JP2000120293A - 機械式駐車場 - Google Patents

機械式駐車場

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JP2000120293A
JP2000120293A JP11335349A JP33534999A JP2000120293A JP 2000120293 A JP2000120293 A JP 2000120293A JP 11335349 A JP11335349 A JP 11335349A JP 33534999 A JP33534999 A JP 33534999A JP 2000120293 A JP2000120293 A JP 2000120293A
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pallet
elevator
empty
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mounting
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Pending
Application number
JP11335349A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Hirai
睦男 平井
Mikio Shibazaki
幹夫 柴崎
Susumu Arai
晋 荒井
Shunichi Ogura
俊一 小倉
Shigeru Oshiba
茂 大柴
Tetsuya Sonobe
哲也 園部
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入出庫サイクルタイムが短く、自動車の入出
庫とパレットの移載が円滑に行える機械式駐車場を提供
する。 【構成】実車パレットを載せる上段載置部と空パレット
を載せる下段載置部とを有する多数の格納棚Hと、実車
パレットを載せる上段載置部と、空パレットを載せる下
段載置部とを有する入出庫乗降室6,7と、格納棚Hと
入出庫用乗降室6,7との間で実車パレットと空パレッ
トを搬送するため、上段載置部と下段載置部を有するエ
レベータE1,E2および台車Cを備えた機械式駐車場
であって、出庫用エレベータE1,E2が、水平なベー
スフレーム91と、その両サイドに取付けた縦フレーム
92,93とからなり、ベースフレーム91に実車パレ
ットを載せる上段載置部R1と、空パレットを載せる下
段載置部R2が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は機械式駐車場に関する。
さらに詳しくは、大規模であり、かつパレット方式の機
械式駐車場に関する。
【0002】
【従来の技術】機械式駐車場には、自動車を搬送・保管
するのにパレットを使用するパレット方式とパレットを
用いず直接搬送装置で自動車を搬送するパレットレス方
式の二つの方式がある。パレット方式の入出庫操作の要
領を示すと図24のとおりであり、入庫車は入庫用乗降室
でパレットに載せられ、この実車パレットが実線矢印で
示すように入庫エレベータと台車によって各格納層の駐
車室に搬送され、そこで保管される。また出庫車も実線
矢印に示すように各格納層の駐車室から台車と出庫エレ
ベータで出庫用乗降室まで搬送され、そこから出庫して
いく。
【0003】このパレット方式では、出庫車が出た後の
空パレットを入庫用乗降室へ回収して供給しなければな
らない。そのため出庫エレベータおよび入庫エレベータ
とも2段フレーム構造にし、上段フレームに実車パレッ
ト(本明細書において自動車を載せたパレットをいう)
を載せ、下段フレームに複数枚の空パレット(本明細書
において自動車を載せていないパレットをいう)を収容
するようにし、さらに各エレベータの下方に段積みした
空パレットを格納しうるスペースをもち、必要な枚数の
パレットを保管できるようにしている。そして、出庫エ
レベータに段積み機構を、入庫エレベータに段バラシ機
構を備えている。上記のパレット方式における空パレッ
ト処理は、点線矢印で示すように空パレットを入出庫用
エレベータに何枚かストックしておき、自動車の移載と
同時に払い出すものであり、入庫用はパレットが無くな
れば駐車室へ取りに行き、出庫用はパレットがたまれば
駐車室へ返しに行くように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記パレット方式で
は、自動車をパレットに載せて保管できるので自動車に
対する搬送機械等の直接接触がなく損傷が生じにくいこ
と、また半ドア事故を防ぐ半ドア防止棚をパレットに取
付けることができること等の利点があるが、反面では入
庫時の空パレットの供給、出庫時の空パレットの回収処
理が必要となり入出庫サイクルタイムが長くなるという
問題がある。立体駐車場では入出庫サイクルタイムから
収容台数が決定されるようになっており、たとえば1時
間30分で出庫させうる台数が収容台数の上限となってい
る。したがって、できるだけ収容台数の多い大規模駐車
場を作るためには入出庫サイクルタイムを短縮しなけれ
ばならないので、前記のパレットの回収供給に時間を要
することは駐車場の大規模化を阻害する要因となるもの
である。前記パレットレス方式では、空パレットを処理
する必要がないので、前述のパレット方式に比べて入出
庫サイクルタイムの点では有利である。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、パレット方式
の利点を全て活かしながら、パレットレス方式と同等の
短い入出庫サイクルタイムが実現でき、円滑な自動車の
入出庫とパレットの移載が可能な機械式駐車場を提供す
ることを目的とする。また、本発明は各部の高さを低
く、かつコンパクトにして、容積効率の高い駐車場を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の機械式駐車場
は、実車パレットを載せる上段載置部と空パレットを載
せる下段載置部とを有する多数の格納棚と、実車パレッ
トを載せる上段載置部と、空パレットを載せる下段載置
部とを有する入出庫乗降室と、前記格納棚と前記入出庫
用乗降室との間で実車パレットと空パレットを搬送する
ため、上段載置部と下段載置部を有するエレベータおよ
び台車を備えた機械式駐車場であって、前記入出庫用エ
レベータが、水平なベースフレームと、その両サイドに
取付けた縦フレームとからなり、前記ベースフレームに
実車パレットを載せる上段載置部と、空パレットを載せ
る下段載置部が設けられていることを特徴とする。請求
項2の機械式駐車場は、請求項1記載の発明において、
前記入出庫用エレベータのベースフレームの中間部に空
パレットを移載する空パレット移載機構が設置され、前
記ベースフレームの両端部に実車パレットを移載する実
車パレット移載機構が設置されていることを特徴とす
る。請求項3の機械式駐車場は、請求項2記載の発明に
おいて、前記実車パレット移載機構は、エレベータのベ
ースフレームに設けられた固定フレームと、該固定フレ
ームの両端部に設けられた各スプロケットに掛け廻した
チェーンと、該チェーンに取付けられた係合部材と、前
記スプロケットの駆動装置とから構成されていることを
特徴とする。請求項4の機械式駐車場は、請求項2記載
の発明において、前記空パレット移載機構は、エレベー
タのベースフレームに回転自在に取り付けられたフリク
ションローラと、該フリクションローラを回転させる駆
動装置とからなることを特徴とする。請求項5の機械式
駐車場は、請求項3または4記載の発明において、前記
上・下段載置部が、いずれもレールで構成されているこ
とを特徴とする。なお、本発明においては、入出庫用乗
降室とは、入庫用乗降室と出庫用乗降室をそれぞれ備え
たもののほか、入出庫兼用の乗降室を1個もつものを含
む概念である。また、本発明におけるエレベータにはリ
フトと称されるものも含まれる。
【0007】
【作用】請求項1の発明によれば、駐車場の乗降室とエ
レベータの間、エレベータと台車の間、および台車と格
納棚の間のそれぞれにおいて、上段載置部間での実車パ
レットの移載と、下段載置部間での空パレットの移載を
同時に行い、順次これを繰り返して入庫操作と出庫操作
を続けることができる。そして、エレベータの水平なベ
ースフレーム上に上段載置部と下段載置部を設けている
ので、入出庫用乗降室や台車の上・下段載置部の配置に
合わせやすく、エレベータを不必要に大形化しないの
で、駐車場の容積効率を悪化させない。請求項2の発明
によれば、重量が軽い空パレットを扱う空パレット移載
機構は嵩張らないので、エレベータのベースフレームの
中央に置いても、自動車の収納スペースの邪魔になら
ず、重量の重い実車パレットを扱うため嵩張る実車パレ
ット移載機構をベースフレームの両端部に置き、自動車
を載せる空間を確保したので、エレベータの構造がコン
パクトになり、駐車場の容積効率を高くすることができ
る。請求項3の発明によれば、チェーンを循回させるこ
とによって係合部材を引掛けた実車パレットを引き込め
るが、チェーンを用いた構成なのでコンパクトであり、
エレベータの構成もコンパクトにできる。請求項4の発
明によれば、スイングアームを旋回させることによって
係合部材を引掛けた空パレットを引き込めるが、スイン
グアームを旋回自在に取り付ける構成は上下高さが低く
てよいので、エレベータのベースフレームに取り付けて
も自動車の格納スペースを充分確保でき、エレベータの
構成をコンパクトにすることができる。請求項5の発明
によれば、パレットは薄く構成され多数のパレットを駐
車場内に配置し循環させてもデッドスペースが増えない
ようになっており、駐車場全体の容積効率を高くするこ
とができる。また、係合部により、請求項3、4記載の
パレット移載装置(機構)によるパレットの移載が確実
に行われるようになっている。請求項6の発明によれ
ば、上・下段載置部がいずれもレールで構成されている
ので、単純な構成であり、かつコンパクトであって、駐
車場の容積効率を高くとることができる。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。まず、図7〜8に基づき本発明が適用される機械
式駐車場の全体構成を説明する。同図において、1〜4
は4層の格納層であり、最上層5に入庫用乗降室6と出
庫用乗降室7を設けており、乗降室6,7に隣接して垂
直にエレベータ室8,9が形成され、入庫用エレべータ
E1と出庫用エレベータE2が昇降するようになっている。
なお、格納層の階数は任意であり、3層以下でもよく、
5層以上であってもよい。各格納層1〜4は同一構成で
あり、図8に示すように、3列の長尺のスペースL1,L
2,L3に区分されている。そして、中央のスペースL2は
台車走行レーンであり、その左右のスペースL1、L3が駐
車室を多数配置した駐車スペースとなっている。なお、
片側のスペースL1(L2)のみが駐車スペースのものも本発
明に含まれる。各駐車室には後述する格納棚Hが配置さ
れている。乗降室6,7には昇降式のパレット支持装置
F1,F2が設置され、それぞれのパレット支持装置F1,F2
の両サイドには昇降式の歩道Waと固定式の歩道Wbが設置
されている。
【0009】図1に基づき、さらに詳細に説明する。な
お、以下の上段レールR1および下段レールR2は、特許請
求の範囲にいう上段載置部および下段載置部に相当す
る。エレベータE1,E2はそれぞれ実車パレットPaを移載
する上段レールR1と空パレットPeを移載する下段レール
R2を有している。台車Cは各格納層毎に1台ずつ配置さ
れ、各格納層の台車走行レーンに設置されたレールr3上
を走行するようになっており、上段レールR1と下段レー
ルR2を備えている。各駐車室に備えた格納棚Hも上段レ
ールR1と下段レールR2を備えている。そして、乗降室
6,7には昇降式のパレット支持装置F1,F2が設置さ
れ、そのエレベータ側には昇降式の歩道Waが、反エレベ
ータ側には固定式の歩道Wbが設置されている。
【0010】さらに、図1では図示を省略し、図9〜22
で詳細を説明するが、エレベータE1,E2と乗降室6、7
に設置したパレット支持装置F1,F2には、互いの間で実
車パレットを移載する実車パレット移載手段と空パレッ
トを移載する空パレット移載手段が設けられており、こ
の実車パレット移載手段は、エレベータE1、E2に設置さ
れた実車パレット移載機構70A とパレット支持装置に取
り付けられた移載機構(駆動ローラ32など)により構成
され、空パレット移載手段はエレベータE1、E2に設置さ
れた空パレット移載機構(フリクションローラ86など)
とパレット支持装置に取り付けられた前記移載機構(駆
動ローラ32など)により構成されている。また全ての台
車Cには、エレベータE1、E2および格納棚Hとの間で実
車パレットを移載する実車パレット移載装置70と空パレ
ットを移載する空パレット移載装置50が設置されてい
る。
【0011】つぎに、本発明の機械式駐車場における入
出庫操作を説明する。なお、図2〜5においては、必要
以上に図面を複雑化しないため、移載機構等の図示を省
略している。図2〜3はいずれも入庫操作の説明図であ
り、図2は乗降室6からエレベータE1までの入庫操作
を、図3はエレベータE1から格納棚Hまでの入庫操作を
図示している。
【0012】図2(I)は入庫用乗降室6のパレット支
持装置F1に入庫車が進入してきた状態であり、乗降室6
に上昇してきたエレベータE1の下段レールR2には空パレ
ットPeが載せられている。入庫車の乗員が歩道Waまたは
歩道Wbを通って乗降室6から出ていくと、同図(II)に
示すように歩道Waが下降する。ついで同図( III〜IV)
に示すように実車パレットPaをエレベータE1の上段レー
ルR1上に引き込む。つぎに同図(IV)に示すようにパレ
ット支持装置F1を下降させ、空パレットPeの払い出しを
受け取る。これにより乗降室6での実車パレットPaと空
パレットPeの移載は完了であり、同図(V)に示すよう
に、エレベータE1は入庫車を載せて格納すべき格納層へ
降りていく。またパレット支持装置F1と歩道Waはつぎの
入庫に備えて上昇する。このパレット支持装置F1の上昇
により空パレットPeはつぎの入庫車を載せる態勢とな
る。なお乗降室6での上記入庫操作は、パレット支持装
置F1から実車パレットPaを出した後、下降してから空パ
レットPeを受け取るので、実車パレットPaと空パレット
Peの移載に少しタイムラグが生じるが、その遅れ時間は
短いので、実質的に同時に交換されており、かつ空パレ
ットPeを払い出した後のエレベータE1は直ちに下降動作
に移れるので、空パレットPeの処理によって入庫サイク
ルタイムが長くなることはない。
【0013】図3(VI)は、エレベータE1が入庫車を格
納する格納層へ降りてきた状態であり、エレベータE1の
前に台車Cが停止している。この台車Cの下段レールR2
には空パレットPeが載せられている。ここで、同図(VI
I)に示すように実車パレットPaが台車Cの上段レールR1
に移され、同時に空パレットPeがエレベータE1の下段レ
ールR2に払い出される。ついで、同図(VIII)に示すよ
うに、エレベータE1は次の入庫に備えて上昇していき、
台車Cは格納すべき駐車室の前まで走行する。同図(I
X)は台車Cが駐車室の前で停止した状態であり、その
駐車室の格納棚Hの下段レールR2上には空パレットPeが
載せられている。ここで同図(X)に示すように実車パ
レットPaが格納棚Hの上段レールR1に移され、同時に空
パレットPeが台車Cの下段レールR2上に払い出される。
この(X)段階と前記(VII)段階における実車パレット
Paと空パレットPeの移載は全く同時に行われ、空パレッ
ト処理にのみ要する時間が生じない。換言すれば、見か
け上空パレットの処理がないように操作することができ
る。
【0014】つぎに出庫操作を、図4〜5に基づき説明
する。なお、図4は駐車室からエレベータE2までの出庫
操作を、図5はエレベータE2から乗降室7までの出庫操
作を図示している。図4(I)は出庫車を格納している
駐車室の格納棚Hの前に台車Cが走行してきて停止した
状態である。台車Cの下段レールR2上の空パレットPeは
前記図3(X)の段階で移載されたものである。同図
(II)は移載作用を示しており、実車パレットPaが台車
Cの上段レールR1上に移され、空パレットPeが格納棚H
の下段レールR2上に移される。つぎに台車Cが走行レー
ンを走行し、同図(III)に示すように出庫用エレベータ
E2の前で停止すると、同図(IV)に示すように、台車C
とエレベータE2との間で、実車パレットPaがエレベータ
E2の上段レールR1上に移され、空パレットPeが台車Cの
下段レールR2上に移される。この(IV)段階の移載と前
記(II)段階の移載は、実車パレットPaの移載と空パレ
ットPeの移載が同時に行われ、空パレット処理にのみ要
する時間が生じない。すなわち、見かけ上空パレットの
処理がないように操作することができる。
【0015】図5(V)は実車パレットPaを載せた出庫
用エレベータE2が出庫用乗降室7に上昇してきた状態で
あり、乗降室7のパレット支持装置F2および歩道Waは下
降位置にある。この状態から同図(VI)〜(VII)に示す
ように、パレット支持装置F2が空パレットPeを払い出し
て上昇し、実車パレットPaを受け入れる状態を作り、実
車パレットPaをパレット支持装置F2上に受け取り、空パ
レットPeをエレベータE2の下段レールR2上に移載する。
移載が完了した後は、出庫車の乗員が歩道Waまたは歩道
Wbより自動車に乗り込み出庫する。エレベータE2は次の
出庫に備え、空パレットPeを載せて降下していく。ま
た、パレット支持装置F2は自動車が出庫した後の空パレ
ットを載せた状態で下降し(同図(V)参照)、つぎの
出庫に備える。
【0016】以上の入庫操作および出庫操作をまとめる
と図6のとおりであり、図6において、実線矢印は実車
パレットの移動を示しており、点線矢印は空パレットの
移動を示している。本図からも明らかなように、実車パ
レットの移載と同時的に空パレットの移載が行われてお
り、このため見かけ上空パレットが存在しないのと同様
となり、パレットレス方式と同等の短い入出庫サイクル
タイムを実現できる。
【0017】つぎに、本発明の駐車場における各部の構
成を詳細に説明する。図9(A)はパレットPの平面
図、同図(B)はパレットPと格納棚Hの側面図であ
る。パレットPは自動車を載置する概ね平板状の長四角
形の部材であり、その表面は自動車載置面11となってい
る。またパレットPの四隅には後述する実車パレット移
載装置70および実車パレット移載機構70A の係合ローラ
88が掛合する係合凹部12(特許請求の範囲にいう係合部
に相当する)が形成されている。パレットPの短辺側の
下面には移載時にレールR1,R2上を転動するローラ13が
片側に4個ずつほぼ等間隔に軸着されている。パレット
Pの長辺側の側面には降り畳み可能な半ドア防止柵14が
取付けられている。パレットPの下面には、その長辺側
に沿って、後述する空パレット移載装置のスイングアー
ム先端のローラが係合する係合レール15,16(特許請求
の範囲にいう係合部に相当する)が形成されている。こ
れらの係合レール15の一端(図中右端)と係合レール16
の他端(図中左端)にはラッパ状に閉口したラッパ状開
口部15a 、16a が形成されており、ガイド部分は溝状に
構成されている。さらに、パレットPの下面において、
短辺側の二辺と平行に送りレール17が形成されている。
【0018】図9(B)に示す格納棚Hは駐車室に1台
ずつ設置されるもので、ベースフレーム21を有し、その
前後両端部にL型台22が設置され、L型台22の上面から
内側に向って突出した板状部材が上段レールR1となって
いる。またその上段レールR1の下方に下段レールR2が設
置されている。
【0019】図10は入庫用および出庫用の乗降室6
(7)の平面図であり、エレベータ室8(9)の一部と
左側歩道Wa、パレット支持装置F1(F2)を示している。
なお、右側歩道は省略している。図11(A)は歩道Waの
側面図、同図(B)はパレット支持装置F1の側面図であ
る。図10および図11の(B)のパレット支持装置F1(F
2)は、井桁状に組んだフレーム31を有しており、この
フレーム31の外形はパレットPより若干小さくなってい
る。フレーム31の両端の短辺側には二辺とも、それぞれ
3個のローラ32,33,34が軸着されており、そのうちエ
レベータ側のローラ32はモータ35が連結された駆動ロー
ラとなっている。残る2個のローラ33,34はフリーロー
ラである。パレットPの下面の前記送りレール17がこれ
らのローラ32,33,34上に載って、駆動ローラ32によっ
て送りをかけられて幅方向に払い出されたり、引き込ま
れたりする。またパレットPの横移動をガイドするた
め、サイドローラ36が適数個取付けられている。前記ロ
ーラ32、33、34およびモータ35によりパレット支持装置
F1、F2における移載機構が構成されている。
【0020】フレーム31の下面にはパレット支持装置F
1,F2の昇降機構30が設けられている。モータ37で駆動
されるネジジャッキ38と該ネジジャッキ38の先端に連結
されたチェーン39が巻き掛けられたスプロケット40と、
該スプロケット40を軸支する軸41の両端に取付けられた
アーム42と、該アーム42の先端のローラ43と、軸41を回
動自在に支持するブラケット44とから構成されている。
前記アーム42先端のローラ43はフレーム31の下面に接し
ている。また床面に設置されたガイド45とフレーム31に
取付けられたスライダ46からなる昇降ガイド47が設けら
れている。このため、アーム42を揺動させると、フレー
ム31が昇降し、パレットPを上昇位置(図11(B)の左
側実線位置)と下降位置(図11(B)の右側実線位置)
との間で昇降させることができる。前記フレーム31と前
記昇降機構30により、受渡し手段が構成されている。そ
して、フレーム31が上昇しているとき、前記ローラ32、
33、34およびモータ35は実車パレットの移載機構として
作用し、フレーム31が下降しているとき、前記ローラ3
2、33、34およびモータ35は空パレットの移載機構とし
て作用する。
【0021】図10〜11において、パレット支持装置F1,
F2の両端部近傍外側には移動式の上段レールR1と固定式
の下段レールR2が設置されている。上段レールR1は実車
パレットPaを移載する高さに設定されたものであり、側
面視でL形状の部材から構成されている。この上段レー
ルR1はスライダ66上に固定され、該スライダ66はレール
67上を摺動するようになっており、シリンダ68で進退す
るようになっている。図11(B)において、左側は上段
レールR1が進出した状態であり、実車パレットPaを支持
している。右側は上段レールR1が退避した状態であり、
空パレットPeの短辺から離間するように退避している。
このように退避した状態では上段レールR1とパレットP
の短辺が干渉しないので、パレット支持装置F1,F2によ
ってパレットPを昇降させることができる。また前記上
段レールR1の定位置の下方には空パレットPeを移載する
高さに設定された下段レールR2が固定されている。もち
ろん、これらの上段レールR1と下段レールR2はエレベー
タE1,E2の上段レールR1と下段レールR2にレベルが合わ
されている。
【0022】さらに、図10に示すように、歩道Waの前端
と後端の近傍には、固定式の上段レールr4と下段レール
r5が設置されている。この上段レールr4と下段レールr5
は、前記上段レールR1、下段レールR2とレベルが合わさ
れており、パレット支持装置F1,F2と後述するエレベー
タE1,E2との間で実車パレットPaおよび空パレットPeを
移載する際に、パレットを支持するため使用される。前
記歩道Waは、エレベータ室8(9)とパレット支持装置
F1(F2)の間の空間を埋める長方形の板状部材である。
図11(A)に示すように、この歩道Waの下面にはパンタ
グラフ式の昇降機構48が取付けられており、左側に示す
上昇位置と右側に示す下降位置との間で昇降するように
なっている。そして、上昇位置では入出庫の乗員が自動
車への乗り降りに利用する。下降したときは、実車パレ
ットPaおよび空パレットPeの移載を妨げないように退避
した位置にある。
【0023】図12は台車Cの平面図(A)および側面図
(B)、図13は台車Cの正面図である。51は台車Cのベ
ースフレームで、中央の載置部52と該載置部52の前方の
前方設置部53と後方の後方設置部54とからなる。中央の
載置部52はパレットPを載せる部分であり、側面視で平
坦かつ薄くなっている。この載置部52には空パレット移
載装置50が設置される。また、載置部52の前端と後端に
は、図9(B)に示す格納棚Hと同様な形状のL形台59
によって上段レールR1と下段レールR2が取付けられてい
る。さらに載置部52の前後端には実車パレット移載装置
70が設置される。ただし図12(A),(B)において符
号70で設置場所のみ示し、その詳細は後述する。
【0024】前方設置部53と後方設置部54には走行駆動
装置60が設置されている。61は走行輪で、その駆動軸62
には減速機を介してモータ63が連結されている。本実施
例の台車Cは前後に2台のモータ63を分散して配置して
いる。また載置部52には空パレット移載装置50を構成す
る2基のスイングアーム55,56が回動自在に取付けられ
ている。各スイングアーム55,56の基端部はフレーム51
内に取付けられたモータ(図示省略)により水平面内で
回動するようになっており、その先端にはローラ57,58
が取付けられている。そして、スイングアーム55,56を
旋回させたとき、各ローラ57,58はそれぞれ符号57a,
58aが示す軌跡を描いて円運動する。
【0025】図14は前記空パレット移載装置50によるパ
レット引込み操作の説明図である。いま台車Cの左側に
空パレットPeがいると、台車Cのスイングアーム55が時
計方向に旋回して、空パレットPeの係合レール16に係合
し、さらに同方向に旋回させると空パレットPeは台車C
上に引き込まれる。スイングアーム55を反対方向に旋回
させると台車C上の空パレットPeを左側に払い出すこと
ができる。また、別のスイングアーム56を使えば、台車
Cの右側に位置する空パレットPeを払い出したり引き込
んだりすることができる。
【0026】図15は実車パレット移載装置70の片側の平
面図、図16は同側面図、図17は図15における VII線矢視
図、図18は図15におけるVIII線矢視図である。図15〜16
において、71はベースフレームであり、その外側寄りの
上面には長手方向にレール72が設置されている。73は移
動フレームであり、この移動フレーム73の下面に固定し
た2個のスライダ74が前記レール72上を摺動するように
なっている。図18に示すように、前記移動フレーム73か
らは外側に突出させて、ラックベース75が取付けられて
おり、該ラックベース75の上面には図15に示すように、
ラック76が移動フレーム73の長手方向に沿って設置され
ている。そして図18に示すように、ベースフレーム71か
ら立ち上った支持台77に減速機付モータ78が設置され、
その減速機付モータ78によってピニオン79が回転される
ようになっている。このピニオン79は前記ラック76と噛
み合っているので、ピニオン79の回転によって、移動フ
レーム73はパレットPの幅方向(図15の矢印a,b方
向)に往復動する。
【0027】図15〜16に示すように、移動フレーム73は
長方形の箱状フレームで、その一端部において上下にガ
イドスプロケット81,82が軸支され、他端部において上
下にガイドスプロケット83,84が軸支され、該移動フレ
ーム73の上面には減速機付モータ85で回転される駆動ス
プロケット86が配置されている。これらの各スプロケッ
ト81〜86にチェーン87が無端状に掛け廻わされ、該チェ
ーン87の2ヵ所に係合ローラ88が取付けられている。こ
の係合ローラ88はパレットPの係合凹部12に係合して、
パレットPを引き込むものである。なお上記に説明した
移載装置は左右一対の片側であり、これらを図12に符号
70で示したように、前方設置部53と後方設置部54に配置
して1台の実車パレット移載装置70が構成される。
【0028】つぎに上記実車パレット移載装置70による
実車パレット引込み操作を図19に基づき説明する。図19
(I)は台車に取付けられているベースフレーム71上の
定位置に移動フレーム73が位置している状態である。実
車パレットPaはエレベータE1、E2内または格納棚H上に
あって移載装置70の側方に位置している。この状態から
同図(II)に示すように、移動フレーム73を前記ラック
ピニオン機構によって実車パレットPa側に若干量移動さ
せ、エンドレスチェーン機構を循環させて係合ローラ88
を実車パレットPaの係合凹部12に上方から入れて係合さ
せる。ついで同図(III)に示すように、移動フレーム73
を後退させると共にエンドレスチェーン機構を循環させ
て実車パレットPaを引き込むと、台車Cへの移載が完了
する。
【0029】図21はエレベータE1(E2)の平面図、図22
は側面図である。エレベータE1(E2)は水平なベースフ
レーム91の両サイドに縦フレーム92,93が取付けられ
て、側面視でU字形に構成されている。縦フレーム92,
93にはガイドローラ94が取付けられ、エレベータ用ガイ
ドレール95に沿って昇降するようになっている。昇降用
駆動装置は任意の駆動機構を用いることができる。そし
て、ベースフレーム91に台車Cと同様の上段レールR1、
下段レールR2が取付けられ、さらに図20に示すように、
実車パレット移載機構70A が取り付けられている。この
実車パレット移載機構70A は、台車の実車パレット移載
装置70からラックピニオン機構を除き、台車における移
動フレーム73を固定式にした固定フレームを用い、か
つ、台車における移動フレーム73よりパレット移送量を
少なくする(L1>L2)と共に、台車よりエレベータ側に
突出させた移動フレーム73の先端より間隔L3をあけて設
置されたものである。この実車パレット移載機構70A
は、先に図10に基づき説明したパレット支持装置F1、F2
のローラ32、33、34およびモータ35と共に、実車パレッ
ト移載手段を構成している。
【0030】また図21〜22に示すように、空パレット移
載機構として、フレーム91上に2基のフリクションロー
ラ96が軸着され、モータ97で回転駆動されるようになっ
ている。なお、このフリクションローラ96は先に図10に
基づき説明したパレット支持装置F1(F2)のローラ32、
33、34およびモータ35と共に、空パレット移載手段を構
成している。上記の装置により、エレベータE1(E2)は
乗降室6(7)のパレット支持装置F1(F2)との間、お
よび台車Cとの間で、実車パレットPaおよび空パレット
Peを互いに移載することができる。
【0031】つぎに、受渡し手段の他の実施例を説明す
る。前記実施例では入出庫用乗降室6,7に昇降式のパ
レット支持装置F1,F2を設置したが、昇降式とする代り
に図23に示すように、パレット支持装置F1,F2を前記実
施例のエレベータE1,E2や台車Cと同様に、上段レール
R1と下段レールR2を取付けた2段構造としてもよい。こ
の場合、パレット支持装置F1,F2の横に昇降式の空パレ
ット移送装置F3を設置し、パレット支持装置F1,F2の下
段レールR2から受取った空パレットPeを受け取り(同図
(II))、上昇してパレット支持装置F1,F2の上段レー
ルR1に払い出す(同図(III))ようにすればよい。この
実施例では空パレット移載装置F3が受渡し手段に相当す
る。この実施例では、乗降室6、7において、パレット
支持装置F1、F2の上・下段レールR1、R2とエレベータE
1、E2の上・下段レールR1、R2を使って、実車パレットP
aと空パレットPeを完全に同時交換することが可能であ
る。
【0032】また、前記実施例では、入庫用と出庫用そ
れぞれに、乗降室6,7、エレベータE1,E2を設けた
が、これを入出庫兼用の乗降室とエレベータを用いた機
械式駐車場にも本発明を適用することができる。さら
に、本発明において、台車Cの実車パレット移載装置70
と空パレット移載装置50は前記の例に限ることなく、任
意の装置を採用することができる。ただし、台車Cの高
さが高くならないものが好ましい。また、エレベータE
1,E2に搭載する実車パレット移載機構70A や空パレッ
ト移載機構、さらにエレベータE1,E2とパレット支持装
置F1,F2間の実車パレット移載手段と空パレット移載手
段も前記の例に限ることなく任意の機構を採用できる。
また、歩道Waの昇降機構やパレット支持装置F1,F2の昇
降機構も前記の例に限らず任意の機構を採用することが
できる。
【0033】
【発明の効果】
【作用】請求項1の発明によれば、駐車場の乗降室とエ
レベータの間、エレベータと台車の間、および台車と格
納棚の間のそれぞれにおいて、上段載置部間での実車パ
レットの移載と、下段載置部間での空パレットの移載を
同時に行い、順次これを繰り返して入庫操作と出庫操作
を続けることができる。そして、エレベータの水平なベ
ースフレーム上に上段載置部と下段載置部を設けている
ので、入出庫用乗降室や台車の上・下段載置部の配置に
合わせやすく、エレベータを不必要に大形化しないの
で、駐車場の容積効率を悪化させない。請求項2の発明
によれば、重量が軽い空パレットを扱う空パレット移載
機構は嵩張らないので、エレベータのベースフレームの
中央に置いても、自動車の収納スペースの邪魔になら
ず、重量の重い実車パレットを扱うため嵩張る実車パレ
ット移載機構をベースフレームの両端部に置き、自動車
を載せる空間を確保したので、エレベータの構造がコン
パクトになり、駐車場の容積効率を高くすることができ
る。請求項3の発明によれば、チェーンを循回させるこ
とによって係合部材を引掛けた実車パレットを引き込め
るが、チェーンを用いた構成なのでコンパクトであり、
エレベータの構成もコンパクトにできる。請求項4の発
明によれば、スイングアームを旋回させることによって
係合部材を引掛けた空パレットを引き込めるが、スイン
グアームを旋回自在に取り付ける構成は上下高さが低く
てよいので、エレベータのベースフレームに取り付けて
も自動車の格納スペースを充分確保でき、エレベータの
構成をコンパクトにすることができる。請求項5の発明
によれば、パレットは薄く構成され多数のパレットを駐
車場内に配置し循環させてもデッドスペースが増えない
ようになっており、駐車場全体の容積効率を高くするこ
とができる。また、係合部により、請求項3、4記載の
パレット移載装置(機構)によるパレットの移載が確実
に行われるようになっている。請求項6の発明によれ
ば、上・下段載置部がいずれもレールで構成されている
ので、単純な構成であり、かつコンパクトであって、駐
車場の容積効率を高くとることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の駐車場の基本構成を示す説明図であ
る。
【図2】入庫操作の説明図である。
【図3】入庫操作の説明図である。
【図4】出庫操作の説明図である。
【図5】出庫操作の説明図である。
【図6】入出庫操作と空パレット回収操作の説明図であ
る。
【図7】本発明が適用される駐車場の平面図(A)およ
び断面図(B)である。
【図8】図7の駐車場の格納層の平面図である。
【図9】パレットP平面図(A)および格納棚Hの側面
図(B)である。
【図10】乗降室6,7における歩道Waとパレット支持装
置F1,F2の平面図である。
【図11】歩道Waの側面図(A)およびパレット支持装置
F1,F2の側面図(B)である。
【図12】台車Cの平面図(A)および側面図(B)であ
る。
【図13】台車Cの正面図である。
【図14】台車Cの空パレット移載操作の説明図である。
【図15】実車パレット移載装置70の平面図である。
【図16】実車パレット移載装置70の概略側面図である。
【図17】図15における VII線矢視図である。
【図18】図15におけるVIII線矢視図である。
【図19】実車パレット移載操作の説明図である。
【図20】実車パレット移載機構70A の説明図である。
【図21】エレベータE1,E2の平面図である。
【図22】エレベータE1,E2の正面図である。
【図23】受渡し手段の他の実施例の説明図である。
【図24】従来のパレット方式駐車場の入出庫操作の説明
図である。
【符号の説明】
6 入庫用乗降室 7 出庫用乗降室 E1 入庫用エレベータ E2 出庫用エレベー
タ F1 パレット支持装置 F2 パレット支持装
置 C 台車 R1 上段レール R2 下段レール P パレット H 格納棚 50 空パレット移載
装置 70 実車パレット移載装置 70A 実車パレット移
載機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 晋 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 小倉 俊一 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 大柴 茂 愛媛県新居浜市惣開町5番2号 住友重機 械工業株式会社新居浜製造所内 (72)発明者 園部 哲也 愛媛県新居浜市新田町3−4−23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実車パレットを載せる上段載置部と空パレ
    ットを載せる下段載置部とを有する多数の格納棚と、実
    車パレットを載せる上段載置部と、空パレットを載せる
    下段載置部とを有する入出庫乗降室と、前記格納棚と前
    記入出庫用乗降室との間で実車パレットと空パレットを
    搬送するため、上段載置部と下段載置部を有するエレベ
    ータおよび台車を備えた機械式駐車場であって、前記入
    出庫用エレベータが、水平なベースフレームと、その両
    サイドに取付けた縦フレームとからなり、前記ベースフ
    レームに実車パレットを載せる上段載置部と、空パレッ
    トを載せる下段載置部が設けられていることを特徴とす
    る機械式駐車場。
  2. 【請求項2】前記入出庫用エレベータのベースフレーム
    の中間部に空パレットを移載する空パレット移載機構が
    設置され、前記ベースフレームの両端部に実車パレット
    を移載する実車パレット移載機構が設置されていること
    を特徴とする請求項1記載の機械式駐車場。
  3. 【請求項3】前記実車パレット移載機構は、エレベータ
    のベースフレームに設けられた固定フレームと、該固定
    フレームの両端部に設けられた各スプロケットに掛け廻
    したチェーンと、該チェーンに取付けられた係合部材
    と、前記スプロケットの駆動装置とから構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の機械式駐車場。
  4. 【請求項4】前記空パレット移載機構は、エレベータの
    ベースフレームに回転自在に取り付けられたフリクショ
    ンローラと、該フリクションローラを回転させる駆動装
    置とからなることを特徴とする請求項2記載の機械式駐
    車場。
  5. 【請求項5】前記パレットは、自動車を載せる概ね平板
    状の長四角形の部材であり、その四隅には前記実車パレ
    ット移載装置および前記実車パレット移載機構の係合部
    材が係合する係合部が形成され、その下面には空パレッ
    ト移載装置および空パレット移載装置の係合部材が係合
    する係合部が形成されていることを特徴とする請求項3
    または4記載の機械式駐車場。
  6. 【請求項6】前記上・下段載置部が、いずれもレールで
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の機械式
    駐車場。
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