JP2000120788A - 回転振動緩衝器を有するピストンモ―タ並びにピストンモ―タ用回転振動緩衝器 - Google Patents

回転振動緩衝器を有するピストンモ―タ並びにピストンモ―タ用回転振動緩衝器

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JP2000120788A
JP2000120788A JP11293956A JP29395699A JP2000120788A JP 2000120788 A JP2000120788 A JP 2000120788A JP 11293956 A JP11293956 A JP 11293956A JP 29395699 A JP29395699 A JP 29395699A JP 2000120788 A JP2000120788 A JP 2000120788A
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Ruben Dr Schmitt
シュミット ルーベン
Wolfgang Haas
ハース ヴォルフガング
Steffen Lehmann
レーマン シュテフェン
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LuK Lamellen und Kupplungsbau GmbH
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F15/00Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
    • F16F15/10Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
    • F16F15/14Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers
    • F16F15/1407Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using masses freely rotating with the system, i.e. uninvolved in transmitting driveline torque, e.g. rotative dynamic dampers the rotation being limited with respect to the driving means
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    • F16F15/1421Metallic springs, e.g. coil or spiral springs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16F15/283Counterweights, i.e. additional weights counterbalancing inertia forces induced by the reciprocating movement of masses in the system, e.g. of pistons attached to an engine crankshaft; Attaching or mounting same for engine crankshafts

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い熱的負荷を許容するピストンモータ又は
この様なピストンモータ用の緩衝器を提供することにあ
る。 【解決手段】 ピストンモータ、特に内燃機関であっ
て、ケーシング内に支承されたクランク軸と、クランク
軸によってケーシング内部に支持された、入力部と少な
くとも1つの慣性マスとを備えた回転振動緩衝器とを有
する形式のものにおいて、前記入力部と少なくとも1つ
の前記慣性マスとの間に、少なくとも1つのエネルギ蓄
積器が作用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転振動緩衝器を
有するピストンモータ並びにピストンモータと共に又は
ピストンモータ内に使用する回転振動緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】この形式の回転振動緩衝器は、例えばD
EOS19519261で提案されている。この回転振
動緩衝器又は回転振動緩衝装置は、機械軸と結合されて
いてかつ振動リングが回動不能に粘性緩衝装置に抗して
支承されている環状のケーシングを有している。回転振
動緩衝器は、この場合、クランク軸の終端範囲の端面に
ねじ込まれていてかつ、現在の自動車構造、特に走行方
向でみて組み込まれたモータに対して横方向に、多くの
場合存在しない比較的大きなスペースを必要としてい
る。
【0003】DEOS4025848により、同様に、
ピストンモータ用回転振動緩衝器が公知である。この回
転振動緩衝器は、回転振動緩衝器の、モータのクランク
軸に取り付けられたハブと、ゴムばね装置を介して回転
弾性的に結合されている回転リングを有している。ハブ
はこの場合同時にベルト成形部を支持している。ベルト
成形部を介して、例えば補助装置および/又はモータの
カム軸が駆動可能である。
【0004】回転振動緩衝器は、特にクランク軸の捻り
固有振動数を抑えるために使用される。多くの場合、こ
の固有振動数は、約300ー400Hzの範囲にある。
この固有振動数は、特に、ピストン内に発生する圧縮お
よび膨張のための不均一により生じる。捻り振動により
振動は、クランク軸の破損につながるので、回転振動緩
衝装置又は回転振動緩衝器が使用される。
【0005】所望の振動緩衝を達成するために、緩衝器
振動数は、十分正確に調節しなければならない。上記従
来の技術が示すように、振動緩衝器の公知の構造形式で
は、少なくとも1つの測定リングからなっている。測定
リングは、ゴムトラック(エネルギ蓄積器としてばね部
材)又は粘性媒体を介して製造された結合部材を介し
て、ハブ又は入力部に振動可能に結合されている。この
使用された実施態様の原理的な欠点は、使用された粘性
の緩衝媒体の温度の関係とゴム材料の弾性率にある。な
ぜなら、そこに存在する緩衝器振動数と、そこに存在す
る温度とには、重要な関係が存在するからである。この
場合、これら緩衝器は、運転の際に非常に熱い内燃機関
のすぐ近くに位置していることを考慮しなければならな
い。これらの欠点を部分的に補償するために、比較的大
きな緩衝器マスが使用されるので、緩衝器に作用する振
動数範囲は、増大することになる。大きな付加マス又は
緩衝器マスは、しかしながら燃料消費の増大と、モータ
の回転性の減少につながる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高い熱的負
荷を許容するピストンモータ又はこの様なピストンモー
タ用の緩衝器を提供することにあり、この場合使用の際
に申し分のない緩衝器作用を得ることができるものであ
る。特に、回転振動緩衝器の構成により、緩衝器に作用
する振動範囲への熱的作用は、著しく減少することにな
る。回転振動緩衝器の本発明の構成により、更に、回転
振動緩衝器のために必要な構造スペースは、減少するの
で、回転振動緩衝器は、スペースを節約する形式で、ピ
ストンモータの構造部分に取り付けることができる。更
に、回転振動緩衝器の本発明の構成と配置により、簡単
で安価な製造が可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、とりわ
け、回転振動緩衝器が、モータケーシング内に配置され
ていてかつクランク軸によって支持されていることによ
り解決される。
【0008】
【発明の効果】回転振動緩衝器の本発明の配置により、
回転振動緩衝器の互いに相対的に運動可能な構造部分
は、自動的に、通常な形式でモータケーシング内に存在
する油により潤滑されことにより、当該の構造部分の磨
耗を著しく減らすことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】入力部と少なくとも1つの慣性マ
ス又は緩衝器マスとの間に、特にコイルばねのようなエ
ネルギ蓄積器が設けられていると特に有利である。これ
により、緩衝器マスは、入力部に対して弾性的又は回転
弾性的に懸架している。鋼製ばね、特にコイルばねの使
用は、この形式のばねは、ばねの特性に関して、比較的
僅かな温度感度を有していて、これにより、緩衝器振動
数又は振動数範囲は、十分調節されてかつ運転中に実際
に不変にであることが保証されるという利点を有する。
従って、緩衝器マスの質量を高める必要がなくなるの
で、回転振動緩衝器は比較的小さく構成することができ
る。本発明の振動緩衝器は、従って、モータケーシング
内で期待される130°Cまでの範囲内でも、またそれ
以上でも申し分なく作動する。有利には、コイルばねに
とって、巻比率dm/d≦3である、ばねの表面が調質
されている。
【0010】本発明の回転振動緩衝器の機能にとって、
有利なのは、入力部と、振動緩衝器の少なくとも1つの
前記慣性マスとの間に、エネルギ蓄積器に対して有利に
は平行に作用する摩擦緩衝装置が存在していて、これに
よりエネルギ蓄積器の緩衝作用が生じる。
【0011】多くの使用例にとって、有利であるのは、
少なくとも1つのクランク軸ウエブは、回転振動緩衝器
を支持している。回転振動緩衝器は、この場合、相当す
るクランク軸ウエブが、回転振動緩衝器のための入力部
を形成するように構成することができる。従って、緩衝
器マスをクランク軸ウエブに回転弾性的に懸架又は取り
付けることができる。
【0012】多くの使用例にとって、しかしながら、有
利であるのは、回転振動緩衝器は、前記クランク軸ウエ
ブの側方に配置されている。この形式の配置の場合、回
転振動緩衝器は、環状に構成されていてかつ支承ピン又
はクランク軸ピンに対して同心的に配置されている。相
応する回転振動緩衝器は、更に、軸方向において、クラ
ンク軸ウエブと、モータの、クランク軸の支承に役立つ
壁部との間に配置することができる。多くの使用例にと
って、有利であるのは、回転振動緩衝器は、クランク軸
の終端ピンに収容されている。有利な形式では、この終
端ピンは、クラッチを介して伝動装置に連結可能であ
る、クランク軸の端部から、軸方向でみて離れている終
端ピンである。多くの使用例にとって、しかしながら、
有利であるのは、回転振動緩衝器は、伝動装置とクラッ
チを介して結合可能であるクランク軸の終端範囲に配置
又は取り付けられるように構成することである。
【0013】組み合わされるクランク軸の場合、回転振
動緩衝器は、有利な形式で、別のクランク軸ピンの上又
は周りに配置することができる。複数のクランク軸ピン
が、それぞれ1つの回転振動緩衝器を収容していると有
利である。
【0014】有利には、回転振動緩衝器の入力部は、剛
性にクランク軸に結合されていると有利である。このた
めに、入力部は、クランク軸ウエブ又はクランク軸ピン
に回転不能に結合されている。多くの使用例にとって、
有利であるのは、回転振動緩衝器の入力部は、特に滑り
クラッチのようなトルク制限装置を介して、クランク軸
に駆動可能に結合されていることである。
【0015】本発明の回転振動緩衝器の構造、配置およ
び機能にとって、有利なのは、回転振動緩衝器は、少な
くとも1つの環状の入力部と少なくとも1つの入力部か
ら側方に配置された慣性マスを有しており、該慣性マス
は、有利にはコイルばねであるばねを介して前記入力部
に回転弾性的に結合されていることである。この場合、
ばねに対して平行に接続されている、少なくとも1つの
摩擦緩衝装置が存在していと有利である。この摩擦緩衝
装置は、入力部と慣性マスのエネルギ蓄積器による緊締
により直接発生する。
【0016】ピストンモータに組み込まれることになる
回転振動緩衝器又はピストンモータのクランク軸に取り
付けられることになる回転振動緩衝器は、有利形式で
は、2つの軸方向に間隔をおいて、回転不能に互いに結
合された環状の円板体を有しており、該円板体は、軸方
向において、前記回転振動緩衝器の環状の入力部の少な
くとも範囲間に収容されている。円板体と入力部とに、
切欠又はノッチが設けられている。切欠又はノッチは、
特にコイルばねような、これらの構造部材間に作用する
エネルギ蓄積器の収容のために設けられている。有利な
形式では、少なくとも1つの円板体と入力部との間に、
摩擦装置の構成部分であるエネルギ蓄積器が緊締されて
いる。回転振動緩衝器又は、回転振動緩衝器を備えたピ
ストンモータの構造と機能にとって特に有利には、回転
振動緩衝器の入力部は、半径方向でばねの内側におい
て、クランク軸ピンを取り囲んでいてかつケーシング内
のクランク軸の、少なくとも半径方向の支承のために役
立つ軸方向のスリーブ形状の付加部を有している。スリ
ーブ形状の付加部は、この場合クランク軸の軸方向でみ
て開口されている。しかしながら、有利には、スリーブ
形状の付加部は、入力部の鉢形の一体成形部の区分を形
成しており、この場合この鉢形の一体成形部は、クラン
ク軸の相応する端部ピンを取り囲んでいる。鉢形の一体
成形部の底部は、この場合、クランク軸ピンの前面に接
触している。更に、鉢形の一体成形部の底部は、少なく
とも1つの切欠を有している。この切欠を、クランク軸
に回転振動緩衝器を固定するための特にねじにような、
固定手段が貫通している。
【0017】有利な形式では、回転振動緩衝器の少なく
とも入力部は、薄板形状部分として構成されている。緩
衝器マスまたは慣性マスを形成するために、同様に有利
な形式では、薄板材料が使用されている。これらの部材
は、特に簡単な形式では押し抜き又は場合により打ち抜
きにより製造することができる。多くの使用例の場合に
は、入力部および/又は慣性マスを鍛造素材から製作し
て、それに続いて仕上げ加工するかあるいは溶接構造を
使用するのが有利である。
【0018】入力部と、回転振動緩衝器の少なくとも一
方の慣性マスとの間に設けられた緩衝器は、有利な形式
では、複数の、円周方向で分配されて配置されたエネル
ギ蓄積器を有している。エネルギ蓄積器を負荷された構
造部材は、この場合、少なくとも個々のエネルギ蓄積器
は段階的にかつ互いに平行に作用するように構成されて
いるので、相応する構造部分間で回動角度が増大する
と、回動剛性は増大する。この場合、負荷された構造部
分を、円周方向で、エネルギ蓄積器の輪郭に、力の伝達
が均一であるように合わせると有利である。例えば、負
荷装置がコイルばねを使用の際に、特に破損の危険のあ
る端部コイルの均一な収容を許容する一体成形部を有し
ている。同様に、この目的のために特に構成された収容
鉢部を設けることができる。更に、緩衝器は、入力部と
緩衝器マスとの間の可能な全回動角度にわたって作用す
る摩擦装置を有することができる。更に、入力部と緩衝
器マスとの間に、緩衝器マスの逆方向回転の際に、所定
の回動角度にわたって非接続になる遅延摩擦装置を設け
ることができる。回転振動緩衝器が、いわゆる負荷摩擦
装置を備えると有利である。負荷摩擦装置は、回転振動
緩衝器の出発位置又は中立位置から出発して、入力部に
対する緩衝器マスの所定の相対回動角度後に初めて使用
されかつ緩衝器マスと入力部との間の逆方向回転の際
に、少なくとも部分範囲にわたって、エネルギ蓄積器を
介して出発位置に戻されることになる。当然、個々の摩
擦装置の組み合わせも可能である。例えば、本発明の回
転振動緩衝器は、緩衝器マスと入力部との間の全回動角
度にわたって作用する基本摩擦装置を有することも、所
定の回動角度後に初めて作用する遅延摩擦装置および/
または負荷摩擦装置を有することもできる。
【0019】更に、回転振動緩衝器を、半径方向外側で
クランク軸のウエブに、緩衝器がウエブを半径方向外側
で部分的に置換してかつ残されたクランク軸ウエブと結
合されるように取り付けられていると有利である。緩衝
器を、クランク軸と軸方向と半径方向で取り付けること
が有利である。この場合、半径方向の結合、特に、クラ
ンク軸によって形成されたフランジ範囲への緩衝器のね
じ込みがおこなわれる。この場合、例えば馬蹄形に構成
された緩衝器は、2つの脚部により、フランジ範囲に接
触している。半径方向の結合、特に、端面に隣接するウ
エブに緩衝器を挿入の際の例えばねじによるねじ込みが
おこなわれる。この場合、ねじは、有利な形式では端面
からクランク軸にねじ込まれる。端面に隣接していない
ウエブにおいて付加的に又は緩衝器の使用の際に、軸方
向の強度は、脚部とフランジ範囲との間の、クランク軸
軸線に対して平行に構成された接触面の構成により生じ
る。この場合、有利な形式では、クランク軸には、脚部
に設けられたジブによってほぼ完全に周りに係合して、
接触面を構成する打ち抜かれた突起が設けられている。
接触面に対して垂直に、緩衝器とクランク軸のねじ込み
装置が設けられている。有利には、ジブは、突起のため
にポケットを形成しかつ接触面を、脚部と反対側に形成
するように構成されている。接触面は、形状接続部の有
効性を高めるために、セレーションを備えることができ
る。
【0020】
【実施例】本発明の回転振動緩衝器又はこの回転振動緩
衝器を有するピストンモータの付加的な利点と構成要件
は、以下の実施例の記載から明瞭になる。
【0021】図1には、内燃機関1の詳細が示されてい
る。内燃機関1のケーシング2を示している。ケーシン
グ2内には、クランク軸3は、回動可能に支承されてい
る。クランク軸3に、クランクピン4が形成されてい
る。クランプピン4は、公知の形式で、ピストンと連結
する連接棒の支承に役立つ。
【0022】図1は、ピストンモータの可能な構造の原
理が示されている。ピストンモータの構造に関しては、
専門書、例えばDubbel“Taschenbuch
fuer den Maschinenbau”,1
8.Auflage,P80−87並びに“Kraft
fahrtechnische Taschenbuc
h”,22.Auflage von “Bosc
h”,Seiten382−399に記載されている。
【0023】クランクピン4の両側に、それぞれ1つの
クランクウエブ5が延びている。クランクウエブ5か
ら、クランクピン4と反対側にそれぞれ1つの軸方向の
軸ピン6,7が延びている。軸ピン6,7は、ケーシン
グ2内でクランク軸3の支承に役立つ。クランク軸3の
回転軸線8は、軸ピン6、7の回転軸線と一致してい
る。図示の実施例では、軸ピン6,7は、滑り軸受け
8,9を介してケーシング2に支承されている。滑り軸
受けの代わりに、しかしながら、公知のように転がり軸
受けを使用することもできる、更に、図1に示した実施
例では、図示のクランクは、両側で軸ピン6,7を介し
て支承されている。しかしながら、当初に述べた公知技
術からわかるように、複数のピストンを有するモータの
場合連続するクランクとの関連で、相応する軸受けを、
クランク2つおきまたはクランク3つおきに配置するこ
ともできる。
【0024】ピストン1のケーシング2は、緩衝器10
を収容している。緩衝器10は、図示の実施例では、軸
線8と同一線上にあるねじ部12を介してクランク軸3
と固定結合された入力部11を有している。このため、
軸ピン6は、対応するねじ穴13を有している。緩衝器
10の入力部11は、しかしながら別の形式で、例え
ば、入力部11に設けられた、クランク軸3に配置され
た対向成形部に係合する成形部を介して成形される形状
接続部を介してクランク軸3に駆動結合されている。入
力部11は、クランク軸3とピンにより結合されるかあ
るいは例えば圧力溶接、抵抗圧力溶接、抵抗溶融溶接、
ビーム溶接、保護ガス溶接あるいはアーク溶融溶接によ
り溶接することができる。可能な溶接方法に関して
は、”Dubbel Taschenbuch fue
r den Maschinenbau,18.Auf
lage,SEITENG4−G7”に記載されてい
る。
【0025】入力部11は、図示の実施例では、環状の
外側の範囲14を有している。環状の外側の範囲14
は、図示の実施例では、2つの軸方向に間隔をおいて配
置された、環状の範囲14を収容する、環状の部材1
6,17により形成された緩衝器マス15を支持してい
る。図1からわかるように、環状の部材17に隣接する
クランクウエブ5の輪郭は、環状の部材17に必要な構
造スペースの少なくとも一部が形成されるように構成さ
れている。両環状の部材16,17並びに、両環状の部
材16,17間に収容された範囲14は、切欠16a,
17a,14aを有している。切欠16a,17a,1
4a内には、コイルばね18の形式の金属製のエネルギ
蓄積器が収容されている。コイルばね18は、緩衝器マ
ス15と緩衝器入力部11との相対回動に対向してい
る。外側のケーシング壁部19とクランクウエブ5との
間に収容されている緩衝器10は、少なくとも半径方向
で入力部11を介して終端軸ピン6にセンタリングされ
ていてかつケーシング2内に支承されている。このた
め、入力部11は、半径方向内側で、環状の範囲14に
接続する、軸方向に延びるスリーブ状の範囲20を有し
ている。スリーブ状の範囲20は、軸ピン20を有利に
は少なくともほぼ遊びなく取り囲んでいる。有利な形式
では、ピン6は、スリーブ状の範囲20に圧着されてい
る。スリーブ状の範囲20は、緩衝器入力部11の鉢形
の一体成形部21の一部分である。鉢形の一体成形部2
1の底部22は、軸ピン6の端面23に接触していて、
図示の実施例では、ねじ部12を介してクランク軸3と
固定結合されている。
【0026】図1から明らかな様に、軸方向のスリーブ
状の範囲20は、直接、軸受8を形成するために役立
つ。緩衝器10は、図示の実施例では、クランク軸3
の、クラッチを介して伝動装置と結合可能なクランク軸
側とは反対側の軸方向側に取り付けられている。緩衝器
10は、しかしながらクランク軸3の、伝動装置側の端
部又は被駆動側端部に配置することができる。更に、少
なくともいわゆる組み合わせられたクランク軸の場合、
緩衝器10は、別のウエブに隣接して、ケーシングの内
部に配置することができる。
【0027】図示の実施例では、ケーシングのシールの
ために、ケーシングの外側に、カバー24が設けられて
いる。このカバー24は、例えばケーシングにシールさ
れてねじ込まれている。この場合、シールのために、場
合によってはシール部材を間挿することもできる。
【0028】エネルギ蓄積器18に対して平行して、緩
衝器マス15と入力部11との間に、ヒステルシス兼摩
擦装置25が設けられている。ヒステルシス兼摩擦装置
25は、図示の実施例では半径方向でエネルギ蓄積器1
8の内部に配置された皿ばねの形式のエネルギ蓄積器2
6を有している。皿ばね26は、環状の構造部分16と
範囲14との間に締め付けられていて、これにより、軸
方向でねじ16と固定結合された別の側方円板17は、
入力部11または入力部11の環状の範囲14に引きつ
けられている。これにより、側方円板17と入力部11
との間にも摩擦係合が生じる。円板16、17は、図2
から明らかな様に、スペーサボルト又はリベット27を
介して固定結合されている。リベット27の形式の結合
部材は、緩衝器入力部11の切欠28内を延びている。
切欠28と結合部材27とは、この場合、緩衝器マス1
5が、入力部11に対する、緩衝器10の機能にとって
必要な相対回動をおこなうことができるように互いに一
致されている。この相対回動の制限は、有利な形式で
は、エネルギ蓄積器18のブロック又はスペーサ部材2
7のストッパにより、円周方向でみて、切欠28の端部
範囲においておこなわれる。
【0029】ねじ結合12のために必要な構造スペース
を減らすために、少なくとも1つの皿ねじを使用するこ
ともできる。滑り軸受8を形成するために、スリーブ状
の範囲20の外側の環状面は、相応する被覆部を備える
こともできる。その他、少なくとも、スリーブ状の範囲
20は、少なくとも、スリーブ状の範囲20の外側の環
状面の範囲において、例えば誘導焼き入れ又はビーム焼
き入れにより焼き入れされていると有利である。
【0030】クランク軸ウエブ5と、モータケーシング
2の隣接する壁部19との間での緩衝器の軸方向の配置
は、フライホイールマス又は緩衝器マス15とフランジ
又は入力部11とは、閉じられた薄板リングとして構成
すると有利である。
【0031】緩衝器10の基本的な機能は、圧力ばね又
はコイルばね18の形式のエネルギ蓄積器と結合する緩
衝器マス15により規定される。圧力ばねは、少なくと
も部分的にプレストレスがかけられている。このプレス
トレスは、有利な形式では、圧力ばね18の可能な最大
ばねストロークの半分までにすることができる。このプ
レストレスは、しかしながら可能な最大ばねストローク
半分よりも大きくすることも小さくすることもできる。
ばね18の相応するプレストレスにより、緩衝器マス1
5は、円周方向で、遊びなしに、入力部11にヒンジ結
合されている。
【0032】エネルギ蓄積器18は、エネルギ蓄積器1
8の相応して配属された受容部14a,16a,17a
内に、多段のばね特性曲線が生じるように収容するかあ
るいは相応する受容部14a,16a,17aは、受容
部14a,16a,17aに配属されたエネルギ蓄積器
18に対して、多段のばね特性曲線が生じるように構成
されている。これにより、捻り剛性は、ばね段の接続に
より、緩衝器マス15と入力部11との間の相対回動角
度との関連で増大または増加する。
【0033】圧力ばね18によって形成されたエネルギ
蓄積器と緩衝器マス15とは、クランク軸固有振動数に
一致した緩衝器振動数が発生するように設計されてい
る。
【0034】摩擦緩衝装置25に付加的にあるいは択一
的に、間隙内の油による、速度比例する緩衝装置を設け
ることができる。速度比例する緩衝装置は、側方円板1
6、17の少なくとも1つと、入力部11の環状の外側
の範囲14との間の相応して狭い間隙の調節により形成
される。
【0035】有利な形式では、緩衝器10を形成する構
造部分の磨耗の減少のためと、これらの構造部分の熱の
排出のためのモータの潤滑装置が設けられている。
【0036】図3に示す実施例は、図1と図2に示す実
施例とは、振動緩衝器110の入力部111を形成する
ハブフランジ111は、2部分に構成されていることに
より相違している。入力部111は、環状の構造部分1
14と、スリーブ状の構造部分120とから構成されて
いる。スリーブ状の構造部分120は、円板状の構造部
分114の半径方向内側範囲と、この実施例では、溶接
接続部121により固定結合されている。この溶接接続
部121は、特に有利な形式では、レーザビーム溶接に
より製作されている。しかしながら、別の溶接方法、例
えば既に上記に記載した溶接方法も使用することができ
る。分離したスリーブの使用は、スリーブのより改善さ
れた加工を可能にする。緩衝器110のクランク軸10
3との結合は、スリーブ状の範囲120と自由な軸ピン
106との間のスリップ継手を介しておこなわれる。こ
の結合は、しかしながら、例えば図1と図2に記載され
たような別の形式でもおこなうことができる。スリーブ
状の範囲120の外側面は、さらに支承面として利用さ
れる。軸受108の形成のために、図1に示したのと類
似に、スリーブ状の範囲120と、ケーシング102
の、軸受108を収容する孔102aとの間に、滑り軸
受が挿入することもできる。しかしながら、孔102a
の環状面および/又はスリーブ状の範囲120の外側面
が、滑り軸受を形成する相応する被覆部を備えていると
十分である。孔102aは、スリーブ状の範囲120と
この孔102a又はケーシング102との間に、転がり
軸受が挿入されるように構成することもできる。
【0037】入力部111と軸ピン106との間の回動
不能な結合のために、多角形結合部を使用することもで
きる。このために、軸ピン106の半径方向外側面と、
軸方向付加部120の半径方向内側面とを相応して構成
する必要がある。
【0038】図3の実施例の場合、ケーシング壁部11
9は、軸ピン106の範囲に、軸方向に閉鎖されて構成
されていて、これにより付加的なシールキャップは必要
なくなる。
【0039】ケーシング2、102は、有利な形式で
は、相応するクランク軸の軸ピンの範囲において互いに
接触してかつ結合されている複数のケーシング部分から
構成されている。しかしながら、既に記載の公知技術か
ら推量できるような別の構造形式も可能である。
【0040】図4と図5に示した緩衝器210の基本的
な機能は、コイルばねとして構成された圧力ばね218
と結合した慣性マス又は緩衝器マス215により規定さ
れている。緩衝器マス215と、これら緩衝器マス21
5にそれぞれ所属する圧力ばね218とは、この実施例
ではほぼ一体的に構成されているケーシング230内に
収容されている。このために、ケーシング230は、相
応して、図示の実施例では軸方向で開口している受容部
又は切欠231を有している。緩衝器マス215は、こ
の実施例では、比較的厚さの厚い円形セグメントとして
構成されている。有利な形式では、これら緩衝器マスを
焼結部分として製作することもできる。ケーシング23
0は、慣性マス215を、特に遠心力作用下で支持でき
る半径方向外側の円弧状区分232を形成している。こ
れにより、慣性マス215とケーシング230との間の
遠心力に関連する摩擦緩衝作用が発生する。円周方向で
みて緩衝器マス215の両側に配置された圧力ばねは、
一方の側に設けられたエネルギ蓄積器218が完全に圧
縮された場合でも、他方の側に設けられたエネルギ蓄積
器218が所定のプレストレスを持つようにプレストレ
スがかけられている。これにより、ばね218が申し分
なく円周方向でも半径方向でも切欠231内で案内され
ることが保証される。更に、これにより、慣性マス21
5は、常に遊びなく、慣性マス215にそれぞれ所属す
る圧力ばね218間に保持又は緊締されることが保証さ
れる。圧力ばね218と緩衝器マス215とは、クラン
ク軸固有振動数に一致した緩衝器振動数が発生するよう
に設計されている。
【0041】ケーシング230の切欠231は、側方
で、環状の薄板233、234の形式の載置された構造
部分を介して閉鎖されている。薄板部分233、234
は、この場合、ケーシング230に溶接および/又はリ
ベット止めおよび/又はコーキングにより結合されてい
る。
【0042】特に図5の横断面図から明らかなように、
回転振動緩衝器210は、鞍状又は馬蹄形状に構成され
ていてクランクウエブ205を収容している。振動緩衝
器215は、この場合、クランクウエブ205の、クラ
ンクピン204とは反対側から、半径方向へ差しはめ可
能である。馬蹄形状のケーシング230の側方の範囲
は、側方で、クランクウエブ205に接触してかつクラ
ンクピン204の半径方向の頂部において、横方向ねじ
237によりクランク軸203と固定結合している区分
235、236を形成している。ばね218に対して平
行に作用する摩擦緩衝作用は、既に記載したように、慣
性マス215をケーシング範囲232に摩擦することに
より発生する。この場合、この摩擦作用は、遠心力と関
連する。
【0043】少なくとも1つの室231は、モータ潤滑
装置又はクランク軸軸受潤滑装置との接続装置を有する
ことができる。これにより、互いに相対的に運動可能な
構造部分の磨耗を減少して、しかも付加的に速度に比例
する緩衝作用および/又は油の圧迫による緩衝作用が可
能になる。
【0044】緩衝効果を得るその他の可能性は、例えば
板ばね又は皿ばねのようなエネルギ蓄積器を、少なくと
も1つの緩衝器マス215と、側方薄板233、234
の少なくとも1つとの間に配置する点にある。
【0045】図5には、左側に、緩衝器マス215の配
置又は支持に対して2者択一の構成が点線で示されてい
る。緩衝器マス215は、エネルギ蓄積器、有利にはコ
イルばねをプレストレスをかけて収容する切欠240を
有することができる。エネルギ蓄積器241は、この場
合、相応する緩衝器マス215と、クランク軸203と
固定結合された、この場合ケーシング230によって形
成された構造部材との間にプレストレスがかけられてい
る。これにより、緩衝器マス215は、半径方向内側に
圧迫されるので、緩衝器マス215は、ケーシング23
0の内側の範囲242に支持される。切欠240とばね
241とは、この場合、相応する慣性マス215が、円
周方向で、必要な旋回角度を実施できるように構成され
かつ配置されている。ばね241のプレストレスの相応
する選択により、相応する緩衝器マス215によって生
じる回転数又は遠心力に関連する摩擦を調節又は変化さ
せることができる。そうして、例えば回転数がわずかな
場合、摩擦作用は緩衝器マス215により全く生じない
かわずかしか生じない。緩衝器マス215に作用する遠
心力が、ばね241によって生じる半径方向力と少なく
ともほぼ釣り合っている場合、実際には、摩擦緩衝作用
は、全く生じないかわずかしか生じない。この釣り合い
は、所定の回転数の場合又は所定の回転数範囲内で調節
される。この回転数又は回転数範囲以下では、摩擦緩衝
作用は、回転数の増大とともに減少し、この回転数又は
回転数範囲以上では、摩擦緩衝作用は、回転数の増大と
ともに増大する。
【0046】クランクのウエブ205が1つだけで緩衝
器210を支持できるけれど、クランクの2つのウエブ
が、相応する緩衝器210を支持すると有利である。多
数のピストンのためのクランク軸では、相応する緩衝器
ユニット210は、要求に応じてクランクウエブに分配
されて取り付けることができる。緩衝器ユニットの得ら
れた分配により、クランク軸のマス補償も可能になり、
これによりクランク軸のアンバランスも少なくとも許容
の値に抑えられることができる。
【0047】図5aに詳細を示す実施例の場合、ケーシ
ング330は、互いに結合して剛性なケーシングを形成
する複数の部分から構成されている。相応する緩衝器マ
ス315は、しかしながら、図4と図5に示す緩衝器マ
ス215と少なくともほぼ類似の形式でケーシング33
0内に収容されている。
【0048】クランク軸303と、緩衝器310のケー
シング330とは、緩衝器310がクランク軸303
と、長手方向に負荷されたねじ337を介して結合する
ように構成されてかつ互いに一致している。
【0049】図6から図8に示す緩衝器410は、図7
から明らかな様に、U字形の形状を有しており、緩衝器
210のための図4と図5示した構成と関連する類似の
形式でクランク軸403と、クランクウエブ405の範
囲においてねじ437を介して結合されている。
【0050】緩衝器410は、クランクウエブを一体的
に形成しているかあるいはクランクウエブを少なくとも
部分的に取り替え可能である。振動する慣性マス又は緩
衝器マスの主要部分は、軸方向のリベット450により
互いに結合された、2つの側方円板または対向円板41
5、416により形成されている。この結合のために、
ねじまたは溶接結合が使用される。この場合、対向円板
415、416の少なくとも1つは、これらの結合を形
成するために、軸方向の舌片を有することができる。
【0051】対向円板415、416は、慣性緩衝器又
はケーシング430の、半径方向に延びて円周方向に円
形形状に構成されたフランジ451の両側に配置されて
いる。支持部分430は、半径方向内側の、軸方向に延
びる範囲452と、半径方向外側の、軸方向に延びる範
囲453とを有している。これら範囲452、453に
対してほぼ中央に、フランジ451が延びている。支持
部分430は、従ってフランジ451の両側に、対向円
板415、416を少なくとも部分的含んでいてかつ案
内する軸方向の収容部を形成している。円板415、4
16は、遠心力の作用下で、図示の実施例では、例えば
摩擦材料又は滑り材料から製造できる支承部分454、
455を間挿して軸方向範囲で支持されている。支承部
分454、455は、有利には、相応する摩擦特性又は
滑り特性を有するプラスチック支承部である。支承部分
454、455は、図7から明らかな様に、あり継ぎ形
状の結合部456を介して円板415、416と結合さ
れいてる。従って、互いに配属された構造部分415、
454および416、455間の形状接続の結合部が設
けられている。付加的にあるいは2者択一的に、互い配
属された構造部分は、互いに接着またはコーキング又は
溶接されている。
【0052】支持部分430と対向円板415、416
との間で作用する圧力ばね418は、対向円板415、
416の収容部又は切欠457、458内に並びに支持
部分430又はフランジ451の収容部又は切欠45
9、460内に収容されている。収容部457、45
8、459、460の相応する構成により、ばね418
は、軸方向にも半径方向にも緩衝器410内に固定され
ている。ばね418の長さおよび相応して配属される収
容部459、460に対する収容部457、458の長
さの一致は、有利には、少なくとも、図7において緩衝
器410の円周方向でみて終端ばね418が、プレスト
レスを有していることによる。即ち、有利には、一方の
側に設けられたエネルギ蓄積器418が完全に圧縮され
た場合に、他方の側に設けられたエネルギ蓄積器418
は、まだある一定のプレストレスを有していることによ
る。これにより、得られた作用は、図4、図5に示すば
ね218との関連で既に記載されている。図7の円周方
向でみて中央のばね418が互いに緊締されていると特
に有利である。
【0053】図7から明らかな様に、フランジ451内
の切欠460は、2つの中央のばね418を収容してい
る。この場合、これら2つのばね418の互いに面した
終端範囲の間に、対向円板415、416の半径方向の
範囲461が延びている。これにより、これら中央のば
ね418が直列に接続されている。特に図8から明らか
なように、基本摩擦を発生するために、ここでは、少な
くとも軸方向の波形のリング462の形式のエネルギ蓄
積器が設けられている。エネルギ蓄積器は、軸方向で、
対向円板416とフランジ451との間に緊締されてい
る。エネルギ蓄積器462とフランジ451との間に、
支持円板又は摩擦円板463が設けられている。対向円
板415とフランジ451との間に、同様に中間円板又
は摩擦円板464が配置されている。フランジ451お
よび/又は対向円板415、416を相応して厚くする
ことにより、円板463、464は省略することもでき
る。
【0054】既に記載のように、緩衝器410のクラン
ク軸403への固定は、横方向ねじ437によりおこな
われる。緩衝器410に作用する遠心力のクランク軸側
の支持は、付加的に又は広範囲に、クランク軸フランジ
又はクランク軸ハブ体405の形状接続的な係合部46
5、466を介して支持部分430によりおこなわれ
る。図6と図7に示した実施例の場合、この形状接続的
な係合部465、466は、プリズムガイドとして構成
されている。このために、U字形横断面の支持部分43
0の側方の範囲は、クランク軸403の相応して適合し
た凹所又は溝468に係合する、相応して構成された突
起467を有している。しかしながら、突起を、範囲4
05に一体成形して、凹所又は溝を支持部分430に一
体成形することもできる。図9に示した実施例では、緩
衝器510に作用する遠心力を受けとめる係合部566
は、横断面でみて直角に構成されている。この形式の構
成では、緩衝器に作用する遠心力が、実際には、ねじ5
37の負荷につながらない利点を有している。緩衝器5
10の固定は、クランク軸503と特に剛性な結合を保
証する。
【0055】本発明のように構成された緩衝器は、例え
ばモータの循環潤滑装置と結合することができる強制潤
滑装置を有していると特に有利である。この形式の潤滑
装置は、しかしながら択一的又は付加的に噴射オイルに
よりおこなうことができる。
【0056】図10の構成では、ケーシング形状の支持
部分630は、クランク軸603のフランジ範囲又は半
径方向の範囲605と、軸方向の差込結合部667を介
して結合されている。差込結合部667は、横断面で楔
形に構成された、互いに係合する成形部668、669
により形成されている。成形部668、669は、この
場合、クランク軸603の軸方向の方向でみて、先細り
になっている。成形部668、669の先細りにより、
緩衝器610は、取り付け方向で、クランク軸603に
軸方向に固定されている。緩衝器610を別の軸方向で
固定するために、クランク軸に固定されている固定リン
グを使用することができる。この形式の固定リングは、
一方ではクランク軸603に固定されており、少なくと
も成形部669の範囲又はケーシング又は支持部分63
0の範囲を被覆している。
【0057】緩衝器圧力ばねの、実施例との関連で記載
された緊締された配置は、製作公差にも拘わらず、組み
込み位置(回動角=0)の範囲でも線状の回動特性曲線
が、遊びなくかつプレストレスなしに存在すると有利で
ある。ばね又はばねストッパ又はばね収容部の磨耗の際
でも、線状の特性曲線が確保される。ばねの相互の緊締
は、従って一定の弾性率ひいては少なくともほぼ一定の
緩衝器振動数を保証する。
【0058】クランク軸ウエブの範囲において取り付け
られる緩衝器の本発明の構成は、更に、例えば、緩衝器
をクランク軸と簡単に差しはめてねじ込むことにより、
緩衝器の簡単な取り付けを保証する利点がある。
【0059】クランク軸ウエブの範囲において設けられ
る本発明の緩衝器により、クランク軸における質量補償
が保証される。特に有利な形式では、本発明のように構
成されたウエブ緩衝器を第1のクランク軸屈曲部の釣り
合い重りにより置換することができる。
【0060】ウエブ緩衝器710の、図11と図12に
示した実施例では、図6、図7又は図4、図5に示した
実施例の緩衝器410と類似であり、この実施例では、
以下の異なる構成要件を除いて記載されている。
【0061】2つの側方脚部730a、730bを有す
る、同様にU字形の緩衝器710は、クランクウエブの
半径方向外側の部分を形成していてかつ、クランク軸7
03の端面703aに隣接している。支持部分730
は、半径方向で内側に向いたフランジ範囲730cを有
している。フランジ範囲730cは、軸方向でクランク
軸703に設けられた肩703bに接触してかつ、端面
703aを介してクランク軸703により案内されてい
るねじ737aによりねじ込まれかつ軸方向に固定され
ている。両脚部730a、730bは、それぞれ1つの
有利には半径方向に向いたジブ703を有している。ジ
ブ770は、クランク軸703に設けられた突起769
を、脚部730a、730bとは反対側に、クランク軸
側と緩衝器側の接触面768、767に係合している。
形状接続を形成する接触面767、768は、ねじ73
7によりねじ込まれて、接触面767、768を整直す
ることにより、軸方向の傾倒、特に振動自己形状の形式
の軸方向振動に対する付加的な防止装置を形成する。従
って、ねじ737の負荷は軽減され、この実施例の様
に、ねじ737aによる軸方向の固定は不可能である個
所にウエブ緩衝器710を使用した場合に、軸方向に作
用する振動態様に対する十分な防止が達成される。この
場合、接触面767、767は、スプラインにより形状
接続を形成することができる。
【0062】図13乃至図20は、回転振動緩衝器の構
成例を示している。回転振動緩衝器は、特にそれらの形
状と、クランク軸への固定に関して、回転振動緩衝器
1、110、210、410、610、710と同様に
構成することでき、これらのエネルギ蓄積器と相違し
て、それぞれの入力部と、エラストマーからなる緩衝器
マスとの間に位置している。
【0063】図13は、回転振動器810の断面図であ
り、図14は、図13の線III−IIIに沿って断面
した同じ回転振動器810の断面図である。図11と図
12の実施例に詳細に説明したように、回転振動器81
0の入力部830は、固定部材および、固定部材のため
の相応する収容部837,837aにより、図示されて
いないクランク軸と結合されている。有利には、馬蹄形
の入力部830内に、両側から、入力部830の形状に
対応して、それぞれ1つの、ほぼポケット830a、8
30bの形状に、回動遊びを考慮して調整された緩衝器
マス851a、851bを収容するための、軸方向へへ
こんだポケット830a、830bが設けられている。
この場合、緩衝器マス851a、851bは、複数部分
に構成されている。このために、特別な振動固有形状を
補償するために、場合により、異なる位相とひいてはで
きれば互いに振動して分離した緩衝器マスの最大偏向の
少なくとも高さにおける間隔を設けると有利である。
【0064】軸方向において、ポケット830a、83
0bの底部830c,830dと緩衝器マス851a、
851bとの間に、それぞれ1つのエラストマー製のエ
ネルギー蓄積器818a、818bが配置されていてか
つ入力部830と緩衝器マス851a、851bに固定
結合されている。この結合は、公知の接着および/又は
加琉技術によりおこなわれる。材料は、原理的に、適当
な弾性モジュールおよび/又は相応するショアー硬度を
有する各エラストマーである。この場合、特にゴム、自
然ゴム、特に射出成形によるそれらの加工の容易さによ
り適当な弾性の熱可塑性プラスチック等が有利である。
相応する材料の使用と緩衝器マス851a、851bと
入力部830との材料の結合とを仮定して、温度が上昇
しても、材料は、オイルへの耐性を有している。勿論、
実験において、ポケット830a、830bが、金属又
はプラスチックからなるカバーによりほぼシールされる
ことにより、相応して耐性の少ない結合および/又はエ
ラストマーが有利にに保護できることを証明されてい
る。この様に、緩衝器810の振動特性を最良にするた
めに、オイル耐性のわずかな材料と結合が利用される。
入力部830に対して緩衝器マス851a、851の典
型的な偏向は、この実施例の場合、緩衝器810の完全
な有効性に対して3度以下、有利には1度以下で十分で
ある。
【0065】緩衝器マス851a、851bの外周に、
さらに半径方向で、緩衝器マス851a、851bと入
力部830との間に、、緩衝器マス851a、851b
と入力部830とを磨耗からまもりおよび/又は滑り軸
受セグメント852a、852bの摩擦係数の選択のた
めに相応して一致した遠心力に関連する摩擦を生じる滑
り軸受セグメント852a、852bを設けることがで
きる。この作用は、ポケット830a、830bのシー
ルを介して、カバーにより有利に修正できる。滑り軸受
セグメント852a、852bは、例えば半径方向内方
に引っ込んだ突起852により軸方向に固定されてい
る。例えば、相応する舌片は、半径方向外側又は半径方
向内側からポケット830a、830bを介して案内さ
れていることにより、滑り軸受セグメント852a、8
52bを、入力部830にも固定することができる。こ
の形式の舌片は、カバーと同様に、緩衝器マス851
a、851bのための軸方向の支持機能を有することを
でき、従って緩衝器マス851a、851bと入力部8
30とのエネルギ蓄積器818a、818bの強度の少
ない結合を補償することができる。この場合、軸方向
で、緩衝器マス851a、851bと舌片又はカバーと
の間に、軸方向の両側の緩衝作用を形成するための別の
エラストマー部分を設けることができる。
【0066】エラストマー部として構成された全てのエ
ネルギ蓄積器、例えばエネルギ蓄積器818a、818
bは、緩衝器マス851a、851bの面とは異なる形
状の面を有することができる。例えば、エネルギ蓄積器
は多段に構成することも、有利な切欠と一体的に構成す
ることもできる。特に、エネルギ蓄積器818a、81
8bは、有利には1つ又はわずかなウエブ幅で互いに間
隔をおいた薄いウエブの配置から、形成することもでき
る。この場合、幅と厚さは、類似の比率、例えば5:1
乃至1:5、有利には、2:1乃至1:2である。この
場合、有利な形式では、ウエブは、共通の外周によって
収容されていてかつウエブにより、網状物が形成され
る。更に、エネルギ蓄積器818a、818bは、穴模
様を有することができる。
【0067】緩衝器180の更に別の有利な構成は、緩
衝器マス851a、851bをエネルギ蓄積器818
a、818bひいては入力部830に結合するために、
付加的又は択一的に、緩衝器マス851a、851bを
入力部に機構的に固定する固定装置が、円周方向で回動
可能に設けられている。このために、入力部830、例
えばポケット830a、830bの範囲に、軸方向に整
直されたボルトが設けらている。ボルトは、緩衝器マス
851a、851bの、円周方向で、長穴形状の拡大さ
れた開口に係合していて、外側でリベット止めされてい
る。更に、以前記載した舌片は、緩衝器マス851a、
851bの軸方向の固定を引き受けている。
【0068】図15は、緩衝器910の、図13と図1
4の緩衝器810と類似の実施例を示している。緩衝器
910の場合、入力部930内には、ポケット930a
だけが収容されている。ポケット930は、その厚さが
増大した緩衝器マス951を収容している。緩衝器マス
951は、入力部930と、軸方向に、緩衝器マス95
1と入力部930とに配置されたエネルギ蓄積部918
により結合されている。選択的な滑り軸受セグメント9
52は、半径方向で、緩衝器マス951とポケット93
0aの外周との間に配置されている。
【0069】図16には、緩衝器1010は、図15の
緩衝器910と類似に構成されている。この場合、入力
部1030、緩衝器マス1051並びに軸方向で、入力
部1030と緩衝器マス1051との間にあるエラスト
マー製のエネルギ蓄積器1018は、入力部1030内
へへこんだポケット1030aの内周の範囲1030b
内で、円錐状に構成されている。
【0070】図17乃至図19の緩衝器1110、12
10、1310の実施例では、エネルギ蓄積器111
8、1219、1319a、1319bと、緩衝器マス
1151、1251、1351とは、互いに半径方向に
配置されている。図17には、緩衝器マス1151は半
径方向で、エネルギ蓄積器1118の外側に配置されて
いて、エラストマー製のエネルギ蓄積器1018は、緩
衝器マス1151と入力部1130と円周において、例
えば接着又は加琉により結合されている。緩衝器マスの
外周には、滑りセグメント1152を設けることができ
る。図18の緩衝器1210は、滑り軸受セグメントな
しに構成されている、なぜなら、半径方向外側で、緩衝
器マス1251と入力部1230との間に配置されたエ
ラストマー製のエネルギ蓄積器1218の遠心力作用下
で、両部分1251、1230間の摩擦が防止されてい
る。図17の緩衝器1110の、遠心力作用下で引張負
荷されたエネルギ蓄積器1118と相違して、エネルギ
蓄積器1218は、遠心力作用下で圧力負荷されてい
る。
【0071】図19には、緩衝器1310の実施例が示
されている。緩衝器1310は、半径方向で、緩衝器マ
ス1351の内側および外側に、エネルギ蓄積器131
8a、1318bを有している。エネルギ蓄積器131
8a、1318bは、それぞれ、エネルギ蓄積器131
8a、1318bの、緩衝器マス1351とは反対側の
面において、入力部と結合している。
【0072】例えば、図1、図2、図4、図5、図6、
図7、図8の金属製のエネルギ蓄積器18、218、4
18が、相応して設計された、ショア硬度に適した例え
ばゴムばねのようなエラストマー部材によって置換でき
るような、エラストマー製のエネルギ蓄積器を有する緩
衝器が製作可能であると有利である。
【0073】本発明は、明細書の実施例に限定されるも
のではない。むしろ、本発明の範囲内で、多数の変化や
変更が可能である。特に、本発明は、個々の構成要件や
部材又は作用形式の組み合わせによって形成することが
できる変化形も含んでいる。更に、個々の、図面と関連
して記載された構成要件又は作用形式は、それぞれ独立
の発明を表している。
【0074】出願人は、従って、これまで、特に図面と
の関連する明細書および従属請求項に開示された構成要
件を請求することを留保する。出願時に提出された特許
請求の範囲は、従って、今後の特許権利を獲得するため
の先例のない提案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ピストンモータのクランク軸に取り付けられ
た、本発明によって配置されかつ構成された回転振動緩
衝器の断面図。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図。
【図3】図1の回転振動緩衝器の類似に配置された回転
振動緩衝器の別の実施例の断面図。
【図4】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図5】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す図
4の線V−Vに沿った断面図。
【図5a】回転振動緩衝器の別の実施例の詳細を示す
図。
【図6】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図7】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図8】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図9】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図10】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図11】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図12】本発明の回転振動緩衝器の別の実施例を示す
図。
【図13】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【図14】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【図15】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【図16】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【図17】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【図18】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【図19】プラスチック製のエネルギ蓄積器を有する本
発明の回転振動緩衝器の簡単な構成の可能性を示す図。
【符号の説明】
1:内燃機関 2:ケーシング 3:クランク軸 4:クランクピン 5:クランクウエブ 6:軸ピン 7:軸ピン 8:滑り軸受 9:滑り軸受 10:緩衝器 11:入力部 12:ねじ部 13:ねじ穴 14:環状の外側範囲 15:緩衝器マス 16:環状部材 17:環状部材 18:コイルばね 19:ケーシング壁部 20:スリーブ状の範囲 21:一体成形部 22:底部 23:端面 24:カバー 25:摩擦装置 26:エネルギ蓄積器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルーベン シュミット ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク ヘル マン−シュック−ヴェーク 9 (72)発明者 ヴォルフガング ハース ドイツ連邦共和国 ビュール ハルトコプ フヴェーク 7 (72)発明者 シュテフェン レーマン ドイツ連邦共和国 エトリンゲン シュレ ジーアシュトラーセ 24

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンモータ、特に内燃機関であっ
    て、ケーシング内に支承されたクランク軸と、クランク
    軸によってケーシング内部に支持された、入力部と少な
    くとも1つの慣性マスとを備えた回転振動緩衝器とを有
    する形式のものにおいて、前記入力部と少なくとも1つ
    の前記慣性マスとの間に、少なくとも1つの金属製のエ
    ネルギ蓄積器が作用していることを特徴とするピストン
    モータ。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも1つの金属製のエネルギ
    蓄積器は、鋼製ばね、特にコイルばねであり、該コイル
    ばねは、ばねの作用に抗して、前記入力部と前記慣性マ
    スの相対回動をお許容するものであることを特徴とする
    請求項1記載のピストンモータ。
  3. 【請求項3】 前記入力部と、振動緩衝器の少なくとも
    1つの前記慣性マスとの間に、摩擦緩衝装置が存在して
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のピストンモ
    ータ。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つのクランク軸ウエブは、
    回転振動緩衝器を支持していることを特徴とする請求項
    1から3までのいずれか1項記載のピストンモータ。
  5. 【請求項5】 前記回転振動緩衝器は、前記クランク軸
    ウエブの側方に配置されていることを特徴とする上記請
    求項のいずれか1項記載のピストンモータ。
  6. 【請求項6】 前記回転振動緩衝器は、環状に構成され
    ていてかつクランク軸ピンに対して同心的に配置されて
    いることを特徴とする請求項1から5までのいずれか1
    項記載のピストンモータ。
  7. 【請求項7】 前記回転振動緩衝器は、軸方向におい
    て、クランク軸ウエブと、モータの、クランク軸の支承
    に役立つ壁部との間に配置されていることを特徴とする
    請求項1から6までのいずれか1項記載のピストンモー
    タ。
  8. 【請求項8】 前記回転振動緩衝器は、クランク軸の終
    端ピンに収容されていることを特徴とする請求項1から
    7までのいずれか1項記載のピストンモータ。
  9. 【請求項9】 前記回転振動緩衝器の入力部は、回転不
    能にクランク軸に結合されていることを特徴とする請求
    項1から8までのいずれか1項記載のピストンモータ。
  10. 【請求項10】 前記回転振動緩衝器の入力部は、特に
    滑りクラッチのようなトルク制限装置を介して、クラン
    ク軸に駆動可能に結合されていることを特徴とする請求
    項1から8までのいずれか1項記載のピストンモータ。
  11. 【請求項11】 前記回転振動緩衝器は、環状の入力部
    を有しており、前記入力部の少なくとも軸方向側に、ば
    ねを介して前記入力部に回転弾性的に結合されている慣
    性マスが配置されており、この場合ばねに対して平行に
    接続されている、少なくとも1つの摩擦緩衝装置が存在
    していることを特徴とする請求項1から10までのいず
    れか1項記載のピストンモータ。
  12. 【請求項12】 前記回転振動緩衝器の慣性マスは、2
    つの軸方向に間隔をおいて、回転不能に互いに結合され
    た環状の円板体により形成されており、該円板体は、軸
    方向において、前記回転振動緩衝器の環状の入力部の少
    なくとも範囲間に収容されており、円板体と入力部と
    に、コイルばねの収容のために互いに相応して配属され
    ている切欠が存在していることを特徴とする上記請求項
    のいずれか1項記載のピストンモータ。
  13. 【請求項13】 少なくとも1つの円板体と入力部との
    間に、摩擦装置の構成部分であるエネルギ蓄積器が緊締
    されていることを特徴とする請求項12記載のピストン
    モータ。
  14. 【請求項14】 前記回転振動緩衝器の前記入力部は、
    半径方向でばねの内側において、クランク軸ピンを取り
    囲んでいてかつケーシング内のクランク軸の、少なくと
    も半径方向の支承のために役立つ軸方向のスリーブ形状
    の付加部を有していることを特徴とする請求項1から1
    3までのいずれか1項記載のピストンモータ。
  15. 【請求項15】 前記振動緩衝器が、クランク軸を組み
    込む前に、クランク軸に取り付けられていることを特徴
    とする、特にピストンモータに使用にする振動緩衝器。
  16. 【請求項16】 前記振動緩衝器が、クランク軸ピンの
    周りに配置されていることを特徴とする特に請求項15
    記載の振動緩衝器。
  17. 【請求項17】 前記振動緩衝器が、クランク軸ウエブ
    に直接隣接していることを特徴とする請求項15又は1
    6記載の振動緩衝器。
  18. 【請求項18】 前記振動緩衝器が、クランク軸ウエブ
    の位置に設けられていることを特徴とする特に上記請求
    項の少なくとも1つに記載の振動緩衝器。
  19. 【請求項19】 前記振動緩衝器が、実際にクランク軸
    ウエブを置換することを特徴とする特に上記請求項の少
    なくとも1つに記載の振動緩衝器。
  20. 【請求項20】 前記振動緩衝器が、U字形又は馬蹄形
    に構成されていることを特徴とする特に上記請求項の少
    なくとも1つに記載の振動緩衝器。
  21. 【請求項21】 クランク軸は、クランク軸ウエブの範
    囲に、楕円形で、側方が平らになっている、クランク軸
    線に対して半径方向に延びるフランジ範囲を有してお
    り、更に、前記振動緩衝器が、U字形に構成されていて
    かつ、緩衝器の、U字形の構成により形成された側方脚
    部が、少なくとも部分的に前記フランジ範囲に接触する
    ように前記フランジ範囲に係合していることを特徴とす
    る特に上記請求項の少なくとも1つに記載のピストンモ
    ータ。
  22. 【請求項22】 前記側方脚部は、前記フランジ範囲に
    ねじ込まれていることを特徴とする請求項21記載のピ
    ストンモータ。
  23. 【請求項23】 前記フランジ範囲は、クランク軸軸線
    に関して、有利には半径方向に整直した、側方脚部のジ
    ブによって取り囲まれた突起を有していて、該ジブと該
    突起は、少なくとの一方の側で、形状接続的な接触面を
    有していることを特徴とする特に上記請求項の少なくと
    も1つに記載のピストンモータ。
  24. 【請求項24】 前記接触面は、セレーションを有して
    いることを特徴とする特に上記請求項の少なくとも1つ
    に記載のピストンモータ。
  25. 【請求項25】 前記接触面は、側方脚部とは反対側に
    構成されていることを特徴とする特に上記請求項の少な
    くとも1つに記載のピストンモータ。
  26. 【請求項26】 突起とジブは、接触面に対して垂直に
    互いにねじ込まれていることを特徴とする特に上記請求
    項の少なくとも1つに記載のピストンモータ。
  27. 【請求項27】 振動緩衝器とクランク軸は、軸方向に
    互いに結合、特にねじ込まれてていることを特徴とする
    特に上記請求項の少なくとも1つに記載のピストンモー
    タ。
  28. 【請求項28】 前記軸方向の結合は、クランク軸軸線
    の付近でおこなわれるとを特徴とする特に上記請求項の
    少なくとも1つに記載のピストンモータ。
  29. 【請求項29】 前記振動緩衝器の、半径方向外側に向
    いたフランジ部分とクランク軸の端面の結合が生じるこ
    とを特徴とする特に上記請求項の少なくとも1つに記載
    のピストンモータ。
  30. 【請求項30】 前記振動緩衝器に設けられたコイルば
    ねは、巻比率dm/d≦3を有していることを特徴とす
    る特に上記請求項の少なくとも1つに記載のピストンモ
    ータ。
  31. 【請求項31】 前記コイルばねは、表面が調質されて
    いることを特徴とする特に上記請求項の少なくとも1つ
    に記載のピストンモータ。
  32. 【請求項32】 前記振動緩衝器又は前記振動緩衝器の
    部分が、加工された鍛造粗仕上げ部分、溶接構造および
    /又は変形構造部分とからなっていることを特徴とする
    特に上記請求項の少なくとも1つに記載のピストンモー
    タ。
  33. 【請求項33】 構造部分は、プラスチックで被覆され
    ていることを特徴とする特に上記請求項の少なくとも1
    つに記載のピストンモータ。
  34. 【請求項34】 入力部および/又は少なくとも一方の
    慣性マスに、コイルばねを収容する凹所が設けられてい
    て、凹所は、円周方向で、コイルばねに形状に適合して
    いることを特徴とする特に上記請求項の少なくとも1つ
    に記載のピストンモータ。
  35. 【請求項35】 ピストンモータ、特に内燃機関であっ
    て、ケーシング内に支承されたクランク軸と、クランク
    軸によってケーシング内部に支持された、入力部と少な
    くとも1つの慣性マスとを備えた回転振動緩衝器とを有
    するものにおいて、前記入力部と少なくとも1つの前記
    慣性マスとの間に、少なくとも1つのエラストマー製の
    エネルギ蓄積器が作用していることを特徴とするピスト
    ンモータ。
  36. 【請求項36】 振動緩衝器であって、振動緩衝器は、
    出願書類に開示された、構造的な構成要件の少なくとも
    1つおよび/又は機能要件および/又は配置要件を有し
    ていることを特徴とする振動緩衝器。
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