JP2000120955A - フレキシブル管継手 - Google Patents

フレキシブル管継手

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JP2000120955A
JP2000120955A JP10295908A JP29590898A JP2000120955A JP 2000120955 A JP2000120955 A JP 2000120955A JP 10295908 A JP10295908 A JP 10295908A JP 29590898 A JP29590898 A JP 29590898A JP 2000120955 A JP2000120955 A JP 2000120955A
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Japan
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distal end
locking
mounting member
flexible tube
convex
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JP10295908A
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Kazunori Ozaki
一憲 尾崎
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Mitsubishi Shindoh Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Shindoh Co Ltd
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブル管16の抜け外れの防止、正確
な位置決め、シール性の向上を図る。 【解決手段】 凸壁部11が形成された取付孔12を有
する継手本体13と、この取付孔12に挿入されて取り
付けられる取付部材17と、この取付部材17の先端に
装着されて凸壁部11側に押圧される係止部材18とを
備え、フレキシブル管16の凹部16bに外嵌する係止
部材18の略円環板状の係止部24の後端面24aに、
取付部材17の先端部14に形成した略円筒壁状の押圧
部20の先端面20aが当接して係止部材18を押圧す
るようにし、係止部24の先端面の内周側には環状凹部
26を形成し、凸壁部11の内周部に位置決め凸部11
bを形成し、凸壁部11の壁面11aには円環部19a
と円筒部19bとが一体に形成されてなるシール部材1
9を装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス配管等に使用
されるフレキシブル管の端部に取り付けられるフレキシ
ブル管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のフレキシブル管継手としては、
従来例えば図10に示すようなものが提案されている。
この図10に示すフレキシブル管継手は、特開平7−1
45894号公報に記載されたものであって、円周上に
複数箇所の軸線方向の切り割り溝を有して、拡径してフ
レキシブル管1に外挿するとともに縮径してフレキシブ
ル管1の谷部1aに係止する抜止め具2と、この抜止め
具2を回転自在に係合するとともに押圧する前部3aと
フレキシブル管1が挿通する孔3bを有するナット3
と、このナット3に螺合し、内面に上記抜止め具2が嵌
入する嵌入内面4aと挿入したフレキシブル管1が突当
たる突当壁4bとを有する継手本体4とから構成されて
いる。また、上記継手本体4とナット3の螺合間には、
ナット3の増し締め量を残して拡径可能なカラー5が介
装されている。
【0003】ここで、このフレキシブル管継手における
上記抜止め具2は、フレキシブル管1の外面波山に係止
する周方向に4箇所の割溝を有した銅合金製の係止部2
aと、この係止部2aを環状に保持するため係止部2a
の後端と固着し、上記ナット3と係合する係合突起2b
を設けた環状の合成樹脂製のガイド2cとが一体成形さ
れて構成され、ナット3の内周に形成された環状溝3c
に上記係合突起2bを係合させて該ナット3の先端部に
装着されている。また、継手本体4の上記突当壁4bに
は環状パッキン6が装着されるとともに、その外周のパ
ッキン挿入溝4cには耐火膨張パッキン7が装着されて
いる。さらに、図中に符号8で示すのはOリングであ
り、符号9で示すのはT型パッキンである。
【0004】このようなフレキシブル管継手において
は、図10の上半分に示されるようにナット3の後端部
よりフレキシブル管1を差し込むと、フレキシブル管1
の先端部は抜止め具2の係止部2aを押し拡げながら継
手本体4内に挿入されて突当壁4bの環状パッキン6に
突き当たり、この状態で抜止め具2の係止部2aがフレ
キシブル管1の谷部1aに嵌合する。次いで、この状態
からナット3を回転して継手本体4に増し締め付けを行
うと、図10の下半分に示されるようにカラー5が拡径
して継手本体4の外面に乗り上げて係止が外れるととも
に、ナット3の先端面3dが抜止め具2のガイド2cの
段部2dに当接して抜止め具2を継手本体4の嵌入内面
4a内に押し込む。すると、これに伴い抜止め具2の係
止部2aがフレキシブル管1を係止しながら該フレキシ
ブル管1の管端部1bを突当壁4b側へ押して、抜止め
具2と突当壁4bとの間でこの管端部1bが環状パッキ
ン6を介して挟着され、この挟着部で管端部1bのフレ
キシブル管1の外面波山の1山が押し潰されてフレキシ
ブル管1に継手が接続、固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のフレキシブル管継手では、まず第1に、上述のよ
うにナット3の先端面3dが抜止め具2の係止部2aの
後端側のガイド2cの段部2dに当接して抜止め具2を
押し込むようにされていて、ナット3の先端面3dとフ
レキシブル管1を係止する抜止め具2の係止部2aとの
間に合成樹脂製のガイド2cが介在することとなり、こ
のためナット3による押し込み力が係止部2aに確実に
伝えられずに管端部1bの挟着が不十分となり、フレキ
シブル管1が継手から抜け易くなるおそれがあった。ま
た、第2に、フレキシブル管1の管端部1bが当接する
継手本体4の突当壁4bおよび環状パッキン6の端面が
平坦であるため、例えば管端部1bの先端面が斜めに切
断されていたり先端面にバリが残っていたりすると、ナ
ット3を回転させることにより抜止め具2を介して管端
部1bを突当壁4b側に押し付けた際に、管端部1bが
径方向にずれて接続、固定が不安定となってしまった
り、場合によっては管端部1bが継手本体4の貫通孔4
dから外れてしまったりするおそれもある。
【0006】さらに、上記フレキシブル管継手では第3
に、上記抜止め具2の係止部2aと突当壁4bの環状パ
ッキン6との間にフレキシブル管1の管端部1bを挟着
して押し潰した際に、この係止部2aの先端面と環状パ
ッキン6の端面との間に管端部1bの外面波山の押し潰
された1山分の厚さの間隔があくこととなる。このた
め、上述のように耐火膨張パッキン7やOリング8、T
型パッキン9などを介装しなければ十分なシール性を確
保することは困難であり、万一これらに損傷が生じたり
するとガス漏れが生じるおそれがある。しかも、第4に
は、突当壁4bに設けられる環状パッキン6とその外周
の耐火膨張パッキン7とが別体であるため、例えばフレ
キシブル管1の管端部1bにバリなどが残っていて管端
部1bを押し込んだ際に環状パッキン6が部分的に強く
押圧されたりすると、これら環状パッキン6と耐火膨張
パッキン7との間に隙間が生じてしまい、シール性が一
層損なわれるおそれもある。
【0007】本発明は、このような背景の下になされた
もので、第1にはフレキシブル管の端部から抜け外れる
ことなく確実に接続、固定することが可能なフレキシブ
ル管継手を提供し、第2には挿入されたフレキシブル管
の端部を位置決めして継手本体の所定の位置に取り付け
ることが可能なフレキシブル管継手を提供し、第3には
押し潰されたフレキシブル管の端部の厚さ分の間隔によ
ってシール性が損なわれるのを防ぐことが可能なフレキ
シブル管継手を提供し、第4にはフレキシブル管の端部
のバリ等の有無に拘わらず、一層確実なシール性を確保
することが可能なフレキシブル管継手を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決して、こ
のような目的を達成するために、本発明は、まず第1
に、内周に凸壁部が形成された取付孔を有する継手本体
と、この取付孔に先端部が挿入されて取り付けられると
ともに内周部にフレキシブル管の端部が挿入される筒状
の取付部材と、この取付部材の先端に装着されて該取付
部材の挿入により上記凸壁部側に押圧され、該凸壁部と
の間で上記フレキシブル管の先端外周の凸部を押し潰し
て係止する係止部材とを備えたフレキシブル管継手にお
いて、この係止部材に、弾性的に拡径可能とされて上記
フレキシブル管の先端側外周の凹部に外嵌する略円環板
状の係止部を形成するとともに、上記取付部材の先端部
に略円筒壁状の押圧部を形成して、この押圧部の先端面
が上記係止部の取付部材側を向く後端面に当接して該係
止部材を押圧するようにしたことを特徴とする。従っ
て、このようなフレキシブル管継手によれば、係止部材
の略円環板状の係止部が取付部材の略円筒状の押圧部の
先端面によって直接的に押圧されるので、取付部材の挿
入による押し込み力によりフレキシブル管の凸部を凸壁
部との間で確実に押し潰して挟着することができ、フレ
キシブル管端部が容易に抜け外れるような事態を防止す
ることが可能となる。
【0009】ここで、上記係止部材は、上記従来のフレ
キシブル管継手の抜止め具のように周方向に割溝(スリ
ット部)を有した金属製の係止部を樹脂製のガイドによ
って環状に保持して一体成形したようなものでもよい
が、例えば材質として四ふっ化エチレンやポリアミド、
ポリカーボネート等の樹脂を選択して、その弾性係数を
500〜3000MPa程度に設定したりすることによ
り、少なくとも上記係止部を周方向に連続した断面を有
する円環状に形成するようにしてもよく、すなわちこの
係止部にスリット部を設けることなく該係止部を弾性的
に拡径可能としてフレキシブル管の凹部に外嵌せしめる
ようにしてもよく、この場合には、係止部材を成形する
際の工程の簡略化が図られるとともに、シール性の向上
を図ることができる。また、上記係止部材を、少なくと
もその上記係止部がスリット部によって周方向に分割さ
れるように形成した場合でも、このスリット部に柔軟性
を有するシール材を充填することにより、係止部を確実
に拡径可能としつつもシール性の向上を図ることができ
る。さらに、上記取付孔の上記凸壁部側に、該凸壁部側
に向かうに従い漸次縮径するテーパ部を形成するととも
に、上記係止部の外周面には、先端側に向かうに従い漸
次縮径するテーパ面を形成すれば、取付部材の挿入によ
って係止部材が取付孔の凸壁部側に押圧された際に、係
止部外周のテーパ面が取付孔のテーパ部に密着するの
で、一層のシール性の向上を図ることができる。
【0010】また、本発明は、第2に、内周に凸壁部が
形成された取付孔を有する継手本体と、この取付孔に先
端部が挿入されて取り付けられるとともに内周部にフレ
キシブル管の端部が挿入される筒状の取付部材と、この
取付部材の先端に装着されて該取付部材の挿入により上
記凸壁部側に押圧され、該凸壁部との間で上記フレキシ
ブル管の先端外周の凸部を押し潰して係止する係止部材
とを備えたフレキシブル管継手において、上記凸壁部の
内周部に、上記取付部材側に向けて突出して上記フレキ
シブル管の先端内周に収容される位置決め凸部を形成し
たことを特徴とする。従って、このようなフレキシブル
管継手においては、上記位置決め凸部の外周側の凸壁部
にフレキシブル管の先端部が突き当てられた上で、上記
係止部材と該凸壁部との間でフレキシブル管の凸部が押
圧されて押し潰されるので、このフレキシブル管の先端
面が斜めに切断されていたりバリが残っていたりして
も、このフレキシブル管の先端部が上記位置決め凸部を
越えて径方向にずれるようなことはなく、継手本体の所
定の位置に確実にフレキシブル管端部を取り付けること
が可能となる。
【0011】さらに、本発明は、第3に、内周に凸壁部
が形成された取付孔を有する継手本体と、この取付孔に
先端部が挿入されて取り付けられるとともに内周部にフ
レキシブル管の端部が挿入される筒状の取付部材と、こ
の取付部材の先端に装着されて該取付部材の挿入により
上記凸壁部側に押圧され、該凸壁部との間で上記フレキ
シブル管の先端外周の凸部を押し潰して係止する係止部
材とを備えたフレキシブル管継手において、この係止部
材に、弾性的に拡径可能とされて上記フレキシブル管の
先端側外周の凹部に外嵌する略円環状の係止部を形成す
るとともに、この係止部の上記凸壁部側を向く先端面の
内周側に環状凹部を形成したことを特徴とする。従っ
て、このようなフレキシブル管継手によれば、係止部材
と凸壁部との間でフレキシブル管の凸部が押し潰された
際に、押し潰された凸部を係止部の上記環状凹部に収容
することができ、この押し潰された凸部の厚さ分の隙間
が係止部材と凸壁部との間にあいたりするのを防ぐこと
ができる。また、この環状凹部を、外周側が大きく凹む
ように形成すれば、一層確実なフレキシブル管端部の抜
け防止を図ることができる。
【0012】さらにまた、本発明は、第4に、内周に凸
壁部が形成された取付孔を有する継手本体と、この取付
孔に先端部が挿入されて取り付けられるとともに内周部
にフレキシブル管の端部が挿入される筒状の取付部材
と、この取付部材の先端に装着されて該取付部材の挿入
により上記凸壁部側に押圧され、該凸壁部との間で上記
フレキシブル管の先端外周の凸部を押し潰して係止する
係止部材とを備えたフレキシブル管継手において、上記
凸壁部の上記取付部材側を向く壁面に、上記フレキシブ
ル管の先端が当接する円環部と、この円環部の外周縁か
ら上記取付部材側に向けて延び、押し潰された上記フレ
キシブル管の先端外周の凸部を収容可能な内径を有する
円筒部とが一体に形成されてなるシール部材を装着した
ことを特徴とする。従って、このようなフレキシブル管
継手によれば、管端部にバリが残されていたりしても、
上記シール部材の円環部と円筒部との間に隙間が生じた
りすることはなく、一層確実なシール性を得ることがで
きる。また、上記係止部材に、弾性的に拡径可能とされ
て上記フレキシブル管の先端側外周の凹部に外嵌する略
円環状の係止部を形成するとともに、この係止部の上記
凸壁部側を向く先端面の内周側に環状凹部を形成し、上
記シール部材の上記円筒部をこの環状凹部に収容するよ
うにすれば、管端部の潰された凸部の先後端と外周とが
上記環状凹部とシール部材とによって被覆されてしまう
ので、さらに確実なシール性を得ることが可能となる。
【0013】また、内周に凸壁部が形成された取付孔を
有する継手本体と、この取付孔に先端部が挿入されて取
り付けられるとともに内周部にフレキシブル管の端部が
挿入される筒状の取付部材と、この取付部材の先端に装
着されて該取付部材の挿入により上記凸壁部側に押圧さ
れ、該凸壁部との間で上記フレキシブル管の先端外周の
凸部を押し潰して係止する係止部材とを備えたフレキシ
ブル管継手において、この係止部材に、弾性的に拡径可
能とされて上記フレキシブル管の先端側外周の凹部に外
嵌する略円環板状の係止部を形成するとともに、上記取
付部材の先端部に略円筒壁状の押圧部を形成して、この
押圧部の先端面が上記係止部の取付部材側を向く後端面
に当接して該係止部材を押圧するようにし、上記係止部
の上記凸壁部側を向く先端面の内周側には環状凹部を形
成し、上記凸壁部の内周部に、上記取付部材側に向けて
突出して上記フレキシブル管の先端内周に収容される位
置決め凸部を形成し、上記凸壁部の上記取付部材側を向
く壁面には、上記フレキシブル管の先端が当接する円環
部と、この円環部の外周縁から上記取付部材側に向けて
延び、押し潰された上記フレキシブル管の先端外周の凸
部を収容可能な内径を有する円筒部とが一体に形成され
てなるシール部材を装着すれば、上記第1〜第4の目的
すべてを達成しうるフレキシブル管継手を提供すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は、本発明の一実
施形態を示すものである。本実施形態のフレキシブル管
継手は、内周に凸壁部11が形成された取付孔12を有
する継手本体13と、この取付孔12に先端部14が挿
入されて取り付けられるとともに内周部15にフレキシ
ブル管16の端部が挿入される筒状の取付部材17と、
この取付部材17の先端に装着されて該取付部材17の
挿入により上記凸壁部11側に押圧され、該凸壁部11
との間で上記フレキシブル管16の先端外周の凸部16
aを押し潰して係止する係止部材18とから主として構
成されている。
【0015】継手本体13は、略多段円筒状に形成され
たものであって、その中心軸線O方向の一端側(図1お
よび図3において左側)の内周部が上記取付孔12とさ
れるとともに、この内周部の上記軸線O方向略中央部に
内周側に一段縮径するようにして上記凸壁部11が形成
され、さらにこの凸壁部11よりも軸線O方向他端側
(図1および図3において右側)の内周部は、凸壁部1
1の内周よりも一段大きく拡径して継手本体13の他端
に貫通する貫通孔13aとされている。また、この継手
本体13の外周部の上記軸線O方向略中央部には、当該
継手本体13にスパナ等の作業用工具を係合せしめるた
めの断面略正六角形状のナット部13bが形成されると
ともに、この係合部13bよりも他端側は軸線O方向他
端側に向かうに従い漸次縮径するテーパ面状に形成され
ていて、その外周にはテーパネジ部13cが形成されて
いる。
【0016】さらに、上記取付孔12の内周には、継手
本体13の一端から僅かに間隔をあけた位置から他端側
に向けて所定幅の部分が内周側に僅かに縮径するように
形成されており、この部分には雌ねじ部12aが形成さ
れている。また、この雌ねじ部12aよりも上記軸線O
方向他端側の部分は、雌ねじ部12aより僅かに拡径し
た後に軸線Oに垂直な段部12bを介して縮径し、さら
に軸線O方向他端側に向かうに従い漸次縮径するテーパ
部12cを経て上記凸壁部11に至るように形成されて
いる。ここで、この凸壁部11は、その上記一端側を向
く壁面11aが軸線Oに垂直な円環状に形成されるとと
もに、内周面が軸線Oを中心とした断面円形をなすよう
に形成されたものであり、さらに本実施形態ではこの凸
壁部11の内周部に、上記壁面11aの内周縁から一端
側、すなわち上記取付部材17側に向けて突出する位置
決め凸部11bが形成されている。
【0017】この位置決め凸部11bは、軸線Oを中心
とする略円筒壁状に形成されたものであって、その内周
面が凸壁部11の内周面に面一とされるとともに外周面
は上記一端側に向かうに従い縮径するテーパ面状に形成
されており、この外周面の外径は、凸壁部11の上記壁
面11a側の最も大きな部分で、フレキシブル管16の
凹部16bの内径よりも極僅かに小さくなるように設定
されていて、該フレキシブル管16の先端を上記取付部
材17に挿入して凸壁部11側に押し付けた際に、この
位置決め凸部11bがフレキシブル管16の先端内周に
嵌挿されて収容されるようになされている。なお、この
位置決め凸部11bの上記壁面11aからの軸線O方向
の突出高さは、本実施形態では該壁面11aから取付孔
12の上記段部12bまでの高さと略同等か僅かに小さ
くなるように設定されている。
【0018】さらに、本実施形態では、この位置決め凸
部11bの周りの凸壁部11の取付部材17側を向く上
記壁面11aに円環状のシール部材19が装着されてい
る。このシール部材19は、四ふっ化エチレン樹脂等の
軟質でかつ気密性を有する材質から形成されていて、円
環状の上記壁面11aに密着させられる平板状の円環部
19aとこの円環部19aの外周縁から垂直に取付部材
17側に向けて延びる円筒部19bとが上記材質により
一体成形されて構成されている。このうち上記円環部1
9aは、その内径が上記位置決め凸部11bの外周面の
壁面11a側の部分に密着可能な大きさとされるととも
に、外径は上記壁面11aの外径よりも若干小さく設定
されている。また、上記円筒部19bは、その内径がフ
レキシブル管16の凸部16aの外径よりも僅かに大き
く、押し潰されたフレキシブル管16先端の凸部16a
を収容可能とされるとともに、その外周面は、取付部材
17側の部分が取付部材17側に向かうに従い漸次縮径
するテーパ面状に形成されている。
【0019】一方、このような継手本体13の取付孔1
2に取り付けられる上記取付部材17は、該取付孔12
に挿入される先端側(図1および図3において右側)に
向かうに従い段階的に縮径するやはり多段円筒状に形成
されており、その後端側(図1および図3において左
側)の外周部には、フレキシブル管16の取付時に取付
部材17にスパナ等の作業用工具を係合せしめるための
断面略正六角形状のナット部17aが形成されている。
また、このナット部17aよりも先端側の上記先端部1
4の外周には、取付孔12の雌ねじ部12aに螺合する
雄ねじ部14aがナット部17aとの間に僅かに間隔を
あけて形成されている。
【0020】そして、取付部材17の先端部14におい
てこの雄ねじ部14aよりも先端側の部分は、軸線Oに
垂直な段差部14bを介してその外径が雄ねじ部14a
よりも一段縮径する略円筒壁状に形成されており、本実
施形態における押圧部20とされている。すなわち、こ
の押圧部20は、上記段差部14bの内周側から軸線O
に同軸に取付部材17の先端側に突出する円筒壁部が該
取付部材17に一体に形成されて構成されており、その
先端面20aは上記軸線Oに垂直な円環状の平坦面に形
成されている。また、この押圧部20の外周面20bに
は、上記段差部14bとの間に間隔をあけて、外周側に
小さく突出する係合凸部20cが軸線O回りに周回する
環状に形成されており、この係合凸部20cの後端側を
向く壁面は軸線Oに垂直に形成される一方、該係合凸部
20cの先端側を向く壁面は先端側に向かうに従い漸次
縮径するテーパ面状に形成されている。
【0021】さらにまた、上記取付部材17の内周部1
5は、取付部材17の後端から先端側に向けて、軸線O
方向に上記雄ねじ部14aの後端側において一段縮径す
るように形成されており、その後端側の大径部15aが
フレキシブル管16の外周を覆う被覆部16cを挿入可
能な内径とされるとともに、先端側の小径部15bは、
上記被覆部16cを剥ぎ取ってむき出しにされたフレキ
シブル管16先端の上記凹凸部16a,16bを有する
金属製の本体16dを略嵌挿可能な内径とされて、この
内径のまま上記押圧部20の先端面20aの内周に直交
するように形成されている。なお、この内周部15の上
記大径部15aには軸線O回りに周回する環状の凹溝1
5cが形成されており、この凹溝15cにはリング状の
パッキン21が装着されていてフレキシブル管16の上
記被覆部16cの外周に密着させられている。また、図
1に示すように取付部材17の雄ねじ部14aを継手本
体13の雌ねじ部12aに僅かに螺合させた状態におい
て、取付部材17外周の上記ナット部17aの先端と継
手本体12の後端との間には、樹脂製のスペーサリング
22が取り外し可能に介装されており、さらに上記ナッ
ト部17aの先端側において取付部材17の外周とスペ
ーサリング22との間にはOリング23が取り付けられ
ている。
【0022】このような取付部材17の先端に装着され
る上記係止部材18は、本実施形態では図4に示すよう
に略円環板状をなす係止部24と、この係止部24の取
付部材17側を向く円環状の後端面24aの外周縁から
後端側に延びる円筒状の装着部25とが、ポリアセター
ルやポリアミド、ポリカーボネート等の樹脂によって一
体に成形されたものであって、その弾性係数は2000
〜10000MPaに設定されている。ここで、本実施
形態では、この係止部材18に、その上記係止部24か
ら装着部25の先端側にかけて図4に示すように上記軸
線Oを含む平面に沿って延びる複数のスリット部18a
…が軸線Oを中心とする周方向に等間隔に形成されてい
て、これらのスリット部18a…により係止部24は周
方向に分割されて軸線Oに対する径方向外周側に弾性的
に拡径可能、かつ径方向内周側にも弾性的に縮径可能と
されており、さらに係止部24が弾性変形していない状
態において該係止部24の内周部は、フレキシブル管1
6外周の凹部16bに外嵌可能な内径とされている。
【0023】また、本実施形態では、この係止部材18
の係止部24の上記凸壁部11側を向く先端面の内周側
に、環状凹部26が形成されている。この環状凹部26
は、本実施形態では上記係止部24の先端面の内周側の
部分が円環状に後端側に向けて一段凹むようにして形成
されたものであって、この環状凹部26の先端側を向く
底面26aは軸線Oに垂直に形成されるとともに、この
底面26aの外周縁から先端側に屹立する周壁面26b
は軸線Oを中心とした円筒内壁面状に形成されている。
さらに、この周壁面26bの内径は、凸壁部11に装着
された上記シール部材19の円筒部19bのテーパ面状
をなす外周面の小径となる取付部材17側の周縁部より
も大きく、かつこの外周面の大径となる凸壁部11側の
周縁部よりも僅かに小さく設定されていて、取付部材1
7を継手本体13の取付孔12にねじ込んで係止部材1
8を凸壁部11側に押圧した際に、図3に示すようにこ
のシール部材19の円筒部19bが環状凹部26に収容
されて押し潰され、上記底面26aと周壁面26bとフ
レキシブル管16の押し潰された凸部16aの外周とに
密着するようになされている。
【0024】なお、本実施形態では、この係止部24の
外周面の先端側に、その先端側、すなわち取付孔12の
凸壁部11側に向かうに従い漸次縮径するテーパ面24
bが形成されており、そのテーパ角は継手本体13の取
付孔12の上記テーパ部12cのテーパ角と略等しく設
定されるとともに、該テーパ面24bの先端側の小径と
なる周縁部の外径は、上記テーパ部12cの大径となる
段部12b側の周縁部の内径よりも小さく、かつ該テー
パ部12cの小径となる凸壁部11側の周縁部の内径よ
りは大きくなるように設定されていて、取付部材17の
先端部14を取付孔12にねじ込んで係止部材18を凸
壁部11側に押圧した際に、このテーパ面24bが密着
して係止部24がテーパ部12cに収容され、さらに係
止部材18が押し込まれることで係止部24が僅かに縮
径させられるようになされている。また、この係止部2
4の外周面の後端側の部分は、取付孔12の雌ねじ部1
2aの内径よりも僅かに小さな外径の円筒面状とされ、
当該係止部材18の上記装着部25の外周面に面一とな
るように形成されている。さらに、この係止部24の上
記後端面24aは上記軸線Oに垂直な平坦面状に形成さ
れている。
【0025】また、この係止部材18の上記装着部25
は、その内径が取付部材17の先端部14の上記押圧部
20の外周面20bに形成された係合凸部20cの外径
と略同等とされて、この係合凸部20cが該装着部25
に内嵌可能とされるとともに、この装着部25の内周部
の後端には、内周側に小さく突出する断面方形の被係合
凸部25aが軸線O回りに環状に周回するようにして一
体形成されている。この被係合凸部25aは、その内径
が押圧部20の外周面20bの外径と略同等とされてこ
の円筒壁状の押圧部20に外嵌可能とされるとともに、
その後端側を向く端面が装着部25の後端面と面一とさ
れ、さらに係止部24の上記後端面24aから該被係合
凸部25aの先端側を向く端面までの部分が、取付部材
17の押圧部20の先端面20aから係合凸部20cの
後端側を向く壁面までの部分に、軸線O方向において先
後両端側から外嵌可能とされている。
【0026】このように形成された係止部材18は、取
付部材17の先端側からその装着部25を上記押圧部2
0に嵌挿して後端側に押し込むことにより、装着部25
の後端側の部分が拡径するように係止部材18が弾性変
形しつつ、上記被係合凸部25aが押圧部20の外周面
20bの係合凸部20cを乗り越えて図1に示すように
該係合凸部20cと取付部材17の先端部14の上記段
差部14bとの間に嵌め込まれ、軸線O回りに回動可能
かつ軸線O方向には係合した状態で上記押圧部20に装
着される。そして、この装着状態で、取付部材17の押
圧部20の軸線Oに垂直とされた上記先端面20aは、
同じく軸線Oに垂直な平坦面とされた係止部材18の係
止部24の後端面24aに全面的に密着して当接可能と
されている。さらに、こうして係止部材18が取り付け
られた取付部材17は、上記パッキン21、スペーサリ
ング22、およびOリング23が装着された上で、シー
ル部材19が装着された継手本体13の取付孔12に、
スペーサリング22が当接するまで雄ねじ部14aが雌
ねじ部12aにねじ込まれることにより取り付けられ、
これにより本実施形態のフレキシブル管継手が組み立て
られる。
【0027】このように構成されたフレキシブル管継手
をフレキシブル管16の端部に取り付けるに際しては、
まず上述のように被覆部16cが剥ぎ取られたフレキシ
ブル管16の端部を取付部材17の内周部15に後端側
から挿入することにより、このフレキシブル管16の本
体16dの最先端の凸部16aが係止部材18の係止部
24を押し拡げて拡径させ、さらに凸部16が係止部2
4を乗り越えたところで係止部24が縮径して図1に示
すように該凸部16aに連なるフレキシブル管16の凹
部16bに外嵌される。次いで、上記スペーサリング2
2を取り外し、ナット部13b,17aにスパナ等の作
業用工具を係合させて継手本体13と取付部材17とを
相対回転させ、雌ねじ部12aに雄ねじ部14aをねじ
込んで取付部材17の先端部14を取付孔12に挿入し
て行くことにより、上記係止部材18の係止部24が取
付部材17の押圧部20の先端面20aによって押圧さ
れてフレキシブル管16先端の上記凸部16aが継手本
体13の凸壁部11側に押し付けられ、この凸壁部11
と係止部24との間で凸部16aが押し潰されて円環板
状に偏平させられるとともに軸線O方向に挟着されて係
止され、フレキシブル管16の端部に当該フレキシブル
管継手が固定される。
【0028】しかして、上記構成のフレキシブル管継手
においては、まず第1に、上記係止部材18の先端に弾
性的に拡径可能とされてフレキシブル管16先端側外周
の凹部16bに外嵌する略円環板状の係止部24が形成
されるとともに、上記取付部材17には、その先端部1
4に略円筒壁状の押圧部20が形成されていて、この押
圧部20の先端面20aが上記係止部24の取付部材1
7側を向く後端面24aに当接して該係止部材18を押
圧するようになされている。すなわち、円環板状の係止
部24の後端面24aが押圧部20の円環状の先端面2
0aによって直接的かつ全面的に支持されて押圧される
こととなるので、雄ねじ部14aをねじ込んで取付部材
17の先端部14を取付孔12に挿入することによる押
し込み力により、この係止部24によってフレキシブル
管16の上記凸部16aを凸壁部11との間で確実に押
し潰して挟着し、係止することができる。
【0029】この点、上記従来のフレキシブル管継手に
おいては、図10に示されるようにナット3の先端面3
dが抜止め具2の後端側に延びるガイド2cの段部2d
に当接し、このガイド2cを介して抜止め具2の係止部
2aを押圧するようにされており、このガイド2cが合
成樹脂製であることとも相俟ってナット3のねじ込みに
よる押し込み力を確実かつ効率的に係止部2aに伝える
ことは不可能であり、管端部1bの挟着が不十分となっ
てフレキシブル管1が継手から抜け易くなるおそれがあ
ったが、本実施形態のフレキシブル管継手によれば、上
述のようにフレキシブル管16の凸部16aを確実に挟
着して係止可能であることから、フレキシブル管16が
後端側に引っ張られるようなことがあっても、フレキシ
ブル管16の端部が容易に抜け外れてしまうような事態
を防止することができ、より安全性の高いフレキシブル
管の接続を図ることが可能となる。
【0030】また、本実施形態では、上記係止部材18
の係止部24から装着部25の先端側にかけてスリット
部18a…が形成されており、これによりフレキシブル
管16の端部を挿入する際に、係止部24を容易に拡径
せしめてフレキシブル管16の凸部16aを押し込み可
能としつつ、略円環板状の形状を維持して係止部24を
凹部16bに確実に外嵌させることができる。その一方
で、本実施形態では、この係止部24の外周にテーパ面
24bが形成されるとともに、取付孔12の凸壁部11
側にはテーパ部12cが形成されていて、取付部材17
の先端部14を取付孔12にねじ込んで挿入することに
より、上記テーパ面24bがテーパ部12cに密着した
上で、さらに係止部24が僅かに縮径させられるように
なされており、これによって上記スリット部18a…が
狭められて閉塞されるので、フレキシブル管16の凸部
16aを押し潰して挟着した後では、このスリット部1
8aからガスが漏れ出すようなことはない。
【0031】ただし、本実施形態の係止部材18では、
上述のように弾性係数を設定した上でスリット部18a
…を形成することによって係止部24を容易に拡縮径可
能としているが、例えばこれを四ふっ化エチレンやポリ
アミド、ポリカーボネート等の樹脂材料により形成した
りして、その弾性係数を500〜3000MPa程度に
設定した場合には、このようなスリット部18a…を形
成せずとも、例えば図5に示す変形例の係止部材31の
ように、円環板状の係止部24とその後端面24aの外
周縁から後端側に延びる円筒状の装着部25とを一体形
成して、少なくとも係止部24が上記スリット部18a
などにより不連続となることなく周方向に連続した略一
定形状の断面を有する円環状の係止部材18を用いるこ
とも可能である。しかるに、このような係止部材18を
用いた場合には、弾性係数が上記範囲に設定されている
ことにより、フレキシブル管16の凹部16bへの外嵌
やテーパ部12cへの収容の際に係止部24を拡縮径可
能とするとともに、取付部材17の先端面14aによる
押圧によって上記凸部16aを押し潰し可能としつつ
も、スリット部18aが形成されることがないため、係
止部材31の製造工程の簡略化を図ることができるとと
もに、シール性を向上させてガス漏れ等の発生を一層確
実に防止することが可能となる。
【0032】また、上記実施形態の係止部材18のよう
に、スリット部18a…を形成して係止部24が周方向
に分割されるようにした場合でも、例えば図6に示す他
の変形例の係止部材32のように、このスリット部18
a…に、加硫ゴムや、ポリオレフィン系、スチレン系、
ポリブタジエン系、ポリ塩化ビニル系等のエラストマー
樹脂などの柔軟性を有するシール材33を充填してスリ
ット部18aを封止しておくことにより、係止部24を
確実に拡縮径可能としつつも、シール性の向上を図って
ガス漏れ等の発生を一層確実に防ぐことできる。なお、
これら図5および図6に示した変形例の係止部材31,
32において、上記実施形態の係止部材18と共通する
部分には同一の符号を配してある。また、これら変形例
の係止部材31,32を用いたフレキシブル管継手にお
いては、上述のようにスリット部18aが形成されない
ことやシール材33を充填することによってシール性が
確保されるため、上記実施形態のように係止部24の外
周にテーパ面24bを形成したり取付孔12にテーパ部
12cを形成したりせず、凸壁部11側に押圧した際に
係止部24が縮径しないような構造とすることも可能で
あるが、一層のシール性の向上を図るためには、かかる
変形例の係止部材31,32を用いたフレキシブル管継
手においても、図示の通りテーパ面24bやテーパ部1
2cを採用することが望ましい。
【0033】第2に、上記構成のフレキシブル管継手に
おいては、上記凸壁部11の内周部に、取付部材17側
に向けて突出して上記フレキシブル管の先端内周に収容
される位置決め凸部11bが形成されており、取付部材
17の内周部15に挿入されたフレキシブル管16の先
端部は、その内周に上記位置決め凸部11bが挿入され
て軸線Oに対する径方向に位置決めされつつ該位置決め
凸部11bの外周の凸壁部11に突き当てられて係止部
材18の係止部24により押圧され、上記凸部16aが
凸壁部11との間で押し潰されて係止されることとな
る。従って、例えばフレキシブル管16の先端が斜めに
切断されていたり、あるいはこの先端にバリなどが残さ
れていたりして、突き当てられたフレキシブル管16の
先端が押圧された際に上記径方向にずれ動こうとして
も、このずれは上記位置決め凸部11bによって拘束さ
れるため、この位置決め凸部11bを越えてフレキシブ
ル管16の先端がずれ動くようなことはなく、継手本体
13の所定の位置に確実にフレキシブル管16の先端を
突き当てて取り付けることができ、これによりフレキシ
ブル管16を安定して接続、固定することができるとと
もに、該フレキシブル管16とガス器具等に接続される
継手本体13の上記貫通孔13aとを確実に連通させる
ことが可能となる。
【0034】また、特に本実施形態では、この位置決め
凸部11bの外周面が、継手本体13の一端側、すなわ
ち取付部材17側に向かうに従い漸次縮径するテーパ面
状に形成されているので、フレキシブル管16の先端が
凸壁部11側に突き当てられる前に径方向に多少ずれて
いても、位置決め凸部11bをこのフレキシブル管16
の内周に確実に挿入して位置決めすることができる。な
お、本実施形態ではこの位置決め凸部11bを略円筒壁
状として凸壁部11に一体に形成しているが、例えば周
方向に分割して形成したり、あるいは継手本体13とは
別体に形成したものを凸壁部11の内周側に接合したり
して取り付けるようにしてもよい。
【0035】さらに、第3に、上記構成のフレキシブル
管継手においては、上記係止部材18に、弾性的に拡径
可能とされてフレキシブル管16の先端側外周の凹部1
6bに外嵌する略円環状の係止部24が形成されるとと
もに、この係止部24の上記凸壁部11側を向く先端面
の内周側に環状凹部26が形成されており、係止部材1
8の係止部24と凸壁部11との間でフレキシブル管1
1先端の凸部16aが押し潰された際に、この押し潰さ
れた凸部16aが上記環状凹部26に収容されるように
なされている。このため、上記フレキシブル管継手によ
れば、この押し潰されたフレキシブル管16先端の凸部
16aの厚さ分の隙間が係止部24の先端面と凸壁部1
1との間にあいてしまうのを防ぐことができてシール性
を確保することができ、例えば押し潰されたフレキシブ
ル管16の凸部16a外周の折り曲げられた部分に亀裂
が生じたりしても、この亀裂を介して上記隙間からガス
が漏れ出たりするような事態を防止することが可能とな
る。
【0036】ところで、上記第1の実施形態の係止部材
18では、上記環状凹部26の円環状をなす底面26a
が上記軸線Oに垂直となるように形成されていて、この
環状凹部26が係止部材18の後端側に凹む深さが内周
側と外周側とで等しくされているが、これを、例えば図
7に示す変形例の係止部材34の係止部24の先端面に
形成された環状凹部35のように、その先端側を向く底
面35aが外周側に向かうに従い後端側に漸次凹むテー
パ面状に形成するなどして、該環状凹部35を内周側よ
りも外周側の方が大きく凹むように形成するようにして
もよい。図8は、このような環状凹部35を有する係止
部材34を装着した本発明の第2の実施形態のフレキシ
ブル管継手を示すものである。ただし、上記図7に示す
変形例の係止部材34と、この図8および図9と示す第
2の実施形態のフレキシブル管継手においても、図1な
いし図4に示す第1の実施形態のフレキシブル管継手お
よびその係止部材18と共通する部分には同一の符号を
配してある。
【0037】しかるに、この第2の実施形態において
は、取付部材17の先端部14を継手本体13の取付孔
12にねじ込んで挿入することにより、係止部材34の
係止部24によってフレキシブル管16先端の凸部16
aを押圧した際に、図9に示すようにこの凸部16aは
内周側の方が軸線O方向に薄くなるように押し潰され、
外周部は厚く膨らんだままの状態とされることとなる。
従って、この第2の実施形態のフレキシブル管継手によ
れば、この厚く膨らんだ外周部によってフレキシブル管
16の押し潰された凸部16aが内周側に向けても強固
に上記係止部24に係止されることとなり、これにより
フレキシブル管16の端部が抜け外れるような事態をさ
らに確実に防止することが可能となるとともに、凸部1
6aの外周部が強く折り曲げられることがないので、こ
の外周部に亀裂が生じたりするのも防ぐことができ、シ
ール性の向上を図ることもできる。
【0038】しかも、この第2の実施形態では、フレキ
シブル管16の押し潰された凸部16aの後端側を向く
面は、上記環状凹部35の底面35aに倣うようにして
外周側に向かうに従い後端側に向かうように傾斜させら
れることとなるので、フレキシブル管16の端部は軸線
O方向後端側に向けても係止部24に一層強固に係止さ
れることとなり、フレキシブル管16の端部が抜け外れ
たりするのをより一層確実に防止することができる。た
だし、この第2の実施形態の係止部材34においては、
その環状凹部35の底面35aをテーパ面状に形成して
外周側が大きく凹むようにしているが、この環状凹部の
底面を、例えば外周側が大きく凹む断面階段状に形成し
たり、テーパ面と軸線Oに垂直な平坦面との組み合わせ
によって構成したり、あるいは軸線O方向後端側に凹む
凹曲面を用いて形成したりするようにしてもよい。
【0039】さらにまた、第4に、上記フレキシブル管
継手においては、上記凸壁部11の取付部材17側を向
く壁面11aに、フレキシブル管16の先端が当接する
円環部19aと、この円環部19aの外周縁から取付部
材17側に向けて延び、押し潰されたフレキシブル管1
6の上記凸部16aを収容可能な内径を有する円筒部1
9bとが一体に形成されてなるシール部材19が装着さ
れており、フレキシブル管16の先端にバリ等が残され
ていて凸部16aを押し潰す際にシール部材19の円環
部19aが部分的に強く押し付けられたりしても、一体
成形された円環部19aと円筒部19bとの間に隙間が
生じたりすることがなく、一層確実なシール性を得るこ
とができる。また、上記円筒部19bの内径が、押し潰
されたフレキシブル管16の凸部16aを収容可能な大
きさとされることにより、この凸部16aの外周部が折
り曲げられて亀裂が生じたりしても、ガス漏れ等が生じ
るのをより確実に防止することができる。
【0040】さらに、上記実施形態では、上述のように
係止部材18を凸壁部11側に押圧した際に、この係止
部材18の係止部24先端面に形成された上記環状凹部
26にシール部材19の円筒部19bが収容されて押し
潰され、環状凹部26の底面26aと周壁面26bとフ
レキシブル管16の凸部16aの外周とに密着するよう
になされている。従って、このフレキシブル管16の押
し潰された凸部16aは、その軸線O方向先端側と後端
側とがシール部材19の円環部19aと係止部24の環
状凹部26の底面26aとによって押さえ付けられてシ
ールされるとともに、外周側はこの凸部16aの外周部
と環状凹部26の周壁面26bとに押し潰されて密着し
たシール部材19の円筒部19bに被覆されることによ
って二重にシールされることとなるので、より一層確実
なシール性を確保することが可能となる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1に、フレキシブル管の凹部に外嵌する係止部の後端
面に取付部材の先端部の押圧部を当接させて、この係止
部を直接的に押圧することにより、取付部材の挿入によ
る押し込み力によってフレキシブル管の凸部を確実に押
し潰して挟着、係止することができ、フレキシブル管の
端部が容易に抜け外れるような事態を防止することが可
能となる。また、第2に、取付孔に形成された凸壁部の
内周部に、取付部材側に向けて突出してフレキシブル管
の先端内周に収容される位置決め凸部を形成することに
より、この凸壁部に突き当てられたフレキシブル管の先
端を径方向に確実に位置決めすることができ、このフレ
キシブル管の先端が斜めに切断されていたり先端にバリ
が残っていたりしても、フレキシブル管先端部が径方向
にずれ動くのを防いで継手本体の所定の位置に確実に取
り付けることが可能となる。
【0042】さらに、第3に、係止部材の係止部の凸壁
部側を向く先端面の内周側に環状凹部を形成することに
より、係止部材と凸壁部との間で押し潰されたフレキシ
ブル管の凸部をこの環状凹部に収容することができ、こ
の押し潰された凸部の厚さ分の隙間が係止部材と凸壁部
との間にあいたりするのを防いで、シール性の向上を図
ることができる。さらにまた、第4に、凸壁部の取付部
材側を向く壁面に、フレキシブル管の先端が当接する円
環部と、この円環部の外周縁から取付部材側に向けて延
び、押し潰されたフレキシブル管の凸部を収容可能な内
径を有する円筒部とが一体に形成されてなるシール部材
を装着することにより、フレキシブル管の先端にバリが
残されていてシール部材が部分的に強く押圧されたとし
ても、このシール部材の円環部と円筒部との間に隙間が
生じたりすることがなく、一層高いシール性を確保する
ことができる。勿論、これらの構成をすべて具備すれ
ば、上記の効果をすべて奏するフレキシブル管継手を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態を示す一部破断側面
図である。
【図2】 図1に示す実施形態の矢線X方向視の正面図
である。
【図3】 図1に示す実施形態においてフレキシブル管
16の凸部16aを押し潰して係止した状態を示す一部
破断側面図である。
【図4】 図1に示す実施形態に用いられる係止部材1
8の一部破断した斜視図である。
【図5】 変形例の係止部材31を示す一部破断した斜
視図である。
【図6】 変形例の係止部材32を示す一部破断した斜
視図である。
【図7】 変形例の係止部材34を示す一部破断した斜
視図である。
【図8】 図7に示す変形例の係止部材を装着した本発
明の第2の実施形態の一部破断側面図である。
【図9】 図8に示す実施形態においてフレキシブル管
16の凸部16aを押し潰して係止した状態を示す一部
破断側面図である。
【図10】 従来のフレキシブル管継手を示す側断面図
である。
【符号の説明】
11 凸壁部 11b 位置決め凸部 12 取付孔 12a 雌ねじ部 12c テーパ部 13 継手本体 14 取付部材17の先端部 14a 雄ねじ部 14b 段差部 15 取付部材17の内周部 16 フレキシブル管 16a フレキシブル管16先端の凸部 16b フレキシブル管16先端の凹部 17 取付部材 18,31,32,34 係止部材 18a スリット部 19 シール部材 19a シール部材19の円環部 19b シール部材19の円筒部 20 押圧部 20a 押圧部20の先端面 24 係合部 24a 係合部24の後端面 24b 係合部24外周のテーパ面 25 装着部 26,35 環状凹部 26a,35a 環状凹部26,35の底面 26b 環状凹部26,35の周壁面 33 シール材 O 継手本体13の中心軸線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に凸壁部が形成された取付孔を有す
    る継手本体と、この取付孔に先端部が挿入されて取り付
    けられるとともに内周部にフレキシブル管の端部が挿入
    される筒状の取付部材と、この取付部材の先端に装着さ
    れて該取付部材の挿入により上記凸壁部側に押圧され、
    該凸壁部との間で上記フレキシブル管の先端外周の凸部
    を押し潰して係止する係止部材とを備えたフレキシブル
    管継手において、この係止部材には、弾性的に拡径可能
    とされて上記フレキシブル管の先端側外周の凹部に外嵌
    する略円環板状の係止部が形成されるとともに、上記取
    付部材の先端部には略円筒壁状の押圧部が形成されてい
    て、この押圧部の先端面が上記係止部の取付部材側を向
    く後端面に当接して該係止部材を押圧することを特徴と
    するフレキシブル管継手。
  2. 【請求項2】 上記係止部材は、少なくともその上記係
    止部が周方向に連続した断面を有する円環状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブル
    管継手。
  3. 【請求項3】 上記係止部材は、少なくともその上記係
    止部がスリット部によって周方向に分割形成されている
    とともに、このスリット部には柔軟性を有するシール材
    が充填されていることを特徴とする請求項1に記載のフ
    レキシブル管継手。
  4. 【請求項4】 上記取付孔の上記凸壁部側には、該凸壁
    部側に向かうに従い漸次縮径するテーパ部が形成される
    とともに、上記係止部の外周面には、先端側に向かうに
    従い漸次縮径するテーパ面が形成されていることを特徴
    とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のフレ
    キシブル管継手。
  5. 【請求項5】 内周に凸壁部が形成された取付孔を有す
    る継手本体と、この取付孔に先端部が挿入されて取り付
    けられるとともに内周部にフレキシブル管の端部が挿入
    される筒状の取付部材と、この取付部材の先端に装着さ
    れて該取付部材の挿入により上記凸壁部側に押圧され、
    該凸壁部との間で上記フレキシブル管の先端外周の凸部
    を押し潰して係止する係止部材とを備えたフレキシブル
    管継手において、上記凸壁部の内周部には、上記取付部
    材側に向けて突出して上記フレキシブル管の先端内周に
    収容される位置決め凸部が形成されていることを特徴と
    するフレキシブル管継手。
  6. 【請求項6】 内周に凸壁部が形成された取付孔を有す
    る継手本体と、この取付孔に先端部が挿入されて取り付
    けられるとともに内周部にフレキシブル管の端部が挿入
    される筒状の取付部材と、この取付部材の先端に装着さ
    れて該取付部材の挿入により上記凸壁部側に押圧され、
    該凸壁部との間で上記フレキシブル管の先端外周の凸部
    を押し潰して係止する係止部材とを備えたフレキシブル
    管継手において、この係止部材には、弾性的に拡径可能
    とされて上記フレキシブル管の先端側外周の凹部に外嵌
    する略円環状の係止部が形成されるとともに、この係止
    部の上記凸壁部側を向く先端面の内周側には環状凹部が
    形成されていることを特徴とするフレキシブル管継手。
  7. 【請求項7】 上記環状凹部は、外周側が大きく凹むよ
    うに形成されていることを特徴とする請求項6に記載の
    フレキシブル管継手。
  8. 【請求項8】 内周に凸壁部が形成された取付孔を有す
    る継手本体と、この取付孔に先端部が挿入されて取り付
    けられるとともに内周部にフレキシブル管の端部が挿入
    される筒状の取付部材と、この取付部材の先端に装着さ
    れて該取付部材の挿入により上記凸壁部側に押圧され、
    該凸壁部との間で上記フレキシブル管の先端外周の凸部
    を押し潰して係止する係止部材とを備えたフレキシブル
    管継手において、上記凸壁部の上記取付部材側を向く壁
    面には、上記フレキシブル管の先端が当接する円環部
    と、この円環部の外周縁から上記取付部材側に向けて延
    び、押し潰された上記フレキシブル管の先端外周の凸部
    を収容可能な内径を有する円筒部とが一体に形成されて
    なるシール部材が装着されていることを特徴とするフレ
    キシブル管継手。
  9. 【請求項9】 上記係止部材には、弾性的に拡径可能と
    されて上記フレキシブル管の先端側外周の凹部に外嵌す
    る略円環状の係止部が形成されるとともに、この係止部
    の上記凸壁部側を向く先端面の内周側には環状凹部が形
    成されており、上記シール部材の上記円筒部はこの環状
    凹部に収容されることを特徴とする請求項8に記載のフ
    レキシブル管継手。
  10. 【請求項10】 内周に凸壁部が形成された取付孔を有
    する継手本体と、この取付孔に先端部が挿入されて取り
    付けられるとともに内周部にフレキシブル管の端部が挿
    入される筒状の取付部材と、この取付部材の先端に装着
    されて該取付部材の挿入により上記凸壁部側に押圧さ
    れ、該凸壁部との間で上記フレキシブル管の先端外周の
    凸部を押し潰して係止する係止部材とを備えたフレキシ
    ブル管継手において、 この係止部材には、弾性的に拡径可能とされて上記フレ
    キシブル管の先端側外周の凹部に外嵌する略円環板状の
    係止部が形成されるとともに、上記取付部材の先端部に
    は略円筒壁状の押圧部が形成されていて、この押圧部の
    先端面が上記係止部の取付部材側を向く後端面に当接し
    て該係止部材を押圧するようにされ、 上記係止部の上記凸壁部側を向く先端面の内周側には環
    状凹部が形成され、 上記凸壁部の内周部には、上記取付部材側に向けて突出
    して上記フレキシブル管の先端内周に収容される位置決
    め凸部が形成され、 上記凸壁部の上記取付部材側を向く壁面には、上記フレ
    キシブル管の先端が当接する円環部と、この円環部の外
    周縁から上記取付部材側に向けて延び、押し潰された上
    記フレキシブル管の先端外周の凸部を収容可能な内径を
    有する円筒部とが一体に形成されてなるシール部材が装
    着されていることを特徴とするフレキシブル管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111102410A (zh) * 2018-10-26 2020-05-05 光阳产业股份有限公司 挠性管用接头及该接头用的卡止件
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