JP2000119987A - トルマリン微粒子含有紙及びその製造方法 - Google Patents

トルマリン微粒子含有紙及びその製造方法

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JP2000119987A
JP2000119987A JP10303233A JP30323398A JP2000119987A JP 2000119987 A JP2000119987 A JP 2000119987A JP 10303233 A JP10303233 A JP 10303233A JP 30323398 A JP30323398 A JP 30323398A JP 2000119987 A JP2000119987 A JP 2000119987A
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和男 世古口
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Yasunobu Nakamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルマリン微粒子やその他の添加物微粒子が
抄紙工程で漏出するのを抑制し、かつパルプ全体にわた
って均一に分散させたトルマリン微粒子含有紙を提供す
る。 【解決手段】 パルプと、トルマリン微粒子含有繊維と
を絡合して成るトルマリン微粒子含有紙とするととも
に、パルプを水中で離解分散し、叩解処理して得られた
フィブリル化パルプと、トルマリン微粒子含有繊維とを
絡合させ、抄紙することにより、上記トルマリン微粒子
含有紙を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なトルマリン
微粒子含有紙及びその製造方法に関する。さらに詳しく
は、本発明は、活性電子を放出して生体細胞を賦活する
作用を有し、食品類の鮮度保持素材、農作物の生育促進
素材、健康用素材、環境改善素材、医療用素材などとし
て好適なトルマリン微粒子含有紙、及びこのものを効率
よく製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】活性電子は生体細胞を賦活し、生体に対
して好影響を与えることが知られている。そして、近
年、この活性電子を、例えば自律神経系や運動神経系の
調節、熟睡、精神安定化、疲労回復の促進などに利用す
る研究が盛んに行われるようになった。
【0003】ところで、このような活性電子を放出する
物質の1つに、天然産のトルマリンがある。このトルマ
リンは、永久自発電気分極をしている物質で、外部電界
の影響で分極のベクトルが変わらず、また、鉱物の中で
最も強い永久分極特性を示す上に、遠赤外線の放射も認
められる。さらに、イオン結晶が外力に対応して誘電分
極を生じる圧電効果や、急速に熱を受けたとき表面に電
荷が現れる焦電効果も観測される。
【0004】本発明者らは、このようなトルマリンの機
能に着目し、これを健康衣料品材料に利用することにつ
いて種々研究を重ね、先にトルマリンの微粒子3〜4重
量%含有するエレクトレット繊維を提案した(特公平6
−104926号公報)。しかしながら、このトルマリ
ン含有繊維は、繊維形状であるため使用範囲が限定さ
れ、例えば障子紙や壁紙、あるいは野菜肉などの鮮度保
持用袋などの用途に使用するには、不適当である。ま
た、このような用途に便利なようにトルマリン微粒子を
含有させた紙を製造することも考えられるが、原料パル
プにトルマリン微粒子を混合して抄紙する場合、トルマ
リン微粒子を均一に分散させることは極めて困難な上
に、たとえ分散させたとしても、単にパルプの表面にト
ルマリン微粒子が付着しただけのものであるため、長時
間の使用に耐えず、また紙表面の平滑性を欠き、しかも
抄紙過程でトルマリン微粒子が抄紙機から多量逃散し、
歩留まりが悪くなるのを免れない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情のもとで、トルマリン微粒子やその他の添加物微粒
子が抄紙工程で漏出するのを抑制し、かつパルプ全体に
わたって均一に分散させたトルマリン微粒子含有紙を提
供することを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、トルマリ
ンを含有する紙を開発するために鋭意研究を重ねた結
果、パルプを水中で離解分散し、叩解処理して得られた
フィブリル化パルプとトルマリン微粒子含有繊維とを絡
合させ、抄紙することにより、その目的を達成しうるこ
とを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至
った。
【0007】すなわち、本発明は、パルプと、均一に分
散されたトルマリン微粒子を含有する繊維とが絡合して
成るトルマリン微粒子含有紙を提供するものである。前
記トルマリン微粒子含有紙は、本発明に従えば、パルプ
を水中で離解分散したのち、叩解処理してフィブリル化
し、次いで、このフィブリル化したパルプと、均一に分
散されたトルマリン微粒子を含有する繊維とを絡合さ
せ、抄紙することにより、製造することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のトルマリン微粒子含有紙
においては、均一に分散されたトルマリン微粒子を含有
する繊維が用いられるが、この繊維素材は、再生繊維、
半合成繊維、合成繊維のいずれでもよく、特に制限はな
い。例えばトルマリン微粒子が均一に分散された、レー
ヨンなどの再生繊維、アセテートなどの半合成繊維、ポ
リビニルアルコールやポリアクリロニトリルなどの合成
繊維を用いることができる。
【0009】また、前記トルマリンは、組成式 MX33Al3(AlSi293(O,OH,F)4 (式中のMはNa又はCa、XはAl、Fe、Li、M
g又はMnである)で表わされるものである。トルマリ
ンの純粋なものは、宝石として用いられ、現在では人工
的に結晶を合成することもできるが、本発明において
は、このような人工的に得られるトルマリンも用いるこ
とができる。このトルマリンは、永久自発電気分極を行
う物質で、外部電界の影響で分極のベクトルを変えな
い。また、トルマリンは、鉱物の中で最も強い永久分極
特性を示すとともに、遠赤外線の放射を行うことも知ら
れている。そして、イオン結晶が外力による応力に対応
して誘電分極を生じる圧電効果や、結晶の一部を熱した
とき表面に電荷が現れる焦電効果も観測される。さら
に、このトルマリンを微粒子状にして繊維に含有させた
ものから、活性電子が放出されることは、すでに確認さ
れている。
【0010】トルマリンは永久自発電気分極能力を有す
るので、微細粒子にすれば、微細化されたそれぞれの微
粒子が分極し、活性電子の放出を効果的に行うことがで
きる。本発明においては、このようなトルマリンを粒子
径が1.0μm以下の微粒子状で用いるのが好ましい。
このようなトルマリン微粒子は、例えば湿式粉砕法によ
って調製することができる。該繊維中のトルマリン微粒
子の含有量としては、通常0.3〜10重量%の範囲で
選ばれるが、所望に応じさらに少なくしたり、多くする
こともできる。
【0011】また、このトルマリン微粒子含有繊維に
は、トルマリン以外に、他の効果を与えるために、他の
セラミックス、例えばアルミナ、ケイ酸を主体とするコ
ージェライトやβ‐スポジュメン、ジルコニア、ジルコ
ン、マグネシア、チタン酸アルミニウム、ファクサイト
などの遠赤外線放射材料などを含有させてもよいし、さ
らに二酸化マンガン、酸化鉄、酸化クロム、酸化コバル
ト、酸化銅などの遷移金属化合物などを含有させてもよ
い。これらの他の添加材料は、粒子径1.0μm以下の
微粒子を用いるのが有利である。また、繊維中の含有量
については特に制限はなく、各種状況に応じて適宜選定
することができる。前記トルマリン微粒子及び所望によ
り用いられる他の添加材料微粒子を含有する繊維は、例
えば特開平9−188915号公報、特開平9−241
919号公報、特開平10−121322号公報などに
記載されている公知方法によって製造することができ
る。
【0012】本発明においてトルマリン微粒子含有繊維
と絡合させるのに用いるパルプについては、特に制限は
なく、例えば原料によって分類される針葉樹パルプ、広
葉樹パルプ、針葉樹,広葉樹混合パルプ、わらパルプな
ど、いずれも用いることができるし、また製法や精製度
によって分類される機械パルプ、セミ化学パルプ、化学
パルプ、漂白化学パルプなど、いずれも用いることがで
きる。さらに、バージンパルプ以外に、古紙パルプなど
の再生パルプも用いることができる。
【0013】本発明のトルマリン微粒子含有紙は、これ
らのパルプと、前記トルマリン微粒子含有繊維とが絡合
してなるものであって、上記パルプとトルマリン微粒子
含有繊維との割合は、通常重量比6:1ないし2:5の
範囲で選ばれる。
【0014】また、トルマリン微粒子の含有量は、紙全
量に基づき、通常0.01〜5.0重量%の範囲で選ば
れる。この含有量が0.01重量%未満では活性電子の
放出量が少なすぎて、所望の効果が十分に発揮されない
し、5.0重量%を超えるとその量の割には効果の向上
がみられず、むしろ経済的に不利となる。活性電子の放
出量及び経済性のバランスなどの面から、この微粒子状
トルマリンの好ましい含有量は、紙全量に基づき0.0
5〜3.0重量%の範囲である。さらに、所望により用
いられる他の添加材料微粒子の含有量は、紙全量に基づ
き、通常10重量%以下である。
【0015】本発明のトルマリン微粒子含有を好適に製
造するには、まず、前記パルプを水中で離解分散したの
ち、叩解処理して、パルプのフィブリル化を行う。次い
で、このフィブリル化したパルプと、前記のトルマリン
微粒子と所望により他の添加材料微粒子を含有する繊維
とを、所望の割合で機械的に混合して絡合させ、抄紙す
ることにより、所望のトルマリン微粒子含有紙を製造す
る。この際、所望により、公知の各種添加剤、例えば酸
化防止剤、安定剤、分散剤、難燃剤、抗菌剤、防カビ
剤、防臭剤、着色剤、紫外線吸収剤などを適宜添加して
もよい。また、パルプとトルマリン微粒子含有繊維とを
結合するために、バインダー繊維を添加してもよい。こ
のバインダー繊維としては、例えば3〜7mm程度に切
断された高温、湿潤時に接着性をもつポリビニルアルコ
ール繊維やポリエチレンテレフタレート繊維などが用い
られる。
【0016】次に、添付図面に従って、本発明の好まし
い実施形態について説明する。図1は、本発明方法によ
り、トルマリン微粒子含有紙を製造するための1例の工
程図であって、まず、パルプ混合工程において、水10
0重量部とパルプ1〜10重量部程度を混合したのち、
離解工程において、離解機によりパルプを離解分散させ
る。次いで、叩解工程において、叩解機(リファイナ
ー)により、パルプを叩解処理してフィブリル化したの
ち、配合工程において、トルマリン微粒子含有繊維及び
所望により用いられる各種添加剤やバインダー繊維を、
それぞれ所定の割合で配合し、フィブリル化パルプとト
ルマリン微粒子含有繊維とを十分に絡合させる。次に、
貯溜工程、濃度調整工程を経たのち、希釈工程において
白水を加え、固形分濃度が0.1重量%前後になるよう
に希釈する。さらに、スクリーン工程で不純物を除去し
たのち、抄紙工程でパルプのシート化を行う。続いて、
脱水工程、プレス工程、乾燥工程、選別工程を順次経た
のち、最後の巻取り工程において、紙をロール化する。
この製紙工程においては、トルマリン微粒子含有繊維及
び所望により用いられる各種添加剤やバインダー繊維の
配合を配合工程で行ったが、離解工程で行ってもよい。
【0017】本発明においては、このようにフィブリル
化したパルプとトルマリン微粒子含有繊維を絡合させて
抄紙することにより、トルマリン微粒子や所望により用
いられる添加材料微粒子が抄紙工程で漏出するのを抑制
し、かつパルプ全体にわたって、それらを均一に分散、
混入することができる。
【0018】本発明のトルマリン微粒子含有紙は、活性
電子を放出するが、この活性電子の放出量は、トルマリ
ンの焦電効果と圧電効果に左右される。そして、圧電効
果は焦電効果よりも活性電子の放出効果が大であり、ト
ルマリン微粒子含有紙中の摩擦に左右される。一方、活
性電子の放出量と鮮度保持との関係については、トルマ
リンからの活性電子の放出量が多いと、生鮮食品の鮮度
保持期間が長くなる。この理由については、生鮮食品が
空気中のフリーラジカル状の酸素により老化あるいは腐
敗するのをトルマリンから放出される活性電子が防止す
ること及び植物の気孔を閉じたり、葉からの水分蒸散を
防ぐ役割を果している植物ホルモンのアブシジン酸に、
トルマリンから放出される活性電子が作用し、活性化す
ることなどが考えられる。
【0019】また、本発明のトルマリン微粒子含有紙
は、適度なガス透過性及び水蒸気透過性を有しており、
生鮮食品や花弁類などを包装又は被覆した場合、水滴の
発生を防止するとともに、保湿効果をも有し、かつエチ
レン、二酸化炭素、酸素などのガスも適宜透過し、生鮮
食品や花弁類などの鮮度保持を行う。また、活性電子に
より生体細胞が賦活される作用を利用することにより、
果物類に袋掛けすることにより良質の果実を得ることが
できる。さらに、空気中の微粒子のろ過と同時に空気を
活性電子により活性化することもできる。
【0020】本発明のトルマリン微粒子含有紙の具体的
な用途としては、(1)花弁の包装、生鮮食料品の包
装、肉類、魚類の包装、(2)農業用として果物、野菜
の栽培の際の生育の促進、(3)障子紙に使用し、部屋
の中の空気のマイナスイオンの増大、(4)クリーンル
ームのフィルターに使用したとき、紙がマイナスに荷電
することによりプラスのイオンをもった微粒子の固着に
よる空気のフィルター効果の向上、さらには(5)室内
のインテリアとしてのカーテン、ロールスクリーン、ア
コーディオンカーテン、(6)壁紙などを挙げることが
できる。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。なお、この例における水の電気伝導
度の変化は、次のようにして行った。
【0022】[水の電気伝導度の変化の測定]トルマリ
ン含有紙を円錐状のコーン形状に巻き、さらにトルマリ
ン含有紙をもみほぐして、わた状態にして前記コーン中
に詰め込み、試料を作成し、下記のようにして活性電子
を発生させ、水の電気伝導度の変化を測定した。結果を
表1及び表2に示す。図2は、活性電子の発生状況を調
べるための実験装置の要部の説明図であって、活性イオ
ン発生源となる測定試料Sは、試料収納器1に充填され
る。この試料収納器1は、たて長状密閉容器例えば耐熱
ガラス製円筒体をもって構成され、その中間部分に試料
Sが充填され、必要に応じその上下をフィルターのよう
な通気性材料で試料が移動しないように固定されてい
る。この試料収納器1には、温度検出手段例えば温度計
2及び加熱手段例えば電熱線3が備えられ、内部温度が
一定に保たれるように制御可能に構成されている。
【0023】活性イオンを測定する場合には、非イオン
性不活性イオンガス(本例では空気)がポンプ4により
ガス導入管5を通って二酸化炭素除去装置(本例ではト
リエタノールアミン)6に送られ、導入管7を経て試料
充填部の上部から導入され、試料Sに接触しながら活性
イオンを担送して試料充填部の下部に取り付けられた活
性イオン担送ガス排出管8により取り出される。
【0024】この活性イオン担送ガスは、次に恒温槽9
内で一定温度に保持されている蒸留水収容容器10に導
入され、この中の蒸留水11と接触したのち、排気口1
2より排出される。蒸留水は、活性イオン担送ガスと接
触することにより、電気伝導度が上昇するので、これを
蒸留水中に浸漬した電極対13,13′を介して電気伝
導度測定装置14により経時的に測定する。
【0025】実施例 (1)トルマリン含有レーヨン繊維の製造 原料パルプ100重量部に対し、20重量%濃度のか性
ソーダ水溶液350重量部を加え、スラリー温度55℃
にて20分間かきまぜたのち、圧搾、粉砕により、アル
カリセルロースを調製した。次いで、このアルカリセル
ロースに、二硫化炭素30重量部を加え、シールボック
スのベルトコンベアー上に、35℃で30分間静置する
ことにより、セルロースキサントゲン酸ナトリウムを
得、次いでこれを、か性ソーダ水溶液で希釈して紡糸原
液(セルロース8.7重量%、全アルカリ分6.0重量
%、全硫黄分2.4重量%)を調製した。これに湿式粉
砕法で得られた粒子径1.0μm以下(平均粒子径0.
7μm)のトルマリン微粒子を、繊維に対しそれぞれ
0.5、3.0重量%の割合で均一に混合した。このよ
うにして得られたトルマリン微粒子を含有する紡糸原液
を、孔径0.06mm、孔数10000の紡糸口金を使
用し、紡糸速度60m/分にて、硫酸120g/リット
ルと硫酸ナトリウム330g/リットルと硫酸亜鉛15
g/リットルとを含有する温度50℃の紡糸浴に紡糸し
たのち、通常の二浴緊張紡糸法により延伸し、繊度1.
5dのトルマリン含有レーヨン繊維を得た。
【0026】(2)トルマリン含有レーヨン紙の製造 図1に示す製紙工程図に従い、配合工程において、叩解
されたパルプに前述したトルマリン含有レーヨン繊維を
混合した。その際、表1、表2に示すように、それぞれ
紙に対して14、24、29、68重量%混入した。表
1、表2にA〜Gの7種類のシリーズについて、試料の
種類、レーヨン繊維中のトルマリン含有量、紙に対する
レーヨン繊維の配合割合、パルプの種類と紙に対する配
合割合、バインダーの種類と紙に対する配合割合、パル
プの叩解条件を示す。バインダーとしては、ポリビニル
アルコール(PVA)3.0重量%又はポリエチレンテ
レフタレート(PET)3.0重量%を混入した。な
お、トルマリン含有繊維とバインダーの残りがパルプの
配合割合である。その後、図1の貯溜工程から巻取工程
を経て、トルマリン含有紙を製造した。得られたトルマ
リン含有紙の寸法は、250×250mmで、その坪量
はいずれも40g/m2であった。
【0027】比較例 トルマリンを含有せず、レーヨン繊維14重量%、パル
プK83重量%、ポリビニルアルコール3重量%の配合
割合で、実施例に準じて抄紙し、水の電気伝導度を実施
例の(3)と同様にして測定したところ、測定開始して
から3時間経過後の電気伝導度増加量は0.05μS/
cmであった。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】(注)パルプの種類の中で、パルプKとは
クラフトパルプ(硫酸塩パルプ)であり、パルプDとは
溶解パルプである。
【0031】以上の実施例及び比較例より以下のことが
分った。 (1)電気伝導度について 表1、2に示される(1)試料の種類のAシリーズから
Dシリーズまでを図3〜図6に示した。縦軸は、電気伝
導度の増加量(μS/cm)であり、横軸は紙に対する
トルマリン含有レーヨン繊維配合割合(重量%)及びパ
ルプの配合割合(重量%)である。また、白点表示はト
ルマリン含有0.5重量%であり、黒点表示は、トルマ
リン含有3.0重量%である。いずれの電気伝導度の増
加値も比較例の値0.05μS/cmよりも高い値を示
している。
【0032】(2)トルマリン含有レーヨン繊維中のト
ルマリン含有割合について 図3〜図6に示されるように、白点の0.5重量%トル
マリン含有レーヨン繊維の方が、3.0重量%トルマリ
ン含有レーヨン繊維よりも電気伝導度の増加量がほとん
どの場合に高くなっている。これは紙のように圧電効果
による活性が支配的な試料では高い活性効果を示してい
る。
【0033】(3)バインダー繊維の影響 活性に及ぼす効果の中で大きなものの1つとしてバイン
ダー繊維の影響がある。PVAをバインダー繊維とした
Aシリーズ(図3)、Cシリーズ(図5)の活性はPE
Tをバインダー繊維としたBシリーズ(図4)、Dシリ
ーズ(図6)に比べて明瞭な差が認められる。このこと
はPVAをバインダー繊維とした紙の1本1本の繊維の
動きの制限がPETをバインダー繊維とした紙に比して
少ないことによるものと思われる。
【0034】(4)パルプの叩解によるフィブリル化の
効果 図7にパルプDとパルプKの叩解度の活性の及ぼす効果
を示したが、叩解の効果は活性を高めるためにめざまし
い影響を与えている。このことは、叩解によるフィブリ
ル化の進行により圧電効果を高めたことによるものと考
えられる。また、この場合にもパルプの影響が出てきて
おり、パルプDがパルプKに比べてフィブリル化しやす
いことを示唆している。
【0035】(5)電子顕微鏡観察 試料C−2同等のトリマリン0.145重量%を含有す
るレーヨン繊維を離解工程で混入した紙の叩解工程後状
態を、日立走査型電子顕微鏡S−4500型で、加速電
圧15.0kVにて観察したところ、図8(倍率100
0倍)に示すように、パルプ(P)とトルマリン含有レ
ーヨン繊維(L)が互いに交絡していることが分かる。
【0036】応用例1 生鮮食品の鮮度保持試験 試料(イ)は、トルマリンを含有していない厚さ50μ
mの紙、試料(ロ)は表1の試料C−2である。粒径
1.0μm以下(平均粒径0.7μm)のトルマリン微
粒子0.145重量%を含有し、バインダーとしてPV
Aを使用した厚さ50μmの紙である(試料C−2)。
前記各紙からなる容量600ml(20cm×10cm
×3cm)の袋体に、(a)青梅、(b)キュウリ及び
(c)まぐろをそれぞれ封入し、経時による鮮度の変化
を以下のようにして調べ、その結果を表3に示した。そ
して、同時に活性電子放出量(水の電気伝導度の値)と
の関連性を検討した。
【0037】(a) 青梅の鮮度変化は、青梅10個
(約300g)をそれぞれ袋体に入れ、青梅が黄色にな
り始めるまでの日数を求めることにより調べた。 (b) キュウリの鮮度変化は、キュウリ2個(約40
0g)をそれぞれ袋体に入れ、キュウリにカビが発生し
始めるまでの日数を求めることにより調べた。 (c) まぐろの鮮度変化は、まぐろの切身5個(約3
00g)をそれぞれ袋体に入れて、冷蔵庫に入れ、変色
し始めるまでの日数を求めることにより調べた。
【0038】
【表3】
【0039】(注) 試料(ロ)の向上率は、次式より算出した。 (ロ)の向上率(%)=[(ロ)/(イ)]×100
【0040】表3から、トルマリン微粒子を含有する紙
(ロ)の袋体に入れた生鮮食品の鮮度保持日数は、トル
マリン微粒子を含まない紙(イ)の袋体に入れた生鮮食
品の鮮度保持日数より大幅に延長されることが分かる。
【0041】応用例2 脳波測定試験 本発明による瞑想箱A(幅90cm,奥行90cm,高
さ190cm)をその各稜線は木柱で作成し、側部及び
天井は前記試料(ロ)(試料C−2)のトルマリン含有
紙製の障子を張り、かつ左右に2分割可能に作成した。
また、比較例として、トルマリンを含有していない表2
のG比較例の紙からなる障子紙で張った瞑想箱Bを作成
した。これら両瞑想箱A,B内に入り、椅子に着座した
被験者(31歳の健康な男性)の脳波を脳波計により測
定し、その脳波の変化を比較検討して、どちらが生体細
胞に作用して、精神の安定化、気持ちのリラックス化を
もたらすかを実験した。脳波導出電極には、Ag−Ag
Cl皿型電極(日本光電社製)を用い、国際10−20
法に従い、頭皮上16か所に配置した。基準電極は両耳
朶連結とした。各電極のインピーダンスは10kΩ以下
となるように、脳波電極用ペースト(日本光電社製El
efix)を用いて固定した。
【0042】被験者は、まず椅子に着座して脳波を測定
し、次に前記瞑想箱A,Bの中に入り15分経過後に脳
波を測定し、そして、再び瞑想箱から外に出て脳波を測
定した。このように測定したデータは、脳波計(日本光
電社製EEG−4400)にて増幅率10μV/mm、
ハイカットフィルタ120Hz、時定数0.3SECの
条件下で抽出すると同時に、EEGマッピングシステム
(日本光電社製Neuromap)にてデジタル変換
し、光磁気ディスクに記録した。記録したデータに対
し、off−lineでFFT処理を行い、パワースペ
クトルを算出し、各記録部位におけるα帯域(8〜13
Hz)のパワー値から、二次元等電位図(トポグラム)
を作成し、α帯域の脳波活動の頭皮上電位分布を観察し
た。すなわち図9、図10(それぞれ頭皮上の電位分布
図)に示すように、α帯域のパワー値を、紫(aで示
す)、青(bで示す)、白(cで示す)、黄(dで示
す)、茶(eで示す)、赤(fで示す)の6段階に分
け、最も低いパワー値紫から順次、最も高いパワー値赤
までを示した。この結果、図9に示すように、本発明の
瞑想箱A外で測定した値(イ)に対して、本発明の瞑想
箱A内に入り15分間経過後の測定値(ロ)では、使用
により左後頭部より中央部にかけてα帯域活動の上昇が
認められ、再び瞑想箱を取り外して15分経過後に測定
した値(ハ)でもその傾向は続いている。一方、図10
に示すように、比較例の場合には瞑想箱B外で測定した
値(イ)と、ダミー瞑想箱Bの中に入り15分間経過後
の値(ロ)、及び再び瞑想箱を取り外して15分経過後
に測定した値(ハ)の後頭部のα帯域活動は、初めの測
定値(イ)とほとんど変わらなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明のトルマリン微粒子含有紙の製造
方法によれば、フィブリル化したパルプとトルマリン微
粒子含有繊維とを絡合させ、抄紙することにより、トル
マリンの圧電効果を著しく高め、活性電子の放出を効果
的に行うことができる。さらに、トルマリン微粒子の脱
落、漏洩が極めて少なく、かつ均一に分散させることが
できる。本発明のトルマリン微粒子含有紙は、活性電子
を放出して生体細胞に賦活効果を与えて、食品類の鮮度
保持素材、農産物の生育促進素材、健康用素材、環境改
善素材、医療用素材などとして好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明方法により、トルマリン微粒子含有紙
を製造するための1例の工程図。
【図2】 活性電子の発生状況を調べるための実験装置
要部の説明図。
【図3】 実施例のAシリーズ紙におけるトルマリン含
有レーヨン繊維及びパルプの配合割合と電気伝導度の増
加値との関係を示すグラフ。
【図4】 実施例のBシリーズ紙におけるトルマリン含
有レーヨン繊維及びパルプの配合割合と電気伝導度の増
加値との関係を示すグラフ。
【図5】 実施例のCシリーズ紙におけるトルマリン含
有レーヨン繊維及びパルプの配合割合と電気伝導度の増
加値との関係を示すグラフ。
【図6】 実施例のDシリーズ紙におけるトルマリン含
有レーヨン繊維及びパルプの配合割合と電気伝導度の増
加値との関係を示すグラフ。
【図7】 実施例におけるE、Fシリーズ紙における叩
解時間と電気伝導度の増加値との関係を示すグラフ。
【図8】 トルマリン微粒子含有紙の1例の電子顕微鏡
写真図。
【図9】 試験例2において、本発明の瞑想箱(A)を
使用した場合の頭皮上電位分布図。
【図10】 試験例2において、比較例の瞑想箱(B)
を使用した場合の頭皮上電位分布図。
【符号の説明】
1 試料収納器 2 温度計 3 電熱線 4 ポンプ 5 ガス導入管 6 二酸化炭素除去装置 7 導入管 8 活性イオン担送ガス排出管 9 恒温槽 10 蒸留水収容容器 11 蒸留水 12 排出口 13,13′電極対 14 電気伝導度測定装置 S 試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉原 俊雄 東京都新宿区百人町2−20−23 生命エネ ルギー工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 三男 東京都新宿区百人町2−20−23 生命エネ ルギー工業株式会社内 (72)発明者 世古口 和男 東京都新宿区百人町2−20−23 生命エネ ルギー工業株式会社内 (72)発明者 清水 亮 大阪府大阪市北区中之島3丁目6番32号 株式会社興人内 (72)発明者 中村 泰信 福岡県八女市津江1215 株式会社中村製紙 所内 Fターム(参考) 4L035 BB03 FF01 FF02 FF05 JJ08 KK01 KK05 4L055 AF10 AF43 AG25 AG96 AH01 EA16 EA32 FA14 FA20 FA30 GA21 GA23 GA25 GA30 GA31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルプと、均一に分散されたトルマリン
    微粒子を含有する繊維とが絡合して成るトルマリン微粒
    子含有紙。
  2. 【請求項2】 トルマリン微粒子の粒子径が1.0μm
    以下で、かつその含有量がトルマリン微粒子含有紙全量
    に基づき0.01〜5.0重量%である請求項1記載の
    トルマリン微粒子含有紙。
  3. 【請求項3】 パルプを水中で離解分散したのち、叩解
    処理してフィブリル化し、次いで、このフィブリル化し
    たパルプと、均一に分散されたトルマリン微粒子を含有
    する繊維とを絡合させ、抄紙することを特徴とするトル
    マリン微粒子含有紙の製造方法。
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