JP2000121065A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2000121065A
JP2000121065A JP10293759A JP29375998A JP2000121065A JP 2000121065 A JP2000121065 A JP 2000121065A JP 10293759 A JP10293759 A JP 10293759A JP 29375998 A JP29375998 A JP 29375998A JP 2000121065 A JP2000121065 A JP 2000121065A
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Japan
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kneading
temperature
glutinous rice
cooking chamber
rice
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Yuki Takahashi
由紀 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱されたもち米を専用の混練用容器に移し
替えてもちをつくようにしたものにおいて、良好なもち
を作ることができるようにする。 【解決手段】 加熱されたもち米を専用の混練用容器に
移し替え、その混練用容器を調理室内に収容し、調理室
内において、もち米を混練用羽根により混練してもちを
つく際に、調理室内の温度を温度センサにより検出しな
がら熱風供給装置を制御することにより、調理室内の温
度を38℃となるように制御する。加熱されたもち米を
混練用容器に移し替えることで、もち米の温度が低下す
るが、調理室内の温度を制御することにより、室温が低
い場合でも、もち米の温度低下を極力防止できて、もち
のつき上がり温度を良好にでき、良好なもちを作ること
ができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱したもち米を
混練用容器に移し、この混練用容器を調理室内に収容し
た状態で、もちをつくことができる機能を備えた加熱調
理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱調理器、例えば電
子レンジにおいては、もち米を炊くことから、もち米を
混練してもちをつくまでの一連の行程を自動的に行うこ
とができるようにしたものがある。しかしながら、この
ような構成のものでは、もち米を炊くことと、混練する
ことを一つの容器で行うことになるため、容器などの構
造が複雑となる欠点がある。
【0003】そこで、もち米を炊く容器と、混練する容
器とを別々にし、まず、もち米を炊き、この後、その炊
いたもち米を専用の混練用容器に移し替え、その混練用
容器で、混練用の羽根によりもち米を混練することによ
ってもちをつくようにすることが考えられている。
【0004】このような構成とした場合には、容器など
の構造を簡素化することが可能になる。しかしながら、
100℃近い温度になっている炊いたもち米を、室温状
態に置かれていた混練用容器に移すことによって、もち
米の温度が下がり、しかも時間の経過と共にさらに温度
が下がってしまうため、良好なもちを作ることができな
いことがある。特に、室温(電子レンジが設置された室
の温度)が低い場合には、一層良好なもちを作ることが
できなくなってしまう。
【0005】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、加熱されたもち米を専用の混練
用容器に移し替えてもちをつくようにしたものにおい
て、良好なもちを作ることができる加熱調理器を提供す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の加熱調理器は、調理室と、この調理室内
に出し入れ可能に収容される混練用容器と、この混練用
容器に収容された材料を混練する混練手段と、前記調理
室内に収容された被調理物を加熱する加熱手段と、温度
センサと、前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、
加熱されたもち米を前記混練用容器に収容すると共に、
この混練用容器を前記調理室内に収容した状態で、前記
混練手段により前記もち米を混練することによってもち
をつく際に、前記制御手段は、前記温度センサの情報に
基づいて前記加熱手段を制御することを特徴とするもの
である。
【0007】上記した手段によれば、専用の混練用容器
を用いるため、容器などの構造を簡素化できる。また、
加熱されたもち米を混練用容器に移すことによってもち
米の温度が下がったとしても、温度センサの情報に基づ
いて加熱手段を制御することにより、もち米の温度の低
下が抑えられ、良好なもちを作ることができるようにな
る。
【0008】この場合、加熱手段は、ヒータと、このヒ
ータの熱を熱風として調理室内に供給するファンとを備
えた熱風供給装置とすることが好ましい(請求項2の発
明)。これによれば、もちをつく際に、もち米から発生
する蒸気が調理室の外部へ出ていくようになるので、出
来上がったもちの水分が多くなることを防止でき、一層
良好なもちを作ることができるようになる。
【0009】本発明において、制御手段は、もちをつく
際の調理開始から所定時間までの制御温度が、前記所定
時間以後の制御温度よりも高くなるように加熱手段を制
御することが好ましい(請求項3の発明)。加熱された
もち米を混練用容器に移した時が、もち米の温度低下が
一番激しいため、もちをつく際の調理の初期の制御温度
を高く設定することにより、もち米の温度低下を極力抑
えることができる。
【0010】また、本発明において、制御手段は、もち
をつく際の制御温度を室温に応じて変えることが好まし
い(請求項4の発明)。室温が低い時と高い時とでは、
もち米の温度低下の度合いも違うので、制御温度を、室
温が低い時には高く、室温が高いときにはそれより低く
なるように変えることにより、室温にかかわらず、もち
のつき上がり温度をほぼ一定にすることができ、一層良
好なもちを作ることができるようになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーブン機能付き
電子レンジに適用した第1実施例について、図1ないし
図5を参照して説明する。まず、図2ないし図4におい
て、加熱調理器である電子レンジの本体1は、外ケース
2の内部に内ケース3を設けて構成されていて、その内
ケース3の内部を調理室4としている。調理室4は前面
が開口していて、その前面開口部は、扉5により開閉さ
れるようになっている。内ケース3の右側には機械室6
が形成されていて、この機械室6の前面部に操作パネル
7が設けられれている。
【0012】内ケース3の右側壁の機械室6側にはマグ
ネトロン8が設けられ、機械室6の後部には、そのマグ
ネトロン8や図示しない高圧トランスなどを冷却する冷
却用ファン9及びこの冷却用ファン9を回転駆動するフ
ァンモータ10が配設されている。また、内ケース3の
右側壁には、調理室4内の温度を測定する温度センサ1
1が配設されている。内ケース3の左側には、排気ダク
ト12が設けられている。
【0013】内ケース3の背部には、加熱手段を構成す
る熱風供給装置13が配設されている。この熱風供給装
置13は、内ケース3の背部に設けられたケーシング1
4と、このケーシング14内に配設された熱風用ヒータ
15と、ケーシング14内に配設された熱風用ファン1
6と、この熱風用ファン16を回転駆動する熱風用モー
タ17とから構成されていて、熱風用ファン16の送風
作用により調理室4内の空気をケーシング14内に吸入
して熱風用ヒータ15により加熱し、この加熱された空
気を熱風として調理室4内に供給する構成となってい
る。
【0014】内ケース3の底部中央部には、ターンテー
ブル駆動用のシャフト20が貫通状態で設けられてい
て、このシャフト20の下部に重量センサ21が設けら
れていると共に、シャフト20を回転駆動するRTモー
タ22が設けられている。機械室6底部の前部には混練
用モータ23が設けられていて、この混練用モータ23
の回転軸23aに駆動プーリ24が取着されている。内
ケース3の底部において、上記シャフト20近傍の下面
には、従動プーリ25が回転可能に設けられていて、こ
の従動プーリ25と駆動プーリ24との間にベルト26
が掛けられている。従動プーリ25には、ギヤ部27が
設けられている。
【0015】内ケース3の底部において、上記シャフト
20の周りに位置させて回転伝達部材28が回転可能に
設けられている。この回転伝達部材28には、前記ギヤ
部27と歯合するギヤ部29が設けられていると共に、
調理室4内に臨む上端部に凹凸部からなる連結部30が
設けられている。
【0016】混練用容器31は、脚部32を介して調理
室4内に出し入れ可能に収容されるようになっていて、
底部に羽根取付部材33が回転可能に設けられている。
羽根取付部材33には、混練用容器31の内部に突出す
る軸部34と、下部に凹凸部からなる被連結部35が設
けられていて、軸部34に、混練手段を構成する混練用
羽根36が着脱可能に取着されている。
【0017】しかして、この混練用容器31は、羽根取
付部材33の被連結部35を、調理室4内底部において
回転伝達部材28の連結部30に連結させた状態で、調
理室4内に固定された状態にセットされる。なお、この
場合、調理室4内の底部には図示はしないが永久磁石が
設けられていて、この永久磁石が混練用容器31の脚部
32に吸着する吸着力により、混練用容器31が調理室
4内に固定される。この状態で、混練用モータ23が回
転駆動されると、その回転力が、駆動プーリ24、ベル
ト26、従動プーリ25、回転伝達部材28、羽根取付
部材33を介して混練用羽根36に伝達され、この混練
用羽根36が回転される。なお、混練用容器31を調理
室4から取り出す場合には、混練用容器31を前記永久
磁石の吸着力に抗して持ち上げれば良い。
【0018】前記操作パネル7には、各種のスイッチ入
力部37や表示部38が設けられている。一方、図5に
は電気的構成がブロック化されて示されている。制御手
段を構成する制御回路40は、マイクロコンピュータを
主体に構成されている。この制御回路40には、操作パ
ネル7に設けられた各種のスイッチ入力部37の信号が
入力されると共に、前記重量センサ21及び温度センサ
11の信号が入力されるようになっている。そして、制
御回路40は、それらスイッチ入力部37、重量センサ
21及び温度センサ11からの信号と、予め備えたプロ
グラムに基づいて、表示部38を制御すると共に、それ
ぞれ駆動回路41を介して、マグネトロン8、ファンモ
ータ10、熱風用モータ17、熱風用ヒータ15、RT
モータ22、混練用モータ23を制御する機能を備えて
いる。
【0019】次に、上記構成において、もちを作る場合
について説明する。使用者は、予めもち米を洗い、それ
を一晩水に浸しておく。そして、水切りしたもち米を図
示しない耐熱容器に収容し、耐熱容器に所定量の湯を入
れ、もち米の表面を均一にならしておく。また、調理室
4内には、図示しない回転網及びターンテーブルをセッ
トしておく。
【0020】そして、もち米を収容した耐熱容器を、調
理室4内のターンテーブルに載せ、扉5を閉めた状態
で、もち米を加熱するために、操作パネル7の所定のキ
ーを操作する。すると、制御回路40は、マグネトロン
8を駆動すると共に、RTモータ22及びファンモータ
10を駆動する。このうち、マグネトロン8が駆動され
ることにより、マグネトロン8から発振されたマイクロ
波が調理室4内に供給され、そのマイクロ波により耐熱
容器内のもち米及び湯が加熱される。この場合、もち米
は炊かれることになる。RTモータ22が駆動されるこ
とにより、ターンテーブル上の耐熱容器が回転され、ま
た、ファンモータ10が駆動されることにより、機械室
6内のマグネトロン8などが冷却される。
【0021】そして、制御回路40は、予め設定された
加熱のための時間が経過したら、マグネトロン8、RT
モータ22及びファンモータ10の運転を停止させ、表
示部38に加熱が終了したことを表示させる。
【0022】もち米の加熱が終了したら、使用者は、耐
熱容器を調理室4から取り出し、調理室4の外におい
て、耐熱容器内の加熱されたもち米を、混練用容器31
に移し替える。また、調理室4内にセットされていたタ
ーンテーブル及び回転網を、調理室4から取り出してお
く。この後、加熱されたもち米を収容した混練用容器3
1を、図2及び図3に示すように、調理室4内にセット
する。
【0023】そして、扉5を閉めた状態で、もちをつく
ために、操作パネル7の所定のキーを操作する。する
と、制御回路40は、混練用モータ23を駆動し、ま
た、熱風供給装置13の熱風用ヒータ15を発熱させる
と共に、熱風用モータ17を駆動させる。このうち、混
練用モータ23が駆動されることにより、ベルト26や
回転伝達部材28などを介して混練用羽根36が回転さ
れ、この混練用羽根36により混練用容器31内のもち
米が混練されることによってもちがつかれる。また、熱
風用ヒータ15が発熱すると共に、熱風用モータ17が
駆動されることにより、調理室4内に熱風が供給され
る。このとき、制御回路40は、調理室4内の温度を温
度センサ11により検出し、この温度センサ11の情報
に基づいて熱風供給装置13を制御することにより、調
理室4内の温度が、例えば38℃となるように制御す
る。
【0024】そして、制御回路40は、予め設定された
混練のための時間が経過したら、混練用モータ23及び
熱風供給装置13の運転を停止させ、表示部38に混練
が終了したことを表示させる。これにより、もち作りが
終了する。
【0025】上記した実施例によれば、次のような作用
効果を得ることができる。まず、もち米を炊く時の容器
(耐熱容器)と、混練する時の容器(混練用容器31)
とを別々にしたので、それら容器などの構造を簡素化で
きる。また、加熱されたもち米を混練用容器31に移す
ことによってもち米の温度が下がったとしても、温度セ
ンサ11の情報に基づいて熱風供給装置13を制御する
ことにより、調理室4内の温度を制御するようにしたの
で、もち米の温度の低下が抑えられ、良好なもちを作る
ことができるようになる。
【0026】ここで、図1には、4カップのもち米でも
ちをついた場合の、室温ともちのつき上がり温度との関
係を示している。この図1において、黒丸は、調理室4
内の温度を制御しない場合を示し、白丸は、調理室4内
の温度を38℃となるように制御した本実施例の場合を
示している。この場合、4カップのもち米でもちをつい
た場合のもちのつき上がり温度は、50〜55℃の範囲
となることが好ましいとされている。
【0027】この図1から明らかなように、調理室4内
の温度を制御しない場合、室温が10℃以下の場合で
は、もちのつき上がり温度は50℃以下となって、好ま
しいとされる温度範囲から外れてしまう。このような場
合には、出来上がったもちの食味が劣ってしまう。これ
に対して、本実施例のように、調理室4内の温度を38
℃となるように制御した場合には、室温が10℃以下の
場合でも、もちのつき上がり温度は50℃〜55℃の良
好な温度範囲に保つことができる。
【0028】また、調理室4内の温度を制御するための
加熱手段としては、熱風供給装置13を用いているの
で、もちをつく際に、もち米から発生する蒸気が、風に
より調理室4の外部へ出ていくようになり、出来上がっ
たもちの水分が多くなることを防止でき、一層良好なも
ちを作ることができるようになる。
【0029】図6及び図7は本発明の第2実施例を示し
たものであり、この第2実施例は、次の点に特徴を有し
ている。すなわち、混練用羽根36によりもちをつく際
に、制御回路40は、図6に破線で示すように、調理開
始から(もちのつき始めから)所定時間、この場合5分
間は、調理室4内の制御温度を45℃に設定して熱風供
給装置13を制御し、5分経過後はそれより低い38℃
に設定して熱風供給装置13を制御するようにしてい
る。図6中、実線は、調理室4内の制御温度を、調理開
始から調理終了まで38℃で一定に設定した場合を示し
ている。
【0030】図7は、調理時間ともちの温度との関係を
示している。この図7において、実線は、図6と同様
に、調理室4内の制御温度を調理開始から調理終了まで
38℃で一定に設定した場合を示し、破線は、調理開始
から5分間は調理室4内の制御温度を45℃に設定し、
5分経過後はそれより低い38℃に設定して制御した第
2実施例の場合を示している。
【0031】加熱されたもち米は100℃近い温度があ
り、このもち米を混練用容器31に移した時が、もち米
の温度低下が一番激しい。このため、第2実施例のよう
に(破線参照)、調理開始から5分間は調理室4内の制
御温度を、38℃より高い45℃に設定して制御するこ
とにより、もち米の温度低下を極力抑えることができ、
一層良好なもちを作ることができるようになる。
【0032】図8及び図9は本発明の第3実施例を示し
たものであり、この第3実施例は、次の点に特徴を有し
ている。すなわち、混練用羽根36によりもちをつく際
に、制御回路40は、図8に示すように、室温に応じて
調理室4内の制御温度を変えるようにしている。この場
合、もち米を加熱する際の調理開始時の調理室4内の温
度を温度センサ11により検出し、この検出温度を室温
とみなす。室温が低い時と高い時とでは、もち米の温度
低下の度合いも違うので、調理室4内の制御温度を、室
温が低い時には高く、室温が高いときにはそれより低く
なるように変えることにより、一層良好なもちを作るこ
とができるようになる。
【0033】図9には、室温ともちのつき上がり温度と
の関係を示している。この図9において、黒丸は、図1
と同様に、調理室4内の温度を制御しない場合を示し、
白丸は、調理室4内の制御温度を室温に応じて変えるよ
うに制御した第3実施例の場合を示している。
【0034】この図9から明らかなように、この第3実
施例のように、調理室4内の制御温度を室温に応じて変
えるように制御した場合には、室温にかかわらず、もち
のつき上がり温度をほぼ一定にすることができ、一層良
好なもちを作ることができるようになる。
【0035】図10及び図11は本発明の第4実施例を
示したものであり、この第4実施例は、次の点に特徴を
有している。すなわち、パンやピザの生地材料を混練用
容器31に収容すると共に、この混練用容器31を調理
室4内にセットした状態で、混練用羽根36により前記
生地材料を混練することによって生地を作る際に、制御
回路40は、図10に実線で示すように、室温が14℃
未満の場合には、熱風供給装置13を制御することによ
り、調理室4内の温度を図示の制御温度となるように制
御する。室温が14℃以上の場合には熱風供給装置13
による温度制御は行わない。
【0036】このような第4実施例においては、パンや
ピザの生地を作る場合に、熱風供給装置13を制御して
調理室4内の温度を制御することにより、図10の白丸
で示すように、パンやピザのこね上がりの生地の温度を
極力一定にすることができ、パンやピザの生地を良好に
作ることができるようになる。
【0037】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。上記した実施例においては、もち米を加熱す
ることと、その加熱されたもち米を混練してもちをつく
こととを電子レンジで行うようにしたが、本発明は、も
ち米を加熱すること(炊いたり蒸したりすること)は、
電子レンジとは別で行い、その加熱されたもち米を混練
用容器31に移し替えて、もちをつく場合にも適用でき
る。
【0038】もちをつく場合の温度制御用の加熱手段と
しては、熱風供給装置13に限られず、単なるヒータ、
或いは、マグネトロン8を用いるようにしても良い。ま
た、室温を検出する場合には、室温検出用の専用の温度
センサを設けるようにしても良い。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば次のような効果を得ることができる。請求項1
の加熱調理器によれば、専用の混練用容器を用いるた
め、容器などの構造を簡素化できる。また、加熱された
もち米を混練用容器に移すことによってもち米の温度が
下がったとしても、加熱手段を制御することにより、も
ち米の温度の低下が抑えられ、良好なもちを作ることが
できるようになる。
【0040】請求項2の加熱調理器によれば、加熱手段
として熱風供給装置を用いることにより、もちをつく際
に、もち米から発生する蒸気が調理室の外部へ出ていく
ようになるので、出来上がったもちの水分が多くなるこ
とを防止でき、一層良好なもちを作ることができるよう
になる。請求項3の加熱調理器によれば、加熱されたも
ち米を混練用容器に移した時が、もち米の温度低下が一
番激しいため、もちをつく際の調理の初期の制御温度を
高く設定することにより、もち米の温度低下を極力抑え
ることができ、ひいては一層良好なもちを作ることがで
きるようになる。
【0041】請求項4の加熱調理器によれば、室温に応
じて制御温度を変えることにより、室温にかかわらず、
もちのつき上がり温度をほぼ一定にすることができ、一
層良好なもちを作ることができるようになる。請求項5
の加熱調理器によれば、パンやピザの生地材料を混練し
て生地を作る場合にも、加熱手段を制御することによ
り、良好な生地を作ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、室温ともち
のつき上がり温度との関係を示す図
【図2】調理室に混練用容器をセットした状態での斜視
【図3】同状態での縦断正面図
【図4】混練用容器を外した状態での横断平面図
【図5】電気的構成を示すブロック図
【図6】本発明の第2実施例を示すもので、調理時間と
制御温度との関係を示す図
【図7】調理時間ともちの温度との関係を示す図
【図8】本発明の第3実施例を示すもので、室温と制御
温度との関係を示す図
【図9】図1相当図
【図10】本発明の第4実施例を示すもので、室温と制
御温度との関係を示す図
【図11】室温とこね上がり生地温度との関係を示す図
【符号の説明】
1は本体、4は調理室、8はマグネトロン、11は温度
センサ、13は熱風供給装置、15は熱風用ヒータ(ヒ
ータ)、16は熱風用ファン(ファン)、17は熱風用
モータ、23は混練用モータ、31は混練用容器、36
は混練用羽根(混練手段)、40は制御回路(制御手
段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理室と、この調理室内に出し入れ可能
    に収容される混練用容器と、この混練用容器に収容され
    た材料を混練する混練手段と、前記調理室内に収容され
    た被調理物を加熱する加熱手段と、温度センサと、前記
    加熱手段を制御する制御手段とを備え、 加熱されたもち米を前記混練用容器に収容すると共に、
    この混練用容器を前記調理室内に収容した状態で、前記
    混練手段により前記もち米を混練することによってもち
    をつく際に、前記制御手段は、前記温度センサの情報に
    基づいて前記加熱手段を制御することを特徴とする加熱
    調理器。
  2. 【請求項2】 加熱手段は、ヒータと、このヒータの熱
    を熱風として調理室内に供給するファンとを備えた熱風
    供給装置であることを特徴とする請求項1記載の加熱調
    理器。
  3. 【請求項3】 制御手段は、もちをつく際の調理開始か
    ら所定時間までの制御温度が、前記所定時間以後の制御
    温度よりも高くなるように加熱手段を制御することを特
    徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 制御手段は、もちをつく際の制御温度を
    室温に応じて変えることを特徴とする請求項1記載の加
    熱調理器。
  5. 【請求項5】 パンやピザの生地材料を混練用容器に収
    容すると共に、この混練用容器を調理室内に収容した状
    態で、混練手段により前記生地材料を混練することによ
    って生地を作る際にも、制御手段は、温度センサの情報
    に基づいて加熱手段を制御することを特徴とする請求項
    1記載の加熱調理器。
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