JP2000120103A - 残土流動化処理方法および設備 - Google Patents

残土流動化処理方法および設備

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JP2000120103A
JP2000120103A JP10292584A JP29258498A JP2000120103A JP 2000120103 A JP2000120103 A JP 2000120103A JP 10292584 A JP10292584 A JP 10292584A JP 29258498 A JP29258498 A JP 29258498A JP 2000120103 A JP2000120103 A JP 2000120103A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建設現場で排出される大量の残土を連続してシ
ステマチックに処理し、かつ安定した品質の流動化土を
生成できる残土流動化処理方法および設備を提供する。 【解決手段】残土流動化処理設備1において、解泥処理
設備2と混練処理設備4を独立して設置し、大量の残土
5を連続処理できるようにする。解泥処理設備2におい
ては、解泥処理後の調整泥土17に振動スクリーン10
で礫分16の除去を行うため、解泥処理をスムーズに行
うことができる。また調整泥土槽21a、21bを設け
ることにより、調整泥土17を均質化することができ
る。解泥処理設備2から混練処理設備4への移送手段3
には比重計20が設置されており、混練処理において
は、この計測値を参考に適切な給水量を決定し、流動化
土29の均質化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、建設現場で発生する残土を、埋戻材として再
利用するための再生処理を行う残土流動化処理方法およ
び設備に関する。
【0001】
【従来の技術】近年、掘削工事を行う建設現場で発生す
る残土を再利用する技術が開発されている。代表的なも
のとしては、撹拌装置を有する混練機に残土を投入し、
残土を撹拌装置で解泥処理した後にセメント等の固化材
を混合して混練処理を行う残土の流動化処理設備が知ら
れている。
【0002】従来、再生処理設備自体が小規模な装置で
あることもあって、こうした再生処理設備においては、
解泥処理と混練処理を、同一の装置内で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
再生処理設備では、同一の装置内で解泥処理と混練処理
をするために、一連の残土の再生処理が完了するまで、
新しい残土の処理を行うことができないことが問題とな
っていた。この問題は特に、次々に新しい残土が大量に
発生する大規模な建設現場において顕著であったため、
大量の残土を連続して処理可能な効率的な残土流動化処
理方法及び残土流動化処理設備が切望されていた。
【0004】また、建設現場で発生する残土の性質は一
定でなく、さらに残土の解泥状況を確認することなくセ
メント等を混練して流動化土を生成していたため、先に
生成された流動化土と次に生成された流動化土に品質の
ばらつきが生じたり、解泥処理が不十分な部分を残した
まま流動化土が形成されることが問題となっていた。そ
のため、より安定した品質の流動化土を提供できる残土
流動化処理方法および設備が切望されていた。
【0005】一方、解泥処理の過程では、従来は残土か
ら一定以上の大きさの礫分をスクリーンによって除去し
た後に解泥機で解泥処理を行っていた。しかし、残土が
粘性土質である場合には残土そのものがスクリーンを通
過しないため、解泥機に残土がスムーズに投入されず、
解泥処理そのものに遅滞を生じることがあった。そのた
め、先述の残土の効率的な処理の問題とも相俟って、効
率的な解泥処理が可能な解泥処理設備が切望されてい
た。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、大規模な建設
現場において、残土をシステマチックかつ大量に連続し
て処理可能であり、より均質で安定した高品質の流動化
土を生成可能な残土流動化処理方法及び残土流動化処理
設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願は以下のような構成とした。すなわち、建設現
場で発生した残土を水と撹拌混合することにより調整泥
土を生成し、この調整泥土を蓄積しながら撹拌して順次
移送し、前記調整泥土と固化材を加えて混練することに
より流動化土を連続して生成することを特徴とする残土
流動化処理方法を提供することとしている。
【0008】請求項2では、建設現場で発生した残土を
水と撹拌混合して調整泥土を生成する解泥機と、この解
泥機に給水する解泥用給水装置とを備えた解泥処理設備
と、前記調整泥土を蓄積し、撹拌手段で撹拌する調整泥
土槽と、前記調整泥土と固化材を混練して流動化土を生
成する混練機と、この混練機に固化材を供給する固化材
供給装置と、この混練機に給水する混練用給水装置とを
有する混練処理設備と、前記調整泥土を前記解泥処理設
備から前記混練処理設備に移送する移送手段とを有する
ことを特徴とする残土流動化処理設備を提供することと
している。
【0009】請求項3では、請求項2に記載の残土流動
化処理設備において、前記移送手段によって移送される
前記調整泥土の密度を計測する比重計を有することを特
徴としている。
【0010】請求項4では、請求項2または請求項3に
記載の残土流動化処理設備において、前記解泥処理設備
は、前記調整泥土より礫分を除去するスクリーンを有す
ることを特徴としている。
【0011】本発明による残土流動化処理方法では、建
設現場で発生した残土を水と撹拌混合して調整泥土を生
成した後、この調整泥土を蓄積しながら撹拌することに
より調整泥土を均質化する。残土が調整泥土に加工され
た段階で均質化を行うので、最終的に生成され流動化土
のばらつきをなくし、品質の安定化を図るものである。
この均質化された調整泥土を、蓄積しつつ順次他の場所
へ移送して固化材を加えて混練し、流動化土を生成する
ので、連続した残土流動化処理ができる。
【0012】また、本発明による残土流動化処理設備で
は、建設現場で発生した残土は、解泥処理設備内の解泥
機に投入される。この解泥機は、残土を給水装置より供
給される水と撹拌混合することにより、調整泥土を生成
する。生成された調整泥土は、解泥処理設備から混練処
理設備に移送される過程において、いったん調整泥土槽
に蓄積される。この調整泥土槽内では、先に生成された
調整泥土と後に生成された調整泥土が撹拌混合されるこ
とによって均質化される。混練処理設備では、以上の処
理で均質化された調整泥土に、セメント等の固化材や水
を加えて混練機内で撹拌混合を行い、流動化土を生成す
る。
【0013】以上のように、解泥処理設備と混練処理設
備を独立した構造としているため、大量の残土を連続し
て処理することが可能である。さらに、解泥処理設備に
おいては、解泥処理の後にスクリーンによって礫分を除
去することにより、効率的な礫分の除去を行うことがで
きる。流動化土生成のための水の供給にあたっては、移
送手段に設けた比重計による計測値を参考にすること
で、生成される流動化土の品質の安定化を図るための適
切な給水量を決定することができる。
【0014】以下、本発明の構成を詳述する。 (建設現場)本発明における残土流動化処理設備は、立
坑の掘削やシールド掘進など掘削によって残土が発生す
る現場一般に適用が可能である。特に発生する残土の質
が一定でない建設現場や軟弱な残土が発生する建設現場
において有効である。 (解泥処理設備)本発明における解泥処理設備は、建設
現場から発生する残土を解泥して調整泥土とする設備で
ある。解泥用撹拌装置を備えた解泥機と、解泥用給水装
置とを有する設備であればよいが、残土の組成粒度が大
である場合には、流動化調整材を加える流動化調整材供
給装置を設けても良い。この流動化調整材としてはセメ
ント混入産業廃棄物に石粉を混練したものを例示するこ
とができる。
【0015】解泥機内に投入された残土は、解泥用撹拌
装置で撹拌を行った後、解泥用給水装置により水が加え
られ、更に解泥用撹拌装置によって撹拌が加えられるこ
とでペースト状に加工される。このペースト状に加工さ
れた残土にさらに撹拌と給水を行うことで調整泥土が生
成される。尚、この解泥処理設備には、調整泥土より礫
分を除去するスクリーンを設けてもよい。 (調整泥土槽)調整泥土槽は調整泥土の均質化を行うた
めの装置であり、本体部分である大型容器の内部に、泥
土を撹拌混合する撹拌手段を設置した構造を有する。解
泥処理設備で生成された調整泥土は、混練処理が行われ
る前に本体に順次蓄積され、撹拌手段によって先に供給
された調整泥土と後に供給された調整泥土が撹拌混合さ
れることによって均質化される。流動化土の品質のばら
つきをなくすためには、残土が調整泥土に加工された段
階で均質化することが有効であるため、本発明では、こ
の装置によって調整泥土の均質化を行うものである。
【0016】調整泥土槽の本体の材質、形状、及びその
容量は特に限定されるものではないが、容量において
は、特に解泥処理設備で生成される1回の調整泥土の容
積の5〜10倍であることが好適である。この調整泥土
槽は、調整泥土が解泥処理設備から混練処理設備に移送
されるまでの過程に設置されるものであればよく、また
複数設置することも可能である。特に、解泥処理設備と
移送手段の間及び移送手段と混練処理設備の間にそれぞ
れ調整泥土槽を介在させるように形成することが好適で
ある。調整泥土槽が移送手段の途中に設けられる場合に
は、圧送ポンプをこの調整泥土槽自体に設置するように
してもよい。また、撹拌手段としては、複数段の撹拌翼
を備えた撹拌軸を駆動させる撹拌機を例示することがで
きる。
【0017】このような調整泥土槽を用いることによ
り、解泥処理設備で生成される調整泥土は先に生成され
たものと後に生成されたものとが均質化されることにな
る。 (混練処理設備)本発明における混練処理設備は、移送
手段より供給される調整泥土に、固化材を加えて混練
し、流動化土を生成する装置である。この混練処理設備
には混練用撹拌装置を備えた混練機と、混練用給水装置
と、セメント等の固化材を供給する固化材供給装置を有
しているが、流動化土の品質を調整するために混和剤供
給装置を設置してもよい。また、先述したように、混練
用給水装置による給水量を決定するにあたっては、前記
比重計の計測値を参考にしてもよい。さらに、固化材供
給装置は調整泥土の品質や要求される流動化土の品質に
応じて切り替えられるように複数形成してもよい。使用
する固化材としては、セメント及びセメント系の固化材
が好適である。混和剤供給装置によって供給される混和
剤としてはセメントの硬化時間を延長するリターダーや
流動化土に更なる流動性を付与する流動化剤、さらに水
との親和性を高める親水剤を例示することができる。
尚、この混練処理設備は、解泥処理設備と別個に設ける
が、解泥処理設備と隣接して設置したり、解泥処理設備
の下方に位置するように設置してもよく、解泥処理設備
との位置関係は限定されるものではない。すなわち、下
方に設置する場合はこれらを積み重ね、上部に解泥処理
設備、下部に混練処理設備を設置して、両設備を連結す
る移送手段を、自然落下を利用したシュート等の装置と
してもよい。 (移送手段)本発明における移送手段は、解泥処理設備
と混練処理設備の双方に連結され、解泥処理設備で解泥
処理された調整泥土を混練処理設備に移送する装置であ
り、具体的には圧送ポンプを備えたパイプラインを例示
することができる。また、混練処理設備の上方に解泥処
理設備を設置する場合には、移送手段をシュート等の装
置とすることもできる。この場合には、圧送ポンプのよ
うな装置を設けなくても、自然落下によって調整泥土を
解泥処理設備から混練処理設備に移送することができ
る。さらに、この移送手段には、後述する調整泥土槽を
解泥処理設備側、混練処理設備側それぞれの端部に設け
ることができ、さらに移送手段中に比重計等の計測装置
を設置してもよい。
【0018】尚、本発明は、以下の構成を付加しても成
立する。 (比重計)本発明における比重計は、移送手段に設置さ
れて解泥処理設備から混練処理設備に移送される調整泥
土の密度を測定する装置である。この比重計の計測値に
よって混練処理における適切な給水量を決定することが
できる。したがって、調整泥土の密度に関係なく、混練
処理設備で最終的に生成される流動化土を一定の品質に
保つことができ、流動化土の均質化を図ることができ
る。この比重計は移送手段に設置することが好適である
が、調整泥土槽に設けてもよく、また複数の場所に設置
してそれぞれの平均値を算出するようにしてもよい。 (スクリーン)本発明におけるスクリーンは、解泥処理
設備に設置される装置であり、解泥処理設備で生成され
た調整泥土から所定のサイズ以上の礫分を除去する機能
を有する。具体的には、網状の部材を振動させることに
よって礫分の除去を行う振動スクリーンを例示すること
ができる。従来は解泥処理の前にスクリーンによる礫分
の除去を行っていたが、本発明では特に、解泥処理の後
にスクリーンによる礫分の除去を行うこととすることに
より、効率的な解泥処理を実現している。また、解泥処
理設備に破砕装置とベルトコンベアを設けて、振動スク
リーンによって除去された礫分を破砕し、破砕した礫分
をベルトコンベアによって移送し、他の残土と混合して
再度解泥処理を行うようにしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1は本発明による残土流動化処理
設備の正面図であり、図2は同設備の解泥処理設備を示
す側面図、図3は混練処理設備を示す側面図である。
【0020】本発明による残土流動化処理設備1は、解
泥処理設備2と移送手段3と混練処理設備4より構成さ
れており、解泥処理設備2は混練処理設備4に隣接して
設置されている。建設現場より排出された残土5は、図
2に示すようにベルトコンベア7によって解泥処理設備
2に送出され、解泥処理設備2において解泥処理されて
調整泥土に加工される。この調整泥土は、移送手段3に
よって図3に示す混練処理設備4に送り出され、セメン
ト等と混練されて流動化土に加工される。この流動化土
は混練処理設備4よりミキサ車8に積み込まれて必要な
場所に配送されることとなる。以下、各処理設備での処
理を詳述する。
【0021】図4は本発明による流動化処理設備の構成
を示す模式図である。解泥処理設備2の解泥機9には、
ベルトスケール6を有するベルトコンベア7aが設置さ
れており、解泥機9の下方にはシュート15aを介して
振動スクリーン10が設置されている。流動化調整材供
給装置11及び解泥用給水装置12、解泥用撹拌装置1
3が解泥機9に設置され、さらに振動スクリーン10に
はシュート15bを介して破砕装置14が接続されてお
り、破砕装置14にもベルトコンベア7bが設置されて
いる。
【0022】建設現場で発生した残土5はベルトスケー
ル6によって適当な量に計量された後、ベルトコンベア
7aによって移送され、解泥機9内に投入される。解泥
機9内では、まず残土5の塊状の部分をほぐすために解
泥用撹拌装置13による撹拌が行われる。次に給水装置
12によって供給された水と残土5が解泥用撹拌装置1
3によって再度撹拌し、ペースト状になるまで練り合わ
される。残土5の組成粒度が大である場合には、必要に
応じて流動化調整材供給装置11によって流動化調整材
が図示しないホッパを介して投入される。ペースト状に
なった残土5はさらに水と混ぜ合わされて調整泥土17
に加工される。この調整泥土17は、解泥機9からシュ
ート15を介して振動スクリーン10に送出され、振動
スクリーン10の動作によって、調整泥土17内に含ま
れる一定のサイズ以上の礫分16が除去される。本実施
の形態における解泥処理設備2は、このように調整泥土
17の生成後に振動スクリーン10による礫分16の除
去を行っているので、礫分の除去後に調整泥土を生成し
ていた従来の解泥処理設備に比べて効率的に解泥処理を
行うことができる。除去された礫分16はシュート15
bによって破砕装置14に送出され、この破砕装置14
で処理可能なサイズに破砕されて、再び建設現場の他の
残土と混合される。したがって破砕された礫分16に
は、他の残土が解泥処理される時に、同時に再度解泥処
理が行われることとなる。尚、破砕装置14で破砕され
た礫分16を直接解泥機9に送り込み、再度解泥処理を
行うようにしてもよい。
【0023】以上の解泥処理の工程によって生成された
調整泥土17は調整泥土槽21a、移送手段3、調整泥
土槽21bを介して混練処理設備4に送出される。本実
施の形態においては、この移送手段3は図4に示すよう
に圧送ポンプ18とパイプライン19によって構成され
ている。パイプライン19は解泥処理設備2、混練処理
設備4とそれぞれ調整泥土槽21a、21bを介して連
結されており、パイプライン19上には比重計20が設
置されている。さらに各調整泥土槽21a、21bには
それぞれ撹拌手段22a、22bが設置されている。
【0024】解泥処理設備2の振動スクリーン10より
送出された調整泥土17は、解泥処理設備側の調整泥土
槽21a(以下、一次調整泥土槽21a)にいったん送
出される。送出された調整泥土17はすぐにパイプライ
ン19に送出されるのではなく、一次調整泥土槽21a
内でいったん蓄積され、後で処理された調整泥土と撹拌
手段21aによって撹拌混合される。一次調整泥土槽2
1a内では解泥処理された調整泥土17が数回蓄積され
るまで撹拌混合によって均質化された後、パイプライン
19を介して混練処理設備側の調整泥土槽21b(以
下、二次調整泥土槽21b)に送出される。このパイプ
ライン19を通過する際に、調整泥土17の密度が比重
計20によって検出される。同様に、二次調整泥土槽2
1bはパイプライン19によって移送された調整泥土1
7を蓄積し、撹拌手段21bの撹拌混合によって調整泥
土17を均質化する。このように複数回の均質化が行わ
れた調整泥土17は、図示しないホッパを介して混練処
理設備4に送出される。上述したように、本実施の形態
では調整泥土が解泥処理設備2から混練処理設備4に移
送されるまでの過程に調整泥土槽21a、21bを設け
ているので、混練処理を行う前に調整泥土17を均質化
することができ、結果として流動化土の品質の安定化を
図ることができる。
【0025】混練処理設備4は図4の模式図に示すよう
に混練機23と固化材供給装置24、混練用給水装置2
5、混和剤供給装置26、流動化土ホッパ27、混練用
撹拌装置28によって構成される。送出された調整泥土
17は混練機23内においてセメント供給装置24から
供給される固化材及び混練用給水装置25から供給され
る水と混合され、混練用撹拌装置28によって撹拌され
て、流動化土29に加工される。本実施の形態では固化
材としてセメントが使用されている。また、本実施の形
態においては、混練用給水装置25の最適な給水量を、
先に移送手段3の比重計20で計測された調整泥土17
の密度の計測値が参考にした上で決定している。したが
って、供給される調整泥土17の密度に関係なく、生成
される流動化土29の品質を均質化することができる。
この混練処理の過程において、流動化土の使用目的や流
動化状態によって混和剤供給装置26より適当な混和剤
が供給される。この混和剤としては、セメントの硬化時
間を延長するリターダーや、流動化土に更なる流動性を
付与する流動化剤、さらに水との親和性を高める親水剤
を使用することができる。
【0026】このようにして生成された流動化土29は
流動化土ホッパ27に蓄積される。またこの流動化土ホ
ッパ27の下方にはゲート30が付設されており、ゲー
ト30の下方には、ミキサ車8の駐車可能なスペースが
形成されている。流動化土29はゲート30から適宜ミ
キサ車8に供給され、このミキサ車8によって流動化土
を埋戻材として使用する各建設現場に配送される。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、解泥処理と混練処理を
連続的に別個に行うので、大量の残土を連続して効率的
に処理することができ、さらに品質の安定した流動化土
を提供することが可能である。
【0028】また流動化土を埋戻材として使用する他の
建設現場においても、安定した品質の流動化土を使用で
きるので、埋め戻し作業の効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における残土流動化処理設備の正面図で
ある。
【図2】本発明における残土流動化処理設備の解泥処理
設備の側面図である。
【図3】本発明における残土流動化処理設備の混練処理
設備の側面図である。
【図4】本発明における残土流動化処理設備の構成を示
す模式図である。
【符号の説明】
1・・残土流動化処理設備 2・・解泥処理設備 3・・移送手段 4・・混練処理設備 5・・残土 6・・ベルトスケール 7a、7b・・ベルトコンベア 8・・ミキサ車 9・・解泥機 10・・振動スクリーン(スクリーン) 11・・流動化調整材供給装置 12・・解泥用給水装置 13・・解泥用撹拌装置 14・・破砕装置 15a、15b・・シュート 16・・礫分 17・・調整泥土 18・・圧送ポンプ 19・・パイプライン 20・・比重計 21a、21b・・調整泥土槽 22a、22b・・撹拌手段 23・・混練機 24・・セメント供給装置装置 25・・混練用給水装置 26・・混和剤供給装置 27・・流動化土ホッパ 28・・混練用撹拌装置 29・・流動化土 30・・ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手納 和敏 東京都千代田区富士見二丁目10番26号 前 田建設工業株式会社内 (72)発明者 白相 六郎 東京都千代田区飯田橋三丁目11番18号 株 式会社ミヤマ工業内 (72)発明者 田村 真 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社内 Fターム(参考) 4D004 AA32 AC07 BA02 CA04 CA10 CA15 CC03 CC13 DA01 DA20 4D059 AA09 BF20 BJ16 CB27 CC04 DA66 DA70 EB20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設現場で発生した残土を水と撹拌混合
    することにより調整泥土を生成し、この調整泥土を蓄積
    しながら撹拌して順次移送し、前記調整泥土と固化材を
    加えて混練することにより流動化土を連続して生成する
    ことを特徴とする残土流動化処理方法。
  2. 【請求項2】 建設現場で発生した残土を水と撹拌混合
    して調整泥土を生成する解泥機と、この解泥機に給水す
    る解泥用給水装置とを備えた解泥処理設備と、 前記調整泥土を蓄積し、撹拌手段で撹拌する調整泥土槽
    と、 この調整泥土槽から送られた調整泥土と固化材を混練し
    て流動化土を生成する混練機と、この混練機に固化材を
    供給する固化材供給装置と、この混練機に給水する混練
    用給水装置とを有する混練処理設備と、 前記調整泥土を前記解泥処理設備から前記混練処理設備
    に移送する移送手段とを有することを特徴とする残土流
    動化処理設備。
  3. 【請求項3】 前記移送手段によって移送される前記調
    整泥土の密度を計測する比重計を有することを特徴とす
    る、請求項2に記載の残土流動化処理設備。
  4. 【請求項4】 前記解泥処理設備は、前記調整泥土より
    礫分を除去するスクリーンを有することを特徴とする、
    請求項2または請求項3に記載の残土流動化処理設備。
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