認性を
充分に確保するために、径方向に一定であることが望ま
しいが、収差軽減等のために、径方向に僅かな変化を与
えることも可能である。
【0010】そして、特に、かかる第一の中間視力矯正
域が、視力矯正域の中央部分に位置して設けられている
ことから、レンズの安定状態や装用時の位置ずれ、瞳孔
径の変化等に際しても、第一の中間視力矯正域が瞳孔上
に有利に位置せしめられるのであり、それによって、中
間距離点における視認性がより安定して確保され得るの
である。
【0011】しかも、第一の中間視力矯正域におけるレ
ンズ度数は、それぞれ実質的に一定値のレンズ度数が設
定された遠用視力矯正域と近用視力矯正域における両レ
ンズ度数間の範囲からはみ出さない範囲で設定されてい
ることから、中間領域における視認性が一層有利に確保
され得るのである。
【0012】なお、本発明は、コンタクトレンズや眼内
レンズ等を含む各種の眼用レンズに対して何れも適用可
能であるが、特にコンタクトレンズに有利に適用され、
それによって老視用コンタクトレンズ等が有利に実現さ
れ得る。また、コンタクトレンズとしては、ハードタイ
プとソフトタイプの何れにも適用可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に具体的に明ら
かにするために、本発明の実施形態について、図面を参
照しつつ、詳細に説明する。
【0014】本発明に従う構造とされた多焦点型眼用レ
ンズは、例えば、図1に示されている如き構造のコンタ
クトレンズ10として形成される。このコンタクトレン
ズ10は、レンズの略中央において、装用者に要求され
る矯正視力を与えるための視力矯正域12を有してい
る。また、図1に示された実施形態では、視力矯正域1
2の光学中心軸:Pが、レンズ外形に対する幾何中心
軸:Oに一致せしめられているが、装用者の瞳孔位置や
角膜形状等に応じて、この光学中心軸:Pを、レンズの
幾何中心軸:Oに対して、適当に偏倚させることも可能
である。
【0015】例えば、一般的な角膜曲率形状や瞳孔位置
等を考慮すれば、かかる視力矯正域12の光学中心軸:
Pを、レンズの幾何中心軸:Oに対して、装用状態で装
用者の鼻側に偏倚させることが望ましく、更には、その
偏倚量を2.0mm以下に設定することが望ましい。この
ような偏倚量を設定することにより、装用状態下で、視
力矯正域12の光学中心軸:Pを、装用者の瞳孔中心に
対して有利に一致させることが出来、視認性の更なる向
上が図られ得る。また、図2に示されているように、視
力矯正域12の光学中心軸:Pを、コンタクトレンズ1
0の幾何中心軸:Oに対して、装用状態下で、装用者の
生活環境等を考慮して、かかる光学中心軸:Pを、レン
ズの幾何中心軸:Oに対して、装用状態下で、下方また
は上方に偏倚させることにより、視力矯正域12の光学
中心軸:Pを装用者の瞳孔中心に対して、より高精度に
一致させることが可能となる。
【0016】なお、視力矯正域12の外周側は、装用時
に瞳孔上に位置しないために光学的特性を与えるもので
ないが、装用のために必要な外周領域として形成されて
おり、必要に応じてスラブオフ加工等が施される。特
に、上述の如く、光学中心軸:Pを、レンズの幾何中心
軸:Oに対して、装用者の瞳孔位置等に応じて偏倚させ
た場合には、装用状態下でのレンズの周方向の位置決め
のために、適宜の回転防止機構が採用されるが、特にプ
リズムバラスト機構が好適に採用される。なお、プリズ
ムバラスト機構とは、レンズ肉厚を直径方向で異ならせ
て、重心をレンズ幾何中心に対して偏心設定することに
より、装用状態におけるコンタクトレンズを周方向の特
定位置に保持せしめるものであり、プリズムバラスト機
構そのものは公知技術であるから、ここでは詳細な説明
を省略する。
【0017】また、図示されているように、視力矯正域
12は、互いに異なるレンズ度数が設定された第一の中
間視力矯正域14、内周視力矯正域16および外周視力
矯正域18を含んで構成されている。これら第一の中間
視力矯正域14と内周視力矯正域16および外周視力矯
正域18は、特に同時視型の多焦点型コンタクトレンズ
を有利に得るために、何れも光学中心軸:Pを共通の光
学中心軸として形成することにより、光学的に互いに同
心状に形成することが望ましい。なお、視力矯正域12
の光学中心軸:Pは、一般に、視力矯正域12の幾何中
心に一致させることが望ましい。
【0018】特に、図1及び図2に示された実施形態で
は、第一の中間視力矯正域14は、光学中心軸:Pを中
心とする円形状を有しており、内周視力矯正域16およ
び外周視力矯正域18は、それぞれ、第一の中間視力矯
正域14を順次取り囲んで配された、同心的な円環形状
を有している。そして、これら第一の中間視力矯正域1
4と内周視力矯正域16および外周視力矯正域18が、
互いに半径方向で連続的に接続されることにより、全体
として一つの視力矯正域12が形成されている。なお、
これら第一の中間視力矯正域14と内周視力矯正域16
および外周視力矯正域18は、完全な円形状乃至は円環
形状である必要はなく、例えば楕円形状や楕円環形状等
も適宜に採用され得る。
【0019】さらに、内周視力矯正域16と外周視力矯
正域18は、互いに異なるレンズ度数が設定されること
により、一般に、それらの何れか一方の視力矯正域が、
近方観察のために装用者の視力調節力を補うだけの一定
のレンズ度数を、半径方向の所定幅部分、好ましくは全
体に亘って有する近用視力矯正域とされると共に、他方
の視力矯正域が、遠方観察のために装用者の視力調節力
を補うだけの一定のレンズ度数を、半径方向の所定幅部
分、好ましくは全体に亘って有する遠用視力矯正域とさ
れる。なお内周視力矯正域16と外周視力矯正域18の
何れを近用視力矯正域とするかは、装用者の要求や生活
状況や環境等を考慮して適宜に決定される。
【0020】また、内周視力矯正域16と外周視力矯正
域18を第一の中間視力矯正域14の外周側に位置して
同心円形状に形成する場合には、それら内外視力矯正域
16,18を径方向で互いに隣接位置して形成しても良
いが、一般に、両視力矯正域16,18のレンズ度数は
差が大きいことから、図3に例示されているように、そ
れら内周視力矯正域16と外周視力矯正域18の間に位
置して、所定幅で周方向に広がる円環形状の第二の中間
視力矯正域22を形成し、この第二の中間視力矯正域2
2に対して、内周視力矯正域16のレンズ度数と外周視
力矯正域18のレンズ度数の間のレンズ度数を設定する
ことが望ましい。これにより、ゴーストイメージが一層
有利に軽減され得る。
【0021】また一方、第一の中間視力矯正域14に
は、その全体に亘って、内周視力矯正域16に設定され
たレンズ度数と、外周視力矯正域18に設定されたレン
ズ度数との、間のレンズ度数が設定されている。これに
より、内周視力矯正域16および外周視力矯正域18に
おける各チューニング点の間に位置する中間距離の観察
のために装用者の視力調整力を補うレンズ度数が、第一
の中間視力矯正域14に設定されているのであり、かか
る第一の中間視力矯正域14の光学特性に基づいて、装
用者に対し、中間距離域においても、良好な視認性が付
与され得るようになっている。
【0022】なお、コンタクトレンズ10において、そ
の内面(球状凹面)側のレンズ面形状は、装用者の角膜
形状に対応したベースカーブ面とされることが望まし
く、一般に、外面(球状凸面)側のレンズ面形状を調節
することによって、各域14,16,18において目的
とするレンズ度数が付与されるが、その他、内面と外面
の両者のレンズ面形状を調節することによって、或いは
内面側のレンズ面形状だけを調節することによって、レ
ンズ度数をチューニングすることも可能である。また、
内周視力矯正域16と外周視力矯正域18は、一般に、
それぞれ球面形状をもって形成されることにより、全体
として一定のレンズ度数が有利に付与されるが、その
他、例えば、乱視矯正が必要とされるような場合には、
視力矯正域12における内外面の少なくとも何れか一方
のレンズ面において、円筒面レンズ(トーリック面)を
組み合わせることにより、互いに異なる径方向で、レン
ズ度数を相違させて設定することも可能である。
【0023】ところで、上述の如く、第一の中間視力矯
正域14と内周視力矯正域16および外周視力矯正域1
8を備えたコンタクトレンズ10において、各矯正域1
4,16,18に設定される具体的なレンズ度数は、装
用者の要求や生活環境等に応じて適宜に決定されるもの
であって、特に限定されるものでないが、以下に、幾つ
かの具体例について、半径方向の度数分布曲線を示しつ
つ説明を加えることとする。
【0024】先ず、図4及び図5に示された具体例にあ
っては、第一の中間視力矯正域14に対して、その半径
方向全長に亘って一定のレンズ度数:Paが設定されて
なる作用部20が形成されていると共に、第二の中間視
力矯正域22に対して、内周視力矯正域16から外周視
力矯正域18に向かって径方向に連続的に変化するレン
ズ度数が設定されている。
【0025】より具体的には、図4に示されたコンタク
トレンズでは、外周視力矯正域18のレンズ度数:Pc
が遠方観察用とされて遠用視力矯正域が構成されている
と共に、内周視力矯正域16のレンズ度数:Pbが近方
観察用(Pb=Pc+ADD,但し、ADDは付加度
数)とされて近用視力矯正域が構成されている。また、
図5に示されたコンタクトレンズでは、図4のものとは
反対に、内周視力矯正域16のレンズ度数:Pbが遠方
観察用とされて遠用視力矯正域が構成されていると共
に、外周視力矯正域18のレンズ度数:Pcが近方観察
用(Pc=Pb+ADD)とされて近用視力矯正域が構
成されている。
【0026】ここにおいて、第一の中間視力矯正域14
に対して一つの作用部20を設けた場合には、該作用部
20のレンズ度数:Paを、図4及び図5に示されてい
るように、内周視力矯正域16のレンズ度数:Pbより
も外周視力矯正域18のレンズ度数:Pcに近く設定す
ることが望ましい。これにより、中間距離点においてよ
り鮮明な像を得ることが可能となって、中間距離点での
視認性が一層有利に確保される。しかも、光学中心軸:
Pの設定誤差や装用時のレンズ位置ずれ等によって、視
力矯正域12の光学中心軸:Pと瞳孔中心の間にずれが
生じた場合でも、外周視力矯正域18の有効面積の減少
に伴う、該外周視力矯正域18が設定された遠方乃至は
近方の視認性が、第一の中間視力矯正域14(作用部2
0)による視力矯正効果によって、より効果的に維持乃
至は補助され得るといった利点もある。
【0027】特に、図4に示されているように、外周視
力矯正域18に遠方観察用のレンズ度数:Pcディオプ
トリ(以下、「 Dptr.」という。)を設定して遠用視力
矯正域とすると共に、内周視力矯正域16に付加度数:
ADD(Dptr.) を与えて近用視力矯正域とする場合に
は、かかる第一の中間視力矯正域14に設けられた一つ
の作用部20のレンズ度数:Pa(Dptr.) を、下式を満
足するように設定することが望ましい。 Pc+0.25 ≦Pa≦Pc+ADD/2 これにより、第一の中間視力矯正域14による視力矯正
効果に基づいて、中間距離点における良好な視認性が一
層有利に実現され得ることに加えて、第一の中間視力矯
正域14(作用部20)と外周視力矯正域18が何れも
遠方観察用のレンズ度数かそれに近いレンズ度数に設定
されることから、それら第一の中間視力矯正域14と外
周視力矯正域18の光学特性に基づき、内周視力矯正域
16への集光作用が発揮されて、特に近方視に際してよ
り良好な像を得ることが可能となる。
【0028】更にまた、図4及び図5に示されたコンタ
クトレンズでは、何れも、第二の中間視力矯正域22に
対して、半径方向に連続的に変化するレンズ度数が設定
されており、この第二の中間視力矯正域22により、内
周視力矯正域16と外周視力矯正域18の境界部分にお
いては、レンズ度数の不連続部が存在しないようになっ
ている。ここにおいて、かかる第二の中間視力矯正域2
2は、例えば、内周視力矯正域16のレンズ度数と外周
視力矯正域18のレンズ度数を直線的に繋ぐように1次
式で示される半径方向の度数分布をもって形成すること
も可能であるが、2次以上の一つの多項式で示される半
径方向の度数分布を有するように形成されることが望ま
しい。より好適には、図3に示されているように、視力
矯正域12に対して、第一の中間視力矯正域14と内周
視力矯正域16、外周視力矯正域18および第二の中間
視力矯正域22を、同一の光学中心軸をもって同心円形
状に各一つずつ形成したコンタクトレンズ10におい
て、内周視力矯正域16のレンズ度数をPbとし、外周
視力矯正域18のレンズ度数をPcとすると共に、視力
矯正域12の光学中心軸:Pから内周視力矯正域16と
第二の中間視力矯正域22との境界までの径方向距離を
Wc、視力矯正域12の光学中心軸:Pから第二の中間
視力矯正域22と外周視力矯正域18との境界までの径
方向距離をWdとすれば、かかる第二の中間視力矯正域
22におけるレンズ度数:yが、視力矯正域12の光学
中心軸:Pからの径方向距離をxとして、以下の如く設
定することが出来る。
【0029】すなわち、かかる第二の中間視力矯正域2
2においては、例えば、視力矯正域12の光学中心軸:
Pからの距離:Wc,レンズ度数:Pbにて内周視力矯
正域16のレンズ度数に接し、該光学中心軸:Pからの
距離:Wd,レンズ度数:Pcにて外周視力矯正域18
のレンズ度数に接することから、第二の中間視力矯正域
22におけるレンズ度数:yの微分式:y′は、下式の
ように表される。 y′=(x−Wc)(x−Wd) それ故、係数:E2,F2を用いると、レンズ度数:y
は、下式のように表される。 y=E2(x3 /3−x2 (Wc+Wd)/2+x・Wc・Wd)+F2 この式に、x=Wc,y=Pbと、x=Wd,y=Pc
をそれぞれ代入すると、下記(式1),(式2)が得ら
れる。 Pb=E2(Wc3 /3−Wc2 (Wc+Wd)/2+Wc・Wc・Wd) +F2 ・・・(式1) Pc=E2(Wd3 /3−Wd2 (Wc+Wd)/2+Wd・Wc・Wd) +F2 ・・・(式2) よって、(式1)から(式2)を減算してF2を削除
し、E2を求めると、 E2=(Pb−Pc)/((Wc3 −Wd3 )/3−
(Wc2 −Wd2 )(Wc+Wd)/2+(Wc−W
d)Wc・Wd) F2=Pb−E2(Wc3 /3−Wc2 (Wc+Wd)
/2+Wc・Wc・Wd) が得られる。
【0030】なお、このような第二の中間視力矯正域2
2による効果を一層有利に確保するためには、該第二の
中間視力矯正域22を、0.1mm〜2.0mmの半径方向
寸法で、内外周視力矯正域16,18間を周方向に広が
る円環形状をもって形成することが望ましい。
【0031】更にまた、上記図4及び図5に示されたコ
ンタクトレンズ10においては、第一の中間視力矯正域
14の全体に亘って一定のレンズ度数:Paが設定され
ることにより、第一の中間視力矯正域14の全体によっ
て一つの作用部20が構成されていたが、その他、図6
に例示されているように、第一の中間視力矯正域14の
中央部分だけに作用部20を形成し、該第一の中間視力
矯正域14の外周部分の所定幅領域において、作用部2
0のレンズ度数から内周視力矯正域16のレンズ度数に
至るまでレンズ度数を径方向に連続的に変化させること
によって、該第一の中間視力矯正域14の外周部分に移
行領域24を形成しても良い。このような移行領域24
を設ければ、内外周視力矯正域16,18がチューニン
グされた遠方視点と近方視点の中間の距離のより広い範
囲に亘って、視認性の向上が図られ得ると共に、ゴース
トイメージの軽減効果が有利に発揮される。
【0032】そこにおいて、かかる第一の中間視力矯正
域14における移行領域24としては、0.1mm〜2.
0mmの半径方向寸法をもって、作用部20と内周視力矯
正域16の間に形成されることが望ましい。けだし、余
り小さいと、上述の如き移行領域24の効果が充分に発
揮され難く、余り大きいと、作用部20や内外周視力矯
正域16,18の大きさを充分に確保し難くなるからで
ある。
【0033】また、かかる移行領域24は、例えば、作
用部20のレンズ度数:Paと内周視力矯正域16のレ
ンズ度数:Pbを直線的に繋ぐように1次式で示される
半径方向の度数分布をもって形成することも可能である
が、2次以上の一つの多項式で示される半径方向の度数
分布を有するように形成されることも有効であり、それ
によって、遠方観察点や近方観察点および中間距離点に
おける視認性や明瞭度のチューニング自由度の拡大等が
図られ得る。より好適には、図6に示されているよう
に、視力矯正域12において、第一の中間視力矯正域1
4と内周視力矯正域16を、同一の光学中心軸:Pをも
って同心円形状に形成する一方、該第一の中間視力矯正
域14の光学中心:Pに位置して一つの作用部20を形
成すると共に、該第一の中間視力矯正域14における作
用部20の外周側に移行領域24を形成したコンタクト
レンズ10において、第一の中間視力矯正域14におけ
る作用部20のレンズ度数をPaとし、内周視力矯正域
16のレンズ度数をPbとすると共に、視力矯正域12
の光学中心軸:Pから作用部20と移行領域24との境
界までの径方向距離をWaとし、視力矯正域12の光学
中心軸:Pから第一の中間視力矯正域14と内周視力矯
正域16との境界までの径方向距離をWbとすれば、か
かる第一の中間視力矯正域14の移行領域24における
レンズ度数:yが、該視力矯正域12の光学中心軸:P
からの径方向距離をxとして、以下の如く設定される。
なお、移行領域24が有効に存在するために、0≦Wa
<Wbとする。
【0034】すなわち、かかる移行領域24において
は、視力矯正域12の光学中心軸:Pからの距離:W
a,レンズ度数:Paにて作用部20のレンズ度数に接
し、光学中心軸:Pからの距離:Wb,レンズ度数:P
bにて内周視力矯正域16のレンズ度数に接することか
ら、移行領域24におけるレンズ度数:yの微分式:
y′は、下式のように表される。 y′=(x−Wa)(x−Wb) それ故、係数:E1,F1を用いると、レンズ度数:y
は、下式のように表される。 y=E1(x3 /3−x2 (Wa+Wb)/2+x・Wa・Wb)+F1 この式に、x=Wa,y=Paと、x=Wb,y=Pb
をそれぞれ代入すると、下記(式1),(式2)が得ら
れる。 Pa=E1(Wa3 /3−Wa2 (Wa+Wb)/2+Wa・Wa・Wb) +F1 ・・・(式1) Pb=E1(Wb3 /3−Wb2 (Wa+Wb)/2+Wb・Wa・Wb) +F1 ・・・(式2) よって、(式1)から(式2)を減算してF1を削除
し、E1を求めると、 E1=(Pa−Pb)/((Wa3 −Wb3 )/3−
(Wa2 −Wb2 )(Wa+Wb)/2+(Wa−W
b)Wa・Wb) F1=Pa−E1(Wa3 /3−Wa2 (Wa+Wb)
/2+Wa・Wa・Wb) が得られる。
【0035】なお、かかる移行領域24におけるレンズ
度数:yは、上記の3次式に代えて、下記の如き4次式
で表されるように設定することも出来る。即ち、移行領
域24におけるレンズ度数の変化率:Aを4次式で表す
と、例えば下式のようになる。 A=(Pb−Pa)/(Wb−Wa)4 従って、移行領域24において、視力矯正域12の光学
中心軸:Pからの距離:xの点におけるレンズ度数:y
は、下式のように表すことが出来る。 y=(Pb−Pa)(x−Wa)4 /(Wb−Wa)4
+Pa そして、このようなレンズ度数分布を採用すれば、移行
領域24における半径方向のレンズ度数の変化率を、作
用部20および内周視力矯正域16の何れか一方との接
点で不連続とすると共に、それらの何れか他方との接点
で連続するように設定することが可能であり、移行領域
24の内周側と外周側でレンズ度数の変化率を異ならせ
ることによって、例えば作用部20や内周視力矯正域1
6への集光性や視認性等に関する設計自由度の向上が図
られ得る。
【0036】また、上述の如き移行領域24による効果
を一層有利に確保するためには、該移行領域24を、
0.1mm〜3.0mm、好ましくは0.5mm〜2.0mmの
半径方向寸法で、作用部20と内周視力矯正域16の径
方向間を周方向に広がる円環形状をもって形成すること
が望ましい。けだし、移行領域24を余り小さくする
と、上述の如き移行領域24による効果が充分に発揮さ
れ難く、反対に移行領域24を余り大きくすると、作用
部20や内周視力矯正域16および外周視力矯正域18
の大きさを充分に確保し難くなるからである。
【0037】さらに、上記図7〜9に示された実施形態
においては、何れも、作用部20が、内周視力矯正域1
6のレンズ度数:Pbと外周視力矯正域18のレンズ度
数:Pcの間の一定のレンズ度数:Paをもって、半径
方向に所定幅:Waで広がる構造とされていたが、かか
る作用部20を、半径方向において極値となるレンズ度
数をもって形成することも可能である。
【0038】特に、作用部20を第一の中間視力矯正域
14の光学中心上に一つだけ形成し、該作用部20と内
周視力矯正域16の間に移行領域24を形成する場合に
は、図10〜11に示されているように、かかる作用部
20を、光学中心軸:P上に極値としてのレンズ度数:
Paをもって形成し、実質的に、第一の中間視力矯正域
14の全体を、光学中心軸:Pから内周視力矯正域16
に向かって次第にレンズ度数がPaからPbまで変化す
る移行領域24として形成することも可能である。この
ような第一の中間視力矯正域14のレンズ度数の設定に
よれば、中間距離の広い範囲に亘って、視認性を全体と
して良好に確保することが可能となる。
【0039】更に、かくの如く、作用部20のレンズ度
数:Paを、光学中心軸:P上に極値として付与する場
合には、該作用部20のレンズ度数:Paを、外周視力
矯正域18のレンズ度数:Pcと同じに設定することも
可能である。それによって、内周視力矯正域16と外周
視力矯正域18がそれぞれチューニングされた遠方観察
点と近方観察点の間の中間距離の全体に亘って、良好な
視認性を確保することが可能となる。
【0040】なお、本発明において、極値とは、極大値
または極小値をいい、レンズ径方向における微小領域の
中間に位置して極大または極小となる値をいう。例え
ば、半径方向に連続的に変化するレンズ度数が、半径方
向位置の関数として表される場合に、微分可能な範囲で
は、微分係数が0になる点が極値であり、微分係数の存
在しない部分では、その前後の領域で関数が何れも減少
または増大する点が極値となる。なお、例えば図10〜
11に示されているように、増大乃至は減少の何れか一
方向に連続的に漸次変化したレンズ度数が、その不連続
となる終端で最大値乃至は最小値をとる場合における当
該最大値および最小値も、本発明にいう極値に含むもの
とする。
【0041】また、第一の中間視力矯正域14における
作用部20は、好ましくは、上述の如く、一定値のレン
ズ度数をもって半径方向に所定幅で広がる円形状や、極
値で与えられたレンズ度数を有する点形状として、第一
の中間視力矯正域14の光学中心に形成され得るが、そ
の場合には、かかる作用部20の半径方向寸法を、0〜
3mmに設定することが望ましい。けだし、半径寸法が3
mmより大きくなると、内周視力矯正域16や外周視力矯
正域18の大きさを充分に確保できないおそれがあるか
らである。
【0042】以上、本発明の実施形態について詳述して
きたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、
かかる実施形態における具体的記載によって、何等、限
定的に解釈されるものでない。
【0043】例えば、本発明は、レンズの用途や材質等
に係わらず、各種の眼用レンズに適用可能であることが
理解されるべきである。より具体的には、コンタクトレ
ンズにおいても、ハードタイプとソフトタイプの何れに
も適用可能であり、またハードタイプにおいても、PM
MA等の非ガス透過性のものとガス透過性のもの(RG
P)の何れにも適用され得、ソフトタイプとしても含水
性と非含水性の何れにも適用され得る。更に、眼内レン
ズ等にも適用可能であることは、言うまでもない。
【0044】また、本発明に従う構造とされた眼用レン
ズの製造方法は、何等、限定されるものでない。具体的
には、例えば、レンズブランクから切削加工によって、
目的とするレンズを削り出し、レンズ内外面を何れも切
削形成する方法や、目的とするレンズ内外面を与える成
形面を備えた成形型を用いて目的とする形状のレンズを
モールド成形する方法、或いは一方のレンズ面だけをモ
ールド成形し、他方のレンズ面を切削形成する方法、更
には、モールド成形によって概略的なレンズ面形状を与
えた後に、表層部分を切削加工することにより、最終的
なレンズ面形状を得る方法等が、何れも、有利に採用さ
れ得る。特に、切削加工によれば、高精度なレンズ面形
状を安定して得ることが出来、モールド成形によれば、
良好なるレンズ生産能率を得ることが出来るのであり、
それら切削加工とモールド成形を組み合わせることによ
って、精度と生産能率の両立化を図ることも可能とな
る。
【0045】さらに、上述の説明では、同時視型のコン
タクトレンズについて説明したが、本発明に従う構造と
された多焦点型眼用レンズは、各視力矯正域の光学中心
軸とレンズ外形に対する幾何中心軸とのずれ量の大きさ
や、各視力矯正域の大きさ等を適当に設定することによ
って、視軸移動型の眼用レンズにも、有利に適用され得
る。具体的には、例えば、視力矯正域の中央部分に第一
の中間視力矯正域を形成する一方、該第一の中間視力矯
正域の外周部分をそれぞれ略半周に亘って囲むように、
遠用視力矯正域と近用視力矯正域を、それぞれ略半円環
形状をもって形成し、プリズムバラスト機構等の回転防
止手段を採用することにより、第一の中間視力矯正域を
挟んで、該第一の中間視力矯正域を通る装用時における
水平線に対して、近用視力矯正域が鉛直下方に位置し、
遠用視力矯正域が鉛直上方に位置するように設定するこ
と等により、視軸移動型の眼用レンズが構成され得る。
このような眼用レンズにおいては、装用者が読書等に際
して視線を下方に移すと、瞳孔上の広い部分が近用視力
矯正域と第一の中間視力矯正域で覆われることとなり、
近点および中間点の視認明瞭性が確保され得る。一方、
装用者が車の運転等に際して視線を中央から上方に移す
と、瞳孔上の広い部分が遠用視力矯正域と第一の中間視
力矯正域で覆われることとなり、遠点および中間点の視
認明瞭性が確保されるのである。
【0046】また、前記実施形態では、第一の中間視力
矯正域14の外周部分において、内周視力矯正域16と
外周視力矯正域18が各一つずつ形成されていたが、そ
れら内周視力矯正域16や外周視力矯正域18を、例え
ばそれぞれ所定幅の円環形状をもって半径方向で交互に
位置するように、同心的に複数形成しても良い。
【0047】更にまた、前記実施形態では、第一の中間
視力矯正域14において作用部20が一つだけ形成され
ていたが、かかる作用部20を、複数設けることも可能
である。具体的には、例えば、図12に半径方向の度数
分布曲線が示されているように、示されているように、
内周視力矯正域16と外周視力矯正域18を、第一の中
間視力矯正域14の外周側に位置して同心円形状に形成
する一方、第一の中間視力矯正域14における作用部と
して、相互に異なるレンズ度数:Pa1,Pa2を有す
る第一の作用部と第二の作用部を少なくとも一組形成す
ることが可能であり、その場合には、特に、内周側に位
置せしめた第一の作用部のレンズ度数:Pa1を、外周
側に位置せしめた第二の作用部のレンズ度数:Pa2よ
りも、内周視力矯正域16に近いレンズ度数に設定する
ことが望ましい。このように複数の作用部を形成すれ
ば、中間距離点において、各作用部のレンズ度数に対応
した複数の距離点での視認性を、何れも有利に確保する
ことが可能となるのである。より好適には、第一の作用
部のレンズ度数:Pa1が、外周視力矯正域18のレン
ズ度数:Pcよりも内周視力矯正域16のレンズ度数:
Pbに近く設定される一方、第二の作用部のレンズ度
数:Pa2を、内周視力矯正域16のレンズ度数:Pb
よりも外周視力矯正域18のレンズ度数:Pcに近く設
定される。
【0048】なお、本発明では、作用部を単数設定する
場合と、複数設定する場合の何れにおいても、かかる作
用部におけるレンズ度数は、何れも、遠用レンズ度数と
近用レンズ度数の間のレンズ度数に設定される。また、
第二の中間視力矯正域22を設ける場合には、第一の中
間視力矯正域14と同様、その全体に亘って、遠用レン
ズ度数と近用レンズ度数の間の範囲からはみ出さないよ
うに、レンズ度数が設定される。それによって、ゴース
トの発生を抑えつつ、中間距離点での視認性を有利に確
保することが可能となるのである。
【0049】また、前記実施形態では、第二の中間視力
矯正域22が、内周視力矯正域16のレンズ度数から外
周視力矯正域18のレンズ度数まで連続的に変化するレ
ンズ度数をもって形成されていたが、かかる第二の中間
視力矯正域22においても、第一の中間視力矯正域14
と同様、極値や所定領域の一定値からなるレンズ度数を
備えた作用部を、単一若しくは複数形成することも可能
である。
【0050】その他、一々列挙はしないが、本発明は、
当業者の知識に基づいて種々なる変更,修正,改良等を
加えた態様において実施され得るものであり、また、そ
のような実施態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限り、
何れも、本発明の範囲内に含まれるものであることは、
言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】上述の説明から明らかなように、本発明
に従う構造とされた多焦点型眼用レンズにおいては、遠
用視力矯正域と近用視力矯正域の間のレンズ度数が、そ
れら遠用視力矯正域に設定されたレンズ度数と近用視力
矯正域に設定されたレンズ度数の間からはみ出すことな
く、設定された第一の中間視力矯正域を、視力矯正域の
中央部分に位置せしめたことにより、ゴースト等の発生
を抑えつつ、第一の中間視力矯正域の光学特性に基づい
て発揮される中距離点における視認性の向上等の効果
が、安定して発揮されるのであり、例えば、レンズの装
用時の位置ずれ等に起因する視認性の低下も有利に軽減
乃至は回避され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのコンタクトレンズの
一例を示す正面説明図である。
【図2】本発明の別の実施形態としてのコンタクトレン
ズの一例を示す正面説明図である。
【図3】本発明の更に別の実施形態としてのコンタクト
レンズの一例を示す正面説明図である。
【図4】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズに
おけるレンズ度数分布の具体的な一設定例を説明するた
めのグラフである。
【図5】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズに
おけるレンズ度数分布の別の具体的な設定例を説明する
ためのグラフである。
【図6】本発明の更に別の実施形態としてのコンタクト
レンズの一例を示す正面説明図である。
【図7】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズに
おけるレンズ度数分布の更に別の具体的な一設定例を説
明するためのグラフである。
【図8】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズに
おけるレンズ度数分布の更に別の具体的な一設定例を説
明するためのグラフである。
【図9】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズに
おけるレンズ度数分布の更に別の具体的な一設定例を説
明するためのグラフである。
【図10】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズ
におけるレンズ度数分布の更に別の具体的な一設定例を
説明するためのグラフである。
【図11】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズ
におけるレンズ度数分布の更に別の具体的な一設定例を
説明するためのグラフである。
【図12】本発明に従う構造とされたコンタクトレンズ
におけるレンズ度数分布の更に別の具体的な一設定例を
説明するためのグラフである。
【符号の説明】
10 コンタクトレンズ 12 視力矯正域 14 第一の中間視力矯正域 16 内周視力矯正域 18 外周視力矯正域 20 作用部 22 第二の中間視力矯正域 24 移行領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮村 一哉 愛知県春日井市高森台五丁目1番地10 株 式会社メニコン総合研究所内 Fターム(参考) 2H006 BC03 BC07 4C097 AA24 AA25 SA02 SA10

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠方観察用の遠用レンズ度数が設定され
    た遠用視力矯正域と、近方観察用の近用レンズ度数が設
    定された近用視力矯正域を、それぞれ少なくとも一つ設
    けた視力矯正域を有する多焦点型眼用レンズにおいて、 前記遠用レンズ度数と前記近用レンズ度数の間のレンズ
    度数が設定された第一の中間視力矯正域を、前記視力矯
    正域の中央部分に位置して設けて、該第一の中間視力矯
    正域の外周側に、前記遠用視力矯正域および前記近用視
    力矯正域を配したことを特徴とする多焦点型眼用レン
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記遠用視力矯正域および前記近用視力
    矯正域において、それぞれのレンズ度数を、径方向の全
    体に亘って実質的に一定とした請求項1に記載の多焦点
    型眼用レンズ。
  3. 【請求項3】 前記第一の中間視力矯正域と前記遠用視
    力矯正域および前記近用視力矯正域を、同一の光学中心
    軸をもって同心円形状に形成した請求項1又は2に記載
    の多焦点型眼用レンズ。
  4. 【請求項4】 前記第一の中間視力矯正域において、前
    記遠用レンズ度数と前記近用レンズ度数の間のレンズ度
    数が、径方向における極値としてまたは径方向に所定幅
    で広がる一定値として与えられた作用部を少なくとも一
    つ設けた請求項1乃至3の何れかに記載の多焦点型眼用
    レンズ。
  5. 【請求項5】 前記作用部の一つを、前記第一の中間視
    力矯正域の光学中心に位置せしめた請求項4に記載の多
    焦点型眼用レンズ。
  6. 【請求項6】 前記作用部を、前記第一の中間視力矯正
    域の光学中心に位置して一つだけ形成し、且つ該作用部
    の半径方向寸法を0〜3mmとした請求項4又は5に記載
    の多焦点型眼用レンズ。
  7. 【請求項7】 前記第一の中間視力矯正域において、径
    方向最外方に位置せしめた前記作用部のレンズ度数か
    ら、該第一の中間視力矯正域の外周側に隣接位置せしめ
    た前記遠用視力矯正域または近用視力矯正域のレンズ度
    数に至るまでレンズ度数を径方向に連続的に変化させる
    ことによって、該第一の中間視力矯正域の外周部分に移
    行領域を形成した請求項4乃至6の何れかに記載の多焦
    点型眼用レンズ。
  8. 【請求項8】 前記第一の中間視力矯正域における移行
    領域が、2次以上の一つの多項式で示される径方向の度
    数分布を有している請求項7に記載の多焦点型眼用レン
    ズ。
  9. 【請求項9】 前記第一の中間視力矯正域における移行
    領域が、0.1mm〜2.0mmの半径方向寸法で形成され
    ている請求項7又は8に記載の多焦点型眼用レンズ。
  10. 【請求項10】 前記視力矯正域において、前記第一の
    中間視力矯正域と前記遠用視力矯正域および前記近用視
    力矯正域を、同一の光学中心軸をもって同心円形状に形
    成する一方、該第一の中間視力矯正域における前記作用
    部を、該第一の中間視力矯正域の光学中心に位置して一
    つだけ形成すると共に、該第一の中間視力矯正域におけ
    る作用部の外周側に前記移行領域を形成した請求項7乃
    至9の何れかに記載の多焦点型眼用レンズにおいて、 前記第一の中間視力矯正域における前記作用部のレンズ
    度数をPaとし、該第一の中間視力矯正域の外周側に隣
    接位置せしめた前記遠用視力矯正域または近用視力矯正
    域からなる内周側視力矯正域のレンズ度数をPbとする
    と共に、前記視力矯正域の光学中心軸から該第一の中間
    視力矯正域における該作用部と前記移行領域との境界ま
    での径方向距離をWaとし、該視力矯正域の光学中心軸
    から該第一の中間視力矯正域と該内周視力矯正域との境
    界までの径方向距離をWbとすれば、かかる第一の中間
    視力矯正域の移行領域におけるレンズ度数:yが、該視
    力矯正域の光学中心軸からの径方向距離をxとして、下
    式: y=E1(x3 /3−x2 (Wa+Wb)/2+x・W
    a・Wb)+F1 但し、 E1=(Pa−Pb)/((Wa3 −Wb3 )/3−
    (Wa2 −Wb2 )(Wa+Wb)/2+(Wa−W
    b)Wa・Wb) F1=Pa−E1(Wa3 /3−Wa2 (Wa+Wb)
    /2+Wa・Wa・Wb) で表される請求項7乃至9の何れかに記載の多焦点型眼
    用レンズ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載された多焦点型眼用
    レンズにおいて、前記第一の中間視力矯正域の移行領域
    における前記レンズ度数:yの前記径方向距離:xに対
    する関係が、前記関係式に代えて、下式: y=(Pb−Pa)(x−Wa)4 /(Wb−Wa)4
    +Pa で表される請求項7乃至9の何れかに記載の多焦点型眼
    用レンズ。
  12. 【請求項12】 前記遠用視力矯正域と前記近用視力矯
    正域を、前記第一の中間視力矯正域の外周側に位置して
    同心円形状に形成する一方、前記第一の中間視力矯正域
    における作用部を、該第一の中間視力矯正域の光学中心
    に位置して一つだけ形成し、且つ該作用部に対して、該
    第一の中間視力矯正域の外周側に隣接位置せしめた前記
    遠用視力矯正域と近用視力矯正域の何れか一方からなる
    内周視力矯正域よりも何れか他方からなる外周視力矯正
    域に近いレンズ度数を設定した請求項4乃至11の何れ
    かに記載の多焦点型眼用レンズ。
  13. 【請求項13】 前記第一の中間視力矯正域の光学中心
    に位置せしめた前記一つの作用部に対して、前記外周視
    力矯正域と同じレンズ度数を、極値として設定すると共
    に、該作用部のレンズ度数から前記内周視力矯正域と同
    じレンズ度数に至るまでレンズ度数が半径方向に連続的
    に変化する移行領域を、かかる第一の中間視力矯正域の
    全体に亘って形成した請求項12に記載の多焦点型眼用
    レンズ。
  14. 【請求項14】 前記外周視力矯正域に遠方観察用のレ
    ンズ度数:Pc(Dptr.) を設定して遠用視力矯正域とす
    ると共に、前記内周視力矯正域に付加度数:ADD(Dpt
    r.) を与えて近用視力矯正域とし、且つ前記第一の中間
    視力矯正域における作用部のレンズ度数:Pa(Dptr.)
    を、下式: Pc+0.25 ≦Pa≦Pc+ADD/2 を満足するように設定した請求項12に記載の多焦点型
    眼用レンズ。
  15. 【請求項15】 前記遠用視力矯正域と前記近用視力矯
    正域を、前記第一の中間視力矯正域の外周側に位置して
    同心円形状に形成する一方、前記第一の中間視力矯正域
    における作用部として、相互に異なるレンズ度数を有す
    る第一の作用部と第二の作用部を少なくとも一組形成す
    ると共に、内周側に位置せしめられた該第一の作用部の
    レンズ度数を、外周側に位置せしめられた該第二の作用
    部のレンズ度数よりも、前記遠用視力矯正域と前記近用
    視力矯正域のうち該第一の中間視力矯正域の外周側に隣
    接位置せしめた内周視力矯正域に近いレンズ度数に設定
    した請求項4乃至9の何れかに記載の多焦点型眼用レン
    ズ。
  16. 【請求項16】 前記遠用視力矯正域と前記近用視力矯
    正域を、前記第一の中間視力矯正域の外周側に位置して
    同心円形状に形成すると共に、それら遠用視力矯正域と
    近用視力矯正域の間に、該遠用視力矯正域のレンズ度数
    と該近用視力矯正域のレンズ度数の間のレンズ度数が設
    定された第二の中間視力矯正域を形成した請求項1乃至
    15の何れかに記載の多焦点型眼用レンズ。
  17. 【請求項17】 前記第二の中間視力矯正域におけるレ
    ンズ度数が、前記遠用視力矯正域のレンズ度数から前記
    近用視力矯正域のレンズ度数に向かって径方向に連続的
    に変化している請求項16に記載の多焦点型眼用レン
    ズ。
  18. 【請求項18】 前記第二の中間視力矯正域が、2次以
    上の一つの多項式で示される径方向の度数分布を有して
    いる請求項16又は17に記載の多焦点型眼用レンズ。
  19. 【請求項19】 前記視力矯正域において、前記第一の
    中間視力矯正域と前記遠用視力矯正域、前記近用視力矯
    正域および前記第二の中間視力矯正域を、同一の光学中
    心軸をもって同心円形状に各一つずつ形成する一方、該
    遠用視力矯正域と該近用視力矯正域のうち内周側に位置
    せしめた内周視力矯正域のレンズ度数をPbとし、外周
    側に位置せしめた外周視力矯正域のレンズ度数をPcと
    すると共に、該視力矯正域の光学中心軸から該内周視力
    矯正域と前記第二の中間視力矯正域との境界までの径方
    向距離をWc、該視力矯正域の光学中心軸から該第二の
    中間視力矯正域と該外周視力矯正域との境界までの径方
    向距離をWdとすれば、かかる第二の中間視力矯正域に
    おけるレンズ度数:yが、該視力矯正域の光学中心軸か
    らの径方向距離をxとして、下式: y=E2(x3 /3−x2 (Wc+Wd)/2+x・W
    c・Wd)+F2 但し、 E2=(Pb−Pc)/((Wc3 −Wd3 )/3−
    (Wc2 −Wd2 )(Wc+Wd)/2+(Wc−W
    d)Wc・Wd) F2=Pb−E2(Wc3 /3−Wc2 (Wc+Wd)
    /2+Wc・Wc・Wd) で表される請求項16乃至18の何れかに記載の多焦点
    型眼用レンズ。
  20. 【請求項20】 前記第二の中間視力矯正域が、0.1
    mm〜2.0mmの半径方向寸法で形成されている請求項1
    6乃至19の何れかに記載の多焦点型眼用レンズ。
  21. 【請求項21】 前記中央視力矯正域の光学中心が、レ
    ンズ幾何中心軸に対して偏倚していると共に、その偏倚
    量が2.0mm以下である請求項1乃至20の何れかに記
    載の多焦点型眼用レンズ。
  22. 【請求項22】 前記視力矯正域において、何れか一方
    のレンズ面がトーリック面とされている請求項1乃至2
    1の何れかに記載の多焦点型眼用レンズ。
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