JP2000121584A - 蛍光x線分析装置 - Google Patents

蛍光x線分析装置

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JP2000121584A JP10293478A JP29347898A JP2000121584A JP 2000121584 A JP2000121584 A JP 2000121584A JP 10293478 A JP10293478 A JP 10293478A JP 29347898 A JP29347898 A JP 29347898A JP 2000121584 A JP2000121584 A JP 2000121584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光X線分析において、適切な分析条件の設
定を容易にし、迅速で正確な分析ができる装置を提供す
る。 【解決手段】 試料の品種ごとの適切な分析条件を記憶
する品種分析条件記憶手段11A のほか、以下の手段12A,
13A等を備える。選択情報表示制御手段12A は、前記品
種分析条件記憶手段11A に記憶した試料の品種から操作
者により所望の1品種を選択させるための情報を、表示
器16に表示させる。品種分析条件設定手段13A は、選択
された品種に適切な分析条件を前記品種分析条件記憶手
段11A から呼び出して、試料の分析を実行する制御装置
15に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料に1次X線を
照射して発生する2次X線の強度を測定する蛍光X線分
析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、試料に1次X線を照射して、
試料中の元素から発生する2次X線たる蛍光X線の強度
を測定し、その測定強度に基づいて、試料における元素
の濃度等を求めるいわゆる蛍光X線分析装置がある。か
かる蛍光X線分析においては、分析する試料の品種によ
って、分析対象とすべき成分(元素)、測定すべき蛍光
X線、測定雰囲気、検量線の次数等における適切な分析
条件が異なる。そこで、従来の蛍光X線分析装置におい
ては、主に操作者が経験に基づいて、これらの適切な分
析条件を設定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、熟練していな
い操作者にとっては、適切な分析条件の設定は容易でな
く、設定が不適切であれば、正確な分析ができない。
【0004】本発明は前記従来の問題に鑑みてなされた
もので、蛍光X線分析において、適切な分析条件の設定
を容易にし、迅速で正確な分析ができる装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の蛍光X線分析装置は、与えられた分析条
件にしたがって試料の分析を実行する制御装置を備え、
以下の品種分析条件記憶手段、選択情報表示制御手段お
よび品種分析条件設定手段を備えている。前記品種分析
条件記憶手段は、試料の品種ごとの適切な分析条件を記
憶する。前記選択情報表示制御手段は、その品種分析条
件記憶手段に記憶した試料の品種から操作者により所望
の1品種を選択させるための情報を、表示器に表示させ
る。前記品種分析条件設定手段は、選択された品種に適
切な分析条件を前記品種分析条件記憶手段から呼び出し
て前記制御装置に与える。
【0006】請求項1の装置によれば、品種分析条件記
憶手段に試料の品種ごとの適切な分析条件が記憶される
ので、操作者は、分析対象の試料の品種を選択するのみ
で、その品種に適切な分析条件が設定できる。
【0007】請求項2の蛍光X線分析装置は、請求項1
の装置において、さらに、以下の修正情報表示制御手段
および修正分析条件設定手段を備えている。前記修正情
報表示制御手段は、選択された品種に適切な分析条件を
操作者により分析対象の試料の品種に適切な分析条件に
修正させるための情報を、表示器に表示させる。前記修
正分析条件設定手段は、その修正情報表示制御手段が用
いられた場合には、選択され修正された分析対象の試料
の品種に適切な分析条件を前記制御装置に与える。
【0008】請求項2の装置によれば、かかる構成によ
り、品種分析条件記憶手段に分析対象の試料の品種に適
切な分析条件が記憶されていない場合でも、操作者は、
近似した品種を選択してその分析条件を修正するのみ
で、分析対象の試料の品種に適切な分析条件が設定でき
る。
【0009】請求項3の蛍光X線分析装置は、与えられ
た分析条件にしたがって試料の分析を実行する制御装置
を備え、以下の要素分析条件記憶手段、特定情報表示制
御手段および要素分析条件設定手段を備えている。前記
要素分析条件記憶手段は、試料の品種および性状を特定
する要素ごとの適切な分析条件を記憶する。前記特定情
報表示制御手段は、分析対象の試料の品種および性状を
操作者により特定させるための情報を表示器に表示させ
る。前記要素分析条件設定手段は、その特定情報表示制
御手段が用いられた場合には、特定された分析対象の試
料の品種および性状に適切な分析条件を前記要素分析条
件記憶手段から呼び出して前記制御装置に与える。
【0010】請求項3の装置によれば、要素分析条件記
憶手段に試料の品種および性状を特定する要素ごとの適
切な分析条件が記憶されるので、操作者は、分析対象の
試料の品種および性状を要素の指定等により特定するの
みで、その品種および性状に適切な分析条件が設定でき
る。
【0011】請求項4の蛍光X線分析装置は、請求項1
ないし3のいずれかの装置において、さらに、以下の処
理条件記憶手段および処理条件表示制御手段を備えてい
る。前記処理条件記憶手段は、試料の品種を特定する要
素ごとの適切な試料処理条件を記憶する。処理条件表示
制御手段は、前記選択された品種または特定された品種
に適切な試料処理条件を、前記処理条件記憶手段から呼
び出して表示器に表示させる。
【0012】請求項4の装置によれば、かかる構成によ
り、選択した品種または特定した品種に適切な試料処理
条件が表示されるので、操作者は、分析対象の試料につ
いて容易に適切な試料処理ができる。
【0013】請求項5の蛍光X線分析装置は、請求項4
の装置において、さらに、以下の注意点記憶手段および
注意点表示制御手段を備えている。前記注意点記憶手段
は、分析条件および試料処理条件に基づく分析上の注意
点を記憶する。前記注意点表示制御手段は、前記制御装
置に与えられる分析条件および前記表示された試料処理
条件に対応する分析上の注意点を、前記注意点記憶手段
から呼び出して表示器に表示させる。
【0014】請求項5の装置によれば、かかる構成によ
り、分析対象の試料に適切な分析条件および試料処理条
件についての分析上の注意点が表示されるので、操作者
は、それを考慮してより正確な分析ができる。
【0015】請求項6の蛍光X線分析装置は、与えられ
た分析条件にしたがって試料の分析を実行する制御装置
を備え、さらに測定線設定手段を備えている。この測定
線設定手段は、分析対象の試料が基板上に形成された薄
膜である場合には、基板または薄膜に含まれる元素から
の蛍光X線の理論強度を算出し、その理論強度に基づい
て測定すべき蛍光X線を選択して適切な分析条件の一部
として前記制御装置に与える。
【0016】請求項6の装置によれば、分析対象の試料
が半導体ウエハ等のいわゆる薄膜試料である場合には、
測定線設定手段により、測定すべき蛍光X線が自動選択
され適切な分析条件の一部として設定されるので、操作
者は、分析条件のうち測定すべき蛍光X線を設定する必
要がない。
【0017】請求項7の蛍光X線分析装置は、請求項6
の装置において、前記測定設定手段が、さらに前記選択
した測定すべき蛍光X線による分析の可否を判断するも
のであり、また、その判断された分析の可否を表示器に
表示させる分析可否表示制御手段を備えている。
【0018】請求項7の装置によれば、かかる構成によ
り、分析対象の試料が薄膜試料である場合に、自動選択
された測定すべき蛍光X線による分析の可否が表示され
るので、操作者は、不正確な分析を回避できる。
【0019】請求項8の蛍光X線分析装置は、以下の波
長等記憶手段、加補正線選択手段および加補正線表示制
御手段を備えている。前記波長等記憶手段は、各蛍光X
線の波長またはエネルギーを記憶する。前記加補正線選
択手段は、分析対象の試料について重なり補正が必要で
ある場合には、前記波長等記憶手段に記憶した各蛍光X
線の波長またはエネルギーに基づいて、分析すべき蛍光
X線の重なり補正に用いるべき蛍光X線を選択する。前
記加補正線表示制御手段は、その加補正線選択手段によ
り選択された重なり補正に用いるべき蛍光X線を表示器
に表示させる。
【0020】請求項8の装置によれば、かかる構成によ
り、分析対象の試料について重なり補正が必要である場
合には、用いるべき加補正線が自動選択され表示される
ので、操作者は、分析条件のうち加補正線については表
示にしたがうのみで適切な設定ができる。
【0021】請求項9の蛍光X線分析装置は、請求項8
の装置において、前記加補正線選択手段が、分析すべき
蛍光X線の重なり補正に用いるべき蛍光X線を選択する
にあたり、さらに、分析すべき蛍光X線についてのバッ
クグラウンドの測定位置に基づく。
【0022】請求項9の装置によれば、かかる構成によ
り、用いるべき加補正線の自動選択がより適切になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態の装置
について説明する。まず、この装置の構成について、図
1にしたがって説明する。この装置は、まず、試料3が
固定される試料台8と、試料3に1次X線2を照射する
X線源1と、試料3から発生する2次X線6の強度を測
定する検出手段9とを備えている。検出手段9は、試料
3から発生した2次X線4を分光する分光器5と、分光
器5で分光された波長ごとの2次X線6の強度を測定す
る検出器7からなる。この装置は、分光器5と検出器7
がゴニオメータによって連動されるいわゆるスキャン型
の蛍光X線分析装置である。また、この装置は、与えら
れた分析条件にしたがってX線源1、ゴニオメータ、検
出器7等を作動させ試料3の分析を実行する制御装置1
5、CRT等の表示器16、ならびに、以下の記憶手段
11、表示制御手段12、設定手段13および加補正線
選択手段14を含む分析条件作成手段10を備えてい
る。
【0024】記憶手段11は、さらに、以下の品種分析
条件記憶手段11A、要素分析条件記憶手段11C、処
理条件記憶手段11D、注意点記憶手段11Eおよび波
長等記憶手段11Hを含んでいる。表示制御手段12
は、さらに、以下の選択情報表示制御手段12A、修正
情報表示制御手段12B、特定情報表示制御手段12
C、処理条件表示制御手段12D、注意点表示制御手段
12E、分析可否表示制御手段12Gおよび加補正線表
示制御手段12Hを含んでいる。設定手段13は、さら
に、以下の品種分析条件設定手段13A、修正分析条件
設定手段13B、要素分析条件設定手段13Cおよび測
定線設定手段13Fを含んでいる。
【0025】前記品種分析条件記憶手段11Aは、試料
の品種ごとの適切な分析条件を記憶する。前記選択情報
表示制御手段12Aは、その品種分析条件記憶手段11
Aに記憶した試料の品種から操作者により所望の1品種
を選択させるための情報を、表示器16に表示させる。
前記品種分析条件設定手段13Aは、選択された品種に
適切な分析条件を前記品種分析条件記憶手段11Aから
呼び出して前記制御装置15に与える。
【0026】前記修正情報表示制御手段12Bは、選択
された品種に適切な分析条件を操作者により分析対象の
試料3の品種に適切な分析条件に修正させるための情報
を、表示器16に表示させる。前記修正分析条件設定手
段13Bは、その修正情報表示制御手段12Bが用いら
れた場合には、選択され修正された分析対象の試料3の
品種に適切な分析条件を前記制御装置15に与える。
【0027】前記要素分析条件記憶手段11Cは、試料
の品種および性状を特定する要素ごとの適切な分析条件
を記憶する。前記特定情報表示制御手段12Cは、分析
対象の試料3の品種および性状を操作者により特定させ
るための情報を表示器16に表示させる。前記要素分析
条件設定手段13Cは、その特定情報表示制御手段12
Cが用いられた場合には、特定された分析対象の試料3
の品種および性状に適切な分析条件を前記要素分析条件
記憶手段11Cから呼び出して前記制御装置15に与え
る。
【0028】前記処理条件記憶手段11Dは、試料の品
種を特定する要素ごとの適切な試料処理条件を記憶す
る。前記処理条件表示制御手段12Dは、前記選択され
た品種または特定された品種に適切な試料処理条件を、
前記処理条件記憶手段11Dから呼び出して表示器16
に表示させる。
【0029】前記注意点記憶手段11Eは、分析条件お
よび試料処理条件に基づく分析上の注意点を記憶する。
前記注意点表示制御手段12Eは、前記制御装置15に
与えられる分析条件および前記表示された試料処理条件
に対応する分析上の注意点を、前記注意点記憶手段11
Eから呼び出して表示器16に表示させる。
【0030】前記測定線設定手段13Fは、分析対象の
試料3が基板上に形成された薄膜である場合には、基板
または薄膜に含まれる元素からの蛍光X線の理論強度を
算出し、その理論強度に基づいて測定すべき蛍光X線を
選択して適切な分析条件の一部として前記制御装置15
に与え、さらに前記選択した測定すべき蛍光X線による
分析の可否を判断する。前記分析可否表示制御手段12
Gは、その判断された分析の可否を表示器16に表示さ
せる。
【0031】前記波長等記憶手段11Hは、各蛍光X線
の波長またはエネルギーを記憶する。前記加補正線選択
手段14は、分析対象の試料3について重なり補正が必
要である場合には、前記波長等記憶手段11Hに記憶し
た各蛍光X線の波長またはエネルギー、および分析すべ
き蛍光X線についてのバックグラウンドの測定位置に基
づいて、分析すべき蛍光X線の重なり補正に用いるべき
蛍光X線を選択する。前記加補正線表示制御手段12H
は、その加補正線選択手段14により選択された重なり
補正に用いるべき蛍光X線を表示器16に表示させる。
【0032】次に、この装置の動作について説明する。
まず、あらかじめ、品種分析条件記憶手段11Aに、試
料の品種ごとの適切な分析条件を記憶させておく。そし
て、操作者が所望の品種を選択する旨を図示しない入力
手段から分析条件作成手段10に入力すると、選択情報
表示制御手段12Aは、例えば以下のように、品種分析
条件記憶手段11Aに記憶した試料の品種から操作者に
より所望の1品種を選択させるための情報を、表示器1
6に表示させる。
【0033】まず、表示器16に、金属、酸化物粉末、
ガラスビード、ポリマー、薄膜、液体等、試料の形態が
表示されるので、操作者は、所望の分析対象である試料
3の品種に合致する形態、例えば金属を選択して、入力
手段から分析条件作成手段10に入力する。すると、表
示器16に、例えば図2に示すように、鉄基、ニッケル
基、銅基、アルミニウム基等、主成分となる金属元素が
表示されるので、操作者は、所望の品種に合致する主成
分、例えば鉄基を選択して、入力手段から図1の分析条
件作成手段10に入力する。
【0034】続いて、表示器16に、ステンレス鋼、低
合金鋼、工具鋼、鋳鉄等、概略の品種が表示されるの
で、操作者は、所望の品種に合致する品種、例えばステ
ンレス鋼を選択して、入力手段から分析条件作成手段1
0に入力する。これにより、操作者の所望の1品種が選
択され、品種分析条件設定手段13Aは、選択された品
種に適切な分析条件を品種分析条件記憶手段11Aから
呼び出して制御装置15に与え、その分析条件を表示器
16に表示して操作者に確認させる。
【0035】このように本実施形態の装置によれば、品
種分析条件記憶手段11Aに試料の品種ごとの適切な分
析条件が記憶されるので、操作者は、分析対象の試料3
の品種を選択するのみで、その品種に適切な分析条件が
設定できる。
【0036】さて、品種分析条件記憶手段11Aに分析
対象の試料3の品種に十分適切な分析条件が記憶されて
いない場合もあり得る。例えば、分析対象の試料3が通
常のステンレス鋼とは組成が一部異なり、前記表示され
たステンレス鋼の分析条件のうち、分析成分において追
加したい成分がある場合には、操作者はその旨を入力手
段から分析条件作成手段10に入力する。
【0037】すると、修正情報表示制御手段12Bは、
選択された品種に適切な分析条件を操作者により分析対
象の試料3の品種に適切な分析条件に修正させるための
情報、この場合は選択したステンレス鋼の分析成分に追
加すべき種々の元素を、表示器16に例えば図3のよう
に表示させるので、操作者は、追加すべき分析成分を選
択して入力手段から図1の分析条件作成手段10に入力
する。これにより、選択された品種に適切な分析条件が
分析対象の試料3の品種に適切な分析条件に修正され、
修正分析条件設定手段13Bは、修正情報表示制御手段
12Bが用いられた場合には、選択され修正された分析
対象の試料3の品種に適切な分析条件を制御装置15に
与える。
【0038】このように本実施形態の装置によれば、品
種分析条件記憶手段11Aに分析対象の試料3の品種に
適切な分析条件が記憶されていない場合でも、操作者
は、近似した品種を選択してその分析条件を修正するの
みで、分析対象の試料3の品種に適切な分析条件が設定
できる。
【0039】さて、上述のように、品種分析条件記憶手
段11Aに記憶させた試料の品種ごとの適切な分析条件
を選択し、場合によってそれを修正するのでは、広い範
囲の分析対象の試料3に容易かつ正確に対応するために
は、必ずしも十分ではない。そこで、本実施形態の装置
では、さらに、要素分析条件記憶手段11Cに、試料の
品種および性状を特定する要素ごとの適切な分析条件を
記憶させておく。ここで、試料の性状を特定する要素に
は、試料の寸法形状や重量を含めることができる。そし
て、操作者が分析対象の試料3の品種および性状を特定
する旨を入力手段から分析条件作成手段10に入力する
と、特定情報表示制御手段12Cは、分析対象の試料3
の品種および性状を操作者により特定させるための情報
を表示器16に表示させ、要素分析条件設定手段13C
は、特定情報表示制御手段12Cが用いられた場合に
は、特定された分析対象の試料3の品種および性状に適
切な分析条件を要素分析条件記憶手段11Cから呼び出
して制御装置15に与える。
【0040】例えば、表示された試料の形態から、操作
者が、分析対象の試料3の品種に合致する形態として液
体を選択して、入力手段から分析条件作成手段10に入
力すると、分析条件のうち測定雰囲気においてヘリウム
雰囲気が適切なものとして要素分析条件記憶手段11C
から呼び出されて制御装置15に与えられる。また、例
えば、試料の寸法形状を入力せよとの表示に対し、操作
者が、分析対象の試料3の寸法形状を入力手段から分析
条件作成手段10に入力すると、分析条件のうち分析面
積において適切な分析面積(具体的には適切な大きさの
マスクやダイアフラム)が要素分析条件記憶手段11C
から呼び出されて制御装置15に与えられる。
【0041】また、例えば、操作者が、分析対象の品種
に合致する形態としてガラスビードを選択し、分析成分
のひとつ(この場合は酸化物)に酸化ジルコニウムを選
択し、試料の寸法形状および重量を入力すると、分析条
件のうち測定すべき蛍光X線として試料が無限厚となる
Zr −Lα線が要素分析条件記憶手段11Cから呼び出
されて制御装置15に与えられる。
【0042】このように本実施形態の装置によれば、要
素分析条件記憶手段11Cに試料の品種および性状を特
定する要素ごとの適切な分析条件が記憶されるので、操
作者は、分析対象の試料3の品種および性状を要素の指
定等により特定するのみで、その品種および性状に適切
な分析条件が設定できる。
【0043】さて、蛍光X線分析の正確さは試料処理に
よるところが大きいが、従来は、操作者が経験や調査に
基づいて適切と思われる試料処理を行っていた。しか
し、熟練していない操作者にとっては、適切な試料処理
を行うことは容易でなく、不適切であれば正確な分析が
できない。そこで、本実施形態の装置では、あらかじ
め、処理条件記憶手段11Dに、試料の品種を特定する
要素ごとの適切な試料処理条件を記憶させておく。する
と、処理条件表示制御手段12Dは、前記選択された品
種または特定された品種に適切な試料処理条件、具体的
には、研磨機の種類、研磨剤の種類等を、処理条件記憶
手段11Dから呼び出して表示器16に表示させる。例
えば、ステンレス鋼に対しては、ベルト研磨機およびコ
ランダム系で粗さ200の研磨剤が適切な試料処理条件
として表示される。
【0044】このように本実施形態の装置によれば、選
択した品種または特定した品種に適切な試料処理条件が
表示されるので、操作者は、分析対象の試料3について
容易に適切な試料処理ができる。
【0045】さて、分析条件や試料処理条件によって
は、分析上注意すべき事項がある。そこで、本実施形態
の装置では、あらかじめ、注意点記憶手段11Eに、分
析条件および試料処理条件に基づく分析上の注意点を記
憶させておく。すると、注意点表示制御手段12Eは、
前記制御装置15に与えられる分析条件および前記表示
された試料処理条件に対応する分析上の注意点を、注意
点記憶手段11Eから呼び出して表示器16に表示させ
る。
【0046】例えば、鉄鋼に対してコランダム系の研磨
剤を用いるべきとする場合であってアルミニウムを分析
成分(元素)に含む場合には、コランダム系の研磨剤が
アルミナを主成分とすることから、微量なアルミニウム
の分析に問題があるという注意点が表示される。また、
例えば、融剤にほう酸ナトリウムを用い、溶融温度12
00℃で、Na2O、SO3 を含むガラスビード試料の場
合には、融剤と共通する元素を含むNa2Oの分析が不可
能であるという注意点、溶融中にSO3 が揮散するとい
う注意点が表示される。
【0047】このように本実施形態の装置によれば、分
析対象の試料3に適切な分析条件および試料処理条件に
ついての分析上の注意点が表示されるので、操作者は、
それを考慮してより正確な分析ができる。
【0048】さて、薄膜試料においては、新しい品種が
多く開発され、品種分析条件記憶手段11Aに品種ごと
の適切な分析条件を記憶させておくことが容易でない。
また、薄膜試料では、各層の厚さと組成の両方を分析し
たり、同一元素が異なる層に含まれる場合もあり、とり
わけ測定すべき蛍光X線の選択が、操作者にとって容易
でない。そこで、本実施形態の装置では、測定線設定手
段13Fは、分析対象の試料3が基板上に形成された薄
膜である場合には、基板または薄膜に含まれる元素から
の蛍光X線の理論強度を算出し、その理論強度に基づい
て測定すべき蛍光X線を選択して適切な分析条件の一部
として制御装置15に与える。
【0049】例えば、分析対象の試料3が銅の基板上に
形成された銅と亜鉛からなる薄膜(厚さ500nm)につ
いて薄膜(層)の厚さと組成を分析する場合には、ま
ず、層の各成分すなわち銅、亜鉛についてあらかじめ定
めておいた蛍光X線、ここでは、Cu −Kα線、Cu −
Lα線、Zn −Kα線およびZn −Lα線について、代
表的な試料での層の厚さと組成において、理論強度を算
出する。次に、層の各成分について、その成分の付着量
を1%増やした場合の層の厚さと組成において、同様に
前記各蛍光X線について理論強度を算出する。そして、
各蛍光X線において算出した理論強度を比較し、付着量
を増やしたことによる変化率の大きい順に、分析に必要
な測定すべき蛍光X線を選択する。
【0050】この場合は、層の厚さと2成分からなる組
成を求めるから、2つの蛍光X線を測定すべきである
が、基板に含まれる銅の影響を受けにくいZn −Kα線
とZn−Lα線が選択される。なお、ここで例えば基板
が鉄であれば、層でなく基板に含まれる鉄からのFe −
Kα線を測定すべき蛍光X線としてもよい。こうして選
択された測定すべき蛍光X線が適切な分析条件の一部と
して制御装置15に与えられる。
【0051】このように本実施形態の装置によれば、分
析対象の試料3が半導体ウエハ等のいわゆる薄膜試料で
ある場合には、測定線設定手段13Fにより、測定すべ
き蛍光X線が自動選択され適切な分析条件の一部として
設定されるので、操作者は、分析条件のうち測定すべき
蛍光X線を設定する必要がない。
【0052】さらに、測定線設定手段13Fは、選択し
た測定すべき蛍光X線による分析の可否を判断し、分析
可否表示制御手段12Gは、その判断された分析の可否
を表示器16に表示させる。すなわち、選択した測定す
べき蛍光X線について、代表的な組成はそのままで厚さ
を無限大にして理論強度を算出し、変化がない場合はそ
の蛍光X線について層が無限厚になっているので、厚さ
について分析ができないと判断され、その旨が表示され
る。
【0053】このように本実施形態の装置によれば、分
析対象の試料3が薄膜試料である場合に、自動選択され
た測定すべき蛍光X線による分析の可否が表示されるの
で、操作者は、不正確な分析を回避できる。
【0054】さて、蛍光X線の重なりがある場合、正確
な定量分析のためには重なり補正が必要であるが、従来
は、操作者が経験や調査に基づいて、分析すべき蛍光X
線の重なり補正に用いるべき蛍光X線、すなわち加補正
線を選択していた。しかし、熟練していない操作者にと
っては、適切に加補正線を選択することは容易でなく、
不適切であれば正確な分析ができない。また、分析すべ
き蛍光X線と近接する蛍光X線との間でバックグラウン
ドを測定する場合には、この重なり補正は不要である
が、このような判断も熟練していない操作者にとっては
容易でない。
【0055】そこで、本実施形態の装置では、あらかじ
め、波長等記憶手段11Hは、各蛍光X線の波長または
エネルギーを記憶させておく。すると、加補正線選択手
段14は、分析対象の試料3について重なり補正が必要
である場合には、波長等記憶手段11Hに記憶した各蛍
光X線の波長またはエネルギー、および分析すべき蛍光
X線についてのバックグラウンドの測定位置に基づい
て、分析すべき蛍光X線の重なり補正に用いるべき蛍光
X線を選択する。そして、加補正線表示制御手段12H
は、その加補正線選択手段14により選択された重なり
補正に用いるべき蛍光X線を表示器16に表示させる。
【0056】例えば、分析対象の試料3がステンレス鋼
で、Cu −Kα線が分析すべき蛍光X線である場合に
は、その近傍で加補正線とすべき蛍光X線として、波長
等記憶手段11Hに記憶した蛍光X線から、Ni −Kβ
1 線が選択され表示される。ただし、分析条件のうち測
定すべき蛍光X線において、Ni −Kβ1 線でなく同系
列のNi −Kα線が設定されている場合には、加補正線
としてNi −Kα線が選択され表示される。また、Cu
−Kα線(分光角2θ=45.04度)についてのバッ
クグラウンドの測定位置が、分光角で44.64度と4
5.44度である場合には、Ni −Kβ1 線の分光角は
43.75度で、低角度側のバックグラウンドの測定位
置よりもさらに低角度であるから、重なり補正は不要と
判断され、加補正線は選択、表示されない。なお、加補
正線の選択にあたり、各元素の濃度を考慮すべくパラメ
ータに含めてもよい。
【0057】このように本実施形態の装置によれば、分
析対象の試料3について重なり補正が必要である場合に
は、用いるべき加補正線が自動選択され表示されるの
で、操作者は、分析条件のうち加補正線については表示
にしたがうのみで適切な設定ができる。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、品種分析条件記憶手段等に試料の品種等ごとの適
切な分析条件が記憶され、操作者は分析しようとする試
料の品種を選択する等のみで、その品種に適切な分析条
件が設定でき、したがって、熟練していない操作者で
も、迅速で正確な分析ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の蛍光X線分析装置を示す
概略図である。
【図2】同装置の表示器における表示の一例を示す図で
ある。
【図3】同装置の表示器における表示の他の例を示す図
である。
【符号の説明】
2…1次X線、3…試料、4,6…2次X線(蛍光X
線)、11A…品種分析条件記憶手段、11C…品種分
析条件記憶手段、11D…処理条件記憶手段、11E…
注意点記憶手段、11H…波長等記憶手段、12A…選
択情報表示制御手段、12B…修正情報表示制御手段、
12C…特定情報表示制御手段、12D…処理条件表示
制御手段、12E…注意点表示制御手段、12G…分析
可否表示制御手段、12H…加補正線表示制御手段、1
3A…品種分析条件設定手段、13B…修正分析条件設
定手段、13C…要素分析条件設定手段、13F…測定
線設定手段、14…加補正線選択手段、15…制御装
置、16…表示器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 尚 大阪府高槻市赤大路町14番8号 理学電機 工業株式会社内 Fターム(参考) 2F076 BA01 BE04 BE06 BE10 BE14 2G001 AA01 BA04 CA01 EA01 FA06 FA25 GA01 JA13 JA14 KA01 KA11 LA02 LA05 LA06 MA02 MA05 NA06 NA10 NA11 NA13 NA17 RA01 SA29

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられた分析条件にしたがって試料の
    分析を実行する制御装置を備え、試料に1次X線を照射
    して発生する2次X線の強度を測定する蛍光X線分析装
    置であって、 試料の品種ごとの適切な分析条件を記憶する品種分析条
    件記憶手段と、 その品種分析条件記憶手段に記憶した試料の品種から操
    作者により所望の1品種を選択させるための情報を、表
    示器に表示させる選択情報表示制御手段と、 選択された品種に適切な分析条件を前記品種分析条件記
    憶手段から呼び出して前記制御装置に与える品種分析条
    件設定手段とを備えた蛍光X線分析装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 選択された品種に適切な分析条件を操作者により分析対
    象の試料の品種に適切な分析条件に修正させるための情
    報を、表示器に表示させる修正情報表示制御手段と、 その修正情報表示制御手段が用いられた場合には、選択
    され修正された分析対象の試料の品種に適切な分析条件
    を前記制御装置に与える修正分析条件設定手段とを備え
    た蛍光X線分析装置。
  3. 【請求項3】 与えられた分析条件にしたがって試料の
    分析を実行する制御装置を備え、試料に1次X線を照射
    して発生する2次X線の強度を測定する蛍光X線分析装
    置であって、 試料の品種および性状を特定する要素ごとの適切な分析
    条件を記憶する要素分析条件記憶手段と、 分析対象の試料の品種および性状を操作者により特定さ
    せるための情報を表示器に表示させる特定情報表示制御
    手段と、 その特定情報表示制御手段が用いられた場合には、特定
    された分析対象の試料の品種および性状に適切な分析条
    件を前記要素分析条件記憶手段から呼び出して前記制御
    装置に与える要素分析条件設定手段とを備えた蛍光X線
    分析装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 試料の品種を特定する要素ごとの適切な試料処理条件を
    記憶する処理条件記憶手段と、 前記選択された品種または特定された品種に適切な試料
    処理条件を、前記処理条件記憶手段から呼び出して表示
    器に表示させる処理条件表示制御手段とを備えた蛍光X
    線分析装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 分析条件および試料処理条件に基づく分析上の注意点を
    記憶する注意点記憶手段と、 前記制御装置に与えられる分析条件および前記表示され
    た試料処理条件に対応する分析上の注意点を、前記注意
    点記憶手段から呼び出して表示器に表示させる注意点表
    示制御手段とを備えた蛍光X線分析装置。
  6. 【請求項6】 与えられた分析条件にしたがって試料の
    分析を実行する制御装置を備え、試料に1次X線を照射
    して発生する2次X線の強度を測定する蛍光X線分析装
    置であって、 分析対象の試料が基板上に形成された薄膜である場合に
    は、基板または薄膜に含まれる元素からの蛍光X線の理
    論強度を算出し、その理論強度に基づいて測定すべき蛍
    光X線を選択して適切な分析条件の一部として前記制御
    装置に与える測定線設定手段を備えた蛍光X線分析装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記測定設定手段が、さらに、前記選択した測定すべき
    蛍光X線による分析の可否を判断するものであり、 その判断された分析の可否を表示器に表示させる分析可
    否表示制御手段を備えた蛍光X線分析装置。
  8. 【請求項8】 試料に1次X線を照射して発生する2次
    X線の強度を測定する蛍光X線分析装置であって、 各蛍光X線の波長またはエネルギーを記憶する波長等記
    憶手段と、 分析対象の試料について重なり補正が必要である場合に
    は、前記波長等記憶手段に記憶した各蛍光X線の波長ま
    たはエネルギーに基づいて、分析すべき蛍光X線の重な
    り補正に用いるべき蛍光X線を選択する加補正線選択手
    段と、 その加補正線選択手段により選択された重なり補正に用
    いるべき蛍光X線を表示器に表示させる加補正線表示制
    御手段とを備えた蛍光X線分析装置。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 前記加補正線選択手段が、分析すべき蛍光X線の重なり
    補正に用いるべき蛍光X線を選択するにあたり、さら
    に、分析すべき蛍光X線についてのバックグラウンドの
    測定位置に基づく蛍光X線分析装置。
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