JP2000121558A - 計測装置 - Google Patents
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- JP2000121558A JP2000121558A JP10295220A JP29522098A JP2000121558A JP 2000121558 A JP2000121558 A JP 2000121558A JP 10295220 A JP10295220 A JP 10295220A JP 29522098 A JP29522098 A JP 29522098A JP 2000121558 A JP2000121558 A JP 2000121558A
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- laser light
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- laser
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Abstract
(57)【要約】
【課題】長期に亘って安定性、信頼性の高い計測を行な
うことができる計測装置を提供すること。 【解決手段】レーザ光を試料8に照射し、前記試料8で
発生したプラズマ光を分光器11で受光し分析すること
で前記試料8の成分に係る計測を行なう計測装置におい
て、放射されたレーザ光を透過するとともに前記プラズ
マ光を反射する第1の光学部材(5)と、この第1の光
学部材(5)で反射されたプラズマ光を前記分光器11
へ入射するとともに反射する第2の光学部材(10)
と、この第2の光学部材(10)で反射されたプラズマ
光を入射し、前記プラズマ光の焦点位置のずれを検出す
る検出手段(15)と、この検出手段(15)で検出さ
れた前記ずれを補正するよう前記第1の光学部材(5)
を駆動する駆動手段と、を具備。
うことができる計測装置を提供すること。 【解決手段】レーザ光を試料8に照射し、前記試料8で
発生したプラズマ光を分光器11で受光し分析すること
で前記試料8の成分に係る計測を行なう計測装置におい
て、放射されたレーザ光を透過するとともに前記プラズ
マ光を反射する第1の光学部材(5)と、この第1の光
学部材(5)で反射されたプラズマ光を前記分光器11
へ入射するとともに反射する第2の光学部材(10)
と、この第2の光学部材(10)で反射されたプラズマ
光を入射し、前記プラズマ光の焦点位置のずれを検出す
る検出手段(15)と、この検出手段(15)で検出さ
れた前記ずれを補正するよう前記第1の光学部材(5)
を駆動する駆動手段と、を具備。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメントプラント
や火力プラントに適用されるレーザを用いた成分の計測
装置、及びごみ燃焼炉やボイラにおけるガスの濃度等を
計測する計測装置に関する。
や火力プラントに適用されるレーザを用いた成分の計測
装置、及びごみ燃焼炉やボイラにおけるガスの濃度等を
計測する計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】(第1の従来の技術)最近、セメントプ
ラントや火力プラントなどでは、製品管理、燃焼制御、
ダイオキシン対策等のため、セメント原料や石炭など固
体粒子の成分量を迅速に監視するニーズが高まってい
る。
ラントや火力プラントなどでは、製品管理、燃焼制御、
ダイオキシン対策等のため、セメント原料や石炭など固
体粒子の成分量を迅速に監視するニーズが高まってい
る。
【0003】上記のセメント原料や石炭など固体粒子の
成分の分析を行なう手法に、レーザ誘起ブレークダウン
法(Laser Induced Breakdown Spectroscopy:以
下、LIBS法と称す)がある。この手法では、試料に
レーザ光を照射し、試料が発生したプラズマ光が分光器
に入射する。この分光器が発生したスペクトル光の発光
波長の違いから成分を同定するとともに、発光強度から
成分の濃度を求める。このLIBS法は、気体、液体、
固体中の成分を瞬時に計測可能な手法であり、セメント
プラントや火力プラント用の制御計器として注目されて
いる。
成分の分析を行なう手法に、レーザ誘起ブレークダウン
法(Laser Induced Breakdown Spectroscopy:以
下、LIBS法と称す)がある。この手法では、試料に
レーザ光を照射し、試料が発生したプラズマ光が分光器
に入射する。この分光器が発生したスペクトル光の発光
波長の違いから成分を同定するとともに、発光強度から
成分の濃度を求める。このLIBS法は、気体、液体、
固体中の成分を瞬時に計測可能な手法であり、セメント
プラントや火力プラント用の制御計器として注目されて
いる。
【0004】図7は、従来例に係るこの種の成分計測装
置の構成を示す図である。図7において、励起用パルス
レーザ101が放射したレーザ光は、レンズ102によ
りパージ付計測窓103を介して測定場110に集光
し、測定場110に存在する固体粒子をプラズマ化さ
せ、この固体粒子がプラズマ光を発する。
置の構成を示す図である。図7において、励起用パルス
レーザ101が放射したレーザ光は、レンズ102によ
りパージ付計測窓103を介して測定場110に集光
し、測定場110に存在する固体粒子をプラズマ化さ
せ、この固体粒子がプラズマ光を発する。
【0005】このプラズマ光は、ミラー104を介して
レンズ105により集光され、異なった波長分解能の複
数(2個以上)のグレーティングを有する分光器106
に入射し、各グレーティングから分光された光が放射さ
れ、各光は高速ゲートが可能なCCDカメラ107によ
り撮影される。
レンズ105により集光され、異なった波長分解能の複
数(2個以上)のグレーティングを有する分光器106
に入射し、各グレーティングから分光された光が放射さ
れ、各光は高速ゲートが可能なCCDカメラ107によ
り撮影される。
【0006】上記CCDカメラ107が出力する映像
は、コンピュータ108に転送され、コンピュータ10
8は各成分からの発光強度情報より、測定場110に存
在する固体粒子の成分を計測する。なお、CCDカメラ
107による撮影は、励起用パルスレーザ101の発振
と同期ラインにより同期させている。そして、コンピュ
ータ108にて処理された後、コンピュータ108のC
RT上には図8に示すようなプラズマスペクトルが表示
される。
は、コンピュータ108に転送され、コンピュータ10
8は各成分からの発光強度情報より、測定場110に存
在する固体粒子の成分を計測する。なお、CCDカメラ
107による撮影は、励起用パルスレーザ101の発振
と同期ラインにより同期させている。そして、コンピュ
ータ108にて処理された後、コンピュータ108のC
RT上には図8に示すようなプラズマスペクトルが表示
される。
【0007】これにより、測定場にある固体粒子の成分
をその場で計測することができるようになり、直ちに計
測結果を得ることができるようになったため、この計測
結果を用いてボイラやセメントプラント等を制御するこ
とが可能となる。
をその場で計測することができるようになり、直ちに計
測結果を得ることができるようになったため、この計測
結果を用いてボイラやセメントプラント等を制御するこ
とが可能となる。
【0008】(第2の従来の技術)近年、大気汚染や廃
棄物処理問題の深刻化により、環境モニタリング技術の
重要性が増してきている。例えばごみ処理場では、燃焼
炉での燃焼後の排ガスに含まれる有害ガスが周囲に及ぼ
す影響がある。このため、燃焼炉内における有害ガスを
直接測定し、リアルタイムにガス濃度等を検出して燃焼
制御を行なうことで、有害ガスの低減を図る必要があ
る。
棄物処理問題の深刻化により、環境モニタリング技術の
重要性が増してきている。例えばごみ処理場では、燃焼
炉での燃焼後の排ガスに含まれる有害ガスが周囲に及ぼ
す影響がある。このため、燃焼炉内における有害ガスを
直接測定し、リアルタイムにガス濃度等を検出して燃焼
制御を行なうことで、有害ガスの低減を図る必要があ
る。
【0009】このようなごみ焼却炉やボイラ等の低公害
化、すなわち低NOx化、低ダイオキシン化を図るに
は、燃焼炉における温度やCO、O2等の各種濃度を監
視し、燃焼空気比等の制御を行なう必要があり、低コス
トで小型なガス計測装置の必要性が生じている。
化、すなわち低NOx化、低ダイオキシン化を図るに
は、燃焼炉における温度やCO、O2等の各種濃度を監
視し、燃焼空気比等の制御を行なう必要があり、低コス
トで小型なガス計測装置の必要性が生じている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】(第1の課題)上述し
た如き従来の成分計測装置では、計測環境における振動
等により装置の光学系において光軸のずれ等が発生する
ため、長期計測の安定性、信頼性の面で問題がある。
た如き従来の成分計測装置では、計測環境における振動
等により装置の光学系において光軸のずれ等が発生する
ため、長期計測の安定性、信頼性の面で問題がある。
【0011】(第2の課題)従来のガス計測装置による
計測データのサンプリング法では、対象となる焼却炉や
ボイラの上方に分析計やセンサを設置して計測を行なっ
ており、計測に数分間を要し応答性が悪く、計測制御を
行なうことも困難である。
計測データのサンプリング法では、対象となる焼却炉や
ボイラの上方に分析計やセンサを設置して計測を行なっ
ており、計測に数分間を要し応答性が悪く、計測制御を
行なうことも困難である。
【0012】また、半導体レーザ吸収法を用いてガス計
測を行なう方法も考えられるが、この種の計測法では、
対象となる焼却炉やボイラにおける振動や、温度変化に
よる膨張、収縮、あるいは形状の経年変化等に起因し、
光学系において光軸のずれ等が発生するため、長期にお
ける安定性、信頼性の面で問題がある。
測を行なう方法も考えられるが、この種の計測法では、
対象となる焼却炉やボイラにおける振動や、温度変化に
よる膨張、収縮、あるいは形状の経年変化等に起因し、
光学系において光軸のずれ等が発生するため、長期にお
ける安定性、信頼性の面で問題がある。
【0013】本発明の目的は、長期に亘って安定性、信
頼性の高い計測を行なうことができる計測装置を提供す
ることにある。
頼性の高い計測を行なうことができる計測装置を提供す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の計測装置は以下の如く構成さ
れている。
達成するために、本発明の計測装置は以下の如く構成さ
れている。
【0015】(1)本発明の計測装置は、レーザ光を試
料に照射し、前記試料で発生したプラズマ光を分光器で
受光し分析することで前記試料の成分に係る計測を行な
う計測装置において、放射されたレーザ光を透過すると
ともに前記プラズマ光を反射する第1の光学部材と、こ
の第1の光学部材で反射されたプラズマ光を前記分光器
へ入射するとともに反射する第2の光学部材と、この第
2の光学部材で反射されたプラズマ光を入射し、前記プ
ラズマ光の焦点位置のずれを検出する検出手段と、この
検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記第1
の光学部材を駆動する駆動手段と、から構成されてい
る。
料に照射し、前記試料で発生したプラズマ光を分光器で
受光し分析することで前記試料の成分に係る計測を行な
う計測装置において、放射されたレーザ光を透過すると
ともに前記プラズマ光を反射する第1の光学部材と、こ
の第1の光学部材で反射されたプラズマ光を前記分光器
へ入射するとともに反射する第2の光学部材と、この第
2の光学部材で反射されたプラズマ光を入射し、前記プ
ラズマ光の焦点位置のずれを検出する検出手段と、この
検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記第1
の光学部材を駆動する駆動手段と、から構成されてい
る。
【0016】(2)本発明の計測装置は、レーザ光を試
料に照射し、前記試料で発生したプラズマ光を分光器で
受光し分析することで前記試料の成分に係る計測を行な
う計測装置において、放射された第1のレーザ光を反射
する第1の光学部材と、この第1の光学部材で反射され
た第1のレーザ光及び放射された第2のレーザ光を透過
するとともに反射する第2の光学部材と、この第2の光
学部材を透過した第1及び第2のレーザ光を透過すると
ともに前記プラズマ光を反射する第3の光学部材と、前
記第2の光学部材で反射された第1及び第2のレーザ光
を入射し、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光の
焦点位置のずれを検出する第1の検出手段と、この第1
の検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記第
1の光学部材を駆動する第1の駆動手段と、前記第3の
光学部材で反射されたプラズマ光を前記分光器へ入射す
るとともに反射する第4の光学部材と、この第4の光学
部材で反射されたプラズマ光を入射し、前記プラズマ光
の焦点位置のずれを検出する第2の検出手段と、この第
2の検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記
第3の光学部材を駆動する第2の駆動手段と、から構成
されている。
料に照射し、前記試料で発生したプラズマ光を分光器で
受光し分析することで前記試料の成分に係る計測を行な
う計測装置において、放射された第1のレーザ光を反射
する第1の光学部材と、この第1の光学部材で反射され
た第1のレーザ光及び放射された第2のレーザ光を透過
するとともに反射する第2の光学部材と、この第2の光
学部材を透過した第1及び第2のレーザ光を透過すると
ともに前記プラズマ光を反射する第3の光学部材と、前
記第2の光学部材で反射された第1及び第2のレーザ光
を入射し、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光の
焦点位置のずれを検出する第1の検出手段と、この第1
の検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記第
1の光学部材を駆動する第1の駆動手段と、前記第3の
光学部材で反射されたプラズマ光を前記分光器へ入射す
るとともに反射する第4の光学部材と、この第4の光学
部材で反射されたプラズマ光を入射し、前記プラズマ光
の焦点位置のずれを検出する第2の検出手段と、この第
2の検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記
第3の光学部材を駆動する第2の駆動手段と、から構成
されている。
【0017】(3)本発明の計測装置は上記(1)また
は(2)に記載の装置であり、かつ前記各駆動手段をそ
れぞれ制御する一つまたは二つの制御手段を備えた。
は(2)に記載の装置であり、かつ前記各駆動手段をそ
れぞれ制御する一つまたは二つの制御手段を備えた。
【0018】(4)本発明の計測装置は、計測用レーザ
光を計測対象のガス中に照射し前記ガスに前記計測用レ
ーザ光を吸収させた後、前記計測用レーザ光を受光し分
析することで前記ガスに係る計測を行なう計測装置にお
いて、前記計測用レーザ光の光軸のずれを補正するため
のパルス波からなり前記計測用レーザ光と同軸をなすよ
う照射され前記ガス中を通過した光軸ロック用レーザ光
を受光し、前記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を
行なう受光手段と、この受光手段における前記光軸ロッ
ク用レーザ光の焦点位置のずれに基づいて前記計測用レ
ーザ光の照射角度を補正する補正手段と、から構成され
ている。
光を計測対象のガス中に照射し前記ガスに前記計測用レ
ーザ光を吸収させた後、前記計測用レーザ光を受光し分
析することで前記ガスに係る計測を行なう計測装置にお
いて、前記計測用レーザ光の光軸のずれを補正するため
のパルス波からなり前記計測用レーザ光と同軸をなすよ
う照射され前記ガス中を通過した光軸ロック用レーザ光
を受光し、前記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を
行なう受光手段と、この受光手段における前記光軸ロッ
ク用レーザ光の焦点位置のずれに基づいて前記計測用レ
ーザ光の照射角度を補正する補正手段と、から構成され
ている。
【0019】(5)本発明の計測装置は、計測用レーザ
光を計測対象のガス中に照射し前記ガスに前記計測用レ
ーザ光を吸収させた後、前記計測用レーザ光を受光し分
析することで前記ガスに係る計測を行なう計測装置にお
いて、前記計測用レーザ光の光軸のずれを補正するため
のパルス波からなり前記計測用レーザ光と同軸をなすよ
う照射され前記ガス中を通過した光軸ロック用レーザ光
を受光し、前記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を
行なう第1の受光手段と、前記ガス中を通過した前記光
軸ロック用レーザ光と前記計測用レーザ光を前記ガス中
に反射する反射手段と、この反射手段で反射され前記ガ
ス中を通過した前記光軸ロック用レーザ光を受光し、前
記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を行なう第2の
受光手段と、前記第1の受光手段における前記光軸ロッ
ク用レーザ光の焦点位置のずれに基づいて前記計測用レ
ーザ光の照射角度を補正する第1の補正手段と、前記第
2の受光手段における前記光軸ロック用レーザ光の焦点
位置のずれに基づいて前記計測用レーザ光の反射角度を
補正する第2の補正手段と、から構成されている。
光を計測対象のガス中に照射し前記ガスに前記計測用レ
ーザ光を吸収させた後、前記計測用レーザ光を受光し分
析することで前記ガスに係る計測を行なう計測装置にお
いて、前記計測用レーザ光の光軸のずれを補正するため
のパルス波からなり前記計測用レーザ光と同軸をなすよ
う照射され前記ガス中を通過した光軸ロック用レーザ光
を受光し、前記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を
行なう第1の受光手段と、前記ガス中を通過した前記光
軸ロック用レーザ光と前記計測用レーザ光を前記ガス中
に反射する反射手段と、この反射手段で反射され前記ガ
ス中を通過した前記光軸ロック用レーザ光を受光し、前
記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を行なう第2の
受光手段と、前記第1の受光手段における前記光軸ロッ
ク用レーザ光の焦点位置のずれに基づいて前記計測用レ
ーザ光の照射角度を補正する第1の補正手段と、前記第
2の受光手段における前記光軸ロック用レーザ光の焦点
位置のずれに基づいて前記計測用レーザ光の反射角度を
補正する第2の補正手段と、から構成されている。
【0020】(6)本発明の計測装置は上記(4)また
は(5)に記載の装置であり、かつ前記計測用レーザ光
が入射される第1の光ファイバと、前記光軸ロック用レ
ーザ光が入射される第2の光ファイバと、前記第1の光
ファイバと前記第2の光ファイバを結合し、前記計測用
レーザ光と前記光軸ロック用レーザ光を重ね合わせる光
学結合素子と、この光学結合素子で重ね合わされた前記
計測用レーザ光と前記光軸ロック用レーザ光を前記ガス
中に照射するための第3の光ファイバと、から構成され
ている。
は(5)に記載の装置であり、かつ前記計測用レーザ光
が入射される第1の光ファイバと、前記光軸ロック用レ
ーザ光が入射される第2の光ファイバと、前記第1の光
ファイバと前記第2の光ファイバを結合し、前記計測用
レーザ光と前記光軸ロック用レーザ光を重ね合わせる光
学結合素子と、この光学結合素子で重ね合わされた前記
計測用レーザ光と前記光軸ロック用レーザ光を前記ガス
中に照射するための第3の光ファイバと、から構成され
ている。
【0021】(7)本発明の計測装置は上記(4)乃至
(6)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記光軸ロ
ック用レーザ光の最大振幅から前記計測用レーザ光の振
幅を減算し、その差分が突出した場合に前記光軸ロック
用レーザ光のパルスが前記受光手段に入射されたと判定
する手段を備えた。
(6)のいずれかに記載の装置であり、かつ前記光軸ロ
ック用レーザ光の最大振幅から前記計測用レーザ光の振
幅を減算し、その差分が突出した場合に前記光軸ロック
用レーザ光のパルスが前記受光手段に入射されたと判定
する手段を備えた。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態に係る成分計測装置の構成を示
す図である。図1に示す装置は、上述したLIBS法に
よる光学系を構成し各種成分の分析を行なう。
発明の第1の実施の形態に係る成分計測装置の構成を示
す図である。図1に示す装置は、上述したLIBS法に
よる光学系を構成し各種成分の分析を行なう。
【0023】図1では、レーザ光を放射するYAGレー
ザ1の光軸上にビームスプリッター2、及びミラー3が
設けられており、ミラー3により反射されるレーザ光の
光軸上にレンズ4とミラー5が設けられている。ミラー
5はレーザ光を透過し、そのレーザ光は実機取付ダクト
6内に通ずる。ミラー5は、実機取付ダクト6下方の測
定場7における試料8となる各種成分からのプラズマ光
を反射する。
ザ1の光軸上にビームスプリッター2、及びミラー3が
設けられており、ミラー3により反射されるレーザ光の
光軸上にレンズ4とミラー5が設けられている。ミラー
5はレーザ光を透過し、そのレーザ光は実機取付ダクト
6内に通ずる。ミラー5は、実機取付ダクト6下方の測
定場7における試料8となる各種成分からのプラズマ光
を反射する。
【0024】また、ミラー5に対して前記光軸と直交す
る方向に、レンズ9、ビームスプリッター10、及び分
光器11が設けられている。分光器11にはCCDカメ
ラ12が接続されている。分光器11は、異なった波長
分解能を有する複数のグレーティング(回析格子)を有
する。CCDカメラ12は高速ゲートが可能であり、C
CDカメラ12にはコンピュータ13が接続されてい
る。
る方向に、レンズ9、ビームスプリッター10、及び分
光器11が設けられている。分光器11にはCCDカメ
ラ12が接続されている。分光器11は、異なった波長
分解能を有する複数のグレーティング(回析格子)を有
する。CCDカメラ12は高速ゲートが可能であり、C
CDカメラ12にはコンピュータ13が接続されてい
る。
【0025】YAGレーザ1から放射されたレーザ光は
ビームスプリッター2を介してミラー3にて反射され、
レンズ4によりミラー5を透過した後、実機取付ダクト
6内を通り、試料8上に集光される。また、YAGレー
ザ1から放射されたレーザ光はビームスプリッター2に
て反射され、パワーメーター14に入射される。
ビームスプリッター2を介してミラー3にて反射され、
レンズ4によりミラー5を透過した後、実機取付ダクト
6内を通り、試料8上に集光される。また、YAGレー
ザ1から放射されたレーザ光はビームスプリッター2に
て反射され、パワーメーター14に入射される。
【0026】試料8は、レンズ4により集光されたレー
ザ光を受光してプラズマ光を発生する。試料8から発生
したプラズマ光は、ミラー5により反射された後、レン
ズ9によりビームスプリッター10を介して分光器11
へ入射されるとともに、ビームスプリッター10にて反
射され、位置検出装置15に入射される。
ザ光を受光してプラズマ光を発生する。試料8から発生
したプラズマ光は、ミラー5により反射された後、レン
ズ9によりビームスプリッター10を介して分光器11
へ入射されるとともに、ビームスプリッター10にて反
射され、位置検出装置15に入射される。
【0027】分光器11は、入射したプラズマ光を最適
な波長分解能を有するグレーティングで分光し、分光し
た各光をCCDカメラ12へ出射する。CCDカメラ1
2は入射した各光を波長毎に光電変換し、各波長毎の信
号強度をコンピュータ13へ転送する。コンピュータ1
3は、入力した各波長毎の信号強度より各成分に係る計
測を行なう。
な波長分解能を有するグレーティングで分光し、分光し
た各光をCCDカメラ12へ出射する。CCDカメラ1
2は入射した各光を波長毎に光電変換し、各波長毎の信
号強度をコンピュータ13へ転送する。コンピュータ1
3は、入力した各波長毎の信号強度より各成分に係る計
測を行なう。
【0028】位置検出装置15は、プラズマ光の焦点位
置を検出する二次元センサ(PSD:Position
Sensitive Detector)である。当
該装置にて長期間で計測が行なわれる際、振動等により
光学系においてレーザ光あるいはプラズマ光の光軸にず
れが生じることがある。この場合、分光器11の受光面
と位置検出装置15の受光面において、プラズマ光の焦
点位置が各受光面の中心から2次元方向でずれる。位置
検出装置15は、このプラズマ光の焦点位置の受光面中
心からの2次元方向でのずれ量を検出し、そのずれ量を
示す信号をミラー5の図示しない制御部へ送信する。
置を検出する二次元センサ(PSD:Position
Sensitive Detector)である。当
該装置にて長期間で計測が行なわれる際、振動等により
光学系においてレーザ光あるいはプラズマ光の光軸にず
れが生じることがある。この場合、分光器11の受光面
と位置検出装置15の受光面において、プラズマ光の焦
点位置が各受光面の中心から2次元方向でずれる。位置
検出装置15は、このプラズマ光の焦点位置の受光面中
心からの2次元方向でのずれ量を検出し、そのずれ量を
示す信号をミラー5の図示しない制御部へ送信する。
【0029】前記制御部は位置検出装置15から受信し
た信号に基づき、ミラー5の図示しない駆動機構を制御
してミラー5の角度を変えることでプラズマ光の反射方
向を変え、前記ずれ量を補正する。これにより、位置検
出装置15の受光面中心からのプラズマ光の焦点位置の
ずれが矯正され、プラズマ光の焦点位置が受光面中心と
一致する。同様に、分光器11の受光面中心からのプラ
ズマ光の焦点位置のずれが矯正され、プラズマ光の焦点
位置が受光面中心と一致するため、プラズマ光が最適な
状態で分光器11に入射されることになる。
た信号に基づき、ミラー5の図示しない駆動機構を制御
してミラー5の角度を変えることでプラズマ光の反射方
向を変え、前記ずれ量を補正する。これにより、位置検
出装置15の受光面中心からのプラズマ光の焦点位置の
ずれが矯正され、プラズマ光の焦点位置が受光面中心と
一致する。同様に、分光器11の受光面中心からのプラ
ズマ光の焦点位置のずれが矯正され、プラズマ光の焦点
位置が受光面中心と一致するため、プラズマ光が最適な
状態で分光器11に入射されることになる。
【0030】(第2の実施の形態)図2は、本発明の第
2の実施の形態に係る成分計測装置の構成を示す図であ
る。図2において図1と同一な部分には同一符号を付し
てある。図2に示す装置は、上述したLIBS法による
光学系を構成し各種成分の分析を行なう。
2の実施の形態に係る成分計測装置の構成を示す図であ
る。図2において図1と同一な部分には同一符号を付し
てある。図2に示す装置は、上述したLIBS法による
光学系を構成し各種成分の分析を行なう。
【0031】図2では、レーザ光を放射するYAGレー
ザ21と波長可変レーザであるOPO(Optical
Parametric Oscilater)レーザ
22が、各光軸が一致するよう一体化されており、YA
Gレーザ21とOPOレーザ22の光軸上にビームスプ
リッター23、及びミラー24が設けられている。ミラ
ー24により反射される第1のレーザ光の光軸上にミラ
ー3、レンズ4、ビームスプリッター25、及びミラー
5が設けられている。ミラー5は第1のレーザ光を透過
し、その第1のレーザ光は実機取付ダクト6内に通ず
る。ミラー5は、実機取付ダクト6下方の測定場7にお
ける試料8となる各種成分からのプラズマ光を反射す
る。
ザ21と波長可変レーザであるOPO(Optical
Parametric Oscilater)レーザ
22が、各光軸が一致するよう一体化されており、YA
Gレーザ21とOPOレーザ22の光軸上にビームスプ
リッター23、及びミラー24が設けられている。ミラ
ー24により反射される第1のレーザ光の光軸上にミラ
ー3、レンズ4、ビームスプリッター25、及びミラー
5が設けられている。ミラー5は第1のレーザ光を透過
し、その第1のレーザ光は実機取付ダクト6内に通ず
る。ミラー5は、実機取付ダクト6下方の測定場7にお
ける試料8となる各種成分からのプラズマ光を反射す
る。
【0032】また、YAGレーザ1の光軸上にビームス
プリッター2及びミラー3が設けられており、YAGレ
ーザ1から放射されミラー3により反射される第2のレ
ーザ光の光軸は、ミラー24で反射された第1のレーザ
光の光軸と一致する。さらに、ミラー5に対して前記光
軸と直交する方向に、レンズ9、ビームスプリッター1
0、及び分光器11が設けられている。分光器11には
CCDカメラ12が接続されており、CCDカメラ12
にはコンピュータ13が接続されている。
プリッター2及びミラー3が設けられており、YAGレ
ーザ1から放射されミラー3により反射される第2のレ
ーザ光の光軸は、ミラー24で反射された第1のレーザ
光の光軸と一致する。さらに、ミラー5に対して前記光
軸と直交する方向に、レンズ9、ビームスプリッター1
0、及び分光器11が設けられている。分光器11には
CCDカメラ12が接続されており、CCDカメラ12
にはコンピュータ13が接続されている。
【0033】YAGレーザ21から放射されOPOレー
ザ22にて波長が変えられた励起用の第1のレーザ光
は、ビームスプリッター23を介してミラー24にて反
射され、ミラー3を透過し、レンズ4によりビームスプ
リッター25及びミラー5を透過した後、実機取付ダク
ト6内を通り、試料8上に集光される。また前記第1の
レーザ光はビームスプリッター23にて反射され、パワ
ーメーター26に入射される。さらに、ミラー24で反
射された第1のレーザ光は、ビームスプリッター25で
反射され、位置検出装置27に入射する。
ザ22にて波長が変えられた励起用の第1のレーザ光
は、ビームスプリッター23を介してミラー24にて反
射され、ミラー3を透過し、レンズ4によりビームスプ
リッター25及びミラー5を透過した後、実機取付ダク
ト6内を通り、試料8上に集光される。また前記第1の
レーザ光はビームスプリッター23にて反射され、パワ
ーメーター26に入射される。さらに、ミラー24で反
射された第1のレーザ光は、ビームスプリッター25で
反射され、位置検出装置27に入射する。
【0034】一方、YAGレーザ1から放射された第2
のレーザ光(第1のレーザ光と波長が異なる)は、ビー
ムスプリッター2を介してミラー3にて反射され、第1
のレーザ光と同軸をなしてレンズ4によりビームスプリ
ッター25及びミラー5を透過した後、実機取付ダクト
6内を通り、試料8上に集光される。また、YAGレー
ザ1から放射されたレーザ光はビームスプリッター2に
て反射され、パワーメーター14に入射される。さら
に、ミラー3で反射された第2のレーザ光は、ビームス
プリッター25で反射され、位置検出装置27に入射す
る。
のレーザ光(第1のレーザ光と波長が異なる)は、ビー
ムスプリッター2を介してミラー3にて反射され、第1
のレーザ光と同軸をなしてレンズ4によりビームスプリ
ッター25及びミラー5を透過した後、実機取付ダクト
6内を通り、試料8上に集光される。また、YAGレー
ザ1から放射されたレーザ光はビームスプリッター2に
て反射され、パワーメーター14に入射される。さら
に、ミラー3で反射された第2のレーザ光は、ビームス
プリッター25で反射され、位置検出装置27に入射す
る。
【0035】試料8は、レンズ4により集光された第1
のレーザ光を受光して蛍光を発生するとともに、第2の
レーザ光を受光してプラズマ光を発生する。試料8から
発生した蛍光とプラズマ光は、ミラー5により反射され
た後、レンズ9によりビームスプリッター10を介して
分光器11へ入射されるとともに、ビームスプリッター
10にて反射され、位置検出装置13に入射される。
のレーザ光を受光して蛍光を発生するとともに、第2の
レーザ光を受光してプラズマ光を発生する。試料8から
発生した蛍光とプラズマ光は、ミラー5により反射され
た後、レンズ9によりビームスプリッター10を介して
分光器11へ入射されるとともに、ビームスプリッター
10にて反射され、位置検出装置13に入射される。
【0036】分光器11は入射した蛍光とプラズマ光
を、それぞれ最適な波長分解能を有するグレーティング
で分光し、分光した各光をCCDカメラ12に入射す
る。CCDカメラ12は入射した各光を波長毎に光電変
換し、各波長毎の信号強度をコンピュータ13へ転送す
る。コンピュータ13は、入力した各波長毎の信号強度
より各成分に係る計測を行なう。
を、それぞれ最適な波長分解能を有するグレーティング
で分光し、分光した各光をCCDカメラ12に入射す
る。CCDカメラ12は入射した各光を波長毎に光電変
換し、各波長毎の信号強度をコンピュータ13へ転送す
る。コンピュータ13は、入力した各波長毎の信号強度
より各成分に係る計測を行なう。
【0037】位置検出装置27,15は、それぞれレー
ザ光、プラズマ光の焦点位置を検出する二次元センサ
(PSD)である。当該装置にて長期間で計測が行なわ
れる際、振動等により光学系において第1のレーザ光と
第2のレーザ光の光軸にずれが生じることがある。この
場合、位置検出装置27の受光面において、第1のレー
ザ光と第2のレーザ光の焦点位置が一致せず、2次元方
向でずれる。位置検出装置27は第1のレーザ光と第2
のレーザ光の焦点位置の2次元方向でのずれ量を検出
し、そのずれ量を示す信号をミラー24の図示しない制
御部へ送信する。
ザ光、プラズマ光の焦点位置を検出する二次元センサ
(PSD)である。当該装置にて長期間で計測が行なわ
れる際、振動等により光学系において第1のレーザ光と
第2のレーザ光の光軸にずれが生じることがある。この
場合、位置検出装置27の受光面において、第1のレー
ザ光と第2のレーザ光の焦点位置が一致せず、2次元方
向でずれる。位置検出装置27は第1のレーザ光と第2
のレーザ光の焦点位置の2次元方向でのずれ量を検出
し、そのずれ量を示す信号をミラー24の図示しない制
御部へ送信する。
【0038】前記制御部は位置検出装置27から受信し
た信号に基づき、ミラー24の図示しない駆動機構を制
御してミラー24の角度を変えることで第1のレーザ光
の反射方向を変え、前記ずれ量を補正する。これによ
り、位置検出装置27の受光面における第1のレーザ光
と第2のレーザ光の焦点位置のずれが矯正され、各焦点
位置が一致する。これにより、第1のレーザ光(OPO
レーザ光)と第2のレーザ光(YAGレーザ光)の光軸
のずれが矯正され、各光軸が一致する。
た信号に基づき、ミラー24の図示しない駆動機構を制
御してミラー24の角度を変えることで第1のレーザ光
の反射方向を変え、前記ずれ量を補正する。これによ
り、位置検出装置27の受光面における第1のレーザ光
と第2のレーザ光の焦点位置のずれが矯正され、各焦点
位置が一致する。これにより、第1のレーザ光(OPO
レーザ光)と第2のレーザ光(YAGレーザ光)の光軸
のずれが矯正され、各光軸が一致する。
【0039】また、当該装置にて長期間で計測が行なわ
れる際、振動等により光学系において各レーザ光あるい
はプラズマ光の光軸にずれが生じることがある。この場
合、分光器11の受光面と位置検出装置15の受光面に
おいて、プラズマ光の焦点位置が各受光面の中心から2
次元方向でずれる。位置検出装置15は、このプラズマ
光の焦点位置の受光面中心からの2次元方向でのずれ量
を検出し、そのずれ量を示す信号をミラー5の図示しな
い制御部へ送信する。
れる際、振動等により光学系において各レーザ光あるい
はプラズマ光の光軸にずれが生じることがある。この場
合、分光器11の受光面と位置検出装置15の受光面に
おいて、プラズマ光の焦点位置が各受光面の中心から2
次元方向でずれる。位置検出装置15は、このプラズマ
光の焦点位置の受光面中心からの2次元方向でのずれ量
を検出し、そのずれ量を示す信号をミラー5の図示しな
い制御部へ送信する。
【0040】前記制御部は位置検出装置15から受信し
た信号に基づき、ミラー5の図示しない駆動機構を制御
してミラー5の角度を変えることでプラズマ光の反射方
向を変え、前記ずれ量を補正する。これにより、位置検
出装置15の受光面中心からのプラズマ光の焦点位置の
ずれが矯正され、プラズマ光の焦点位置が受光面中心と
一致する。同様に、分光器11の受光面中心からのプラ
ズマ光の焦点位置のずれが矯正され、プラズマ光の焦点
位置が受光面中心と一致するため、プラズマ光が最適な
状態で分光器11に入射されることになる。
た信号に基づき、ミラー5の図示しない駆動機構を制御
してミラー5の角度を変えることでプラズマ光の反射方
向を変え、前記ずれ量を補正する。これにより、位置検
出装置15の受光面中心からのプラズマ光の焦点位置の
ずれが矯正され、プラズマ光の焦点位置が受光面中心と
一致する。同様に、分光器11の受光面中心からのプラ
ズマ光の焦点位置のずれが矯正され、プラズマ光の焦点
位置が受光面中心と一致するため、プラズマ光が最適な
状態で分光器11に入射されることになる。
【0041】(第3の実施の形態)図3は、本発明の第
3の実施の形態に係るガス計測装置の構成を示す図であ
る。図3に示す装置は、半導体レーザ吸収法を用いた装
置であり、燃焼炉a内におけるCO、O2等の各種ガス
濃度を計測する。
3の実施の形態に係るガス計測装置の構成を示す図であ
る。図3に示す装置は、半導体レーザ吸収法を用いた装
置であり、燃焼炉a内におけるCO、O2等の各種ガス
濃度を計測する。
【0042】燃焼炉aの両側面には計測窓a1,a2が
対向するよう設けられている。燃焼炉aの一側方にはレ
ーザ発振部31が設置されており、このレーザ発振部3
1には、波長630nmまたは670nmのレーザパル
スを出力する光軸ロック用ダイオードレーザ311、ミ
ラー312、及びハーフミラー313が備えられてい
る。
対向するよう設けられている。燃焼炉aの一側方にはレ
ーザ発振部31が設置されており、このレーザ発振部3
1には、波長630nmまたは670nmのレーザパル
スを出力する光軸ロック用ダイオードレーザ311、ミ
ラー312、及びハーフミラー313が備えられてい
る。
【0043】ミラー312は、レーザ発振部31外部の
レーザヘッド32から出力された計測用レーザ光l1
を、計測窓a1,a2の方向へ反射する。ハーフミラー
313は、ミラー312で反射された計測用レーザ光l
1を透過するとともに、光軸ロック用ダイオードレーザ
311から出力された光軸ロック用レーザ光l2を計測
窓a1,a2の方向へ反射する。また、レーザ発振部3
1の図示しない駆動部にはコンピュータ33が接続され
ている。
レーザヘッド32から出力された計測用レーザ光l1
を、計測窓a1,a2の方向へ反射する。ハーフミラー
313は、ミラー312で反射された計測用レーザ光l
1を透過するとともに、光軸ロック用ダイオードレーザ
311から出力された光軸ロック用レーザ光l2を計測
窓a1,a2の方向へ反射する。また、レーザ発振部3
1の図示しない駆動部にはコンピュータ33が接続され
ている。
【0044】燃焼炉aの他側方には、ダイクロイックミ
ラー(フィルター)34、焦点位置検出器(2次元PS
D)35、及び検出器36が設置されている。ダイクロ
イックミラー34は、計測窓a1,a2を透過した計測
用レーザ光l1を検出器36側へ反射するとともに、光
軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検出器35側に透過
する。また、焦点位置検出器35と検出器36には、コ
ンピュータ33が接続されている。
ラー(フィルター)34、焦点位置検出器(2次元PS
D)35、及び検出器36が設置されている。ダイクロ
イックミラー34は、計測窓a1,a2を透過した計測
用レーザ光l1を検出器36側へ反射するとともに、光
軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検出器35側に透過
する。また、焦点位置検出器35と検出器36には、コ
ンピュータ33が接続されている。
【0045】以下、上述したように構成されたガス計測
装置の動作を説明する。レーザヘッド32から出力され
た計測用レーザ光l1は、レーザ発振部31内のミラー
312で反射され、ハーフミラー313を介して計測窓
a1から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射した
計測用レーザ光l1は、測定場を通り計測窓a2から焼
却炉a外へ出射する。焼却炉a外へ出射した計測用レー
ザ光l1は、ダイクロイックミラー34で反射され、検
出器36内に入射する。
装置の動作を説明する。レーザヘッド32から出力され
た計測用レーザ光l1は、レーザ発振部31内のミラー
312で反射され、ハーフミラー313を介して計測窓
a1から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射した
計測用レーザ光l1は、測定場を通り計測窓a2から焼
却炉a外へ出射する。焼却炉a外へ出射した計測用レー
ザ光l1は、ダイクロイックミラー34で反射され、検
出器36内に入射する。
【0046】一方、光軸ロック用ダイオードレーザ12
から出力された光軸ロック用レーザ光l2は、ハーフミ
ラー313で反射され、計測用レーザ光l1と同軸をな
して(図では便宜上、計測用レーザ光l1と光軸ロック
用ダイオードレーザ12をずらして図示している)計測
窓a1から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射し
た光軸ロック用レーザ光l2は、測定場を通り計測窓a
2から焼却炉a外へ出射する。焼却炉a外へ出射した光
軸ロック用レーザ光l2は、ダイクロイックミラー34
を透過して焦点位置検出器35に入射する。
から出力された光軸ロック用レーザ光l2は、ハーフミ
ラー313で反射され、計測用レーザ光l1と同軸をな
して(図では便宜上、計測用レーザ光l1と光軸ロック
用ダイオードレーザ12をずらして図示している)計測
窓a1から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射し
た光軸ロック用レーザ光l2は、測定場を通り計測窓a
2から焼却炉a外へ出射する。焼却炉a外へ出射した光
軸ロック用レーザ光l2は、ダイクロイックミラー34
を透過して焦点位置検出器35に入射する。
【0047】このように、レーザヘッド32から計測用
レーザ光l1を測定場に出射するとともに、光軸ロック
用ダイオードレーザ311から計測用レーザ光l1と同
軸をなし計測用レーザ光l1の波長と異なる波長を有す
るパルスを発振させた光軸ロック用レーザ光l2を測定
場に出射する。そして、ダイクロイックミラー34によ
り光軸ロック用レーザ光l2のみを焦点位置検出器35
に入射させ、焦点位置検出器35の受光面における光軸
ロック用レーザ光l2の焦点位置情報がコンピュータ3
3に入力される。
レーザ光l1を測定場に出射するとともに、光軸ロック
用ダイオードレーザ311から計測用レーザ光l1と同
軸をなし計測用レーザ光l1の波長と異なる波長を有す
るパルスを発振させた光軸ロック用レーザ光l2を測定
場に出射する。そして、ダイクロイックミラー34によ
り光軸ロック用レーザ光l2のみを焦点位置検出器35
に入射させ、焦点位置検出器35の受光面における光軸
ロック用レーザ光l2の焦点位置情報がコンピュータ3
3に入力される。
【0048】コンピュータ33は、入力した焦点位置情
報の示す光軸ロック用レーザ光l2の焦点位置と上記受
光面の中心とのずれ量を基に、レーザ発振部31の図示
しない駆動部を制御する。これにより、前記駆動部はレ
ーザ発振部31全体を縦方向(図3では上下方向)及び
横方向(図3では前後方向)に駆動し、計測用レーザ光
l1及び光軸ロック用レーザ光l2の照射角度を自動調
整する。
報の示す光軸ロック用レーザ光l2の焦点位置と上記受
光面の中心とのずれ量を基に、レーザ発振部31の図示
しない駆動部を制御する。これにより、前記駆動部はレ
ーザ発振部31全体を縦方向(図3では上下方向)及び
横方向(図3では前後方向)に駆動し、計測用レーザ光
l1及び光軸ロック用レーザ光l2の照射角度を自動調
整する。
【0049】すなわち、長期間で計測が行なわれる際
に、焼却炉aにおける振動や、膨張、収縮、あるいは形
状の経年変化等に起因し、光学系において計測用レーザ
光l1及び光軸ロック用レーザ光l2の光軸のずれ等が
発生した場合に、焦点位置検出器35で検出された上記
受光面における光軸ロック用レーザ光l2の焦点位置が
上記受光面の中心から2次元方向でずれる。
に、焼却炉aにおける振動や、膨張、収縮、あるいは形
状の経年変化等に起因し、光学系において計測用レーザ
光l1及び光軸ロック用レーザ光l2の光軸のずれ等が
発生した場合に、焦点位置検出器35で検出された上記
受光面における光軸ロック用レーザ光l2の焦点位置が
上記受光面の中心から2次元方向でずれる。
【0050】このずれ量をコンピュータ33が算出し、
上記駆動部に出力する。上記駆動部は、入力したずれ量
分、そのずれが生じた方向に対して逆の方向へレーザ発
振部31全体を縦方向及び横方向に動かす。これによ
り、光学系における光軸のずれが随時補正され、長期に
亘って安定性、信頼性の高い計測を行なうことができ
る。
上記駆動部に出力する。上記駆動部は、入力したずれ量
分、そのずれが生じた方向に対して逆の方向へレーザ発
振部31全体を縦方向及び横方向に動かす。これによ
り、光学系における光軸のずれが随時補正され、長期に
亘って安定性、信頼性の高い計測を行なうことができ
る。
【0051】また、図3においてダイクロイックミラー
34を用いない場合は、代わりに図示しない光路分割用
の光学素子を設け、計測用レーザ光l1及び光軸ロック
用レーザ光l2が焦点位置検出器35と検出器36の双
方に入射されるようにする。この場合、焦点位置検出器
35では図示しない演算器により、入射した光軸ロック
用レーザ光l2の最大振幅から計測用レーザ光l1の振
幅を減算し、その差分が突出した場合に光軸ロック用レ
ーザ光l2のパルスが焦点位置検出器35に入射された
と判定され、コンピュータ33により上述した照射角度
の自動調整が行なわれる。
34を用いない場合は、代わりに図示しない光路分割用
の光学素子を設け、計測用レーザ光l1及び光軸ロック
用レーザ光l2が焦点位置検出器35と検出器36の双
方に入射されるようにする。この場合、焦点位置検出器
35では図示しない演算器により、入射した光軸ロック
用レーザ光l2の最大振幅から計測用レーザ光l1の振
幅を減算し、その差分が突出した場合に光軸ロック用レ
ーザ光l2のパルスが焦点位置検出器35に入射された
と判定され、コンピュータ33により上述した照射角度
の自動調整が行なわれる。
【0052】一方検出器36では、図示しない演算器に
より、入射した光軸ロック用レーザ光l2の最大振幅か
ら計測用レーザ光l1の振幅を減算し、その差分が突出
していない場合に後述するような測定を行なう。
より、入射した光軸ロック用レーザ光l2の最大振幅か
ら計測用レーザ光l1の振幅を減算し、その差分が突出
していない場合に後述するような測定を行なう。
【0053】図4は、光軸ロック用レーザ光l2のパル
スと光吸収量測定との関係を示す図である。図4に示す
ように、光軸ロック用レーザ光l2のパルス幅(パルス
が発生している時間)は1msであり、パルス間(パル
スが発生していない時間)は1sである。
スと光吸収量測定との関係を示す図である。図4に示す
ように、光軸ロック用レーザ光l2のパルス幅(パルス
が発生している時間)は1msであり、パルス間(パル
スが発生していない時間)は1sである。
【0054】上述したように、光軸ロック用レーザ光l
2と計測用レーザ光l1は同軸上にあり、光軸ロック用
レーザ光l2のパルスが発生していない時に焼却炉a内
の測定場におけるガスの分子により吸収された計測用レ
ーザ光l1の量が、検出器36で測定される。そして、
光軸ロック用レーザ光l2のパルスが発生している時に
は、検出器36による計測用レーザ光l1の吸収量の測
定は行なわれない。
2と計測用レーザ光l1は同軸上にあり、光軸ロック用
レーザ光l2のパルスが発生していない時に焼却炉a内
の測定場におけるガスの分子により吸収された計測用レ
ーザ光l1の量が、検出器36で測定される。そして、
光軸ロック用レーザ光l2のパルスが発生している時に
は、検出器36による計測用レーザ光l1の吸収量の測
定は行なわれない。
【0055】コンピュータ33は、検出器36で検出さ
れたCO、O2等による計測用レーザ光l1の吸収量を
スペクトル波形により分析し、その波形からCO、O2
等の各種ガス濃度を計測する。このように、光軸ロック
用レーザ光l2は、CO、O2等の各種ガス濃度の計測
に影響を及ぼさないので、ガスによる微小な光吸収量の
測定を行なうことが可能になる。
れたCO、O2等による計測用レーザ光l1の吸収量を
スペクトル波形により分析し、その波形からCO、O2
等の各種ガス濃度を計測する。このように、光軸ロック
用レーザ光l2は、CO、O2等の各種ガス濃度の計測
に影響を及ぼさないので、ガスによる微小な光吸収量の
測定を行なうことが可能になる。
【0056】(第4の実施の形態)図5は、本発明の第
4の実施の形態に係るガス計測装置の構成を示す図であ
る。図5に示す装置は、半導体レーザ吸収法を用いた装
置であり、燃焼炉a内におけるCO、O2等の各種ガス
濃度を計測する。図5において図3と同一な部分には同
一符号を付してある。
4の実施の形態に係るガス計測装置の構成を示す図であ
る。図5に示す装置は、半導体レーザ吸収法を用いた装
置であり、燃焼炉a内におけるCO、O2等の各種ガス
濃度を計測する。図5において図3と同一な部分には同
一符号を付してある。
【0057】燃焼炉aの一側面には計測窓a1が設けら
れている。燃焼炉aの一側方にはレーザ発振部31が設
置されており、このレーザ発振部31には、波長630
nmまたは670nmのレーザパルスを出力する光軸ロ
ック用ダイオードレーザ311、ミラー312、及びハ
ーフミラー313が備えられている。ミラー312は、
レーザ発振部31外部のレーザヘッド32から出力され
ミラー301を透過した計測用レーザ光l1を、計測窓
a1の方向へ反射する。
れている。燃焼炉aの一側方にはレーザ発振部31が設
置されており、このレーザ発振部31には、波長630
nmまたは670nmのレーザパルスを出力する光軸ロ
ック用ダイオードレーザ311、ミラー312、及びハ
ーフミラー313が備えられている。ミラー312は、
レーザ発振部31外部のレーザヘッド32から出力され
ミラー301を透過した計測用レーザ光l1を、計測窓
a1の方向へ反射する。
【0058】ハーフミラー313は、ミラー312で反
射された計測用レーザ光l1を透過するとともに、光軸
ロック用ダイオードレーザ311から出力された光軸ロ
ック用レーザ光l2を計測窓a1の方向へ反射する。ま
た、レーザ発振部31にはコンピュータ33が接続され
ている。なお、レーザヘッド32から出力された計測用
レーザ光l1は、ミラー301,302を介して後述す
る検出器36に入射される。
射された計測用レーザ光l1を透過するとともに、光軸
ロック用ダイオードレーザ311から出力された光軸ロ
ック用レーザ光l2を計測窓a1の方向へ反射する。ま
た、レーザ発振部31にはコンピュータ33が接続され
ている。なお、レーザヘッド32から出力された計測用
レーザ光l1は、ミラー301,302を介して後述す
る検出器36に入射される。
【0059】燃焼炉aの他側面には、計測窓a1と対向
するよう第1受光部70が設置されており、この第1受
光部70にはミラー71、及び焦点位置検出器(2次元
PSD)72が設置されている。ミラー71は、計測窓
a1を透過した計測用レーザ光l1と光軸ロック用レー
ザ光l2を後述する第2受光部80側へ反射するととも
に、光軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検出器72側
に透過する。
するよう第1受光部70が設置されており、この第1受
光部70にはミラー71、及び焦点位置検出器(2次元
PSD)72が設置されている。ミラー71は、計測窓
a1を透過した計測用レーザ光l1と光軸ロック用レー
ザ光l2を後述する第2受光部80側へ反射するととも
に、光軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検出器72側
に透過する。
【0060】さらに、燃焼炉aの上記一側方には第2受
光部80と検出器36が設置されており、第2受光部8
0には、ダイクロイックミラー81及び焦点位置検出器
(2次元PSD)82が設置されている。ダイクロイッ
クミラー81は、計測窓a1を透過した計測用レーザ光
l2を検出器36側へ反射するとともに、光軸ロック用
レーザ光l1を焦点位置検出器82側に透過する。ま
た、焦点位置検出器82と検出器36には、コンピュー
タ33が接続されている。
光部80と検出器36が設置されており、第2受光部8
0には、ダイクロイックミラー81及び焦点位置検出器
(2次元PSD)82が設置されている。ダイクロイッ
クミラー81は、計測窓a1を透過した計測用レーザ光
l2を検出器36側へ反射するとともに、光軸ロック用
レーザ光l1を焦点位置検出器82側に透過する。ま
た、焦点位置検出器82と検出器36には、コンピュー
タ33が接続されている。
【0061】以下、上述したように構成されたガス濃度
計測装置の動作を説明する。レーザヘッド32から出力
された計測用レーザ光l1は、レーザ発振部31内のミ
ラー312で反射され、ハーフミラー313を介して計
測窓a1から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射
した計測用レーザ光l1は、測定場を通り第1受光部7
0内に入射する。さらに、レーザヘッド32から出力さ
れた計測用レーザ光l1は、ミラー301及び302を
介して検出器36に入射される。
計測装置の動作を説明する。レーザヘッド32から出力
された計測用レーザ光l1は、レーザ発振部31内のミ
ラー312で反射され、ハーフミラー313を介して計
測窓a1から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射
した計測用レーザ光l1は、測定場を通り第1受光部7
0内に入射する。さらに、レーザヘッド32から出力さ
れた計測用レーザ光l1は、ミラー301及び302を
介して検出器36に入射される。
【0062】第1受光部70内に入射した計測用レーザ
光l1は、ミラー71を介して位置検出器72に受光さ
れるとともに、ミラー71でやや下方へ反射され再び測
定場を通り、計測窓a1を介して燃焼炉a外へ出射す
る。燃焼炉a外へ出射した計測用レーザ光l1は第2受
光部80内に入射し、ダイクロイックミラー81で反射
され検出器36に入射される。
光l1は、ミラー71を介して位置検出器72に受光さ
れるとともに、ミラー71でやや下方へ反射され再び測
定場を通り、計測窓a1を介して燃焼炉a外へ出射す
る。燃焼炉a外へ出射した計測用レーザ光l1は第2受
光部80内に入射し、ダイクロイックミラー81で反射
され検出器36に入射される。
【0063】一方、光軸ロック用ダイオードレーザ31
1から出力された光軸ロック用レーザ光l2は、ハーフ
ミラー313で反射され、計測用レーザ光l1と同軸を
なして(図では便宜上、計測用レーザ光l1と光軸ロッ
ク用レーザ光l2をずらして図示している)計測窓a1
から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射した光軸
ロック用レーザ光l2は、測定場を通り第1受光部70
内に入射する。
1から出力された光軸ロック用レーザ光l2は、ハーフ
ミラー313で反射され、計測用レーザ光l1と同軸を
なして(図では便宜上、計測用レーザ光l1と光軸ロッ
ク用レーザ光l2をずらして図示している)計測窓a1
から焼却炉a内に入射する。焼却炉a内に入射した光軸
ロック用レーザ光l2は、測定場を通り第1受光部70
内に入射する。
【0064】第1受光部70内に入射した光軸ロック用
レーザ光l2は、ミラー71でやや下方へ反射され、計
測用レーザ光l1と同軸をなして再び測定場を通り、計
測窓a1を介して燃焼炉a外へ出射する。燃焼炉a外へ
出射した光軸ロック用レーザ光l2は第2受光部80内
に入射し、ダイクロイックミラー81を透過して位置検
出器82に受光される。
レーザ光l2は、ミラー71でやや下方へ反射され、計
測用レーザ光l1と同軸をなして再び測定場を通り、計
測窓a1を介して燃焼炉a外へ出射する。燃焼炉a外へ
出射した光軸ロック用レーザ光l2は第2受光部80内
に入射し、ダイクロイックミラー81を透過して位置検
出器82に受光される。
【0065】このように、レーザヘッド32から計測用
レーザ光l1を測定場に出射するとともに、光軸ロック
用ダイオードレーザ311から計測用レーザ光l1と同
軸をなし計測用レーザ光l1の波長と異なる波長を有す
るパルスを発振させた光軸ロック用レーザ光l2を測定
場に出射する。そして、第1受光部70のミラー71に
より光軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検出器72に
入射させ、焦点位置検出器72の受光面における光軸ロ
ック用レーザ光l2の焦点位置情報がコンピュータ33
に入力される。
レーザ光l1を測定場に出射するとともに、光軸ロック
用ダイオードレーザ311から計測用レーザ光l1と同
軸をなし計測用レーザ光l1の波長と異なる波長を有す
るパルスを発振させた光軸ロック用レーザ光l2を測定
場に出射する。そして、第1受光部70のミラー71に
より光軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検出器72に
入射させ、焦点位置検出器72の受光面における光軸ロ
ック用レーザ光l2の焦点位置情報がコンピュータ33
に入力される。
【0066】コンピュータ33は、上記第3の実施の形
態と同様に、入力した焦点位置情報の示す光軸ロック用
レーザ光l2の焦点位置と上記受光面の中心とのずれ量
を基に、レーザ発振部31の図示しない駆動部を制御す
る。これにより、前記駆動部はレーザ発振部31全体を
縦方向(図5では上下方向)及び横方向(図5では前後
方向)に駆動し、計測用レーザ光l1及び光軸ロック用
レーザ光l2の照射角度を自動調整する。
態と同様に、入力した焦点位置情報の示す光軸ロック用
レーザ光l2の焦点位置と上記受光面の中心とのずれ量
を基に、レーザ発振部31の図示しない駆動部を制御す
る。これにより、前記駆動部はレーザ発振部31全体を
縦方向(図5では上下方向)及び横方向(図5では前後
方向)に駆動し、計測用レーザ光l1及び光軸ロック用
レーザ光l2の照射角度を自動調整する。
【0067】また、第2受光部80のダイクロイックミ
ラー81により光軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検
出器82に入射させ、焦点位置検出器82の受光面にお
ける光軸ロック用レーザ光l2の焦点位置情報がコンピ
ュータ33に入力される。コンピュータ33は、入力し
た焦点位置情報の示す光軸ロック用レーザ光l2の焦点
位置と上記受光面の中心とのずれ量を基に、第1受光部
70の図示しない駆動部を制御する。これにより、前記
駆動部は第1受光部70全体を縦方向(図5では上下方
向)及び横方向(図5では前後方向)に駆動し、計測用
レーザ光l1及び光軸ロック用レーザ光l2のミラー7
1による反射角度を自動調整する。
ラー81により光軸ロック用レーザ光l2を焦点位置検
出器82に入射させ、焦点位置検出器82の受光面にお
ける光軸ロック用レーザ光l2の焦点位置情報がコンピ
ュータ33に入力される。コンピュータ33は、入力し
た焦点位置情報の示す光軸ロック用レーザ光l2の焦点
位置と上記受光面の中心とのずれ量を基に、第1受光部
70の図示しない駆動部を制御する。これにより、前記
駆動部は第1受光部70全体を縦方向(図5では上下方
向)及び横方向(図5では前後方向)に駆動し、計測用
レーザ光l1及び光軸ロック用レーザ光l2のミラー7
1による反射角度を自動調整する。
【0068】このように、燃焼炉aの他側面に第1受光
部7を設け、レーザ発振部31からの計測用レーザ光l
1と光軸ロック用レーザ光l2を一側面側へ反射させる
ことで、上記第3の実施の形態に比べ、燃焼炉a内にお
いて約2倍の光路長を確保することができる。よって、
測定場においてガスの分子により多量の計測用レーザ光
l1が吸収されることになり、CO、O2等の各種ガス
濃度の計測をより精確に行なえる。また、燃焼炉aの他
側方に図3の如き機器を設置する必要がなくなり、スペ
ースの有効利用が図れる。
部7を設け、レーザ発振部31からの計測用レーザ光l
1と光軸ロック用レーザ光l2を一側面側へ反射させる
ことで、上記第3の実施の形態に比べ、燃焼炉a内にお
いて約2倍の光路長を確保することができる。よって、
測定場においてガスの分子により多量の計測用レーザ光
l1が吸収されることになり、CO、O2等の各種ガス
濃度の計測をより精確に行なえる。また、燃焼炉aの他
側方に図3の如き機器を設置する必要がなくなり、スペ
ースの有効利用が図れる。
【0069】なお、図5では、燃焼炉aにおいて計測用
レーザ光l1と光軸ロック用レーザ光l2を一往復照射
させたが、一往復半照射させたい場合は、燃焼炉aにお
ける一側面の計測窓a1下方に第1受光部70と同様の
受光部を設け、かつ他側面の第1受光部70下方に計測
窓を設け、さらに前記計測窓の外側に第2受光部80と
検出器38を設置する。これにより、燃焼炉a内におい
て上記第3の実施の形態に比べ約3倍の長さの光路をジ
グザグ状に確保することができる。この際、各受光部の
焦点位置検出器における光軸ロック用レーザ光l2の焦
点位置情報は、それぞれ上流側の受光部における反射角
度の自動調整に反映される。
レーザ光l1と光軸ロック用レーザ光l2を一往復照射
させたが、一往復半照射させたい場合は、燃焼炉aにお
ける一側面の計測窓a1下方に第1受光部70と同様の
受光部を設け、かつ他側面の第1受光部70下方に計測
窓を設け、さらに前記計測窓の外側に第2受光部80と
検出器38を設置する。これにより、燃焼炉a内におい
て上記第3の実施の形態に比べ約3倍の長さの光路をジ
グザグ状に確保することができる。この際、各受光部の
焦点位置検出器における光軸ロック用レーザ光l2の焦
点位置情報は、それぞれ上流側の受光部における反射角
度の自動調整に反映される。
【0070】また、燃焼炉aにおいて計測用レーザ光l
1と光軸ロック用レーザ光l2を二往復以上照射させた
い場合には、相当する数の受光部を燃焼炉aの一側面と
他側面に設置し、それぞれ上流側の受光部における反射
角度の自動調整に反映させるようにする。
1と光軸ロック用レーザ光l2を二往復以上照射させた
い場合には、相当する数の受光部を燃焼炉aの一側面と
他側面に設置し、それぞれ上流側の受光部における反射
角度の自動調整に反映させるようにする。
【0071】(第5の実施の形態)図6は、本発明の第
5の実施の形態に係るガス濃度計測装置に適用される光
ファイバーの構成を示す図である。図6において、ビー
ムコンバーター90の入力側には、計測用レーザl1が
入射される光ファイバー91と光軸ロック用レーザ光l
2が入射される光ファイバー92が接続されている。ビ
ームコンバーター90の出力側には、ビームコンバータ
ー90で重ね合わせた計測用レーザl1とl2が出射さ
れる光ファイバー93が接続されている。
5の実施の形態に係るガス濃度計測装置に適用される光
ファイバーの構成を示す図である。図6において、ビー
ムコンバーター90の入力側には、計測用レーザl1が
入射される光ファイバー91と光軸ロック用レーザ光l
2が入射される光ファイバー92が接続されている。ビ
ームコンバーター90の出力側には、ビームコンバータ
ー90で重ね合わせた計測用レーザl1とl2が出射さ
れる光ファイバー93が接続されている。
【0072】本発明の第5の実施の形態では、図6に示
すビームコンバーター90を図3と図5に示したレーザ
発振部31内に設置し、光ファイバー91の端部をレー
ザヘッド32に接続するとともに、光ファイバー92の
端部を光軸ロック用ダイオードレーザ311に接続す
る。さらに、光ファイバー93の端部を、計測用レーザ
l1と光軸ロック用レーザ光l2の光路が図3と図5に
示したものと同様になるよう、計測窓aの方向へ向けて
レーザ発振部31内に固定する。
すビームコンバーター90を図3と図5に示したレーザ
発振部31内に設置し、光ファイバー91の端部をレー
ザヘッド32に接続するとともに、光ファイバー92の
端部を光軸ロック用ダイオードレーザ311に接続す
る。さらに、光ファイバー93の端部を、計測用レーザ
l1と光軸ロック用レーザ光l2の光路が図3と図5に
示したものと同様になるよう、計測窓aの方向へ向けて
レーザ発振部31内に固定する。
【0073】以上のような構成により、図3と図5に示
したレーザ発振部31内においてミラー312とハーフ
ミラー313を設ける必要がなくなり、装置を簡易に構
成でき、さらにミラー312とハーフミラー313の微
動に起因する光軸のずれを防止することができる。
したレーザ発振部31内においてミラー312とハーフ
ミラー313を設ける必要がなくなり、装置を簡易に構
成でき、さらにミラー312とハーフミラー313の微
動に起因する光軸のずれを防止することができる。
【0074】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施で
きる。
定されず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施で
きる。
【0075】
【発明の効果】本発明の計測装置によれば、プラズマ光
の焦点位置のずれを検出し、その検出結果をフィードバ
ックして第1の光学部材を駆動し前記ずれを補正する光
学系自動補正機構を備えることで、プラズマ光が分光器
へ常時最適な状態で入射されることになり、長期に亘っ
て安定性、信頼性の高い計測を行なうことができる。
の焦点位置のずれを検出し、その検出結果をフィードバ
ックして第1の光学部材を駆動し前記ずれを補正する光
学系自動補正機構を備えることで、プラズマ光が分光器
へ常時最適な状態で入射されることになり、長期に亘っ
て安定性、信頼性の高い計測を行なうことができる。
【0076】本発明の計測装置によれば、二種類のレー
ザ光の焦点位置のずれを検出し、その検出結果をフィー
ドバックして第1の光学部材を駆動し前記ずれを補正す
る光学系自動補正機構を備えることで、二種類のレーザ
光の各光軸を常に同軸の状態に保持することができる。
さらに、プラズマ光の焦点位置のずれを検出し、その検
出結果をフィードバックして第3の光学部材を駆動し前
記ずれを補正することで、プラズマ光が分光器へ常時最
適な状態で入射されることになる。よって、長期に亘っ
て安定性、信頼性の高い計測を行なうことができる。
ザ光の焦点位置のずれを検出し、その検出結果をフィー
ドバックして第1の光学部材を駆動し前記ずれを補正す
る光学系自動補正機構を備えることで、二種類のレーザ
光の各光軸を常に同軸の状態に保持することができる。
さらに、プラズマ光の焦点位置のずれを検出し、その検
出結果をフィードバックして第3の光学部材を駆動し前
記ずれを補正することで、プラズマ光が分光器へ常時最
適な状態で入射されることになる。よって、長期に亘っ
て安定性、信頼性の高い計測を行なうことができる。
【0077】本発明の計測装置によれば、駆動を要する
光学部材の駆動制御を長期に亘って自動的に行なうこと
ができる。
光学部材の駆動制御を長期に亘って自動的に行なうこと
ができる。
【0078】本発明の計測装置によれば、計測光学系に
おける光軸のずれが随時補正され、光軸を常に最適に保
ち固定できるため、計測光学系の長期安定性を確保で
き、長期に亘って安定性、信頼性の高い計測を行なうこ
とができる。すなわち、ガスの濃度、温度等の計測に影
響を及ぼさないパルス発振による光軸ロック用レーザ光
を計測用レーザ光と同軸にして測定場に照射し、焦点位
置検出によるアクティブなレーザ照射角度のフィードバ
ックを行なことにより、計測装置として長期の安定性、
信頼性が向上する。
おける光軸のずれが随時補正され、光軸を常に最適に保
ち固定できるため、計測光学系の長期安定性を確保で
き、長期に亘って安定性、信頼性の高い計測を行なうこ
とができる。すなわち、ガスの濃度、温度等の計測に影
響を及ぼさないパルス発振による光軸ロック用レーザ光
を計測用レーザ光と同軸にして測定場に照射し、焦点位
置検出によるアクティブなレーザ照射角度のフィードバ
ックを行なことにより、計測装置として長期の安定性、
信頼性が向上する。
【0079】本発明の計測装置によれば、計測用レーザ
光の光路を長く確保することができるため、測定場にお
いてガスの分子により多量の計測用レーザ光が吸収され
ることになり、ガスの濃度、温度等の計測をより精確に
行なえる。また、パルスを発振させた光軸ロック用レー
ザ光を用いることにより、光軸ロック用レーザ光が温
度、濃度計測に影響を及ぼすことを防止でき、計測用レ
ーザ光の光路が長くなるため、計測対象からの発光が存
在する場合にも背景光を除去することができる。
光の光路を長く確保することができるため、測定場にお
いてガスの分子により多量の計測用レーザ光が吸収され
ることになり、ガスの濃度、温度等の計測をより精確に
行なえる。また、パルスを発振させた光軸ロック用レー
ザ光を用いることにより、光軸ロック用レーザ光が温
度、濃度計測に影響を及ぼすことを防止でき、計測用レ
ーザ光の光路が長くなるため、計測対象からの発光が存
在する場合にも背景光を除去することができる。
【0080】本発明の計測装置によれば、計測用レーザ
光と光軸ロック用レーザ光を重ね合わせガス中に照射す
るため、装置を簡易に構成でき、前記計測用レーザ光と
前記光軸ロック用レーザ光が常に同軸をなすとともに、
照射に係るミラー等の光学部材を削除できるため、それ
ら光学部材の微動に起因する光軸のずれを防止すること
ができる。
光と光軸ロック用レーザ光を重ね合わせガス中に照射す
るため、装置を簡易に構成でき、前記計測用レーザ光と
前記光軸ロック用レーザ光が常に同軸をなすとともに、
照射に係るミラー等の光学部材を削除できるため、それ
ら光学部材の微動に起因する光軸のずれを防止すること
ができる。
【0081】本発明の計測装置によれば、光軸ロック用
レーザ光の焦点位置検出を確実に行なえるため、計測用
レーザ光の照射角度または反射角度の補正をより精確に
行なえる。
レーザ光の焦点位置検出を確実に行なえるため、計測用
レーザ光の照射角度または反射角度の補正をより精確に
行なえる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る成分計測装置
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る成分計測装置
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るガス計測装置
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る光軸ロック用
レーザ光l2のパルスと光吸収量測定との関係を示す
図。
レーザ光l2のパルスと光吸収量測定との関係を示す
図。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るガス計測装置
の構成を示す図。
の構成を示す図。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係るガス濃度計測
装置に適用される光ファイバーの構成を示す図。
装置に適用される光ファイバーの構成を示す図。
【図7】従来例に係るこの種の成分計測装置の構成を示
す図。
す図。
【図8】従来例に係るプラズマスペクトルを示す図。
1…YAGレーザ 2…ビームスプリッター 3…ミラー 4…レンズ 5…ミラー 6…実機取付ダクト 7…測定場 8…試料 9…レンズ 10…ビームスプリッター 11…分光器 12…CCDカメラ 13…コンピュータ 14…パワーメーター 15…位置検出装置 21…YAGレーザ 22…OPOレーザ 23…ビームスプリッター 24…ミラー 25…ビームスプリッター 26…パワーメーター 27…位置検出装置 a…燃焼炉 a1…計測窓 a2…計測窓 31…レーザ発振部 312…ミラー 313…ハーフミラー 32…レーザヘッド 33…コンピュータ 34…ダイクロイックミラー 35…位置検出器 36…検出器 70…第1受光部 71…ミラー 72…位置検出器 80…第2受光部 81…ダイクロイックミラー 82…位置検出器 90…ビームコンバーター 91…光ファイバー 93…光ファイバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G043 AA01 CA05 CA06 EA01 EA10 FA05 GA02 GA04 GB03 GB19 HA01 HA02 HA05 HA09 KA08 KA09 LA03
Claims (7)
- 【請求項1】レーザ光を試料に照射し、前記試料で発生
したプラズマ光を分光器で受光し分析することで前記試
料の成分に係る計測を行なう計測装置において、 放射されたレーザ光を透過するとともに前記プラズマ光
を反射する第1の光学部材と、 この第1の光学部材で反射されたプラズマ光を前記分光
器へ入射するとともに反射する第2の光学部材と、 この第2の光学部材で反射されたプラズマ光を入射し、
前記プラズマ光の焦点位置のずれを検出する検出手段
と、 この検出手段で検出された前記ずれを補正するよう前記
第1の光学部材を駆動する駆動手段と、 を具備したことを特徴とする計測装置。 - 【請求項2】レーザ光を試料に照射し、前記試料で発生
したプラズマ光を分光器で受光し分析することで前記試
料の成分に係る計測を行なう計測装置において、 放射された第1のレーザ光を反射する第1の光学部材
と、 この第1の光学部材で反射された第1のレーザ光及び放
射された第2のレーザ光を透過するとともに反射する第
2の光学部材と、 この第2の光学部材を透過した第1及び第2のレーザ光
を透過するとともに前記プラズマ光を反射する第3の光
学部材と、 前記第2の光学部材で反射された第1及び第2のレーザ
光を入射し、前記第1のレーザ光と前記第2のレーザ光
の焦点位置のずれを検出する第1の検出手段と、 この第1の検出手段で検出された前記ずれを補正するよ
う前記第1の光学部材を駆動する第1の駆動手段と、 前記第3の光学部材で反射されたプラズマ光を前記分光
器へ入射するとともに反射する第4の光学部材と、 この第4の光学部材で反射されたプラズマ光を入射し、
前記プラズマ光の焦点位置のずれを検出する第2の検出
手段と、 この第2の検出手段で検出された前記ずれを補正するよ
う前記第3の光学部材を駆動する第2の駆動手段と、 を具備したことを特徴とする計測装置。 - 【請求項3】前記各駆動手段をそれぞれ制御する一つま
たは二つの制御手段を備えたことを特徴とする請求項1
または2に記載の計測装置。 - 【請求項4】計測用レーザ光を計測対象のガス中に照射
し前記ガスに前記計測用レーザ光を吸収させた後、前記
計測用レーザ光を受光し分析することで前記ガスに係る
計測を行なう計測装置において、 前記計測用レーザ光の光軸のずれを補正するためのパル
ス波からなり前記計測用レーザ光と同軸をなすよう照射
され前記ガス中を通過した光軸ロック用レーザ光を受光
し、前記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を行なう
受光手段と、 この受光手段における前記光軸ロック用レーザ光の焦点
位置のずれに基づいて前記計測用レーザ光の照射角度を
補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とする計測装置。 - 【請求項5】計測用レーザ光を計測対象のガス中に照射
し前記ガスに前記計測用レーザ光を吸収させた後、前記
計測用レーザ光を受光し分析することで前記ガスに係る
計測を行なう計測装置において、 前記計測用レーザ光の光軸のずれを補正するためのパル
ス波からなり前記計測用レーザ光と同軸をなすよう照射
され前記ガス中を通過した光軸ロック用レーザ光を受光
し、前記光軸ロック用レーザ光の焦点位置検出を行なう
第1の受光手段と、 前記ガス中を通過した前記光軸ロック用レーザ光と前記
計測用レーザ光を前記ガス中に反射する反射手段と、 この反射手段で反射され前記ガス中を通過した前記光軸
ロック用レーザ光を受光し、前記光軸ロック用レーザ光
の焦点位置検出を行なう第2の受光手段と、 前記第1の受光手段における前記光軸ロック用レーザ光
の焦点位置のずれに基づいて前記計測用レーザ光の照射
角度を補正する第1の補正手段と、 前記第2の受光手段における前記光軸ロック用レーザ光
の焦点位置のずれに基づいて前記計測用レーザ光の反射
角度を補正する第2の補正手段と、 を具備したことを特徴とする計測装置。 - 【請求項6】前記計測用レーザ光が入射される第1の光
ファイバと、 前記光軸ロック用レーザ光が入射される第2の光ファイ
バと、 前記第1の光ファイバと前記第2の光ファイバを結合
し、前記計測用レーザ光と前記光軸ロック用レーザ光を
重ね合わせる光学結合素子と、 この光学結合素子で重ね合わされた前記計測用レーザ光
と前記光軸ロック用レーザ光を前記ガス中に照射するた
めの第3の光ファイバと、 を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の計
測装置。 - 【請求項7】前記光軸ロック用レーザ光の最大振幅から
前記計測用レーザ光の振幅を減算し、その差分が突出し
た場合に前記光軸ロック用レーザ光のパルスが前記受光
手段に入射されたと判定する手段を備えたことを特徴と
する請求項4乃至6のいずれかに記載の計測装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10295220A JP2000121558A (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 計測装置 |
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