JP2000120674A - 直線運動案内装置 - Google Patents
直線運動案内装置Info
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- JP2000120674A JP2000120674A JP10289379A JP28937998A JP2000120674A JP 2000120674 A JP2000120674 A JP 2000120674A JP 10289379 A JP10289379 A JP 10289379A JP 28937998 A JP28937998 A JP 28937998A JP 2000120674 A JP2000120674 A JP 2000120674A
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- rolling
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- rolling element
- curved path
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0635—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end
- F16C29/0638—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls
- F16C29/0642—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are provided as bores in a main body of the U-shaped carriage, e.g. the main body of the U-shaped carriage is a single part with end caps provided at each end with balls with four rows of balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0602—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly
- F16C29/0609—Details of the bearing body or carriage or parts thereof, e.g. methods for manufacturing or assembly of the ends of the bearing body or carriage where the rolling elements change direction, e.g. end caps
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】案内部材を移動する際の動摩擦力を抑制できる
とともに、この動摩擦力の変動を抑制可能な直線運動案
内装置を提供する。 【解決手段】直線運動案内装置としての直動案内軸受装
置1は案内レール3とスライダ4とを備えている。案内
レール3は転動体転動溝5を備えている。スライダ4は
負荷転動体転動溝8と湾曲路15とを備えている。転動
溝5,8は負荷転動路11を構成する。転動体転動路1
1と湾曲路15とに亘って転動溝8が転動溝5から離れ
る方向に形成されたクラウニング20が設けられてい
る。湾曲路15の転動溝5側に端部にタング部17が設
けられている。クラウニング20は転動体転動路11内
を負荷を伴って転動している転動体10のうち転動路1
1の端に位置する負荷転動体10aとタング部17との
間に負荷を伴わずに転動する無負荷転動体10bが一つ
のみ存在するように形成されている。
とともに、この動摩擦力の変動を抑制可能な直線運動案
内装置を提供する。 【解決手段】直線運動案内装置としての直動案内軸受装
置1は案内レール3とスライダ4とを備えている。案内
レール3は転動体転動溝5を備えている。スライダ4は
負荷転動体転動溝8と湾曲路15とを備えている。転動
溝5,8は負荷転動路11を構成する。転動体転動路1
1と湾曲路15とに亘って転動溝8が転動溝5から離れ
る方向に形成されたクラウニング20が設けられてい
る。湾曲路15の転動溝5側に端部にタング部17が設
けられている。クラウニング20は転動体転動路11内
を負荷を伴って転動している転動体10のうち転動路1
1の端に位置する負荷転動体10aとタング部17との
間に負荷を伴わずに転動する無負荷転動体10bが一つ
のみ存在するように形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械、産業機
械などにリニアガイドとして用いられる直線運動案内装
置に関する。
械などにリニアガイドとして用いられる直線運動案内装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械、産業機械などにリニアガイド
などとして図8に示す直線運動案内装置としての直動案
内軸受装置51が用いられる。図8に例示された直動案
内軸受装置51は、一方向に延びる案内部材としての案
内レール53と、この案内レール53の長手方向に沿っ
て移動自在に設けられたスライダ54と、を備えてい
る。
などとして図8に示す直線運動案内装置としての直動案
内軸受装置51が用いられる。図8に例示された直動案
内軸受装置51は、一方向に延びる案内部材としての案
内レール53と、この案内レール53の長手方向に沿っ
て移動自在に設けられたスライダ54と、を備えてい
る。
【0003】案内レール53は、その外面に長手方向に
沿って延びた転動体転動溝55を備えている。スライダ
54は、断面コ字形に形成されたスライダ本体56とこ
のスライダ本体56の両端面に取付けられたエンドキャ
ップ57とを備えており、前記案内レール53を跨いだ
状態で設けられている。
沿って延びた転動体転動溝55を備えている。スライダ
54は、断面コ字形に形成されたスライダ本体56とこ
のスライダ本体56の両端面に取付けられたエンドキャ
ップ57とを備えており、前記案内レール53を跨いだ
状態で設けられている。
【0004】スライダ54は、前記案内レール53の転
動体転動溝55に相対する負荷転動体転動溝58を備え
ている。前記転動体転動溝55と、負荷転動体転動溝5
8とは互いに対向合致した状態で負荷転動路61を構成
している。
動体転動溝55に相対する負荷転動体転動溝58を備え
ている。前記転動体転動溝55と、負荷転動体転動溝5
8とは互いに対向合致した状態で負荷転動路61を構成
している。
【0005】さらにスライダ54は、その内部に負荷転
動体転動溝58と略平行な転動体戻し路59と、前記負
荷転動路61と転動体戻し路59とを連結する湾曲路6
5とを備えている。
動体転動溝58と略平行な転動体戻し路59と、前記負
荷転動路61と転動体戻し路59とを連結する湾曲路6
5とを備えている。
【0006】前述した負荷転動路61、転動体戻し路5
9及び湾曲路65は、転動体循環路66を構成してい
る。この転動体循環路66内には、転動体としてのボー
ル60が複数装填されている。これらのボール60は、
前記負荷転動路61内を負荷を伴って転動し、かつ前記
湾曲路65および転動体戻し路59内を負荷を伴わずに
転動するようになつている。前記ボール60がこのよう
に転動することによって、前記スライダ54が案内レー
ル53の長手方向に沿って移動自在となっている。
9及び湾曲路65は、転動体循環路66を構成してい
る。この転動体循環路66内には、転動体としてのボー
ル60が複数装填されている。これらのボール60は、
前記負荷転動路61内を負荷を伴って転動し、かつ前記
湾曲路65および転動体戻し路59内を負荷を伴わずに
転動するようになつている。前記ボール60がこのよう
に転動することによって、前記スライダ54が案内レー
ル53の長手方向に沿って移動自在となっている。
【0007】また、前記スライダ54の負荷転動路61
と湾曲路65とに亘って、負荷転動体転動溝58が転動
体転動溝55に対して離れる方向に形成された拡張部と
してのクラウニング70が設けられている。前記クラウ
ニング70は、前記ボール60が転動体戻し路59およ
び湾曲路65などの非負荷域から前記負荷転動路61な
どの負荷域に入り込んもボール60が円滑に循環できる
ようにするためのものである。
と湾曲路65とに亘って、負荷転動体転動溝58が転動
体転動溝55に対して離れる方向に形成された拡張部と
してのクラウニング70が設けられている。前記クラウ
ニング70は、前記ボール60が転動体戻し路59およ
び湾曲路65などの非負荷域から前記負荷転動路61な
どの負荷域に入り込んもボール60が円滑に循環できる
ようにするためのものである。
【0008】さらに、前記スライダ54は、前記案内レ
ール53に相対するエンドキャップ57の内側部に、前
記ボール60が負荷転動路61から湾曲路65内に侵入
する際に前記ボール60と当接してこのボール60を湾
曲路65内に導く転動体すくい上げ部であるタング部6
7を設けている。
ール53に相対するエンドキャップ57の内側部に、前
記ボール60が負荷転動路61から湾曲路65内に侵入
する際に前記ボール60と当接してこのボール60を湾
曲路65内に導く転動体すくい上げ部であるタング部6
7を設けている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の直動案
内軸受装置51は、図8に示すように、前記クラウニン
グ70において、前記負荷転動路61内を負荷を伴って
転動しているボール60のうち前記負荷転動路61の端
に位置する負荷転動体としてのボール60aと前記湾曲
路65に設けられたタング部67との間に、負荷を伴わ
ずに転動する無負荷転動体としてのボール60bが、偶
数個存することがある。なお、図8において、前記ボー
ル60bは二つ存在している。
内軸受装置51は、図8に示すように、前記クラウニン
グ70において、前記負荷転動路61内を負荷を伴って
転動しているボール60のうち前記負荷転動路61の端
に位置する負荷転動体としてのボール60aと前記湾曲
路65に設けられたタング部67との間に、負荷を伴わ
ずに転動する無負荷転動体としてのボール60bが、偶
数個存することがある。なお、図8において、前記ボー
ル60bは二つ存在している。
【0010】このとき、前記タング部67に当接する図
8中左側に位置する無負荷転動体としてのボール60b
は、このタング部67を乗り上げて湾曲路65内に侵入
する際の回転方向とは逆方向の矢印M2に沿って転動し
ている。
8中左側に位置する無負荷転動体としてのボール60b
は、このタング部67を乗り上げて湾曲路65内に侵入
する際の回転方向とは逆方向の矢印M2に沿って転動し
ている。
【0011】このため、図9中の二点鎖線Qで囲んだ部
分のように直動案内軸受装置51の動摩擦力が変動する
とともに、この動摩擦力も増大することとなって、好ま
しくない。
分のように直動案内軸受装置51の動摩擦力が変動する
とともに、この動摩擦力も増大することとなって、好ま
しくない。
【0012】なお、図9においては、図8中の矢印S1
に沿う一方の方向に沿って直動案内軸受装置51を移動
させた場合の動摩擦力をプラスとし、前記矢印S1とは
逆方向の図8中の矢印T1に沿う他方の方向に沿って直
動案内軸受装置51を移動させた場合の動摩擦力をマイ
ナスとして示している。
に沿う一方の方向に沿って直動案内軸受装置51を移動
させた場合の動摩擦力をプラスとし、前記矢印S1とは
逆方向の図8中の矢印T1に沿う他方の方向に沿って直
動案内軸受装置51を移動させた場合の動摩擦力をマイ
ナスとして示している。
【0013】本発明は前記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、案内部材を移動する際の
動摩擦力を抑制できるとともに、この動摩擦力の変動を
抑制可能な直線運動案内装置を提供することにある。
で、その目的とするところは、案内部材を移動する際の
動摩擦力を抑制できるとともに、この動摩擦力の変動を
抑制可能な直線運動案内装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の直線運動案内装置は、外面に
転動体転動溝を有する案内部材と、前記案内部材の転動
体転動溝に対向合致しかつ前記転動体転動溝とともに負
荷転動路を構成する負荷転動体転動溝と、前記負荷転動
路に連結された湾曲路と、を備え、前記案内部材にこの
案内部材に沿って移動自在に設けられたスライダと、前
記負荷転動路および湾曲路内に複数装填され、かつ前記
負荷転動路内を負荷を伴って転動するとともに前記湾曲
路内を負荷を伴わずに転動する転動体と、を備えた直線
運動案内装置において、前記負荷転動路から湾曲路とに
亘って前記負荷転動体転動溝が前記転動体転動溝に対し
て離れる方向に形成されかつ前記負荷転動路内を負荷を
伴って転動している転動体のうち前記負荷転動路の端に
位置する負荷転動体と前記湾曲路に設けられた転動体す
くい上げ部との間に、負荷を伴わずに転動する無負荷転
動体が奇数個存するように形成された拡張部を備えたこ
とを特徴としている。
達成するために、本発明の直線運動案内装置は、外面に
転動体転動溝を有する案内部材と、前記案内部材の転動
体転動溝に対向合致しかつ前記転動体転動溝とともに負
荷転動路を構成する負荷転動体転動溝と、前記負荷転動
路に連結された湾曲路と、を備え、前記案内部材にこの
案内部材に沿って移動自在に設けられたスライダと、前
記負荷転動路および湾曲路内に複数装填され、かつ前記
負荷転動路内を負荷を伴って転動するとともに前記湾曲
路内を負荷を伴わずに転動する転動体と、を備えた直線
運動案内装置において、前記負荷転動路から湾曲路とに
亘って前記負荷転動体転動溝が前記転動体転動溝に対し
て離れる方向に形成されかつ前記負荷転動路内を負荷を
伴って転動している転動体のうち前記負荷転動路の端に
位置する負荷転動体と前記湾曲路に設けられた転動体す
くい上げ部との間に、負荷を伴わずに転動する無負荷転
動体が奇数個存するように形成された拡張部を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】すなわち、前記直線運動案内装置は、負荷
転動路内を負荷を伴って転動する負荷転動体のうち負荷
転動路の端に位置する負荷転動体と湾曲路との間に無負
荷転動体が奇数個存するように拡張部を形成している。
転動路内を負荷を伴って転動する負荷転動体のうち負荷
転動路の端に位置する負荷転動体と湾曲路との間に無負
荷転動体が奇数個存するように拡張部を形成している。
【0016】そして、負荷転動路から湾曲路内に侵入す
る無負荷転動体を、前記湾曲路内に侵入しやすい回転方
向に転動させて、前記案内部材を移動する際の動摩擦力
を抑制できるとともに、この動摩擦力の変動を抑制可能
としている。
る無負荷転動体を、前記湾曲路内に侵入しやすい回転方
向に転動させて、前記案内部材を移動する際の動摩擦力
を抑制できるとともに、この動摩擦力の変動を抑制可能
としている。
【0017】前述した直線運動案内装置が、動摩擦力の
変動の抑制と動摩擦力自体の抑制とを可能とする理由
を、以下に示す図4ないし図7を参照して説明する。
変動の抑制と動摩擦力自体の抑制とを可能とする理由
を、以下に示す図4ないし図7を参照して説明する。
【0018】まず、図4に示すように、案内レール3の
長手方向に沿って移動自在なスライダ4を備えた直線運
動体案内装置1において、負荷転動路11の端に位置す
る負荷転動体10aと湾曲路15に設けられた転動体す
くい上げ部としてのタング部17との間に、無負荷転動
体10bが奇数個としての一つのみ存在する場合には、
前記無負荷転動体10bは、前記負荷転動体10aの矢
印F1に沿う転動方向とは逆向きでかつこの無負荷転動
体10bが湾曲路15内に侵入しやすい図中の矢印M1
に沿って転動する。なお、図4に示す状態において、前
記スライダ4は矢印Sに沿って移動している。
長手方向に沿って移動自在なスライダ4を備えた直線運
動体案内装置1において、負荷転動路11の端に位置す
る負荷転動体10aと湾曲路15に設けられた転動体す
くい上げ部としてのタング部17との間に、無負荷転動
体10bが奇数個としての一つのみ存在する場合には、
前記無負荷転動体10bは、前記負荷転動体10aの矢
印F1に沿う転動方向とは逆向きでかつこの無負荷転動
体10bが湾曲路15内に侵入しやすい図中の矢印M1
に沿って転動する。なお、図4に示す状態において、前
記スライダ4は矢印Sに沿って移動している。
【0019】前記タング部17に当接した際に、前記無
負荷転動体10bには、図5に示すように、既にタング
部17を乗上げて湾曲路15内に侵入した転動体10c
と接するB点において、この転動体10cから、矢印F
b1に沿う反力が作用するとともに、湾曲路15の内側に
指向した矢印Fb2に沿う力が作用する。
負荷転動体10bには、図5に示すように、既にタング
部17を乗上げて湾曲路15内に侵入した転動体10c
と接するB点において、この転動体10cから、矢印F
b1に沿う反力が作用するとともに、湾曲路15の内側に
指向した矢印Fb2に沿う力が作用する。
【0020】また、タング部17と接するC点において
このタング部17から湾曲路15の内側に指向した図中
矢印Fc に沿う反力が作用する。さらに、前記負荷転動
体10aと接するA点において、この負荷転動体10a
から、図中矢印Fa1に沿う押圧力が作用するとともに、
湾曲路15の内側に指向した矢印Fa2に沿う力が作用す
る。
このタング部17から湾曲路15の内側に指向した図中
矢印Fc に沿う反力が作用する。さらに、前記負荷転動
体10aと接するA点において、この負荷転動体10a
から、図中矢印Fa1に沿う押圧力が作用するとともに、
湾曲路15の内側に指向した矢印Fa2に沿う力が作用す
る。
【0021】次に、図6に示すように、案内レール53
の長手方向に沿って移動自在なスライダ54を備えた直
線運動案内装置51において、負荷転動路61の端に位
置する負荷転動体60aと湾曲路65に設けられたタン
グ部67との間に無負荷転動体60bが複数個としての
二つ存在する場合に、これらの無負荷転動体60bのう
ち湾曲路65側に位置する一方の無負荷転動体60b
は、前記負荷転動体60aの回転が他方の無負荷転動体
60bを介して伝達されるため、負荷転動体60aの図
中矢印F1に沿う転動方向と同方向の図中の矢印M2に
沿って転動する。なお、図6に示す状態において、スラ
イダ54は矢印S1に沿って移動している。
の長手方向に沿って移動自在なスライダ54を備えた直
線運動案内装置51において、負荷転動路61の端に位
置する負荷転動体60aと湾曲路65に設けられたタン
グ部67との間に無負荷転動体60bが複数個としての
二つ存在する場合に、これらの無負荷転動体60bのう
ち湾曲路65側に位置する一方の無負荷転動体60b
は、前記負荷転動体60aの回転が他方の無負荷転動体
60bを介して伝達されるため、負荷転動体60aの図
中矢印F1に沿う転動方向と同方向の図中の矢印M2に
沿って転動する。なお、図6に示す状態において、スラ
イダ54は矢印S1に沿って移動している。
【0022】前記タング部67に当接した際に、前記一
方の無負荷転動体60bには、図7に示すように、既に
タング部67を乗上げて湾曲路65内に侵入した転動体
60cと接するB1点において、この転動体60cか
ら、矢印Fb1′に沿う反力が作用するとともに、湾曲路
65の内側に指向した矢印Fb2′に沿う力が作用する。
方の無負荷転動体60bには、図7に示すように、既に
タング部67を乗上げて湾曲路65内に侵入した転動体
60cと接するB1点において、この転動体60cか
ら、矢印Fb1′に沿う反力が作用するとともに、湾曲路
65の内側に指向した矢印Fb2′に沿う力が作用する。
【0023】また、タング部67と接するC1点におい
て、このタング部67から湾曲路65の内側に指向した
図中矢印Fc′に沿う反力が作用する。さらに、前記負
荷転動体60a側に位置する他方の無負荷転動体60b
と接するA1点において、この負荷転動体60bから、
図中矢印Fa1′に沿う押圧力が作用するとともに、湾曲
路15の外側に指向した矢印Fa2′に沿う力が作用す
る。
て、このタング部67から湾曲路65の内側に指向した
図中矢印Fc′に沿う反力が作用する。さらに、前記負
荷転動体60a側に位置する他方の無負荷転動体60b
と接するA1点において、この負荷転動体60bから、
図中矢印Fa1′に沿う押圧力が作用するとともに、湾曲
路15の外側に指向した矢印Fa2′に沿う力が作用す
る。
【0024】前述した図5に示す矢印Fb1に沿う反力と
図7に示す矢印Fb1′に沿う反力とは互いに等しくなつ
ているとともに、図5に示す湾曲路15の内側に指向し
た矢印Fb2に沿う力と、湾曲路65の内側に指向した矢
印Fb2′に沿う力と、は互いに等しくなっている。
図7に示す矢印Fb1′に沿う反力とは互いに等しくなつ
ているとともに、図5に示す湾曲路15の内側に指向し
た矢印Fb2に沿う力と、湾曲路65の内側に指向した矢
印Fb2′に沿う力と、は互いに等しくなっている。
【0025】また、図5および図7に示すタング部1
7,67と接するC点及びC1点において、前記無負荷
転動体10b,60bがタング部17,67を乗り越え
る際に必要とされる力は、前記負荷転動体10aから作
用する矢印Fa1に沿う押圧力と前記負荷転動体60a側
に位置する無負荷転動体60bから作用する矢印Fa1′
に沿う押圧力と、図5中の矢印Fa2に沿う湾曲路15の
内側に指向した力と図7中の矢印Fa2′に沿う湾曲路6
5の外側に指向した力と、によって定まる。
7,67と接するC点及びC1点において、前記無負荷
転動体10b,60bがタング部17,67を乗り越え
る際に必要とされる力は、前記負荷転動体10aから作
用する矢印Fa1に沿う押圧力と前記負荷転動体60a側
に位置する無負荷転動体60bから作用する矢印Fa1′
に沿う押圧力と、図5中の矢印Fa2に沿う湾曲路15の
内側に指向した力と図7中の矢印Fa2′に沿う湾曲路6
5の外側に指向した力と、によって定まる。
【0026】ここで、前記押圧力Fa1と力Fa2との関係
は以下の式1によって示すことができ、かつ前記押圧力
Fa1′と力Fa2′との関係は以下の式2によって示すこ
とができる。さらに、これら押圧力Fa1と押圧力Fa1′
との比(Fa1′/Fa1)は、以下の式3によって示すこ
とができる。
は以下の式1によって示すことができ、かつ前記押圧力
Fa1′と力Fa2′との関係は以下の式2によって示すこ
とができる。さらに、これら押圧力Fa1と押圧力Fa1′
との比(Fa1′/Fa1)は、以下の式3によって示すこ
とができる。
【0027】Fa2=μ×Fa1……………式1 Fa2′=μ×Fa1′………式2
【数1】 ただし、Da:転動体10,60の直径、μ:転動体1
0,60同志の摩擦係数、δ:タング部17,67と案
内レール3,53との間の隙間、である。
0,60同志の摩擦係数、δ:タング部17,67と案
内レール3,53との間の隙間、である。
【0028】例えば、前記Da=2、δ=0.2および
μ=0.1と仮定して、比較的小型な直動案内軸受装置
の前記押圧力Fa1と押圧力Fa1′との比(Fa1′/Fa
1)を求めると、このFa1′/Fa1=2.9となる。こ
のため、前記負荷転動体10aと湾曲路15に設けられ
たタング部17との間に無負荷転動体10bが奇数個存
在する場合の方が、偶数個存在する場合と比べてこの無
負荷転動体10bがタング部17を乗上げる際に必要な
力が約1/3で済む。
μ=0.1と仮定して、比較的小型な直動案内軸受装置
の前記押圧力Fa1と押圧力Fa1′との比(Fa1′/Fa
1)を求めると、このFa1′/Fa1=2.9となる。こ
のため、前記負荷転動体10aと湾曲路15に設けられ
たタング部17との間に無負荷転動体10bが奇数個存
在する場合の方が、偶数個存在する場合と比べてこの無
負荷転動体10bがタング部17を乗上げる際に必要な
力が約1/3で済む。
【0029】したがって、前記スライダ4が案内レール
3に沿って移動する際の動摩擦力を抑制できるととも
に、前記スライダ4の動きが滑らかとなつて、前記スラ
イダ4の動摩擦力の変動を抑制できる。
3に沿って移動する際の動摩擦力を抑制できるととも
に、前記スライダ4の動きが滑らかとなつて、前記スラ
イダ4の動摩擦力の変動を抑制できる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図3を参照して説明する。
ないし図3を参照して説明する。
【0031】工作機械、産業機械などにリニアガイドな
どとして、図1に示す直線運動案内装置としての直動案
内軸受装置1が用いられる。前記直動案内軸受装置1
は、図1及び図2に示すように、一方向に延びる案内部
材としての案内レール3と、案内レール3を跨いでこの
案内レール3の長手方向に沿って移動自在に組み付けら
れた断面コ字状のスライダ4などを備えている。
どとして、図1に示す直線運動案内装置としての直動案
内軸受装置1が用いられる。前記直動案内軸受装置1
は、図1及び図2に示すように、一方向に延びる案内部
材としての案内レール3と、案内レール3を跨いでこの
案内レール3の長手方向に沿って移動自在に組み付けら
れた断面コ字状のスライダ4などを備えている。
【0032】案内レール3は、その外面に、長手方向に
沿って延びた断面円弧状の転動溝としての転動体転動溝
5を複数形成している。なお、図示例においては、この
転動体転動溝5を、長手方向に対する左右両外面のそれ
ぞれに2か所、計4か所に設けている。これらの転動体
転動溝5は、互いに略平行に形成されている。
沿って延びた断面円弧状の転動溝としての転動体転動溝
5を複数形成している。なお、図示例においては、この
転動体転動溝5を、長手方向に対する左右両外面のそれ
ぞれに2か所、計4か所に設けている。これらの転動体
転動溝5は、互いに略平行に形成されている。
【0033】スライダ4は、スライダ本体6と、このス
ライダ本体6の両端部に取付けられたエンドキャップ7
とを備えている。また、エンドキャップ7に近い側か
ら、これらのエンドキャップ7に補強板12、潤滑剤含
有部材13及びサイドシール14などが重ね合わした状
態で取付けられている。
ライダ本体6の両端部に取付けられたエンドキャップ7
とを備えている。また、エンドキャップ7に近い側か
ら、これらのエンドキャップ7に補強板12、潤滑剤含
有部材13及びサイドシール14などが重ね合わした状
態で取付けられている。
【0034】前記スライダ4は、図2に示すように、そ
の両裾部の内側面に前記転動体転動溝5の夫々に相対す
る負荷転動体転動溝8を備えている。前記転動体転動溝
5と、負荷転動体転動溝8とは互いに対向合致した状態
で負荷転動路11を構成している。
の両裾部の内側面に前記転動体転動溝5の夫々に相対す
る負荷転動体転動溝8を備えている。前記転動体転動溝
5と、負荷転動体転動溝8とは互いに対向合致した状態
で負荷転動路11を構成している。
【0035】また、スライダ4は、前記両裾部の肉厚部
分に前記レール3の長手方向に沿つて貫通しかつそれぞ
れの負荷転動体転動溝8と略平行に設けられた転動体戻
し路9と、前記負荷転動路11と転動体戻し路9とを互
いに連結する湾曲路15とを備えている。
分に前記レール3の長手方向に沿つて貫通しかつそれぞ
れの負荷転動体転動溝8と略平行に設けられた転動体戻
し路9と、前記負荷転動路11と転動体戻し路9とを互
いに連結する湾曲路15とを備えている。
【0036】前述した負荷転動路11、転動体戻し路9
及び湾曲路15とで、転動体循環路16を構成してい
る。この転動体循環路16内には、転動体10が多数装
填されている。なお、図示例では、これらの転動体10
として例えば鋼またはセラミックスなどからなる球状の
ボールを用いている。
及び湾曲路15とで、転動体循環路16を構成してい
る。この転動体循環路16内には、転動体10が多数装
填されている。なお、図示例では、これらの転動体10
として例えば鋼またはセラミックスなどからなる球状の
ボールを用いている。
【0037】これらの転動体10は、前記負荷転動路1
1内では、前記転動体転動溝5,8上を負荷を伴って転
動し、かつ前記転動体戻し路9及び湾曲路15内では、
これらの内周面に対し負荷を伴うことなく滑りを伴って
転動する。
1内では、前記転動体転動溝5,8上を負荷を伴って転
動し、かつ前記転動体戻し路9及び湾曲路15内では、
これらの内周面に対し負荷を伴うことなく滑りを伴って
転動する。
【0038】転動体10が前記転動体転動溝5,8上な
どを転動しかつ前記転動体循環路16内を循環すること
などによって、前記スライダ4が前記案内レール3の長
手方向に沿って移動自在となる。
どを転動しかつ前記転動体循環路16内を循環すること
などによって、前記スライダ4が前記案内レール3の長
手方向に沿って移動自在となる。
【0039】また、前記スライダ4は、エンドキャップ
7に設けられた湾曲路15の転動体転動溝5側の端部
に、前記転動体10が負荷転動路11から湾曲路15内
に侵入する際に、後述の無負荷転動体10bと当接して
この転動体10bを湾曲路15内に導くタング部17を
設けている。タング部17は、本明細書に記した転動体
すくい上げ部をなしている。
7に設けられた湾曲路15の転動体転動溝5側の端部
に、前記転動体10が負荷転動路11から湾曲路15内
に侵入する際に、後述の無負荷転動体10bと当接して
この転動体10bを湾曲路15内に導くタング部17を
設けている。タング部17は、本明細書に記した転動体
すくい上げ部をなしている。
【0040】さらに、前記スライダ4の負荷転動路11
と湾曲路15とに旦って、これらの内径が拡大して形成
された拡張部としてのクラウニング20が形成されてい
る。図示例において、負荷転動体転動溝8が転動体転動
溝5に対して離れる方向に形成されており、このように
負荷転動体転動溝8が形成されることによって、クラウ
ニング20は構成されている。
と湾曲路15とに旦って、これらの内径が拡大して形成
された拡張部としてのクラウニング20が形成されてい
る。図示例において、負荷転動体転動溝8が転動体転動
溝5に対して離れる方向に形成されており、このように
負荷転動体転動溝8が形成されることによって、クラウ
ニング20は構成されている。
【0041】クラウニング20は、図示例において、前
記負荷転動路11内を負荷を伴って転動している転動体
10のうち前記負荷転動路11の端に位置する負荷転動
体10aと、前記湾曲路15に設けられたタング部17
と、の間に、負荷を伴わずに転動する無負荷転動体10
bが奇数個としての一つのみ存在するように形成されて
いる。
記負荷転動路11内を負荷を伴って転動している転動体
10のうち前記負荷転動路11の端に位置する負荷転動
体10aと、前記湾曲路15に設けられたタング部17
と、の間に、負荷を伴わずに転動する無負荷転動体10
bが奇数個としての一つのみ存在するように形成されて
いる。
【0042】前記クラウニング20は、図示例におい
て、前記無負荷転動体としての転動体10bの少なくと
も一部が、前記負荷転動体としての転動体10aと湾曲
路15との問に位置するように形成されている。
て、前記無負荷転動体としての転動体10bの少なくと
も一部が、前記負荷転動体としての転動体10aと湾曲
路15との問に位置するように形成されている。
【0043】前述した構成によれば、前記転動体10の
うち前記負荷転動路11の端に位置する負荷転動体10
aと、タング部17と、の間に、無負荷転動体10bが
一つのみ存在するので、前記式3に示したように前記転
動体10bが前記タング部17を乗上げる際に必要とさ
れる力が、無負荷転動体60bが二つなどの偶数個存在
する従来の直動案内軸受装置51と比較して約1/3で
済む。
うち前記負荷転動路11の端に位置する負荷転動体10
aと、タング部17と、の間に、無負荷転動体10bが
一つのみ存在するので、前記式3に示したように前記転
動体10bが前記タング部17を乗上げる際に必要とさ
れる力が、無負荷転動体60bが二つなどの偶数個存在
する従来の直動案内軸受装置51と比較して約1/3で
済む。
【0044】このため、図3に示すように、前記スライ
ダ4が案内レール3に沿って移動する際の動摩擦力を、
図9に示す従来例と比較して抑制できるとともに、この
動摩擦力の変動を抑制して略一定とすることができる。
ダ4が案内レール3に沿って移動する際の動摩擦力を、
図9に示す従来例と比較して抑制できるとともに、この
動摩擦力の変動を抑制して略一定とすることができる。
【0045】なお、図3においては、図2中の矢印Sに
沿う一方の方向に沿ってスライダ4を移動させた場合の
動摩擦力をプラスとし、図2中の矢印Tに沿う他方の方
向に沿ってスライダ4を移動させた場合の動摩擦力をマ
イナスとしている。
沿う一方の方向に沿ってスライダ4を移動させた場合の
動摩擦力をプラスとし、図2中の矢印Tに沿う他方の方
向に沿ってスライダ4を移動させた場合の動摩擦力をマ
イナスとしている。
【0046】なお、本発明の実施形態では、転動体10
としてボールを用いた例を示したが、転動体10として
ボールのかわりに鋼またはセラミックスなどからなるこ
ろを用いても良い。
としてボールを用いた例を示したが、転動体10として
ボールのかわりに鋼またはセラミックスなどからなるこ
ろを用いても良い。
【0047】
【発明の効果】本発明によると、前記負荷転動路内を負
荷を伴って転動する負荷転動体のうち前記負荷転動路の
端に位置する負荷転動体と湾曲路に設けた転動体すくい
上げ部との間に、例えば一つや三つなどの奇数個の無負
荷転動体が存在するように、前記負荷転動路と湾曲路と
に亘って拡張部を形成している。
荷を伴って転動する負荷転動体のうち前記負荷転動路の
端に位置する負荷転動体と湾曲路に設けた転動体すくい
上げ部との間に、例えば一つや三つなどの奇数個の無負
荷転動体が存在するように、前記負荷転動路と湾曲路と
に亘って拡張部を形成している。
【0048】このため、前記湾曲路内に侵入する無負荷
転動体がこの湾曲路内に侵入しやすい回転方向に転動す
ることとなる。したがって、スライダが案内部材に沿っ
て移動する際の動摩擦力を抑制でき、かつこの動摩擦力
の変動を抑制することができる。
転動体がこの湾曲路内に侵入しやすい回転方向に転動す
ることとなる。したがって、スライダが案内部材に沿っ
て移動する際の動摩擦力を抑制でき、かつこの動摩擦力
の変動を抑制することができる。
【図1】本発明の一実施形態の直動案内軸受装置の斜視
図。
図。
【図2】同実施形態の直動案内軸受装置の一部を示す断
面図。
面図。
【図3】同実施形態の直動案内軸受装置の動摩擦力の変
化の一例を示す図。
化の一例を示す図。
【図4】本発明の直動案内軸受装置の負荷転動路と湾曲
路とに亘る転動体の転動方向などを示す断面図。
路とに亘る転動体の転動方向などを示す断面図。
【図5】図4に示した状態の無負荷転動体に作用する力
を示す説明図。
を示す説明図。
【図6】従来の直動案内軸受装置の負荷転動路と湾曲路
とに亘るボールの転動方向などを示す断面図。
とに亘るボールの転動方向などを示す断面図。
【図7】図6に示した状態の無負荷転動体としてのボー
ルに作用する力を示す説明図。
ルに作用する力を示す説明図。
【図8】従来の直動案内軸受装置の一部を示す断面図。
【図9】図8に示された従来の直動案内軸受装置の動摩
擦力の変化の一例を示す図。
擦力の変化の一例を示す図。
1…直動案内軸受装置(直線運動案内装置) 3…案内レール(案内部材) 4…スライダ 5…転動体転動溝 8…負荷転動体転動溝 10…転動体 10a…負荷転動体 10b…無負荷転動体 11…負荷転動路 15…湾曲路 17…タング部(転動体すくい上げ部) 20…クラウニング(拡張部)
Claims (1)
- 【請求項1】外面に転動体転動溝を有する案内部材と、 前記案内部材の転動体転動溝に対向合致しかつ前記転動
体転動溝とともに負荷転動路を構成する負荷転動体転動
溝と、前記負荷転動路に連結された湾曲路と、を備え、
前記案内部材にこの案内部材に沿って移動自在に設けら
れたスライダと、 前記負荷転動路および湾曲路内に複数装填され、かつ前
記負荷転動路内を負荷を伴って転動するとともに前記湾
曲路内を負荷を伴わずに転動する転動体と、を備えた直
線運動案内装置において、 前記負荷転動路から湾曲路とに亘って前記負荷転動体転
動溝が前記転動体転動溝に対して離れる方向に形成され
かつ前記負荷転動路内を負荷を伴って転動している転動
体のうち前記負荷転動路の端に位置する負荷転動体と前
記湾曲路に形成された転動体すくい上げ部との間に、負
荷を伴わずに転動する無負荷転動体が奇数個存するよう
に形成された拡張部を備えたことを特徴とする直線運動
案内装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10289379A JP2000120674A (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 直線運動案内装置 |
US09/415,221 US6390679B1 (en) | 1998-10-12 | 1999-10-12 | Linear guide device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10289379A JP2000120674A (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 直線運動案内装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006140240A Division JP2006250361A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 直線運動案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000120674A true JP2000120674A (ja) | 2000-04-25 |
Family
ID=17742461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10289379A Pending JP2000120674A (ja) | 1998-10-12 | 1998-10-12 | 直線運動案内装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6390679B1 (ja) |
JP (1) | JP2000120674A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013092235A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Thk Co Ltd | 転がり案内装置 |
US20150337899A1 (en) * | 2013-01-18 | 2015-11-26 | Thk Co., Ltd. | Motion-guiding device |
DE10156339B4 (de) | 2000-11-17 | 2017-03-30 | Thk Co., Ltd. | Führungsvorrichtung |
CN108350937A (zh) * | 2015-12-15 | 2018-07-31 | Thk株式会社 | 运动引导装置 |
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---|---|---|---|---|
JP4051845B2 (ja) * | 2000-01-13 | 2008-02-27 | 日本精工株式会社 | 直動案内軸受装置 |
US7204036B2 (en) * | 2003-10-09 | 2007-04-17 | Nsk Ltd. | Linear guide apparatus |
US20050157962A1 (en) * | 2003-12-02 | 2005-07-21 | Nsk Ltd. | Linear guide apparatus |
JP4565545B2 (ja) * | 2004-03-24 | 2010-10-20 | 日本トムソン株式会社 | 直動案内ユニット |
WO2005108807A1 (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-17 | Thk Co., Ltd. | 転がり機械要素 |
JP6827843B2 (ja) * | 2017-02-23 | 2021-02-10 | 日本トムソン株式会社 | 直動案内ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61136805A (ja) * | 1984-12-08 | 1986-06-24 | Nippon Seiko Kk | リニアガイド装置 |
JPH0668561B2 (ja) | 1986-06-26 | 1994-08-31 | 住友ベ−クライト株式会社 | 熱制御フイルム |
JPS63121817U (ja) * | 1987-02-02 | 1988-08-08 | ||
JPH0646050B2 (ja) * | 1990-06-22 | 1994-06-15 | テイエチケー株式会社 | 直線摺動用ベアリング及び直線摺動用テーブル |
KR0182800B1 (ko) * | 1990-08-14 | 1999-05-15 | 쓰보이 우즈히고 | 직동형 가이드 장치 |
JPH0626518A (ja) * | 1992-07-08 | 1994-02-01 | Nippon Seiko Kk | 案内レールの横ずれ防止機構 |
JP2565426Y2 (ja) * | 1992-10-22 | 1998-03-18 | 日本トムソン株式会社 | 直動転がり案内ユニット |
JP2883044B2 (ja) * | 1996-07-23 | 1999-04-19 | 竹内精工株式会社 | ボールリニアガイド、及び、ボールリニアガイドの製造方法 |
JP3950511B2 (ja) * | 1997-04-04 | 2007-08-01 | 日本トムソン株式会社 | 直動転がり案内ユニット |
-
1998
- 1998-10-12 JP JP10289379A patent/JP2000120674A/ja active Pending
-
1999
- 1999-10-12 US US09/415,221 patent/US6390679B1/en not_active Expired - Fee Related
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DE10156339B4 (de) | 2000-11-17 | 2017-03-30 | Thk Co., Ltd. | Führungsvorrichtung |
JP2013092235A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Thk Co Ltd | 転がり案内装置 |
US20150337899A1 (en) * | 2013-01-18 | 2015-11-26 | Thk Co., Ltd. | Motion-guiding device |
US9458883B2 (en) * | 2013-01-18 | 2016-10-04 | Thk Co., Ltd. | Motion-guiding device |
CN108350937A (zh) * | 2015-12-15 | 2018-07-31 | Thk株式会社 | 运动引导装置 |
CN108350937B (zh) * | 2015-12-15 | 2019-12-20 | Thk株式会社 | 运动引导装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6390679B1 (en) | 2002-05-21 |
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