JP2000121337A - 画像補正方法および画像補正装置 - Google Patents

画像補正方法および画像補正装置

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JP2000121337A
JP2000121337A JP10292051A JP29205198A JP2000121337A JP 2000121337 A JP2000121337 A JP 2000121337A JP 10292051 A JP10292051 A JP 10292051A JP 29205198 A JP29205198 A JP 29205198A JP 2000121337 A JP2000121337 A JP 2000121337A
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JP10292051A
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Yuji Akagi
祐司 赤木
Norio Morita
典雄 森田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、しかも高精度で主走査方向にお
けるテーブルの揺らぎによる画像の歪みを補正すること
ができる画像補正方法および画像補正装置を提供する。 【解決手段】 検査対象物OBの画像読取に先立って、
基準線を有する補正用基準試料を準備し、その基準線が
副走査方向Yと略平行となるように補正用基準試料をテ
ーブル1上に保持するとともに、画像読取装置により補
正用基準試料を読取って補正用画像を得る。そして、そ
の補正用画像に基づき、テーブル1の相対移動による主
走査方向Xにおける画像の揺らぎ量を補正データとして
求める。その後で、実際に検査対象物OBを撮像し、そ
の画像を補正データに基づき補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主走査方向に延び
るラインセンサにより撮像対象物を撮像する撮像手段に
対して、前記主走査方向とほぼ直交する副走査方向に前
記撮像対象物を保持するテーブルが相対的に移動して前
記撮像対象物の2次元画像を読取る画像読取装置におけ
る画像補正方法および画像補正装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の画像読取装置を装備したシステ
ムとして、例えば図12に示すような外観検査システム
がある。このシステムは、CADデータに基づき作成さ
れたプリント基板などの検査対象物OBがCADデータ
通りに作成されているか否かを検査するシステムであ
り、次のように構成されている。すなわち、この外観検
査システムは、同図に示すように、検査対象物OBを撮
像対象物として保持しながら副走査方向Yに往復移動自
在なテーブル1が配設されている。このテーブル1に対
して、駆動系制御回路2からテーブル駆動系3に制御信
号が与えられると、この制御信号に応じてテーブル1が
副走査方向Yに移動する。
【0003】このテーブル1の上方位置には、副走査方
向Yとほぼ直交する主走査方向Xに並んだラインセンサ
(図示省略)を有する撮像カメラ4が固定配置されてお
り、テーブル1上に保持された検査対象物OBなどの撮
像対象物のライン画像を撮像可能となっている。ライン
センサから出力された画像信号は2値化回路5で2値化
処理されて、2値化回路5からデータバッファ6に向け
て白画素(以下「W画素」という)と黒画素(以下「B
画素」という)とからなるライン状の2値化画像データ
(以下「ライン画像データ」という)が出力される。こ
のデータバッファ6は、例えばファースト・イン・ファ
ースト・アウト(First In First Out)などで構成され
ており、テーブル1の副走査方向Yの移動と同期してラ
イン画像データをパターン検査回路7に順次出力する。
こうして、副走査方向Yへのテーブル1の移動が完了す
ると、検査対象物OBの2次元画像がパターン検査回路
7に記憶される。
【0004】そして、このパターン検査回路7では、こ
うして得られた2次元画像を、CADデータに基づく欠
陥のない基準画像と比較することで検査対象物OBに欠
陥が含まれているか否かを判別している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、テーブル1
を撮像カメラ4に対して副走査方向Yに相対移動させる
手段としては、従来より機械的な構成を採用している。
その一例としては、テーブルを副走査方向に延びたボー
ルねじと螺合連結し、そのボールねじの一方端に連結さ
れたステッピングモータを駆動制御することで、テーブ
ル1を高精度に移動位置決めする構成が多用されてい
る。
【0006】ところで、このように機械的にテーブル1
を移動させる場合には、テーブル1の主走査方向Xおよ
び副走査方向Yにおける揺らぎが問題となる。特に、検
査分解能を高めることでより微細なプリント配線パター
ンなどについても検査可能とするためには、画像をより
高精度に読み取る必要があるが、主走査方向Xおよび副
走査方向Yにおけるテーブル1の揺らぎによって読み取
った画像が歪んでしまうことがあり、その結果、検査を
良好に行うことができないという問題がある。例えば、
図12の外観検査システムの画像読取装置(このシステ
ムでは構成要素1〜6で構成されている)によって検査
対象物OBを撮像すると、プリント配線Wの像、つまり
プリント配線像IWが副走査方向Yへのテーブル移動に
よる揺らぎによって主走査方向Xに歪んでしまう(図1
3では、検査対象物OBの部分領域OB1に相当する画
像のみを模式的に図示している)。なお、副走査方向Y
についても同様である。これに対して、CADデータに
基づく欠陥のない基準画像に対してはテーブル1の相対
移動に伴う揺らぎによる画像の歪みは全くない。そのた
め、検査対象物OBの画像と基準画像を単純に画像比較
したのでは、誤った検査結果が出てしまう可能性があ
り、検査の信頼性を大きく低下させてしまう。
【0007】そこで、このような問題を解消するため
に、次のような対策を講じることが考えられる。すなわ
ち、副走査方向Yにおけるテーブル1の揺らぎについて
は、例えばボールねじやステッピングモータの回転軸に
エンコーダなどの位置検出手段を取り付け、位置検出手
段からの出力に基づき補正することで容易に、しかも低
コストで揺らぎによる悪影響を排除することができる。
【0008】しかしながら、主走査方向Xにおけるテー
ブル1の揺らぎを検出するためには、レーザ測長装置な
どの高精度な測長装置を新たに追加設置する必要があ
り、このような提案例によれば、画像補正のために大掛
かりで、しかも高価な装置が必要となってしまう。
【0009】この発明は、上記のような問題に鑑みてな
されたものであり、低コストで、しかも高精度で主走査
方向におけるテーブルの揺らぎによる画像の歪みを補正
することができる画像補正方法および画像補正装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主走
査方向に延びるラインセンサにより撮像対象物を撮像す
る撮像手段に対して、前記主走査方向とほぼ直交する副
走査方向に前記撮像対象物を保持するテーブルが相対的
に移動して前記撮像対象物の2次元画像を読取る画像読
取装置における画像補正方法であって、上記目的を達成
するため、前記副走査方向に対して平行あるいは傾斜し
た基準線を前記画像読取装置により読取って補正用画像
を得る補正用画像取得工程と、前記補正用画像に基づ
き、前記テーブルの相対移動による主走査方向における
画像の揺らぎ量を補正データとして求める補正データ作
成工程と、前記補正データに基づいて、前記撮像手段に
よって撮像された撮像対象物の画像を補正する補正工程
とを備えている。
【0011】請求項2の発明は、前記補正画像取得工程
が、基準線を有する補正用基準試料を、その基準線が前
記副走査方向に対して平行あるいは傾斜した状態で、前
記テーブル上に保持する工程と、前記補正用基準試料を
前記撮像手段に対して前記副走査方向に相対的に移動さ
せて2次元の補正用画像を撮像する工程と、を備えるよ
うに構成している。
【0012】請求項3の発明は、前記補正データ作成工
程を、副走査方向の各位置において、前記ラインセンサ
により撮像されたライン画像を構成する画素のうち基準
線に対応する画素位置を求め、当該画素位置に基づき補
正データを求める工程としている。
【0013】請求項4の発明は、前記補正データ作成工
程が、副走査方向の所定位置において、前記ラインセン
サにより撮像されたライン画像を構成する画素のうち基
準線に対応する画素位置を求め、当該画素位置を基準位
置として記憶する工程と、前記所定位置を除く副走査方
向の各位置において、前記ラインセンサにより撮像され
たライン画像を構成する画素のうち基準線に対応する画
素位置を求め、当該画素位置の前記基準位置からのずれ
量を補正データとして記憶する工程と、を備えるように
構成している。
【0014】請求項5の発明は、前記補正画像取得工程
を、前記基準線を前記撮像手段に対して前記副走査方向
に相対的に移動させて補正用画像として2次元の補正用
画像を撮像する工程とし、しかも、前記補正データ作成
工程が前記補正用画像に含まれる基準線像の副走査方向
に対する傾きを求め、この傾きに基づき、前記テーブル
の相対移動による主走査方向における画像の揺らぎがな
いと仮定したときの仮想基準線像を求める工程と、副走
査方向の各位置において、前記補正用画像のうち基準線
像に対応する画素位置から、前記仮想基準線像に対応す
る画素位置を減算して得られる演算値を前記補正データ
として求める工程と、を備えるように構成している。
【0015】請求項6の発明は、前記基準線像の傾きを
求める工程において、最小2乗法を用いている。
【0016】請求項7の発明は、前記画像読取装置によ
り読み取られる最終画像を、前記ラインセンサにより撮
像されるライン画像を構成する画素の一部を読み取るこ
とで形成しており、しかも、前記補正工程を、副走査方
向の各位置において、前記ラインセンサにより撮像され
たライン画像を構成する画素に対する画像読取開始位置
を前記補正データに応じて主走査方向にシフトさせる工
程としている。
【0017】請求項8の発明は、主走査方向に延びるラ
インセンサにより撮像対象物を撮像する撮像手段に対し
て、前記主走査方向とほぼ直交する副走査方向に前記撮
像対象物を保持するテーブルが相対的に移動して前記撮
像対象物の2次元画像を読取る画像読取装置における画
像補正装置であって、上記目的を達成するため、前記副
走査方向に対して平行あるいは傾斜した基準線を前記画
像読取装置によって読取ることで得られる画像に基づ
き、前記テーブルの相対移動による主走査方向における
画像の揺らぎ量を補正データとして求める補正データ作
成手段と、前記補正データ作成手段により求められた補
正データに基づいて、前記撮像手段によって撮像された
撮像対象物の画像を補正する補正手段とを備えている。
【0018】請求項9の発明は、前記テーブルが、基準
線を有する補正用基準試料を、その基準線が前記副走査
方向に対して平行あるいは傾斜した状態で保持可能に構
成されている。
【0019】請求項10の発明は、前記補正データ作成
手段が、副走査方向の各位置において、前記ラインセン
サにより撮像されたライン画像を構成する画素のうち基
準線に対応する画素位置を求め、当該画素位置に基づき
補正データを求めるように構成されている。
【0020】この発明にかかる画像補正方法および画像
補正装置では、撮像対象物の2次元画像の読取に先立っ
て、副走査方向に対して平行あるいは傾斜した基準線を
画像読取装置によって読取り、その画像を補正用画像と
している。そして、その補正用画像に基づきテーブルの
相対移動による主走査方向における画像の揺らぎ量が補
正データとして求められる。また、こうして求められた
補正データによって撮像手段により撮像された撮像対象
物の画像が補正される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる画像補
正装置の一の実施形態を有する外観検査システムを示す
図である。この外観検査システムが従来例(図12)と
大きく相違する点は、撮像カメラ4で撮像した画像を補
正する画像補正装置が装備されている点であり、その他
の構成は同一である。
【0022】この画像補正装置は、パターン検査回路7
内に設けられた補正データ作成部71を備えており、後
述するようにしてテーブル1の移動による主走査方向X
における画像の揺らぎ量を後述するように補正データと
して求めている。なお、この実施形態では、パターン検
査回路7の基本機能を用いて補正データを求めるように
しているが、パターン検査回路7と別個独立してCPU
およびRAMなどからなる画像処理演算部を設け、この
画像処理演算部を補正データ作成部として機能させるよ
うにしてもよい。
【0023】補正データ作成部71により求められた補
正データは補正部8に与えられ、この補正部8が補正デ
ータに基づき撮像カメラ4により撮像された画像を補正
する。図2は補正部8の動作を模式的に示した図であ
る。以下、図1および図2を参照しながら、補正部8の
構成について説明する。
【0024】この補正部8では、図1および図2に示す
ように、補正データ作成部71から与えられる補正デー
タCnが一時的に補正データ記憶部81に記憶される。
すなわち、補正データ記憶部81は副走査方向Yにおけ
る各位置(n番目のライン)での補正データCnを記憶
するものであり、例えば図2に示すように、各ラインに
相当するメモリアドレスに画像読取開始位置からのずれ
量を補正データCnとしてそれぞれ記憶可能となってい
る。
【0025】また、図1に示すように、この補正データ
記憶部81はテーブル駆動系3と電気的に接続されてお
り、テーブル駆動系3からテーブル位置情報(つまり、
副走査方向Yにおいて何番目のラインに相当するかとい
う情報)を受け取り、このテーブル位置情報に応じた補
正データを比較回路82に出力する。例えば、テーブル
駆動系3によってテーブル1が所定の位置に位置決めさ
れてN番目のラインがCCDラインセンサ41で撮像さ
れている場合には、テーブル駆動系3からテーブル位置
情報に基づき「N番目のライン」に対応するメモリアド
レスに記憶されている補正データCN(この実施形態で
は、「0」)を比較回路82に出力する。
【0026】比較回路82には、図1に示すように、カ
ウンタ83が電気的に接続されている。このカウンタ8
3はCCDラインセンサ41の画素番号に対応して
「1」ずつカウントアップしていくとともに、テーブル
1が副走査方向Yに移動するごとにカウントをゼロにリ
セットするように構成されている。そして、このカウン
タ83からのカウント信号と補正データ記憶部からの補
正データCNとを比較回路82が比較し、画像読取開始
位置を決定し、制御回路84に所定の信号を与える。な
お、その詳細については、後で説明する。
【0027】制御回路84は、テーブル1が副走査方向
Yに移動するごとに撮像カメラ4に走査開始信号(画像
読取信号)を出力する一方、比較回路82からの信号に
基づき2値化回路5およびデータバッファ6を制御して
CCDラインセンサ41から出力されるライン画像を構
成する複数の画素のうち画像読取開始位置に相当する画
素から所定数の画素までの2値化データをライン画像デ
ータとしてデータバッファ6に一時的に格納し、副走査
方向Yのテーブル移動と同期して画像データをデータバ
ッファ6からパターン検査回路7に出力する。例えば、
テーブル1がN番目のラインに相当する位置に位置決め
されると、画像読取開始位置は「6」となり、CCDラ
インセンサ41の左端から6番目の画素が画像読取開始
画素となり、それから所定数の画素までの一群の画素デ
ータによりライン画像データが形成されてパターン検査
回路7に出力される。
【0028】以上のように、この外観検査システムで
は、テーブル1、駆動系制御回路2、テーブル駆動系
3、撮像カメラ4、2値化回路5およびデータバッファ
6によりテーブル1上の検査対象物OBの画像を撮像す
る画像読取装置が実質上構成されるとともに、補正デー
タ作成部71と補正部8とで画像読取装置によって読み
取られる画像を補正する画像補正装置が実質上構成され
ている。
【0029】次に、上記のように構成された外観検査シ
ステムにおける画像読取動作について図3および図4を
参照しつつ説明する。図3および図4は、図1の外観検
査システムにおける画像読取動作を示すフローチャート
である。この外観検査システムでは、検査対象物OBの
画像読取に先立って、テーブル移動による主走査方向X
における画像の揺らぎ量を補正データとして求める(ス
テップS1〜S3)。すなわち、図5に示すように、基
準線SLを有する補正用基準試料SSを準備し、基準線
SLが副走査方向Yと略平行となるように補正用基準試
料SSをテーブル1上に保持する(ステップS1)。そ
して、撮像カメラ4で主走査方向Xのライン画像を撮像
しながら、テーブル1を副走査方向Yに順次移動させて
補正用基準試料SSの2次元画像を補正用画像としてパ
ターン検査回路7に読み込む(ステップS2)。なお、
この補正用画像の読込みに際しては、補正部8による補
正処理は行われず、従来例と同様にして画像読込が実行
される。その結果、従来例と同様に、基準線SLを撮像
することにより得られる基準線像ISLがテーブル1の主
走査方向Yにおける揺らぎによって主走査方向Xに歪ん
でしまう(図13では、補正用基準試料SSの部分領域
SS1に相当する画像のみを図示している)。また、補
正用画像を示す画像データは、図6に示すように、揺ら
ぎに応じてB画素が分布している。なお、同図および後
で説明する図7における「0」はW画素データを示す一
方、「1」はB画素データを示している。
【0030】こうして揺らぎによる影響を受けた補正用
画像を読み込むと、補正データCnを次のようにして導
出する(ステップS3)。すなわち、補正用画像(図
6)のうち1番目のライン画像データから該ライン画像
におけるB画素の中心位置X1を求める(ステップS3
1)。そして、1番目のラインに対応する補正データC
1を後の補正データCnの基準とすべく「ゼロ」に設定し
(ステップS32)、補正データ記憶部81中の1番目
ラインに対応するアドレスに記憶する。
【0031】次に、ステップS33で2番目のライン画
像データから該ライン画像におけるB画素の中心位置X
2を求める。そして、基準となる1番目のラインにおけ
るB画素の中心位置からのずれ量(=X2−X1)を補正
データC2として求め(ステップS34)、補正データ
記憶部81中の2番目ラインに対応するアドレスに記憶
される。それに続いて、ステップ35で全ラインについ
てステップ33およびステップS34と同様の処理を行
ったかを判別し、該ステップS35で「NO」と判別さ
れている間、ライン番号を1ずつ増加させながら、ステ
ップS33およびS34を実行する。すなわち、n番目
のライン画像におけるB画素の中心位置Xnを求めた
(ステップS33)後、次式Cn=Xn−X1に従って補
正データCnを算出し(ステップS34)、補正データ
記憶部81中のn番目ラインに対応するアドレスに記憶
する。
【0032】一方、ステップS35で「YES」と判別
された時点で、すべてのラインについて、各ラインに対
応する補正データC1、C2、…CN、C(N+1)、…の導
出、および補正データ記憶部81への記憶が完了する。
【0033】こうして補正データの導出が完了すると、
テーブル1から補正用基準試料SSを取外し、図1に示
すように検査対象物OBをテーブル1上に保持する(ス
テップS4)。そして、ステップS5〜S8を実行して
副走査方向Yにテーブル1を移動させながら、副走査方
向Yにおける各位置(各ライン)で撮像カメラ4によっ
てライン画像を撮像し、そのライン画像の一部のみを2
値化してライン画像データを作成した後、データバッフ
ァ6を介してパターン検査回路7に与えて検査対象物O
Bの2次元画像を読み取る。
【0034】ここでは、図2を参照しつつステップS5
〜S8の動作について、より具体的に説明する。テーブ
ル1が副走査方向Yにおいて所定位置、例えばN番目の
ラインに相当する位置に位置決めされると、撮像カメラ
4のCCDラインセンサ41によって主走査方向Xに延
びたライン画像INが撮像される(ステップS5)。次
に、補正データ記憶部81に記憶されている補正データ
CNに基づき画像読取を開始する位置、つまり同図の黒
三角印で示された画像読取開始位置を基準位置〔この実
施形態では6画素目〕から補正する(ステップS6)。
なお、この具体例では、補正データCNは「0」となっ
ており、N番目のラインでは、画像読取開始位置はCC
Dラインセンサ41の左から6番目の画素のままとな
る。
【0035】こうして画像読取開始位置が決定される
と、その画像読取開始位置に対応する画素から順番に2
値化回路5によって2値化処理され、所定画素数のライ
ン画像データが作成され、データバッファ6に一旦格納
された後、テーブル1の移動動作に同期してパターン検
査回路7に送り出される。こうして、N番目ラインの画
像読取が完了する(ステップS7)。
【0036】このような一連の処理(ステップS5〜S
7)は、ステップS8で全ラインについての画像読取が
完了したと判断される、つまりステップS8で「YE
S」と判別されるまで繰り返される。したがって、ステ
ップS8で「NO」と判別される間、上記と同様に、例
えばテーブル1がN番目のラインから4回だけ副走査方
向Yに移動した(N+4)番目のラインに相当する位置
に位置決めされると、(N+4)番目のライン画像が撮
像カメラ4のCCDラインセンサ41によって撮像され
る(ステップS5)。そして、補正データ記憶部81に
記憶されている補正データC(N+4)、つまり「2」に基
づき画像読取開始位置が基準位置から(+X)方向に進
んだ位置となり(ステップS6)、この補正後の画像読
取開始位置に対応する画素〔左から8番目の画素〕から
順番に2値化回路5によって2値化処理され、所定画素
数のライン画像データが作成され、データバッファ6に
一旦格納された後、テーブル1の移動動作に同期してパ
ターン検査回路7に送り出される。こうして、(N+
4)番目ラインの画像読取が完了する(ステップS
7)。なお、この具体例では、基準位置はCCDライン
センサ41の左端から6画素目となっているが、これに
限定されないことは言うまでもない。
【0037】こうして得られた画像データは、図7に示
すように配列しており、それをCRTや液晶ディスプレ
イなどの表示装置上に表示すると、図8に示すようにテ
ーブル移動による主走査方向Xにおける揺らぎの影響は
すべて排除されている。
【0038】以上のように、この実施形態では、予め基
準試料SSを撮像して主走査方向Xにおける揺らぎ量に
相当する補正データCnを求めておき、この補正データ
Cnに基づき画像読取開始位置を補正することでライン
画像を補正するようにしているので、主走査方向Xにお
けるテーブル1の揺らぎによる画像の歪みを高精度に補
正することができる。しかも、この実施形態では、提案
例のようにレーザ測長装置などの高精度な測長装置を新
たに追加設置する必要がないため、高精度な画像補正を
低コストで行うことができる。
【0039】ところで、上記実施形態では、基準線SL
が副走査方向Yと略平行となるように補正用基準試料S
Sをテーブル1上に保持し(ステップS1)、補正デー
タCnを導出している。そのため、基準線SLが副走査
方向Yに対して傾斜するにしたがって、実際に導出され
る補正データCnが真の揺らぎ量からずれてしまうた
め、補正精度が徐々に悪化する。すなわち、上記実施形
態では、テーブル1に保持された基準試料SSの基準線
SLは副走査方向Yと略平行となっており、この状態
で、補正用基準試料SSをテーブル1上に保持し、その
全体を撮像することで得られる補正用画像では、例えば
図9に示すように基準線SLを示す基準線像ISLはテー
ブル1の主走査方向Xにおける揺らぎの影響のみを受け
たものとなり、上記実施形態の如く補正データCnを求
め、その補正データCnに基づき検査対象物OBの画像
を精度良く補正できる。これに対して、補正用基準試料
SSをテーブル1上に保持し、その全体を撮像すること
で得られる補正用画像では、例えば図10に示すように
基準線SLを示す像ISLは、単にテーブル1の主走査方
向Xにおける揺らぎの影響のみならず、傾斜保持された
ことによる影響が加わり、その結果、上記実施形態によ
り求める補正データCnによって高い精度での画像補正
は困難となる。
【0040】このような課題を解消するためには、次に
説明する実施形態のように予め基準線SLの傾斜を求
め、この傾斜による影響を補正用画像から取り除いた後
で、補正データCnを導出するようにすればよい。以
下、図3および図11を参照しつつ改良実施形態につい
て説明する。なお、改良実施形態は、主として補正デー
タの導出方法が異なり、その他の構成および動作につい
ては、先に説明した実施形態とほぼ同一であるため、そ
れら同一構成および動作についての説明は省略する。
【0041】この改良実施形態では、先の実施形態と同
様に、基準線SLを有する補正用基準試料SSを準備
し、補正用基準試料SSをテーブル1上に保持する(ス
テップS1)。なお、この改良実施形態では、後述する
ように基準線SLが副走査方向Yと平行であろうと、副
走査方向Yに対して傾斜していようが、テーブル移動に
よる主走査方向Xにおける揺らぎのみを正確に反映した
補正データCnを導出することができるため、基準線S
Lを先に説明した実施形態と同様に副走査方向Yとほぼ
平行に配置したり、副走査方向Yに対して傾斜するよう
に配置してもよい。
【0042】次に、撮像カメラ4で主走査方向Xのライ
ン画像を撮像しながら、テーブル1を副走査方向Yに順
次移動させて補正用基準試料SSの2次元画像を補正用
画像としてパターン検査回路7に読み込んだ(ステップ
S2)後、図11に示すフローに従って補正データを導
出する(ステップS3)。
【0043】図11は、この発明にかかる画像補正装置
の改良実施形態における補正データ導出方法を示すフロ
ーチャートである。ここでは、ステップS301および
S302を実行して副走査方向Yにおける各位置におけ
るB画素の中心位置(X1,Y1)、(X2,Y2)、…を
求める。そして、これらの中心位置(X1,Y1)、(X
2,Y2)、…に基づき最小2乗法により補正用画像(図
10)に含まれる基準線像ISLの副走査方向Yに対する
傾きを求める。すなわち、テーブル移動による主走査方
向Xにおける画像の揺らぎがないと仮定したときの仮想
基準線像ISL′(図10)を示す1次式を求める(ステ
ップS303)。なお、この改良実施形態では、最小2
乗法を用いて1次式を求めているが、他の近似計算法を
用いてもよいことはいうまでもない。
【0044】こうして仮想基準線像ISL′を示す1次式
が求まると、ステップS304〜S306を実行して副
走査方向Yにおける各位置における補正データCnを求
める。すなわち、ステップS304でn番目のライン
(Y座標=Yn)における仮想基準線像ISL′上のX座
標値Xn′を求めた後、次式 Cn=Xn−Xn′ に従って補正データCnを求める(ステップS30
5)。この一連の処理(ステップS304、S305)
を副走査方向Yにおける全ての位置(全ライン)につい
て行う。
【0045】以上のように、この改良実施形態によれ
ば、基準線SLに対応する1次式を求め、実際に撮像さ
れる補正用画像と該1次式とに基づき補正データCnを
導出するようにしているので、基準線SLが副走査方向
Yと平行であるのか、副走査方向Yに対して傾斜してい
るのかを問わず、主走査方向Xにおける揺らぎ量(補正
データ)を正確に導出することができる。
【0046】こうして補正データが導出されると、先に
説明した実施形態と同様にして(ステップS4〜S
8)、補正データCnに基づき撮像カメラ4により撮像
された検査対象物OBの画像を補正して揺らぎの影響を
排除して検査対象物OBの2次元画像を高精度で読み取
ることができる。
【0047】なお、上記実施形態では、補正データCn
を導出するために補正用基準試料SSを用いているが、
テーブル1に副走査方向Yと平行に延びる基準線を設
け、テーブル1の2次元画像を撮像し、この画像を補正
用画像としてもよく、この場合、補正用基準試料SSを
準備する必要がなく、オペレータの作業負担を軽減する
ことができるとともに、検査の操作性を向上させること
ができる。
【0048】また、上記実施形態では、補正用基準試料
SSの2次元画像を補正用画像として読み取り、この画
像に基づき補正データCnを導出しているが、先に説明
した実施形態(図4)においては、必ずしも2次元の補
正用画像を読み取らなければならないというわけではな
く、補正用基準試料SSを副走査方向Yにおける各位置
(各ライン)に位置決めし、そのラインにおけるライン
画像を撮像するごとに、そのライン画像を補正用画像と
して読み取り、該補正用画像に基づき該ラインに対応す
る補正データCnを導出するようにしてもよい。
【0049】また、上記実施形態では、1番目のライン
におけるB画素の中心位置を基準位置として、副走査方
向Yにおける各位置(2番目のライン〜最終ラインの各
ライン)でのB画素の中心位置の基準位置からのずれ量
を補正データCnとしているが、基準位置はこれに限定
されるものではなく、副走査方向Yにおける任意の位置
におけるB画素の中心位置を基準位置としたり、予め設
定しておいた位置を基準位置としてもよい。また、B画
素の中心位置に基づき補正データを算出しているが、中
心位置以外の特徴位置、例えばB画素のうち最左端位置
などに基づき補正データを求めるようにしてもよい。
【0050】また、上記実施形態では、テーブル1を移
動させることで撮像カメラ4に対して検査対象物OBを
副走査方向Yに移動させて2次元画像を撮像するように
構成しているが、テーブル1を移動させる代わりに撮像
カメラ4を移動させたり、テーブル1および撮像カメラ
4を移動させる場合においても、上記と同様に構成する
ことで同様の効果、つまり補正データCnに基づき撮像
カメラ4により撮像された検査対象物OBの画像を補正
して揺らぎの影響を排除して検査対象物OBの2次元画
像を高精度で読み取ることができる。
【0051】さらに、本発明にかかる画像補正装置およ
び方法の適用対象は、外観検査システムにおける画像読
取装置に限定されるものではなく、主走査方向Xに延び
るラインセンサを備えた撮像カメラなどの撮像手段に対
して撮像対象物〔上記実施形態における検査対象物に相
当する〕を副走査方向Yに相対的に移動させて撮像対象
物の2次元画像を読み取る画像読取装置全般に適用する
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる画像補
正方法および画像補正装置によれば、撮像対象物の2次
元画像の読取に先立って、副走査方向に対して平行ある
いは傾斜した基準線を画像読取装置によって読取り、そ
の画像を補正用画像とするとともに、その補正用画像に
基づきテーブルの相対移動による主走査方向における画
像の揺らぎ量を補正データとして求めた後、撮像手段に
より撮像された撮像対象物の画像を補正データによって
補正するようにしているので、高精度で主走査方向にお
けるテーブルの揺らぎによる画像の歪みを補正すること
ができる。しかも、画像を補正するにあたって、提案例
のようにレーザ測長装置などの高精度な測長装置を新た
に追加設置する必要がないため、高精度な画像補正を低
コストで行うことができる。
【0053】また、補正用画像に含まれる基準線像の傾
きを求め、この傾きに基づき、テーブルの相対移動によ
る主走査方向における画像の揺らぎがないと仮定したと
きの仮想基準線像を求めるとともに、副走査方向の各位
置において、前記補正用画像のうち基準線像に対応する
画素位置から、前記仮想基準線に対応する画素位置を減
算して得られる演算値を補正データとして求めるように
した場合(請求項5)、基準線が副走査方向と平行であ
るのか、副走査方向に対して傾斜しているのかを問わ
ず、補正データを正確に導出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像補正装置の一の実施形態
を有する外観検査システムを示す図である。
【図2】補正部の動作を模式的に示した図である。
【図3】図1の外観検査システムにおける画像読取動作
を示すフローチャートである。
【図4】図1の外観検査システムにおける画像読取動作
を示すフローチャートである。
【図5】図1の外観検査システムにおける画像読取動作
を示す説明図である。
【図6】補正用画像の画像データ配列を示す図である。
【図7】補正データに基づき補正された画像の画像デー
タ配列を示す図である。
【図8】補正データに基づき補正された画像の一部を示
す模式図である。
【図9】基準線を副走査方向と略平行に配置した状態
で、補正用基準試料をテーブル上に保持し、その全体を
撮像することで得られる補正用画像を示す模式図であ
る。
【図10】基準線を副走査方向に対して傾斜配置した状
態で、補正用基準試料をテーブル上に保持し、その全体
を撮像することで得られる補正用画像を示す模式図であ
る。
【図11】この発明にかかる画像補正装置の改良実施形
態における補正データ導出方法を示すフローチャートで
ある。
【図12】従来の外観検査システムの構成を示す模式図
である。
【図13】図12の外観検査システムの画像読取装置に
よって読み取られた画像の一部を示す模式図である。
【符号の説明】
1…テーブル 2…駆動系制御回路 3…テーブル駆動系 4…撮像カメラ 5…2値化回路 6…データバッファ 8…補正部 41…CCDラインセンサ 71…補正データ作成部 C1,C2,CN,Cn…補正データ IN…ライン画像 ISL…基準線像 ISL′…仮想基準線像 OB…検査対象物(撮像対象物) SL…基準線 SS…補正用基準試料 X…主走査方向 Y…副走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 典雄 京都市上京区堀川通寺之内上る4丁目天神 北町1番地の1 大日本スクリーン製造株 式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA20 DD02 DD03 DD11 EE08 FF01 FF04 FF61 FF67 FF70 JJ02 JJ03 JJ25 JJ26 MM03 PP12 QQ09 QQ18 QQ24 QQ25 QQ28 QQ31 QQ51 RR09 TT07 TT08 5B057 BA02 BA19 CD12

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に延びるラインセンサにより
    撮像対象物を撮像する撮像手段に対して、前記主走査方
    向とほぼ直交する副走査方向に前記撮像対象物を保持す
    るテーブルが相対的に移動して前記撮像対象物の2次元
    画像を読取る画像読取装置における画像補正方法であっ
    て、 前記副走査方向に対して平行あるいは傾斜した基準線を
    前記画像読取装置により読取って補正用画像を得る補正
    用画像取得工程と、 前記補正用画像に基づき、前記テーブルの相対移動によ
    る主走査方向における画像の揺らぎ量を補正データとし
    て求める補正データ作成工程と、 前記補正データに基づいて、前記撮像手段によって撮像
    された撮像対象物の画像を補正する補正工程とを備えた
    ことを特徴する画像補正方法。
  2. 【請求項2】 前記補正画像取得工程は、 基準線を有する補正用基準試料を、その基準線が前記副
    走査方向に対して平行あるいは傾斜した状態で、前記テ
    ーブル上に保持する工程と、 前記補正用基準試料を前記撮像手段に対して前記副走査
    方向に相対的に移動させて2次元の補正用画像を撮像す
    る工程と、を備えた請求項1記載の画像補正方法。
  3. 【請求項3】 前記補正データ作成工程は、副走査方向
    の各位置において、前記ラインセンサにより撮像された
    ライン画像を構成する画素のうち基準線に対応する画素
    位置を求め、当該画素位置に基づき補正データを求める
    工程である請求項1または2記載の画像補正方法。
  4. 【請求項4】 前記補正データ作成工程は、 副走査方向の所定位置において、前記ラインセンサによ
    り撮像されたライン画像を構成する画素のうち基準線に
    対応する画素位置を求め、当該画素位置を基準位置とし
    て記憶する工程と、 前記所定位置を除く副走査方向の各位置において、前記
    ラインセンサにより撮像されたライン画像を構成する画
    素のうち基準線に対応する画素位置を求め、当該画素位
    置の前記基準位置からのずれ量を補正データとして記憶
    する工程と、を備える請求項1、2または3記載の画像
    補正方法。
  5. 【請求項5】 前記補正画像取得工程は、前記基準線を
    前記撮像手段に対して前記副走査方向に相対的に移動さ
    せて補正用画像として2次元の補正用画像を撮像する工
    程であり、しかも、 前記補正データ作成工程は、 前記補正用画像に含まれる基準線像の副走査方向に対す
    る傾きを求め、この傾きに基づき、前記テーブルの相対
    移動による主走査方向における画像の揺らぎがないと仮
    定したときの仮想基準線像を求める工程と、 副走査方向の各位置において、前記補正用画像のうち基
    準線像に対応する画素位置から、前記仮想基準線像に対
    応する画素位置を減算して得られる演算値を前記補正デ
    ータとして求める工程と、を備えた請求項1記載の画像
    補正方法。
  6. 【請求項6】 前記基準線像の傾きを求める工程は最小
    2乗法を用いる請求項5記載の画像補正方法。
  7. 【請求項7】 前記画像読取装置により読み取られる最
    終画像は、前記ラインセンサにより撮像されるライン画
    像を構成する画素の一部を読み取ることで形成されるも
    のであり、 前記補正工程は、副走査方向の各位置において、前記ラ
    インセンサにより撮像されたライン画像を構成する画素
    に対する画像読取開始位置を前記補正データに応じて主
    走査方向にシフトさせる工程である請求項1ないし6の
    いずれかに記載の画像補正方法。
  8. 【請求項8】 主走査方向に延びるラインセンサにより
    撮像対象物を撮像する撮像手段に対して、前記主走査方
    向とほぼ直交する副走査方向に前記撮像対象物を保持す
    るテーブルが相対的に移動して前記撮像対象物の2次元
    画像を読取る画像読取装置における画像補正装置であっ
    て、 前記副走査方向に対して平行あるいは傾斜した基準線を
    前記画像読取装置によって読取ることで得られる画像に
    基づき、前記テーブルの相対移動による主走査方向にお
    ける画像の揺らぎ量を補正データとして求める補正デー
    タ作成手段と、 前記補正データ作成手段により求められた補正データに
    基づいて、前記撮像手段によって撮像された撮像対象物
    の画像を補正する補正手段とを備えたことを特徴する画
    像補正装置。
  9. 【請求項9】 前記テーブルは、基準線を有する補正用
    基準試料を、その基準線が前記副走査方向に対して平行
    あるいは傾斜した状態で保持可能となっている請求項8
    記載の画像補正装置。
  10. 【請求項10】 前記補正データ作成手段は、副走査方
    向の各位置において、前記ラインセンサにより撮像され
    たライン画像を構成する画素のうち基準線に対応する画
    素位置を求め、当該画素位置に基づき補正データを求め
    る請求項8または9記載の画像補正装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006170928A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Hitachi High-Technologies Corp イメージセンサの校正方法
JP2009032811A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Canon Machinery Inc 位置確認装置及び位置確認方法
JP2018179909A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 株式会社Ihi 対象物検知システム
JP2019149440A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ファスフォードテクノロジ株式会社 ダイボンディング装置および半導体装置の製造方法

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